JP6932075B2 - 再送出システム、再送出装置、受信装置、およびプログラム - Google Patents
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Description
以下において、番組等のコンテンツの「視聴」とは、視聴者が、映像と音声とを受信して再生する場合、映像のみを再生する場合、音声のみを再生して聴取する場合のいずれをも含む。なお、視聴者が、字幕や文字スーパー等のテキストを併せて画面から読み取るようにしてもよい。
図1は、本実施形態による再送出システムの概略構成を示すブロック図である。図示するように、再送出システム800は、再送出装置100と、受信装置500とを含んで構成される。また、再送出システム800内における通信手段として、無線LAN(Local Area Network)を利用することができる。
再送出装置100は、放送信号や通信で受信したコンテンツを再送出する装置である。再送出装置100は、インターネットを介して、外部装置と通信することができる。再送出装置100は、例えば、この外部装置からコンテンツを受信する。
受信装置500は、コンテンツを受信し、ユーザーに提示する機能を有する装置である。受信装置500は、「受信端末」とも呼ばれる。受信装置500は、例えば、パーソナルコンピューター(PC)や、タブレット端末や、スマートフォン(スマホ)などいった機器を用いて実現可能である。受信装置500は、放送信号によりコンテンツを受信したり、再送出装置100から無線LAN経由でコンテンツを受信したりすることができる。また、受信装置500が、有線または無線による通信を介してインターネットにアクセスできるようになっていてもよい。
なお、再送出装置100と受信装置500との間では、ユニキャスト方式による通信が可能である。また、再送出装置100から受信装置500にコンテンツを送信する際、マルチキャスト方式による通信を行うよう選択することもできる。
また、図1において、再送出システム800内に3台の受信装置500が存在しているが、受信装置500の数は任意である。
図2は、再送出装置100および受信装置500それぞれの主要な機能の構成を示す概略図である。
図示するように、再送出装置100は、放送受信部701と、通信受信部702と、変換部703と、再送出部704と、番組配信リスト合成部705と、番組配信リスト送出部706と、プログラム記憶部707と、受信プログラム送出部708と、視聴者情報受信部709と、視聴者情報記憶部710と、を含んで構成される。
また、受信装置500は、番組配信リスト受信部751と、構成情報記憶部752と、決定部753と、番組受信部754と、受信プログラム要求部755と、受信プログラム受信部756と、実行部757と、視聴者情報登録部758と、を含んで構成される。
放送受信部701は、放送信号による番組(コンテンツ)を受信する。
通信受信部702は、通信により番組(コンテンツ)を受信する。一例として、通信受信部702は、ユニキャスト方式による通信で番組を受信する。
変換部703は、放送受信部701や通信受信部702が受信した番組を再送信に適した形式に変換する。具体的には、変換部703は、映像のフレームレートや、画像(映像)の解像度や、映像および音声の伝送レートを変換する。また、変換部703は、伝送方式に応じてパケットの形式等を変換してもよい。
再送出部704は、前記変換部703が変換した番組を通信で再送出する。一例として、再送出部704は、マルチキャスト方式による通信で番組を再送出する。
番組配信リスト合成部705は、番組の配信方法ごとに、番組を受信するための所在情報(URL等の情報)と、配信方法の種別を表す情報である種別情報とを含んだ番組配信リストを合成(生成)する。
番組配信リスト送出部706は、上記の番組配信リストを送出する。
プログラム記憶部707は、再送出装置100あるいは受信装置500で稼働させるためのプログラムを記憶する。一例として、プログラム記憶部707は、受信装置500が特定の配信方法による番組配信を受信するための受信プログラムを記憶する。
受信プログラム送出部708は、受信装置500からの要求に応じてプログラム記憶部707から受信プログラムを読み出し、要求元である受信装置500に対して送出する。特に、受信プログラム送出部708は、LAN(ローカルエリアネットワーク)により受信プログラムを送出することとしてよい。このとき、受信プログラム送出部708は、無線LANにより受信プログラムを送出することとしてよい。
視聴者情報受信部709は、再送出部704が再送出する番組を受信する相手側である受信装置500から、番組の視聴者に関する情報である視聴者情報を受信する。
視聴者情報記憶部710は、視聴者情報受信部709が受信した視聴者情報を蓄積するものである。
番組配信リスト受信部751は、番組の配信方法ごとに、番組を受信するための所在情報(URL等)と、配信方法の種別を表す情報である種別情報とを含んだ番組配信リストを受信する。
構成情報記憶部752は、自装置(受信装置500)の構成に関する情報を記憶する。構成情報の一部として、構成情報記憶部752は、自装置が特定の配信方法による配信を受信するための受信機能を有するか否かを表す情報を記憶する。
決定部753は、番組配信リストに含まれる種別情報が表す配信方法と、構成情報が表す受信機能とに基づいて、番組配信リストに含まれる配信方法から、特定の配信方法を選択し、決定する。
