JP6934168B2 - 商品販売データ処理システム及びプログラム - Google Patents

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Description

本発明は、商品販売データ処理システム及びプログラムに関する。
商品の登録操作に応じた商品登録処理が行われる登録装置(チェッカ装置)と、登録された商品に応じた精算処理が行われる精算装置(キャッシャ装置)とを分離して備える商品販売システムが知られている(例えば、特許文献1参照)。このように登録装置と精算装置とが分離されることで、会計を受けようとする顧客の待ち時間が短縮され、客捌きの効率の向上が図られる。
特開平5−233963号公報
例えば、コンビニエンスストアなどでは、商品登録処理と精算処理とが1台で行われるPOS(Point Of Sales)レジスタが使用されることが一般的である。コンビニエンスストアでは、店員が、一取引ごとに、顧客と対面して商品の登録、顧客からの現金の受け取りや各種決済用のカードの提示に応じた精算等の操作、及び商品の袋詰め作業等を行っている。このために、客捌きの効率を高めることが難しい。
複数台のPOSレジスタを設置すれば、設置台数に応じた客捌きの効率の向上は図られるものの、1台ごとのPOSレジスタにおいて、顧客ごとに順次商品の登録、精算、袋詰め作業等が行われることに変わりはなく、客捌きの効率の向上には限界がある。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたもので、商品登録処理と精算処理とが行われる商品販売データ処理装置を複数備える商品販売データ処理システムにおいて、客捌きの効率の向上が図られるようにすることを目的とする。
上記した課題を解決するための本発明の一態様は、商品登録処理部と精算処理部とが接続された商品販売データ処理装置を複数備える商品販売データ処理システムであって、商品を登録する商品登録処理を実行し、複数の取引のそれぞれに応じた商品登録処理を並行して実行可能な商品登録手段と、一取引における商品の登録に応じた精算情報に基づく精算処理を実行する精算手段と、1つの商品販売データ処理装置の商品登録手段によって得られた前記複数の取引のうちの少なくともいずれか1つに対応する精算情報を、他の商品販売データ処理装置に出力する出力手段とを備える商品販売データ処理システムである。
また、本発明の一態様は、商品登録処理部と精算処理部とが接続された商品販売データ処理装置を複数備える商品販売データ処理システムにおける前記商品販売データ処理装置としてのコンピュータを、商品を登録する商品登録処理を実行し、複数の取引のそれぞれに応じた商品登録処理を並行して実行可能な商品登録手段、一取引における商品の登録に応じた精算情報に基づく精算処理を実行する精算手段、1つの商品販売データ処理装置の商品登録手段によって得られた前記複数の取引の少なくともいずれか1つに対応する精算情報を、他の商品販売データ処理装置に出力する出力手段として機能させるためのプログラムである。
以上説明したように、本発明によれば、商品登録処理と精算処理とが行われる商品販売データ処理装置を複数備える商品販売データ処理システムにおいて、客捌きの効率の向上が図られるようになるという効果が得られる。
本実施形態におけるPOSシステムの設置態様の一例を示す図である。 本実施形態におけるPOSレジスタを顧客の立ち位置側(前方)からみた場合の外観例を示す図である。 本実施形態におけるPOSレジスタを店員の立ち位置側(後方)からみた場合の外観例を示す図である。 本実施形態におけるPOSレジスタの店員と顧客とによる利用態様例を説明する図である。 本実施形態における商品登録画面の一例を示す図である。 本実施形態における精算移転先選択画面の一例を示す図である。 本実施形態におけるPOSレジスタの構成例を示すブロック図である。 本実施形態におけるPOSレジスタが精算移転に関連して実行する処理手順例を示すフローチャートである。 本実施形態におけるPOSレジスタにより発行されるレシートの例を示す図である。 本実施形態における商品準備報知画面の一例を示す図である。
<実施形態>
以下、本実施形態のPOSシステム(商品販売データ処理システムの一例)について説明する。本実施形態のPOSシステムが設置される店舗の業態について特に限定されるものではないが、以降においては、本実施形態のPOSシステムがコンビニエンスストアに備えられる場合を例に挙げて説明する。
図1〜図3を参照して、本実施形態のPOSシステムにおけるPOSレジスタの設置態様例及びPOSレジスタの外観について説明する。
図1は、本実施形態のPOSシステムにおけるPOSレジスタの設置例を示している。同図では、カウンタCTに対して3台のPOSレジスタ1−1、1−2、1−3が配置された例が示されている。以降の説明において、POSレジスタ1−1、1−2、1−3について特に区別しない場合には、POSレジスタ1と記載する。本実施形態において、POSレジスタ1の設置数は、2台以上であれば特に限定されるものではない。
同図は、カウンタCTに設置された3台のPOSレジスタ1を、顧客側の立ち位置側からみた図である。店員の立ち位置は、同図からみてカウンタの後側となる。店員と顧客とは、ほぼPOSレジスタ1を挟んで対向するような位置関係となる。
なお、以降においては、カウンタCTに設置されたPOSレジスタ1に対する顧客の立ち位置側(顧客側)を前側とし、店員の立ち位置側(店員側)を後側として説明する場合がある。
図2は、図1におけるPOSレジスタ1−2、1−3に該当するPOSレジスタ1の外観を顧客側からみた図である。POSレジスタ1のメイン表示部10は、表示面が顧客側を向いた状態と、店員側を向いた状態との間で向きを変えることができるようになっている。図2は、メイン表示部10の表示面が顧客側を向いた状態である。図3は、メイン表示部10の表示面が店員側を向いた状態のPOSレジスタ1の外観を店員側からみた図である。
図1〜図3に示すように、本実施形態のPOSレジスタ1は、メイン表示部10、キーボード部20、スキャナ30、釣銭機40、客用表示部50及びプリンタ60を備える。
釣銭機40は、貨幣の投入及び排出が行われる操作パネル部が筐体80から前側に表出するように設けられる。図示は省略するが釣銭機40において貨幣を収納する部位は、筐体80内に格納されている。同図の例では、POSレジスタ1は、筐体80がカウンタCTの上面に載置されるようにして設置されている。
図2には、釣銭機40における貨幣の投入や排出が行われる部位として、紙幣投入排出口41、硬貨投入口42、釣銭排出口43、及び硬貨返却口44が示される。
紙幣投入排出口41は、預かり金として入金される紙幣の投入を受け付けるとともに、釣銭としての紙幣の排出、入金取り消しに応じた紙幣の排出を行う部位である。
硬貨投入口42は、預かり金として入金される硬貨の投入を受け付ける部位である。
釣銭排出口43は、釣銭のうちの硬貨を排出する部位である。
硬貨返却口44は、入金取り消し等に応じた硬貨の排出を行う部位である。
メイン表示部10は、タッチパネルとして構成される表示部である。メイン表示部10は、例えば所定の操作画面を表示するとともに、表示された操作画面に対して指などの操作体を触れることによる操作を受け付ける。
前述のように、メイン表示部10は、表示面が顧客側を向いた状態と、店員側を向いた状態との間で向きを変更することができる。
本実施形態の運用では、POSレジスタ1は、以下の2つのいずれかの会計処理モードにより使用される。1つは、店員が顧客と対面して商品登録の操作を行い、顧客が釣銭機40を使用して精算を行うようにして使用される対面接客モードである。もう1つは、店員は登録を行わず、顧客が対面接客モードのPOSレジスタ1にて登録を受けた商品に応じた精算を行うようにして使用される顧客精算モードである。顧客精算モードのPOSレジスタ1の場合、操作を担当する店員はいなくともよい。
メイン表示部10は、対面接客モードのPOSレジスタ1の場合には、図3のように表示面が店員側に向けられる。一方、メイン表示部10は、顧客精算モードのPOSレジスタ1の場合には、図2のように表示面が顧客側に向けられる。
図1の例では、3台のPOSレジスタ1のうち、POSレジスタ1−1が対面接客モードとされ、メイン表示部10の表示面が店員側に向けられている。そして、残る2台のPOSレジスタ1−2、1−3が顧客精算モードとされ、メイン表示部10の表示面が顧客側に向けられている。
キーボード部20は、図3に示されるように店員側に設けられ、店員が所定の各種操作を行う部位である。キーボード部20には、それぞれに所定の機能が割り当てられた複数のキーが配列される。
店舗によっては、商品の情報(商品名、価格など)をバーコード化したバーコードを商品のパッケージに印刷したり、バーコードを印刷したラベルなどを商品に貼り付けるなどして管理する場合がある。
スキャナ30は、上記のように商品に付されたバーコードを読み取る。店員は、商品登録操作として、顧客の買上商品に付されたバーコードをスキャナ30により読み取らせる操作を行うことができる。POSレジスタ1は、スキャナ30が読み取ったバーコードに基づくコードデータを利用して商品登録を実行することができる。即ち、POSレジスタ1は、スキャナ30によって読み取られたバーコードから取得されたコードデータを商品マスタなどのデータと照合して商品名、価格などを特定し、特定した商品名、価格などを利用して商品登録の処理を実行する。
釣銭機40は、顧客が精算を行うのに使用される。このため、釣銭機40は、精算を行う顧客が位置するPOSレジスタ1の前側(顧客側)に設けられる。具体的には、釣銭機40は、貨幣の投入や排出が行われる部位が精算を行う顧客の前側に表出するように設けられる。図2では、釣銭機40における貨幣の投入や排出が行われる部位として、紙幣投入排出口41、硬貨投入口42、釣銭排出口43、及び硬貨返却口44が示される。
