JP6941843B2 - 屋根材切断装置 - Google Patents

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Description

本発明は、野地板等の屋根下地上に屋根材を敷設する際に屋根下地の端部からはみ出した余剰屋根材を所定幅分残して切断する屋根材切断装置に関するものである。
屋根下地上に金属製の屋根材を敷設する際、屋根下地上に敷設した屋根材の端部の浮き上がりを防止すると共に、屋根材と屋根下地との隙間からの雨水の浸入を防止するため、屋根材の端部を折り曲げて、この折り曲げ部で屋根下地の端部に設けた唐草を掴み込むようにして屋根材の端部を唐草に固定している。
したがって、屋根の端からはみ出した余剰屋根材を切断除去する際は、この唐草に掴み込み係止させる掴み込み代分を残して屋根材を真っ直ぐに切断する必要がある。
このような屋根材の端部を掴み込み代となる所定幅分残して真っ直ぐに切断する場合、鋏状の切断具では真っ直ぐに且つきれいに(滑らかに)切断することが難しいため、従来、屋根材の端部を所定幅分残して真っ直ぐに切断することができる切断装置として、例えば特許文献1,2に示すようなものが提案されている。
これら従来例について簡単に説明すると、特許文献1の切断装置は、切断作業時に切断位置を位置決めする際の基準点となる屋根の先端面に当接させる切断位置決めローラを備え、この切断位置決めローラを屋根の先端面に当接させながら移動させることで、切断装置が屋根の先端面に沿って(ガイドされて)直線的に移動し、所定幅分を残して屋根材を真っ直ぐに切断することができるように構成されている。
また、特許文献2の切断具は、カッターを取り付ける取付部の一側面をガイド用の平滑面に形成し、この平滑面に対してカッターを突出量調整自在に設けて、所定幅分が残るようにカッターの位置を調整し、切断する金属板の端部を取付部の平滑面に当接させながら移動させることで、切断具が切断する金属板材の端面に沿って(ガイドされて)直線的に移動し、所定幅分を残して金属板を真っ直ぐに切断することができるように構成されている。
実公昭55−10012号公報 実開平7−27721号公報
しかしながら、上記に示した従来の切断装置(具)は、水平方向(左右方向)に対する位置決め機能は備えられているものの、鉛直方向(上下方向)に対する位置決め機能は備えられておらず、その結果、切断作業時に装置本体が上下してしまうことがあり、これにより屋根材(金属板材)が撓んでしまい、スムーズに切断することができなかったり、切断位置がずれて真っ直ぐに切断できなかったりする等の不具合が生じることがあった。
本発明は、このような現状に鑑みなされたものであり、水平方向及び鉛直方向の双方の位置決め機能を備え、切断作業時に水平方向及び鉛直方向への位置ずれが防止されて、スムーズに且つ真っ直ぐに屋根材を所定幅分残して切断することができる屋根材切断装置を提供することを目的とする。
添付図面を参照して本発明の要旨を説明する。
屋根下地20上に屋根材21を敷設する際に屋根下地20の端部に設けられたケラバ唐草22からはみ出し突出した余剰屋根材21Aを切断する屋根材切断装置であって、前記余剰屋根材21Aを切断する場合前記屋根下地20上に敷設された前記屋根材21の表面側に配され該屋根材21の表面に沿って移動する上側本体部1と、この上側本体部1に連設され、前記余剰屋根材21Aを切断する場合に前記屋根材21の裏面側に配され該屋根材21の裏面に沿って前記上側本体部1と共に移動する下側本体部2とからなる本体部10を備え、前記下側本体部2は前記余剰屋根材21Aを切断する下刃4と、前記余剰屋根材21Aを切断する場合に前記ケラバ唐草22のケラバ唐草鉛直面22Aに当接することで前記本体部10の該ケラバ唐草鉛直面22Aに対する水平方向の位置を位置決めする水平方向位置決めガイド部5と、この下側本体部2の先端側に向かって反り上がる形状に形成され、切断された前記余剰屋根材21Aを上方側に誘導するように構成される誘導テーパー部13とが設けられ、前記上側本体部1は前記余剰屋根材21Aを切断する上刃3と、前記余剰屋根材21Aを切断する場合に前記本体部10の鉛直方向を位置決めする鉛直方向位置決めガイド部6が設けられ、前記ケラバ唐草鉛直面22Aに当接する前記水平方向位置決めガイド部5は鉛直軸5Bにより回転する鉛直ローラ5Aを備え、この鉛直ローラ5Aは前記下側本体部2からの突出量が調整可能な構成であり、前記鉛直方向位置決めガイド部6を前記屋根下地20から突出し前記ケラバ唐草22で支持されている前記屋根材21上に当接させ、さらに、前記水平方向位置決めガイド部5を前記ケラバ唐草鉛直面22Aに当接させた場合、所定幅の掴み込み代23を残して前記余剰屋根材21Aを前記ケラバ唐草鉛直面22Aの延設方向へ切断するように構成されていることを特徴とする屋根材切断装置に係るものである。
また、請求項1記載の屋根材切断装置において、前記鉛直方向位置決めガイド部6は、水平軸により回転する水平ローラ6に構成され、前記上側本体部1の底面部に設けられていることを特徴とする屋根材切断装置に係るものである。
また、請求項1,2いずれか1項に記載の屋根材切断装置において、径が異なる複数の前記鉛直ローラ5Aを備え、異なる径の鉛直ローラ5Aに付け替えることにより、前記上刃3及び前記下刃4の前記余剰屋根材21Aを切断する位置を調整するように構成されていることを特徴とする屋根材切断装置に係るものである。
また、請求項1〜3いずれか1項に記載の屋根材切断装置において、前記上刃3は、前記上側本体部1に突出量を調整可能に設けられた雄ネジ部材8により位置決め固定される構成であり、さらに、この上刃3は、前記雄ネジ部材8の前記突出量を大きくすることで前記下刃4との間隔が小さくなる位置で固定され、前記突出量を小さくすることで前記下刃4との間隔が大きくなる位置で固定されるように構成されていることを特徴とする屋根材切断装置に係るものである。
本発明は上述のように構成したから、例えば屋根下地上に屋根材を敷設する際の屋根下地の端部から突出する余剰屋根材を所定幅分残して切断する切断作業時に、装置本体の水平方向及び鉛直方向への位置ずれが防止されて、スムーズに且つ真っ直ぐに装置本体を移動させることができ、屋根材(余剰屋根材)を所定幅分残して簡易に且つきれいに切断することができる実用性に優れた画期的な屋根材切断装置となる。
本実施例を示す説明斜視図である。 本実施例を示す説明側面図である。 本実施例の使用状態説明図である。 (a)は、本実施例において径の小さい鉛直ローラが取り付けられた状態の使用状態説明図であり、(b)は、本実施例において径の大きい鉛直ローラが取り付けられた状態の使用状態説明図である。 本実施例の使用状態説明図である。 本実施例の刃間隙間調整機構を示す説明図である。 (a)は、本実施例において隙間調整機構により上刃と下刃との間の隙間を小さくした状態を示す説明図であり、(b)は、本実施例において隙間調整機構により上刃と下刃との間の隙間を大きくした状態を示す説明図である。
好適と考える本発明の実施形態を、図面に基づいて本発明の作用を示して簡単に説明する。
上側本体部1と下側本体部2との間に設けられた屋根材挿入用隙間部9に余剰屋根材21Aを挿入しつつ、下側本体部2に設けられた水平方向位置決めガイド部5を屋根下地20の側端面(例えば野地板の端面や垂木の端面若しくはこの野地板や垂木を覆うように屋根下地20の端部に設けられた唐草22の鉛直面22A)に当接させた状態にすると、上刃3及び下刃4が屋根下地20の端部から突出する余剰屋根材21Aを所定幅分残した所定の切断位置に配設される。
