JP6934634B2 - 電気機器、電力変換システム、及び端子台 - Google Patents

電気機器、電力変換システム、及び端子台 Download PDF

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Description

本発明は、電気機器、電力変換システム、及び端子台に関し、特に、直流電圧を入力又は出力するための接続端子を有する電気機器、電力変換システム、及び端子台に関する。
従来、分散電源を系統連系するパワーコンディショナと、追加電源を増設するための追加ユニットとを備えた電力制御システムがあった(例えば特許文献1参照)。パワーコンディショナは、分散電源が出力する電力の電圧を昇圧又は降圧するDC/DCコンバータと、DC/DCコンバータの出力を交流に変換するインバータとを備える。インバータの出力端には系統及び宅内などの負荷が接続されており、インバータは系統と連系して負荷に電力を供給可能である。追加ユニットは、追加の分散電源が出力する電力の電圧を昇圧又は降圧するDC/DCコンバータを備えている。追加ユニットのDC/DCコンバータの出力端は、パワーコンディショナにおいてDC/DCコンバータとインバータとの接続箇所であるDC中間リンク部分に電気的に接続される。
特開2015−122906号公報
特許文献1に記載された電力制御システムにおいて、パワーコンディショナと追加ユニットとの間を電線で接続する場合に、電線の誤接続が発生する可能性がある。例えば、追加ユニットの高電位側の出力端が、低電位側のDC中間リンク部分に誤接続され、追加ユニットの低電位側の出力端が、高電位側のDC中間リンク部分に誤接続される可能性があった。このような誤配線が発生すると、パワーコンディショナ又は追加ユニットの内部回路に過大な電圧が加わる可能性があった。
本発明の目的は、誤配線が発生した場合でも内部回路を保護できる電気機器、電力変換システム、及び端子台を提供することにある。
本発明の一態様の電気機器は、複数の電気機器を備え、直流電力と交流電力との電力変換を行う電力変換システムに用いられる前記電気機器である。前記電気機器は、内部回路と、一対の接続端子と、第1ダイオードと、を備える。前記内部回路は、直流電圧が入力される入力回路と直流電圧を出力する出力回路との少なくとも一方を有する。前記一対の接続端子は、前記入力回路の入力端と前記出力回路の出力端との少なくとも一方に電気的に接続される。前記第1ダイオードは、前記一対の接続端子のうち高電位側の接続端子にカソードが接続されるように、前記一対の接続端子の間に接続される。前記内部回路は、有極性の第1コンデンサを有する。前記第1ダイオードは、前記一対の接続端子のうち低電位側の接続端子から前記第1コンデンサを通らずに前記高電位側の接続端子へと電流が流れる電流経路に接続されている。前記一対の接続端子には、前記複数の電気機器のうちの別の電気機器が備える一対の接続端子が接続される。前記一対の接続端子には、前記第1ダイオードと電気的にそれぞれ並列に、前記別の電気機器が備えるダイオード及び有極性の第1コンデンサが接続される
本発明の一態様の電力変換システムは、前記電気機器を備え、直流電力と交流電力との電力変換を行う。
本発明の一態様の電力変換システムは、複数の電気機器を備え、直流電力と交流電力との電力変換を行う電力変換システムである。前記複数の電気機器のそれぞれは、内部回路と、一対の接続端子と、第1ダイオードと、を備える。前記内部回路は、直流電圧が入力される入力回路と直流電圧を出力する出力回路との少なくとも一方を有する。前記一対の接続端子は、前記入力回路の入力端と前記出力回路の出力端との少なくとも一方に電気的に接続される。前記第1ダイオードは、前記一対の接続端子のうち高電位側の接続端子にカソードが接続されるように、前記一対の接続端子の間に接続される。前記一対の接続端子には、前記第1ダイオードと電気的に並列に接続される第2ダイオードが接続されている。前記複数の電気機器は、第1機器と、第2機器と、を含む。前記第1機器は、直流を交流に変換するDC/ACコンバータを前記入力回路として備える。前記第2機器は、直流を直流に変換するDC/DCコンバータを前記出力回路として備える。前記第1機器が備える前記一対の接続端子と、前記第2機器が備える前記一対の接続端子とが電気的に接続されている。前記第1機器と前記第2機器とのうち一方の機器が備える前記第1ダイオードは、前記第1機器と前記第2機器とのうち他方の機器が備える前記第1ダイオードに接続される前記第2ダイオードである。前記第1機器の前記DC/ACコンバータは、前記第2機器の前記DC/DCコンバータから入力される直流を交流に変換する。
本発明の一態様の端子台は、前記電気機器に備えられ、前記一対の接続端子と、前記一対の接続端子を保持する本体と、を備える。
本発明によれば、誤配線が発生した場合でも内部回路を保護できる。
図1は、本発明の実施形態1に係る電気機器を備えた電力変換システムのシステム構成図である。 図2は、同上の電力変換システムの要部の回路図である。 図3は、本発明の実施形態1の変形例1に係る電気機器を備えた電力変換システムのシステム構成図である。 図4は、本発明の実施形態1の変形例2に係る電気機器を備えた電力変換システムの要部の回路図である。 図5は、本発明の実施形態2に係る電気機器の説明図である。 図6は、本発明の実施形態2の変形例1に係る電気機器の説明図である。 図7は、本発明の実施形態2の変形例2に係る電気機器の説明図である。 図8は、本発明の実施形態2の変形例3に係る電気機器の説明図である。
以下に説明する実施形態は、本発明の種々の実施形態の一つに過ぎない。本発明の実施形態は、下記実施形態に限定されることはなく、この実施形態以外も含み得る。また、下記の実施形態は、本発明に係る技術的思想を逸脱しない範囲であれば、設計等に応じて種々の変更が可能である。
(実施形態1)
(1)構成
図1は、本実施形態の電気機器を備える電力変換システム1のシステム構成図である。