番組受信部754は、決定部753が決定した配信方法(例えば、放送による配信や、再送出装置100からの通信(例えば、マルチキャスト方式による伝送)等)により番組を受信する。
受信プログラム要求部755は、特定の配信方法(例えば、マルチキャスト方式による伝送等)による配信を受信するための受信プログラムを、外部装置(例えば、再送出装置100)に対して要求する。
受信プログラム受信部756は、受信プログラム要求部755からの要求に対応して外部から送信される受信プログラムを受信する。
実行部757は、プログラムを実行させる環境である。実行部757は、例えば、CPU(中央処理装置)とメモリー(主記憶)とを含む。例えば、実行部757で上記の受信プログラムを実行させた場合、この実行部757は、上記の番組受信部754として機能する。
視聴者情報登録部758は、視聴者に関する情報(氏名や、視聴者の状況)と自装置(受信装置500)に関する情報とを含んだ視聴者情報を、登録するために、再送出装置100に対して送信する。
再送出装置100の機能構成および動作について説明する。
図3は、再送出装置の概略機能構成を示すブロック図である。図示するように、再送出装置100は、制御部1と、入力部2と、独自情報取得部3と、受信部10と、選択部11と、変換部12と、送出変換部13と、送出制御部14と、送受信部15と、受信部20と、符号化部21と、送出変換部23と、送出制御部24と、解析部30と、合成部31と、送受信部40と、送受信制御部42と、蓄積制御部43と、送出変換部44と、送出制御部45と、メモリー50と、更新保存部51と、受信処理部55と、判定・合成部56と、アンテナ110および111とを含んで構成される。
これらの各機能部は、例えば、電子回路を用いて実現される。また、各機能部は、必要に応じて、半導体メモリーや磁気ハードディスク装置などといった記憶手段を内部に備えてよい。また、各機能を、コンピューターおよびソフトウェアによって実現するようにしてもよい。
また、制御部1は、再送出装置100の全体的な処理タイミングにしたがって、送出制御部14や送出制御部24がコンテンツのパケットを送出するタイミングを制御する。
また、制御部1は、受信部10が受信したテレビの放送信号に多重された番組特定情報(PSI、Program Specific Information)、および番組配列情報(SI、Service Information)を抽出する。なお、番組特定情報(PSI)および番組配列情報(SI)については、一般社団法人電波産業会(ARIB)および関連する標準化機関が規定する規格に定められている通りである。制御部1は、これら番組特定情報および番組配列情報から、放送番組を構成する映像や音声やその他の情報のパケット識別情報を取得する。制御部1は、番組特定情報および番組配列情報とともに、取得した上記パケット識別情報を選択部11に渡す。
独自情報取得部3は、自装置(再送出装置100)に特有の情報を取得する。例えば、独自情報取得部3は、自装置の識別情報を予め記憶しておき、必要に応じてその識別情報を読み出し、自装置内の他の機能部にその識別情報を提供する。
選択部11は、制御部1から受け取ったパケット識別情報を参照して、受信部10から出力されるMPEG−2トランスポートストリームから、再送信に必要となるパケットのみを選択する。選択部11は、選択したパケットを変換部12に渡す。
また、選択部11は、番組特定情報および番組配列情報を、解析部30に渡す。
変換部12は、映像信号に関しては、例えば、受信装置500が有する映像提示機能の映像解像度を考慮して映像解像度を変更する。また、変換部12は、受信装置500の処理性能に応じて再送信する映像のフレームレートや伝送レートを変更する。
変換部12は、音声信号に関しては、例えば、受信装置500が有する音声提示機能に基づいて、音声のチャンネル数を変更する(例えば、ステレオとモノラルとの変更)。また、変換部12は、受信装置500の処理性能に応じて、再送信する音声の伝送レートを変更する。
なお、伝送プロトコルに依存しない単一の装置として送受信部15を実現してもよいし、伝送プロトコル毎に設けられた複数の装置として送受信部15を実現してもよい。
送受信部15は、具体的には、コンテンツ(映像等)のデータを受信装置500に送信する。また、送受信部15が、受信装置500用のプログラム(認証用プログラムや、コンテンツ受信用プログラム)を送信する場合もある。そして、送受信部15は、受信装置500から、各種の要求を受信する。また、送受信部15が、視聴者情報を収集するためにその視聴者のデータを受信装置500から受信する場合もある。
符号化部21は、受信部20から渡される音声信号を受け取り、符号化する。このとき、符号化部21は、受信装置500が持つ音声提示機能に適した音声モード(例えば、ステレオかモノラルか)や符号化レートにより、音声の符号化を行う。なお、符号化部21が用いる符号化方式は、変換部12が用いる音声の符号化方式と同一であることが好ましい。なお、変換部12が使用する音声符号化方式と、符号化部21が使用する音声符号化方式とが同一であれば、受信装置500側での復号等の処理を両者間で共通化することができる。なお、変換部12が使用する音声符号化方式と、符号化部21が使用する音声符号化方式とが同一である場合、変換部12と符号化部21との機能(回路等)を共通化してもよい。符号化部21は、符号化した音声信号を送出変換部23に渡す。
送出制御部24は、音声のパケットや配信情報を送出変換部23から受け取り、制御部1からのタイミング制御にしたがって、音声のパケットを送受信部15に送信させる。
