JP6929480B1 - 板状触媒エレメントの金属基材と触媒固形物との分離方法及び装置 - Google Patents

板状触媒エレメントの金属基材と触媒固形物との分離方法及び装置 Download PDF

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Abstract

【課題】板状触媒エレメントの金属基材と触媒固形物との分離方法及び装置を提供する。【解決手段】網目状の金属基材の網目間及び表面に触媒活性を有する触媒固形物が一様に担持されて成る使用済板状触媒エレメント12Aから前記金属基材と前記触媒固形物とを分離するに際し、一対の歯車ローラ14、14を複数段有する第1のローラ部15Aに、使用済板状触媒エレメント12Aを通過させ、該歯車ローラの各段で変形形状の異なる塑性変形をさせ、その後、前記金属基材から前記触媒固形物を脱離させる。【選択図】図1

Description

本発明は、板状触媒エレメントの金属基材と触媒固形物との分離方法及び装置に関する。
従来より、例えば石炭火力発電所においては、排ガス中の窒素酸化物を除去する脱硝装置を用いて、排出する排ガスの清浄化を図っている。この排ガス処理を長期間に亙って行った後、使用済みとなった板状触媒エレメントは、廃棄業者により回収され、そのまま廃棄物として処理されている。
また、脱硝装置で使用した使用済板状触媒エレメントは、金属のメッシュ状基板に触媒を担持させているので、使用済板状触媒エレメントから触媒を回収する技術が提案されている(例えば特許文献1参照)。
特開2004−290970号公報
しかしながら、特許文献1の回収方法では、先ず触媒層の表面にオーバーコート層を被覆し、該オーバーコート層を膨張、収縮させることで、触媒層を剥離することが提案されているが、オーバーコートの被覆処理を行う必要があり、さらに、その後の膨張、収縮処理に手間がかかる、という問題がある。
また、使用済板状触媒エレメントにジェット水を噴射して、使用済触媒を除去することは可能であるが、ジェット水洗においては完全に使用済触媒を除去するために大量の水が必要であり、排水処理に多額の費用がかかり効率的でないという問題がある。
本発明は、前記事情に照らして、使用済板状触媒エレメントから触媒固形物の取り出しが容易で、さらに後処理が簡便な板状触媒エレメントの金属基材と触媒固形物との分離方法及び装置を提供することを課題とする。
本発明の第1の態様の板状触媒エレメントの金属基材と触媒固形物との分離方法は、網目状の金属基材の網目間及び表面に触媒活性を有する触媒固形物が一様に担持されて成る板状触媒エレメントから前記金属基材と前記触媒固形物とを分離する方法であって、一対の歯車ローラを複数段有するローラ部に、前記板状触媒エレメントを通過させ、該歯車ローラの各段で塑性変形をさせることによって、その後、前記金属基材から前記触媒固形物を脱離させることを特徴とする。
本発明の第2の態様の板状触媒エレメントの金属基材と触媒固形物とを分離する分離装置は、網目状の金属基材の網目間及び表面に触媒活性を有する触媒固形物が一様に担持されて成る板状触媒エレメントから前記金属基材と前記触媒固形物とを分離する分離装置であって、一対の歯車ローラを複数段有し、歯車ローラの各段で変形形状の異なる塑性変形をさせるローラ部と、塑性変形後に前記触媒固形物を脱離する触媒脱離部と、を有することを特徴とする。
本発明によれば、網目状の金属基材の網目間及び表面に触媒活性を有する触媒固形物が一様に担持されて成る板状触媒エレメントから前記金属基材と前記触媒固形物とを分離する方法であって、一対の歯車ローラを複数段有するローラ部に、前記板状触媒エレメントを通過させ、該歯車ローラの各段で塑性変形をさせることによって、その後、前記金属基材から前記触媒固形物を脱離させることができ、触媒固形物の脱離後の処理済エレメントを有価物として回収することができる。
図1は、実施形態1に係る板状触媒エレメントの金属基材と触媒固形物との分離装置の構成を示す概略図である。 図2は、実施形態2に係る板状触媒エレメントの金属基材と触媒固形物との分離装置の構成を示す概略図である。 図3は、実施形態3に係る板状触媒エレメントの金属基材と触媒固形物との分離装置の構成を示す概略図である。 図4は、押圧ローラの動作を説明するための説明図である。 図5は、押圧ローラの他の例を示す概略図である。 図6は、実施形態4に係る板状触媒エレメントの金属基材と触媒固形物との分離装置の構成を示す概略図である。 図7は、エキスパンドメタルの一例を示す図である。 図8は、歯車ローラの一例を示す図である。
