JP6939259B2 - トレッド用ゴム組成物及び空気入りタイヤ - Google Patents

トレッド用ゴム組成物及び空気入りタイヤ Download PDF

Info

Publication number
JP6939259B2
JP6939259B2 JP2017163350A JP2017163350A JP6939259B2 JP 6939259 B2 JP6939259 B2 JP 6939259B2 JP 2017163350 A JP2017163350 A JP 2017163350A JP 2017163350 A JP2017163350 A JP 2017163350A JP 6939259 B2 JP6939259 B2 JP 6939259B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
mass
polybutadiene
parts
rubber
rubber composition
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2017163350A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2018083932A (ja
Inventor
啓二 池田
啓二 池田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumitomo Rubber Industries Ltd
Original Assignee
Sumitomo Rubber Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sumitomo Rubber Industries Ltd filed Critical Sumitomo Rubber Industries Ltd
Priority to EP17195122.1A priority Critical patent/EP3323630B1/en
Priority to US15/786,934 priority patent/US10639933B2/en
Priority to CN201711104654.9A priority patent/CN108070123B/zh
Publication of JP2018083932A publication Critical patent/JP2018083932A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6939259B2 publication Critical patent/JP6939259B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Landscapes

  • Tires In General (AREA)
  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
  • Addition Polymer Or Copolymer, Post-Treatments, Or Chemical Modifications (AREA)

