JP6941043B2 - 粒状体イオン吸着剤を充填する方法及び装置 - Google Patents
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Description
特許文献2には、バインダーを用いて、75μm未満の粉末状のチタン酸アルカリ金属塩を、200μm以上3mm未満の粒径の粒状体に成形することが好ましいとの記載がある。特許文献2に記載の方法では、バインダーを用いて粉末を凝集させることで大径の粒状体を形成しており、ストロンチウム吸着能は低下する。
[1]傾斜角度3〜30度の配管に、150μm未満の微細粒子を随伴する、平均粒径0.15mm以上1mm以下の粒状体イオン吸着剤を、水とともに投入し、粒状体イオン吸着剤を水流より遅い速度で穏やかに下降させ、粒状体を破壊することなく、前記微細粒子を前記粒状体イオン吸着剤から分離させて水面に浮上させ、微細粒子を分離した後の粒状体イオン吸着剤を容器に充填する粒状体イオン吸着剤の充填方法。
[2]前記水流の速度は0.7m/s以上4.7m/s以下の範囲内であり、前記粒状体イオン吸着剤の速度は0.25m/s以上2.5m/s以下の範囲内である、[1]に記載の粒状体イオン吸着剤の充填方法
[3]粒状体イオン吸着剤と水とを受け入れる上端入口と、
前記上端入口に接続され、傾斜角度3〜30度で下降する傾斜管と、
前記傾斜管の下端出口に接続されているホッパーと、
前記ホッパーの底部出口に接続されている垂直配管と、
前記垂直配管の底部出口に接続されている粒状体充填容器と、を具備し、
前記ホッパーには、前記傾斜管の下端出口に近接する位置に設けられている邪魔板と、前記邪魔板とは反対側の側壁の上部に設けられているオーバーフロー配管と、が設けられており、
前記垂直配管の底部には、上向流として水を導入する給水管が接続されており、
前記上端入口から、150μm未満の微細粒子を随伴する、平均粒径0.15mm以上1mm以下の粒状体イオン吸着剤と、水とを投入し、前記微細粒子を粒状体イオン吸着剤から遊離させ、前記ホッパーにて、前記傾斜管から流下する粒状体イオン吸着剤に随伴する微細粒子を分離して、微細粒子は前記オーバーフロー配管から流出させ、粒状体イオン吸着剤は前記垂直配管を沈降して前記粒状体充填容器に充填するように構成されている、粒状体イオン吸着剤充填装置。
図1〜3は、粉砕又は造粒により製造される粒状体イオン吸着剤に随伴されている微細粒子を分離除去して、所定寸法及び形状の粒状体イオン吸着剤を容器に直接、均一に充填する方法を実施する充填装置の概略説明図、及び当該充填装置における粒状体及び水の流れを示す概略説明図である。
粒状体及び随伴される微細粒子は緩やかに下降し、傾斜管20の出口21に接続されているホッパー30に到達すると、邪魔板32により鉛直方向に流下し、ホッパー30の底部出口31に接続されている垂直配管40の底部出口41から導入される上向流と向流として接触する。下降流と上向流との接触により乱流が発生し、軽い微細粒子は上向流に随伴されてホッパー30の上部に送られ、オーバーフロー配管33から排出され、一方、重い粒状体は、上向流に逆らってホッパー30及び垂直配管40を沈降し、垂直配管40の底部出口44に接続されている容器50に導入される。
粒状体として、粒径範囲が0.15mm以上1mm以下(平均粒径:0.47mm)のアルカリ土類金属イオン吸着剤(チタン工業株式会社製)を使用した。
図1に示すように、傾斜管20として内径25mmの透明ビニールホースを、外径580mmの円筒に巻き付け、ホースの傾斜角度を12度に調整して固定した。透明ビニールホースの上端には、粒状体及び水を投入するための漏斗を取り付け、入口10とした。透明ビニールホースの下端は、ホッパー30の邪魔板32とホッパー30の側壁との間に位置づけた。ホッパー30の寸法は、直管部の径200mm、高さ200mm、円すい部の出口径50mm、高さ250mmとした。邪魔板32は、長さ150mmとして、ホッパー直管部の側壁より50mm内方に取り付けた。また、邪魔板32を取り付けた側壁と対向する側壁にオーバーフロー配管33を取り付けた、ホッパー30のホッパー30の底部出口31は、垂直配管40の上端に嵌合させた。垂直配管40として、内径80mm、高さ400mmの透明配管を使用した。垂直配管40の底部出口44には、粒状体を充填する容器50を接続させた。容器50として、20L容器(内径286mm、高さ372mm)を使用した。