以下に添付図面を参照して、本発明の好適な実施形態を詳細に説明する。なお、本発明は、この実施形態に限定されるものではなく、各実施形態を併せてもよく、さらには特許請求の範囲に表現された思想及び範囲を逸脱することなく、種々の変形、追加、及び省略が当業者によって可能である。
[実施形態1]
図1は、実施形態1に係る板状触媒エレメントの金属基材と触媒固形物との分離装置の構成を示す概略図である。図1に示すように、この板状触媒エレメントの金属基材と触媒固形物との分離装置10Aは、網目状の金属基材の網目間及び表面に触媒活性を有する触媒固形物が一様に担持されて成る使用済板状触媒エレメント12Aから金属基材と前記触媒固形物とを分離する分離装置であって、一対の歯車ローラ14、14を複数段有し、歯車ローラの各段で変形形状の異なる塑性変形をさせる第1のローラ部15Aと、塑性変形後に触媒固形物を圧縮空気16aを吹き付けて脱離する第1のエアブロー16Aからなる触媒脱離部と、を有する。本実施形態では、第1のエアブロー16Aの下段側に、除去した除去触媒11を回収する触媒回収部17、を有している。使用済板状触媒エレメント12は、網目状の金属基材の網目間及び表面に触媒活性を有する触媒固形物が一様に担持されて成る板状触媒エレメントであって、一定期間触媒処理を終了したものである。
ここで、本実施形態では、触媒脱離部として第1のエアブロー16Aを用いている。ここで、この第1のエアブロー16Aの代わりにワイヤブラシを用いるようにして、ブラシ掃きとりにより剥離又は脱離された触媒を除去することもできる。
また、第1のエアブロー16Aとワイヤブラシとを併用するようにしてもよい。
搬送ベルト13は無端ベルトで、少なくとも4つのローラ13a〜13dに巻きかけられており、図示しない駆動源によりローラを回転させることで、上流側から下流側に使用済板状触媒エレメント12Aを搬送させ、繰り返し使用済板状触媒エレメント12Aを搬送している。
触媒回収部17で回収された除去触媒11は、触媒回収コンテナ(例えばフレキシブルコンテナなど)31により回収され、産業廃棄物として廃棄業者により処理される。また、再利用可能な触媒を含む場合には、別途触媒生成処理装置を用いて触媒再生を行い、触媒のリサイクルを図るようにしてもよい。
本実施形態によれば、搬送された使用済板状触媒エレメント12Aを塑性変形させる第1のローラ部15Aと、使用済板状触媒エレメント12Aが塑性変形される際に、剥離又は脱離された触媒固形物を脱離する触媒除去部である第1のエアブロー16Aとを、有しているので、使用済板状触媒エレメント12Aをローラ変形によって金属基材を塑性変形させることで、多孔質な無機酸化物を主成分とする触媒固形物と金属基材との接着が剥がされ、さらに触媒固形物の一部はローラの圧力によって破砕されるため、塑性変形させることで、エレメント本体から使用済の触媒固形物を容易に剥離又は脱離させることができる。除去触媒11は第1のエアブロー16Aによる圧縮空気の噴射により触媒回収部17に落下させ、回収することができる。
また、触媒回収部17で回収する際、真空吸引設備などを設置して、強制的に除去触媒11を落下させてから回収するようにしてもよい。
また、触媒剥離又は脱離後の処理済エレメント12Bは金属(SUSなど)であるので、金属有価物として、別途回収することができる。
すなわち、板状触媒エレメントは例えばメッシュ状の金属グレーチング板(例えば厚さ0.3−1.5mmの金属製のエキスパンドメタルに、例えば脱硝用触媒を付着させたものとしているので、使用済板状触媒エレメント12Aを第1のローラ部15Aを通過させて塑性変形させることで、メッシュ状の金属グレーチング板から固形物である触媒を剥離し、脱離させている。
図7は、エキスパンドメタルの一例を示す図である。図7に示すように、エキスパンドメタルは、縦方向のメッシュ寸法(SW)、横方向のメッシュ寸法(LW)、ストランド幅(W)、ストランド厚(T)で規定されており、例えば縦方向のメッシュ寸法(SW=2.0mm)、横方向のメッシュ寸法(LW=4.5mm)、ストランド幅(W=0.165mm)、ストランド厚(T=0.47mm)のものを用いているが、本発明はこれに限定されるものではない。
図8は、歯車ローラの一例を示す図である。図8に示すように、歯車ローラ14の歯車は、基準直径(d)、歯数(z)、円ピッチ(円周/歯数;P=πd/z)、歯厚(中央;s)で規定されており、例えば基準直径(d=41mm)、歯数(32)、円ピッチ(4mm)、歯厚(s=2mm)のものを用いているが、本発明はこれに限定されるものではない。
