JP6930157B2 - フィルム検査システム及びフィルムの製造方法 - Google Patents

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Description

本発明は、フィルム検査システム及びフィルムの製造方法に関する。
一般的に、ロール状に巻かれたシート状製品原反を引き出して、所定サイズの枚葉のシート状製品に切断することが知られている。特許文献1には、シート状製品原反の欠点情報を解析し、良品か否かを判定する条件である判定条件に従って、シート状製品原反をスリットまたは切断することで得られるロール状または枚葉のシート状製品の歩留まりを算出することが記載されている。
特開2008−116437号公報
ところで、一般的に、フィルム(以下、シート状製品をフィルムと言う。)は、オシレーションをかけながら(フィルム厚みの凹凸を分散させながら)巻き取られる。
このため、検査して欠陥として疑いのある疑欠陥画像の位置が判明しているフィルムであっても、原反を巻き出して、スリットをいれるときには、疑欠陥画像の位置が幅方向にずれが生じてしまう。
原反を巻き出して、スリットをいれる直前に、検査して疑欠陥画像を抽出すれば、オシレーションの影響を抑制できるが、スリットで分割されたフィルムの疑欠陥しか判明せず、原反で既に生じている疑欠陥の対策をすることができない。
本発明の目的は、第1フィルムにオシレーションをかけながら巻取り、さらに巻きだして第1フィルムにスリットを入れて第2フィルムを製造する場合、第2フィルムの疑欠陥の追跡可能性を向上させるフィルム検査システム及びフィルムの製造方法を提供することにある。
本発明の一態様に係るフィルム検査システムは、オシレーションしながら巻き取って第1フィルム巻回体とする第1フィルムに対し、幅方向全体の領域を含む第1撮像領域を第1画像として撮像する第1画像処理装置と、第1フィルム巻回体を複数の第2フィルム巻回体とするため、スリットを入れて複数の第2フィルムとする直前の、前記第1フィルム巻回体を巻き出した前記第1フィルムに対し、幅方向全体の領域を含む第2撮像領域を第2画像として撮像する第2画像処理装置と、前記第2画像に含まれて欠陥として疑いのある疑欠陥画像と、前記スリットの位置情報と、に基づいて、所定の判別基準の閾値に照らし、前記第2フィルムを分類し、オシレーションがなかったとして、前記疑欠陥画像が存在するとして分類された前記第2フィルムと幅方向の位置及び巻き長さ方向が、少なくとも部分的に一致する前記第1画像における第1領域と、当該第1領域の前記幅方向の両側にあり、前記オシレーションにより変動する前記幅方向のオシレーション幅が重なる第2領域とを、前記第1フィルム巻回体の再検証領域として特定する制御装置と、を含む。
この態様によれば、第2フィルムの疑欠陥に対応する第1フィルムの位置を容易に認識でき、疑欠陥の追跡可能性を向上させる。
望ましい態様として、表示部をさらに含み、前記第1撮像領域で撮像した第1フィルムにおける疑欠陥画像の面内分布と、前記第2撮像領域で撮像した第1フィルムにおける疑欠陥画像の面内分布と、前記再検証領域と、前記第2撮像領域で撮像した第1フィルムにおいて、前記疑欠陥画像が存在するとして分類された前記第2フィルムが占める第3領域と、が前記表示部に同時表示される。これにより、第3領域と、再検証領域とにある疑欠陥画像を比較することで、オシレーション幅を考慮しつつ、第2フィルムの疑欠陥に対応する第1フィルムの位置が容易に認識される。
望ましい態様として、前記再検証領域が前記表示部に強調表示される。これにより、オシレーション幅を考慮しつつ、第2フィルムの疑欠陥に対応する第1フィルムの位置が容易に認識される。
望ましい態様として、前記第1領域及び前記第2領域が区別可能なように、前記表示部に表示される。これにより、オシレーション幅を考慮しつつ、第2フィルムの疑欠陥に対応する第1フィルムの位置が容易に認識される。
望ましい態様として、前記第3領域が前記表示部に強調表示される。これにより、適切な第2フィルム巻回体が選択されることを支援できる。
望ましい態様として、前記第1フィルム巻回体とする第1フィルムに対し、幅方向全体の領域の厚みを計測する厚み検査装置を備え、前記厚みの情報が、前記表示部にさらに表示される。これにより、同じグレードであっても、厚みの平坦性を考慮して、適切な第2フィルム巻回体が選択されることを支援できる。
望ましい態様として、前記第2撮像領域で撮像した第1フィルムにおける疑欠陥画像の面内分布において、複数の前記第2フィルムの位置が識別可能なように、前記スリットの位置が表示されている。これにより、適切な第2フィルム巻回体が選択されることを支援できる。
望ましい態様として、前記スリットの位置を変更することで、前記第2撮像領域で撮像した第1フィルムにおける疑欠陥画像の面内分布に占める前記第3領域の位置が変更される。これにより、第2フィルム巻回体の歩留まり改善を支援できる。
本発明の一態様に係るフィルムの製造方法は、第1フィルムの幅方向全体の領域を含む第1撮像領域を第1画像として撮像する第1画像処理ステップと、前記第1画像が撮像された第1フィルムをオシレーションしながら巻き取って第1フィルム巻回体とする第1フィルム巻回体の形成工程と、前記第1フィルム巻回体の第1フィルムを巻き出して、前記第1フィルムに対し、幅方向全体の領域を含む第2撮像領域を第2画像として撮像する第2画像処理ステップと、前記第2画像が撮像された第1フィルムにスリットをいれて複数の第2フィルムとし、前記第2フィルムをそれぞれ巻取り、複数の第2フィルム巻回体とする第2フィルム巻回体の形成工程と、前記第2画像に含まれて欠陥として疑いのある疑欠陥画像と、前記スリットの位置情報とに基づいて、所定の判別基準の閾値に照らし、前記第2フィルムを分類し、前記疑欠陥画像が存在するとして分類された前記第2フィルムと幅方向の位置及び巻き長さ方向が、少なくとも部分的に一致する前記第1画像における第1領域と、当該第1領域の前記幅方向の両側にあり、前記オシレーションにより変動する前記幅方向のオシレーション幅が重なる第2領域とを、前記第1フィルム巻回体の再検証領域として特定する検証工程と、を含む。
ここの態様によれば、第2フィルムの疑欠陥に対応する第1フィルムの位置を容易に認識でき、疑欠陥の追跡可能性を向上させる。