紙幣投入排出口41は、預かり金として入金される紙幣の投入を受け付けるとともに、釣銭としての紙幣の排出、入金取り消しに応じた紙幣の排出を行う部位である。
硬貨投入口42は、預かり金として入金される硬貨の投入を受け付ける部位である。
釣銭排出口43は、釣銭のうちの硬貨を排出する部位である。
硬貨返却口44は、入金取り消し等に応じた硬貨の排出を行う部位である。
なお、紙幣投入排出口41、硬貨投入口42、釣銭排出口43、及び硬貨返却口44の付近においてLED等によるランプを設け、貨幣の投入や貨幣の排出などに際してランプを所定の態様により点灯させることで、顧客の貨幣の投入や受け取り等の操作に関する案内を行ってもよい。
客用表示部50は、精算を行うために釣銭機40を操作する客に向けて精算に関連する情報の表示が行われる表示部である。また、客用表示部50は、タッチパネルとして構成される。これにより、客用表示部50は、精算等に関連する顧客向けの操作画面を表示するとともに、表示された操作画面に対する操作を受け付けることができる。
プリンタ60は、レシートを発行することができる。プリンタ60には用紙が収納されている。プリンタ60は、一取引に応じた会計の内容(例えば登録された商品の内訳、精算処理結果等)を、収納された用紙に印刷し、印刷された用紙を排出させる。このようにしてプリンタ60はレシートを発行する。発行されたレシートは、顧客が受け取る。
図1、図2に示されるように、プリンタ60は、精算を行う顧客がレシートを受け取りやすいように、釣銭機40の近傍にて、レシート排出口が精算を行う顧客側に向けられた状態で筐体80の上面部に置かれるようにして配置される。同図のプリンタ60は、筐体80の上面部に置かれた状態であって特に固定されていない例を示しているが、筐体80の上面部、あるいは、カウンタCTの上面に対して固定されるように設けられてもよい。
なお、プリンタ60は、例えばクーポン、取引履歴(ジャーナル)など、レシート以外の内容を用紙に印刷して出力してもよい。
なお、図示は省略するが、例えばカウンタCTの手前側の側面において、POSレジスタ1ごとに対応する所定の位置にて、精算を行う顧客が例えば自分の鞄などの荷物を置くことのできる荷物台を設けてもよい。
図4を参照して、店員と顧客とによる本実施形態のPOSシステムの利用態様例を説明する。また、本実施形態のPOSシステムにおいては、一取引に対応して店員が商品登録を行い、顧客が登録された商品に対応する合計金額に対する支払い(精算)を行う。本明細書において、一取引における商品登録から精算までの手順については会計ともいい、POSシステムにおいて一取引に応じて実行される商品登録処理と精算処理を含む処理について会計処理ともいう。
なお、本実施形態のPOSレジスタ1としては、例えばクレジットカード、プリペイドカード、品券などの使用による支払いに対応した精算処理が可能なように構成されてよい。ただし、以下においては説明を簡単にすることの便宜上、現金での支払いが行われる場合を例に挙げる。
図4は、POSレジスタ1がカウンタCTに設置された状態を、平面方向からみた図である。
前述のように、本実施形態においては、POSレジスタ1−1が対面接客モードに設定され、POSレジスタ1−2、1−3、1−4が顧客精算モードに設定される。このようなモードの設定に応じて、店員Sが操作可能なPOSレジスタ1は、POSレジスタ1−1〜1−4のうち、POSレジスタ1−1である。そこで、この場合には、1名の店員Sが、カウンタCTの後ろ側においてPOSレジスタ1−1に対応する位置を基本的な立ち位置として顧客に応対する。
また、同図においては、図1のカウンタCTに対してさらにカウンタCT1が配置されることで、カウンタCTとカウンタCT1とにより全体ではL字型のカウンタが形成された例が示されている。そのうえで、カウンタCT1には、POSレジスタ1−4がさらに配置される。同図のPOSレジスタ1−4は、例えば精算専用とされて、商品登録処理機能を有さないようなものであってもよい。即ち、POSレジスタ1−4は、例えば商品登録処理に対応する機能を有する商品登録処理部と、精算処理に対応する機能を有する精算処理部とのうち、精算処理部を備えるが商品登録処理部を備えない構成であってもよい。また、この場合において例えばPOSレジスタ1−1〜1−3のうちのいずれかが、商品登録処理部を備えるが精算処理部を備えない構成とされて、精算情報を他のPOSレジスタ1の精算処理部に出力するように構成されてもよい。
図4においては、2名の顧客C1、C2が示されている。同図において、POSレジスタ1−1にて商品の登録を受ける順番は、顧客C1、C2の順となる。
顧客C1は、自分の購入しようとする商品を店員Sに手渡す。店員Sは、商品を受け取ると、POSレジスタ1−1のメイン表示部10やキーボード部20(図1、図2)、スキャナ30などを操作して、商品の登録を行う、店員は、全ての商品を登録する操作を終えると、例えば小計操作を行う。POSレジスタ1−1は、小計操作に応じて今回の取引に応じた商品登録処理を完了し、登録された商品の合計金額(即ち、代金)を確定する。
図5は、POSレジスタ1−1のメイン表示部10に表示される商品登録画面の一例を示している。同図の商品登録画面は、タブTAB1に対応するシートとして表示されている。この場合のタブTAB1は、現在において会計処理の対象となっている1つの取引(現取引)に対応する。タブTAB2は、現在において会計処理の対象となっていない、例えば保留中などの取引に対応する。
同図の商品登録画面においては、ボタンエリアAR1、登録項目エリアAR2、登録確認エリアAR3、及び小計エリアAR4が配置されている。
ボタンエリアAR1は、商品の品目ごとに対応付けられたボタンや、所定の操作モードを指定するボタンなどが配置される領域である。
登録項目エリアAR2は、一取引に対応するこれまでの商品登録処理によって登録された商品の項目がリスト形式で表示される領域である。
この場合の登録項目エリアAR2には、精算カードのバーコードの読み取りに応じて登録された商品が反映される。
登録確認エリアAR3は、店員がPOSレジスタ1−1に対する操作によって商品種別単位で商品を登録した場合に、確認のために登録された商品の情報が表示される領域である。
小計エリアAR4は、一取引において登録された商品の小計に関する情報が表示される領域である。同図においては、登録された商品の小計に関する情報として、登録された商品の個数と、登録された全ての商品についての税抜の合計金額とが表示される。
また、同図の商品登録画面の下側のエリアには、ステイタスエリアAR11、AR12、AR13が配置されている。
ステイタスエリアAR11、AR12、AR13は、それぞれ、店舗に設置された他のPOSレジスタ1である、POSレジスタ1−2、1−3、1−4の状態を示す表示が行われる領域である。
同図においては、POSレジスタ1−2、1−3が休止状態であり、POSレジスタ1−4が使用中であることが示されている。ここで、使用中の状態にあるPOSレジスタ1−4のステイタスエリアAR13については、例えばグレーアウトなどの態様によって精算移転先としての選択が不可、あるいは適切でないことを示す表示が行われてよい。あるいは、使用中の状態にあるPOSレジスタ1−4のステイタスエリアAR13については、表示されないようにしてもよい。
本実施形態のPOSレジスタ1−1は、商品登録処理と精算処理とを並行して実行することができる。このため、POSレジスタ1−1は、一取引に応じた商品登録処理の実行中において、先客の取引に対応した精算処理を実行中でなければ、商品登録処理が完了する前の段階から、商品登録処理中の取引に対応する精算処理のもとでの顧客の操作を受け付け可能である。
ここでは、顧客C1に対応する取引の商品登録処理が開始された段階で先客の取引に対応する精算処理は実行されていなかった。このため、顧客C1は、例えば店員Sに商品を登録してもらっている間に、代金支払いのためにPOSレジスタ1−1の釣銭機40に現金を投入していく入金操作を行うことができる。
そして、顧客C1に対応する商品登録処理が完了すると、POSレジスタ1−1は、精算処理のもと、現時点での入金操作に応じた入金金額が代金以上となっているか否かについて判定する。ここで、現時点での入金金額が代金以上に達していれば、POSレジスタ1−1は、例えば釣銭を算出し、釣銭のある場合には釣銭の排出を行ったうえで、例えばプリンタ60によりレシートを発行させる。
しかしながら、この場合には、顧客C1が操作に手間取っていたために、顧客C1に対応の商品登録処理が完了したタイミングで、顧客C1に対応する精算処理が完了していない状態であった。このような状態であっても、POSレジスタ1−1は、前述のように商品登録処理と精算処理とを並行して実行できる。
そこで、店員Sは、顧客C1には引き続き精算の操作を行ってもらいながら、次の顧客C2に声を掛けて、矢印Y1に示すように顧客C2にカウンタCTのPOSレジスタ1−1の前からみて左側のスペースにまで来てもらう。そして、店員Sは、顧客C2から商品を受け取り、POSレジスタ1−1に対する商品登録操作を開始する。これにより、POSレジスタ1−1においては、顧客C1の取引に応じた精算処理と、次の顧客C2の取引に応じた商品登録処理とを並行して実行する状態となる。
この場合においては、顧客C2の取引に応じた商品登録処理が完了した段階で、未だ、顧客C1の取引に対応する精算処理が完了していなかった。
このように、1つの取引に対応する商品登録処理が完了したタイミングで、他の取引に対応する精算処理が完了していない場合、POSレジスタ1−1は、他の取引に対応する精算処理を、例えば以下のように顧客精算モードのPOSレジスタ1に実行させることができる。以降において、このように顧客精算モードのPOSレジスタ1に精算処理を実行させることについては、精算移転ともいう。
