JP4279128B2 - 活線作業用工具の固定装置 - Google Patents

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本発明は、活線の切断作業、皮剥作業等を行うのに使用されるスティック、ヤットコ等の活線作業用工具を所定の作業箇所、例えば高所作業車のバケットの所定位置に固定するための活線作業用工具の固定装置に関する。
活線作業には危険を伴うため、通電を一時的に止めて作業を行うことが好ましいが、通電を一時的に止めることによる弊害が多大であることから、少なくとも作業者の手で持つ部分が絶縁材料で作られた棒状のスティックやヤットコ等の活線作業用工具が使用されている。
従来、上記のような活線作業用工具を使用して、例えば架線の被覆部分の剥離作業を行う場合には、高所作業車のバケットに二人の作業者に乗り、そのうちの一人が、先端に保持具を取り付けたスティックを持って、架線が動かないようにその剥離箇所を保持固定し、もう一人の作業者が、先端に剥離用具を取り付けたスティックを持って、このスティックで遠隔操作しながら被覆部分を剥離すると云うような作業方法がとられている。
上記のような作業方法では一箇所での活線作業に二人の作業者が必要であることから、本発明は、一人の作業者で活線作業が行えるようにするため、架線の補修箇所を保持するのに使用されるスティック等の活線作業用工具を、高所作業車のバケット等の所定の作業箇所に、工具先端の向き及びその移動が自在に調整できるように固定する活線作業用工具の固定装置を提供することを目的とする。
請求項1に係る発明の活線作業用工具の固定装置Aは、図2及び図5に示すように、所定の作業箇所に取り付け固定される固定枠1に、ボール取付ヘッド2を上下動可能に取り付け、このボール取付ヘッド2には、スタッド4付きのボール5と、ボール5を受けて該スタッド4を傾転可能に支持するボール受け部6であって、前記スタッド4がボール受け部6に設けた切欠溝部10bに嵌入して90°近くまで横転可能に支持するボール受け部6と、ボール5をボール受け部6に圧着して回動不能に固定する圧着固定手段7とを設け、前記スタッド4に、活線作業用工具Sを取外し可能に固定するクランプ8を設けてなり、前記ボール取付ヘッド2は、プラスチック製の円筒部材からなる支柱2bを備え、該支柱2bは、前記固定枠1の上部に設置された上部支持円筒部材25と、固定枠1内の下部に設けられた下部支持円筒部材26とによって、上下スライド可能で且つ回転可能に挿通支持されており、上部支持円筒部材25に取り付けられた締付ボルト27を締め付けることによって、任意の高さ位置及び回転位置に該支柱2bを固定できるようになっており、更に前記固定枠1が取り付けられる作業箇所の外側面に沿って垂下し、該外側面の下端部に当接する補助棒3が、前記固定枠1に装備されてなることを特徴とする。
請求項2は、請求項1に記載の活線作業用工具の固定装置において、前記ボールの外周面には、多数の断面半円状凹窪部17が形成されていることを特徴とする。
請求項1に係る発明の固定装置は、固定枠にボール取付ヘッドを上下動可能に取り付け、このボール取付ヘッドに、スタッド付きボールと、ボールを受けるボール受け部と、ボールをボール受け部に圧着して回動不能に固定する圧着固定手段とを設け、前記スタッドに、活線作業用工具を取外し可能に固定するクランプを設けたものであって、この固定装置を使用することにより、例えば架線の補修箇所を保持する活線作業用工具を、所定の作業箇所に、必要とする所望の姿勢で固定させておくことができるから、作業者は一人で別の活線作業用工具を持って、遠隔操作しながら所要の活線作業を行えばよく、従って従来二人で行っていた活線作業を一人で行うことができ、人件費の節約に貢献することができる。