望ましい態様として、前記第1撮像領域で撮像した第1フィルムにおける疑欠陥画像の面内分布と、前記第2撮像領域で撮像した第1フィルムにおける疑欠陥画像の面内分布と、前記再検証領域と、前記第2撮像領域で撮像した第1フィルムにおける疑欠陥画像の面内分布において、複数の前記第2フィルムの位置が識別可能なスリット位置と、を表示する表示工程をさらに含む。これにより、適切な第2フィルム巻回体が選択される。
望ましい態様として、前記第2撮像領域で撮像した第1フィルムにおいて、前記疑欠陥画像が存在するとして分類された前記第2フィルムが占める第3領域を前記表示工程でさらに表示し、前記スリットの位置を変更することで、前記第2撮像領域で撮像した第1フィルムにおける疑欠陥画像の面内分布に占める前記第3領域の位置が変更される再表示工程をさらに含み、前記第2フィルム巻回体の形成工程におけるスリット位置を、再表示工程で決定されたスリット位置に変更し、新たな第2フィルム巻回体の形成を行う。これにより、第2フィルム巻回体の歩留まりが向上する。
本発明によれば、第1フィルムにオシレーションをかけながら巻取り、さらに巻きだして第1フィルムにスリットを入れて第2フィルムを製造する場合、第2フィルムの疑欠陥の追跡可能性を向上させるフィルム検査システム及びフィルムの製造方法を提供することができる。
図1は、フィルムの検査システムを示す模式図である。 図2は、フィルムの原反形成工程を説明するための説明図である。 図3は、フィルム巻回体形成工程を説明するための模式図である。 図4は、フィルム原反の幅と、スリット位置との関係を説明するための説明図である。 図5は、検査データ処理の一例を説明するためのフローチャートである。 図6は、表示画面の一例を説明するための説明図である。 図7は、疑欠陥画像の種別毎のランク分けを説明するための説明図である。 図8は、検査データ処理の一例を説明するためのフローチャートである。 図9は、表示画面の一例を説明するための説明図である。 図10は、表示画面の一例を説明するための説明図である。
以下、本発明を実施するための形態(以下、実施形態という)につき、図面を参照しつつ説明する。なお、下記の実施形態により本発明が限定されるものではない。また、下記実施形態における構成要素には、当業者が容易に想定できるもの、実質的に同一のもの、いわゆる均等の範囲のものが含まれる。さらに、下記実施形態で開示した構成要素は適宜組み合わせることが可能である。
(実施形態1)
図1は、フィルムの検査システムを示す模式図である。図1に示すように、フィルム検査システム100は、第1画像処理装置1、第2画像処理装置2、厚み検査装置3、検査データ処理サーバ4及び情報端末5を備えている。
第1画像処理装置1は、撮像装置6と、照射装置7と、エンコーダ8と、第1制御装置10と、第1制御装置10の入力部18と、第1制御装置10の表示部19とを有している。
第2画像処理装置2は、撮像装置6と、照射装置7と、エンコーダ8と、第2制御装置20と、第2制御装置20の入力部28と、第2制御装置20の表示部29とを有している。
厚み検査装置3は、厚み計9と、エンコーダ8と、第3制御装置30と、第3制御装置30の入力部28と、第3制御装置30の表示部39とを有している。
検査データ処理サーバ4は、第4制御装置40と、第4制御装置40の入力部48と、第4制御装置40の表示部49とを有している。
情報端末5は、情報端末本体50と、情報端末本体50の入力部58と、情報端末本体50の表示部59とを有している。
第1制御装置10、第2制御装置20は、いわゆるコンピュータであり、入力インターフェースと、出力インターフェースと、CPU(Central Processing Unit)と、ROM(Read Only Memory)と、RAM(Random Access Memory)と、記憶部12又は記憶部22と、通信部13又は通信部23とを有している。入力インターフェースには、入力部18又は入力部28と、撮像装置6と、エンコーダ8とが接続されており、出力インターフェースには、表示部19又は表示部29が接続されている。CPU、ROM、RAM及び記憶部12又は記憶部22は、バスで接続されている。ROMには、BIOS(Basic Input Output System)等のプログラムが記憶されている。CPUは、演算手段であり、RAMをワークエリアとして使用しながらROMや記憶部12又は記憶部22に記憶されているプログラムを実行することにより、制御部11又は制御部21と、画像処理部14又は画像処理部24との機能を実現する。記憶部12には、画像処理部14で処理された第1画像データが記憶される。記憶部22には、画像処理部24で処理された第2画像データが記憶される。
第3制御装置30は、いわゆるコンピュータであり、入力インターフェースと、出力インターフェースと、CPU(Central Processing Unit)と、ROM(Read Only Memory)と、RAM(Random Access Memory)と、記憶部32と、通信部33とを有している。入力インターフェースには、入力部38と、厚み計9と、エンコーダ8とが接続されており、出力インターフェースには、表示部39が接続されている。CPU、ROM、RAM及び記憶部32は、バスで接続されている。ROMには、BIOS(Basic Input Output System)等のプログラムが記憶されている。CPUは、演算手段であり、RAMをワークエリアとして使用しながらROMや記憶部32に記憶されているプログラムを実行することにより、制御部31の機能を実現する。記憶部32には、制御部31で処理された厚みデータが記憶される。
第4制御装置40は、いわゆるサーバという種別のコンピュータであり、入力インターフェースと、出力インターフェースと、CPU(Central Processing Unit)と、ROM(Read Only Memory)と、RAM(Random Access Memory)と、記憶部42と、通信部43とを有している。入力インターフェースには、入力部48が接続されており、出力インターフェースには、表示部49が接続されている。CPU、ROM、RAM及び記憶部42は、バスで接続されている。ROMには、BIOS(Basic Input Output System)等のプログラムが記憶されている。CPUは、演算手段であり、RAMをワークエリアとして使用しながらROMや記憶部42に記憶されているプログラムを実行することにより、制御部41の機能を実現する。
