JP6931283B2 - 外科手術用開創器具システム及びその使用方法 - Google Patents

外科手術用開創器具システム及びその使用方法 Download PDF

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Description

[優先権]
本出願は、2013年12月11日に出願された米国暫定特許出願第61/914,939号、「外科手術用開創器具システム及びその使用方法」の優先権を主張する。この出願の開示は、引用により本明細書に組み込まれている。
外科用開創器具システムは、例えば、開創、保持、あるいは組織の位置決めが有益であるある種の医療手順に使用することができる。ある型の外科用開創器具システムは、頭部及び/又は首部の手順におけるアプリケーションを有しているが、開創器具システムであるが、その他の手順にも使用することができる。開創器具システムは、その他の部品又は装置と共に使用することができ、いくつかの場合、開創器具システムをこのようなその他の部品又は装置に取り付けることができる。例えば、いくつかの場合、開創器具システムを手術台に取り付けることができる。その他、開創器具システムを輪(ハロ)又は頭蓋クランプといった、頭部固定装置に取り付けることができる。
様々な外科用開創器具システムが作られ、使用されているが、本発明の前に本明細書に述べるような発明をした者あるいはこれを使用した者はいなかったと考えられる。
本発明は、添付図面とともに以下の実施例の記載からより良く理解される。同じ符号は同じ要素を表す。
図1は、頭部固定システムに連結した例示的な外科手術用開創器具システムを示す斜視図である。 図2は、図1に示す組み合わせた外科手術用開創器具システムと頭部固定システムの別の斜視図である。 図3は、図1に示す外科手術用開創器具システムの第1の支持アッセンブリの斜視図である。 図4Aは、図1に示す外科手術用開創器具システムの第1連結アッセンブリを示す斜視図であり、これは、図1に示す頭部固定システムのアームに、図3に示す第1の支持アッセンブリを連結するように作動する。 図4Bは、図1に示す外科手術用開創器具システムのもう一つの例示的な第1連結アッセンブリを示す斜視図であり、これは、図1に示す頭部固定システムのアームに、図3に示す第1の支持アッセンブリを連結するように作動する。 図5は、図3に示す第1支持アッセンブリと、図4に示す第1連結アッセンブリと、図1に示す頭部固定システムのアームとの詳細な斜視図である。 図6は、図3に示す第1支持アッセンブリのオーバル部材を、図3に示す第1支持アッセンブリのロッドに連結するように作動する、第2連結アッセンブリを示す図である。 図7Aは、図6に示す第2連結アッセンブリの斜視図である。 図7Bは、別の例示的な第2連結アッセンブリの一部を示す斜視図である。 図7Cは、別の例示的な第2連結アッセンブリの斜視図である。 図8は、図1に示す外科手術用開創器具システムの第2連結アッセンブリの斜視図である。 図9は、例えば開創器具アームといったアクセサリを、図8に示す第2連結アッセンブリのオーバル部材に連結するよう機能する第3連結アッセンブリの斜視図である。 図10は、図9に示す第3連結アッセンブリと、開創器具アームの斜視図である。 図11A及び図11Bは、図9に示す第3連結アッセンブリを、破線で示すオーバル形状部材とともに示す側面図である。
図面は、限定を意図するものではなく、本発明の様々な実施例を、必ずしも図面に記載されていないものも含めて、その他の様々な方法で実行できる。明細書に組み込まれ、明細書の一部を形成している添付図面は、本発明のいくつかの態様を記載しており、発明の説明とともに、本発明の原理を説明するためのものである。しかしながら、本発明は、図に示す詳細な構成に限定されるものではない。
本発明の実施例の以下の説明は、本発明の範囲を限定するよう使用すべきではない。その他の実施例、特徴、態様、実施態様、及び発明の利点は、以下の説明から当業者に明らかになるであろう。本発明は、発明から離れることなく、その他の異なる明らかな態様が可能である。したがって、図面と記載は、説明のためのものであり、限定するものではない。
I.例示的外科用開創器具システム
図1及び2は、頭部固定システム又は頭蓋骨クランプの形の安定化装置(100)に取り付けた、例示的な外科用開創器具システム(10)を示す図である。外科用開創器具システム(10)は、第1支持アッセンブリ(200)と、第2支持アッセンブリ(300)を具える。頭蓋骨クランプ(100)は、第1アーム(160)と、第2アーム(180)を具え、これらは各々ほぼ垂直な部分(162、182)と、ほぼ水平な部分(164、184)を具える。垂直部分(162、182)は、各々、中に溝又はスロット(163A、163B、183A、183B)を有するレールを具えており、このレールは、垂直部分(162、182)の対向する側部に、それぞれ形成されている。第1支持アッセンブリ(200)は、選択的に、第1アーム(160)の垂直部分(162)のレールに、連結アッセンブリ(210)を介して、連結されている。以下により詳細に説明するように、連結アッセンブリ(210)は、縦方向に摺動可能である、あるいは、レールに沿って移動可能であり、第1支持アッセンブリの(200)の位置を頭蓋骨クランプ(100)に対して変更することができる。第2の支持アッセンブリ(300)は、選択的に、第2アーム(180)の垂直部分(182)のレールに、連結アッセンブリ(310)を介して連結されている。以下により詳細に説明するように、連結アッセンブリ(310)は、縦方向に摺動可能であり、あるいは、レールに沿って移動可能であり、第2支持アッセンブリ(300)の部分が、頭蓋骨クランプ(100)に対して変更可能である。いくつかのその他のバージョンでは、連結アッセンブリ(210、310)は、頭蓋骨クランプ(100)に代えて、例えば、手術台などのその他の装置に連結できる。外科手術用開創器具システム(10)を連結アッセンブリ(210、310)を介して連結できるその他の装置は、本明細書の教示にかんがみて、当業者には自明である。
頭蓋骨クランプ(100)に関しては、第2アーム(180)の水平部分(184)は、下方に位置する、あるいは患者の頭が位置するところから離れて位置する複数の歯(186)を具える。第1アーム(160)の水平部分(164)は、第2アーム(180)の水平部分(184)を受けるように構成された水平スロット(166)を具え、アーム(160、180)が互いに摺動可能であり、アーム(160、180)の互いに対する相対位置が変化する。アーム(160、180)の所望のアラインメントを達成するために、アームを組み立てて頭蓋骨クランプ(100)を形成するときに、一対の立ち上がったガイド(図示せず)が第1アーム(160)の各内側面から延在しており、第2アーム(180)の水平部分(184)の各外側面に形成された一対の対応する埋め込みスロット(188A、188B)と係合する。係止装置(図示せず)が、第2アーム(180)の歯(186)と係合して、アーム(160、180)を互いに選択された係止態様で係合するよう機能する。2014年5月15日に公開された米国特許公開第2014/0135765号“Skull Clamp Opening Apparatus and Method”が、このような係止装置を開示している。この開示は、引用によって本明細書に組み込まれている。
図1及び2に示すように、各アームの垂直部分(162、182)の頂部は、ピンホルダーアッセンブリ(170、190)である。第2アーム(180)の上には、シングルピンホルダーアッセンブリ(190)があり、シングルピン(192)を保持している。第1アーム(160)上には、デュアルピンホルダアッセンブリ(170)があり、二本のピン(172A、172B)を保持している。ピン(172A、172B、192)は、患者の頭に係合して安定化を図る。頭蓋骨クランプ(100)は、また、第1アーム(160)の垂直部分(164)上に位置する取り付け構造(172)を具えている。本例では、取り付け構造(172)は、星形に構成されており、ここで、頭蓋骨クランプ(100)を、一またはそれ以上のアダプタを介して、例えば手術台といったその他の構造体に取り付けることができる。
A.第1の例示的支持アッセンブリ
