JP6936192B2 - 渋滞状態特定方法、渋滞状態特定装置及びコンピュータプログラム - Google Patents
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また、特許文献2にも、道路の渋滞状態を特定する方法として、走行軌跡情報に含まれる交通流が一つの道路における主流と副流を含むか否か判定し、当該主流と副流が存在すると判定された場合、主流交通情報と副流交通情報を含む交通情報を生成する情報交通情報生成装置が提案されている(特許文献2)。
このようにして車線毎の渋滞情報を特定することは、ドライバに対する道路案内において、渋滞に起因するストレスを低減する見地から有用である。
全ての道路が複数の車線を備えるものではなく、勿論、この従来技術の前提技術を用いれば、進行方向に一車線の道路(以下、単線道路と略す)の渋滞状態を特定することが可能である。
かかる単線道路の渋滞を従来技術で特定して、ナビゲーションの道路案内に反映すると、当該渋滞した道路のコストが上がり、その道路は案内対象から外されることがある。しかしながら、現実には、駐車場に入ろうとする車列があったとしても、その車列の横を何らストレスなく、即ち、何ら減速することなく、通過できる場合がある。しかしながら従来の技術では当該車列を渋滞と特定してしまう。
即ち、単線道路では、単にそこに車列が存在していたとしても、当該車列の横を通過しようとする他の車両からみたとき当該車列がその通行を阻害する渋滞に該当するか否か、一概に決めることができない。
進行方向の車線が1車線の道路を抽出する道路抽出ステップと、
前記抽出した道路の一方向において、ある時間の走行速度が第1の速度以下である第1の車両を抽出する第1の車両抽出ステップと、
前記抽出した第1の車両に基づいて前記道路内に仮渋滞区間を特定する仮渋滞区間特定ステップと、
前記仮渋滞区間において、前記ある時間にその走行速度が前記第1の速度より速い第2の速度以上で、かつ走行方向が前記第1の車両と同じである第2の車両を抽出する第2の車両抽出ステップと、
前記第2の車両の抽出結果に基づき、前記仮渋滞区間の渋滞状態を特定する渋滞状態特定ステップと、を備える渋滞状態特定方法。
この第1の局面の発明では、このようにして特定された渋滞区間を仮渋滞区間とする。そして、この仮渋滞区間を第1の速度より速い第2の速度で走行する第2の車両の存在を抽出する。かかる第2の車両が存在するときは、たとえ車列(この発明では仮渋滞区間)が存在したとしても、その横を他の車両が走行できることがわかる。
この発明の第3の局面では、第1の車両と第2の車両の速度差に基づいて渋滞状態の程度を特定することとしている。
即ち、車列を作る第1の車両と走行状態の第2の車両との速度差が比較的小さいときは、第1の車両の車列が第2の車両の通行に何らかの影響を与え、第2の車両が仮渋滞区間を通行したとき何らかのストレスがあったものと考えられる。他方、当該速度差が大きいときは、第1の車両の車列が第2の車両の通行に与える影響が小さく、第2の車両が仮渋滞区間を通行したときのストレスが小さかったものと考えられる。このようにして、第1の車両と第2の車両の速度差に応じて渋滞状態の程度を特定する。この渋滞状態を道路探索のコストに反映するときは、その程度に応じて、例えば渋滞状態を表すコストに係数(1未満の実数)を乗算する。
第1〜4の何れかの局面に規定の渋滞状態特定方法において、前記渋滞状態特定ステップは、前記仮渋滞区間の車道の状況を判定するステップを有し、該車道に障害物が有るときは、該障害物の有無若しくは障害物の種類に応じて前記仮渋滞区間の渋滞状態を特定する。
なお、仮渋滞区間が左側にカーブしておりかつカーブの内側に施設や丘などがあってその見通しが悪いときも、上記と同様に渋滞状態の程度を調整できる。
進行方向の車線が1車線の道路を抽出する道路抽出部と、
前記抽出した道路の一方向において、ある時間の走行速度が第1の速度以下である第1の車両を抽出する第1の車両抽出部と、
前記抽出した第1の車両に基づいて前記道路内に仮渋滞区間を特定する仮渋滞区間特定部と、