Description

本発明は、トレッド用ゴム組成物及びこれを用いた空気入りタイヤに関する。
トレッドには、低燃費性、耐摩耗性、ウェットグリップ性能等のゴム物性、更には加工性等、種々の性能が要求され、改良が進められている。例えば、末端変性ゴムにより低燃費性を、高分子量ポリマーにより耐摩耗性を、高ガラス転移温度のポリマーによりウェットグリップ性能を、改善する方法等が提案されているが、これらの手法では、ゴム組成物の硬度が上昇して加工性が悪化する、等の問題があり、これらの性能を両立することは一般に困難である。
特許文献1には、軟化点−20〜45℃の液状樹脂及び特定のシリカにより、低燃費性、耐摩耗性及びウェットグリップ性能を改善する技術が提案されているが、未だ改善の余地を残している。
そして、近年、性能改善要求は厳しく、良好な加工性を得つつ、低燃費性、耐摩耗性、ウェットグリップ性能をバランス良く改善することについて、更なる改善が望まれている。
特開2013−053296号公報
本発明は、上記課題を解決し、良好な加工性を得ながら、低燃費性、耐摩耗性及びウェットグリップ性能をバランス良く改善したトレッド用ゴム組成物、及び該ゴム組成物を用いた空気入りタイヤを提供することを目的とする。
本発明は、(A)5質量%トルエン溶液粘度(Tcp)及びムーニー粘度(ML1+4,100℃)の比(Tcp/ML1+4,100℃)が0.9〜2.3、(B)ML1+4,100℃測定終了時のトルクを100%としたとき、その値が80%に減衰するまでの応力緩和時間(T80)が10.0〜40.0秒、及び(C)分子量分布(Mw/Mn)が2.50〜4.00の条件を満たすポリブタジエンと、ガラス転移温度(Tg)が40〜90℃のテルペン系レジンとを含むトレッド用ゴム組成物に関する。
ゴム成分100質量%中、前記ポリブタジエンを5〜90質量%含み、ゴム成分100質量部に対して、前記テルペン系レジンを1〜20質量部含むことが好ましい。
ゴム成分100質量%中、前記ポリブタジエンゴム以外の他のゴム成分を10〜95質量%含み、ゴム成分100質量部に対して、シリカを10〜100質量部含むことが好ましい。
本発明はまた、前述のゴム組成物を用いて作製したトレッドを有する空気入りタイヤに関する。
本発明によれば、前記(A)、(B)及び(C)を満たすポリブタジエンと、所定Tgを持つテルペン系レジンとを含むトレッド用ゴム組成物であるので、良好な加工性を得ながら、低燃費性、耐摩耗性及びウェットグリップ性能をバランス良く改善できる。
本発明のトレッド用ゴム組成物は、(A)5質量%トルエン溶液粘度(Tcp)及びムーニー粘度(ML1+4,100℃)の比(Tcp/ML1+4,100℃)が0.9〜2.3、(B)ML1+4,100℃測定終了時のトルクを100%としたとき、その値が80%に減衰するまでの応力緩和時間(T80)が10.0〜40.0秒、及び(C)分子量分布(Mw/Mn)が2.50〜4.00の条件を満たすポリブタジエンと、ガラス転移温度(Tg)が40〜90℃のテルペン系レジンとを含む。
トレッドにおいて、良好な加工性を得ながら、低燃費性、耐摩耗性及びウェットグリップ性能をバランス良く改善することは背反性能であることに起因し、一般に困難であるが、本発明では、前記(A)、(B)、(C)のすべての条件を満たす特定ポリブタジエンと、特定Tgのテルペン系レジンとを併用しているため、前記課題を解決できる。
これは、該特定ポリブタジエンにより、良好な練り加工性を得つつ、優れたシリカ分散性、転がり抵抗、耐摩耗性、ウェットグリップ性能が得られると共に、該テルペン系レジンにより、本来、両立が困難な他の性能を維持しながら、ウェットグリップ性能を劇的に向上できる結果、良好な加工性を得ながら、低燃費性、耐摩耗性及びウェットグリップ性能がバランス良く改善されるものと推察される。よって、前記両成分の併用により、良好加工性を得ながら、低燃費性、耐摩耗性及びウェットグリップ性能の性能バランスが相乗的に改善される。
(ポリブタジエン)
前記ポリブタジエンは、(A)5質量%トルエン溶液粘度(Tcp)及びムーニー粘度(ML1+4,100℃)の比(Tcp/ML1+4,100℃)が0.9〜2.3であり、0.9〜1.7が好ましく、1.2〜1.7がより好ましく、1.4〜1.7が更に好ましい。該比は、ポリブタジエンの分岐度の指標となるものであり、該比が大きいほどポリブタジエンの分岐度が小さいこと、即ち、リニアリティが高いことを意味する。該比を0.9以上にすることで、加硫ゴムのtanδを低下させ、良好な低燃費性が得られる傾向がある。2.3以下にすることで、良好な加工性が得られる傾向がある。
前記ポリブタジエンのムーニー粘度(ML1+4,100℃)は、43〜70であることが好ましく、48〜70であることがより好ましく、50〜67であることが更に好ましい。43以上にすることで、良好な耐摩耗性が得られる傾向がある。一方、70以下にすることで、良好な加工性が得られる傾向がある。
なお、Tcp、ML1+4,100℃は、後述の実施例に記載の測定方法により得られる値である。
前記ポリブタジエンのトルエン溶液粘度(Tcp)は42〜160であることが好ましく、55〜135であることがより好ましく、68〜120であることが更に好ましい。42以上にすることで、耐摩耗性がより向上する。一方、Tcpを160以下とすることで、加工性がより向上する。
前記ポリブタジエンは、(B)ML1+4,100℃測定終了時のトルクを100%としたとき、その値が80%に減衰するまでの応力緩和時間(T80)が10.0〜40.0秒であり、好ましくは11.0〜26.0秒、より好ましくは12.0〜20.0秒である。10.0秒以上にすることで、剪断応力の保持力が十分になり、良好なフィラーの分散状態が得られる傾向がある。40.0秒以下にすることで、良好な加工性が得られる傾向がある。ゴムの応力緩和の推移は、弾性成分と粘性成分の組み合わせにより決まり、応力緩和が遅いことは弾性成分が多いこと、速いことは粘性成分が多いこと、を示す。
なお、T80は、後述の実施例に記載の測定方法により得られる値である。
