JP6939321B2 - 印刷装置及び機能実行装置 - Google Patents

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Description

本明細書では、通信インターフェースを介した通信に関係する設定を変更可能な印刷装置及び機能実行装置を開示する。
特許文献1には、通信に関係する省電力機能であるEEE(Energy Efficient Ethernetの略)をサポートしているプリンタが開示されている。プリンタにおいて印刷のための通信リンクが確立されている間にEEEの設定が変更されると、当該通信リンクが切断されてしまい、印刷が停止されてしまう。このために、プリンタは、PCから印刷開始要求を受信すると、ユーザによるEEEの設定の変更操作を禁止する。
特開2014−014977号公報 特開2001−156957号公報
プリンタにおいて印刷のための通信リンクが確立されている間であっても、EEEの設定が変更されてもよい状況があり得る。
本明細書では、状況に応じて適切に設定の変更を実行可能な印刷装置及び機能実行装置を開示する。
本明細書によって開示される印刷装置は、有線インターフェースと、前記有線インターフェースとは異なる無線インターフェースと、印刷機能を実行するための印刷エンジンと、EEE(Energy Efficient Ethernetの略)の設定の変更指示を受け付ける変更指示受付部と、前記印刷装置と通信装置との間で確立される接続を利用して、前記印刷機能の実行要求に応じた通信である機能通信が実行されている間に、前記変更指示が受け付けられる場合に、前記機能通信が、前記有線インターフェースを介した通信であるのか、前記無線インターフェースを介した通信であるのか、を判断する第1の判断部と、前記機能通信が前記無線インターフェースを介した通信であると判断される場合に、前記変更指示に従って前記設定の変更を実行する設定変更部であって、前記機能通信が前記有線インターフェースを介した通信であると判断される場合に、前記設定の変更は実行されない、前記設定変更部と、を備えてもよい。
機能通信が有線インターフェースを介した通信である状況では、EEEの設定の変更が実行されると、機能通信が妨げられて印刷機能が停止される可能性がある。上記の印刷装置は、このような状況では、EEEの設定の変更を実行しない。このために、印刷機能が停止される可能性を低減することができる。一方、機能通信が無線インターフェースを介した通信である状況では、有線インターフェースを介した通信に関係するEEEの設定が変更されても、機能通信が妨げられない。上記の印刷装置は、このような状況では、EEEの設定の変更を実行する。従って、印刷装置は、状況に応じて適切に設定の変更を実行することができる。
また、本明細書によって開示される機能実行装置は、有線インターフェースと、特定機能を実行するための機能実行エンジンと、EEE(Energy Efficient Ethernetの略)の設定の変更指示を受け付ける変更指示受付部と、前記変更指示が受け付けられる場合に、前記機能実行装置と通信装置との間で確立される接続を利用して、前記有線インターフェースを介して、前記特定機能の実行要求に応じた通信である機能通信を実行中であるのか否かを判断する判断部と、前記機能通信を実行中でないと判断される場合に、前記設定の変更を実行することを示す実行画面を表示部に表示する実行表示制御部と、前記機能通信を実行中でないと判断される場合に、前記変更指示に従って前記設定の変更を実行する第1の設定変更部と、前記機能通信を実行中であると判断される場合に、前記機能通信を実行中であるにも関わらず前記設定の変更を実行すべきか否かをユーザに問い合わせるための第1の問合画面を前記表示部に表示する第1の問合表示制御部と、前記第1の問合画面が前記表示部に表示された後に、前記設定の変更を実行すべきことが前記ユーザから指示される場合に、前記機能通信が完了する前に、前記変更指示に従って前記設定の変更を実行する第2の設定変更部であって、前記第1の問合画面が前記表示部に表示された後に、前記設定の変更を実行すべきことが前記ユーザから指示されない場合に、前記設定の変更は実行されない、前記第2の設定変更部と、を備えてもよい。
上記の構成によると、機能実行装置は、有線インターフェースを介した機能通信を実行中であると判断する場合に、EEEの設定の変更を実行すべきか否かをユーザに問い合わせるための第1の問合画面を表示する。そして、機能実行装置は、EEEの設定の変更を実行すべきことがユーザから指示される場合に、機能通信が完了する前に、EEEの設定の変更を実行する。従って、機能実行装置は、有線インターフェースを介した機能通信を実行中である状況において、ユーザからの指示に応じて適切に設定の変更を実行することができる。
また、本明細書によって開示される機能実行装置は、第1の通信インターフェースと、前記第1の通信インターフェースとは異なる第2の通信インターフェースと、特定機能を実行するための機能実行エンジンと、前記第1の通信インターフェースを介した通信に関係する設定の変更指示を受け付ける変更指示受付部と、前記機能実行装置と通信装置との間で確立される接続を利用して、前記特定機能の実行要求に応じた通信である機能通信が実行されている間に、前記変更指示が受け付けられる場合に、前記機能通信が、前記第1の通信インターフェースを介した通信であるのか、前記第2の通信インターフェースを介した通信であるのか、を判断する第1の判断部と、前記機能通信が前記第2の通信インターフェースを介した通信であると判断される場合に、前記変更指示に従って前記設定の変更を実行する第1の設定変更部であって、前記機能通信が前記第1の通信インターフェースを介した通信であると判断される場合に、前記設定の変更が制限される、前記第1の設定変更部と、を備えてもよい。
機能通信が第1の通信インターフェースを介した通信である状況では、第1の通信インターフェースを介した通信に関係する設定の変更が実行されると、機能通信が妨げられて特定機能が停止される可能性がある。上記の機能実行装置は、このような状況では、設定の変更を制限する。このために、特定機能が停止される可能性を低減することができる。一方、機能通信が第2の通信インターフェースを介した通信である状況では、第1の通信インターフェースを介した通信に関係する設定が変更されても、機能通信が妨げられない。上記の機能実行装置は、このような状況では、設定の変更を実行する。従って、機能実行装置は、状況に応じて適切に設定の変更を実行することができる。
また、本明細書によって開示される機能実行装置は、通信インターフェースと、特定機能を実行するための機能実行エンジンと、前記通信インターフェースを介した通信に関係する設定の変更指示を受け付ける変更指示受付部と、前記変更指示が受け付けられる場合に、前記機能実行装置と通信装置との間で確立される接続を利用して、前記通信インターフェースを介して、前記特定機能の実行要求に応じた通信である機能通信を実行中であるのか否かを判断する判断部と、前記機能通信を実行中でないと判断される場合に、前記設定の変更を実行することを示す実行画面を表示部に表示する実行表示制御部と、前記機能通信を実行中でないと判断される場合に、前記変更指示に従って前記設定を変更する第1の設定変更部と、前記機能通信を実行中であると判断される場合に、前記機能通信を実行中であるにも関わらず前記設定の変更を実行すべきか否かをユーザに問い合わせるための第1の問合画面を前記表示部に表示する第1の問合表示制御部と、前記第1の問合画面が前記表示部に表示された後に、前記設定の変更を実行すべきことが前記ユーザから指示される場合に、前記機能通信が完了する前に、前記変更指示に従って前記設定の変更を実行する第2の設定変更部であって、前記第1の問合画面が前記表示部に表示された後に、前記設定の変更を実行すべきことが前記ユーザから指示されない場合に、前記設定の変更は実行されない、前記第2の設定変更部と、を備えてもよい。
上記の構成によると、機能実行装置は、通信インターフェースを介した機能通信を実行中であると判断する場合に、設定の変更を実行すべきか否かをユーザに問い合わせるための第1の問合画面を表示する。そして、機能実行装置は、設定の変更を実行すべきことがユーザから指示される場合に、機能通信が完了する前に、設定の変更を実行する。従って、機能実行装置は、通信インターフェースを介した機能通信を実行中である状況において、ユーザからの指示に応じて適切に設定の変更を実行することができる。
上記の印刷装置及び機能実行装置を実現するための制御方法、コンピュータプログラム、及び、当該コンピュータプログラムを格納するコンピュータ読取可能記録媒体も、新規で有用である。
通信システムの構成を示す。 MFPによって実行される処理のフローチャート図を示す。 制限処理のフローチャート図を示す。 印刷終了後にEEE設定が変更されるケースAのシーケンス図を示す。 スキャンの途中でEEE設定が変更されるケースBのシーケンス図を示す。 有線I/Fのポートが無効化されるケースCのシーケンス図を示す。 特定通信の実行中にEEE設定が変更されるケースDのシーケンス図を示す。 無線I/Fを介した機能通信を実行中にEEE設定が変更されるケースEのシーケンス図を示す。
(通信システム2の構成;図1)
