JP6933878B1 - 包装箱 - Google Patents

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Abstract

【課題】 ボトル容器の包装箱において、容易に開封でき、開封時における作業者の負担を軽減できる新規な技術を提案するものである。【解決手段】 4つの側板(短側板1、長側板2)を交互に配置して周壁を構成し、各側板にそれぞれ接続されるフラップ4,5を閉じて箱形状を構成する包装箱50であって、少なくとも一つの側板には、側板の左右の中央部に配置される手掛部19から、側板の左右縁部において上下方向に伸びる折目8に向かって斜め上方向に伸び、折目8の近傍から折目8に沿って上方向に向かって伸びるように形成されるジッパーライン14と、手掛部19を引っ張り上げることでジッパーライン14が破断して開かれる側面フラップ16と、を有する、包装箱50とする。【選択図】図4

Description

本発明は、飲料ペットボトル等のボトル容器の包装箱に関し、特に自動販売機等への投入作業におけるボトル容器の取り出し性に優れた包装箱に関する。
従来、例えば、特許文献1に開示されるように、飲料の入ったペットボトル等のボトル容器を自動販売機へ装填する際の作業性を考慮した包装箱が知られている。
特許文献1では、いわゆるA式カートン(セットアップ段ボール箱)において、自動販売機へのボトル容器の投入作業の効率化を実現する構成を開示している。具体的には、周壁を構成する短側板(幅狭の側面)が上側(天面)になるように包装箱を立てた状態とするとともに、H型切込からカットテープを引っ張って短側板を切断して開封することで、ボトル容器を上から取り出せる構成としている。
特開2002−166927号公報
特許文献1に開示されるような構成では、短側板にH型切込しか設けられていないため、当該短側板を上側にして開封をする際には、まずH型切込に手指を入れて左右の稜部に至るまでカットテープをそれぞれ水平方向に引っ張った後、直交方向に伸びる稜部を破って開封する必要があった。
この場合、カットテープの左右への引張り作業は、手指でしっかりと掴んで強い力で引っ張る必要があり、また、左右の二方向にそれぞれ引張る作業が必要となるため作業者に負担を強いるものとなる。また、カットテープの引張を終えた後にさらに稜部(隣り合う側板の境界部分)を破る作業も強いることになるため、この点も作業者の負担が大きいものとなる。
以上に鑑み、本願発明は、ボトル容器の包装箱において、容易に開封でき、開封時における作業者の負担を軽減できる新規な技術を提案するものである。
本発明の解決しようとする課題は以上の如くであり、次にこの課題を解決するための手段を説明する。
即ち、本発明の一形態によれば、4つの側板を交互に配置して周壁を構成し、各側板にそれぞれ接続されるフラップを閉じて箱形状を構成する包装箱であって、
少なくとも一つの側板には、
側板の左右の中央部に配置される手掛部から、側板の左右縁部において上下方向に伸びる折目に向かって斜め上方向に伸び、折目の近傍から折目に沿って上方向に向かって伸びるように形成されるジッパーラインと、
手掛部を引っ張り上げることでジッパーラインが破断して開かれる側面フラップと、を有する、包装箱とするものである。
また、本発明の一形態によれば、手掛部から斜め上方向に伸びるジッパーラインの傾斜ライン部は、側板の上下方向において中央よりも下側にずれた位置に配置されることとする。
また、本発明の一形態によれば、ジッパーラインの傾斜ライン部において折目の近傍の箇所は、他の箇所よりも長さの短い小貫通線にて構成される。
また、本発明の一形態によれば、側板において、傾斜ライン部を挟んで側面フラップと反対側の領域に下壁部が形成され、側面フラップを開いた状態で、下壁部が残される構成とする。
また、本発明の一形態によれば、折目と小貫通線の間には、折目側に向かって低くなる傾斜をなすように伸びる下向貫通線が設けられる。
また、本発明の一形態によれば、
