JP6931850B2 - 繊維強化樹脂成形体 - Google Patents
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Description
繊維強化樹脂積層シートと、
前記繊維強化樹脂積層シートを構成する樹脂と親和性が高い樹脂または同一の樹脂にて構成された熱可塑性樹脂成形体と、
前記繊維強化樹脂積層シートを構成する樹脂と親和性が高い樹脂または同一の樹脂にて構成されるとともに、前記繊維強化樹脂積層シートと熱可塑性樹脂成形体との間に配置されてこれら繊維強化樹脂積層シートと熱可塑性樹脂成形体とを互いに接合させている熱可塑性樹脂層と、を有し、
繊維強化樹脂シートと熱可塑性樹脂層との間の第1の境界部の面積が、熱可塑性樹脂層と熱可塑性樹脂成形体との間の第2の境界部の面積より大きい、
ことを特徴とする。
繊維強化樹脂成形体を製造するに際し、
繊維強化樹脂シートと、前記繊維強化樹脂シートを構成する樹脂と親和性が高い樹脂または同一の樹脂にて構成された熱可塑性樹脂成形体とを成型用の型の内部に配置し、
前記成型用の型の内部における繊維強化術シートと熱可塑性樹脂成型体との間の空間に、前記繊維強化樹脂シートを構成する樹脂と親和性が高い樹脂または同一の樹脂を供給して熱可塑性樹脂層を形成することで、
この熱可塑性樹脂層によって、前記繊維強化樹脂シートと熱可塑性樹脂成形体とを互いに接合させ、
そのときに、繊維強化樹脂シートと熱可塑性樹脂層との間の第1の境界部の面積を、熱可塑性樹脂層と熱可塑性樹脂成形体との間の第2の境界部の面積より大きくする、
ことを特徴とする。
図1は本発明の実施の形態1の繊維強化樹脂成形体の一構成例の主要部を示す側断面図である。図1に示される繊維強化樹脂成形体の主要部は、繊維強化樹脂シートとしての繊維強化樹脂積層シート1と、熱可塑性樹脂成形体2とを、熱可塑性樹脂層3にて接合した構成である。繊維強化樹脂積層シート1は、ポリプロピレンを主成分とする樹脂シート1aと、芯鞘複合繊維を含む糸で構成されている織物層1bとを含む。織物層1bを構成する芯鞘複合繊維は、芯成分がポリプロピレンにて構成され、マトリックス樹脂である鞘成分が前記芯成分より低融点のポリオレフィン成分にて構成されている。樹脂シート1aと織物層1bとは、それぞれ適当数を積層することができる。図示の例では、樹脂シート1aと織物層1bとが交互に2層ずつ積層されている。
以下、本発明の実施の形態2について、図7を参照して、前述した実施の形態1と異なる点を主に説明する。図7は、本発明の実施の形態2における繊維強化樹脂成形体の一構成例の主要部を示す側断面図である。ここでは、繊維強化樹脂積層シート1と熱可塑性樹脂成形体2とを接合する役割を果たす熱可塑性樹脂層3が、繊維強化樹脂積層シート1の端部1eを覆うように一体化した構成となっている。
以下、本発明の実施の形態3について、図8を参照して、前述した実施の形態1と異なる点について主に説明する。図8は本発明の実施の形態3における繊維強化樹脂成形体の一構成例の主要部を示す側断面図である。ここでは、繊維強化樹脂積層シート1と熱可塑性樹脂成形体2とを接合する役割を果たす熱可塑性樹脂層3が、繊維強化樹脂積層シート1の端部1eを覆うとともに、この端部1eに連なるところの、繊維強化樹脂積層シート1における熱可塑性樹脂成形体2が配置している面とは反対側の面の少なくとも一部を覆った状態で、一体化した構成されている。
1a ポリプロピレンを主成分とする樹脂シート
1b 織物層
1e 端部
2 熱可塑性樹脂成形体
3 熱可塑性樹脂層
4 境界部
5 境界部
6 芯鞘複合繊維
7 マトリックス樹脂
10 可動側金型
10a キャビティ形成面
11 固定側金型
11a キャビティ形成面
11b キャビティ形成面
Claims (6)
- 繊維強化樹脂成形体であって、
繊維強化樹脂シートと、
前記繊維強化樹脂シートを構成する樹脂と親和性が高い樹脂または同一の樹脂にて構成された熱可塑性樹脂成形体と、
前記繊維強化樹脂シートを構成する樹脂と親和性が高い樹脂または同一の樹脂にて構成されるとともに、前記繊維強化樹脂シートと熱可塑性樹脂成形体との間に配置されてこれら繊維強化樹脂シートと熱可塑性樹脂成形体とを互いに接合させている熱可塑性樹脂層と、
を有し、
繊維強化樹脂シートと熱可塑性樹脂層との間の第1の境界部の面積が、熱可塑性樹脂層と熱可塑性樹脂成形体との間の第2の境界部の面積より大きい、
ことを特徴とする繊維強化樹脂成形体。 - 繊維強化樹脂シートと熱可塑性樹脂層との間の第1の境界部と、熱可塑性樹脂層と熱可塑性樹脂成形体との間の第2の境界部とは、いずれも、境界部を構成する相互の樹脂どうしが溶融一体化していることを特徴とする請求項1記載の繊維強化樹脂成形体。
- 繊維強化樹脂シートの端面が熱可塑性樹脂層にて覆われていることを特徴とする請求項1または2記載の繊維強化樹脂成形体。
- 繊維強化樹脂シートの端面と、繊維強化樹脂シートにおける熱可塑性樹脂成形体が配置されている面とは反対側の面の少なくとも一部とが、熱可塑性樹脂層にて覆われていることを特徴とする請求項1から3までのいずれか1項記載の繊維強化樹脂成形体。
- 繊維強化樹脂シートはマトリックス樹脂と強化繊維とを含み、前記マトリックス樹脂は強化繊維よりも融点が低いことを特徴とする請求項1から4までのいずれか1項記載の繊維強化樹脂成形体。
- 繊維強化樹脂成形体を製造するに際し、
繊維強化樹脂シートと、前記繊維強化樹脂シートを構成する樹脂と親和性が高い樹脂または同一の樹脂にて構成された熱可塑性樹脂成形体とを成型用の型の内部に配置し、
前記成型用の型の内部における繊維強化術シートと熱可塑性樹脂成型体との間の空間に、前記繊維強化樹脂シートを構成する樹脂と親和性が高い樹脂または同一の樹脂を供給して熱可塑性樹脂層を形成することで、
この熱可塑性樹脂層によって、前記繊維強化樹脂シートと熱可塑性樹脂成形体とを互いに接合させ、
そのときに、繊維強化樹脂シートと熱可塑性樹脂層との間の第1の境界部の面積を、熱可塑性樹脂層と熱可塑性樹脂成形体との間の第2の境界部の面積より大きくする、
ことを特徴とする繊維強化樹脂成形体の製造方法。
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2018059114A JP6931850B2 (ja) | 2018-03-27 | 2018-03-27 | 繊維強化樹脂成形体 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2018059114A JP6931850B2 (ja) | 2018-03-27 | 2018-03-27 | 繊維強化樹脂成形体 |
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JP2019171575A JP2019171575A (ja) | 2019-10-10 |
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Family Applications (1)
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JP2018059114A Active JP6931850B2 (ja) | 2018-03-27 | 2018-03-27 | 繊維強化樹脂成形体 |
Country Status (1)
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-
2018
- 2018-03-27 JP JP2018059114A patent/JP6931850B2/ja active Active
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