また、この水平方向位置決めガイド部5を屋根下地20の側端面に当接させた状態で上側本体部1に設けられた鉛直方向位置決めガイド部6を屋根材21上に接地させると、この鉛直方向位置決めガイド部6が屋根下地20若しくはこの屋根下地20に端部に設けられた唐草22で支持されている部分に載置される。
この鉛直方向位置決めガイド部6が載置される屋根下地20若しくは唐草22で支持される屋根材21部分は、屋根下地20等に支持されることで上方から押圧力が加えられても下方に撓み変形しにくい部分となっているから、鉛直方向位置決めガイド部6をこの屋根下地20等で支持される屋根材21部分に押し当てることで鉛直方向(上下方向)の位置が位置決めされることになる。
したがって、切断作業時は、水平方向位置決めガイド部5を屋根下地20の側端面に当接させた(押し当てた)状態で且つ鉛直方向位置決めガイド部6をこの屋根下地20や唐草22で支持される屋根材21に押し当てるようにして移動させることで、水平方向及び鉛直方向の双方に対して位置決めされた状態で移動することとなり、余剰屋根材21Aを撓み変形させることなくスムーズに且つ真っ直ぐに切断することができ、この余剰屋根材21Aを所定幅分残してきれいに切断除去することができる。
このように、本発明は、水平方向位置決めガイド部5と鉛直方向位置決めガイド部6の水平方向及び鉛直方向の双方の位置決め機能を備え、これらにより、切断作業時に水平方向及び鉛直方向への位置ずれが防止されて、スムーズに且つ真っ直ぐに屋根材21(余剰屋根材21A)を所定幅分残して簡易に且つきれいに切断することができる実用性に優れた画期的な屋根材切断装置となる。
本発明の具体的な実施例について図面に基づいて説明する。
本実施例は、野地板等の屋根下地20上に屋根材21を敷設する際にこの屋根下地20の端部からはみ出た余剰の屋根材21(余剰屋根材21A)を切断する切断作業を要する場合、この余剰屋根材21Aを所定幅分残してスムーズに且つ簡易に真っ直ぐに切断することができる屋根材切断装置に係るものである。
具体的には、本実施例は、切妻型の屋根に縦葺屋根材を敷設する際に妻側の端部に設けられたケラバ唐草22の庇状に突出する部分(ケラバ唐草突出部22B)に掴み込ませる所定幅の掴み込み片(掴み込み代23)を残して、このケラバ唐草突出部22Bの先端からはみ出た余剰屋根材21Aを切断するのに好適な屋根材切断装置に構成されるものである。
より具体的には、本実施例は、上刃3を備え前記余剰屋根材21Aを所定幅分(所定幅の掴み込み片分)残して切断除去する切断作業時に屋根下地20上に敷設された屋根材21の表面側に位置し前記屋根材21の表面に沿って移動する上側本体部1と、下刃4を備え前記上側本体部1の下方に位置するようにして連結され前記切断作業時に前記屋根材21の裏面側に位置し前記上側本体部1と共に移動する下側本体部2とを備え、この上側本体部1と下側本体部2との間に形成される屋根材挿入用隙間部9に挿入配設した屋根材21(余剰屋根材21A)を、上側本体部1と下側本体部2に設けられた上下一対の切断刃でせん断するように構成されるものである。
以下、本実施例に係る構成各部について詳述する。
本実施例は、図1,2に示すように、上側本体部1と下側本体部2が切断対象の余剰屋根材21Aを挿入配設し得る適宜な間隔(例えば10mm前後)をおいて先端部側で連結され一体化されて本体部10が形成されている。
また、この本体部10の上側に位置する上側本体部1は、図1,2に示すように、長手方向略中央部に上刃3が設けられ、この上刃3を挟むようにして基端部側に切断作業時に作業者が把持するハンドル部11が設けられ、反対側の先端部側に補助ハンドル部12が設けられている。