側板左右縁部において上下方向に伸びる折目において、
下向貫通線よりも上側の領域に、折目に沿って上方向に向かって伸びるジッパーラインの上下ライン部が配置され、
下向貫通線よりも下側の領域に、ジッパーラインの無い単純折目部が配置される、こととし、
単純折目部の長さは、折目の上下寸法の1/5以上〜1/2以下とする、こととする。
また、本発明の一形態によれば、
側板は、幅狭の短側板と幅広の長側板を交互に接続して周壁を構成するものであり、
幅狭の短側板にジッパーラインと、側面フラップと、が形成され、
短側板が天面に位置するように包装箱を縦向きにした状態で、側面フラップを跳ね上げることで開口部が形成され、
包装箱の上側から内容物を取り出し可能に構成される、こととする。
本発明の一形態によれば、側面フラップを跳ね上げて開封が行えることから、包装箱の開封作業に要する作業者の負担を軽減することができる。
また、本発明の一形態によれば、側面フラップを開いた後は広い開口部を形成することができ、包装箱に収容されたボトル容器などを取り出しやすい構成が実現できる。
また、本発明の一形態によれば、ジッパーラインの連続性を維持して開封性を確保することができる。また、周辺箇所の強度を維持することができ、積み付け時(包装箱の積み上げ時)におけるいわゆる胴膨れ(包装箱が押し潰されることによる横方向の変形)を抑制することができる。
また、本発明の一形態によれば、下壁部がいわゆる補強部として機能し、開封後の包装箱の剛性を確保することができる。
また、本発明の一形態によれば、開口部に手を入れて下壁部を上側に持ち上げる方向に力を加えると、下向貫通線を起点として破断を開始することができ、そのまま折目に沿って折目が破られて下壁部を開くことができる。このようにして、開口部をより広げたい場合や、包装箱を折りたたんで廃棄する際には、下壁部を容易に開くことが可能となり、作業時間の短縮化、効率化を図ることができる。
また、本発明の一形態によれば、ジッパーラインの無い単純折目部が確保され、積み付け時(包装箱の積み上げ時)において上側から大きな荷重が作用する際にも、折目全体としての強度が確保され、包装箱の変形や潰れなどの不具合発生を防止できる。また、輸送時の破れ防止や、ジッパーラインが破れてしまった際にボトル容器が外に飛び出してしまうことを防止できる。さらに、下壁部による補強を確保しながらも開口部を広く確保することができ、積付・運搬時の強度確保と良好な取り出し性の確保を両立できる。
また、本発明の一形態によれば、例えば、自動販売機へのボトル容器の投入作業の際に、左腕で包装箱を抱えつつ右手で側面フラップを開き、そのまま右手でボトル容器を投入するなどといった作業も可能となり、作業時間の短縮化、効率化を図ることができる。
包装箱の組立前のブランクの状態について示す図。 包装箱を横置きした状態について示す図。 短側板の構成について示す図。 (A)は包装箱を縦向きにした状態について示す図。(B)は側面フラップを跳ね上げて開いた状態について示す図。 (A)は包装箱を横向きにして側面フラップを跳ね上げて開いた状態について示す図。(B)は下壁部を手前に倒した状態について示す図。
以下、この発明の実施の形態を添付図面に基づいて説明する。なお、本明細書では説明の便宜のため、基本的に図1の矢印に示す上下、左右を基準として位置関係を特定するものとする。
この包装箱は、図1に示すような段ボール製のブランクから成り、このブランクでは、一対の幅狭の短側板1,1と、一対の幅広の長側板2,2が折目8を介して交互に連接される。一方の短側板1の外縁には継代板3が連接される。
各短側板1と各長側板2の上下縁には、フラップ4,5がそれぞれ連設されている。連接箇所にはそれぞれ折目31,32が形成される。
上記のようなブランクにおいて、図2に示すように、短側板1と長側板2を角筒状に折り曲げるとともに、継代板3(図1)を一方の短側板1の裏面に貼り付けて周壁を形成し、フラップ4,5を内側へ折り曲げることで、包装箱50が形成される。
