JP6938814B2 - 照明装置 - Google Patents

照明装置 Download PDF

Info

Publication number
JP6938814B2
JP6938814B2 JP2017089696A JP2017089696A JP6938814B2 JP 6938814 B2 JP6938814 B2 JP 6938814B2 JP 2017089696 A JP2017089696 A JP 2017089696A JP 2017089696 A JP2017089696 A JP 2017089696A JP 6938814 B2 JP6938814 B2 JP 6938814B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pair
cover member
lighting device
support surface
main frame
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2017089696A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2018190505A (ja
Inventor
佳司 安田
佳司 安田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Koito Electric IndustriesLtd
Original Assignee
Koito Electric IndustriesLtd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Koito Electric IndustriesLtd filed Critical Koito Electric IndustriesLtd
Priority to JP2017089696A priority Critical patent/JP6938814B2/ja
Publication of JP2018190505A publication Critical patent/JP2018190505A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6938814B2 publication Critical patent/JP6938814B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Securing Globes, Refractors, Reflectors Or The Like (AREA)
  • Arrangement Of Elements, Cooling, Sealing, Or The Like Of Lighting Devices (AREA)
  • Non-Portable Lighting Devices Or Systems Thereof (AREA)

Description

本発明は、例えばトンネル内に設置される照明装置に関する。
例えば、トンネル灯は、トンネル内部の天井両脇に沿って、下方の道路を照射するよう斜め下向きに設置される。トンネル内では湿気や排ガス濃度等による腐食環境が厳しいため、トンネル灯は全体的に密閉構造を有する。典型的には、トンネル灯は、箱状に形成された金属製の筐体と、筐体の前面を覆うガラスカバーと、筐体の内部に配置されたLED(Light Emitting Diode)光源等を備える(例えば特許文献1参照)。
特開2016−46382号公報
トンネル灯においては、光透過性の確保と経時劣化の防止を図るため、カバー部材に強化ガラス等のガラス板が広く用いられる。しかし、筐体にカバー部材を複数の締結具で固定する際、過大な応力が加わることでカバー部材が破損するおそれがある。
以上のような事情に鑑み、本発明の目的は、組立時におけるカバー部材の破損を抑制することができる照明装置を提供することにある。
上記目的を達成するため、本発明の一形態に係る照明装置は、フレーム部と、光源と、カバー部材と、固定機構と、第1のシール部材とを具備する。
上記フレーム部は、支持面と、上記支持面の周囲に設けられた環状溝とを有する。上記環状溝は、溝部と、上記溝部の幅方向に対向する一対の環状エッジ部とを有する。
上記光源は、上記支持面に配置される。
上記カバー部材は、上記フレーム部に固定され、上記光源を被覆する。
上記固定機構は、上記フレーム部に上記カバー部材を固定する複数の締結具を含む。
上記第1のシール部材は、上記環状溝に装着され、上記フレーム部と上記カバー部材との間を密封し、上記一対の環状エッジ部と上記カバー部材との間に膨出する膨出部を有する。
上記照明装置においては、第1のシール部材が膨出部を有するため、組立時におけるカバー部材の破損を抑制することができる。
上記固定機構は、複数のスペーサと、複数の緩衝体とをさらに有してもよい。上記複数のスペーサは、上記複数の締結具と螺合するネジ孔をそれぞれ有し、上記支持面に取り付けられる。上記複数の緩衝体は、上記複数の締結具と上記複数のスペーサとの間に装着され、上記カバー部材を挟持する。
