JP6935651B2 - ホットスティック支持具 - Google Patents

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Description

本発明は、間接活線作業においてホットスティック(間接活線工具)を高所作業車のサブブームや電柱に対して固定し、所定の姿勢を維持した状態で支持する支持具に係り、特に、取り付け箇所に対する制約が少なく、取り扱いが容易なホットスティック支持具に関する。
高圧の架空配電線等の間接活線作業では、絶縁操作棒の先端に把持部が装着された工具(ホットスティック)が用いられるが、1人の作業者が複数のホットスティックを用いなければならない場合には、ホットスティックから手を放すことができないため、作業効率が著しく低下してしまうという課題があった。
このような課題に対処するべく、従来、間接活線工具を電柱や高所作業車のバケット等に固定する方法が検討されており、それに関し、既に幾つかの発明や考案が開示されている。例えば、特許文献1には、「工具固定具」という名称で、間接活線工具を高所作業車のバケット等に固定するための工具に関する発明が開示されている。
この発明に係る「工具固定具」は、把持部がスタッドに固定されたボールジョイントと、ボールジョイントを保持する雲台と、雲台が取付部を介して取り付けられる側面視「コ」の字状をなす固定具と、固定具の左右一対のコ字部材に掛け渡すように取り付けられる支持プレートずれ防止板と、ボールジョイントを回転不能に固定する角度調整ハンドルを備えた構造となっている。
このような構造であれば、間接活線工具を高所作業車のバケット等に対して確実に固定することができる。
また、特許文献2には、「間接活線工具支持具」という名称で、間接活線工具を電柱に固定するための工具に関する発明が開示されている。
この発明に係る「間接活線工具支持具」は、絶縁操作棒の基端部を支持するポケット部と分割リング部とヒンジ部とロック部を有する電柱装着部と、絶縁操作棒に装着される棒装着部と、電柱装着部と棒装着部を連結する連結部と、絶縁操作棒の基端部を支持する棒支持部を備えた構造となっている。
このような構造によれば、間接活線工具を電柱に対して容易に固定することが可能である。
特開2016−36199号公報 特開2010−239794号公報
特許文献1に記載された発明では、高所作業車のバケット等に間接活線工具を一旦固定してしまうと、その状態を容易に解除できないという課題があった。また、障害物との干渉を避ける関係で間接活線工具の姿勢を容易に変更できない場合には、取り付け箇所が制限されるという課題があった。
特許文献2に記載された発明では、電柱に取り付けた後に間接活線工具の姿勢を変更することができないという課題があった。また、障害物がある場合には、電柱への取り付け箇所が制限されるという課題があった。
本発明はかかる従来の事情に対処してなされたものであって、取り付け箇所に対する制約が少なく、取り扱いが容易なホットスティック支持具を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、第1の発明に係るホットスティック支持具は、円柱状若しくは円筒状をなす接続具が上面に立設されるとともに電柱の腕金を挟持可能に形成される取付手段と、互いに平行をなすとともに間隔を可変に設置された一対の把持片を有するホットスティックの保持手段と、半径方向に設けられた貫通孔に棒状の位置決め部材が抜出自在に挿設されるとともに接続具を内挿可能に形成されて保持手段の下部に設置される円筒状の支柱と、を備え、接続具は、支柱に内挿された状態で貫通孔と連通し、かつ、位置決め部材の先端を抜出自在に位置決め孔が半径方向に設けられたことを特徴とするものである。
このような構造のホットスティック支持具においては、接続具と干渉しないように位置決め部材を支柱の貫通孔から引き出した状態で接続具が内挿されるように支柱を設置した後、貫通孔と位置決め孔が連通した状態で位置決め部材を貫通孔と位置決め孔に挿通させると、支柱と接続具が連結されるという作用を有する。また、貫通孔と位置決め孔に位置決め部材が挿通されている場合、位置決め部材を位置決め孔から引き抜くと、支柱と接続具の連結状態が解除されるという作用を有する。
