JP6941419B2 - ミシン、縫目表示方法およびプログラム - Google Patents

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Description

本発明は、ミシン、縫目表示方法およびプログラムに関する。
一般に、上糸と下糸とにより加工布を縫製(縫目を形成)するミシンにあっては、アーム部の上糸経路中に、上糸の張力を調整するための糸調子装置が設けられている。ユーザは、この糸調子装置を操作して、加工布の種類に応じて上糸と下糸との張力バランスである糸調子を適切なものに調整することにより、良好な縫製作業を行うことができる。
これに対して、加工布を移送する送り手段と、前記送り手段により前記加工布を移送して上糸と下糸とを交絡させながら縫目を形成する縫目形成手段と、前記上糸と前記下糸とに付与される張力の少なくとも一方の張力を調整する糸調子調整手段とを備えたミシンにおいて、前記加工布に形成された縫目を撮影可能な位置に配置され前記加工布の表裏両面側の少なくとも一方から前記縫目を撮影する撮影手段と、前記撮影手段により撮影された前記縫目の画像データから前記上糸と前記下糸との交絡点に現れた反対側の糸の領域を抽出する抽出手段と、前記抽出手段により抽出された前記糸の領域の面積を算出する算出手段と、前記算出手段により算出された面積に基づいて前記上糸と前記下糸との張力バランスである糸調子を判定する判定手段と、前記判定手段による判定結果に基づいて前記縫目形成手段により形成される縫目の糸調子を補正するように前記糸調子調整手段を制御する制御手段とを具備するミシンが開示されている(例えば、特許文献1参照。)。
特開2010−184033号公報
上記の技術では、上糸と下糸との張力バランスが良好であれば、それらの交絡部が、加工布の厚み方向の中間部に来るようになることを根拠に、糸の領域の面積を算出し、算出された面積に基づいて上糸と下糸との張力バランスである糸調子を判定している。また、縫目を加工布の表裏両面側から撮影することにより、両者の面積の差に基づいて張力バランスを判定することができるが、一方側(例えば上側)からのみ撮影する場合であっても、予め求められた基準となる面積の値(しきい値)を記憶させておき、算出された面積を基準となる面積と比較することによって、糸調子を判定することができることが記載されている。
特許文献1には、加工布の種類や材質によらず、上糸と下糸の領域の面積の差分あるいは、上糸と下糸の一方の領域の面積と予め求められた基準となる面積の値との差分が得られれば、糸調子を判定することができることが記載されている。しかしながら、縫製の出来栄えは、加工布の厚み以外にも、加工布の種類や材質にも影響を受ける。したがって、加工布に関するすべての要素を考慮した上で、縫製の出来栄え、言い換えれば、糸調子を設定するためには、別のアプローチが必要となる。
そこで、本発明は、上述の課題に鑑みてなされたものであり、ユーザにとって判断容易な形態で、上糸および下糸の縫目バランスを表示するミシン、縫目表示方法およびプログラムを提供する。
形態1;本発明の1またはそれ以上の実施形態は、布に縫製された縫目を該布の表面側から撮影する第1の撮影部と、前記第1の撮影部で撮影された前記縫目の中心箇所を中心に前記布の裏面側から撮影する第2の撮影部と、前記第1の撮影部により撮影された第1の縫目映像と前記第2の撮影部により撮影された第2の縫目映像とを同一の画面に表示する表示部と、を備えたことを特徴とするミシンを提案している。
形態2;本発明の1またはそれ以上の実施形態は、前記表示部は、前記第1の縫目映像と前記第2の縫目映像とを重ねて表示するミシンを提案している。
形態3;本発明の1またはそれ以上の実施形態は、前記表示部は、前記第1の縫目映像と前記第2の縫目映像とを並べて表示するミシンを提案している。
形態4;本発明の1またはそれ以上の実施形態は、前記表示部は、前記第1の縫目映像の中心箇所から一定の距離離れた箇所に第1の印を表示し、前記第2の縫目映像の中心箇所から前記第1の印と同じベクトルに第2の印を表示するミシンを提案している。
形態5;本発明の1またはそれ以上の実施形態は、前記第1の印と前記第2の印とは、縫い方向に垂直な線であるミシンを提案している。
形態6;本発明の1またはそれ以上の実施形態は、前記第1の印と前記第2の印とは、縫い方向に平行な線であるミシンを提案している。
形態7;本発明の1またはそれ以上の実施形態は、前記第1の縫目映像の中心箇所あるいは前記第2の縫目映像の中心箇所から前記縫い方向に垂直な線までの距離は、設定された縫いの送り量の整数倍であるミシンを提案している。
