JP6944203B2 - コネクタ - Google Patents

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本発明は、電線を接続するコネクタなどに関する。特には、鉄道の信号系統などの屋外の過酷な環境でも使用可能な、防水性・耐振動性・耐衝撃性・耐久性・信頼性に優れたコネクタなどに関する。また、そのようなコネクタに用いることもできるガスケットやボルトに関する。
鉄道の列車在線検知システムやポイント切り替え確認システムにおいては、軌道回路の信号電流を通す通電線が、レールに接続されている。このような鉄道用レールに直接接続する電線のコネクタは、耐振性・耐衝撃性や防水性が求められる。また、高速・公共輸送の保安信号設備として、高い信頼性も必須である。
本願出願人らは、特許文献1(特開2004-169781)の耐振コネクタを開発した。図9・図10のコネクタCは、高速鉄道の信号・保安設備の例としての接着照査器に設置されているものである。なお、接着照査器とは、軌道の切り替えポイントで、軌道の切り替えの完了を確認する装置である。なお、これらの図においては、構成部品や部位の符号・名称は、特許文献1のものと異なっている。
図9は、特許文献1の図2に示されている耐振コネクタの側面断面図である。プラグPとレセプタクルRが分離している状態である。
図10は、図9に示されている耐振コネクタの、プラグPとレセプタクルRが合体した状態の側面断面図である。
図9において、左側に、照査器(図示されず)のコネクタ取付けパネル100が、上下に延びる帯状に示されている。このパネル100に、コネクタCのレセプタクルRが取り付けられている。レセプタクルRは、オスコンタクト(導電ピン)101や、それを保持するピンインシュレータ105などを備える。ピンインシュレータ105は、固定用のビス108で、パネル100に固定されている。ピンインシュレータ105とパネル100の間は防水パッキン109が挟まれている。
図9の右側には、プラグPが示されている。プラグPは、メスコンタクト121や、それを保持するソケットインシュレータ125、それらを内包する本体カバー129などを備える。本体カバー129内の下部には、メスコンタクト121の右端部に接続されたケーブル素線141や、ケーブル143の端部が収容されている。ケーブル143の外周にはケーブルパッキン145が設けられている。
ケーブル素線141は、本体カバー129内で、L字型に90度屈曲している。すなわち、ケーブル143は、本体カバー129に、図の下方から、コネクタの接続軸(通常水平)に直角に入っている。これは、接着照査器へのコネクタの取付けスペースに限りがあるので、照査器からのコネクタ(プラグP)の突出寸法を最小限にするためである。また、振動による共振を抑制するためである。
本体カバー129の左端面には、パネル100と本体カバー129との間をシールするパッキン133が配置されている。本体カバー129は、図10に示す締結ボルト149で、取付けパネル100に固定される。本体カバー129内にはレジン138が充填されている。なお、上記パッキン109・133は、照査器側からの振動や衝撃を吸収する作用もある。
図10は、プラグPをレセプタクルRに挿入した状態である。この状態では、レセプタクルRのオスコンタクト101が、プラグPのメスコンタクト121の内孔に入り込んで、両者は導通している。同時に、プラグPのソケットインシュレータ125の左部分が、レセプタクルRのピンインシュレータ105の内凹部に嵌り込んでいる。
特開2004−169781号公報
本発明は、以下の課題の一以上を解決できるコネクタなどを提供することを目的とする。
(1)ケーブル素線の曲げの負担を軽減できる。
(2)オス・メスコンタクトの嵌合部の防水性に優れる。
(3)締結ボルトのねじ込み・抜き出しの作業性を向上できる。
この「課題を解決するための手段」、及び、「特許請求の範囲」においては、添付図各部の参照符号を括弧書きして示すが、これは単に参考のためであって、権利範囲を添付図のものに限定する意図はない。
本発明の第一のコネクタ(P)は、 電気的接続を得るコンタクト(21)と、 該コンタクトを保持するインシュレータ(25)と、 該インシュレータを収容するケーシング(29)と、を備え、 前記コンタクト(21)に接続されるケーブル素線(41)は、前記ケーシング(29)内で屈曲されるコネクタ(P)であって、 前記インシュレータ(25)に、前記コンタクト(21)と対向する前記ケーシング(29)の内面(29s)と前記コンタクト(21)との間の間隔を確保する脚部(25m)が形成されていることを特徴とする。
