JP6938139B2 - 蒸気タービン装置 - Google Patents

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Description

本発明は、蒸気タービン装置に関するものである。
地熱タービンプラントでは、蒸気供給源である地熱井戸の熱水や蒸気の状態が変化すると、地熱井戸から供給された蒸気又は熱水をフラッシュさせた後の主蒸気圧力が変動する。そのため、主蒸気圧力に応じて、蒸気タービンへ供給する蒸気の圧力が所定の圧力となるように調整する必要がある。
下記の特許文献1及び2に記載されたノズル調速式地熱タービンは、初段ノズル口が設けられている環状の蒸気室の内部を複数の隔壁で仕切り、容積の大きな1つのメイン蒸気室と、容積の小さな1つ又は複数のサブ蒸気室とに分けて、サブ蒸気室を個別に開閉可能にしている。そして、サブ蒸気室に蒸気を供給する副蒸気配管が、メイン蒸気室に蒸気を供給する主蒸気配管から分岐しており、メイン蒸気室とサブ蒸気室とに同圧の蒸気が供給される。
特許文献1及び2に記載された技術において、タービンの出力低下が起きてサブ蒸気室が稼働した時には、不純物が堆積しているメイン蒸気室の初段ノズル口の開口面積は狭まっており、不純物が堆積していないサブ蒸気室の初段ノズル口の開口面積は大きい。開口面積が異なるメイン蒸気室とサブ蒸気室の初段ノズル口にそれぞれ同圧の蒸気が供給されると、初段タービンに流入する蒸気の量(圧力)がサブ蒸気室の位置だけ大きくなる。
下記の特許文献3では、特許文献1及び2に記載された技術において、初段タービンの円周方向に沿って均一な蒸気供給ができなくなるおそれがあることから、サブ蒸気室の稼働時に、メイン蒸気室とサブ蒸気室の両方の初段ノズル口から初段タービンの円周方向に沿って均一に蒸気を供給可能にする技術が開示されている。
特開平6−221106号公報 特開2013−204469号公報 特開2016−75189号公報
蒸気タービンの初段ロータへ蒸気を供給する初段ノズルの上流側には、蒸気加減弁(GV)が設置されており、GVが蒸気流量を調整する。前述のように地熱井戸の影響などにより主蒸気圧力が低圧となったときの低圧時の蒸気条件を考慮して、低圧時に蒸気タービンへ供給する蒸気が所定の圧力となるようにGVの開度を開放するようにする。主蒸気圧力が高圧時の条件下での場合は、蒸気タービンへ供給する蒸気が所定の圧力となるようにするには、図7に示すように、GVの開度を大幅に絞り込む必要があり、主蒸気圧力が高圧になる割には、蒸気流量は多く増加はしない。そのため、タービン出力は図6の一点鎖線で示すように、本来は高圧の主蒸気圧力があっても、GVの開度の絞り込みによる圧力損失が発生することで、タービンの出力が抑制されることが生じている。すなわち、タービンへ供給する蒸気の圧力が上昇すると熱落差が増加するため、タービン出力を増加させることができるところ、主蒸気圧力が高い条件であっても、GVの開度を絞り込むことでGVにおいて圧力損失が生じさせることになり、タービン出力の増加が抑制されている。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであって、主蒸気圧力が変動して蒸気流量を調整する場合において、蒸気加減弁による圧力損失を低減して、タービン出力への変換効率を上げることが可能な蒸気タービン装置の運転方法及び蒸気タービン装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明の蒸気タービン装置の運転方法及び蒸気タービン装置は以下の手段を採用する。