形態8;本発明の1またはそれ以上の実施形態は、前記第1の縫目映像の中心箇所あるいは前記第2の縫目映像の中心箇所から前記縫い方向に平行な線までの距離は、設定された縫いの振幅であるミシンを提案している。
形態9;本発明の1またはそれ以上の実施形態は、前記第1の印と前記第2の印とは、縫い方向に垂直な線および該縫い方向に平行な線であるミシンを提案している。
形態10;本発明の1またはそれ以上の実施形態は、前記縫製が刺繍縫いであり、該刺繍縫いの停止後に該刺繍縫いの縫目を前記第1の撮影部と前記第2の撮影部とで撮影するミシンを提案している。
形態11;本発明の1またはそれ以上の実施形態は、前記刺繍縫いの停止後に、前記刺繍縫いの縫目の垂線上に前記第1の撮影部および前記第2の撮影部が配置されるように、該刺繍縫いの縫目を移動させるミシンを提案している。
形態12;本発明の1またはそれ以上の実施形態は、前記表示部は、前記第1の縫目映像あるいは前記第2の縫目映像を反転させて表示するミシンを提案している。
形態13;本発明の1またはそれ以上の実施形態は、第1の撮影部と、第2の撮影部と、表示部とを備えたミシンにおける縫目表示方法であって、前記第1の撮影部が、縫製された布の縫目を該布の表面側から撮影する工程と、前記第2の撮影部が、前記第1の撮影部で撮影された前記布の縫目の中心箇所を中心に前記布の裏面側から撮影する工程と、前記表示部が、前記第1の撮影部により撮影された第1の縫目映像と前記第2の撮影部により撮影された第2の縫目映像とを同一の画面に表示する工程と、を備えたことを特徴とする縫目表示方法を提案している。
形態14;本発明の1またはそれ以上の実施形態は、第1の撮影部と、第2の撮影部と、表示部とを備えたミシンにおける縫目表示方法を前記ミシンに実行させるためのプログラムであって、前記第1の撮影部が、縫製された布の縫目を該布の表面側から撮影する工程と、前記第2の撮影部が、前記第1の撮影部で撮影された前記布の縫目の中心箇所を中心に前記布の裏面側から撮影する工程と、前記表示部が、前記第1の撮影部により撮影された第1の縫目映像と前記第2の撮影部により撮影された第2の縫目映像とを同一の画面に表示する工程と、を前記ミシンに実行させるためのプログラムを提案している。
本発明の1またはそれ以上の実施形態によれば、ユーザにとって判断容易な形態で、上糸および下糸の縫目バランスを表示することができるという効果がある。
本発明の実施形態に係るミシンの構成を示す図である。 本発明の実施形態に係るミシンにおける第2の撮影部および照明部の配置位置を示す図である。 本発明の実施形態に係るミシンの概略構成図である。 本発明の実施形態に係るミシンの電気的構成図である。 本発明の実施形態に係るミシンにおける上糸および下糸映像の表示形態を例示した図である。 本発明の実施形態に係るミシンにおける上糸および下糸映像の表示形態を例示した図である。 本発明の実施形態に係るミシンにおける下糸の縫目を拡大した図である。 本発明の実施形態に係るミシンにおいて直線縫いにおける下糸の縫目を拡大した図である。 本発明の実施形態に係るミシンにおける上糸および下糸映像の表示形態を例示した図である。 本発明の実施形態に係るミシンにおける通常縫いモードの処理フロー図である。 本発明の実施形態に係るミシンにおける刺繍縫いモードの処理フロー図である。
<実施形態>
以下、本発明の実施形態について図1から図9を用いて説明する。
<ミシンの構成>
図1に示すように、本実施形態に係るミシン1は、第1の撮影部104と、第2の撮影部105と、表示部107とを備えている。
第1の撮影部104は、加工布に形成された縫目を加工布の進行方向において撮影可能な位置に配置され、加工布の表面側(上方向)から上糸の縫目映像を撮影する。第2の撮影部105は、針板の後方下部に配置され、加工布の裏面側(下方向)から下糸の縫目映像を加工布の進行方向において撮影する。ここで、第1の撮影部104と第2の撮影部105とは、布に縫製された縫目の同じ箇所を撮影するように配置されている。例えば、第1の撮影部104および第2の撮影部105から布に下された垂線のそれぞれの足が、上述した布の縫目の同じ箇所となるように配置される。そのために、撮影する縫目の垂線上に第1の撮影部104および第2の撮影部105を配置する。このような配置であれば、布に多少の厚みがあっても、布の縫目のある箇所を第1の撮影部104および第2の撮影部105から同時に撮影することが可能となる。また、ミシンの構造上、上述したような配置ができない場合は、撮影した映像を角度調整することで、撮影する縫目の垂線上に配置された撮影部から撮影したような効果が生じる。なお、この場合は布の厚みが厚いと、縫目の高さ変化等が問題となるが、その厚みを検出して、上記角度調整に反映させればその問題は解消する。