また、第1のローラ部15Aは、各段の歯車ローラが、進行方向に配置された他の段の歯車ローラと異なる形状である。ここで、異なる形状とは、歯車ローラの歯高や歯厚、円ピッチ、歯数、歯の外形形状、歯車の種類の少なくとも1つが異なる状態である。ここで、歯高は、3mm以上6mm以下異なることが好ましい。歯厚は、1mm以上5mm以下異なることが好ましい。円ピッチは、2mm以上6mm異なることが好ましい。歯数は1つ以上異なることが好ましい。各パラメータの組合せ方は、対象とする金属基材のメッシュ寸法に合わせて設定すればよいが、特に金属基材のメッシュ一目一目に満遍なく歯車が当たるように設定することが重要である。
第1のローラ部15Aは、異なる形状の歯車ローラの組み合わせで構成されている。これによって、第1のローラ部15Aは、使用済板状触媒エレメント12Aに対して、歯車ローラの各段で変形形状の異なる塑性変形をさせる。同じ歯形の歯車ローラを複数個設置した場合、1段目の歯車ローラで変形した触媒エレメントは、2段目の歯車ローラ以降では、1段目の歯車ローラで形成された形状をトレースするだけになるため、金属基材への変形応力が働きにくい。そのため、金属基材から部分的に触媒固形物を脱離させることはできるが、触媒エレメントから全ての触媒固形物を除去することは困難である。一方、本実施形態の第1のローラ部15Aの歯車ローラは、歯高や歯厚、円ピッチ等の寸法の異なるローラを複数個多段にして、一段毎に金属基材の変形量と変形形状を変えることで、金属基材と触媒固形物との接着部分にまんべんなく変形応力をかけることができるため、金属基材と触媒固形物の接着を効率よく引き剥がすことができる。これによって、第一のローラ部15Aのみでもほぼすべての触媒固形物を脱離させることが可能となる。また、排ガス処理に長期間供された使用済み触媒においては、触媒固形物が金属基材表面に強固に固着した状態になっていることがあるが、そのような場合であっても、歯車ローラによってかかる変形応力が触媒固形物と金属基材表面との接着力よりも十分に大きいため、効率よく触媒固形物と金属基材とを分離することが可能である。なお、上記効果を得ることができるため、第1のロータ部15Aは、異なる形状の歯車ローラの組み合わせで構成することが好ましいが、同じ形状の歯車ローラとしてもよい。第1のローラ部15Aは、各段の歯車ローラが、板状触媒エレメント12の異なる位置と接触し、各段の歯車ローラが板状触媒エレメント12の異なる位置を塑性変形させること、つまり、同じ位置を塑性変形させないことで、板状触媒エレメントを適切に加工することができる。なお、歯車の形状が同一の場合、板状触媒エレメントに形成される凹部に、次の段の歯車が入りやすくなるため、上述したように歯車の形状を変化させることが好ましいが、回転位置等を制御することで、異なる位置を塑性変形させることはできる。
さらに除去触媒11をリサイクルすることで、廃棄される除去触媒も有価物として回収することができる。
ここで、一対の歯車ローラ14、14は、互いに逆方向に回転させ、対抗する2本の歯車ローラ14、14間に、使用済板状触媒エレメント12Aを通し、ローラ波形突起部により、使用済板状触媒エレメント12Aを確実に挟み込み、塑性変形されることにより、付着している使用済の触媒を剥離又は脱離させることができる。
歯車ローラ14としては、例えば段ボールを成型するような複数の放射歯が星形に形成されたいわゆるコルゲートローラを用いるようにしてもよいが、特に限定されるものではない。
また、この一対の歯車ローラ14、14を用いて使用済板状触媒エレメント12Aを挟んだ際の隙間を調整することで、使用済板状触媒エレメント12Aの圧縮度合を変更することができる。
本実施形態では、一対の歯車ローラ14、14は上流側から下流側にかけて4列配置し、使用済板状触媒エレメント12Aを各々の歯車ローラ14、14間に通過させている。そして、使用済板状触媒エレメント12Aを上下方向から何度も塑性変形させることで、除去触媒11の脱離効率を向上させている。
一対の歯車ローラ14、14は2段以上の複数段設置して、塑性変形を繰り返し、使用済触媒の剥離効果を向上させるようにしている。好適には、一対の歯車ローラ14、14を3段以上設置することで、触媒除去率の向上を図ることができる。後述する試験例では、使用済触媒の種類や使用年数などが異なっていても、一対の歯車ローラ14、14を5段以上とすることで、98%以上の触媒除去率を達成した。
