JP6938315B2 - 錠剤 - Google Patents

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本発明は、漢方薬を含む錠剤に関する。具体的には、本発明は、錠剤の厚みが小さく服用しやすい防風通聖散エキス末を含む錠剤に関する。
近年、高脂肪食の摂取や運動不足等により、肥満の増加が大きな問題となっている。肥満は、体内に脂肪が過剰に蓄積される状態であり、糖尿病、心臓病、脳卒中、高血圧、高脂血症等の生活習慣病を引き起こす原因の一つとされる。肥満を解消する方法として、食生活改善や運動習慣等と共に、漢方薬を利用することが行われている。
肥満を改善する漢方薬としては、防風通聖散、大柴胡湯や防已黄耆湯等の漢方薬が知られている。なかでも、防風通聖散は、腹部に皮下脂肪が多い肥満症、高血圧や肥満に伴う動悸、肩こり、のぼせ、むくみ、便秘等の症状を改善し得る漢方薬として知られ、従来から広く服用されている。例えば、特許文献1には、防風通聖散を含む抗肥満剤が開示されている。
このような漢方薬は、服用のしやすさ等により、漢方薬エキス末を含む粉末、顆粒や錠剤の形態で一般に提供されている。これらの漢方製剤は、例えば、漢方処方の混合生薬の抽出エキス又は当該エキスを乾燥させたエキス末に、所定の剤型にするための賦形剤等の添加剤を配合して製造される。
ところが、防風通聖散は、一日成分量が多く、従来、錠剤化すると摂取すべき錠数が増大し、服用コンプライアンスが悪くなるといった問題があった。そのため、錠剤化する際、賦形剤等の添加物をできるだけ減らすことや、錠数や大きさを小さくすることが求められる。しかしながら、賦形剤等の添加量を減らすと、錠剤の成型を十分に行うことができず、特に成分量をそのままで、錠剤の厚みを薄くして小型化するのは困難であった。
特開平11−130686号公報
本発明は、上記現状に鑑みて、錠剤の厚みが薄く、小さくて服用しやすい防風通聖散エキス末を含む錠剤を提供することを目的とする。
本発明者は、前記課題を解決するために鋭意研究を行ったところ、防風通聖散エキス末の一部を同種の薬効をもつ大柴胡湯エキス末で置き換えることにより、抗肥満効果を損なうことなく錠剤に成型する場合、錠剤の硬度を高め、かつ厚みが薄い錠剤が得られることを見出した。本発明は、これらの知見に基づいて更に検討を重ねることにより完成したものである。
即ち、本発明は、下記に掲げる態様の発明を提供する。
項1.(A)防風通聖散エキス末、及び(B)大柴胡湯エキス末を含有することを特徴とする、錠剤。
項2.前記(A)成分と(B)成分の重量比が、(A)成分1重量部に対し、(B)成分0.05〜10重量部である、項1に記載の錠剤。
項3.前記(A)成分の含有量が、20〜95重量%である、項1又は2に記載の錠剤。項4.前記(B)成分の含有量が、5〜80重量%である、項1〜3のいずれかに記載の錠剤。
項5.抗肥満用医薬組成物である、請求項1〜4のいずれかに記載の錠剤。
本発明によれば、賦形剤等の添加剤の量を増大しなくても、硬度が高く、従来と比べて厚みの薄い錠剤を提供することができる。本発明の錠剤は、抗肥満改善効果を損なうことなく、従来と比べて小型化できるので、服用しやすい。
実施例及び比較例の錠剤の厚みを示すグラフである。 実施例及び比較例の錠剤の硬度を示すグラフである。
本発明の錠剤は、(A)防風通聖散エキス末、及び(B)大柴胡湯エキス末を含有することを特徴とする。以下に、本発明の漢方薬を含む錠剤について詳述する。
錠剤
本発明の錠剤は、(A)防風通聖散エキス末(以下、「(A)成分」とも称する。)、及び(B)大柴胡湯エキス末(以下、「(B)成分」とも称する)を含有する。
(A)防風通聖散エキス末
本発明の錠剤は、防風通聖散エキス末を含有する。防風通聖散は、「新 一般用漢方処方の手引き」(合田 幸広・袴塚 高志監修、日本漢方生薬製剤協会編集、株式会社じほう発行)に記載されている漢方処方が好ましく、トウキ、シャクヤク、センキュウ、サンシシ、レンギョウ、ハッカ、ショウキョウ、ケイガイ、ボウフウ、マオウ、ダイオウ、ビャクジュツ、キキョウ、オウゴン、カンゾウ、セッコウ、カッセキ、ボウショウからなる混合生薬である。また、漢方生薬調査会により定められた「漢方製剤の基本的取扱い方針」に規定されるように、現在繁用されている漢方関係の書簡に記載されている漢方処方(生薬配合物)やこれらの漢方処方から得られるエキスが包含される。