また、この固定装置では、前記ボール取付ヘッド2は、プラスチック製の円筒部材からなる支柱2bを備え、該支柱2bは、前記固定枠1の上部に設置された上部支持円筒部材25と、固定枠1内の下部に設けられた下部支持円筒部材26とによって、上下スライド可能で且つ回転可能に挿通支持されており、上部支持円筒部材25に取り付けられた締付ボルト27を締め付けることによって、任意の高さ位置及び回転位置に該支柱2bを固定できるようになっているから、活線作業用工具の固定位置の高さ調整及び回転位置調整が可能で、活線作業用工具の固定作業が一層容易となる。
更に、ボール5を受けて該スタッド4を傾転可能に支持するボール受け部6には、前記スタッド4がボール受け部6に設けた切欠溝部10bに嵌入して90°近くまで横転可能に支持するようになっているため、当然のことながら該スタッド4に設けられた前記クランプ8の移動範囲が拡大して該クランプ8に対する活線作業用工具の取り付けを一層容易に行うことができる。
更にまた、前記固定枠1が取り付けられる作業箇所の外側面に沿って垂下し、該外側面の下端部に当接する補助棒3が、前記固定枠1に装備されているため、前記固定枠1が作業箇所の外方側に倒れるのを防止し、それによって固定枠1を所定箇所に安定良く堅固に取り付けることができる。
請求項2に係る発明の固定装置は、ボールの外周面に多数の凹窪部を形成したものであるから、押し付け部材によりボールをボール受け部に押し付ける際に、その凹窪部がボール受け部の凹曲面に対し食い付き作用を発揮し、その食い付き作用によってボールをボール受け部に強固に固定でき、それにより活線作業用工具を所望の姿勢に確実に固定することができ、そして特に各凹窪部が断面半円状に形成されているから、ボールがどの方向に回転していても、ボール受け部の凹曲面に対し食い付き作用を確実に発揮できる。
図1は本発明に係る活線作業用工具の固定装置Aの使用状態を示す斜視図、図2は同固定装置Aの拡大斜視図、図3は同固定装置Aの正面図、図4は同固定装置Aの側面図、図5の(a) は同固定装置Aの要部拡大縦断面図、(b) は同固定装置Aのクランプ8の側面図である。これらの図において、1は高所作業車KのバケットBに取り付け固定される固定枠、2は固定枠1に取り付けられるボール取付ヘッドで、固定枠1に対し上下スライド可能で且つ軸芯O周りに回動可能な強化プラスチック製の支柱2bと、この支柱2bの上端部に設けられた金属製のヘッド本体2aとからなり、このヘッド本体2aに、スタッド4を一体に突設したボール5と、このボール5を受ける凹曲面状のボール受け部6と、前記ボール5をボール受け部6に圧着して回動不能に固定する圧着固定手段7とが設けられ、そしてボール5のスタッド4に、活線作業用工具としてスティックSを取外し可能に固定するクランプ8が連設されている。また、固定枠1には左右一対の補助棒3,3が装備されている。
ボール取付ヘッド2のヘッド本体2aは、図5の(a) に示すように、円筒状の外筒9と、この外筒9内の上部側に、鍔部9a,10aによって抜け出しを阻止された状態で嵌合された円筒状のボール保持筒10と、外筒9内の下部側に螺嵌されてビスaで固定された円筒状の支持部材11とからなるもので、ボール保持筒10の内径はボール5の直径より僅かに大きいが、先端部が漸次径小となってその径小部分に前記凹曲面状のボール受け部6を形成し、このボール受け部6にボール5が回動可能に係合しており、スタッド4は、ボール保持筒10から外方へ一体に突出している。尚、スタッド4は、ボール5と別体に形成して連結してもよい。
ヘッド本体2aのボール保持筒10には、ボール5のスタッド4が挿通可能な切欠溝部10bが設けてあって、そのスタッド4が図5(a) の実線で示す垂直位置から同図の仮想線で示すように90°近くまで横転できるようになっている。尚、切欠溝部10bの設けていないところでは、スタッド4は上記垂直位置から約30°程度まで傾転可能である。ボール受け部6は、ボール5の外周面とほぼ同じ曲率の凹曲面に形成されている。
