JP6941592B2 - 鞍乗り型車両のサイドスタンド配置構造 - Google Patents

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Description

本発明は、鞍乗り型車両のサイドスタンド配置構造に関するものである。
従来、鞍乗り型車両には、車体を車幅方向一側に傾斜させた起立状態で支持可能なサイドスタンドが設けられている(例えば、特許文献1参照)。特許文献1には、スクータ型車両の車体下部にスタンドレバーが回動自在に枢着され、このスタンドレバーが車体側方の地面側に突出して駐車時に車体を支持する構成が開示されている。特許文献1に記載されたスタンドレバーは、枢着部から水平に後方へ向いた収納位置と、枢着部から車体側方の地面側に突出した作動位置との間を回動自在とされる。
特開平5−85458号公報
ところで、サイドスタンドの一種として、伸縮可能に形成されたものがある。サイドスタンドは、スタンド使用状態で車体側方に突出させる必要がある。このため、伸縮可能なサイドスタンドは、スタンド使用状態から収縮したスタンド格納状態においても、車幅方向に大きなスペースを占有する。これにより、サイドスタンドがスタンド格納状態においても車幅方向外方に突出し、鞍乗り型車両の走行時のバンクに影響が生じる可能性がある。
そこで本発明は、伸縮可能なサイドスタンドを備えた鞍乗り型車両において、スタンド格納状態でサイドスタンドが車幅方向外方に突出することを抑制することを目的とする。
本発明の鞍乗り型車両のサイドスタンド配置構造は、車体フレーム(20)と、ブラケット(90)を介して前記車体フレーム(20)に支持され、伸縮可能に形成されたサイドスタンド(50)と、を備え、前記サイドスタンド(50)は、中空に形成され、開口(52a)が形成されたハウジング(51)と、スタンド使用状態で前記ハウジング(51)の前記開口(52a)から突出し、スタンド格納状態で前記ハウジング(51)の内側に退避する伸縮部材(54)と、を備え、前記ハウジング(51)における車幅方向外方の端部(51a)は、前記ブラケット(90)に支持され、前記ハウジング(51)における車幅方向内方の端部(51b)は、前記ブラケット(90)よりも車幅方向内方に位置する、ことを特徴とする。
本発明によれば、ハウジングにおける車幅方向外方の端部がブラケットから車幅方向外方に大きく突出することを抑制できる。これにより、スタンド格納状態でハウジングの内側に退避する伸縮部材が車幅方向外方に大きく突出することも抑制できる。したがって、スタンド格納状態でサイドスタンドが車幅方向外方に突出することを抑制できる。
上記の鞍乗り型車両のサイドスタンド配置構造において、後輪(3)を支持するスイングユニット(40)をさらに備え、前記車体フレーム(20)は、前記スイングユニット(40)を揺動可能に支持する一対のリヤフレーム(25)を備え、前記ハウジング(51)は、車両上下方向から見て前記一対のリヤフレーム(25)のうち一方のリヤフレーム(25)に重なる、ことが望ましい。
本発明によれば、スイングユニットの揺動時に、スイングユニットのうちリヤフレームよりも車幅方向内方に配置される箇所にハウジングが干渉することを抑制できる。
また、ハウジングの全体がリヤフレームよりも車幅方向外方に配置された構成と比較して、リヤフレームから車幅方向外方へのサイドスタンドの突出量を小さくできる。このため、サイドスタンドへの車幅方向外方からの物体の接触をリヤフレームに受け止めることができる。したがって、サイドスタンドの保護性能を向上させることができる。
上記の鞍乗り型車両のサイドスタンド配置構造において、前記スイングユニット(40)は、原動機(41)と、前記原動機(41)の駆動力を前記後輪(3)に伝達する動力伝達機構(42)と、前記動力伝達機構(42)を収容する伝動ケース(43)と、を備え、前記サイドスタンド(50)は、前記一方のリヤフレーム(25)と前記伝動ケース(43)との間に配置されている、ことが望ましい。
本発明によれば、センターフレームと伝動ケースとの間のスペースを有効活用することで、スペース効率の向上を図ることができる。
上記の鞍乗り型車両のサイドスタンド配置構造において、前記伸縮部材(54)から前記サイドスタンド(50)の伸縮方向に交差する方向に延びる操作子(56)をさらに備え、前記伸縮部材(54)は、スタンド格納状態で、車両の車幅方向外方の端部よりも車幅方向内方に位置し、前記操作子(56)の先端は、スタンド格納状態で、車両前後方向における前記サイドスタンド(50)が配置される範囲(R)内で最も車幅方向外方に位置する、ことが望ましい。
本発明によれば、スタンド格納状態でハウジングおよび伸縮部材が車幅方向外方に突出することを抑制しつつ、サイドスタンド周辺において操作子のみを車幅方向外方に突出するように配置させることができる。これにより、操作子がライダーにとってアプローチしやすい位置に配置され、スタンド格納状態からスタンド使用状態に移行させる際のサイドスタンドの操作性を向上させることができる。