解析部30が番組の変化を検知したとき、解析部30は、制御部1や合成部31などに番組の変化があった旨を通知する。
具体的には、次の通りである。合成部31は、上記の解析部30から、オリジナルネットワーク識別、トランスポートストリーム識別、サービス識別などの情報と、番組名の情報とを取得する。また、合成部31は、送出変換部13から、配信情報(番組の通信ネットワーク上での参照先を表す)を取得する。合成部31は、上記の情報から、番組配信リストを合成する。番組配信リストは、番組名に対して、番組の参照先情報をまとめた対照表形式のリストである。つまり、番組配信リストは、番組名と、放送信号として伝送される場合の参照先情報と、通信(マルチキャスト配信)で伝送される場合の参照先情報とを、相互に関連付けた情報である。つまり、番組配信リストは、番組名と、複数の伝送手段での参照先情報とを関連付けた情報である。
また、音声のみの放送(ラジオ放送)の再送信における番組配信リストの生成については、次の通りである。ラジオ放送(AM放送やFM放送)の場合、放送周波数に対応する放送事業者は既知である。入力部2は、ラジオ放送の放送周波数と放送事業者名(あるいはラジオ局名等)との関係を予め取得しておく。例えば、再送出装置100を設置する際に、設置担当者が、当該設定場所に置ける各ラジオ放送の受信状況を確認するとともに、充分な品質で受信可能なラジオ放送に関して、放送周波数と放送事業者名等の情報とを、入力部2から入力する。制御部1は、入力部2から放送周波数と放送事業者名等との対応関係の情報を受け取り、蓄積制御部43に渡す。蓄積制御部43は、放送周波数と放送事業者名等との対応関係の情報をメモリー50に書き込む。また、合成部31は、送出変換部23から、放送周波数の情報と関連付けられた配信情報(音声番組の通信ネットワーク上での参照先を表す)を取得する。これにより、合成部31は、ラジオ放送に関しても、放送周波数の情報と、配信情報と、放送事業者名等の情報とを相互に関連付けた番組配信リストを生成できる。
合成部31は、テレビ放送およびラジオ放送に関して生成した番組配信リストを、蓄積制御部43に渡す。蓄積制御部43は、その番組配信リストを、メモリー50に書き込む。なお、番組配信リストの具体的な構成例については、後で説明する。
ただし、音声のみによる放送(受信部20が受信)や、インターネットによる同時配信の番組(送受信部40が受信)に関しては、そもそも番組名の情報を番組配信リスト内に持たず、代わりに放送事業者等の情報を持っている。また、音声のみによる放送やインターネットによる同時配信の番組に関しては、解析部30は、番組の切り替えを検知しない。つまり、音声のみによる放送やインターネットによる同時配信の番組に関しては、合成部31は、番組配信リスト内の番組名の更新を行わない。
送受信部40は、コンテンツを受信した場合には、そのコンテンツを変換部12に渡す。また、送受信部40は、メモリーに保存すべきデータ(プログラムを含む)を受信した場合には、そのデータを送受信制御部42に渡す。
なお、この受信プログラムとして、受信装置500の機種ごとあるいはOS(オペレーティングシステム)ごとに異なるタイプのプログラムをそれぞれ、送受信制御部42が取得するようにしてもよい。
なお、送受信制御部42は、受信プログラムだけでなく受信装置500用の情報登録プログラムも、上記の受信プログラムと同様の方法で受け取り、メモリー50に書き込むために蓄積制御部43に渡す。
受信処理部55は、送受信部15が外部から受信したデータを一時的に受け取る。受信処理部55は、その受信データを、判定・合成部56に渡す。
判定・合成部56は、受信装置500からの要求を受け取った場合、その要求内容を制御部1に通知する。例えば、受信装置500側からプログラムの要求を受信した際、判定・合成部56は、例えば、要求されているプログラムの種別と、受信装置500の機種等の情報を、制御部1に通知する。これを受けて、制御部1は、蓄積制御部43に対して、該当する機種用の該当するプログラムをメモリー50から読み出すよう指示する。これに基づき、蓄積制御部43は、メモリー50から、該当する受信プログラムを読み出し、送出変換部44に渡す。
判定・合成部56は、受信装置500から視聴者情報を受け取った場合、その情報を、メモリー50に蓄積するよう、蓄積制御部43に指示する。
アンテナ111は、中波放送(AM放送)および超短波放送(FM放送)といった、ラジオ放送を受信するためのアンテナである。ラジオ放送は、音声のみからなるコンテンツによる放送である。なお、アンテナ111で受信するラジオ放送は、中波や超短波以外の周波数帯によるものであってもよく、AMやFM以外の変調方式によるものであってもよい。
また、上記のような再送出装置の機能により、受信装置500側ではコンテンツの再配信を受けることが可能となる。
図4は、番組配信リストの構成例を示す概略図である。図示するように、番組配信リストは、表形式のデータとして表現可能である。番組配信リストは、番組と、URL(ユニフォームリソースロケータ―)と、種別の各データ項目を有する。なお、番組配信リストの各行に、便宜的に行番号を付している。
URLの欄は、配信情報を格納する。配信情報は、前述の通り、通信ネットワークにおける番組への参照情報である。