インシュレータ(25)の脚部(25m)により、コンタクト(21)と対向するケーシング(29)の内面(29s)とコンタクト(21)との間に、適当な間隔を確保する。これにより、L字型などに屈曲されるケーブル素線(41)の曲げの曲率をゆるやかにでき、電線の負担を軽減できる。
本発明のガスケット(11)は、 電気的接続を得る複数のコンタクト部材(1b)の根元部に配設され、組み合わされる一対のインシュレータ(25・5)の間に挟まれるガスケット(11)であって、 前記コンタクト部材(1b)の根元の周囲を取り囲む、裏表ともに盛り上がった囲繞部(11f)、及び、該囲繞部をつなぐ繋ぎ部(11b)、を有することを特徴とする。なお、このガスケットは、コネクタ以外の棒状部材の根元部をシールするものとしても用いてよい。
本発明の第二のコネクタは、 電気的接続を得る対をなすコンタクト(1・21)と、 該コンタクトを保持する一対のインシュレータ(5・25)と、 該インシュレータを収容するケーシング(29)と、を備えるコネクタであって、 前記コンタクト(1)のコンタクト部材(1b)の根元部に配設され、前記一対のインシュレータ(25・5)の間に挟まれるガスケット(11)をさらに備え、 該ガスケット(11)が、前記コンタクト部材(1b)の根元の周囲を取り囲む、裏表ともに盛り上がった囲繞部(11f)、及び、該囲繞部をつなぐ繋ぎ部(11b)、を有することを特徴とする。
裏表ともに盛り上がった囲繞部(11f)が、コンタクト部材(1b)の根元部の周囲を取り囲んでシールする。ガスケット(11)は、組み合わされる(凹凸嵌合など)一対のインシュレータ(25・5)の間に挟まれるが、挟む力は盛り上がった囲繞部(11f)に集中するので、同部がよくつぶれてコンタクト(21・1)の存在する部位への水浸入が、効果的に抑止される。
本発明のボルト(49)は、 先側の第一オネジ(49b)、該第一オネジの元側の第一ストレート部(49f)、該第一ストレート部の元側の第二オネジ(49k)、該第二オネジの元側の第二ストレート部(49p)、及び、該第二ストレート部の元側のヘッド(49r)を有し、 前記第一ストレート部(49f)の外径<前記第一オネジ(49b)の谷径であり、 前記第二ストレート部(49p)の外径<前記第二オネジ(49k)の山径であり、 前記第一オネジ(49b)と前記第二オネジ(49k)が、同じ条件で転造可能なネジ形状であることを特徴とする。
第二オネジ(49k)とヘッド(49r)の間に、ワッシャー(51)など、その内径(真円でなくても、円でなくてもよい)が第二オネジ(49k)とヘッド(49r)より小さい物体を、脱落不能に保持できる。ボルトの脱着・持ち運びなどの際に、ボルトと前記物体とが分離しないので、いちいち組み合わせる手間も、失くさないように気を遣うこともなく、ボルトなどの取り扱いが、きわめて楽になる。
第一オネジ(49b)と第二オネジ(49k)の間の第一ストレート部(49f)は、ボルト(49)をメネジ(29y)などに通す必要がある場合に、メネジ(29y)の内径部をすっとストレートに通せる。すなわち、ボルトをねじる回数が少なくても、ボルトを長く進めることができる。なお、第一ストレート部(49f)に、上記のような「物体」を保持することもできる。この第一ストレート部(49f)の長さと径を調整することにより、適切な伸びの弾性変形性能をボルトに付与することにより、優秀な緩み止め性能をボルトに付与することもできる。各ストレート部は、厳密なストレート、同一径でなくともよい。
第一オネジ(49b)と第二オネジ(49k)が、同じ条件で転造可能なネジ形状であるので、一回の転造工程で加工でき、部品コストを削減できる。なお、第二オネジ(49k)は、完全なネジ形状である必要はない。本発明にいう「第二オネジ」は、「一回の転造工程で第一オネジ(49b)と同時に加工できる凸部」を含む意味である。ネジ転造の前に、ストレート部に、ワッシャーなどの物体を通して入れ、その後にネジ転造することにより、物体の内径より大きいオネジを成形できる。
本発明のボルト・ワッシャー組み合わせ体は、 先側の第一オネジ(49b)、該第一オネジの元側の第一ストレート部(49f)、該第一ストレート部の元側の第二オネジ(49k)、該第二オネジの元側の第二ストレート部(49p)、及び、該第二ストレート部の元側のヘッド(49r)を有するボルト(49)と、 前記第二ストレート部(49p)に外嵌されたワッシャー(51・53)と、 の組み合わせ体であって、 前記第一ストレート部(49f)の外径<前記第一オネジ(49b)の谷径であり、 前記第二ストレート部(49p)の外径<前記ワッシャー(51)の内径<前記第二オネジ(49k)の山径であり、 前記第一オネジ(49b)と前記第二オネジ(49k)が、同じ条件で転造可能なネジ形状であることを特徴とする。