上記複数のスペーサは、上記環状溝に隣接して配置されてもよい。
これにより、カバー部材の締付け位置における破損を抑制することができる。
上記フレーム部は、メインフレームと、一対のサイドフレームとを有してもよい。上記メインフレームは、一軸方向に対向する一対の開口端部と、上記一対の開口端部と連通する中空部とを有し、閉断面形状の直線的な中空ブロック材で構成される。上記一対のサイドフレームは、上記一対の開口端部を閉塞する。上記支持面は、上記メインフレーム部に設けられ、上記環状溝は、上記メインフレーム及び上記一対のサイドフレームに上記一対の開口端部を跨いで設けられる。
これにより、フレーム部の軽量化と製造コストの低下を図ることができる。
上記照明装置は、一対の第2のシール部材をさらに具備してもよい。上記一対の第2のシール部材は、上記一対の開口端部に配置され、上記メインフレームと上記一対のサイドフレームとの間を密封し、上記第1のシール部材に弾性的に接触する両端部をそれぞれ有する。
これにより、フレーム部の密閉性を高めることができる。
上記カバー部材は、板ガラスで構成されてもよい。
上記光源は、上記支持面上にマトリクス状に配列された複数の発光素子を含んでもよい。
以上のように、本発明の照明装置によれば、組立時におけるカバー部材の破損を抑制することができる。
本発明の一実施形態に係る照明装置の分解斜視図である。 上記照明装置の平面図である。 上記照明装置の側面図である。 上記照明装置の側断面図である。 上記照明装置におけるメインフレームの開口端部側から見た正面図である。 上記照明装置におけるサイドフレームの内面構造を示す正面図である。 上記照明装置における第1のシール部の断面図及びその作用を説明する模式である。 上記照明装置における第2のシール部の正面図である。 上記照明装置の要部断面図である。
以下、図面を参照しながら、本発明の実施形態を説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係る照明装置の分解斜視図、図2は上記照明装置の平面図、図3は上記照明装置の側面図、図4は上記照明装置の側断面図である。
各図においてX軸、Y軸及びZ軸は相互に直交する3軸方向を示しており、X軸は照明装置の長手方向に相当する。
[全体構成]
本実施形態の照明装置100は、トンネル内を照明するトンネル灯として構成される。照明装置100は、典型的には、トンネル内部の天井両脇に沿って、その長手方向に複数個配列される。
照明装置100は、フレーム部10と、光源20と、カバー部材30と、シール機構40と、固定機構50とを備える。
(フレーム部)
フレーム部10は、メインフレーム11と、一対のサイドフレーム12A,12Bとを有する。
メインフレーム11は、X軸方向に対向する一対の開口端部11A,11Bと、一対の開口端部11A,11Bと連通する中空部11sとを有する閉断面形状の直線的な中空ブロック材で構成される。本実施形態においてメインフレーム11は、アルミニウム又はその合金の押出成形品で構成され、X軸方向に長手方向、Y軸方向に幅方向、Z軸方向に厚み方向を有する概略角筒形状に形成される。
メインフレーム11の各部の大きさは特に限定されず、例えば、長さが900〜1000mm、幅が120mm〜130mm、高さが90〜100mmである。本実施形態では、メインフレーム11が押出成形品で構成されているため、任意の長さ寸法に容易に切り出すことができる。
図5は、メインフレーム11の開口端部11A(11B)側から見た正面図である。図6は、サイドフレーム12A(12B)の内面構造を示す正面図である。
メインフレーム11は、光源20を支持する支持面110と、支持面110と対向する底面111と、2つの側面112とを有する。各側面112は、支持面110よりもカバー部材30に向かって延出する延出部112tを有する。メインフレーム11は押出成形品で構成されるため、X軸方向に一様な断面形状を有する。一対の開口端部11A,11Bは、中空部11sを介して相互に連通している。
一対のサイドフレーム12A,12Bは、一対の開口端部11A,11Bに取り付けられることで、これら開口端部11A,11Bをそれぞれ閉塞する。サイドフレーム12A,12Bは、メインフレーム11と同様にアルミニウム等の金属材料で構成される。
一対のサイドフレーム12A,12Bは、図6に示すように、一対の開口端部11A,11Bとほぼ同形の概略矩形の板形状に形成される。一対のサイドフレーム12A,12Bは、その内面に第2のシール部としての板状の第2のシール部材42A,42Bをそれぞれ支持する装着面121を有する。装着面121には、第2のシール部材42A,42Bを位置決めする複数の突起部122が立設される。サイドフレーム12A,12Bは、装着面121に支持された第2のシール部材42A,42Bを介して、各開口端部11A,11Bに取り付けられる。
各サイドフレーム12A,12Bの開口端部11A,11Bへの固定には、複数のネジ部材N1が用いられる。複数のネジ部材N1は、サイドフレーム12A,12Bの周縁部に設けられた複数の挿通孔123(図6参照)に挿通され、開口端部11A,11Bに一体的に設けられた複数のネジ受け部113(図5参照)に螺着される。