情報端末本体50は、いわゆるコンピュータであり、入力インターフェースと、出力インターフェースと、CPU(Central Processing Unit)と、ROM(Read Only Memory)と、RAM(Random Access Memory)と、記憶部52と、通信部53とを有している。入力インターフェースには、入力部58が接続されており、出力インターフェースには、表示部59が接続されている。CPU、ROM、RAM及び記憶部52は、バスで接続されている。ROMには、BIOS(Basic Input Output System)等のプログラムが記憶されている。CPUは、演算手段であり、RAMをワークエリアとして使用しながらROMや記憶部52に記憶されているプログラムを実行することにより、制御部51の機能を実現する。
検査データ処理サーバ4の通信部43は、ネットワークNWを介して、第1画像処理装置1の通信部13、第2画像処理装置2の通信部23、厚み検査装置3の通信部33、及び情報端末5の通信部53とそれぞれ情報を送受信可能である。
記憶部12、記憶部22、記憶部32、記憶部42及び記憶部52は、例えばHDD(Hard Disk Drive)やフラッシュメモリ等であり、オペレーティングシステムプログラムやアプリケーションプログラムを記憶している。記憶部12、記憶部22、記憶部32、記憶部42及び記憶部52は、内蔵であっても外付けであってもよく、RAMを一時記憶として使ってもよく、あるいは、ネットワーク上の記憶装置やサーバ等であってもよい。
図2は、フィルムの原反形成工程を説明するための説明図である。図3は、フィルム巻回体形成工程を説明するための模式図である。図4は、フィルム原反の幅と、スリット位置との関係を説明するための説明図である。図5は、検査データ処理の一例を説明するためのフローチャートである。図6は、表示画面の一例を説明するための説明図である。図7は、疑欠陥画像の種別毎のランク分けを説明するための説明図である。以下、図1から図7を適宜参照して、フィルム検査システム100及びフィルムの製造方法を説明する。
図2に示すフィルムの原反形成工程ST1により、原反MRが製造される。第1フィルムFMLの製造方法には、口金装置61、キャストロール62、圧着ロール63、テイクオフロール64、熱処理装置65、厚み検査装置3、第1画像処理装置1、原反巻取機66が用いられる。
図2に示す第1フィルムFMLは、たとえば、熱可塑性樹脂で形成されている。例えば、第1フィルムFMLは、ポリカーボネート系樹脂、アクリル系樹脂、ポリエステル系樹脂、アクリロニトリル・ブタジエン・スチレン樹脂(ABS)、アクリロニトリル・エチレン−プロピレン−ジエン・スチレン樹脂(AES)、アクリロニトリル・スチレン・アクリレート樹脂(ASA)、塩化ビニル樹脂、ポリエチレン、ポリプロピレン等のポリオレフィン系樹脂や、これらを2種類以上組み合わせた樹脂、又はこれらの樹脂に繊維や微粒子を加えて形成されている。第1フィルムFMLの表面には、エンボスと呼ばれる凹凸又は保護フィルムが付与されてもよい。
樹脂シートを供給する供給ステップとして、口金装置61のリップ面の相互間にあるスリット状の吐出口から樹脂材料が吐出され、この樹脂材料がキャストロール62、圧着ロール63間で圧延されつつ、冷却固化され、シート状の第1フィルムFMLになる。
テイクオフロール64を経由して、第1フィルムFMLが搬送され、熱処理装置65を通過することで、第1フィルムFMLの延伸処理や熱固定処理が行われる。
厚み検査ステップにおいて、供給された第1フィルムFMLが厚み計9の間を通過する。厚み計9は、レーザ又はX線などにより、第1フィルムFMLの幅方向WD(図4参照)全体の厚みを計測する。厚み計9で計測された厚みの情報は、エンコーダ8で計測した搬送方向Fの位置の情報に関連付けられた、厚みデータとして記憶部32(図1)参照に記憶される。
第1画像処理ステップにおいて、第1フィルムFMLは、照射装置7と撮像装置6との間を通過する。照射装置7は、撮像装置6の光軸上に配置されている。
図2に示すように、撮像装置6は、搬送方向Fに移動する第1フィルムFMLの表面に焦点が合うように、配置されている。撮像装置6は、ラインカメラとも呼ばれる。撮像装置6は、図4に示すように、搬送方向F(図1参照)と直交する第1フィルムFMLの幅方向WDの長さ以上の長さが一括して画像として撮像可能なような画角を有している。撮像装置6は、搬送方向Fの一部であって第1フィルムFMLの幅方向全体の領域を含む撮像領域SA1の画像を撮像できる。撮像装置6は、幅方向WDに撮像原点LCSP1を通る第1基準線SL1を撮像領域SA1に含むように配置されている。
撮像装置6は、例えば、CCD(Charge Coupled Device)を用いた固体撮像素子、相補性金属酸化膜半導体(CMOS:Complementary Metal Oxide Semiconductor)を用いた固体撮像素子、または金属酸化膜半導体(MOS:Metal Oxide Semiconductor)を用いた固体撮像素子のいずれかを有している。
撮像装置6で撮像された第1画像の情報は、図1に示す画像処理部14で画像処理される。画像処理部14で画像処理された、第1画像処理データは、エンコーダ8で計測した搬送方向Fの位置の情報に関連付けられた、第1画像データとして記憶部12に記憶される。
巻取りステップにおいて、図2に示す原反巻取機66が、図4に示すオシレーション幅OCWmaxの範囲のオシレーション(揺動)をかけて、原反MRを巻き取る。これにより、原反MRのシワ、歪み、巻き戻した際のたるみが抑制される。
第1フィルムFMLは、フィルムの幅方向WDの両端部の厚みが中央部に比して厚くなりやすいため、フィルムの幅方向WDの両端部をそれぞれ、成膜時の幅FMWから除去量ECWL、ECWRだけ削除する耳取り加工を行った上で、巻取りステップを行うこともある。巻取りステップで巻き取られる第1フィルムは、幅MWとなる。
図3に示すフィルム巻回体形成工程ST2により、複数の第2フィルムQAからQOが巻回された複数の製品ロールRLが形成される。第2製品ロールRLの製造方法には、スリッター69、第2画像処理装置2が用いられる。