具体的には、上刃3は、ローリングカッターが採用され、上側本体部1の切断作業時に屋根側に位置する面と反対側の面(上側本体部右側面)に設けられている。
また、ハンドル部11は、先端側に向かって上り傾斜状態に設けられていて、作業者が本体部10を下方に押し付けながら引き操作し易い状態に設けられている。
また、補助ハンドル部12は、図1に示すように、片手で握り掴み得るノブ状に形成され、上側本体部1の上面に上方に向けて突設されている。
即ち、本実施例は、切断作業時の本体部10を引き操作する際、一方の手でハンドル部11を把持し、もう一方の手でこの補助ハンドル部12を掴み、両手で力強く安定的に引き操作することができるように構成されている。
また、本実施例の上側本体部1は、切断作業時に本体部10の鉛直方向(上下方向)を位置決めする(上下動を防止する)ため、この本体部10を屋根下地20に敷設された屋根材21の表面に沿って移動させるための鉛直方向位置決めガイド部6が設けられている。
具体的には、本実施例の鉛直方向位置決めガイド部6は、水平軸により回転する水平ローラ6に構成され、上側本体部1の底面部の先端部側及び基端部側の二箇所に設けられている。
より具体的には、この鉛直方向位置決めガイド部6(水平ローラ6)は、切断作業時に後述する下側本体部2に設けられる水平方向位置決めガイド部5を屋根下地20の妻側端部に設けられたケラバ唐草22の鉛直面22Aに当接させた状態にすると、図3に示すように、この鉛直方向位置決めガイド部5が当接するケラバ唐草22、具体的には、ケラバ唐草22の庇状に突出したケラバ唐草突出部22Bに支持されている屋根材21上に配設されるように構成されている。
即ち、このケラバ唐草突出部22Bに支持されている屋根材21部分は、ケラバ唐草突出部22Bに支持されることで上方から押圧力が加えられても下方に撓み変形しにくい部分となっており、本実施例は、この下方に撓み変形しにくい屋根材21部分に鉛直方向位置決めガイド部6(水平ローラ6)を押し当てることで(載置することで)、本体部10(上側本体部1)の鉛直方向(上下方向)の位置が位置決めされるように構成されている。
尚、本実施例においては、上述した水平ローラ6の設置位置及び設置数は適宜変更可能なものとする。また、水平ローラ6の材質は、屋根材21にキズ等を付けないよう合成樹脂(例えばシリコンゴムやウレタン等)が好ましい。
また、本体部10の下側に位置する下側本体部2は、長手方向略中央部に下刃4が設けられ、この下刃4を挟むようにして先端部側、基端部側に夫々、本体部10、具体的には、上側本体部1及び下側本体部2に設けられる上刃3及び下刃4の各切断刃を、余剰屋根材21Aの所定の切断位置、具体的には、余剰屋根材21Aのケラバ唐草突出部22B先端からこのケラバ唐草突出部22Bに掴み込み係止させる掴み込み代23分を残す位置に位置決めすると共に、本体部10(上刃3及び下刃4)を水平方向(左右方向)に位置ずれさせることなく真っ直ぐに移動させるための水平方向位置決めガイド部5が設けられている。
具体的には、下刃4は、上側本体部1に設けられた上刃3と同様、ローリングカッターが採用され、上側本体部1に設けられた上刃3のほぼ真下に位置するようにして、下側本体部2の切断作業時に屋根側に位置する面(下側本体部左側面)に設けられている。
より具体的には、下刃4は、上刃3に対して水平方向に位置ずれ状態に設けられ、この下刃4の上端部側が上刃3の下端部側と所定間隔をおいて対向するように(重複し合うように)設けられている。
