JP6929331B2 - 骨内インフュージョンポートおよび使用方法 - Google Patents

骨内インフュージョンポートおよび使用方法 Download PDF

Info

Publication number
JP6929331B2
JP6929331B2 JP2019171926A JP2019171926A JP6929331B2 JP 6929331 B2 JP6929331 B2 JP 6929331B2 JP 2019171926 A JP2019171926 A JP 2019171926A JP 2019171926 A JP2019171926 A JP 2019171926A JP 6929331 B2 JP6929331 B2 JP 6929331B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
bone
iop
distal
present disclosure
illustrates
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2019171926A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2020014870A (ja
JP2020014870A5 (ja
Inventor
リーシャン・アクログ
ブライアン・ジェイ・デグズマン
マーク・ジェイ・オーファノス
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
PAVmed Inc
Original Assignee
PAVmed Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by PAVmed Inc filed Critical PAVmed Inc
Publication of JP2020014870A publication Critical patent/JP2020014870A/ja
Publication of JP2020014870A5 publication Critical patent/JP2020014870A5/ja
Priority to JP2021085425A priority Critical patent/JP2021120025A/ja
Priority to JP2021085418A priority patent/JP2021120024A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6929331B2 publication Critical patent/JP6929331B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61MDEVICES FOR INTRODUCING MEDIA INTO, OR ONTO, THE BODY; DEVICES FOR TRANSDUCING BODY MEDIA OR FOR TAKING MEDIA FROM THE BODY; DEVICES FOR PRODUCING OR ENDING SLEEP OR STUPOR
    • A61M39/00Tubes, tube connectors, tube couplings, valves, access sites or the like, specially adapted for medical use
    • A61M39/02Access sites
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61MDEVICES FOR INTRODUCING MEDIA INTO, OR ONTO, THE BODY; DEVICES FOR TRANSDUCING BODY MEDIA OR FOR TAKING MEDIA FROM THE BODY; DEVICES FOR PRODUCING OR ENDING SLEEP OR STUPOR
    • A61M1/00Suction or pumping devices for medical purposes; Devices for carrying-off, for treatment of, or for carrying-over, body-liquids; Drainage systems
    • A61M1/36Other treatment of blood in a by-pass of the natural circulatory system, e.g. temperature adaptation, irradiation ; Extra-corporeal blood circuits
    • A61M1/3621Extra-corporeal blood circuits
    • A61M1/3653Interfaces between patient blood circulation and extra-corporal blood circuit
    • A61M1/3655Arterio-venous shunts or fistulae
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61MDEVICES FOR INTRODUCING MEDIA INTO, OR ONTO, THE BODY; DEVICES FOR TRANSDUCING BODY MEDIA OR FOR TAKING MEDIA FROM THE BODY; DEVICES FOR PRODUCING OR ENDING SLEEP OR STUPOR
    • A61M39/00Tubes, tube connectors, tube couplings, valves, access sites or the like, specially adapted for medical use
    • A61M39/02Access sites
    • A61M2039/0205Access sites for injecting media
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61MDEVICES FOR INTRODUCING MEDIA INTO, OR ONTO, THE BODY; DEVICES FOR TRANSDUCING BODY MEDIA OR FOR TAKING MEDIA FROM THE BODY; DEVICES FOR PRODUCING OR ENDING SLEEP OR STUPOR
    • A61M39/00Tubes, tube connectors, tube couplings, valves, access sites or the like, specially adapted for medical use
    • A61M39/02Access sites
    • A61M39/0247Semi-permanent or permanent transcutaneous or percutaneous access sites to the inside of the body
    • A61M2039/025Semi-permanent or permanent transcutaneous or percutaneous access sites to the inside of the body through bones or teeth, e.g. through the skull
