JP6935979B2 - 車両前部構造 - Google Patents
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Description
同文献に記載の車両前部構造は、車体前部の骨格部材として、左右一対のフロントサイドメンバを備えている。これら一対のフロントサイドメンバは、車両の下部において、車幅方向に互いに間隔を隔てた配置とされて車両前後方向に延びている。ただし、これらフロントサイドメンバには、フロア部の前部から車両前方側に延びた前上がり傾斜部が設けられており、この前上がり傾斜部は、その下側にフロントサスペンションのサスペンションメンバを取付けるのに利用される。
一方、フロア部のうち、車幅方向略中央部には、車両前後方向に延びるフロアトンネル部が設けられている。このフロアトンネル部の基部を補強するためのインナトルクメンバの前部には、車幅方向外方側に屈曲または湾曲した形態を有し、かつフロントサイドメンバに一端が接続された曲げ部が設けられている。この曲げ部は、インナトルクボックスに相当し、この曲げ部の存在により、車体強度が高められる。
前記した不具合を解消する手段として、補強部材を使用し、フロントサイドメンバを補強することが考えられるが、このような手段を採用したのでは、車両重量の増加を招く他、製造コストが高価となる。
第1に、フロントサイドメンバ、各インナトルクメンバの前部、およびクロスメンバの三者による環状部は、剛性が高い部位であり、フロントサイドメンバのうち、前上がり傾斜部の後部側の基端部およびその前後周辺部は、前記環状部によって効果的に補強される。したがって、車両の前突が発生し、車両前方側からフロントサイドメンバに大きな衝突荷重が入力した際に、前上がり傾斜部が起き上がる方向に屈曲変形することを適切に防止または抑制することが可能となる。その結果、フロントサイドメンバの荷重伝達性をよくし、車両の衝撃吸収性能を良好とすることができるとともに、車体強度をアップし、耐衝撃性能(耐荷重性能)を高めることができる。
第2に、本発明においては、フロントサイドメンバの補強手段として、クロスメンバを用いているが、このクロスメンバは、前記した所定の環状部の一部をなす部材であって、比較的小サイズのものでよい。また、本発明は、所定の複数の部材を用いた環状部の構造を利用し、フロントサイドメンバを補強しており、各部をかなりの肉厚に形成するといった必要もない。したがって、車両重量の増加や、製造コストの上昇を抑制することもできる。
第3に、前記環状部を構成するインナトルクメンバの前部、およびクロスメンバは、車両の前突時において、フロントサイドメンバの前記環状部の近辺を車幅方向内方側へ変形または変位させようとする力が発生した場合に、これに抗する突っ張り力を発揮し、前記変形または変位を抑制する作用も生じさせる。また、クロスメンバは、車両の前突時において、フロントサイドメンバとインナトルクメンバとが車両前後方向に大きく位置ずれすることを防止する効果も発揮する。このようなことにより、車両の前突時におけるフロントサイドメンバの荷重伝達性や、耐衝撃性能などを一層良好なものとすることが可能である。
図面においては、仮想線によって中心線CLが適宜描かれているが、この中心線CLは、前上がり傾斜部30の後部側の基端部30a(屈曲部)の前後方向中心線である。
車両1の前部には、エンジンや変速機などから構成されたパワープラント2が内部に配されているエンジンルーム10が設けられており、一対のフロントサイドメンバ3のフロント部32は、エンジンルーム10の両側に位置して車両前後方向に略直線状に延びている。内入り傾斜部33は、一対のフロントサイドメンバ3のうち、サスペンションメンバ4の取付け箇所周辺部が、車両後方側ほど車幅方向相互間隔が狭くなるように、車両上面視において傾斜した部分である。フロントサイドメンバ3に対するサスペンションメンバ4の具体的な取付け構造については後述する。後側延設部34は、内入り傾斜部33の後部に繋がった部分であり、車幅方向においてフロアトンネル部12とロッカ15との相互間に位置してフロア部11の下面部に接合され、車両前後方向に延びている。