すなわち、本発明に係る蒸気タービン装置の運転方法は、タービンロータを囲む環状であり、その円周方向に沿って複数のノズル口が形成された蒸気室ケーシングと、前記蒸気室ケーシングの内部に設けられたメイン蒸気室と、前記蒸気室ケーシングの内部に設けられた、該メイン蒸気室よりも容積の小さな少なくとも1つのサブ蒸気室と、前記蒸気室ケーシングの内部に設けられた、前記メイン蒸気室と前記サブ蒸気室を区画する隔壁と、前記メイン蒸気室に蒸気を供給する主蒸気配管と、前記メイン蒸気室と前記サブ蒸気室とを接続し、前記メイン蒸気室に供給された前記蒸気の一部を前記サブ蒸気室に分配する副蒸気配管と、前記副蒸気配管に設けられた開閉弁とを備える蒸気タービン装置の運転方法であって、前記主蒸気配管を流れる前記蒸気の圧力を測定するステップと、測定された前記蒸気の圧力が所定の閾値以上であるとき、前記開閉弁を閉じるステップと、測定された前記蒸気の圧力が所定の閾値未満であるとき、前記開閉弁を開くステップとを有する。
この構成によれば、主蒸気配管を流れる蒸気の圧力が所定の閾値以上であるとき、メイン蒸気室とサブ蒸気室を結ぶ副蒸気配管に設けられた開閉弁が閉じられることから、蒸気室の通過面積が狭くなる。そのため、主蒸気圧力が高い場合でもノズル口の入口へ供給する蒸気圧力を通過面積で調整して蒸気圧力を所定範囲の圧力とすることができる。
一方、主蒸気配管を流れる蒸気の圧力が所定の閾値未満であるとき、副蒸気配管に設けられた開閉弁が開かれることから、蒸気室の通過面積が広くなる。そのため、主蒸気圧力が低い場合でも、ノズル口の入口へ供給する蒸気圧力を通過面積で調整してノズル口入口の蒸気圧力を所定範囲の圧力とすることができる。
したがって、主蒸気配管に設けられた蒸気加減弁の開度をできるだけ絞り込まずに、圧力損出が少なくなるようにしつつ、サブ蒸気室への蒸気の供給の有無により、ノズル口へ供給する蒸気圧力を調整できる。そのため、蒸気加減弁で生じる圧力損失を低減でき、タービン出力への変換効率を上げることができる。
上記発明において、前記サブ蒸気室は、前記隔壁によって、複数形成され、各前記サブ蒸気室と前記メイン蒸気室とを接続する複数の前記副蒸気配管と、前記複数の副蒸気配管に設けられた複数の前記開閉弁とを備え、測定された前記蒸気の圧力に応じて、1又は複数の前記開閉弁を開閉してもよい。
この構成によれば、サブ蒸気室が複数形成されており、メイン蒸気室とサブ蒸気室を結ぶ副蒸気配管や、副蒸気配管に設けられた開閉弁も複数設けられることから、3段階以上で蒸気室の通過面積を変更できる。したがって、主蒸気圧力の条件によって、蒸気加減弁の開度をできるだけ絞り込まずに、圧力損出を少なくなるようにしつつ、ノズル口の入口へ供給する蒸気の圧力を3段階以上で段階的に切り替えて、蒸気圧力を調整することができる。このため、ノズル口の入口へ供給する蒸気を所定範囲の圧力とする主蒸気圧力の範囲を広く設定することができ、蒸気加減弁で生じる圧力損失を低減して、タービン出力への変換効率を上げることができる。
上記発明において、前記蒸気を供給する前記主蒸気配管に設けられた蒸気加減弁が、前記複数のノズル口入口の蒸気圧力を、所定範囲内の圧力となるように調整してもよい。
この構成によれば、複数のノズル口入口の蒸気圧力が、主蒸気配管に設けられた蒸気加減弁によって、所定範囲内の圧力となるように調整される。
本発明に係る蒸気タービン装置は、タービンロータを囲む環状であり、その円周方向に沿って複数のノズル口が形成された蒸気室ケーシングと、前記蒸気室ケーシングの内部に設けられたメイン蒸気室と、前記蒸気室ケーシングの内部に設けられた、該メイン蒸気室よりも容積の小さな少なくとも1つのサブ蒸気室と、前記蒸気室ケーシングの内部に設けられた、前記メイン蒸気室と前記サブ蒸気室を区画する隔壁と、前記メイン蒸気室に蒸気を供給する主蒸気配管と、前記メイン蒸気室と前記サブ蒸気室とを接続し、前記メイン蒸気室に供給された前記蒸気の一部を前記サブ蒸気室に分配する副蒸気配管と、前記副蒸気配管に設けられた開閉弁と、前記主蒸気配管を流れる前記蒸気の圧力を測定する圧力計と、前記圧力計で測定された前記蒸気の圧力が所定の閾値以上であるとき、前記開閉弁を閉じ、測定された前記蒸気の圧力が所定の閾値未満であるとき、前記開閉弁を開く制御部とを備える。