前記ポリブタジエンは、(C)分子量分布(Mw/Mn)が2.50〜4.00であり、好ましくは2.60〜3.60、より好ましくは2.70〜3.20である。2.50以上にすることで、良好な加工性が得られ、4.00以下にすることで、良好な耐摩耗性が得られる傾向がある。
前記ポリブタジエンの重量平均分子量(Mw)は、好ましくは40.0×10〜75.0×10、より好ましくは46.0×10〜65.0×10、更に好ましくは52.0×10〜62.0×10である。下限以上にすることで、良好な耐摩耗性が得られ、上限以下にすると、良好な加工性が得られる傾向がある。
なお、Mw及びMnは、ゲルパーミエーションクロマトグラフ(GPC)を用い、標準ポリスチレンより換算した値である。
前記ポリブタジエンの数平均分子量(Mn)は、好ましくは12.5×10〜30.0×10、より好ましくは16.0×10〜23.0×10、更に好ましくは17.0×10〜20.3×10である。下限以上にすることで、良好な耐摩耗性が得られ、上限以下にすると、良好な加工性が得られる傾向がある。
前記ポリブタジエンのミクロ構造分析におけるシス構造の割合は、98モル%以下であることが好ましく、94.0〜97.8モル%であることがより好ましく、95.0〜97.6モル%であることが更に好ましい。98モル%以下とすることで、十分な分岐状ポリマー鎖を有し、必要とする応力緩和時間が得られやすい。ただし、シス構造の割合が小さすぎると、耐摩耗性が低下する傾向を示す。
前記ポリブタジエンのミクロ構造分析におけるビニル構造の割合は、2モル%以下であることが好ましく、1.8モル%以下であることがより好ましい。ミクロ構造分析におけるビニル構造の割合を2モル%以下とすることで、分子運動性が良好となり、加硫後の動的粘弾性特性のtanδが良好となる。なお、ミクロ構造分析におけるビニル構造の割合はできるだけ少ない方が好ましいが、例えば、1.0モル%以上でもよい。
前記ポリブタジエンのミクロ構造分析におけるトランス構造の割合は、2.0モル%以下であることが好ましく、1.6モル%以下であることがより好ましく、1.3モル%以下であることが更に好ましい。2.0モル%以下とすることで、耐摩耗性がより向上する。なお、ミクロ構造分析におけるトランス構造の割合はできるだけ少ない方が好ましいが、例えば1.0モル%以上でもよい。
ミクロ構造の割合は、後述する実施例に記載された方法により測定したものである。
前記ポリブタジエンの含有量は、ゴム成分100質量%中、好ましくは5質量%以上、より好ましくは10質量%以上、更に好ましくは15質量%以上である。該含有量は、好ましくは90質量%以下、より好ましくは50質量%以下、更に好ましくは40質量%以下である。5質量%以上にすることで、上記範囲内にすることで、練り加工性、シリカ分散、転がり抵抗、ウェットグリップ性能、耐摩耗性能がバランス良く改善される傾向がある。なお、この場合、他のゴム成分を10〜95質量%配合することが好ましい。
(ポリブタジエンの製造方法)
本発明で使用するポリブタジエンは、遷移金属触媒、有機アルミニウム化合物、及び水からなる触媒系により製造できる。
遷移金属触媒としては、コバルト触媒が好適である。コバルト触媒としては、塩化コバルト、臭化コバルト、硝酸コバルト、オクチル酸(エチルヘキサン酸)コバルト、ナフテン酸コバルト、酢酸コバルト、マロン酸コバルト等のコバルト塩;コバルトビスアセチルアセトネート、コバルトトリスアセチルアセトネート、アセト酢酸エチルエステルコバルト、コバルト塩のピリジン錯体及びピコリン錯体等の有機塩基錯体又はエチルアルコール錯体などが挙げられる。なかでも、オクチル酸(エチルヘキサン酸)コバルトが好ましい。なお、上記の物性を持つポリブタジエンが得られるのであれば、ネオジム触媒やニッケル触媒等の他の触媒を用いることもできる。
遷移金属触媒の使用量に関しては、所望のムーニー粘度を有するポリブタジエンとするように適宜調整できる。
有機アルミニウム化合物としては、トリアルキルアルミニウム;ジアルキルアルミニウムクロライド、ジアルキルアルミニウムブロマイド、アルキルアルミニウムセスキクロライド、アルキルアルミニウムセスキブロマイド、アルキルアルミニウムジクロライド、アルキルアルミニウムジブロマイド等のハロゲン含有有機アルミニウム化合物;ジアルキルアルミニウムハイドライド、アルキルアルミニウムセスキハイドライド等の水素化有機アルミニウム化合物などが挙げられる。有機アルミニウム化合物は、1種を単独で用いることもでき、2種以上併用することもできる。
トリアルキルアルミニウムの具体的な化合物としては、トリメチルアルミニウム、トリエチルアルミニウム、トリインブチルアルミニウム、トリヘキシルアルミニウム、トリオクチルアルミニウム、トリデシルアルミニウムなどが挙げられる。
ジアルキルアルミニウムクロライドとしては、ジメチルアルミニウムクロライド、ジエチルアルミニウムクロライドなどが挙げられる。ジアルキルアルミニウムブロマイドとしては、ジメチルアルミニウムブロマイド、ジエチルアルミニウムブロマイドなどが挙げられる。アルキルアルミニウムセスキクロライドとしては、メチルアルミニウムセスキクロ
ライド、エチルアルミニウムセスキクロライドなどが挙げられる。アルキルアルミニウムセスキブロマイドとしては、メチルアルミニウムセスキブロマイド、エチルアルミニウムセスキブロマイドなどが挙げられる。アルキルアルミニウムジクロライドとしては、メチルアルミニウムジクロライド、エチルアルミニウムジクロライドなどが挙げられる。アルキルアルミニウムジブロマイドとしては、メチルアルミニウムジブロマイド、エチルアル
ミニウムジブロマイドなどが挙げられる。
ジアルキルアルミニウムハイドライドとしては、ジエチルアルミニウムハイドライド、ジイソブチルアルミニウムハイドライドなどが挙げられる。アルキルアルミニウムセスキハイドライドとしては、エチルアルミニウムセスキハイドライド、インプチルアルミニウムセスキハイドライドなどが挙げられる。
