JP6937353B2 - エレベータの二重化ブレーキ装置およびブレーキ装置の二重化リニューアル方法 - Google Patents
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Description
(第1実施形態)
図1は、本発明の第1実施形態によるエレベータの二重化ブレーキ装置を示す図である。この二重化ブレーキ装置は、エレベータのリニューアルに際して、図2に示す既存の巻上機のブレーキ装置を二重化、すなわち、ブレーキアーム操作部を1つ増設したブレーキシステムに改造したものである。
図2において、参照番号11は、既存のブレーキドラムを示している。ブレーキドラム11の両側には、ブレーキアーム12a、12bが設けられている。ブレーキアーム12a、12bには、ブレーキシュー13a、13bが保持されている。ブレーキアーム12a、12bに架け渡されるように、スプリングロッド18が直角に取り付けられており、このスプリングロッド18の一端部には制動力発生スプリング19が設けられている。ブレーキアーム12a、12bの基端部は、軸14a、14bに枢支されている。制動力を発生させる場合には、制動力発生スプリング19の弾性力によって、ブレーキシュー13a、13bがブレーキドラム11に押し付けられるようになっている。
ブレーキアーム操作部15Aでは、左右一対の操作レバー16a、16bがソレノイドコイルによって駆動される。操作レバー16a、16bの一端部は、ブレーキアーム操作部15Aの両側に設けられた支持部23a、23bに回動可能に支持され、操作レバー16a、16bの他端部は、連結部21を介してブレーキアーム操作部15Aの駆動部と連結されている。
この実施形態では、ブレーキドラム11、ブレーキシュー13a、13b、ブレーキアーム12a、12b、スプリングロッド18、制動力発生スプリング19、ブレーキアーム操作部15Aは、既存のものがそのまま活用されている。この二重化への改造にあたり、追加した構成要素は、既存のブレーキアーム12a、12bを長くするための延長ブレーキアーム30A、30Bと、スプリングロッド24および制動力発生スプリング19と、ブレーキアーム操作部15Bである。ブレーキアーム操作部15Bは、操作レバー20a、20bが支持部26a、26bに枢支されており、既存のブレーキアーム操作部15Aと同型である。
制動力を解放する場合には、既設のブレーキアーム操作部15Aのソレノイドコイルが励磁されると、一方の操作レバー16aは、ギャップ調整ボルト17aを介して左側のブレーキアーム12aを押し広げ、ブレーキシュー13aをブレーキドラム11から離間させる。増設のブレーキアーム操作部15Bのソレノイドコイルも励磁され、他方の操作レバー20bは、ギャップ調整ボルト17bを介して右側の延長ブレーキアーム30Bおよびブレーキアーム12bを押し広げ、ブレーキシュー13bをブレーキドラム11から離間させる。
ここで、図5は、延長ブレーキアーム30Aの継手部を示す斜視図である。
延長ブレーキアーム30Aの継手部には、ギャップ調整ボルト17aが貫通する穴31が形成されている。このとき、ブレーキアーム12bの先端部のギャップ調整ボルト穴(図示せず)と延長ブレーキアーム30Bの穴31が合うように延長ブレーキアーム30Aを取り付ける。然る後、回り止め兼固定部材32を取り付け、図示しないねじを貫通穴35からねじ穴34に螺入して固定する。延長ブレーキアーム30Aの固定は、取り外したギャップ調整ボルト17aを位置調整しながら取り付け直すことで行う。このとき、ギャップ調整ボルト17aのセット位置は、残しておいたブレーキアーム12b側のギャップ調整ボルト17bと同期動作、すなわち同時に操作レバー16a、16bに当たるようにそれに合わせて位置調整すればよい。
上記のように二重化された場合、2つの同じブレーキアーム操作部15A、15Bが並列に設けられている。電源ラインを分岐して、ブレーキアーム操作部15A、15Bを並列に接続すれば、ブレーキ解放時には、電源仕様を検討する必要なくどちらのブレーキアーム操作部15A、15Bも同時に動作させることができる。