本発明に係る蒸気タービン装置は、タービンロータを囲む環状であり、その円周方向に沿って複数のノズル口が形成された蒸気室ケーシングと、前記蒸気室ケーシングの内部に設けられたメイン蒸気室と、前記蒸気室ケーシングの内部に設けられた、該メイン蒸気室よりも容積の小さな少なくとも1つのサブ蒸気室と、前記蒸気室ケーシングの内部に設けられた、前記メイン蒸気室と前記サブ蒸気室を区画する隔壁と、前記メイン蒸気室に蒸気を供給する主蒸気配管と、前記メイン蒸気室と前記サブ蒸気室とを接続し、前記メイン蒸気室に供給された前記蒸気の一部を前記サブ蒸気室に分配する副蒸気配管と、前記副蒸気配管に設けられた開閉弁と、前記ノズル口に設置され、前記ノズル口を塞ぐ塞ぎ板とを備え、前記隔壁は、前記塞ぎ板の板面に対して、交差する所定の角度で設置されている。
この構成によれば、隔壁を設置する場合において、ノズル口に塞ぎ板が設置されることによって、ノズル口を介して隣のメイン蒸気室から、サブ蒸気室へと蒸気がリークすることなく、タービンブレードへ蒸気が供給される。
本発明によれば、主蒸気圧力が変動して蒸気流量を調整する場合において、蒸気加減弁による圧力損失を低減して、タービン出力への変換効率を上げることができる。
本発明の一実施形態に係る地熱タービンを示す縦断面図である。 本発明の一実施形態に係る地熱タービンの蒸気室ケーシングを示す概略縦断面図及び地熱タービンの概略構成図である。 本発明の一実施形態に係る地熱タービンの蒸気室ケーシングを示す斜視図である。 本発明の一実施形態に係る地熱タービンのノズル口、隔壁及び塞ぎ板を示す斜視図である。 本発明の一実施形態に係るGV開度と主蒸気圧力の関係を示すグラフである。 本発明の一実施形態に係るタービン出力と主蒸気圧力の関係を示すグラフである。 従来の蒸気タービンへ供給する蒸気を所定の圧力とするGV開度と主蒸気圧力の関係を示すグラフである。
以下に、本発明に係る実施形態について、図面を参照して説明する。
本発明の一実施形態に係る地熱タービン1は、例えば発電プラントにおいて図示しない発電機を回転駆動するためのものである。地熱タービン1は、図1に示すように、円錐台形状のタービンケーシング2の内部にタービンロータ3が支持され、タービンケーシング2の一端に蒸気室ケーシング4が設置され、蒸気室ケーシング4に主蒸気配管18が結合されている。
図1に示すように、タービンロータ3は、タービン軸6に多段のタービンブレード7(本実施形態では7a〜7f)が回転一体に設けられた構成であり、その最も蒸気室ケーシング4側に位置するタービンブレード7aが初段タービンとなる。タービンブレード7a〜7fの外径は、7a→7fの順に大きくなっている。
一方、タービンケーシング2の内周面には、タービンブレード7a〜7fの蒸気流れ上流側にそれぞれ重なる多段のノズル口8a〜8fが設けられており、その最も蒸気室ケーシング4側に位置するノズル口8aが初段ノズル口となる。ノズル口8a〜8fの開口面積は、8a→8fの順に大きくなっており、それぞれタービンブレード7a〜7fの翼部の蒸気流れ上流側に重なっている。
図1から図3に示すように、蒸気室ケーシング4はタービンロータ3(タービン軸6)を囲む環状である。タービンロータ3の円周方向に沿って初段ノズル口8aが形成されている。なお、タービンロータ3(タービン軸6)の軸心線Oを中心にした回転方向は、図2に向かって時計回りである。