防風通聖散エキス末は、防風通聖散処方に従った生薬を抽出処理することにより得られる抽出液を濃縮し、乾燥処理により乾燥エキス末としたものである。防風通聖散の抽出処理に使用される抽出溶媒としては、特に限定されないが、例えば、水、又は含水エタノールが挙げられる。防風通聖散の抽出処理としては、特に限定されないが、例えば、防風通聖散に含まれる生薬の総重量(乾燥重量換算)に対して、20倍量程度の抽出溶媒で抽出した後、1/2容量になるまで濃縮し、固形分を除いたもの(エキス)を防風通聖散エキスとして得る方法が挙げられる。次いで、このエキスを乾燥処理に供することにより、防風通聖散エキス末が得られる。乾燥処理としては、特に限定されず、公知の方法を用いればよく、例えば、スプレードライ法や、エキスの濃度を高めた軟エキスに適当な吸着剤(例えば無水ケイ酸、デンプン等)を加えて吸着末とする方法等が挙げられる。
本発明において防風通聖散エキス末は、前述の方法で調製した乾燥エキス末を使用してもよいし、市販されるものを使用してもよい。例えば、防風通聖散乾燥エキスA、防風通聖散乾燥エキスAM、防風通聖散乾燥エキスE、及び防風通聖散乾燥エキスEM(いずれも日本粉末株式会社製)、ならびに防風通聖散料乾燥エキス−C、及び防風通聖散料乾燥エキス−F(いずれもアルプス薬品工業株式会社製)等がそれぞれ商品として知られており、商業的に入手することもできる。
本発明の錠剤において、(A)成分の含有量としては、本発明の効果を奏する限り、特に限定されないが、通常20〜95重量%、好ましくは25〜95重量%、より好ましくは30〜95重量%、更に好ましくは30〜75重量%が挙げられる。なお、本発明において、(A)成分の量とは、(A)成分が製造時に添加される吸着剤等の添加剤を含む場合は、当該添加剤を除いた量である。
(B)大柴胡湯エキス末
本発明の錠剤はまた、大柴胡湯エキス末を含有する。大柴胡湯は、「新 一般用漢方処方の手引き」(合田 幸広・袴塚 高志監修、日本漢方生薬製剤協会編集、株式会社じほう発行)に記載されている漢方処方が好ましく、サイコ、ハンゲ、オウゴン、キジツ、シャクヤク、ショウキョウ、タイソウ、ダイオウからなる混合生薬である。
大柴胡湯エキス末は、大柴胡湯処方に従った生薬を抽出処理することにより得られる抽出液を濃縮し、乾燥処理により乾燥エキス末としたものである。大柴胡湯の抽出処理に使用される抽出溶媒としては、特に限定されず、水又は含水エタノールが挙げられる。大柴胡湯の抽出処理としては、特に限定されないが、例えば、大柴胡湯に含まれる生薬の総重量(乾燥重量換算)に対して、20倍量程度の抽出溶媒で抽出した後、1/2容量になるまで濃縮し、固形分を除いたもの(エキス)を、大柴胡湯エキスとして得る方法が挙げられる。次いで、このエキスを乾燥処理に供することにより、大柴胡湯エキス末が得られる。乾燥処理としては、特に限定されず、公知の方法を用いればよく、例えば、スプレードライ法や、エキスの濃度を高めた軟エキスに適当な吸着剤(例えば無水ケイ酸、デンプン等)を加えて吸着末とする方法等が挙げられる。
本発明では、大柴胡湯エキス末は、前述の方法で調製した乾燥エキス末を使用してもよいし、市販されるものを使用してもよい。例えば、大柴胡湯乾燥エキス、大柴胡湯乾燥エキスAM、大柴胡湯乾燥エキスSN、及び大柴胡湯乾燥エキス粉末(いずれも日本粉末株式会社製)、ならびに大柴胡湯乾燥エキスF、大柴胡湯乾燥エキス−F(いずれもアルプス薬品工業製)等がそれぞれ商品として知られており、商業的に入手することもできる。
本発明の錠剤において、(B)成分の含有量としては、本発明の効果を奏する限り、特に限定されないが、通常5〜80重量%、好ましくは5〜70重量%、より好ましくは7〜70重量%、更に好ましくは10〜50重量%が挙げられる。なお、本発明において、(B)成分の量とは、(B)成分が製造時に添加される吸着剤等の添加剤を含む場合は、当該添加剤を除いた量である。
(A)成分と(B)成分の重量比
本発明の錠剤において、(A)成分と(B)成分の重量比は、本発明の効果を奏する限り特に限定されないが、(A)成分1重量部に対し、(B)成分が、通常0.05〜10重量部、好ましくは0.1〜5重量部、より好ましくは0.25〜4重量部、更に好ましくは0.5〜3重量部である。