図1に示すように、通信システム2は、多機能機10と、複数個のPC40,50,60と、を備える。以下では、多機能機10のことを「MFP(Multi-Function Peripheralの略)10」と記載する。MFP10は、AP6によって形成されている無線ネットワークに参加しており、AP6を介して、各PC40,50との無線通信を実行可能である。また、MFP10は、HUB8に有線で接続されており、HUB8を介して、PC60との有線通信を実行可能である。
(MFP10の構成)
MFP10は、印刷機能及びスキャン機能を含む多機能を実行可能な周辺機器(即ちPC40等の周辺機器)である。MFP10は、操作部12と、表示部14と、無線インターフェース16と、有線インターフェース18と、印刷エンジン20と、スキャンエンジン22と、制御部30と、を備える。各部12〜30は、バス線(符号省略)に接続されている。以下では、インターフェースのことを「I/F」と記載する。
操作部12は、複数のキーを備える。ユーザは、操作部12を操作することによって、様々な指示をMFP10に入力することができる。表示部14は、様々な情報を表示するためのディスプレイである。印刷エンジン20は、インクジェット方式、レーザ方式等の印刷機構である。スキャンエンジン22は、CCD、CIS等のスキャン機構である。
無線I/F16は、例えば、Wi−Fi方式に従ったWi−Fi通信を実行するための無線インターフェースである。Wi−Fi方式は、IEEE(The Institute of Electrical and Electronics Engineers, Inc.の略)の802.11の規格、及び、それに準ずる規格(例えば802.11a,11b,11g,11n等)に従って、無線通信を実行するための無線通信方式である。
有線I/F18には、LANケーブルの一端が接続される。当該LANケーブルの他端は、HUB8に接続される。これにより、有線I/F18とHUB8との間に通信リンクが確立される。有線I/F18は、IEEE802.3aに準拠していると共に、IEEE802.3aの拡張であるIEEE802.3azに準拠している。IEEE802.3aは、イーサネット(登録商標)に関する規格であり、IEEE802.3azは、通信リンクが確立されている状態を維持するための省電力機能であるEEE機能(Energy Efficient Ethernetの略)に関する規格である。有線I/F18は、EEE機能が有効であるのか否かを示すEEE設定19を格納している。EEE設定19は、EEE機能が有効であることを示す「ON」と、EEE機能が無効であることを示す「OFF」と、のどちらかを示す。
MFP10は、操作部12に対して所定の操作がユーザによって実行される場合に、EEE設定19を変更するための設定変更指示を受け付けることができる。また、MFP10は、いわゆるWEBサーバ機能を備えており、PC40等の外部装置からMFP10のWEBサーバへのアクセスを受け付ける。そして、MFP10は、外部装置が当該WEBサーバにアクセスしている状態で、外部装置に対して所定の操作がユーザによって実行される場合に、外部装置から上記の設定変更指示を受信することによって、上記の設定変更指示を受け付けることができる。MFP10は、設定変更指示を受け付ける場合に、EEE設定19を変更すべきことを示す指示情報を有線I/F18に供給する。この結果、有線I/F18において、EEE設定19が「ON(又はOFF)」から「OFF(又はON)」に変更される。
なお、有線I/F18は、HUB8との通信リンクを確立する際に、EEE機能を利用した通信リンクを確立するのか否かを決定するネゴシエーションをHUB8と実行する。従って、例えば、有線I/F18とHUB8との間に通信リンクが確立されている状況において、EEE設定19が「ON(又はOFF)」から「OFF(又はON)」に変更される場合には、当該変更が反映された通信リンクを確立するために、以下の処理が必要になる。即ち、有線I/F18とHUB8との間の通信リンクが切断される。次いで、有線I/F18におけるEEE設定19が変更される。その後、有線I/F18とHUB8との間の通信リンクが再度確立される。
ここで、EEE機能について説明する。有線I/F18は、HUB8との通信リンクを確立することに応じて、通常アイドル状態に移行する。通常アイドル状態は、有線I/F18とHUB8との間で、確立済みの通信リンクを利用した上位層通信が実行されていない状態である。上位層通信は、OSI参照モデルの上位層(例えばアプリケーション層)に従った通信であり、例えば、PC60からMFP10に送信される印刷対象の画像を表わす印刷データの通信である。通常アイドル状態では、有線I/F18は、HUB8との通信リンクを維持するためのアイドル信号の通信を実行する。有線I/F18は、EEE設定19が「ON」を示し、かつ、通常アイドル状態において上位層通信が実行されない状態が所定時間継続すると、EEE機能に従った省電力アイドル状態に移行する。一方、有線I/F18は、EEE設定19が「OFF」を示し、かつ、通常アイドル状態において、上位層通信が実行されない状態が所定時間継続しても省電力アイドル状態に移行せずに通常アイドル状態を維持する。省電力アイドル状態では、有線I/F18は、HUB8との通信リンクを維持するためのリフレッシュ信号の通信を実行する。ここで、有線I/F18が省電力アイドル状態でリフレッシュ信号を送信する頻度は、有線I/F18が通常アイドル状態でアイドル信号を送信する頻度よりも低い。従って、EEE設定19が「ON」である状態(即ち省電力アイドル状態への移行が実行される状態)におけるMFP10の消費電力は、EEE設定19が「OFF」である状態(即ち省電力アイドル状態への移行が実行されない状態)におけるMFP10の消費電力よりも低い。
制御部30は、CPU32とメモリ34とを備える。CPU32は、メモリ34に格納されているプログラム36に従って、様々な処理を実行する。メモリ34は、揮発性メモリ、不揮発性メモリ等によって構成される。メモリ34は、さらに、印刷エンジン20の状態情報38Pと、スキャンエンジン22の状態情報38Sと、ポート情報39と、を記憶している。
(印刷機能及びスキャン機能の実行)
次いで、CPU32が印刷エンジン20又はスキャンエンジン22に印刷機能又はスキャン機能を実行させる処理について説明する。CPU32は、MFP10の電源がONされると、まず、各エンジン20,22に通電して、各エンジン20,22の状態を待機状態に遷移させる。
CPU32は、印刷エンジン20が待機状態である間に、外部装置から有線I/F18及び無線I/F16のうちの一方のI/Fを介して印刷機能の実行要求を受信する場合に、印刷エンジン20の状態を待機状態から処理状態に遷移させる。その後、CPU32は、上記の一方のI/Fを介して、外部装置から印刷対象の画像を表わす印刷データを受信し、印刷データを印刷エンジン20に供給して当該画像の印刷を印刷エンジン20に実行させる。これにより、印刷機能が実現される。CPU32は、当該画像の印刷が完了すると、印刷エンジン20の状態を処理状態から待機状態に遷移させる。CPU32は、印刷エンジン20の状態が待機状態に遷移してから所定時間が経過するまでの間に、印刷機能の実行要求を受信しない場合に、印刷エンジン20への通電を停止して、印刷エンジン20の状態を待機状態から省電力状態に移行させる。また、CPU32は、印刷エンジン20が省電力状態である間に、印刷機能の実行要求を受信する場合に、印刷エンジン20に通電して、印刷エンジン20の状態を省電力状態から処理状態に遷移させる。
また、CPU32は、スキャンエンジン22が待機状態である間に、外部装置から有線I/F18及び無線I/F16のうちの一方のI/Fを介してスキャン機能の実行要求を受信する場合、又は、操作部12に含まれるスキャンボタンの操作に起因してスキャン機能の実行要求を取得する場合に、スキャンエンジン22の状態を待機状態から処理状態に遷移させる。その後、CPU32は、原稿のスキャンをスキャンエンジン22に実行させて、スキャンエンジン22からスキャンデータを取得する。CPU32は、上記の一方のI/Fを介して、外部装置からスキャン機能の実行要求を受信した場合には、当該一方のI/Fを介して、スキャンデータを当該外部装置に送信する。また、CPU32は、スキャンボタンの操作に起因してスキャン機能の実行要求を取得し、かつ、ユーザによってスキャンデータの宛先の外部装置が指定された場合には、有線I/F18及び無線I/F16のうち、当該外部装置との通信を実行可能なI/Fを介して、スキャンデータを当該外部装置に送信する。これにより、スキャン機能が実現される。CPU32は、原稿のスキャンが完了すると、スキャンエンジン22の状態を処理状態から待機状態に遷移させる。CPU32は、スキャンエンジン22の状態が待機状態に遷移してから所定時間が経過するまでの間に、スキャン機能の実行要求を受信又は取得しない場合に、スキャンエンジン22への通電を停止して、スキャンエンジン22の状態を待機状態から省電力状態に移行させる。また、CPU32は、スキャンエンジン22が省電力状態である間に、スキャン機能の実行要求を受信又は取得する場合に、スキャンエンジン22に通電して、スキャンエンジン22の状態を省電力状態から処理状態に遷移させる。