表示部107は、第1の撮影部により撮影された縫目映像と第2の撮影部により撮影された縫目映像とを同一の画面に表示する。第1の撮影部104および第2の撮影部105からの垂線上の縫目箇所を中心に表示部107に表示させることにより、第1の縫目映像と第2の縫目映像とを正確に比較できる。また、それらの映像を重ね合わせることで、その差異の有無が目視で容易に判断可能となる。
また、図2に示すように、例えば、針板の後方には、第2の撮影部105の撮影方向と交わる領域に開口部110が設けられている。さらに、第2の撮影部105は、加工布の下側に配置されるため、認識可能な映像が得られるように開口部110を照射する照明部106が設けられている。この照明部106は、下糸の縫目映像を撮影するときにのみ点灯される。なお、照明部106の配置位置周辺にはスペースがないため、LED等の小型の照明素子が好ましい。なお、上糸の張力が弱い場合には、上糸が布の裏面まで引き込まれてしまい、その分糸が盛り上がることがある。その場合、照明部106が第2の撮影部105の周辺にあるため、その照明によって、照明部106のある箇所とは反対側に、その盛り上がりに由来する影が生じることがあり、第2の撮影部105は、その影を撮影することにより、糸の張力を判断することが可能となる。
<ミシンの構成>
図3に示すように、本実施形態に係るミシン1は、CPU101と、ROM102と、RAM103と、第1の撮影部104と、第2の撮影部105と、照明部106と、表示部107と、タッチパネル111と、タクトスイッチ112と、ミシンモータ制御装置113と、振幅・送りモータ制御装置114と、X−Yモータ制御装置115とから構成されている。
CPU101は、制御プログラムにしたがって、ミシン全体の動作を制御する。また、外部入出力装置を介して様々なデバイスに接続されている。ROM102には、上糸カメラ撮影モジュール、下糸カメラ撮影モジュール、照明制御モジュール、縫目比較モジュール、通常縫い制御モジュール、刺繍縫い制御モジュール、縫目位置への刺繍枠移動モジュール、刺繍枠後退/前進モジュール等が格納されている。
RAM103には、ROM102から読み込まれたプログラムモジュールが格納されている。表示部107は、タッチパネルと対になっており、模様の選択や模様の編集等の作業をGUIにより実行し、ミシン1の操作を行う。なお、本実施形態においては、上糸の縫目映像および下糸の縫目映像をリアルタイムに表示する。
タクトスイッチ112には、ミシン1のスター卜/ストップや返し縫い、止め縫い、針棒の上下、糸切り、自動糸通しの指示を行うボタンが集められている。
ミシンモータ制御装置113は、CPU101からの指令によってミシンモータを回転し、針棒の上下運動により縫目を形成する。振幅・送りモータ制御装置114は、CPU101からの指令に基づいて、振幅モータを駆動し、針棒を振ることにより、ジグザグの動きをし、送りモータを駆動することにより、加工布の送り量あるいは前後の方向を制御する。また、ミシンモータと振幅・送りモータとにより縫い機構が制御され、直線やジグザグあるいは具象模様の縫目を形成する。
X−Yモータ制御装置115は、CPU101からの指令に基づいて、Xモータ、Yモータを駆動し、縫い機構の刺繍枠をX方向あるいはY方向に移動させる。そして、両モータへの指令により針落ち点が決まり、ミシンモータの上下動により刺繍の縫目が形成され、模様が縫われる。特に刺繍モードでは縫目を形成せずに、刺繍枠を刺繍データに従って一針ごとに移動する機能があり、刺繍枠後退や刺繍枠前進をユーザの指示に従って実行することができる。
なお、通常縫いモードでは、模様が選択された後、タクトスイッチの縫い開始ボタンが押下されると、「通常縫い制御」モジュールの制御により、ミシンモータが回転して針が上下運動する。針が上にあるとき、振幅モータが駆動し、針の振幅方向の位置が決まる。また、針が下にあるとき、送りモータが駆動し、次の送り量を決める。これにより縫目が作られる。20〜30mm縫われると、加工布の表の縫目が上糸カメラ(第1の撮影部104)の下を通過し、裏の縫目が下糸カメラ(第2の撮影部105)の上を通過する。そして、「上糸カメラ撮影」モジュールと「下糸カメラ撮影」モジュールとによって上糸の縫目映像および下糸の縫目映像が撮影される。なお、下糸カメラ(第2の撮影部105)の撮影が開始されると、「下糸照明制御」モジュールが起動し、照明を点灯する。撮影された上糸の縫目映像と下糸の縫目映像とは、「縫い目表示」モジュールによって表示部107に表示される。これらの映像を上下、左右に並べて対比させて見ることができる。
