一部のワイヤレス通信システムでは、コピーされたパケットのセットに含まれる情報が受信デバイスによって受信される確率を高めるために、パケットが複製されて送信され得る。送信デバイスのパケットデータコンバージェンスプロトコル(PDCP)エンティティは、高次のレイヤからパケットを受信し得る。送信エンティティのPDCPエンティティは、受信されたパケットを複製して、コピーされたパケットのセットを形成し得る。コピーされたパケットのセットの中の各パケットは、受信されたパケットの情報を含み得る。一部のワイヤレス通信システムは、キャリアアグリゲーション手順またはデュアル接続手順とともに使用されるパケット複製をサポートし得る。
パケット複製と関連付けられる手順を操作するための技法が説明される。送信デバイスのPDCPエンティティは、コピーされたパケットのセットを形成するために、受信されたパケットを複製し得る。コピーされたパケットのセットの中の各パケットは、受信されたパケットの情報を含み得る。コピーされたパケットのセットの各パケットは、異なる無線リンク制御(RLC)エンティティを使用して送信され得る。パケット複製をサポートするための複製ベアラの構成を受信するための手順が説明される。いくつかのRLCエンティティを使用してパケット複製を有効化し、再有効化し、または無効化するための手順も説明される。パケット複製は、パケット複製モードの実装を指し得る。加えて、または代わりに、パケット複製は、パケット複製モードの一部としてパケットの複製を実行することを指し得る。無効化の際にRLCエンティティを扱うための手順が説明される。パケット複製の無効化の際にRLCエンティティの一部の記憶されているパケットを廃棄するための手順が説明される。パケット複製の無効化に続いて、RLCエンティティのためのリセット手順が開始され得る。再有効化の際にRLCエンティティのリセット手順を開始するための手順が説明される。RLCエンティティのバッファに記憶されているパケットは、再有効化に続いてリセット手順を開始したことに基づいて廃棄され得る。受信デバイスによるパケットの復号が成功した後で一部の複製パケットを廃棄するための手順も説明される。通信リソースの効率的な使用を改善するために複製パケットの送信を遅らせるための手順が説明される。通信リソースの効率的な使用を改善するために複製パケットの送信を遅らせるための手順が説明される。受信デバイスによるパケットの復号が成功した後で一部の複製パケットを廃棄するための手順が説明される。加えて、複製ベアラのためのバッファステータス報告(BSR)の報告のための手順が説明される。
本開示の態様はまず、ワイヤレス通信システムの文脈で説明される。本開示の態様は、通信方式によって例示され、それらを参照して説明される。本開示の態様はさらに、PDCPエンティティにおけるパケット複製に関する装置図、システム図、およびフローチャートによって示され、かつそれらを参照して説明される。
図1は、本開示の様々な態様によるワイヤレス通信システム100の例を示す。ワイヤレス通信システム100は、基地局105と、ユーザ機器(UE)115と、コアネットワーク130とを含む。いくつかの例では、ワイヤレス通信システム100は、Long Term Evolution(LTE)ネットワーク、LTE Advanced(LTE-A)ネットワーク、またはNew Radio(NR)ネットワークであり得る。いくつかの場合、ワイヤレス通信システム100は、拡張ブロードバンド通信、超高信頼(すなわち、ミッションクリティカル)通信、低レイテンシ通信、および低コストで低複雑度のデバイスとの通信をサポートし得る。一部の通信(たとえば、超高信頼性低レイテンシ通信(URLLC)パケット)の信頼性を高めるために、ワイヤレス通信システム100は、複製パケットを生成して送信するように構成され得る。そのような複製システムでは、送信デバイス(たとえば、基地局105またはUE115)はパケットを複製し得る。元のパケットおよび複製されたパケットが、受信デバイス(たとえば、基地局105またはUE115)に送信され得る。同じ情報を含む複数のパケットを送信することは、複数のパケットに含まれる情報を受信デバイスが受信する確率を高め得る。
基地局105は、1つまたは複数の基地局アンテナを介してUE115とワイヤレスに通信し得る。各基地局105は、それぞれの地理的カバレッジエリア110に通信カバレッジを提供し得る。ワイヤレス通信システム100において示される通信リンク125は、UE115から基地局105へのアップリンク送信または基地局105からUE115へのダウンリンク送信を含み得る。制御情報およびデータは、様々な技法に従ってアップリンクチャネルまたはダウンリンクチャネル上で多重化され得る。制御情報およびデータは、たとえば、時分割多重化(TDM)技法、周波数分割多重化(FDM)技法、またはハイブリッドTDM-FDM技法を使用して、ダウンリンクチャネル上で多重化され得る。いくつかの例では、ダウンリンクチャネルの送信時間間隔(TTI)の間に送信される制御情報は、異なる制御領域の間で(たとえば、共通制御領域と1つまたは複数のUE固有制御領域との間で)カスケード方式で分散され得る。
UE115は、ワイヤレス通信システム100の全体にわたって分散されることがあり、各UE115は、固定式または移動式であり得る。UE115は、移動局、加入者局、モバイルユニット、加入者ユニット、ワイヤレスユニット、リモートユニット、モバイルデバイス、ワイヤレスデバイス、ワイヤレス通信デバイス、リモートデバイス、モバイル加入者局、アクセス端末、モバイル端末、ワイヤレス端末、リモート端末、ハンドセット、ユーザエージェント、モバイルクライアント、クライアント、または何らかの他の好適な用語で呼ばれることもある。UE115はまた、携帯電話、携帯情報端末(PDA)、ワイヤレスモデム、ワイヤレス通信デバイス、ハンドヘルドデバイス、タブレットコンピュータ、ラップトップコンピュータ、コードレスフォン、パーソナル電子デバイス、ハンドヘルドデバイス、パーソナルコンピュータ、ワイヤレスローカルループ(WLL)局、Internet of Things(IoT)デバイス、Internet of Everything(IoE)デバイス、マシンタイプ通信(MTC)デバイス、機器、自動車などであり得る。
いくつかの場合、UE115はまた、(たとえば、ピアツーピア(P2P)またはデバイスツーデバイス(D2D)プロトコルを使用して)他のUEと直接通信することが可能であり得る。D2D通信を利用するUE115のグループのうちの1つまたは複数は、セルのカバレッジエリア110内にあり得る。そのようなグループの中の他のUE115は、セルのカバレッジエリア110の外にあり、またはさもなければ基地局105から送信を受信することが不可能であり得る。いくつかの場合、D2D通信を介して通信するUE115のグループは、各UE115がグループの中の他のすべてのUE115に送信する1対多(1:M)システムを利用し得る。いくつかの場合、基地局105は、D2D通信のためのリソースのスケジューリングを容易にする。他の場合には、D2D通信は、基地局105とは独立して実行される。
MTCデバイスまたはIoTデバイスなどのいくつかのUE115は、低コストまたは低複雑度のデバイスであることがあり、機械間の自動化された通信、すなわち、マシンツーマシン(M2M)通信を提供し得る。M2MまたはMTCは、人が介在することなく、デバイスが互いとまたは基地局と通信することを可能するデータ通信技術を指し得る。たとえば、M2MまたはMTCは、センサまたはメータを組み込んで情報を測定または捕捉し、その情報を利用することができる中央サーバまたはアプリケーションプログラムにその情報を中継するか、またはプログラムもしくはアプリケーションと対話する人間に情報を提示する、デバイスからの通信を指し得る。いくつかのUE115は、情報を収集するように、または機械の自動化された動作を可能にするように設計され得る。MTCデバイスの用途の例には、スマートメータリング、在庫モニタリング、水位モニタリング、機器モニタリング、医療モニタリング、野生生物モニタリング、天候および地質学的事象モニタリング、船団管理および追跡、リモートセキュリティ検知、物理的アクセス制御、ならびに取引ベースのビジネス課金がある。
いくつかの場合、MTCデバイスは、低減されたピークレートで半二重(一方向)通信を使用して動作し得る。MTCデバイスはまた、アクティブな通信に関与していないときに電力節約「ディープスリープ」モードに入るように構成され得る。いくつかの場合、MTCまたはIoTデバイスはミッションクリティカル機能をサポートするように設計されることがあり、ワイヤレス通信システムはこれらの機能のために超高信頼性通信を提供するように構成されることがある。
基地局105は、コアネットワーク130と通信し、互いと通信し得る。たとえば、基地局105は、バックホールリンク132(たとえば、S1など)を通じてコアネットワーク130とインターフェースし得る。基地局105は、バックホールリンク134(たとえば、X2など)を介して、直接または間接的に(たとえば、コアネットワーク130を通じて)のいずれかで互いと通信し得る。基地局105は、UE115との通信のための無線構成およびスケジューリングを実行し得るか、または基地局コントローラ(図示せず)の制御下で動作し得る。いくつかの例では、基地局105は、マクロセル、スモールセル、ホットスポットなどであり得る。基地局105は、evolved NodeB(eNB)105と呼ばれることもある。
基地局105は、S1インターフェースによってコアネットワーク130に接続され得る。コアネットワークはevolved packet core(EPC)であることがあり、EPCは、少なくとも1つのモビリティ管理エンティティ(MME)と、少なくとも1つのサービングゲートウェイ(S-GW)と、少なくとも1つのパケットデータネットワーク(PDN)ゲートウェイ(P-GW)とを含むことがある。MMEは、UE115とEPCとの間のシグナリングを処理する制御ノードであり得る。すべてのユーザインターネットプロトコル(IP)パケットは、それ自体がP-GWに接続され得るS-GWを通じて転送され得る。P-GWは、IPアドレス割振りならびに他の機能を提供し得る。P-GWは、ネットワーク事業者のIPサービスに接続され得る。事業者のIPサービスは、インターネット、イントラネット、IPマルチメディアサブシステム(IMS)、およびパケット交換(PS)ストリーミングサービスを含み得る。
コアネットワーク130は、ユーザ認証、アクセス許可、トラッキング、IP接続性、および他のアクセス機能、ルーティング機能、またはモビリティ機能を提供し得る。基地局105などの、ネットワークデバイスのうちの少なくともいくつかは、アクセスノードコントローラ(ANC)の例であり得る、アクセスネットワークエンティティなどの副構成要素を含み得る。各アクセスネットワークエンティティは、その各々がスマートラジオヘッド、または送受信ポイント(TRP)の一例であり得る、いくつかの他のアクセスネットワーク送信エンティティを通じて、いくつかのUE115と通信し得る。いくつかの構成では、各アクセスネットワークエンティティまたは基地局105の様々な機能が、様々なネットワークデバイス(たとえば、ラジオヘッドおよびアクセスネットワークコントローラ)にわたって分散されることがあり、または単一のネットワークデバイス(たとえば、基地局105)に統合されることがある。
ワイヤレス通信システム100は、700MHzから2600MHz(2.6GHz)までの周波数帯域を使用する極高周波(UHF)周波数領域において動作し得るが、いくつかのネットワーク(たとえば、ワイヤレスローカルエリアネットワーク(WLAN))は、4GHz程度の高い周波数を使用し得る。この領域は、波長が約1デシメートルから1メートルの長さに及ぶので、デシメートル帯域として知られていることもある。UHF波は、主に見通し線によって伝搬することがあり、建物および環境的な地物によって遮蔽されることがある。しかしながら、この波は、屋内に位置するUE115にサービスを提供するのに十分な程度に壁を貫通し得る。UHF波の送信は、スペクトルの高周波(HF)または超高周波(VHF)部分のより小さい周波数(および、より長い波)を使用する送信と比較して、より小型のアンテナおよびより短い距離(たとえば、100km未満)によって特徴付けられる。いくつかの場合には、ワイヤレス通信システム100はまた、スペクトルの極高周波(EHF)部分(たとえば、30GHzから300GHzまで)を利用し得る。この領域は、波長がほぼ1ミリメートルから1センチメートルの長さにわたるので、ミリメートル帯域と呼ばれることもある。したがって、EHFアンテナは、UHFアンテナよりもさらに小型であり、より間隔が密であり得る。いくつかの場合、このことは、UE115内の(たとえば、指向性ビームフォーミングのための)アンテナアレイの使用を容易にし得る。しかしながら、EHF送信は、UHF送信よりもさらに大きい大気減衰およびより短い距離に制約されることがある。
したがって、ワイヤレス通信システム100は、UE115と基地局105との間のミリ波(mmW)通信をサポートし得る。mmW帯域またはEHF帯域の中で動作するデバイスは、ビームフォーミングを可能にするための複数のアンテナを有し得る。すなわち、基地局105は、UE115との指向性通信のためのビームフォーミング動作を行うために、複数のアンテナまたはアンテナアレイを使用し得る。ビームフォーミング(空間フィルタリングまたは指向性送信と呼ばれることもある)とは、ターゲット受信機(たとえば、UE115)の方向にアンテナビーム全体を成形および/またはステアリングするために、送信機(たとえば、基地局105)において使用され得る信号処理技法である。これは、特定の角度における送信された信号が、強め合う干渉を受ける一方、他の角度における送信された信号が、弱め合う干渉を受けるような方法で、アンテナアレイにおける要素を組み合わせることによって達成され得る。
多入力多出力(MIMO)ワイヤレスシステムは、送信機(たとえば、基地局105)と受信機(たとえば、UE115)との間である送信方式を使用し、送信機と受信機の両方が、複数のアンテナを備える。ワイヤレス通信システム100のいくつかの部分は、ビームフォーミングを使用し得る。たとえば、基地局105は、基地局105がUE115との通信においてビームフォーミングのために使用し得るアンテナポートのいくつかの行および列を有するアンテナアレイを有し得る。信号は、異なる方向において複数回送信され得る(たとえば、各送信は、異なるようにビームフォーミングされ得る)。mmW受信機(たとえば、UE115)は、同期信号を受信しながら複数のビーム(たとえば、アンテナサブアレイ)を試行し得る。
いくつかの場合、基地局105またはUE115のアンテナは、ビームフォーミングまたはMIMO動作をサポートすることがある1つまたは複数のアンテナアレイ内に位置することがある。1つまたは複数の基地局アンテナまたはアンテナアレイは、アンテナタワーなどのアンテナアセンブリにおいて併置され得る。いくつかの場合、基地局105と関連付けられるアンテナまたはアンテナアレイは、多様な地理的位置に位置し得る。基地局105は、UE115との指向性通信のためのビームフォーミング動作を行うために、複数のアンテナまたはアンテナアレイを使用し得る。
いくつかの場合、ワイヤレス通信システム100は、階層化プロトコルスタックに従って動作するパケットベースネットワークであり得る。ユーザプレーンでは、ベアラまたはPDCPレイヤにおける通信は、IPベースであり得る。RLCレイヤは、いくつかの場合、論理チャネルを介して通信するために、パケットのセグメンテーションおよびリアセンブリを実行し得る。媒体アクセス制御(MAC)レイヤは、優先度処理と、トランスポートチャネルへの論理チャネルの多重化とを実行し得る。MACレイヤはまた、リンク効率を改善するために、ハイブリッド自動再送要求(HARQ)を使用してMACレイヤにおける再送信を行い得る。制御プレーンでは、無線リソース制御(RRC)プロトコルレイヤが、ユーザプレーンデータのための無線ベアラをサポートする、UE115とネットワークデバイス105-c、ネットワークデバイス105-b、またはコアネットワーク130との間のRRC接続の確立、構成、および保守を行い得る。物理(PHY)レイヤにおいて、トランスポートチャネルが物理チャネルにマッピングされ得る。
LTEまたはNRにおける時間間隔は、(Ts=1/30,720,000秒のサンプリング周期であり得る)基本時間単位の倍数で表され得る。時間リソースは、0から1023にわたるシステムフレーム番号(SFN)によって識別され得る、10ms(Tf=307200Ts)の長さの無線フレームに従って編成され得る。各フレームは、0から9の番号が付けられた10個の1msサブフレームを含み得る。サブフレームはさらに、2つの0.5msのスロットへと分割されることがあり、これらの各々が、6個または7個の変調シンボル期間(各シンボルの先頭に追加されるサイクリックプレフィックスの長さに依存する)を含む。サイクリックプレフィックスを除いて、各シンボルは2048個のサンプル期間を含む。いくつかの場合、サブフレームは、TTIとしても知られる最小のスケジューリング単位であり得る。他の場合には、TTIは、サブフレームよりも短いことがあり、または(たとえば、短いTTIバーストにおいて、もしくは短いTTIを使用する選択されたコンポーネントキャリアにおいて)動的に選択されることがある。
リソース要素は、1つのシンボル期間および1つのサブキャリア(たとえば、15kHz周波数範囲)からなり得る。リソースブロックは、周波数領域の中に12個の連続サブキャリアを含むことがあり、各直交周波数分割多重化(OFDM)シンボル中のノーマルサイクリックプレフィックスについて、時間領域(1スロット)の中に7つの連続OFDMシンボル、すなわち84個のリソース要素を含むことがある。各リソース要素によって搬送されるビットの数は、変調方式(各シンボル期間の間に選択され得るシンボルの構成)に依存し得る。したがって、UEが受信するリソースブロックが多いほど、また変調方式が高いほど、データレートは高くなり得る。
ワイヤレス通信システム100は、複数のセルまたはキャリア上での動作、すなわち、キャリアアグリゲーション(CA)またはマルチキャリア動作と呼ばれることがある機能をサポートし得る。キャリアは、コンポーネントキャリア(CC)、レイヤ、チャネルなどと呼ばれることもある。「キャリア」、「コンポーネントキャリア」、「セル」、および「チャネル」という用語は、本明細書で互換的に使用されることがある。UE115は、キャリアアグリゲーションのために、複数のダウンリンクCCと1つまたは複数のアップリンクCCとで構成され得る。キャリアアグリゲーションは、周波数分割複信(FDD)コンポーネントキャリアと時分割複信(TDD)コンポーネントキャリアの両方とともに使用され得る。
いくつかの場合、ワイヤレス通信システム100は、拡張コンポーネントキャリア(eCC)を利用し得る。eCCは、より広い帯域幅、より短いシンボル時間長、より短いTTI、および修正された制御チャネル構成を含む、1つまたは複数の機能によって特徴付けられ得る。いくつかの場合、eCCは、(たとえば、複数のサービングセルが準最適または非理想的なバックホールリンクを有するとき)キャリアアグリゲーション構成またはデュアル接続性構成と関連付けられ得る。eCCはまた、(2つ以上の事業者がスペクトルを使用することを許可された場合)免許不要スペクトルまたは共有スペクトルにおいて使用するために構成され得る。広い帯域幅によって特徴付けられるeCCは、全帯域幅を監視することが可能でないか、または(たとえば、電力を節約するために)限られた帯域幅を使用することを選好する、UE115によって利用され得る1つまたは複数のセグメントを含み得る。
いくつかの場合、eCCは、他のCCのシンボル時間長と比較して短縮されたシンボル時間長の使用を含み得る、他のCCとは異なるシンボル時間長を利用し得る。より短いシンボル時間長は、増大したサブキャリア間隔と関連付けられる。eCCを利用する、UE115または基地局105などの送信デバイスなどのデバイスが、低減されたシンボル時間長(たとえば、16.67マイクロ秒)で、広帯域信号(たとえば、20、40、60、80MHzなど)を送信し得る。eCC中のTTIは、1つまたは複数のシンボルからなることがある。いくつかの場合、TTI時間長(すなわち、TTIの中のシンボルの数)は可変であり得る。
共有無線周波数スペクトル帯域が、NR共有スペクトルシステムにおいて利用され得る。たとえば、NR共有スペクトルは、とりわけ、免許スペクトル、共有スペクトル、および免許不要スペクトルのあらゆる組合せを利用し得る。eCCシンボル時間長およびサブキャリア間隔の柔軟性によって、複数のスペクトルにわたるeCCの使用が可能になり得る。いくつかの例では、特にリソースの動的な垂直方向(たとえば、周波数にわたる)および水平方向(たとえば、時間にわたる)の共有によって、NR共有スペクトルは、スペクトル利用率およびスペクトル効率を高め得る。
いくつかの場合、ワイヤレスシステム100は、免許無線周波数スペクトル帯域と免許不要無線周波数スペクトル帯域の両方を使用し得る。たとえば、ワイヤレスシステム100は、5Ghz産業、科学、および医療(ISM)帯域などの免許不要帯域において、LTE License Assisted Access(LTE-LAA)もしくはLTE Unlicensed(LTE U)無線アクセス技術またはNR技術を利用し得る。免許不要無線周波数スペクトル帯域において動作するとき、基地局105およびUE115などのワイヤレスデバイスは、データを送信する前にチャネルがクリアであることを保証するためにlisten-before-talk(LBT)手順を利用し得る。いくつかの場合、免許不要帯域における動作は、免許帯域において動作するCCと連携したCA構成に基づき得る。免許不要スペクトルにおける動作は、ダウンリンク送信、アップリンク送信、または両方を含み得る。免許不要スペクトルにおける複信は、FDD、TDD、またはその両方の組合せに基づき得る。
図2は、本開示の様々な態様による、PDCPエンティティにおけるパケット複製をサポートするワイヤレス通信システム200の例を示す。いくつかの例では、ワイヤレス通信システム200は、ワイヤレス通信システム100の態様を実装し得る。複数の経路上での通信インスタンスがPDCPエンティティにおいて確立されることがあり、ワイヤレス通信システム200の中のエンティティ間のリンクの信頼性を高めるために、複製パケットが複数の経路に沿って送信されることがある。別個の経路(「レグ」と呼ばれることがある)を介した複製パケットの通信を確立する際に、PDCPエンティティは別個の経路の各インスタンスをリセットし得る。各インスタンスをリセットすることは、通信確立の間に経路のバッファに記憶されている未処理のデータパケットを廃棄することを含み得る。クリアされるデータパケットは、新しい送信のために未処理のデータまたは再送信のために未処理のデータを含み得る。各RLCインスタンスのリセットに続いて、RLCインスタンスを介した少なくとも複製パケットのパケット送信が、再確立され実施され得る。複数のレグによりデータの同じパケットを通信することによって、受信デバイスがパケットの少なくとも1つを受信する確率は高まり得る。いくつかの例では、異なる経路を使用して複製パケットを送信することは、いくつかのタイプのトラフィック(たとえば、超低レイテンシ、超高信頼性パケット)に対する送信要件をワイヤレス通信システム200が満たすことを助け得る。
ワイヤレス通信システム200は、基地局205およびUE210を含み得る。いくつかの例では、基地局205は、通信リンク215を使用してUE210と複製データを通信し得る。通信リンク215は、デフォルトレグ220と、デフォルトレグ220とは異なる複製レグ225とを含み得る。デフォルトレグ220は、情報(たとえば、メッセージ、送信)のパケットを通信するように構成されることがあり、複製レグ225は、情報の複製パケットを通信するように構成されることがある。複製パケットは元のパケットのコピーであるので、多くの事例において、複製パケットおよび元のパケットという用語は交換可能に使用され得る。図2は基地局205からUE210に複製情報が送信されることを示すが、他の例では、UE210は複製情報を基地局205に送信し得る。したがって、送信デバイスは基地局205またはUE210のいずれかであることがあり、受信デバイスは基地局205またはUE210のいずれかであることがある。ワイヤレス通信システム200は、図1を参照して説明されたワイヤレス通信システム100の例であり得る。基地局205は、図1を参照して説明された基地局105の例であり得る。UE210は、図1を参照して説明されたUE115の例であり得る。通信リンク215は、図1を参照して説明された通信リンク125の例であり得る。
送信デバイス(たとえば、図2の基地局205)は、より高次のエンティティまたはレイヤからPDCPエンティティにおいてパケットを受信し得る。いくつかの例では、そのようなパケットはIPパケットであり得る。PDCPエンティティは、複製パケットを作成するために、パケットをコピーまたは複製し得る。いくつかの事例では、複製パケットは、元のパケットの厳密なレプリカであり得る。送信デバイス(たとえば、図2の基地局205)は、2つの異なる論理チャネルを使用して、元のパケットおよび複製パケットを受信デバイス(たとえば、図2のUE210)に送信し得る。したがって、元のパケットまたは複製パケットのうちの少なくとも1つが受信デバイス(たとえば、UE210)によって受信される確率が高まり得る。