上述したように、各エンジン20,22は、待機状態と処理状態と省電力状態とのうちのいずれかの状態に設定される。CPU32は、印刷エンジン20の状態が遷移する毎に、メモリ34内の状態情報38Pを、遷移前の状態を示す情報から、遷移後の状態を示す情報に変更する。また、CPU32は、スキャンエンジン22の状態が遷移する毎に、メモリ34内の状態情報38Sを、遷移前の状態を示す情報から、遷移後の状態を示す情報に変更する。
(MFPの処理;図2)
続いて、図2を参照して、MFP10のCPU32によって実行される処理を説明する。図2の処理は、MFP10の電源がONされることをトリガとして開始される。
S3では、CPU32は、PCから、MFP10のWEBサーバを介して、EEE設定19を変更するための設定変更指示を受信することを監視する。以下では、設定変更指示の送信元のPCのことを「対象PC」と呼ぶ。CPU32は、設定変更指示を受信する場合(S3でYES)に、S5に進む。
S5では、CPU32は、印刷機能又はスキャン機能の実行要求に応じた通信である機能通信を実行中であるのか否かを判断する。印刷機能の実行要求に応じた機能通信は、印刷データの通信と、印刷機能に関係する関係情報の通信と、を含む。スキャン機能の実行要求に応じた機能通信は、スキャンデータの通信と、スキャン機能に関係する関係情報の通信と、を含む。ここで、上記の「関係情報の通信」は、例えば、印刷機能又はスキャン機能に関するステータスの通信を含む。CPU32は、機能通信を実行中である場合には、S5でYESと判断してS10に進み、機能通信を実行中でない場合には、S5でNOと判断してS20に進む。S5の判断は、具体的には以下のように実行される。
CPU32は、まず、MFP10の無線I/F16又は有線I/F18が印刷機能又はスキャン機能のためのTCP接続(Transmission Control Protocolの略)を確立しているのか否かを判断する。CPU32は、メモリ34内のポート情報39を参照して、無線I/F16及び有線I/F18が利用可能な複数個のポートのうち、印刷機能のための機能通信を実行するための1個以上の印刷用ポート(例えばポート番号9100)の状態と、スキャン機能のための機能通信を実行するための1個以上のスキャン用ポート(例えばポート番号21)の状態と、を特定する。CPU32は、特定済みの全てのポートの状態がTCP接続の確立状態を示さない場合に、印刷機能又はスキャン機能のためのTCP接続が確立されていないと判断し、この結果、S5でNOと判断してS20に進む。一方、CPU32は、特定済みの少なくとも1つのポートの状態がTCP接続の確立状態を示す場合(例えば図1のポートN3の「TCP」参照)に、さらに、以下の判断を実行する。
印刷用ポートは、印刷機能のための機能通信のみに利用されずに、他の通信にも利用され得る。従って、印刷用ポートがTCP接続の確立状態を示す場合であっても、当該印刷用ポートが印刷機能の実行要求に応じた機能通信に利用されているとは限らない。同様に、スキャン用ポートがTCP接続の確立状態を示す場合であっても、当該スキャン用ポートがスキャン機能の実行要求に応じた機能通信に利用されているとは限らない。そこで、CPU32は、印刷用ポート(又はスキャン用ポート)の状態がTCP接続の確立状態を示す場合に、さらに、メモリ34から印刷エンジン20(又はスキャンエンジン22)の状態情報38P(又は38S)を取得し、取得済みの状態情報が処理状態を示すのか否かを判断する。CPU32は、取得済みの状態情報が処理状態を示すと判断する場合には、印刷機能(又はスキャン機能)の実行要求に応じた機能通信を実行中であると判断し(S5でYES)、S10に進み、取得済みの状態情報が待機状態又は省電力状態を示すと判断する場合には、印刷機能(又はスキャン機能)の実行要求に応じた機能通信を実行中でないと判断し(S5でNO)、S20に進む。
上述したように、本実施例では、MFP10は、印刷用ポート及びスキャン用ポートの状態のみならず、印刷エンジン20又はスキャンエンジン22の状態にも基づいて、印刷機能又はスキャン機能の実行要求に応じた機能通信を実行中であるのか否かを判断する(S5)。このために、MFP10は、印刷用ポート又はスキャン用ポートが印刷機能又はスキャン機能とは関係ない通信に利用されるポートである場合であっても、機能通信を実行中であるのか否かを適切に判断することができる。なお、変形例では、MFP10は、印刷用ポート及びスキャン用ポートの状態のみに基づいて、機能通信を実行中であるのか否かを判断してもよい。また、別の変形例では、MFP10は、状態情報38P(又は38S)のみに基づいて、機能通信を実行中で有るか否かを判断してもよい。さらに、別の変形例では、MFP10は、有線I/F18又は無線I/F16を介して最近通信されたパケットを解析し、当該パケットが機能通信を示すコマンドを含む場合には、機能通信を実行中であると判断し、当該パケットが機能通信を示すコマンドを含まない場合には、機能通信を実行中でないと判断してもよい。
S10では、CPU32は、機能通信が、有線I/F18を介した通信であるのか、無線I/F16を介した通信であるのか、を判断する。具体的には、CPU32は、メモリ34内のポート情報39を参照して、有線I/F18の印刷用ポート又はスキャン用ポートの状態がTCP接続の確立状態を示す場合に、機能通信が有線I/F18を介した通信であると判断し(S10でYES)、S15に進む。一方、CPU32は、無線I/F16の印刷用ポート又はスキャン用ポートの状態がTCP接続の確立状態を示す場合に、機能通信が無線I/F16を介した通信であると判断し(S10でNO)、S20に進む。
S15では、CPU32は、EEE設定19の変更を制限する制限処理(後述の図3参照)を実行する。S15の処理が終了すると、S3に戻る。
S20では、CPU32は、有線I/F18の各印刷用ポート及び各スキャン用ポートを無効化する。具体的には、CPU32は、メモリ34内のポート情報39に記述されている有線I/F18の各印刷用ポート及び各スキャン用ポートの状態をオープン状態からクローズ状態に変更する。これにより、CPU32は、有線I/F18を介して、印刷用ポートを指定するTCP接続の確立要求、又は、スキャン用ポートを指定するTCP接続の確立要求を受信しても、当該要求を無視することになり、当該要求に応じた処理(即ち、TCP接続の確立、印刷機能等)を実行しない。従って、S3で受信された設定変更指示に従ってEEE設定19の変更が完了する前に、有線I/F18を介して機能通信が実行されることを抑制することができる。この結果、機能通信が実行されている間にEEE設定19の変更に伴ってTCP接続が切断されて、機能通信が妨げられることを抑制することができる。
S25では、CPU32は、有線I/F18を介して、印刷機能又はスキャン機能の実行要求に関係しない特定通信を実行中であるのか否かを判断する。特定通信は、(1)有線I/F18を介したTCP接続が確立されていること、(2)所定時間内に所定量以上のデータを通信済みであること、又は、(3)所定時間内に所定プロトコルに従った通信を実行済みであること、である。具体的には、CPU32は、メモリ34内のポート情報39を参照して、有線I/F18のいずれかのポートがTCP接続の確立状態を示す場合(例えば図1のポートN3の「TCP」参照)に、上記(1)の特定通信を実行中であると判断し(S25でYES)、S30に進む。また、CPU32は、直近の所定時間における有線I/F18を介して通信されたデータ量を特定し、当該データ量が上記の所定量以上である場合に、上記(2)の特定通信を実行中であると判断し(S25でYES)、S30に進む。ここで、上記(2)の通信としては、例えば、SNMP(Simple Network Management Protocolの略)、mDNS(Multicast Domain Name Systemの略)、ICPM(Internet Control Message Protocolの略)、NetBIOS、LLMNR(Link-Local Multicast Name Resolutionの略)、DNS(Domain Name Systemの略)等に従った通信を例示することができる。また、CPU32は、直近の所定時間における有線I/F18を介した通信で利用されたプロトコルが、SNMP又はsyslogプロトコル(即ち所定プロトコル)である場合には、上記(3)の特定通信を実行中であると判断し(S25でYES)、S30に進む。一方、CPU32は、上記(1)〜(3)のいずれにも該当しない場合には、特定通信を実行中でないと判断し(S25でNO)、S27に進む。
なお、変形例では、CPU32は、S25において、上記(1)〜(3)の条件のうちの1つ又は2つの条件を利用しなくてもよい。例えば、CPU32は、有線I/F18を介したTCP接続が確立されていないと判断する場合(即ち上記(1)の条件が満たされない場合)に、所定時間内に所定量以上のデータを通信済みであり、かつ、所定時間内に所定プロトコルに従った通信を実行済みであっても(即ち上記(2)及び(3)の条件が満たされても)、特定通信を実行中でないと判断してもよい。即ち、特定通信は、上記(1)〜(3)のうちの少なくとも1つを含んでいればよい。また、別の変形例では、CPU32は、上記(1)〜(3)とは異なる条件を利用して、特定通信を実行中であるのか否かを判断してもよい。例えば、特定通信は、予め決められているPCとの印刷機能又はスキャン機能の実行要求に関係しない通信であってもよい。この場合、CPU32は、予め決められているPCとの通信を実行中である場合に、特定通信を実行中であると判断し、他のPCとの通信を実行中である場合に、特定通信を実行中でないと判断してもよい。