フレーム部10は、図1に示すように、第1のシール部としての環状の第1のシール部材41を収容する環状溝13を有する。環状溝13は、メインフレーム11及び一対のサイドフレーム12A,12Bに前記一対の開口端部を跨いで設けられる。
環状溝13は、X軸に平行な一対の直線部131と、これら一対の直線部131に連接される一対のターン部132とを組み合わせて構成される。一対の直線部131は、メインフレーム11の両側面112における延出部112tの内側に形成され、支持面110の両側縁部と一定の距離をおいて対向している(図5参照)。一対のターン部132は、サイドフレーム12A,12Bに凹設され、各ターン部132の両端は、開口端部11A,11Bを介して一対の直線部131にそれぞれ対向する。
サイドフレーム12Aには、図示しない電源ケーブルが挿通されるブッシュ部材61が装着されるケーブル挿通孔124が設けられている。サイドフレーム12A,12Bにはさらに、取付けブラケット62を固定するためのネジ部材N2が螺合するネジ孔125等が所定の位置に設けられている(図1、図6参照)。
(光源)
光源20は、支持面110上にマトリクス状に配列された複数の発光素子20vを含む複数のLED基板21で構成される。(図2参照)。発光素子20vは、典型的には、LED(発光ダイオード)で構成される。発光素子20vの発光色は特に限定されず、典型的には、白色光を出射する。LED基板21は、支持面110上に配列されることで、面発光体を構成する。
各LED基板21は、支持面110上に複数のネジ部材N3を介して固定される。支持面110はメインフレーム11の一部を構成し、メインフレーム11は金属材料で構成されているため、各LED基板21の放熱性が確保される。
各LED基板21は、コネクタ等の適宜の接続部材を介して相互に電気的に接続される。支持面110の適宜の位置には、中空部11sと連通する連通孔(図示略)が設けられており、当該連通孔を通過するケーブル部材を介して、中空部11sに収納された制御ユニット22(図4参照)と所定のLED基板21とが電気的に接続される。これにより、制御ユニット22から各LED基板21へ所定の電力が供給される。制御ユニット22は、複数のネジ部材N4を介してメインフレーム11の底面111に固定される(図3、図4、図9参照)。
(カバー部材)
カバー部材30は、透光性を有する板部材で構成され、典型的には、強化ガラスで構成された板ガラスで構成される。これにより、カバー部材30としての高い光透過性と耐久性とを確保することができる。なおこれに限られず、カバー部材30は、透光性を有するプラスチック材料で構成されてもよい。
カバー部材30は、X軸方向に長辺を有する矩形の平面形状を有し、その長さは、メインフレーム11の長辺よりも大きく形成される。カバー部材30のY軸方向に沿った幅寸法は、メインフレーム11の幅寸法よりも小さく形成され、その周縁部が、メインフレーム11の側面112の延出部112tおよびサイドフレーム12の上端部とY軸方向に対向する(図2、図3参照)。
カバー部材30は、環状溝13に装着された第1のシール部材41を介してフレーム部10に取り付けられることで、支持面110上の光源20(LED基板21)を被覆する。
カバー部材30は、固定機構50を介してフレーム部10に固定される。後述するように固定機構50は、カバー部材30をフレーム部10に固定するための複数の締結具N5を有する。カバー部材30の周縁部には、複数の締結具N5が挿通される複数の挿通孔31が設けられている。
(シール機構)
シール機構40は、第1のシール部材41(第1のシール部)と、一対の第2のシール部材42A,42B(第2のシール部)とを含む。
第1のシール部材41は、環状に形成され、支持面110の周囲に配置されることで、フレーム部10とカバー部材30との間を密封する。第1のシール部材41は、典型的には合成ゴム等の弾性材料で構成され、フレーム部10の環状溝13に装着される。
図7Aは、第1のシール部材41の断面図である。同図に示すように第1のシール部材41は、環状溝13に対向する底面よりもカバー部材30に対向する上面が幅広の逆台形の断面形状状の本体部410を有する。第1のシール部材41は、本体部410の上面に設けられた複数(本例では3つ)の環状突起411と、本体部410の底面に設けられた複数(本例では2つ)の環状突起412とを有する。
環状溝13は、第1のシール部材を収容する溝部13aと、溝部13aの幅方向に対向する一対の環状エッジ部13bとを有する。図7Aに示すように、溝部13aは、第1のシール部材41の厚みよりも小さい深さで形成される。
環状エッジ部13bは、カバー部材30と対向する環状溝13の上面を形成する部位であって、本実施形態では、溝部13aの上端に連設する稜線部とその外方に延出する平面部とを含む。環状エッジ部13bの形態はこれに限られず、カバー部材30に向かって凸なる形状の湾曲部(曲面部)や屈曲部等の他の三次元構造体で構成されてもよい。