図1及び図2に示すように、各短側板1には手提孔切込11が形成されており、手提孔切込11に手指を押し入れて小片部分を内側に押し込むことで、手提孔が開口されるようになっている。
図1及び図2に示すように、各長側板2には、それぞれH型切込21が形成されており、H型切込21に手指を入れて摘み部分を手前に折り出すとともに横方向に引っ張ることで、内部のカットテープが引き上げられて各長側板2が破断し、上下に分離できるようになっている。
図3は短側板1の構成について示す図である。
この短側板1は、図4(A)に示すように、包装箱50を立てた際に上側に配置されるものであり、図4(B)に示すように開封されて内部のボトル容器40を容易に取り出せるように構成される。
図3に示すように、短側板1には、左右方向の中央部であって、上下方向の下側から約1/4の位置において、内側に押し込まれて手掛部19を形成するための舌片12が設けられる。舌片12は、水平方向に伸びる折目12aと、折目12aの左右端部から下方向に膨らむ円弧状をなす複数の貫通線12bと、により囲まれて形成される。
図3に示すように、短側板1には、舌片12の折目12aの左右端の位置から、それぞれ左右斜め上方向に伸びるジッパーライン14,14が形成される。各ジッパーライン14は、短側板1と長側板2の境界となる折目8において上方向に屈折し、折目8に沿って短側板1の上端に至る位置まで伸びるように構成される。ジッパーライン14において、舌片12の折目12aから折目8の間の部位が傾斜ライン部14aとされ、折目8に沿って上下方向に配置される部位が上下ライン部14bとされる。
なお、ジッパーライン14は、図1に示される2つの短側板1の少なくとも1つに設けることとしてもよい。また、舌片12が設けられず、舌片12に対応する箇所に手指を引っ掛けることができる手掛部19が予め開口されることとしてもよい。
図3に示すように、ジッパーライン14において、傾斜ライン部14aと上下ライン部14bの境界部14cは、短側板1の上下方向において中心よりも下側に位置することとしている。本実施例では、短側板1の上下方向において下側から約1/3に位置することとしている。これにより、上下ライン部14bの上下範囲が広く確保され、詳しくは後述するように、側面フラップ16を開いた際の開口部52(図4(B))を広く確保することができる。
図3に示すように、ジッパーライン14は、略L字状の貫通線15aを等間隔で配置することで構成され、力を加えることによって、各貫通線15aの間の領域が破断してジッパーライン14が連続的に破断する。
図3に示すように、短側板1において、ジッパーライン14と、舌片12の折目12aと、上側の折目31と、によって囲まれる領域により、側面フラップ16が画成される。
図3に示すように、短側板1において、側面フラップ16よりも下側の領域、即ち、ジッパーライン14と、舌片12の貫通線12bと、左右の折目8,8と、下側の折目32と、によって囲まれる領域により、下壁部18が画成される。
なお、図1に示すように、継代板3においては、ジッパーライン14に対応する位置に同様のジッパーライン17が設けられており、継代板3が貼り合わされた側面フラップ16が開かれる際に、継代板3に形成されるジッパーライン17が破断する。ジッパーライン17が破断せずに、側面フラップ16と継代板3の糊付け部分を剥離させることで、側面フラップ16を開くこともできる。
以上の構成において、図4(A)に示すように、短側板1が上側になるように縦向きにするとともに、舌片12を内側に押し込んで手掛部19を開口し、そのまま手指により側面フラップ16を内側から矢印F1の方向に引張上げる力を加える。これにより、ジッパーライン14が傾斜ライン部14a、上下ライン部14bに向けて連続的に破断し、図4(B)に示すように、側面フラップ16が跳ね上げられるようにして開き、包装箱50が開封される。
図4(B)に示すように、側面フラップ16が開くことによって、包装箱50の上側にボトル容器40を取り出すための広い開口部52が形成され、開口部52を通じてボトル容器40を上側から取り出すことができる。