圧着固定手段7は、図5の(a) に示すように、ヘッド本体2aの支持部材11内に同心状に嵌合されてビスbで支持部材11に固定された雌ねじ部12と、この雌ねじ部12に螺合された雄ねじ部13と、この雄ねじ部13の上端部に同軸一体に形成された円板状ヘッド部13aにスラスト軸受14を介して冠載され、ボール5に押し付けられる押し付け部材15と、前記雄ねじ部13をヘッド本体2aの外側から回転操作するための操作レバー16とからなる。操作レバー16は、その内端部が前記ヘッド部13aのねじ孔cに螺着されて、外端部側が外筒9の横長窓9aから突出している。スラスト軸受14は、ニードルベヤリングからなる。
しかして、上記操作レバー16を、前記横長窓9aの一端側から他端側へ一定角度回すことにより、雌ねじ部12に螺合している雄ねじ部13がボール5に近づく方へ螺進して、スラスト軸受14を介して押し付け部材15がボール5に押し付けられ、それによりボール5がホルダー部3のボール受け部6に圧着されて、ボール5はホルダー部3側に回動不能に固定される。また、操作レバー16を逆方向に回すと、雄ねじ部13が雌ねじ部12に対しボール5から離れる方へ螺進して、ボール受け部6に対するボール5の圧着作用が解除され、ボール5はホルダー部3に対し自由に回動可能となる。
この場合、雄ねじ部13のヘッド部13aと押し付け部材15との間に介装されたスラスト軸受14によって、雄ねじ部13側が回転しても押し付け部材15は回転せず、従って操作レバー16の回転操作時に押し付け部材15とボール5の間に回転接触摩擦力が生じないから、レバー16の操作が容易となる。特に、このスラスト軸受14がニードルベヤリングからなるため、雄ねじ部13側と押し付け部材15との間に生ずる回転接触摩擦力が軽減され、レバー16の操作が一層容易となる。
また、図5の(a) に示すように、ボール5の外周面には多数の凹窪部17が形成されているから、押し付け部材15によってボール5をボール受け部6に押し付けて圧着する際に、凹窪部17がボール受け部6の凹曲面に対し食い付き作用を発揮し、その食い付き作用によってボール5がボール受け部6に確実強固に固定される。特に、各凹窪部17が断面半円状に形成されているから、ボール5がどの方向に回転していても、その回転位置に関係なく、ボール受け部6の凹曲面に対し食い付き作用を発揮することができる。
ボール5のスタッド4に連設されたクランプ8は、図5の(a) 及び(b) に示すように、スタッド4の先端部に嵌合されてピン18により固定された固定部材19と、左右2本のガイドロッド20,20を介して、固定部材19に対し平行移動可能な可動部材21とを有する。ガイドロッド20は、可動部材21の両端部から夫々垂直下方へ突出して、固定部材19のガイド孔19aに挿通支持されている。またガイドロッド20には、可動部材21を固定部材19に対し適当間隔に保持して活線作業用工具の挿入を容易にするためのコイルバネ22が嵌装されている。そして、これら固定部材19と可動部材21との対向面には、活線作業用工具としてのスティックSを挟持する断面略V字状の挟持部19a,21aが形成されている。また、固定部材19の中央部にはねじ軸23が立設され、このねじ軸23は可動部材21の孔21bに挿通され、その先端部には締付操作用のハンドル24が螺嵌されている。
このクランプ8の使用にあたっては、図5の(b) に示すように、固定部材19と可動部材21との両挟持部19a,21a間にスティックSを挿入し、ねじ軸23に螺嵌されている締付操作用ハンドル24をコイルバネ22の付勢力に抗して締付方向に回転させることにより、可動部材21が固定部材19側に接近して、両挟持部19a,21a間で種々の径のスティックSを挟持固定することができる。
ボール取付ヘッド2の支柱2bは、強化プラスチック(FRP)で形成された円筒部材からなるもので、固定枠1の上部に設置された上部支持円筒部材25と、固定枠1内の下部に設けられた下部支持円筒部材26とによって、上下スライド可能で且つ回転可能に挿通支持されており、上部支持円筒部材25に取り付けられた締付ボルト27を締め付けることによって、任意の高さ位置及び回転位置で固定できるようになっている。この締付ボルト27には回転操作用のツマミ27aが設けてある。