また、歯車ローラを複数段設置する際に、上流側から下流側に従って、歯車ローラの歯の高さを変更させて、剥離又は脱離効果を助長させるようにしてもよい。
また、第1のローラ部15Aを通過する際、使用済板状触媒エレメント12Aを複数枚重ねて、一対の歯車ローラ14、14間に通過させ、接触効率を向上させ、触媒剥離効果を向上させるようにしてもよい。
また、第1のローラ部15Aを通過する前又は通過時に、前記使用済板状触媒エレメント12Aを酸処理液により酸処理する酸処理部を、設けるようにしてもよい。
この酸処理部を用いて酸処理するには、第1のローラ部15Aで変形処理する前に、酸処理液(例えば塩酸など)を充填した酸処理設備を設置させ、この酸処理設備を連続又はバッチで処理するようにしている。この酸処理液により酸処理を浸漬することで、使用済板状触媒エレメントに付着している触媒の脱離を促進させることができる。
さらに、第1のローラ部15Aとして耐酸性のものを用い、酸処理設備内に設置して、酸処理と塑性変形処理とを同時に行うようにしてもよい。この場合、酸処理設備内に第1のローラ部15Aを設置することとなるので、前処理に比べて酸処理槽の設置スペースのコンパクト化を図ることができる。
この固形物取り出し装置を用いて使用済板状触媒エレメント12Aを処理する一例を説明する。図1に示すように、使用済板状触媒エレメント12Aから触媒と金属基板である使用済エレメントとを分離するのに先立ち、図示しない排ガス脱硝装置内部から触媒ブロック51を取り出し、取り出した触媒ユニット52を解体する。この解体された触媒ユニット52に収納されている使用済板状触媒エレメント12Aを取り出し、一枚一枚からなる積層体53とする。この積層体53から作業員54が使用済板状触媒エレメント12Aを手作業で一枚一枚取り出して、搬送ベルト13に載せる。
一対の歯車ローラ14、14間に使用済板状触媒エレメント12Aを通過させることで、使用済板状触媒エレメント12Aの表面にひび又は亀裂を生じさせ、使用済板状触媒エレメント12Aから触媒を剥離又は脱離させる。剥離又は脱離した固形物である除去触媒11は落下し、下段に設置した触媒回収部17で回収され、触媒回収コンテナ(例えばフレキシブルコンテナなど)31に収納され、廃棄又はリサイクルする。また、除去触媒11を除去済の処理済エレメント12Bは、金属(ステンレス鋼(例えばSUS304、SUS316)など)であるので、金属有価物として、別途有価物として回収する。
また、一連の処理後の処理済エレメント12Bを押圧プレスなどにより事後処理することで、処理済エレメント12Bの減容化を図ることができる。すなわち、歯車ローラ14、14で使用済板状触媒エレメント12Aを処理することで、使用済板状触媒エレメント12Aは波打ち状態となる。そこで、この波打った処理済エレメント12Bを押圧プレスにより事後プレス処理することで減容化をはかり、廃棄処理物が嵩張ることを抑制している。これにより、処理済エレメント12Bの排出時の搬送費用の低廉化を図ることができる。
使用済板状触媒エレメントにジェット水を噴射して、使用済触媒を除去する従来技術に比べて、ジェット水洗の省力化を図り、排水処理量の低減及び排水処理費用の低廉を図ることができる。
本実施形態の装置での触媒除去の結果を下記表1に示す。
試験例1は触媒種Aを用い、11,000時間使用した使用済板状触媒エレメントの触媒除去率(%)である。
試験例2は触媒種Aを用い、32,000時間使用した使用済板状触媒エレメントの触媒除去率(%)である。
試験例3は触媒種Aを用い、15,000時間使用した使用済板状触媒エレメントの触媒除去率(%)である。
試験例4は触媒種Bを用い、7,000時間使用した使用済板状触媒エレメントの触媒除去率(%)である。
試験例5は触媒種Cを用い、15年間使用した使用済板状触媒エレメントの触媒除去率(%)である。
本試験例では、一対の歯車ローラ14、14を5段設けた第1のローラ部15Aで処理した。その試験結果を下記「表1」に示す。
Figure 0006929480
表1に示すように、試験例1〜5において、97%の高い除去率を達成することができた。
また、本実施形態にかかる板状触媒エレメントの金属基材と触媒固形物との分離方法は、網目状の金属基材の網目間及び表面に触媒活性を有する触媒固形物が一様に担持されて成る板状触媒エレメントから前記金属基材と前記触媒固形物とを分離する方法であって、一対の歯車ローラを複数段有するローラ部に、前記板状触媒エレメントを通過させ、該歯車ローラの各段で塑性変形をさせることによって、その後、前記金属基材から前記触媒固形物を脱離させる。