送信デバイスは、パケット複製の有効化を決定し、送信デバイスのPDCPエンティティにおいて複製パケットを作成し得る。いくつかの場合、パケット複製は、パケット複製モードの実装を指し得る。他の場合には、パケット複製は、パケット複製モードの一部としてのパケットの複製を指し得る。この決定は、RRCメッセージ、PDCP制御プロトコルデータユニット(PDU)、MAC制御要素(CE)、または制御チャネルシグナリング(たとえば、物理ダウンリンク制御チャネル(PDCCH)、物理アップリンク制御チャネル(PUCCH)など)のうちの1つまたは複数からの指示に基づき得る。いくつかの場合、RRCエンティティは、複製のためにPDCPを構成するために、パケット複製を有効化し得る。複製をサポートするために、送信デバイス(基地局またはUEのいずれかであり得る)は、複製を扱うように複数のRLCエンティティを用いて構成され得る。他の事例では、送信デバイスはデフォルトRLCエンティティをサポートし得るが、別個の送信デバイスからの別のRLCエンティティが複製のために使用され得る。いくつかの事例では、異なるRLCエンティティおよび/または関連する構造は、「レグ」と呼ばれ得る。いくつかの例では、ワイヤレス通信システム200は、主要レグに加えて1つのレグをサポートし得る(すなわち、送信デバイスは、デフォルトRLCエンティティおよび1つの追加の複製RLCエンティティを有し得る)。他の例では、ワイヤレス通信システム200は、複製のために複数の追加のレグをサポートし得る。たとえば、ワイヤレス通信システム200は、2つのレグ、3つのレグ、4つのレグ、5つのレグ、6つのレグなどを含み得る。いくつかの事例では、レグと論理チャネルの1対1のマッピングが存在する。いくつかの場合、元のパケットおよび複製コピー(または2つの複製パケット)は、同じトランスポートブロックを使用して送信されないことがある。ワイヤレス通信システム200の中のPDCPエンティティは、複数の動作モードをサポートし得る。そのような動作モードは、RLCエンティティの様々なモード(たとえば、透過モード、肯定応答済モード、否定応答済モード)と同様の原理を使用して機能し得る。いくつかの場合、異なるモードの一部として、送信デバイスは、RLCエンティティのために異なるタイプ
のベアラ(たとえば、複製モードにおける複製ベアラ)を生成し得る。複製ベアラは、通信リンク215が確立されるときに確立されることがあり、PDCPのためのサポートされる複製に少なくとも一部基づき、RRCエンティティによって構成されることがある。
PDCPエンティティは、有効化されたPDCPパケット複製によって構成される複製RLCエンティティを通じて流される複製パケットを作成するために、デフォルトRLCエンティティを介した送信のために元のパケットをコピーまたは複製し得る。いくつかの事例では、複製パケットは、元のパケットの厳密なレプリカである。送信デバイス(たとえば、図2の基地局205)は、異なる論理チャネル(すなわち、デフォルトRLCエンティティおよび複製RLCエンティティ)上で、元のパケットおよび複製パケットを受信デバイス(たとえば、図2のUE210)に送信し得る。このようにして、元のパケットまたは複製パケットのうちの少なくとも1つが受信デバイス(たとえば、UE210)によって受信される確率が高まる。PDCPエンティティは、複製パケットの送信において周波数ダイバーシティを確実にするための方法を実装するので、通信リンク215上での性能の向上を促進し得る。
いくつかの場合、送信デバイス(たとえば、図2の基地局205)におけるパケット複製の文脈のRLCインスタンスは、PDCPパケット複製無効化および/または再有効化手順の一部としてリセットされ得る。パケット複製無効化および/または再有効化手順は、RRCエンティティによって実施され得る。パケット複製無効化および/または再有効化手順は、パケット複製の文脈と関連付けられるRLCエンティティの1つまたは複数の指示パラメータまたはプロパティに基づき得る。たとえば、いくつかの場合、送信デバイス(たとえば、図2の基地局205)は、パラメータが閾値を満たすかどうかを決定し、PDCPエンティティにおけるパケット複製を有効化および/または無効化し得る。いくつかの場合、パケット複製の有効化/無効化は、リンクパラメータに基づき得る。他の場合、パケット複製の有効化/無効化は、送信されているデータのタイプに基づき得る。送信デバイスは、有効化/無効化するかどうかを決定するときに、どのリンクパラメータを使用するかを選択し得る。いくつかの場合、パケット複製無効化および/または再有効化は、送信デバイスにおけるパケット複製モードの中断または再確立と関連付けられ得る。他の場合には、パケット複製無効化および/または再有効化は、パケット複製モードの一部としてのパケットの複製の中断または開始と関連付けられ得る。
送信デバイス(たとえば、図2の基地局205)が、パケット複製が無効化されるべきであることを決定するとき、PDCPエンティティにおけるパケット複製をサポートするように以前に構成された1つまたは複数のRLCインスタンスがリセットされ得る。パケットの複製が無効化されると、複製RLCエンティティは、自身のパケットのバッファをクリアしなければならないことがある。これを行うために、廃棄手順が開始され得る。廃棄手順は、複製ベアラのためにRRCエンティティによって実施される特別な手順の一部として捉えられ得る。複製RLCエンティティにおける廃棄手順全体で、デフォルトRLCエンティティにおける通信が維持され得る。そうする際に、複製RLCエンティティにおけるパケット複製の無効化全体で、デフォルトRLCエンティティにおいてデータパケット送信が維持され得る。たとえば、ワイヤレス通信システム200は、元のデータパケットおよび複製コピーを送信するために、主要RLCエンティティに加えて1つのRLCインスタンスをサポートし得る(すなわち、送信デバイスは、デフォルトRLCエンティティおよび1つの追加の複製RLCエンティティを有し得る)。RRCエンティティによる開始されたPDCPパケット複製無効化に基づいて、複製RLCエンティティはリセットされ得る。RLCエンティティをリセットしてPDCPエンティティにおけるパケット複製の無効化を決定する際、送信デバイスは、複製RLCエンティティのバッファ内で未処理のデータを廃棄し得る。データは、新しい送信データパケットと、潜在的な送信のために複製RLCエンティティのバッファ内に以前に記憶された再送信データパケットとの両方を含み得る。複製RLCエンティティ無効化およびバッファ廃棄手順全体で、デフォルトRLCエンティティにおいてデータパケット送信が維持され得る。RLCエンティティのリセットに続いて、送信デバイスは複製RLCエンティティを介した通信を再確立し得る。いくつかの場合、複製RLCエンティティにおける通信の再確立は、送信デバイスにおけるPDCPパケット複製有効化の繰り返される開始に対応し得る。他の例では、ワイヤレス通信システム200は、複製のために複数の追加のRLCエンティティをサポートし得る。同様に、RRCエンティティによる開始されたPDCPパケット複製無効化に
基づいて、追加のRLCエンティティがリセットされ得る。
パケット複製無効化およびRLCエンティティリセットの一部として、送信デバイス(たとえば、図2の基地局205)は、RLCエンティティリセット、および/または1つまたは複数の対応するRLCエンティティ(たとえば、複製RLCエンティティ)内の記憶されているパケットの廃棄の指示として、1つまたは複数のPDUを受信デバイス(たとえば、図2のUE210)に送信し得る。1つまたは複数の複製RLCエンティティ内の記憶されているパケットの廃棄は、通信リンク215を介したデータ通信のための二次的ノード(SN: secondary node)ホールに対応し得る。結果として、受信デバイスにおける受信の効率的な取扱いを促進するために、1つまたは複数のPDUが送信デバイスによって送信され得る。1つまたは複数のPDUは、RLC制御PDU、ヘッダ内に含まれる廃棄フラグを伴うRLCデータPDU、または空のRLCペイロードを伴う(すなわち、データのない)RLCデータPDU、または組合せを含み得る。
加えて、または代わりに、送信デバイスは、パケット複製無効化と関連付けられる1つまたは複数のRLCエンティティのためのRLC再確立を実行し得る。いくつかの場合、送信デバイスは、ネットワークから受信されたタイミング閾値に従って、再確立を実施し得る。タイミング間隔の時間長はネットワークによって構成され得る。たとえば、送信デバイスは、複製RLCエンティティを介したPDCPパケット複製無効化の決定およびRRCシグナリングプロトコルを介して提供される構成された時間インスタンスの受信に続く、タイミング間隔または遅延を実装し得る。いくつかの場合、タイマーが満了したことを決定すると、送信デバイスは、PDCPエンティティにおけるパケット複製のために以前に構成されたRLCエンティティにおけるRLC再確立を実行し得る。他の場合には、送信デバイスは、RLCエンティティ再確立のためのネットワークから追加の指示を受信し得る。接続再確立の指示(たとえば、タイマーの満了、指示の受信)に基づいて、送信デバイスは、以前のパケット複製の文脈のRLCエンティティを再確立し得る。パケット複製の文脈のRLCエンティティの再確立は、対応するRLCエンティティの各々におけるデータ通信を確立することを含み得る。通信の再確立に続いて、再確立されたRLCエンティティの各々がデータ送信および/または受信を実行し得る。いくつかの場合、RLCエンティティの再確立は、再確立と関連付けられるRLCエンティティの各々を介した複製されたパケット送信を含む、PDCPパケット複製有効化の開始を含み得る。したがって、RLCエンティティは、PDCPパケット複製手順の一部としてパケットデータ送信を協調させ得る。
送信デバイス(たとえば、図2の基地局205)が、PDCPパケット複製の再有効化を決定するとき、PDCPエンティティにおける複製をサポートするように以前に構成された1つまたは複数のRLCインスタンスがリセットされ得る。送信デバイスは、RRCメッセージ、PDCP制御PDU、MAC CE、または制御チャネルシグナリング(たとえば、PDCCH、PUCCHなど)を介した受信されたネットワーク指示に従って、パケット複製再有効化を決定し得る。たとえば、ワイヤレス通信システム200は、元のデータパケットおよび複製コピーを送信するために、主要RLCエンティティに加えて1つのRLCインスタンスをサポートし得る(すなわち、送信デバイスは、デフォルトRLCエンティティおよび1つの追加の複製RLCエンティティを有し得る)。1つまたは複数のネットワーク指示に応答して、PDCPパケット複製がRRCエンティティによって送信デバイスにおいて再有効化されることがあり、複製RLCエンティティがリセットされることがある。複製RLCエンティティをリセットしてPDCPエンティティにおけるパケット複製の再有効化を決定する際、送信デバイスは、パケット複製再確立の際に複製RLCエンティティのバッファ内で未処理のデータを廃棄し得る。データは、新しい送信データパケットと、潜在的な送信のために複製RLCエンティティのバッファ内に以前に記憶された再送信データパケットとの両方を含み得る。複製RLCエンティティにおける廃棄手順全体で、デフォルトRLCエンティティにおける通信が維持され得る。そうする際に、複製RLCエンティティにおけるパケット複製の無効化全体で、デフォルトRLCエンティティにおいてデータパケット送信が維持され得る。他の例では、ワイヤレス通信システム200は、複製のために複数の追加のRLCエンティティをサポートし得る。同様に、RRCエンティティによる開始されたPDCPパケット複製再有効化に基づいて、追加のRLCエンティティがリセットされ得る。いくつかの例では、送信デバイスによる決定は、PDCPエンティティからの指示に基づき得る。他の例では、送信デバイスによる決定は、送信デバイスにおけるPDCPパケット複製の現在のステータスに基づき得る。すなわち、送信デバイスは、PDCPパケット複製がPDCPエンティティに対して現在有効であるという決定に基づいて、パケット複製のためのRLCエンティティの再有効化およびリセットを決定し得る。
パケット複製再有効化およびRLCエンティティリセットの一部として、送信デバイス(たとえば、図2の基地局205)は、RLCエンティティリセット、および1つまたは複数の対応するRLCエンティティ内の記憶されているパケットの廃棄の指示として、1つまたは複数のPDUを受信デバイス(たとえば、図2のUE210)に送信し得る。1つまたは複数の複製RLCエンティティ内の記憶されているパケットの廃棄は、通信リンク215を介したデータ通信のためのSNホールに対応し得る。結果として、受信デバイスにおける受信の効率的な取扱いを促進するために、1つまたは複数のPDUが送信デバイスによって送信され得る。1つまたは複数のPDUは、RLC制御PDU、ヘッダ内に含まれる廃棄フラグを伴うRLCデータPDU、または空のRLCペイロードを伴う(すなわち、データのない)RLCデータPDU、または組合せを含み得る。
送信デバイスのPDCPエンティティにおけるパケット複製の再有効化に続いて、送信デバイスは、パケット複製再有効化手順と関連付けられる1つまたは複数のRLCエンティティのためにRLC再確立を実行し得る。送信デバイスは、PDCPパケット複製がPDCPエンティティに対して現在有効である、または再有効化されているという決定に基づいて、RLC再確立を実施し得る。他の場合には、送信デバイスは、RLCエンティティ再確立のためのネットワークから追加の指示を受信し得る。接続再確立の指示に基づいて、送信デバイスは、以前のパケット複製の文脈のRLCエンティティを再確立し得る。パケット複製の文脈のRLCエンティティの再確立は、対応するRLCエンティティの各々におけるデータ通信を確立することを含み得る。いくつかの場合、RLCエンティティの再確立は、再確立と関連付けられるRLCエンティティの各々を介した複製されたパケット送信を含む、PDCPパケット複製有効化の開始を含み得る。したがって、RLCエンティティは、PDCPパケット複製手順の一部としてパケットデータ送信を協調させ得る。
図3Aおよび図3Bは、本開示の様々な態様による、PDCPエンティティにおけるパケット複製をサポートするプロトコルスタック305、310の例を示す。いくつかの例では、プロトコルスタック305、310は、ワイヤレス通信システム100の態様を実装し得る。パケット複製は、キャリアアグリゲーションまたはデュアル接続とともに実装され得る。パケット複製の具体的な手順は、複製パケットを通信するためにキャリアアグリゲーションが使用されているかデュアル接続が使用されているかに基づいて異なり得る。図3Aは、キャリアアグリゲーションにおけるパケット複製のために使用されるプロトコルスタック305を示す。図3Bは、デュアル接続におけるパケット複製のために使用されるプロトコルスタック310を示す。
キャリアアグリゲーションの場合、パケットを複製するためのプロトコルスタック305は、PDCPエンティティ315、デフォルトRLCエンティティ320、二次的RLCエンティティ325、MACエンティティ330、および1つまたは複数のコンポーネントキャリア335、340を含み得る。いくつかの例では、プロトコルスタック305は、任意の数のRLCエンティティ(たとえば、2つ、3つ、4つ、5つ、6つ)を含み得る。キャリアアグリゲーションでは、プロトコルスタック305は、2つ以上のRLCエンティティにサービスする単一のMACエンティティを含み得る。したがって、ワイヤレス通信システムは、複数のRLCエンティティ320、325をMACレイヤが扱うことを可能にするために、追加のデータおよび/または追加のシグナリングを含み得る。
複製されるパケットの周波数ダイバーシティを確実にするために、送信デバイスは、異なるコンポーネントキャリア上で複製されたパケットを送信し得る。たとえば、送信デバイスは、第1のコンポーネントキャリア上で元のパケットを送信することができ、第1のコンポーネントキャリアとは異なる第2のコンポーネントキャリア上で複製されたパケットを送信することができる。いくつかの場合、各RLCエンティティ(たとえば、RLCエンティティ320および325)は、異なるコンポーネントキャリア(たとえば、コンポーネントキャリア335および340)またはコンポーネントキャリアの異なるセットにマッピングされ得る。そのようなマッピングは、複製されたパケットが異なる無線周波スペクトル帯域を使用して送信されることを確実にし得る。いくつかの例では、RLCエンティティ320、325をそれらのそれぞれのコンポーネントキャリア335、340にマッピングするために、RRCシグナリングが使用され得る。そのようなシグナリングは、各RLCエンティティのための識別子を示すデータと、利用可能なコンポーネントキャリアのリストを示すデータとを含み得る。
キャリアアグリゲーションのいくつかの例では、RLCエンティティ320、325は、異なるトランスポートブロック上でそれらのそれぞれのパケットを送信するように構成され得る。そのような例では、リンク制御プロトコルが、所与のトランスポートブロックの中の同じリソースブロックのために単一のパケット(元のパケットまたは複製パケットのいずれか)を多重化し得る。いくつかの場合、リンク制御プロトコルは、多重化およびアセンブリの時にこれらの機能を実行し得る。
デュアル接続は、通信リンクの性能を上げるためにUEが異なる基地局(たとえば、主基地局(Master Base Station)350および二次的基地局(Secondary Base Station)355)からデータを同時に受信することを可能にする。デュアル接続の場合、パケットを複製するためのプロトコルスタック310は、主基地局350と関連付けられるPDCPエンティティ360、第1のRLCエンティティ365、または第1のMACエンティティ370のうちの少なくとも1つと、二次的基地局355と関連付けられる第2のRLCエンティティ375および第2のMACエンティティ380とを含み得る。デュアル接続では、主基地局350と関連付けられるPDCPエンティティ360は、より高次のエンティティまたはレイヤから元のパケットを受信することができ、複製されたパケットを作成するために元のパケットを複製することができる。PDCPエンティティ360は、元のパケットを第1のRLCエンティティ365に転送し、複製されたパケットを二次的基地局355と関連付けられる第2のRLCエンティティ375に転送し得る。パケットを複製するためのデュアル接続の事例は、アップリンクの文脈またはダウンリンクの文脈のいずれかにおいて実装され得る。したがって、デュアル接続に関して論じられるエンティティは、文脈および通信に応じて、基地局またはUEの一部であり得る。いくつかの例では、基地局はgNBと呼ばれ得る。
図4は、本開示の様々な態様による、PDCPエンティティにおけるパケット複製をサポートする通信方式400の例を示す。いくつかの例では、通信方式400は、ワイヤレス通信システム100の態様を実装し得る。通信方式400は、送信デバイス405によって実行されるパケット複製の例を示す。送信デバイス405は、送信されているコピーされたパケットのセットのうちの少なくとも1つのパケットを受信デバイス410が受信する確率を高めるために、複製情報または複製パケットを受信デバイス410に送信することを望むことがある。送信デバイス405は通信ネットワークの中の任意のエンティティまたはデバイスであることがあり、受信デバイス410は通信ネットワークの中の任意のエンティティまたは受信デバイスであることがある。たとえば、アップリンクの文脈では、送信デバイス405はUE(たとえば、UE115、210)であることがあり、受信デバイス410は基地局(たとえば、基地局105、205)であることがある。ダウンリンクの文脈では、送信デバイス405は基地局(たとえば、基地局105、205)であることがあり、受信デバイス410はUE(たとえば、UE115、210)であることがある。他の文脈では、送信デバイス405および受信デバイス410は、通信ネットワークの中のエンティティまたはデバイスの任意の組合せであり得る。
ブロック415において、送信デバイス405は複製ベアラを確立し得る。複製ベアラを確立するとき、送信デバイス405は、複製パケットを受信デバイス410に搬送するために1つまたは複数の追加のRLCエンティティを生成し得る。そのようなRLCエンティティは、パケットがそれを通って移動し得る論理チャネルまたはレグを形成し得る。いくつかの例では、ワイヤレス通信システム200は、主要レグに加えて1つのレグをサポートし得る(すなわち、送信デバイス405は、デフォルトRLCエンティティおよび1つの追加の複製RLCエンティティを有し得る)。他の例では、ワイヤレス通信システム200は、複製のために複数の追加のレグをサポートし得る。そのような論理チャネルまたはレグは、パケットを通信するために送信デバイス405によって通常使用されるデフォルトの論理チャネルまたはレグとは異なり得る。複製パケットを送信しないとき、送信デバイス405のPDCPエンティティが、パケットをRLCエンティティに転送し得る。パケットを複製するとき、送信デバイス405のPDCPエンティティが、パケットの各コピーを異なるRLCエンティティに転送し得る。この種類の転送を扱うために、送信デバイス405は複製ベアラを確立し得る。複製ベアラを確立するとき、送信デバイス405は任意の数のRLCエンティティを生成し得る。確立されるRLCエンティティの数は、元のパケットから生成されている複製パケットの数に基づき得る。複製ベアラは、送信デバイス405と受信デバイス410との間の通信リンクが確立されるときに確立され得る。いくつかの例では、複製ベアラは、送信デバイス405のPDCPエンティティが複製モードに入るときに確立され得る。
ブロック420において、送信デバイス405は、より高次のレイヤから元のパケットを受信し得る。いくつかの例では、元のパケットは、IPレイヤから受信されたインターネットプロトコル(IP)パケットである。他の例では、元のパケットはRRCエンティティから受信され得る。
ブロック425において、送信デバイス405は、送信デバイス405のPDCPエンティティが複製パケットを活動的に生成して受信デバイス410に送信しているかどうかを決定し得る。送信デバイス405は、ある条件のもとでパケットを普通に(すなわち、複製なしで)受信デバイス410に送信し、他の条件のもとで複製パケットを受信デバイス410に送信するように構成され得る。すなわち、送信デバイス405は、生成されたRLCエンティティを介した複製パケット送信のために、PDCPエンティティにおいてパケット複製がいつ有効であり得るか、または無効であり得るかを決定し得る。
いくつかの場合、送信デバイス405は、PDCPパケット複製有効化および/または無効化手順の一部として、パケット複製の文脈のRLCインスタンスをリセットし得る。パケット複製有効化および/または無効化手順は、RRCエンティティによって実施され得る。パケット複製有効化および/または無効化手順は、パケット複製の文脈と関連付けられるRLCエンティティの1つまたは複数の指示パラメータまたはプロパティに基づき得る。加えて、パケット複製有効化および/または無効化は、ネットワークによって確立されるような、送信デバイス405の構成可能な文脈に基づいて実施され得る。複製RLCエンティティをリセットしてPDCPエンティティにおけるパケット複製の有効化および/または無効化を決定する際、送信デバイス405は、複製RLCエンティティのバッファ内で未処理のデータを廃棄し得る。データは、新しい送信データパケットと、潜在的な送信のために複製RLCエンティティのバッファ内に以前に記憶された再送信データパケットとの両方を含み得る。いくつかの場合、複製RLCエンティティのバッファは、パケット複製が無効化されるとクリアされ得る。他の場合には、複製RLCエンティティのバッファは、パケット複製が有効化または再有効化されるとクリアされ得る。複製RLCエンティティのバッファの中の記憶されているデータのクリアの間、デフォルトRLCエンティティにおける通信が維持され得る。そうする際に、パケット複製有効化および/または無効化の間に、デフォルトRLCエンティティにおいてデータパケット送信が維持され得る。
RLCエンティティリセットの一部として、送信デバイス405は、RLCエンティティリセット、および1つまたは複数の対応するRLCエンティティ内の記憶されているパケットの廃棄のシグナリング指示として、1つまたは複数のPDUを受信デバイス410に送信し得る。1つまたは複数の複製RLCエンティティ内の記憶されているパケットの廃棄は、確立された通信リンクを介したデータ通信のためのSNホールに対応し得る。結果として、受信デバイスにおける受信の効率的な取扱いを促進するために、1つまたは複数のPDUが送信デバイス405によって送信され得る。1つまたは複数のPDUは、RLC制御PDU、ヘッダ内に含まれる廃棄フラグを伴うRLCデータPDU、または空のRLCペイロードを伴う(すなわち、データのない)RLCデータPDU、または組合せを含み得る。
パケットを選択的に複製することは様々な方法で実施され得る。いくつかの場合、送信デバイス405は、静的な構成に基づいてパケットの複製を有効化または無効化し得る。静的な構成では、ネットワークは、RRCシグナリングを使用してパケットの複製を有効にし、および/または無効にし得る。静的な構成では、送信デバイス405のPDCPエンティティが複製モードにあるとき、パケットの複製が実行され得る。対照的に、送信デバイス405のPDCPエンティティが複製モードにないとき、送信デバイス405はパケットを複製しないことがある。静的な構成では、RRCシグナリングはPDCPエンティティの複製モードを有効化または無効化することができ、そしてPDCPエンティティの複製モードが、パケットが複製されるかどうかを決定する。