S27では、CPU32は、EEE設定19の変更を実行することを示す実行画面を表わす実行画面データを対象PCに送信する。この結果、対象PCの表示部に実行画面が表示されるので、ユーザは、EEE設定19の変更が実行されることを知ることができる。S27が終了すると、S40に進む。
一方、S30では、CPU32は、特定通信が実行中であるにも関わらずEEE設定19の変更を実行すべきが否かをユーザに問い合わせるための特定問合画面を表わす特定問合画面データを対象PCに送信する。この結果、対象PCの表示部に特定問合画面が表示される。特定問合画面は、EEE設定19の変更を実行すべきことを示すYESボタンと、EEE設定19の変更を実行すべきでないことを示すNOボタンと、を含む。
S35では、CPU32は、対象PCからEEE設定19の変更の実行指示を受信したのか否かを判断する。CPU32は、特定問合画面においてYESボタンが選択されることに応じて、対象PCから実行指示を受信した場合、即ち、EEE設定19の変更をすべきことがユーザから指示される場合(S35でYES)に、S40に進む。一方、CPU32は、特定問合画面においてNOボタンが選択されることに応じて、対象PCから実行指示を受信しなかった場合、即ち、EEE設定19の変更をすべきことがユーザから指示されない場合(S35でNO)に、S40をスキップして、S45に進む。
特定通信が上記の(1)に該当する場合(即ち有線I/F18によってTCP接続が確立されている場合)には、CPU32は、S40を実行する前に、TCP接続を切断する。具体的には、CPU32は、TCP接続の切断を指示する切断指示を有線I/F18に供給する。これにより、有線I/F18は、TCP接続の切断を要求する切断要求を、特定通信の通信相手であるPCに送信し、当該PCから切断要求に対する応答を受信する。この結果、TCP接続が切断されるので、特定通信は停止される。
S40では、CPU32は、S3で受信された設定変更指示に従って、EEE設定19の変更を実行する。具体的には、CPU32は、EEE設定19の変更を指示する指示情報を有線I/F18に供給する。この結果、有線I/F18では、EEE設定19が「ON(又はOFF)」から「OFF(又はON)」に変更される。この際に、有線I/F18は、HUB8との通信リンクを切断する。
S45では、CPU32は、S20で無効化された有線I/F18の各印刷用ポート及び各スキャン用ポートを有効化する。具体的には、CPU32は、メモリ34内のポート情報39に記述されている有線I/F18の各印刷用ポート及び各スキャン用ポートの状態をクローズ状態からオープン状態に変更する。S45の処理が終了すると、S3に戻る。
(制限処理;図3)
続いて、図3を参照して、図2のS15の制限処理を説明する。S100では、CPU32は、有線I/F18を介した機能通信が印刷機能の実行要求に応じた通信であるのか否かを判断する。具体的には、CPU32は、メモリ34から印刷エンジン20及びスキャンエンジン22のそれぞれの状態情報38P,38Sを取得し、取得済みの各状態情報38P,38Sのうちのどちらが処理状態を示すのか否かを判断する。CPU32は、印刷エンジン20の状態情報38Pが処理状態を示すと判断する場合(S100でYES)に、機能通信が印刷機能の実行要求に応じた通信であると判断して、S105に進む。一方、CPU32は、スキャンエンジン22の状態情報38Sが処理状態を示すと判断する場合(S100でNO)に、機能通信がスキャン機能の実行要求に応じた通信であると判断して、S120に進む。
S105では、CPU32は、機能通信が完了した後にEEE設定19の変更を実行すべきか否かをユーザに問い合わせるための第2の問合画面を表わす第2の問合画面データを対象PCに送信する。この結果、対象PCの表示部に第2の問合画面が表示される。第2の問合画面は、EEE設定19の変更を実行すべきことを示すYESボタンと、EEE設定19の変更を実行すべきでないことを示すNOボタンと、を含む。
S110では、CPU32は、対象PCから実行指示を受信したのか否かを判断する。CPU32は、第2の問合画面においてYESボタンが選択されることに応じて、対象PCから実行指示を受信した場合、即ち、EEE設定19の変更をすべきことがユーザから指示される場合(S110でYES)に、S113に進む。また、CPU32は、第2の問合画面においてNOボタンが選択されることに応じて、対象PCから実行指示を受信しなかった場合、即ち、EEE設定19の変更をすべきことがユーザから指示されない場合(S110でNO)に、S113〜S115をスキップして(即ちEEE設定19の変更を実行せずに)、図3の処理を終了する。
S113では、CPU32は、印刷エンジン20における印刷が完了することを監視する。具体的には、CPU32は、印刷エンジン20から印刷が完了したことを示す情報を取得する場合に、印刷が完了したと判断し(S113でYES)、S114に進む。即ち、CPU32は、印刷が完了するまで待機し、印刷が完了するとS114に進む。
S114では、CPU32は、有線I/F18によって確立されているTCP接続を切断する。具体的には、CPU32は、印刷データの送信元のPCから、有線I/F18を介して、TCP接続の切断を要求する切断要求を受信し、有線I/F18を介して、切断要求に対する応答を当該PCに送信する。この結果、TCP接続が切断される。
S115は、図2のS40と同様である。印刷機能の実行要求に応じた機能通信が完了してTCP接続が切断された後に、S115においてEEE設定19が変更される。印刷が完了した後にEEE設定19が変更されるので、EEE設定19の変更に伴って機能通信が妨げられることを抑制することができる。S115の処理が終了すると、図3の処理が終了する。
一方、S120では、CPU32は、スキャン機能の実行要求に応じた機能通信が実行中であるにも関わらずEEE設定19の変更を実行すべきか否かをユーザに問い合わせるための第1の問合画面を表わす第1の問合画面データを対象PCに送信する。第1の問合画面は、EEE設定19の変更を実行すべきことを示すYESボタンと、EEE設定19の変更を実行すべきでないことを示すNOボタンと、を含む。
S125では、CPU32は、対象PCから実行指示を受信したのか否かを判断する。CPU32は、第1の問合画面においてYESボタンが選択されることに応じて、対象PCから実行指示を受信した場合、即ち、EEE設定19の変更をすべきことがユーザから指示される場合(S125でYES)に、S127に進む。また、CPU32は、第1の問合画面においてNOボタンが選択されることに応じて、対象PCから実行指示を受信しなかった場合、即ち、EEE設定19の変更をすべきことがユーザから指示されない場合(S125でNO)に、S127及びS130をスキップして(即ちEEE設定19の変更を実行せずに)、図3の処理を終了する。
S127では、CPU32は、スキャン機能の実行要求に応じた機能通信が完了する前に、有線I/F18によって確立されているTCP接続を切断する。具体的には、CPU32は、TCP接続の切断を指示する切断指示を有線I/F18に供給する。これにより、有線I/F18は、TCP接続の切断を要求する切断要求を印刷データの送信元のPCに送信し、当該PCから切断要求に対する応答を受信する。この結果、TCP接続が切断されるので、スキャン機能の実行要求に応じた機能通信が停止される。
S130は、図2のS40と同様である。スキャン機能の実行要求に応じた機能通信が完了する前に、S127においてTCP接続が切断され、S130においてEEE設定19が変更される。このために、ユーザからの指示に応じてEEE設定19の変更を迅速に実行することができる。S130の処理が終了すると、図3の処理が終了する。
(具体的なケース;図4〜図8)
続いて、図4〜図8を参照して、図2及び図3の処理によって実現される具体的なケースを説明する。図4〜図8では、無線I/F16を介して実行される通信を破線の矢印で示し、有線I/F18を介して実行される通信を実線の矢印で示す。なお、以下では、理解の容易化のために、各デバイスのCPU(例えばMFP10のCPU32)が実行する動作を、CPUを主体として記載せずに、各デバイス(例えばMFP10)を主体として記載する。
(ケースA;図4)
まず、図4を参照して、印刷終了後にEEE設定19が変更されるケースAを説明する。MFP10は、T5において、MFP10に印刷機能を実行させるための印刷操作がPC60に実行される場合に、T7において、有線I/F18を介して、PC60からTCP接続の確立要求を受信する。これにより、MFP10とPC60との間にTCP接続が確立される。そして、MFP10は、TCP接続を利用して、有線I/F18を介して、PC60から印刷機能の実行要求を受信する。この場合、T8において、MFP10は、印刷エンジン20の状態を待機状態から処理状態に遷移させる。
次いで、T10において、MFP10は、TCP接続を利用して、有線I/F18を介して、PC60から印刷データの受信を開始する。これにより、MFP10は、印刷データの一部である部分印刷データP1を受信し、T12において、部分印刷データP1に従った印刷を印刷エンジン20に実行させる。これ以降も、MFP10は、印刷データを構成する各部分印刷データを順次受信し、各部分印刷データに従った印刷を印刷エンジン20に順次実行させる。