突起411,412は、カバー部材30の固定時において、図7Bに示すように、環状溝13の底部とカバー部材30の下面との間に挟圧されて、それぞれ本体部410に向かって潰されるように弾性変形する。第1のシール部材41は、複数の締結具N5が所定の締付けトルクで締結されたときに、一対の環状エッジ部13bとカバー部材30との間に膨出する膨出部413が形成されるように構成される(図7B参照)。
一対の第2のシール部材42A,42Bは、板状に形成され、一対の開口端部11A,11Bに配置されることで、メインフレーム11と一対のサイドフレーム12A,12Bとの間を密封する。一対の第2のシール部材42A,42Bはそれぞれ同様の構成を有しており、典型的には合成ゴム等の弾性材料で構成され、一対のサイドフレーム12A,12Bの内面側の装着面121に装着される。
図8は、第2のシール部材42A(42B)の正面図である。同図に示すように第2のシール部材42A(42B)は、上辺が開口された部分矩形環状(コの字形状)を有する板状の本体部420を有する。本体部420は、サイドフレーム12A,12Bの装着面121に対応する形状に形成されており(図6参照)、装着面121上の複数の突起部122と嵌合する複数の位置決め孔122と、複数のネジ部材N1が挿通される複数の貫通孔423とを有する。本体部420は、複数のネジ部材N1の締め付けにより、メインフレーム11の開口端部11A,11Bとサイドフレーム12A,12Bの装着面121との間において弾性的に挟持される。
本体部420の両端部421には、第1のシール部材41と部分的に係合する係合凹部421aがそれぞれ設けられている。係合凹部421aは、環状溝13の溝部13aと同様な断面形状に形成され、第1のシール部材41の一部の底面部に弾性的に接触することが可能に構成される。これにより、第1のシール部材41と第2のシール部材42A,42Bとの間のシール性が確保される。
係合凹部421aは、環状溝13の内方に突出するようにメインフレーム11とサイドフレーム12A,12Bとの間に配置されてもよい。これにより、フレーム部10に対するカバー部材30の固定時において、第1のシール部材41と係合凹部421aとが相互に圧接され、第1のシール部材41と第2のシール部材42A,42Bとの間の密着力が高められる。
(固定機構)
図9は、固定機構50の詳細を示す照明装置100の要部断面図である。固定機構50は、カバー部材30をフレーム部10に固定するための複数の締結具N5のほか、複数のスペーサ51と、複数の緩衝体52とを有する。
複数のスペーサ51は、典型的には金属材料で構成され、支持面110に螺合するネジ部51aと、複数の締結具N5と螺合するネジ孔51bとを有する。複数のスペーサ51は、ネジ部51aを介して支持面110に取り付けられる。スペーサ51は、支持面110に対して高さ調整可能に構成されてもよい。
複数の緩衝体52は、複数の締結具N5と複数のスペーサ51との間に装着され、カバー部材30を挟持する2つの緩衝部材521,522で構成される。各緩衝部材521,522は弾性材料で構成される。第1の緩衝部材521は、フランジ付きの円筒形状を有し、カバー部材30の挿通孔31に装着され、締結具N5及びワッシャ53とカバー部材30との間に介装される。第2の緩衝部材522は、スペーサ51とカバー部材30との間に介装される。
各緩衝体52は、金属製の締結具N5あるいはスペーサ51に対するガラス製のカバー部材30の直接的な接触を回避しつつ、クッション性を付与してカバー部材30を破損から保護する。また、緩衝体52は、カバー部材30の挿通孔31からの水分や塵埃、ガスの侵入を防止するシール部品としての機能をも兼ねる。
スペーサ51の取り付け位置は特に限定されず、本実施形態では、環状溝13の近傍の支持面110の周縁部に各スペーサ51が取り付けられる。これにより、スペーサ51に対する締結具N5の締め付け時にカバー部材30に作用する負荷を第1のシール部材41で効率よく吸収することができる。また、第1のシール部材41に膨出部413(図7B参照)が形成された際、当該膨出部413の形成による締結具N5への所定の締付けトルクを発生させることができる。
さらに各スペーサ51が支持面110に対して高さ調整可能に構成されているため、支持面110に対するカバー部材30の高さ位置を任意に調整することが可能となる。したがってカバー部材30を破損させず、かつ、第1のシール部材41を介してカバー部材30をフレーム部10へ適切に固定することが可能な締結具N5の締付けトルクを比較的容易に設定することが可能となる。
[照明装置の組立て方法]
次に、以上のように構成される本実施形態の照明装置の組立て方法について説明する。
メインフレーム11の支持面110には、光源20を構成する複数のLED基板21や複数のスペーサ51がそれぞれ固定され、メインフレーム11の中空部11sには光源20を制御する制御ユニット22が収容される。各スペーサ51には、第2の緩衝部材522が取り付けられる。一方、一対のサイドフレーム12A,12Bの装着面121にシール部材42A,42Bがそれぞれ装着される。
メインフレーム11の一対の開口端部11A,11Bに、第2のシール部材42A,42Bを挟んでサイドフレーム12A,12Bが複数のネジ部材N2を介してそれぞれ固定される。これにより、メインフレーム11とサイドフレーム12A,12Bとの間が密封されるとともに、フレーム部10が組み立てられる。
