JP6941389B2 - 切創防止用防護素材及び切創防止具 - Google Patents

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Description

本発明は、防護素材に関する。
従来より、チェーンソーや刈払い機などの刃物を使った作業に従事する作業者が、誤って作業中の刃物を体に接触させてしまった場合に備えて、強度の高い繊維を使った防護層を備えた衣服や軍手、防具等が提案されている。
例えば特許文献1には、高強度材料の繊維からなるフィラー材料を含む対鋸保護層を備えた保護服が開示されている。
特開2018−527482号公報
上述した技術は、チェーンソー作業中にチェーンソーが体に当たった場合に、衣服中に含まれる高強度繊維層がチェーンソーの刃に絡まることでチェーンソーの刃の回転を止めることができるものである。しかしながら、従来のチェーンソーパンツにおいては、高強度繊維からなる保護層を複数積層することによって保護能力を担保しているために、刃が接触した瞬間にまず一番表面側の保護層の繊維が刃に絡まるが、さらに一つ内側の層の繊維が外に出ていくのは表面の層の繊維が外に引っ張り出された後になってしまう。したがって、瞬間的に引っ張り出されて刃に絡まることのできる繊維の量には限りがあり、刃の回転を止めるのに十分な量の繊維が引っ張り出されるまでにタイムラグがあった。
そこで、本発明は、従来よりも保護効果の高い防護素材を提供することを一つの目的とする。
本発明によれば、地組織と、前記地組織に係止されたループ状のパイル部を有することを特徴とする、切創防止用防護素材が得られる。
本発明によれば、瞬時に従来よりも多くの量の繊維が飛び出すことができるので、刃が体に当たったときの怪我を防止することができる。
本発明の実施の形態による防護素材防護素材1を示す図である。 本発明の実施の形態による防護素材防護素材1を示す図である。 本発明の実施の形態による防護素材防護素材1を示す図である。 本発明の実施の形態による防護素材防護素材1を示す図である。 本発明の実施の形態による防護素材防護素材1を示す図である。 本発明の実施の形態による防護素材防護素材1を示す図である。 本発明の防護素材防護素材1を用いた積層体を示す図である。
本発明の実施形態の内容を列記して説明する。本発明は、以下のような構成を備える。
[項目1]
地組織と、前記地組織に係止されたループ状のパイル部を有することを特徴とする、切創防止用防護素材。
[項目2]
前記パイル部の高さは、35mm以上であることを特徴とする、項目1に記載の切創防止用防護素材。
[項目3]
少なくとも前記地組織及び前記パイル部のいずれかは、端部に沿って耳部を有することを特徴とする、項目1又は2に記載の切創防止用防護素材。
[項目4]
少なくとも前記地組織及び前記パイル部のいずれかは、端部に沿って耳部と耳部を形成しない糸端とを有することを特徴とする、項目3に記載の切創防止用防護素材。
[項目5]
前記耳部と前記耳部を形成しない糸端とは、所定間隔ごとに設けられることを特徴とする、項目4に記載の切創防止用防護素材。
[項目6]
少なくとも前記地組織及び前記パイル部の一部は、高強度繊維を含むことを特徴とする、項目1〜5のいずれか1項に記載の切創防止用防護素材。
[項目7]
前記地組織は、第一地組織と、第二地組織とを含み、
前記パイル部は前記第一地組織及び前記第二地組織の間に配置され、
前記第一地組織及び第二地組織にそれぞれ係止されることを特徴とする、
項目1〜6のいずれか1項に記載の切創防止用防護素材。
[項目8]
項目1〜7のいずれか1項に記載の切創防止用防護素材を使用した、切創防止具。
[項目9]
項目1〜6のいずれか1項に記載の切創防止用防護素材を使用した切創防止具であって、
前記切創防止用防護素材は片面のみに前記地組織を有し、前記切創防止具を装着したときに前記地組織の面が外表面側になるように配置されることを特徴とする、切創防止具。
[項目10]
前記切創防止具は、回転刃作業者用であることを特徴とする、項目8又は9に記載の切創防止具。
<実施の形態の詳細>
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。
<概要>