POSレジスタ1−1は、店員Sに向けて、今回完了した商品登録処理に対応する精算処理(即ち、顧客C2に対応の取引の精算処理)の精算移転を行うか否かを確認する精算移転確認ダイアログをメイン表示部10に表示させる。店員Sは、現在の顧客C1、C2を含む店舗内の状況をみて、顧客C2に対応の取引の精算処理について精算移転を行うか否かを判断し、精算移転確認ダイアログに対して、精算移転の実行とキャンセルとのいずれかを指定する操作を行う。
精算移転の実行をキャンセルする操作が行われた場合、POSレジスタ1−1は、実行中の顧客C1の取引に対応する精算処理が完了するのを待機し、精算処理が完了すると、顧客C2の取引に対応する精算処理を開始する。この場合、店員Sは、顧客C2に顧客C1の精算が完了するまでその場で待ってもらい、顧客C1の精算が完了してPOSレジスタ1−1から離れたら、引き続き顧客C2にPOSレジスタ1−1にて精算を行ってもらう。この場合、顧客C1の精算が完了した後は、客用表示部50には、顧客C2の取引に対応した精算の案内画面が表示される。顧客C2は表示された案内を見ながら精算の操作を行っていくことができる。
一方、精算移転の実行を指定する操作が行われた場合、POSレジスタ1−1は、現在において精算移転先の候補となるPOSレジスタ1を選択する。同図の例において、顧客精算モードが設定されたPOSレジスタ1は、POSレジスタ1−2、1−3、1−4の3つである。しかし、POSレジスタ1−2、1−3、1−4のうち現在において精算処理を実行中であるPOSレジスタ1を精算移転先として精算処理を指示しても、現在実行中の精算処理が完了するまでは次の精算処理を開始できない。そこで、精算移転先の候補となるPOSレジスタ1として、POSレジスタ1−2、1−3、1−4のうち現在において精算処理を実行中でない休止状態のPOSレジスタ1を精算移転先の候補として選択する。
ここでは、POSレジスタ1−2、1−3が休止状態であり、POSレジスタ1−4が使用中である場合を例に挙げる。この場合のPOSレジスタ1−1は、POSレジスタ1−2、1−3を精算移転先の候補として選択し、POSレジスタ1−4については精算移転先の候補から除外する。
POSレジスタ1−1は、上記の精算移転先の候補についての選択結果が反映された精算移転先選択画面を、例えば商品登録画面に重畳させるように表示する。
図6は、精算移転先選択画面WD1の一例を示している。同図の精算移転先選択画面WD1は、商品登録画面に重畳するウィンドウ画面として表示されている。同図の精算移転先選択画面WD1は、精算移転先の候補として選択されたPOSレジスタ1−2、1−3のうち、いずれのPOSレジスタ1に精算移転を行うべきかを店員Sが選択する操作が行われる画面である。
同図の精算移転先選択画面WD1においては、POSレジスタ1−2、1−3、1−4ごとに対応する選択ボタンBT21、BT22、BT23が配置されている。また、選択ボタンBT21、BT22、BT23ごとに対応して、ステイタスエリアAR21、AR22、AR23が配置される。ステイタスエリアAR21、AR22、AR23は、対応のPOSレジスタ1の状態(ステイタス)が示されるエリアである。同図の例では、ステイタスエリアAR21により、POSレジスタ1−2が休止状態にあることが示される。また、ステイタスエリアAR22により、POSレジスタ1−3が休止状態にあることが示される。また、ステイタスエリアAR23により、POSレジスタ1−4が顧客精算モードのもとで使用中であり、さらに、ニアエンド(釣銭としての貨幣の枚数が一定以下)の状態であることが示される。
ここで、使用中の状態にあるPOSレジスタ1−4に対応の選択ボタンBT23は、例えばグレーアウトなどの表示により、操作が不可であることが示されている。なお、POSレジスタ1−4に対応の選択ボタンBT23については、表示されないようにしてもよい。
店員Sは、例えば同図の精算移転先選択画面WD1を見ることで、POSレジスタ1−2、1−3、1−4のうち、POSレジスタ1−2、1−3が精算移転先として選択可能であることを把握できる。そこで、店員Sは、POSレジスタ1−2、1−3のいずれを精算移転先とするのかを判断すると、POSレジスタ1−2、1−3のいずれか一方を精算移転先として選択する操作を行う。
精算移転先を選択する操作が行われたことに応じて、POSレジスタ1−1は、選択されたPOSレジスタ1(POSレジスタ1−2またはPOSレジスタ1−3)に対して、精算処理を指示する精算指示情報を送信(出力)する。
精算指示情報には、精算情報と店員識別子とが含まれる。精算情報は、精算処理に利用される情報であって、対応の取引の商品登録処理の結果が反映されている。精算情報には、登録された商品を示す情報や、登録された商品に応じた合計金額(即ち、代金)の情報が含まれる。また、精算指示情報に含まれる店員識別子は、POSレジスタ1−1の扱者として登録されている店員Sを示す。
同図では、精算移転先の選択操作によって、POSレジスタ1−2が選択された場合を例に挙げる。この場合、POSレジスタ1−1は、精算指示情報をPOSレジスタ1−2に対して送信する。
顧客精算モードが設定されたPOSレジスタ1は、精算処理を実行せずに精算指示情報の受信を待機している状態では、前述のように休止状態となっている。休止状態は、扱者が未登録の状態である。本実施形態のPOSレジスタ1は、扱者が登録されなければ、会計処理(商品登録処理、精算処理)等の業務に関連する各種処理を実行できないようになっている。つまり、休止モードは、扱者が未登録とされていることで、業務に関連する各種処理が実行不可の状態である。
そこで、POSレジスタ1−2は、POSレジスタ1−1から送信された精算指示情報の受信に応じて、休止状態から復帰し顧客精算モードで起動する。顧客精算モードの起動の際、POSレジスタ1−2は、受信された精算指示情報に含まれる店員識別子を扱者として登録する。つまり、顧客精算モードのPOSレジスタ1が精算処理を実行する際の扱者は、対象の精算処理に対応する商品登録処理が実行されたPOSレジスタ1に登録された扱者と同じとなる。
上記のように顧客精算モードにより起動されたPOSレジスタ1−2は、受信された精算情報に対応して顧客C2により行われる精算に関する操作を待機する状態となる。この際、POSレジスタ1−2は、例えば代金の金額などの表示とともに、顧客向けに自機での精算を案内する表示をメイン表示部10や客用表示部50にて行わせることができる。自機での精算を案内する表示として、例えば、支払種別の選択を促すメッセージや代金支払いのための現金の入金を案内する画面等を表示させることができる。
上記のようにして、POSレジスタ1−2は、POSレジスタ1−1にて精算移転先の選択操作が行われたことに応じて、顧客精算モードのもとで精算に応じた操作を待機する状態となる。そこで、店員Sは、顧客C2に、POSレジスタ1−2にて精算を行ってもらうように伝える。顧客C2は、矢印Y2により示すように、POSレジスタ1−2にまで移動し、精算の操作を行う。POSレジスタ1−2は、精算の操作に応じて精算処理を実行していく。そして、例えば釣銭の排出やレシートの発行などを行って精算処理を完了させる。
このように、本実施形態においては、対面接客モードのPOSレジスタ1にて顧客C2の商品登録処理が完了した段階で、顧客C1に対応する精算処理が未だ完了していない場合には、精算移転により顧客精算モードのPOSレジスタ1に精算処理を実行させることができる。これにより、本実施形態においては、1人の店員が対応する取引について、複数のPOSレジスタ1にて同時に精算処理を実行させることが可能となり、客捌きの効率の向上が図られる。
また、本実施形態においては、顧客精算モードのPOSレジスタ1のうちで精算処理を実行中でないものが精算移転先として選択されるようにしている。つまり、本実施形態においては、対面接客モードのPOSレジスタ1は、商品登録処理が完了したタイミングで精算処理を実行中でない顧客精算モードのPOSレジスタ1に精算情報を出力して、精算処理を指示するようにしている。これにより、精算処理を実行中でない顧客精算モードのPOSレジスタ1から優先的に精算処理を実行させていくことができるため、客捌きの効率をさらに向上させることができる。
なお、顧客精算モードのPOSレジスタ1が全て精算処理を実行中であって、休止状態の顧客精算モードのPOSレジスタ1がない場合、対面接客モードのPOSレジスタ1は、以下のように処理を実行してよい。
つまり、この場合には、対面接客モードのPOSレジスタ1は、精算移転を行わず、現時点で自機により処理すべきことが指定されている1以上の取引ごとの精算処理が完了するのを待って、今回の商品登録処理に対応する精算処理を実行させればよい。
あるいは、対面接客モードのPOSレジスタ1は、現在において休止状態の顧客精算モードのPOSレジスタ1がない旨のメッセージをメイン表示部10に表示する。そのうえで、対面接客モードのPOSレジスタ1は、例えば、精算処理を実行させるPOSレジスタ1として自機と全ての顧客精算モードのPOSレジスタ1のうちからいずれかを店員に選択させるPOSレジスタ選択画面を表示させる。店員は、現在の状況をみて、例えば最も早く精算が終わりそうであると予想されるPOSレジスタ1を選択する操作をPOSレジスタ選択画面に対して行う。店員は、当該操作を行うと、対応の顧客に、自分が選択操作を行ったPOSレジスタ1にて精算を行ってもらうことを伝える。顧客は、選択されたPOSレジスタ1にて自分の精算の順番が来るのを待って精算を行う。