図3に、外科手術用開創器具システム(10)の第1支持アッセンブリ(200)を示す。第1支持アッセンブリ(200)は、第1連結アッセンブリ(210)と、ロッド(202)と、第2連結アッセンブリ(250)と、第2ロッド又はオーバル形状部材(204)を具える。第1連結アッセンブリ(200)のロッド(202)は、頭蓋骨クランプ(100)の第1アーム(160)に、第1連結アッセンブリ(210)を介して連結されている。以下により詳細に説明するように、ロッド(202)は、第1アーム(160)の垂直部分(162)に対して複数軸を中心に回転可能であり、この複数軸に沿って移動可能である。さらに、第1支持アッセンブリ(200)のオーバル形状部材(204)は、第2連結アッセンブリ(250)を介して、ロッド(202)に連結されている。以下により詳細に説明するように、オーバル部材(204)は、第1支持アッセンブリ(200)のロッド(202)に対して、複数軸を中心に回転可能であり、この軸に対して移動可能である。
1.第1連結アッセンブリ
図3、4A、及び5は、例示的な第1連結アッセンブリ(210)を示す。第1連結アッセンブリ(210)は、第1部分(220)と第2部分(240)を具え、星形構造(212)を介してたがいに係合している。第1部分(220)と第2部分(240)は、したがって、星形構造(212)に直交する第1の軸(A1)の周りを互いに対して回転可能である。以下により詳細に説明するように、連結アッセンブリ(210)の第1部分(220)は、第1アーム(160)の垂直部分(162)に連結されており、連結アッセンブリ(210)の第2部分(240)は、ロッド(202)に連結されている。したがって、星形構造(212)は、回転軸である第1の軸(A1)に対してロッド(202)を回転可能にしている。
連結アッセンブリ(210)の第1部分(220)は、本体(221)と弾性部材(234)を具える。図5に最もよく見られるように、本体(221)は、筒状部材(222)と把持部材(223)を具える。筒状部材(222)は、把持部材(223)から延在している。以下により詳細に説明するように、弾性部材(234)は、本体(221)の筒状部材(222)を摺動可能かつ回転可能に受けるように構成されている。把持部材(223)は、垂直部分(162)のレールに係合するように構成された一対のあご部(224A、224B)を具えている。把持部材(223)は、把持部材(223)を通って部分的に延在するチャネル(225)を提供しており、あご部(227)を摺動可能に受けるように構成されている。あご部(227)は、チャネル(225)内をチャネル(225)によって規定される軸に沿って直線的に移動できる。あご部(227)は、頭蓋骨クランプ(100)の垂直部分(162)のレールに係合するように構成されている。したがって、あご部(227)と一対のあご部(224A、224B)は、頭蓋骨クランプ(100)の第1アーム(160)の垂直部分(162)のレールに連結するように構成されている。もちろん、その他のバージョンでも、把持部材(223)は、頭蓋骨クランプ(100)といった頭蓋骨クランプ以外のその他の構造体及び装置を把持することができる。例えば、このようなその他の構造体及び装置としては、とりわけ手術台がある。把持部材(223)を連結できるその他の構造体や装置は、本明細書の教示に鑑みて、当業者には自明である。
あご部(227)は、貫通するボアを有する筒状部材(228)を具える。ボアの内側面には、複数のスレッドが設けられている。上述したとおり、チャネル(225)は、把持部材(223)を部分的にのみ通っている。把持部材(223)は、把持部材(223)の残りの部分を通るボアを具えており、チャネル(225)とボアが、把持部材(223)を貫通する経路を規定している。本体(221)は、ねじ部材(230)を具えており、この経路内に回転可能に配置されている。ねじ部材(230)は、パドル部材(232)に近い端部近傍に筒状突出部を具えており、この筒状突出部がボア(226)を通っている。筒状突出部は、筒状突出部とパドル部材(232)を通って延在するピン(239)を介してパドル部材(232)に固定されており、ユーザがパドル部材(232)を介してねじ部材(230)を回転させることができる。ねじ部材(230)の外側面には、複数のスレッドが設けられている。あご部(227)の複数のスレッドは、ねじ部材(230)の複数のスレッドと対になってこれを受けるように構成されている。上述したとおり、チャネル(225)は、あご部(227)を摺動可能に受けるように構成されている。しかしながら、あご部(227)は、チャネル(225)内で回転できない。したがって、ねじ部材(230)の回転が、あご部(227)をチャネル(225)内でスライドさせるように構成されており、これによって、あご部(227)とあご部対(224A、224B)が選択的に、頭蓋骨クランプ(100)の垂直部分(162)のレールと係合する、あるいは、係合が外れる。あご部(227)とあご部対(224A、224B)を緩めて、第1クランプアッセンブリ(210)(及び、それに続いて第1支持アッセンブリ(200))を縦方向に移動させ、頭蓋骨クランプ(100)の第1アーム(160)の垂直部分(162)に対して移動させることができる。図5に最もよく示されているように、部材(233)はねじ部材(230)の端部に固定されており、これによって、あご部(227)がチャネル(225)内をねじ部材(230)に沿って摺動できる量を制限している。さらに、ワッシャ部材(211)がパドル部材(232)と把持部材(223)の外側面の間に配置されており、パドル部材(232)とねじ部材(230)が容易に回転するようにしている。
弾性部材(234)は、ほぼU字形状である。弾性部材(234)は、一対のフランジ(235、236)を具えており、このフランジ間に円形ボア(237)を規定している。フランジ(235、236)の間の円形ボア(237)の頂部内にはスロット(238)が規定されており、フランジ(235、236)が互いに近づいたり互いから離れるよう移動できる。弾性部材(234)の円形ボア(237)は、本体(221)の筒状部材(222)を摺動可能かつ回転可能に受けるように構成されている。以下により詳細に説明するように、第2部分(240)のねじ部材(247)は、フランジ(235、236)を互いに近づいたり互いから離れるよう移動させるように構成されており、これによって、筒状部材(222)の周りを圧縮したり、あるいは緩めたりすることができる。筒状部材(222)と弾性部材(234)間の連結の特性によって、ロッド(202)(および、それに続いて第1支持アッセンブリ(200))が第1アーム(160)に近づいたり、これから離れるように移動できるようにするとともに、筒状部材(222)によって規定される第2の軸(A2)の周りを回転できるようにしている。
図4Bを参照すると、代替の例示的第1連結アッセンブリ(1210)が示されており、これは、第1連結アッセンブリ(210)に代えて、あるいはこれに加えて使用することができる。第1連結アッセンブリ(1210)の多くの特徴は第1連結アッセンブリ(210)のものと同じであるか、同様である。しかしながら、一つ異なるのは、第1連結アッセンブリ(210)の筒状部材(222)が、第1連結アッセンブリ(1210)では星形構造(1222)に置き換えられていることである。したがって、第1連結アッセンブリ(210)の弾性部材(234)は、第1連結アッセンブリ(1210)ではアダプタ(1234)で置き換えられている。アダプタ(1234)は星形構造(1235)を具えており、これが星形構造(1222)と選択的に係合して、アダプタ(1234)を第1連結アッセンブリ(1210)の本体(1221)と選択的に係合するように構成されている。さらに、アダプタ(1234)は、第1連結アッセンブリ(210)の弾性部材(241)と同様の弾性部材(1241)の星形構造(1212B)に選択的に係合するように構成された星形構造(1212A)を具えている。第1連結アッセンブリ(210)と第1連結アッセンブリ(1210)間のもう一つの違いは、第1連結アッセンブリ(1210)が、第1連結アッセンブリ(1210)の本体(1221)にその他の装置を連結するのに使用できるレール部分(1200)を具えていることである。