上記の鞍乗り型車両のサイドスタンド配置構造において、原動機(41)をさらに備え、前記ハウジング(51)は、前記原動機(41)の下端よりも上方に配置されている、ことが望ましい。
本発明によれば、ハウジングを車両の最低地上高に影響しない位置に配置することができる。
本発明によれば、伸縮可能なサイドスタンドを備えた鞍乗り型車両において、スタンド格納状態でサイドスタンドが車幅方向外方に突出することを抑制することができる。
実施形態の自動二輪車の左側面図である。 スタンド使用状態のサイドスタンドを示す斜視図である。 スタンド格納状態のサイドスタンドを示す斜視図である。 スタンド使用状態のサイドスタンドの内部構造を示す断面図である。 スタンド格納状態のサイドスタンドの内部構造を示す断面図である。 スタンド格納状態の自動二輪車を示す拡大平面図である。 スタンド使用状態の自動二輪車を示す拡大平面図である。 スタンド格納状態の自動二輪車を示す正面図である。 サイドスタンド周辺の構造を示す平面図である。 スタンド格納状態からスタンド使用状態への移行方法を示す図である。 スタンド使用状態からスタンド格納状態への移行方法を示す図である。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。なお、以下の説明における前後上下左右の向きは、車両における前後上下左右の向きと同一とする。すなわち、上下方向は鉛直方向と一致し、左右方向は車幅方向と一致する。また、以下の説明に用いる図中において、矢印UPは上方、矢印FRは前方、矢印LHは左方をそれぞれ示している。また、以下の説明では、同一または類似の機能を有する構成に同一の符号を付す。そして、それら構成の重複する説明は省略する場合がある。
図1は、実施形態の自動二輪車の左側面図である。
図1に示すように、自動二輪車1は、スクータ型の鞍乗り型車両である。自動二輪車1は、前輪2と、後輪3と、車体フレーム20と、シート13と、車体カバー30と、パワーユニット40(スイングユニット)と、サイドスタンド50と、を備える。
前輪2は、左右一対のフロントフォーク4の下端部に軸支されている。フロントフォーク4の上部は、ステアリングステム5を介して車体フレーム20の前端に操向可能に支持されている。ステアリングステム5の上部には、操向用のバーハンドル5aが取り付けられている。
車体フレーム20は、ヘッドパイプ21と、フロントフレーム22と、左右一対のセンターフレーム23と、左右一対のリヤフレーム25と、リヤクロスフレーム26と、を備える。ヘッドパイプ21は、車体フレーム20の前端に設けられている。ヘッドパイプ21は、ステアリングステム5を支持する。フロントフレーム22は、ヘッドパイプ21の上部から下方かつ後方へ延びている。一対のセンターフレーム23は、フロントフレーム22の下端部から水平に後方に延びている。一対のリヤフレーム25は、センターフレーム23の後端部から後方かつ上方へ延びている。一対のリヤフレーム25は、前後中間部に側面視で屈曲した屈曲部25aを備える。一対のリヤフレーム25は、屈曲部25aよりも後部において、屈曲部25aよりも前部よりも、前後方向に対する傾斜角度が小さくなっている。一対のリヤフレーム25は、センターフレーム23の後端部にボルト締結されている。リヤクロスフレーム26は、左右方向に延びて、一対のリヤフレーム25の後端部に結合している。一対のリヤフレーム25およびリヤクロスフレーム26は、曲げ加工により一体形成されている。
シート13は、シートレール27を介してリヤフレーム25に取り付けられている。シートレール27は、例えばパイプ材等を曲げ加工することにより形成されている。シートレール27は、一対のリヤフレーム25の屈曲部25aからそれぞれ前方かつ上方に延びた後、屈曲して水平に後方に延び、さらに車幅方向内方に延びて互いに結合している。シートレール27の後部には、下方に延びてリヤフレーム25に支持されるステー27aが設けられている。シートレール27の前下部およびステー27aは、リヤフレーム25にボルト締結されている。
車体カバー30は、車体フレーム20等を覆う。車体カバー30は、例えば合成樹脂によって形成されている。車体カバー30は、フロントフェンダ31と、フロントカバー32と、フロアパネル33と、ボディカバー34と、リヤフェンダ35と、を備える。フロントフェンダ31は、左右のフロントフォーク4の間に取り付けられている。フロントフェンダ31は、前輪2を上方から覆う。フロントカバー32は、ヘッドパイプ21、およびフロントフレーム22の上部を覆う。フロアパネル33は、フロントフレーム22の下部を後方から覆うとともに、一対のセンターフレーム23を上方から覆う。フロアパネル33には、シート13に着座する乗員の足が載置される。ボディカバー34は、シート13の下方に配置されている。ボディカバー34は、一対のリヤフレーム25およびリヤクロスフレーム26により囲まれた領域を閉塞する。リヤフェンダ35は、パワーユニット40に取り付けられている。リヤフェンダ35は、後輪3を上方から覆う。