本発明のボルト締結構造は、 メネジ(100f)の形成された基体(100)に被締結体(29)をボルト(49)で締結する構造であって、 前記ボルト(49)は、先側の第一オネジ(49b)、該第一オネジの元側の第一ストレート部(49f)、該第一ストレート部の元側の第二オネジ(49k)、該第二オネジの元側の第二ストレート部(49p)、及び、該第二ストレート部の元側のヘッド(49r)を有し、 前記被締結体(29)は、前記ボルト(49)が貫通するボルト孔(29w)を有し、該ボルト孔(29w)は、先側から元側に向かって、第一ストレート孔部(29x)、係止メネジ(29y)、第二ストレート孔部(29z)を有し、 前記第一オネジ(49b)は、前記基体(100)の前記メネジ(100f)、及び、前記被締結体(29)の前記係止メネジ(29y)に螺合し、 前記第一ストレート部(49f)の外径<前記係止メネジ(29y)の内径、であり、 前記第二ストレート部(49p)の外径<前記ワッシャー(51)の内径<前記第二オネジ(49k)の山径、であり、 前記第一オネジ(49b)の山径<前記第一ストレート孔部(29x)の内径、及び、前記第二ストレート孔部(29z)の内径、であり、 前記第二オネジ(49k)の山径<前記第二ストレート孔部(29z)の内径、であり、 前記第一オネジ(49b)と前記第二オネジ(49k)が、同じ条件で転造可能なネジ形状であることを特徴とする。
第一オネジ(49b)が基体(100)のメネジ(100f)と螺合して、前記ボルトのヘッド(49r)が被締結体(29)を基体(100)に押し付けて固定(締結)できる。締結解除時には、ボルト(49)を基体メネジ(100f)からゆるめて抜いて、被締結体ボルト孔(29w)の係止メネジ(29y)に螺合させて係止しておけば、ボルトが被締結体(29)から外れることがない。すなわち、ボルトを保管しておく必要や探す必要はなく、ボルトの取り扱いに神経を使わなくてもよい。特に屋外や込み入った設備の中や、暗い所でのボルト取り扱いの作業性が、大いに向上する。
ボルト(49)をメネジ(29y)などに通す必要がある場合に、第一オネジ(49b)と第二オネジ(49k)との間の第一ストレート部(49f)は、メネジ(29y)の内径部をすっとストレートに通せる。すなわち、ボルトをねじる回数が少なくても、ボルトを長く進めることができる。各ストレート部やストレート孔部は、厳密なストレートでなくとも、同じ径でなくともよい。
本発明は、以下の効果の一以上を奏するコネクタなどを提供することができる。
(1)ケーブル素線の曲げの負担を軽減できる。
(2)オス・メスコンタクトの嵌合部の防水性に優れる。
(3)締結ボルトのねじ込み・抜き出しの作業性を向上できる。
本発明の実施形態に係るコネクタのプラグPの図である。(A)は正面図であり、(B)は側面断面図である。 プラグPのソケットインシュレータ25を拡大して示す平面図である。 プラグPのメスコンタクト21にケーブル素線41を接続し、本体カバー29内にケーブル43を組み込んだ状態の側面断面図である。 図3の状態の正面図である。 本発明の実施形態に係るコネクタのレセプタクルRの図である。(A)は側面断面図であり、(B)は正面図(背面図)である。 図5のレセプタクルRのガスケット11の図である。 本発明の実施形態に係るコネクタの、プラグPとレセプタクルRが合体した状態の側面断面図であり、ガスケット11が両インシュレータ5・25間に挟まれてつぶされた状態である。 コネクタのプラグPとレセプタクルRを締結するボルト49の周辺を拡大して示す側面断面図である。(A)は、ボルト49がレセ側に寄ってパネル100にねじ込まれた状態であり、(B)は、ボルト49がパネル100から抜かれ、プラグPのボルト孔29wのメネジ29yに螺合している状態(ボルトの脱落が防止されている状態)である。 特許文献1の図2に示されている耐振コネクタの側面断面図である。プラグPとレセプタクルRが分離している状態である。 図9に示されている耐振コネクタの、プラグPとレセプタクルRが合体した状態の側面断面図である。
C;コネクタ、P;プラグ、R;レセプタクル
1;オスコンタクト、1b;ピン部(コンタクト部材、棒状部材)、1f;固定胴部、
1j;半田固定部
5;ピンインシュレータ、5b;プラグ接続部、5f;プラグ挿入穴、5k;奥底面、
5q;コンタクト固定部、5x;ビス孔
7;パッキン、9;ビス
11;ガスケット、11b;繋ぎ部、11d;外辺、11f;囲繞部、11fx;表側円堤部、
11fy;裏側円堤部、11fz;ピン孔、11fz´;突起、11p;面状部