T20では、MFP10は、無線I/F16を介して、PC40から、MFP10のWEBサーバにアクセスするためのアクセス要求を受信する。この場合、T22では、MFP10は、設定画面を表わす設定画面データをPC40に送信する。これにより、T24において、設定画面がPC40に表示される。設定画面は、MFP10の通信に関係する設定を変更するための画面である。MFP10は、T30において、設定画面を介してEEE設定19の設定を変更するための設定変更操作が実行される場合に、T32において、無線I/F16を介して、PC40から設定変更指示を受信する(図2のS3でYES)。
MFP10は、PC40から設定変更指示を受信すると、有線I/F18を介して印刷機能の実行要求に応じた機能通信を実行中であると判断し(S5でYES、S10でYES、及び、S100でYES)、T34において、第2の問合画面を表わす第2の問合画面データをPC40に送信する(S105)。この結果、T36において、第2の問合画面がPC40に表示される。第2の問合画面は、MFP10が印刷機能を実行中であることを示すメッセージと、印刷機能が完了した後にEEE設定19を変更すべきか否かをユーザに問い合わせるメッセージと、YESボタンと、NOボタンと、を含む。
MFP10は、T40において、第2の問合画面内のYESボタンが選択されることに応じて、T42において、無線I/F16を介して、PC40から実行要求を受信する(S110でYES)。この場合、MFP10は、印刷が完了するまで待機する(S113)。その後、T50において、MFP10は、TCP接続を利用して、有線I/F18を介して、PC60から最後の部分印刷データPnを受信し、T52において、部分印刷データPnに従った印刷を印刷エンジン20に実行させる。これにより、MFP10は、印刷が完了したと判断する(S113でYES)。そして、MFP10は、有線I/F18を介して、PC60からTCP接続の切断要求を受信し、当該切断要求に対する応答をPC60に送信することによって、T53において、TCP接続を切断する(S114)。次いで、T54において、MFP10は、EEE設定19の変更を指示する指示情報を有線I/F18に供給し(S115)、有線I/F18においてEEE設定19が「OFF」から「ON」に変更される。
上記のように、MFP10は、有線I/F18を介して印刷機能の実行要求に応じた機能通信をPC60と実行している状況において、PC40から設定変更指示を受信する場合(T32)に、第2の問合画面をPC40に表示させる(T36)。また、MFP10は、PC40から実行指示を受信する場合、即ち、EEE設定19の変更を実行すべきことがユーザから指示される場合(T42)に、機能通信が完了するまで待機することによって、EEE設定19の変更を制限する。そして、MFP10は、機能通信が完了した後(T53)に、EEE設定の変更を実行する(T54)。ここで、機能通信が完了するまで待機することなく、MFP10がEEE設定19の変更を実行する比較例を想定する。比較例では、EEE設定19の変更に伴ってTCP接続が切断されるので、機能通信が停止される。ここで、例えば、PC60が、MFP10とのEEE設定19の変更が実行された後に、TCP接続を再確立して、印刷データの最初から(即ち部分印刷データP1から)印刷データをMFP10に送信するものである第1のケースを想定する。この場合、MFP10は、PC60から、印刷済みの画像を表わす各部分印刷データを再受信して、同じ画像の印刷を実行する。この結果、印刷用紙、色材(インク、トナー等)等の消費材が無駄になる。また、例えば、PC60がTCP接続を再確立しないものである第2のケースを想定する。この場合、印刷データの一部に従った印刷しか実行されないので、印刷データの全てに従った印刷物をユーザに提供することができない。これに対し、本実施例によると、MFP10が、印刷機能の実行要求に応じた機能通信が完了した後に、EEE設定19の変更を実行するので、EEE設定19の変更に伴ってTCP接続が切断されず、この結果、機能通信が停止されない。このために、上記の第1のケースのPC60が通信相手である状況において、MFP10は、同じ画像の印刷を実行することを抑制することができ、この結果、消費材が無駄になるのを抑制することができる。また、上記の第2のケースのPC60が通信相手である状況において、MFP10は、印刷データの全てに従った印刷物をユーザに提供することができる。
(ケースB;図5)
続いて、図5を参照して、スキャンが停止されてEEE設定19が変更されるケースBを説明する。T105において、MFP10にスキャン機能を実行させるためのスキャン操作がPC60に実行される場合に、MFP10は、T107において、有線I/F18を介して、PC60からTCP接続の確立要求を受信する。これにより、MFP10とPC60との間にTCP接続が確立される。そして、MFP10は、TCP接続を利用して、有線I/F18を介して、PC60からスキャン機能の実行要求を受信する。この場合、T108において、MFP10は、スキャンエンジン22の状態を待機状態から処理状態に遷移させる。
次いで、MFP10は、T110において、原稿のスキャンをスキャンエンジン22に実行させてスキャンデータを生成し、T112において、TCP接続を利用して、有線I/F18を介して、スキャンデータの送信を開始する。これにより、MFP10は、スキャンデータの一部である部分スキャンデータS1を送信する。これ以降も、MFP10は、スキャンデータを構成する各部分スキャンデータを順次送信する。
T120〜T132は、図4のT20〜T32と同様である。MFP10は、T132において、PC40から設定変更指示を受信する場合(S3でYES)に、有線I/F18を介してスキャン機能の実行要求に応じた機能通信を実行中であると判断し(S5でYES、S10でYES、及び、S100でNO)、T134において、第1の問合画面を表わす第1の問合画面データをPC40に送信する(S120)。この結果、T136において、第1の問合画面がPC40に表示される。第1の問合画面は、MFP10が実行している通信が停止される可能性があることを示すメッセージと、EEE設定19を変更すべきか否かをユーザに問い合わせるメッセージと、YESボタンと、NOボタンと、を含む。
MFP10は、T140において、第1の問合画面内のYESボタンが選択されることに応じて、T142において、無線I/F16を介して、PC40から実行要求を受信する(S125でYES)。この段階では、T113に示されるように、スキャンデータを構成する部分スキャンデータSkの送信が完了しているが、スキャンデータを構成する残りの部分スキャンデータSk+1〜Snの送信は完了していない。即ち、MFP10は、機能通信が完了する前に、T142において、PC40から実行指示を受信する。この場合、MFP10は、T154において、PC60とのTCP接続を切断し(S127)、T156において、EEE設定19を「OFF」から「ON」に変更させる(S130)。
上記のように、MFP10は、有線I/F18を介してスキャン機能の実行要求に応じた機能通信をPC60と実行している状況において、PC40から設定変更指示を受信する場合(T132)に、第1の問合画面をPC40に表示させることによって(T136)、EEE設定19の変更を制限する。そして、MFP10は、PC40から実行指示を受信する場合(T142)に、機能通信が完了する前にTCP接続を切断して(T154)、EEE設定19の変更を実行する(T156)。ここで、スキャン機能は印刷機能のように消費材を必要としないので、機能通信が停止されても消費材が無駄とならない。このために、MFP10は、スキャン機能の実行要求に応じた機能通信の終了を待機せずに、EEE設定19の変更を迅速に実行することができる。このように、MFP10は、有線I/F18を介してスキャン機能の実行要求に応じた機能通信を実行中である状況において、ユーザからの指示に応じて適切に設定の変更を実行することができる。
(ケースC;図6)
続いて、図6を参照して、有線I/F18のポートが無効化されるケースCを説明する。MFP10は、PC60から印刷機能又はスキャン機能の実行要求を受信することなく(即ちPC60とのTCP接続が確立されていない状態で)、T220〜T232において、PC40との通信を実行する。T220〜T232は、図4のT20〜T32と同様である。MFP10は、PC40から設定変更指示を受信する場合(T232)に、機能通信を実行中でないと判断し(図2のS5でNO)、T233において、有線I/F18の各印刷用ポート及び各スキャン用ポートを無効化する(S20)。
次いで、MFP10は、有線I/F18を介して特定通信を実行中でないと判断し(S25でNO)、T234において、実行画面を表わす実行画面データをPC40に送信する(S27)。この結果、T236において、実行画面がPC40に表示される。その後、MFP10は、EEE設定19の変更を実行する前に、T240において、印刷操作がPC60に実行されることに応じて、PC60からTCP接続の確立要求を受信する。ここで、当該確立要求は、印刷用ポートを指定している。MFP10は、有線I/F18の各印刷用ポート及び各スキャン用ポートを無効化しているので(T233)、当該確立要求を無視し、PC60とのTCP接続を確立しない。その後、MFP10は、T254において、EEE設定19を変更し(S40)、T255において、有線I/F18の各印刷用ポート及び各スキャン用ポートを有効化する(S45)。