高所作業車KのバケットBに取り付け固定される固定枠1は、図2〜図4に示すように、夫々下向きコ字状に形成された左右一対のコ字状側板28,28と、両コ字状側板28,28の上端部つなぐ上部板29と、両コ字状側板28,28の下端部をつなぐ下部連結板30とによって、図2及び図4に示すようなバケットBの側壁31に跨嵌される鞍形に形成されている。各コ字状側板28は、前後両脚部28a,28bと連結部28cとで下向きコ字状に形成されている。
この固定枠1の上部枠29には、左右両コ字状側板28,28の一方の側板28側に寄り且つ後端側に寄った位置に前記上部支持円筒部材25が固定され、この上部支持円筒部材25の真下位置に下部支持円筒部材26がコ字状側板28と下部連結板30とに取り付けられて固定され、上下両支持円筒部材25,26に前記支柱2bが上下スライド可能で且つ回転可能に挿通支持される。また、下部連結板30には前後方向に延びる螺軸32が軸支され、この螺軸32の先端部には、図4に示すようにバケットBの側壁3外面1に当接される円板状の押し付け部材33が取り付けられ、螺軸32の基端部には回転操作レバー34が取り付けられている。
また固定枠1には、この固定枠1をバケットBの側壁31に安定状態に取り付けるために左右一対の補助棒3,3が装備されている。各補助棒3は、プラスチックで形成されたもので、バケットBの高さよりも若干短い程度の長さを有し、固定枠1を形成するコ字状側板28の後側脚部28bの外側面に上端部側がブラケット35で取り付けられて垂下され、そして両補助棒3,3の下端部どうしが連結部材36で連結され、この連結部材36の内側にはバケットBの側壁31の外側面下端部に当接する当接部材37が取り付けられている(図4参照)。
従って、上記固定枠1を高所作業車のバケットBに取り付けるには、図2〜図4に示すように、左右両コ字状側板28,28をバケットBの側壁31上端部にパッド38を介して跨嵌し、そして回転操作レバー34により螺軸32を螺進させて、この螺軸32の先端の押し付け部材33と、両コ字状側板28,28の夫々の前側脚部28a,28aとによって、バケットBの側壁31を挟着すればよい。上記パッド38は、合成ゴムで形成されたもので、両側板28,28をバケットBの側壁31上端部に密着させた状態で安定に取り付ける役割を有する。
以上説明したように構成される固定装置Aを使用して、図1に示すような架線Cの活線作業、例えば被覆部分の剥離作業を行う場合には、先ず、固定装置Aの固定枠1を高所作業車KのバケットBの所要部に跨嵌させて取り付け固定する。この際、ボール取付ヘッド2の圧着固定手段7は、操作レバー16を、ボール受け部6に対するボール5の圧着作用が解除されるロック解除位置にセットして、スタッド4に設けられたクランプ8がボール5を中心として任意の方向へ自由に揺動できるようにしておく。
それから、作業者Mが、先端に保持具Eを取り付けたスティックSを持って、その保持具Eで剥離箇所の所要部を保持しながら、固定装置Aのクランプ8側をボール5を中心に適宜に揺動させて、このスティックSの基端部をクランプ8に挟持固定する。この際、ボール取付ヘッド2を固定枠1に対し上下動させて、ボール取付ヘッド2の高さを適宜に調整すると共に、スティックS先端の向きに応じてクランプ8側を揺動させ、また保持具Eの保持位置に応じてスティックSをその長さ方向に適宜移動させ、そしてスティックSが所望の姿勢になった状態でスティックSの基端部をクランプ8で固定する。その後、圧着固定手段7のレバー16をロック位置まで回して、ボール5をボール取付ヘッド2側に回動不能に固定することによって、スティックSは、図1に示すようにバケットBに取り付け固定した装置本体1に対し所望の姿勢に固定される。
このとき、固定枠1に装備された左右一対の補助棒3,3の下端部が当接部材37を介してバケットBの側壁31外面に当接支持される(図4参照)から、固定枠1がバケットBの外方側へ倒れるのを防止し、それによって固定枠1をバケットBに対して安定良く堅固に取り付けることができる。