そして、この開封作業においては、舌片12を内側に押し込んでそのまま引っ張り上げるといった、いわゆるワンアクションの操作によって開封が行えることから、包装箱50の開封作業に要する作業者の負担を軽減することができる。
また、片手で包装箱50を開封することも可能となるため、例えば、自動販売機へのボトル容器40の投入作業の際に、左腕で包装箱50を抱えつつ右手で側面フラップ16を開き、そのまま右手でボトル容器40を投入するなどといった作業も可能となり、作業時間の短縮化、効率化を図ることができる。
また、図4(B)に示すように、側面フラップ16が開くことによって開口部52が形成されるが、下壁部18は残ったままとなる。このように下壁部18が存在することで、下壁部18がいわゆる補強部として機能し、開封後の包装箱50の剛性を確保することができる。
開封後に包装箱50の剛性が確保されることにより、例えば、包装箱50を持ち上げた際に変形が生じることなく安定した状態で持ち上げることが可能となる。また、内部のボトル容器の数が少なくなって内部の空き空間が広がった場合においても、包装箱50が潰れるなどの変形が生じることが防がれ、箱形状を維持することが可能となる。
特に、自動販売機への商品の補充においては、複数の拠点を移動して補充することが想定されるものであり、ある拠点で包装箱を開封後に全てのボトル容器が補充されずに、開封された状態の包装箱をトラック等に積載して移動することが想定される。このため、開封後の包装箱の形態安定性が求められるものであり、この点において下壁部18による剛性の確保は有効なものとなる。
また、図3に示すように、ジッパーライン14の傾斜ライン部14aにおいて、折目8の近傍(傾斜ライン部14aと上下ライン部14bの境界部14c)では、略L字状の貫通線15aに替えて、他の貫通線15aよりも短い直線状の小貫通線15bが配置される構成としている。
このように、折目8の近傍において、短い小貫通線15bを配置することで、ジッパーライン14の連続性を維持して開封性を確保するとともに、積み付け時(包装箱の積み上げ時)におけるいわゆる胴膨れ(包装箱が押し潰されることによる横方向の変形)に対する剛性を高めることができる。
また、図3に示すように、折目8と小貫通線15bの間には、折目8側に向かって低くなる傾斜をなすように、下向貫通線15cが設けられる。本実施例では、斜め下向きの傾斜部と、上下方向の縦部と、から略L字状をなす下向貫通線15cが一つ設けられ、下向貫通線15cの縦部が折目8に沿うように形成される。
下向貫通線15cが設けられることで、図4(B)に示すように、下壁部18の裏側に手を差し込んで上側に持ち上げる方向F2に力を加えると、下向貫通線15c(図3)を起点として破断が開始され、そのまま折目8に沿って折目8が破られて下壁部18を開くことができる。
このようにして、開口部52をより広げたい場合や、包装箱50を折りたたんで廃棄する際には、下壁部18を容易に開くことが可能となり、作業時間の短縮化、効率化を図ることができる。
以上に説明した実施例では、周壁を構成する短側板1について側面フラップ16を形成することとしたが、短側板1に設ける代りに長側板2に設けることとしてもよく、あるいは、短側板1と長側板2の両方に設けることとしてもよい。また、4つの側板のうち、いずれか1つの側板にのみ側面フラップ16が設けられることや、全ての側板に側面フラップ16が設けられることとしてもよい。また、幅狭の短側板1と幅広の長側板2で周壁が構成されることとする他、同一幅の4つの側板により周壁が構成されるものであってもよい。
以上のようにして本願発明を実施することができる。
即ち、図1乃至図4に示すように、
4つの側板(短側板1、長側板2)を交互に配置して周壁を構成し、各側板にそれぞれ接続されるフラップ4,5を閉じて箱形状を構成する包装箱50であって、
少なくとも一つの側板には、
側板の左右の中央部に配置される手掛部19から、側板の左右縁部において上下方向に伸びる折目8に向かって斜め上方向に伸び、折目8の近傍から折目8に沿って上方向に向かって伸びるように形成されるジッパーライン14と、