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61MDEVICES FOR INTRODUCING MEDIA INTO, OR ONTO, THE BODY; DEVICES FOR TRANSDUCING BODY MEDIA OR FOR TAKING MEDIA FROM THE BODY; DEVICES FOR PRODUCING OR ENDING SLEEP OR STUPOR
    • A61M39/00Tubes, tube connectors, tube couplings, valves, access sites or the like, specially adapted for medical use
    • A61M39/02Access sites
    • A61M39/0247Semi-permanent or permanent transcutaneous or percutaneous access sites to the inside of the body
    • A61M2039/0258Semi-permanent or permanent transcutaneous or percutaneous access sites to the inside of the body for vascular access, e.g. blood stream access
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61MDEVICES FOR INTRODUCING MEDIA INTO, OR ONTO, THE BODY; DEVICES FOR TRANSDUCING BODY MEDIA OR FOR TAKING MEDIA FROM THE BODY; DEVICES FOR PRODUCING OR ENDING SLEEP OR STUPOR
    • A61M39/00Tubes, tube connectors, tube couplings, valves, access sites or the like, specially adapted for medical use
    • A61M39/02Access sites
    • A61M39/0247Semi-permanent or permanent transcutaneous or percutaneous access sites to the inside of the body
    • A61M2039/0261Means for anchoring port to the body, or ports having a special shape or being made of a specific material to allow easy implantation/integration in the body
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61MDEVICES FOR INTRODUCING MEDIA INTO, OR ONTO, THE BODY; DEVICES FOR TRANSDUCING BODY MEDIA OR FOR TAKING MEDIA FROM THE BODY; DEVICES FOR PRODUCING OR ENDING SLEEP OR STUPOR
    • A61M39/00Tubes, tube connectors, tube couplings, valves, access sites or the like, specially adapted for medical use
    • A61M39/02Access sites
    • A61M39/0247Semi-permanent or permanent transcutaneous or percutaneous access sites to the inside of the body
    • A61M2039/027Semi-permanent or permanent transcutaneous or percutaneous access sites to the inside of the body having a particular valve, seal or septum

Description

(関連出願の相互参照)
本出願は、2014年11月13日に出願された「長期間の骨内インフュージョンポート(Infusion Port)」と題する、米国特許仮出願番号62/079,266に基づく優先権を主張し、全ての目的において参照により本明細書に組み込まれる。
例示の実施態様は、一般的に、血管アクセスデバイス(VAD)に関する。本開示は、特に、流体の移送のための長期間に亘って骨髄腔内に埋め込み可能な、血管アクセスデバイスに関する。
血管アクセスデバイスは、流体、化学療法(chemotherapy)、血液製剤、および完全パーレンタル栄養素(total parental nutrients)を含む薬剤、を含む、多種類の物質を移送するために広く使用されている。経皮的な血管アクセスデバイスは、標準的な中心静脈カテーテル(CVC)、トンネル式中心静脈カテーテルおよび末梢挿入中心静脈カテーテル(PICC)を含む。これらのカテーテルは、皮膚を通り抜け、静脈に入り、および中心静脈の部位で終端する。これらは、1またはそれ以上のルーメン(lumen)および対応するハブ(hub)を有する。経皮的なVADは、数週間またはそれ以上の間、挿入部位に残され得、および、血栓形成および閉塞を防ぐために生理食塩水または抗凝固剤溶液で、定期的なフラッシュ(または、洗浄)を必要とする。完全埋め込み可能なVAD等の他の種類のVADは、数週間から数ヶ月のアクセスを必要とする患者に用いられる。埋め込み可能なVADは、典型的には、金属またはプラスチックのポートを有し、これは皮下組織内に埋め込まれ、および、静脈に入るカテーテル部分に沿って筋膜組織にアンカリングされる。埋め込み可能なVADもまた、血栓形成および閉塞を防ぐために、生理食塩水(典型的には、濃縮されたヘパリン)で、定期的なフラッシュを必要とする。
現在使用可能なVADは、血流に感染症を導入する重大なリスクを負い(約10%)、これは、重大な犠牲の大きい合併症、例えば、菌血症、敗血症またはさらには死亡等を引き起こし得る。さらに、これらは血流と定期的に接触するため、VADは停滞気味の血液を浄化し、および、血栓形成および閉塞を防ぐために定期的なフラッシュを必要とする。定期的なフラッシュを行っても、閉塞は患者の約30%に発生し、血栓溶解剤による治療またはデバイスの除去および新たなデバイスの再挿入を必要とし、これは費用がかかり、患者の治療を妨げ得、および合併症を生じ得る。さらに、大部分のVADは、中心静脈の部位における、好ましい位置の放射線学(胸部X線検査または蛍光透視法)の確認を必要とし、かつ、熟練した臨床医により注意深く操作されるべきである。デバイス内へのごく少量の空気の導入が、致命的であり得る重篤な空気塞栓症につながり得るため、熟練した臨床医が必要とされる。さらには、VADは、一般的に、右心房内に、または、少なくともその近傍に終端する必要がある。慢性疾患の患者(例えば血液透析患者)の繰り返された器具の使用は、静脈の線維症、狭窄症および閉塞を引き起こし得、これは重大な疾病率(または死亡率:morbidity)を引き起こし得、依然として血管アクセスを必要とする患者の大変な課題となり得る。
その結果、患者に薬剤および流体を移送するための、埋め込みおよびアクセスの容易な血管アクセスデバイスであり、上記に説明した閉塞しにくく、かつ、様々な制限の少ない血管アクセスデバイスに対する需要がある。