図4Aを参照すると、弾性部材(234)の円形ボア(237)には、弾性部材(241)のボア(244)について図4Aに示すものと同様に、円形ボア(237)の内部周辺を取り囲んで、これを規定する複数の非接触面(291)と接触面(292)とが交互に設けられている。いくつかの場合、接触面(292)はリッジと考えられ、一方、非接触面(291)はスペーサと考えることができる。図に示すバージョンにあるように、非接触面(291)と接触面(292)は、アーチ形又は湾曲面であり、異なる角度に凹んでいる。例えば、非接触面(291)は、接触面(292)に比べてより大きな角度で湾曲している。いくつかのバージョンでは、接触面(292)の湾曲の角度が、筒状部材(222)のアーチ形外側面に合致するように構成されている。更なるバージョンでは、接触面(292)が湾曲せずにストレートである。さらに、いくつかのバージョンでは、面(291、292)が同じ構成であってもよい。換言すると、湾曲度が同じであるか、あるいは両方とも湾曲しておらずストレートであってもよい。その他のバージョンでは、弾性部材(234)の円形ボア(237)が、例えば、例示的な弾性部材(1280)がある図7Bに示すものと同様に、単一の連続面を具えるのみであってもよい。さらに別のバージョンでは、弾性部材(234)の円形ボア(237)の非接触面(291)と接触面(292)が、例えば、例示的な弾性部材(2260、2280)がある図7Cに示すものと同様に、軸A2に平行ではなく、軸A2に対して直交する方向にあってもよい。図4Aに示すバージョンでは、円形ボア(237)が約8個の接触面(292)を具えている。別のバージョンでは、接触面(292)と非接触面(291)の数とサイズが、筒状部材(222)との接触がより小さいあるいはより大きくなって、筒状部材(222)との接触がより多くあるいはより少なく生じるようにしてもよい。例えば、いくつかのバージョンでは、円形ボア(237)の湾曲部分内に最大で2つの接触面(292)がある。更なるバージョンでは、円形ボア(237)の湾曲部分内に最大で3つの接触面(292)がある。更なるバージョンでは、円形ボア(237)の湾曲部分内に奇数の接触面(292)がある。
図4A及び5を参照すると、第1連結アッセンブリ(210)の第2部分(240)は、弾性部材(241)を具える。弾性部材(241)は、ほぼU字形状である。弾性部材(241)は、一対のフランジ(242,243)を具えており、その間に円形ボア(244)を規定している。円形ボア(244)の頂部内でフランジ(242,243)間にスロット(245)が規定されており、フランジ(242,243)が互いに近づいたり離れたりして移動できる。弾性部材(241)の円形ボア(244)は、第1支持アッセンブリ(200)のロッド(202)を摺動可能かつ回転可能に受けるように構成されている。以下により詳細に説明するように、第2部分(240)のねじ部材(247)の回転によって、フランジ(242,243)を互いに近づいたり互いから離れるよう移動させるように構成されており、これによって、ロッド(202)の周りを圧縮したり緩めたりする。ロッド(202)と弾性部材(241)との連結の特性により、ロッド(202)(および続く第1支持アッセンブリ(200))が第1支持アッセンブリ(210)と第1アーム(160)に対して垂直に移動し、さらに、ボア(244)と同様に、ロッド(202)によって規定される第3軸(A3)の周りを回転する。
弾性部材(241)の円形ボア(244)は、上述した弾性部材(234)の円形ボア(237)と同じ構成を有する。より詳細には、弾性部材(241)の円形ボア(244)は、円形ボア(244)の内周面を取り囲んでこれを規定している複数の非接触面(291)と接触面(292)を交互に具えている。いくつかの場合、接触面(292)はリッジと考えられ、非接触面(291)はスペーサと考えられる。図に示すバージョンにあるように、非接触面(291)と接触面(292)はアーチ形又は局面であり、異なる角度に凹んでいる。例えば、非接触面(291)は、接触面(292)に比べてより大きな角度で湾曲している。いくつかのバージョンでは、接触面(292)の湾曲の角度が、ロッド(202)のアーチ形外側面に合致するように構成されている。更なるバージョンでは、接触面(292)が湾曲がなくストレートである。さらに、いくつかのバージョンでは、面(291、292)が同じ構成であってもよい。換言すると、湾曲度が同じであるか、あるいは両方とも湾曲しておらず、ストレートであってもよい。その他のバージョンでは、弾性部材(241)の円形ボア(244)が、例えば、例示的な弾性部材(1280)がある図7Bに示すものと同様に、単一の連続面を具えるのみであってもよい。さらに別のバージョンでは、弾性部材(241)の円形ボア(244)の非接触面(291)と接触面(292)が、例えば、例示的な弾性部材(2260、2280)がある図7Cに示すものと同様に、軸A3に平行ではなく、軸A3に対して直交する方向にあってもよい。図4Aに示すバージョンでは、円形ボア(244)が約8個の接触面(292)を具えている。別のバージョンでは、接触面(292)と非接触面(291)の数とサイズが、より小さいあるいはより大きくなって、ロッド(202)との接触がより多くあるいはより少なく生じるとともに、ロッド(202)との接触面積がより大きくあるいはより小さくなるようにしてもよい。例えば、いくつかのバージョンでは、円形ボア(244)の湾曲部分内に最大で2つの接触面(292)がある。更なるバージョンでは、円形ボア(244)の湾曲部分内に最大で3つの接触面(292)がある。更なるバージョンでは、円形ボア(244)の湾曲部分内に奇数の接触面(292)がある。
図4Aに最もよく示すように、弾性部材(234)のフランジ(236)の外側面には、第1の星形構造(212A)があり、弾性部材(241)のフランジ(243)の外側面には、第2の星形構造(212B)がある。第1の星形構造(212A)と第2の星形構造(212B)とで星形構造(212)を形成している。以下により詳細に説明するように、第2部分(240)のねじ部材(247)の回転が、第1の構造(212A)と第2の星形構造(212B)を互いに係合させ、及び/又は、その係合を外すように構成されている。係合時には、弾性部材(234、241)が互いに連結されて、それらの相対位置が固定あるいは係止される。
弾性部材(234、241)の各フランジ(235、236、242、243)は、それぞれ、各フランジ(235、236、242、243)を貫通する開口を具える。各フランジ(235、236、242、243)の各開口は、第1軸(A1)に沿って整列している。弾性部材(234)のフランジ(236)の外側面と、弾性部材(241)のフランジ(243)の外側面との間にばね(図示せず)が配置されており、これによって、弾性部材(234)と弾性部材(241)を互いから離れるように駆動する。第2部分(240)のねじ部材(247)は、ねじ部材(247)の第1端部にねじ領域(248)を具える。このねじ領域(248)の外側面には、複数のスレッドが設けられている。弾性部材(234)のフランジ(235)の内側面には、複数のスレッドが設けられている。ねじ部材(247)は、弾性部材(234、241)の各フランジ(235、236、242、243)の各開口を貫通するように構成されており、ねじ部材(247)のねじ領域(248)の複数のスレッドが弾性部材(234)のフランジ(235)の開口の複数のスレッドに係合する。ねじ部材(247)の第2端部は、ねじ部材(247)の端部を通って延在するピン(216)を介してパドル部材(215)に固定されており、ユーザは、パドル部材(215)を介してねじ部材(247)を回転させる。パドル部材(215)は、弾性部材(241)のフランジ(242)の開口を通過できないサイズである。従って、ねじ部材(247)の第1軸(A1)の周りの回転が、(a)弾性部材(234)のフランジ(235、236)を、互いに向けてあるいは互いから離れて移動させて、筒状部材(222)に選択的に、クランプ、係止、あるいは固定する;(b)弾性部材(241)のフランジ(242、243)を互いから離れて移動させて、ロッド(202)に選択的に、クランプ、係止、あるいは固定する;及び(c)弾性部材(234)のフランジ(236)の第1星形構造(212A)と弾性部材(241)のフランジ(243)の第2星形構造(212B)を係合させる、あるいはその係合を外す;ように、構成されている。さらに、パドル部材(215)と弾性部材(241)のフランジ(242)の外側面との間に、ワッシャ部材(213)を配置して、パドル部材(215)とねじ部材(247)の回転を容易にしている。
上述した通り、とりわけ、連結アッセンブリ(210)によって、第1支持アッセンブリ(200)のロッド(202)とオーバル形状部材(204)が、第1軸(A1)、第2軸(A2)、及び第3軸(A3)の周りを回転し;第2軸(A2)と第3軸(A3)に沿って縦方向にスライドし;頭蓋骨クランプ(100)の第1アーム(160)の垂直部分(162)に対して垂直方向及び水平方向に摺動する。
2.第2連結アッセンブリ
図6及び7Aは、第2連結アッセンブリ(250)を示す。第2連結アッセンブリ(250)は、星形構造(252)を介して互いに係合する一対の弾性部材(260、280)を具える。弾性部材(260)と弾性部材(280)は、したがって、互いに対して星形構造(252)に垂直な第4軸(A4)の周りを回転可能である。以下により詳細に説明するように、連結アッセンブリ(250)の弾性部材(260)は、ロッド(202)に摺動可能かつ回転可能に連結されており、一方、連結アッセンブリ(250)の弾性部材(280)は、オーバル形状部材(204)に摺動可能かつ回転可能に連結されている。したがって、連結アッセンブリ(250)の星形構造(252)によって、オーバル形状部材(204)を、連結アッセンブリ(250)で規定される第4軸(A4)の周りを回転させることができる。