パワーユニット40は、車体フレーム20に上下揺動可能に支持されている。パワーユニット40は、前端部において、一対のリヤフレーム25の屈曲部25aに支持されている。パワーユニット40は、後端部において後輪3を動力伝達可能に保持している。パワーユニット40は、内燃機関であるエンジン41(原動機)と、エンジン41で生じた駆動力を後輪に伝達する動力伝達機構42と、動力伝達機構42を収容する伝動ケース43と、を備える。エンジン41は、後輪3の前方に配置されている。動力伝達機構42は、例えばベルト式無段変速機である。伝動ケース43は、エンジン41の車幅方向一側(左側)から後方へ延びる。伝動ケース43の上方には、エアクリーナケース44が支持されている。パワーユニット40の後端部とリヤフレーム25との間には、リヤクッションユニット14が介装されている。パワーユニット40の下面には、停車時に車体を正立姿勢に保持するためのメインスタンド15が跳ね上げ回動可能に取り付けられている。
サイドスタンド50は、車両の車幅方向一側(左側)に設けられている。サイドスタンド50は、車幅方向一側のセンターフレーム23と伝動ケース43との間に配置されている。サイドスタンド50は、ブラケット90を介して、車体フレーム20に支持されている。ブラケット90については後述する。
図2は、スタンド使用状態のサイドスタンドを示す斜視図である。図3は、スタンド格納状態のサイドスタンドを示す斜視図である。
図2および図3に示すように、サイドスタンド50は、いわゆるテレスコピック構造を有し、伸縮可能に形成されている。サイドスタンド50は、スタンド使用状態で伸長し、スタンド格納状態で収縮する。以下、サイドスタンド50の伸縮方向を単に「伸縮方向」という。伸縮方向は、上方から下方に向かうに従い、前方かつ車幅方向外方に向かう方向である。なお、伸縮方向は、上下方向(鉛直方向)に対して傾斜しているが、以下のサイドスタンド50に関する説明では、特に記載のない限り、伸縮方向の上方を上方と定義し、伸縮方向の下方を下方と定義する。サイドスタンド50は、ブラケット90に固定的に支持されたハウジング51と、ハウジング51に対して変位可能に設けられた伸縮部材54と、ハウジング51と伸縮部材54との間に介在するスプリング55と、伸縮部材54から延びる操作子56と、を備える。
図2に示すように、ハウジング51は、テレスコピック構造の外筒であって、中空の円筒状に形成されている。ハウジング51は、周壁52および天壁53を備える。周壁52は、一定の径で伸縮方向に延在している。周壁52の下端部には、伸縮方向の開口52aが形成されている。周壁52の下端開口縁は、伸縮方向の垂直面に対して傾斜した平面に沿って延びている。天壁53は、ハウジング51の上端部を形成している。天壁53は、周壁52の上端部を閉塞するように形成されている。ハウジング51は、パワーユニット40の下端よりも上方に配置されている(図1参照)。
伸縮部材54は、テレスコピック構造の内筒であって、ハウジング51の内側に収容可能に形成されている。伸縮部材54は、スタンド使用状態でハウジング51の下端の開口52aから下方に突出する。伸縮部材54は、スタンド格納状態でスタンド使用状態の位置から上方に変位してハウジング51の内側に退避する(図3参照)。
図4は、スタンド使用状態のサイドスタンドの内部構造を示す断面図である。
図4に示すように、伸縮部材54は、中空に形成されている。伸縮部材54の内部の空洞は、伸縮方向の全長にわたって延び、伸縮部材54の下端部において閉塞されている。伸縮部材54の上端部には、伸縮方向の開口54aが形成されている。伸縮部材54の内部の空洞は、伸縮部材54の上端の開口54aを通じて、ハウジング51の内部の空洞と連通している。
図2および図3に示すように、伸縮部材54自体は、テレスコピック構造を有し、伸縮方向に伸縮可能に形成されている。伸縮部材54は、ハウジング51から突出可能に形成された第1伸縮部材61と、第1伸縮部材61から突出可能に形成された第2伸縮部材62と、を備える。
第1伸縮部材61は、ハウジング51の内側に収容可能に形成されている。第1伸縮部材61は、中空の円筒状に形成されている。第1伸縮部材61は、ハウジング51と同軸に配置されている。第1伸縮部材61は、略一定の径で延在している。第1伸縮部材61の外径は、ハウジング51の内径よりも僅かに小さい。第1伸縮部材61は、ハウジング51の内面に沿って伸縮方向に変位可能に設けられている。第1伸縮部材61は、伸縮方向の両側に開口している。すなわち、第1伸縮部材61の上下両端には、伸縮方向の開口61a,61bが形成されている(図4参照)。これにより、第1伸縮部材61の内部の空洞は、ハウジング51の内部の空洞と連通している。なお、第1伸縮部材61の上端の開口61aは、伸縮部材54の上端の開口54a(図4参照)である。第1伸縮部材61の下端開口縁は、伸縮方向の垂直面に対して傾斜した平面に沿って延びている。第1伸縮部材61の全体は、スタンド格納状態でハウジング51の内側に収容される。