本実施形態の電力変換システム1は需要家施設F1に用いられる。需要家施設F1は、交流電力を供給する電力事業者から交流電力が供給される電力需要家の施設(例えば戸建て住宅)である。
電力変換システム1は、電気機器として、太陽光発電装置11で発電された直流電力を交流電力に変換する第1機器21を備える。第1機器21は、内部回路としてDC/DCコンバータ211及びDC/ACコンバータ212と、第1制御回路213と、第1通信回路214と、一対の接続端子T11,T12と、ダイオードD1とを備えている。
DC/DCコンバータ211は、直流電圧を出力する出力回路である。DC/DCコンバータ211は、例えば昇圧型のチョッパ回路であり、太陽光発電装置11から入力される直流電圧を所定の電圧値(例えば300V)の直流電圧V1に変換する。なお、DC/DCコンバータ211は、降圧型、昇降圧型などのチョッパ回路でもよい。
DC/ACコンバータ212は、直流電圧が入力される入力回路である。DC/ACコンバータ212は、例えばフルブリッジ型のインバータ回路であり、DC/DCコンバータ211から入力される直流電圧V1を、商用電源のような交流電源100の交流電圧(例えばAC100[V]、50/60[Hz]の交流電圧)に変換する。なお、DC/ACコンバータ212は、フルブリッジ型のインバータ回路に限定されず、ハーフブリッジ型のインバータ回路でもよい。
第1制御回路213は、DC/DCコンバータ211及びDC/ACコンバータ212の出力を制御する。また、第1制御回路213は、第1機器21に接続される第2機器22の動作を制御する機能も備えている。第1制御回路213は、例えば、CPU(Central Processing Unit)とメモリとを有するマイクロコンピュータを備えている。CPUがメモリに格納されているプログラムを実行することによって、第1制御回路213の機能が実現される。CPUが実行するプログラムは、例えば、マイクロコンピュータのメモリにあらかじめ記憶されているが、インターネットなどの電気通信回線を通じて提供されてもよいし、メモリカード等の記録媒体に記録されて提供されてもよい。
第1通信回路214は、例えばイーサネット(登録商標)規格に準拠した通信モジュールを備え、インターネットのようなネットワークを介して電力事業者のサーバなどと通信する。また、第1通信回路214は、無線局の免許が不要な近距離無線通信方式で無線通信を行う通信モジュールを備えており、第2機器22との間で無線通信を行う。なお、無線局の免許が不要な近距離無線通信方式の通信モジュールとしては、例えば、Wi−SUN(登録商標)(Wireless Smart Utility Network)規格に準拠した通信モジュールなどがある。なお、第1通信回路214と第2機器22との通信方式は無線通信に限定されず、電力線搬送通信などの有線通信でもよい。
DC/DCコンバータ211とDC/ACコンバータ212との間を電気的に接続する直流のバスラインL1,L2にはダイオードD1が接続されている。ダイオードD1のカソードは、バスラインL1,L2のうち高電位側のバスラインL1に電気的に接続され、ダイオードD1のアノードは、バスラインL1,L2のうち低電位側のバスラインL2に電気的に接続される。なお、ダイオードD1は、互いに並列に接続された複数のダイオードで構成されてもよく、個々のダイオードに流れる電流を低減できる。
一対の接続端子T11,T12は、DC/DCコンバータ211とDC/ACコンバータ212との間を電気的に接続する直流のバスラインL1,L2にそれぞれ電気的に接続されている。接続端子T11は、バスラインL1,L2のうち直流電圧V1の高電位側のバスラインL1に電気的に接続される。接続端子T12は、バスラインL1,L2のうち直流電圧V1の低電位側のバスラインL2に電気的に接続される。ここで、第1機器において、内部回路であるDC/DCコンバータ211は、有極性の電解コンデンサからなるコンデンサC11を出力端に備えている。また、第1機器において、内部回路であるDC/ACコンバータ212は、有極性の電解コンデンサからなるコンデンサC12を入力端に備えている。そして、ダイオードD1は低電位側の接続端子T12からコンデンサC11,C12を通らずに高電位側の接続端子T11へと電流が流れる電流経路に接続されている。
第1機器21から出力される交流電力は、需要家施設F1内の負荷30で消費されるか、又は、交流電源100に出力(売電)される。
ところで、電力事業者は、需要家施設F1から売電される電力が過剰になると、需要家施設F1に対して出力抑制を指示する場合がある。本実施形態の電力変換システム1では、出力抑制時にも太陽光発電装置11の発電電力を有効に利用できるように、蓄電池ユニット12と、電気機器である第2機器22と、を備えている。ここで、太陽光発電装置11と第1機器21とが設置されている需要家施設F1に、後から蓄電池ユニット12と第2機器22とを設置できるように、第1機器21は、第2機器22を電気的に接続するための接続端子T11,T12を備えている。
蓄電池ユニット12は、例えば、直列又は並列に接続された複数のリチウムイオン蓄電池を備えている。蓄電池ユニット12は、太陽光発電装置11で発電された直流電力を蓄電する。蓄電池ユニット12は、二次電池として複数のリチウムイオン蓄電池を備えているが、ニッケル水素蓄電池、鉛蓄電池、キャパシタなどの二次電池を備えていてもよい。
第2機器22は、内部回路であるDC/DCコンバータ221と、第2制御回路222と、第2通信回路223と、一対の第1接続端子T21,T22と、一対の第2接続端子T23,T24と、ダイオードD2とを備えている。
一対の第1接続端子T21,T22の間には蓄電池ユニット12が電気的に接続される。ここで、第1接続端子T21は蓄電池ユニット12のプラス極に接続され、第1接続端子T22が蓄電池ユニット12のマイナス極に接続される。
一対の第2接続端子T23,T24は、それぞれ電線などの導電部材を介して第1機器の接続端子T11,T12に電気的に接続される。
DC/DCコンバータ221は、例えば昇降圧型の双方向DC/DCコンバータである。DC/DCコンバータ221は、一対の第1接続端子T21,T22と、一対の第2接続端子T23,T24との間で、双方向の電圧変換を行う。