また、本実施形態において、顧客精算モードが設定されたPOSレジスタ1は、精算処理を実行する際の商品登録処理の実行は禁止される。このため、例えば精算処理を実行中の顧客精算モードのPOSレジスタ1に対して店員が商品登録の操作を行おうとしても当該操作は受け付けられず、商品を登録することはできない。このように商品登録処理を禁止することで、顧客精算モードのPOSレジスタ1に対して不用意に商品登録操作が行われてしまうことが防がれ、精算移転を効率よく運用し、客捌きの効率をさらに向上させることができる。
また、図6に例示した精算移転先選択画面WD1は、例えば前客の精算処理が完了しておらず、他のPOSレジスタ1のうちで休止状態にあるPOSレジスタ1がある場合には、例えば小計操作が行われて商品登録処理が完了したことに応じて、買上点数と合計金額とともに表示されるようにしてもよい。
また、例えば精算移転先選択画面WD1を表示することなく精算移転が実行されてもよい。例えば、前客の精算処理が完了しておらず、他のPOSレジスタ1のうちで休止状態にあるPOSレジスタ1が1つのみである場合には、候補となるPOSレジスタ1は1つである。そこで、このような場合には、精算移転先選択画面WD1を表示することなく、休止状態にある1つのPOSレジスタ1に精算指示情報を送信してもよい。
また、例えば商品登録画面(図5)におけるステイタスエリアAR11、AR12、AR13をボタンとして配置し、ステイタスエリアAR11、AR12、AR13としてのボタンに対する操作によって、精算移転先を指定できるようにしてもよい。この場合にも、精算移転先選択画面WD1を表示することなく精算移転を実行できる。
図7は、本実施形態のPOSレジスタ1の構成例を示すブロック図である。同図の構成は、対面接客モードのPOSレジスタ1と、顧客精算モードのPOSレジスタ1とで同様となる。POSレジスタ1の対面接客モードと顧客精算モードとの切り替えは、例えばメイン表示部10が店員側と顧客側のいずれに向けられているのかに応じて行われるようにすればよい。
同図において、図1〜図3と同一部分には同一符号を付して説明を省略する。同図に示すように、POSレジスタ1は、図1〜図3により説明したメイン表示部10、キーボード部20、スキャナ30、釣銭機40、客用表示部50、プリンタ60、及び制御部70を備えて構成される。
同図の制御部70は、CPU(Central Processing Unit)71、記憶部72、及びRAM(Random Access Memory)73、及び入出力部74を備える。
CPU71は、記憶部72に記憶されるプログラムを実行することにより、POSレジスタ1としての各種機能を実現するための制御を実行する。
記憶部72は、CPU71に対応する補助記憶装置であり、CPU71が利用する各種の情報を記憶する。
RAM73は、CPU71に対応する主記憶装置であり、CPU71が処理を実行する際の作業領域として利用される。
入出力部74は、POSレジスタ1を構成する各種デバイス(メイン表示部10、キーボード部20、スキャナ30、釣銭機40、客用表示部50、プリンタ60)などとの間で、データあるいは信号の入出力を行う部位である。
上記のように入出力部74が釣銭機40と接続されることで、CPU71は、釣銭機40を制御することができる。
また、入出力部74がメイン表示部10と接続されることで、CPU71は、メイン表示部10に対して行われた操作に応じた操作信号を入力し、操作に応答した所定の処理を実行し、メイン表示部10に対する表示制御を実行することができる。
また、入出力部74が客用表示部50と接続されることで、CPU71は、客用表示部50に対する表示制御を実行することができる。
また、入出力部74がプリンタ60と接続されることで、CPU71は、プリンタ60に対してレシート発行の制御を実行することができる。また、入出力部74がスキャナ30と接続されることで、CPU71は、スキャナ30により読み取られたバーコードに対応するコードデータを入力することができる。
なお、図示は省略するが、POSレジスタ1は、ネットワーク対応のインターフェースなどを備えてもよい。このようなインターフェースが備えられることにより、店舗内のLAN(Local Area Network)などを経由して、店舗内の他の装置(例えば、マスタ装置、他のレジスタ、店員の携帯端末など)と通信を実行する。例えばネットワーク経由で上位装置などと接続されることで、本実施形態のPOSレジスタ1を1以上含み、上位装置がかくPOSレジスタ1を管理するPOSシステムを構築することができる。
また、制御部70は、メイン表示部10、キーボード部20、スキャナ30、釣銭機40、客用表示部50、プリンタ60などの各デバイスとケーブルを介して通信可能に接続される。なお、各デバイスとのうちの少なくともいずれか1つと制御部70との通信は、ケーブルに代えて無線によって行われるようにされてもよい。
図8のフローチャートを参照して、POSレジスタ1精算移転に関連して対面接客モードのPOSレジスタ1と顧客精算モードのPOSレジスタ1とが実行する処理手順例について説明する。なお、同図の説明にあたっては、休止状態の顧客精算モードのPOSレジスタ1がない場合には、対面接客モードのPOSレジスタ1で先に実行すべき精算処理が完了するのを待って、今回の商品登録処理に対応する精算処理を実行させる場合を例に挙げる。
先に、対面接客モードのPOSレジスタ1が実行する処理手順例について説明する。
ステップS101:対面接客モードのPOSレジスタ1は、商品登録処理を開始すると、一取引に対応する商品登録処理が完了するのを待機する。
ステップS102:商品登録処理が完了すると、対面接客モードのPOSレジスタ1は、自機が精算処理を実行中であるか否かについて判定する。
ステップS103:ステップS102にて精算処理を実行中であることが判定された場合、対面接客モードのPOSレジスタ1は、さらに精算移転指示が得られるか否かについて判定する。
このために、対面接客モードのPOSレジスタ1は、前述のように、メイン表示部10に精算移転確認ダイアログを表示させる。精算移転確認ダイアログに対して精算移転の実行を指定する操作が行われたのであれば、対面接客モードのPOSレジスタ1は、精算移転指示が得られたと判定する。一方、精算移転確認ダイアログに対して精算移転をキャンセルする操作が行われたのであれば、対面接客モードのPOSレジスタ1は、精算移転指示が得られなかったと判定する。
ステップS104:ステップS103にて精算移転指示が得られたことが判定された場合、対面接客モードのPOSレジスタ1は、さらに顧客精算モードのPOSレジスタ1のうちで休止状態のものがあるか否かについて判定する。ステップS104において、対面接客モードのPOSレジスタ1は、例えば顧客精算モードのPOSレジスタ1のそれぞれに対して状態問合せを行う。対面接客モードのPOSレジスタ1は、顧客精算モードのPOSレジスタ1のそれぞれから送信されてくる状態問合せに対する応答により、各顧客精算モードのPOSレジスタ1の状態を認識できる。
ステップS105:休止状態の顧客精算モードのPOSレジスタ1のあることが判定された場合、対面接客モードのPOSレジスタ1は、精算移転先のPOSレジスタ1を選択する。この場合、対面接客モードのPOSレジスタ1は、前述のように、休止状態にある顧客精算モードのPOSレジスタ1を選択候補とする精算移転先選択画面をメイン表示部10に表示させる。そして、対面接客モードのPOSレジスタ1は、店員による精算移転先選択画面に対する操作に応じて、精算移転先の顧客精算モードのPOSレジスタ1を選択する。
ステップS106:対面接客モードのPOSレジスタ1は、ステップS105により選択された顧客精算モードのPOSレジスタ1に対して精算指示情報を送信する。前述のように、精算指示情報には、精算情報と対面接客モードのPOSレジスタ1の扱者として登録された店員の店員識別子とが含まれる。ステップS106の処理が実行された後は、同図の処理が終了される。
ステップS107:一方、ステップS103にて精算移転指示が得られなかった場合、あるいはステップS104にて休止状態の顧客精算モードのPOSレジスタ1のないことが判定された場合、対面接客モードのPOSレジスタ1は、現時点において自機で処理すべきことが指定されている1以上の取引ごとに応じた精算処理が全て完了するのを待機する。
ステップS108:ステップS102にて自機が精算処理を実行中でないことが判定された場合、あるいはステップS107にて待機していた精算処理の全てが完了した場合、対面接客モードのPOSレジスタ1は、今回の商品登録処理に対応する精算処理を自機にて開始する。
次に、顧客精算モードのPOSレジスタ1が実行する処理手順例について説明する。
ステップS201:また、顧客精算モードのPOSレジスタ1は、休止状態のもとで、対面接客モードのPOSレジスタ1からステップS106により送信される精算指示情報が受信されるのを待機している。
ステップS202:精算指示情報が受信されると、顧客精算モードのPOSレジスタ1は、受信された精算指示情報に含まれている店員識別子により扱者登録を行う。
ステップS203:また、顧客精算モードのPOSレジスタ1は、これまでの休止状態を解除し、顧客精算モードにより起動する。
ステップS204:顧客精算モードにより起動した顧客精算モードのPOSレジスタ1は、精算処理を開始する。
ステップS205:顧客精算モードのPOSレジスタ1は、精算処理が終了するのを待機する。
ステップS206:顧客精算モードのPOSレジスタ1は、精算処理が終了すると、休止状態を設定し、同図の処理を終了する。
ここで、例えば顧客精算モードのPOSレジスタ1は、精算処理の終了に対応して、精算処理結果を示すレシートをプリンタ60から発行させる。
図9(A)は、図4の事例のように顧客C2に対応する取引の会計処理として、対面接客モードのPOSレジスタ1−1により商品登録を行い、精算処理については精算移転により顧客精算モードのPOSレジスタ1−2にて行った場合のレシートの一例を示している。同図のレシートは、精算処理の完了に応じてPOSレジスタ1−2から発行される。