本実施形態によれば、歯車ローラ14,14による処理を行う前において、事前プレスすることにより、使用済板状触媒エレメント12Aを平坦に延ばすことができる。事前プレスについては、後述する。そして、使用済板状触媒エレメント12Aの表面にひびや亀裂を生じさせ、押圧ローラ23、23の後流側において設置した第1のローラ部15Aの歯車ローラ14、14による触媒の剥離又は脱離を助長させることができる。特に、金属基材がエキスパンドメタルである場合,押圧ローラに通すことによって、エキスパンドメタルが圧延されてSW方向にメッシュ寸法が引き伸ばされるため、金属基材表面に固着した触媒固形物に剥離作用が生じ、金属基材全体から触媒固形物を脱離除去させやすい状態にすることができる。
[実施形態2]
図2は、実施形態2に係る板状触媒エレメントの金属基材と触媒固形物との分離装置の構成を示す概略図である。実施形態2では、実施形態1に示す図1の板状触媒エレメントの金属基材と触媒固形物との分離装置10Aに新たな構成を追加して説明する。なお、実施形態1の構成と同一構成部分についてはその説明は省略する。実施形態2の板状触媒エレメントの金属基材と触媒固形物との分離装置10Bは、実施形態1の板状触媒エレメントの金属基材と触媒固形物との分離装置10Aにおいて、第1のエアブロー16Aの後流側に設けられ、剥離又は脱離された除去触媒11をジェット水洗18により除去する水洗部19と、水洗により除去された触媒スラリー20を回収するスラリー回収部21とを、有する。
本実施形態によれば、搬送された使用済板状触媒エレメント12Aを塑性変形させる第1のローラ部15Aと、塑性変形後に剥離された触媒を、圧縮空気16aを吹き付けて除去する第1のエアブロー16Aと、第1のエアブロー16Aの後流に設けられ、剥離された触媒を含む粉砕物をジェット水洗18により除去する水洗部19と、水洗により除去された触媒スラリー20を回収するスラリー回収部21とを、有している。この結果、使用済板状触媒エレメント12Aを塑性変形させて、エレメント本体から使用済の触媒を容易に剥離させた後、ジェット水洗18により強制的に触媒剥離物を洗浄することで、触媒剥離後の金属製のエレメント本体に残留する除去触媒11を洗浄により触媒スラリー20として回収することができる。
また、図2に示すように、水洗部19の後流側において、圧縮空気16aを噴射する第2のエアブロー16Bを、さらに設けるようにしてもよい。この第2のエアブロー16Bを設置することで、使用済板状触媒エレメント12Aに付着している付着水を圧縮空気により強制的に除去することができる。この結果、触媒除去後の処理済エレメント12Bを取り扱う作業員に対し、手袋や作業着への粉末付着を軽減することができる。
[実施形態3]
図3は、実施形態3に係る板状触媒エレメントの金属基材と触媒固形物との分離装置の構成を示す概略図である。実施形態3では、実施形態1に示す図1の板状触媒エレメントの金属基材と触媒固形物との分離装置10Aに新たな構成を追加して説明する。なお、実施形態1の構成と同一構成部分についてはその説明は省略する。なお、前述した実施形態2と組み合わせるようにしてもよい。実施形態3の板状触媒エレメントの金属基材と触媒固形物との分離装置10Cは、実施形態1の板状触媒エレメントの金属基材と触媒固形物との分離装置10Aにおいて、第1のローラ部15Aの上流側に一対の押圧ローラ23、23の前段プレス部を設けている。この押圧ローラ23、23は表面が平坦であり、使用済板状触媒エレメント12Aを平坦に延ばしている。
図4は、押圧ローラの動作を説明するための説明図である。押圧ローラ23、23は、板状触媒エレメントの搬送方向において、第1のローラ部15Aの上流側に配置される。押圧ローラ23、23は、事前プレスを実行する。押圧ローラ23は、押圧ローラ23に対面している。分離装置は、2つの押圧ローラ23の間を、板状触媒エレメント12が通過することで、板状触媒エレメント12が押圧ローラ23に押され平坦に延ばされる。ここで、図4に示すように、板状触媒エレメント12は、板面の一方向に連続した凹凸が形成される。平面から一方に突出している部分が稜線12Aaとなり、他方に突出している部分が山谷底線12Abとなる。稜線12Aaと山谷底線12Abは、板状触媒エレメント12の板形状の表面の同じ方向に延びている。また、稜線12Aaと山谷底線12Abは、延びている方向と直交する方向に所定の間隔で複数形成される。