また、刺繍縫いモードでは、模様が選択された後、タクトスイッチの縫い開始ボタンが押下されると、ミシンモータが回転し、針が上下運動する。針が加工布より上の位置にあるとき、X−Yモータが駆動され、次の刺繍データが示している針落ち点まで移動する。これが繰り返されて、刺繍の縫目が形成されるが、上糸カメラ(第1の撮影部104)および下糸カメラ(第2の撮影部105)が撮影している場所は、縫目が形成される箇所から離れている。そのため、縫いながらリアルタイムに上糸カメラ(第1の撮影部104)および下糸カメラ(第2の撮影部105)が撮影した映像を表示することができない。そのため、停止ボタンを押下し、一旦停止する。そして、「縫い目位置へ刺繍枠移動」モジュールを起動し、予め定まっている針位置とカメラ位置間の距離だけ刺繍枠を移動し、直前に縫った縫目がカメラの位置に来るように刺繍枠を移動する。これにより、上糸の縫目映像と下糸の縫目映像とを表示部107に映すことができる。また、刺繍枠がオフセットされた状態で「刺繍枠後退/前進」モジュールにより、前後の針落ち点へ刺繍枠を移動すると、縫目の状態を順次表示させることができる。
<ミシンの電気的構成>
図4を用いて、本実施形態に係るミシンの電気的構成について説明する。なお、図3と同一の符号を付す構成要素については、同様の機能を有することから、その詳細な説明は省略する。
図4に示すように、本実施形態に係るミシンは、CPU101と、ROM102と、RAM103と、第1の撮影部104と、第2の撮影部105と、照明部106と、表示部107と、記憶部108と、表示制御部109とから構成されている。
記憶部108は、第1の撮影部104により撮影された縫目映像のデータと第2の撮影部105により撮影された縫目映像のデータとを一時的に記憶する。また、第1の撮影部104により撮影された縫目映像のデータと第2の撮影部105により撮影された縫目映像のデータとのうち一方の縫目映像のデータを反転して記憶する。
表示制御部109は、記憶部108に記憶された第1の撮影部104により撮影された縫目映像のデータと第2の撮影部105により撮影された縫目映像のデータとを上下、左右に並べて同一の画面に表示するような表示データを表示部107に出力する。また、表示制御部109は、記憶部108に記憶された第1の撮影部104により撮影された縫目映像のデータと第2の撮影部105により撮影された縫目映像のデータとに沿うように縫い振幅を示すラインデータを付加した表示データを表示部107に出力する。また、表示制御部109は、第1の撮影部104により撮影された縫目映像のデータの所定の縫目とその所定の縫目に対応する第2の撮影部105により撮影された縫目映像のデータとにラインデータを付加した表示データを表示部107に出力する。さらに、表示制御部109は、記憶部108に記憶された縫目映像のデータのうち反転処理を行なった縫目映像のデータと反転処理を行なってない縫目映像のデータとを重ねた表示データを表示部107に出力する。
<表示部の表示形態>
図5から図7を用いて、本実施形態に係るミシンの表示部における表示形態について説明する。
図5に示すように、本実施形態に係るミシン1の表示部107は、2分割の表示画面で構成され、下部には、「下糸反転」ボタン、「確認」ボタンが配置されている。図5では、2分割の表示画面の上の表示画面に上糸の縫目映像が表示され、下の表示画面に下糸の縫目映像が表示されている。なお、表示部107を左右2分割の表示画面で構成してもよい。
また、2分割の表示画面に表示される上糸の縫目映像および下糸の縫目映像には、振幅の中央を示す縦の点線と、送り方向の基準位置を示す横の点線とが示され、その交点は各表示画面の中心である。更に、その中心箇所から一定の距離に印を配置する。図中には、縦の点線に平行して設定された縦の2本のラインが表示されている。これらのラインの縦の点線からの幅は任意に設定でき、例えば縫い振幅を示す場合、具体的には、その実際の振幅は9mmである。このようなラインを撮影した上下糸の縫目を表示する表示部107にそれぞれ表示することで、容易に、上糸の縫目と対応する下糸の縫目とを比較できる。特に、縫い振幅を表示すれば、糸の張力が適正でない場合、いずれか一方の縫い幅がラインに到達しないため、視認判断のみで容易に糸の張力の問題を把握することが可能となる。