有機アルミニウム化合物と水との混合比に関しては、所望のT80を有するポリブタジエンが得られやすいことから、アルミニウム/水(モル比)で1.5〜3であることが好ましく、1.7〜2.5であることがより好ましい。
更に所望のムーニー粘度を有するポリブタジエンとするため、シクロオクタジエン、アレン、メチルアレン(1,2−ブタジエン)等の非共役ジエン類;エチレン、プロピレン、1−ブテン等のα−オレフィン類などの分子量調節剤を用いることもできる。分子量調節剤は、1種を単独で用いることもでき、2種以上併用することもできる。
重合方法には特に制限はなく、1,3−ブタジエンなどの共役ジエン化合物モノマーを重合溶媒としながらモノマーを重合する塊状重合(バルク重合)や、モノマーを溶媒に溶解させた状態で重合する溶液重合等を適用できる。溶液重合で用いる溶媒としては、トルエン、ベンゼン、キシレン等の芳香族系炭化水素;n−ヘキサン、ブタン、ヘブタン、ヘンタン等の飽和脂肪族炭化水素;シクロペンタン、シクロヘキサン等の脂環式炭化水素;シス−2−ブテン、トランス−2−ブテン等のオレフィン系炭化水素;ミネラルスピリット、ソルベントナフサ、ケロシン等の石油系溶媒;塩化メチレン等のハロゲン化炭化水素などが挙げられる。なかでも、トルエン、シクロヘキサン、シス−2−ブテンとトランス−2−ブテンとの混合溶媒が好適に用いられる。
重合温度は、−30〜150℃の範囲が好ましく、30〜100℃の範囲がより好ましく、所望のT80を有するポリブタジエンが得られやすいことから70〜80℃が更に好ましい。重合時間は、1分〜12時間の範囲が好ましく、5分〜5時間の範囲がより好ましい。
重合反応が所定の重合率に達した後、必要に応じて老化防止剤を添加することができる。老化防止剤としては、2,6−ジ−t−プチル−p−クレゾール(BHT)等のフェノール系老化防止剤、トリノニルフェニルフオスファイト(TNP)等のリン系老化防止剤、並びに4,6−ビス(オクチルチオメチル)−o−クレゾール及びジラウリル−3,3’−チオジプロピオネート(TPL)等の硫黄系老化防止剤などが挙げられる。老化防止剤は、1種を単独で用いることもでき、2種以上併用することもできる。老化防止剤の添加量は、ポリブタジエン100質量部に対して0.001〜5質量部とすることが好ましい。
所定時間の重合を行った後、重合槽内部を必要に応じて放圧し、更に洗浄や乾燥工程等の後処理を行うことで、所望の特性を持ったポリブタジエンを製造できる。
また前記ポリブタジエンは、宇部興産(株)、Lanxess(株)、等より、製造販売されるものも使用できる。
本発明において、前記ポリブタジエンと共に、他のゴム成分を使用してもよい。他のゴム成分としては、例えば、天然ゴム(NR)、イソプレンゴム(IR)、他のブタジエンゴム(BR)、スチレンブタジエンゴム(SBR)、スチレンイソプレンム(SIR)、スチレンイソプレンブタジエンゴム(SIBR)、エチレンプロピレンジエンゴム(EPDM)、クロロプレンゴム(CR)、アクリロニトリルブタジエンゴム(NBR)、ブチルゴム(IIR)などのジエン系ゴムが挙げられる。これらのゴム成分は、単独で用いてもよく、2種以上を併用してもよい。なかでも、本発明の効果が良好に得られるという観点から、SBRが好ましい。
SBRを含有する場合、その含有量は、ゴム成分100質量%中、好ましくは5質量%以上、より好ましくは50質量%以上、更に好ましくは60質量%以上である。5質量%以上にすることで、良好な耐摩耗性、ウェットグリップ性能が得られる傾向がある。該含有量は、好ましくは95質量%以下、より好ましくは90質量%以下である。95質量%以下にすることで、良好な低発熱性が得られる傾向がある。
SBRは、JSR(株)、住友化学(株)、等より、製造販売されるものを使用できる。
本発明のゴム組成物は、ガラス転移温度(Tg)が40〜90℃のテルペン系樹脂(テルペン系レジン)を含む。前記Tgは、好ましくは45〜80℃、より好ましくは50〜70℃である。上記範囲内に調整することで、ウェットグリップ性能が大きく改善され、前記性能バランスが顕著に改善される傾向がある。
なお、Tgは、JIS−K7121に従い、ティー・エイ・インスツルメント・ジャパン社製の示差走査熱量計(Q200)を用いて、昇温速度10℃/分の条件で測定した値(中間点ガラス転移温度)である。
前記テルペン系樹脂の重量平均分子量(Mw)は、好ましくは500以上、より好ましくは1000以上、更に好ましくは1500以上である。また、該重量平均分子量は、好ましくは10000以下、より好ましくは5000以下、更に好ましくは3500以下である。上記範囲内に調整することで、ウェットグリップ性能が大きく改善され、前記性能バランスが顕著に改善される傾向がある。
前記テルペン系樹脂の含有量は、ゴム成分100質量部に対して、好ましくは1質量部以上、より好ましくは3質量部以上、更に好ましくは5質量部以上である。また、該含有量は、好ましくは20質量部以下、より好ましくは18質量部以下、更に好ましくは15質量部以下である。1質量部以上にすることで、良好な低燃費性及び加工性が得られ、20質量部以下にすることで、良好な耐摩耗性が得られる傾向がある。
テルペン系樹脂としては、テルペン化合物を重合して得られるポリテルペン樹脂や、テルペン化合物と芳香族化合物とを重合して得られる芳香族変性テルペン樹脂などを使用できる。また、これらの水素添加物も使用できる。
ポリテルペン樹脂は、テルペン化合物を重合して得られる樹脂である。テルペン化合物は、(Cの組成で表される炭化水素及びその含酸素誘導体で、モノテルペン(C1016)、セスキテルペン(C1524)、ジテルペン(C2032)などに分類されるテルペンを基本骨格とする化合物であり、例えば、α−ピネン、β−ピネン、ジペンテン、リモネン、ミルセン、アロオシメン、オシメン、α−フェランドレン、α−テルピネン、γ−テルピネン、テルピノレン、1,8−シネオール、1,4−シネオール、α−テルピネオール、β−テルピネオール、γ−テルピネオールなどが挙げられる。