前記仮渋滞区間において、前記ある時間にその走行速度が前記第1の速度より速い第2の速度以上で、かつ走行方向が前記第1の車両と同じである第2の車両を抽出する第2の車両抽出部と、
前記第2の車両の抽出結果に基づき、前記仮渋滞区間の渋滞状態を特定する渋滞状態特定部と、を備える渋滞状態特定装置。
このように規定される第7の局面の渋滞状態特定装置によれば、第2の車両が抽出されるか否かに基づき、仮渋滞区間を通過する他の車両からみたときの渋滞状態をより明確に特定する。
このように規定される第8の局面の渋滞状態特定装置によれば、第1の車両と第2の車両の速度差に基づいて仮渋滞区間の渋滞状態がより詳細に特定される。例えば、大きな速度差と小さな速度差の二段階の速度差のそれぞれにつき第2の車両を抽出して、その抽出量に応じて渋滞状態の程度を把握する。小さな速度差の第2の車両の数が多くかつ大きな速度差の第2の車両の数が少ないときは、仮渋滞区間を走行する第2の車両は減速を余儀なくされている。他方、小さな速度差の第2の車両の数が多くかつ大きな速度差の第2の車両の数がすくないときは、仮渋滞区間の走行する車両はストレスなく走行できている。
前記渋滞状態特定部では、前記第1の車両及び/又は前記第2の車両の実位置に基づいて、前記仮渋滞区間の渋滞状態を特定する。
このように、第9の局面の渋滞状態特定装置によれば仮渋滞区間における第1の車両の車列の種類や状況を推定できるので、これを他の車両からみたときの仮渋滞区間の渋滞状態に反映させることができる。
このように規定される第10の局面に規定の渋滞状態特定装置によれば、第2の車両が抽出されて仮渋滞区間が実質的に通行可能であったとしても、車道に存在する障害物の有無若しくはその種類に応じて、これを他の車両からみたときの仮渋滞区間の渋滞状態に反映させられる。
前記道路抽出部に、進行方向の車線が1車線の道路を抽出させ、
前記第1の車両抽出部に、前記抽出した道路の一方向において、ある時間の走行速度が第1の速度以下である第1の車両を抽出させ、
前記仮渋滞区間特定部に、前記抽出した第1の車両に基づいて前記道路内に仮渋滞区間を特定させ、
前記第2の車両抽出部に、前記仮渋滞区間において、前記ある時間にその走行速度が前記第1の速度より速い第2の速度以上で、かつ走行方向が前記第1の車両と同じである第2の車両を抽出させ、
前記渋滞状態特定部に、前記第2の車両の抽出結果に基づき、前記仮渋滞区間の渋滞状態を特定させる、コンピュータ用のプログラム。
このように規定される第11の局面に規定のコンピュータ用のプログラムによれば、第6の局面に規定の渋滞状態特定装置と同様の作用及び効果が得られる。
このように規定される第12の局面に規定のコンピュータ用のプログラムによれば、第7の局面に規定の渋滞状態特定装置と同様の作用及び効果が得られる。
このように規定される第13の局面に規定のコンピュータ用のプログラムによれば、第8の局面に規定の渋滞状態特定装置と同様の作用及び効果が得られる。
前記渋滞状態特定部に、前記第1の車両及び/又は前記第2の車両の実位置に基づいて、前記仮渋滞区間の渋滞状態を特定させる。
このように規定される第14の局面に規定のコンピュータ用のプログラムによれば、第9の局面に規定の渋滞状態特定装置と同様の作用及び効果が得られる。
前記渋滞状態特定部に、該車道に障害物が有るときは、該障害物の有無若しくは障害物の種類に応じて前記仮渋滞区間の渋滞状態を特定させる。
このように規定される第14の局面に規定のコンピュータ用のプログラムによれば、第10の局面に規定の渋滞状態特定装置と同様の作用及び効果が得られる。
渋滞状態特定装置1は本体部10、データ保存部20、出力部30及び入力部40を備える。
データ保存部20の地図DB21には道路探索及び道路案内に用いられる各種のデータが保存されている。道路を規定するリンクに関係するデータとして車線数及びその方向並びに制限速度が少なくとも保存されている。更には、リンクに関係するデータとして中央分離帯等の障害物の存在を示すデータ(障害物データ)も保存されている。