第2伸縮部材62の一部は、第1伸縮部材61の内側に収容可能に形成されている。第2伸縮部材62は、スタンド使用状態で第1伸縮部材61の下端の開口61bから下方に突出する。第2伸縮部材62は、スタンド格納状態でスタンド使用状態の位置から上方に変位して第1伸縮部材61の内側に退避する。第2伸縮部材62は、中空に形成され、上方に開口している。第2伸縮部材62は、本体部63および脚部64を備える。
本体部63は、中空の円筒状に形成されている。本体部63は、第1伸縮部材61と同軸に配置されている。本体部63は、略一定の径で延在している。本体部63の外径は、第1伸縮部材61の内径よりも僅かに小さい。本体部63は、第1伸縮部材61の内面に沿って伸縮方向に変位可能に設けられている。本体部63の上端部には、伸縮方向の開口63aが形成されている(図4参照)。これにより、本体部63の内部の空洞は、第1伸縮部材61の内部の空洞を通じて、ハウジング51の内部の空洞と連通している。
脚部64は、伸縮部材54の下端部を形成している。脚部64は、スタンド使用状態で地面に接触可能となる。脚部64は、本体部63の下端部に固定されている。脚部64は、本体部63の下端部を閉塞するように形成されている。脚部64は、伸縮方向から見て本体部63よりも大きく形成されている。脚部64は、接地状態で前後方向および車幅方向の双方向に延びる矩形状に形成されている。脚部64の下面の中央は、上方に向かって窪んでいる。第2伸縮部材62のうち、脚部64を含む下端部よりも上方の箇所が、スタンド格納状態で第1伸縮部材61の内側に収容される。
図2に示すように、ハウジング51および伸縮部材54には、ハウジング51に対する伸縮部材54の変位の軌道を規定する第1ガイド機構70が設けられている。第1ガイド機構70は、第1伸縮部材61に設けられた第1ガイド突起71と、ハウジング51に形成された第1ガイド溝72と、を備える。
第1ガイド突起71は、第1伸縮部材61の上端部に設けられている。第1ガイド突起71は、第1伸縮部材61の外周面から、第1伸縮部材61の径方向外側に向かって突出している。第1ガイド突起71は、円柱状に形成されている。第1ガイド突起71は、第1伸縮部材61とは別部材のピンとして形成され、第1伸縮部材61の外周面に形成された凹部(または孔部)に挿入されている。第1ガイド突起71は、複数(本実施形態では2個)設けられ、例えばハウジング51の中心軸線に対して線対称となるように配置されている。ただし、第1ガイド突起71は、1個だけ設けられていてもよい。
第1ガイド溝72は、ハウジング51の周壁に形成されている。第1ガイド溝72には、第1ガイド突起71が嵌り込む。本実施形態では、第1ガイド溝72は、ハウジング51の周壁52をハウジング51の径方向に貫通している。第1ガイド溝72は、第1ガイド突起71と同数、かつ各第1ガイド突起71に対応する位置に設けられている。第1ガイド溝72は、伸縮方向と平行に延びるストローク部73と、ストローク部73の上端部に連なる上方係止部74と、ストローク部73の下端部に連なる下方係止部75と、を備える。
ストローク部73は、ハウジング51の周壁52の上端部近傍から下端部近傍にわたって直線状に延びている。上方係止部74は、ストローク部73の上端部から、ハウジング51の中心軸線回りの周方向における第1側に延びている。以下、ハウジング51の中心軸線回りの周方向を単に周方向という。本実施形態では、周方向の第1側は、上方から見た場合の時計回り方向である。具体的に、上方係止部74は、ストローク部73の上端部から円弧状に略90°湾曲して延びた後、直線状に僅かに延びている。上方係止部74の最奥部は、第1ガイド溝72の第1端部72aを形成する。上方係止部74の最奥部は、第1ガイド突起71の伸縮方向の移動を規制可能に形成されている。上方係止部74の最奥部には、スタンド格納状態で、第1ガイド突起71が配置される。下方係止部75は、ストローク部73の下端部から周方向の第2側に延びている。具体的に、下方係止部75は、ストローク部73の下端部から周方向の第2側に向かって円弧状に略180°湾曲して延びている。すなわち、下方係止部75は、周方向の第2側に向かいつつ、下方に延びた後、上方に延びている。下方係止部75の最奥部は、第1ガイド溝72の第2端部72bを形成する。下方係止部75の最奥部には、スタンド使用状態で第1ガイド突起71が配置される。
第1伸縮部材61および第2伸縮部材62には、第1伸縮部材61に対する第2伸縮部材62の変位の軌道を規定する第2ガイド機構80が設けられている。第2ガイド機構80は、第2伸縮部材62に設けられた第2ガイド突起81と、第1伸縮部材61に形成された第2ガイド溝82と、を備える。第2ガイド突起81は、第1ガイド突起71と同様に形成されている。第2ガイド溝82は、第1ガイド溝72と同様に形成され、ストローク部83、上方係止部84および下方係止部85を備える。上方係止部84の最奥部は、第2ガイド溝82の第1端部82aを形成する。上方係止部84の最奥部には、スタンド格納状態で、第2ガイド突起81が配置される。下方係止部85の最奥部は、第2ガイド溝82の第2端部82bを形成する。下方係止部85の最奥部には、スタンド使用状態で第2ガイド突起81が配置される。