ポリテルペン樹脂としては、上述したテルペン化合物を原料とするピネン樹脂、リモネン樹脂、ジペンテン樹脂、ピネン/リモネン樹脂などが挙げられる。なかでも、ピネン樹脂が好ましい。ピネン樹脂は、通常、異性体の関係にあるα−ピネン及びβ−ピネンの両方を含んでいるが、含有する成分の違いにより、β−ピネンを主成分とするβ−ピネン樹脂と、α−ピネンを主成分とするα−ピネン樹脂とに分類される。
芳香族変性テルペン樹脂としては、上記テルペン化合物及びフェノール系化合物を原料とするテルペンフェノール樹脂や、上記テルペン化合物及びスチレン系化合物を原料とするテルペンスチレン樹脂などが挙げられる。また、上記テルペン化合物、フェノール系化合物及びスチレン系化合物を原料とするテルペンフェノールスチレン樹脂を使用することもできる。
本発明の効果が良好に得られるという点から、テルペン系樹脂としては、ポリテルペン樹脂が好ましく、β−ピネン樹脂がより好ましい。
前記テルペン系樹脂は、ヤスハラケミカル(株)、KRATON CORPORATION等より、製造販売されるものを使用できる。
本発明のゴム組成物は、本発明の効果が良好に得られるという点から、シリカを含むことが好ましい。
シリカの窒素吸着比表面積(NSA)は、好ましくは100m/g以上、より好ましくは150m/g以上である。また、該NSAは好ましくは300m/g以下、より好ましくは200m/g以下である。100m/g以上にすることで、良好な耐摩耗性が得られ、300m/g以上にすることで、良好なシリカ分散、低燃費性が得られる傾向がある。
なお、シリカのNSAは、ASTMD3037−81に準拠して測定できる。
シリカの含有量は、ゴム成分100質量部に対して、好ましくは10質量部以上、より好ましくは30質量部以上、更に好ましくは50質量部以上である。該含有量は、好ましくは100質量部以下、より好ましくは90質量部以下である。10質量部以上にすることで、良好な低燃費性及び耐摩耗性が得られ、100質量部以下にすることで、良好なシリカ分散性、加工性が得られる傾向がある。
本発明のゴム組成物は、シリカとともにシランカップリング剤を含むことが好ましい。
シランカップリング剤としては、ビス(3−トリエトキシシリルプロピル)テトラスルフィド等のスルフィド系、3−メルカプトプロピルトリメトキシシランなどのメルカプト系、ビニルトリエトキシシランなどのビニル系、3−アミノプロピルトリエトキシシランなどのアミノ系、γ−グリシドキシプロピルトリエトキシシランのグリシドキシ系、3−ニトロプロピルトリメトキシシランなどのニトロ系、3−クロロプロピルトリメトキシシランなどのクロロ系等が挙げられる。なかでも、スルフィド系が好ましく、ビス(3−トリエトキシシリルプロピル)テトラスルフィドがより好ましい。シランカップリング剤の含有量は、シリカ100質量部に対して、1〜20量部であることが好ましい。
本発明のゴム組成物は、耐摩耗性、ウェットグリップ性等の観点から、カーボンブラックを含有することが好ましい。
カーボンブラックの窒素吸着比表面積(NSA)は、好ましくは80m/g以上、より好ましくは100m/g以上である。該NSAは好ましくは200m/g以下、より好ましくは150m/g以下である。80m/g以上にすることで、良好な補強性が得られ、優れた耐摩耗性が得られ、200m/g以下にすることで、良好なカーボンブラック分散が得られ、優れた低燃費性が得られる傾向がある。
なお、カーボンブラックのNSAは、JIS−K6217−2:2001に準拠して測定できる。
カーボンブラックの含有量は、ゴム成分100質量部に対して、好ましくは1質量部以上、より好ましくは3質量部以上である。また、該含有量は、好ましくは15質量部以下、より好ましくは10質量部以下、更に好ましくは8質量部以下である。1質量部以上にすることで、良好な耐摩耗性が得られ、15質量部以下にすることで、良好な低燃費性が得られる傾向がある。
本発明のゴム組成物は、上記成分の他、他の補強用充填剤、老化防止剤、オイル、ワックス、硫黄等の加硫剤、加硫促進剤等を適宜配合できる。
本発明の空気入りタイヤは、上記ゴム組成物を用いて通常の方法で製造される。
すなわち、上記成分を配合したゴム組成物を、未加硫の段階でトレッド形状にあわせて押出し加工し、他のタイヤ部材とともに、タイヤ成型機上にて通常の方法で成形することにより、未加硫タイヤを形成する。この未加硫タイヤを加硫機中で加熱加圧することによりタイヤを得る。
本発明の空気入りタイヤは、乗用車用タイヤ、大型乗用車用、大型SUV用タイヤ、トラック、バスなどの重荷重用タイヤ、ライトトラック用タイヤに好適に使用可能である。
実施例に基づいて、本発明を具体的に説明するが、本発明はこれらのみに限定されるものではない。
以下、実施例及び比較例で使用した各種薬品について、まとめて説明する。
SBR:日本ゼオン(株)製の市販品(N−メチルピロリドンで末端変性された溶液重合SBR、スチレン含量=21質量%、Tg=−25℃)
BR1(ポリブタジエン):Tcp/ML1+4,100℃=1.6、ML1+4,100℃=67、T80=20.0秒、Mw/Mn=2.99、Mw=52.9×10、シス構造=97.6モル%、ビニル構造=1.4モル%、トランス構造=1.3モル%の物性を持つポリブタジエン(下記製造例1)
BR2:宇部興産(株)の市販品(Tcp/ML1+4,100℃=2.4、ML1+4,100℃=42、T80=3.2秒、Mw/Mn=2.36、Mw=49.8×10、シス構造=98.1モル%、ビニル構造=0.9モル%、トランス構造=1.0モル%)
BR3:宇部興産(株)の市販品(Tcp/ML1+4,100℃=2.9、ML1+4,100℃=44、T80=3.5秒、Mw/Mn=3.12、Mw=57.4×10、シス構造=97.8モル%、ビニル構造=1.1モル%、トランス構造=1.2モル%)
シリカ:デグッサ社製のウルトラシルVN3(NSA:175m/g)
カーボンブラック:キャボットジャパン(株)製のショウブラックN220(NSA:111m/g、DBP:115ml/100g)