血管アクセスデバイスのデバイス、システムおよび方法が、本明細書に開示される。本明細書に図示された実施態様によると、チャンバーを有し得るインフュージョンシステムが提供され、チャンバーは挿入デバイスを受容するための入口を有し得る。インフュージョンシステムは、さらに、チャンバーから遠位に延在し、および骨内への確実な配置のために構成されたアンカー部分を含み得る。さらに、インフュージョンシステムは、アンカー部分を通って延在する末端開口チャンネルをさらに含み得、チャンネルは、チャンバーに対して流体連通し得、かつ、遠位末端の開口部で終端し、開口部を通って挿入デバイスが骨髄に向けて案内され得る、実質的にまっすぐな経路を提供し得る。
明細書に図示された様々な実施態様は、インフュージョンシステムをさらに提供し、インフュージョンシステムは、チャンバーを有する第1ポートを含み、チャンバーから血液が抜き出され得る。システムは、第1ポートからチャンバーに対して流体連通するキャビティを有する第2ポートをさらに含み得、第2ポートは、挿入デバイスを受容するように設計され得る。システムは、骨内への確実な設置のために第2ポートから遠位に延在するアンカー部分をさらに含み得、アンカー部分は、アンカー部分を通ってキャビティから延在し、かつ、キャビティから、および、開口部を通って挿入デバイスが骨髄に向けて案内され得る実質的にまっすぐな経路を提供するように開口部で終端するチャンネルを有し得る。
さらに提供されるのは、インフュージョンデバイスを含むインフュージョンシステムであり、インフュージョンデバイスはチャンバーおよびアンカー部分を含み得る。いくつかの実施態様では、チャンバーは、挿入デバイスを受容するための近位の入口を有し得、アンカー部分は、チャンバーから遠位に延在し、かつ、骨にインフュージョンデバイスをアンカリングするために構成され得る。いくつかの実施態様では、インフュージョンデバイスは、骨内にインフュージョンデバイスを埋め込むための駆動機構、注入された流体の逆流を防ぐためのチャンバーの近位の入口をカバーするセプタム、および、アンカー部分から延在する末端開口チャンネルをさらに含み得、チャンネルは、チャンバーに対して流体連通し得、および、遠位末端の開口部で終端でき、開口部を通って挿入デバイスが出ることができ、かつ、骨髄に向けて案内され得る実質的にまっすぐな経路を提供し得る。
さらに提供されるのは、インフュージョンデバイスを操作するための方法である。いくつかの実施態様において、該方法は、インフュージョンデバイスを骨の部位に導入する工程を含み得る。デバイスは、チャンバーおよびアンカー部分を有し得、チャンバーは挿入デバイスを受容するための近位の入口を有し得る。該方法は、アンカー部分を骨に通じて、骨髄内へと前進させる工程をさらに含み得、アンカー部分は、アンカー部分を通って延在する末端開口チャンネルを有し得る。いくつかの実施態様において、チャンネルは、インフュージョンデバイスが骨内に埋め込まれたとき、チャネルおよびチャンバーが、骨髄に向けて挿入デバイスを挿入するための遠位末端の開口部に終端する実質的にまっすぐな経路を形成するように、チャンバーに対して流体連通し得る。いくつかの実施態様において、該方法は、挿入デバイスを該経路に通じて、骨髄に向かって挿入する工程をさらに有し得る。
例示のための非制限的な例示の実施態様が、添付の図面と併用して、以下の詳細な説明からより明確に理解され得る。
図1Aは、本開示の様々な実施態様によるIOPデバイスを図示する。 図1Bは、本開示の様々な実施態様によるIOPデバイスを図示する。 図1Cは、本開示の様々な実施態様によるIOPデバイスを図示する。 図1Dは、本開示の様々な実施態様によるIOPデバイスを図示する。 図1Eは、本開示の様々な実施態様によるIOPデバイスを図示する。 図1Fは、本開示の様々な実施態様によるIOPデバイスを図示する。 図1Gは、本開示の様々な実施態様によるIOPデバイスを図示する。 図1Hは、本開示の様々な実施態様によるIOPデバイスを図示する。 図1Iは、本開示の様々な実施態様によるIOPデバイスを図示する。 図1Jは、本開示の様々な実施態様によるIOPデバイスを図示する。 図2は、本開示の様々な実施態様による骨内に埋め込まれたIOPデバイスを図示する。 図3Aは、本開示の様々な実施態様による、異なる形状の中空チャンバーのIOPデバイスを図示する。 図3Bは、本開示の様々な実施態様による、異なる形状の中空チャンバーのIOPデバイスを図示する。 図3Cは、本開示の様々な実施態様による、異なる形状の中空チャンバーのIOPデバイスを図示する。 図4Aは、本開示の様々な実施態様による、異なる長さの遠位の骨内部分のIOPデバイスを図示する。 図4Bは、本開示の様々な実施態様による、異なる長さの遠位の骨内部分のIOPデバイスを図示する。 図4Cは、本開示の様々な実施態様による、異なる長さの遠位の骨内部分のIOPデバイスを図示する。 図5Aは、本開示の様々な実施態様による、インフュージョンホールの異なる種類の遠位の骨内部分を図示する。 図5Bは、本開示の様々な実施態様による、インフュージョンホールの異なる種類の遠位の骨内部分を図示する。 図5Cは、本開示の様々な実施態様による、インフュージョンホールの異なる種類の遠位の骨内部分を図示する。 図6Aは、本開示の様々な実施態様による、異なるアンカー機構の遠位の骨内部分を図示する。 図6Bは、本開示の様々な実施態様による、異なるアンカー機構の遠位の骨内部分を図示する。 図6Cは、本開示の様々な実施態様による、異なるアンカー機構の遠位の骨内部分を図示する。 図6Dは、本開示の様々な実施態様による、異なるアンカー機構の遠位の骨内部分を図示する。 図6Eは、本開示の様々な実施態様による、異なるアンカー機構の遠位の骨内部分を図示する。 図7Aは、本開示の様々な実施態様による、中空チャンネルの異なる部分を占有するセプタムを図示する。 図7Bは、本開示の様々な実施態様による、中空チャンネルの異なる部分を占有するセプタムを図示する。 図7Cは、本開示の様々な実施態様による、中空チャンネルの異なる部分を占有するセプタムを図示する。 図7Dは、本開示の様々な実施態様による、中空チャンネルの異なる部分を占有するセプタムを図示する。 図8A−8Cは、本開示の様々な実施態様による、異なる幾何学的構造のIOPデバイスを図示する。 図9は、本開示の様々な実施態様による、多体形態のIOPデバイスを図示する。 図10Aは、本開示の様々な実施態様による、単体構造のIOPデバイスの埋め込みを図示する。 図10Bは、本開示の様々な実施態様による、単体構造のIOPデバイスの埋め込みを図示する。 図11Aは、本開示の様々な実施態様による、多重構造のIOPデバイスの埋め込みを図示する。 図11Bは、本開示の様々な実施態様による、複数体構造のIOPデバイスの埋め込みを図示する。 図12Aは、本開示の様々な実施態様による、ガイドワイヤーを使用しないIOPデバイスの埋め込みを図示する。 図12Bは、本開示の様々な実施態様による、ガイドワイヤーを使用しないIOPデバイスの埋め込みを図示する。 図12Cは、本開示の様々な実施態様による、ガイドワイヤーを使用しないIOPデバイスの埋め込みを図示する。 図13Aは、本開示の様々な実施態様による、ガイドワイヤーを使用するIOPデバイスの埋め込みを図示する。 図13Bは、本開示の様々な実施態様による、ガイドワイヤーを使用するIOPデバイスの埋め込みを図示する。 図13Cは、本開示の様々な実施態様による、ガイドワイヤーを使用するIOPデバイスの埋め込みを図示する。 図13Dは、本開示の様々な実施態様による、ガイドワイヤーを使用するIOPデバイスの埋め込みを図示する。 