また、図9(B)は、図9(A)との比較として、図9(A)と同じ顧客C2に対応する取引の会計処理として、対面接客モードのPOSレジスタ1−1のみにより、商品登録処理及び精算処理を行ったとした場合のレシートの一例を示している。ここでは、図9(A)の場合と図9(B)の場合とで、対面接客モードのPOSレジスタ1の扱者としての店員は同じである場合を例に挙げる。
図9(A)のレシートにおいては、会計情報エリアAR31、登録レジ番号エリアAR32、精算レジ番号エリアAR33及び扱者エリアAR34が配置されている。会計情報エリアAR31には、会計処理の結果として、商品登録処理によって登録された商品の内訳、点数、小計金額、合計金額、預かり金、釣銭の金額等が印刷されている。
登録レジ番号エリアAR32には、商品登録処理を実行したPOSレジスタに割り当てられたレジ番号が印刷される。この場合には、対面接客モードのPOSレジスタ1−1が商品登録処理を実行している。このため、登録レジ番号エリアAR32には、対面接客モードのPOSレジスタ1−1に割り当てられたレジ番号が印刷されている。具体的に、同図においては、POSレジスタ1−1のレジ番号として「#001」が印刷された例が示されている。
精算レジ番号エリアAR33には、精算処理を実行したPOSレジスタに割り当てられたレジ番号が印刷される。この場合には、精算移転先の顧客精算モードのPOSレジスタ1−2が精算処理を実行している。このため、精算レジ番号エリアAR33には、精算移転先の顧客精算モードのPOSレジスタ1−2に割り当てられたレジ番号が印刷されている。具体的に、同図においては、POSレジスタ1−2のレジ番号として「#002」が印刷された例が示されている。
扱者エリアAR34には、扱者として登録された店員を示すエリアであって、扱者として登録された店員の名称あるいは番号等による店員情報が印刷される。この場合には、図8のステップS202の扱者登録によって登録された店員識別子、即ち、対面接客モードのPOSレジスタ1と同じ扱者としての店員識別子に対応する店員情報が印刷されている。
また、図9(B)のレシートにも、会計情報エリアAR31、登録レジ番号エリアAR32、精算レジ番号エリアAR33及び扱者エリアAR34が配置される。
同図の会計情報エリアAR31において印刷される内容は、図9(A)と同様である。
また、同図の登録レジ番号エリアAR32と同図の精算レジ番号エリアAR33とにおいては、商品登録処理と精算処理とがPOSレジスタ1−1にて行われていることに応じて、いずれも同じ「#001」が印刷される。
また、同図の扱者エリアAR34においては、対面接客モードのPOSレジスタ1の扱者として登録された店員識別子に対応する店員情報が印刷されている。
このように、図9(A)のレシートと図9(B)のレシートとでは、会計情報エリアAR31と登録レジ番号エリアAR32と扱者エリアAR34とにおいては同じ内容が印刷されるが、精算レジ番号エリアAR33においては、異なる内容が印刷されることになる。
<変形例>
続いて、本実施形態の変形例について説明する。
[第1変形例]
上記実施形態においては、商品登録処理が完了したタイミングで精算処理が実行中であった場合、まず、精算移転確認ダイアログに対する操作に応じて精算移転の指示の有無が確認され、精算移転の指示が得られると、精算移転先選択画面に対する操作に応じて精算移転先のPOSレジスタ1が指定されていた。つまり、上記実施形態においては、精算移転の実行の要否と、精算移転先のPOSレジスタ1とについて、店員の操作に応じて決定されていた。
しかしながら、商品登録処理が完了したタイミングで精算処理が実行中であった場合には、精算移転の実行の要否を確認する操作によることなく、精算移転を行ってよい。さらに、精算移転先のPOSレジスタ1についても、店員の選択操作によることなく、例えば予め定められた規則(一例として、対面接客モードのPOSレジスタ1から近い顧客精算モードのPOSレジスタ1を優先する)や顧客精算モードのPOSレジスタ1の状態等に応じて、対面接客モードのPOSレジスタ1が決定するようにしてよい。
[第2変形例]
上記実施形態においては、精算移転にあたり、対面接客モードのPOSレジスタ1において商品登録処理が完了してから、顧客が顧客精算モードのPOSレジスタ1に移動して精算処理を開始するようにされていた。
しかしながら、例えば、精算移転による精算指示情報の送信が行われるよりも前の段階、即ち、対面接客モードのPOSレジスタ1において商品登録処理が行われている間に、顧客精算モードのPOSレジスタ1にて顧客が支払いのための預かり金の投入の操作が行えるようにしてよい。この場合には、例えば顧客が休止状態のPOSレジスタ1にて預かり金の投入に関連する操作を開始したことに応じて、POSレジスタ1が休止状態から起動して顧客精算モードを設定する。顧客は、顧客精算モードが設定された状態で起動したPOSレジスタ1に対して預かり金としての貨幣を投入する操作を行うことができる。このように貨幣を投入する操作を受け付けている顧客精算モードのPOSレジスタ1は、精算移転による精算指示情報の受信を待機する待機モードを設定する。
そして、対面接客モードのPOSレジスタ1にて商品登録操作が完了すると、対面接客モードのPOSレジスタ1から、顧客精算モードのPOSレジスタ1に対して精算指示情報が送信される。顧客精算モードのPOSレジスタ1は、精算指示情報の受信に応じて、投入された貨幣を預かり金として扱って精算処理に移行する。
このような構成であれば、対面接客モードのPOSレジスタ1にて商品登録が完了する前の段階で、商品登録と並行して預かり金の投入が行われることから、客捌きの効率をさらに高めることができる。
ここで、例えば対面接客モードのPOSレジスタ1において精算移転先のPOSレジスタ1を選択する操作が行われる画面においては、例えば他のPOSレジスタ1のうちで、顧客により預かり金としての貨幣の投入を受け付けている顧客精算モードのPOSレジスタ1がいずれであるのかが示される表示が所定の態様により行われてよい。
あるいは、商品登録処理が完了する前の段階において、店員が対面接客モードのPOSレジスタ1に対する操作により、顧客が預かり金としての貨幣を投入している顧客精算モードのPOSレジスタ1を精算移転先として指定する操作を行えるようにしてもよい。この場合には、商品登録処理の完了に応じて、店員が対面接客モードのPOSレジスタ1に対して精算指示情報を精算移転先のPOSレジスタ1に送信させるための操作を行うようにしてよい。また、この場合には、対面接客モードのPOSレジスタ1にて商品登録処理が完了する前の段階で精算移転先としての顧客精算モードのPOSレジスタ1の指定が行われる。そこで、精算移転先として指定された顧客精算モードのPOSレジスタ1の客用表示部50、あるいは客側に向けられたメイン表示部10にて、対面接客モードのPOSレジスタ1にて商品を登録している状況を示す情報が表示されるようにしてよい。
あるいは、対面接客モードのPOSレジスタ1が、商品登録処理の完了に応じて、預かり金としての貨幣の投入を受け付けている状態の顧客精算モードのPOSレジスタ1に対して、自動的に精算指示情報を送信するようにしてもよい。
[第3変形例]
また、本実施形態のPOSレジスタ1は、店員側と顧客側とで同時並行で同じ取引に対応する商品登録が可能なように構成されてよい。この場合には、顧客側においても、顧客による商品登録の操作が可能なように、例えば客用表示部50にて商品登録に対応する操作画面が表示されてよい。また、例えば、店員側に対応して設けられるスキャナ30とは別に、顧客のためのスキャナが設けられてよい。また、メイン表示部10については例えば店員用としたうえで、メイン表示部10とは別の顧客用のメイン表示部を設け、顧客用のメイン表示部において商品登録に対応する操作画面が表示されるようにしてよい。
本変形例の場合、POSレジスタ1は、店員が行った商品登録操作と顧客が行った商品登録操作とに応じて、同じ1つの取引のもとでの商品登録処理を実行する。この場合、店員側で表示される商品登録画面と顧客側で表示される商品登録画面とにおいては、店員が行った商品登録操作と顧客が行った商品登録操作とに応じた商品登録結果が反映された画面が表示される。これにより、店員と顧客との双方で、自分が登録した商品以外にも他方の商品登録操作に応じて商品が登録されていく過程を把握できる。なお、例えば商品登録画面においては、登録された商品を表示するにあたり、店員側と顧客側とのいずれで登録された商品であるのかが識別できるように所定の態様で表示させてよい。
また、本変形例の場合の商品登録処理の終了を指示する操作(例えば小計操作等)は、店員側と顧客側との双方で行えるようにされてよい。しかしながら、例えば商品登録処理の終了に関しては、店員が最終的に確認を行ったうえで、終了させることのほうが好ましいとの考え方を採ることもできる。この場合には、商品登録処理の終了を指示する操作については、店員側のみで行えるようにしてもよい。
[第4変形例]
また、コンビニエンスストアでは、おでんの販売が行われている。現状において、おでんの販売形態としては、おでんの具が入れられた保温器から店員または顧客が容器におでんを容れ、店員が容器に容れられたおでんの具を確認して商品登録を行うようにされている。この場合、おでんを容器に容れたうえで、改めて容器の中身を確認しての商品登録操作となることから、或る程度の時間がかかってしまう。
そこで、本変形例としては、例えばPOSレジスタ1についておでんの商品登録開始を宣言する操作(おでん登録宣言操作)が可能なようにする。具体的には、おでん登録宣言操作が行われるキー(おでん登録宣言操作キー)をPOSレジスタ1に配置すればよい。おでん登録宣言操作が行われるキーは、例えば物理的に配置されるメカニカルキーであってもよいし、操作画面において表示により配置されるキーであってもよい。また、おでん登録宣言操作キーは、店員が操作可能なように店員側に設けられてもよいし、顧客が操作可能なように顧客側に設けられてもよい。