また、送り方向にも、横の点線に平行して2本のラインが表示されている。これらの平行するラインの横の点線からの幅は任意に設定でき、縫いの送り量やその整数倍とすることが可能である。図では、横の点線から上下5mmの位置に表示されている。これらのラインは縦あるいは横のいずれかであるが、両方を記載し、格子状に表示してもよい。また、上記のようにラインであってもよいし、点やある範囲を表すものであってもよい。ただし、上下の縫目を表示する各々の表示部107において、その中心箇所から同じ方向で同じ距離離れた箇所に配置する必要がある。つまり、上下の縫目を表示する表示部107には、上下の縫目の映像の各々の中心箇所から同じベクトルに同じ印を各々表示する。また、図5に示すように、送り方向の基準位置に最も近い上糸および下糸の針落ち点が同じ針落ちの映像に対応している。また、上糸と下糸の表示画面で縦の点線と横の点線との交点は、布の同じ場所の上下(表裏)の箇所を示している。
例えば、図5の場合、上糸の糸調子が弱めになっているため、上糸が裏側に少し引き込まれ、下糸のジグザグ幅が細く見えている。下糸の様子を拡大したものを図7に記載する。引き込まれた上糸の分、下糸が形成する振幅は布の表面側で上糸が形成するものより狭くなる。また、振幅が狭くなった分に応じて、下糸が形成する針落ち点付近の角度も広くなっている。そのため、糸調子ダイヤルを回して上糸のテンションを高くするように糸調子を調整すると、下糸が引っ張られ、ジグザグが同じ幅になるように調整できる。それと同時に、針落ち点付近の角度も上糸と下糸とで同じとなる。
刺繍の場合には、布裏面に上糸が若干入りこんでいれば、刺繍は正しく調整されている。逆に、布表面に下糸(通常は白)が見えた場合は、上糸の張力が強すぎると判断する。
図8は、図5〜7に記載したようなジグザグ縫いではなく、直線縫いにおける下糸の様子を示したものである。図8に示すように、振幅がない場合であっても、糸送り量の見た目を上下で比較するという判断方法が可能である。つまり、上糸の張力が弱い場合、上糸が布の裏面まで引き込まれてしまい、その分だけ布の裏面における下糸を覆ってしまい、下糸の縫製領域が短く見える。そのため、布の上下から見た上下各々の糸の縫製領域(長さ)を判断すれば、上糸の張力が弱い場合は、布表面の上糸の縫製長さは設定どおりとなるが、布裏面の下糸の縫製長さは短く見える。逆に、上糸の張力が強い場合は、下糸が布表面まで出てきてしまい、布表面の上糸の縫製長さは短く見える。その場合、上記の理論からすれば、布裏面の下糸の縫製長さは設定どおりとなる。このような糸の張力の不具合を糸調子で解消すれば、布の表裏において、上糸と下糸との縫製長さは等しく設定どおりとなる。このことから、布の表裏の縫製長さを見れば、糸の張力が適正か否か、判断することが可能となる。なお、上下糸の縫目を夫々表示する表示部に、それらの縫目の中心箇所を中心に表示することで、上記判断は容易となる。特に、縫製の送り方向における送り量の整数倍を示す印を表示することで、より容易に糸の張力の判断は可能となる。
なお、上糸と下糸とが重なるため、そうなっていない箇所と比べて盛り上がり、照明部106のある箇所とは反対側に、その盛り上がりに由来する影が生じることがあり、第2の撮影部105は、その影を撮影することにより、糸の張力を判断することが可能となる。この判断は、上下の糸が同色である場合に、特に有効である。
また、図5では、上糸の縫目と下糸の縫目とは互いに逆方向から撮影されているため、反転された縫目となって映っている。このとき、「下糸反転」ボタンを押すと、図6に示すように、下糸の縫目の映像が左右反転されて表示される。この機能により、下糸の縫目映像を試縫い片の上から仮想的に見たような映像をユーザに見せることができる。
また、図9に示すように、表示部107に上糸の縫目映像と反転処理がなされた下糸の縫目映像とを重ねて表示することもできる。なお、上糸の理想的な縫目イメージ映像を反転処理がなされた下糸の縫目映像とを重ねて表示してもよい。いずれの場合も、上糸の縫目映像と下糸の縫目映像とを容易に比較できるため、この比較結果に基づいて、糸調子のダイヤル調整量の明確な目安とすることができる。
<通常モード時の処理>
図10を用いて、本実施形態に係るミシンにおける通常モード時の処理について説明する。
ミシン1を通常縫いモードに設定して直線縫いやジグザグ縫い、具象模様などから模様を選択し、縫いを実行する(ステップS101)。次に、第1の撮影部104から上糸の縫目映像を入力し(ステップS102)、第2の撮影部105から下糸の縫目映像を入力する(ステップS103)。
このとき、下糸の縫目映像について反転表示が設定されている場合(ステップS104の「Yes」)には、下糸の縫目映像を左右反転し、疑似的に加工布の表面側から映したように映像データを加工する(ステップS105)。