いくつかの場合、送信デバイス405は、動的な構成に基づいてパケットの複製を有効化または無効化し得る。動的な構成では、送信デバイス405のPDCPエンティティが複製モードにあるとき、送信デバイス405は1つまたは複数の条件に基づいてパケットを選択的に複製し得る。たとえば、複製モードにおいて、送信デバイス405は、リンク条件を測定することによって、または、通信されているデータのタイプを検査することによって、ある条件が存在するかどうかを決定し得る。正しい条件が識別される場合、送信デバイス405はパケットの複製を有効化し得る。他の条件が識別される場合、送信デバイス405はパケットの複製を無効化し得る。パケットを複製するかどうかを動的に決定するための条件は、測定されたリンク条件または送信されているデータのタイプに基づき得る。そのような動的な構成では、複製モードは、パケットの複製を有効化または無効化するための枠組みを提供することがあり、一方で静的な構成では、送信が複製モードにあるときには常にパケットが複製されることがある。パケット複製が複製モードの動的な構成の間に有効であるかどうかを追跡するために、送信デバイス405は、複製ステータスと呼ばれることがある有効化ステータスを維持し得る。様々な有効化条件および/または無効化条件が満たされると、送信デバイスは有効化ステータスを変更し得る。いくつかの例では、有効化ステータスは、パケット複製が有効であるか否かを示す単一のビットまたは単一のシンボルであり得る。いくつかの例では、送信デバイス405は、有効化閾値が満たされることまたは無効化閾値が満たされることに基づいて、有効化ステータスを修正し得る。
いくつかの例では、リンク条件が閾値を下回る場合、送信デバイス405はパケットの複製を開始し得る。送信デバイス405は、関連するリンクパラメータをローカルに測定し得る。いくつかの場合、送信デバイス405は、通信ネットワークの他のデバイスから関連するリンクパラメータを示すデータを受信し得る。送信デバイス405によって特定され得るリンクパラメータは少なくとも、デフォルトRLCエンティティと関連付けられるパケット損失率、1つまたは複数の二次的RLCエンティティと関連付けられるパケット損失率、デフォルトRLCエンティティと関連付けられるデータレート、1つまたは複数の二次的RLCエンティティと関連付けられるデータレート、デフォルトRLCエンティティと関連付けられるチャネル品質インジケータ、1つまたは複数の二次的RLCエンティティと関連付けられるチャネル品質インジケータ、アプリケーションパケットタイプ、デフォルトRLCエンティティと関連付けられるトランスポートブロックサイズ、1つまたは複数の二次的RLCエンティティと関連付けられるトランスポートブロックサイズ、または組合せであり得る。
いくつかの例では、送信デバイス405は、通信されているトラフィックのタイプに基づいてパケットの複製を有効化または無効化し得る。異なるタイプのトラフィックは、通信ネットワークによる異なる性能を必要とすることがある。たとえば、一部のトラフィックは、トラフィックがある長さの時間で受信されるという要件を含むことがあり(たとえば、低レイテンシトラフィック)、一部のトラフィックは、トラフィックがある信頼性で受信されるという要件を含むことがあり(たとえば、超高信頼性トラフィック)、他の要件が存在することがあり、またはこれらの組合せである(たとえば、超高信頼性低レイテンシ通信)。いくつかの事例では、送信デバイス405は、元のパケットがURLLCトラフィックであることを決定し得る。送信デバイス405は、元のトラフィックがURLLCであることに基づいて元のパケットを複製し得る。送信デバイス405は、元のパケットのコピーまたは元のパケット自体のうちの少なくとも1つが受信デバイス410によって受信される確率を高めるために、元のパケットを複製し得る。したがって、URLLC情報がその要件内で受信される確率は、パケットの複製がない場合より高いことがある。
ブロック430において、送信デバイス405は、1つまたは複数の複製パケットを作成するために元のパケットを複製し得る。送信デバイス405のPDCPエンティティは、固定された数の複製パケット(たとえば、1つ、2つ、3つ、4つ、5つ、6つなど)を生成するように構成され得る。元のパケットおよび1つまたは複数の複製パケットは一緒に、コピーされたパケットのセットと呼ばれ得る。いくつかの例では、作成される複製パケットの数は、複製モードにおいてサポートされるRLCエンティティの数に基づき得る。いくつかの例では、送信デバイス405のPDCPエンティティは、デフォルトRLCエンティティおよび1つの追加のRLCエンティティをサポートし得るので、コピーされるパケットのセットは、元のパケットおよび1つの複製パケットという2つのパケットを含み得る。
ブロック435において、送信デバイス405は、コピーされたパケットのセットの中の各パケットを異なるRLCエンティティに転送し得る。したがって、コピーされたパケットのセットの中の各パケットは、異なる論理チャネルまたは異なるレグを使用して受信デバイス410に通信され得る。たとえば、送信デバイス405は、元のパケットをデフォルトRLCエンティティに転送し、複製パケットを追加のRLCエンティティに転送することがあり、またはこの逆であることがある。
送信デバイス405は、元のパケット440と1つまたは複数の複製パケット445の両方を受信デバイス410に送信し得る。いくつかの例では、パケット440、445の送信は、異なるトランスポートブロックを使用して行われ得る。いくつかの例では、パケット440、445の送信は、異なる無線周波スペクトル帯域を使用して行われ得る。パケット440、445の送信は、キャリアアグリゲーション手順またはデュアル接続手順を使用して送信され得る。いくつかの例では、パケット440、445の一部の送信が、1つまたは複数の手順に基づいて遅らされ、または取り消されることがある。
図5は、本開示の様々な態様による、PDCPエンティティにおけるパケット複製をサポートする通信方式500の例を示す。いくつかの例では、通信方式500は、ワイヤレス通信システム100の態様を実装し得る。通信方式500は、通信リンクのためのパケットの複製を確立する例を示す。通信ネットワークの中のすべてのデバイスがパケットの複製をサポートするとは限らないことがある。パケットの複製を確立するための手順は、デバイスにおけるそのような違いを考慮することがあり、かつ/または、複製ベアラを確立するように構成されることがある。通信方式500は、図4を参照して説明された通信方式400とともに使用され得る。通信方式500は、基地局505とUE510との間で実装され得る。基地局505は、図1および図2を参照して説明された基地局105、205の例、または図4を参照して説明された送信デバイス405もしくは受信デバイス410の例であり得る。UE510は、図1および図2を参照して説明されたUE115、210、または図4を参照して説明された送信デバイス405もしくは受信デバイス410の例であり得る。
ブロック515において、基地局505およびUE510は、それぞれのデバイスの能力の指示を交換し得る。たとえば、基地局505およびUE510は、基地局505およびUE510がパケットを複製することが可能であるかどうかを示し得る。いくつかの例では、パケットを複製するための能力は、制御シグナリングにおいてベアラタイプとして示され得る。いくつかの例では、パケットを複製するための能力は、制御シグナリングにおいてPDCPモードとして示され得る。いくつかの例では、パケットを複製するための能力は、RRCによって示され得る。
ブロック520において、基地局505は、複製手順が通信リンクの一部である一方のデバイスによってサポートされるか両方のデバイスによってサポートされるかを決定し得る。基地局505とUE510の両方が複製パケットを送信および/または受信することが可能である場合、基地局505はある機能を実行することができる。UE510がパケットを複製することが可能ではない場合、基地局505は、UE510が複製モードに入ることを可能にすることに関するある機能を実行しないことがある。基地局505がパケットを複製することが可能ではない場合、複製ベアラが適切に確立されないことがあるので、いくつかの状況では複製パケットが送信または受信されないことがある。いくつかの状況では、複製パケットは、パケットを複製できないエンティティまたはデバイスに送信され得る。これらの状況では、そのエンティティまたはデバイスは、受信されたパケットを普通に処理することができる。いくつかの状況では、複製パケットは、複製パケットを送信および/または受信する能力を含むデバイスだけに送信され得る。この決定に基づいて、基地局505は、UE510との、パケットの複製をサポートする通信リンクを確立し得る。
ブロック525において、基地局505は、パケットの複製と関連付けられるRLCエンティティを決定し得る。RLCエンティティを決定することの一部として、基地局505は、どのRLCエンティティがデフォルトRLCエンティティであるかを決定し得る。パケットの複製が無効化されているとき、送信デバイスのPDCPエンティティはそれでも、パケットをデフォルトRLCエンティティに転送し得る。事実上、デフォルトRLCエンティティは、パケットが複製されないときでも有効なままであるRLCエンティティである。残りのRLCエンティティは、送信デバイスがパケットを複製しているかどうかに基づいて、有効にされ、または無効にされ得る。
基地局505は、1つまたは複数の様々なリンク識別子、リンクパラメータ、RLCエンティティ識別子、RLCエンティティパラメータ、状態変数、デフォルトRLCエンティティ、または組合せを示す、指示530をUE510に送信し得る。いくつかの例では、デフォルトRLCエンティティまたは追加のRLCエンティティは、RLCチャネルIDを使用して(たとえば、キャリアアグリゲーションの場合)示され得る。いくつかの例では、デフォルトRLCエンティティまたは追加のRLCエンティティは、主要セルグループ(MCG: master cell group)または二次的セルグループ(SCG: secondary cell group)のための指示を使用して(たとえば、デュアル接続の場合)示され得る。いくつかの例では、デフォルトRLCエンティティまたは追加のRLCエンティティは、デュアル接続の場合、ul-DataSplitDRB-ViaSCGを使用して示され得る。いくつかの例では、デフォルトRLCエンティティまたは追加のRLCエンティティは、リンクIDとして示され得る。
いくつかの例では、指示530は、デフォルトの複製有効化ステータスを示し得る。たとえば、基地局505は、UEがパケットを複製すべきであることをデフォルトステータスとして示し得る。他の例では、基地局505は、UEがパケットを複製すべきではないことをデフォルトステータスとして示し得る。いくつかの事例では、指示530は、パケットの複製が有効であるべきか無効であるべきかを表す単一の桁またはブーリアン値を含み得る。指示530は、UE510のPDCPエンティティがある複製モードにおいて動作すべきであることを示し得る(たとえば、静的な構成)。指示530は、UE510のPDCPエンティティがある複製モードにおいて動作すべきであることとパケットの複製のステータスとを示し得る(たとえば、動的な構成)。いくつかの事例では、指示530に関して説明される情報および決定は、基地局505ならびにUE510にも適用され得る。
ブロック535において、基地局505は、複製パケットが基地局505とUE510との間でどのように送信されるべきかを決定し得る。たとえば、基地局505は、複製パケットがキャリアアグリゲーション手順を使用して通信されるべきであるかどうか、または複製パケットがデュアル接続を使用して通信されるべきであるかどうか、または複製パケットが他のタイプの手順を使用して通信されるべきであるかどうかを決定し得る。いくつかの例では、基地局505は、複製モードの静的な構成を使用するか、または複製モードの動的な構成を使用するかを決定し得る。
ブロック540において、キャリアアグリゲーションが使用されているとき、基地局505は、RLCエンティティをキャリアアグリゲーションにおけるコンポーネントキャリアにマッピングし得る。いくつかの場合、各RLCエンティティは、固有のコンポーネントキャリアまたはコンポーネントキャリアの固有のセットにマッピングされ得る。これらの場合、各RLCエンティティ/コンポーネントキャリアのペアは、別のRLCエンティティ/コンポーネントキャリアのペアとは相互に排他的である。したがって、コピーされるパケットのセットがキャリアアグリゲーションを使用して送信されるとき、コピーされるパケットのセットの各パケットは、異なる周波数リソースを使用して送信され得る。そのような構成は、送信されるパケットの周波数ダイバーシティを確実にし得る。
いくつかの例では、基地局505は、MACトランスポートブロックがMACエンティティにおいてパケットを送信するために使用され得るかどうかを決定し得る。いくつかの場合、この決定はRLC-CCマッピング規則に基づき得る。いくつかの場合、この決定は、パケットの複製が同じトランスポートブロック上で送信されたかどうかに基づき得る。いくつかの場合、この決定は、相手の論理チャネル(たとえば、同じ複製ベアラのために構成された他のRLCエンティティ)からのデータが同じトランスポートブロックにおいて多重化されているかどうかに基づき得る。
基地局505は、マッピング指示545をUE510に送信し得る。マッピング指示545は、どのコンポーネントキャリア(またはコンポーネントキャリアのセット)がどのRLCエンティティと関連付けられるかを示し得る。いくつかの例では、マッピング指示545は、RLCエンティティIDおよびコンポーネントキャリアグループを含むフォーマットでシグナリングされ得る。いくつかの例では、コンポーネントキャリアグループはリストとして表され得る。いくつかの例では、コンポーネントキャリアグループはコンポーネントキャリアグループ(CCG)IDとして表され得る。いくつかの例では、CCG IDからCCへのマッピングが事前に構成され得る。
ブロック550において、基地局505は、パケットの複製を有効化するための条件を決定し得る。いくつかの例では、静的な構成が使用されるか動的な構成が使用されるかにかかわらず、基地局505は、パケットがいつ複製されるべきであるか、およびパケットがいつ複製されるべきではないかを決定し得る。基地局505が複製を指示するとき(たとえば、静的な構成、または動的な構成におけるダウンリンクの場合)、基地局505は、パラメータが閾値を満たすかどうかを決定し得る。基地局505は、この決定に基づいてパケット複製を有効化または無効化し得る。いくつかの場合、パケット複製の有効化または無効化は、リンクパラメータに基づき得る。他の場合、パケット複製の有効化または無効化は、送信されているデータのタイプに基づき得る。基地局505は、有効化または無効化するかどうかを決定するときに、どのリンクパラメータを使用するかを選択し得る。リンクパラメータは、デフォルトRLCエンティティと関連付けられるパケット損失率、1つまたは複数の二次的RLCエンティティと関連付けられるパケット損失率、デフォルトRLCエンティティと関連付けられるデータレート、1つまたは複数の二次的RLCエンティティと関連付けられるデータレート、デフォルトRLCエンティティと関連付けられるチャネル品質インジケータ、1つまたは複数の二次的RLCエンティティと関連付けられるチャネル品質インジケータ、アプリケーションパケットタイプ、デフォルトRLCエンティティと関連付けられるトランスポートブロックサイズ、1つまたは複数の二次的RLCエンティティと関連付けられるトランスポートブロックサイズ、または組合せのうちの1つまたは複数を含み得る。
基地局505は、基地局505および/またはUE510のいずれかのPDCPエンティティにおいて複製モードを有効化または無効化するために、特定されたパラメータおよび特定された閾値を使用し得る(たとえば、静的な構成)。他の例では、基地局505は、すでに複製モードで動作しているデバイス(たとえば、基地局505および/またはUE510)のためのPDCPエンティティにおいてパケット複製を有効化または無効化するために、特定されたパラメータおよび特定された閾値を使用し得る(たとえば、動的な構成)。
いくつかの場合、基地局505は、PDCPパケット複製有効化および/または無効化手順の一部として、パケット複製の文脈のRLCインスタンスをリセットし得る。パケット複製有効化および/または無効化手順は、RRCエンティティによって実施され得る。パケット複製有効化および/または無効化手順は、パケット複製の文脈と関連付けられるRLCエンティティの1つまたは複数の指示パラメータまたはプロパティに基づき得る。加えて、パケット複製有効化および/または無効化は、ネットワークによって確立されるような、基地局505の構成可能な文脈に基づいて実施され得る。複製RLCエンティティをリセットしてPDCPエンティティにおけるパケット複製の有効化および/または無効化を決定する際、基地局505は、複製RLCエンティティのバッファ内で未処理のデータを廃棄し得る。データは、新しい送信データパケットと、潜在的な送信のために複製RLCエンティティのバッファ内に以前に記憶された再送信データパケットとの両方を含み得る。
RLCエンティティリセットの一部として、基地局505は、RLCエンティティリセット、および1つまたは複数の対応するRLCエンティティ内の記憶されているパケットの廃棄のシグナリング指示として、1つまたは複数のPDUをUE510に送信し得る。1つまたは複数の複製RLCエンティティ内の記憶されているパケットの廃棄は、確立された通信リンクを介したデータ通信のためのSNホールに対応し得る。結果として、受信デバイスにおける受信の効率的な取扱いを促進するために、1つまたは複数のPDUが基地局505によって送信され得る。1つまたは複数のPDUは、条件指示555の一部として送信され得る。1つまたは複数のPDUは、RLC制御PDU、ヘッダ内に含まれる廃棄フラグを伴うRLCデータPDU、または空のRLCペイロードを伴う(すなわち、データのない)RLCデータPDU、または組合せを含み得る。
基地局505のPDCPエンティティにおけるパケット複製の有効化/無効化に続いて、基地局505は、パケット複製再有効化手順と関連付けられる1つまたは複数のRLCエンティティのためにRLC再確立を実行し得る。パケット複製無効化の場合、基地局505は、ネットワークから受信されたタイミング閾値に従って、再確立を実施し得る。タイミング間隔の時間長はネットワークによって構成され得る。たとえば、基地局505は、複製RLCエンティティを介したPDCPパケット複製無効化の決定およびRRCシグナリングプロトコルを介して提供される構成された時間インスタンスの受信に続く、タイミング間隔または遅延を実装し得る。いくつかの場合、タイマーが満了したことを決定すると、基地局505は、PDCPエンティティにおけるパケット複製のために以前に構成されたRLCエンティティにおけるRLC再確立を実行し得る。他の場合には、基地局505は、RLCエンティティ再確立のためのネットワークからの追加の指示を受信し得る。接続再確立の指示(たとえば、タイマーの満了、指示の受信)に基づいて、基地局505は、以前のパケット複製の文脈のRLCエンティティを再確立し得る。パケット複製有効化の場合、基地局505は、PDCPパケット複製がPDCPエンティティに対して現在有効である、または再有効化されているという決定に基づいて、RLC再確立を実施し得る。他の場合には、基地局505は、RLCエンティティ再確立のためのネットワークからの追加の指示を受信し得る。接続再確立の指示に基づいて、基地局505は、以前のパケット複製の文脈のRLCエンティティを再確立し得る。パケット複製の文脈のRLCエンティティの再確立は、対応するRLCエンティティの各々におけるデータ通信を確立することを含み得る。基地局505のRLCエンティティは次いで、UE510に対応する確立されたデータ接続に関連してデータパケット送信および/または受信を実行し得る。いくつかの場合、RLCエンティティの再確立は、再確立と関連付けられるRLCエンティティの各々を介した複製されたパケット送信を含む、PDCPパケット複製有効化の開始を含み得る。したがって、基地局505のRLCエンティティは、PDCPパケット複製手順の一部として複製パケットデータ送信を協調させ得る。
いくつかの動的な構成では、基地局505は、条件指示555をUE510に送信し得る。条件指示555は、パケットの複製を有効化もしくは無効化するために使用されるべきパラメータの指示、ならびに/または、特定されたパラメータと関連付けられる有効化閾値および/もしくは無効化閾値を含み得る。条件指示555はさらに、RLCエンティティリセットの1つまたは複数のPDU指示と、基地局505における通信のために確立される1つまたは複数の対応するRLCエンティティ内の記憶されているパケットの廃棄とを含み得る。条件指示555の情報を使用して、UE510は、パケットの複製を有効化するか無効化するかをローカルに決定することができる(たとえば、動的な構成において)。いくつかの例では、UE510は、基地局505から受信される有効化閾値または無効化閾値をパラメータが満たすことに基づいて、現在のパケット複製ステータスを決定し得る。いくつかの例では、UE510は、接続確立の間に受信されるデフォルトの有効化ステータス指示に基づいて、現在のパケット複製ステータスを決定し得る。いくつかの例では、UE510は、基地局505から受信される現在のパケット複製ステータス指示に基づいて、現在のパケット複製ステータスを決定し得る。
基地局505およびUE510は、2つのデバイスの間に通信リンクが存在する間、複製制御信号560を交換し得る。そのような複製制御信号560は、複製モード、パケットの複製、または組合せを、有効化または無効化するために使用され得る。複製制御信号560は、複製ベアラを維持するために使用され得る。複製制御信号560は、通信リンクが有効である間、複製ベアラおよび/または他の関連する特徴を調整するために使用され得る。
いくつかの例では、基地局505およびUE510は、2つのエンティティ間の通信リンクを再構成し得る。そのような再構成では、複製のサポートは、本明細書で説明される技法のいくつかを使用することでも再構成され得る。
図6Aおよび図6Bは、本開示の様々な態様による、PDCPエンティティにおけるパケット複製をサポートする通信方式600-a、600-bの例を示す。いくつかの例では、通信方式600-a、600-bは、ワイヤレス通信システム100の態様を実装し得る。通信方式600-a、600-bは、様々な状況においてパケット複製を有効化することの例を示す。図6Aにおいて、通信方式600-aは、基地局605がパケットの複製を有効化するときの手順を示す。図6Bにおいて、通信方式600-bは、UE610がパケットの複製を有効化するときの手順を示す。通信方式600-a、600-bは、図4および図5を参照して説明された通信方式400および500との任意の組合せで使用され得る。通信方式600-a、600-bは、基地局605とUE610との間で実装され得る。基地局605は、図1、図2、および図5を参照して説明された基地局105、205、505の例、または、図4を参照して説明された送信デバイス405もしくは受信デバイス410の例であり得る。UE610は、図1、図2、および図5を参照して説明されたUE115、210、510の例、または、図4を参照して説明された送信デバイス405もしくは受信デバイス410の例であり得る。
通信方式600-aは、基地局605がパケットの複製を有効化または無効化する状況を示す。基地局605は、静的な構成における状況、および複製モードの動的な構成のダウンリンクの状況を含む、様々な状況においてパケットの複製を開始し得る。たとえば、静的な構成では、基地局605は、本明細書で説明される手順に基づいて、基地局605またはUE610のいずれかのPDCPエンティティにおいて複製モードを有効化または無効化し得る。別の例では、動的な構成のダウンリンクの状況では、基地局605は、すでに複製モードにあるPDCPエンティティのパケットの複製を有効化または無効化し得る。PDCPエンティティは、基地局605またはUE610と関連付けられ得る。
ブロック615において、基地局605は1つまたは複数の有効化パラメータを測定し得る。有効化パラメータは、リンクパラメータまたは送信されているデータのタイプであり得る。いくつかの状況では、基地局605は、どのパラメータが測定されるべきであるかをすでに決定していることがある(たとえば、図5を参照して説明されたブロック550において)。いくつかの場合、有効化パラメータを測定することは、通信リンクを使用して通信されることを要求しているトラフィックのタイプを決定することであり得る。ダウンリンクの文脈では、基地局605は、UE610に送信されることを待機しているトラフィックのタイプを評価し得る。アップリンクの文脈では、基地局605は、UE610から受信されたスケジューリング要求または他の制御シグナリングに基づいて、トラフィックのタイプを評価し得る。有効化パラメータは、図4または図5を参照して説明されたパラメータのうちの1つの例であり得る。
ブロック620において、基地局605は、有効化パラメータが有効化閾値を満たすことを決定し得る。たとえば、通信リンクと関連付けられる測定されたパケット損失率が有効化閾値を超える場合、基地局605はパケットの複製を有効化し得る。基地局605は、コピーされたパケットのセットのうちの少なくとも1つのパケットを受信デバイスが受信する確率(たとえば、信頼性)を高めるために、パケットの複製を有効化し得る。そのような活動は、コピーされたパケットのセットに含まれる情報が受信デバイスによって受信される確率を高め得る。他の例では、基地局605は、異なるパラメータに基づいて、異なる閾値が満たされることを決定し得る。たとえば、基地局605は、複製パケットを使用してあるタイプのトラフィックが送信されるべきであることを決定し得る(たとえば、URLLCトラフィック)。