21;メスコンタクト、21b;摺り割り付き孔、21f;固定胴部、21j;半田(素線)固定部
25;ソケットインシュレータ、25b;孔、25c;レセ側端面、25f;コンタクト固定部、
25m;脚部、25p;スカート、25r;脚台
29;本体カバー(ケーシング)、29b;端面、29f;パッキン溝、29fb;凸部、29fd;凹部
29q;底、29r:台座、29s;内面、29t;ボルト孔形成部、29v;ケーブル孔、
29w;ボルト孔、29x;第一ストレート孔部、29y;係止メネジ、29z;第二ストレート孔部
33;環状パッキン、33b;凸部、33d;凹部(中央部寄りに窪んだ部分)、
41;ケーブル素線、43;ケーブル、45;ケーブルパッキン、46;クランプワッシャー、
47;クランプナット
48;固定ネジ、
49;締結ボルト、49b;第一オネジ、49f;第一ストレート部、49k;第二オネジ
49p;第二ストレート部、49r;ヘッド
51;平ワッシャー、53;スプリングワッシャー
100;パネル、100b;相手面、100f;メネジ
発明の実施の形態
以下、添付図を参照しつつ、本発明の実施形態を説明する。
図1は、本発明の実施形態に係るコネクタのプラグPの図である。(A)は正面図であり、(B)は側面断面図である。図に示す方向「上下」は、コネクタの一般的な配置における方向であるが重力方向に限定されるものではない。正面図における「左右」は、図を見た方向である。側面図における「レセ側」は、コネクタとして連結した場合にレセプタクルRの側であり、「反レセ側」はその反対側である。
図1のプラグP及び図5のレセプタクルRは、図9・図10の先行技術のコネクタと、全体としては類似のコネクタを構成している。すなわち、プラグPは、メスコンタクト21や、それを保持するソケットインシュレータ25、それらを内包する本体カバー(ケーシング)29などを備える。本体カバー29の下部には、ケーブル43(図3参照)の端部が挿入されるケーブル孔29vが形成されている。ケーブル43の素線41は、先行技術のコネクタと同様に、プラグP内でL形に屈曲した形態となる。
ケーブル孔29v の下方には、ケーブルの外周に押し当てられるケーブルパッキン45、及び、同パッキンの下端面に当てられたクランプワッシャー46が設けられている。ケーブル孔29v の周壁の外面にはオネジが切られており、このオネジにクランプナット47が螺合している。クランプナット47をねじ込むと、ワッシャー46を介してケーブルパッキン45が軸方向(上下)に圧縮され、パッキンが内側に張り出して、ケーブルの外面に強く押し当てられる。
以下、本実施形態のプラグPの特徴部分を、順次、詳しく説明する。
プラグ端面パッキン33・パッキン溝29f
この点については、本願出願人の同日出願において詳述し権利請求しており、概要の説明にとどめる。
プラグPの本体カバー29のレセ側の端面29bには、パッキン33が配置されている。このパッキン33は、同端面29bに彫り込まれたパッキン溝29fに嵌め込まれてる。パッキン33の側面断面形状は、溝奥が二つに分かれたV字状である。このパッキン33は、先行技術のプラグのパッキン133と同様に、コネクタ連結時においてレセプタクルRの取り付けられているパネル100と、プラグPの本体カバー29との間をシールする。なお、本体カバー29は、締結ボルト49(図8を参照しつつ後述)で、取付けパネル100に固定される。
この実施形態のプラグ端面パッキン33・パッキン溝29fの特徴は、図1(A)に示す正面形状である。パッキン33は、正面視、三か所の凸部33bと三か所の凹部33dを、交互に有する三つ葉クローバー状である。パッキン溝29fの正面形状も同様に、三か所の凸部29fbと三か所の凹部29fdを有する(パッキン33はパッキン溝29fに沿う)。
パッキンの凹部33d・パッキン溝の凹部29fdの外側(ボルト孔形成部29t)には、ボルト孔29wがレセ側・反レセ側に貫通している。逆に言うと、パッキン33・パッキン溝29fは、ボルト孔29wを避けるように、その内側に凹んでいる。
ソケットインシュレータ25の高脚構造
ソケットインシュレータ25は、図1(B)に示すように、メスコンタクト21を包むブロック状の樹脂製絶縁部材である。ソケットインシュレータ25には、上下に二段、左右に3段(図1(A)参照)、合計6本のメスコンタクト21が取り付けられている。メスコンタクト21は、オスコンタクトを受け入れる摺り割り付き孔21bや、固定胴部21f、ケーブル素線41(図3・図4参照)が取り付けられる半田固定部21jを有する。このメスコンタクト21は、ソケットインシュレータ25のコンタクト固定部25fの孔25b内に挿入固定されている。