こうして、剥離箇所の所要部を保持するスティックSを、固定装置AによってバケットBに固定した後、作業者Mが、先端に剥離用具Fを取り付けた別のスティックS′を持って、このスティックS′で遠隔操作しながら架線Cの被覆部分の剥離作業を行う。
上述したように、本発明の固定装置Aによれば、架線Cが動かないように剥離箇所の所要部を保持するスティックSを、バケットBの所定箇所において、三次元方向に適宜に位置調整した上で作業に必要な所望の姿勢に固定させることができるから、作業者Mは一人で別のスティックS′を持って、遠隔操作しながら被覆部分の剥離作業を行うことができる。この場合、必要に応じ、複数個のスティックSを使用して、それらをバケットBの所要位置に固定することができる。
特に、この固定装置Aによれば、レバー16を一定角度範囲回動操作するだけで、ボール受け6に対するボール5のロック及びロック解除を行えるから、スティックS等の活線作業用工具の固定又は取外し作業が簡単容易となる。また、ボール取付ヘッド2を固定枠1に対し上下動させて任意の位置に固定できるから、活線作業用工具の固定位置の高さ調整が可能で、活線作業用工具の固定作業が一層容易となる。また、ボール取付ヘッド2のボール5の外周面には多数の凹窪部17が形成されているから、押し付け部材15によりボール5をボール受け部6に押し付ける際に、その凹窪部17がボール受け部6の凹曲面に対し食い付き作用を発揮し、その食い付き作用によってボール5をボール受け部6に強固に固定でき、それにより活線作業用工具を所望の姿勢に確実に固定することができる。特に、各凹窪部17が断面半円状に形成されているから、ボール5がどの方向に回転していても、ボール受け部6の凹曲面に対し食い付き作用を確実に発揮できる。
上記の実施形態では、固定装置Aに固定する活線作業用工具として、スティックSのみを例示したが、ヤットコその他のスティックS以外の工具も固定することができる。また、装置本体1は、高所作業車KのバケットBに限らず、所定の作業箇所に取り付け固定させることができるものである。
本発明に係る活線作業用工具の固定装置の使用状態を示す斜視図である。 同固定装置の拡大斜視図である。 同固定装置の正面図である。 同固定装置の側面図である。 (a) は同固定装置の要部拡大縦断面図、(b) は同固定装置のクランプの側面図である。
符号の説明
S,S′ スティック(活線作業用工具)
A 活線作業用工具の固定装置
1 装置本体
2 ボール取付ヘッド
2a ヘッド本体
3 補助棒
4 スタッド
5 ボール
6 ボール受け部
7 ねじ式の圧着固定手段
8 クランプ
17 断面半円状凹窪部

Claims (2)

  1. 所定の作業箇所に取り付け固定される固定枠1に、ボール取付ヘッド2を上下動可能に取り付け、このボール取付ヘッド2には、スタッド4付きボール5と、ボール5を受けて該スタッド4を傾転可能に支持するボール受け部6であって、前記スタッド4がボール受け部6に設けた切欠溝部10bに嵌入して90°近くまで横転可能に支持するボール受け部6と、ボール5をボール受け部6に圧着して回動不能に固定する圧着固定手段7とを設け、前記スタッド4に、活線作業用工具Sを取外し可能に固定するクランプ8を設けてなり、前記ボール取付ヘッド2は、プラスチック製の円筒部材からなる支柱2bを備え、該支柱2bは、前記固定枠1の上部に設置された上部支持円筒部材25と、固定枠1内の下部に設けられた下部支持円筒部材26とによって、上下スライド可能で且つ回転可能に挿通支持されており、上部支持円筒部材25に取り付けられた締付ボルト27を締め付けることによって、任意の高さ位置及び回転位置に該支柱2bを固定できるようになっており、更に前記固定枠1が取り付けられる作業箇所の外側面に沿って垂下し、該外側面の下端部に当接する補助棒3が、前記固定枠1に装備されてなる活線作業用工具の固定装置。
  2. 前記ボール5の外周面には、多数の断面半円状凹窪部17が形成されている請求項1に記載の活線作業用工具の固定装置。
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