蒸気室31は、蒸気室ケーシング4と、隔壁10,11,12と、メイン蒸気室14と、第1サブ蒸気室15と、第2サブ蒸気室16と、から構成され、主蒸気配管18と、第1副蒸気配管19と、第2副蒸気配管20と、第1開閉弁21と、第2開閉弁22と、止め弁23と、GV(蒸気加減弁)24を備える。
蒸気室ケーシング4の内部は、例えば3枚の平板状の隔壁10,11,12によって仕切られており、これによって容積の大きなメイン蒸気室14と、このメイン蒸気室14よりも容積の小さな第1サブ蒸気室15及び第2サブ蒸気室16とに分けられている。メイン蒸気室14は、隔壁11と隔壁12の間に形成され、第1サブ蒸気室15は、隔壁10と隔壁11の間に形成され、第2サブ蒸気室16は、隔壁10と隔壁12の間に形成される。
本実施形態では、隔壁10は、蒸気室ケーシング4内の鉛直方向で最上部付近に設けられている。隔壁11,12は、蒸気室ケーシング4の円周方向の所定位置に固定されている。隔壁11,12は、タービンロータの軸方向視(図2参照)で、それぞれタービン軸6の軸心線Oを通る鉛直中心線Cを基点に、タービンロータ3の回転方向(図2に向かって時計回り)と、逆方向(図2に向かって反時計回り)とに、それぞれ軸心線Oを中心とする挟み角θ,θを形成する。メイン蒸気室14、第1サブ蒸気室15及び第2サブ蒸気室16の容積比は、地熱タービン1の仕様や、後述する蒸気流量制御の方法に応じて決定される。決定された容積比に応じて、隔壁10,11,12を規定する挟み角θ,θも決定される。
ノズル口8aは、図4に示すように、2枚の隣接する翼9の間に形成される。したがって、2枚の翼9に挟まれたノズル口8aは、図3で概略的に図示した扇形状ではなく、正確には図4に示すように、湾曲した形状を有する。したがって、蒸気室31の内部に、平板状の隔壁10,11,12の板面が、蒸気室31の径方向に対して平行となるように設置する場合、塞ぎ板25をノズル口8aの入口部に設置し、かつ少なくとも一つのノズル口8aを塞ぐようにノズル口8aを形成している。塞ぎ板25は、図4に示すように、ノズル口8aの入口部の形状に応じた湾曲形状を有し、溶接などで接合する。そして、隔壁10,11,12は、板面が塞ぎ板25の板面に対して所定の角度、例えば垂直となるように設置され溶接などで固定される。所定の角度とは、板面が塞ぎ板25の板面に対して交差する方向であり、蒸気室31の内部構造との干渉が無い角度が選定され、垂直であればさらに好ましい。隔壁10,11,12の板面は、タービンロータ3の回転軸に対して平行であり、かつ、蒸気室31の径方向に対し平行である。
上述したように、隔壁10,11,12を設置する場合、ノズル口8aの入口部に塞ぎ板25を設置する。これにより、ノズル口8aを介して隣のメイン蒸気室14から、第1サブ蒸気室15又は第2サブ蒸気室16へ蒸気がリークすることなく、初段タービンのタービンブレード7aへ蒸気が供給される。これに対し、塞ぎ板25がない場合は、ノズル口8aが湾曲形状を有するのに対して、隔壁10,11,12が平板状であるから、ノズル口8aを介して隣接するメイン蒸気室14から、第1サブ蒸気室15又は第2サブ蒸気室16へ蒸気がリークする。その結果、タービンブレード7a(ノズル口8aの出口)へ供給する蒸気を所定範囲の圧力となるように、正しい流量を調整することができなくなり、タービン出力の低下を誘発するおそれがある。特に第1,第2開閉弁21,22が閉鎖しているときにリークが生じやすい。一方、本実施形態では、第1,第2開閉弁21,22が閉鎖している場合であっても、塞ぎ板25が設置されていることによって、隣のメイン蒸気室14から、第1サブ蒸気室15又は第2サブ蒸気室16へ蒸気がリークすることがなく、タービン出力の低下を抑制する。また、隔壁10,11,12の板面が塞ぎ板25で固定されるので構造が簡素になり好ましい。