テルペン系樹脂:SYLVATRAXX4150(β−ピネン樹脂、β−ピネン含有量:98質量%以上、非水添、Tg:61℃、Mw2350、Mn830)
オイル:出光興産(株)製のダイアナプロセスAH−24(アロマ系プロセスオイル)
シランカップリング剤:デグッサ社製のSi69(ビス(3−トリエトキシシリルプロピル)テトラスルフィド)
ワックス:大内新興化学工業(株)製のサンノックワックス
老化防止剤:大内新興化学工業(株)製のノクラック6C(N−1,3−ジメチルブチル−N’−フェニル−p−フェニレンジアミン)
酸化亜鉛:三井金属鉱業(株)製の酸化亜鉛2種
ステアリン酸:日油(株)製のステアリン酸
硫黄:鶴見化学工業(株)製の粉末硫黄
加硫促進剤:大内新興化学工業(株)製のノクセラーNS(N−tert−ブチル−2−ベンゾチアゾリルスルフェンアミド)
(製造例1)
窒素ガスで置換した内容1.5Lの撹拌機付きステンレス製反応槽中に、重合溶液1.0L(ブタジエン(BD):34.2質量%、シクロヘキサン(CH):31.2質量%、残りは2−ブテン類)を投入した。更に、水(H0)1.52mmol、ジエチルアルミニウムクロライド(DEAC)2.08mmol、トリエチルアルミニウム0.52mmol(アルミニウム/水=1.71(混合モル比))、コバルトオクエート(Cocat)20.94μmol、及びシクロオクタジエン(COD)6.05mmolを加え、70℃で20分間撹梓することで、1,4シス重合を行った。その後、4,6−ビス(オクチルチオメチル)−orクレゾールを含むエタメールを加えて重合を停止し、未反応のブタジエ及び2−ブテン類を蒸発除去することで、ポリブタジエン(BR1)を得た。
<実施例及び比較例>
表1に示す配合内容に従い、硫黄及び加硫促進剤を除く各種薬品を、バンバリーミキサーにて、150℃で5分間混練りした。得られた混練物に、硫黄及び加硫促進剤を添加して、オープンロールを用いて、80℃で12分間混練りし、未加硫ゴム組成物を得た。
得られた未加硫ゴム組成物を、170℃で20分間プレス加硫し、加硫ゴム組成物を得た。
ポリブタジエンの各種物性、得られた未加硫ゴム組成物及び加硫ゴム組成物のムーニー粘度指数、転がり抵抗指数、ウェットグリップ指数、耐摩耗性指数について、下記により測定、評価した。評価結果を表1に示す。
(5質量%トルエン溶液粘度(Tcp))
ポリブタジエンの5質量%トルエン溶液粘度(Tcp)は、ポリマー2.28gをトルエン50mlに溶解させた後、キャノンフェンスケ粘度計No.400を用いて25℃で測定した。なお、標準液としては、粘度計校正用標準液(JISZ8809)を用いた。
(ムーニー粘度(ML1+4,100℃))
ポリブタジエンのムーニー粘度(ML1+4,100℃)は、JIS−K6300に準拠して100℃にて測定した。
(応力緩和時間(T80))
ポリブタジエンの応力緩和時間(T80)は、ASTM D1646−7に準じた応力緩和測定により算出した。具体的には、ML1+4,100℃の測定条件下、測定4分後にローターが停止した時(0秒)のトルクを100%とし、その値が80%緩和するまで(すなわち20%に減衰するまで)の時間(単位:秒)を応力緩和時間T80として測定した。
(数平均分子量(Mn)・重量平均分子量(Mw)・分子量分布(Mw/Mn))
ポリブタジエンの数平均分子量(Mn)、重量平均分子量(Mw)、分子量分布(Mw/Mn)は、GPC法(東ソー(株)製、商品名:HLC−8220)により、標準ポリスチレン換算により算出した。溶媒はテトラヒドロフランを用い、カラムはShodex製KF−805L(商品名)を2本直列に接続し、検出器は示唆屈折計(RI)を用いた。
(ミクロ構造)
ポリブタジエンのミクロ構造は、赤外吸収スペクトル分析によって算出した。具体的には、ミクロ構造に由来するピーク位置(cis:740cm−1、vinyl:910cm−1、trans:967cm−1)の吸収強度比から、ポリマーのミクロ構造を算出した。
〔加工性(ムーニー粘度指数)〕
各未加硫ゴム組成物について、JIS K6300に準拠したムーニー粘度の測定方法に従い、100℃で測定した。比較例1のムーニー粘度(ML1+4)を100とし、指数表示した。指数が大きいほど、加工性に優れる。
〔低燃費性(転がり抵抗指数)〕
得られた加硫ゴム組成物から所定サイズの試験片を切り出し、(株)上島製作所製の粘弾性スペクトロメーターを用いて、初期歪10%、動歪み2%、周波数10Hzの条件下で、60℃における加硫ゴムシートの損失正接(tanδ)を測定した。比較例1のtanδを100とし、以下の計算式により指数表示した。指数が大きいほど、低燃費性に優れることを示す。
(転がり抵抗指数)=(比較例1のtanδ)/(各配合のtanδ)×100
〔ウェットグリップ指数〕
得られた加硫ゴム組成物から調製した試験片について、レオメトリックス・サイエンティフィック社製の粘弾性試験機(ARES)を使用して、ねじりモードで、粘弾性パラメータを測定した。0℃において周波数10Hz、ひずみ1%でtanδを測定した。比較例1のtanδを100とし、以下の計算式により指数表示した。指数が大きいほどウェットグリップ性能に優れることを示す。
(ウェットグリップ指数)=(比較例1のtanδ)/(各配合のtanδ)×100
〔耐摩耗性指数〕
ランボーン型摩耗試験機を用いて、室温、負荷荷重1.0kgf、スリップ率30%の条件で、得られた加硫ゴム組成物の摩耗量を測定し、下記計算式により指数表示した。指数が大きいほど耐摩耗性に優れることを示す。
(耐摩耗性指数)=(比較例1の摩耗量)/(各配合の摩耗量)×100
Figure 0006939259
表1から、前記(A)、(B)及び(C)を満たすポリブタジエンと、所定のTgを持つテルペン系樹脂とを併用した実施例では、これら両成分を用いていない比較例や、他のポリブタジエンを用いた比較例、更にはテルペン系樹脂を添加していない比較例に比べ、良好な加工性を得ながら、低燃費性、耐摩耗性及びウェットグリップ性能の性能バランスが相乗的に改善されることが明らかとなった。