そのうえで、本変形例においては、おでんの保温器の近傍にタッチパネルが配置されている。タッチパネルは、顧客の購入対象となるおでんの具についての商品登録操作が行われる。タッチパネルには、おでんの具の種類と個数とを指定する操作が可能である。1つのPOSレジスタ1に対しておでん登録宣言操作を行った後、店員または顧客はおでんの具を容器に容れながら、容器に容れたおでんの具の種類と個数とを登録する操作をタッチパネルに対して行っていく。
上記ようにタッチパネルに対しておでんの具としての商品に関する登録が行われることに応じて、タッチパネルは、登録されたおでんの具の種類と個数とを含む登録情報を、おでん登録宣言操作の行われたPOSレジスタ1に送信する。おでん登録宣言操作の行われたPOSレジスタ1は、タッチパネルから送信された登録情報を利用して、おでんの具としての商品についての商品登録操作を実行する。
このような構成であれば、顧客の購入対象となるおでんの具が全て容器に容れられた段階で、既にこれらのおでんの具についての商品登録が完了していることになる。これにより、本変形例によっては、おでんを含む買い物に対応する商品登録に要する時間を短縮することができる。
なお、ここではおでんが商品である場合を例に挙げたが、本変形例の構成は、例えば1つの容器に複数を詰めるようにして顧客に手渡される商品等に対応して適用が可能である。
[第5変形例]
タバコや酒類等の年齢制限のある商品の販売にあたっては顧客の年齢確認が行われる。年齢確認は、顧客が、タッチパネルに表示された年齢確認用のボタンもしくはPOSレジスタ1に接続された年齢確認用の端末のボタンに対する操作として行われる。また、現状では、商品登録操作が行われ、商品登録操作により指定された商品が年齢制限の対象商品であった場合に、上記のような年齢確認操作が要求されるようになっている。そして、年齢確認操作が行われると指定された商品についての登録処理が行われる。
しかし、このように商品登録途中において年齢確認操作が要求される場合、年齢確認操作が行われなければ次の商品登録に進むことができないため、商品登録において余分な時間を要していることになる。
そこで、本変形例では、年齢制限の対象商品の登録が行われるより以前のタイミングで顧客による年齢確認操作が可能なように構成される。この場合、例えば年齢制限の対象商品について店員が商品登録を開始する前のタイミングで顧客により年齢確認操作が行われていれば、年齢制限の対象商品についての商品登録操作に応じてそのまま商品登録処理が実行される。これにより、本変形例では、購入対象の商品のなかに年齢制限の対象商品が含まれていても、年齢制限の対象商品の登録に際して処理が中断することがなくなり、商品登録に要する時間を短縮することができる。
そのうえで、例えば年齢制限の対象商品のうち、タバコに関しては、フロアに陳列されるのではなく、POSレジスタ1が設置されたカウンタCTの店員側の棚に陳列されていることが一般的である。そして、店員は、顧客から伝えられた商品を棚から取ってPOSレジスタ1に対して商品登録操作を行うようにされている。
そこで、本変形例のもとで、例えば顧客によりタバコの購入に関して年齢確認操作が行われたことに応じて、POSレジスタ1の店員向けの表示部(例えば、店員側に向けられたメイン表示部)に対して、タバコが購入されるので、タバコを用意するようにすることを店員に促す画面(商品準備報知画面)の表示が行われるようにしてよい。
図10に、商品準備報知画面の一例を示す。同図の商品準備報知画面においては、例えば「お客様により年齢確認操作が行われました」との年齢確認操作が行われたことを報知するメッセージと、「タバコの用意をお願いします」との店員にタバコの用意を促すメッセージとが表示されている。
このような表示を見ることで、店員は、年齢確認操作が顧客によって行われたことに加え、顧客がタバコを購入するつもりであることを把握でき、例えば顧客にタバコの銘柄などを先に確認して迅速にタバコを用意することができる。
さらに、コンビニエンスストアでは、公共料金の支払いも受け付けている。公共料金の支払い方法の1つに、支払い票による支払いがある。支払い票による支払いの場合、支払い票に印刷されたバーコードをスキャナにより読み取ることが行われる。スキャナによるバーコードの読み取りは、通常、店員により行われる。
しかしながら、例えば上記の年齢確認操作に準じて、スキャナによるバーコードの読み取りの操作を顧客が行えるようにしてもよい。この場合には、例えば顧客が使用するスキャナがPOSレジスタ1に設けられるようにしてよい。
[第6変形例]
また、上記実施形態において、POSレジスタ1は、対面接客モードと顧客精算モードとのいずれかにより動作するものとされていた。この場合、顧客が行えるのはいずれのモードにおいても精算のみであり、商品の登録は店員側にて行われる。しかしながら、現状においては、商品登録から精算までを顧客が行うフルセルフのPOSレジスタも普及してきており、フルセルフのPOSレジスタの扱いに慣れている顧客も多い。
このようなことを考慮して、本変形例においては、対面接客モードと顧客精算モードとに加えて、フルセルフモードによっても動作可能なようにPOSレジスタ1を構成する。この場合には、例えば顧客側でも商品登録操作が可能なように顧客が使用するスキャナが設けられてよい。
具体的に、図4の例を挙げると、本変形例におけるPOSレジスタ1−2〜1−4は、顧客精算モードとフルセルフモードとでモードを切り替えることが可能とされている。例えば、本変形例のもとでは、顧客C1の次に会計待ちをしていた顧客C2は、POSレジスタ1−2、1−3のうちのいずれか一方に赴いて、フルセルフモードのもとで、自ら商品登録から精算の操作までを行うことができる。
具体的に、顧客C2がPOSレジスタ1−2に赴いた場合を例に、顧客C2の操作例を説明する。顧客C2は、POSレジスタ1−2に赴いた際、POSレジスタ1−2について顧客精算モードとフルセルフモードとのいずれが設定されているのかについて確認する。
顧客精算モードが設定されていた場合、顧客C2は、所定の操作によってPOSレジスタ1−2を顧客精算モードからフルセルフモードに切り替える。そのうえで、顧客C2は、POSレジスタ1−2に対して、商品登録操作と精算の操作を行う。このようにして、POSレジスタ1により顧客がフルセルフモードで会計を行うことができるようにすることで、さらに客捌きの効率の向上を計ることが可能になる。
また、上記のような本変形例において、例えばフルセルフモードにより顧客が会計を始めるタイミング(例えば、フルセルフモードに切り替えられたタイミング、あるいは、フルセルフモードのもとで商品登録が開始されたタイミング)で、フルセルフモードのPOSレジスタ1から、店員が操作を行っている対面接客モードのPOSレジスタ1に対して、フルセルフモードによる会計が開始されたことの通知を送信してよい。
通知を受信した対面接客モードのPOSレジスタ1は、他のPOSレジスタ1にてフルセルフモードによる会計が開始された旨を店員に報知するメッセージを表示させる。
なお、この際には、フルセルフモードによる会計が開始されたPOSレジスタ1がいずれであるのかについても示されるようにするとよい。このような表示が行われることで、店員は、他のPOSレジスタ1の稼働状況を把握できる。
また、顧客が精算のみを行う対面接客モードあるいは顧客精算モードの場合と、顧客が商品登録から会計までを行うフルセルフモードの場合とで、例えば客用表示部50における表示の態様が変更されるようにしてよい。一例として、顧客精算モードの場合とフルセルフモードの場合とで、客用表示部50(客側に向けられたメイン表示部10であってもよい)において表示される画面の背景色を変更するようにしてよい。
このように客用表示部50における表示の態様を変更することで、例えばフロアにいる店員が、POSレジスタ1ごとの客用表示部50における表示の態様を確認することで、POSレジスタ1ごとに顧客精算モードとフルセルフモードとのいずれが設定されている状態であるのかを、比較的遠くからでも容易に把握できる。
また、客用表示部50における表示の態様の変化に代えて、あるいは客用表示部50における表示の態様の変更との併用で、POSレジスタ1にランプを設け、ランプの点灯の態様を変更させるようにしてもよい。ランプの点灯の態様に関しては、例えば点灯される色、点滅パターンなどを変更することができる。
さらに、POSレジスタ1に設けられたランプの点灯により、POSレジスタ1の状態(休止状態、起動された状態、精算移転に応じて精算指示情報を受信したこと等が示されるようにしてよい。
また、POSレジスタ1について、フルセルフモードが設定されている状態において、店員が操作を開始する(例えば扱者登録を行う)ことに応じて、対面接客モードに切り替わるようにしてよい。
例えば、フルセルフモードによる会計に慣れていない顧客がフルセルフモードで会計を始めてしまい、商品登録で手間取るといった状況が生じる可能性がある。そこで、上記のように店員が操作を開始したことに応じて対面接客モードに切り替わるようにすることで、即座に店員が商品登録を代わることができる。この場合、POSレジスタ1について、フルセルフモードで行われていた商品登録結果を、対面接客モードに切り替わった際に引き継ぎ可能なようにすれば、別取引として会計し直すことなく、引き続いて同じ取引の会計処理として商品登録を行っていくことが可能になる。
また、店員がPOSレジスタ1の操作から離れる際には、所定操作により扱者登録を解除することが行われる。POSレジスタ1は、このように扱者登録が解除されたことに応じて、例えば対面接客モードからフルセルフモードあるいは顧客精算モードに戻って待機状態に遷移するようにされてよい。