また、各水平方向位置決めガイド部5は、下側本体部2の切断作業時に屋根側(ケラバ唐草22の鉛直面22A側)となる側面(下側本体部左側面)に水平方向外方に向かって突設されると共に、その先端部と下刃4との離間距離(下刃4に対する突出量)が所定距離(例えばケラバ唐草突出部22Bの長さ+掴み込み代23長さ)となるように構成されている。
具体的には、本実施例の水平方向位置決めガイド部5は、図3や図5に示すように、鉛直軸5Bより回転する鉛直ローラ5Aが設けられていて、本実施例は、切断作業時にこの鉛直ローラ5Aをケラバ唐草22の鉛直面22Aに当接させこの鉛直ローラ5Aにより鉛直面22Aに沿って走行することで、余剰屋根材21Aを所定幅の掴み込み代23分残して真っ直ぐに切断移動することができるように構成されている。
また、本実施例の水平方向位置決めガイド部5は、この鉛直ローラ5Aの先端部と下刃4との離間距離、言い換えると、この鉛直ローラ5Aの水平方向位置決めガイド部5からの突出量が調整可能に構成とされている。
即ち、本実施例は、ケラバ唐草突出部22Bの突出量に合わせて、この鉛直ローラ5Aの突出量の調整することで余剰屋根材21Aの残し部分となる掴み込み代23を適正な幅分残して切断することができるように構成されている。
具体的には、本実施例においては、径が異なる複数の鉛直ローラ5Aを備え、ケラバ唐草突出部22Bの突出量に合わせて適宜な鉛直ローラ5Aに付け替えることにより、鉛直ローラ5Aの突出量を変えて、切断位置を適宜な切断位置に調整することができるように構成されている。
即ち、本実施例は、図4(a)に示すように、ケラバ唐草突出部22Bの突出量が小さいケラバ唐草22が取り付けられている場合は、径の小さい鉛直ローラ5Aを取り付け、図4(b)に示すように、ケラバ唐草突出部22Bの突出量が大きいケラバ唐草22が取り付けられている場合は、径の大きい鉛直ローラ5Aを取り付けて、鉛直ローラ5Aの水平方向位置決めガイド部5からの突出量を変え、この水平方向位置決めガイド部5(鉛直ローラ5A)が当接するケラバ唐草22の鉛直面22Aからの切断刃(上刃3及び下刃4)の位置を変えることで、この切断刃が所定幅の掴み込み代23を残す切断位置に配置されるように構成されている。
尚、鉛直ローラ5Aの突出量変更、言い換えると、ケラバ唐草突出部22Bの突出量に対応して切断位置を調整する切断位置調整に関しては、上記のように鉛直ローラ5Aのローラ径の変更の他、例えば、鉛直軸5Bの位置を変更可能に構成し、この鉛直軸5Bの位置を変更することで鉛直ローラ5Aの突出量を変更するように構成しても良い。
また、本実施例の下側本体部2は、先端部側に切断した余剰屋根材21Aが切断作業の邪魔にならずスムーズに切断することができるように、この切断した帯状の余剰屋根材21Aを所定方向に誘導する切断部材誘導テーパー部13が設けられている。
具体的には、本実施例の切断部材誘導テーパー部13は、図1に示すように、先端部側に向かって反り上がる形状に形成され、図5に示すように、切断された余剰屋根材21Aを上方側に誘導するように構成されている。
また、本実施例は、前述したように下刃4の上端部側が上刃3の下端部側と所定間隔をおいて対向するように(重複し合うように)設けられている構成とされているが、この上刃3と下刃4との隙間間隔を調整する刃間隙間調整機構を備えた構成とされている。
具体的には、本実施例の刃間隙間調整機構は、上側本体部1の上刃3の固定位置を調整し下刃4に対する隙間間隔を調整する構成とされている。
より具体的には、本実施例の刃間隙間調整機構は、図6に示すように、上刃3が設けられる上刃取付部に設けられた雌ネジ部7とこの雌ネジ部7に螺動自在に螺合された雄ネジ部材8とからなり、この雄ネジ部材8を雌ネジ部7に対して螺入操作して、この上刃取付部からの突出量、具体的には、上側本体部1の上刃3が取り付けられる側の側面(上刃取付面1A)に対する突出量を調整することにより、上刃3の固定位置を調整変更して、下刃4に対する隙間間隔を調整するように構成されている。