種別の欄は、配信種別を表す情報である。配信種別において、「TV」は、放送によるテレビ番組であることを表す。また、「MCTV」は、通信(マルチキャスト方式)によるテレビ番組であることを表す。また、「MCA」は、通信(マルチキャスト方式)による音声番組であることを表す。また、「NET」は、インターネットによる同時配信番組であることを表す。また、「MCNET」は、マルチキャスト方式によるインターネット同時配信番組であることを表す。なお、制御部1は、受信部10、受信部20、送受信部40から取得した放送の種類に対応させて、この配信種別の情報を適宜決定する。
次に、受信装置500の機能構成および動作について説明する。
図5は、受信装置の概略機能構成を示すブロック図である。図示するように、受信装置500は、受信提示処理部71と、提示部72と、メモリー74と、受信処理部75と、受信変換部76と、蓄積制御部77と、比較・判定部78と、決定部79と、独自情報処理部81と、送出変換部82と、送出制御部83と、受信部85と、アンテナ112と、制御部530と、端末情報取得部550と、入力処理部560とを含んで構成される。
提示部72は、受信提示処理部71から復号済みのコンテンツデータ(映像、音声等)を受け取り、それらをユーザーに提示する。具体的には、提示部72は、映像を画面に表示したり、音声をスピーカー等から出力したりする。
蓄積制御部77は、メモリー74へのデータの書き込み、およびメモリー74からのデータの読み出しを制御する。
受信変換部76は、受信処理部75からパケットを受け取り、受け取ったパケットを基に、パケット化前のデータを復元する。受信変換部76によって復元されるデータは、例えば、再送出装置100側から伝送された番組配信リストや、再送出装置100側から伝送されたプログラム(受信装置500上で稼働させるための各種プログラム)等である。受信変換部76は、復元したデータを、蓄積制御部77に渡す。
決定部79は、比較・判定部78から渡される比較結果の情報に基づき、番組配信リストに含まれる伝送種別のうち、自装置(受信装置500)において実際に利用可能な伝送種別がどれであるかを決定する。また、利用可能な伝送種別が複数ある場合、決定部79は、それらの伝送種別の間における優先順位を決定する。決定部79は、決定した結果を反映した番組配信リストを、蓄積制御部77に渡し、メモリー74に書き込ませる。
送出変換部82は、独自情報処理部81から受け取った上記の視聴者情報を、伝送に適した形式のパケットに変換する。送出変換部82は、変換後のパケットを送出制御部83に渡す。
送出制御部83は、送出変換部82から渡された視聴者情報について、送出タイミング等の調整を行い、送受信部70に送信させる。
受信部85は、アンテナ112により捕えた放送信号を受信し、復調し、復調した結果であるコンテンツの信号を出力する。例えば、受信部85は、MPEG−2トランスポートストリームを出力する。受信部85は、出力する信号を受信提示処理部71に渡す。
端末情報取得部550は、受信装置500自身に関する情報を取得するものである。具体的には、端末情報取得部550は、例えば、予めメモリーに書き込まれている情報を読み出す。
入力処理部560は、ユーザーが入力する情報(例えば、後述する視聴者情報)を受け付ける機能である。
受信装置500が再送出装置100からの配信を受けるために実行する認証処理は、次の通りである。
受信装置500は、無線LANを用いて、再送出装置100との間の通信を行う。受信装置500は、ネットワーク識別処理や認証処理を行うためのソフトウェア(プログラム)を、再送出装置100に対して要求する。この要求に応じて、再送出装置100の送受信部15は、保持している認証用ソフトウェアを、要求元の受信装置500に送信する。受信装置500側の送受信部70は、この認証用ソフトウェアを受信する。認証用ソフトウェアは、順に、受信処理部75、受信変換部76、蓄積制御部77を経由して、提示部72に渡される。提示部72は、認証処理のための情報を画面に表示する。続いて、入力処理部560で入力された情報に基づいて、無線LANの認証処理を行う。受信装置500は、認証処理の際に、必要に応じて、再送出装置100との間で通信を行う。認証処理の結果は、制御部530に渡される。
上記の認証処理が成功した場合、制御部530は、番組配信リストを取得したり、再配信されるコンテンツの受信方法を決定したり、コンテンツの受信に必要なソフトウェアを取得したり、視聴者情報の収集(後述する)を実施するためのソフトウェアの取得および起動を行ったりする。
上記の無線LANの認証処理が正常に完了した場合、制御部530は、番組配信リストの取得を要求する。具体的には、制御部530は、送受信部70を経由して、再送出装置100に番組配信リストを要求する。番組配信リストの要求を受けた再送出装置100側での処理については、既に説明した通りである。送受信部70は、再送出装置100から送られた番組配信リストを受信する。送受信部70は、伝送に用いた形式の番組配信リストを受信変換部76に渡す。受信変換部76は、伝送に適した形式の番組配信リストを、受信装置500内での処理に適した形式の番組配信リストに変換する。受信変換部76は、変換後の番組配信リストを蓄積制御部77に渡す。蓄積制御部77は、受け取った番組配信リストをメモリー74に書き込む。既にメモリー74内に番組配信リストが保存されていた場合には、蓄積制御部77は、最新の番組配信リストを用いてメモリー74内の記録領域を更新する。
制御部530は、再送出装置100から受け取った番組配信リストの内容と、自装置(受信装置500)の構成情報とに基づいて、利用可能な伝送種別の判断を行わせる。具体的には、制御部530からの指示に基づき、比較・判定部78は、番組配信リストと自装置の構成情報との比較を行う。自装置の構成情報は、予め端末情報取得部550によって取得され、メモリー74に書き込まれていた情報である。