弾性部材(260)は、ほぼU字形状である。弾性部材(260)は一対のフランジ(261、262)を具え、その間に円形ボア(263)を規定している。スロット(264)は、フランジ(261、262)の間の円形ボア(263)の頂部内に規定されており、フランジ(261、262)が互いに近づいたり互いから離れるよう移動できる。弾性部材(260)の円形ボア(263)は、第1支持アッセンブリ(200)のロッド(202)を摺動可能かつ回転可能に受けるように構成されている。以下により詳細に説明するように、ねじ部材(256)の回転が、フランジ(261、262)を互いに近づいたり互いから離れるよう移動させて、ロッド(202)を圧縮したり緩めたりする。ロッド(202)と弾性部材(260)との連結特性によって、連結アッセンブリ(250)がロッド(202)に対して垂直方向に移動し、さらに、上述した通り、ロッド(202)で規定されている第3軸(A3)の周りを回転する。以下により詳細に説明するように、オーバル形状部材(204)が連結アッセンブリ(250)に連結されているため、オーバル形状部材(204)がロッド(202)に対して垂直に移動して、ロッド(202)の周りを回転する。
弾性部材(260)の円形ボア(263)は、弾性部材(234)の円形ボア(237)について上述した構成と同じ構成を具えている。特に、弾性部材(260)の円形ボア(263)は、複数の非接触面(291)と接触面(292)を交互に具えており、これらの面が円形ボア(263)の内側周辺を囲んでこれを規定している。いくつかの場合、接触面(292)はリッジとして、非接触面(291)はスペーサと考えられる。図に示すように、非接触面(291)と接触面(292)は、アーチ形状又は湾曲面であり、異なる角度に凹んでいる。例えば、非接触面(291)は、接触面(292)に比べて曲がりの度合いがより大きい。いくつかのバージョンでは、接触面(292)の湾曲度は、ロッド(202)のアーチ型が側面に合致するように構成されている。さらなる他のバージョンでは、接触面(292)は曲面がなくストレートであってもよい。さらに、いくつかのバージョンでは、面(291、292)が同じ形状を有していてもよい。換言すると、湾曲度が同じである、あるいは、両方とも湾曲面がなく、ストレートであってもよい。その他のバージョンでは、例えば、例示的弾性部材(1280)を有する図7Bに示すものと同様に、弾性部材(260)の円形ボア(263)が、単一の連続した湾曲面を具えていてもよい。更なるバージョンでは、弾性部材(260)の円形ボア(263)の非接触面(291)と接触面(292)が、図6に示すような軸A3に平行ではなく、むしろ、図7Cに弾性部材(2260、2280)とともに示すものと同様に、軸A3に直交する方向にあってもよい。図に示すバージョンでは、円形ボア(263)が、約8個の接触面(292)を具える。その他のバージョンでは、接触面(292)と非接触面(291)の数とサイズは、より小さいまたは大きくて、より多くのあるいはより少なくロッドと接触するようにしてもよく、あるいは、ロッド(202)の接触面がより大きいあるいは小さくてもよい。例えば、いくつかのバージョンでは、円形ボア(263)の曲面部内に最大で二つの接触面(292)がある。さらにほかのバージョンでは、円形ボア(263)の湾曲面部内に最大で三つの接触面(292)がある。さらに別のバージョンでは、円形ボア(263)の曲面部内に奇数の接触面(292)がある。
図6に示すように、オーバル形状部材(204)の第1端部は、筒状部材又はアダプタ(205)と連結されており、オーバル形状部材(204)が筒状部材(205)から、筒状部材(205)または弾性部材(280)のボア(283)で規定される第5軸(A5)に対して斜角を成して延在している。オーバル形状部材(204)の第2端部は、キャップ(206)によって閉鎖されている。これは、図6にオーバル形状部材(204)から分解して示されており、本例では、オーバル形状部材(204)が中空の硬質構造である。オーバル形状部材(204)は、各側部において、ストレート部分を有するオーバル断面を具える。この断面のストレート部分は、オーバル形状部材(204)内に円滑なフラット面(295、296)を規定している。以下により詳細に説明するように、オーバル形状部材(204)は、それに選択的に連結されたアクセサリを有していてもよい。さらに、オーバル形状部材(204)は、医療手順を行う間に外科医又はその他の医療従事者が一方又は両方の腕を置くための、人間工学的支持レストを提供するあるいはそのように作用するよう構成されている。オーバル形状部材(204)は、また、医療手順を行う間に外科医又はその他の医療従事者が一方又は両方の手又は腕を安定させるための人間工学的構造を提供するあるいはそのように作用するように構成されている。本例では、オーバル形状部材(204)の非円形断面形状が、腕/手、サポート/レストとして使用する際により大きな面積に圧力を分散している。これによって、オーバル形状部材(204)が、例えば、人の腕/手の重さをより大きな表面積に分散しないことによって圧力点を作るあるいは圧力点を有する円形断面プロファイル又はその他のプロファイルを伴う構造に比べて、サポート/レストとしてより人間工学的になり、より快適なものになる。本例は、曲面あるいはオーバル形状プロファイルを用いて細長くした形状を有する支持構造又は支持レストについて述べているが、その他の非円形形状を使用することができる。その他のこのような形状には、限定するものではないが、卵型プロファイルを有する曲がった細長部材、涙形状プロファイル、角が丸い矩形プロファイル、あるいは角が丸い正方形プロファイルがある。
図に示すバージョンでは、オーバル形状部材(204)が湾曲しているか、あるいはアーチ形状である。図1に示す本例では、オーバル形状部材(204、304)が湾曲しており、両部材共に、頭部外科手術又は医療手順の視野になるものから離れる方向に湾曲している。特に、オーバル形状部材(204)は、頭蓋骨クランプ(100)の同じ側に、頭蓋骨クランプ(100)を例えば、手術台に連結するテーブルアダプタに取り付けるように構成した、取り付け構造(172)として配置されている。この配置によれば、患者の頭部が頭蓋骨クランプ(100)内に配置され、患者の身体は取り付け構造(172)が対向する方向の反対方向に延在することになる。参照を容易にするために、患者は遠位方向に延在しており、この反対方向は近位方向である。図に示すように、オーバル形状部材(204)は、近位方向に湾曲しており、したがって、外科医の視野あるいは手順を行う部位を邪魔することがない。オーバル形状部材(304)は、オーバル形状部材(204)に対向する側に位置しており、さらに、遠位方向に湾曲しているので、これも、外科医の視野あるいは手順を行う部位を邪魔することがない。このように、いくつかのバージョンでは、二つのオーバル形状部材(204、304)は逆に又は反対方向に湾曲している。さらに、オーバル装置に連結する際の二つのオーバル形状部材(204、304)の各湾曲部が、オーバル形状部材(204、304)下方の視野に位置する患者の頭の外郭に沿うように湾曲している。
図1に示すように一の例示的構成では、一またはそれ以上のアクセサリ(306)の取り付けの一つのオーバル形状部材(304)を使用している。これは、図に示す本例では、ツール(309)あるいはブレードが連結されたフレキシブルアーム(308)として示されている。フレキシブルアーム(308)とツール(309)又はブレードは、引っ張りアームとしても考えられ、そのように呼ぶことができる。次いで、図1をさらに参照すると、第2のオーバル形状部材(204)が使用されており、これは、医療従事者の一またはそれ以上の腕又は手の支持レスト又は、安定レスト、又は固定レストを提供するように構成されている。本明細書の教示からは、オーバル形状部材(204、304)のその他の構成及び使用は、当業者に自明である。例えば、オーバル形状部材(204、304)の湾曲方向は、オーバル形状部材(204、304)とそれに連結された筒状部材(205、305)を回転することで変えることができる。さらに、いくつかのバージョンでは、一のオーバル形状部材を、それに取り付ける皮膚ホックを有するもう一つのオーバル形状部材とともに、手レストとして用いることができる。さらに、いくつかのバージョンでは、2又はそれ以上のオーバル形状部材(204、304)を、一本のロッド(202、302)に取り付けることもできる。