他の含有成分
本発明の錠剤は、前述の(A)成分及び(B)成分の他に、必要に応じて、他の薬理成分を含んでいてもよい。このような薬理成分の種類については、特に限定されないが、例えば、制酸剤、健胃剤、消化剤、整腸剤、鎮痙剤、粘膜修復剤、抗炎症剤、収れん剤、鎮吐剤、鎮咳剤、去痰剤、消炎酵素剤、鎮静催眠剤、抗ヒスタミン剤、カフェイン類、強心利尿剤、抗菌剤、血管収縮剤、血管拡張剤、局所麻酔剤、生薬、生薬エキス末、ビタミン類、メントール類等が挙げられる。これらの薬理成分は、1種単独で使用してもよく、また2種以上を組み合わせて使用してもよい。また、これらの薬理成分の含有量については、使用する薬理成分の種類等に応じて公知のものから適宜設定すればよい。
本発明の錠剤には、所望の剤型に調製するために、必要に応じて、薬学的に許容される基剤や添加剤等が含まれていてもよい。このような基剤及び添加剤としては、例えば、賦形剤、結合剤、崩壊剤、滑沢剤、等張化剤、可塑剤、分散剤、乳化剤、溶解補助剤、湿潤化剤、安定化剤、懸濁化剤、粘着剤、コーティング剤、光沢化剤、水、油脂類、ロウ類、炭化水素類、脂肪酸類、高級アルコール類、エステル類、水溶性高分子、界面活性剤、金属石鹸、低級アルコール類、多価アルコール、pH調整剤、緩衝剤、酸化防止剤、紫外線防止剤、防腐剤、矯味剤、香料、粉体、増粘剤、色素、キレート剤等が挙げられる。これらの基剤や添加剤は、1種単独で使用してもよく、また2種以上を組み合わせて使用してもよい。また、これらの基剤や添加剤の含有量については、使用する添加成分の種類や剤型等に応じて公知のものから適宜設定すればよい。
製剤物性
本発明の錠剤の硬度については、包装時や輸送時等において破損しない程度であれば特に限定されないが、具体的には、40〜400N、好ましくは50〜350N、より好ましくは60〜300Nが挙げられる。本発明において、錠剤の硬度は、木屋式硬度計によって測定される値を指す。
製剤形態
本発明の錠剤は、必要に応じて、糖衣基剤、水溶性フィルムコーティング基剤等でコーティングがなされていてもよい。また、本発明の錠剤は、胃溶性錠剤(通常錠剤)又は腸溶性錠剤として好適に使用できる。
また、本発明の錠剤の1錠当たりの重量については、1回当たりの服用量、(A)成分の含有量等に応じて適宜設定すればよいが、例えば200〜500mgが挙げられる。
製造方法
本発明の錠剤は、公知の製造方法に従って得ることができる。具体的には、原料成分の混合物を打錠成型に供することによって製造できる。また、打錠成型に供する原料成分の混合物は、全て又は一部の原料成分が造粒された造粒物であってもよい。
打錠成型は、単発錠剤機、ロータリー式錠剤機、高速回転式錠剤機等の装置を用いて行うことができる。また、打錠成型する際の打錠圧については、錠剤を成形可能である限り、特に限定されないが、通常250〜6000kg/cm2程度に設定すればよい。
用途
本発明の錠剤は、防風通聖散エキス末及び大柴胡湯エキス末を含有しているので、これらの薬効に基づいて、例えば、肥満症、便秘、むくみ、のぼせ、肩こり等を改善する目的で使用することができる。本発明の錠剤は、抗肥満、好ましくは脂肪減少、より好ましくは内臓脂肪減少及び/又は肝臓脂肪減少、更に好ましくは肝臓脂肪減少の目的で使用される。
投与量
本発明の錠剤の投与量については、肥満の程度、患者の年齢等に応じて適宜設定されるが、例えば、1日当たりの投与量として、防風通聖散エキス末が500〜10000mg、好ましくは500〜8000mg、より好ましくは400〜5000mgが挙げられ、大柴胡湯エキス末が400〜8000mg、好ましくは400〜5000mg、より好ましくは500〜5000mgが挙げられる。なお、本発明において、防風通聖散エキス末、及び大柴胡湯エキス末の量とは、これらのエキス末が、エキス末の製造時に添加される吸着剤等の添加剤を含む場合、当該添加剤の量を除いた量である。
本発明の錠剤は、従来の防風通聖散の錠剤と比較して、硬度が高く、厚みが薄く、小さい形状とすることできるので、服用しやすい。また、本発明の錠剤は、賦形剤等の添加剤の量を増大させることなく、錠剤の形態を小型化することができるので、錠剤数を増加させずに、有効成分を効率良く摂取することができる。また、本発明の錠剤は、抗肥満用医薬組成物として好適に使用される。