また、上記のような、対面接客モード、顧客精算モード及びフルセルフモードの間でのモードの切り替えは、例えば、モード切り替え対象となるPOSレジスタ1以外の外部装置からの通信経由での制御によって行われるようにしてよい。
この場合、例えば特定のPOSレジスタ1については特定のモードで固定されるように制御してもよい。一例として、図4の例のもとで、POSレジスタ1−1、1−2、1−3、1−4について、それぞれ、対面接客モード、顧客精算モード、フルセルフモードで固定されるように制御してよい。
モード切り替えを制御する外部装置としては、例えば他のPOSレジスタ1、店舗が備えるパーソナルコンピュータなどの端末、店員が所持する携帯端末などを挙げることができる。
また、これまでの説明では、精算移転は、例えば小計操作等に応じて商品登録処理が完了してから実行される場合を例に挙げていた。しかしながら、精算移転は、例えば小計操作が行われる前の処理が完了していない商品登録処理に対応して、例えばフルセルフモードのPOSレジスタ1に対して行われるようにされてもよい。このような構成は、例えば以下のようなケースにおいて有用となる。
例えば、他のPOSレジスタ1が使用中の状況のもとで、対面接客モードのPOSレジスタ1に対して店員が一取引に対応する商品登録操作を開始した。この後において、商品登録操作が終了しないうちに或るPOSレジスタ1にて会計処理が終了して休止状態となった。
上記の状況のもとで、店員は、商品登録操作を行っている取引に対応する顧客に関して、フルセルフに対応する会計が可能であるか否かについて判断する。例えば、この場合の顧客が、しばしば店舗を利用しておりフルセルフによる会計に慣れていることが分かっているような場合に、店員はフルセルフに対応する会計が可能であると判断できる。
フルセルフによる会計が可能であると判断した場合、店員は、商品登録処理が完了していない(例えば、小計操作を行っていない)段階で、休止状態となったPOSレジスタ1への精算移転を指示する操作を行う。この操作に応じて、対面接客モードのPOSレジスタ1は、これまでの商品登録処理によって登録された商品が反映された精算情報(未完精算情報)を、休止状態となったPOSレジスタ1に送信する。未完精算情報を受信したPOSレジスタ1は、休止状態からフルセルフモードで起動する。
POSレジスタ1への精算移転を指示する操作を行った店員は、登録済みの商品と、登録が済んでいない商品とを分別した状態で顧客に渡したうえで、未完精算情報の送信先のPOSレジスタ1にて、残りの商品の登録及び精算の操作を行ってもらうように伝える。
未完精算情報の送信先のPOSレジスタ1は、顧客が移動してきた段階では上記のようにフルセルフモードで起動した状態にある。そこで、顧客は、未だ商品登録が行われていない商品の登録の操作と、これに続く精算の操作とを行う。この場合には、商品の登録が完了していない段階で精算移転を行うことができることから、客捌きの効率をさらに高めることが可能になる。
[第7変形例]
また、POSレジスタ1においては、例えば1営業日の実績を集計する締め処理が行われる。本変形例のPOSレジスタ1の締め処理のもとでは、例えば、出金前の各種集計等に関連する処理に関しては、店員側に向けられたメイン表示部10の表示を伴って店員側において操作が行われる。その後、例えば客用表示部50に対する操作(例えば、パスワード入力などが行われてもよい)によって釣銭機30からの出金が行われるようにする。
締め処理などの顧客に直接関係のない操作は、できるだけ顧客側に見せないようにして行われることが好ましい。本変形例の場合であれば、出勤前の段階の締め処理に関する操作については、顧客側に見せることなく行うことが可能になる。
[第8変形例]
また、例えば本実施形態の対面接客モードのPOSレジスタ1は、取引ごとに応じて順次実行した商品登録処理によって得られた複数の取引ごとの精算情報を蓄積してよい。そのうえで、例えば対面接客モードのPOSレジスタ1に対する精算情報の送信を指示する操作あるいは所定の規則等に従って、蓄積されていた精算情報を、適宜に顧客精算モードのPOSレジスタ1に送信するようにしてよい。この場合には、必ずしも商品登録処理が行われた順に従って精算情報を送信する必要はなく、精算情報を送信する順は適宜決定されてよい。あるいは、蓄積されていた精算情報のそれぞれを、顧客精算モードのPOSレジスタ1のそれぞれに対して一斉に送信してもよい。
また、1つのPOSレジスタ1にて蓄積された複数の取引ごとの精算情報は、全てが他のPOSレジスタ1に対して出力されなくともよく、複数の取引の精算情報の一部は、例えば他のPOSレジスタ1に出力されずに、商品登録処理が行われたPOSレジスタ1にて対応の精算処理が実行されるようにしてよい。即ち、本実施形態においては、1つのPOSレジスタ1において複数の取引に応じた商品登録処理が可能とされたうえで、複数の取引に対応する精算情報のうちの少なくとも1つが他のPOSレジスタ1に対して出力するようにされていればよい。
[第9変形例]
上記実施形態において、釣銭機40の操作パネル部は顧客側(前方)に表出するように設けられている。このため、釣銭機40に対する現金の出し入れを行うような場合には、店員が顧客のいるフロア側にまわって、釣銭機40を筐体80から手前側に引き出して作業を行うことになる。
しかしながら、このような現金を扱う作業は接客とは関係がないことから、安全面なども考慮して、できるだけ顧客の目の届かないところで行われることが好ましい。
そこで、本変形例のPOSレジスタ1は、釣銭機40について、同図のように操作パネル部が顧客側(前方)を向いた状態から、店員側(後方)を向いた状態に変更可能な機構が備えられてよい。なお、このような機構は、POSレジスタ1単体の構成として設けられてもよいし、例えばカウンタCTの構造と組み合わされてもよい。
このような構成とすれば、店員は、釣銭機40の操作パネル部を店員側(後ろ側)を向くように向きを変えて、顧客の目に届きにくいところで釣銭機40に対して現金の出し入れ作業を行うことができる。
そのうえで、本変形例のPOSレジスタ1について、釣銭機40の操作パネル部の向きが顧客側と店員側とのいずれであるのかを検出できるように構成してよい。そして、POSレジスタ1は、釣銭機40が顧客側の向き(第1の向きの一例)である場合には取引に応じた処理が可能な取引対応モードを設定し、釣銭機40が店員側(第2の向きの一例)である場合には、店員が行う所定の作業に応じた作業対応モードを設定するようにしてよい。
[第10変形例]
本実施形態のPOSレジスタ1は、例えば商品登録処理を行う筐体部と、精算処理を行う筐体部とがそれぞれ個別に構成されてもよい。商品登録処理を行う筐体部は、例えば、メイン表示部10、キーボード部20、制御部70に対応する部位を備える。また、精算処理を行う筐体部は、釣銭機40、客用表示部50に対応する部位を備える。
このような構成では、例えば、商品登録処理を行う筐体部をカウンタの上に配置して、精算処理を行う筐体部をカウンタCTの天面の下側に位置するように設置してよい。そのうえで、精算処理を行う筐体部については、顧客の動線において商品登録処理を行う筐体部が設置された位置よりも下流側に設置してもよい。これにより、カウンタCTにおいて精算処理を行う筐体部の上側に対応する天面が、商品を置くことのできるスペースとなる。
[第11変形例]
上記実施形態において、顧客精算モードが設定されたPOSレジスタ1については、精算処理を実行する際の商品登録処理の実行は禁止されるようになっていた。
しかしながら、例えば会計待ちの顧客が相当に多いような場合には、できるだけ多くのPOSレジスタ1により商品登録が行えるようにすることが好ましいという側面がある。このような側面を重視した場合、顧客精算モードのPOSレジスタ1に対しても店員による商品登録操作に応じた商品登録処理が可能なようにされてもよい。
この場合、例えばメイン表示部10は店員側に向けられればよい。顧客精算モードのPOSレジスタ1により一取引の商品登録処理が完了したことに応じて得られた精算情報に応じた精算処理は、例えば、当該顧客精算モードのPOSレジスタ1にて保持させておくことで、他の取引に対応して現在実行されている精算処理の次に実行されるようにしてよい。あるいは、顧客精算モードのPOSレジスタ1により一取引に応じた商品登録処理が完了したことに応じて得られた精算情報を含む精算指示情報を、他のPOSレジスタ1に送信し、精算処理を実行させてもよい。
また、顧客精算モードのPOSレジスタ1は、例えば、精算処理以外の顧客の操作に応じた会計に関連する処理が禁止されるようにしてよい。精算処理以外の顧客の操作に応じた会計に関連する処理とは、例えば商品登録処理、一旦確定された商品登録結果に基づく精算情報についての商品の削除(返品)、追加等に応じた更新などを挙げることができる。
これにより、顧客精算モードのPOSレジスタ1については、顧客が行える操作は精算に応じた操作のみに限定される。例えば、精算以外で顧客が行う会計に関連する操作は、顧客が不慣れな場合も多く、手間取る可能性が高い。そこで、顧客が行える操作を精算のみに限定することで、顧客が顧客精算モードのPOSレジスタ1に対する操作にとまどうことが極力回避されることになり、客捌きの効率をさらに向上させることができる。
<実施形態の総括>
(1)以上説明したように、本実施形態の一態様は、商品登録処理部と精算処理部とが接続されたPOSレジスタ1(商品販売データ処理装置の一例)を複数備える商品販売データ処理システムであって、商品を登録する商品登録処理を実行し、複数の取引のそれぞれに応じた商品登録処理を並行して実行可能な商品登録手段と、一取引における商品の登録に応じた精算情報に基づく精算処理を実行する精算手段と、1つのPOSレジスタ1の商品登録手段によって得られた、複数の取引の少なくともいずれか1つに対応する精算情報を、他のPOSレジスタ1に出力する出力手段とを備える商品販売データ処理システムである。