プローブデータ保存部23にはプローブカーの各種プローブデータが保存され、定期的に更新される。プローブデータとして少なくともプローブされたときの位置情報及び時間情報はもとより、走行速度、走行方向に関わるデータが保存されている。
このようにして抽出された単線道路のデータは第1の車両抽出部12へ送られる。第1の車両抽出部12は、プローブデータ保存部23を参照し、抽出された単線道路上に存在し、所定の時間において、走行方向が同じで、かつ第1の速度以下のプローブデータ(第1のプローブデータ)を抽出する。ここに、第1の速度は、一般道の渋滞を規定するものであるため、例えば5km/hとする。第1のプローブデータの抽出する所定の時間は予め定めておいてもよいし、座標に基づき抽出したプローブデータを改めて所定の時間(時間幅)でスキャニングして定めてもよい。即ち、同じ時間に異なる車両が列をなしている場合に渋滞の車列が生じていると判断されるので、その時間を「所定の時間」とする。なお、この所定の時間は保存され、第2の車両を抽出するときに参照される。
第1のプローブデータの発生源は第1の車両である。
仮渋滞区間特定部15は、送られてきた第1のプローブデータに基づき、抽出された単線道路に存在する第1のプローブデータ、即ち第1の車両の密度を演算する。演算された第1のプローブデータの密度、即ち抽出された単線道路に存在した第1の車両の密度に基づき、車両(第1の車両)が車列をなしているか否かを判定する。第1の車両が車列をなしていると判定されたとき、その道路の区間を仮渋滞区間とする。
渋滞状態特定部19は、第2のプローブデータが存在しない仮渋滞区間の道路においては、第1の車両の車列が他の車両の走行の障害となる実質的な渋滞(実渋滞状態)を構成しているものと特定する。他方、第2のプローブデータが存在する仮渋滞区間の道路においては、第1の車両の車列が他の車両の走行の障害となっておらず、走行可能状態と特定する。
このような比較を行うことにより、第1の車両の車列がその横を通過する他の車両に与える影響を把握できる。よって、その影響の差に基づいて渋滞状態の程度を特定できる。
図2において、データ保存部20と本体部10とは一体であっても別体であってもよい。両者を別体とするときには、データ保存部20をサーバ装置に組み込み、本体部10をクライアントとしてインターネット等の一般的な通信回線を用いて連絡させることができる。
この装置1は、システムバス100で演算部110、第1記憶装置120、第2記憶装置130、出力部140、入力部150及び通信装置200を連結させた、一般的なコンピュータ装置からなる。
第1記憶装置120は、図2において、データ保存部20として機能し、地図DBとしての領域121、プローブデータを保存する領域123が備えられる。
第2記憶装置130には単線道路保存領域131、仮渋滞区間保存領域133、第1の車両抽出パラメータ保存領域135、及び第2の車両抽出パラメータ保存領域137を備える。単線道路保存領域131は道路抽出部11が抽出した単線道路を保存する。仮渋滞区間保存領域133は仮渋滞区間特定部15が特定した仮渋滞区間を保存する。第1の車両抽出パラメータ保存領域135には第1の速度をはじめとして第1の車両を抽出するためのパラメータが保存される。第2の車両抽出パラメータ保存領域137には第2の速度をはじめとして第2の車両を抽出するためのパラメータが保存される。
出力部140はプリンタやディスプレイなどを備える。
入力部150はキーボードやポインタなどを備える。
通信装置200は外部の通信回線に対するデータの入出力のインターフェースであって、汎用的な通信プロトコルにより動作する。
ステップ1では、第1の車両及び第2の車両の抽出条件として、時間、第1の速度及び第2の速度を指定する。
この例では、抽出の時間は毎時00分〜10分とし、第1の速度は5km/h、第2の速度は20km/hとする。
この例では、マップデータ上に仮想的なメッシュ(10km四方)を設定し、これを所定の区域としている。メッシュごとに図5のフローチャートの処理を実行するものとする。