ソケットインシュレータ25は、正面視で左右のやや長い長方形であり、左右両側部に耳状の脚台25rが突出形成されている。同脚台25rにおいて、ネジ48により、ソケットインシュレータ25は本体カバー29に取り付けられている。図2に示すように、脚台25rは、コンタクト固定部25fの反レセ側に接続し、左右にはね出している。脚台25rの反レセ側の内側には、スカート部25pが反レセ側に延び出すように接続されている。この実施形態では、脚台25rとスカート部25pが脚部25mを構成している。
上記インシュレータ25の脚台25rは、本体カバー29の底29qに突出形成された台座29rの上に載っている。この台座29rにはネジ48のねじ込まれるメネジ(非貫通)が切られている。台座29rの内側(図に記した矢印方向では左側)には、前述のスカート部25pが沿っている。スカート部25pの内側の空間は、図3に示すように、ケーブル素線41 が約90度屈曲される空間となっている。なお、ケーブル素線41の先端の皮むき素線は、メスコンタクト21の半田固定部21jに半田固定される。インシュレータ25のスカート部25pの本体カバー台座29rへの当接により、インシュレータ25は左右方向に位置決めされる。なお、ケーブル素線41とメスコンタクト21の接続後、図9の従来技術同様に、本体カバー29内にはシールなどのためのレジン(図示省略)が充填される。
上記インシュレータ25の脚部25mは、コンタクト21と対向する本体カバー(ケーシング)29の内面29sと、コンタクト21との間の間隔を確保するものである。これにより、L字型などに屈曲されるケーブル素線(41)の曲げの曲率をゆるやかにでき、電線の負担を軽減できる。本実施形態においては、本体カバー29の内面29sが抉れた形状となっているため、その抉れの深さの分だけ、上記間隔は広くなっている。
上記インシュレータ25のスカート部25pは反レセ側に延び出すとともに、コンタクト21におけるケーブル素線41の半田固定部(素線固定部)21jの側方に広がっている。ここで、「側方」とは、屈曲するケーブル素線41が形成する面に略垂直な方向(図の左右の側)のことである。このスカート部25pは、本体カバー29とコンタクト21との間の絶縁距離(図2に示す矢印IL)を長くすることにより、耐電圧性能を向上できる作用・効果も有する。さらに、電線の損傷を防ぐ効果もある。なお、コンタクトの半田固定部21jやケーブル素線41の屈曲部分の上下は、開放されており、半田付け作業や素線の曲げ作業がやり易くなっている。
コンタクト部のガスケット11
次に、本実施形態のレセプタクルR及びそのコンタクトガスケットについて説明する。
図5は、本発明の実施形態に係るコネクタのレセプタクルRの図である。(A)は側面断面図であり、(B)は正面図(背面図)である。図6は、図5のレセプタクルRのガスケット11の図である。図7は、本発明の実施形態に係るコネクタの、プラグPとレセプタクルRが合体した状態の側面断面図であり、ガスケット11が両インシュレータ5・25間に挟まれてつぶされた状態である。
レセプタクルRは、図5(A)に示すように、オスコンタクト1、それを絶縁保持するピンインシュレータ5、コンタクト嵌合部をシールするガスケット11などを備える。オスコンタクト1は、メスコンタクト21(図1参照)の孔21bに挿入されるピン部1bや、固定胴部1f、機器側のケーブル素線(図示されず)の半田固定部1jを有する。このオスコンタクト1は、ピンインシュレータ5(樹脂製)のコンタクト固定部5qにインサート成型により固定されている。
ピンインシュレータ5は、プラグ挿入穴5fを有するプラグ接続部5bや上記コンタクト固定部5qを有する。プラグ接続部5bの正面形状は、図5(B)に示すように、略逆三角形である。プラグ接続部5bの上辺部左右、及び、下部中央は、図7に下部中央部分のみ示すように、ビス9により機器本体のパネル100に固定される。プラグ接続部5bの反プラグ側の背面にはパッキン7が周状に嵌め込まれており、レセプタクルRの外周部から機器内への水侵入をシールしている。
プラグ挿入穴5fの奥底面5kには、この実施形態の特徴の一つであるコンタクト根元部のガスケット11が配置されている。このガスケット11は、オスコンタクト1のピン部1bの根元の周囲を取り囲む、裏表ともに盛り上がった囲繞部11fや、該囲繞部をつなぐ繋ぎ部11bなどを有する(詳細は図6を参照しつつ次述)。ガスケット11は、図7に示すように、嵌合する一組のインシュレータの一方であるピンインシュレータ5の奥底面5kと、他方のインシュレータであるソケットインシュレータ25のレセ側端面25c(図1参照)の間に挟まれて潰される。