そして、上糸の縫目映像と下糸の縫目映像とが比較できるように並べて表示する(ステップS106)。20〜30mm前進方向に縫うと縫目がカメラ位置に到達するため、撮影した縫目映像をリアルタイムに見ることができる。
<刺繍モード時の処理>
図11を用いて、本実施形態に係るミシンにおける刺繍モード時の処理について説明する。
ミシン1に刺繍枠を取り付け、刺繍縫いモードに設定する。ボタンにより模様を選択し、模様の位置やサイズの変更、回転などの編集作業などを行った後(ステップS201)、タクトスイッチの[開始]ボタンを押下すると、ユーザの操作を判断し(ステップS202の「Yes」)、刺繍縫い動作を開始する(ステップS203)。
刺繍実行中は上糸カメラ(第1の撮影部104)および下糸カメラ(第2の撮影部105)の映像は表示しない。押された操作ボタンが[停止]ボタンの場合、刺繍縫いの実行を一時停止する(ステップS202の「No」)。
ミシン1が一時停止すると、針位置と第1の撮影部104及び第2の撮影部105により撮影される箇所の距離だけ刺繍枠を移動し、直前に縫った縫目の位置とカメラで撮影している位置とを合わせる(ステップS204)。このとき、上糸カメラ(第1の撮影部104)には、加工布の表面の縫目映像が映され(ステップS205)、下糸カメラ(第2の撮影部105)には、加工布の裏面の縫目映像が映される(ステップS206)。
下糸の縫目映像について反転表示が設定されている時(ステップS207の「Yes」)には、下糸の縫目映像を左右反転し、疑似的に加工布の表面から撮影したように映像データを加工する(ステップS208)。そして、上糸の縫目映像と下糸の縫目映像とを比較できるように並べて表示する(ステップS209)。
タクトスイッチのボタンを入力すると(ステップS210)、押下されたタクトスイッチが「刺繍枠後退」ボタンか否かを判別する(ステップS211)。押下されたタクトスイッチが「刺繍枠後退」ボタンの場合(ステップS211の「Yes」)には、1針分刺繍枠を前の縫目位置に戻す(ステップS212)。そして、ステップS205からステップS208の処理を行い、上糸の縫目および下糸の縫目の撮影と撮影データの編集を行い、ステップS209において上糸の縫目および下糸の縫目の比較表示を行う。
押下されたタクトスイッチが「刺繍枠後退」ボタンではない場合(ステップS211の「No」)には、押下されたタクトスイッチが「刺繍枠前進」ボタンか否かを判別する(ステップS213)。押下されたタクトスイッチが「刺繍枠前進」ボタンの場合(ステップS213の「Yes」)には、1針分刺繍枠を次の縫目位置に進める(ステップS214)。そして、ステップS205からステップS208の処理を行い、上糸の縫目および下糸の縫目の撮影と撮影データの編集を行い、ステップS209において上糸の縫目および下糸の縫目の比較表示を行う。
押下されたタクトスイッチが「刺繍枠前進」ボタンではない場合(ステップS213の「No」)には、押下されたタクトスイッチが「開始」ボタンか否かを判別する(ステップS215)。押下されたタクトスイッチが「開始」ボタンの場合(ステップS215の「Yes」)には、針とカメラとの距離を戻し(ステップS216)、ステップS203に戻り、刺繍が再開される。押下されたタクトスイッチが「開始」ボタンではない場合(ステップS215の「No」)には、ステップS205に戻り、撮影が続行される。
以上、説明したように、本実施形態によれば、第1の撮影部が、加工布に形成された縫目を加工布の進行方向において撮影可能な位置に配置され、加工布の表面側から縫目映像を撮影し、第2の撮影部が、針板の後方下部に配置され、加工布の裏面側から縫目映像を加工布の進行方向において撮影して、表示部が、第1の撮影部により撮影された縫目映像と第2の撮影部により撮影された縫目映像とを同一の画面に表示することから、上糸の縫目映像と下糸の縫目映像とをリアルタイムにモニターすることができる。そのため、表示部の映像を見ながら、視認判断で容易にリアルタイムに糸調子を調整することができる。
また、記憶部が第1の撮影部により撮影された縫目映像のデータと第2の撮影部により撮影された縫目映像のデータとを一時的に記憶するとともに、表示制御部は、第1の撮影部により撮影された縫目映像のデータと第2の撮影部により撮影された縫目映像のデータとを上下、左右に並べて同一の画面に表示するような表示データを表示部に出力することから、容易に、上糸の縫目映像と下糸の縫目映像とを比較できる。そのため、正確に、糸調子を調整することができる。
表示制御部は、さらに、記憶部に記憶された第1の撮影部により撮影された縫目映像のデータと第2の撮影部により撮影された縫目映像のデータに沿うように縫い振幅を示すラインデータを付加した表示データを表示部に出力することから、容易に、上糸の縫目振幅と下糸の縫目振幅を比較できる。そのため、正確に、糸調子を調整することができる。