基地局605は、有効化パラメータが閾値を満たすことを決定したことに基づいて、有効化メッセージ625をUE610に送信し得る。ダウンリンクの文脈では、有効化メッセージ625は、コピーされたパケットのセットが送信されるべきであることをUE610に示し得る。アップリンクの文脈では、有効化メッセージ625は、パケットの複製を開始することをUE610に示し得る。
静的な構成では、有効化メッセージ625は、UE610のPDCPエンティティが複製モードに入るべきであり、したがってパケットの複製を開始すべきであることを示し得る。動的な構成では、有効化メッセージ625は、UE610のPDCPエンティティ(すでに複製モードで動作していてもよい)が基地局605に送信されるパケットの複製を開始すべきであることを示し得る。
いくつかの例では、有効化メッセージ625はPDCP制御PDUによって配信され得る。いくつかの例では、有効化メッセージ625はMAC CEによって配信され得る。いくつかの例では、有効化メッセージ625はRRCメッセージによって配信され得る。いくつかの例では、有効化メッセージ625はPDCPヘッダの中のフラグによって配信され得る。いくつかの例では、有効化メッセージ625はPDCCHによって配信され得る。
ブロック630において、基地局605は、有効化パラメータが閾値を満たすことを決定したことに基づいて、パケットの複製を有効化し得る。パケットの複製を有効化することは、基地局605のPDCPエンティティに複製モードへ入らせること、または、すでに複製モードにあるPDCPエンティティの複製ステータスを変更することを含み得る。いくつかの例では、ブロック630において、基地局605は複製されたパケットを受信するように構成され得る。いくつかの例では、複製ステータスは有効化ステータスと呼ばれ得る。
ブロック635において、UE610は、有効化メッセージ625を受信したことに基づいて、パケットの複製を有効化し得る。パケットの複製を有効化することは、UE610のPDCPエンティティに複製モードへ入らせること、または、すでに複製モードにあるPDCPエンティティの複製ステータスを変更することを含み得る。いくつかの例では、ブロック635において、UE610は複製されたパケットを受信するように構成され得る。
通信方式600-bは、UE610-aがパケットの複製を有効化または無効化する状況を示す。UE610-aは、様々な状況においてパケットの複製を開始し得る。たとえば、動的な構成のアップリンクの状況では、基地局UE610-aは、すでに複製モードにあるPDCPエンティティのパケットの複製を有効化または無効化し得る。PDCPエンティティは、基地局605-aまたはUE610-aと関連付けられ得る。
ブロック650において、基地局605-aは、UE610-aによって使用されるべき有効化条件を決定し得る。有効化条件は、1つまたは複数の有効化パラメータおよび/または1つまたは複数の有効化閾値を含み得る。ブロック650の機能は、図5を参照してブロック550において説明された機能の例であり得る。いくつかの例では、基地局605-aは、基地局605-aとUE610-aとの間の通信リンクが確立されるとき、有効化条件を決定し得る。いくつかの例では、基地局605-aは、基地局605-aとUE610-aの一方または両方が複製モードに入るとき、有効化条件を決定し得る。
基地局605-aは、有効化条件655をUE610-aに送信し得る。UE610-aは、UE610-aがパケットを複製すべきであるか否かを決定するために、有効化条件を使用し得る。いくつかの例では、有効化条件655はPDCP制御PDUによって配信され得る。いくつかの例では、有効化条件655はMAC CEによって配信され得る。いくつかの例では、有効化条件655はRRCメッセージによって配信され得る。いくつかの例では、有効化条件655はPDCPヘッダの中のフラグによって配信され得る。いくつかの例では、有効化条件655はPDCCHによって配信され得る。
ブロック660において、UE610-aは有効化パラメータを測定し得る。ブロック665において、UE610-aは、有効化パラメータが有効化閾値を満たすかどうかを決定し得る。ブロック660および665は、基地局605-aではなくUE610-aの観点での、上で説明されたブロック615および620の例であり得る。したがって、これらの機能の完全な説明は繰り返されない。ブロック615および620の機能がUE610-aによって実行されるようにするための、それらに対する様々な修正を当業者は理解するであろう。
UE610-aは、有効化パラメータが閾値を満たすことを決定したことに基づいて、有効化メッセージ670を基地局605-aに送信し得る。アップリンクの文脈では、有効化メッセージ670は、コピーされたパケットのセットが送信されるべきであることを基地局605-aに示し得る。ダウンリンクの文脈では、有効化メッセージ670は、パケットの複製を開始することを基地局605-aに示し得る。いくつかの事例では、有効化メッセージ670は、有効化メッセージ625の例であり得る。
いくつかの例では、有効化メッセージ670はPDCP制御PDUによって配信され得る。いくつかの例では、有効化メッセージ670はMAC CEによって配信され得る。いくつかの例では、有効化メッセージ670はRRCメッセージによって配信され得る。いくつかの例では、有効化メッセージ670はPDCPヘッダの中のフラグによって配信され得る。いくつかの例では、有効化メッセージ670はPUCCHによって配信され得る。応答メッセージ675は、ダウンリンクシグナリングに対する修正を伴って(たとえば、PUCCHの代わりにPDCCH)、これらの異なる方法のうちの1つを使用して通信され得る。
いくつかの事例では、基地局605-aは、有効化メッセージ670を受信したことに基づいて応答メッセージ675を送信し得る。応答メッセージ675は、有効化メッセージ670が受信されたことの肯定応答または否定応答を含み得る。いくつかの場合、応答メッセージ675は、基地局605-aがそのパケット複製手順を有効化していることを(複製モードに入ることまたは複製モードステータスを変更することのいずれかを通じて)示し得る。
ブロック680において、基地局605-aは、有効化メッセージ670を受信したことに基づいて、パケットの複製を有効化し得る。パケットの複製を有効化することは、基地局605-aのPDCPエンティティに複製モードへ入らせること、または、すでに複製モードにあるPDCPエンティティの複製ステータスを変更することを含み得る。いくつかの例では、ブロック680において、基地局605-aは複製されたパケットを受信するように構成され得る。
ブロック685において、UE610-aは、有効化パラメータが閾値を満たすことを決定したことに基づいて、パケットの複製を有効化し得る。パケットの複製を有効化することは、UE610-aのPDCPエンティティに複製モードへ入らせること、または、すでに複製モードにあるPDCPエンティティの複製ステータスを変更することを含み得る。いくつかの例では、ブロック685において、UE610-aは複製されたパケットを受信するように構成され得る。
図7Aおよび図7Bは、本開示の様々な態様による、PDCPエンティティにおけるパケット複製をサポートする通信方式700-a、700-bの例を示す。いくつかの例では、通信方式700-a、700-bは、ワイヤレス通信システム100の態様を実装し得る。通信方式700-a、700-bは、パケットの複製を止めた際にRLCエンティティがどのように扱われ得るかを含む、様々な状況においてパケット複製を無効化することの例を示す。図7Aにおいて、通信方式700-aは、パケットの複製を止めるときのRLCエンティティの取扱いのためのいくつかの手順を示す。図7Bにおいて、通信方式700-bは、パケットの複製を止めるときのRLCエンティティの取扱いのためのいくつかの追加のまたは代替の手順を示す。通信方式700-a、700-bは、図4、図5、および図6を参照して説明された通信方式400、500、および600との任意の組合せで使用され得る。通信方式700-aは、送信デバイス705および受信デバイス710を使用して実装され得る。送信デバイス705は、図4を参照して説明された送信デバイス405の例であり得る。受信デバイス710は、図4を参照して説明された受信デバイス410の例であり得る。通信方式700-bは、基地局740およびUE745を使用して実装され得る。基地局740は、図1、図2、図5、および図6を参照して説明された基地局105、205、505、605の例、または、図4および図7を参照して説明された送信デバイス405、705、もしくは受信デバイス410、710の例であり得る。UE745は、図1、図2、図5、および図6を参照して説明されたUE115、210、510、610の例、または、図4および図7を参照して説明された送信デバイス405、705、もしくは受信デバイス410、710の例であり得る。
パケット複製が無効化されているとき、二次的RLCエンティティがすでに、バッファにいくらかのパケットを記憶していることがある。無効化手順は、無効化の際に二次的RLCエンティティのバッファに記憶されているデータを管理するための方法を提供し得る。
いくつかの例では、パケット複製の無効化の際に、送信デバイス705の二次的RLCエンティティは、二次的RLCエンティティのバッファが空になるまでパケットを送信し続け得る。そのような例では、送信デバイス705は、新しいデータを二次的RLCエンティティのバッファに追加するのを止め得る。そのような例では、送信デバイス705は、通常の送信手順を通じて二次的RLCエンティティのバッファをクリアする。
他の例では、パケット複製の無効化の際、パケット複製をサポートするように構成される二次的RLCエンティティはリセットされ得る。そのような例では、送信デバイス705は、複製RLCエンティティのバッファ内の未処理のデータを廃棄し得る。データは、新しい送信データパケットと、潜在的な送信のために複製RLCエンティティのバッファ内に以前に記憶された再送信データパケットとの両方を含み得る。廃棄されるパケットは、肯定応答または否定応答のために未処理のパケット、再送信のために未処理のパケット、または新しい送信のために未処理のパケット、または組合せを含み得る。他の例では、送信デバイス705は、様々な他の手順を通じてバッファをクリアし得る。
通信方式700-aは、明示的なコマンドを使用して二次的RLCエンティティのバッファをクリアすることの例を示す。ブロック715において、送信デバイス705は、無効化閾値が無効化パラメータによって満たされることを決定し得る。いくつかの場合、送信デバイス705は、無効化パラメータを測定し得る。他の場合には、送信デバイス705は、別のデバイス(たとえば、受信デバイス710)から無効化パラメータの指示を受信し得る。いくつかの状況では、基地局は、どの無効化パラメータが送信デバイス705によって測定されるべきであるかをすでに決定していることがある(たとえば、図5を参照して説明されたブロック550において)。いくつかの場合、有効化パラメータを測定することは、通信リンクを使用して通信されることを要求しているトラフィックのタイプを決定することであり得る。
無効化パラメータは有効化パラメータと同様であり得る。無効化パラメータは、デフォルトRLCエンティティと関連付けられるパケット損失率、1つまたは複数の二次的RLCエンティティと関連付けられるパケット損失率、デフォルトRLCエンティティと関連付けられるデータレート、1つまたは複数の二次的RLCエンティティと関連付けられるデータレート、デフォルトRLCエンティティと関連付けられるチャネル品質インジケータ、1つまたは複数の二次的RLCエンティティと関連付けられるチャネル品質インジケータ、アプリケーションパケットタイプ、デフォルトRLCエンティティと関連付けられるトランスポートブロックサイズ、1つまたは複数の二次的RLCエンティティと関連付けられるトランスポートブロックサイズ、または組合せのうちの1つまたは複数を含み得る。
ブロック720において、送信デバイス705は、無効化パラメータが無効化閾値を満たすことを決定したことに基づいて、パケット複製を無効化し得る。いくつかの場合、パケット複製を無効化することは、送信デバイス705のPDCPエンティティ(および/または受信デバイス710のPDCPエンティティ)に複製モードから出させることを含み得る(たとえば、静的な構成において)。いくつかの場合、パケット複製を無効化することは、送信デバイス705のPDCPエンティティ(および/または受信デバイス710のPDCPエンティティ)にその複製ステータスを変更させることを含み得る(たとえば、動的な構成において)。そのような場合、PDCPエンティティは複製モードで動作していることがあり、複製モードのステータスは、パケットが複製されるべきであるかどうかを示すことがある。
送信デバイス705は、無効化パラメータが閾値を満たすことを決定したことに基づいて、無効化メッセージ725を受信デバイス710に送信し得る。いくつかの例では、無効化メッセージ725は、コピーされたパケットのセットの送信が停止しつつあることを受信デバイス710に示し得る。いくつかの例では、無効化メッセージ725は、パケットの複製を停止すること、または複製パケットの送信を停止することを、受信デバイス710に示し得る。
静的な構成では、無効化メッセージ725は、受信デバイスのPDCPエンティティが複製モードから出るべきであり、したがってパケットの複製を停止すべきであることを示し得る。動的な構成では、無効化メッセージ725は、受信デバイス710のPDCPエンティティがパケットの複製を停止すべきであることを示し得る。
いくつかの例では、無効化メッセージ725は、受信デバイス710への二次的RLCエンティティの現在の左端の指示を含み得る。いくつかの例では、受信デバイス710は、この指示に基づいて、二次的RLCエンティティの現在の左端を移動し得る。
いくつかの例では、無効化メッセージ725はPDCP制御PDUによって配信され得る。いくつかの例では、無効化メッセージ725はMAC CEによって配信され得る。いくつかの例では、無効化メッセージ725はRRCメッセージによって配信され得る。いくつかの例では、無効化メッセージ725はPDCPヘッダの中のフラグによって配信され得る。いくつかの例では、無効化メッセージ725はPDCCHまたはPUCCHによって配信され得る。
ブロック730において、送信デバイス705は、パケットの複製を無効化したことに基づいて、二次的RLCエンティティのバッファに記憶されているパケットを廃棄し得る。廃棄されたパケットは、バッファに記憶されている新しい送信データおよび/または再送信データを含み得る。廃棄されるパケットは、肯定応答または否定応答のために未処理のパケット、再送信のために未処理のパケット、または新しい送信のために未処理のパケット、または組合せを含み得る。いくつかの例では、送信デバイス705のPDCPエンティティは、二次的RLCエンティティのバッファの中のすべてのパケットを廃棄することを二次的RLCエンティティに示し得る。いくつかの例では、ある指示が、二次的RLCエンティティに、そのバッファの中のパケットの一部を廃棄させ、そのバッファの中の他のパケットを送信させ得る。
いくつかの場合、ブロック735において、送信デバイス705は、パケットの複製が再有効化されるまで、二次的RLCエンティティのバッファの中のパケットを廃棄するのを控え得る。そのような場合、二次的RLCエンティティのバッファは、パケット複製の新しいインスタンスに対してシーケンス番号を割り当てる前にリセットされ得る(パケットの複製の再有効化の一部として)。これらの状況では、パケットの複製が無効にされている間、バッファは、いくつかの場合、データを送信することなくデータを記憶し続け得る。
他の場合、ブロック735において、送信デバイス705は、パケット複製無効化の決定の直後に、二次的RLCエンティティのバッファの中のパケットを廃棄し得る。そのような場合、二次的RLCエンティティのバッファは、パケット複製再有効化なしでリセットされ得る。廃棄手順は、複製ベアラのためにRRCエンティティによって実施される特別な手順の一部として捉えられ得る。
いくつかの場合、受信デバイス710はまた、その二次的RLCエンティティのバッファの中のパケットを廃棄し得る。そのような活動は、無効化メッセージ725を受信したことに少なくとも一部基づき得る。
いくつかの例では、複製RLCエンティティのバッファ内での新しい送信および/または再送信データの廃棄のシグナリング指示は、PDUを介して配信され得る。送信デバイス705は、無効化メッセージ725内で、または別個のメッセージ内でPDU指示をシグナリングし得る。PDUは、RLC制御PDU、ヘッダ内に含まれる廃棄フラグを伴うRLCデータPDU、または空のRLCペイロードを伴う(すなわち、データのない)RLCデータPDU、または組合せを含み得る。
加えて、または代わりに、いくつかの場合、送信デバイス705は、パケット複製無効化と関連付けられる1つまたは複数のRLCエンティティのためのRLC再確立を実行し得る。いくつかの場合、送信デバイス705は、ネットワークから受信されたタイミング閾値に従って、再確立を実施し得る。タイミング間隔の時間長はネットワークによって構成され得る。たとえば、送信デバイス705は、複製RLCエンティティを介したPDCPパケット複製無効化の決定およびRRCシグナリングプロトコルを介して提供される構成された時間インスタンスの受信に続く、タイミング間隔または遅延を実装し得る。いくつかの場合、タイマーが満了したことを決定すると、送信デバイス705は、PDCPエンティティにおけるパケット複製のために以前に構成されたRLCエンティティにおけるRLC再確立を実行し得る。他の場合には、送信デバイス705は、RLCエンティティ再確立のためのネットワークからの追加の指示を受信し得る。接続再確立の指示(たとえば、タイマーの満了、指示の受信)に基づいて、送信デバイス705は、以前のパケット複製の文脈のRLCエンティティを再確立し得る。パケット複製の文脈のRLCエンティティの再確立は、対応するRLCエンティティの各々におけるデータ通信を確立することを含み得る。送信デバイス705のRLCエンティティは次いで、受信デバイス710に対応する確立されたデータ接続に関連してデータパケット送信および/または受信を実行し得る。いくつかの場合、RLCエンティティの再確立は、再確立と関連付けられるRLCエンティティの各々を介した複製されたパケット送信を含む、PDCPパケット複製有効化の開始を含み得る。したがって、送信デバイス705のRLCエンティティは、PDCPパケット複製手順の一部として複製パケットデータ送信を協調させ得る。
通信方式700-bは、RLCリセット手順を使用して二次的RLCエンティティのバッファをクリアすることの例を示す。通信方式700-bでは、パケットの複製の無効化はRRCにおいて行われる。いくつかの場合、送信デバイス705のRRCエンティティは、パケット複製が無効化されるべきであることを決定し得る。RRCエンティティの決定は、いくつかの場合、PDCPエンティティの指示に基づき得る。他の場合、RRCエンティティの決定は、RRCメッセージ、PDCP制御PDU、MAC CE、またはPDCCHに含まれる指示に基づき得る。送信デバイス705は、パケット複製を無効化する際に二次的RLCエンティティのバッファをクリアするためにRLCリセット手順を使用し得る。
ダウンリンクの文脈では、ブロック750において、基地局740は、無効化閾値が無効化パラメータによって満たされることを決定し得る。ブロック750の機能は、ブロック715において説明された機能の例であり得る。ブロック765において、基地局740は、PDCPエンティティにおいて複製パケットを無効化し得る。ブロック765の機能は、ブロック720において説明された機能の例であり得る。
アップリンクの文脈では、ブロック755において、UE745は、無効化閾値が無効化パラメータによって満たされることを決定し得る。ブロック755の機能は、ブロック715において説明された機能の例であり得る。UE745は、無効化閾値が満たされることを決定したことに基づいて、無効化メッセージ760を基地局740に送信し得る。無効化メッセージ760は、上で説明された無効化メッセージ725の例であり得る。ブロック770において、UE745は、PDCPエンティティにおいて複製パケットを無効化し得る。ブロック770の機能は、ブロック720において説明された機能の例であり得る。
ダウンリンクの文脈またはアップリンクの文脈のいずれかにおいて、ブロック770において、基地局740は、RRCエンティティを介して二次的RLCエンティティがリセットされるべきであることを決定し得る。基地局740のRRCエンティティは、どのRLCエンティティがリセットされるべきであるかを基地局740のPDCPエンティティに示し得る。
ブロック785において、基地局740のRRCエンティティは、基地局740のRLCエンティティをリセットし得る。RLCエンティティをリセットすることによって、それらのRLCエンティティのバッファはクリアされることがあり、その中のパケットのすべてが廃棄されることがある。廃棄されたパケットは、RLCエンティティのバッファに記憶されている新しい送信データおよび/または再送信データを含み得る。廃棄されるパケットは、肯定応答または否定応答のために未処理のパケット、再送信のために未処理のパケット、または新しい送信のために未処理のパケット、または組合せを含み得る。
UE745の二次的RLCエンティティがリセットされるべきであるとき、基地局740はリセットメッセージ775をUE745に送信し得る。リセットメッセージ775は、UE745のどのRLCエンティティがリセットされるべきであるかを示し得る。いくつかの例では、リセットメッセージ775はPDCP制御PDUによって配信され得る。いくつかの例では、リセットメッセージ775はMAC CEによって配信され得る。いくつかの例では、リセットメッセージ775はRRCメッセージによって配信され得る。いくつかの例では、リセットメッセージ775はPDCPヘッダの中のフラグによって配信され得る。いくつかの例では、リセットメッセージ775はPDCCHによって配信され得る。いくつかの例では、UE745のPDCPエンティティは、示されたRLCエンティティをリセットするように構成され得る。
パケット複製無効化およびRLCエンティティリセットの一部として、基地局740は、RLCエンティティリセット、および1つまたは複数の対応するRLCエンティティ内の記憶されているパケットの廃棄のシグナリング指示として、1つまたは複数のPDUを受信デバイスに送信し得る。1つまたは複数のPDUは、RLC制御PDU、ヘッダ内に含まれる廃棄フラグを伴うRLCデータPDU、または空のRLCペイロードを伴う(すなわち、データのない)RLCデータPDU、または組合せを含み得る。
いくつかの例では、リセット手順は、ブロック735の機能と同様に、パケット複製の新しいインスタンスが再有効化された後では実施されないことがある。たとえば、基地局740のPDCPエンティティにおけるパケット複製の再有効化に続いて、基地局740は、パケット複製再有効化手順と関連付けられる1つまたは複数のRLCエンティティのためにRLC再確立を実行し得る。基地局740は、PDCPパケット複製がPDCPエンティティに対して現在有効である、または再有効化されているという決定に基づいて、RLC再確立を実施し得る。他の場合には、基地局740は、RLCエンティティ再確立のためのネットワークからの追加の指示を受信し得る。接続再確立の指示に基づいて、基地局740は、以前のパケット複製の文脈のRLCエンティティを再確立し得る。パケット複製の文脈のRLCエンティティの再確立は、対応するRLCエンティティの各々におけるデータ通信を確立することを含み得る。送信デバイス705のRLCエンティティは次いで、受信デバイス710に対応する確立されたデータ接続に関連してデータパケット送信および/または受信を実行し得る。いくつかの場合、RLCエンティティの再確立は、再確立と関連付けられるRLCエンティティの各々を介した複製されたパケット送信を含む、PDCPパケット複製有効化の開始を含み得る。したがって、送信デバイス705のRLCエンティティは、PDCPパケット複製手順の一部として複製パケットデータ送信を協調させ得る。
いくつかの例では、送信デバイスは、パケット複製が再有効化されるまで、RLCエンティティをリセットすること(たとえば、二次的RLCエンティティのバッファの中のパケットを廃棄すること)を控え得る。そのような場合、二次的RLCエンティティは、パケット複製の新しいインスタンスに対してシーケンス番号を割り当てる前にリセットされ得る(パケットの複製の再有効化の一部として)。これらの状況では、パケット複製が無効にされている間、バッファは、いくつかの場合、データを送信することなくデータを記憶し続け得る。
図8は、本開示の様々な態様による、PDCPエンティティにおけるパケット複製をサポートする通信方式800の例を示す。いくつかの例では、通信方式800は、ワイヤレス通信システム100の態様を実装し得る。通信方式800は、図4、図5、図6、および図7を参照して説明された通信方式400、500、600、および700との任意の組合せで使用され得る。通信方式800は、送信デバイス805および受信デバイス810を使用して実装され得る。送信デバイス805は、図4および図7を参照して説明された送信デバイス405、705の例であり得る。受信デバイス810は、図4および図7を参照して説明された受信デバイス410、710の例であり得る。