弾性部材(280)はほぼU字形状をしている。弾性部材(280)は、一対のフランジ(281、282)を具えており、これらのフランジの間に円形ボア(283)を規定している。スロット(284)が、円形ボア(283)の頂部内でフランジ(281、282)の間に規定されており、フランジ(281、282)が互いに近づいたり互いから離れるよう移動できる。弾性部材(280)の円形ボア(283)は、オーバル形状部材(204)に連結された筒状部材(205)を摺動可能かつ回転可能に受けるように構成されている。以下により詳細に説明するように、ねじ部材(256)の回転によって、フランジ(281、282)が互いに近づいたり互いから離れるよう移動させるように構成されており、これによって、筒状部材(205)を圧縮したり緩めたりする。筒状部材(205)と弾性部材(280)間の連結の特性によって、オーバル形状部材(204)が第5軸(A5)に沿って縦方向に動き、さらに、第5軸(A5)の周りを回転できる。
弾性部材(280)の円形ボア(283)は、弾性部材(234)の円形ボア(237)に関して上述したものと同様の構成を具える。特に、弾性部材(280)の円形ボア(283)は、複数の非接触面(291)と接触面(292)を交互に具えており、これが、円形ボア(283)の内側周囲を囲んでおり、これを規定している。いくつかの場合、接触面(292)はリッジと考えられ、非接触面(291)はスペーサと考えられる。図に示すバージョンでは、非接触面(291)と接触面(292)がアーチ形状あるいは湾曲した面であり、異なる角度で凹んでいる。例えば、非接触面(291)は、接触面(292)に比較してより大きな角度で湾曲している。いくつかのバージョンでは、接触面(292)の湾曲度は、筒状部材(205)のアーチ形外側面と合致するように構成されている。さらに別のバージョンでは、接触面(292)が、湾曲が全くないストレートな面であってもよい。さらに、いくつかのバージョンでは、面(291、292)が同じ構成を有していてもよい。換言すると、同じ度合いの湾曲度、あるいは双方とも湾曲がなくストレートであってもよい。その他のバージョンでは、弾性部材(280)の円形ボア(283)が、例えば図7Bに示すものと同様に、例示的な弾性部材(1280)を伴う単一の湾曲面を有しているだけである。さらに別のバージョンでは、円形ボア(263)の非接触面(291)と接触面(292)が、図7Aに示すように、軸A5と平行ではなく軸A5に直交する方向にあって、これは、例えば、図7Cに示す例示的弾性部材(2260、2280)を伴うものと同様である。図に示すバージョンでは、円形ボア(283)が約8個の接触面(292)を具える。別のバージョンでは、接触面(292)と非接触面(291)の数及びサイズがより大きく、筒状部材(205)とのより多くの又はより少ない接触を提供し、筒状部材(205)との接触面積をより大きく、又はより小さくする。例えば、いくつかのバージョンでは、円形ボア(283)の湾曲部分内に最大で二つの接触面(292)がある。更なるバージョンでは、円形ボア(283)の湾曲部分内に最大で3つの接触面(292)がある。さらに別のバージョンでは、円形ボア(283)の湾曲部分内に奇数の接触面(292)がある。
図6に最もよくみられるように、弾性部材(260)のフランジ(262)の外側面に、第1の星形構造があり、弾性部材(280)のフランジ(281)の外側面に第2の星形構造(252)がある。以下により詳細に説明するように、ねじ部材(256)の回転によって、第1の星形構造と第2の星形構造が互いに係合する又は係合が外れるように構成されている。
弾性部材(260、280)の各フランジ(261、262、281、282)は、各フランジ(261、262、281、282)を貫通する開口を有する。各フランジ(261、262、281、282)の各開口は、第4軸(A4)に沿って整列している。ばね(図示せず)が、弾性部材(260)のフランジ(261)の外側面と、弾性部材(280)のフランジ(281)の外側面との間に配置されており、これによって、弾性部材(260)と弾性部材(280)を互いに離れる方向に駆動している。第2部分(240)のねじ部材(256)は、ねじ部材(256)の第1端部にねじ領域(257)を具える。ねじ領域(257)の外側面には、複数のねじが設けられている。弾性部材(260)のフランジ(261)の開口内側面には、複数のねじが設けられている。ねじ部材(256)は、弾性部材(260、280)の各フランジ(261、262、281、282)の各開口を貫通するように構成されており、ねじ部材(256)のねじ領域(257)の複数のねじが、弾性部材(260)のフランジ(261)の開口の複数のねじに合致して係合する。ねじ部材(256)の第2端部は、ねじ部材(256)とパドル部材(258)を通って延在するピン(259)を介してパドル部材(258)に固定されており、ユーザは、ねじ部材(256)をパドル部材(258)を介して回転させることができる。パドル部材(258)は、弾性部材(280)のフランジ(282)の開口を通過できないサイズである。したがって、第4軸(A4)の周りのねじ部材(256)の回転が、(a)弾性部材(260)のフランジ(261、262)を互いに対してあるいは互いから離れるよう移動させて、ロッド(202)に選択的にクランプ、係止、あるいは固定させる;(b)弾性部材(280)のフランジ(281、282)を互いに対してあるいは互いから離れるよう移動させて、ロッド(205)に選択的にクランプ、係止、あるいは固定させる;及び(c)弾性部材(260)のフランジ(262)の第1星形構造と弾性部材(280)のフランジ(281)の第2星形構造を係合させる又は係合を解除する;ように構成されている。さらに、パドル部材(258)と弾性部材(280)のフランジ(282)の外側面との間にワッシャ部材(255)が配置されており、パドル部材(258)とねじ部材(256)の回転を容易にしている。
第2連結アッセンブリ(250)によって、第1支持アッセンブリ(200)のオーバル形状部材(204)が第3軸(A3)と、第5軸(A5)の周りを回転し、第5軸(A5)に沿って長手方向に摺動し、第3軸(A3)に沿って垂直方向に摺動する。
図7A、7B、及び7Cを参照すると、例示的な弾性部材(260、280、1280、2260、2280)が示されている。これらの弾性部材は、各弾性部材の各円形ボア用の代替の内側面を示している。例えば、弾性部材(260、280)は、非接触面(291)と接触面(292)が交互に設けられている内側面を有する円形ボア(263、283)を具え、これらの面は、各円形ボアを通って延在する軸に平行な方向にある。弾性部材(2260、2280)は、接触面(2291)と接触面(2292)が交互に設けられている内側面を有する円形ボア(2263、2283)を示しており、これらの面は、各円形ボアを通って延在する軸に対して直交する方向にある。弾性部材(1280)は、連続接触面(1292)を有する円形ボア(1283)を示している。引っ張りシステム(10)の様々なバージョンでは、記載した弾性部材のいずれも、図7A−7Cに示す構造のいずれかを有するよう構成するあるいは変形することができる。さらに、引っ張りシステム(10)は、弾性部材の1以上の構成を同じ引っ張りシステム(10)に使用するように構成する、あるいは変形することができる。弾性部材と引っ張りシステム(10)を構成し、変形するその他の方法は、本明細書の教示に鑑みて当業者には自明である。
図1及び3を参照すると、第1ロッド(202)は更に停止ピン(203)を具える。図に示すように、第1ロッド(202)が連結アッセンブリ(250)のボア(263)を通って延在している。連結アッセンブリ(250)をロッド(202)の上に取り付けると、スロット(264)が停止ピン(203)と整列して、連結アッセンブリ(250)が、連結アッセンブリ(250)が停止ピン(203)に接触することなくロッド(202)上を摺動し、したがって、連結アッセンブリ(250)がロッド(202)上に位置しないようになる。連結アッセンブリ(250)がロッド(202)上にくると、連結アッセンブリ(250)が回転し、停止ピン(203)はもはやスロット(264)と整列しない。この構成によれば、停止ピン(203)が連結アッセンブリ(250)の弾性部材(260)と接触する、あるいは弾性部材を妨げるため、調整を行う際に、ロッド(202)が連結アッセンブリ(250)を通過することなく、あるいは連結アッセンブリ(250)から離れることなく下側に摺動できる。