図2に示すように、メイン蒸気室14には、地熱蒸気や地熱熱水をフラッシュさせた主蒸気を供給する。本実施形態では例えば2本の主蒸気配管18が接続されている。この主蒸気配管18は、図示しない1本の母配管が上流部で均等に2分岐されたものであり、タービン軸6の軸方向視(図2参照)で、タービン軸6を挟んでメイン蒸気室14の両側に接続されている。また、この主蒸気配管18は、メイン蒸気室14の円周方向に沿って設けられた各初段ノズル口8aに極力均一に主蒸気が供給されるように、軸心線Oを通る鉛直中心線Cを中心に軸対象になるように設置されている。なお、本実施形態では、2本の主蒸気配管18を接続しているが、地熱タービン1の仕様に応じて例えば主蒸気配管18を1本としてもよい。
メイン蒸気室14と第1サブ蒸気室15との間には、第1副蒸気配管19が配設され、第1副蒸気配管19がメイン蒸気室14と第1サブ蒸気室15を接続している。第1副蒸気配管19は、主蒸気配管18からメイン蒸気室14に供給された主蒸気の一部を第1サブ蒸気室15に分配する配管であり、第1副蒸気配管19には第1開閉弁21が設けられている。第1開閉弁21は、第1副蒸気配管19を介した蒸気の供給及び停止を切り替える。
メイン蒸気室14と第2サブ蒸気室16との間には、第2副蒸気配管20が配設され、第2副蒸気配管20がメイン蒸気室14と第2サブ蒸気室16を接続している。第2副蒸気配管20は、主蒸気配管18からメイン蒸気室14に供給された主蒸気の一部を第2サブ蒸気室16に分配する配管であり、第2副蒸気配管20には第2開閉弁22が設けられている。第2開閉弁22は、第2副蒸気配管20を介した蒸気の供給及び停止を切り替える。
第1,第2開閉弁21,22は、地熱蒸気や地熱熱水を用いた主蒸気中に含まれるスケールの影響を受けて開閉動作に支障を生じないよう、極力単純で簡易な構造により確実に開閉動作ができることが好ましい。
主蒸気配管18には、上流側から止め弁23とGV(蒸気加減弁)24が設けられている。止め弁23は、蒸気の供給と停止を切り替える。GV24は、主蒸気配管18を流れる主蒸気の流量を調整する。また、主蒸気は定格の所定圧力で供給されるが、地熱井戸の影響などにより主蒸気圧力が低下することがある。このため、主蒸気配管18には、圧力計26が設置され、主蒸気配管18を流れる主蒸気の圧力を測定する。測定された主蒸気圧力の値に関するデータは制御部27へ送信される。
主蒸気圧力の低下に対して、地熱タービン1の出力低下を抑制してタービン出力への変換効率を向上するために、ノズル口8aの入口へ供給する蒸気を所定範囲の圧力となるように、主蒸気の流路で流量を調整する。なお、所定範囲の圧力とは、地熱井戸の影響等により主蒸気圧力が低下した場合に、タービン出力を向上するために設定される圧力である。所定範囲の圧力は、GV24をできるだけ絞り込まず、圧力損失を生じさせない程度に開度を調整することで得られるように設定される。所定範囲の圧力は、地熱蒸気条件や需要電力によって適宜変更されうる。
主蒸気の圧力変動が少なく、かつ急でないものは、圧力計26と制御部27での監視を行い、測定された主蒸気圧力が所定の閾値と比較して、事前に決定された手順に従い、第1,第2開閉弁21,22の各々の開閉動作を、オペレータが実施してもよい。
一方、オペレータに因らず制御部27の指令で、第1,第2開閉弁21,22の動作を自動化してもよい。この場合、制御部27は、測定された主蒸気圧力に応じて、第1,第2開閉弁21,22の開閉を制御する。制御部27の動作は、予め記録されたプログラムを実行して、CPU等のハードウェアによって実現され、主蒸気の圧力変動が多い場合、又は、急に発生する場合にはより好適である。