蓄電池ユニット12から放電する場合、DC/DCコンバータ221は、第1接続端子T21,T22から入力される蓄電池ユニット12の放電電圧を、所定の電圧値の直流電圧に変換して、第2接続端子T23,T24に出力する。DC/DCコンバータ221から出力される直流電圧は、第1機器21のバスラインL1,L2に入力される。この場合、DC/DCコンバータ221は直流電圧を出力する出力回路となり、DC/DCコンバータ221の出力端が第2接続端子T23,T24に電気的に接続される。
蓄電池ユニット12を充電する場合、DC/DCコンバータ221は、第2接続端子T23,T24から入力される直流電圧(バスラインL1,L2の直流電圧)の電圧値を変換して、第1接続端子T21,T22に出力する。DC/DCコンバータ221から出力される直流電圧によって蓄電池ユニット12が充電される。この場合、DC/DCコンバータ221は直流電圧が入力される入力回路となり、DC/DCコンバータ221の入力端が第2接続端子T23,T24に電気的に接続される。
ここで、一対の第2接続端子T23,T24のうち、第2接続端子T23が高電位側の接続端子となり、第2接続端子T24が低電位側の接続端子となる。そして、高電位側の第2接続端子T23は、第1機器21の高電位側のバスラインL1に接続された接続端子T11に、電線L3を介して電気的に接続される。低電位側の第2接続端子T24は、第1機器21の低電位側のバスラインL2に接続された接続端子T12に、電線L4を介して電気的に接続される。図1では、電線L3,L4が正しく配線されている状態を実線で示している。
第2制御回路222は、第1機器21の第1制御回路213から入力される制御信号などに基づいて、DC/DCコンバータ221の動作を制御する。第2制御回路222は、例えば、CPUとメモリとを有するマイクロコンピュータを備えている。CPUがメモリに格納されているプログラムを実行することによって、第2制御回路222の機能が実現される。CPUが実行するプログラムは、例えば、マイクロコンピュータのメモリにあらかじめ記憶されているが、インターネットなどの電気通信回線を通じて提供されてもよいし、メモリカード等の記録媒体に記録されて提供されてもよい。
第2通信回路223は、例えば、第1通信回路214と同じ通信方式で通信を行う通信モジュールを備えており、第1機器21の第1通信回路214との間で無線通信又は有線通信を行う。
ダイオードD2は、第2接続端子T23,T24の間に接続されている。ダイオードD2のカソードが高電位側の第2接続端子T23に電気的に接続され、ダイオードD2のアノードが低電位側の第2接続端子T24に電気的に接続されている。ここで、第2機器22において、内部回路であるDC/DCコンバータ221は、有極性の電解コンデンサからなるコンデンサC21を出力端に備えている。ダイオードD2は低電位側の接続端子T24からコンデンサC21を通らずに高電位側の接続端子T23へと電流が流れる電流経路に接続されている。なお、ダイオードD2は、互いに並列に接続された複数のダイオードで構成されてもよく、個々のダイオードに流れる電流を低減できる。
(2)動作
本実施形態の電力変換システム1の動作について以下に説明する。まず、第1機器21の接続端子T11,T12が、第2機器22の第2接続端子T23,T24にそれぞれ電気的に接続されている場合、つまり第1機器21と第2機器22とが正常に接続されている場合の動作について説明する。
第1機器21の第1制御回路213は、DC/DCコンバータ211及びDC/ACコンバータ212の動作を制御する。
DC/DCコンバータ211は太陽光発電装置11の出力電圧を所定の電圧値の直流電圧に変換する。第1通信回路214が電力事業者から出力の抑制指令を受信していない場合、第1制御回路213はDC/ACコンバータ212に変換動作を行わせ、DC/ACコンバータ212がDC/DCコンバータ211の出力電圧を交流電圧に変換する。DC/ACコンバータ212の出力は、需要家施設F1内の負荷30で消費されるか、交流電源100に出力(つまり、逆潮流)される。
例えば、太陽光発電装置11の発電電力が、負荷30の消費電力以下である場合には、太陽光発電装置11の発電電力は負荷30で消費され、不足分は交流電源100から供給される。ここで、蓄電池ユニット12から不足分を供給可能な場合、第1制御回路213は、第2機器22を制御して蓄電池ユニット12から放電させてもよい。第1制御回路213は、蓄電池ユニット12から放電させるための制御信号を、第1通信回路214から第2機器22に送信する。第2機器22の第2通信回路223が第1機器21からの制御信号を受信すると、第2制御回路222がDC/DCコンバータ221を制御して蓄電池ユニット12から放電させる。DC/DCコンバータ221は、蓄電池ユニット12から出力される直流電圧を所定の電圧値の直流電圧に変換して、第1機器21に出力する。これにより、DC/ACコンバータ212は、DC/DCコンバータ211とDC/DCコンバータ221とから入力される直流電圧を交流に変換して出力する。
また、太陽光発電装置11の発電電力が、負荷30の消費電力を超えている場合、太陽光発電装置11の発電電力は負荷30で消費され、余剰分が交流電源100に出力(逆潮流)される。
一方、第1通信回路214が電力事業者から出力の抑制指令を受信している場合、第1制御回路213はDC/ACコンバータ212の変換動作を制限する。例えば、負荷30の消費電力と、交流電源100への逆潮流が可能な最大電力との合計電力を、太陽光発電装置11の発電電力が上回っている場合、第1制御回路213は、発電電力の余剰分を蓄電池ユニット12に充電する。このとき、第1制御回路213は、第2機器22を制御する制御信号を、第1通信回路214から第2機器22に送信する。第2機器22の第2通信回路223が第1機器21からの制御信号を受信すると、第2機器22の第2制御回路222がDC/DCコンバータ221を制御する。DC/DCコンバータ221は、第1機器21から入力される直流電圧を所定の直流電圧に変換して、蓄電池ユニット12を充電する。