エレベータの保守点検時には、巻上機のブレーキを手動開放する操作が行われることがある。図6は、ブレーキの手動開放に用いられる治具を示す図で、図6(A)は正面図、図6(B)は側面図である。
この開放治具は、レバー部40と、その先端に設けられた引掛け部41とからなる治具である。引掛け部41は、増設したブレーキアーム操作部15Bの操作レバー20a、20bの連結部に着脱可能に係合する。この解放治具は、図6(B)に示されるように、てこの原理を応用して操作レバー20a、20bを押し広げ、ブレーキを解放できるようになっている。図1において、実際の開放操作のときには、延長ブレーキアーム30Bにギャップ調整ボルト17bと同じギャップ調整ボルトを取り付けておく。
次に、本発明の第2実施形態によるエレベータの二重化ブレーキ装置について、図7を参照して説明する。
この第2実施形態は、ブレーキ装置10のブレーキ開放動作時に正常に作動したかを監視する作動検知器を設けるようにした実施の形態である。なお、ブレーキ装置10の本体は、図1の第1実施形態と同一なので、同一の構成要素には同一の参照符号を付して、その詳細な説明は省略する。
図7に示されるように、ブレーキアーム12a、12bがそれぞれブレーキ開放の正常な動作位置に変位したことを検出する、例えばマイクロスイッチを用いた検出器44a、44bが設けられている。ブレーキ開放時には、それまでブレーキシュー13a、13bをブレーキドラム11に押し付けていたブレーキアーム12a、12bが開き、検出器44a、44bをオンにするので、正常なブレーキ開放動作が行われたことを検知することができる。
Claims (4)
- 巻上機のモータ回転軸に連結されたブレーキドラムにブレーキシューを押し付け、摩擦力により制動力を発生するエレベータのブレーキ装置おいて、
前記ブレーキドラムを左右から挟み付け、前記ブレーキシューを前記ブレーキドラムの外周面に押し付ける一対のブレーキアームと、
前記ブレーキアームの先端部にそれぞれ継ぎ足される一対の延長ブレーキアームと、
前記ブレーキアームのうち、一方のブレーキアームを駆動する第1のブレーキアーム操作部と、
前記延長ブレーキアームの間に、他方のブレーキアームを駆動する第2のブレーキアーム操作部と、を備え、
前記ブレーキアームと、前記第1のブレーキアーム操作部は、前記ブレーキアームを駆動する操作部が単一である既設のブレーキ装置のものであり、前記延長ブレーキアームと、前記第2のブレーキアーム操作部は、ブレーキ二重化のために新たに追加された部品であり、
前記第1のブレーキアーム操作部と前記第2のブレーキアーム操作部は、電源に並列に接続され、片方ずつを前記電源から切り離す切り離し回路を有する
ことを特徴とするエレベータの二重化ブレーキ装置。 - 一対の前記ブレーキアームの正常なブレーキ開放動作をそれぞれ検出する一対の検出器を設けたことを特徴とする請求項1に記載のエレベータの二重化ブレーキ装置。
- 前記第1のブレーキアーム操作部と、前記第2のブレーキアーム操作部は、同一仕様品であることを特徴とする請求項1に記載のエレベータの二重化ブレーキ装置。
- 既存のブレーキ装置を改造して請求項1に記載の二重化ブレーキ装置にリニューアルするブレーキ装置の二重化方法であって、
前記ブレーキアームと、前記第1のブレーキアーム操作部は、既設のブレーキ装置のものをそのまま流用し、前記延長ブレーキアームと、前記第2のブレーキアーム操作部は、新たに追加された部品を用い、
一対の前記ブレーキアームの先端部に一対の前記延長ブレーキアームそれぞれ継ぎ足し、
一方の前記ブレーキアームを駆動するように前記第1のブレーキアーム操作部を調整し、
前記延長ブレーキアームの間に、他方の前記ブレーキアームを駆動する前記第2のブレーキアーム操作部を増設することを特徴とするエレベータのブレーキ装置の二重化リニューアル方法。
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