つまり、板状触媒エレメント12は、同じ断面形状が一方向に連続した形状となる。なお、板状触媒の断面形状はこれに限定されない。板状触媒は、断面形状が波形状(サインカーブ)となり、波形状に直交する方向の位置が変化しない構造としてもよい。分離装置は、板状触媒エレメント12の挿入方向40を、稜線12Aaと山谷底線12Abが伸びている方向と同じ方向とする。つまり、分離装置は、板状触媒エレメント12Aが延ばされることで、広がる方向が、押圧ローラ23の軸方向となる向きで、板状触媒エレメント12Aを押圧ローラ23、23に挿入する。これにより、押圧ローラ23、23が板状触媒エレメント12を延ばす際に、板状触媒エレメント12の各部に適切に負荷がかかり、板状触媒エレメント12をより平坦にすることができる。具体的には、押圧ローラ23の軸と、稜線12Aaと山谷底線12Abとが平行な向きで、板状触媒エレメント12を押圧ローラ23、23に挿入すると、押圧ローラ23、23で押される部分の板状触媒エレメント12の板厚方向の位置の変化が小さくなり、押圧ローラ23、23で板状触媒エレメント12が伸びにくくなる。また、稜線12Aaを押している状態と、山谷底線12Abを押している状態で、押していない位置の板状触媒エレメントの向きが変わりやすくなり、板状触媒エレメント12の挿入方向40の前後の端部の位置が板厚方向に変動しやすくなる。これに対して、本実施形態の向きで挿入することで、挿入方向40の姿勢を安定させつつ、板状触媒の凹凸を適切に延ばすことができる。また、板状触媒の凹凸を適切に延ばせることで、板状触媒から触媒成分を脱落した状態、または脱落しやすい状態にすることができる。
本実施形態によれば、歯車ローラ14,14による処理を行う前において、事前プレスすることにより、使用済板状触媒エレメント12Aを平坦に延ばすことができる。そして、使用済板状触媒エレメント12Aの表面にひびや亀裂を生じさせ、押圧ローラ23、23の後流側において設置した第1のローラ部15Aの歯車ローラ14、14による触媒の剥離又は脱離を助長させることができる。
また、分離装置は、押圧ローラ23、23と歯車ローラ14、14との間に、板状触媒エレメント12の板厚方向の位置を規制する案内部を設けることが好ましい。案内部としては、ローラ等が例示される。案内部を設けることで、押圧ローラ23、23を通過した板状触媒エレメント12を歯車ローラ14、14により確実に挿入させることができる。
図5は、押圧ローラの他の例を示す概略図である。図5に示す押圧ローラ123は、軸方向に、柔軟部140と、剛体部142とが交互に配置される。剛体部142は、板状触媒エレメント12の稜線12Aaと山谷底線12Abが通過する位置に配置される。柔軟部140は、可撓性を備えていてもよいが、通常の押圧ローラ123に用いられる材料である。剛体部142は、柔軟部140よりも剛性が高い材料で形成される。剛体部142は、柔軟部140よりも剛性が高くなる表面処理を行った構造としてもよい。このように押圧ローラ123の稜線12Aaと山谷底線12Abが通過する位置に剛体部142を配置することで、板状触媒エレメント12の稜線12Aaと山谷底線12Abをより適切に押圧することができ、板状触媒エレメント12をより好適に延ばすことができる。
本実施形態では事前プレスとして、一対の押圧ローラを用いていたが、本発明はこれに限定されず、搬送ベルト13に使用済板状触媒エレメント12Aを載せる前において、平板プレスなどの押圧プレスによる事前プレスを行うようにしてもよい。
また、事前プレスと併用して又は単独で、圧縮空気又はジェット水洗により、使用済板状触媒エレメント12Aを前処理し、歯車ローラ14,14による処理を行う前において予め除去触媒を、剥離又は脱離するようにしてもよい。これにより、使用済板状触媒エレメント12Aからの除去触媒11の除去率の向上を図るようにしてもよい。
[実施形態4]
図6は、実施形態4に係る板状触媒エレメントの金属基材と触媒固形物との分離装置の構成を示す概略図である。実施形態3では、実施形態1に示す図1の板状触媒エレメントの金属基材と触媒固形物との分離装置10Aに新たな構成を追加して説明する。なお、実施形態1の構成と同一構成部分についてはその説明は省略する。なお、前述した実施形態2、3と組み合わせるようにしてもよい。実施形態4の板状触媒エレメントの金属基材と触媒固形物との分離装置10Dは、実施形態1の板状触媒エレメントの金属基材と触媒固形物との分離装置10Aにおいて、第1のローラ部15Aの後流側に第2のローラ部15Bを設けると共に、第1のローラ部15Aと第2のローラ部15Bとの間に、使用済板状触媒エレメント12Aを90度回転させるターンテーブル24を設けている。