Claims (4)

  1. (A)5質量%トルエン溶液粘度(Tcp)及びムーニー粘度(ML1+4,100℃)の比(Tcp/ML1+4,100℃)が1.4〜2.3、(B)ML1+4,100℃測定終了時のトルクを100%としたとき、その値が80%に減衰するまでの応力緩和時間(T80)が10.0〜40.0秒(C)分子量分布(Mw/Mn)が2.50〜4.00、及びムーニー粘度(ML 1+4,100℃ )が48〜70の条件を満たすポリブタジエンと、ガラス転移温度(Tg)が5070℃のテルペン系レジンと、シリカと、カーボンブラックとを含み、
    前記テルペン系レジンが、ポリテルペン樹脂であり、
    ゴム成分100質量部に対して、カーボンブラックを1〜15質量部含むトレッド用ゴム組成物。
  2. ゴム成分100質量%中、前記ポリブタジエンを5〜90質量%含み、
    ゴム成分100質量部に対して、前記テルペン系レジンを1〜20質量部含む請求項1記載のトレッド用ゴム組成物。
  3. ゴム成分100質量%中、前記ポリブタジエンゴム以外の他のゴム成分を10〜95質量%含み、
    ゴム成分100質量部に対して、シリカを10〜100質量部含む請求項1又は2記載のトレッド用ゴム組成物。
  4. 請求項1〜3のいずれかに記載のゴム組成物を用いて作製したトレッドを有する空気入りタイヤ。

