JP6930225B2 - 車両検知装置 - Google Patents

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Description

本発明は、光学的に車両を検知する車両検知装置に関する。
有料道路の料金所付近に設けられる車両検知装置は、車道を挟んで対向する発光装置と受光装置とを備えている。この車両検知装置では、光学的に車両を検知する関係で、氷雪や塵埃が発光装置や受光装置に付着した場合に、車両を誤検知することから氷雪や塵埃が付着した場合に、付着物を除去するようにしている。
特に、寒冷地では、氷雪の付着が多くなるため、氷雪の付着を防止するヒータユニットが提案されている(例えば、特許文献1に参照)。
このヒータユニットは、光の通路用の間隙を有する平面部材と、この間隙の周囲に設けた面状ヒータとで構成されている。そして、面状ヒータで平面部材を加熱することにより、間隙への氷雪の付着を防止するようにしている。
特開2016−72202号公報
しかしながら、上記特許文献1に記載されたヒータユニットでは、光の通路用の間隙への氷雪の付着を防止することはできるが、車両検知装置の足元の氷雪を溶かすことはできない。このため、車両検知装置の足元に氷雪が溜まり、氷雪の塊が発光部や受光部を覆うように成長して、車両検知ができなくなるという課題がある。
そこで、本発明は、車両検知装置の足元の氷雪を融解することが可能な車両検知装置を提案することを目的としている。
上記目的を達成するために、本発明の車両検知装置の一態様は、車両通行レーンを挟んで対向配置される発光装置及び受光装置と、発光装置及び受光装置の基部と車両通行レーンとの間に配置された足元加熱装置とを備え、足元加熱装置は、発光装置及び受光装置の基部に形成された開口部に挿通可能な取付位置調整部を有する加熱装置本体を備え、加熱装置本体は、取付位置調整部とは反対側に形成された取付固定部を備えている。
本発明の一態様によれば、車両検知装置の足元を加熱装置で加熱するので、車両検知装置の足元の氷雪の付着を防止することができる。
本発明を適用し得る有料道路の料金所のシステム構成図である。 車両検知装置の設置状態を示す図である。 本発明に係る車両検知装置の外観を示す図であって、(a)は正面図、(b)は下部を断面とした側面図、(c)は底面図である。 氷雪除去装置を示す斜視図である。 遠赤外線加熱装置の制御装置を示すブロック図である。 足元加熱装置の一例を示す斜視図である。 車両検知装置に足元加熱装置を配置した状態の拡大図である。 足元加熱装置の第1変形例を示す斜視図である。 足元加熱装置の第2変形例を示す正面図である。 足元加熱装置の第3変形例を示す正面図である。 氷雪除去装置の第1変形例を示す斜視図である。 氷雪除去装置の第2変形例を示す斜視図である。 氷雪除去装置の第3変形例を示す斜視図である。 異物検知装置の変形例を示す斜視図である。
次に、図面を参照して、本発明の一実施の形態を説明する。以下の図面の記載において、同一又は類似の部分には同一又は類似の符号を付している。ただし、図面は模式的なものであり、厚みと平面寸法との関係、各層の厚みの比率等は現実のものとは異なることに留意すべきである。したがって、具体的な厚みや寸法は以下の説明を参酌して判断すべきものである。又、図面相互間においても互いの寸法の関係や比率が異なる部分が含まれていることはもちろんである。
また、以下に示す実施の形態は、本発明の技術的思想を具体化するための装置や方法を例示するものであって、本発明の技術的思想は、構成部品の材質、形状、構造、配置等を下記のものに特定するものでない。本発明の技術的思想は、特許請求の範囲に記載された請求項が規定する技術的範囲内において、種々の変更を加えることができる。
まず、本発明に係る車両検知装置を適用し得る有料道路の料金所のシステムについて説明する。