次に、第1機器21と第2機器22とを接続する場合に誤配線が発生した場合、つまり図1に点線で示すように接続端子T11が接続端子T24に接続され、接続端子T12が接続端子T23に接続された場合の動作について以下に説明する。
接続端子T11,T12間にダイオードD1が接続されていない場合に、第1機器21が電源となってDC/DCコンバータ211から例えばDC300Vの直流電圧V1が出力されると、接続端子T23の電圧は(−V1)となる。そのため、DC/DCコンバータ221が備える有極性のコンデンサC21に逆極性の大電圧が加わる可能性がある。
一方、本実施形態の電力変換システム1では、第1機器21において接続端子T11,T12間にダイオードD1が接続され、第2機器22において第2接続端子T23,T24間にダイオードD2が接続されている。したがって、誤配線が発生している状態で第1機器21が電源となって第2機器22に直流電圧を出力する場合は、図2に破線RT1で示すように、接続端子T24→ダイオードD2→接続端子T23の電流経路で電流が流れる。このとき、接続端子T23の電圧は(−Vf2)にクランプされるので、内部回路であるDC/DCコンバータ221を保護できる。
また、誤配線が発生している状態で第2機器22が電源となって第1機器21に直流電圧を出力する場合は、接続端子T12→ダイオードD1→接続端子T11の電流経路で電流が流れる。このとき、接続端子T11の電圧は(−Vf1)にクランプされるので、内部回路であるDC/DCコンバータ211及びDC/ACコンバータ212を保護できる。電圧Vf1はダイオードD1の順方向電圧(約0.6V)である。
上述のように、本実施形態では、第1機器21及び第2機器22において誤配線が発生した場合でも、ダイオードD1,D2によってコンデンサC11,C12に逆極性の大電圧が印加されるのを防止できる。したがって、有極性の電解コンデンサであるコンデンサC11,C12を保護できる。
また、接続端子T11,T12に誤って交流電源が接続された場合でも、有極性のコンデンサC11,C12に印加される逆極性の電圧が(−Vf1)に制限されるので、内部回路を保護できる。同様に、接続端子T23,T24に誤って交流電源が接続された場合でも、有極性のコンデンサC21に印加される逆極性の電圧が(−Vf2)に制限されるので、内部回路を保護できる。電圧Vf2はダイオードD2の順方向電圧(約0.6V)である。
(3)変形例
以下に、上記実施形態の変形例に係る電気機器を列記する。なお、以下に説明する変形例の各構成は、上記実施形態で説明した各構成と適宜組み合わせて適用可能である。
(3.1)変形例1
図3は、変形例1に係る電気機器を備える電力変換システム1Aのシステム構成図である。以下、上記実施形態の電力変換システム1と同様の構成については、共通の符号を付して適宜説明を省略する。
上記実施形態では、第1機器21において、内部回路であるDC/DCコンバータ211及びDC/ACコンバータ212と接続端子T11,T12との間にダイオードD1が接続されている。
一方、変形例1では、図3に示すように、内部回路であるDC/DCコンバータ211がダイオードD11を備え、このダイオードD11が接続端子T11,T12の間に電気的に接続されている。また、内部回路であるDC/ACコンバータ212がダイオードD12を備え、このダイオードD12が接続端子T11,T12の間に電気的に接続されている。ここで、ダイオードD11,D12のカソードは、高電位側の接続端子T11に接続されており、ダイオードD11,D12のアノードは、低電位側の接続端子T12に接続されている。すなわち、変形例1では、内部回路であるDC/DCコンバータ211及びDC/ACコンバータ212がそれぞれ備えるダイオードD11,D12で、誤配線の発生時に内部回路に加わる逆極性の電圧を制限するダイオードを兼用しており、部品数を少なくできる。なお、ダイオードD11は、互いに並列に接続された複数のダイオードで構成されてもよく、個々のダイオードに流れる電流を低減できる。同様に、ダイオードD12は、互いに並列に接続された複数のダイオードで構成されてもよく、個々のダイオードに流れる電流を低減できる。
この変形例1においても、第2接続端子T23が接続端子T12に誤接続され、第2接続端子T24が接続端子T11に誤接続された状態で、第2機器22が電源となっている場合には、高電位側の第1接続端子T11の電圧は(−Vf10)でクランプされる。ここで、電圧Vf10はダイオードD11,D12の順方向電圧(約0.6V)である。よって、誤配線が発生した場合でも、DC/DCコンバータ211及びDC/ACコンバータ212に印加される逆極性の電圧を(−Vf10)に制限でき、DC/DCコンバータ211及びDC/ACコンバータ212を保護できる。
ここで、ダイオードD11,D12を通って電流が流れる経路にコンデンサが接続されている場合には、このコンデンサには無極性のコンデンサとする必要がある。
なお、第2機器22のダイオードD2を、内部回路であるDC/DCコンバータ221が備えるダイオードで兼用してもよく、部品数を少なくできる。
(3.2)変形例2
図4は、変形例2に係る電気機器(第1機器21及び第2機器22)を備える電力変換システム1Bの要部の回路図である。以下、上記実施形態及び変形例1の電力変換システム1と同様の構成については、共通の符号を付して適宜説明を省略する。
変形例2の電力変換システム1Bでは、電気機器である第1機器21及び第2機器22が、ダイオードD1,D2にそれぞれ過電流が流れないように保護動作を行う過電流保護部品として電流ヒューズF1,F2をそれぞれ備えている。
電流ヒューズF1の一端は接続端子T11に接続され、電流ヒューズF1の他端はダイオードD1のカソードに接続されている。電流ヒューズF1に所定の遮断電流を超える電流が流れると、ジュール熱によって電流ヒューズF1が溶断するので、ダイオードD1に流れる電流が電流ヒューズF1の遮断電流以下に制限される。