上記の裏表ともに盛り上がった囲繞部11fは、その中央のピン孔11fzを貫通するピン部(コンタクト部材)1bの根元部の周囲を取り囲んでシールする。ガスケット11は、凹凸嵌合などにより組み合わされる一対のインシュレータ25・5の間に挟まれるが、挟む力は盛り上がった囲繞部11fに集中するので、同部がよくつぶれてコンタクト21・1の存在する部位への水浸入が、効果的に抑止される。
図6を参照しつつ、本実施形態のガスケット11を詳細に説明する。図6(D)に示すように、囲繞部11fは、ピンの貫通するピン孔11fzの周りが裏表に部厚く盛り上がっている(表側円堤部11fxと裏側円堤部11fy)。この実施形態においては、表側円堤部11fxの最大肉厚部の方が、裏側円堤部11fyの最大肉厚部よりも、やや大径である。また、表側円堤部11fxの堤の幅の方が、裏側円堤部11fyの堤の幅よりも、やや狭い。すなわち、囲繞部11fの表側円堤部11fxと裏側円堤部11fyの断面形状は、裏表非対称である。
このようなガスケット11の断面形状のため、ガスケット11が裏表からインシュレータの当接面5k・25cに潰されると(図7参照)、表側円堤部11fxは、外側に傾く形態、すなわち断面が捻じれる形態である。このため、一層、変形しやすく、シール性がより高くなっている。この結果、インシュレータの端面が囲繞部11fに集中して当たり、潰れ代が大で、ピン周囲を確実にシールできる。なお、このガスケット11は、裏表リバーシブル、すなわち、いずれの面がレセプタクルRの側であっても、シールの作用効果はある。
繋ぎ部11bは、図6(A)に示すように、ガスケット11の外辺11d寄りの位置に、隣り合う囲繞部11fを繋ぐように設けられている。繋ぎ部11bの断面形状は、図6(C)に示すように、図の裏側に堤状に盛り上がっている。繋ぎ部11b及び囲繞部11fの内側は、盛り上がりのない平板上の面状部11pとなっている。
ガスケット11の作用・効果について、まとめて述べると、以下のとおりである。
(1)絶縁性向上
一対の嵌合するインシュレータ25・5の間に挟まれてつぶれることにより、コンタクトやインシュレータの間の隙間をなくす。これにより、インシュレータの表面に沿った放電を防止でき、絶縁性が向上する。
(2)水の浸入に対する短絡防止
ピン孔11fzの周囲(囲繞部11f)を盛り上げることにより、たとえ、ガスケット11の中央の面状部11p、すなわち複数のピン1bの間に水が浸入したとしても、ピン1b間の直接の短絡を抑制することができる。
(3)ガスケット11形状そのものにおける「効果的につぶす」ための工夫
(3−1)装着面(ピンインシュレータ5の奥底面5k、ソケットインシュレータ25のレセ側端面25c)に対して、部分的な浮き上がりが起こらず、シール性が高い。
(3−2)装着面からの抜け出しを防止する形状(形状記憶の機能を有する形状)となっている。繋ぎ部11bは、ガスケット11の外辺を囲むリブ形状であるので、ガスケット11の変形を抑制する機能(元の形状を保とうとする機能)がある。本実施形態の形状の逆にガスケット11が平たい板状であると、変形(よじれ・ねじれ)しやすく、抜けやすい。また、ピン孔11fzの内面の突起11fz´(図6(D)参照)は、ガスケット11が抜け出そうとする際に、ピン1bの周りにまとわりつくような形態となって、ガスケット11を抜け出しにくくする効果がある。
(4)ガスケットのガイド溝と絶縁体のガイドの作用により装着間違いが起こらない。
(5)複数本(本実施形態では6本)の電極(ピン)に1枚のガスケット11でシール対応できるので、作業性が高い。
締結ボルト49の作業性向上
締結ボルト49は、前述のとおり、プラグPの本体カバー29を、図1(B)・図8(A)に示す取付けパネル100やレセプタクルRに固定するものである。この締結ボルト49では、以下の(ア)〜(エ)の点で取り扱い易さを向上させている。これにより、特に、屋外などの暗い込み入った場所での作業性を改良している。
(ア)パネル100から抜いた状態で、プラグPからボルト49が脱落しないボルト係止状態を実現できる。
(イ)係止状態から締結ねじ込み開始状態まで、プラグPに対してボルト49を早送りできる。
(ウ)ワッシャー51・スプリングワッシャー53が、ボルト頭の比較的近い位置でボルトに係合して分離・脱落しない。
(エ)ボルト49の引っ張りの剛性を少し落として、緩みにくくする。
図8は、コネクタのプラグPとレセプタクルRを締結するためのボルト49の周辺(ボルト締結構造)を拡大して示す側面断面図である。(A)は、ボルト49がレセ側に寄ってパネル100にねじ込まれた状態である。(B)は、ボルト49がパネル100から抜かれて、本体カバー29のボルト孔29wのメネジ29yに螺合し、ボルト49の脱落が防止されている状態である。