これは、図6に示すように、ターンテーブル24を設置することで、一方向ではなく、別の方向から処理させることで、さらに表面にひびや亀裂を生じさせ、第2のローラ部15Bの歯車ローラ14、14での触媒の剥離を助長させるようにすることができる。
なお、ターンテーブル25は搬送ベルト13の高さと同じとし、作業員により又は図示しない繰り出し装置により自動的に使用済板状触媒エレメント12Aを繰り出すようにしている。
また、ターンテーブル25を設置して搬送方向を変更する以外に、第2のローラ部15Bの搬送ベルト13の設置を、第1のローラ部15Aの搬送ベルト13の設置に対して、90度回転した位置に配置させ、歯車ローラ14、14ローラによる塑性変形を複数の方向から処理させるようにしてもよい。
各実施形態に記載の固形物取り出し装置及び固形物取り出し方法は、例えば、以下のように把握される。
第1の態様に係る板状触媒エレメントの金属基材と触媒固形物との分離方法は、板状触媒エレメントの金属基材と触媒固形物との分離方法は、網目状の金属基材の網目間及び表面に触媒活性を有する触媒固形物が一様に担持されて成る板状触媒エレメントから前記金属基材と前記触媒固形物とを分離する方法であって、一対の歯車ローラを複数段有するローラ部に、前記板状触媒エレメントを通過させ、該歯車ローラの各段で塑性変形をさせることによって、その後、前記金属基材から前記触媒固形物を脱離させる。
この構成によれば一対の歯車ローラを複数段有するローラ部に、板状触媒エレメントを通過させ、該歯車ローラの各段で塑性変形をさせることによって、その後、金属基材から前記触媒固形物を脱離させることができ、触媒固形物の脱離後の処理済エレメントを有価物として回収することができる。この結果、触媒の剥離又は脱離後の金属製の処理済エレメントを有価物として回収することができる。
第2の態様に係る板状触媒エレメントの金属基材と触媒固形物とを分離する分離装置は、網目状の金属基材の網目間及び表面に触媒活性を有する触媒固形物が一様に担持されて成る使用済板状触媒エレメント12Aから金属基材と触媒固形物とを分離する分離装置であって、一対の歯車ローラ14、14を複数段有し、歯車ローラの各段で塑性変形をさせるローラ部と、塑性変形後に前記触媒固形物を脱離する触媒脱離部と、を有する。
この構成によれば、使用済板状触媒エレメントを塑性変形させるローラ部と、塑性変形後に剥離された触媒を除去する触媒脱離部とを、有しているので、使用済の板状触媒エレメントから使用済の触媒をローラによる塑性変形により、容易に剥離又は脱離させることができ、触媒の剥離又は脱離後の金属製の処理済エレメントを有価物として回収することができる。
10A〜10D 板状触媒エレメントの金属基材と触媒固形物との分離装置
11 除去触媒
12A 使用済板状触媒エレメント
12B 処理済エレメント
13 搬送ベルト
14 歯車ローラ
15A 第1のローラ部
15B 第2のローラ部
16A 第1のエアブロー
16B 第2のエアブロー
16a 圧縮空気
17 触媒回収部
18 ジェット水洗
19 水洗部
20 触媒スラリー
21 スラリー回収部
23 押圧ローラ
24 ターンテーブル
31 触媒回収コンテナ
51 触媒ブロック
52 触媒ユニット
53 積層体
54 作業員

Claims (19)

  1. 網目状の金属基材の網目間及び表面に触媒活性を有する触媒固形物が一様に担持されて成る板状触媒エレメントから前記金属基材と前記触媒固形物とを分離する方法であって、
    一対の歯車ローラを複数段有するローラ部に、前記板状触媒エレメントを通過させ、該歯車ローラの各段で塑性変形をさせ、
    その後、前記金属基材から前記触媒固形物を脱離させる、ことを特徴とする板状触媒エレメントの金属基材と触媒固形物との分離方法。
  2. 前記ローラ部は、歯車ローラの各段で前記板状触媒エレメントの異なる位置を塑性変形させる、ことを特徴とする請求項1に記載の板状触媒エレメントの金属基材と触媒固形物との分離方法。
  3. 前記ローラ部は、歯車ローラが別の段の歯車ローラと、形状が異なることを特徴とする請求項2に記載の板状触媒エレメントの金属基材と触媒固形物との分離方法。
  4. 前記ローラ部は、歯車ローラが別の段の歯車ローラと、歯高や歯厚、円ピッチ、歯数、歯の外形形状、歯車の種類の少なくとも1つが異なる、ことを特徴とする請求項3に記載の板状触媒エレメントの金属基材と触媒固形物との分離方法。