通信方式800は、パケットのうちの1つが受信されることに成功したことに基づいて、複製パケットを廃棄するための手順を示す。1つのRLCエンティティがパケットを配信することに成功するとき、コピーされたパケットのセットの中の他のパケットは冗長になることがある。そのような冗長パケットを送信することは、パケットに含まれる情報がすでに受信されているので、通信リソースの無駄であると考えられ得る。パケットは2つ以上のRLCエンティティに転送され、異なる論理チャネルを使用して送信されるので、2つの「レグ」のタイミングがオフセットされるようになり得る。いくつかの場合、RLCエンティティは、別のRLCエンティティの後ろにある(たとえば、より遅い)ことがある。RLCエンティティ間のそのような時間差は、複製パケットを送信することの利点の一部を減じ得る。コピーされたパケットのセットのうちの1つまたは複数が他のフィードバック手順とより一致する時間枠において送信され得るので、利点が減じ得る。
送信デバイス805および受信デバイス810は、コピーされたパケットのセットのパケットのうちの少なくとも1つの受信の成功に基づいて、コピーされたパケットのセットのパケットを廃棄するために、肯定応答(ACK)および/または否定応答(NACK)を使用し得る。通信方式800は、ACKを利用する第1のフィードバック手順、ならびに、シーケンス番号の同期およびACKを利用する第2のフィードバック手順という、少なくとも2つのフィードバック手順を示す。
通信方式800の機能はまず、第1のフィードバック手順を参照して説明される。ブロック815において、送信デバイス805は、送信デバイス805におけるパケット複製が有効であることを決定し得る。パケット複製が有効である場合、送信デバイス805は、1つのパケットを単に送信するのではなく、コピーされたパケットのセットを送信のために作成し得る。パケット複製が有効であるかどうかを決定するために、送信デバイス805は、そのPDCPエンティティが複製モードにおいて動作しているかどうかを決定し、かつ/または、パケット複製手順のステータスを特定し得る。いくつかの事例では、送信デバイス805はパケット複製の現在のステータスを維持することがあり、これは、送信デバイス805に記憶されている単一のビットまたはビットの集合体であり得る。いくつかの例では、送信デバイス805による決定は、RRCメッセージ、PDCP制御PDU、MAC CE、PDCCH、または組合せからの指示に基づき得る。いくつかの例では、送信デバイス805による決定は、そのPDCPエンティティからの指示に基づき得る。
ブロック820において、パケットを複製する間、送信デバイス805は、デフォルトRLCエンティティおよび1つまたは複数のRLCエンティティを含む、コピーされたパケットのセットを別個のRLCエンティティに転送し得る。異なるRLCエンティティおよびそれらの関連するレグの異なるレイテンシにより、コピーされるパケットのセットのパケットが、異なる時間に受信デバイス810に到達することがある。
パケットをRLCエンティティに転送した後で、送信デバイス805は、コピーされたパケットのセットから選択されたパケットを受信デバイス810に送信し得る。パケット825は、コピーされたパケットのセットの他のパケットとして、識別情報またはデータを含み得る。パケット825を受信した後で、受信デバイス810は、パケット825が復号に成功したかどうか、または受信に成功したかどうかを決定し得る。受信デバイス810は、パケット825が復号に成功したことを決定したことに基づいて、ACK830を生成して送信し得る。いくつかの場合、受信デバイス810は、パケット825が復号に成功することまたは受信に成功することに失敗したと決定したことに基づいて、NACKを生成して送信し得る。
ACK830は、パケット825の復号または受信に成功したことの指示を含み得る。いくつかの例では、ACK830はRLC ACKであり得る。そのような例では、ACK830は、送信デバイス805のRLCエンティティによって受信され得る。いくつかの例では、パケット825を送信した送信デバイス805のRLCエンティティは、ACK830を受信するRLCエンティティ(デフォルトRLCエンティティであっても二次的RLCエンティティであっても)である。いくつかの例では、ACK830はPDCPシーケンス番号に基づき得る。いくつかの例では、ACK830はRLCシーケンス番号に基づき得る。そのような例では、ACK830は、受信デバイス810のPDCPエンティティから受信され得る。いくつかの例では、ACK830は、受信デバイス810のRLCエンティティから受信され得る。
ACK830を受信すると、ブロック840において、送信デバイス805は、ACK830を受信したことに基づいて、コピーされたパケットのセットの送信されていないパケットを廃棄し得る。これを行うために、送信デバイス805は、コピーされたパケットのセットの残りのパケットのバッファをクリアすることを、残りのRLCエンティティに示し得る。いくつかの例では、ACK830を受信する送信デバイス805のRLCエンティティは、送信デバイス805の他のRLCエンティティに、ACK830に関する送信されていないパケットを廃棄するように指示し得る。
いくつかの場合、そのようなフィードバック手順により、送信デバイス805のRLCエンティティは、その送信パケットの中に穴を有するようになり得る。そのような穴は、一部のフィードバック手順を複雑にし得る。いくつかの例では、これらの穴を埋める(account for)ために、送信デバイス805はmove receive window(MRW)法を使用し得る。いくつかの例では、送信デバイス805は、廃棄されるパケットについての指示を受信デバイス810に送信し得る。
ここで、通信方式800の機能が、シーケンス番号の同期を伴う第2のフィードバック手順を参照して説明される。第2のフィードバック手順の機能は、第1のフィードバック手順の機能と同様であり、パケット送信およびACK送信がどのように同期されるかについての詳細を含む。
ブロック840において、送信デバイス805は、複製モードの間に、および/またはパケットが活動的に複製されている間に行われる送信のための、シーケンス番号空間を同期し得る。シーケンス番号を同期するために、送信デバイス805はいくつかの手順を実行し得る。送信デバイス805は、そのRRCエンティティまたはそのPDCPエンティティを使用して、デフォルトRLCエンティティの現在の状態変数を決定し得る。デフォルトRLCエンティティの現在の状態変数は、送信ウィンドウの現在の左端、現在の次のシーケンス番号、RLCデフォルト(たとえば、送信デバイス805のMACエンティティ)によってより低次のレイヤに提出された最後のパケット、または組合せを含み得る。いくつかの例では、デフォルトRLCエンティティは、パケット複製が有効化された前の、現在の左端および次のシーケンス番号を示し得る。
送信デバイス805は、RRCエンティティまたはPDCPエンティティを使用して、デフォルトRLCエンティティから状態変数を受信し得る。送信デバイス805は、デフォルトRLC番号の状態変数に基づいて、1つまたは複数の二次的RLCエンティティのための開始RLCシーケンス番号を決定し得る。送信デバイス805は、そのRRCエンティティまたはそのPDCPエンティティによって、開始シーケンス番号を1つまたは複数の二次的RLCエンティティに示し得る。
1つまたは複数の二次的RLCエンティティは、デフォルトRLCエンティティの状態変数に基づいてそれらの状態変数を設定し得る。1つまたは複数の二次的RLCエンティティは、指示に基づいてそれらの開始シーケンス番号を設定し得る。いくつかの場合、開始シーケンス番号を設定することは、二次的RLCエンティティの対応する状態変数を設定し、第1のRLCエンティティの状態変数に基づいてRLC送信ウィンドウを移動することを含み得る。いくつかの例では、送信デバイス805は、送信デバイス805のRRCエンティティから、デフォルトRLCエンティティの現在の左端および次のシーケンス番号を、そのPDCPエンティティに知らせ得る。いくつかの例では、送信デバイス805は、PDCPエンティティから関連するRLCエンティティに、デフォルトRLCエンティティの現在の左端および次のシーケンス番号に対応するすべてのパケットを転送し得る。いくつかの例では、送信デバイス805は、RLCエンティティから、受信デバイス810のRLCエンティティに開始RLCシーケンス番号を送信し得る。
ACK830を受信すると、状態変数の別の同期が送信デバイス805によって実行され得る。ACK830と関連付けられるRLCエンティティは、ACK830を受信したことに基づいて、ACK830と関連付けられるRLCエンティティの現在の左端を他のRLCエンティティに示し得る。いくつかの例では、この指示は、他のRLCエンティティ、他のRLCエンティティの現在の左端、または他の要因に基づき得る。いくつかの例では、この指示は、送信デバイス805の他のRLCエンティティにステータス報告を転送することに基づき得る。送信デバイス805は、すべての他のRLCエンティティ(たとえば、ACK830と直接関連付けられないRLCエンティティ)上で開始送信ウィンドウを調整し得る。いくつかの例では、送信デバイス805は、受信ウィンドウを移動することを、受信デバイス810の1つまたは複数の対応するRLCエンティティに通知し得る。
図9は、本開示の様々な態様による、PDCPエンティティにおけるパケット複製をサポートする通信方式900の例を示す。いくつかの例では、通信方式900は、ワイヤレス通信システム100の態様を実装し得る。通信方式900は、通信リソースの不要な使用を減らすために、複製パケットの送信を遅らせるための手順を示す。あるパケットが受信デバイス910により復号されることに成功する場合、そのパケットの追加の複製を送信することは冗長であり、通信リソースの無駄である。通信方式900は、図4、図5、図6、図7、および図8を参照して説明された通信方式400、500、600、700、および800との任意の組合せで使用され得る。通信方式900は、送信デバイス905および受信デバイス910を使用して実装され得る。送信デバイス905は、図4、図7、および図8を参照して説明された送信デバイス405、705、805の例であり得る。受信デバイス910は、図4、図7、および図8を参照して説明された受信デバイス410、710、810の例であり得る。
ブロック915において、送信デバイス905は、送信デバイス905におけるパケット複製が有効であることを決定し得る。パケット複製が有効である場合、送信デバイス905は、1つのパケットを単に送信するのではなく、コピーされたパケットのセットを送信のために作成し得る。パケット複製が有効であるかどうかを決定するために、送信デバイス905は、そのPDCPエンティティが複製モードにおいて動作しているかどうかを決定し、かつ/または、パケット複製手順のステータスを特定し得る。いくつかの事例では、送信デバイス905はパケット複製の現在のステータスを維持し、これは、送信デバイス905に記憶されている単一のビットまたはビットの集合体であり得る。いくつかの例では、送信デバイス905による決定は、RRCメッセージ、PDCP制御PDU、MAC CE、PDCCH、または組合せからの指示に基づき得る。いくつかの例では、送信デバイス905による決定は、そのPDCPエンティティからの指示に基づき得る。
より高次のレイヤからパケットを受信すると、ブロック920において、送信デバイス905のPDCPエンティティは、複製パケットを作成するために受信されたパケットを複製し得る。受信されたパケットおよび複製パケットは、同一のまたはほぼ同一の情報を含むコピーされたパケットのセットを備え得る。ブロック925において、送信デバイス905のPDCPエンティティは、コピーされたパケットのセットのうちの1つのパケットをRLCエンティティに転送し得る。このパケット935は、RLCエンティティによって受信デバイス910に送信され得る。
いくつかの例では、複数のパケットは、送信のためにRLCエンティティに送信され得る。いくつかの例では、複数のパケットの各々は、異なる情報を含むことがあり、互いのコピーではないことがある。単一のRLCエンティティに送信される新しいパケットの最大の量は、送信ウィンドウによって制御され得る。送信ウィンドウは、ウィンドウの左端およびウィンドウのサイズを示すRLCエンティティの状態変数によって定義され得る。いくつかの場合、送信ウィンドウは基地局によって構成され得る。
ブロック930において、パケット935を受信デバイス910に転送すると、送信デバイス905は複製タイマーを始動し得る。複製タイマーは、パケット935の別の複製パケットが受信デバイス910にいつ送信され得るかを示すように構成され得る。複製タイマーは、パケット935を送信して受信デバイス910からACK950またはNACK965を受信するのに十分な時間を示し得る。複製パケットは、ACK950が受信されるかどうか、NACKが受信されるかどうか、またはACKを受信せずにタイマーが満了するかどうかに基づいて、受信デバイスに送信され得る。いくつかの例では、複製タイマーは、状態変数VD(X)によって1つまたは複数のパケットと関連付けられ得る。いくつかの例では、2つ以上の複製タイマーが同時に使用され得る。複数の複製タイマーが使用されている場合、送信デバイスの各複製タイマーは異なる状態変数と関連付けられ得る。
ボックス940は、パケット935が受信デバイス910による復号または受信に成功する場合に発生する手順および/または機能を示す。ボックス945は、パケット935が受信デバイス910による復号または受信に成功することに失敗する場合に発生する手順および/または機能を示す。
パケット935が復号または受信に成功するとき、受信デバイス910はACK950を生成して送信し得る。ACK950は、どのパケット935が受信に成功したかを示し得る。いくつかの例では、ACK950は、送信の中の複数のパケットが送信デバイス905の単一のRLCエンティティから受信されたことを示し得る。ACK950は、図8を参照して説明されたACK830の例であり得る。いくつかの例では、ACK950はPDCP制御PDUによって配信され得る。いくつかの例では、ACK950はMAC CEによって配信され得る。いくつかの例では、ACK950はRRCメッセージによって配信され得る。いくつかの例では、ACK950はPDCPヘッダの中のフラグによって配信され得る。いくつかの例では、ACK950はPDCCHまたはPUCCHによって配信され得る。
ボックス955において、複製タイマーが満了する前にACK950を受信すると、送信デバイスは、パケット935の複製であるパケットを廃棄し得る。たとえば、(パケット935の)送信RLCエンティティはACK950を受信し得る。送信RLCエンティティは次いで、他のRLCエンティティにそれらの複製パケットを廃棄するように知らせ得る。いくつかの例では、送信デバイス905のPDCPエンティティまたはRRCエンティティは、他のRLCエンティティにそれらの複製パケットを廃棄することを示し得る。
ボックス960において、送信デバイス905は、ACK950と関連付けられる複製タイマーを終了し得る。いくつかの例では、これは、送信するための条件(たとえば、複製タイマーの満了)が発生しないことがあるので、複製パケットが送信されることを防ぐための別の方法を提供することがある。
いくつかの例では、ACK950は、受信デバイス910によって最後に復号に成功したパケットのシーケンス番号を含み得る。最後の配信に成功したパケットのシーケンス番号が送信デバイス905と関連付けられる状態変数(VD(X))より大きい場合、状態変数より小さいシーケンス番号を伴うパケットは、送信デバイス905によって廃棄され得る。送信デバイス905のPDCPエンティティは、別の状態変数(VD(A))を第1の状態変数(VD(X))の後の次のシーケンス番号に更新し得る。
いくつかの例では、ACK950は、受信デバイス910によって各々の復号に成功したパケットのシーケンス番号を含み得る。送信デバイス905のPDCPエンティティは、ACK950を示すシーケンス番号と関連付けられる複製パケットを廃棄し得る。送信デバイス905のPDCPエンティティは、状態変数(VD(A))を最後の廃棄されたパケットのシーケンス番号より1大きいものに更新し得る。
いくつかの例では、送信デバイス905は、ACK950に基づいて(たとえば、受信されたシーケンス番号に基づいて)その状態変数を更新し得る。複製パケットを廃棄することは、更新された状態変数に基づき得る。いくつかの例では、送信デバイス905のPDCPエンティティは、第1のRLCエンティティの左端を更新し得る。
パケット935が復号または受信に成功することに失敗するとき、受信デバイス910はNACK965を生成して送信し得る。他の例では、受信デバイス910はNACK965を送信しないことがある。そのような状況では、無効化タイマーは、他の複製パケットがいつ送信されるべきかを決定するために、送信デバイス905によって使用され得る。
ブロック970において、送信デバイス905は、複製タイマーが満了したことを決定し得る。複製タイマーのそのような満了は、ACK950が受信デバイス910から受信されなかったからであり得る。いくつかの例では、送信デバイス905は、複製タイマーが満了するときにACKが受信されたか否かを決定し得る。
ブロック975において、送信デバイス905のPDCPエンティティは、複製タイマーが満了したことおよびACK950が受信されなかったことに基づいて、第1のRLCエンティティとは異なる第2のRLCエンティティに複製パケットを転送し得る。送信デバイス905の第2のRLCエンティティは次いで、複製パケット980を受信デバイス910に送信し得る。いくつかの例では、複製タイマーが満了すると、パケット935と関連付けられる複製パケットのすべてが送信される。いくつかの例では、複製パケット980は、送信デバイス905の1つまたは複数の状態変数より小さく満了した複製タイマーと関連付けられる、シーケンス番号を伴うパケットであり得る。いくつかの例では、複製パケット980は、満了した複製タイマーと関連付けられるパケットであり得る。
図10Aおよび図10Bは、本開示の様々な態様による、PDCPエンティティにおけるパケット複製をサポートするメッセージ構造1005、1030の例を示す。いくつかの例では、メッセージ構造1005、1030は、ワイヤレス通信システム100の態様を実装し得る。メッセージ構造1005、1030は、複製モードをサポートするデバイスのためのBSRに関する。複製パケットがキャリアアグリゲーションを使用して送信されるとき、送信デバイスの1つのPDCPエンティティが複数のRLCエンティティと関連付けられ得る。したがって、典型的なBSR報告は、基地局のスケジューリングのために適切な精度をもたらさないことがある。いくつかのBSR報告は、PDCPエンティティとRLCエンティティの1対1のマッピングに基づき得る。そのようなBSR報告では、論理チャネル(RLCエンティティ)は、送信デバイスの1つのデータ無線ベアラ(たとえば、PDCPエンティティ)を表し得る。いくつかの典型的なBSR報告では、PDCPエンティティによってRLCエンティティにまだ転送されていないPDCPデータの量が報告されることがあり、かつ/または、送信もしくは再送信のために未処理のRLCデータの量が報告されることがある。
複製BSRは、パケット複製有効化ステータスに基づいて送信デバイスによって送信され得る。いくつかの例では、複製BSRはベアラタイプ(たとえば、複製ベアラであるかないか)を示し得る。いくつかの例では、複製BSRはBSRタイプ(たとえば、複製BSRであるかないか)を示し得る。いくつかの例では、送信デバイスのMACエンティティは、複製ベアラと関連付けられるBSRを計算し得る。
いくつかの例では、送信デバイスは、リソースブロックごとに(たとえば、PDCPエンティティごとに)複製BSRを生成して送信し得る。そのような例では、複製BSRは、RLCエンティティにまだ転送されていないPDCPデータ、および、各RLCエンティティその未処理の送信または再送信におけるデータに基づく何らかのデータインジケータを含み得る。RLCエンティティに関するデータインジケータは、データの最大の量、データの最小の量、またはデータの平均の量であり得る。
いくつかの場合、複製BSRは、1つまたは複数のRLCエンティティによって送信されることを待機するデータの最大の量を含み得る。いくつかの場合、送信デバイスは、異なるRLCエンティティからの未処理のデータを一緒に加算することによって、データの最大の量を決定し得る。他の場合、送信デバイスは、最大の量の未処理のデータを有するRLCエンティティを特定し、複製BSR報告においてその未処理のデータの量(特定されたRLCエンティティのための)を報告することによって、データの最大の量を決定し得る。
いくつかの場合、複製BSRは、1つまたは複数のRLCエンティティによって送信されることを待機するデータの最小の量を含み得る。いくつかの場合、送信デバイスは、最小の量の未処理のデータを有するRLCエンティティを特定し、複製BSR報告においてその未処理のデータの量(特定されたRLCエンティティのための)を報告することによって、データの最小の量を決定し得る。
いくつかの場合、複製BSRは、1つまたは複数のRLCエンティティによって送信されることを待機するデータの平均の量を含み得る。いくつかの場合、送信デバイスは、各RLCエンティティのための未処理のデータの量を一緒に加算し、その合計をRLCエンティティの数で割ることができる。そのような計算により、PDCPエンティティと関連付けられるRLCエンティティのための未処理のデータの平均を得ることができる。他の平均化アルゴリズムも本開示の範囲内に含まれる。たとえば、RLCエンティティのための未処理のデータの平均の量は、平均アルゴリズム、中央値アルゴリズム、モードアルゴリズム、または組合せに基づき得る。
いくつかの例では、送信デバイスは、PDCPエンティティと関連付けられる各RLCエンティティのための未処理のデータの量を示す、複製BSRを生成して送信し得る。そのような複製BSRは、RLCエンティティの未処理のデータの近似(たとえば、最大、最小、または平均)を報告する複製BSRより正確であり得る。そのような複製BSRは、PDCPエンティティの未処理のデータと、PDCPエンティティに対応する各RLCエンティティのための未処理のデータとを含み得る。
PDCPエンティティと関連付けられる各RLCエンティティのための未処理のデータの量を示す複製BSRの例が、図10Aおよび図10Bにおいて示される。メッセージ構造1005は、LCG ID1010、RLCチャネル1のバッファサイズ1015、RLCチャネル2のバッファサイズ1020、およびパディング1025を含む、短い複製BSRを含み得る。メッセージ構造1030は、バッファサイズの組織化されたセットを含み得る長い複製BSRを含み得る。いくつかの例では、(メッセージ構造1030の)長い複製BSRの中のバッファサイズは、無線ベアラIDの順序であり得る。(メッセージ構造1030の)長い複製BSRのバッファサイズは、複製をサポートしないバッファのバッファサイズで開始することがあり、複製をサポートするベアラのための各RLCエンティティのバッファサイズが後に続く。
図11は、本開示の態様による、PDCPエンティティにおけるパケット複製をサポートするワイヤレスデバイス1105のブロック図1100を示す。ワイヤレスデバイス1105は送信エンティティの例であり得る。したがって、ワイヤレスデバイス1105は、本明細書で説明されるようなUE115または基地局105などの送信デバイスの態様の例であり得る。ワイヤレスデバイス1105は、受信機1110、送信デバイス通信マネージャ1115、および送信機1120を含み得る。ワイヤレスデバイス1105はまた、プロセッサを含み得る。これらの構成要素の各々は、(たとえば、1つまたは複数のバスを介して)互いに通信していることがある。
受信機1110は、パケット、ユーザデータ、または様々な情報チャネル(たとえば、制御チャネル、データチャネル、およびPDCPエンティティにおけるパケット複製に関する情報など)と関連付けられた制御情報などの情報を受信し得る。情報は、デバイスの他の構成要素に渡され得る。受信機1110は、図14を参照して説明されるトランシーバ1435の態様の例であり得る。受信機1110は、単一のアンテナまたはアンテナのセットを利用し得る。