れら一対のインナトルクメンバ13は、一対のフロントサイドメンバ3よりも車幅方向内方側において、車幅方向に互いに間隔を隔てた配置で車両前後方向に延びている。各インナトルクメンバ13の前部には、車幅方向外方側に屈曲または湾曲した曲げ部13aが設けられており、かつこの曲げ部13aの一端は、フロントサイドメンバ3の前上がり傾斜部30に溶接されている。曲げ部13aは、いわゆるインナトルクボックス部に相当する。
なお、フロントサイドメンバ3とインナトルクメンバ13の前部とは直接溶接されており、フロントサイドメンバ3とクロスメンバ6とは、アッパメンバ3Aおよびフロア部11を介して間接的に溶接されている。クロスメンバ6とインナトルクメンバ13の前部とは、フロア部11(フロアトンネル部12の基部)を介して間接的に溶接されている。
後側取付け部9Bは、前上がり傾斜部30の下面側に溶接された台座部38に、サスペンションメンバ4の後部が、ボルト90を用いて締結された部位である。後側取付け部9B’は、サスペンションメンバ4の後部に固定されたステー42が、前上がり傾斜部30の台座部38よりも下側の部分にボルト91を用いて締結された部位である。
ンションメンバ4に取付けられている。前側回転支持部8Aは、中心軸が略水平方向に延びる姿勢のゴムブッシュ81を用いて構成されており、後側回転支持部8Bは、中心軸が上下高さ方向に延びる起立姿勢のゴムブッシュ82を用いて構成されている。ゴムブッシュ82、ステー42、サスペンションメンバ4、および台座部38は、ボルト90を用いて共締めされている。
前記した構成に対応し、後側取付け部9B,9B’は、前側取付け部9Aよりも車幅方向内方側に適当な寸法L2だけオフセットされている。内入り傾斜部33は、サスペンションメンバ4の前側取付け部9Aよりも後側取付け部9B,9B’を車幅方向内方側に配置させ、かつロアアーム7の後側回転支持部8Bの中心P2を、前側回転支持部8Aの中心P1よりも車幅方向内方側に適当な寸法L1だけオフセットするのに適する。
上述の実施形態においては、クロスメンバ6の一部を、フロア部11の接合部17に重ね合わせて接合しており、これらの接合強度などを高める上で好ましいが、クロスメンバ6が接合部17に接合されていない構成とすることも可能である。
車両1の操安性を良好にする観点からすると、フロントサスペンションのロアアーム7の後側回転支持部8Bの中心P2を、前側回転支持部8Aの中心P1よりも車幅方向内方側にオフセットすることが好ましいものの、これとは異なる構成とすることも可能である。
本発明の車両前部構造は、エンジン自動車に限らず、ハイブリッド車や電気自動車にも適用することができることは勿論である。
L 環状部
1 車両
11 フロア部
11a ダッシュパネル
11b フロントフロアパネル
12 フロアトンネル部
13 インナトルクメンバ
13a 曲げ部
17 接合部
3 フロントサイドメンバ
3A アッパメンバ
30 前上がり傾斜部
4 サスペンションメンバ
6 クロスメンバ
Claims (1)
- 車両前部の下部において、車幅方向に互いに間隔を隔てた配置で車両前後方向に延びており、かつフロア部の前部から車両前方側に延びた前上がり傾斜部を有する左右一対のフロントサイドメンバと、
これら一対のフロントサイドメンバよりも車幅方向内方側において、車幅方向に互いに間隔を隔てた配置で車両前後方向に延びており、かつ前部には、車幅方向外方側に屈曲または湾曲して前記各フロントサイドメンバに接続された曲げ部が設けられている左右一対のインナトルクメンバと、
を備えている、車両前部構造であって、
前記各インナトルクメンバの前記曲げ部よりも車両後方側のうち、前記フロア部を構成するダッシュパネルの後端部とフロントフロアパネルの前端部との接合部上に重ねられて接合されるようにして前記フロア部の前部寄り領域に設けられ、かつ車幅方向に延びるクロスメンバと、
前記各フロントサイドメンバ、前記各インナトルクメンバの前部、および前記クロスメンバの三者が、車両上面視において環状をなし、かつ直接または間接的に接合されている環状部と、
をさらに備えており、
前記前上がり傾斜部の後部側の基端部は、前記環状部によって囲まれた領域としての前記環状部の内側領域の車幅方向外方側に隣接した配置にあることを特徴とする、車両前部構造。
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