手掛部19を引っ張り上げることでジッパーライン14が破断して開かれる側面フラップ16と、を有する、包装箱50とするものである。
この構成により、側面フラップ16を跳ね上げて開封が行えることから、包装箱50の開封作業に要する作業者の負担を軽減することができる。
また、図3に示すように、手掛部19から斜め上方向に伸びるジッパーライン14の傾斜ライン部14aは、側板の上下方向において中央よりも下側にずれた位置に配置されることとする。
この構成により、側面フラップ16を開いた後は広い開口部52を形成することができ、包装箱に収容されたボトル容器などを取り出しやすい構成が実現できる。
また、図3に示すように、ジッパーライン14の傾斜ライン部14aにおいて折目8の近傍の箇所は、他の箇所よりも長さの短い小貫通線15bにて構成される。
この構成により、ジッパーライン14の連続性を維持して開封性を確保することができる。また、周辺箇所の強度を維持することができ、積み付け時(包装箱の積み上げ時)におけるいわゆる胴膨れ(包装箱が押し潰されることによる横方向の変形)を抑制することができる。なお、小貫通線15bの長さや配置については特に限定されるものではないが、例えば、図3の例に示すように、長さが他の貫通線15aの1/4程度の直線を2つ配置する構成が採用できる。
また、図3及び図4(B)に示すように、側板(短側板1)において、傾斜ライン部14aを挟んで側面フラップ16と反対側の領域に下壁部18が形成され、側面フラップ16を開いた状態で、下壁部18が残される構成とする。
この構成により、下壁部18がいわゆる補強部として機能し、開封後の包装箱50の剛性を確保することができる。
また、図3に示すように、折目8と小貫通線15bの間には、折目8側に向かって低くなる傾斜をなすように伸びる下向貫通線15cが設けられる。
この構成により、図4(B)に示すように、開口部52に手を入れて下壁部18を上側に持ち上げる方向F2に力を加えると、下向貫通線15cを起点として破断を開始することができ、そのまま折目8に沿って折目8が破られて下壁部18を開くことができる。このようにして、開口部52をより広げたい場合や、包装箱50を折りたたんで廃棄する際には、下壁部18を容易に開くことが可能となり、作業時間の短縮化、効率化を図ることができる。
また、図3に示すように、
側板左右縁部において上下方向に伸びる折目8において、
下向貫通線15cよりも上側の領域に、折目に沿って上方向に向かって伸びるジッパーライン14の上下ライン部14bが配置され、
下向貫通線15cよりも下側の領域に、ジッパーラインの無い単純折目部8aが配置される、こととし、
単純折目部8aの長さは、折目8の上下寸法の1/5以上〜1/2以下とする、こととする。
この構成により、ジッパーラインの無い単純折目部8aが確保され、積み付け時(包装箱の積み上げ時)において上側から大きな荷重が作用する際にも、折目8全体としての強度が確保され、包装箱の変形や潰れなどの不具合発生を防止できる。また、輸送時の破れ防止や、ジッパーラインが破れてしまった際にボトル容器が外に飛び出してしまうことを防止できる。さらに、下壁部18による補強を確保しながらも開口部52を広く確保することができ、積付・運搬時の強度確保と良好な取り出し性の確保を両立できる。
また、図4(A)(B)に示すように、側板は、幅狭の短側板1と幅広の長側板2を交互に接続して周壁を構成するものであり、
幅狭の短側板1にジッパーライン14と、側面フラップ16と、が形成され、
短側板1が天面に位置するように包装箱50を縦向きにした状態で、側面フラップ16を跳ね上げることで開口部52が形成され、
包装箱の上側から内容物(ボトル容器40)を取り出し可能に構成される、こととする。
この構成により、例えば、自動販売機へのボトル容器40の投入作業の際に、左腕で包装箱50を抱えつつ右手で側面フラップ16を開き、そのまま右手でボトル容器40を投入するなどといった作業も可能となり、作業時間の短縮化、効率化を図ることができる。