巻き出しステップにおいて、原反MRを巻き出した第1フィルムFMLが、スリッター69に投入される。
第2画像処理ステップにおいて、原反MRを巻き出した第1フィルムFMLは、カッターロールCRの直前の位置で、照射装置7と撮像装置6との間を通過する。照射装置7は、撮像装置6の光軸上に配置されている。
図3に示すように、撮像装置6は、搬送方向Fに移動する第1フィルムFMLの表面に焦点が合うように、配置されている。撮像装置6は、搬送方向Fの一部であって第1フィルムFMLの幅方向全体の領域を含む撮像領域SA2の画像を撮像できる。撮像装置6は、幅方向WDに撮像原点LCSP2を通る第1基準線SL2を撮像領域SA2に含むように配置されている。
撮像装置6で撮像された第2画像の情報は、図1に示す画像処理部24で画像処理される。
巻取りステップにおいて、原反MRを巻き出した第1フィルムFMLが、スリッター69のカッターロールCRを通過することで、第1フィルムFMLには、スリットが付与される。これにより、第1フィルムFMLよりも幅方向WDに幅が狭い第2フィルムQAからQOが形成される。巻取機が、第2フィルムQAからQOのそれぞれを巻取り、複数の製品ロールRLが得られる。
カッターロールCRの刃Cの位置は、図4に示すように、例えば、幅方向WDに等間隔の幅RWに並ぶように配置されている。カッターロールCRの刃Cの位置は、幅方向WDに所定量ΔCLだけ、それぞれシフトさせることができる。
カッターロールCRの刃Cの位置は、撮像領域SA2との位置関係が計測され、刃Cの位置情報として、予め記憶部22に記憶されている。刃Cの位置の情報は、具体的には、撮像原点LCSP2から搬送方向Fの距離CSPL及び幅方向WDの距離CSPW、刃C間の距離RWである。画像処理部24で画像処理された、第2画像処理データは、図3に示すエンコーダ8で計測した搬送方向Fの位置の情報及びカッターロールCRの刃Cの位置情報に関連付けられた、第2画像データとして記憶部22に記憶される。
上述したように、シワを抑制しつつ、第1フィルムFMLを巻き出した際にもタルミが発生しないよう、オシレーションをかけながら第1フィルムFMLを巻き取って原反MRとし、巻き取った原反MRをスリッター69でスリットをいれて、オシレーションをかけながら製品ロールRLを得る。この場合、第1画像処理装置1で検査した疑欠陥位置が、原反MRとして巻き取る際の幅方向WDのズレやオシレーションの影響により、幅方向WDの移動し、第2画像処理装置2で検査した疑欠陥位置とは整合していない可能性がある。
例えば、図4に示すように、ステップST1において、オシレーション幅OCWmaxの範囲で、第1フィルムFMLが揺動するので、ステップST2において、第2画像処理装置2で撮像する撮像領域SA2の画像は、第1画像処理装置1が撮像する撮像領域SA1の画像より、幅方向WDにOCW1量だけ、ずれている。
第1画像処理装置1で検査した疑欠陥位置が、オシレーション幅OCWmaxの情報及び搬送方向Fの位置の情報に基づいて、スリッター69でスリットをいれた複数の第2フィルムQAからQOのいずれかに移動するかを予測する考え方もある。しかしながら、この予測には、第1フィルムFMLを原反MRとして巻き取る際、幅方向WDのズレが発生してしまうことが考慮されておらず、良品の製品ロールRLを不良の製品ロールRLと誤認してしまう可能性がある。また、上述した除去量ECWL、ECWRも考慮する必要がある。
第2画像処理装置2で検査した第2画像データにおける疑欠陥位置は、スリッター69でスリットをいれる直前で撮像されているので、原反MRとして巻き取る際の幅方向WDのズレ、又はオシレーションの影響が抑制されている。しかし、スリットで分割された複数の第2フィルムQAからQOの疑欠陥しか判明せず、原反MRで既に生じている疑欠陥の対策をすることができない。
本実施形態のフィルム検査システム100は、第1フィルムFMLにオシレーションをかけながら巻取り、さらに巻きだして第1フィルムFMLにスリットを入れて第2フィルムQAからQOを製造する場合、各第2フィルムQAからQOの疑欠陥に対応する第1フィルムFMLの位置を容易に認識でき、疑欠陥の追跡可能性を向上させる。以下、疑欠陥の追跡可能性を向上させるフィルム検査システム100の検査データ処理について、説明する。
フィルム巻回体形成工程ST2が終了すると、図1に示すフィルム検査システム100は、情報集約ステップを実行処理する。情報集約ステップにおいて、第1画像処理装置1、第2画像処理装置2及び厚み検査装置3は、記憶部12の第1画像データ、記憶部22の第2画像データ及び、記憶部32の厚みデータを、検査データ処理サーバ4へネットワークNWを介して送信する。
検査データ処理サーバ4の制御部41は、通信部43を介して、第1画像データ、第2画像データ及び厚みデータを受信する。検査データ処理サーバ4の制御部41は、第1画像データを第1画像データベース421に格納し、第2画像データを第2画像データベース422に格納し、厚みデータを厚みデータベース423に格納する。第1画像データ、第2画像データ及び、厚みデータは、それぞれIDデータベース424の原反MRの識別情報及び製品ロールRLの識別情報、製品仕様データベース425の品種名、製品仕様としてのグレードの情報と関連付けられる。IDデータベース424は、原反MRの識別情報又は製品ロールRLの識別情報と、それぞれの大きさ(長さ、幅の情報など)、製造日時(例えば、製造開始日時、製造終了日時)の情報を関連付けて格納する。
次に図5、図6を参照して、検査結果参照ステップを説明する。図5に示すように、情報端末5は、入力部58からの入力を受け付け、検索対象が入力される(ステップS11)。検索対象は、例えば、原反MRの識別情報、製品ロールRLの識別情報、製造日時などである。
情報端末5の制御部51は、通信部53を制御し、ネットワークNWを介して、検査データ処理サーバ4へ情報を要求する(ステップS12)。
検査データ処理サーバ4の制御部41は、情報端末5の情報要求を通信部43で受信すると、記憶部42のIDデータベース424へデータベース問い合わせを実行する(ステップS21)。
検査データ処理サーバ4の制御部41は、情報要求に合致する、原反MRの識別情報、製品ロールRLの識別情報、第1画像データ、第2画像データ及び、厚みデータをデータ抽出する(ステップS22)。