また、第2の発明は、第1の発明において、位置決め部材を支柱の中心軸の方向へ付勢するバネを備え、位置決め部材は、基端に板状の把持部が設けられたことを特徴とするものである。
このような構造のホットスティック支持具においては、第1の発明の作用に加え、接続具と干渉しないように位置決め部材を支柱の貫通孔から引き出した状態で接続具が内挿されるように支柱を設置した後、貫通孔と位置決め孔が連通するように支柱を接続具に対して回転させると、位置決め部材がバネによって付勢されて支柱の中心軸に向かって移動し、その結果、位置決め部材の先端が位置決め孔に挿通されて支柱と接続具が連結されるという作用を有する。
第3の発明は、第1の発明又は第2の発明において、接続具は、支柱に内挿された際に、貫通孔に挿設された位置決め部材の先端を内挿可能に、その側面に位置決め孔が複数個設けられたことを特徴とするものである。
このような構造のホットスティック支持具においては、第1の発明又は第2の発明の作用に加えて、位置決め部材を介して支柱と接続具が連結される状態が複数存在するという作用を有する。
第4の発明は、第1の発明乃至第3の発明のいずれかにおいて、保持手段は、一対の把持片に連結された角度調整部を備え、この角度調整部は、スタッド付きボールを有するボールジョイントと、このボールジョイントを保持するとともに第1のハンドルが回動自在に設置された雲台と、第1のハンドルの回動方向に応じてスタッド付きボールのボール部を押圧可能に雲台に内蔵された押付部材と、を備え、雲台は、支柱が下部に設置され、ボールジョイントは、ボール部に押付部材が押し付けられると回転不能になり、ボール部から押付部材が離れると回転可能となるように構成されたことを特徴とするものである。
このような構造のホットスティック支持具においては、第1の発明乃至第3の発明のいずれかの発明の作用に加え、ホットスティックが所望の姿勢を保ったままで電柱の腕金に対して固定されるという作用を有する。
第5の発明は、第1の発明乃至第4の発明のいずれかにおいて、取付手段は、側面視略「コ」の字状をなし、所定の間隔をあけて平行に配置されるとともに、上面に設置された連結板を介して互いに連結された一対の取付具と、一対の取付具の間に掛け渡され、かつ、取付具の前面に設置された支持板と、この支持板の中心部に設けられたネジ孔に螺合するネジ軸と、先端面が平坦な円板状をなし、ネジ軸の先端に回動自在に取り付けられた状態で連結板の下方に配置されたパッドと、ネジ軸を回転可能に、その後端に取り付けられた第2のハンドルと、を備え、接続具が連結板の上面に立設されたことを特徴とするものである。
このような構造のホットスティック支持具においては、第1の発明乃至第4の発明のいずれかの発明の作用に加え、第2のハンドルを操作してパッドを移動させることにより、幅の異なる腕金に対しても安定した状態でホットスティックが固定されるという作用を有する。
第6の発明は、第1の発明乃至第4の発明のいずれかにおいて、取付手段は、腕金を挟持可能に形成される代わりに、電柱の側面を抱持可能に形成され、固定ベルトと、この固定ベルトの端部を保持して電柱の側面に巻回される部分の長さを調節するベルト巻取部と電柱の側面に対する当接部が端部に設けられるとともに接続具が上面に立設されたベース部材と、このベース部材の下方で電柱の側面へ当接可能に設置された当接具と、この当接具が一端に連結されるとともに他端がベース部材に連結された連結部材と、を備えたことを特徴とするものである。
このような構造のホットスティック支持具においては、第1の発明乃至第4の発明のいずれかの発明の作用に加え、ベルト巻取部で固定ベルトが電柱の側面に巻回される部分の長さを調節することにより、太さの異なる電柱に対しても安定した状態でホットスティックが固定されるという作用を有する。
第1の発明によれば、ホットスティックの保持手段と取付手段の連結及びその連結状態の解除が容易であり、電柱の腕金等にホットスティックを固定した後に、ホットスティックを一時的に移動させる必要が生じた場合でも、それらの固定状態を容易に解除できるため、その作業を効率よく行うことができる。
第2の発明によれば、ホットスティックの保持手段を取付手段に連結する作業が第1の発明よりもさらに容易であるため、電柱の腕金等にホットスティックを固定した後に、ホットスティックを一時的に移動させる必要が生じた場合でも、その作業を効率よく行うことができるという第1の発明の効果がより一層発揮される。