同様に、第2ロッド又はオーバル形状部材(204)が、さらに、停止ピン(207)を具える。図に示すように、第2ロッド(204)は、連結アッセンブリ(250)のボア(283)を通って延在している。連結アッセンブリ(250)をロッド(204)に取り付ける際に、スロット(284)が停止ピン(207)と整列して、連結アッセンブリ(250)はロッド(204)上を連結アッセンブリ(250)が停止ピン(207)に接触することなく摺動することができ、したがって、連結アッセンブリ(250)がロッド(204)上にくることが防止される。連結アッセンブリ(250)がロッド(204)の上にくると、連結アッセンブリ(250)が回転して、停止ピン(207)は、もはや、スロット(284)と整列しない。この構成では、停止ピン(207)が連結アッセンブリ(250)の弾性部材(280)と接触する、あるいはこれを妨げるため、調整を行う際に、ロッド(204)が連結アッセンブリ(250)から、連結アッセンブリ(250)を通過することなく、あるいは連結アッセンブリ(250)から離れることなく摺動できる。
B.第2の例示的支持アッセンブリ
図8は、第2の支持アッセンブリ(300)を示す。第2の支持アッセンブリ(300)は、連結アッセンブリ(310)と、ロッド(302)と、連結アッセンブリ(350)と、オーバル形状部材(204)とほぼ同様のオーバル形状部材(304)とを具える。第2の支持アッセンブリ(300)はロッド(302)は、連結アッセンブリ(310)を介して第2アーム(180)に連結されている。以下により詳細に説明するように、ロッド(302)は、頭蓋骨クランプ(100)の第2アーム(180)の直立部分(182)に対して複数の軸の周りを回転可能である。さらに、第2の支持アッセンブリ(300)のオーバル形状部材(304)は、連結アッセンブリ(350)を介してロッド(302)に連結されている。以下により詳細に説明するように、オーバル形状部材(304)は、第2の支持アッセンブリ(300)のロッド(302)に対して複数の軸の周りを回転可能である。
連結アッセンブリ(310)は、上述した連結アッセンブリ(210)とほぼ同じ動作をするように構成されている。特に、連結アッセンブリ(310)は、第2の支持アッセンブリ(300)のロッド(302)を第2アーム(180)の直立部分に連結している。さらに、連結アッセンブリ(310)によって、第2の支持アッセンブリ(300)のロッド(302)とオーバル形状部材(304)が、複数軸の周りを回転して、複数軸に沿って縦方向に摺動し、第2アーム(180)の直立部分(182)に対して垂直方向及び水平方向に摺動する。
連結アッセンブリ(350)は、上述した連結アッセンブリ(250)とほぼ同様に作用するよう構成されている。特に、連結アッセンブリ(350)は、第2の支持アッセンブリ(300)のオーバル形状部材(304)に第2の支持アッセンブリ(300)のロッド(302)を連結する。さらに、連結アッセンブリ(350)によって、第2の支持アッセンブリ(300)のオーバル形状部材(304)が複数軸の周りを回転でき、オーバル形状部材(304)の一部に対して縦方向に摺動し;ロッド(302)に対して垂直方向に摺動する。
図8に示すように、第2の支持アッセンブリ(300)はさらに、第3連結アッセンブリ(360)を介してオーバル形状部材(304)に連結されたアクセサリ(306)を具える。本例のアクセサリ(306)は、フレキシブルアーム(308)とツール(309)を具える引っ張りアームを具えている。例示的なフレキシブルアームは、2014年9月18日に公開されて、米国特許公開2014/0275799号“Flexible Arm and Method of Using”に開示されている。この開示は、本明細書に引用によって組み込まれている。フレキシブルアーム(308)は、例えば、本例では引っ張りブレードである、ツール(309)に選択的に連結するよう構成されている。さらに、引っ張りアームに加えて、又は、これに代えて、例えばスキンホックなど、その他のタイプのアクセサリをオーバル形状部材(204、304)に取り付けることができる。
図9乃至11は、第3の連結アッセンブリ(360)を示す。第3連結アッセンブリ(360)は、第1本体部分(362)と第2本体部分(264)を具え、これらは、星形構造(366)を介して互いに係合している。第1本体部分(362)と第2本体部分(364)は、星形構造(366)に直交する第6軸(A6)の周りを互いに対して回転可能である。以下により詳細に説明するように、第3連結アッセンブリ(360)の第1本体部分(362)は、アクセサリ(306)に連結されているが、第3連結アッセンブリ(360)の第2本体部分(364)は、オーバル形状部材(304)に連結されている。したがって、第3連結アッセンブリ(360)の星形構造(366)によって、アクセサリ(306)が第6軸(A6)の周りを回転する。
第1本体部分(362)は、第6軸(A6)に直交して、第1本体部分(362)を貫通するボアを具えている。アクセサリ(306)の第1端部は、ボア内に位置しており、その中に固定されて、アクセサリ(306)が第1本体部分(362)に固定される。第1本体部分(362)はさらに、第6軸(A6)に沿って第1本体部分(362)を貫通する別のボアが設けられており、ロッド(370)は、このボアの中に回転可能に配置されている。ロッド(370)は、第1本体部分(362)から延在して、ロッド(370)とパドル部材(374)を通って延在するピンを介して、パドル部材又はノブ(374)に固定されており、ユーザは、パドル部材(374)を介してロッド(370)を回転させる。パドル部材(374)は、第1本体部分(362)を通過できないサイズである。ばね(373)は、第1本体部分(362)と第2本体部分(364)の間に位置しており、これによって、第2本体部分(364)に第1本体部分(362)から離れる方向にバイアスをかけている。ロッド(370)は、第1本体部分(362)を貫通して、第2本体部分(364)内の非回転可能なピストン部材(図示せず)にねじで係合している。ロッド(370)の第6軸(A6)の周りの回転によって、第2本体部分(364)の中でピストン部材が直線的に移動する。さらに、第1方向におけるロッド(370)の回転によって、第1本体部分(362)と第2本体部分(364)を互いに対して移動させ、ばねのバイアスに打ち勝っている。ロッド(370)の第2の歩行における回転によって、第1本体部分(362)と第2本体部分(364)が、ばね(373)のバイアスのため、少なくとも部分的に互いから離れるよう移動する。また、第1本体部分(362)の外側面には、第1星形構造(366A)があり、第2本体部分(364)の外側面には、第2星形構造(366B)がある。したがって、第6軸(A6)の周りのロッド(370)の回転によって、第1星形構造(366A)と第2星形構造(366B)が係合したり、係合が解除して、第1及び第2の本体部分(362、364)間の回転運動を係止したり、係止を解除する。
第2本体部分(364)は、係止部材(379)を具える。係止部材(379)は、溝(367)内に配置されている。係止部材(379)は、溝(367)内でピン(380)を介して回転可能に固定されており、係止部材がピン(380)の周りを回転できる。係止部材(379)は、一対のアーム(381A、381B)を具える。ピストン部材は、アーム(381A、381B)に回転可能に固定されており、ピストン部材の第6軸(A6)に沿った、パドル(374)とロッド(370)の回転から、縦方向の移動によって、係止部材(379)を係止位置から非係止位置へ回転させ、パドル部材(374)とロッド(370)の回転方向に応じて逆になる。係止部材(379)は、係止位置に対して回転して、係止部材(379)のリップ(383)は、上側へ、あるいはオーバル形状部材(304)の方向へ回転して、オーバル形状部材(304)を固定的に保持する。同様に、係止部材(379)が非係止位置に回転すると、係止部材(379)のリップ(383)が下側に、あるいは、オーバル形状部材(304)から離れる方向に回転する。これは、溝(367)内のオーバル形状部材(304)をそれぞれ、「係止」する、あるいは「係止を解除」する、係止位置または非係止位置への係止部材(379)の駆動である。係止部材(379)が係止位置にあると、パドル部材(374)の更なる回転によって、第1及び第2の本体部分(362、364)が星形構造(366A、366B)で係合する。したがって、完全に締結されると、係止部材(379)と、第1及び第2の本体部分(362、364)が係止される。