ステップ13では、仮渋滞区間特定部15は、仮渋滞区間と特定された区間をもつリンクを当該仮渋滞区間の座標とともに渋滞状態特定部19へ送る。
ステップ15では、渋滞状態特定部19は、リンク毎に、第2の車両抽出部17に指令を出して、プローブデータ保存部23から第2のプローブデータを抽出する。この第2のプローブデータは、リンク上の仮渋滞区間の座標に該当し、かつ第1のプローブデータと同じ時間であって、かつ走行速度が第2の速度以上のプローブデータであり、第2の車両が発信元である。
ステップ21では、第2のプローブデータが存在する仮渋滞区間を有するリンクと、第2のプローブデータが存在しない仮渋滞区間を有するリンクとを分類する。
かかるリストをナビゲーション装置のルート探索部500へ組み込んだ例を図6に示す。このルート探索部500における渋滞特定部501はVICS等外部情報に基づき道路が渋滞状態であるか否かを特定する。コスト付与部503は、渋滞用コスト保存部505を参照して、渋滞と特定された道路へ当該渋滞に見合ったコストを付与する。このとき、リスト保存部507を参照する。そして、リストにあげられたリンクについては、渋滞特定部501が渋滞と特定していても、そのコストを付与しないようにする。即ち、渋滞特定部501が特定した渋滞区間は「仮渋滞区間」であるからである。
コスト演算部509は、このようにして得られた渋滞に起因するコストも参照して、定法のコスト計算に従い、目的地までルートを探索する。
上記の例では、プローブデータに基づき、第1の車両と第2の車両の抽出を行っているが、道路カメラや車車間通信のデータを用いて、第1の車両や第2の車両の存在を特定してもよい。
C2 第2の車両
1 渋滞状態特定装置。
10 本体部
20 データ保存部
11 車両抽出部
12 第1の車両抽出部
15 仮渋滞区間特定部
17 第2の車両抽出部
19、190 渋滞状態特定部
Claims (15)
- 進行方向の車線が1車線の道路を抽出する道路抽出ステップと、
前記抽出した道路の一方向において、ある日のある時間の走行速度が第1の速度以下である第1の車両を、位置情報、時間情報及び走行速度に関わる情報を含んで保存されたプローブデータに基づいて抽出する第1の車両抽出ステップと、
前記抽出した第1の車両に基づいて前記道路内に仮渋滞区間を特定する仮渋滞区間特定ステップと、
前記仮渋滞区間において、前記ある日のある時間にその走行速度が前記第1の速度より速い第2の速度以上で、かつ走行方向が前記第1の車両と同じである第2の車両を前記プローブデータに基づいて抽出する第2の車両抽出ステップと、
前記第2の車両の抽出結果に基づき、前記仮渋滞区間の渋滞状態を特定する渋滞状態特定ステップと、を備える渋滞状態特定方法。 - 前記渋滞状態特定ステップでは、前記第2の車両が抽出されないとき前記仮渋滞区間は実渋滞状態と特定され、前記第2の車両が抽出されたとき前記仮渋滞区間は走行可能状態と特定される請求項1に記載の渋滞状態特定方法。
- 前記渋滞状態特定ステップでは、前記仮渋滞区間の渋滞状態を特定するルールが、前記第1の車両と前記第2の車両の速度差に基づいて決められる請求項1に記載の渋滞状態特定方法。
- マップマッチング処理されていない前記プローブデータに基づき、前記第1の車両及び前記第2の車両の実位置を特定するステップが更に備えられ、
前記渋滞状態特定ステップでは、前記第1の車両及び/又は前記第2の車両の実位置に基づいて、前記仮渋滞区間の渋滞状態を特定する請求項1〜3のいずれかに記載の渋滞状態特定方法。 - 前記渋滞状態特定ステップは、前記仮渋滞区間の車道の状況を判定するステップを有し、該車道に中央分離帯が有るときは、該中央分離帯の有無若しくは該中央分離帯の種類に応じて前記仮渋滞区間の渋滞状態を特定する、請求項1〜4のいずれかに記載の渋滞状態特定方法。
- 進行方向の車線が1車線の道路を抽出する道路抽出部と、
前記抽出した道路の一方向において、ある日のある時間の走行速度が第1の速度以下である第1の車両を、位置情報、時間情報及び走行速度に関わる情報を含んで保存されたプローブデータに基づいて抽出する第1の車両抽出部と、