第3の発明によれば、ホットスティックの保持手段を取付手段に連結する作業が第2の発明に比べて格段に容易であるため、電柱の腕金等にホットスティックを固定した後に、ホットスティックを一時的に移動させる作業を第2の発明よりもさらに効率よく行うことができる。
第4の発明によれば、電柱の腕金等にホットスティックを固定する際に、ホットスティックを所望の姿勢にすることができるため、取り付け箇所に対する制約が少ないという効果を有する。
第5の発明によれば、第1の発明乃至第4の発明のいずれかの発明の効果に加え、幅の異なる複数種類の腕金に対してもホットスティックを確実に固定できるという効果を奏する。
第6の発明によれば、第1の発明乃至第4の発明のいずれかの発明の効果に加え、太さの異なる複数種類の電柱に対してもホットスティックを確実に固定できるという効果を奏する。
本発明の実施の形態に係るホットスティック支持具の実施例1を示した外観斜視図である。 実施例1のホットスティック支持具を構成する取付手段の一部と角度調整部及び固定手段を拡大して示した正面図である。 (a)及び(b)はそれぞれ実施例1のホットスティック支持具を構成する取付手段の正面図及び側面図である。 (a)及び(b)は図2において固定手段及び取付手段の一部を拡大して示した断面図である。 (a)乃至(c)は図2におけるA−A線矢視断面図である。 本発明の実施の形態に係るホットスティック支持具の実施例2を示した外観斜視図である。
本発明のホットスティック支持具について図1乃至図6を用いて説明する。なお、実施例1では、電柱の腕金を例に挙げて説明しているが、実施例1で示したホットスティック支持具は、高所作業車のバケットやサブブームに対しても同様に取り付けることが可能である。
図1は本発明のホットスティック支持具が電柱の腕金に取り付けられた状態の一例を示した図である。図2は図1において取付手段の一部と角度調整部及び固定手段を拡大して示した図であり、連結板を固定するボルトや把持部については図示を省略している。
また、図3(a)及び図3(b)はそれぞれ図1に示したホットスティック支持具の取付手段を拡大して示した正面図及び側面図であり、図3(a)は図1において、把持部側から取付手段を見た図に相当する。
図4(a)及び図4(b)は固定手段と取付手段の内部構造を説明するための図であり、2つの位置決め部材の中心軸を含み鉛直方向に平行な平面によって固定手段と取付手段の一部を切断した状態を示している。また、図5(a)乃至図5(c)は図2におけるA−A線矢視断面図である。
なお、図4(a)と図5(a)及び図5(c)は位置決め部材の先端が接続具の位置決め孔に挿通された状態を示し、図4(b)及び図5(b)は位置決め部材の先端が接続具の位置決め孔から引き抜かれた状態を示している。また、図4(a)と図4(b)は図5(a)と図5(b)にそれぞれ対応し、図5(c)は図5(a)において支柱を接続具に対して90度回転させた状態を示している。
図1乃至図3に示すように、本発明のホットスティック支持具1aは、所定の姿勢を維持した状態でホットスティック50を支持可能に形成される保持手段2と、高所作業車のバケット(図示せず)や電柱の腕金51に対して着脱自在に取り付けられる取付手段3aと、保持手段2と取付手段3を連結する固定手段4を備えている。
保持手段2は、ホットスティック50を把持可能に形成される把持部5と、把持部5に連結される角度調整部6からなる。
把持部5は、ボールジョイント7のスタッド8に連結された固定把持片9と、固定把持片9に穿設された挿通孔に先端部を摺動自在に挿通されたガイド部材10と、固定把持片9と平行をなすようにガイド部材10の先端部に取り付けられた可動把持片11と、ガイド部材10に挿通されて可動把持片11を固定把持片9から遠ざける方向へ付勢するスプリング(図示せず)と、固定把持片9と可動把持片11の間隔を変化させるハンドル12を備えている。