図9乃至11Bに最もよく示されているように、第2本体部分(364)の外側面に一対のスロット(367A、367B)が形成されており、溝(367)へ開口している。スロット(367A、367B)は、図に示すように、オーバル形状部材(304)を受けるように形成されている。スロット(367A、367B)は、図9に示すように、上側に平面又はストレート面(392A、392B)を具えており、図10に示すように、下側に平面又はストレート面(393A、393B)を具えている。図11A及び11Bを参照すると、スロット(367A、367B)はさらに、多数の斜めのフラット面又はストレート面(394A、395A、394B、395B)を具えている。本例では、図9乃至11Bから最もよく理解できる通り、各スロット(367A、367B)は、2またはそれ以上の斜めのフラット面又はストレート面(394A、395A、394B、395B)を具えている。この構成によれば、係止部材(379)の係合が解除されると、オーバル形状部材(204、304)は、スロット(367A、367B)内にオーバル形状部材(204、304)の数度の遊び又は自由度があるため、比較的容易にスロット(367A、367B)内に配置できる。スロット(367A、367B)内のオーバル形状部材(204、304)を用いて、係止部材(379)が係止位置に移動すると、リップ(383)がオーバル形状部材(204、304)に接触して、オーバル形状部材(204、304)を内側かつ上方向に、あるいは斜め方向に押す。これによって、オーバル形状部材(204、304)が、上側フラット面(392A、392B)、並びにスロット(367A、367B)の斜めのフラット面(394A、395A、394B、395B)と接触する。したがって、本例では、適所に係合すると、第3連結アッセンブリ(360)の少なくとも7つの面がオーバル形状部材(204、304)に、すなわち、係止部材(379)の面と共に、各スロット(367A、367B)の3つの面に接触する。いくつかのバージョンでは、係止位置にあるときに、オーバル形状部材(204、304)は、係止部材(379)のリップのみとの接触と、スロット(367A、367B)の斜めの面(394A、395A、394B、395B)との接触によって、固定される。このようなバージョンでは、オーバル形状部材(204、304)が必ずしも上側フラット面(392A、392B)又は下側フラット面(393A、393B)と接触することなく固定される。したがって、これらのバージョンでは、適所に係合されると、連結アッセンブリ(360)の少なくとも5つの面がオーバル形状部材(204、304)と、すなわち、係止部材(379)の面に沿って各スロット(367A、367B)の2つの斜めの面(394A、395A、394B、395B)と接触する。
スロット(367A、367B)内の斜めのフラット面(394A、395A、394B、395B)に加えて、オーバル形状部材(204、304)がクランプ又は係止位置にあるときに、移動の遊び又は自由度が最小限に抑えられているか、あるいは、除かれている。いくつかのバージョンでは、係止位置にあるときに、係止部材(379)からオーバル形状部材(204、304)にかかる内側かつ上側に働く力によって、オーバル形状部材(204、304)は、底部フラット面(393A、393B)と接触しない。その他のいくつかのバージョンでは、オーバル形状部材(204、304)は、オーバル形状部材が係止位置にあるときに底部フラット面(393A、393B)と接触できる。また、斜めのフラット面(367A、367B)を組み入れることによって、オーバル形状部材(204、304)と第3連結アッセンブリ(360)を製造するにあたり、移動の遊び又は自由がない最小限の確実な係止あるいはクランプを犠牲にすることなく、より大きな許容差を得ることができる。スロット(367A、367B)、第3連結アッセンブリ(360)、及びオーバル形状部材(204、304)に関する一般的なその他の変形は、本教示に鑑みて、当業者には自明である。
図に示すバージョンでは、オーバル形状部材(204、304)を係止又は係止解除する係止機構は、オーバル形状部材(204、304)と共にプリズム構造を使用することが考えられる。例えば、各スロット(367A、367B)内の二つの斜めのフラット面(394A、395A、394B、395B)は、半分のプリズム構造を具えていてもよい。このように、斜めのフラット面(394A、395A、394B、395B)は、オーバル形状部材(204、304)近傍で接線方向に接触しており、第3連結アッセンブリ(360)をオーバル形状部材(204、304)に固定あるいは係止するのを支援している。本例では、連結アッセンブリ(360)とオーバル形状部材(204、304)との接触ポイントが最小限であり、クランプ又は係止した時のオーバル形状部材(204、304)の動きの遊び又は自由度を低減する、あるいは、なくすようにしている。言い換えれば、第3連結アッセンブリ(360)は、連結アッセンブリ(360)のスロット(367A、367B)を規定する各湾曲部分に、最大二つの斜めのフラット面又はストレート面(394A、395A、394B、395B)を有するとみることができる。とはいえ、その他のいくつかのバージョンでは、第3連結アッセンブリ(360)は、連結アッセンブリ(360)の各湾曲部分内に、二つ以上またはそれ以下の斜めのフラット面又はストレート面を有していてもよい。また、スロット(367A、367B)、第3連結アッセンブリ(360)、及びオーバル形状部材(204、304)の形状及び構造に関するその他の変形例は、本教示を鑑みて、当業者には自明である。
オーバル形状部材(204、304)に連結するのに第3連結アッセンブリ(360)を使用する場合、まず第3連結アッセンブリ(360)をオーバル形状部材(204、304)から切り離して、パドル部材(374)を回転させて係止部材(379)がピン(380)の周りを開位置又は係止解除位置に回転させる。容易にするには、第1本体部分(362)と第2本体部分(364)を互いに手動でばね(373)に打ち勝つように力をかけることによって、必ずしもパドル部材(374)を回転させることなく連結することができ、これによって、係止部材(379)を開くことができる。このポイントで、第3連結アッセンブリ(360)は、オーバル形状部材(204、304)を第2本体部分(364)のスロット(367A、367B)と交差溝(367)内に取り付けることによって、オーバル形状部材(204、304)と係合できる。このポイントから、パドル部材(374)を回転させて、係止部材(379)をピン(380)の周りを係止位置へ回転させる。パドル部材(374)を回転させることなくばね(373)を手動で外して、係止部材(379)を開放し、オーバル形状部材(204、304)をスロット(367A、367B)と溝(367)内に配置した場合、オーバル形状部材(204、304)が一旦配置されると、第1及び第2の本体部分(362、364)の少なくとも一つが解放され、ばね(373)が非圧縮状態又は圧縮が軽減された状態に戻り、これによって、係止部材(379)を係止位置に回転させる。このピントから、さらに、パドル部材(374)を締めることによって、第1及び第2の本体部分(362、364)が互いに近くなるように動き、星形構造(366)が第1本体部分(362)と第2本体部分(364)の相対位置に係合し係止するポイントまで、ばね(373)が圧縮する。また、星形構造(366)の係合の前に、第2本体部分(364)に対する第1本体部分(362)の回転位置を調整することができる。第3連結アッセンブリ(360)が完全に固定された後は、更なる調整のため、あるいはオーバル形状部材(204、304)から第3連結アッセンブリ(360)を取り外すために、逆のステップを行う。
第3連結アッセンブリ(360)とオーバル形状部材(304)の連結に関する上記記載に基づいて、いくつかの場合に、第2本体部分(364)は、オーバル形状部材(304)の長さに直交する方から、係止部材(379)をオーバル形状部材(304)の上に押すことによって、オーバル形状部材(304)に連結できることがわかる。このような場合に、上述したように、一時的に第2本体部分(364)をオーバル形状部材(304)に押す力が、第2本体部分(364)と第1本体部分(362)の間のばねのバイアスに打ち勝つ。この力は、また、ピストン部材をオーバル形状部材(304)から離すように駆動して、係止部材(379)を回転させて開き、オーバル形状部材(304)を受けることができる。オーバル形状部材(304)が溝(367)内にあると、ばねのバイアスがもはや打ち勝つことがなく、ピストン部材がオーバル形状部材(304)に向けて前進し、係止部材(379)を回転させて閉じて、オーバル形状部材(304)を溝(367)の中に保持する。この構成では、第3連結アッセンブリ(360)は、オーバル形状部材(304)に連結する際に可聴クリック音又はスナップ音を立てる。