図1は、寒冷地の有料道路の料金所におけるETC(Electronic Toll Collection System)装着車及びETC未装着の一般車が通行可能な共用レーンの一例を示すシステム構成図である。
車両1が走行する車両通行レーン2の両側にアイランド3及び4が設けられている。アイランド3及び4の車両通行レーン2の入口には、車両検知装置11、ETC車種表示板12を設けたゲート13がその順に配置されている。ETC車種表示板12には、車両1に搭載されたETC車載器16と交信する路側無線装置14が配置されている。
ゲート13の内側にも車両検知装置17が配設され、アイランド4の車両検知装置17の後方側にナンバープレート読取装置18、路側無線装置19、分電盤20、車両検知装置11の車両検知情報に基づいて発券高さを選択する通行券発行装置21、インターホン22、車両検知装置17の車両検知情報に基づいて車種を表示する車種表示器23がその順に配設されている。
また、アイランド3及び4の車種表示器23の後方側には路側無線装置14及び19のETC装着車検知情報と車両検知装置17の車両検知情報とに基づいて開閉される開閉機を有する発進制御機24が配設されている。この発進制御機24の後方側に車両検知装置25が配設されている。アイランド3の車両検知装置25の後方側に車種監視カメラ26が配設され、アイランド4の車両検知装置25の後方側に路側無線装置14と同様の路側無線装置27が配設されている。
各車両検知装置11、17及び25の夫々は、図2に示すように、車両5の車両通行レーン2を挟んで対向する発光装置31及び受光装置32を有する。
発光装置31及び受光装置32は、図3に示すように、上下方向に細長い直方体状の筐体33を有し、この筐体33の互いに対向する正面板34には赤外光を透過する光学窓35が設けられている。
発光装置31は、筐体33の内部に光学窓35を通じて赤外光を発光する発光部としての多数の赤外線発光ダイオードを所定間隔で上下方向に配置した赤外線LEDアレイ(図示せず)が配設されている。
受光装置32は、筐体33の内部に光学窓35を通じて赤外光を受光する受光部となる多数のフォトダイオードを上下方向に所定間隔を保って整列したフォトダイオードアレイ(図示せず)が配置されている。
発光装置31及び受光装置32の筐体33は、基部にアイランド3又は4に例えば4本の埋込ボルト36及びナット37で固定する固定基板38を有する。筐体33の正面板34には、固定基板38と下部の光学窓35の下側との間に横長の長方形状の開口部39が形成されている。
また、発光装置31及び受光装置32の筐体33には、正面板34の内部に面状ヒータ(図示せず)が設けられている。また、筐体33の正面板34の外側には、図4に示すように、光学窓35を挟むように帯状の遠赤外線吸収メッキ層41が形成されている。そして、発光装置31及び受光装置32の車両通行レーン2側には遠赤外線吸収メッキ層41に斜め上方から遠赤外線を照射する遠赤外線加熱装置42が設けられている。
この遠赤外線加熱装置42は、光学窓35に氷雪が付着して、光学窓35を透過する赤外線が妨げられたときに作動される。例えば、図5に示すように、受光装置32に設けられた受光部としてのフォトダイオードアレイPAの出力信号を監視するとともに、温度センサTSで検出した外気温度を監視する氷雪付着検知部IDを備えている。この氷雪付着検知部IDは、発光装置31及び受光装置32間に車両1が存在しない状態で、フォトダイオードアレイPAの各フォトダイオードにおける出力信号のレベルが所定レベル以下に低下し、温度センサTSで検出した外気温度が零度に近い設定温度以下であるときに、光学窓35に氷雪が付着したものと判断する。氷雪付着検出部IDは氷雪が付着したものと判断したときに、発光装置31及び受光装置32の遠赤外線加熱装置42を交互に所定時間又はフォトダイオードのレベルが回復するまで作動させる。ここで、発光装置31及び受光装置32の遠赤外線加熱装置42の作動順位は、発光装置31及び受光装置32のうち氷雪の付着し易い方を先に動作させ、フォトダイオードのレベルが回復しないときには他方の遠赤外線加熱装置42を作動させることが好ましい。これに限らず、発光装置31及び受光装置32の遠赤外線加熱装置42を同時に作動させるようにしてもよい。
