JP2022036605A - 作業用手袋 - Google Patents

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康伸 川北
Yasunobu Kawakita
基弘 川北
Motohiro Kawakita
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Abstract

【課題】 耐切創性および耐突刺し性に優れる作業用手袋を提供する。【解決手段】 着用時に掌側に位置する掌側部10と甲側に位置する甲側部20とを縫合してなる作業用手袋1であって、掌側部10は、掌側に位置するインナー層11と、耐切創性を有するアウター層12との間に、高密度ポリエステル生地からなる突刺し防止層13を備える作業用手袋1である。【選択図】 図2

Description

本発明は、作業用手袋に関する。
従来の作業用手袋として、特許文献1には、アラミド繊維等からなる基布を縫合して製作される手袋本体の表面側に、シリコン樹脂がコーティングされた構成が開示されている。
特開2012-21250号公報
上記特許文献1に開示された作業用手袋は、耐切創性が得られる一方で、突き刺し防止の性能が不十分であるため、鋭利な物体や器具等を取り扱う作業を安全に行う観点から改良の余地があった。
そこで、本発明は、耐切創性および耐突刺し性に優れる作業用手袋の提供を目的とする。
本発明の前記目的は、着用時に掌側に位置する掌側部と甲側に位置する甲側部とを縫合してなる作業用手袋であって、前記掌側部は、掌側に位置するインナー層と、耐切創性を有するアウター層との間に、高密度ポリエステル生地からなる突刺し防止層を備える作業用手袋により達成される。
この作業用手袋において、前記突刺し防止層は、見掛繊度が1080~1320dtexのたて糸およびよこ糸を、63~79本/2.54cmの密度で織成して構成されることが好ましい。
前記インナー層およびアウター層は、外縁が互いに一致するように重ね合わせた状態で縫合されることにより、外縁に沿って縫合部が形成されており、前記突刺し防止層は、前記インナー層およびアウター層よりも小さく形成されて、前記縫合部の内側に配置されることが好ましい。
前記突刺し防止層は、厚みが0.83~1.01mmであることが好ましい。
前記アウター層は、シリコン樹脂が塗布されたアラミド繊維層からなることが好ましい。
本発明によれば、耐切創性および耐突刺し性に優れる作業用手袋を提供することができる。
本発明の一実施形態に係る作業用手袋を掌側から見た平面図である。 図1に示す作業用手袋の要部を模式的に示す断面図である。 図1に示す作業用手袋が備える掌側部単体の平面図である。
以下、本発明の実施の形態について、添付図面を参照して説明する。図1は、本発明の一実施形態に係る作業用手袋を掌側から見た平面図である。図1に示す作業用手袋1は、右手用であり、着用時に掌側に位置する掌側部10と、甲側に位置する甲側部20とを備えている。掌側部10および甲側部20は、縁部同士が袋状に縫合されて、縫合部30が形成されている。
図2は、図1に示す作業用手袋1の中指部分を模式的に示す断面図である。図2に示すように、掌側部10は、着用者の掌側に位置するインナー層11と、外部に露出するアウター層12との間に、突刺し防止層13を備えている。
インナー層11は、本実施形態においてはポリエステル繊維等からなる吸汗速乾素材により形成されているが、材料は特に限定されるものではなく、従来の縫製手袋に使用される種々の裏地を使用することができる。アウター層12は、本実施形態においては、ケブラー(登録商標)等からなるアラミド繊維層の表面にシリコン樹脂を塗布したものを使用することで、耐切創性、難燃性、ノンスリップ性、耐久性等の向上が図られている。アウター層12は、耐切創性を有するものであればよく、例えば、牛革等の天然皮革や人工皮革等を使用することもできる。
突刺し防止層13は、高密度ポリエステル生地により形成される。高密度ポリエステル生地を織成するたて糸およびよこ糸の見掛繊度は、1080~1320dtexであることが好ましく、1150~1280dtexであることがより好ましい。また、高密度ポリエステル生地(織物)の密度は、たて糸およびよこ糸の所定区間の本数として表され、たて糸およびよこ糸のいずれも63~79本/2.54cmであることが好ましく、67~76本/2.54cmであることがより好ましい。上記の見掛繊度および密度は、JIS L1096:2010のA法に従い測定した値である。突刺し防止層13の密度は、突刺し強度を良好にする観点からは高いことが好ましいが、高密度になり過ぎると指などを動かし難くなりフィット感も低下するため、上記の範囲に設定することで、耐突き刺し性とフィット感とを両立させることができる。
突刺し防止層13は、1枚の生地から形成することが好ましく、これによって、複数のパーツを縫合した場合のパーツ間の隙間を介した突き刺しを防止して、良好な突き刺し防止性能を得ることができる。突刺し防止層13の厚みは、0.9~1.1mmであることが好ましく、0.98~1.02mmであることがより好ましい。突刺し防止層13が薄過ぎると、突き刺し防止性能が低下する一方、突刺し防止層13が厚過ぎると、作業性に劣る。インナー層11およびアウター層12についても、1枚の生地から形成することができる。