前記抽出した第1の車両に基づいて前記道路内に仮渋滞区間を特定する仮渋滞区間特定部と、
前記仮渋滞区間において、前記ある日のある時間にその走行速度が前記第1の速度より速い第2の速度以上で、かつ走行方向が前記第1の車両と同じである第2の車両を前記プローブデータに基づいて抽出する第2の車両抽出部と、
前記第2の車両の抽出結果に基づき、前記仮渋滞区間の渋滞状態を特定する渋滞状態特定部と、を備える渋滞状態特定装置。 - 前記渋滞状態特定部では、前記第2の車両が抽出されないとき前記仮渋滞区間は実渋滞状態と特定され、前記第2の車両が抽出されたとき前記仮渋滞区間は走行可能状態と特定される、請求項6に記載の渋滞状態特定装置。
- 前記渋滞状態特定部では、前記仮渋滞区間の渋滞状態を特定するルールが、前記第1の車両と前記第2の車両の速度差に基づいて決められる、請求項6に記載の渋滞状態特定装置。
- マップマッチング処理されていない前記プローブデータに基づき、前記第1の車両及び前記第2の車両の実位置を特定する実位置特定部が更に備えられ、
前記渋滞状態特定部では、前記第1の車両及び/又は前記第2の車両の実位置に基づいて、前記仮渋滞区間の渋滞状態を特定する請求項6〜8のいずれかに記載の渋滞状態特定装置。 - 前記渋滞状態特定部は、前記仮渋滞区間の車道の状況を判定する車道状況判定部を有し、該車道に中央分離帯が有るときは、該中央分離帯の有無若しくは該中央分離帯の種類に応じて前記仮渋滞区間の渋滞状態を特定する、請求項6〜9のいずれかに記載の渋滞状態特定装置。
- 道路抽出部、第1の車両抽出部、仮渋滞区間特定部、第2の車両抽出部及び渋滞状態特定部を備えてなる渋滞状態特定装置を制御するコンピュータ用のプログラムであって、
前記道路抽出部に、進行方向の車線が1車線の道路を抽出させ、
前記第1の車両抽出部に、前記抽出した道路の一方向において、ある日のある時間の走行速度が第1の速度以下である第1の車両を、位置情報、時間情報及び走行速度に関わる情報を含んで保存されたプローブデータに基づいて抽出させ、
前記仮渋滞区間特定部に、前記抽出した第1の車両に基づいて前記道路内に仮渋滞区間を特定させ、
前記第2の車両抽出部に、前記仮渋滞区間において、前記ある日のある時間にその走行速度が前記第1の速度より速い第2の速度以上で、かつ走行方向が前記第1の車両と同じである第2の車両を前記プローブデータに基づいて抽出させ、
前記渋滞状態特定部に、前記第2の車両の抽出結果に基づき、前記仮渋滞区間の渋滞状態を特定させる、コンピュータ用のプログラム。 - 前記渋滞状態特定部に、前記第2の車両が抽出されないとき前記仮渋滞区間は実渋滞状態と特定させ、前記第2の車両が抽出されたとき前記仮渋滞区間は走行可能状態と特定させる、請求項11に記載のコンピュータ用のプログラム。
- 前記渋滞状態特定部に、前記仮渋滞区間の渋滞状態を特定するルールが、前記第1の車両と前記第2の車両の速度差に基づいて決めさせる、請求項11に記載のコンピュータ用のプログラム。
- マップマッチング処理されていない前記プローブデータに基づき、前記第1の車両及び前記第2の車両の実位置を特定させる実位置特定部を更に備えてなる渋滞状態特定装置を制御するコンピュータ用のプログラムであって、
前記渋滞状態特定部に、前記第1の車両及び/又は前記第2の車両の実位置に基づいて、前記仮渋滞区間の渋滞状態を特定させる、請求項11〜13のいずれかに記載のコンピュータ用のプログラム。 - 前記渋滞状態特定部に、前記仮渋滞区間の車道の状況を判定する車道状況判定部を更に備えてなる渋滞状態特定装置を制御するコンピュータ用のプログラムであって、
前記渋滞状態特定部に、該車道に中央分離帯が有るときは、該中央分離帯の有無若しくは該中央分離帯の種類に応じて前記仮渋滞区間の渋滞状態を特定させる、請求項11〜14のいずれかに記載のコンピュータ用のプログラム。
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