電流ヒューズF2の一端は接続端子T23に接続され、電流ヒューズF2の他端はダイオードD2のカソードに接続されている。電流ヒューズF2に所定の遮断電流を超える電流が流れると、電流ヒューズF2が溶断するので、ダイオードD2に流れる電流が電流ヒューズF2の遮断電流以下に制限される。
ここで、第2接続端子T23が接続端子T12に誤接続され、第2接続端子T24が接続端子T11に誤接続された状態で第1機器21が電源となって第2機器22に直流電圧を出力する場合、図4に点線RT2で示す経路で電流が流れる。つまり、第2機器22では、第2接続端子T24→ダイオードD2→第2接続端子T23の経路で電流が流れ、第2接続端子T24の電圧は(−Vf2)でクランプされるので、DC/DCコンバータ221に逆極性の過電圧が加わるのを防止できる。この場合に、ダイオードD2に大電流が流れる可能性があるが、ダイオードD2に流れる電流が電流ヒューズF2の遮断電流を超えると電流ヒューズF2が溶断するので、ダイオードD2を保護できる。
また、誤配線が発生している状態で第2機器22が電源となって第1機器21に直流電圧を出力する場合、第1機器21では、接続端子T12→ダイオードD1→接続端子T11の経路で電流が流れ、接続端子T11の電圧は(−Vf1)でクランプされる。これにより、DC/DCコンバータ211及びDC/ACコンバータ212に逆極性の過電圧が加わるのを防止できる。この場合に、ダイオードD1に大電流が流れる可能性があるが、ダイオードD1に流れる電流が電流ヒューズF1の遮断電流を超えると電流ヒューズF1が溶断するので、ダイオードD1を保護できる。
(3.3)その他の変形例
上記実施形態及び変形例1〜2では、需要家施設F1が戸建て住宅である場合を説明したが、需要家施設F1は集合住宅の住戸でもよいし、オフィスビルや商業ビルのテナントであってもよい。
また、上記実施形態及び変形例1〜2において、第1機器21は、DC/DCコンバータ211とDC/ACコンバータ212とを備えているが、第1機器21はDC/ACコンバータ212のみを備えていてもよい。この場合、DC/DCコンバータ211は、DC/ACコンバータ212とは別の機器に備えられており、DC/DCコンバータ211を備える機器を第1機器21に接続すればよい。このように、DC/DCコンバータ211,221及びDC/ACコンバータ212がそれぞれモジュール化されていれば、DC/ACコンバータ212を備える第1機器21に対して、所望の分散電源のDC/DCコンバータを接続して使用することができる。
また、上記実施形態及び変形例1〜2において、第1機器21及び第2機器22は、直流電力が入力される入力回路と直流電圧を出力する出力回路との少なくとも一方を備えていればよく、内部回路の構成は適宜変更が可能である。
(実施形態2)
(1)構成
実施形態2に係る電気機器及びそれが備える端子台について図面を参照して詳しく説明する。以下、上記実施形態(変形例を含む)と同様の構成については、共通の符号を付して適宜説明を省略する。
図5は、実施形態2に係る電気機器(第2機器22)の要部の説明図である。
第2機器22は、一対の接続端子T23,T24を有する端子台215(図5参照)を備えている。端子台215は、絶縁性の合成樹脂(例えばポリカーボネート樹脂など)で形成された本体216を備えている。本体216の上面には、一対の端子板217,218が並べて取り付けられている。一方の端子板217には、ねじ端子である接続端子T23,T25が取り付けられており、他方の端子板218には、ねじ端子である接続端子T24,T26が取り付けられている。接続端子T25,T26には、接続端子T25,T26とDC/DCコンバータ221との間を電気的に接続する電線が接続される。接続端子T23,T24には、第2機器22と第1機器21との間を電気的に接続する電線が接続される。そして、接続端子T25と接続端子T26との間にはダイオードD2が取り付けられている。
このように、ダイオードD2は、第1機器21と第2機器22との間を電気的に接続する電線が接続される端子台215に備えられている。したがって、接続端子T23,T24に電線が誤接続された場合でも、電線が接続される接続端子T23,T24の近傍にダイオードD2が接続されているから、内部回路であるDC/DCコンバータ221を確実に保護できる。また、ダイオードD2は端子台215に備えられているので、ダイオードD2を取付ける作業の手間が少なくなる。
なお、図5の例では接続端子T25,T26にダイオードD2が接続されているが、端子板217と端子板218とにダイオードD2が半田付けされていてもよく、ダイオードD2が誤って外されにくくなる。また、端子台215の本体216の裏側にダイオードD2が取り付けられてもよく、ダイオードD2が誤って外されにくくなる。
なお、実施形態2の構成を第1機器21に適用してもよく、第1機器21が備える端子台にダイオードD1を保持させてもよい。
(2.1)変形例1
上記実施形態では、第2機器22の端子台215にダイオードD2が保持されているが、ダイオードD2の代わりに、実施形態1で説明した電流ヒューズF2が保持されてもよい。
図6は、変形例1に係る電気機器(第2機器22)の要部の説明図である。以下、上記実施形態と同様の構成については、共通の符号を付して適宜説明を省略する。
第2機器22は、一対の接続端子T23,T24を有する端子台215A(図6参照)を備えている。端子台215Aは、絶縁性の合成樹脂(例えばポリカーボネート樹脂など)で形成された本体216を備えている。本体216の上面には、電流ヒューズF2の機能を有する端子板217Aと、端子板218とが並べて取り付けられている。
端子板217Aは長手方向の中間部に幅が狭い部分を有しており、端子板217Aに所定の遮断電流を超える電流が流れると、ジュール熱によって端子板217Aが溶断するので、ダイオードD2に流れる電流が遮断電流以下に制限される。