続いて、フレーム部10の環状溝13に第1のシール部材41が装着される。第1のシール部材41は、図7Aに示すように環状突起411を上向きにして環状溝13の溝部13aに装着される。第1のシール部材41は、メインフレーム11とサイドフレーム12A,12Bとの境界部において、第2のシール部材42A,42Bの係合凹部421aに係合することで、第2のシール部材42A,42Bとの位置決めが確保される。
カバー部材30の複数の挿通孔31には第1の緩衝部材521がそれぞれ装着される。カバー部材30は、各挿通孔31が支持面110上のスペーサ51のネジ孔51bに整列するように、環状溝13内の第1のシール部材41の上に載置される。そして、カバー部材30の各挿通孔31に締結具N5が挿通され、所定の締付けトルクで各締結具N5が締め付けられることで、カバー部材30がフレーム部10に固定される。
このとき、締結具N5の締付けにより第1のシール部材41の環状突起411,412は、カバー部材30と環状溝13の溝部13aとの間で押し潰されるとともに、カバー部材30と環状溝13の一対の環状エッジ部13bとの間の隙間に膨出して膨出部413を形成する。締結具N5の締付け力は膨出部413の厚みの減少に応じて徐々に増大し、膨出部413が所定厚みに達した時点で所定の締付けトルクが発生する。
このように、膨出部413の厚みで締結具N5の締付けトルクが規定されるため、カバー部材30と環状エッジ部13bとの接触によるカバー部材30の破損が防止される。また、膨出部413の介在によりカバー部材30に対する所定のクッション力が確保されるため、締結具N5の締付け量が過剰になった場合でもカバー部材30の保護を図ることができる。さらにスペーサ51が環状溝13に隣接して配置されるため、締結具N5によるカバー部材30の締付け位置と第1のシール部材41との間の距離が小さく、したがって当該締付け位置に作用するモーメントも最小限に抑えられる。このため、組立時におけるカバー部材30の破損が効果的に防止される。
さらに、カバー部材30による第1のシール部材41の圧縮変形に伴い、第1のシール部材41と第2のシール部材42A,42Bとの密着力が高められる。これにより、第1のシール部材41と第2のシール部材42A,42Bとの間の一体性が高まるため、照明装置100の所期の防水性、防塵性、気密性が確保される。
以上のように本実施形態の照明装置100によれば、メインフレーム11が中空部11sを有する閉断面形状の直線的な中空ブロック材で構成されているため、鉄鋼材料よりも軽量の金属材料を用いて比較的高強度のフレーム体を構成することができる。
このような中空ブロック材は、押出し成形により製造可能であるため、製造コストの低減を図ることができる。
さらに、シール機構40により、メインフレーム11、一対のサイドフレーム12A,12B及びこれらとカバー部材30との間の防水性、防塵性、気密性が確保される。
そして本実施形態の照明装置によれば、第1のシール部材41がカバー部材30と環状溝13との接触を防止する膨出部413を形成することが可能に構成されているため、カバー部材30に対する所期のクッション性を確保しつつ、締結具N5によるカバー部材30の締付け力に対する一定のストッパ機能を得ることができる。これにより、カバー部材30がガラス製の場合においても、カバー部材30を破損させることなく、照明装置100を安定に組み立てることができる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は上述の実施形態にのみ限定されるものではなく種々変更を加え得ることは勿論である。
例えば以上の実施形態では、シール機構40として、第1のシール部としての第1のシール部材41と第2のシール部としての一対の第2のシール部材42A,42Bとがそれぞれ別部材で構成されたが、これに限られず、これら第1及び第2のシール部は一体成形等により相互に一体的に構成されてもよい。
また、以上の実施形態では、環状溝13内の第1のシール部材41によって締結具N5によるカバー部材30への締付け量のストッパ機能を得るように構成されたが、これに代えて又はこれに加えて、スペーサ51のネジ孔51bの深さで締結具N5の締付け量を規制するようにスペーサ51が構成されてもよい。この場合、スペーサ51は、支持面110に対し高さ調整可能に構成されることで、締付けトルクの設定が容易となり、さらに支持面110から所望とする高さ位置にカバー部材30を設置することが可能となる。
さらに以上の実施形態では、照明装置としてトンネル灯を例に挙げて説明したが、これに限られず、道路灯や街灯、防犯灯などの各種照明灯に本発明は適用可能である。
10…フレーム部
11…メインフレーム
11A,11B…開口端部
12A,12B…サイドフレーム
13…環状溝
13a…溝部
13b…環状エッジ部
20…光源
21…LED基板
22…制御ユニット
30…カバー部材
40…シール機構
41…第1のシール部材
42A,42B…第2のシール部材
50…固定機構
51…スペーサ
52…緩衝体
100…照明装置
110…支持面
413…膨出部
421a…係合凹部