また、垂直配管40内の水面付近の水相に濁りがないことを目視で確認し、透明ビニールホース20の下端の出口21から出口水を採取し、東亜ディーケーケー株式会社製ポータブル濁度計TB−31型を使用して濁度を測定した。図4は、水量と上澄み液の濁度推移グラフを示す。8分間、水を流し、使用水量40Lで、上澄み液の濁度は27mg/Lまで低下した。
ホース傾斜確度を3度に調整した以外は実施例1と同条件の装置を用いて、漏斗10から粒状体635g(500ml)及びイオン交換水0.5Lを投入し、粒状体の投入終了後にイオン交換水を流速5L/minで流した。水流速度は0.7m/s、粒状体速度は0.25m/sであった。実施例1と同様に透明ビニールホース20の下端の出口21から出口水を採取して濁度を測定したところ、使用水量40Lで、上澄み液の濁度は27mg/Lまで低下したことが確認できた。
ホース傾斜確度を30度に調整した以外は実施例1と同条件の装置を用いて、漏斗10から粒状体635g(500ml)及びイオン交換水0.5Lを投入し、粒状体の投入終了後にイオン交換水を流速5L/minで流した。水流速度は4.7m/s、粒状体速度は2.5m/sであった。実施例1と同様に透明ビニールホース20の下端の出口21から出口水を採取して濁度を測定したところ、使用水量40Lで、上澄み液の濁度は27mg/Lまで低下したことが確認できた。
粒状体635g(500mL)を10L容器に採取し、イオン交換水を加えて全量を5Lに調整した。6秒間撹拌した後、1分間静置して、東亜ディーケーケー株式会社製ポータブル濁度計TB−31型を使用して上澄み液の濁度を測定した。全量0.5Lとなるまで上澄み液を傾瀉した。上澄み液を除去した粒状体に対して、再びイオン交換水を加えて全量を5Lとした後、撹拌−静置−傾瀉の一連の操作を15回繰り返した。15回繰り返した後の上澄み液の濁度は45mg/L、使用水量は67.5Lであった。
20 傾斜管21 傾斜管出口
30 ホッパー
31 ホッパーの底部出口
32 邪魔板
33 オーバーフロー配管
40 垂直配管
41 垂直配管の底部出口
42 給水管
43 排水管
50 充填容器
Claims (3)
- 傾斜角度3〜30度の配管に、150μm未満の微細粒子を随伴する、平均粒径0.15mm以上1mm以下の粒状体イオン吸着剤を、水とともに投入し、粒状体イオン吸着剤を水流より遅い速度で穏やかに下降させ、粒状体を破壊することなく、前記微細粒子を前記粒状体イオン吸着剤から分離させて水面に浮上させ、微細粒子を分離した後の粒状体イオン吸着剤を容器に充填する粒状体イオン吸着剤の充填方法。
- 前記水流の速度は0.7m/s以上4.7m/s以下の範囲内であり、前記粒状体イオン吸着剤の速度は0.25m/s以上2.5m/s以下の範囲内である、請求項1に記載の粒状体イオン吸着剤の充填方法
- 粒状体イオン吸着剤と水とを受け入れる上端入口と、
前記上端入口に接続され、傾斜角度3〜30度で下降する傾斜管と、
前記傾斜管の下端出口に接続されているホッパーと、
前記ホッパーの底部出口に接続されている垂直配管と、
前記垂直配管の底部出口に接続されている粒状体充填容器と、を具備し、
前記ホッパーには、前記傾斜管の下端出口に近接する位置に設けられている邪魔板と、前記邪魔板とは反対側の側壁の上部に設けられているオーバーフロー配管と、が設けられており、
前記垂直配管の底部には、上向流として水を導入する給水管が接続されており、
前記上端入口から、150μm未満の微細粒子を随伴する、平均粒径0.15mm以上1mm以下の粒状体イオン吸着剤と、水とを投入し、前記微細粒子を粒状体イオン吸着剤から遊離させ、前記ホッパーにて、前記傾斜管から流下する粒状体イオン吸着剤に随伴する微細粒子を分離して、微細粒子は前記オーバーフロー配管から流出させ、粒状体イオン吸着剤は前記垂直配管を沈降して前記粒状体充填容器に充填するように構成されている、粒状体イオン吸着剤充填装置。
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JP2017239568A JP6941043B2 (ja) | 2017-12-14 | 2017-12-14 | 粒状体イオン吸着剤を充填する方法及び装置 |
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