角度調整部6は、ボールジョイント7を回転不能に固定するハンドル13と、このハンドル13が設置されるとともに円筒状の支柱15に固定された雲台14を有している。また、ボールジョイント7は、スタッド付きボール16と、このスタッド付きボール16を回転自在に保持するボール受部(図示せず)を有しており、雲台14は、スタッド付きボール16のボール部に対し、その動きを止めるように押し付けられる押付部材(図示せず)を内蔵している。そして、角度調整部6は、ハンドル13を所定の方向へ回動させると、押付部材がスタッド付きボール16のボール部(図示せず)に押し付けられて、ボールジョイント7が回転不能に固定されるとともに、ハンドル13を逆の方向へ回動させると、押付部材がスタッド付きボール16のボール部から離れることにより、ボールジョイント7が回転可能となるように構成されている。
すなわち、ホットスティック支持具1aでは、ホットスティック50を所望の姿勢のままで電柱の腕金51に固定できるため、取り付け箇所に対する制約が少ない。
取付手段3aは、側面視略「コ」の字状をなし、所定の間隔をあけて平行に配置されるとともに、上面に設置された連結板17を介して互いに連結される一対の取付具18,18と、連結板17の上面に固定される基台19と、取付具18,18の間に掛け渡されるように、それらの前面に設置される支持板20と、支持板20の中心部に設けられたネジ孔に螺合するネジ軸21と、先端面が平坦な円板であって、ネジ軸21の先端に回動自在に取り付けられた状態で連結板17の下方に配置されるパッド22と、ネジ軸21を回転可能に、その後端に取り付けられるハンドル23によって構成されている。
したがって、ホットスティック支持具1aにおいては、ハンドル23を操作してパッド22を移動させることにより、幅の異なる腕金51に対しても安定した状態でホットスティック50が固定されるという作用を有する。そのため、ホットスティック支持具1aによれば、幅の異なる複数種類の腕金51に対してもホットスティック50を確実に固定することが可能となっている。
基台19は、大径円板部24aと小径円板部24bを有する円柱状の段付き部材24と、小径円板部24bの上面に立設された円筒状の接続具25からなり、大径円板部24aと小径円板部24bと接続具25は、いずれも同心状に配置されている。なお、接続具25は、その外径が小径円板部24bの外径よりも小さくなるように形成され、大径円板部24aは、その外径が支柱15の外径よりも大きくなるように形成されている。また、小径円板部24bは、その外径が支柱15の内径よりもわずかに小さく形成されている。すなわち、基台19は、小径円板部24bに外挿された支柱15を回動可能に保持するという機能を有している。
図4及び図5に示すように、接続具25の側面には、90度ごとに4つの位置決め孔25aが設けられており、支柱15の側面には、小径円板部24bに外挿された状態で接続具25の2つの位置決め孔25aとそれぞれ連通するように2つの貫通孔15aが直径方向に設けられている。そして、この2つの貫通孔15aには棒状の位置決め部材26が抜出自在にそれぞれ挿設されている。
位置決め部材26は、基端に円板状の把持部が設けられるとともに、先端に大径部が形成されており、大径部と把持部の間には、大径部や把持部よりも外径が小さい小径部が形成されている。また、支柱15の貫通孔15aに対しては、位置決め部材26の小径部のみが挿通可能となっており、接続具25の位置決め孔25aに対しては、位置決め部材26の大径部も挿通可能となっている。そして、位置決め部材26の小径部には、外径が支柱15の貫通孔15aよりも大きく、内径が大径部の外径よりも小さい圧縮バネ27が外挿されている。
すなわち、位置決め部材26と圧縮バネ27は、保持手段2と取付手段3を連結する固定手段4を構成している。そして、位置決め部材26は、接続具25の位置決め孔25aに対して先端を抜出自在に、小径部が支柱15の貫通孔15aによって保持されるとともに、圧縮バネ27によって支柱15の中心軸の方向へ常に付勢されている。
上記構造を有するホットスティック支持具1aにおいては、接続具25と干渉しないように位置決め部材26を支柱15の貫通孔15aから引き出した状態で接続具25が内挿されるように支柱15を設置した後、図4(a)又は図5(a)に示すように、貫通孔15aと位置決め孔25aが連通した状態で位置決め部材26を貫通孔15aと位置決め孔25aに挿通させると、支柱15が接続具25に連結される。