検査データ処理サーバ4の制御部41は、製品仕様データベース425のグレードの情報の閾値と、各製品ロールRLの第2画像データとに基づいて、各製品ロールRLの合否判定処理を行う(ステップS23)。各製品ロールRLの合否判定処理は、第2画像データに含まれる欠陥として疑いのある画像データを、疑欠陥画像として抽出し、疑欠陥画像の種別(以下、疑欠陥画像種別という。)毎に、所定の判別基準(以下、欠陥パラメータという。)の閾値に基づいて分類する。欠陥パラメータは、過去の実際の欠陥の情報に基づいて、製品に影響を与える重要な欠陥であるほど、値が大きくなるような重み付けをもったパラメータである。
図7に示すように、本実施形態においては、疑欠陥画像種別PA、PB、PC、PD毎の欠陥パラメータの閾値THA、THBが記憶部42に記憶されている。疑欠陥画像種別PA、PB、PC、PD毎に、欠陥パラメータの閾値THA、THBがそれぞれ異なっていてもよい。
図6に示す第2画像データ(RLデータ)に含まれて欠陥として疑いのある疑欠陥画像種別PA、PB、PC、PDがある。図6に示す第2画像データ(RLデータ)において、複数の第2フィルムQAからQOのそれぞれにおいて、疑欠陥画像種別PA、PB、PC、PD毎に、図7に示す判別基準の閾値THA及び閾値THBに照会される。第2フィルムQFは、図7に示すように、疑欠陥画像種別PDが閾値THBを越えているので、第2フィルムQFが不良グレードNGGとして分類される。
図7に示すように、疑欠陥画像種別PA、PB、PCにおいて、欠陥パラメータが閾値THAを越え、閾値THB以下の場合であり、疑欠陥画像種別PA、PB、PCがある第2フィルムには、よいグレード(Bグレード)が判別される。これにより、図6に示す第2画像データ(RLデータ)において、第2フィルムQA、QB、QD、QE、QJ、QK、QOがBグレードBGとして分類される。なお、各第2フィルムにある疑欠陥画像の種別PA、PB、PC、PDのそれぞれにおいて、欠陥パラメータが閾値THA以下の場合であれば、疑欠陥画像種別PA、PB、PC、PDがあっても、当該第2フィルムには、最もよいグレード(Aグレード)が判別される。最もよいグレード(Aグレード)には、疑欠陥画像がない場合も含む。図6に示す第2画像データ(RLデータ)において、第2フィルムQC、QG、QH、QI、QL、QM、QNには、疑欠陥画像がないので、第2フィルムQC、QG、QH、QI、QL、QM、QNがAグレードGGとして分類される。
次に、オシレーション幅OCWmaxの情報と、ステップS23の各製品ロールRLの合否判定処理結果に基づいて、原反MRの再検証領域を特定し、再検証領域の情報を出力する(ステップS24)。
例えば、オシレーションがなかったとしたならば、図6に示す第2画像データ(RLデータ)において、BグレードBGとして分類された第2フィルムQA、QB、QD、QE、QJ、QK、QOと幅方向WDの位置及び巻き長さ方向Fが、少なくとも部分的に一致する、図6に示す第1画像データ(FMLデータ)のQA、QB、QD、QE、QJ、QK、QOの領域を特定する。次に、オシレーションにより変動する幅方向WDのオシレーション幅OCWmaxが重なる、QC、QI、QL、QNの領域を原反MRの再検証領域VBGとして特定する。QC、QI、QL、QNの領域は、図6に示す第1画像データ(FMLデータ)のQA、QB、QD、QE、QJ、QK、QOの領域のいずれかの両側になる。
また、オシレーションがなかったとしたならば、図6に示す第2画像データ(RLデータ)において、不良グレードNGGとして分類された第2フィルムQFと幅方向WDの位置及び巻き長さ方向Fが、少なくとも部分的に一致する、図6に示す第1画像データ(FMLデータ)のQFの領域を特定する。
次に、図6に示す第1画像データ(FMLデータ)において、QFの領域の両側のQE、QGの領域を特定する。QE、QGの領域は、オシレーションにより変動する幅方向WDのオシレーション幅OCWmaxが重なる領域である。そして、図6に示す第1画像データ(FMLデータ)において、QE、QF、QGの領域を、原反MRの再検証領域VNGGとして特定する。図6に示す第1画像データ(FMLデータ)において、QEの領域は、再検証領域VBGとも重なるが、欠陥パラメータの大きい検証領域VNGGとして特定する。
なお、図6に示す第1画像データ(FMLデータ)において、QH、QMの領域は、再検証不要領域VGGである。
検査データ処理サーバ4は、原反MRの識別情報、製品ロールRLの識別情報、第1画像データ、第2画像データ及び、厚みデータ、各製品ロールRLの合否判定処理結果、原反MRの再検証領域についてのデータを情報端末5へ送信する。
情報端末5は、これらのデータを受信する(ステップS13)。情報端末5は、表示部59に図6に示すウィンドウ画像WTを表示する。図6に示すウィンドウ画像WTには、第1画像データを示すウィンドウW1と、第2画像データを示すウィンドウW2と、厚みデータを示すウィンドウW3とが同時表示されている(ステップS14)。
ウィンドウ画像WTには、インデックス情報WCも表示されている。インデックス情報WCには、IDとして製品ロールRLの識別情報、品種名、グレードとして、不良グレードの判別基準の閾値、MLとして原反MRの識別情報、幅MW、幅RW、製造開始日時、製造終了日時が表示される。
ウィンドウW2には、画面WTの左右が図4の幅方向WDとなり、画面WTの上下が巻き長さ方向Fとなるように、第2撮像領域SA2で撮像した第1フィルムFMLにおける疑欠陥画像の面内分布が表示される。
ウィンドウW1には、画面WTの左右が図4の幅方向WDとなり、画面WTの上下が巻き長さ方向Fとなるように、第1撮像領域SA1で撮像した第1フィルムFMLにおける疑欠陥画像の面内分布が表示される。
ウィンドウW2には、第2撮像領域SA2で撮像した第1フィルムFMLにおける疑欠陥画像の面内分布に、スリットの位置PSが表示されている。スリット位置PSが表示されることで、第2撮像領域SA2で撮像した第1フィルムFMLにおける疑欠陥画像の面内分布に、複数の第2フィルムQAからQOの位置が認識できるようになる。