本発明の防護素材1は、パイル部2を有することを特徴とする。
パイル部2とは、図1に図示するように、基布上に繊維が立設したいわゆるパイル構造を織り出した構造を指す。本発明においてパイルはループ状であることが好ましい。パイル部2を有することによって、繊維一本当たりの長さを長くすることができる。繊維一本当たりの長さが長くなることによって、瞬間的に刃に絡まる繊維の量を多くすることができる。
本発明の防護素材1は、図1に図示するように、地組織3と、地組織3に係止されたパイル糸からなるパイル部2とを含む。地組織3は、平織、綾織など既知の織物を用いることができる。パイル糸は、地組織3のタテ糸又はヨコ糸に織り込まれるようにして係止される。図1においては、地組織3を構成する繊維について、1条間隔でパイル糸が織り込まれたものを例示しているが、パイル糸を織り込む間隔や密度はこれに限られない。例えば、図2に示すように繊維2条に一回パイル糸を織り込むようにしてもよく、本発明の効果が得られる範囲で適宜決定することができる。
また、図3に図示するように、防護素材1は、第一の地組織3と、第二の地組織4と、第一の地組織3と第二の地組織4の間に配置され、第一地組織3及び第二地組織4のそれぞれに係止されたパイル部2を含んでもよい。当該構成によれば、繊維のボリュームが大きくなるため、より切創防止効果が高くなるとともに、パイル部2のループ部分が第二地組織4に係止されて固定されるので、使用時に偏ることなく均等に保持され、防護性能が均質となる。
また、図4、5に示すように、地組織3、4及びパイル部2のいずれかは、端部に沿って耳部を有することが好ましい。耳部とは、布の端部において形成される折り返し部である(図4中、パイル部2の場合は耳部20、地組織3、4の場合は耳部30)。図5は、地組織3、4のみを取り出した図(パイル部2を省略)である。「端部に沿って」、とは、布の縦若しくは横の辺の少なくとも一部に沿って耳部が形成される状態を指す。耳部20、30を形成することによって、端部において繊維が途切れることなく、1本当たりの長さがより長い繊維を織り込むことができる。地組織3、4及びパイル部2のいずれもが端部に耳部20、30を備えていることが好ましいが、パイル部2又は地組織3、4のいずれかのみが耳部を有していてもよい。
なお、図4、5に示すように、地組織3、4及びパイル部2に耳部を形成して1本の繊維長を長くした場合、防護被服の意匠・形状によっては、回転刃が当たって瞬時にすべての繊維が途切れることなく吐出されることにより、着用者の外皮(皮膚)を繊維が包み込み圧迫(挟み込む)することが考えられる。その場合には、適当な繊維長になるように一定長で耳部の繊維が途切れるように分断することで、着用者の皮膚を包み込み圧迫してしまうことを防止することもできる。すなわち、耳部を適度に分断することによって、耳部を形成しない糸端(図6の30a)と耳部(図6の30b)が布端部に存在することとなる。耳部を形成しない糸端とは、布の端部においてループ(耳)を形成していない糸端であればよく、耳部を切断したものに限らない。例えば、図6に示すように、耳部は端部における複数個所において途切れるように切断されることができる。耳部30aと耳部を形成しない糸端30bとは、所定間隔ごとに設けられると好ましい。耳部30aと耳部を形成しない糸端30bとが所定間隔ごとに設けられる、とは、例えば、図6のように、耳部を形成しない糸端30aと耳部30bとが交互になるようにしてもよいし、耳部を形成しない糸端30aの間に2つまたは3つなど数個の耳部30bが配置されるようにしてもよく、それぞれの並び方が一定であればよい。耳部を形成しない糸端30aと耳部30bとの間隔は、1本当たりの繊維の長さが適当になるように調整する。端部に沿って形成された耳部の一部が所定間隔ごとに切断されることによって、耳部30bは所定間隔ごとに残ることとなる。耳部30aと前記耳部を形成しない糸端30bとが所定間隔ごとに設けられることによって、一本当たりの繊維の長さが一定となる。また、所定間隔ごとに耳部が設けられた布素材は、すべての耳部30、20が形成されるように織った後に、一部の耳部を切断具で切断することによって製造してもよいし、耳部を切断する工程を要さないよう、最初から耳部を形成しない糸端30aと耳部30bとが適度に設けられるように布を織りあげてももちろんよい。