このように形成されたハウジング51および伸縮部材54において、図3に示すスタンド格納状態では、第1ガイド突起71が第1ガイド溝72の上方係止部74の最奥部に位置し、第2ガイド突起81が第2ガイド溝82の上方係止部84(図2参照)の最奥部に位置する。これにより、ハウジング51に対する第1伸縮部材61の伸縮方向の移動が規制されるとともに、第1伸縮部材61に対する第2伸縮部材62の伸縮方向の移動が規制される。また、図2に示すスタンド使用状態では、第1ガイド突起71が第1ガイド溝72の下方係止部75の最奥部に位置し、第2ガイド突起81が第2ガイド溝82の下方係止部85の最奥部に位置する。これにより、ハウジング51に対する第1伸縮部材61の周方向および上方への移動が規制されるとともに、第1伸縮部材61に対する第2伸縮部材62の周方向および上方への移動が規制される。
図4に示すように、スプリング55は、円筒コイルばねである。スプリング55は、ハウジング51の内部の空洞および伸縮部材54の内部の空洞に跨って配置されている。スプリング55は、伸縮方向に伸縮可能に設けられている。スプリング55の螺旋状の部分は、上方から下方に向かうに従い周方向の第1側に延びている。スプリング55は、ハウジング51および伸縮部材54に連結されている。スプリング55の第1端部55aは、ハウジング51の天壁53に固定されている。スプリング55の第1端部55aは、ハウジング51の天壁53の上面に係止されている。スプリング55の第2端部55bは、伸縮部材54の下端部に連結されている。スプリング55の第2端部55bは、第2伸縮部材62の脚部64に固定されている。スプリング55の第2端部55bは、第2伸縮部材62の脚部64の下面に係止されている。第2伸縮部材62の脚部64の下面は上方に向かって窪んでいるので、スプリング55の第2端部55bは、スタンド使用状態での地面への接触を回避されている。スプリング55の螺旋状の部分の全体は、スタンド格納状態において伸縮部材54の内部の空洞に配置される(図5参照)。
図5は、スタンド格納状態のサイドスタンドの内部構造を示す断面図である。
図4および図5に示すように、スプリング55は、引張コイルばねとして機能する。スプリング55は、スタンド格納状態で伸縮方向の復元力が最も小さい状態となる。本実施形態では、スプリング55の長さは、スタンド格納状態で自然長よりも長くなっている。なお、スプリング55の長さは、スタンド格納状態で自然長となっていてもよい。スプリング55は、少なくともスタンド格納状態以外の状態で、第2伸縮部材62を上方に付勢する。これにより、図3に示すように、スタンド格納状態において、第2伸縮部材62は、第2ガイド突起81が第2ガイド溝82の上方係止部84(図2参照)に位置するように保持されるとともに、第1伸縮部材61を上方に押圧する。そして、スタンド格納状態において、第1伸縮部材61は、第1ガイド突起71が第1ガイド溝72の上方係止部74に位置するように保持される。また、図2に示すように、スタンド使用状態において、第2伸縮部材62は、第2ガイド突起81が第2ガイド溝82の下方係止部85の最奥部に位置するように保持されるとともに、第1伸縮部材61を上方に押圧する。そして、スタンド使用状態において、第1伸縮部材61は、第1ガイド突起71が第1ガイド溝72の下方係止部75の最奥部に位置するように保持される。
図4および図5に示すように、スプリング55は、スタンド格納状態とスタンド使用状態との間の全ての状態で、周方向の第1側のねじりモーメントを発生させる。スプリング55は、第2伸縮部材62を周方向の第1側に付勢している。これにより、図3に示すように、スタンド格納状態において、第2伸縮部材62は、第2ガイド突起81が第2ガイド溝82の上方係止部84(図2参照)の最奥部に位置するように保持されるとともに、第1伸縮部材61を周方向の第1側に押圧する。そして、スタンド格納状態において、第1伸縮部材61は、第1ガイド突起71が第1ガイド溝72の上方係止部74の最奥部に位置するように保持される。ただし、スプリング55は、スタンド格納状態においてねじりモーメントを発生させないように設けられていてもよい。スプリング55の螺旋状の部分は、上方から下方に向かうに従い周方向の第1側に延びているので、スプリング55が発生させる周方向の第1側のねじりモーメントは、スプリング55の伸び量が大きくなるに従い増大する。
図2に示すように、操作子56は、第2伸縮部材62に固定的に支持されている。操作子56は、球状の先端部を有する棒状に形成され、基端部において第2伸縮部材62の脚部64の上面に溶接等されている。操作子56は、第2伸縮部材62から伸縮方向に交差する方向に延びている。
図6は、スタンド格納状態の自動二輪車を示す拡大平面図である。
図6に示すように、操作子56は、上下方向(鉛直方向)から見て、スタンド格納状態で伸縮部材54における車幅方向外方の端部から前方かつ車幅方向外方に延びている。操作子56は、スタンド格納状態で、前後方向におけるサイドスタンド50が配置される範囲R内で最も車幅方向外方に位置している。
図7は、スタンド使用状態の自動二輪車を示す拡大平面図である。