ウィンドウW2には、図4に示す撮像原点LCSP1を撮像原点LCSP2と、幅方向WDにおいて、合致されていると仮定した場合(図4に示す幅方向WDのOCW1量が0の場合)のスリットの位置PSが表示されている。このとき、図6に示す第1画像データ(FMLデータ)のQAからQOの位置は、第2画像データ(RLデータ)の第2フィルムQAからQOの位置と幅方向の位置及び巻き長さ方向が、少なくとも部分的に一致する。これにより、ウィンドウW1とウィンドウW2とを画面WT内の上下に並べて確認することで、疑欠陥画像種別PA、PB、PC、PDのずれが容易に視認できる。
ウィンドウW1には、第1撮像領域SA1で撮像した第1フィルムFMLにおける疑欠陥画像の面内分布に、スリットの位置PSが表示されている。スリット位置PSが表示されることで、ウィンドウW2における複数の第2フィルムQAからQOの位置と比較できるようになる。
ここで、ウィンドウW2における不良グレードNGGと、ウィンドウW1における原反MRの再検証領域VNGGとを比較して視認が可能である。そうすると、表示部59は、ウィンドウW2における不良グレードNGGに対応するウィンドウW1のQFの位置と、オシレーションにより変動する幅方向WDのオシレーション幅OCWmaxが重なるQE、QFの領域とが、スリットの位置PSの表示を手がかりとして、区別されるように表示できる。
上述したように、図6に示す第2画像データ(RLデータ)と、図6に示す第1画像データ(FMLデータ)とに含まれる疑欠陥画像種別PA、PB、PC、PDを一瞥して、比較できる。再検証領域VBG、VNGGが表示されるので、各第2フィルムQAからQOの疑欠陥に対応する第1フィルムFMLの位置が、オシレーション幅OCWmaxを考慮しつつ、容易に認識できる。このため、本実施形態のフィルム検査システム100は、第1フィルムFMLにオシレーションをかけながら巻取り、さらに巻きだして第1フィルムFMLにスリットを入れて第2フィルムQAからQOを製造する場合、各第2フィルムQAからQOの疑欠陥に対応する第1フィルムFMLの位置を容易に認識でき、疑欠陥の追跡可能性を向上させる。その結果、スリットで分割された複数の第2フィルムQAからQOの疑欠陥と対応する、原反MRで既に生じている疑欠陥の対策をすることができる。また、スリットで分割された複数の第2フィルムQAからQOの疑欠陥と、原反MRで既に生じている疑欠陥とを比較することで、原反MRからスリットで分割された複数の第2フィルムQAからQOとなるまでの表面処理などの他の工程での疑欠陥を把握することができる。
なお、ウィンドウW1で表示する巻き長さ方向Fの長さMFLは、ウィンドウW2で表示する巻き長さ方向Fの長さRFL以上とすることが望ましい。第1基準線SL1で撮像した疑欠陥画像種別PA、PB、PC、PDが、第2基準線SL2で撮像した疑欠陥画像種別PA、PB、PC、PDと巻き長さ方向Fで一致することが望ましい。しかし、第1基準線SL1で撮像した疑欠陥画像種別PA、PB、PC、PDが、ウィンドウW2で表示する巻き長さ方向Fの長さRFLの範囲で撮像した範囲に含まれていればよく、第2基準線SL2で撮像した疑欠陥画像種別PA、PB、PC、PDが、ウィンドウW1で表示する巻き長さ方向Fの長さMFLの範囲で撮像した範囲に含まれていればよい。
ウィンドウW2において、不良グレードNGGとして分類される第2フィルムQFの領域と、BグレードBGとして分類される第2フィルムQA、QB、QD、QE、QJ、QK、QOの領域と、AグレードGGとして分類される、第2フィルムQC、QG、QH、QI、QL、QM、QNとは、表示部49に色分け表示され、不良グレードNGGと、BグレードBGとがAグレードGGと区別され、強調表示されている。これにより、オペレータは、適切な製品ロールRLを選択して出荷できるようになる。
ウィンドウ画像WTにおいて、ウィンドウW3は、ウィンドウW1及びウィンドウW2と同時に表示される。ウィンドウW3には、厚みデータベース423に格納されていた厚みの情報が表示される。オペレータは、疑欠陥画像種別PA、PB、PC、PDの情報に加え、厚みの情報を確認することで、同じBグレードであっても、厚みの平坦性を考慮して、製品ロールRLを選択し、出荷することができる。
(変形例)
上述したように、図1に示すフィルム検査システム100は、第1画像処理装置1、第2画像処理装置2、厚み検査装置3、検査データ処理サーバ4及び情報端末5を備えている。検査データ処理サーバ4におけるステップS21からステップS24の処理の一部又は全部の処理は、第1画像処理装置1、第2画像処理装置2、厚み検査装置3、又は情報端末5のいずれかで処理してもよい。
例えば、上述したフィルム巻回体形成工程ST2が終了すると、図1に示すフィルム検査システム100は、情報集約ステップを実行処理する。情報集約ステップにおいて、第1画像処理装置1は、記憶部12の第1画像データから抽出した擬欠陥画像種別及び擬欠陥画像種別の座標(図4に示す撮像原点LCSP1に対する幅方向WDの位置、巻き長さ方向Fの位置)を、検査データ処理サーバ4へネットワークNWを介して送信する。第1画像データから抽出した擬欠陥画像種別及び擬欠陥画像種別の座標の情報は、図1に示す第1画像データベース421に格納される。第2画像処理装置2は、記憶部22の第2画像データから抽出した擬欠陥画像種別及び擬欠陥画像種別の座標(図4に示す撮像原点LCSP2に対する幅方向WDの位置、巻き長さ方向Fの位置)を、検査データ処理サーバ4へネットワークNWを介して送信する。第2画像データから抽出した擬欠陥画像種別及び擬欠陥画像種別の座標は、第2画像データベース422に格納される。厚み検査装置3は、記憶部32の厚みデータを、検査データ処理サーバ4へネットワークNWを介して送信する。
図5に示すように、検査データ処理サーバ4の制御部41は、情報要求に合致する、原反MRの識別情報、製品ロールRLの識別情報、第1画像データから抽出した擬欠陥画像種別及び擬欠陥画像種別の座標、第2画像データから抽出した擬欠陥画像種別、擬欠陥画像種別の座標及び、厚みデータをデータ抽出する(ステップS22)。検査データ処理サーバ4の制御部41は、データ抽出した情報を情報端末5へ送信する。情報端末5は、データ受信S13の後、検査データ処理サーバ4の代わりに、図5のステップS23の処理及びステップS24の処理をする。これにより、情報容量の大きな第1画像データ、第2画像データの送受信が減る。次に、情報端末5は、図5のステップS14の処理をする。また、情報容量の大きな第1画像データ、第2画像データの二重記憶がなくなり、記憶部42の記憶容量の余裕が増える。また、情報端末5は、受信する第1画像データから抽出した擬欠陥画像種別及び擬欠陥画像種別の座標、第2画像データから抽出した擬欠陥画像種別、擬欠陥画像種別の座標から、図5のステップS23の処理及びステップS24の処理をすることができる。このため、受信端末5の演算負荷が軽減される。