なお、自装置の構成情報は、受信装置500が放送受信用チューナーの機能を持つか否か、放送および通信の受信状態、受信装置500の画面の表示解像度、音声出力モード(ステレオあるいはモノラル)、機種名、基本ソフト(OS等)の種類、基本ソフトのバージョン情報、受信プログラム(再送出装置100からのマルチキャスト配信を受信するためのプログラム)のバージョン情報、最大処理能力(例えば、CPUの単位時間当たりの処理命令数等)、受信装置500の現在位置などといった情報を含む。
例えば、入力処理部560が取得した優先順位にしたがって、伝送種別ごとの順位を決定してもよい。この場合、入力処理部560が取得した優先順位の情報を、制御部530が受け取る。そして、制御部530は、その優先順位の情報を決定部79に渡す。
また、例えば、予め設定された特定の伝送種別が常に最優先になるように決定部79が優先順位を決定してもよい。
また、例えば、複数の条件や複数の評価基準から、決定部79が伝送種別ごとの総合得点を算出して、総合得点に基づいて優先順位を決定するようにしてもよい。
一例として、1)放送信号の直接受信、2)マルチキャスト伝送による再送出装置100からの受信、3)インターネット同時提供による番組の直接受信の順に、決定部79が優先順位を決定してもよい。災害発生時等の非常時において、ここに例示した優先順位を用いれば、公衆通信回線の輻輳を回避ないしは軽減することが可能となる。
また、一例として、音声放送のマルチキャスト方式による再送信が番組配信リストに含まれている場合、インターネット同時提供による番組の直接受信よりも、音声放送のマルチキャスト方式による再送信のほうを優先させるように、決定部79が決定する。これにより、再送出システム800全体における省電力化や、公衆通信回線および無線LANの輻輳回避(または軽減)の効果が得られる。
受信装置500がコンテンツを受信するために、特定の受信プログラムを必要とする場合がある。ここでは、受信装置500がこの受信プログラムを取得するための処理について説明する。
受信装置500においてユーザーが番組を視聴するためには、伝送方式や映像および音声の符号化方式に適合した受信プログラムを受信装置500上で稼働させる必要がある。例えば、放送信号を直接受信して視聴するためには、放送受信用の受信プログラムが必要である。ただし、放送受信用のチューナー機能が搭載されている受信装置500の場合には、受信プログラムもまた予め搭載されていることが多い。一方、マルチキャスト方式で伝送される番組を受信する場合には、マルチキャスト配信を受信する機能を有した受信プログラムが必要である。
必要な受信プログラムを受信装置500が予め搭載していない場合には、例えばユーザーによる操作等に基づいて、その受信プログラムを取得し、受信装置500にインストールしておく必要がある。
受信装置500が特定の受信プログラムを必要とするとき(例えば、マルチキャスト伝送方式の配信を受信する受信プログラムを必要とするとき)、ユーザーの操作等に基づき、制御部530は、受信プログラムの取得を要求することを決定する。
制御部530の制御により、送出制御部83は、受信プログラムの取得要求を送受信部70に送信させる。受信プログラムの取得要求は受信装置500の機種情報を伴うものであり、ユニキャスト方式で、受信装置500から再送出装置100に送信される。
再送出装置の送受信部15は、受信装置500側からの受信プログラム取得要求を受信し、受信処理部55に渡す。受信処理部55は、受信プログラム取得要求の要求内容を判断するとともに、要求元の受信装置500の機種情報を取得する。受信処理部55は、受信プログラム取得要求の内容を判定・合成部56に通知する。
判定・合成部56は、要求内容を制御部1に通知する。制御部1は、蓄積制御部43に対して、該当する機種用の受信プログラムをメモリー50から読み出すよう指示する。これに基づき、蓄積制御部43は、メモリー50から、該当する受信プログラムを読み出し、送出変換部44に渡す。
送出変換部44は、ユニキャスト伝送用のパケットを作成し、送出制御部45に渡す。送出制御部45は、送出タイミングの調整を行うとともに、送出変換部44から渡されたパケットを、送受信部15に送信させる。送受信部15は、無線LAN等により、パケットを受信装置500へ送信する。
受信装置500側において、送受信部70がそれらのパケットを受信し、受信処理部75に渡す。さらに、受信処理部75は、それらのパケットを受信変換部76に渡す。受信変換部76は、受け取ったパケットを基に、取得要求した受信プログラムを復元する。即ち、受信変換部76は、再送出装置100側の送出変換部44によるパケット化処理の逆変換を行う。受信変換部76は、蓄積制御部77に、取得した受信プログラムをメモリー74に書き込むよう指示する。このようにして、受信プログラムは、メモリー74に蓄積される。
受信装置500は、取得した受信プログラムを起動することにより、所望の伝送方式(例えば、マルチキャスト方式)によるコンテンツ配信を受信することができる。
受信装置500は、保持している番組配信リストにしたがって番組の受信を試みる。即ち、受信装置500は、番組配信リストを作成した再送出装置100が設置されている地点で受信可能な番組の受信を試みる。そして、受信装置500は、受信装置500が有する機能や、受信装置500のユーザーが設定した優先順序等に基づく順序で、番組の受信を試みる。