この締結ボルト49は、レセ側(先側、ボルトヘッドの反対側)から反レセ側(元側、ボルトヘッド側)に向かって、第一オネジ49b、第一ストレート部49f、第二オネジ49k、第二ストレート部49p、及び、ヘッド49rを有している。一方、締結ボルト49の貫通するボルト孔29wは、レセ側(先側)から反レセ側(元側)に向かって、第一ストレート孔部29x、係止メネジ29y、第二ストレート孔部29zを有している。
各部の径寸法の相対的関係や作用は以下のとおりである。なお、下記の各ストレート部やストレート孔部は、厳密なストレート、同一径でなくともよい。
第一オネジ49bは、パネル100のメネジ100fと螺合し、プラグPの本体カバー29をパネル100に固定する。これにより、メスコンタクト21とオスコンタクト1とが嵌合した状態で、プラグPがレセプタクルRに接続・締結される。
第一オネジ49bの山径<第一ストレート孔部29xの内径であり、第一オネジ49bは第一ストレート孔部29x内をスムーズに(すき間のある状態で)動ける。
ボルト49の第一ストレート部49fの外径<メネジ29yの山径(内径)であり、第一ストレート部49fはメネジ29y内をスムーズに(すき間のある状態で)動ける。
図8(B)のボルト締結解除・ボルト係止状態では、第一オネジ49bは、ボルト孔29wのメネジ29yと螺合し、ボルト49は本体カバー29から脱落しない。このため、プラグPをレセプタクルRから外したとき、ボルト49やワッシャー51・53を失くさないように気を遣う必要はない。
第二オネジ49kの山径>ワッシャー51の孔径であり、ワッシャー51がボルトヘッド49rの反対側に抜け落ちない。第二オネジ49kは、第一オネジ49bのネジ転造時に同時に成形可能な盛り上がり部でもよい。各オネジ49b・49kは、ネジ転造前は、ワッシャー51の内径より小径のストレート部であるが、ネジ転造時に山径がワッシャー51の内径より太って(拡径して)、ワッシャーの移動を制止するものとなる。なお、スプリングワッシャー53の内径は、第二オネジ49kの山径(外径)よりも大きくてもよい。平ワッシャー51により、スプリングワッシャー53の脱落は防止されるからである。
第二オネジ49kの山径<第二ストレート孔部29zの内径であり、第二オネジ49kは、第二ストレート孔部29z内をスムーズに(すき間のある状態で)動ける。
ボルト49の第二ストレート部49pの外径<ワッシャー51・53の内径であり、ワッシャー51・53は第二ストレート部49pの外周に、遊び(すき間)をもって嵌合している。スプリングワッシャー53は、軸方向に弾性変形自在である。第二ストレート部49pの長さは、ワッシャー51・53がボルト軸方向に動きすぎない程度に短い方が好ましい。
以上説明した実施形態においては、様々な改変・追加が可能である。
請求項8
先側の第一オネジ(49b)、該第一オネジの元側の第一ストレート部(49f)、該第一ストレート部の元側の第二オネジ(49k)、該第二オネジの元側の第二ストレート部(49p)、及び、該第二ストレート部の元側のヘッド(49r)を有するボルト(49)であって、
前記第一ストレート部(49f)の外径<前記第一オネジ(49b)の谷径であり、
前記第二ストレート部(49p)の外径<前記第二オネジ(49k)の山径であり、
前記第一オネジ(49b)と前記第二オネジ(49k)が、同じ条件で転造可能なネジ形状であることを特徴とするボルト。
請求項9
先側の第一オネジ(49b)、該第一オネジの元側の第一ストレート部(49f)、該第一ストレート部の元側の第二オネジ(49k)、該第二オネジの元側の第二ストレート部(49p)、及び、該第二ストレート部の元側のヘッド(49r)を有するボルト(49)と、
前記第二ストレート部(49p)に外嵌されたワッシャー(51)と、
の組み合わせ体であって、
前記第一ストレート部(49f)の外径<前記第一オネジ(49b)の谷径であり、
前記第二ストレート部(49p)の外径<前記ワッシャー(51)の内径<前記第二オネジ(49k)の山径であり、
前記第一オネジ(49b)と前記第二オネジ(49k)が、同じ条件で転造可能なネジ形状であることを特徴とするボルト・ワッシャー組み合わせ体。
請求項10
メネジ(100f)の形成された基体(100)に被締結体(29)をボルト(49)で締結する構造であって、
前記ボルト(49)は、先側の第一オネジ(49b)、該第一オネジの元側の第一ストレート部(49f)、該第一ストレート部の元側の第二オネジ(49k)、該第二オネジの元側の第二ストレート部(49p)、及び、該第二ストレート部の元側のヘッド(49r)を有し、