(実施形態2)
図8は、検査データ処理の一例を説明するためのフローチャートである。図9は、表示画面の一例を説明するための説明図である。図10は、表示画面の一例を説明するための説明図である。実施形態2では、実施形態1とは異なり、ウィンドウW2に表示されたスリットの位置PSを変更する。なお、上述した実施形態1で説明したものと同じ構成要素、には同一の符号を付して重複する説明は省略する。また、図8に示すように、ステップS11からステップS14、及びステップS21からステップS24の処理は、図5に示す処理と同じであるので、説明を省略する。
実施形態2において、図9に示すウィンドウ画像WTがステップS14において表示されている。図9に示すウィンドウ画像WTでは、図6に示すウィンドウ画像WTよりも、疑欠陥画像種別PDの数が多い。このため、疑欠陥画像が存在するとして、第2フィルムQE、QFが不良グレードNGGとして分類される。その結果、図9に示す第1画像データ(FMLデータ)のQD、QE、QF、QGの領域が、検証領域VNGGとして特定されている。
ステップS14の後、情報端末5の情報端末本体50は、入力部58の入力待ちとなる。制御部51は、入力部58からのスリットの位置PSの変更入力を受け付ける(ステップS15)。制御部51は、スリット位置PSの変更情報を検査データ処理サーバ4へネットワークNWを介して送信する。
検査データ処理サーバ4の制御部41は、通信部43を介して、スリット位置PSの変更情報を受信する。検査データ処理サーバ4の制御部41は、製品仕様データベース425のグレードの情報の閾値と、スリット位置PSが変更された各製品ロールRLの第2画像データとに基づいて、各模擬製品ロールRLの合否判定処理を行う(ステップS25)。
図10に示す第2画像データ(RLデータ)において、スリット位置PSが変更された、複数の第2フィルムQAからQOのそれぞれにおいて、疑欠陥画像種別PA、PB、PC、PDとこれらの数との積算数が、上述した判別基準の閾値に照会される。第2フィルムQFは、疑欠陥画像が存在するとして、第2フィルムQFが不良グレードNGGとして分類される。
同様に、図10に示す第2画像データ(RLデータ)において、第2フィルムQA、QB、QD、QE、QJ、QK、QOがBグレードBGとして分類される。図10に示す第2画像データ(RLデータ)において、第2フィルムQC、QG、QH、QI、QL、QM、QNがAグレードGGとして分類される。
検査データ処理サーバ4は、原反MRの識別情報、製品ロールRLの識別情報、第1画像データ、第2画像データ及び、厚みデータ、各模擬製品ロールRLの合否判定処理結果についてのデータを情報端末5へ送信する。なお、検査データ処理サーバ4の制御部41は、ステップS25の後、ステップS24と同じ処理をして、原反MRの再検証領域についてのデータを情報端末5へ送信するようにしてもよい。
情報端末5は、ステップS25のデータを受信する(ステップS16)。情報端末5は、表示部59に図10に示すウィンドウ画像WTを表示する。図10に示すウィンドウ画像WTには、第1画像データを示すウィンドウW1と、第2画像データを示すウィンドウW2と、厚みデータを示すウィンドウW3とが同時表示されている(ステップS17)。
図10に示すウィンドウ画像WTでは、図9に示すウィンドウ画像WTと比較して、スリット位置PSの変更に応じて、疑欠陥画像種別PA、PB、PC、PDが移動し、ウィンドウW2における不良グレードNGGの領域が小さくなっている。そこで、上述したフィルム巻回体形成工程ST2において、実際に、カッターロールCRの刃Cの位置を、ステップS15で変更した幅方向WDに所定量ΔCLだけ、それぞれシフトさせる。
次回、同じ種別の原反MRを製造し、同じ種別の製品ロールを製造する場合、不良グレードNGGと判定される製品ロールが抑制される。その結果、製品ロールRLの歩留まりが向上する。
以上、好適な実施形態を説明したが、本発明はこのような実施形態に限定されるものではない。実施の形態で開示された内容はあくまで一例にすぎず、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。本発明の趣旨を逸脱しない範囲で行われた適宜の変更についても、当然に本発明の技術的範囲に属する。上述した発明を基にして当業者が適宜設計変更して実施しうる全ての発明も、本発明の要旨を包含する限り、本発明の技術的範囲に属する。
実施形態2においても実施形態1の変形例が適用できる。また、上述した実施形態1、実施形態1の変形例、実施形態2の情報端末5は、第1画像処理装置1、第2画像処理装置2、厚み検査装置3又は検査データ処理サーバ4のいずれかで代用してもよい。
一般的に「シート」とは、JISにおける定義上、薄く、一般にその厚みが長さと幅のわりには小さく平らな製品をいい、一般的に「フィルム」とは、長さ及び幅に比べて厚みが極めて小さく、最大厚みが任意に限定されている薄い平らな製品で、通常、ロールの形で供給されるものをいい(日本工業規格JISK6900)、しかし、シートとフィルムの境界は定かでなく、本実施形態においては両者を同義として用い、統一して「フィルム」と記す。
1 第1画像処理装置
2 第2画像処理装置
3 厚み検査装置
4 検査データ処理サーバ
5 情報端末
6 撮像装置
7 照射装置
8 エンコーダ
9 厚み計
10 第1制御装置
11、21、31、41、51 制御部
12、22、32、42、52 記憶部
13、23、33、43、53 通信部
14、24 画像処理部
18、28、38、48、58 入力部
19、29、39、49、59 表示部
20 第2制御装置
30 第3制御装置
40 第4制御装置
50 情報端末本体
61 口金装置
62 キャストロール
63 圧着ロール
64 テイクオフロール
65 熱処理装置
66 原反巻取機
69 スリッター
100 フィルム検査システム
421 第1画像データベース