上記のように、MFP10は、EEE設定19を変更する前に、有線I/F18の各印刷用ポート及び各スキャン用ポートを無効化する(T233)。これにより、MFP10は、印刷用ポートを指定するTCP接続の確立要求を受信しても、当該要求を無視し、TCP接続を確立しない。従って、EEE設定19の変更が完了する前に、有線I/F18を介して機能通信が実行されることを抑制することができる。この結果、機能通信が実行されている間にEEE設定19の変更に伴ってTCP接続が切断されて、機能通信が妨げられることを抑制することができる。
(ケースD;図7)
続いて、図7を参照して、特定通信の実行中にEEE設定19が変更されるケースDを説明する。MFP10は、T310において、PC60から、有線I/F18を介して、SNMPに従ったGetリクエストを受信し、T312において、GetレスポンスをPC60に送信する。Getリクエストは、例えば、MFP10に関する情報(例えば、現在のステータス、消耗品の残量等)を要求するためのコマンドである。Getレスポンスは、Getリクエストに応じた情報を含む。図示省略しているが、MFP10は、さらに、PC60から複数個のGETリクエストを順次受信して、複数個のGETレスポンスをPC60に順次送信する。なお、SNMPに従った通信は、TCP接続が確立された状態で実行される通信ではない。
T320〜T332は、図4のT20〜T32と同様である。MFP10は、PC40から設定変更指示を受信する場合(T332)に、機能通信を実行中でないと判断し(図2のS5でNO)、T333において、有線I/F18の各印刷用ポート及び各スキャン用ポートを無効化する(S20)。また、MFP10は、有線I/F18を介してSNMPに従った通信をPC60と実行しているので、所定時間内に所定量以上のデータを通信済みであると判断すると共に、所定時間内に所定プロトコル(本ケースではSNMP)に従った通信を実行済みであると判断し、この結果、有線I/F18を介した特定通信を実行中であると判断する(S25でYES)。この場合、T334において、MFP10は、特定問合画面を表わす特定問合画面データをPC40に送信する。この結果、T336では、特定問合画面がPC40に表示される。本実施例では、特定問合画面は、図5のT136で表示される第1の問合画面と同じである。ただし、変形例では、特定問合画面は、第1の問合画面とは異なるメッセージ(例えばSNMPに従った通信を実行中であることを示すメッセージ)を含む画面であってもよい。
T340〜T354は、図5のT140〜T154と同様である。T354でEEE設定19が変更されることに伴って、MFP10とHUB8との間の通信リンクが切断される。この結果、MFP10とPC60との間の通信が実行不可能になる。このために、MFP10は、PC60からGETリクエストを受信することができなくなる。その後、EEE設定19の変更が完了し、MFP10とHUB8との間の通信リンクが再び確立されると、MFP10は、PC60からGETリクエストを受信することができるようになる。T355は、図6のT255と同様である。
上記のように、MFP10は、有線I/F18を介して特定通信を実行中であると判断する場合に、特定問合画面をPC40に表示させる(T336)。そして、MFP10は、特定問合画面を介してユーザからEEE設定19の変更を実行すべきことが指示される場合(T342)に、EEE設定19の変更を実行する(T354)。従って、MFP10は、ユーザからの指示に応じてEEE設定19の変更を迅速に実行することができる。
(ケースE;図8)
続いて、図8を参照して、無線I/F16を介した機能通信を実行中にEEE設定19が変更されるケースEを説明する。本ケースEでは、MFP10が、無線で接続されているPC50から無線I/F16を介して印刷機能の実行要求を受信する。この点において、本ケースEは、MFP10が、有線で接続されているPC60から有線I/F18を介して印刷機能の実行要求を受信するケースA(図4参照)とは異なる。T405〜T412は、無線で接続されているPC50が利用される点と、無線I/F16を介した通信が実行される点と、を除いて、図4のS5〜T12と同様である。
T420〜T432は、図4のT20〜T32と同様である。MFP10は、T432において、PC40から設定変更指示を受信する場合(図2のS3でYES)に、無線I/F16を介して機能通信を実行中であると判断し(S5でYESかつS10でNO)、T433において、有線I/F18の各印刷用ポート及び各スキャン用ポートを無効化する(S20)。次いで、MFP10は、有線I/F18を介して特定通信を実行中でないと判断して(S25でNO)、T434において、実行画面を表わす実行画面データをPC40に送信する(S27)。この結果、T436では、実行画面がPC40に表示される。
MFP10は、T454において、EEE設定19の変更を実行し(S40)、T455において、有線I/F18の各印刷用ポート及び各スキャン用ポートを有効化する(S45)。ここで、EEE設定19が変更されることに伴って、MFP10とHUB8との間の通信リンクが切断される。しかしながら、機能通信が有線I/F18ではなく無線I/F16を介して実行されているので、機能通信は停止されない。このために、MFP10は、T410で開始された印刷データの受信が妨げられることなく、T460において、最後の部分印刷データPnを受信して、T462において、部分印刷データPnに従った印刷を実行することができる。T464は、図4のT53と同様である。
機能通信が無線I/F16を介した通信である状況(即ち本ケースE)では、有線I/F18を介した通信に関係するEEE設定19が変更されても、機能通信が妨げられない。MFP10は、このような状況では、T432の設定変更指示に応じて、EEE設定19の変更を実行する(T454)。従って、MFP10は、状況に応じて適切にEEE設定19の変更を実行することができる。
(対応関係)
一つの側面では、MFP10が、「印刷装置」の一例であり、図2のS3、S10、S20、S25、S27、S40が、それぞれ、「変更指示受付部」、「第1の判断部」、「禁止部」、「第2の判断部」、「実行表示制御部」、「設定変更部」によって実行される処理の一例である。別の側面では、MFP10、スキャンエンジン22が、それぞれ、「機能実行装置」、「機能実行エンジン」の一例であり、図2のS5(及びS10)、S20、S27、S40が、それぞれ、「判断部」、「禁止部」、「実行表示制御部」、「第1の設定変更部」によって実行される処理の一例であり、図3のS105、S115、S120、S127、S130が、それぞれ、「第2の問合表示制御部」、「第3の設定変更部」、「第1の問合表示制御部」、「切断部」、「第2の設定変更部」によって実行される処理の一例である。さらに別の側面では、有線I/F18、無線I/F16が、それぞれ、「第1の通信インターフェース」、「第2の通信インターフェース」の一例であり、印刷エンジン20及びスキャンエンジン22の双方が、「機能実行エンジン」の一例であり、EEE設定19が、「通信に関係する設定」の一例である。図2のS10、S40が、それぞれ、「第1の判断部」、「第1の設定変更部」によって実行される処理の一例である。また、図3のS113、S115、S120、S130が、それぞれ、「待機部」、「第3の設定変更部」、「第1の問合表示制御部」、「第2の設定変更部」によって実行される処理の一例である。さらに別の側面では、有線I/F18が、「通信インターフェース」の一例であり、スキャンエンジン22が、「機能実行エンジン」の一例である。図2のS5(及びS10)、S27、S40が、それぞれ、「判断部」、「実行表示制御部」、「第1の設定変更部」によって実行される処理の一例である。また、図3のS120、S130が、それぞれ、「第1の問合表示制御部」、「第2の設定変更部」によって実行される処理の一例である。
以上、本発明の具体例を詳細に説明したが、これらは例示にすぎず、特許請求の範囲を限定するものではない。特許請求の範囲に記載の技術には以上に例示した具体例を様々に変形、変更したものが含まれる。上記の実施例の変形例を以下に列挙する。
(変形例1)CPU32は、図2のS3において、MFP10の操作部12に対してEEE設定19の変更を指示する変更操作が実行されることを監視し、変更操作が実行される場合(S3でYES)に、S5に進んでもよい。この場合、CPU32は、S27、S30、図3のS105、及び、S120において、各画面データによって表される各画面をMFP10の表示部14に表示してもよい。本変形例では、MFP10の表示部14が、「表示部」の一例である。
(変形例2)CPU32は、図2のS25、S30、及び、S35を省略して、S20の後にS27及びS40を順次実行してもよい。本変形例では、「第2の判断部」を省略可能である。
(変形例3)CPU32は、図2のS27を省略してもよい。本変形例では、「実行表示制御部」を省略可能である。
(変形例4)CPU32は、図2のS20及びS45を省略してもよい。本変形例では、「禁止部」を省略可能である。