制御部27は、測定された主蒸気圧力が所定の閾値以上であるとき、第1,第2開閉弁21,22を閉じ、測定された主蒸気圧力が所定の閾値未満であるとき、第1,第2開閉弁21,22を開くよう指示する。これにより、蒸気室31の通過面積が変化する。すなわち、主蒸気配管18を流れる蒸気の圧力が所定の閾値以上であるとき、メイン蒸気室14と第1,第2サブ蒸気室15,16を結ぶ第1,第2副蒸気配管19,20に設けられた第1,第2開閉弁21,22が閉じられることから、蒸気室31の通過面積が狭くなる。そのため、主蒸気圧力が高い場合でも、GV24の開度をできるだけ絞り込まずにノズル口8aの入口へ供給する蒸気圧力を蒸気室31の通過面積を狭くすることで調整して、蒸気圧力を所定範囲の圧力とすることができる。
一方、主蒸気配管18を流れる蒸気の圧力が所定の閾値未満であるとき、第1,第2副蒸気配管19,20に設けられた第1,第2開閉弁21,22の少なくともいずれか一方が開かれることから、蒸気室31の通過面積が広くなる。そのため、主蒸気圧力が低い場合でも、GV24の開度をできるだけ絞り込まない状態でノズル口8aの入口へ供給する蒸気圧力を蒸気室31の通過面積を広くすることで調整して、蒸気圧力を所定範囲の圧力とすることができる。
したがって、図5で示すように、主蒸気配管18に設けられたGV24の開閉だけでなく、第1,第2サブ蒸気室15,16への蒸気の供給の有無によっても、ノズル口8aの入口へ供給する蒸気の圧力を調整できる。そのため、GV24の開度をできるだけ絞り込まないのでGV24で生じる圧力損失を低減でき、図6の実線で示すように、主蒸気圧力に対してタービン出力を増加することが可能となり、タービン出力への変換効率を向上することができる。
次に、本実施形態に係る地熱タービン1の流量制御方法について説明する。
以下では、予め二つの異なる主蒸気圧力の閾値、第1の閾値と第2の閾値が設置されており、3段階で、蒸気室31の通過面積を変化させる場合について説明する。ここで、第2の閾値が第1の閾値よりも大きい値であるとする。
主蒸気は定格の所定圧力で供給されるが、地熱井戸の影響などにより主蒸気圧力が変動することがある。圧力計26で測定された主蒸気圧力が第2の閾値以上であるとき、第1開閉弁21と第2開閉弁22の両方を閉じる。第1副蒸気配管19に設けられた第1開閉弁21と、第2副蒸気配管20に設けられた第2開閉弁22が閉じられることから、メイン蒸気室14から第1サブ蒸気室15と第2サブ蒸気室16の両方への蒸気の供給が停止される。その結果、蒸気が通過可能な蒸気室31は、メイン蒸気室14のみとなる。
圧力計26で測定された主蒸気圧力が第2の閾値以上の範囲にあり、主蒸気圧力が変化したときは、図5で示すように、GV24の開度(絞り量)を変化させることによって、ノズル口8aの入口へ供給する蒸気圧力を所定範囲の圧力となるように蒸気圧力を調整する。この場合、主蒸気圧力が第2の閾値となった場合にGV24が全開となるように調整されるが、主蒸気圧力の下限変化幅が第2の閾値までと限定されるので、GV24開度の絞り量の変化幅は、小さくてよい。そのため、タービン出力の変換効率に影響を及ぼすほどのGV24による大きな圧力損失は生じない。
地熱井戸の影響などにより主蒸気圧力が低下することがある。圧力計26で測定された主蒸気圧力が第1の閾値以上かつ第2の閾値未満であるとき、第1開閉弁21を開き、第2開閉弁22を閉じる。第1副蒸気配管19に設けられた第1開閉弁21が開かれ、第2副蒸気配管20に設けられた第2開閉弁22が閉じられることから、メイン蒸気室14から第1サブ蒸気室15へ蒸気が供給され、かつ、メイン蒸気室14から第2サブ蒸気室16への蒸気の供給が停止される。その結果、蒸気が通過可能な蒸気室31は、メイン蒸気室14と第1サブ蒸気室15となる。この場合も、圧力計26で測定された主蒸気圧力が第1の閾値以上かつ第2の閾値未満の範囲で、主蒸気圧力が変化したときは、図5で示すように、GV24の開度(絞り量)を変化させることによって、ノズル口8aの入口へ供給する蒸気圧力が所定範囲の圧力となるように蒸気圧力を調整する。この場合、主蒸気圧力の変化幅が第1の閾値以上かつ第2の閾値未満までと限定されるので、GV24の開度(絞り量)の変化幅は、小さくてよい。そのため、タービン出力の変換効率に影響を及ぼすほどのGV24による大きな圧力損失は生じない。