図13Eは、本開示の様々な実施態様による、ガイドワイヤーを使用するIOPデバイスの埋め込みを図示する。 図13Fは、本開示の様々な実施態様による、埋め込みキットを用いるIOPデバイスの埋め込みを図示する。 図13Gは、本開示の様々な実施態様による、埋め込みキットを用いるIOPデバイスの埋め込みを図示する。 図13Hは、本開示の様々な実施態様による、埋め込みキットを用いるIOPデバイスの埋め込みを図示する。 図13Iは、本開示の様々な実施態様による、埋め込みキットを用いるIOPデバイスの埋め込みを図示する。 図13Jは、本開示の様々な実施態様による、埋め込みキットを用いるIOPデバイスの埋め込みを図示する。 図13Kは、本開示の様々な実施態様による、埋め込みキットを用いるIOPデバイスの埋め込みを図示する。 図13Lは、本開示の様々な実施態様による、埋め込みキットを用いるIOPデバイスの埋め込みを図示する。 図13Mは、本開示の様々な実施態様による、埋め込みキットを用いるIOPデバイスの埋め込みを図示する。 図13Nは、本開示の様々な実施態様による、埋め込みキットを用いるIOPデバイスの埋め込みを図示する。 図13Oは、本開示の様々な実施態様による、埋め込みキットを用いるIOPデバイスの埋め込みを図示する。 図13Pは、本開示の様々な実施態様による、埋め込みキットを用いるIOPデバイスの埋め込みを図示する。 図14Aは、本開示の様々な実施態様による、異なるサイズのニードルでアクセスされているIOPデバイスを図示する。 図14Bは、本開示の様々な実施態様による、異なるサイズのニードルでアクセスされているIOPデバイスを図示する。 図14Cは、本開示の様々な実施態様による、異なるサイズのニードルでアクセスされているIOPデバイスを図示する。 図15Aは、本開示の様々な実施態様による、ニードルでアクセスされている単体構造のIOPデバイスを図示する。 図15Bは、本開示の様々な実施態様による、ニードルでアクセスされている多体形態のIOPデバイスを図示する。 図16Aは、本開示の様々な実施態様による、IOPデバイスのための異なるニードルガイド機構を図示する。 図16Bは、本開示の様々な実施態様による、IOPデバイスのための異なるニードルガイド機構を図示する。 図17Aは、本開示の様々な実施態様による、動脈−骨ポート(Arterio-Osseous Port)のための動脈結合構造を図示する。 図17Bは、本開示の様々な実施態様による、動脈−骨ポートのための動脈結合構造を図示する。 図17Cは、本開示の様々な実施態様による、動脈−骨ポートのための動脈結合構造を図示する。 図18Aは、本開示の様々な実施態様による、動脈−骨ポートのための動脈ポートおよび静脈ポートを図示する。 図18Bは、本開示の様々な実施態様による、動脈−骨ポートのための動脈ポートおよび静脈ポートを図示する。 図19は、本開示の様々な実施態様による、透析用途のための別個の動脈ポートおよび静脈ポートを図示する。 図20は、本開示の様々な実施態様による、機能的にリンクされている構造的に別個の動脈ポートおよび静脈ポートを図示する。 図21は、本開示の様々な実施態様による、透析用途に用いられている構造的に別個の動脈ポートおよび静脈ポートを図示する。 図22は、本開示の様々な実施態様による、構造的にリンクした動脈ポートおよび静脈ポートを図示する。 図23は、本開示の様々な実施態様による、透析用途に用いられている構造的にリンクした動脈ポートおよび静脈ポートを図示する。
発明を実施するための態様
(実施態様の詳細な説明)
様々な例示の実施態様は、複数の例示の実施態様が示される添付の図面を参照して、以下に、より十分に記載される。本件の発明的概念は、しかしながら、多くの異なる形態で具体化され得、本明細書で説明された例示の実施態様に制限して解釈されるべきでない。さらに、これらの例示の実施態様は、この開示が完全かつ完成しており、当業者に本発明の概念の範囲を十分に伝え得るように提供される。図面において、層および領域のサイズおよび相対的なサイズは、明確にするために誇張され得る。同一の参照番号は、同一の要素を参照する。
ある要素が他の要素に「接続される」または「連結される」と称される場合、他の要素に直接的に接続または連結されてもよく、または、介在する要素が存在してもよい。これに対し、ある要素が他の要素に「直接的に接続される」または「直接的に連結される」と称される場合、介在する要素は存在しない。要素間の関係を説明するために用いられる他の用語は、同様の方法で解釈されるべきである(例えば、「間」と「直接的な間」、「隣接」と「直接的に隣接」等)。
他に定義されない限り、本明細書で使用される全ての用語(技術的および科学的な用語を含む)は、本発明の概念の属する技術分野における当業者に通常理解されるのと同じ意味を有する。用語、例えば一般に用いられる辞書に定義された用語は、関連技術の文脈における意味と一致する意味を有すると解釈されるべきであり、本明細書に特に定義されていない限り、理想化するまたは過度に形式的な観念で理解されるべきでないと理解される。
本発明の開示の実施形態は、一般的に、埋め込み可能な骨内のインフュージョン(即ち、注入、または輸液:infusion)ポート(IOP)デバイス、および骨髄に流体および薬剤を送達する使用方法を提供する。本開示の様々な実施態様は、骨髄腔に短期間または長期間のアクセスを提供するために使用し得る。
図1A−1Cは、本開示の様々な実施形態によるIOPデバイス100を図示する。図1Aを参照すると、IOPデバイス100は、軟組織上に存在する、および、皮膚を通ってアクセス可能な、近位の(または、基部の:proximal)皮下部分(subcutaneous portion)102、および、骨皮質を通り抜け、および、髄腔内に、または、少なくとも髄腔と同一平面に存在する遠位末端で骨皮質にアンカリングされる、遠位の(または、末梢の、もしくは、末端の:distal)骨内部分またはアンカー部分104を含み得る。図1Bに図示されるように、近位の皮下部分102は、ボディ部分106、および、近位の入口110および遠位の出口112を有する中空チャンバー108を含み得る。中空チャンバー108は、末端開口チャンバーであり得、入口110および出口112は、中空チャンバー108と同じ方向に配置されている。いくつかの実施態様において、ボディ部分106は、軸方向に中空チャンバー108の周囲に壁106aを有効に形成し得る。この態様において、中空チャンバー108は、壁106a内に収容された実質的にまっすぐなチャンネルであり得、出口112は、壁106aの遠位の先端と同一平面にある、面112a上の壁106aの間の開口部であり得る。ボディ部分106は、その形状が挿入デバイスの容易な挿入を進め得る限り、任意の幾何学的形態を有し得ることを理解されるべきである。いくつかの実施態様では、ボディ部分106は、剛性または半剛性の材料、例えば、金属、プラスチックまたは任意の他の生体適合性のある材料から構成され得る。近位の入口110は中空チャンバー108へのアクセスを提供し得、IOPデバイス100の埋め込み後、皮膚を通ってアクセスされ得る。入口110の全部または一部は、皮下組織に注入された流体の逆流を防ぐために、セプタム114でカバーされ得、ニードルは中空チャンバー108にアクセスするためにこれを貫通し得る。中空チャンバー108は、また、流体および薬剤が近位の皮下部分102を通って送達され得る限り、任意の形状またはサイズであり得る。いくつかの実施態様では、中空チャンバー108は、IOPデバイス100のボディ部分106を貫通するチャンネルであり得、または中空チャンバー108は、従来の埋め込み可能な血管アクセスポートの流体リザーバーと同様の流体リザーバーの形状であり得る。IOPデバイスは、完全に取り付けられ、かつ、埋め込まれ、中空チャンバー108の遠位の出口112は、デバイス100の遠位の骨内部分104の近位の入口116に対して流体連通し得る。