端子板217Aには、ねじ端子である接続端子T23,T25が取り付けられており、端子板218には、ねじ端子である接続端子T24,T26が取り付けられている。接続端子T25,T26には、接続端子T25,T26とDC/DCコンバータ211との間を電気的に接続する電線が接続される。接続端子T23,T24には、第2機器22と第1機器21との間を電気的に接続する電線が接続される。接続端子T25に接続される電線L11と、接続端子T26に接続される電線L12との間には、カソードが電線L11に接続されるようにして、ダイオードD2が接続されている。
このように、電流ヒューズF2となる端子板217Aは端子台215Aに備えられているので、電流ヒューズF2を取付ける作業の手間が少なくなる。電流ヒューズF2は端子板217Aと兼用されるものに限定されず、ガラス管入りヒューズ、面実装タイプのヒューズなどでもよい。
なお、本変形例の構成を第1機器21に適用してもよく、第1機器21が備える端子台に電流ヒューズF1を保持させてもよい。
(2.2)変形例2
上記実施形態では、第2機器22の端子台215にダイオードD2が設けられていたが、ダイオードD2と電流ヒューズF2の両方が端子台215Bに設けられてもよい。
図7は、変形例2に係る電気機器(第2機器22)の要部の説明図である。
第2機器22は、一対の接続端子T23,T24を有する端子台215B(図7参照)を備えている。端子台215Bは、絶縁性の合成樹脂(例えばポリカーボネート樹脂など)で形成された本体216を備えている。本体216の上面には、電流ヒューズF2の機能を有する端子板217Aと、端子板218とが並べて取り付けられている。
端子板217Aは長手方向の中間部に幅が狭い部分を有しており、端子板217Aに所定の遮断電流を超える電流が流れると、ジュール熱によって端子板217Aが溶断するので、ダイオードD2に流れる電流が遮断電流以下に制限される。
端子板217Aには、ねじ端子である接続端子T23,T25が取り付けられており、端子板218には、ねじ端子である接続端子T24,T26が取り付けられている。接続端子T25,T26には、接続端子T25,T26とDC/DCコンバータ221との間を電気的に接続する電線が接続される。接続端子T23,T24には、第2機器22と第1機器21との間を電気的に接続する電線が接続される。そして、接続端子T25と接続端子T26との間にはダイオードD2が取り付けられている。
このように、ダイオードD2は、第1機器21と第2機器22との間を電気的に接続する電線が接続される端子台215Bに備えられている。したがって、接続端子T23,T24に電線が誤接続された場合でも、電線が接続される接続端子T23,T24の近傍にダイオードD2が接続されているから、内部回路であるDC/DCコンバータ221を確実に保護できる。また、ダイオードD2は端子台215Bに備えられているので、ダイオードD2を取付ける作業の手間が少なくなる。
なお、図7の例では接続端子T25,T26にダイオードD2が接続されているが、端子板217と端子板218とにダイオードD2が半田付けされていてもよく、ダイオードD2が誤って外されにくくなる。また、端子台215の本体216の裏側にダイオードD2が取り付けられてもよく、ダイオードD2が誤って外されにくくなる。
また、電流ヒューズF2となる端子板217Aは端子台215Bに備えられているので、電流ヒューズF2を取付ける作業の手間が少なくなる。電流ヒューズF2は端子板217Aと兼用されるものに限定されず、ガラス管入りヒューズ、面実装タイプのヒューズなどでもよい。
なお、本変形例の構成を第1機器21に適用してもよく、第1機器21が備える端子台にダイオードD1と電流ヒューズF1とを保持させてもよい。
(2.3)変形例3
実施形態2及び変形例1,2において、第2機器22の端子台215に過電圧保護のためのバリスタ219(過電圧保護部品)が設けられてもよい。
図8は、変形例3に係る電気機器(第2機器22)の要部の説明図である。
第2機器22は、一対の接続端子T23,T24を有する端子台215C(図8参照)を備えている。端子台215Cは、絶縁性の合成樹脂(例えばポリカーボネート樹脂など)で形成された本体216を備えている。本体216の上面には、一対の端子板217,218が並べて取り付けられている。一方の端子板217には、ねじ端子である接続端子T23,T25が取り付けられており、他方の端子板218には、ねじ端子である接続端子T24,T26が取り付けられている。接続端子T25,T26には、接続端子T25,T26とDC/DCコンバータ221との間を電気的に接続する電線が接続される。接続端子T23,T24には、第2機器22と第1機器21との間を電気的に接続する電線が接続される。そして、接続端子T25と接続端子T26との間にはダイオードD2とバリスタ219とが取り付けられている。
このように、過電圧保護部品であるバリスタ219は接続端子T25と接続端子T26との間に接続されている。接続端子T25,T26間に印加される電圧が所定電圧(短絡電圧などの過電圧)を超えると、バリスタ219の電気抵抗が急激に低下することで、DC/DCコンバータ221などの内部回路を保護することができる。
本変形例では端子台215に過電圧保護部品としてバリスタ219が設けられているが、過電圧保護部品はバリスタ219に限定されず、サージアブゾーバ、アレスタなどでもよい。また、図8の例では接続端子T25,T26にバリスタ219が接続されているが、端子板217と端子板218とにバリスタ219が半田付けされていてもよく、バリスタ219が誤って外されにくくなる。また、端子台215Cの本体216の裏側にバリスタ219が取り付けられてもよく、バリスタ219が誤って外されにくくなる。
なお、本変形例の構成を第1機器21に適用してもよく、第1機器21が備える端子台にダイオードD1と過電圧保護部品とを保持させてもよい。
なお、変形例3で説明した構成は変形例1,2にも適用可能である。
また、実施形態2で説明した構成(変形例を含む)は、実施形態1で説明した構成(変形例を含む)と適宜組み合わせて適用である。
(まとめ)