JP2017163350A 2016-11-16 2017-08-28 トレッド用ゴム組成物及び空気入りタイヤ Active JP6939259B2 (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
EP17195122.1A EP3323630B1 (en) 2016-11-16 2017-10-06 Rubber composition for treads and pneumatic tire
US15/786,934 US10639933B2 (en) 2016-11-16 2017-10-18 Rubber composition for treads and pneumatic tire
CN201711104654.9A CN108070123B (zh) 2016-11-16 2017-11-10 用于胎面的橡胶组合物和充气轮胎

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016223279 2016-11-16
JP2016223279 2016-11-16

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2018083932A JP2018083932A (ja) 2018-05-31
JP6939259B2 true JP6939259B2 (ja) 2021-09-22

Family

ID=62237043

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2017163350A Active JP6939259B2 (ja) 2016-11-16 2017-08-28 トレッド用ゴム組成物及び空気入りタイヤ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6939259B2 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP4378710A1 (en) 2022-11-30 2024-06-05 Toyo Tire Corporation Rubber composition for tire tread and tire
EP4378711A1 (en) 2022-11-30 2024-06-05 Toyo Tire Corporation Rubber composition for tire tread and tire
US20240174843A1 (en) 2022-11-30 2024-05-30 Toyo Tire Corporation Rubber composition for tire tread and tire

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012144643A (ja) * 2011-01-12 2012-08-02 Sumitomo Rubber Ind Ltd タイヤ用ゴム組成物及び空気入りタイヤ
JP5737324B2 (ja) * 2013-05-02 2015-06-17 横浜ゴム株式会社 タイヤ用ゴム組成物
JP6114467B2 (ja) * 2014-03-31 2017-04-12 宇部興産株式会社 タイヤ用ゴム組成物
JP6297897B2 (ja) * 2014-04-09 2018-03-20 住友ゴム工業株式会社 タイヤ用ゴム組成物及び空気入りタイヤ

Also Published As

Publication number Publication date
JP2018083932A (ja) 2018-05-31

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5559234B2 (ja) タイヤ用ゴム組成物及び空気入りタイヤ
JP6173923B2 (ja) 分枝共役ジエン共重合体、ゴム組成物および空気入りタイヤ
JP5994956B1 (ja) 防振ゴム、ベルト、ホース又は履物部材用ゴム組成物
JP2013256585A (ja) トレッド用ゴム組成物及び空気入りタイヤ
US20100036057A1 (en) Rubber composition and pneumatic tire using the same
US10639933B2 (en) Rubber composition for treads and pneumatic tire
JP6939259B2 (ja) トレッド用ゴム組成物及び空気入りタイヤ
JP6114467B2 (ja) タイヤ用ゴム組成物
JPWO2020179582A1 (ja) タイヤ用ゴム組成物及び空気入りタイヤ
TW201825578A (zh) 橡膠組成物及充氣輪胎
EP3470459A1 (en) Rubber composition for tire
JP2013032497A (ja) タイヤ用ゴム組成物及び空気入りタイヤ
CN111051413A (zh) 聚丁二烯橡胶
EP3492277B1 (en) Rubber composition for tire
JP2015165000A (ja) 部分水添フェノール系樹脂、ゴム組成物および空気入りタイヤ
US20160009834A1 (en) Modified Conjugated Diene Polymer, Method for Producing Same, and Rubber Composition Using Same
CN112888735B (zh) 橡胶组合物和充气轮胎
JP6988418B2 (ja) タイヤ用ゴム組成物および空気入りタイヤ
US10584236B2 (en) Rubber composition containing specialized styrene/butadiene elastomer and precipitated silica reinforcement and tire with component
JP6939490B2 (ja) タイヤ用ゴム組成物および空気入りタイヤ
JP2019218504A (ja) ベーストレッドおよび空気入りタイヤ
JP2019218502A (ja) キャップトレッドおよび空気入りタイヤ
JP2019218503A (ja) サイドウォールおよび空気入りタイヤ
JP2019218505A (ja) 重荷重タイヤ用キャップトレッドおよび空気入りタイヤ
JP2017101182A (ja) ゴム組成物及びタイヤ

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20200619

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20210317

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20210323

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20210524

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20210602

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20210803

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20210816

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6939259

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150