次に、インターネットで配信される放送番組の同時提供を受信する場合について説明する。
放送番組のインターネット同時提供による配信は、ユニキャスト方式で行われることが一般的である。ユニキャスト方式を用いる場合、配信を受信する側の端末数に応じたコンピューター資源が、送出側のサーバー装置に要求される。さらに、受信する側の端末ごとに1本の接続が確立され、接続ごとに所定の通信帯域が公衆通信回線に要求される。送出側のサーバー設備や公衆回線網の伝送容量には上限があるため、例えば災害時など、通信アクセスが通常時よりも爆発的に増加する状況では、番組を充分に配信できなくなるという傾向が顕著に現れるという問題がある。
また、受信装置500側で稼働する受信プログラムを、再送出装置100が提供する。
変換部12は、必要に応じて、映像の解像度およびフレームレートや、コンテンツの伝送レートの変換を行う。つまり、変換部12は、受信装置500側での受信形態に合う形式のコンテンツへの変換を行う。変換部12は、変換済みのコンテンツを送出変換部13に渡す。
送出変換部13は、受け取ったコンテンツを伝送用のパケットに形式変換する。また、送出変換部13は、配信情報を生成する。送出変換部13は、変換済みのパケットデータを送出制御部14に渡す。なお、ここでは、マルチキャスト伝送用のパケットが出力される。
送出制御部14は、送出のタイミングの調整等を行うとともに、送受信部15にパケットを送信させる。
送受信部15は、それらのパケットを無線LAN等により、マルチキャスト方式で受信装置500に対して送信する。
なお、受信装置500は、前述のマルチキャスト配信用の受信プログラムを用いて、インターネット同時提供によるコンテンツの再配信(マルチキャスト伝送)を受信することができる。
再送出装置100において、送受信部40は、インターネット同時提供による音声放送の番組を受信する。送受信部40は、音声で構成されるパケットを出力する。変換部12は、この音声を、受信装置500側での利用形態に即して、伝送レート等の変換を行う。送出変換部13は、音声データを、送出に適した形式のパケットに変換する。また、送出変換部13は、当該配信に関する配信情報を決定する。送出制御部14は、送出のタイミング調整等を実施して、送受信部15に音声のパケットを送信させる。一方、送出変換部13から出力された配信情報は、配信種別の情報とともに合成部31に渡される。合成部31は、この音声の配信に関する配信情報を含んだ番組配信リストを出力する。番組配信リストは、メモリー50に書き込まれる。即ち、インターネット同時提供の音声放送をマルチキャスト方式に変換して配信する際の配信情報とその種別が、番組配信リストに追加される。したがって、受信装置500側では、この音声の配信を選択することも可能となる。
次に、本実施形態における視聴者情報の収集の処理について説明する。
ここまで、例えば大規模災害などの非常事態が発生した際に、公衆通信回線等を極力使用せずに再送出装置100が放送番組等を配信するための技術について説明した。一方、そのような非常事態においては、番組等を視聴する視聴者の情報を効率よく適切に収集することも極めて重要である。そのため、本実施形態では、効率的に視聴者情報(ここでの視聴者とは、例えば、非常事態において避難所等に避難している避難者)を収集する方法を提供する。
受信装置500のユーザーが、視聴者の氏名および状況を画面から入力する。入力処理部560は、入力された氏名および状況の情報を取得し、独自情報処理部81に渡す。
端末情報取得部550は、受信装置500を識別するための情報を取得し、独自情報処理部81に渡す。受信装置500を識別するための情報としては、例えば、受信装置500の電話番号や端末識別番号等を用いることができる。
独自情報処理部81は、入力処理部560から受け取った情報(視聴者の氏名および状況)と、端末情報取得部550から受け取った情報(受信装置500の識別情報)とを、送出変換部82に渡す。なお、これらの情報をまとめて「視聴者情報」と呼ぶ。
送出変換部82は、独自情報処理部81から受け取った視聴者情報(視聴者の氏名、視聴者の状況、受信装置500の識別情報)を、ユニキャスト伝送に適した形式のパケットに変換し、送出制御部83に渡す。
送出制御部83は、送出変換部82から渡された視聴者情報の送出タイミング等の調整を行い、送受信部70に出力する。
送受信部70は、送出制御部83の制御により、無線LAN等で上記の視聴者情報のパケットを送出する。
再送出装置100側の送受信部15は、受信装置500側から送出された視聴者情報のパケットを受信し、受信処理部55に渡す。
受信処理部55は、送受信部15からそれらのパケットを受け取り、1件の視聴者情報(視聴者の氏名、視聴者の状況、受信装置500の識別情報)として再構成し、判定・合成部56に渡す。
判定・合成部56は、受信処理部55から渡された視聴者情報に、自装置(再送出装置100)の設置場所(住所あるいは緯度・経度等)の情報、設置場所の名称(避難所名称等)の情報、およびその時点の日時の情報を付加する。設置場所の情報および設置場所の名称の情報は、予め入力部2から入力された情報であり、メモリー50に保存されているものである。また、日時の情報は、再送出装置100が備える時計機能から供給される。判定・合成部56は、自装置に関する情報を付加した視聴者情報を、蓄積制御部43に渡す。蓄積制御部43は、この視聴者情報をメモリー50に書き込む。