次に、本発明を実施例により、さらに詳細に説明するが、本発明は、これらの例によってなんら限定されるものではない。
実験例
1.被験試料の調製
(1)防風通聖散エキス末
原料生薬を、トウキ1.2(重量部、以下同じ)、シャクヤク1.2、センキュウ1.2、サンシシ1.2、レンギョウ1.2、ハッカ1.2、ショウキョウ1.2、ケイガイ1.2、ボウフウ1.2、マオウ1.2、ダイオウ1.5、ボウショウ1.5、ビャクジュツ2.0、キキョウ2.0、オウゴン2.0、カンゾウ2.0、セッコウ2.0およびカッセキ3.0の割合で用い、これらを刻んだ後、水20倍重量(560重量部)を用いて約100℃で1時間抽出し、遠心分離して抽出液を得、減圧下で濃縮してスプレードライヤーを用いて乾燥し、防風通聖散エキス末を得た。なお、スプレードライヤーによる乾燥は、抽出液を回転数10000rpmのアトマイザーに落下させ、150℃の空気の熱風を供給して行った。
(2)大柴胡湯エキス末
原料生薬を、サイコ6.0(重量部、以下同じ)、ハンゲ4.0、ショウキョウ1.0、オウゴン3.0、シャクヤク3.0、タイソウ3.0、キジツ2.0、ダイオウ1.0の割合で用い、これらを刻んだ後、水20倍重量(460重量部)を用いて約100℃で1時間抽出し、遠心分離して抽出液を得、減圧下で濃縮してスプレードライヤーを用いて乾燥し、大柴胡湯エキス末を得た。なお、スプレードライヤーによる乾燥は、抽出液を回転数10000rpmのアトマイザーに落下させ、150℃の空気の熱風を供給して行った。
2.実験方法
上記で得られた防風通聖散エキス末、大柴胡湯エキス末、及びステアリン酸マグネシウム(太平化学産業株式会社社製)を表1に示す配合割合にてそれぞれ混合した。得られた混合物400mgを、油圧打錠機テーブルプレスTB−20H(エヌピーエーシステム社製)を用いて5kNで打錠し、直径9.6mmの凸型錠剤を得た。
得られた錠剤の厚みと硬度について測定した。厚みは、デジタル外側マイクロメータ(株式会社MonotaRO社製)を用いて計測し、6サンプルの平均値を算出した。硬度については、木屋式デジタル硬度計KHT−20N型(株式会社藤原製作所製)を用いて錠剤に対して垂直方向の硬度を測定し、6サンプルの平均値を算出した。
Figure 0006938315
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得られた結果を表2、図1〜2に示す。これらの結果から、防風通聖散エキス末単独で打錠した場合(比較例1)に比べて、防風通聖散エキス末に大柴胡湯エキス末を加えて打錠した場合(実施例1〜5)では、得られた錠剤の厚みが薄くなり、硬度が向上することが明らかとなった。また、防風通聖散エキス末に大柴胡湯エキス末を加えて打錠した場合(実施例1〜5)の方が、防風通聖散エキス末又は大柴胡湯エキス末単独で打錠した場合(比較例1、比較例2)よりも錠剤の厚みが薄くなることが確認された。このように、防風通聖散エキス末と大柴胡湯エキス末を組み合わせて打錠することにより、錠剤の硬度を向上させるだけでなく、錠剤の厚みを薄くすることができ、より錠剤の小型化が可能となることが示された。
処方例
表3〜6に示す組成の錠剤を常法に従って調製した。得られた錠剤は、いずれも、錠剤の厚みが0.1〜1.0mm程度薄く製剤化できており、小さくて服用しやすい形状であった。
Figure 0006938315
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Claims (5)

  1. (A)防風通聖散エキス末、及び(B)大柴胡湯エキス末を含有することを特徴とする、錠剤。
  2. 前記(A)成分と(B)成分の重量比が、(A)成分1重量部に対し、(B)成分0.05〜10重量部である、請求項1に記載の錠剤。
  3. 前記(A)成分の含有量が、20〜95重量%である、請求項1又は2に記載の錠剤。
  4. 前記(B)成分の含有量が、5〜80重量%である、請求項1〜3のいずれかに記載の錠剤。
  5. 抗肥満用医薬組成物である、請求項1〜4のいずれかに記載の錠剤。
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