送信デバイス通信マネージャ1115は、図14および図15を参照して説明されるUE通信マネージャ1415および/または基地局通信マネージャ1515の態様の例であり得る。送信デバイス通信マネージャ1115および/またはその様々な副構成要素のうちの少なくともいくつかは、ハードウェア、プロセッサによって実行されるソフトウェア、ファームウェア、または組合せで実装され得る。プロセッサによって実行されるソフトウェアで実装される場合、送信デバイス通信マネージャ1115および/またはその様々な副構成要素のうちの少なくともいくつかの機能は、汎用プロセッサ、デジタル信号プロセッサ(DSP)、特定用途向け集積回路(ASIC)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)もしくは他のプログラマブル論理デバイス、個別ゲートもしくはトランジスタ論理、個別ハードウェア構成要素、または本開示において説明される機能を実行するように設計された任意の組合せによって実行され得る。送信デバイス通信マネージャ1115および/またはその様々な副構成要素のうちの少なくともいくつかは、機能の部分が1つまたは複数の物理デバイスによって異なる物理的位置において実装されるように分散されることを含めて、様々な位置に物理的に配置され得る。いくつかの例では、送信デバイス通信マネージャ1115および/またはその様々な副構成要素のうちの少なくともいくつかは、本開示の様々な態様による別個のおよび異なる構成要素であり得る。他の例では、送信デバイス通信マネージャ1115および/またはその様々な副構成要素のうちの少なくともいくつかは、限定はされないが、I/O構成要素、トランシーバ、ネットワークサーバ、別のコンピューティングデバイス、本開示で説明された1つまたは複数の他の構成要素、または、本開示の様々な態様による組合せを含む、1つまたは複数の他のハードウェア構成要素と結合され得る。
送信デバイス通信マネージャ1115は、送信デバイスのPDCPエンティティのためのパケットの複製をサポートし、有効化ステータスに少なくとも一部基づいて、ベアラがパケットの複製をサポートすることを決定し、PDCPエンティティが複製モードで動作することに基づいて第1のPDCPパケットのコピーである第2のPDCPパケットを作成するために第1のPDCPパケットを複製するように、ベアラを構成し得る。
送信デバイス通信マネージャ1115は、送信デバイスにおいて、PDCPエンティティがパケットの複製のための複製モードにおいて動作していることに基づいて、第1のPDCPパケットのコピーである第2のPDCPパケットを作成するために第1のPDCPパケットを複製し、第1のPDCPパケットを第1のRLCエンティティに、および第2のPDCPパケットを第2のRLCエンティティに転送し、第2のRLCエンティティを使用してパケットの複製を無効化し、第2のRLCエンティティを使用してパケットの複製を無効化したことに基づいて、第2のRLCエンティティのバッファに記憶されているパケットを廃棄し得る。
送信機1120は、デバイスの他の構成要素によって生成された信号を送信し得る。いくつかの例では、送信機1120は、トランシーバモジュールの中で受信機1110と一緒に置かれ得る。たとえば、送信機1120は、図14を参照して説明されるトランシーバ1435の態様の例であり得る。送信機1120は、単一のアンテナまたはアンテナのセットを利用し得る。送信機1120は、第1のPDCPパケットを第1のRLCエンティティに転送し、第2のPDCPパケットを第2のRLCエンティティに転送し得る。
図12は、本開示の態様による、PDCPエンティティにおけるパケット複製をサポートするワイヤレスデバイス1205のブロック図1200を示す。ワイヤレスデバイス1205は、図11を参照して説明されたような、ワイヤレスデバイス1105、または、UE115もしくは基地局105などの送信デバイスの態様の例であり得る。ワイヤレスデバイス1205は、受信機1210、送信デバイス通信マネージャ1215、および送信機1220を含み得る。ワイヤレスデバイス1205はまた、プロセッサを含み得る。これらの構成要素の各々は、(たとえば、1つまたは複数のバスを介して)互いに通信していることがある。
受信機1210は、パケット、ユーザデータ、または様々な情報チャネル(たとえば、制御チャネル、データチャネル、およびPDCPエンティティにおけるパケット複製に関する情報など)と関連付けられた制御情報などの情報を受信し得る。情報は、デバイスの他の構成要素に渡され得る。受信機1210は、図14を参照して説明されるトランシーバ1435の態様の例であり得る。受信機1210は、単一のアンテナまたはアンテナのセットを利用し得る。
送信デバイス通信マネージャ1215は、図14および図15を参照して説明されるUE通信マネージャ1415および/または基地局通信マネージャ1515の態様の例であり得る。送信デバイス通信マネージャ1215はまた、ベアラマネージャ1225、複製マネージャ1230、およびバッファマネージャ1235を含み得る。
ベアラマネージャ1225は、送信デバイスのPDCPエンティティのためのパケットの複製をサポートし、有効化ステータスに少なくとも一部基づいて、パケットの複製をベアラがサポートすることを決定するように、ベアラを構成し得る。ベアラマネージャ1225は、第1のPDCPパケットを第1のRLCエンティティに、および第2のPDCPパケットを第2のRLCエンティティに転送し、第2のRLCエンティティを使用してパケットの複製を無効化し、送信デバイスのPDCPエンティティのためのパケットの複製をサポートするようにベアラを構成し、第1のPDCPパケットを複製することがベアラを構成することに基づき、有効化ステータスに少なくとも一部基づいて、パケットの複製をベアラがサポートすることを決定することができ、第1のPDCPパケットを複製することが、ベアラがパケットの複製をサポートすることを決定したことに基づく。
複製マネージャ1230は、PDCPエンティティが複製モードで動作していることに基づいて、第1のPDCPパケットのコピーである第2のPDCPパケットを作成するために第1のPDCPパケットを複製し、複製モードの間にパケットの複製を有効化または無効化するための指示を受信し、動的な複製パラメータが有効化閾値を満たすことに基づいて、PDCPエンティティの複製モードの間にパケットの複製を有効化し得る。いくつかの場合、複製モードは、PDCPエンティティの動作モードのセットのうちの1つのモードを含む。いくつかの場合、複製モードは、パケットを複製するための条件のセットを含む。いくつかの場合、複製モードは、PDCPエンティティの他の動作モードによって指定される手順とは異なるPDCPエンティティにおいてデータを処理するための手順のセットを含む。複製マネージャ1230は、送信デバイスにおいて、パケットの複製のための複製モードで動作するPDCPエンティティに基づいて、第1のPDCPパケットのコピーである第2のPDCPパケットを作成するために、第1のPDCPパケットを複製し得る。いくつかの場合、複製モードは、PDCPエンティティの動作モードのセットのうちの1つのモードを含む。いくつかの場合、複製モードは、パケットを複製するための条件のセットを含む。
バッファマネージャ1235は、第2のRLCエンティティを使用してパケットの複製を無効化すると第2のRLCエンティティのためのリセット手順を開始し、パケットを廃棄することがパケットの複製を無効化するとリセット手順を開始することに基づき、第2のRLCエンティティを再有効化すると第2のRLCエンティティのためのリセット手順を開始し、パケットを廃棄することがリセット手順を開始することに基づき、第2のRLCエンティティを使用してパケットの複製を無効化することに基づいて第2のRLCエンティティのバッファに記憶されているパケットを廃棄し得る。いくつかの場合、パケットは、肯定応答または否定応答のために未処理であり、再送信のために未処理であり、または新しい送信のために未処理であり、またはこれらの組合せである。
送信機1220は、デバイスの他の構成要素によって生成された信号を送信し得る。いくつかの例では、送信機1220は、トランシーバモジュールの中で受信機1210と一緒に置かれ得る。たとえば、送信機1220は、図14を参照して説明されるトランシーバ1435の態様の例であり得る。送信機1220は、単一のアンテナまたはアンテナのセットを利用し得る。
図13は、本開示の態様による、PDCPエンティティにおけるパケット複製をサポートする送信デバイス通信マネージャ1315のブロック図1300を示す。送信デバイス通信マネージャ1315は、図11、図12、図14および図15を参照して説明される送信デバイス通信マネージャ1115、送信デバイス通信マネージャ1215、UE通信マネージャ1415、または基地局通信マネージャ1515の態様の例であり得る。送信デバイス通信マネージャ1315は、ベアラマネージャ1320、複製マネージャ1325、パラメータマネージャ1330、有効化マネージャ1335、無効化マネージャ1340、バッファマネージャ1345、RLCエンティティマネージャ1350、肯定応答(ACK)マネージャ1355、シーケンス番号マネージャ1360、タイマーマネージャ1365、キャリアアグリゲーションマネージャ1370、およびBSRマネージャ1375を含み得る。これらのモジュールの各々は、(たとえば、1つまたは複数のバスを介して)互いと直接または間接的に通信し得る。
ベアラマネージャ1320は、送信デバイスのPDCPエンティティのためのパケットの複製をサポートし、有効化ステータスに少なくとも一部基づいて、パケットの複製をベアラがサポートすることを決定するように、ベアラを構成し得る。ベアラマネージャ1320は、第1のPDCPパケットを第1のRLCエンティティに、および第2のPDCPパケットを第2のRLCエンティティに転送し、第2のRLCエンティティを使用してパケットの複製を無効化し、送信デバイスのPDCPエンティティのためのパケットの複製をサポートするようにベアラを構成し、第1のPDCPパケットを複製することがベアラを構成することに基づき、有効化ステータスに少なくとも一部基づいて、パケットの複製をベアラがサポートすることを決定することができ、第1のPDCPパケットを複製することが、ベアラがパケットの複製をサポートすることを決定したことに基づく。
複製マネージャ1325は、PDCPエンティティが複製モードで動作していることに基づいて、第1のPDCPパケットのコピーである第2のPDCPパケットを作成するために第1のPDCPパケットを複製し、複製モードの間にパケットの複製を有効化または無効化するための指示を受信し、動的複製パラメータが有効化閾値を満たすことに基づいて、PDCPエンティティの複製モードの間にパケットの複製を有効化し得る。いくつかの場合、複製モードは、PDCPエンティティの動作モードのセットのうちの1つのモードを含む。いくつかの場合、複製モードは、パケットを複製するための条件のセットを含む。いくつかの場合、複製モードは、PDCPエンティティの他の動作モードによって指定される手順とは異なるPDCPエンティティにおいてデータを処理するための手順のセットを含む。
複製マネージャ1325は、送信デバイスにおいて、パケットの複製のための複製モードで動作するPDCPエンティティに基づいて、第1のPDCPパケットのコピーである第2のPDCPパケットを作成するために、第1のPDCPパケットを複製し得る。いくつかの場合、複製モードは、PDCPエンティティの動作モードのセットのうちの1つのモードを含む。いくつかの場合、複製モードは、パケットを複製するための条件のセットを含む。
パラメータマネージャ1330は、動的な複製パラメータが有効化閾値を満たすことを決定し、動的な複製パラメータおよび有効化閾値を示すメッセージを受信することができ、動的な複製パラメータが有効化閾値を満たすことを決定することは、そのメッセージに基づく。いくつかの場合、動的な複製パラメータは、第1のRLCエンティティと関連付けられるパケット損失率、第2のRLCエンティティと関連付けられるパケット損失率、第1のRLCエンティティと関連付けられるデータレート、第2のRLCエンティティと関連付けられるデータレート、第1のRLCエンティティと関連付けられるチャネル品質インジケータ、第2のRLCエンティティと関連付けられるチャネル品質インジケータ、アプリケーションパケットタイプ、第1のRLCエンティティと関連付けられるトランスポートブロックサイズ、第2のRLCエンティティと関連付けられるトランスポートブロックサイズ、またはこれらの組合せを含む。
有効化マネージャ1335は、基地局から制御メッセージを受信し、制御メッセージを受信したことに基づいて複製モードの間にパケットの複製を有効化し得る。有効化マネージャ1335は、複製モードの間に第2のRLCエンティティを使用してパケットの複製を有効化または再有効化し、第2のRLCエンティティを使用してパケットの複製を有効化または再有効化するメッセージを受信することができ、第2のRLCエンティティを使用してパケットの複製を有効化または再有効化することは、そのメッセージを受信することに基づく。いくつかの場合、メッセージは、RRCメッセージ、PDCP制御PDU、MAC CE、または物理ダウンリンク制御チャネル、または組合せである。
無効化マネージャ1340は、複製モードの間にパケットの複製を無効化するためのコマンドを受信したことに基づいて第2のRLCエンティティを無効化し、第2のRLCエンティティを無効化したことに基づいて、バッファが空になるまで第2のRLCエンティティのバッファに記憶されているパケットを送信し得る。
バッファマネージャ1345は、第2のRLCエンティティを無効化したことに基づいて、第2のRLCエンティティのバッファに記憶されているパケットを廃棄し、複製モードの間のパケットの複製が無効化された後で複製モードの間のパケットの複製を再有効化したことに基づいてパケットを廃棄し、ACKを受信したことに基づいて、第2のPDCPパケットを第2のRLCエンティティに移送することなく第2のPDCPパケットを廃棄し得る。バッファマネージャ1345は、第2のRLCエンティティを使用してパケットの複製を無効化すると第2のRLCエンティティのためのリセット手順を開始し、パケットを廃棄することがパケットの複製を無効化するとリセット手順を開始することに基づき、第2のRLCエンティティを再有効化すると第2のRLCエンティティのためのリセット手順を開始し、パケットを廃棄することがリセット手順を開始することに基づき、第2のRLCエンティティを使用してパケットの複製を無効化することに基づいて第2のRLCエンティティのバッファに記憶されているパケットを廃棄し得る。いくつかの場合、パケットは、肯定応答または否定応答のために未処理であり、再送信のために未処理であり、または新しい送信のために未処理であり、またはこれらの組合せである。
RLCエンティティマネージャ1350は、第2のRLCエンティティを無効化したことに基づいて第2のRLCエンティティのためのリセット手順を開始し、パケットを廃棄することがリセット手順を開始したことに基づき、第1のRLCエンティティまたは第2のRLCエンティティをデフォルトRLCエンティティとして選択し、デフォルトRLCエンティティの識別情報を受信デバイスに送信し、第1のRLCエンティティのステータスおよび第2のRLCエンティティのステータスに基づいて、第1のPDCPパケットの第1のRLCエンティティへの移送および第2のPDCPパケットの第2のRLCエンティティへの移送を協調させ、パケット複製を有効化したことに基づいて第1のRLCエンティティのステータスおよび第2のRLCエンティティのステータスを構成し、パケット複製を無効化したことに基づいて第1のRLCエンティティのステータスおよび第2のRLCエンティティのステータスを構成し、パケット複製を再有効化したことに基づいて第1のRLCエンティティのステータスおよび第2のRLCエンティティのステータスを構成し得る。いくつかの場合、送信デバイスはデュアル接続を使用しており、第1のRLCエンティティは第1の基地局と関連付けられ、第2のRLCエンティティは第1の基地局とは異なる第2の基地局と関連付けられる。いくつかの場合、第1のPDCPパケットおよび第2のPDCPパケットの移送の協調は、タイマーを使用して第2のPDCPパケットの送信を遅らせることに基づく。
RLCエンティティマネージャ1350は、第2のRLCエンティティを使用したパケットの複製を無効化した後で第2のRLCエンティティのためのRLC再確立手順を実行し、第2のRLCエンティティを使用するパケットの複製を無効化した後の時間長が時間閾値を満たすことを決定し、RLC再確立手順を実行することが、その時間長が時間閾値を満たした後で発生し、RLC再確立手順が実行されることを要求するメッセージを受信デバイスから受信し、RLC再確立手順を実行することがそのメッセージを受信した後で発生する、ことができる。
ACKマネージャ1355は、第1のRLCエンティティを介して第1のPDCPパケットが受信デバイスによって受信されたことを示すACKを受信し、ACKを受信したことに基づいて第2のRLCエンティティを介して第2のPDCPパケットを送信するのを控え、タイマーが満了する前に、第1のPDCPパケットが受信デバイスによって受信されたことのACKを受信し得る。ACKマネージャ1355は、第2のRLCエンティティのバッファに記憶されているパケットが廃棄されたことのインジケータを送信し得る。いくつかの場合、インジケータは、RLC制御プロトコルデータユニット(PDU)、廃棄フラグを伴うRLCデータPDU、または空のRLCペイロードを伴うRLCデータPDU、または組合せである。
シーケンス番号マネージャ1360は、第1のRLCエンティティおよび第2のRLCエンティティのシーケンス番号を同期し、ACKが同期されたシーケンス番号に基づいて第1のPDCPパケットおよび第2のPDCPパケットと関連付けられ、第1のRLCエンティティの現在の左端および次のシーケンス番号を特定し、第1のRLCエンティティの現在の左端および次のシーケンス番号に基づいて第2のRLCエンティティのための状態変数を決定し、第1のRLCエンティティの更新された状態変数に基づいて第2のRLCエンティティの状態変数を調整し、第2のRLCエンティティの状態変数を調整したことに基づいて第2のRLCエンティティのバッファに記憶されているパケットを廃棄し得る。いくつかの場合、第1のRLCエンティティの更新された状態変数は、PDCPエンティティ、第1のRLCエンティティ、またはRRCエンティティからの指示によって第2のRLCに示される。
タイマーマネージャ1365は、第1のデータパケットを第1のRLCエンティティに移送したことに基づいてタイマーを有効化し、受信デバイスから肯定応答を受信することなくタイマーが満了したことを決定することがあり、第2のPDCPパケットを移送することはタイマーの満了に基づく。
キャリアアグリゲーションマネージャ1370は、第1の周波数スペクトル帯域を有する第1のコンポーネントキャリアを使用して第1のPDCPパケットを送信し、第1のコンポーネントキャリアが第1のRLCエンティティにマッピングされ、第1の周波数スペクトル帯域とは異なる第2の周波数スペクトル帯域を有する第2のコンポーネントキャリアを使用して第2のPDCPパケットを送信し、第2のコンポーネントキャリアが第2のRLCエンティティにマッピングされ、第1のRLCエンティティの第1のコンポーネントキャリアへのマッピングおよび第2のRLCエンティティの第2のコンポーネントキャリアへのマッピングを示すメッセージを受信し、第1のPDCPパケットおよび第2のPDCPパケットを送信することがそのメッセージに基づく、ことができる。いくつかの場合、送信デバイスはキャリアアグリゲーションを使用しており、第1のRLCエンティティおよび第2のRLCエンティティは同じ基地局と関連付けられる。
BSRマネージャ1375は、第1のRLCエンティティのための第1のBSRを送信し、第2のRLCエンティティのための第2のBSRを送信し、他のRLCエンティティと関連付けられるあらゆる他のバッファより多くのデータを含むRLCエンティティのバッファを特定し得る。BSRマネージャ1375はまた、特定されたバッファのデータの量を含む単一のBSRを送信し、他のRLCエンティティと関連付けられるあらゆる他のバッファより少ないデータを含むRLCエンティティのバッファを特定し、第1のRLCエンティティの第1のバッファに記憶されているデータの量を第2のRLCエンティティの第2のバッファに記憶されているデータの量と平均し、平均されたデータの量を含む単一のBSRを送信し、第2のRLCエンティティのための第2のBSRを送信し、第1のバッファステータスおよび第2のバッファステータスを含む単一のBSRを送信し、PDCPエンティティのためのパケットの複製をサポートするように構成されるベアラと少なくとも関連付けられるBSRを送信し、第1のRLCエンティティの第1のバッファのための第1のバッファステータスおよび第2のRLCエンティティの第2のバッファのための第2のバッファステータスを特定し、第1のバッファステータスおよび第2のバッファステータスを含む単一のバッファステータス報告を送信し得る。いくつかの場合、長い複製フォーマットは、複製をサポートしないベアラのバッファサイズを含む。いくつかの場合、BSRは、ベアラタイプと、ベアラが重複ベアラであるかどうかについての情報と、BSRがRLCエンティティごとに情報を含むか、またはPDCPエンティティごとに情報を含むか、またはそれらの組合せであるかの指示とを含む。いくつかの場合、BSRは短い複製フォーマットを使用して送信される。いくつかの場合、短い複製フォーマットは、論理チャネル識別子(LCID)、論理チャネルグループ識別子(LCG ID)、第1のRLCエンティティのバッファサイズ、第2のRLCエンティティのバッファサイズ、パディング、またはこれらの組合せを含む。いくつかの場合、BSRは長い複製フォーマットを使用して送信される。いくつかの場合、長い複製フォーマットは、無線ベアラ識別子に基づいて編成される情報を含む。
図14は、本開示の態様による、PDCPエンティティにおけるパケット複製をサポートするデバイス1405を含むシステム1400の図を示す。デバイス1405は、たとえば、図11および図12を参照して上で説明されたような、ワイヤレスデバイス1105、ワイヤレスデバイス1205、またはUE115の構成要素の例であるか、またはそれらを含み得る。デバイス1405は、UE通信マネージャ1415、プロセッサ1420、メモリ1425、ソフトウェア1430、トランシーバ1435、アンテナ1440、およびI/Oコントローラ1445を含む、通信を送信および受信するための構成要素を含む、双方向音声およびデータ通信のための構成要素を含み得る。これらの構成要素は、1つまたは複数のバス(たとえば、バス1410)を介して電子通信し得る。デバイス1405は、1つまたは複数の基地局105とワイヤレスに通信し得る。
プロセッサ1420は、インテリジェントハードウェアデバイス(たとえば、汎用プロセッサ、DSP、中央処理装置(CPU)、マイクロコントローラ、ASIC、FPGA、プログラマブル論理デバイス、個別ゲートもしくはトランジスタ論理構成要素、個別ハードウェア構成要素、またはそれらの任意の組合せ)を含み得る。いくつかの場合、プロセッサ1420は、メモリコントローラを使用してメモリアレイを動作させるように構成され得る。他の場合には、メモリコントローラは、プロセッサ1420へと統合され得る。プロセッサ1420は、様々な機能(たとえば、PDCPエンティティにおけるパケット複製をサポートする機能またはタスク)を実行するためにメモリに記憶されたコンピュータ可読命令を実行するように構成され得る。
メモリ1425は、ランダムアクセスメモリ(RAM)および読取り専用メモリ(ROM)を含み得る。メモリ1425は、実行されるとプロセッサに本明細書で説明される様々な機能を実行させる命令を含む、コンピュータ可読のコンピュータ実行可能ソフトウェア1430を記憶し得る。いくつかの場合、メモリ1425は、特に、周辺構成要素またはデバイスとの相互作用などの、基本的なハードウェアまたはソフトウェア動作を制御し得る基本入出力システム(BIOS)を含み得る。
ソフトウェア1430は、PDCPエンティティにおけるパケット複製をサポートするためのコードを含む、本開示の態様を実装するためのコードを含み得る。ソフトウェア1430は、システムメモリまたは他のメモリなどの非一時的コンピュータ可読媒体に記憶され得る。いくつかの場合、ソフトウェア1430は、プロセッサによって直接実行可能でないことがあるが、(たとえば、コンパイルおよび実行されると)本明細書で説明される機能をコンピュータに実行させ得る。
トランシーバ1435は、上で説明されたように、1つまたは複数のアンテナ、有線リンク、またはワイヤレスリンクを介して双方向に通信し得る。たとえば、トランシーバ1435は、ワイヤレストランシーバを表すことがあり、別のワイヤレストランシーバと双方向に通信することがある。トランシーバ1435はまた、パケットを変調し、変調されたパケットを送信のためにアンテナに与え、アンテナから受信されたパケットを復調するためのモデムを含み得る。
いくつかの場合、ワイヤレスデバイスは単一のアンテナ1440を含み得る。しかしながら、いくつかの場合、デバイスは、複数のワイヤレス送信を同時に送信または受信することが可能であり得る2つ以上のアンテナ1440を有し得る。
I/Oコントローラ1445は、デバイス1405のための入力および出力信号を管理し得る。I/Oコントローラ1445はまた、デバイス1405に統合されていない周辺装置を管理し得る。いくつかの場合、I/Oコントローラ1445は、外部周辺機器への物理的接続またはポートを表し得る。いくつかの場合、I/Oコントローラ1445は、iOS(登録商標)、ANDROID(登録商標)、MS-DOS(登録商標)、MS-WINDOWS(登録商標)、OS/2(登録商標)、UNIX(登録商標)、LINUX(登録商標)、または別の知られているオペレーティングシステムなどのオペレーティングシステムを利用し得る。他の場合には、I/Oコントローラ1445は、モデム、キーボード、マウス、タッチスクリーン、または同様のデバイスを表し、またはそれと対話し得る。いくつかの場合、I/Oコントローラ1445は、プロセッサの一部として実装され得る。いくつかの場合、ユーザは、I/Oコントローラ1445を介して、またはI/Oコントローラ1445によって制御されたハードウェア構成要素を介して、デバイス1405と対話し得る。