再送出装置100は、複数の受信装置500から随時、視聴者情報を受け取り、メモリー50上の視聴者情報記憶領域に蓄積する。
図8は、再送出装置100が収集した情報を格納・蓄積するための視聴者情報記憶領域の構成例を示す概略図である。視聴者情報記憶領域は、メモリー50内に設けられる。図示するように、視聴者情報記憶領域は、再送出装置100が設置されている場所の情報(○○県××市△△小学校)と、情報を収集した最新の日時の情報とを持つ。また、視聴者情報記憶領域は、視聴者情報として、各視聴者の、氏名と、状況と、受信装置識別情報との情報を持つ。氏名と状況(数値)は、受信装置500側においてユーザーが入力した情報である。また、受信装置識別情報は、例えば受信装置500に付与された電話番号など、受信装置500をユニークに識別することのできる情報である。なお、図8においては受信装置識別情報の一部をアルファベットのデータ(「XXXX」等)として示しているが、実際には、受信装置識別情報は数字とハイフンのみで構成されるデータであってもよい。受信装置識別情報は、例えば、受信装置500の端末情報取得部550が取得し、受信装置500から再送出装置100に送られるものである。図8に示す視聴者情報記憶領域を持つことにより再送出装置100は多数の視聴者の情報を蓄積することができる。また、再送出装置100は、収集した視聴者情報を、外部のサーバー装置等に送信することができる。これにより、例えば災害時等に、避難所に避難している視聴者らの情報を効率的に収集することができる。即ち、避難者らの氏名や、状況や、所在(どの避難所にいるか)などを、広い範囲で収集することができる。つまり、視聴者の安否に関する情報を広く収集することが可能となる。
再送出装置100において蓄積された視聴者情報を、外部装置に対して転送することができる。そのための処理の手順は、次の通りである。
外部装置は、通信回線(インターネット等)を介して、視聴者情報転送指示を、再送出装置100に対して送信する。
再送出装置100の送受信部40は、視聴者情報転送指示を受信し、送受信制御部42に渡す。
送受信制御部42は、渡された視聴者情報転送指示の内容を解釈する処理を行う。その結果、送受信制御部42は、蓄積されている視聴者情報を外部装置に転送する命令であることを認識し、蓄積制御部43に対して、メモリー50から視聴者情報を読み出すよう指示する。蓄積制御部43は、これを受けて、蓄積されている一連の視聴者情報のすべてをメモリー50から読み出し、送受信制御部42に渡す。送受信制御部42は、渡された視聴者情報のすべてを、送信可能な形式に変換し、送受信部40に送信させる。
送受信部40は、上記通信回線を介して、視聴者情報のデータを、指示元の外部装置に対して送信する。
また、視聴者情報を外部装置に転送する際、すべての視聴者に関するデータを転送する代わりに、検索条件に合致するデータのみを抽出して転送するようにしてもよい。このときの検索条件としては、例えば、日時(登録日時)や、氏名や、受信装置識別情報(電話番号等)に関する条件を用いることができる。これにより、すべてのデータを転送する場合に比べて、データの転送量を削減することが可能となる。
再送出装置100側で稼働する情報収集プログラムや、受信装置500側で稼働する情報登録プログラムを、改版して更新できるようにしてもよい。
例えば、大規模な災害等の事象等の場合、事象の発生からの経過時間により収集したい情報が変化することもある。本実施形態では、情報収集プログラムや情報登録プログラムの改版を可能とする。一例として、前述の例(図7を参照)における視聴者情報の収集において、視聴者が自宅に戻ったか否かを登録できるようにすることができる。この場合、再送出装置100の送受信部40は、外部装置から、登録情報を追加した新たな情報登録プログラムを受信する。再送出装置100は、この新たな情報登録プログラムを、受信装置500に転送する。あるいは、受信装置500からプログラムの更新要求があったときに再送出装置100が新たな情報登録プログラムを受信装置500に送信するようにしてもよい。受信装置500は、新たな情報登録プログラムを受信し、自装置上で稼働させる。これにより、受信装置500側から追加されたデータ項目により視聴者情報を登録することができる。なお、必要に応じて、再送出装置100側で稼働する情報収集プログラムも更新する。これにより、データ項目を追加して、視聴者情報を収集することも可能となる。
例えば、再送出装置100や受信装置500のそれぞれが有する機能のうち、一部を省略して実現してもよい。一例として、視聴者情報を収集し蓄積するための機能を省略して、再送出装置100や受信装置500を実現してもよい。
2 入力部
3 独自情報取得部
10 受信部
11 選択部
12 変換部
13 送出変換部
14 送出制御部
15 送受信部
20 受信部
21 符号化部
23 送出変換部
24 送出制御部
30 解析部
31 合成部
40 送受信部
42 送受信制御部
43 蓄積制御部
44 送出変換部
45 送出制御部
50 メモリー
51 更新保存部
55 受信処理部
56 判定・合成部
71 受信提示処理部
72 提示部
74 メモリー
75 受信処理部
76 受信変換部
77 蓄積制御部
78 比較・判定部
79 決定部
81 独自情報処理部
82 送出変換部
83 送出制御部
85 受信部
100 再送出装置
110,111,112 アンテナ
500 受信装置
530 制御部
550 端末情報取得部
560 入力処理部
701 放送受信部
702 通信受信部
703 変換部
704 再送出部