また、この状態で、図5(a)に矢印で示すように、位置決め部材26の先端を位置決め孔25aから引き抜くと、支柱15と接続具25の連結状態が解除される。そこで、図5(b)に矢印で示すように、支柱15を接続具25の周りに回転させると、貫通孔15aと位置決め孔25aが連通した時点で、位置決め部材26が圧縮バネ27の作用によって支柱15の中心軸に向かって移動する。その結果、図5(c)に示すように、位置決め部材26の先端が位置決め孔25aに挿通されて支柱15が接続具25に連結される。なお、支柱15は、図5(c)に示した状態から、接続具25に対してさらに90度又は180度回転させた場合にも、それぞれ接続具25に連結可能となっている。
すなわち、ホットスティック支持具1aにおいては、位置決め部材26を介して支柱15と接続具25に連結される状態が4通り存在する。したがって、取付手段3aを腕金51に固定した後であっても、鉛直方向に対する傾きは変えずにホットスティック50を支柱15の中心軸の周りに90度ずつ容易に回転させることができる。そのため、ホットスティック支持具1aでは、取り付け箇所に対する制約が少ない。
このように、ホットスティック支持具1aでは、ホットスティック50の保持手段2と取付手段3aの連結及びその連結状態の解除が容易であり、電柱の腕金51にホットスティック50を固定した後に、ホットスティック50を一時的に移動させる必要が生じた場合でも、それらの固定状態を容易に解除できるため、その作業を効率よく行うことができる。
図6は本発明のホットスティック支持具が電柱の側面に対して固定された状態の一例を示した図である。なお、図1乃至図5に示した構成要素については、同一の符号を附して、その説明を省略する。
図6に示すように、ホットスティック支持具1bは、実施例1のホットスティック支持具1aにおいて、取付手段3aの代わりに、電柱52に対して着脱可能に取り付けられる取付手段3bを備えたことを特徴とする。
取付手段3bは、布製の固定ベルト28と、この固定ベルト28の端部を保持して電柱52の側面52aに巻回される部分の長さを調節するベルト巻取部29と電柱52の側面52aへの当接部30が端部に設けられるとともに基台19が上面に固定されたベース部材31と、このベース部材31の下方において電柱52の側面52aへ当接可能に設置されたローラ32と、このローラ32を回転自在に保持する当接具33と、一端に当接具33が連結されるとともに他端が揺動可能にベース部材31に連結された連結部材34と、ベース部材31から連結部材34を吊り下げるようにして保持する吊りチェーン35を備えている。
このような構造のホットスティック支持具1bにおいては、ベルト巻取部29で固定ベルト28が電柱52の側面52aに巻回される部分の長さを調節することにより、太さの異なる電柱52に対しても安定した状態でホットスティック50が固定されるという作用を有する。そのため、ホットスティック支持具1bによれば、太さの異なる複数種類の電柱52に対してもホットスティック50を確実に固定することが可能となっている。
なお、本発明のホットスティック支持具は、実施例1や実施例2に示した構造に限定されるものではない。例えば、接続具25は円筒状に限らず、円柱状であっても良く、位置決め孔25aは貫通孔である必要はなく、有底孔であっても良い。また、圧縮バネ27については、少なくとも位置決め部材26を支柱15の中心軸へ向かう方向へ付勢する作用を有するものであれば良いことから、例えば、圧縮バネ27の代わりに引っ張りバネを用いることもできる。
さらに、支柱15の貫通孔15aや接続具25の位置決め孔25aの個数は本実施例に示したものに限らず、適宜変更可能である。すなわち、接続具25は、側面に複数の位置決め孔25aが等角度間隔ごとに設けられた構造であっても良い。ただし、貫通孔15aの個数は位置決め孔25aの個数以下とし、位置決め孔25aは、支柱15に接続具25が内挿された際に、各貫通孔15aに挿設された全ての位置決め部材26の先端を同時に挿通可能な位置に設けられることが必要である。
本発明は、高所作業車のバケットや電柱に対してホットスティックを一時的に固定する際に利用可能である。