(変形例5)CPU32は、図3のS100の処理を実行せず、機能通信が、印刷機能の実行要求に応じた通信と、スキャン機能の実行要求に応じた通信と、のどちらであっても、S105〜S115の処理を実行せずに、S120〜S130の処理を実行してもよい。本変形例では、CPU32は、有線I/F18を介して印刷機能の実行要求に応じた機能通信を実行中であっても、第1の問合画面を介してユーザからEEE設定19を変更すべきことが指示される場合(S125でYES)に、EEE設定19を変更する(S130)。本変形例では、「第3の設定変更部」、「第2の問合表示制御部」、及び、「待機部」を省略可能であり、「機能実行エンジン」は、印刷エンジン20であってもよいし、スキャンエンジン22であってもよい。
(変形例6)図2のS3において、CPU32は、無線I/F16のパワーセーブモードの設定を変更する設定変更指示を受け付けることを監視してもよい。この場合、CPU32は、機能通信が無線I/F16を介した通信であると判断する場合に、S10でYESと判断する。また、S40、図3のS115、又は、S130では、CPU32は、パワーセーブモードの設定を変更することを指示する指示情報を無線I/F16に供給する。これにより、無線I/F16がパワーセーブモードの設定を変更し、この結果、仮に、無線I/F16を介したTCP接続が確立されている場合には、当該TCP接続が切断される。本変形例では、無線I/F16、パワーセーブモードの設定が、それぞれ、「第1の通信インターフェース(又は通信インターフェース)」、「第1の通信インターフェース(又は通信インターフェース)を介した通信に関係する設定」の一例である。また、有線I/F18が、「第2の通信インターフェース」の一例である。
(変形例7)変形例では、図2のS3において、CPU32は、EEE設定19の変更を指示する設定変更指示に代えて、有線I/F18を介した通信に関係する他の設定の変更を指示する設定変更指示を受け付けてもよい。他の設定は、例えば、ゲートウェイ、リンクスピード、IPアドレス、サブネットマスク等の設定である。即ち、「第1の通信インターフェース(又は通信インターフェース)」を介した通信に関係する設定は、EEE設定19に限られない。
(変形例8)「機能実行装置」は、多機能機に限られず、印刷機能を実行可能な印刷装置であってもよいし、スキャン機能を実行可能なスキャナ装置であってもよい。例えば、印刷装置は、図3のS100の判断を実行せずに、S120〜S130を実行することなく、S105〜S115を実行してもよい。また、例えば、スキャナ装置は、図3のS100の判断を実行せずに、S105〜S115を実行することなく、S120〜S130を実行してもよい。
(変形例9)上記の各実施例では、CPU32がプログラム36(即ちソフトウェア)を実行することによって、図2〜図8の各処理が実現される。これに代えて、いずれかの処理は、論理回路等のハードウェアによって実現されてもよい。
また、本明細書または図面に説明した技術要素は、単独であるいは各種の組合せによって技術的有用性を発揮するものであり、出願時請求項記載の組合せに限定されるものではない。また、本明細書または図面に例示した技術は複数目的を同時に達成するものであり、そのうちの一つの目的を達成すること自体で技術的有用性を持つものである。
本出願時の特許請求の範囲に記載されている事項を以下に列挙しておく。
(項目1)
印刷装置であって、
有線インターフェースと、
前記有線インターフェースとは異なる無線インターフェースと、
印刷機能を実行するための印刷エンジンと、
EEE(Energy Efficient Ethernetの略)の設定の変更指示を受け付ける変更指示受付部と、
前記印刷装置と通信装置との間で確立される接続を利用して、前記印刷機能の実行要求に応じた通信である機能通信が実行されている間に、前記変更指示が受け付けられる場合に、前記機能通信が、前記有線インターフェースを介した通信であるのか、前記無線インターフェースを介した通信であるのか、を判断する第1の判断部と、
前記機能通信が前記無線インターフェースを介した通信であると判断される場合に、前記変更指示に従って前記設定の変更を実行する設定変更部であって、前記機能通信が前記有線インターフェースを介した通信であると判断される場合に、前記設定の変更は実行されない、前記設定変更部と、
を備える印刷装置。
(項目2)
前記印刷装置は、さらに、
前記機能通信が前記無線インターフェースを介した通信であると判断される場合に、前記有線インターフェースを介して、前記印刷機能の前記実行要求に関係しない特定通信を実行中であるのか否かを判断する第2の判断部を備え、
前記設定変更部は、前記機能通信が前記無線インターフェースを介した通信であると判断され、かつ、前記有線インターフェースを介した前記特定通信を実行中でないと判断される場合に、前記変更指示に従って前記設定の変更を実行し、
前記機能通信が前記無線インターフェースを介した通信であると判断され、かつ、前記有線インターフェースを介した前記特定通信を実行中であると判断される場合に、前記設定の変更は実行されない、項目1に記載の印刷装置。
(項目3)
前記特定通信は、
前記有線インターフェースを介した接続が確立されていること、
所定時間内に所定量以上のデータを通信済みであること、及び、
所定時間内に所定プロトコルに従った通信を実行済みであること、
のうちの少なくとも1つを含む、項目2に記載の印刷装置。
(項目4)
前記印刷装置は、さらに、
前記機能通信が前記無線インターフェースを介した通信であると判断される場合に、前記設定の変更を実行することを示す実行画面を表示部に表示する実行表示制御部を備える、項目1から3のいずれか一項に記載の印刷装置。
(項目5)
前記印刷装置は、さらに、
前記機能通信が前記無線インターフェースを介した通信であると判断される場合に、前記設定の変更が完了するまで、前記有線インターフェースを介して、前記印刷機能の前記実行要求に応じた通信を実行することを禁止する禁止部を備える、項目1から4のいずれか一項に記載の印刷装置。
(項目6)
前記接続は、TCP(Transmission Control Protocolの略)に従った接続である、項目1から5のいずれか一項に記載の印刷装置。
(項目7)
機能実行装置であって、
有線インターフェースと、
特定機能を実行するための機能実行エンジンと、
EEE(Energy Efficient Ethernetの略)の設定の変更指示を受け付ける変更指示受付部と、
前記変更指示が受け付けられる場合に、前記機能実行装置と通信装置との間で確立される接続を利用して、前記有線インターフェースを介して、前記特定機能の実行要求に応じた通信である機能通信を実行中であるのか否かを判断する判断部と、
前記機能通信を実行中でないと判断される場合に、前記設定の変更を実行することを示す実行画面を表示部に表示する実行表示制御部と、
前記機能通信を実行中でないと判断される場合に、前記変更指示に従って前記設定の変更を実行する第1の設定変更部と、
前記機能通信を実行中であると判断される場合に、前記機能通信を実行中であるにも関わらず前記設定の変更を実行すべきか否かをユーザに問い合わせるための第1の問合画面を前記表示部に表示する第1の問合表示制御部と、
前記第1の問合画面が前記表示部に表示された後に、前記設定の変更を実行すべきことが前記ユーザから指示される場合に、前記機能通信が完了する前に、前記変更指示に従って前記設定の変更を実行する第2の設定変更部であって、前記第1の問合画面が前記表示部に表示された後に、前記設定の変更を実行すべきことが前記ユーザから指示されない場合に、前記設定の変更は実行されない、前記第2の設定変更部と、
を備える機能実行装置。
(項目8)
前記機能実行装置は、さらに、
前記第1の問合画面が前記表示部に表示された後に、前記設定の変更を実行すべきことが前記ユーザから指示される場合に、前記機能通信が完了する前に、前記接続を切断する切断部を備え、
前記第2の設定変更部は、前記接続が切断された後に、前記設定の変更を実行する、項目7に記載の機能実行装置。
(項目9)
前記機能実行装置は、さらに、
前記機能通信を実行中でないと判断される場合に、前記設定の変更が完了するまで、前記有線インターフェースを介して、前記特定機能の前記実行要求に応じた通信を実行することを禁止する禁止部を備える、項目7又は8に記載の機能実行装置。
(項目10)
前記機能実行エンジンは、前記特定機能として印刷機能を実行するための印刷エンジンと、前記特定機能としてスキャン機能を実行するためのスキャンエンジンと、を含み、
前記第1の問合表示制御部は、前記スキャン機能の実行要求に応じた前記機能通信を実行中であると判断される場合に、前記第1の問合画面を前記表示部に表示し、
前記機能実行装置は、さらに、
前記印刷機能の実行要求に応じた前記機能通信を実行中であると判断される場合に、前記機能通信が完了した後に、前記変更指示に従って前記設定の変更を実行する第3の設定変更部を備える、項目7から9のいずれか一項に記載の機能実行装置。
(項目11)
前記機能実行装置は、さらに、
前記印刷機能の実行要求に応じた前記機能通信を実行中であると判断される場合に、前記機能通信が完了した後に前記設定の変更を実行すべきか否かを前記ユーザに問い合わせるための第2の問合画面を前記表示部に表示する第2の問合表示制御部を備え、