圧力計26で測定された主蒸気圧力が第1の閾値未満であるとき、第1開閉弁21と第2開閉弁22の両方を開く。第1副蒸気配管19に設けられた第1開閉弁21と、第2副蒸気配管20に設けられた第2開閉弁22が開かれることから、メイン蒸気室14から第1サブ蒸気室15と第2サブ蒸気室16の両方へ蒸気が供給される。その結果、蒸気が通過可能な蒸気室31は、メイン蒸気室14、第1サブ蒸気室15及び第2サブ蒸気室16の全てとなる。圧力計26で測定された主蒸気圧力が第1の閾値未満の範囲にあり、主蒸気圧力が変化したときは、図5で示すように、GV24開度の絞り量を変化させることによって、ノズル口8aの入口へ供給蒸気圧力を所定範囲の圧力となるように蒸気圧力を調整する。この場合、ノズル口8aの入口へ供給する蒸気圧力を所定範囲の圧力を維持できる主蒸気圧力範囲として上限が第1の閾値未満まで、下限が蒸気圧力を所定範囲の圧力を維持できなくなるまでと限定されるので、GV24の開度(絞り量)の変化幅は、小さくてよい。そのため、タービン出力の変換効率に影響を及ぼすほどのGV24による大きな圧力損失は生じない。
このように、広い主蒸気圧力範囲において、GV24の開度をできるだけ絞り込まない状態で、ノズル口8aの入口へ供給する蒸気圧力を、蒸気室31の通過面積を調整することで、所定範囲の圧力とすることができる。
上述したとおり、本実施形態によれば、蒸気室31の通過面積が段階的に狭くなったり広くなったりする。
従来、主蒸気圧力が変化した場合にもノズル口8aの入口へ供給する蒸気圧力を所定範囲の圧力とするためには、主蒸気圧力が高いときは、GV24の開度(絞り量)を大きくすることによって、蒸気流量を低減することで圧力損失を発生させていた。そのため、図6の一点鎖線で示すように、主蒸気圧力が高い場合でも,主蒸気配管18におけるGV24の圧力損失が高く、熱落差が低く抑制されてしまい、タービン出力への変換効率が低かった。一方、本実施形態によれば、主蒸気圧力が第2の閾値以上であるとき、蒸気が通過可能な蒸気室31は、メイン蒸気室14のみとなっており、通過面積が狭くなっている。そのため、図5で示すように、主蒸気圧力が高い場合に、GV24開度の絞り量を大きくしなくても、蒸気圧力を所定範囲の圧力に調整することができる。また、主蒸気配管18におけるGV24の圧力損失を低減できることから、図6の実線で示すように、タービン出力の変換効率の低減を抑制できる。
また、主蒸気配管18を流れる蒸気の圧力が第2の閾値未満であるとき、第1開閉弁21が開かれ、さらに、第1の閾値未満であるとき、第2開閉弁22が開かれることから、蒸気室31の通過面積が段階的に広くなる。そのため、主蒸気圧力が低い場合でも、ノズル口8aの入口へ供給する蒸気を所定範囲の圧力とすることができる。
また、段階的に蒸気室31の通過面積を変化させていることから、それぞれの範囲内でGV24開度の絞り量を大きくしなくても、蒸気圧力を所定範囲の圧力に調整することができる。また、図6の実線で示すように、主蒸気圧力が第1の閾値以上第2閾値未満の範囲でも、タービン出力の変換効率の低減を抑制できる。
メイン蒸気室14の容積は、第1,第2サブ蒸気室15,16を設けたことによる地熱タービン1の出力が大きく低下しないこと、及び、このメイン蒸気室14からタービンケーシング2に供給される主蒸気量だけで100%の定格出力が得られるように設定される。また、メイン蒸気室14、第1,第2サブ蒸気室15,16のそれぞれの容積は、想定される主蒸気圧力の範囲や、主蒸気圧力の値がどの点になったとき、通過面積を変化させるかによって決定される。