即ち、本実施例は、図7(a)に示すように、この刃間隙間調整機構の雄ネジ部材8を螺入操作して雄ネジ部材8の上側本体部1の上刃取付面1Aに対する突出量を大きくすると、上刃3と上刃取付面1Aとの間にこの突出した雄ネジ部材8の先端部が介在し、この雄ネジ部材8の突出量分だけ下刃4側で固定されることになり、上刃3と下刃4との隙間間隔が小さくなり、また、逆に、図7(b)に示すように雄ネジ部材8の突出量を小さくすることで、上刃3が上刃取付面1A側で固定されることになり、上刃3と下刃4との隙間間隔が大きくなるように構成され、切断する屋根材21(余剰屋根材21A)の厚さに合わせてこの上刃3と下刃4との隙間間隔を適正な隙間間隔に調整することができるように構成されている。
以上のように構成される本実施例の作用効果について以下に説明する。
本実施例を用いて余剰屋根材21Aをケラバ唐草22のケラバ唐草突出部22Bに掴み込ませる所定幅の掴み込み代23分残して切断する場合、先ず、本体部10の基端部側に開口する屋根材挿入用隙間部9に余剰屋根材21Aを屋根頂部側より挿入配設する。
そして、この屋根材挿入用隙間部9に余剰屋根材21Aを挿入配設した状態のまま本体部10を屋根端部(妻側端部)に移動させて下側本体部2に設けられた水平方向位置決めガイド部5の鉛直ローラ5Aをケラバ唐草22の鉛直面22Aに当接させる。
この水平方向位置決めガイド部5の鉛直ローラ5Aをケラバ唐草22の鉛直面22Aに当接させることで、切断刃である上刃3及び下刃4が所定幅の掴み込み代23を残す余剰屋根材21Aの所定の切断位置に配設される(位置決めされる)と共に、上側本体部1に設けられた鉛直方向位置決めガイド部6である水平ローラ6がケラバ唐草22のケラバ唐草突出部22Bで支持されている部分の屋根材21上に配設されるので、この鉛直ローラ5Aをケラバ唐草22の鉛直面22Aに当接させたままの状態で上側本体部1を屋根材21(余剰屋根材21A)上に載置しこの上側本体部1に設けられた水平ローラ6を屋根材21に接地させる。
ここで、この水平ローラ6が接地される屋根材21は、下方(裏面)側でケラバ唐草突出部22Bに支持されているので、上方から荷重が加わっても撓み変形しにくくなっており、よって、このケラバ唐草突出部22Bで支持される屋根材21上に水平ローラ6を接地(上側本体部1を載置)することで、本体部10の切断作業時の鉛直方向(上下方向)の位置を位置決めすることができる。
このように、本実施例は、水平方向位置決めガイド部5の鉛直ローラ5Aをケラバ唐草22の鉛直面22Aに当接させた(押し当てた)状態で且つ鉛直方向位置決めガイド部6である水平ローラ6をケラバ唐草突出部22Bで支持される屋根材21に接地させることで、切断作業時の本体部10の水平方向の位置及び鉛直方向の位置の双方の位置を位置決めすることができ、この位置決め状態で本体部10を屋根の軒側に引き操作することで、余剰屋根材21Aを撓み変形させることなく所定の切断位置に沿って本体部10を(上刃3及び下刃4を)スムーズに且つ真っ直ぐに移動させることができ、この余剰屋根材21Aを所定幅の掴み込み代23分残してきれいに切断することができる。
また、本実施例は、径が異なる複数の鉛直ローラ5Aを備え、この鉛直ローラ5Aの付け替えにより唐草22の鉛直面22Aに対する切断刃(上刃3及び下刃4)の位置を変更(調整)することができるので、突出量が異なる様々なケラバ唐草突出部22Bに対して常に適正幅の掴み込み代23分を残して余剰屋根材21Aを切断することができる。