図1Cを参照して、デバイス100の遠位の骨内部分104は、いくつかの実施態様において、ボディ部分118、および、近位の入口116および遠位の出口122を有するチャンネル120を含み得、遠位の出口122は、ボディ部分118の遠位末端に存在し得、チャンネル120と同一方向に沿って配置される。遠位の骨内部分104は、IOPデバイス100のアンカー部分として有効に機能し、骨髄腔へのアクセスを提供するためにデバイス100を骨内にアンカリングする。いくつかの実施態様では、チャンネル120が軸方向に進む間、ボディ部分118は壁118aとして機能し得、かつ、チャンネル120を取り囲む。チャンネル120は、遠位の出口122に終端する末端開口チャンネルであり得る。末端開口は、図1Cに図示されるように、チャンネルの2つの末端の開口部を有するチャンネル120を参照する、または、該開口部で終端する。さらに、遠位の出口122は、壁118aの遠位末端と同一平面に位置する平面122a上の開口部であり得、出口122はチャンネル120と同一の方向に配置され得る。さらに、チャンネル120の近位の入口116は、中空チャンバー108の遠位の出口112に連結され得、チャンネル120および中空チャンバー108は、実質的にまっすぐな経路を有効に形成し、挿入デバイス(例えば、ニードル)は骨髄腔に到達するために該経路を通って移動し得る。いくつかの実施態様では、遠位の骨内部分104は、遠位の骨内部分104の骨髄内への貫通の深さを制限するための、近位の保持リップ124、または、他の同様の機能を有し得る。遠位の骨内部分104は、任意の剛性の材料から構成され得、骨を通り抜けて、骨にアンカリングされ得、および、皮膚骨を横断(traverse)し得る任意の長さであり得る。いくつかの実施態様では、近位の皮下部分102および遠位の骨内部分104は、個別の部品であり得、かつ、骨内に別個に埋め込まれ得る。いくつかの実施態様で、近位の皮下部分102および遠位の骨内部分104は、技術分野において一般に実施される方法(例えば、接着材)を用いて相互に接続され、骨内に併せて埋め込まれ得る個別の部品であり得る。いくつかの実施態様で、近位の皮下部分102および遠位の骨内部分104は、単体構造の部分であり得、骨内に単体のデバイスとして埋め込まれ得る。
図1D−1Iを参照すると、IOPデバイス130は、六角形形状のボディの近位の皮下部分132、およびスレッド(即ち、ねじ山)を有する遠位の骨内部分134を有し得る。六角形形状のボディは、複数の表面を含み得、これによって、回転力がデバイス130を骨内に打ち込む(drive)ために好都合に適用され得る。遠位部分134は、近位部分132に直接的に接続され得、遠位部分134は、骨内にデバイス130をアンカリングするためのねじ山を有し得る。いくつかの実施態様では、近位部分132の直径は、遠位部分134の直径よりも大きく、その結果、遠位部分134が骨内に打ち込まれるとき、近位部分132は、遠位部分134の貫通深さを制限するためのストッパーとして機能し得る。六角形として図示されているが、近位部分132は、任意の幾何学的形状で提供され得ることを理解されるべきである。
図1Eを参照して、IOPデバイス130の断面図が詳細に示されている。図1Eに図示されるように、近位部分132は、近位部分132の長さに亘って延在する中空チャンバー138を含み得る。中空チャンバー138は、IOPデバイス130が詰まることを防止し得る物質を保持するためのリザーバーとして機能し得る。いくつかの実施態様では、中空チャンバー138は、漏斗形状のキャビティ156の上に重ねられた立方体形状のキャビティ154を含み得る。さらに、中空チャンバー138の入口140および出口141は、チャンバー138を封止するためのセプタム(図示されず)によってカバーされ得る。特に制限されない例として、近位部分132は、約8mmから約20mmの直径範囲を有し得、遠位部分は、約5mmから約15mmの直径範囲を有し得る。近位部分132および遠位部分134の高さは、IOPデバイスが使用され得る特定の用途に依存して変動し得る。立方体形状のキャビティ154は、約5mmから約15mmの直径範囲および約2mmから約10mmの高さ範囲を有し得る。漏斗形状のキャビティ156は、約5mmから約15mmの上部の直径範囲、約3mmから約8mmの下部の直径範囲、および約30から約60度の傾斜角度を有し得る。いくつかの実施態様では、骨にアンカリングされたとき、中空チャンバー138は、ニードルによって貫通され得る材料で入口140で封止され得、その結果、皮下組織内へ注入された流体の逆流を防ぐIOPデバイスを有効に封止する。
さらに図1Eを参照して、遠位部分134は、遠位部分134の長さに亘って延在するチャンネル144を含み得る。いくつかの実施態様では、チャンネル134は、直径約1mmから約5mmにおよび得、医薬用途のために設計されたニードルが通り抜けるには十分に広い。チャンネル144は、中空チャンバー138に対して流体連通し得、IOPデバイス130が骨内に埋め込まれるときに、挿入ニードルまたはカテーテルが骨髄腔に向けて延在することを可能にするように構成され得る。
ここで図1Fを参照すると、図1Fは、遠位部分134の断面図を示し、チャンネル144が、遠位部分134の近位末端に配置される入口148を含み得る。いくつかの実施態様では、入口148は、中空チャンバー138の出口142に直接接続され得る。チャンネル144は、遠位部分134の遠位の最先端に配置される出口146をさらに含み得、その結果、IOPデバイス130が骨に埋め込まれるときに、出口146は、IOPデバイス130によって達成可能である、遠位の最大貫通深さで、骨髄腔にアクセスする開口を提供し得る。さらに、チャンネル144の入口148および出口146は、入口148を通して入る直線状のニードルが、チャンネル144を通って進み、かつ、出口146で出て、骨髄腔に達することができるように、まっすぐな経路に沿って整列され得る。
ここで図1G−Jを参照すると、図示されるのは、3次元表示のIOPデバイス130の略図である。いくつかの実施態様では、IOPデバイス130は、例えばセプタム150等のシーリング材を含み得、セプタム150は、IOPデバイス130が使用中のときに、挿入デバイスで貫通され得る。いくつかの実施態様において、セプタム150は、ラバーセプタム、または、封止を維持しながら貫通され得る任意の材料であり得る。セプタム150は、皮下組織内に挿入された流体の逆流が防がれ得るように、入口140を封止するために十分に大きな直径を有するように設計され得る。図1Gに図示されるように、セプタム150は、ストッパー部材152により中空チャンバー138の内部にアンカリングされ得、ストッパー部材は、リング形状を有し得る。図1Hは、IOPデバイス130の断面図を提供し、セプタム150は、ストッパー部材152により中空チャンバー138の内部に確実に設置される。図1Iは、中空チャンバー138の内部に挿入されたセプタム150を有する、IOPデバイス130を図示する別の略図であり、セプタム150は、挿入デバイス(例えばニードル)により、骨髄腔に達するように貫通され得る。いくつかの実施態様において、図1Jに図示されるように、IOPデバイス160は、セルフドリリング(self-drilling)操作の間、すりつぶされた骨を除くためのガイド経路162をさらに含み得る。