なお、隔壁10,11,12を規定する挟み角θ,θが同一であり、第1サブ蒸気室15及び第2サブ蒸気室16の容積が同じである場合は、圧力計26で測定された主蒸気圧力が第1の閾値以上かつ第2の閾値未満であるとき、上述したとおり、第1開閉弁21を開いた場合と、第1開閉弁21ではなく第2開閉弁22を開いた場合とが同じ作用効果となる。
隔壁10,11,12を規定する挟み角θ,θを異ならせ、メイン蒸気室14、第1サブ蒸気室15及び第2サブ蒸気室16の容積を異ならせた場合は、閾値の設定を増やして、4段階で、蒸気室31の通過面積を変化させることができる。
例えば、第1サブ蒸気室15が第2サブ蒸気室16よりも小さい容積であるとし、予め三つの異なる主蒸気圧力の閾値、第1の閾値、第1の閾値よりも大きい第2の閾値と、第2の閾値よりも大きい第3の閾値が設置されている場合は、以下のとおりとなる。
圧力計26で測定された主蒸気圧力が第3の閾値以上であるとき、第1開閉弁21と第2開閉弁22の両方を閉じる。このとき、蒸気が通過可能な蒸気室31は、メイン蒸気室14のみとなる。主蒸気圧力が第2の閾値以上かつ第3の閾値未満であるとき、第1開閉弁21を開き、第2開閉弁22を閉じる。このとき、蒸気が通過可能な蒸気室31は、メイン蒸気室14と第1サブ蒸気室15となる。
主蒸気圧力が第1の閾値以上かつ第2の閾値未満であるとき、第2開閉弁22を開き、第1開閉弁21を閉じる。このとき、蒸気が通過可能な蒸気室31は、メイン蒸気室14と第2サブ蒸気室16となる。主蒸気圧力が第1の閾値未満であるとき、第1開閉弁21と第2開閉弁22の両方を開く。このとき、蒸気が通過可能な蒸気室31は、メイン蒸気室14、第1サブ蒸気室15及び第2サブ蒸気室16の全てとなる。
また、上述した実施形態では、隔壁を3枚設置して、タービン蒸気室が三つに分割される場合について説明したが、本発明は、この例に限定されない。例えば、隔壁を4枚以上設置して、タービン蒸気室を四つ以上に分割してもよいし、隔壁を2枚設置して、タービン蒸気室を二つに分割してもよい。
1 :地熱タービン(蒸気タービン)
2 :タービンケーシング
3 :タービンロータ
4 :蒸気室ケーシング
6 :タービン軸
7a〜7f :タービンブレード
8a〜8f :ノズル口
9 :翼
10 :隔壁
11 :隔壁
12 :隔壁
14 :メイン蒸気室
15 :第1サブ蒸気室
16 :第2サブ蒸気室
18 :主蒸気配管
19 :第1副蒸気配管
20 :第2副蒸気配管
21 :第1開閉弁
22 :第2開閉弁
23 :止め弁
24 :GV(蒸気加減弁)
25 :塞ぎ板
26 :圧力計
27 :制御部
31 :蒸気室

Claims (1)

  1. タービンロータを囲む環状であり、その円周方向に沿って複数のノズル口が形成された蒸気室ケーシングと、
    前記蒸気室ケーシングの内部に設けられたメイン蒸気室と、
    前記蒸気室ケーシングの内部に設けられた、該メイン蒸気室よりも容積の小さな少なくとも1つのサブ蒸気室と、
    前記蒸気室ケーシングの内部に設けられた、前記メイン蒸気室と前記サブ蒸気室とを区画する隔壁と、
    前記メイン蒸気室に蒸気を供給する主蒸気配管と、
    前記メイン蒸気室と前記サブ蒸気室とを接続し、前記メイン蒸気室に供給された前記蒸気の一部を前記サブ蒸気室に分配する副蒸気配管と、
    前記副蒸気配管に設けられた開閉弁と、
    前記ノズル口に設置され、前記ノズル口を塞ぐ塞ぎ板と、
    を備え、
    前記隔壁は、前記塞ぎ板の板面に対して、交差する所定の角度で設置されている蒸気タービン装置。
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