図6では、耳部を形成しない糸端30aが地組織の端部に設けられる様子を示しているが、パイル部2の端部に設けられる耳部20も同様に部分的に途切れるように分断されてもよい。また、図6では、地組織のタテ糸とヨコ糸の双方において耳部を形成しない糸端30aを設けているが、タテ糸とヨコ糸のどちらか一方においてのみ耳部を形成しない糸端30aを設けてもよい。
耳部を適宜切断し、耳部を形成しない糸端を設けることによって、耳部を設けて1本の繊維長を長くした際に、1本の繊維の長さが長くなりすぎないように調整することができる。そうすることによって、チェーンソーなどの刃が繊維に引っかかった際に、繊維が長すぎることによって繊維がからまって布から抜け出にくくなってしまうことや、着用者の外皮(皮膚)を繊維が包み込み圧迫(挟み込む)することを防ぐことができる。
地組織3、4及びパイル部2は、綿、麻、化学繊維等いずれの素材からなってもよい。化学繊維としてポリエステル、ナイロン、アクリル等を用いることができる。また、地組織3、4及びパイル部2の少なくともいずれかが高強度繊維含有繊維からなることが望ましい。さらに好ましくは、地組織3、4及びパイル部2の双方が高強度繊維含有繊維からなることとしてもよい。この場合、地組織3、4とパイル部2とは、同種の高強度繊維含有繊維を用いてもよいし、異なる種類の高強度繊維含有繊維からなってもよい。また、パイル部2のみを高強度繊維含有繊維から構成することもできる。その場合、地組織を構成する繊維は、適宜他の素材を用いることとしてもよい。高強度繊維含有繊維は、高強度繊維を1%以上含有する繊維であり、好ましくは5%以上、より好ましくは10%以上、さらに好ましくは30%以上含有する。
本発明において高強度繊維とは、通常切創防止具に用いられるものを用いることができ、強靭性と高弾性率を備えたものであると、切創防止性が高く好ましい。例えば、アラミド繊維やポリアリレート繊維、ポリパラフェニレンベンゾビスオキサゾール繊維等を用いることができる。中でも、アラミド繊維としてケブラー(登録商標)を用いることが好ましい。また、繊維はモノフィラメントでもマルチフィラメントでもよいが、強度の観点から適度な径を有するマルチフィラメントが好ましい。
地組織3、4から突出したパイルの高さ(図1のL)は、特に制限はないが、下限値は20mm以上が良く、35mm以上、または40mm以上が好ましい。上限値は、100mm程度以下であれば良く、80mm以下、または50mm以下がより好ましい。パイル長が当該範囲の下限値以上であると、一本当たりの繊維長が長くなり、回転刃が当たった際により多量の繊維が絡まることができ、切創防止効果が高まる。また、パイル長が当該範囲の上限値以下であると、繊維を衣服などに用いた際に嵩張りすぎず、適度な通気性、動きやすさを維持することができる。
次に、本発明の防護素材1を使用した切創防止具について説明する。
本発明の防護素材1は、刃物や金属を扱う作業時に用いる切創防止具に使用される。切創防止具としては、衣服、手袋、腕カバー、チャップス、脚絆、靴、シューズカバー、帽子、等に用いることができる。特に、チェーンソーや刈払い機などの回転刃を使った作業時に着用する衣服等に用いると、パイル部2及び地組織3、4を構成する繊維が回転刃に絡まって被害を防止することができるため効果を発揮する。本発明の防護素材1は、切創防止具の一部のみに使用されてもよい。例えばチェーンソーパンツに用いられる場合、前面の腿部分、膝部分等の保護領域にのみ本発明の防護素材1を使用することができる。
切創防止具に使用される場合は、図7に示すように、本発明の防護素材1の他に、内面側及び外表面側に追加の層を設けることができる。追加層の素材、厚み、層数は切創防止具によって適切なものを選択することができる。例えば、チェーンソーパンツなどの衣服に用いられる場合、脚の前面部分を、最も肌に近い側の内層7と、本発明の防護素材1を含む防護層6と、外層5とを順に積層したもので構成することができる。内層7は、通気性のよいメッシュ生地を用いることが好ましい。メッシュ生地としては、既知の繊維素材を用いることができ、例えばポリエステル等を使用する。また、外層5は、強度がありかつ撥水性のある生地が好ましい。外層5としては、既知の繊維素材を用いることができ、例えばナイロン、ポリウレタン、綿等の素材を含む生地を用いることができる。防護層6は、本発明の防護素材1を一層以上含むことができるが、一層のみから構成することもできる。本発明の防護素材1によれば、一層で十分な量の繊維を含むので、防護素材1を複数積層する必要がない。