Claims (6)

  1. 支持面と、前記支持面の周囲に設けられた環状溝とを有し、前記環状溝が、溝部と、前記溝部の幅方向に対向する一対の環状エッジ部とを有する、フレーム部と、
    前記支持面に配置された光源と、
    前記フレーム部に固定され、前記光源を被覆するカバー部材と、
    前記フレーム部に前記カバー部材を固定する複数の締結具を含む固定機構と、
    前記環状溝に装着され、前記フレーム部と前記カバー部材との間を密封し、前記一対の環状エッジ部と前記カバー部材との間に膨出する膨出部を有する第1のシール部材と
    を具備し、
    前記固定機構は、
    前記複数の締結具と螺合するネジ孔をそれぞれ有し、前記支持面に取り付けられた複数のスペーサと、
    前記複数の締結具と前記複数のスペーサとの間に装着され、前記カバー部材を挟持する複数の緩衝体と、さらに有する
    照明装置。
  2. 請求項に記載の照明装置であって、
    前記複数のスペーサは、前記環状溝に隣接して配置される
    照明装置。
  3. 前記又はに記載の照明装置であって、
    前記フレーム部は、
    一軸方向に対向する一対の開口端部と、前記一対の開口端部と連通する中空部とを有し、閉断面形状の直線的な中空ブロック材で構成されたメインフレームと、
    前記一対の開口端部を閉塞する一対のサイドフレームと、を有し、
    前記支持面は、前記メインフレーム部に設けられ、
    前記環状溝は、前記メインフレーム及び前記一対のサイドフレームに前記一対の開口端部を跨いで設けられる
    照明装置。
  4. 請求項に記載の照明装置であって、
    前記一対の開口端部に配置され、前記メインフレームと前記一対のサイドフレームとの間を密封し、前記第1のシール部材に弾性的に接触する両端部をそれぞれ有する一対の第2のシール部材をさらに具備する
    照明装置。
  5. 請求項1〜のいずれか1つに記載の照明装置であって、
    前記カバー部材は、板ガラスで構成される
    照明装置。
  6. 請求項1〜のいずれか1つに記載の照明装置であって、
    前記光源は、前記支持面上にマトリクス状に配列された複数の発光素子を含む
    照明装置。
JP2017089696A 2017-04-28 2017-04-28 照明装置 Active JP6938814B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017089696A JP6938814B2 (ja) 2017-04-28 2017-04-28 照明装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017089696A JP6938814B2 (ja) 2017-04-28 2017-04-28 照明装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2018190505A JP2018190505A (ja) 2018-11-29
JP6938814B2 true JP6938814B2 (ja) 2021-09-22