  5. 前記ローラ部の前段に、一対のプレスローラを配し、前記プレスローラの圧力で前記板状触媒エレメントを圧縮変形させた後、
    前記ローラ部で処理する、ことを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の板状触媒エレメントの金属基材と触媒固形物との分離方法。
  6. 前記板状触媒エレメントは、板厚方向の凸部が一方向に延在し、
    前記板状触媒エレメントは、前記凸部が延在する方向を挿入方向として前記一対のプレスローラに挿入される、ことを特徴とする請求項5に記載の板状触媒エレメントの金属基材と触媒固形物との分離方法。
  7. 前記ローラ部での分離工程後、
    ジェット水洗によって前記金属基材の表面に残留した前記触媒固形物を除去することを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項に記載の板状触媒エレメントの金属基材と触媒固形物との分離方法。
  8. 前記金属基材の表面に残留した前記触媒固形物或いは水分を、エアブローにより除去することを特徴とする請求項1乃至7のいずれか1項に記載の板状触媒エレメントの金属基材と触媒固形物との分離方法。
  9. 前記ローラ部を通過する前記板状触媒エレメントを予め複数枚重ね、
    前記ローラ部に通過させる、ことを特徴とする請求項1乃至8のいずれか1項に記載の板状触媒エレメントの金属基材と触媒固形物との分離方法。
  10. 前記ローラ部を通過する前又は通過時に、
    前記板状触媒エレメントを酸処理することを特徴とする請求項1乃至9のいずれか1項に記載の板状触媒エレメントの金属基材と触媒固形物との分離方法。
  11. 前記触媒固形物の除去後の前記金属基材を積層させ、プレス処理により減容化することを特徴とする請求項1乃至10のいずれか1項に記載の板状触媒エレメントの金属基材と触媒固形物との分離方法。
  12. 網目状の金属基材の網目間及び表面に触媒活性を有する触媒固形物が一様に担持されて成る板状触媒エレメントから前記金属基材と前記触媒固形物とを分離する分離装置であって、
    一対の歯車ローラを複数段有し、歯車ローラの各段で変形形状の異なる塑性変形をさせるローラ部と、
    塑性変形後に前記触媒固形物を脱離する触媒脱離部と、を有することを特徴とする板状触媒エレメントの金属基材と触媒固形物とを分離する分離装置。
  13. 前記ローラ部は、歯車ローラが別の段の歯車ローラと、形状が異なる、ことを特徴とする請求項12に記載の板状触媒エレメントの金属基材と触媒固形物とを分離する分離装置。
  14. 前記ローラ部は、歯車ローラが別の段の歯車ローラと、歯高や歯厚、円ピッチ、歯数、歯の外形形状、歯車の種類の少なくとも1つが異なる、ことを特徴とする請求項13に記載の板状触媒エレメントの金属基材と触媒固形物とを分離する分離装置。
  15. 前記ローラ部の前段に、一対のプレスローラを配してなり、
    前記プレスローラの圧力で前記板状触媒エレメントを圧縮変形させた後、
    前記ローラ部で処理する、ことを特徴とする請求項12乃至14のいずれか1項に記載の板状触媒エレメントの金属基材と触媒固形物とを分離する分離装置。
  16. 前記触媒脱離部の後流側に設けられ、
    ジェット水洗によって前記金属基材の表面に残留した前記触媒固形物を除去する水洗部を有する、ことを特徴とする請求項12乃至15のいずれか1項に記載の板状触媒エレメントの金属基材と触媒固形物とを分離する分離装置。
  17. 前記金属基材の表面に残留した前記触媒固形物或いは水分を、エアブローにより除去するエアブロー部を有する、ことを特徴とする請求項12乃至16のいずれか1項に記載の板状触媒エレメントの金属基材と触媒固形物とを分離する分離装置。
  18. 前記ローラ部を通過する前又は通過時に、
    前記板状触媒エレメントを酸処理する酸処理部を有する、ことを特徴とする請求項12乃至17のいずれか1項に記載の板状触媒エレメントの金属基材と触媒固形物とを分離する分離装置。
  19. 前記触媒固形物の除去後の前記金属基材を積層させ、プレス処理により減容化するプレス部を有する、ことを特徴とする請求項12乃至18のいずれか1項に記載の板状触媒エレメントの金属基材と触媒固形物とを分離する分離装置。
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