以上説明したように、第1の態様の電気機器(21,22)は、内部回路(211,212,221)と、一対の接続端子(T11,T12,T23,T24)と、ダイオード(D1,D2,D11,D12)と、を備える。内部回路(211,212,221)は、直流電圧が入力される入力回路(212,221)及び直流電圧を出力する出力回路(211,221)の少なくとも一方を有する。一対の接続端子(T11,T12,T23,T24)は、入力回路(212,221)の入力端と出力回路(211,221)の出力端との少なくとも一方に電気的に接続される。ダイオード(D1,D2,D11,D12)は、一対の接続端子(T11,T12,T23,T24)のうち高電位側の接続端子(T11,T23)にカソードが接続されるように、一対の接続端子(T11,T12,T23,T24)の間に接続されている。
この構成によれば、高電位側の接続端子(T11,T23)と低電位側の接続端子(T12,T24)とに逆極性が電線が誤接続された場合でも、一対の接続端子間の電圧がダイオード(D1,D2,D11,D12)によって制限される。したがって、内部回路に逆極性の大電圧が印加されにくくなり、内部回路を保護できる。
第2の態様の電気機器(21,22)は、第1の態様において、ダイオード(D1,D2,D11,D12)に過電流が流れると保護動作を行う過電流保護部品(F1,F2)を、更に備える。
この構成によれば、過電流保護部品(F1,F2)によってダイオード(D1,D2,D11,D12)を保護することができる。
第3の態様の電気機器(21,22)は、第1又は第2の態様において、一対の接続端子(T11,T12,T23,T24)を有する端子台(215,215A,215B,215C)を、更に備える。端子台(215,215A,215B,215C)にダイオード(D1,D2,D11,D12)が設けられている。
この構成によれば、端子台(215,215A,215B,215C)にダイオード(D1,D2,D11,D12)が設けられているので、誤接続が発生した場合に内部回路に逆極性の大電圧が印加されにくくなり、内部回路をより確実に保護できる。また、ダイオード(D1,D2,D11,D12)を支持するための部品を別に用意する必要がなく、ダイオード(D1,D2,D11,D12)を取り付ける作業を容易に行うことができる。
第4の態様の電気機器(21,22)は、第2の態様において、一対の接続端子(T11,T12,T23,T24)を有する端子台(215,215A,215B,215C)を、更に備える。端子台(215,215A,215B,215C)に過電流保護部品(F1,F2)が設けられている。
この構成によれば、過電流保護部品(F1,F2)を支持するための部品を別に用意する必要がなく、過電流保護部品(F1,F2)を取り付ける作業を容易に行うことができる。
第5の態様の電気機器(21,22)は、第2の態様において、一対の接続端子(T11,T12,T23,T24)を有する端子台(215,215A,215B,215C)を、更に備える。端子台(215,215A,215B,215C)にダイオード(D1,D2,D11,D12)と過電流保護部品(F1,F2)とが設けられている。
この構成によれば、ダイオード(D1,D2,D11,D12)及び過電流保護部品(F1,F2)を支持するための部品を別に用意する必要がない。したがって、ダイオード(D1,D2,D11,D12)及び過電流保護部品(F1,F2)を取り付ける作業を容易に行うことができる。
第6の態様の電気機器(21,22)では、第3〜5のいずれかの態様において、端子台(215,215A,215B,215C)に、過電圧保護部品(219)が設けられている。過電圧保護部品(219)は一対の接続端子(T11,T12,T23,T24)の間に過電圧が印加されると保護動作を行う。
この構成によれば、過電圧保護部品(219)が、一対の接続端子(T11,T12,T23,T24)に加えられる過電圧から内部回路(211,212,221)を保護することができる。また、過電圧保護部品(219)を支持するための部品を別に用意する必要がないので、過電圧保護部品(219)を取り付ける作業を容易に行うことができる。
第7の態様の電気機器(21,22)では、第1〜第6のいずれかの態様において、内部回路(211,212,221)が有極性のコンデンサ(C11,C12,C21)を備えている。ダイオード(D1,D2,D11,D12)は、一対の接続端子(T11,T12,T23,T24)のうち低電位側の接続端子(T12,T24)からコンデンサ(C11,C12,C21)を通らずに高電位側の接続端子(T11,T23)へと電流が流れる電流経路(RT1,RT2)に接続されている。
この構成によれば、誤接続が発生した場合に、内部回路(211,212,221)が備える有極性のコンデンサ(C11,C12,C21)に逆極性の大電圧が加わりにくくなり、有極性のコンデンサ(C11,C12,C21)を保護できる。
第2〜第7の態様に係る構成については、電気機器(21,22)に必須の構成ではなく、適宜省略可能である。
第8の態様の電力変換システム(1,1A,1B)は、第1〜第7のいずれかの態様の電気機器(21,22)を備え、直流電力と交流電力との電力変換を行う。
この構成によれば、誤接続が発生した場合でも、内部回路に逆極性の大電圧が印加されにくくなり、内部回路を保護できる。
第9の態様の電力変換システム(1,1A,1B)は、第8の態様において、複数の電気機器(21,22)を備える。複数の電気機器(21,22)は、直流を交流に変換するDC/ACコンバータ(212)を入力回路として備える第1機器(21)と、直流を直流に変換するDC/DCコンバータ(221)を出力回路として備える第2機器(22)とを含む。第1機器(21)の一対の接続端子(T11,T12)と、第2機器(22)の一対の接続端子(T23,T24)とが電気的に接続されている。第1機器(21)のDC/ACコンバータ(212)は、第2機器(22)のDC/DCコンバータ(221)から入力される直流を交流に変換する。
この構成によれば、第1機器(21)と第2機器(22)とを接続する場合に誤接続が発生したとしても、内部回路に逆極性の大電圧が印加されにくくなり、内部回路を保護できる。