外科用開創器具システム(10)の例示的使用において、ユーザは、連結アッセンブリ(210)を、例えば頭蓋骨クランプ(100)などの安定化デバイスに取り付ける。上述したように、連結アッセンブリ(210)は、第1及び第2の回転軸を規定している。ユーザは、さらに、連結アッセンブリ(210)にロッド(202)を取り付ける。上述したように、ロッド(202)は、第1及び第2の回転軸の周りを回転して調節可能である。ユーザは、さらに、連結アッセンブリ(250)をロッド(202)に取り付ける。上述したように、連結アッセンブリ(250)は、第3及び第4の回転軸を規定している。ユーザは、さらに、第2のロッド又はオーバル形状部材(204)を連結アッセンブリ(250)に取り付ける。上述したように、オーバル形状部材(204)は、第3及び第4の回転軸の周りを回転して調節可能である。その他のいくつかの使用においては、本教示を鑑みて当業者には自明であるように、外科用開創器具システム(10)を使用する際に、より多くのあるいはより少ないステップを行う。
本発明の様々な実施例を示して説明したが、ここに述べた方法とシステムの更なる応用を、本発明の範囲から外れることなく当業者による適宜な変形によって行うことができる。このような潜在的な変形のいくつかを記載したが、その他の変形も当業者には自明である。例えば、上述した例示、実施例、ジオメトリ、材料、寸法、比率、ステップその他は、説明のものであって、必須ではない。このように、本発明の範囲は提示された特許請求の範囲の観点から考えるべきであり、明細書および図面に示して説明した構造及び作用の詳細に限定されるものではない。

Claims (17)

  1. 医療手順に使用する外科手術用開創器具システムにおいて:
    (a)第1ロッドと;
    (b)細長い部分を有する第2ロッドであって、前記細長い部分が、当該細長い部分の第1の端部から前記細長い部分の第2の端部まで延びる長さを規定し、前記細長い部分が前記長さに沿って漸進的に湾曲しており、前記細長い部分が当該細長い部分に選択的に連結するように構成された1以上のアクセサリを受けるように構成され、前記細長い部分の少なくとも一部が非円形の断面形状を有して、前記医療手順を行うユーザの腕または手を置くための人間工学的支持レストを提供するように構成されている、前記第2ロッドと;
    (c)前記第1ロッドを安定化装置に選択的かつ調整可能に連結するように操作可能な第1連結アッセンブリであって、当該第1連結アッセンブリが第1回転軸と第2回転軸を規定しており、前記第1ロッドが前記第1回転軸と前記第2回転軸の周りで回転調節可能である第1連結アッセンブリと;
    (d)前記第2ロッドを前記第1ロッドに選択的かつ調整可能に連結するように操作可能な第2連結アッセンブリであって、当該第2連結アッセンブリが第3回転軸と第4回転軸を規定しており、前記第2ロッドが前記第3回転軸と前記第4回転軸の周りで回転調節可能である第2連結アッセンブリと;
    を具えることを特徴とする外科手術用開創器具システム。
  2. 請求項1に記載の外科手術用開創器具システムにおいて、前記第1回転軸と前記第2回転軸の選択した一方又は双方の周りの前記第1ロッドの回転が、前記安定化装置に対する前記第1ロッドの位置を調整することを特徴とする外科手術用開創器具システム。
  3. 請求項1に記載の外科手術用開創器具システムにおいて、前記第3回転軸と前記第4回転軸の選択した一方又は双方の周りの前記第1ロッドの回転が、前記第1ロッドに対する前記第2ロッドの位置を調整することを特徴とする外科手術用開創器具システム。
  4. 請求項1に記載の外科手術用開創器具システムにおいて、前記第2連結アッセンブリが、第5回転軸を規定しており、前記第2ロッドが当該第5回転軸の周りで回転調節可能であることを特徴とする外科手術用開創器具システム。
  5. 請求項4に記載の外科手術用開創器具システムにおいて、前記第2ロッドがフラット面を具えており、前記第2ロッドの第5回転軸の周りの回転が、当該フラット面の角度を調整することを特徴とする外科手術用開創器具システム。
  6. 請求項1に記載の外科手術用開創器具システムにおいて、前記第1連結アッセンブリが、前記安定化装置に沿って移動可能であり、前記第1連結アッセンブリの前記安定化装置に対する位置を調整することを特徴とする外科手術用開創器具システム。
  7. 請求項1に記載の外科手術用開創器具システムにおいて、前記第2連結アッセンブリが前記第1ロッドに沿って移動可能であり、前記第2連結アッセンブリの前記第1ロッドに対する位置を調整することを特徴とする外科手術用開創器具システム。
  8. 請求項1に記載の外科手術用開創器具システムにおいて、前記第1連結アッセンブリと前記第2連結アッセンブリが共通の移動軸を規定しており、前記第1ロッドが前記移動軸に沿って移動可能であり、前記第1連結アッセンブリと前記第2連結アッセンブリに対する前記第1ロッドの位置を調整することを特徴とする外科手術用開創器具システム。
  9. 請求項1に記載の外科手術用開創器具システムにおいて、前記第1ロッドが前記第2連結アッセンブリの第1ボアを通って延在しており、前記第1ロッドが、前記第1ロッドが前記外科手術用開創器具システムの調整を行う間に前記ボアから分離しないようにするストップピンを具えることを特徴とする外科手術用開創器具システム。
  10. 請求項1に記載の外科手術用開創器具システムにおいて、前記第2ロッドが前記第2連結アッセンブリの第2ボアを通って延在しており、前記第2ロッドが、前記第2ロッドが前記外科手術用開創器具システムの調整を行う間に前記ボアから分離しないようにするストップピンを具えることを特徴とする外科手術用開創器具システム。
  11. 請求項1に記載の外科手術用開創器具システムにおいて、前記第2ロッドのプロファイルが湾曲しているが円形ではないことを特徴とする外科手術用開創器具システム。
  12. 請求項11に記載の外科手術用開創器具システムにおいて、前記第2ロッドのプロファイルが平らな側面を伴うオーバル形状であることを特徴とする外科手術用開創器具システム。
  13. 請求項11に記載の外科用開創器具システムにおいて、前記第2ロッドが中空であることを特徴とする外科手術用開創器具。
  14. 請求項1に記載の外科手術用開創器具システムにおいて、前記第2連結アッセンブリが:
    (a)間に第1ボアを規定する第1のフランジ対を具える第1弾性部材であって、前記第1ボアが前記第1ロッドを選択的かつ調整可能に受けるように操作可能であり、前記第1のフランジ対の各フランジが、互いに対して近づいたり互いから離れるよう移動して、これによって前記第1ボアと第1ロッド間の係合が強くなったり弱くなったりするように操作可能である、第1弾性部材と;
    (b)間に第2ボアを規定する第2のフランジ対を具える第2弾性部材であって、前記第2ボアが前記第2ロッドを選択的かつ調整可能に受けるように操作可能であり、前記第2のフランジ対の各フランジが、互いに対して近づいたり互いから離れるよう移動して、これによって前記第2ボアと第2ロッド間の係合が強くなったり弱くなったりするように操作可能である、第2弾性部材と;
    を具え、
    (c)前記第1弾性部材と前記第2弾性部材が星形構造を介して互いに選択的に固定可能である;
    ことを特徴とする外科手術用開創器具システム。
  15. 請求項1に記載の外科手術用開創器具システムにおいて、前記第1連結アッセンブリが、前記第1ロッドを受ける第1ボアを具え、前記第2連結アッセンブリが前記第1ロッドを受ける第2ボアを具え、前記第1及び第2ボアが、前記第1ロッドと選択的に係合する少なくとも一つの接触面と、前記第1ロッドと係合しない少なくとも一つの非接触面を具える内側周辺部を有しており、前記少なくとも一つの非接触面が湾曲しており、前記少なくとも一つの接触面がストレートである、ことを特徴とする外科手術用開創器具システム。
  16. 請求項1に記載の外科手術用開創器具システムがさらに、アクセサリを前記第2ロッドに選択的かつ調整可能に連結するように操作可能な第3連結アッセンブリを具え、当該アクセサリが前記第2ロッドの長さに沿って移動可能であり、前記第3連結アッセンブリが、前記第2ロッドの長さに直交する方向から前記第2ロッドと接続可能である、ことを特徴とする外科手術用開創器具システム。
  17. 請求項16に記載の外科用開創器具システムにおいて、前記第3連結アッセンブリが、前記第2ロッドを選択的に受けるスロット対を具える本体部分を具え、当該スロット対の各スロットが、湾曲面と、少なくとも一つのストレート面を具えることを特徴とする外科手術用開創器具システム。
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