なお、図5(A)に示すように、包装箱50を横置きにするとともに、側面フラップ16を開いた状態とし、横方向に取り出すように用いることとしてもよい。この場合、下壁部18が存在することより、高い剛性を確保することができる。特に高い剛性が必要でない場合には、図5(B)に示すように、下壁部18を手前に倒し、広い開口部を形成してボトル容器をより取り出しやすいようにしてもよい。
1 短側板
2 長側板
3 継代板
4 フラップ
5 フラップ
8 折目
8a 単純折目部
11 手提孔切込
12 舌片
12a 折目
12b 貫通線
14 ジッパーライン
14a 傾斜ライン部
14b 上下ライン部
14c 境界部
15a 貫通線
15b 小貫通線
15c 下向貫通線
16 側面フラップ
17 ジッパーライン
18 下壁部
19 手掛部
21 H型切込
31 折目
32 折目
40 ボトル容器
50 包装箱
52 開口部

Claims (8)

  1. 4つの側板を交互に配置して周壁を構成し、前記各側板にそれぞれ接続されるフラップを折り重ねて天面側と底面側が閉じられる箱形状を構成するA式の包装箱であって、
    少なくとも一つの前記側板には、
    前記側板の左右の中央部に配置される手掛部から、前記側板の左右縁部において上下方向に伸びる折目に向かって斜め上方向に伸びる傾斜ライン部を有し、前記折目の近傍から前記折目に沿って上方向に向かって伸びるように形成されるジッパーラインと、前記手掛部を引っ張り上げることで前記ジッパーラインが破断して開かれる側面フラップと、を有する、包装箱。
  2. 記傾斜ライン部は、前記側板の上下方向において中央よりも下側にずれた位置に配置される、
    ことを特徴とする請求項1に記載の包装箱。
  3. 前記傾斜ライン部において前記折目の近傍の箇所は、他の箇所よりも長さの短い小貫通線にて構成される。
    ことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の包装箱。
  4. 前記折目と前記小貫通線の間には、前記折目側に向かって低くなる傾斜をなすように伸びる下向貫通線が設けられる、
    ことを特徴とする請求項に記載の包装箱。
  5. 前記側板における前記傾斜ライン部と前記折目の境界部には、
    前記折目側に向かって低くなる傾斜をなすように伸びる下向貫通線が設けられる、
    ことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の包装箱。
  6. 前記側板左右縁部において上下方向に伸びる折目において、
    前記下向貫通線よりも上側の領域に、前記折目に沿って上方向に向かって伸びるジッパーラインの上下ライン部が配置され、
    前記下向貫通線よりも下側の領域に、前記ジッパーラインの無い単純折目部が配置される、こととし、
    前記単純折目部の長さは、前記折目の上下寸法の1/5以上〜1/2以下とする、こととする、
    ことを特徴とする請求項4又は請求項5に記載の包装箱。
  7. 前記側板において、前記傾斜ライン部を挟んで前記側面フラップと反対側の領域に下壁部が形成され、前記側面フラップを開いた状態で、前記下壁部が残される構成とする、
    ことを特徴とする請求項1乃至請求項6のいずれか一項に記載の包装箱。
  8. 前記側板は、幅狭の短側板と幅広の長側板を交互に接続して周壁を構成するものであり、
    前記幅狭の短側板に前記ジッパーラインと、前記側面フラップと、が形成され、
    前記短側板が天面に位置するように包装箱を縦向きにした状態で、前記側面フラップを跳ね上げることで開口部が形成され、
    包装箱の上側から内容物を取り出し可能に構成される、
    ことを特徴とする請求項1乃至請求項のいずれか一項に記載の包装箱。
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