組織内に十分に埋め込まれたとき、図2に示されるように、IOPデバイス100の近位の皮下部分102は、皮膚200の層の下に、および皮下組織202の層内に、実質的に埋没され(submerged)得る。いくつかの実施態様では、近位部分102は、完全に埋没され得、および保持リップ124で遠位の骨内部分104に連結され得、中空チャンバー108はチャンネル120に対して流体連通され得る。遠位の骨内部分104は、皮質層204を通って、かつ、骨髄206内でアンカリングされ得、その結果、遠位の出口122は、骨髄206と直接接触され得る。ニードルは、近位の入口110をカバーするセプタム114を貫通し、およびチャンネル120を通って骨髄に流体を送達するために用いられ得る。
本明細書に提示された様々な実施態様に図示されたIOPデバイスは、血管内成分を必ずしも所有しておらず、および、血流と接触しないことが認識されるべきであり、その結果、血液による感染症のリスク、および、これらの後遺症が、従来のVADと比較して著しく低いと予測できる。第2に、IOPデバイス100は、自由に流通する血液を有する血管構造と対照的に、骨髄腔に対し直接連通するため、定期的なフラッシュの必要性、および血栓症および閉塞のリスクが、さらに最小化されるべきである。その結果、デバイス100は、流体リザーバーを必要としないが、他の目的のために提供されてもよい。同様に、従来のVADと異なり、本明細書に提示されたIOPデバイス100は、デバイスを通りチャンネルを満たすクリアな流体の維持に依存しない。デバイス100は、直接骨髄内にデバイスを通り延在する長いアクセスニードル(access needle)により、凝結塊(clot)または他の壊死組織片(debris)により、チャンネルが詰まった場合であっても、利用され得る。いくつかの実施態様において、IOPデバイス100は、流体チャンネルなしで、骨髄に接触するアクセスニードルための経路のみで操作できる。さらに、骨髄内への空気の偶然的な導入は、血流内へのと同様のリスクをもたらさないため、本開示により提示されたIOPデバイスは優れた安全プロフィルをも有する。
さらに、従来のVADと異なり、VADは制限された解剖学的構造に使用でき、本開示のIOPデバイスは、たとえ同一の骨内の複数の位置であっても、骨髄を有する任意の骨に挿入され得、潜在的に無制限の数の操作可能な部位を提供し得る。さらに、本開示のIOPデバイスは、従来のVADと異なり、位置の放射線学上の確認を、一般に必要としない。本開示のIOPデバイスは、外科的な挿入を必要とし得るが、これらは嵩張ったリザーバーを有さず、これは近経皮方法(near-percutaneous fashion)で挿入できる、より合理化されたデバイスを可能とする。よりさらに、生分解性の構成要素がIOPデバイスを構成するために使用され得、外科的な除去の必要性を排除することができる。
いくつかの実施態様において、中空チャンバー108は、チャンネル120を通って、流体および薬剤の送達を進めるための様々な幾何学的形状を想定できる。図3Aを参照して、中空チャンバー108を通る直線区間は、チャンネル120に対して直接的な流体連通を提供するために使用され得る。流体および薬剤は、中空チャンバー108およびチャンネル120を通って骨髄腔206に直接的に送達され得る。いくつかの実施態様では、中空チャンバー108は、伝統的な埋め込み式の血管アクセスポートの形状および機能に類似した流体リザーバー302の形状および機能をとり得る。図3Bに図示されるように、流体リザーバー302は、中空チャンバー108と同様にセプタム304により封止され得る。この構成は、図3Bに示されるように、カテーテルのフラッシュの間のより長い間隔を有利に可能とし、患者の治療に伴われる複雑さを顕著に削減する。さらに、図3Bに図示されるように、より大きな皮下部分は、ニードルで貫通するために、皮膚の表面下の、より大きくより容易に触知可能であるターゲットを、臨床医に提供することにより、IOPデバイス100の使用を促進する。いくつかの実施態様では、中空チャンバーは、IOPデバイス100を通って容易に挿入するためのニードルおよびカテーテルをガイドするために、幾何学的な形状を想定し得る。図3Cを参照して、中空チャンバー308は、傾斜した壁308aを備えた凹型形状を想定し得、中空チャンバー308の壁308aは、チャンネル120へ挿入ニードルをガイドし得る。
いくつかの実施態様では、遠位の骨内部分104は、異なる皮質の厚さおよび骨髄腔の直径に適応するために長さを変動し得る。例えば、遠位の骨内部分104は、図4Aに図示されるように、遠位の出口404が皮膚骨402の内側皮質表面402aと同一面にあるように、長さを短くし得、または、図4Bに図示されるように、髄腔406内に少し延在し得、または図4Cに図示されるように、髄腔406内に十分に延在し得る。
図5A〜5Cを参照して、いくつかの実施態様において、髄腔206に、および髄腔206から、流体および薬剤の送達および流通を、より好ましく適応するために、IOPデバイス100の遠位の出口122は、図5Aに図示されるようにエンドホール502、または、図5Bに図示されるようにニードルが実際に髄膜に入ることを防ぐためのストップを提供するための覆われた遠位の末端を備えた1以上のサイドホール504、または、流れの抵抗および閉塞傾向を削減する流体の流れのための複数の経路を提供するための図5Cに図示されるようにこれらの組み合わせからなり得る。
いくつかの実施態様において、デバイス100が完全に組み立てられ、かつ、挿入されるとき、遠位の骨内部分104は、骨602内にアンカリングされ得る。これは、図6A〜6Eに図示されるように様々な方法で達成され得る。例えば、図6Aに示されるように、遠位の骨内部分604aは、摩擦を使用して皮膚層602を通ってアンカリングされ得る。いくつかの実施態様において、図6Bを参照して、しかし、遠位の骨内部分604bは、皮膚層602内に引っかかるように設計された、ねじ山606のようなスクリューを備えた外表面を含み得る。いくつかの実施態様において、図6Cに図示されるように、ねじ切りされた表面608は、1以上のサイドホール610をさらに含み得、流体がこれを通って放出し得る。ねじ切りされた表面のようなスクリューの設計はセルフタッピング(self-tapping)およびセルフドリリングであり得、またはプレドリリング(pre-drilling)を必要としてもよい。いくつかの実施態様において、図6Dを参照して、遠位の骨内部分604dは、皮膚層内へ遠位の骨内部分604dをアンカリングするためのT形状612またはヒトデ(図示せず)形状の固定(アンカー)/保持機構を含み得る。いくつかの実施態様において、図6Eに図示されるように、遠位の骨内部分604eは、皮膚層内にアンカリングするためのバーブ(または、返し、もしくは、戻り:barb)形状のアンカー機構614を使用し得る。
いくつかの実施態様において、近位の皮下部分102の中空チャンバー108、および遠位の骨内部分104のチャンネル120は、ニードルにより貫通され得る材料で部分的にまたは完全に占有され得る。例えば、図7Aに図示されるように、IOPデバイス100の近位の皮下部分102の近位の入口110をカバーするセプタム114を有する代わりに、同様のラバー材料702が、図7B〜7Dに示されるように、遠位の骨内部分104の遠位の出口122の方へまたは遠位の出口122までの経路に亘って延在し得る。いくつかの実施態様において、デバイス100内の中空スペースが除去され得、その結果、壊死組織片または血栓症によりデバイスを閉塞するリスクは減少または除去され、長期間の使用の間の機能性を高める。
いくつかの実施態様において、完全に組み立てられ、かつ、挿入されるとき、デバイス100の近位の皮下部分102および遠位の骨内部分104は単体構造を形成し得る。この構成において、近位の皮下部分102の遠位の出口112および遠位の骨内部分104の近位の出口116は、図8Aに示されるように、連続的な経路を形成し得る。いくつかの実施態様において、骨髄内へのニードルまたはカテーテルの挿入を、より補助するために、近位の皮下部分802および遠位の骨内部分804は、図8Bに図示されるように、双方とも、骨に直交するように(orthogonal)配置され得る。いくつかの実施態様において、図8Cを参照して、近位の皮下部分806および遠位の骨内部分808は、ニードルの挿入が進められ、かつデバイスの使用のエルゴノミクスを最適化するために角度を設けてもよい。