これにより、光学窓35に付着した氷雪を溶融させて固定基板38側に落下させる。ここで、遠赤外線吸収メッキ層41と遠赤外線加熱装置42とで光学窓35に対する氷雪除去装置が構成されている。遠赤外線吸収メッキ層41は遠赤外線の吸収効果を高めて、光学窓35の周辺温度を高めることができるが、省略することも可能である。また、氷雪付着検知部IDは、通常の車両検知装置に設けられている光学窓35の虫や汚れ等の付着物を検出する付着物検知部の付着物検知信号を使用し、この汚れ検知信号と温度センサTSで検出した外気温度とから氷雪の付着を検知するようにしてもよい。
また、固定基板38側には、筐体から落下する氷雪やアイランド3及び4上の車両通行レーン2と発光装置31及び受光装置32との間の氷雪を溶融する足元加熱装置51が設けられている。この足元加熱装置51は、図6で拡大図示するように、電熱ヒータを内蔵する加熱装置本体52を備えている。この加熱装置本体52は、長手方向の端面形状が発光装置31及び受光装置32の筐体33の正面板34に設けられた開口部39に挿通可能な横長の長方形に形成されている。また、加熱装置本体52の一端側の左右側面に取付固定部としての取付用フランジ53及び54が形成され、他端側が筐体33の開口部39に挿通可能な取付位置調整部55とされている。取付位置調整部55側の端部から電源コード56が突出されている。
取付用フランジ53及び54には、それぞれ加熱装置本体52に沿う方向に長孔57が形成されている。
次に、上記実施形態の動作について説明する。
まず、車両検知装置を設置する有料道路の料金所では、車両通行レーン2と車両検知装置11、17及び25との間の距離が一定ではなく立地条件や施工業者等によって車両検知装置11、17及び25の設置位置が変動する。そして、寒冷地では、氷雪の影響を考慮する必要があり、発光装置31及び受光装置32のそれぞれに、遠赤外線加熱装置42と足元加熱装置51とを設置する。
遠赤外線加熱装置42は、図4に示すように、車両1が走行する車両通行レーン2内に入らないように支柱43を設置し、この支柱43に遠赤外線加熱装置42を発光装置31及び受光装置32の筐体33の正面板34に遠赤外線が照射されるように設置すればよい。したがって、遠赤外線加熱装置42の設置に関しては設置位置に工夫を凝らす必要は殆どない。
しかしながら、足元加熱装置51については、発光装置31及び受光装置32の設置位置の影響を受ける。すなわち、足元加熱装置51は発光装置31及び受光装置32と車両1が走行する車両通行レーン2との間に赤外光を遮断するおそれがある氷雪の山が形成されることを防止するために設置する。このため、足元加熱装置51が車両通行レーン2に接するアイランド3及び4の縁まで設置されない場合には、この間に氷雪が積もるおそれがある。これにより、発光装置31及び受光装置32間の赤外光が遮断され、車両検知機能に影響を及ぼすことになる。
このため、足元加熱装置51は車両通行レーン2に接するアイランド3及び4の縁と発光装置31及び受光装置32の筐体33との間に多少の隙間はよいが、氷雪の山が形成される隙間を開けずに設置する必要がある。このためには、発光装置31及び受光装置32の筐体33の設置位置とアイランド3及び4の車両通行レーン2に接する縁との距離に応じた長さの複数種類の足元加熱装置51を製作する必要があり、足元加熱装置51の製作コストが嵩むことになる。
本実施形態では、足元加熱装置51に、図6に示すように、加熱装置本体52の一方の端部を発光装置31及び受光装置32の筐体33における正面板34の下部に設けられた開口部39に挿入可能な形状の取付位置調整部55が設置されている。このため、図7に示すように、取付位置調整部55の筐体33内への挿入位置を調整することにより、開口部39と筐体33の背面板との間の距離Xの範囲内で足元加熱装置51の筐体33からの突出長さを調整することができる。