甲側部20は、本実施形態においては、ケブラー繊維と綿の編物を使用しているが、特に限定されるものではなく、従来の縫製手袋に使用される材質の生地等を適宜使用することができる。
図3は、甲側部20と縫合する前の掌側部10を単体で示す平面図であり、掌側から見た状態を示している。図3に示すように、インナー層11およびアウター層12は、略同じ形状・大きさに形成される一方、突刺し防止層13は、インナー層11およびアウター層12と略同じ形状で、インナー層11およびアウター層12よりも若干小さく形成されている。これにより、掌側部10は、突刺し防止層13の周囲に、インナー層11とアウター層12とが直接接触する被縫合部14が帯状に形成されている。被縫合部14の幅は特に限定されないが、例えば2~3mm程度である。
図2に示すように、掌側部10と甲側部20とを縫合する際には、突刺し防止層13を挟んでインナー層11およびアウター層12を外縁が互いに一致するように重ね合わせて外縁に沿って接着した後、被縫合部14(図3参照)に沿ってインナー層11およびアウター層12を甲側部20と縫合することにより、縫合部30がインナー層11およびアウター層12の外縁に沿って形成される。突刺し防止層13は、縁部13aがインナー層11およびアウター層12に縫合されることなく、縫合部30の内側に配置される。
この構成によれば、突刺し防止層13の縁部13aが縫合部30で拘束されないため、手や指などの動かし易さを良好に維持することができ、作業性やフィット感を高めることができる。なお、突刺し防止層13は、手や指を握る動きを妨げない位置において、インナー層11およびアウター層12に縫合等で固定されることが好ましく、例えば、図1に示す2本の縫い目15により、突刺し防止層13をインナー層11およびアウター層12に取り付けることができる。
本実施形態の作業用手袋1は、アウター層12および突刺し防止層13の相乗効果によって、耐切創性および突刺し強度に優れるだけでなく、難燃性、ノンスリップ性、耐久性にも優れており、更には手袋としての良好なフィット感を得ることができるので、例えば、釘、ガラス、がれき等の危険物を取り扱う災害復旧作業やごみ収集作業、あるいは、金属加工作業等において、好適に使用することができる。
本発明の実施例として、ポリエステル繊維のたて糸およびよこ糸を高密度で織成し、ポリエステル生地を形成した。このポリエステル生地は、たて糸およびよこ糸の見掛繊度が、それぞれ1218.6dtex、1206.1dtexであり、たて糸およびよこ糸の密度は、1インチ(2.54cm)あたり72.3本、70.0本であった(いずれもJISL1096A法での測定結果)。たて糸は、見掛繊度が6.39dtexのフィラメント192本により構成され、よこ糸は、見掛繊度が6.29dtexのフィラメント192本により構成されていた。たて糸およびよこ糸を構成するフィラメントの本数および見掛繊度は、それぞれJISL1013、JISL1015に沿って測定した。
このポリエステル生地(厚さ:0.98mm)に対して、突刺抵抗性を測定した。試験室の温度および湿度をそれぞれ20℃、65%RHに維持し、EN388:2016に準拠して、ポリエステル生地単体での測定を行ったところ、試験錘が織目を通過して十分な突刺抵抗性が得られなかった。
一方、このポリエステル生地(厚さ:0.98mm)の上下に、シリコン樹脂を塗布したアラミド層からなるアウター層(厚さ:0.85mm)、および、ポリエステル繊維の吸汗速乾素材からなるインナー層(厚さ:0.475mm)を積層し、この積層生地の突刺抵抗性を上記と同様に測定したところ、突刺抵抗性が461Nとなり、レベル4を十分クリアする良好な突刺抵抗性が得られた。また、このポリエステル生地(厚さ:0.98mm)の上下に、牛革からなるアウター層(厚さ:0.95mm)、および、ポリエステル繊維の吸汗速乾素材からなるインナー層(厚さ:0.475mm)を積層した積層生地の突刺抵抗性を測定したところ、突刺抵抗性が503Nとなり、更に高い突刺抵抗性が得られた。
1 作業用手袋
10 掌側部
11 インナー層
12 アウター層
13 突刺し防止層
20 甲側部

Claims (5)

  1. 着用時に掌側に位置する掌側部と甲側に位置する甲側部とを縫合してなる作業用手袋であって、
    前記掌側部は、掌側に位置するインナー層と、耐切創性を有するアウター層との間に、高密度ポリエステル生地からなる突刺し防止層を備える作業用手袋。
  2. 前記突刺し防止層は、見掛繊度が1080~1320dtexのたて糸およびよこ糸を、63~79本/2.54cmの密度で織成して構成される請求項1に記載の作業用手袋。
  3. 前記インナー層およびアウター層は、外縁が互いに一致するように重ね合わせた状態で縫合されることにより、外縁に沿って縫合部が形成されており、
    前記突刺し防止層は、前記インナー層およびアウター層よりも小さく形成されて、前記縫合部の内側に配置されている請求項1または2に記載の作業用手袋。
  4. 前記突刺し防止層は、厚みが0.98~1.02mmである請求項1から3のいずれかに記載の作業用手袋。
  5. 前記アウター層は、シリコン樹脂が塗布されたアラミド繊維層からなる請求項1から4のいずれかに記載の作業用手袋。
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