いくつかの実施態様において、図9に図示されるように、IOPデバイス900は、管類906または他の個別のチャンネルの長さで接続された、個別の近位の皮下部分902および遠位の骨内部分904を含み得、これは、軟組織908を貫通し、分離した近位部分902および遠位部分904に対して流体連通する。この構成は、経皮的なアクセスサイトが、骨内の注入部位から離れることを可能にする。これは、骨内の注入部分が、定期的に容易にアクセス可能でない骨の部位に挿入されることを可能にすることにより、デバイスの機能性を高める。例えば、経皮的なアクセスサイトが、下部腹壁により便利に配置され得る間、骨内部分は骨盤骨に挿入され得る。
デバイス900を挿入するために、第1に、骨への遠位の骨内部分904の挿入のための部位が選択され、準備され、覆われ、および麻酔をかけられ得る。その後、近位の皮下部分902の配置のための別個の第2の部分も、選択され、準備され、覆われ、および麻酔をかけられ得る。続いて、穿刺切開部(または、小切開部:stab incision)が、各部位に形成される。骨内部分904は、その後、第1の部位を通って、かつ、骨内910に挿入される。皮下部分902は、その後、第2の部位に挿入され得、および周囲の軟組織908にアンカリングされ得る。
接続チューブ906は、部位間を、軟組織908を通ってトンネルされ得て、近位部分902および遠位部分904それぞれに接続され得る。いくつかの実施態様では、接続チューブ906は、近位部分902または遠位部分904のいずれかに予め接続され得、追加の接続を形成する必要性を排除する。いくつかの実施態様では、近位部分902は小さなハブであり得、全デバイス900は、その後、予め組み立てられ得、かつ、近位部分902は、第2の部位の下の軟組織に位置するまで、軟組織のトンネルを通ってカテーテルに沿って前進され得、2度目の切開の必要性は除かれる。デバイス900が一旦適切に挿入されると、デバイス1310の流量がテストされ得、適切であれば穿刺切開部が閉じられ得る。
本開示により提示されるIOPデバイスは、全体として、または、部分的に埋め込まれ得る。図10Aおよび10Bを参照すると、IOPデバイス1000は、全体として提供され得る。IOPデバイス1000は、皮質層1004にてデバイスをアンカリングするための、ねじ切りされた表面1002のようなスクリューを含み得る。デバイス1000は、回転方法で皮質層1004を通って前進され得る。一旦デバイス1000が皮膚の層の表面の下に埋め込まれると、開口している切開部は、感染を防ぐために縫合され得る。
いくつかの実施態様において、図11Aおよび図11Bを参照して、IOPデバイス1100の遠位の骨内部分1104は、適切な道具を使用して第1に挿入され得る。一旦骨内1106にアンカリングされると、近位の皮下部分1102は、その後、遠位の骨内部分1104に取り付けられ得る。
手術において、IOPデバイス1204は、図12A〜13Eに図示されるように、単体構造として埋め込まれ得る。図12Aを参照して、オペレーターは、まず第1に挿入部位を識別できる。該部位は、骨の表面が皮膚の表面に比較的近接している任意の部位であり得る。可能な部位は、特に制限されないが、鎖骨、胸骨、腸骨稜、頭蓋骨、および腕の長骨(上腕骨、とう骨、尺骨)または脚の長骨(脛骨、腓骨)を含む。続いて、骨が触診され得、および骨の上の皮膚は適切な消毒剤で準備され得、および通常の無菌方法で覆われ(またはドレープされ)得る。適切な部分、局所、または全身麻酔の後、小さな穿刺切開部1202が皮膚に形成され得る。IOPデバイス1204は、その後、図12Bに示されるように、デバイス1202の遠位部分1206が骨の皮膚層1208と係合するまで、切開部1202を通って挿入され得る。デバイス1204は、デバイス1204を回転させることによって、続いて、骨髄腔に向けて前進され得る。一旦、デバイス1204の遠位部分1206が、皮膚層1208を通って前進され、および、骨髄腔1210と直接接触すると、図12Cに示されるように、遠位部分1206は皮膚層1208内にアンカリングされ得る。
いくつかの実施態様において、図13A〜13Eに図示されるように、切開部1302が挿入部位に形成された後(図13Aに示される)、ガイドワイヤー1304は、第1に切開部1302を通って、かつ、骨1306内に挿入され得る(図13Bおよび図13Cに図示される)。ガイドワイヤー1304は、軟組織層を通って骨の表面にIOPデバイスをガイドするために使用され得、その結果、広範囲の外科的露出が回避され得る。いくつかの実施態様において、ガイドワイヤー1304は、軟組織1308および/または骨1306の厚さを測定するために設計された測定マーク1388を含み得る。例えば、骨内に挿入されるとき、オペレーターは、皮下組織層の厚みを決定するためにマークを読み取り得、その結果、適切なサイズのデバイスが軟組織1308および骨1306の厚さに基づいて選択される。いくつかの実施態様では、ガイドワイヤーは、貫通する遠位末端のストップ部材として機能する、遠位末端に近接してレッジ(ledge)を含み得る。このレッジは、骨髄内へのガイドワイヤーのさらなる貫通を防ぎ得、その結果、オペレーターは軟組織の厚さの測定結果を受け取り(collect)得る。いくつかの実施態様において、ガイドワイヤーは、ヒンジが皮質骨層の内表面の上で係合し得るように、ガイドワイヤーの遠位末端においてヒンジを活性化するために設計された、活性化機構(即ち、スプリング)を含み得、オペレーターが骨および皮下組織の厚みを測定することを可能とする。埋め込まれる前に、IOPデバイス1310は、デバイス内のいかなる空気をも除去するために、生理食塩水または他の流体でフラッシュされ得る。
デバイス1310は、その後、図13Dに図示されるように、切開部1302を通って、存在する場合にはガイドワイヤー1304上を、デバイス1304の遠位部分1312が骨1306の皮質表面に接触するまで、直裁的に(bluntly)軟組織層1308を通って、貫通され得る。図13Eを参照して、デバイスの遠位の骨軟部分1312は、その後、骨1306を貫通し得て、遠位の骨内部分1312の先端1312aが髄腔1314に存在するまで前進される。一旦完全に挿入されると、デバイス1310は、骨層1314にアンカリングされ得、切開部1302は縫合により閉じられ得る。いくつかの実施態様において、デバイスが部品として提供されるとき、遠位の骨内部分1312は、まず骨1306の中に挿入され、近位の皮下部分1316は次いで遠位の骨内部分1312に取り付けられ得る。
いくつかの実施態様において、埋め込み後、IOPデバイス1310は、流体源に接続されたニードルで一時的にアクセスされ得る。流体は、良好かつ適切な流量を確保するように、デバイス1310を通って髄腔1314に注入され得る。流量が十分でない場合、デバイス1310は、髄腔1314内にさらに前進され得、回収され得、または再配置され得る。流量がまだ十分でない場合、その骨または異なる骨の上の異なる部位が選択され得る。一旦IOPデバイス1310が皮膚の表面下に適切に埋め込まれた場合、穿刺切開部1302は、縫合または皮膚接着剤で閉じられ、かつ手当され得る。