したがって、アイランド3及び4の車両通行レーン2側の端部に予めアンカーボルト61を埋め込んでおき、このアンカーボルト61を取付用フランジ53及び54の長孔57内に挿通させる。この状態で、足元加熱装置51の取付用フランジ53及び54側の端部の位置決めを行ってからアンカーボルト61に必要に応じてワッシャを介してナット62を螺合させることにより、足元加熱装置51を車両通行レーン2の縁近傍まで延長させた状態で配置することができる。このとき、アンカーボルト61に筐体33の固定基板38の厚みに相当する高さ調整部材63を挿通しておくことが足元加熱装置51を安定して固定することができる意味で好ましい。
したがって、一種類の足元加熱装置51で、発光装置31及び受光装置32の開口部39と背面板までの距離の範囲内で位置調整を任意に行うことができる。このため、発光装置31及び受光装置32の足元における氷雪の溶融範囲を任意に調整することができる。この結果、発光装置31及び受光装置32と車両通行レーン2との間に赤外光を遮断する氷雪の山が形成されることを確実に防止できる。
また、発光装置31及び受光装置32の筐体33の正面板34に形成した光学窓35に付着する氷雪については、光学窓35への氷雪の付着を検出したときに、遠赤外線加熱装置42を作動させて、付着した氷雪を溶かして筐体33の足元に落下させることができる。落下した氷雪は、足元加熱装置51でさらに溶かされて車両通行レーン2側に流れ落とすことができる。
なお、氷雪除去装置としての遠赤外線加熱装置42及び足元加熱装置51は、発光装置31及び受光装置32の光学窓35を撮像する撮像装置を近くに設置することにより、車両検知装置の氷雪の付着状況を遠隔地で監視し、遠隔操作によって、遠赤外線加熱装置42及び足元加熱装置51を作動させるようにしてもよい。
また、上記実施形態では、足元加熱装置51の取付位置調整部55を発光装置31及び受光装置32の筐体33内への挿入長さを調整することにより、足元加熱装置51の突出長さを調整する場合について説明した。しかしながら、上述した実施形態では、取付位置の調整代が発光装置31及び受光装置32における筐体33の奥行きの範囲に限定される。融氷雪範囲をより長くするためには、図8に示すように、熱伝導率の高いアルミニウム又はアルミニウム合金等の板状の伝熱部材66を足元加熱装置51の取付用フランジ53及び54側の端部にボルト67でボルト締め可能とすることにより、氷雪の溶融範囲をより拡張することができる。
この場合、伝熱部材66の表裏裏面の少なくとも一方に所定間隔で切り取り溝68を形成しておくと、必要な長さの切り取り溝68で伝熱部材66を折り曲げて切除することにより、伝熱部材66の長さを調整することができる。
このように、足元加熱装置51に伝熱部材66を装着する場合には、伝熱部材66で融氷雪範囲を調整することができるので、足元加熱装置51に設けた取付位置調整部55を省略して、足元加熱装置51を筐体33の開口部39に挿通することなく開口部39の手前の車両通行レーン2側に配置することができる。
また、伝熱部材66に切り取り溝68を設ける場合に代えて、伝熱部材66を所望位置で切断具によって切断するようにしてもよい。
また、足元加熱装置51を設けた場合でも、豪雪地では、足元加熱装置51の両脇に氷雪の壁が形成されてしまい、この氷雪の壁が崩壊することにより、足元加熱装置51が氷雪で埋もれてしまい、赤外光を遮断してしまう恐れがある。
この場合には、図9に示すように、足元加熱装置51の左右側部に傾斜伝熱部材71を装着する。この傾斜伝熱部材71は、足元加熱装置51の左右側部に取付け可能な垂直面72とこの垂直面72の上端から下外方に傾斜する傾斜面73とを有する。この傾斜伝熱部材71に足元加熱装置51から熱を伝熱することにより、足元加熱装置51の脇に氷雪壁が形成されることを防止することができる。