422 第2画像データベース
423 厚みデータベース
424 IDデータベース
425 製品仕様データベース
CR カッターロール
CSPL 距離
CSPW 距離
ECWL、ECWR 除去量
F 搬送方向
FML 第1フィルム
GG グレード
LCSP1 撮像原点
LCSP2 撮像原点
MR 原反
NGG 不良グレード
NW ネットワーク
OCWmax オシレーション幅
PA、PB、PC、PD 疑欠陥画像
PS スリット位置
RL 製品ロール

Claims (7)

  1. 搬送方向に搬送される第1フィルムであって、オシレーションしながら巻き取って第1フィルム巻回体とする前記第1フィルムに対し、幅方向全体の領域を含む第1撮像領域を第1画像として撮像する第1画像処理装置と、
    第1フィルム巻回体を複数の第2フィルム巻回体とするため、スリットを入れて複数の第2フィルムとする直前の、前記第1フィルム巻回体を巻き出した前記第1フィルムに対し、幅方向全体の領域を含む第2撮像領域を第2画像として撮像する第2画像処理装置と、
    制御装置と、
    表示部と、を含み、
    前記制御装置は、
    前記第1撮像領域で撮像した第1フィルムを検査し、欠陥として判別した疑欠陥の疑欠陥画像の第1面内分布を特定し、
    前記搬送方向において前記第1面内分布に対応する位置の前記第2撮像領域で撮像した第1フィルムを検査し、欠陥として判別した疑欠陥の疑欠陥画像の第2面内分布を特定し、
    前記第1撮像領域の撮像原点と、前記第2撮像領域の撮像原点とが前記幅方向に合致された状態で、前記第1面内分布を示す第1ウインドウと、前記第2面内分布を示す第2ウインドウを前記表示部に同時表示し、
    前記第2面内分布が有し、かつ前記スリットの位置情報から特定される第2フィルムの領域毎に、前記疑欠陥画像の数を所定の判別基準の閾値と比較して、前記第2フィルムの領域の分類分けがされ、
    前記第1面内分布には、前記スリットの位置情報から分割される複数の領域があり、
    前記第1ウインドウにおいて、前記複数の領域のうち、前記第2面内分布において前記疑欠陥画像が存在するとして分類された第2フィルムの領域と幅方向の位置が少なくとも部分的に一致する前記第1面内分布における第1領域と、当該第1領域の前記幅方向の両側にあり、前記第1領域との境界からみて前記オシレーションにより変動する前記幅方向のオシレーション幅が重なる第2領域とを、前記第1面内分布の他の領域と区別して表示し、
    前記疑欠陥画像が存在するとして分類された第2フィルムの領域である、前記第2面内分布の第3領域が、前記第1領域及び前記第2領域と前記表示部に同時表示されることを特徴とするフィルム検査システム。
  2. 前記第3領域が前記表示部に強調表示されることを特徴とする請求項に記載のフィルム検査システム。
  3. 前記第1フィルム巻回体とする第1フィルムに対し、幅方向全体の領域の厚みを計測する厚み検査装置を備え、
    前記厚みの情報が、前記表示部にさらに表示されることを特徴とする請求項1又は2に記載のフィルム検査システム。
  4. 前記第2面内分布において、複数の前記第2フィルムの位置が識別可能なように、前記スリットの位置が表示されている、請求項1から請求項3のいずれか1項に記載のフィルム検査システム。
  5. 前記スリットの位置を変更することで、前記第2面内分布に占める前記第3領域の位置が変更される請求項に記載のフィルム検査システム。
  6. 搬送方向に搬送される第1フィルムの幅方向全体の領域を含む第1撮像領域を第1画像として撮像する第1画像処理ステップと、
    前記第1画像が撮像された第1フィルムをオシレーションしながら巻き取って第1フィルム巻回体とする第1フィルム巻回体の形成工程と、
    前記第1フィルム巻回体の第1フィルムを巻き出して、前記第1フィルムに対し、幅方向全体の領域を含む第2撮像領域を第2画像として撮像する第2画像処理ステップと、
    前記第2画像が撮像された第1フィルムにスリットをいれて複数の第2フィルムとし、前記第2フィルムをそれぞれ巻取り、複数の第2フィルム巻回体とする第2フィルム巻回体の形成工程と、
    前記第1撮像領域で撮像した第1フィルムを検査し、欠陥として判別した疑欠陥の疑欠陥画像の第1面内分布を特定し、
    前記搬送方向において前記第1面内分布に対応する位置の前記第2撮像領域で撮像した第1フィルムを検査し、欠陥として判別した疑欠陥の疑欠陥画像の第2面内分布を特定し、
    前記第2面内分布が有し、かつ前記スリットの位置情報から特定される第2フィルムの領域毎に、前記疑欠陥画像の数を所定の判別基準の閾値と比較して、前記第2フィルムの領域の分類分けがされる、検証工程と、
    前記第1撮像領域の撮像原点と、前記第2撮像領域の撮像原点とが前記幅方向に合致された状態で、前記第1面内分布を示す第1ウインドウと、前記第2面内分布を示す第2ウインドウを表示部に同時表示する表示工程と、
    を含み、
    前記表示工程において、
    前記第1面内分布には、前記スリットの位置情報から分割される複数の領域があり、
    前記第1ウインドウにおいて、前記複数の領域のうち、前記第2面内分布において前記疑欠陥画像が存在するとして分類された第2フィルムの領域と幅方向の位置が少なくとも部分的に一致する前記第1面内分布における第1領域と、当該第1領域の前記幅方向の両側にあり、前記第1領域との境界からみて前記オシレーションにより変動する前記幅方向のオシレーション幅分が重なる第2領域とを、前記第1面内分布の他の領域と区別して表示し、
    前記疑欠陥画像が存在するとして分類された第2フィルムの領域である、前記第2面内分布の第3領域が、前記第1領域及び前記第2領域と前記表示部に同時表示されることを特徴とするフィルムの製造方法。
  7. 記スリットの位置を変更することで、前記第2面内分布に占める前記第3領域の位置が変更される再表示工程をさらに含み、
    前記第2フィルム巻回体の形成工程におけるスリット位置を、再表示工程で決定されたスリット位置に変更し、新たな第2フィルム巻回体の形成を行うことを特徴とする請求項に記載のフィルムの製造方法。
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