図7に示すように、操作子56は、スタンド使用状態で伸縮部材54における車幅方向外方の端部から車幅方向外方かつ後方に延びている。操作子56の先端は、スタンド使用状態で伸縮部材54よりも車幅方向外方に位置している。
図8は、スタンド格納状態の自動二輪車を示す正面図である。
図8に示すように、操作子56は、前後方向から見て、スタンド格納状態で伸縮部材54における車幅方向外方の端部から上方に延びている。操作子56の先端は、ハウジング51の下端よりも上方に配置されている。操作子56および伸縮部材54は、スタンド格納状態で車両における車幅方向外方の端部よりも車幅方向内方に位置している。本実施形態では、操作子56は、スタンド格納状態でバーハンドル5aの左端部、およびメインスタンド15の左端部よりも車幅方向内方に位置している。
図2に示すように、サイドスタンド50は、ブラケット90を介して車幅方向一側(左側)のリヤフレーム25に支持されている。ブラケット90は、リヤフレーム25の前下端部に固定的に支持されている。ブラケット90は、車体フレーム20に重ねられる台座91と、台座91に固定されてサイドスタンド50のハウジング51を支持する支持片94と、を備える。
台座91は、金属板をプレス加工等して形成されている。台座91は、本体部92および屈曲部93を備える。本体部92は、車幅方向の垂直面に沿って延びている。本体部92は、左側のリヤフレーム25の前下端部における車幅方向外方に向く箇所に重ねて配置されている。屈曲部93は、本体部92の前端から略直角に屈曲して車幅方向内方に延びている。屈曲部93は、左側のリヤフレーム25の前下端部の前方に回り込み、ブラケット90の回り止めとして機能する。
支持片94は、金属板をプレス加工等して形成されている。支持片94は、前端部において台座91の本体部92における車幅方向外方に向く面に重ねて配置され、台座91に溶接等により固定されている。支持片94は、台座91とともに左側のリヤフレーム25にボルト締結されている。支持片94は、ボルト締結部から後方かつ下方に延びている。支持片94は、前方から後方に向かうに従い下方に延びる折れ線を境界にして折り曲げられている。支持片94における折れ線よりも上部は、車幅方向の垂直面に沿って延び、前上端部においてボルトが挿通されている。支持片94における折れ線よりも下部は、上方から下方に向かうに従い車幅方向外方に延びている。
図9は、サイドスタンド周辺の構造を示す平面図である。
図9に示すように、支持片94の後端縁94aは、サイドスタンド50のハウジング51の外周面における前方に向く箇所に結合している。支持片94は、伸縮方向におけるハウジング51の中間部から車幅方向外方の端部にわたって結合している。これにより、ハウジング51における車幅方向外方の端部51aは、ブラケット90に支持されている。ハウジング51における車幅方向内方の端部51bは、ブラケット90よりも車幅方向内方に位置している。すなわち、ハウジング51における車幅方向内方の端部51bは、ブラケット90の車幅方向内方の端部90aよりも車幅方向内方に位置している。図示の例では、ブラケット90の車幅方向内方の端部90aは、台座91の屈曲部93の車幅方向内方の端部である。ハウジング51は、上下方向から見て左側のリヤフレーム25に重なっている。
続いて、サイドスタンド50の操作方法について、図2、図10および図11を参照して説明する。サイドスタンド50の操作は、ライダー等の使用者が操作子56を足等によって操作することによって行われる。
スタンド格納状態からスタンド使用状態へ移行させる際の操作方法について説明する。
図10は、スタンド格納状態からスタンド使用状態への移行方法を示す図である。
図2および図10に示すように、最初にスプリング55のねじりモーメントに抗しつつ、操作子56を車幅方向外方かつ後方に向けて押圧する。すると、第1伸縮部材61がハウジング51に対して周方向の第2側に回動するとともに、第1ガイド突起71が第1ガイド溝72の上方係止部74からストローク部73の上端部に移動する。これにより、第1伸縮部材61がハウジング51に対して下方に変位可能となる。また、第2伸縮部材62が第1伸縮部材61に対して周方向の第2側に回動するとともに、第2ガイド突起81が第2ガイド溝82の上方係止部84からストローク部83の上端部に移動する。これにより、第2伸縮部材62が第1伸縮部材61に対して下方に変位可能となる。
続いて、スプリング55の伸縮方向の復元力に抗しつつ、操作子56を下方に向けて押圧する。すると、第1伸縮部材61がハウジング51に対して下方に変位するとともに、第1ガイド突起71が第1ガイド溝72のストローク部73の上端部から下端部に移動し、さらに下方係止部75に沿って移動する。また、第2伸縮部材62が第1伸縮部材61に対して下方に変位するとともに、第2ガイド突起81が第2ガイド溝82のストローク部83の上端部から下端部に移動し、さらに下方係止部85に沿って移動する。