1a,1b…ホットスティック支持具 2…保持手段 3a,3b…取付手段 4…固定手段 5…把持部 6…角度調整部 7…ボールジョイント 8…スタッド 9…固定把持片 10…ガイド部材 11…可動把持片 12,13…ハンドル 14…雲台 15…支柱 15a…貫通孔 16…スタッド付きボール 17…連結板 18…取付具 19…基台 20…支持板 21…ネジ軸 22…パッド 23…ハンドル 24…段付き部材 24a…大径円板部 24b…小径円板部 25…接続具 25a…位置決め孔 26…位置決め部材 27…圧縮バネ 28…固定ベルト 29…ベルト巻取部 30…当接部 31…ベース部材 32…ローラ 33…連結具 34…連結部材 35…吊りチェーン 50…ホットスティック 51…腕金 52…電柱 52a…側面

Claims (6)

  1. 円柱状若しくは円筒状をなす接続具が上面に立設されるとともに電柱の腕金を挟持可能に形成される取付手段と、
    互いに平行をなすとともに間隔を可変に設置された一対の把持片を有するホットスティックの保持手段と、
    半径方向に設けられた貫通孔に棒状の位置決め部材が抜出自在に挿設されるとともに前記接続具を内挿可能に形成されて前記保持手段の下部に設置される円筒状の支柱と、を備え、
    前記接続具は、前記支柱に内挿された状態で前記貫通孔と連通し、かつ、前記位置決め部材の先端を抜出自在に位置決め孔が半径方向に設けられたことを特徴とするホットスティック支持具。
  2. 前記位置決め部材を前記支柱の中心軸の方向へ付勢するバネを備え、
    前記位置決め部材は、基端に板状の把持部が設けられたことを特徴とする請求項1に記載のホットスティック支持具。
  3. 前記接続具は、前記支柱に内挿された際に、前記貫通孔に挿設された前記位置決め部材の先端を内挿可能に、その側面に前記位置決め孔が複数個設けられたことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のホットスティック支持具。
  4. 前記保持手段は、一対の前記把持片に連結された角度調整部を備え、
    この角度調整部は、
    スタッド付きボールを有するボールジョイントと、
    このボールジョイントを保持するとともに第1のハンドルが回動自在に設置された雲台と、
    前記第1のハンドルの回動方向に応じて前記スタッド付きボールのボール部を押圧可能に前記雲台に内蔵された押付部材と、を備え、
    前記雲台は、前記支柱が下部に設置され、
    前記ボールジョイントは、前記ボール部に前記押付部材が押し付けられると回転不能になり、前記ボール部から前記押付部材が離れると回転可能となるように構成されたことを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載のホットスティック支持具。
  5. 前記取付手段は、
    側面視略「コ」の字状をなし、所定の間隔をあけて平行に配置されるとともに、上面に設置された連結板を介して互いに連結された一対の取付具と、
    一対の前記取付具の間に掛け渡され、かつ、前記取付具の前面に設置された支持板と、
    この支持板の中心部に設けられたネジ孔に螺合するネジ軸と、
    先端面が平坦な円板状をなし、前記ネジ軸の先端に回動自在に取り付けられた状態で前記連結板の下方に配置されたパッドと、
    前記ネジ軸を回転可能に、その後端に取り付けられた第2のハンドルと、を備え、
    前記接続具が前記連結板の上面に立設されたことを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれか1項に記載のホットスティック支持具。
  6. 前記取付手段は、前記腕金を挟持可能に形成される代わりに、前記電柱の側面を抱持可能に形成され、
    固定ベルトと、この固定ベルトの端部を保持して前記電柱の側面に巻回される部分の長さを調節するベルト巻取部と前記電柱の側面に対する当接部が端部に設けられるとともに前記接続具が上面に立設されたベース部材と、
    このベース部材の下方で前記電柱の側面へ当接可能に設置された当接具と、
    この当接具が一端に連結されるとともに他端が前記ベース部材に連結された連結部材と、を備えたことを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれか1項に記載のホットスティック支持具。
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