図15は、本開示の態様による、PDCPエンティティにおけるパケット複製をサポートするデバイス1505を含むシステム1500の図を示す。デバイス1505は、たとえば図12および図13を参照して上で説明されたワイヤレスデバイス1205、ワイヤレスデバイス1305、または基地局105の構成要素の例であり得るか、またはそれらを含み得る。デバイス1505は、基地局通信マネージャ1515と、プロセッサ1520と、メモリ1525と、ソフトウェア1530と、トランシーバ1535と、アンテナ1540と、ネットワーク通信マネージャ1545と、局間通信マネージャ1550とを含む、通信を送信および受信するための構成要素を含む、双方向音声およびデータ通信のための構成要素を含み得る。これらの構成要素は、1つまたは複数のバス(たとえば、バス1510)を介して電子通信し得る。デバイス1505は、1つまたは複数のUE115とワイヤレスに通信し得る。
プロセッサ1520は、インテリジェントハードウェアデバイス(たとえば、汎用プロセッサ、DSP、CPU、マイクロコントローラ、ASIC、FPGA、プログラマブル論理デバイス、個別ゲートもしくはトランジスタ論理構成要素、個別ハードウェア構成要素、またはそれらの任意の組合せ)を含み得る。いくつかの場合、プロセッサ1520は、メモリコントローラを使用してメモリアレイを動作させるように構成され得る。他の場合には、メモリコントローラは、プロセッサ1520へと統合され得る。プロセッサ1520は、様々な機能(たとえば、PDCPエンティティにおけるパケット複製をサポートする機能またはタスク)を実行するためにメモリに記憶されたコンピュータ可読命令を実行するように構成され得る。
メモリ1525は、RAMおよびROMを含み得る。メモリ1525は、実行されると、プロセッサに本明細書で説明される様々な機能を実行させる命令を含む、コンピュータ可読のコンピュータ実行可能ソフトウェア1530を記憶し得る。いくつかの場合、メモリ1525は、特に、周辺構成要素または周辺デバイスとの相互作用などの基本的なハードウェアまたはソフトウェア動作を制御し得るBIOSを含み得る。
ソフトウェア1530は、PDCPエンティティにおけるパケット複製をサポートするためのコードを含む、本開示の態様を実装するためのコードを含み得る。ソフトウェア1530は、システムメモリまたは他のメモリなどの非一時的コンピュータ可読媒体に記憶され得る。いくつかの場合、ソフトウェア1530は、プロセッサによって直接実行可能でないことがあるが、(たとえば、コンパイルおよび実行されると)本明細書で説明される機能をコンピュータに実行させ得る。
トランシーバ1535は、上で説明されたように、1つまたは複数のアンテナ、有線リンク、またはワイヤレスリンクを介して双方向に通信し得る。たとえば、トランシーバ1535は、ワイヤレストランシーバを表すことがあり、別のワイヤレストランシーバと双方向に通信することがある。トランシーバ1535はまた、パケットを変調し、変調されたパケットを送信のためにアンテナに与え、アンテナから受信されたパケットを復調するためのモデムを含み得る。
いくつかの場合、ワイヤレスデバイスは単一のアンテナ1540を含み得る。しかしながら、いくつかの場合、デバイスは、複数のワイヤレス送信を同時に送信または受信することが可能であり得る2つ以上のアンテナ1540を有し得る。
ネットワーク通信マネージャ1545は、(たとえば、1つまたは複数の有線バックホールリンクを介して)コアネットワークとの通信を管理し得る。たとえば、ネットワーク通信マネージャ1545は、1つまたは複数のUE115などのクライアントデバイスのためのデータ通信の転送を管理し得る。
局間通信マネージャ1550は、他の基地局105との通信を管理することができ、他の基地局105と協調してUE115との通信を制御するためのコントローラまたはスケジューラを含み得る。たとえば、局間通信マネージャ1550は、ビームフォーミングまたはジョイント送信などの様々な干渉軽減技法のために、UE115への送信のためのスケジューリングを協調させ得る。いくつかの例では、局間通信マネージャ1550は、基地局105間の通信を行うために、Long Term Evolution(LTE)/LTE-Aワイヤレス通信ネットワーク技術内のX2インターフェースを提供し得る。
図16は、本開示の態様による、PDCPエンティティにおけるパケット複製をサポートするワイヤレスデバイス1605のブロック図1600を示す。ワイヤレスデバイス1605は、本明細書で説明された基地局105の態様の例であり得る。ワイヤレスデバイス1605は、受信機1610、基地局通信マネージャ1615、および送信機1620を含み得る。ワイヤレスデバイス1605はまた、プロセッサを含み得る。これらの構成要素の各々は、(たとえば、1つまたは複数のバスを介して)互いに通信していることがある。
受信機1610は、パケット、ユーザデータ、または様々な情報チャネル(たとえば、制御チャネル、データチャネル、およびPDCPエンティティにおけるパケット複製に関する情報など)と関連付けられた制御情報などの情報を受信し得る。情報は、デバイスの他の構成要素に渡され得る。受信機1610は、図19を参照して説明されるトランシーバ1935の態様の例であり得る。受信機1610は、単一のアンテナまたはアンテナのセットを利用し得る。
基地局通信マネージャ1615は、図19を参照して説明される基地局通信マネージャ1915の態様の例であり得る。基地局通信マネージャ1615および/またはその様々な副構成要素のうちの少なくともいくつかは、ハードウェア、プロセッサによって実行されるソフトウェア、ファームウェア、またはそれらの任意の組合せで実装され得る。プロセッサによって実行されるソフトウェアで実装される場合、基地局通信マネージャ1615および/またはその様々な副構成要素のうちの少なくともいくつかの機能は、汎用プロセッサ、DSP、ASIC、FPGAもしくは他のプログラマブル論理デバイス、個別ゲートもしくはトランジスタ論理、個別ハードウェア構成要素、または本開示において説明される機能を実行するように設計されたそれらの任意の組合せによって実行され得る。基地局通信マネージャ1615および/またはその様々な副構成要素のうちの少なくともいくつかは、機能の一部が1つまたは複数の物理デバイスによって異なる物理的位置に実装されるように分散されることを含めて、様々な場所に物理的に配置され得る。いくつかの例では、基地局通信マネージャ1615および/またはその様々な副構成要素のうちの少なくともいくつかは、本開示の様々な態様による別個の異なる構成要素であり得る。他の例では、基地局通信マネージャ1615および/またはその様々な副構成要素のうちの少なくともいくつかは、限定はされないが、I/O構成要素、トランシーバ、ネットワークサーバ、別のコンピューティングデバイス、本開示で説明される1つまたは複数の他の構成要素、または本開示の様々な態様によるそれらの組合せを含む、1つまたは複数の他のハードウェア構成要素と組み合わされ得る。
基地局通信マネージャ1615は、パケット複製と関連付けられる有効化パラメータを測定し、有効化パラメータが有効化閾値を満たすことを決定し、有効化パラメータが有効化閾値を満たすことを決定したことに基づいて、複製されたパケットが基地局とUEとの間で通信されるべきであることを示す有効化メッセージを送信し得る。
送信機1620は、デバイスの他の構成要素によって生成された信号を送信し得る。いくつかの例では、送信機1620は、トランシーバモジュールの中で受信機1610と一緒に置かれ得る。たとえば、送信機1620は、図19を参照して説明されるトランシーバ1935の態様の例であり得る。送信機1620は、単一のアンテナまたはアンテナのセットを利用し得る。
図17は、本開示の態様による、PDCPエンティティにおけるパケット複製をサポートするワイヤレスデバイス1705のブロック図1700を示す。ワイヤレスデバイス1705は、図16を参照して説明されたようなワイヤレスデバイス1605または基地局105の態様の例であり得る。ワイヤレスデバイス1705は、受信機1710、基地局通信マネージャ1715、および送信機1720を含み得る。ワイヤレスデバイス1705はまた、プロセッサを含み得る。これらの構成要素の各々は、(たとえば、1つまたは複数のバスを介して)互いに通信していることがある。
受信機1710は、パケット、ユーザデータ、または様々な情報チャネル(たとえば、制御チャネル、データチャネル、およびPDCPエンティティにおけるパケット複製に関する情報など)と関連付けられた制御情報などの情報を受信し得る。情報は、デバイスの他の構成要素に渡され得る。受信機1710は、図19を参照して説明されるトランシーバ1935の態様の例であり得る。受信機1710は、単一のアンテナまたはアンテナのセットを利用し得る。
基地局通信マネージャ1715は、図19を参照して説明される基地局通信マネージャ1915の態様の例であり得る。基地局通信マネージャ1715は、パラメータマネージャ1725および有効化マネージャ1730を含み得る。
パラメータマネージャ1725は、パケット複製と関連付けられる有効化パラメータを測定し得る。いくつかの場合、有効化パラメータは、基地局とUEとの間の通信リンクと関連付けられるパケット損失率またはチャネル品質インジケータである。
有効化マネージャ1730は、有効化パラメータが有効化閾値を満たすことを決定し、有効化パラメータが有効化閾値を満たすことを決定したことに基づいて、複製されたパケットが基地局とUEとの間で通信されるべきであることを示す有効化メッセージを送信し、有効化メッセージを送信したことに基づいて、UEから第1のPDCPパケットを、およびUEから第2のPDCPパケットを受信することができ、第2のPDCPパケットは第1のPDCPパケットのコピーである。いくつかの場合、有効化メッセージは、UEが複製されたパケットを基地局に送信すべきであることを示す。
送信機1720は、デバイスの他の構成要素によって生成された信号を送信し得る。いくつかの例では、送信機1720は、トランシーバモジュールの中で受信機1710と一緒に置かれ得る。たとえば、送信機1720は、図19を参照して説明されるトランシーバ1935の態様の例であり得る。送信機1720は、単一のアンテナまたはアンテナのセットを利用し得る。
図18は、本開示の態様による、PDCPエンティティにおけるパケット複製をサポートする基地局通信マネージャ1815のブロック図1800を示す。基地局通信マネージャ1815は、図16、図17、および図19を参照して説明される基地局通信マネージャ1915の態様の例であり得る。基地局通信マネージャ1815は、パラメータマネージャ1820と、有効化マネージャ1825と、複製マネージャ1830と、条件マネージャ1835と、RLCエンティティマネージャ1840とを含み得る。これらのモジュールの各々は、(たとえば、1つまたは複数のバスを介して)互いと直接または間接的に通信し得る。
パラメータマネージャ1820は、パケット複製と関連付けられる有効化パラメータを測定し得る。いくつかの場合、有効化パラメータは、基地局とUEとの間の通信リンクと関連付けられるパケット損失率またはチャネル品質インジケータである。
有効化マネージャ1825は、有効化パラメータが有効化閾値を満たすことを決定し、有効化パラメータが有効化閾値を満たすことを決定したことに基づいて、複製されたパケットが基地局とUEとの間で通信されるべきであることを示す有効化メッセージを送信し、有効化メッセージを送信したことに基づいて、UEから第1のPDCPパケットを、およびUEから第2のPDCPパケットを受信することができ、第2のPDCPパケットは第1のPDCPパケットのコピーである。いくつかの場合、有効化メッセージは、UEが複製されたパケットを基地局に送信すべきであることを示す。
複製マネージャ1830は、基地局のPDCPエンティティによって、有効化パラメータが有効化閾値を満たすことを決定したことに基づいて、第1のPDCPパケットのコピーである第2のPDCPパケットを作成するために、第1のPDCPパケットを複製し得る。
条件マネージャ1835は、有効化パラメータおよび有効化閾値の指示を含む、パケット複製を有効化するための条件を送信し得る。
RLCエンティティマネージャ1840は、第1のRLCエンティティまたは第2のRLCエンティティをデフォルトRLCエンティティとして選択し、デフォルトRLCエンティティの識別情報をUEに送信し得る。
図19は、本開示の態様による、PDCPエンティティにおけるパケット複製をサポートするデバイス1905を含むシステム1900の図を示す。デバイス1905は、たとえば、図1を参照して上で説明されたような基地局105の構成要素の例であってよく、またはそれを含んでよい。デバイス1905は、基地局通信マネージャ1915と、プロセッサ1920と、メモリ1925と、ソフトウェア1930と、トランシーバ1935と、アンテナ1940と、ネットワーク通信マネージャ1945と、基地局通信マネージャ1950とを含む、通信を送信および受信するための構成要素を含む、双方向音声およびデータ通信のための構成要素を含み得る。これらの構成要素は、1つまたは複数のバス(たとえば、バス1910)を介して電子通信し得る。デバイス1905は、1つまたは複数のUE115とワイヤレスに通信することができる。
プロセッサ1920は、インテリジェントハードウェアデバイス(たとえば、汎用プロセッサ、DSP、CPU、マイクロコントローラ、ASIC、FPGA、プログラマブル論理デバイス、個別ゲートもしくはトランジスタ論理構成要素、個別ハードウェア構成要素、またはそれらの任意の組合せ)を含み得る。いくつかの場合、プロセッサ1920は、メモリコントローラを使用してメモリアレイを動作させるように構成され得る。他の場合には、メモリコントローラは、プロセッサ1920へと統合され得る。プロセッサ1920は、様々な機能(たとえば、PDCPエンティティにおけるパケット複製をサポートする機能またはタスク)を実行するためにメモリに記憶されたコンピュータ可読命令を実行するように構成され得る。
メモリ1925は、RAMおよびROMを含み得る。メモリ1925は、実行されると、プロセッサに、本明細書で説明される様々な機能を実行させる命令を含む、コンピュータ可読のコンピュータ実行可能ソフトウェア1930を記憶し得る。いくつかの場合、メモリ1925は、特に、周辺構成要素または周辺デバイスとの相互作用などの基本的なハードウェアおよび/またはソフトウェア動作を制御し得るBIOSを含み得る。
ソフトウェア1930は、PDCPエンティティにおけるパケット複製をサポートするためのコードを含む、本開示の態様を実装するためのコードを含み得る。ソフトウェア1930は、システムメモリまたは他のメモリなどの非一時的コンピュータ可読媒体に記憶され得る。いくつかの場合、ソフトウェア1930は、プロセッサによって直接実行可能でないことがあるが、(たとえば、コンパイルおよび実行されると)本明細書で説明される機能をコンピュータに実行させ得る。
トランシーバ1935は、上で説明されたように、1つまたは複数のアンテナ、有線リンク、またはワイヤレスリンクを介して双方向に通信し得る。たとえば、トランシーバ1935は、ワイヤレストランシーバを表すことがあり、別のワイヤレストランシーバと双方向に通信することがある。トランシーバ1935はまた、パケットを変調し、変調されたパケットを送信のためにアンテナに与え、アンテナから受信されたパケットを復調するためのモデムを含み得る。
いくつかの場合、ワイヤレスデバイスは単一のアンテナ1940を含み得る。しかしながら、いくつかの場合、デバイスは、複数のワイヤレス送信を同時に送信または受信することが可能であり得る2つ以上のアンテナ1940を有し得る。
ネットワーク通信マネージャ1945は、(たとえば、1つまたは複数の有線バックホールリンクを介して)コアネットワークとの通信を管理し得る。たとえば、ネットワーク通信マネージャ1945は、1つまたは複数のUE115などのクライアントデバイスのためのデータ通信の転送を管理し得る。
局間通信マネージャ1950は、他の基地局105との通信を管理することができ、他の基地局105と協調してUE115との通信を制御するためのコントローラまたはスケジューラを含み得る。たとえば、局間通信マネージャ1950は、ビームフォーミングまたはジョイント送信などの様々な干渉軽減技法のために、UE115への送信のためのスケジューリングを協調させ得る。いくつかの例では、局間通信マネージャ1950は、基地局105間で通信を行うために、LTE/LTE-Aワイヤレス通信ネットワーク技術内のX2インターフェースを提供し得る。
図20は、本開示の態様による、PDCPエンティティにおけるパケット複製をサポートするワイヤレスデバイス2005のブロック図2000を示す。ワイヤレスデバイス2005は、本明細書で説明されたようなUE115の態様の例であり得る。ワイヤレスデバイス2005は、受信機2010、UE通信マネージャ2015、および送信機2020を含み得る。ワイヤレスデバイス2005はまた、プロセッサを含み得る。これらの構成要素の各々は、(たとえば、1つまたは複数のバスを介して)互いに通信していることがある。
受信機2010は、パケット、ユーザデータ、または様々な情報チャネル(たとえば、制御チャネル、データチャネル、およびPDCPエンティティにおけるパケット複製に関する情報など)と関連付けられた制御情報などの情報を受信し得る。情報は、デバイスの他の構成要素に渡され得る。受信機2010は、図23を参照して説明されるトランシーバ2335の態様の例であり得る。受信機2010は、単一のアンテナまたはアンテナのセットを利用し得る。
UE通信マネージャ2015は、図23を参照して説明されたUE通信マネージャ2315の態様の例であり得る。UE通信マネージャ2015および/またはその様々な副構成要素のうちの少なくともいくつかは、ハードウェア、プロセッサによって実行されるソフトウェア、ファームウェア、またはそれらの任意の組合せで実装され得る。プロセッサによって実行されるソフトウェアで実装される場合、UE通信マネージャ2015および/またはその様々な副構成要素のうちの少なくともいくつかの機能は、汎用プロセッサ、DSP、ASIC、FPGAもしくは他のプログラマブル論理デバイス、個別ゲートもしくはトランジスタ論理、個別ハードウェア構成要素、または本開示で説明される機能を実行するように設計されたそれらの任意の組合せによって実行され得る。UE通信マネージャ2015および/またはその様々な副構成要素のうちの少なくともいくつかは、機能の一部が1つまたは複数の物理デバイスによって異なる物理的位置に実装されるように分散されることを含めて、様々な位置に物理的に配置され得る。いくつかの例では、UE通信マネージャ2015および/またはその様々な副構成要素のうちの少なくともいくつかは、本開示の様々な態様による別個のおよび異なる構成要素であり得る。他の例では、UE通信マネージャ2015および/またはその様々な副構成要素のうちの少なくともいくつかは、限定はされないが、I/Oコンポーネント、トランシーバ、ネットワークサーバ、別のコンピューティングデバイス、本開示で説明された1つまたは複数の他の構成要素、または本開示の様々な態様によるそれらの組合せを含む、1つまたは複数の他のハードウェア構成要素と結合され得る。
UE通信マネージャ2015は、基地局からパケット複製を有効化するための条件を受信し、条件が有効化パラメータおよび有効化閾値の指示を含み、パケット複製と関連付けられる有効化パラメータを測定し、有効化パラメータが有効化閾値を満たすことを決定し、有効化パラメータが有効化閾値を満たすことを決定したことに基づいて、複製されたパケットが基地局とUEとの間で通信されるべきであることを示す有効化メッセージを送信し得る。
送信機2020は、デバイスの他の構成要素によって生成された信号を送信し得る。いくつかの例では、送信機2020は、トランシーバモジュールの中で受信機2010と一緒に置かれ得る。たとえば、送信機2020は、図23を参照して説明されるトランシーバ2335の態様の例であり得る。送信機2020は、単一のアンテナまたはアンテナのセットを利用し得る。
図21は、本開示の態様による、PDCPエンティティにおけるパケット複製をサポートするワイヤレスデバイス2105のブロック図2100を示す。ワイヤレスデバイス2105は、図20を参照して説明されたようなワイヤレスデバイス2005またはUE115の態様の例であり得る。ワイヤレスデバイス2105は、受信機2110、UE通信マネージャ2115、および送信機2120を含み得る。ワイヤレスデバイス2105はまた、プロセッサを含み得る。これらの構成要素の各々は、(たとえば、1つまたは複数のバスを介して)互いに通信していることがある。
受信機2110は、パケット、ユーザデータ、または様々な情報チャネル(たとえば、制御チャネル、データチャネル、およびPDCPエンティティにおけるパケット複製に関する情報など)と関連付けられた制御情報などの情報を受信し得る。情報は、デバイスの他の構成要素に渡され得る。受信機2110は、図23を参照して説明されるトランシーバ2335の態様の例であり得る。受信機2110は、単一のアンテナまたはアンテナのセットを利用し得る。
UE通信マネージャ2115は、図23を参照して説明されたUE通信マネージャ2315の態様の例であり得る。UE通信マネージャ2115は、パラメータマネージャ2125および有効化マネージャ2130を含み得る。
パラメータマネージャ2125は、基地局からパケット複製を有効化するための条件を受信し、この条件が有効化パラメータおよび有効化閾値の指示を含み、パケット複製と関連付けられる有効化パラメータを測定し得る。いくつかの場合、有効化パラメータは、基地局とUEとの間の通信リンクと関連付けられるパケット損失率またはチャネル品質インジケータである。
有効化マネージャ2130は、有効化パラメータが有効化閾値を満たすことを決定し、有効化パラメータが有効化閾値を満たすことを決定したことに基づいて、複製されたパケットが基地局とUEとの間で通信されるべきであることを示す有効化メッセージを送信し得る。
送信機2120は、デバイスの他の構成要素によって生成された信号を送信し得る。いくつかの例では、送信機2120は、トランシーバモジュールの中で受信機2110と一緒に置かれ得る。たとえば、送信機2120は、図23を参照して説明されるトランシーバ2335の態様の例であり得る。送信機2120は、単一のアンテナまたはアンテナのセットを利用し得る。
図22は、本開示の態様による、PDCPエンティティにおけるパケット複製をサポートするUE通信マネージャ2215のブロック図2200を示す。UE通信マネージャ2215は、図20、図21、および図23を参照して説明されるUE通信マネージャ2315の態様の例であり得る。UE通信マネージャ2215は、パラメータマネージャ2220と、有効化マネージャ2225と、複製マネージャ2230と、RLCエンティティマネージャ2235とを含み得る。これらのモジュールの各々は、(たとえば、1つまたは複数のバスを介して)互いと直接または間接的に通信し得る。
パラメータマネージャ2220は、基地局からパケット複製を有効化するための条件を受信し、この条件が有効化パラメータおよび有効化閾値の指示を含み、パケット複製と関連付けられる有効化パラメータを測定し得る。いくつかの場合、有効化パラメータは、基地局とUEとの間の通信リンクと関連付けられるパケット損失率またはチャネル品質インジケータである。
有効化マネージャ2225は、有効化パラメータが有効化閾値を満たすことを決定し、有効化パラメータが有効化閾値を満たすことを決定したことに基づいて、複製されたパケットが基地局とUEとの間で通信されるべきであることを示す有効化メッセージを送信し得る。
複製マネージャ2230は、UEのPDCPエンティティによって、有効化パラメータが有効化閾値を満たすことを決定したことに基づいて、第1のPDCPパケットのコピーである第2のPDCPパケットを作成するために第1のPDCPパケットを複製し、有効化パラメータが有効化閾値を満たすことを決定したことに基づいて、第1のPDCPパケットおよび第2のPDCPパケットを基地局に送信し得る。
RLCエンティティマネージャ2235は、第1のPDCPパケットを第1のRLCエンティティに、および第2のPDCPパケットを第1のRLCエンティティとは異なる第2のRLCエンティティに転送し、基地局からデフォルトRLCエンティティの識別情報を受信し得る。
図23は、本開示の態様による、PDCPエンティティにおけるパケット複製をサポートするデバイス2305を含むシステム2300の図を示す。デバイス2305は、たとえば、図1を参照して上で説明されたようなUE115の構成要素の例であり得るか、またはそれを含み得る。デバイス2305は、UE通信マネージャ2315、プロセッサ2320、メモリ2325、ソフトウェア2330、トランシーバ2335、アンテナ2340、およびI/Oコントローラ2345を含む、通信を送信および受信するための構成要素を含む、双方向音声およびデータ通信のための構成要素を含み得る。これらの構成要素は、1つまたは複数のバス(たとえば、バス2310)を介して電子通信し得る。デバイス2305は、1つまたは複数の基地局105とワイヤレスに通信し得る。
プロセッサ2320は、インテリジェントハードウェアデバイス(たとえば、汎用プロセッサ、DSP、CPU、マイクロコントローラ、ASIC、FPGA、プログラマブル論理デバイス、個別ゲートもしくはトランジスタ論理構成要素、個別ハードウェア構成要素、またはそれらの任意の組合せ)を含み得る。いくつかの場合、プロセッサ2320は、メモリコントローラを使用してメモリアレイを動作させるように構成され得る。他の場合には、メモリコントローラは、プロセッサ2320へと統合され得る。プロセッサ2320は、様々な機能(たとえば、PDCPエンティティにおけるパケット複製をサポートする機能またはタスク)を実行するためにメモリに記憶されたコンピュータ可読命令を実行するように構成され得る。