続いて、スプリング55のねじりモーメントに抗しつつ、操作子56を後方に向けて押圧する。すると、第1伸縮部材61がハウジング51に対して周方向の第2側に回動するとともに、第1ガイド突起71が第1ガイド溝72の下方係止部75の下端部を通過する。第1ガイド突起71が第1ガイド溝72の下方係止部75の下端部を通過すると、スプリング55の伸縮方向の復元力によって第1ガイド突起71が下方係止部75に沿って上方に移動し、下方係止部75の最奥部に到達する。また、第2伸縮部材62が第1伸縮部材61に対して周方向の第2側に回動するとともに、第2ガイド突起81が第2ガイド溝82の下方係止部85の下端部を通過する。第2ガイド突起81が第2ガイド溝82の下方係止部85の下端部を通過すると、スプリング55の伸縮方向の復元力によって第2ガイド突起81が下方係止部85に沿って上方に移動し、下方係止部85の最奥部に到達する。これにより、伸縮部材54の周方向および上方への移動が規制され、スタンド使用状態への移行が完了する。
スタンド使用状態からスタンド格納状態へ移行させる際の操作方法について説明する。
図11は、スタンド使用状態からスタンド格納状態への移行方法を示す図である。
図2および図11に示すように、最初に伸縮方向の復元力に抗しつつ、操作子56を下方かつ前方に向けて押圧する。すると、第1伸縮部材61がハウジング51に対して下方に移動しつつ周方向の第1側に回動するとともに、第1ガイド突起71が第1ガイド溝72の下方係止部75の下端部を通過する。また、第2伸縮部材62が第1伸縮部材61に対して下方に移動しつつ周方向の第1側に回動するとともに、第2ガイド突起81が第2ガイド溝82の下方係止部85の下端部を通過する。
第1ガイド突起71が第1ガイド溝72の下方係止部75の下端部を通過すると、スプリング55の伸縮方向の復元力およびねじりモーメントによって第1ガイド突起71が第1ガイド溝72の下方係止部75、ストローク部73および上方係止部74に沿って移動し、第1伸縮部材61が上方かつ周方向の第1側に移動する。そして、第1ガイド突起71は、第1ガイド溝72の上方係止部74の最奥部に到達する。また、第2ガイド突起81が第2ガイド溝82の下方係止部85の下端部を通過すると、スプリング55の伸縮方向の復元力およびねじりモーメントによって第2ガイド突起81が第2ガイド溝82の下方係止部85、ストローク部83および上方係止部84に沿って移動し、第2伸縮部材62が上方かつ周方向の第1側に移動する。そして、第2ガイド突起81は、第2ガイド溝82の上方係止部84の最奥部に到達する。これにより、伸縮部材54の伸縮方向への移動が規制され、スタンド格納状態への移行が完了する。なお、第1ガイド突起71を第1ガイド溝72の上方係止部74に沿って移動させるとき、および第2ガイド突起81を第2ガイド溝82の上方係止部84に沿って移動させるときに、操作子56を足によって補助的に操作してもよい。
以上に詳述したように、本実施形態の自動二輪車1のサイドスタンド配置構造は、ハウジング51における車幅方向外方の端部51aがブラケット90に支持され、ハウジング51における車幅方向内方の端部51bがブラケット90よりも車幅方向内方に位置する構成を備える。この構成によれば、ハウジング51における車幅方向外方の端部51aがブラケット90から車幅方向内方に大きく突出することを抑制できる。これにより、スタンド格納状態でハウジング51の内側に退避する伸縮部材54が車幅方向外方に大きく突出することも抑制できる。したがって、スタンド格納状態でサイドスタンド50が車幅方向外方に突出することを抑制できる。
また、ハウジング51は、パワーユニット40を揺動可能に支持する左側のリヤフレーム25に上下方向から見て重なっている。この構成によれば、パワーユニット40の揺動時に、パワーユニット40のうちリヤフレーム25よりも車幅方向内方に配置される箇所にハウジング51が干渉することを抑制できる。
また、ハウジングの全体がリヤフレーム25よりも車幅方向外方に配置された構成と比較して、リヤフレーム25から車幅方向外方へのサイドスタンド50の突出量を小さくできる。このため、サイドスタンド50への車幅方向外方からの物体の接触をリヤフレーム25に受け止めることができる。したがって、サイドスタンド50の保護性能を向上させることができる。
また、サイドスタンド50は、左側のリヤフレーム25と伝動ケース43との間に配置されている。この構成によれば、リヤフレーム25と伝動ケース43との間のスペースを有効活用することで、スペース効率の向上を図ることができる。
また、伸縮部材54は、スタンド格納状態で車両の車幅方向外方の端部よりも車幅方向内方に位置し、操作子56の先端は、スタンド格納状態で前後方向におけるサイドスタンド50が配置される範囲R内で最も車幅方向外方に位置する。この構成によれば、スタンド格納状態でハウジング51および伸縮部材54が車幅方向外方に突出することを抑制しつつ、サイドスタンド50の周辺において操作子56のみを車幅方向外方に突出するように配置させることができる。これにより、操作子56がライダーにとってアプローチしやすい位置に配置され、スタンド格納状態からスタンド使用状態に移行させる際のサイドスタンド50の操作性を向上させることができる。