前記第3の設定変更部は、前記印刷機能の実行要求に応じた前記機能通信を実行中であると判断され、かつ、前記第2の問合画面が前記表示部に表示された後に、前記設定の変更を実行すべきことが前記ユーザから指示される場合に、前記機能通信が完了した後に、前記設定の変更を実行し、
前記印刷機能の実行要求に応じた前記機能通信を実行中であると判断され、かつ、前記第2の問合画面が前記表示部に表示された後に、前記設定の変更を実行すべきことが前記ユーザから指示されない場合に、前記設定の変更は実行されない、項目10に記載の機能実行装置。
(項目12)
機能実行装置であって、
第1の通信インターフェースと、
前記第1の通信インターフェースとは異なる第2の通信インターフェースと、
特定機能を実行するための機能実行エンジンと、
前記第1の通信インターフェースを介した通信に関係する設定の変更指示を受け付ける変更指示受付部と、
前記機能実行装置と通信装置との間で確立される接続を利用して、前記特定機能の実行要求に応じた通信である機能通信が実行されている間に、前記変更指示が受け付けられる場合に、前記機能通信が、前記第1の通信インターフェースを介した通信であるのか、前記第2の通信インターフェースを介した通信であるのか、を判断する第1の判断部と、
前記機能通信が前記第2の通信インターフェースを介した通信であると判断される場合に、前記変更指示に従って前記設定の変更を実行する第1の設定変更部であって、前記機能通信が前記第1の通信インターフェースを介した通信であると判断される場合に、前記設定の変更が制限される、前記第1の設定変更部と、
を備える機能実行装置。
(項目13)
前記機能実行装置は、さらに、
前記機能通信が前記第1の通信インターフェースを介した通信であると判断される場合に、前記機能通信を実行中であるにも関わらず前記設定の変更を実行すべきか否かをユーザに問い合わせるための第1の問合画面を表示部に表示することによって、前記設定の変更を制限する第1の問合表示制御部と、
前記第1の問合画面が前記表示部に表示された後に、前記設定の変更を実行すべきことが前記ユーザから指示される場合に、前記機能通信が完了する前に、前記変更指示に従って前記設定の変更を実行する第2の設定変更部であって、前記第1の問合画面が前記表示部に表示された後に、前記設定の変更を実行すべきことが前記ユーザから指示されない場合に、前記設定の変更は実行されない、前記第2の設定変更部と、
を備える、項目12に記載の機能実行装置。
(項目14)
前記機能実行装置は、さらに、
前記機能通信が前記第1の通信インターフェースを介した通信であると判断される場合に、前記機能通信が完了するまで待機することによって、前記設定の変更を制限する待機部と、
前記機能通信が前記第1の通信インターフェースを介した通信であると判断される場合に、前記機能通信が完了した後に、前記変更指示に従って前記設定の変更を実行する第3の設定変更部と、
を備える、項目12に記載の機能実行装置。
(項目15)
前記機能実行エンジンは、前記特定機能として印刷機能を実行するための印刷エンジンと、前記特定機能としてスキャン機能を実行するためのスキャンエンジンと、を含み、
前記待機部は、前記印刷機能の実行要求に応じた前記機能通信が前記第1の通信インターフェースを介した通信であると判断される場合に、前記機能通信が完了するまで待機することによって、前記設定の変更を制限し、
前記機能実行装置は、さらに、
前記スキャン機能の実行要求に応じた前記機能通信が前記第1の通信インターフェースを介した通信であると判断される場合に、前記機能通信を実行中であるにも関わらず前記設定の変更を実行すべきか否かをユーザに問い合わせるための第1の問合画面を表示部に表示することによって、前記設定の変更を制限する第1の問合表示制御部と、
前記第1の問合画面が前記表示部に表示された後に、前記設定の変更を実行すべきことが前記ユーザから指示される場合に、前記機能通信が完了する前に、前記変更指示に従って前記設定の変更を実行する第2の設定変更部であって、前記第1の問合画面が前記表示部に表示された後に、前記設定の変更を実行すべきことが前記ユーザから指示されない場合に、前記設定の変更は実行されない、前記第2の設定変更部と、
を備える、項目14に記載の機能実行装置。
(項目16)
機能実行装置であって、
通信インターフェースと、
特定機能を実行するための機能実行エンジンと、
前記通信インターフェースを介した通信に関係する設定の変更指示を受け付ける変更指示受付部と、
前記変更指示が受け付けられる場合に、前記機能実行装置と通信装置との間で確立される接続を利用して、前記通信インターフェースを介して、前記特定機能の実行要求に応じた通信である機能通信を実行中であるのか否かを判断する判断部と、
前記機能通信を実行中でないと判断される場合に、前記設定の変更を実行することを示す実行画面を表示部に表示する実行表示制御部と、
前記機能通信を実行中でないと判断される場合に、前記変更指示に従って前記設定を変更する第1の設定変更部と、
前記機能通信を実行中であると判断される場合に、前記機能通信を実行中であるにも関わらず前記設定の変更を実行すべきか否かをユーザに問い合わせるための第1の問合画面を前記表示部に表示する第1の問合表示制御部と、
前記第1の問合画面が前記表示部に表示された後に、前記設定の変更を実行すべきことが前記ユーザから指示される場合に、前記機能通信が完了する前に、前記変更指示に従って前記設定の変更を実行する第2の設定変更部であって、前記第1の問合画面が前記表示部に表示された後に、前記設定の変更を実行すべきことが前記ユーザから指示されない場合に、前記設定の変更は実行されない、前記第2の設定変更部と、
を備える機能実行装置。
(項目17)
前記接続は、TCP(Transmission Control Protocolの略)に従った接続である、項目7から16のいずれか一項に記載の機能実行装置。
2:通信システム、6:AP、8:HUB、10:多機能機(MFP)、12:操作部、14:表示部、16:無線I/F、18:有線I/F、19:EEE設定、20:印刷エンジン、22:スキャンエンジン、30:制御部、32:CPU、34:メモリ、36:プログラム、38P:印刷エンジンの状態情報、38S:スキャンエンジンの状態情報、39:ポート情報、40,50,60:PC

Claims (6)

  1. 印刷装置であって、
    有線インターフェースと、
    前記有線インターフェースとは異なる無線インターフェースと、
    印刷機能を実行するための印刷エンジンと、
    EEE(Energy Efficient Ethernetの略)の設定の変更指示を受け付ける変更指示受付部と、
    前記印刷装置と通信装置との間で確立される接続を利用して、前記印刷機能の実行要求に応じた通信である機能通信が実行されている間に、前記変更指示が受け付けられる場合に、前記機能通信が、前記有線インターフェースを介した通信であるのか、前記無線インターフェースを介した通信であるのか、を判断する第1の判断部と、
    前記機能通信が前記無線インターフェースを介した通信であると判断される場合に、前記変更指示に従って前記設定の変更を実行する設定変更部であって、前記機能通信が前記有線インターフェースを介した通信であると判断される場合に、前記設定の変更は実行されない、前記設定変更部と、
    を備える印刷装置。
  2. 前記印刷装置は、さらに、
    前記機能通信が前記無線インターフェースを介した通信であると判断される場合に、前記有線インターフェースを介して、前記印刷機能の前記実行要求に関係しない特定通信を実行中であるのか否かを判断する第2の判断部を備え、
    前記設定変更部は、前記機能通信が前記無線インターフェースを介した通信であると判断され、かつ、前記有線インターフェースを介した前記特定通信を実行中でないと判断される場合に、前記変更指示に従って前記設定の変更を実行し、
    前記機能通信が前記無線インターフェースを介した通信であると判断され、かつ、前記有線インターフェースを介した前記特定通信を実行中であると判断される場合に、前記設定の変更は実行されない、請求項1に記載の印刷装置。
  3. 前記特定通信は、
    前記有線インターフェースを介した接続が確立されていること、
    所定時間内に所定量以上のデータを通信済みであること、及び、
    所定時間内に所定プロトコルに従った通信を実行済みであること、
    のうちの少なくとも1つを含む、請求項2に記載の印刷装置。
  4. 前記印刷装置は、さらに、
    前記機能通信が前記無線インターフェースを介した通信であると判断される場合に、前記設定の変更を実行することを示す実行画面を表示部に表示する実行表示制御部を備える、請求項1から3のいずれか一項に記載の印刷装置。
  5. 前記印刷装置は、さらに、
    前記機能通信が前記無線インターフェースを介した通信であると判断される場合に、前記設定の変更が完了するまで、前記有線インターフェースを介して、前記印刷機能の前記実行要求に応じた通信を実行することを禁止する禁止部を備える、請求項1から4のいずれか一項に記載の印刷装置。
  6. 前記接続は、TCP(Transmission Control Protocolの略)に従った接続である、請求項1から5のいずれか一項に記載の印刷装置。
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