表示制御部は、さらに、第1の撮影部により撮影された縫目映像のデータの所定の縫目とその所定の縫目に対応する第2の撮影部により撮影された縫目映像のデータとにラインデータを付加した表示データを表示部に出力することから、容易に、上糸の縫目と対応する下糸の縫目とを比較できる。そのため、正確に、糸調子を調整することができる。
記憶部は、第1の撮影部により撮影された縫目映像のデータと第2の撮影部により撮影された縫目映像のデータとのうち一方の縫目映像のデータを反転して記憶し、表示制御部は、記憶部に記憶された縫目映像のデータを上下、左右に並べて同一の画面に表示するような表示データを表示部に出力することから、容易に、上糸の縫目映像と下糸の縫目映像とを鏡像関係を考慮せずに比較できる。そのため、正確に、糸調子を調整することができる。
記憶部は、第1の撮影部により撮影された縫目映像のデータと第2の撮影部により撮影された縫目映像のデータとのうち一方の縫目映像のデータを反転して記憶し、表示制御部は、さらに、記憶部に記憶された縫目映像のデータに沿うように縫い振幅を示すラインデータを付加した表示データを表示部に出力することから、容易に、上糸の縫目振幅と下糸の縫目振幅とを比較できる。そのため、正確に、糸調子を調整することができる。
記憶部は、第1の撮影部により撮影された縫目映像のデータと第2の撮影部により撮影された縫目映像のデータとのうち一方の縫目映像のデータを反転して記憶し、表示制御部は、第1の撮影部により撮影された縫目映像データの所定の縫目とその所定の縫目に対応する第2の撮影部により撮影された縫目映像データとにラインデータを付加した表示データを表示部に出力することから、容易に、上糸の縫目と対応する下糸の縫目とを比較できる。そのため、正確に、糸調子を調整することができる。
記憶部は、第1の撮影部により撮影された縫目映像のデータと第2の撮影部により撮影された縫目映像のデータとのうち一方の縫目映像のデータを反転して記憶し、表示制御部は、さらに、記憶部に記憶された縫目映像のデータに沿うように縫い振幅を示すラインデータを付加するとともに、第1の撮影部により撮影された縫目映像のデータの所定の縫目とその所定の縫目に対応する第2の撮影部により撮影された縫目映像のデータとにラインデータを付加した表示データを表示部に出力することから、容易に、上糸の縫目と下糸の縫目とを比較できる。そのため、正確に、糸調子を調整することができる。
記憶部は、第1の撮影部により撮影された縫目映像のデータと第2の撮影部により撮影された縫目映像のデータとのうち一方の縫目映像のデータを反転して記憶するとともに、表示制御部は、記憶部に記憶された縫目映像のデータのうち反転処理を行なった縫目映像のデータと反転処理を行なってない縫目映像のデータとを重ねた表示データを表示部に出力することから、容易に、上糸の縫目と下糸の縫目とを比較できる。そのため、正確に、糸調子を調整することができる。
なお、ミシンの処理をコンピュータシステムあるいはコンピュータが読み取り可能な記録媒体に記録し、この記録媒体に記録されたプログラムをミシンに読み込ませ、実行することによって本発明のミシンを実現することができる。ここでいうコンピュータシステムあるいはコンピュータとは、OSや周辺装置等のハードウェアを含む。
また、「コンピュータシステムあるいはコンピュータ」は、WWW(World Wide Web)システムを利用している場合であれば、ホームページ提供環境(あるいは表示環境)も含むものとする。また、上記プログラムは、このプログラムを記憶装置等に格納したコンピュータシステムあるいはコンピュータから、伝送媒体を介して、あるいは、伝送媒体中の伝送波により他のコンピュータシステムあるいはコンピュータに伝送されてもよい。ここで、プログラムを伝送する「伝送媒体」は、インターネット等のネットワーク(通信網)や電話回線等の通信回線(通信線)のように情報を伝送する機能を有する媒体のことをいう。
また、上記プログラムは、前述した機能の一部を実現するためのものであってもよい。さらに、前述した機能をコンピュータシステムあるいはコンピュータにすでに記録されているプログラムとの組合せで実現できるもの、いわゆる差分ファイル(差分プログラム)であってもよい。
以上、この発明の実施形態につき、図面を参照して詳述してきたが、具体的な構成はこの実施形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計等も含まれる。
1;ミシン