メモリ2325は、RAMおよびROMを含み得る。メモリ2325は、実行されると、本明細書で説明される様々な機能をプロセッサに実行させる命令を含む、コンピュータ可読のコンピュータ実行可能ソフトウェア2330を記憶し得る。いくつかの場合、メモリ2325は、特に、周辺構成要素または周辺デバイスとの相互作用などの基本的なハードウェアおよび/またはソフトウェア動作を制御し得るBIOSを含み得る。
ソフトウェア2330は、PDCPエンティティにおけるパケット複製をサポートするためのコードを含む、本開示の態様を実装するためのコードを含み得る。ソフトウェア2330は、システムメモリまたは他のメモリなどの非一時的コンピュータ可読媒体に記憶され得る。いくつかの場合、ソフトウェア2330は、プロセッサによって直接実行可能でないことがあるが、(たとえば、コンパイルおよび実行されると)本明細書で説明される機能をコンピュータに実行させ得る。
トランシーバ2335は、上で説明されたように、1つまたは複数のアンテナ、有線リンク、またはワイヤレスリンクを介して双方向に通信し得る。たとえば、トランシーバ2335は、ワイヤレストランシーバを表すことがあり、別のワイヤレストランシーバと双方向に通信することがある。トランシーバ2335はまた、パケットを変調し、変調されたパケットを送信のためにアンテナに与え、アンテナから受信されたパケットを復調するためのモデムを含み得る。
いくつかの場合、ワイヤレスデバイスは単一のアンテナ2340を含み得る。しかしながら、いくつかの場合、デバイスは、複数のワイヤレス送信を同時に送信または受信することが可能であり得る2つ以上のアンテナ2340を有し得る。
I/Oコントローラ2345は、デバイス2305のための入力および出力信号を管理し得る。I/Oコントローラ2345はまた、デバイス2305に統合されていない周辺装置を管理し得る。いくつかの場合、I/Oコントローラ2345は、外部周辺機器への物理的接続またはポートを表し得る。いくつかの場合、I/Oコントローラ2345は、iOS(登録商標)、ANDROID(登録商標)、MS-DOS(登録商標)、MS-WINDOWS(登録商標)、OS/2(登録商標)、UNIX(登録商標)、LINUX(登録商標)、または別の知られているオペレーティングシステムなどのオペレーティングシステムを利用し得る。他の場合には、I/Oコントローラ2345は、モデム、キーボード、マウス、タッチスクリーン、または同様のデバイスを表し、またはそれと対話し得る。いくつかの場合、I/Oコントローラ2345は、プロセッサの一部として実装され得る。いくつかの場合、ユーザは、I/Oコントローラ2345を介して、またはI/Oコントローラ2345によって制御されたハードウェア構成要素を介して、デバイス2305と対話し得る。
図24は、本開示の態様による、PDCPエンティティにおけるパケット複製のための方法2400を示すフローチャートを示す。方法2400の動作は、本明細書で説明されるようなUE115または基地局105などの送信デバイスまたはその構成要素によって実施され得る。たとえば、方法2400の動作は、図11〜図13を参照して説明されたような送信デバイス通信マネージャによって実行され得る。いくつかの例では、UE115または基地局105などの送信デバイスは、以下で説明される機能を実行するようにデバイスの機能要素を制御するためのコードのセットを実行し得る。加えて、または代わりに、UE115または基地局105などの送信デバイスは、専用ハードウェアを使用して以下で説明される機能の態様を実行し得る。
ブロック2405において、UE115または基地局105などの送信デバイスは、PDCPエンティティのためのパケットの複製をサポートするためのベアラの構成を受信し得る。ブロック2405の動作は、本明細書で説明された方法に従って実行され得る。いくつかの例では、ブロック2405の動作の態様は、図11〜図13を参照して説明されたようなベアラマネージャによって実行され得る。
ブロック2410において、UE115または基地局105などの送信デバイスは、ベアラのためのパケット複製の有効化ステータスを決定し得る。ブロック2410の動作は、本明細書で説明された方法に従って実行され得る。いくつかの例では、ブロック2410の動作の態様は、図11〜図13を参照して説明されたようなベアラマネージャによって実行され得る。
ブロック2415において、UE115または基地局105などの送信デバイスは、ベアラのためのパケット複製の有効化ステータスに少なくとも一部基づいて、第1のPDCPパケットのコピーである第2のPDCPパケットを作成するために第1のPDCPパケットを複製し得る。ブロック2415の動作は、本明細書で説明された方法に従って実行され得る。いくつかの例では、ブロック2415の動作の態様は、図11〜図13を参照して説明されたような複製マネージャによって実行され得る。
ブロック2420において、UE115または基地局105などの送信デバイスは、第1のPDCPパケットを第1のRLCエンティティに、および第2のPDCPパケットを第2のRLCエンティティに転送し得る。ブロック2420の動作は、本明細書で説明された方法に従って実行され得る。いくつかの例では、ブロック2420の動作の態様は、図11〜図13を参照して説明されたような送信機によって実行され得る。
図25は、本開示の態様による、PDCPエンティティにおけるパケット複製のための方法2500を示すフローチャートを示す。方法2500の動作は、本明細書で説明されるようなUE115または基地局105などの送信デバイスまたはその構成要素によって実施され得る。たとえば、方法2500の動作は、図11〜図13を参照して説明されたような送信デバイス通信マネージャによって実行され得る。いくつかの例では、UE115または基地局105などの送信デバイスは、以下で説明される機能を実行するようにデバイスの機能要素を制御するためのコードのセットを実行し得る。加えて、または代わりに、UE115または基地局105などの送信デバイスは、専用ハードウェアを使用して以下で説明される機能の態様を実行し得る。
ブロック2505において、UE115または基地局105などの送信デバイスは、PDCPエンティティのためのパケットの複製をサポートするためのベアラの構成を受信し得る。ブロック2505の動作は、本明細書で説明された方法に従って実行され得る。いくつかの例では、ブロック2505の動作の態様は、図11〜図13を参照して説明されたようなベアラマネージャによって実行され得る。
ブロック2510において、UE115または基地局105などの送信デバイスは、動的な複製パラメータが有効化閾値を満たすことを決定し得る。ブロック2510の動作は、本明細書で説明された方法に従って実行され得る。いくつかの例では、ブロック2510の動作の態様は、図11〜図13を参照して説明されたようなパラメータマネージャによって実行され得る。
ブロック2515において、UE115または基地局105などの送信デバイスは、動的な複製パラメータが有効化閾値を満たすことに少なくとも一部基づいて、PDCPエンティティによってパケットの複製を有効化し得る。ブロック2515の動作は、本明細書で説明された方法に従って実行され得る。いくつかの例では、ブロック2515の動作の態様は、図11〜図13を参照して説明されたような複製マネージャによって実行され得る。
ブロック2520において、UE115または基地局105などの送信デバイスは、ベアラのためのパケット複製の有効化ステータスを決定し得る。ブロック2520の動作は、本明細書で説明された方法に従って実行され得る。いくつかの例では、ブロック2520の動作の態様は、図11〜図13を参照して説明されたようなベアラマネージャによって実行され得る。
ブロック2525において、UE115または基地局105などの送信デバイスは、ベアラのためのパケット複製の有効化ステータスに少なくとも一部基づいて、第1のPDCPパケットのコピーである第2のPDCPパケットを作成するために第1のPDCPパケットを複製し得る。ブロック2525の動作は、本明細書で説明された方法に従って実行され得る。いくつかの例では、ブロック2525の動作の態様は、図11〜図13を参照して説明されたような複製マネージャによって実行され得る。
ブロック2530において、UE115または基地局105などの送信デバイスは、第1のPDCPパケットを第1のRLCエンティティに、および第2のPDCPパケットを第2のRLCエンティティに転送し得る。ブロック2530の動作は、本明細書で説明された方法に従って実行され得る。いくつかの例では、ブロック2530の動作の態様は、図11〜図13を参照して説明されたような送信機によって実行され得る。
図26は、本開示の態様による、PDCPエンティティにおけるパケット複製のための方法2600を示すフローチャートを示す。方法2600の動作は、本明細書で説明されたような基地局105またはその構成要素によって実施され得る。たとえば、方法2600の動作は、図15〜図19を参照して説明されたような基地局通信マネージャによって実行され得る。いくつかの例では、基地局105は、以下で説明される機能を実行するようにデバイスの機能要素を制御するためのコードのセットを実行し得る。加えて、または代わりに、基地局105は、専用ハードウェアを使用して、以下で説明される機能の態様を実行し得る。
ブロック2605において、基地局105は、パケット複製と関連付けられる有効化パラメータを測定し得る。ブロック2605の動作は、本明細書で説明された方法に従って実行され得る。いくつかの例では、ブロック2605の動作の態様は、図15〜図19を参照して説明されたようなパラメータマネージャによって実行され得る。
ブロック2610において、基地局105は、有効化パラメータが有効化閾値を満たすことを決定し得る。ブロック2610の動作は、本明細書で説明された方法に従って実行され得る。いくつかの例では、ブロック2610の動作の態様は、図15〜図19を参照して説明されたような有効化マネージャによって実行され得る。
ブロック2615において、基地局105は、有効化パラメータが有効化閾値を満たすことを決定したことに少なくとも一部基づいて、複製されたパケットが通信されるべきであることを示す有効化メッセージをUEに送信し得る。ブロック2615の動作は、本明細書で説明された方法に従って実行され得る。いくつかの例では、ブロック2615の動作の態様は、図15〜図19を参照して説明されたような有効化マネージャによって実行され得る。
図27は、本開示の態様による、PDCPエンティティにおけるパケット複製のための方法2700を示すフローチャートを示す。方法2700の動作は、本明細書で説明されたようなUE115またはその構成要素によって実施され得る。たとえば、方法2700の動作は、図14〜図23を参照して説明されたようなUE通信マネージャによって実行され得る。いくつかの例では、UE115は、以下で説明される機能を実行するようにデバイスの機能要素を制御するためのコードのセットを実行し得る。加えて、または代わりに、UE115は、専用ハードウェアを使用して、以下で説明される機能の態様を実行し得る。
ブロック2705において、UE115は、基地局から、パケット複製を有効化するための条件を受信することができ、この条件は、有効化パラメータおよび有効化閾値の指示を含む。ブロック2705の動作は、本明細書で説明された方法に従って実行され得る。いくつかの例では、ブロック2705の動作の態様は、図14〜図23を参照して説明されたようなパラメータマネージャによって実行され得る。
ブロック2710において、UE115は、パケット複製と関連付けられる有効化パラメータを測定し得る。ブロック2710の動作は、本明細書で説明された方法に従って実行され得る。いくつかの例では、ブロック2710の動作の態様は、図14〜図23を参照して説明されたようなパラメータマネージャによって実行され得る。
ブロック2715において、UE115は、有効化パラメータが有効化閾値を満たすことを決定し得る。ブロック2715の動作は、本明細書で説明された方法に従って実行され得る。いくつかの例では、ブロック2715の動作の態様は、図14〜図23を参照して説明されたような有効化マネージャによって実行され得る。
ブロック2720において、UE115は、有効化パラメータが有効化閾値を満たすことを決定したことに少なくとも一部基づいて、複製されたパケットがUEによって通信されるべきであることを示す有効化メッセージを基地局に送信し得る。ブロック2720の動作は、本明細書で説明された方法に従って実行され得る。いくつかの例では、ブロック2720の動作の態様は、図14〜図23を参照して説明されたような有効化マネージャによって実行され得る。
上で説明された方法は、可能な実装形態を説明しており、動作およびステップは、並べ替えられるか、または別様に修正されてもよく、他の実装形態が可能であることに留意されたい。さらに、方法のうちの2つ以上からの態様が組み合わされてもよい。
本明細書で説明される技法は、符号分割多元接続(CDMA)、時分割多元接続(TDMA)、周波数分割多元接続(FDMA)、直交周波数分割多元接続(OFDMA)、シングルキャリア周波数分割多元接続(SC-FDMA)、および他のシステムなどの、様々なワイヤレス通信システムのために使用され得る。「システム」および「ネットワーク」という用語は、しばしば、互換的に使用される。符号分割多元接続(CDMA)システムは、CDMA2000、Universal Terrestrial Radio Access(UTRA)などの無線技術を実装することがある。CDMA2000は、IS-2000規格、IS-95規格、およびIS-856規格をカバーする。IS-2000リリースは、通常、CDMA2000 1X、1Xなどと呼ばれることがある。IS-856(TIA-856)は、一般に、CDMA2000 1xEV-DO、High Rate Packet Data(HRPD)などと呼ばれる。UTRAは、Wideband CDMA(WCDMA(登録商標))、およびCDMAの他の変形を含む。TDMAシステムは、Global System for Mobile communications(GSM(登録商標))などの無線技術を実装し得る。
OFDMAシステムは、ウルトラモバイルブロードバンド(UMB)、発展型UTRA(E-UTRA)、米国電気電子技術者協会(IEEE)802.11(Wi-Fi)、IEEE802.16(WiMAX)、IEEE802.20、Flash-OFDMなどの無線技術を実装し得る。UTRAおよびE-UTRAは、Universal Mobile Telecommunications System(UMTS)の一部である。LTEおよびLTE-Aは、E-UTRAを使用するUMTSのリリースである。UTRA、E-UTRA、UMTS、LTE、LTE-A、NR、およびGSMは、「第3世代パートナーシッププロジェクト」(3GPP)と称する団体からの文書に記載されている。CDMA2000およびUMBは、「第3世代パートナーシッププロジェクト2」(3GPP2)と称する団体からの文書に記載されている。本明細書で説明された技法は、上で言及されたシステムおよび無線技術ならびに他のシステムおよび無線技術に使用され得る。LTEまたはNRシステムの態様が例として説明されることがあり、説明の大部分においてLTEまたはNR用語が使用されることがあるが、本明細書で説明された技法は、LTEまたはNR適用例以外に適用可能である。
本明細書で説明されたネットワークを含むLTE/LTE-Aネットワークでは、evolved node B(eNB)という用語は、一般に、基地局を記述するために使用されることがある。本明細書で説明される1つまたは複数のワイヤレス通信システムは、異なるタイプのeNBが様々な地理的領域にカバレッジを提供する異種LTE/LTE-AまたはNRネットワークを含み得る。たとえば、各eNB、次世代NodeB(gNB)、または基地局は、マクロセル、スモールセル、または他のタイプのセルに通信カバレッジを提供し得る。「セル」という用語は、文脈に応じて、基地局、基地局と関連付けられるキャリアもしくはコンポーネントキャリア、またはキャリアもしくは基地局のカバレッジエリア(たとえば、セクタなど)を表すために使用され得る。
基地局は、基地トランシーバ局、無線基地局、アクセスポイント、無線トランシーバ、ノードB、eノードB(eNB)、gNB、ホームノードB、ホームeノードB、または何らかの他の好適な用語を含むことがあるか、またはそのように当業者によって呼ばれることがある。基地局のための地理的カバレッジエリアは、カバレッジエリアの一部分のみを構成するセクタに分割され得る。本明細書で説明される1つまたは複数のワイヤレス通信システムは、異なるタイプの基地局(たとえば、マクロ基地局またはスモールセル基地局)を含み得る。本明細書で説明されるUEは、マクロeNB、スモールセルeNB、gNB、リレー基地局などを含む、様々なタイプの基地局およびネットワーク機器と通信することが可能であり得る。異なる技術のための重複する地理的カバレッジエリアが存在することがある。
マクロセルは、一般に、比較的大きい地理的エリア(たとえば、半径数キロメートル)をカバーし、ネットワークプロバイダのサービスに加入しているUEによる無制限アクセスを可能にし得る。スモールセルは、マクロセルと比較して、同じまたは異なる(たとえば、免許、免許不要などの)周波数帯域内でマクロセルとして動作することができる低電力基地局である。スモールセルは、様々な例によれば、ピコセル、フェムトセル、およびマイクロセルを含み得る。ピコセルは、たとえば、小さい地理的エリアをカバーすることがあり、ネットワークプロバイダのサービスに加入しているUEによる無制限アクセスを可能にすることがある。フェムトセルも、小さい地理的エリア(たとえば、自宅)をカバーすることがあり、フェムトセルとの関連付けを有するUE(たとえば、限定加入者グループ(CSG)の中のUE、自宅の中のユーザのUEなど)による制限付きアクセスを提供することがある。マクロセルのためのeNBは、マクロeNBと呼ばれることがある。スモールセルのためのeNBは、スモールセルeNB、ピコeNB、フェムトeNB、またはホームeNBと呼ばれることがある。eNBは、1つまたは複数の(たとえば、2つ、3つ、4つなどの)セル(たとえば、コンポーネントキャリア)をサポートすることがある。
本明細書で説明された1つまたは複数のワイヤレス通信システムは、同期動作または非同期動作をサポートし得る。同期動作の場合、基地局は、類似のフレームタイミングを有することがあり、異なる基地局からの送信は、時間的にほぼ整合されることがある。非同期動作の場合、基地局は、異なるフレームタイミングを有することがあり、異なる基地局からの送信は、時間的に整合されないことがある。本明細書で説明された技法は、同期動作または非同期動作のいずれに使用されてもよい。
本明細書で説明されるダウンリンク送信は順方向リンク送信と呼ばれることもあり、アップリンク送信は逆方向リンク送信と呼ばれることもある。たとえば、図1および図2のワイヤレス通信システム100および200を含む、本明細書で説明される各通信リンクは、1つまたは複数のキャリアを含むことがあり、各キャリアは、複数のサブキャリア(たとえば、異なる周波数の波形信号)から構成される信号であることがある。
添付の図面に関して本明細書に記載された説明は、例示的な構成を説明しており、実装され得るまたは特許請求の範囲内に入るすべての例を表すとは限らない。本明細書で使用される「例示的」という用語は、「例、事例、または例示として役立つ」ことを意味し、「好ましい」または「他の例よりも有利な」を意味するものではない。詳細な説明は、説明された技法を理解することを目的とした具体的な詳細を含む。しかしながら、これらの技法は、これらの具体的な詳細を伴うことなく実践されてもよい。いくつかの事例では、説明された例の概念を不明瞭にすることを回避するために、よく知られている構造およびデバイスがブロック図の形態で示されている。
添付の図面において、類似の構成要素または特徴は、同じ参照ラベルを有し得る。さらに、同じタイプの様々な構成要素は、参照ラベルの後に、ダッシュおよび類似の構成要素を区別する第2のラベルを続けることによって区別され得る。本明細書において第1の参照ラベルのみが使用される場合、説明は、第2の参照ラベルにかかわらず、同じ第1の参照ラベルを有する同様の構成要素のいずれにも適用可能である。
本明細書で説明される情報および信号は、多種多様な技術および技法のいずれかを使用して表され得る。たとえば、上記の説明全体にわたって言及され得るデータ、命令、コマンド、情報、信号、ビット、シンボル、およびチップは、電圧、電流、電磁波、磁場もしくは磁性粒子、光場もしくは光学粒子、またはそれらの任意の組合せによって表され得る。
本明細書の本開示に関して説明される様々な例示的なブロックおよびモジュールは、汎用プロセッサ、DSP、ASIC、FPGAもしくは他のプログラマブル論理デバイス、個別ゲートもしくはトランジスタ論理、個別ハードウェア構成要素、または本明細書で説明した機能を実行するように設計されたそれらの任意の組合せを用いて実装または実行されることがある。汎用プロセッサは、マイクロプロセッサであり得るが、代替として、プロセッサは、任意の従来のプロセッサ、コントローラ、マイクロコントローラ、または状態機械であり得る。プロセッサはまた、コンピューティングデバイスの組合せ(たとえば、DSPとマイクロプロセッサとの組合せ、複数のマイクロプロセッサ、DSPコアと連携した1つもしくは複数のマイクロプロセッサ、または任意の他のそのような構成)としても実装され得る。
本明細書で説明された機能は、ハードウェア、プロセッサによって実行されるソフトウェア、ファームウェア、またはそれらの任意の組合せとして実装され得る。プロセッサによって実行されるソフトウェアに実装される場合、機能は、1つまたは複数の命令またはコードとして、コンピュータ可読媒体上に記憶されるか、またはコンピュータ可読媒体を介して送信され得る。他の例および実装形態は、本開示および添付の特許請求の範囲の範囲内に入る。たとえば、ソフトウェアの性質に起因して、上で説明された機能は、プロセッサ、ハードウェア、ファームウェア、ハードワイヤリング、またはこれらのうちのいずれかの組合せによって実行されるソフトウェアを使用して実装され得る。機能を実装する特徴はまた、様々な物理的位置に機能の一部が実装されるように分散されることを含めて、様々な位置に物理的に配置され得る。また、特許請求の範囲内を含めて本明細書で使用される、項目のリスト(たとえば、「のうちの少なくとも1つ」または「のうちの1つまたは複数」などの句が後置される項目のリスト)において使用される「または」は、たとえば、A、B、またはCのうちの少なくとも1つのリストが、AまたはBまたはCまたはABまたはACまたはBCまたはABC(すなわち、AおよびBおよびC)を意味するような包括的リストを示す。また、本明細書で使用する「に基づいて」という句は、条件の閉集合を指すものと解釈されるべきではない。たとえば、「条件Aに基づいて」と説明された例示的なステップは、本開示の範囲から逸脱することなく、条件Aと条件Bの両方に基づき得る。言い換えれば、本明細書で使用される「に基づいて」という句は、「に少なくとも部分的に基づいて」という句と同じように解釈されるべきである。
コンピュータ可読媒体は、非一時的コンピュータ記憶媒体と、ある場所から別の場所へのコンピュータプログラムの転送を容易にする任意の媒体を含む通信媒体の両方を含む。非一時的記憶媒体は、汎用コンピュータまたは専用コンピュータによってアクセスされ得る任意の利用可能な媒体であり得る。限定ではなく例として、非一時的コンピュータ可読媒体は、RAM、ROM、電気的消去可能プログラマブル読取り専用メモリ(EEPROM)、コンパクトディスク(CD)ROMもしくは他の光ディスクストレージ、磁気ディスクストレージもしくは他の磁気ストレージデバイス、または、命令もしくはデータ構造の形態の所望のプログラムコード手段を搬送または記憶するために使用され、汎用コンピュータもしくは専用コンピュータまたは汎用プロセッサもしくは専用プロセッサによってアクセスされ得る任意の他の非一時的媒体を備え得る。また、任意の接続が、適正にコンピュータ可読媒体と呼ばれる。たとえば、ソフトウェアが、同軸ケーブル、光ファイバーケーブル、ツイストペア、デジタル加入者線(DSL)、または赤外線、無線、およびマイクロ波などのワイヤレス技術を使用してウェブサイト、サーバ、または他のリモートソースから送信される場合、同軸ケーブル、光ファイバーケーブル、ツイストペア、DSL、または赤外線、無線、およびマイクロ波などのワイヤレス技術は、媒体の定義に含まれる。本明細書で使用されるディスク(disk)およびディスク(disc)は、CD、レーザーディスク(登録商標)(disc)、光ディスク(disc)、デジタル多用途ディスク(disc)(DVD)、フロッピーディスク(disk)およびBlu-ray(登録商標)ディスク(disc)を含み、ディスク(disk)は通常、データを磁気的に再生し、ディスク(disc)は、レーザーを用いてデータを光学的に再生する。上記のものの組合せも、コンピュータ可読媒体の範囲内に含まれる。
本明細書の説明は、当業者が本開示を作成または使用することを可能にするために提供される。本開示に対する様々な修正が、当業者に容易に明らかになり、本明細書で定義された一般原理は、本開示の範囲から逸脱することなく他の変形形態に適用され得る。したがって、本開示は、本明細書で説明される例および設計に限定されず、本明細書で開示された原理および新規の特徴と一致する最も広い範囲を与えられるべきである。