705 番組配信リスト合成部
706 番組配信リスト送出部
707 プログラム記憶部
708 受信プログラム送出部
709 視聴者情報受信部
710 視聴者情報記憶部
751 番組配信リスト受信部
752 構成情報記憶部
753 決定部
754 番組受信部
755 受信プログラム要求部
756 受信プログラム受信部
757 実行部
758 視聴者情報登録部
800 再送出システム
900 外部装置
Claims (10)
- 再送出装置と受信装置を含んで構成される再送出システムであって、
前記再送出装置は、
放送による番組を受信する放送受信部と、
前記放送受信部が受信した前記番組を再送信に適した形式に変換する変換部と、
前記変換部が変換した前記番組をマルチキャスト方式による通信で再送出する再送出部と、
番組の配信方法ごとに、番組を受信するための所在情報と、配信方法の種別を表す情報である種別情報とを含んだ番組配信リストを合成する番組配信リスト合成部と、
前記番組配信リストを送出する番組配信リスト送出部と、
を具備し、
前記受信装置は、
番組の配信方法ごとに、番組を受信するための所在情報と、配信方法の種別を表す情報である種別情報とを含んだ番組配信リストを受信する番組配信リスト受信部と、
特定の配信方法による配信を受信するための受信機能を有するか否かを表す構成情報を記憶する構成情報記憶部と、
前記番組配信リストに含まれる前記種別情報が表す配信方法と、前記構成情報が表す受信機能とに基づいて、前記番組配信リストから配信方法を決定する決定部と、
前記決定部が決定した配信方法により番組を受信する番組受信部と、
を具備する、
ことを特徴とする再送出システム。 - 放送による番組を受信する放送受信部と、
前記放送受信部が受信した前記番組を再送信に適した形式に変換する変換部と、
前記変換部が変換した前記番組をマルチキャスト方式による通信で再送出する再送出部と、
番組の配信方法ごとに、番組を受信するための所在情報と、配信方法の種別を表す情報である種別情報とを含んだ番組配信リストを合成する番組配信リスト合成部と、
前記番組配信リストを送出する番組配信リスト送出部と、
を具備することを特徴とする再送出装置。 - ユニキャスト方式による通信で番組を受信する通信受信部、
をさらに具備し、
前記変換部は、前記通信受信部が受信した前記番組をも再送信に適した形式に変換する、
ことを特徴とする請求項2に記載の再送出装置。 - 特定の配信方法による番組配信を受信するための受信プログラムを記憶するプログラム記憶部と、
受信装置からの要求に応じて前記プログラム記憶部から前記受信プログラムを読み出し、要求元である前記受信装置に対して送出する受信プログラム送出部と、
をさらに具備することを特徴とする請求項2または請求項3に記載の再送出装置。 - 前記受信プログラム送出部は、ローカルエリアネットワークにより前記受信プログラムを送出する、
ことを特徴とする請求項4に記載の再送出装置。 - 前記再送出部が再送出する前記番組を受信する受信装置から、前記番組の視聴者に関する情報である視聴者情報を受信する視聴者情報受信部と、
前記視聴者情報受信部が受信した前記視聴者情報を蓄積する視聴者情報記憶部と、
をさらに具備することを特徴とする請求項2から5までのいずれか一項に記載の再送出装置。 - 番組の配信方法ごとに、番組を受信するための所在情報と、配信方法の種別を表す情報である種別情報とを含んだ番組配信リストを受信する番組配信リスト受信部と、
特定の配信方法による配信を受信するための受信機能を有するか否かを表す構成情報を記憶する構成情報記憶部と、
前記番組配信リストに含まれる前記種別情報が表す配信方法と、前記構成情報が表す受信機能とに基づいて、前記番組配信リストから配信方法を決定する決定部と、
前記決定部が決定した配信方法により番組を受信する番組受信部と、
を具備することを特徴とする受信装置。 - 特定の配信方法による配信を受信するための受信プログラムを要求する受信プログラム要求部と、
前記受信プログラム要求部からの要求に対応して外部から送信される前記受信プログラムを受信する受信プログラム受信部と、
受信した前記受信プログラムを実行させる実行部と、
をさらに具備することを特徴とする請求項7に記載の受信装置。 - コンピューターを、
放送による番組を受信する放送受信部と、
前記放送受信部が受信した前記番組を再送信に適した形式に変換する変換部と、
前記変換部が変換した前記番組をマルチキャスト方式による通信で再送出する再送出部と、
番組の配信方法ごとに、番組を受信するための所在情報と、配信方法の種別を表す情報である種別情報とを含んだ番組配信リストを合成する番組配信リスト合成部と、
前記番組配信リストを送出する番組配信リスト送出部と、
を具備する再送出装置として機能させるためのプログラム。 - コンピューターを、
番組の配信方法ごとに、番組を受信するための所在情報と、配信方法の種別を表す情報である種別情報とを含んだ番組配信リストを受信する番組配信リスト受信部と、
特定の配信方法による配信を受信するための受信機能を有するか否かを表す構成情報を記憶する構成情報記憶部と、
前記番組配信リストに含まれる前記種別情報が表す配信方法と、前記構成情報が表す受信機能とに基づいて、前記番組配信リストから配信方法を決定する決定部と、
前記決定部が決定した配信方法により番組を受信する番組受信部と、
を具備する受信装置として機能させるためのプログラム。
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