逆に、図10に示すように、足元加熱装置51の上面側に足元加熱装置51の両側部から外方に行くに従い上方に傾斜する集氷雪伝熱板81を取付け、この集氷雪伝熱板81で、足元加熱装置51の両側の氷雪を足元加熱装置51上に集めて溶かすようにしてもよい。
また、上記実施形態では、発光装置31及び受光装置32の光学窓35に付着する氷雪を除去する氷雪除去装置としては遠赤外線加熱装置42を適用したが、これに限定されるものではなく他の氷雪除去装置を適用することができる。
すなわち、図11に示すように、パルスエア噴射装置90を設けるようにしてもよい。このパルスエア噴射装置90は、発光装置31及び受光装置32の筐体33における正面板の上端側及び下端側に光学窓35に対して複数条の空気流を噴射するフラットノズル91a及び91bを取付ける。これらフラットノズル91a及び91bに空気配管92を介してパルスエアを形成する入力側に電磁弁を有するエアパルサー93を接続し、このエアパルサー93に電磁弁を介して圧縮空気を供給する。
このパルスエア噴射装置90では、電磁弁を開いてエアパルサー93に圧縮空気を供給する毎に、エアパルサー93から高圧のパルスエアをフラットノズル91a及び91bに供給する。これらフラットノズル91a及び91bから噴射される複数条のパルスエアによって光学窓35に付着する氷雪や虫等の異物を吹き飛ばすことができる。このパルスエア噴射装置では、電磁弁を遠隔装置することにより、無人化が可能となる。さらに、光学窓35への異物の付着を検出する異物検出部を設けることにより、この異物検出部で異物を検出したときに、電磁弁を開いて、パルスエアを発生させるようにして完全無人化を図ることができる。
また、図12に示すように、氷雪除去装置としてジェット水噴射装置100を適用することもできる。このジェット水噴射装置100は、発光装置31及び受光装置32の側面側に光学窓35に対して側面から高圧のジェット水を噴射する噴射ノズル101a〜101cを設け、この噴射ノズル101a〜101cにタンク102に貯留した解氷剤や虫類嫌忌剤の水溶液を圧縮空気による高圧で供給することにより、氷雪の付着防止効果や防虫効果を発揮することができる。
さらに、図13に示すように、氷雪除去装置としてエアナイフ装置110を適用することもできる。このエアナイフ装置110は、発光装置31及び受光装置32の側部にエアナイフ111を配置し、このエアナイフ111に熱風生成機能を有する電動ブロア112から熱風を供給して、光学窓35に吹付けることにより、付着した氷雪や虫等の異物を吹き飛ばすことができる。この場合も電動ブロア112を遠隔操作することにより、無人化を図ることができ、又は車両検知装置に設けた異物検出部で異物の付着を検出したときに電動ブロア112を駆動することにより、完全無人化を図ることができる。
なお、上記実施形態では、発光装置31から赤外光を発する場合について説明したが、赤外光に代えてレーザー光を使用するようにしてもよく、要は拡散しにくい直進性を有する光であれば、任意の光を適用することができる。
また、上記実施形態では、光学窓35に付着した氷雪や虫などの異物を電気的に検知する場合について説明したが、これに限定されるものはなく、図14に示すように、発光装置31及び受光装置32に氷雪付着検知部を兼ねる光学式の異物検知部120を設けるようにしてもよい。
この異物検知部120は、発光装置31及び受光装置32の光学窓35を上下に挟むように配置された発光部121a及び受光部121bを有する。ここで、発光部121aは最上段の光学窓35の上部側に配置され、受光部121bは最下段の光学窓35の下部側に配置されている。発光部121a及び受光部121bの配置は上下逆にしてもよい。