101;CPU
102;ROM
103;RAM
104;第1の撮影部
105;第2の撮影部
106;照明部
107;表示部
108;記憶部
109;表示制御部
110;開口部
111;タッチパネル
112;タクトスイッチ
113;ミシンモータ制御装置
114;振幅・送りモータ制御装置
115;X−Yモータ制御装置

Claims (13)

  1. 布に縫製された縫目の垂線上に配置され、該縫目を該布の表面側から撮影する第1の撮影部と、
    前記布の裏面側であって、前記第1の撮影部が配置された垂線の延長線上に配置され、前記第1の撮影部で撮影された前記縫目を前記布の裏面側から撮影する第2の撮影部と、
    前記第1の撮影部により撮影された第1の縫目映像と前記第2の撮影部により撮影された第2の縫目映像とを同一の画面に表示する表示部と、
    を備え
    前記表示部は、前記第1の縫目映像あるいは前記第2の縫目映像を反転させて表示することを特徴とするミシン。
  2. 前記表示部は、前記第1の縫目映像と前記第2の縫目映像とを重ねて表示することを特徴とする請求項1に記載のミシン。
  3. 前記表示部は、前記第1の縫目映像と前記第2の縫目映像とを並べて表示することを特徴とする請求項1に記載のミシン。
  4. 前記表示部は、前記第1の縫目映像の中心箇所から一定の距離離れた箇所に第1の印を表示し、前記第2の縫目映像の中心箇所から前記第1の印と同じベクトルに第2の印を表示することを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載のミシン。
  5. 前記第1の印と前記第2の印とは、縫い方向に垂直な線であることを特徴とする請求項4に記載のミシン。
  6. 前記第1の印と前記第2の印とは、縫い方向に平行な線であることを特徴とする請求項4に記載のミシン。
  7. 前記第1の縫目映像の中心箇所あるいは前記第2の縫目映像の中心箇所から前記縫い方向に垂直な線までの距離は、設定された縫いの送り量の整数倍であることを特徴とする請求項5に記載のミシン。
  8. 前記第1の縫目映像の中心箇所あるいは前記第2の縫目映像の中心箇所から前記縫い方向に平行な線までの距離は、設定された縫いの振幅であることを特徴とする請求項6に記載のミシン。
  9. 前記第1の印と前記第2の印とは、縫い方向に垂直な線および該縫い方向に平行な線であることを特徴とする請求項4に記載のミシン。
  10. 前記縫製が刺繍縫いであり、該刺繍縫いの停止後に該刺繍縫いの縫目を前記第1の撮影部と前記第2の撮影部とで撮影することを特徴とする、請求項1乃至3のいずれかに記載のミシン。
  11. 前記刺繍縫いの停止後に、前記刺繍縫いの縫目の垂線上に前記第1の撮影部および前記第2の撮影部が配置されるように、該刺繍縫いの縫目を移動させることを特徴とする請求項10に記載のミシン。
  12. 布に縫製された縫目の垂線上に配置された第1の撮影部と、前記布の裏面側であって、前記第1の撮影部が配置された垂線の延長線上に配置された第2の撮影部と、表示部とを備えたミシンにおける縫目表示方法であって、
    前記第1の撮影部が、布に縫製された縫目を該布の表面側から撮影する工程と、
    前記第2の撮影部が、前記第1の撮影部で撮影された前記縫目を前記布の裏面側から撮影する工程と、
    前記表示部が、前記第1の撮影部により撮影された第1の縫目映像と前記第2の撮影部により撮影された第2の縫目映像とを同一の画面に表示する工程と、
    を備え
    前記表示部は、前記第1の縫目映像あるいは前記第2の縫目映像を反転させて表示することを特徴とする縫目表示方法。
  13. 布に縫製された縫目の垂線上に配置された第1の撮影部と、前記布の裏面側であって、前記第1の撮影部が配置された垂線の延長線上に配置された第2の撮影部と、表示部とを備えたミシンにおける縫目表示方法を前記ミシンに実行させるためのプログラムであって、
    前記第1の撮影部が、布に縫製された縫目を該布の表面側から撮影する工程と、
    前記第2の撮影部が、前記第1の撮影部で撮影された前記縫目を前記布の裏面側から撮影する工程と、
    前記表示部が、前記第1の撮影部により撮影された第1の縫目映像と前記第2の撮影部により撮影された第2の縫目映像とを同一の画面に表示する工程と、
    を備え、
    前記表示部は、前記第1の縫目映像あるいは前記第2の縫目映像を反転させて表示することを特徴とする前記ミシンに実行させるためのプログラム。
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