第10の態様の電力変換システム(1,1A,1B)では、第9の態様において、第1機器(21)は、出力回路として、直流を直流に変換するDC/DCコンバータ(211)を更に備える。第1機器(21)のDC/ACコンバータ(212)は、第2機器(22)のDC/DCコンバータ(221)と第1機器(21)のDC/DCコンバータ(211)との少なくとも一方から入力される直流を交流に変換する。
この構成によれば、第1機器(21)と第2機器(22)とを接続する場合に誤接続が発生した場合でも、内部回路に逆極性の大電圧が印加されにくくなり、内部回路を保護できる。
第9〜第10の態様に係る構成については、電力変換システムに必須の構成ではなく、適宜省略可能である。
第11の態様の端子台(215,215A,215B,215C)は、第3〜第6のいずれかの態様の電気機器(21,22)に備えられる。端子台(215,215A,215B,215C)は、一対の接続端子(T23,T24)と、一対の接続端子(T23,T24)を保持する本体(216)と、を備える。
この構成によれば、一対の接続端子(T23,T24)に逆極性の電線が接続された場合でも、内部回路に逆極性の大電圧が印加されにくくなり、内部回路を保護できる。
1,1A,1B 電力変換システム
21 第1機器(電気機器)
22 第2機器(電気機器)
211 DC/DCコンバータ(内部回路、出力回路)
212 DC/ACコンバータ(内部回路、入力回路)
213 第1制御回路
215,215A,215B 端子台
216 本体
219 バリスタ(過電圧保護部品)
221 DC/DCコンバータ(内部回路、出力回路)
222 第2制御回路
D1,D2,D11,D12 ダイオード
F1,F2 ヒューズ(過電流保護部品)
T11,T11 接続端子
T21,T22 第1接続端子(接続端子)
T23,T23 第2接続端子(接続端子)

Claims (10)

  1. 複数の電気機器を備え、直流電力と交流電力との電力変換を行う電力変換システムに用いられる前記電気機器であって、
    直流電圧が入力される入力回路と直流電圧を出力する出力回路との少なくとも一方を有する内部回路と、
    前記入力回路の入力端と前記出力回路の出力端との少なくとも一方に電気的に接続される一対の接続端子と、
    前記一対の接続端子のうち高電位側の接続端子にカソードが接続されるように、前記一対の接続端子の間に接続された第1ダイオードと、を備え、
    前記内部回路は、有極性の第1コンデンサを有し、
    前記第1ダイオードは、前記一対の接続端子のうち低電位側の接続端子から前記第1コンデンサを通らずに前記高電位側の接続端子へと電流が流れる電流経路に接続されており、
    前記一対の接続端子には、前記複数の電気機器のうちの別の電気機器が備える一対の接続端子が接続され、
    前記第1ダイオードと電気的にそれぞれ並列に、前記別の電気機器が備えるダイオード及び有極性の第1コンデンサが接続される
    電気機器。
  2. 前記第1ダイオードに過電流が流れると保護動作を行う過電流保護部品を、更に備える
    請求項1に記載の電気機器。
  3. 前記一対の接続端子を有する端子台を、更に備え、
    前記端子台に前記第1ダイオードが設けられている
    請求項1又は2に記載の電気機器。
  4. 前記一対の接続端子を有する端子台を、更に備え、
    前記端子台に前記過電流保護部品が設けられている
    請求項2に記載の電気機器。
  5. 前記一対の接続端子を有する端子台を、更に備え、
    前記端子台に前記第1ダイオードと前記過電流保護部品とが設けられている
    請求項2に記載の電気機器。
  6. 前記端子台に、前記一対の接続端子の間に過電圧が印加されると保護動作を行う過電圧保護部品が設けられている
    請求項3〜5のいずれか1項に記載の電気機器。
  7. 請求項1〜6のいずれか1項に記載の電気機器を備え、
    直流電力と交流電力との電力変換を行う
    電力変換システム。
  8. 複数の電気機器を備え、
    直流電力と交流電力との電力変換を行う電力変換システムであって、
    前記複数の電気機器のそれぞれは、
    直流電圧が入力される入力回路と直流電圧を出力する出力回路との少なくとも一方を有する内部回路と、
    前記入力回路の入力端と前記出力回路の出力端との少なくとも一方に電気的に接続される一対の接続端子と、
    前記一対の接続端子のうち高電位側の接続端子にカソードが接続されるように、前記一対の接続端子の間に接続された第1ダイオードと、を備え、
    前記一対の接続端子には、前記第1ダイオードと電気的に並列に接続される第2ダイオードが接続されており、
    前記複数の電気機器は、直流を交流に変換するDC/ACコンバータを前記入力回路として備える第1機器と、直流を直流に変換するDC/DCコンバータを前記出力回路として備える第2機器とを含み、
    前記第1機器が備える前記一対の接続端子と、前記第2機器が備える前記一対の接続端子とが電気的に接続されており、
    前記第1機器と前記第2機器とのうち一方の機器が備える前記第1ダイオードは、前記第1機器と前記第2機器とのうち他方の機器が備える前記第1ダイオードに接続される前記第2ダイオードであり、
    前記第1機器の前記DC/ACコンバータは、前記第2機器の前記DC/DCコンバータから入力される直流を交流に変換する
    電力変換システム。
  9. 前記第1機器は、前記出力回路として、直流を直流に変換するDC/DCコンバータを更に備え、
    前記第1機器の前記DC/ACコンバータは、前記第2機器の前記DC/DCコンバータと前記第1機器の前記DC/DCコンバータとの少なくとも一方から入力される直流を交流に変換する
    請求項8に記載の電力変換システム。
  10. 請求項3〜6のいずれか1項に記載の電気機器が備える端子台であって、
    前記一対の接続端子と、前記一対の接続端子を保持する本体と、を備える
    端子台。
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