また、操作子56の先端は、ハウジング51の下端よりも上方に配置されているので、操作子56の先端が走行中のバンク時に地面に接触することを抑制できる。したがって、走行時のバンクに影響が生じることを抑制できる。
また、ハウジング51は、エンジン41の下端よりも上方に配置されている。この構成によれば、ハウジング51を車両の最低地上高に影響しない位置に配置することができる。
なお、本発明は、図面を参照して説明した上述の実施形態に限定されるものではなく、その技術的範囲において様々な変形例が考えられる。
例えば、上記実施形態では、伸縮部材54が第1伸縮部材61および第2伸縮部材62を備える2段のテレスコピック構造を有しているが、これに限定されず、例えば伸縮部材自体は伸縮不能に形成されていてもよい。また、伸縮部材は3段以上のテレスコピック構造を有していてもよい。
また、上記実施形態では、第1ガイド機構70において、第1ガイド突起71が第1伸縮部材61に設けられ、第1ガイド溝72がハウジング51に形成されているが、これに限定されない。第1ガイド突起がハウジングに設けられ、第1ガイド溝が第1伸縮部材に形成されていてもよい。第2ガイド機構についても同様である。
また、ブラケットの形状は、上記実施形態に限定されず、ハウジングと車体フレームとの間に介在する部材であれば特に限定されない。
また、上記実施形態では、後輪3を支持するスイングユニットとして、エンジン41を備えるパワーユニット40が車体フレーム20に上下揺動可能に支持されているが、これに限定されない。スイングユニットは、エンジンを備えていなくてもよい。また、本発明は、エンジンに替えてモータを備える鞍乗り型車両に適用することも可能である。
その他、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、上記した実施の形態における構成要素を周知の構成要素に置き換えることは適宜可能である。
1…自動二輪車(鞍乗り型車両) 3…後輪 20…車体フレーム 25…リヤフレーム 40…パワーユニット(スイングユニット) 41…エンジン(原動機) 42…動力伝達機構 43…伝動ケース 50…サイドスタンド 51…ハウジング 51a,51b…端部 52a…開口 54…伸縮部材 56…操作子 90…ブラケット

Claims (5)

  1. 車体フレーム(20)と、
    ブラケット(90)を介して前記車体フレーム(20)に支持され、伸縮可能に形成されたサイドスタンド(50)と、
    を備え、
    前記サイドスタンド(50)は、
    中空に形成され、開口(52a)が形成されたハウジング(51)と、
    スタンド使用状態で前記ハウジング(51)の前記開口(52a)から突出し、スタンド格納状態で前記ハウジング(51)の内側に退避する伸縮部材(54)と、
    を備え、
    前記ハウジング(51)における車幅方向外方の端部(51a)は、前記ブラケット(90)に支持され、
    前記ハウジング(51)における車幅方向内方の端部(51b)は、前記ブラケット(90)よりも車幅方向内方に位置する、
    ことを特徴とする鞍乗り型車両のサイドスタンド配置構造。
  2. 後輪(3)を支持するスイングユニット(40)をさらに備え、
    前記車体フレーム(20)は、前記スイングユニット(40)を揺動可能に支持する一対のリヤフレーム(25)を備え、
    前記ハウジング(51)は、車両上下方向から見て前記一対のリヤフレーム(25)のうち一方のリヤフレーム(25)に重なる、
    請求項1に記載の鞍乗り型車両のサイドスタンド配置構造。
  3. 前記スイングユニット(40)は、
    原動機(41)と、
    前記原動機(41)の駆動力を前記後輪(3)に伝達する動力伝達機構(42)と、
    前記動力伝達機構(42)を収容する伝動ケース(43)と、
    を備え、
    前記サイドスタンド(50)は、前記一方のリヤフレーム(25)と前記伝動ケース(43)との間に配置されている、
    請求項2に記載の鞍乗り型車両のサイドスタンド配置構造。
  4. 前記伸縮部材(54)から前記サイドスタンド(50)の伸縮方向に交差する方向に延びる操作子(56)をさらに備え、
    前記伸縮部材(54)は、スタンド格納状態で、車両の車幅方向外方の端部よりも車幅方向内方に位置し、
    前記操作子(56)の先端は、スタンド格納状態で、車両前後方向における前記サイドスタンド(50)が配置される範囲(R)内で最も車幅方向外方に位置する、
    請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の鞍乗り型車両のサイドスタンド配置構造。
  5. 原動機(41)をさらに備え、
    前記ハウジング(51)は、前記原動機(41)の下端よりも上方に配置されている、
    請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の鞍乗り型車両のサイドスタンド配置構造。
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