また、本実施例は、上刃3と下刃4との隙間間隔を調整する刃間隙間調整機構を備えているので、切断する余剰屋根材21Aの板厚に応じてこの上刃3と下刃4との隙間間隔を適正な間隔に調整して、余剰屋根材21Aをきれいに且つスムーズに切断することができ、しかも、その調整は雄ネジ部材8を螺入操作しこの雄ネジ部材8の上刃取付面1Aに対する突出量を調整するだけの極めて簡易な操作で調整することができるので、誰もが容易に調整することができる。
尚、本発明は、本実施例に限られるものではなく、各構成要件の具体的構成は適宜設計し得るものである。
1 上側本体部
2 下側本体部
3 上刃
4 下刃
5 水平方向位置決めガイド部
5A 鉛直ローラ
5B 鉛直軸
6 鉛直方向位置決めガイド部,水平ローラ
8 雄ネジ部材
10 本体部
13 誘導テーパー部
20 屋根下地
21 屋根材
21A 余剰屋根材
22 ケラバ唐草
22A ケラバ唐草鉛直面
23 掴み込み代

Claims (4)

  1. 屋根下地上に屋根材を敷設する際に屋根下地の端部に設けられたケラバ唐草からはみ出し突出した余剰屋根材を切断する屋根材切断装置であって、前記余剰屋根材を切断する場合前記屋根下地上に敷設された前記屋根材の表面側に配され該屋根材の表面に沿って移動する上側本体部と、この上側本体部に連設され、前記余剰屋根材を切断する場合に前記屋根材の裏面側に配され該屋根材の裏面に沿って前記上側本体部と共に移動する下側本体部とからなる本体部を備え、前記下側本体部は前記余剰屋根材を切断する下刃と、前記余剰屋根材を切断する場合に前記ケラバ唐草のケラバ唐草鉛直面に当接することで前記本体部の該ケラバ唐草鉛直面に対する水平方向の位置を位置決めする水平方向位置決めガイド部と、この下側本体部の先端側に向かって反り上がる形状に形成され、切断された前記余剰屋根材を上方側に誘導するように構成される誘導テーパー部とが設けられ、前記上側本体部は前記余剰屋根材を切断する上刃と、前記余剰屋根材を切断する場合に前記本体部の鉛直方向を位置決めする鉛直方向位置決めガイド部が設けられ、前記ケラバ唐草鉛直面に当接する前記水平方向位置決めガイド部は鉛直軸により回転する鉛直ローラを備え、この鉛直ローラは前記下側本体部からの突出量が調整可能な構成であり、前記鉛直方向位置決めガイド部を前記屋根下地から突出し前記ケラバ唐草で支持されている前記屋根材上に当接させ、さらに、前記水平方向位置決めガイド部を前記ケラバ唐草鉛直面に当接させた場合、所定幅の掴み込み代を残して前記余剰屋根材を前記ケラバ唐草鉛直面の延設方向へ切断するように構成されていることを特徴とする屋根材切断装置。
  2. 請求項1記載の屋根材切断装置において、前記鉛直方向位置決めガイド部は、水平軸により回転する水平ローラに構成され、前記上側本体部の底面部に設けられていることを特徴とする屋根材切断装置。
  3. 請求項1,2いずれか1項に記載の屋根材切断装置において、径が異なる複数の前記鉛直ローラを備え、異なる径の鉛直ローラに付け替えることにより、前記上刃及び前記下刃の前記余剰屋根材を切断する位置を調整するように構成されていることを特徴とする屋根材切断装置。
  4. 請求項1〜3いずれか1項に記載の屋根材切断装置において、前記上刃は、前記上側本体部に突出量を調整可能に設けられた雄ネジ部材により位置決め固定される構成であり、さらに、この上刃は、前記雄ネジ部材の前記突出量を大きくすることで前記下刃との間隔が小さくなる位置で固定され、前記突出量を小さくすることで前記下刃との間隔が大きくなる位置で固定されるように構成されていることを特徴とする屋根材切断装置。
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