発光部121aから出力される光の光軸は、光学窓35の表面に沿って受光部121bに達するように光学窓35と平行に設定され、発光装置31及び受光装置32の赤外光の光軸と交差しないずれた位置として光の干渉を避けることが好ましい。
そして、受光部121bで受光する光のレベルが設定値以下となったときに、光学窓35に氷雪、虫等の異物が付着しているものと判断し、異物検知信号を出力する。
この異物検知部120によると、発光装置31及び受光装置32のそれぞれで個別に異物の検知を行うことができる。このため、異物が付着した発光装置31又は32の氷雪除去装置のみを作動させて異物を除去することが可能となる。 また、発光部120a及び受光部120bを複数の光学窓35のそれぞれに個別に設けることにより、光学窓35毎の異物の付着を検知して、該当する光学窓35に対する氷雪除去装置を作動させることもできる。
1…車両、2…車両通行レーン、3,4…アイランド、11,17、25…車両検知装置、31…発光装置、32…受光装置、33…筐体、34…正面板、35…光学窓、41…遠赤外線吸収メッキ層、42…遠赤外線加熱装置、PA…フォトダイオードアレイ、TS…温度センサ、ID…氷雪付着検知部、51…足元加熱装置、52…加熱装置本体、53,54…取付用フランジ、55…取付位置調整部、57…長孔、66…伝熱部材、68…切り取り溝、71…傾斜伝熱部材、81…集氷雪伝熱板、90…パルスエア噴射装置、100…ジェット水噴射装置、110…エアナイフ装置、120…異物検知部

Claims (13)

  1. 車両通行レーンを挟んで対向配置される発光装置及び受光装置と、前記発光装置及び前記受光装置の基部と前記車両通行レーンとの間に配置された足元加熱装置とを備え
    前記足元加熱装置は、前記発光装置及び前記受光装置の基部に形成された開口部に挿通可能な取付位置調整部を有する加熱装置本体を備え、
    前記加熱装置本体は、前記取付位置調整部とは反対側に形成された取付固定部を備えた車両検知装置。
  2. 前記足元加熱装置は、前記加熱装置本体の前記取付位置調整部とは反対側に取り付け可能な伝熱部材を備えている請求項1に記載の車両検知装置。
  3. 前記伝熱部材は、切り取りにより長さを調整する切り取り溝が形成されている請求項2に記載の車両検知装置。
  4. 前記足元加熱装置は、前記加熱装置本体に装着可能な集氷雪板を備えている請求項1から3の何れか一項に記載の車両検知装置。
  5. 前記発光装置及び前記受光装置は、光学窓を有し、該光学窓の氷雪を除去する氷雪除去装置を備えている請求項1から4の何れか一項に記載の車両検知装置。
  6. 前記氷雪除去装置は、前記光学窓に遠赤外線を照射して氷雪を除去する遠赤外線加熱装置で構成されている請求項に記載の車両検知装置。
  7. 前記氷雪除去装置は、前記光学窓に沿って遠赤外線を吸収する遠赤外線吸収メッキ層が形成されている請求項に記載の車両検知装置。
  8. 前記氷雪除去装置は、前記光学窓にフラットノズルからパルスエアを噴射して氷雪を除去するパルスエア噴射装置で構成されている請求項に記載の車両検知装置。
  9. 前記氷雪除去装置は、前記光学窓に高圧水を噴射して氷雪を除去するジェット水噴射装置で構成されている請求項に記載の車両検知装置。
  10. 前記氷雪除去装置は、前記光学窓に熱風を吹付けるエアナイフ装置で構成されている請求項に記載の車両検知装置。
  11. 前記氷雪除去装置は、前記光学窓の少なくとも一部が氷雪で覆われたときに作動される請求項5から10の何れか一項に記載の車両検知装置。
  12. 前記氷雪除去装置は、前記光学窓の少なくとも一部が氷雪で覆われたことを検出する氷雪付着検知部を備え、氷雪付着検知部で氷雪付着を検出したときに、氷雪除去動作を開始する請求項11に記載の車両検知装置。
  13. 前記氷雪付着検知部は、付着物検知部の付着物検知信号を使用する請求項12に記載の車両検知装置。
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