図1に図示した防護素材1を切創防止具として用いる場合は、地組織3の面が外表面側になるように用いることができる(図7)。この場合、外表面側に地組織3の面があるため、刃が当たる面においてパイル部2が偏らずに均等に保持されるため、回転刃が当たった時の防護効果が均一になり好ましい。また、着用時にパイル部2が肌側に面するため、汗を吸収しやすく、夏場の作業中であっても快適に着用することができる。
また、反対に、地組織3の面が内表面側になるように用いることもできる。この場合、着用時にパイル部2が外表面側になるので、刃が当たった際に刃に絡まりやすい。また、表面がパイル部2になるので発散性が良く好ましい。
本発明の防護素材1によれば、繊維をパイル織してなるパイル部2を含むため、一本当たりの繊維の長さを十分に長くすることができる。したがって、従来品のように、高強度繊維からなる生地を複数層積層したものと比較して、使用する高強度繊維の総量は同程度かむしろ少量であっても、回転刃が接触した瞬間に刃に絡まって引き出される繊維のボリュームが多いため、回転刃を早く止めることができる。
なお、本発明は、回転刃を使用する作業者に特に適した発明である。パイル部2を含むこと、また耳部を形成することによって、繊維の長さを十分に長くし、刃が繊維に触れてから回転が止まるまでの時間を一瞬間でも短くすることによって、作業者の安全性は格段に高まることとなる。さらに、耳部の一部を切断することによって、繊維が長くなりすぎることによる弊害が起こらないように調整することができる。
上述した実施の形態は、本発明の理解を容易にするための例示に過ぎず、本発明を限定して解釈するためのものではない。本発明は、その趣旨を逸脱することなく、変更、改良することができると共に、本発明にはその均等物が含まれることは言うまでもない。
1 防護素材
2 パイル部
3 第一地組織
4 第二地組織
5 外層
6 防護層
7 内層
20、30 耳部

Claims (9)

  1. 地組織と、前記地組織に係止されたループ状のパイル部を有することを特徴とする、切創防止用防護素材であって、
    前記パイル部の高さは、35mm以上であることを特徴とする、切創防止用防護素材。
  2. 地組織と、前記地組織に係止されたループ状のパイル部を有することを特徴とする、切創防止用防護素材であって、
    少なくとも前記地組織及び前記パイル部のいずれかは、端部に沿って耳部を有することを特徴とする、切創防止用防護素材。
  3. 少なくとも前記地組織及び前記パイル部のいずれかは、端部に沿って耳部と耳部を形成しない糸端とを有することを特徴とする、請求項に記載の切創防止用防護素材。
  4. 前記耳部と前記耳部を形成しない糸端とは、所定間隔ごとに設けられることを特徴とする、請求項に記載の切創防止用防護素材。
  5. 少なくとも前記地組織及び前記パイル部の一部は、高強度繊維を含むことを特徴とする、請求項1〜のいずれか1項に記載の切創防止用防護素材。
  6. 前記地組織は、第一地組織と、第二地組織とを含み、
    前記パイル部は前記第一地組織及び前記第二地組織の間に配置され、
    前記第一地組織及び第二地組織にそれぞれ係止されることを特徴とする、
    請求項1〜のいずれか1項に記載の切創防止用防護素材。
  7. 請求項1〜のいずれか1項に記載の切創防止用防護素材を使用した、切創防止具。
  8. 請求項1〜のいずれか1項に記載の切創防止用防護素材を使用した切創防止具であって、
    前記切創防止用防護素材は片面のみに前記地組織を有し、前記切創防止具を装着したときに前記地組織の面が外表面側になるように配置されることを特徴とする、切創防止具。
  9. 前記切創防止具は、回転刃作業者用であることを特徴とする、請求項又はに記載の切創防止具。
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