前記被締結体(29)は、前記ボルト(49)が貫通するボルト孔(29w)を有し、該ボルト孔(29w)は、先側から元側に向かって、第一ストレート孔部(29x)、係止メネジ(29y)、第二ストレート孔部(29z)を有し、
前記第一オネジ(49b)は、前記基体(100)の前記メネジ(100f)、及び、前記被締結体(29)の前記係止メネジ(29y)に螺合し、
前記第一ストレート部(49f)の外径<前記係止メネジ(29y)の内径、であり、
前記第二ストレート部(49p)の外径<前記ワッシャー(51)の内径<前記第二オネジ(49k)の山径、であり、
前記第一オネジ(49b)の山径<前記第一ストレート孔部(29x)の内径、及び、前記第二ストレート孔部(29z)の内径、であり、
前記第二オネジ(49k)の山径<前記第二ストレート孔部(29z)の内径、であり、
前記第一オネジ(49b)と前記第二オネジ(49k)が、同じ条件で転造可能なネジ形状であることを特徴とする締結構造。
請求項11
請求項10における前記被締結体(29)がコネクタのケーシングであり、締結によりコネクタが接続されるものであることを特徴とするコネクタ。

Claims (4)

  1. 電気的接続を得るコンタクト(21)と、
    該コンタクトを保持するインシュレータ(25)と、
    該インシュレータを収容するケーシング(29)と、を備え、
    前記コンタクト(21)に接続されるケーブル素線(41)の被覆部が、前記ケーシング(29)内で屈曲されるコネクタ(P)であって、
    前記インシュレータ(25)は、前記ケーシング(29)に取り付けられており、
    該ケーシング(29)を相手方コネクタであるレセプタクル(R)に合体させることにより、前記インシュレータ(25)は、前記レセプタクル(R)のコンタクト(11)を保持するインシュレータ(5)に嵌合するものであり、
    前記コネクタ(P)の前記インシュレータ(25)に、前記コネクタ(P)の前記コンタクト(21)と対向する前記ケーシング(29)の内面(29s)と、前記コネクタ(P)の前記コンタクト(21)との間の間隔を確保する脚部(25m)が形成されており、
    前記脚部(25m)に、前記コネクタ(P)の前記コンタクト(21)における素線固定部(21j)の側方に広がるとともに、反レセ側の、ケーブル素線(41)の屈曲部にまで延び出すスカート部(25p)が付設されており、
    前記スカート部(25p)が、前記コネクタ(P)の前記インシュレータ(25)の両側に、互いに対向するように一対設けられており、
    両スカート部(25p)の内側の空間が、複数の前記ケーブル素線(41)の被覆部が屈曲される空間となっていることを特徴とするコネクタ。
  2. 電気的接続を得るコンタクト(21)と、
    該コンタクトを保持するインシュレータ(25)と、
    該インシュレータを収容するケーシング(29)と、を備え、
    前記コンタクト(21)に接続されるケーブル素線(41)の被覆部が、前記ケーシング(29)内で屈曲されるコネクタ(P)であって、
    前記インシュレータ(25)は、前記ケーシング(29)の底(29q)に突出形成された台座(29r)に取り付けられており、
    該ケーシング(29)を相手方コネクタであるレセプタクル(R)に合体させることにより、前記インシュレータ(25)は、前記レセプタクル(R)のコンタクト(11)を保持するインシュレータ(5)に嵌合するものであり、
    前記コネクタ(P)の前記インシュレータ(25)に、前記コネクタ(P)の前記コンタクト(21)と対向する前記ケーシング(29)の内面(29s)と、前記コネクタ(P)の前記コンタクト(21)との間の間隔を確保する脚部(25m)が形成されており、
    該脚部(25m)が前記台座(29r)に取り付けられていることを特徴とするコネクタ。
  3. 前記コネクタ(P)の前記インシュレータ(25)の前記脚部(25m)に、前記コネクタ(P)の前記コンタクト(21)における素線固定部(21j)の側方に広がるとともに、反レセ側の、ケーブル素線(41)の屈曲部にまで延び出すスカート部(25p)が付設されていることを特徴とする請求項2記載のコネクタ。
  4. 前記スカート部(25p)が、前記コネクタ(P)の前記インシュレータ(25)の両側に、互いに対向するように一対、設けられており、
    両スカート部(25p)の内側の空間が、複数の前記ケーブル素線(41)の被覆部が屈曲される空間となっていることを特徴とする請求項記載のコネクタ。
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