Family

ID=64478618

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2017089696A Active JP6938814B2 (ja) 2017-04-28 2017-04-28 照明装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6938814B2 (ja)

Family Cites Families (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS63244503A (ja) * 1987-03-31 1988-10-12 東芝ライテック株式会社 照明器具
KR200367326Y1 (ko) * 2004-08-10 2004-11-11 박천돈 터널용 등기구 패킹구조.
KR100599663B1 (ko) * 2006-02-17 2006-07-19 주식회사 태양전자 조명등 케이스의 밀폐장치
JP2007323930A (ja) * 2006-05-31 2007-12-13 Toshiba Lighting & Technology Corp 照明器具およびトンネル用照明器具
JP2008243377A (ja) * 2007-03-23 2008-10-09 Toshiba Lighting & Technology Corp 照明器具
JP4984072B2 (ja) * 2007-03-23 2012-07-25 東芝ライテック株式会社 照明器具
CN102537706A (zh) * 2010-12-28 2012-07-04 富准精密工业(深圳)有限公司 发光二极管灯具
JP2012169207A (ja) * 2011-02-16 2012-09-06 Toshiba Lighting & Technology Corp 照明器具
JP6341804B2 (ja) * 2014-08-22 2018-06-13 コイト電工株式会社 放熱構造

Also Published As

Publication number Publication date
JP2018190505A (ja) 2018-11-29

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6414921B2 (ja) 発光ダイオード照明装置およびその組立方法
RU2421824C1 (ru) Устройство отображения
EP2497998B1 (en) Light emitting diode (LED) module
US8915641B2 (en) Display device
US9891673B2 (en) Buffer member, buffer frame and electrical device
JP2006252989A5 (ja)
JP6932883B2 (ja) 照明装置
JP5776950B2 (ja) 発光装置
JP6938814B2 (ja) 照明装置
JP5942100B2 (ja) 灯具
KR102474123B1 (ko) 방열 모듈 및 이를 포함하는 조명 장치
JP6950395B2 (ja) 光照射装置
US9612393B2 (en) Optical assembly, backlight module and liquid crystal display
JP6620632B2 (ja) 照明器具
US20200300429A1 (en) Light fixture
JP7229123B2 (ja) 灯具伸縮構造、灯具、及び照明装置
US8379381B1 (en) Rugged solid state hard drive with silicone gel damping
KR102232932B1 (ko) 렌즈 및 결합부재 일체형 전면 커버를 구비한 led 라이트
JP2018098054A (ja) 照明装置
JP6001968B2 (ja) 筐体の密閉構造
US9958600B2 (en) Light-source device and display apparatus
JP6645798B2 (ja) パネル接合構造、パネル接合方法
JP2018133205A (ja) 照明装置及び照明装置の組立方法
JP7044023B2 (ja) 発光装置
JP7407523B2 (ja) 照明器具

Legal Events

Date Code Title Description
A80 Written request to apply exceptions to lack of novelty of invention

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A80

Effective date: 20170529

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20200423

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20210216

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20210217

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20210419

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20210803

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20210805

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6938814

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150