上記構成によれば、複数のPOSレジスタ1が設置された店舗において、1つのPOSレジスタ1にて実行された商品登録処理に応じた精算処理を、他のPOSレジスタ1にて実行させることが可能になる。これにより、1つのPOSレジスタ1に対応して実行された商品登録処理に応じた精算処理を、自機だけではなく他のPOSレジスタ1にも分散して実行させることが可能になる。これにより、商品登録処理と精算処理とが行われるPOSレジスタ1を複数備える商品販売データ処理システムにおいて、客捌きの効率の向上が図られる。
(2)本実施形態の一態様は、上記の商品販売データ処理システムであって、商品登録手段による商品の登録対象とされた複数の取引は、登録済みの取引と登録中の取引であり、出力手段は登録済みの取引の精算情報を出力可能である。
上記構成によれば、POSレジスタ1は、商品登録処理が完了して登録される商品が確定された段階での精算情報を出力し、商品登録処理が完了していない取引に対応しては精算情報を出力しないようにできる。
(3)本実施形態の一態様は、上記の商品販売データ処理システムであって、1つのPOSレジスタ1は、商品登録手段による商品登録処理と精算手段による精算処理とが並行して実行可能であり、出力手段は、1つのPOSレジスタ1にて商品登録処理が完了した際に前記精算処理の実行中である場合に、商品登録処理が完了された精算情報を、他のPOSレジスタ1に出力する。
上記構成によれば、1つのPOSレジスタ1にて商品登録処理が完了したタイミングで、先の顧客が精算処理が未だ完了していない場合に、他のPOSレジスタ1にて精算処理を実行させることができる。これにより、例えば先の顧客が未だ精算を終えていないのに次の客の商品登録処理が完了してしまったという状況に対応して客捌きの効率の向上を図ることができる。
(4)本実施形態の一態様は、上記の商品販売データ処理システムであって、出力手段は、他のPOSレジスタ1のうちで、商品登録処理または顧客の操作に応じた精算処理が実行中でない状態の他のPOSレジスタ1に精算情報を出力する。
上記構成によれば、例えば店員または顧客の操作に応じた商品登録処理または顧客の操作に応じた精算処理が実行されていないPOSレジスタ1が精算移転の対象として選択されるため、商品登録処理あるいは精算処理が終了するのを待ってから精算移転を行う必要が無く、客捌きの効率の向上をさらに図ることが可能になる。
(5)本実施形態の一態様は、上記の商品販売データ処理システムであって、1つのPOSレジスタ1から出力された精算情報を入力して精算処理を行う他のPOSレジスタ1は、前記精算処理以外の顧客の操作に応じた会計に関連する処理を禁止する禁止手段をさらに備える。
上記構成によれば、精算移転による精算情報の受信に応じて精算処理を実行する顧客精算モードのPOSレジスタ1に対して、例えば顧客が、商品登録操作、一旦小計金額が確定された精算情報に対する商品の追加や削除などの操作など、精算に対応する以外の会計に関連する操作を行っても、これらの操作が受け付けられないようにできる。これにより、顧客が、精算以外の不慣れな操作にとまどうことが極力回避されることになり、客捌きの効率をさらに向上させることができる。
(6)本実施形態の一態様は、上記の商品販売データ処理システムであって、POSレジスタ1は、少なくとも顧客側の向き(第1の向きの一例)と、顧客側の向きとは異なる店員側の向き(第2の向きの一例)とで向きの変更が可能なように設置される釣銭機40をさらに備え、釣銭機40が顧客側の向きである場合には取引に応じた処理が可能な取引対応モードを設定し、釣銭機40が店員側の向きである場合には、店員が行う所定の作業に応じた作業対応モードを設定するモード設定手段をさらに備える。
上記構成によれば、例えば店員が特に設定操作などを行わなくとも、POSレジスタ1の釣銭機40を顧客側に向けたことに応じて取引対応モードが設定され、POSレジスタ1の釣銭機40を店員側に向けたことに応じて作業対応モードが設定されるようにすることができる。
(7)本実施形態の一態様は、商品登録処理部と精算処理部とが接続されたPOSレジスタ1を複数備える商品販売データ処理システムにおける上記POSレジスタ1としてのコンピュータを、商品を登録する商品登録処理を実行し、複数の取引のそれぞれに応じた商品登録処理を並行して実行可能な商品登録手段、一取引における商品の登録に応じた精算情報に基づく精算処理を実行する精算手段、1つの商品販売データ処理装置の商品登録手段によって得られた、複数の取引の少なくともいずれか1つに対応する精算情報を、他の商品販売データ処理装置に出力する出力手段として機能させるためのプログラムである。
また、上述のPOSレジスタ1の機能を実現するためのプログラムをコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録して、この記録媒体に記録されたプログラムをコンピュータシステムに読み込ませ、実行することにより上述のレジスタとしての処理を行ってもよい。ここで、「記録媒体に記録されたプログラムをコンピュータシステムに読み込ませ、実行する」とは、コンピュータシステムにプログラムをインストールすることを含む。ここでいう「コンピュータシステム」とは、OSや周辺機器等のハードウェアを含むものとする。また、「コンピュータシステム」は、インターネットやWAN、LAN、専用回線等の通信回線を含むネットワークを介して接続された複数のコンピュータ装置を含んでもよい。また、「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、CD−ROM等の可搬媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶装置のことをいう。このように、プログラムを記憶した記録媒体は、CD−ROM等の非一過性の記録媒体であってもよい。また、記録媒体には、当該プログラムを配信するために配信サーバからアクセス可能な内部または外部に設けられた記録媒体も含まれる。配信サーバの記録媒体に記憶されるプログラムのコードは、端末装置で実行可能な形式のプログラムのコードと異なるものでもよい。すなわち、配信サーバからダウンロードされて端末装置で実行可能な形でインストールができるものであれば、配信サーバで記憶される形式は問わない。なお、プログラムを複数に分割し、それぞれ異なるタイミングでダウンロードした後に端末装置で合体される構成や、分割されたプログラムのそれぞれを配信する配信サーバが異なっていてもよい。さらに「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、ネットワークを介してプログラムが送信された場合のサーバやクライアントとなるコンピュータシステム内部の揮発性メモリ(RAM)のように、一定時間プログラムを保持しているものも含むものとする。また、上記プログラムは、上述した機能の一部を実現するためのものであってもよい。さらに、上述した機能をコンピュータシステムにすでに記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるもの、いわゆる差分ファイル(差分プログラム)であってもよい。
1(1−1,1−2,1−3) POSレジスタ、10 メイン表示部、20 キーボード部、30 スキャナ、40 釣銭機、41 紙幣投入排出口、42 硬貨投入口、43 釣銭排出口、44 硬貨返却口、50 客用表示部、60 プリンタ、70 制御部、71 CPU、72 記憶部、73 RAM、74 入出力部、80 筐体

Claims (5)

  1. 商品登録処理部と精算処理部とが接続された商品販売データ処理装置を複数備える商品販売データ処理システムであって、
    商品を登録する商品登録処理を実行する商品登録手段と、
    一取引における商品の登録に応じた精算情報に基づく精算処理を実行する精算手段と、
    1つの商品販売データ処理装置の商品登録手段によって得られた前記一取引に対応する精算情報を、他の商品販売データ処理装置のうち休止状態にある他の商品販売データ処理装置に出力する出力手段と
    を備える商品販売データ処理システム。
  2. 前記休止状態にある商品販売データ処理装置は、貨幣が入金されたことに応じて前記休止状態から精算処理が可能な状態に遷移し、前記出力手段により出力された精算情報に基づいて精算処理を実行する
    請求項1に記載の商品販売データ処理システム。
  3. 前記休止状態にある商品販売データ処理装置は、前記出力手段により出力された精算情報を受信したことに応じて、前記休止状態から精算処理が可能な状態に移行する
    請求項1に記載の商品販売データ処理システム。
  4. 前記休止状態の商品販売データ処理装置は、商品の登録が完了していない状態に対応する精算情報を受信した場合には、前記休止状態から受信された精算情報に対応する取引の商品の登録を実行可能な状態に移行し、商品の登録の完了後に、前記精算処理が可能な状態に移行する
    請求項3に記載の商品販売データ処理システム。
  5. 商品登録処理部と精算処理部とが接続された商品販売データ処理装置を複数備える商品販売データ処理システムとしてのコンピュータを、
    商品を登録する商品登録処理を実行する商品登録手段と、
    一取引における商品の登録に応じた精算情報に基づく精算処理を実行する精算手段と、
    1つの商品販売データ処理装置の商品登録手段によって得られた前記一取引に対応する精算情報を、他の商品販売データ処理装置のうち休止状態にある他の商品販売データ処理装置に出力する出力手段
    として機能させるためのプログラム。
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