完全に組み立てられたIOPデバイスまたはその部品は、異なる軟組織および骨の厚みに適用するために様々なサイズで提供され得ることを認識されるべきである。IOPデバイスの特定のモデルは、特定の骨の部位(例えば鎖骨、腹板、上腕骨)または特定のタイプの髄腔(例えば、中空vs.編み目状)を対象として提供され得る。いくつかの実施態様において、IOPデバイスキットは、軟組織および/または骨の厚みを定める測定デバイスを提供し得、かつ、オペレーターが適切なサイズのデバイスまたはデバイスの部品を選択することを可能とし得る。該キットは、骨内にIOPデバイスの遠位の骨内部分を押し込むための、特定の機器をさらに含み得る。この構造は、そのような機器と係合するための追加の特徴を含み得る。例えば、アンカー機構が、ねじ切りされたようなスクリューを含むとき、この構造は、六角形状の頭部、または、デバイスを適切な機器で適切な位置に押し込むことができる他の特徴のボルトに類似し得る。デバイスは、このような機器上に予め組み込まれて提供され得る。デバイスは、第1に骨内に入り得るガイドワイヤーとともに提供され得る。デバイスは、その後、ガイドワイヤー上を前進される。ガイドワイヤーは、軟組織および/または骨の厚さを決定し、適切なサイズのデバイスを選択することを可能とするための測定デバイスとして、さらに機能し得る。
いくつかの実施態様において、IOPデバイスは、図13F〜13Pに図示されるように、埋め込みキットを用いて、骨の中に埋め込まれ得る。図13Fを参照して、デバイスの埋め込みキット1352は、IOPデバイス1320を前進させるためのドライバー1350、および、骨の所望の位置へIOPデバイス1320をガイドするためのガイドワイヤー1342を含み得る。図13Fに示されるように、ドライバー1350は、遠位末端1354でIOPデバイス1320を確実に保持し得、IOPデバイス1320の六角形状様部分は、遠位末端1354に相補的に(あるいは、コンプリメンタリーに:complimentarily)連結され得る。IOPデバイス1320の近位部分1322への入口1330は、セプタム1340によりカバーされ得、ガイドワイヤー1342は、遠位部分1324の出口1336を通ってIOPデバイス1320内へ整列され得、その結果、ガイドワイヤー1342の鋭い近位末端は、セプタム1340を貫通するように配置される。ガイドワイヤー1342は、ホルダー1346によりカバーされ得、ドライバイー1350は、ホルダー1346内へ、およびホルダー1346外へ、スライドするように構成され得る。さらに、ドライバー1350は、ロック部材(例えば、ロック閉塞子1344)を収容するためのカニューレ1356を含み得、閉塞子1344は、カニューレ1356の内部でスライドするように構成される。
図13Gは、図13Fに示されたキットに類似したデバイス埋め込みキット1370の3次元図を図示する。図13Gを参照すると、キット1370は、ドライバー1374の遠位末端に確実に配置されたIOPバイス1372を含み得、T形状のハンドル1380は、IOPデバイス1372を骨の中に打ち込むためにオペレーターにグリップを提供し得る。ドライバー1374は、デバイス1372に回転力を適用することによって、骨の中へIOPデバイス1372を前進させるために構成され得る。いくつかの実施態様では、ガイドワイヤー1376は、所望の骨の部位にIOPデバイス1372をガイドするために使用され得る。図13Gに示されるように、埋め込みの前に、ガイドワイヤー1382の鋭い近位末端は、IOPデバイス1372を通って、かつ、IOPデバイス1372の中空チャンバーをカバーするセプタムを通って、挿入され得る。閉塞子1378は、ドライバー1374の近位部分内に挿入され得るように提供される。閉塞子1378が挿入されると、これはガイドワイヤー1376と係合し、ドライバー1374がガイドワイヤー1376を骨内に押し込むことを可能にする。閉塞子1378が除かれることによって、ドライバイー1374が、ガイドワイヤー1376上を、IOPデバイス1372を前進させる。いくつかの実施態様において、ガイドワイヤー1376は、骨の皮質層を貫通するように設計された、ねじ切りされた遠位部分1384を含み得、ねじ切りされた部分1384は、ねじ切りされた部分1384への貫通ストップ部材として機能するように設計されたレッジ1386で終端できる。
図13Hおよび図13Iを参照して、骨内に挿入するためのガイドワイヤー1342を準備することは、第1に、ガイドワイヤー1342の近位の先端1358を用いてセプタム1340を貫通することを含み得、IOPデバイス1320に沿って、ガイドワイヤーに向けてドライバー1350を滑らせることによって達成され得る。続いて、図13Iに示されるように、閉塞子1344は、カニューレ1356に沿ってガイドワイヤー1342へ向けて押され得、閉塞子1344の平坦面1360は、ガイドワイヤー1342の近位の先端1358に係合し得る。続いて、図13Jに示されるように、骨内に貫通するためのガイドワイヤー1342を露出するようにホルダー1346が除去され得る。
図13Kを参照して、骨内への挿入前に、埋め込みキット1352(ホルダーがない)は、挿入部位に配置され得、皮膚は麻痺され得、および刺創が形成され得る。埋め込みキット1352は、その後、骨内へ挿入され得、図13Lに示されるように、ガイドワイヤー1342は骨を貫通し得る。閉塞子1344は、ガイドワイヤー1342をロックし、その結果、ドライバー1350の回転がガイドワイヤー1342を回転する。続いて、図13Mに示されるように、閉塞子1344が除去され得、ドライバー1350は、刺創を通って骨の部位に到達するように、ガイドワイヤー1342上を、IOPデバイス1320を前進させ得る。一旦IOPデバイス1320が骨の部位に配置されると、図13Nに示されるように、ドライバー1350は、デバイス1320の六角形の近位部分1322に回転力を適用することにより骨内へIOPデバイス1320を前進させ得る。IOPデバイス1320が骨1348内にアンカリングされるとき、ドライバーが第1に除去され得(図13O)、図13Pに示されるように、続いてガイド1342が除去され得、刺創が閉じられ得る。
いくつかの実施態様では、本開示に記載されるように、IOPデバイスは、患者に物質を挿入するために使用され得る。図14A〜14Cを参照して、ニードル1406は、流体または薬剤を骨随腔1404に送達し、および、骨髄腔1404から送達するために使用され得る。図14Aに図示されるように、IOPデバイス1400は、皮下組織内へ挿入された物質の逆流を防ぐように設計され、セプタム1408によってカバーされ、皮膚1410の層の表面の下に埋没され得る。ニードル1406は、セプタム1408を通って、かつ、デバイス1400の中空チャンバー1412およびチャンネル1414の中に貫通され得る。流体および他の物質は、その後、ニードル1406を通って、骨髄腔1404内に送達され得る。いくつかの実施態様にて、小容量の生理食塩水または他の液体は、ニードル1406の適切な位置決めを保証するために、中空チャンバー1412およびチャンネル1414の中に挿入され得る。いくつかの実施態様において、セプタム1408は、デバイス1400の中空チャンバー1412およびチャンネル1414を、部分的に、または、完全に横切って延在できる。これに比べて、ニードル1406の長さは、これがデバイス1400および骨髄腔1404内の異なる貫通深さに到達し得るように、変動し得る。例えば、図14Bを参照すると、ニードル1406は、IOPデバイス1400のチャンネル1414の内部に到達できるような、十分な長さであり得る。いくつかの実施態様で、ニードル1406は、図14Cに図示されるように、ニードルの先端が骨髄腔1404内に到達し得る十分な長さであり得る。そのため、ニードル1410は、髄腔1404の中の良好な流れを確保するために、デバイス1400内の材料の積層(buildup)または閉塞を容易に貫通できる。さらに、IOPデバイスが中空チャンバーを有しない構成では、ニードルが髄腔1404内に入り得る。
本開示によって示されたIOPデバイスにより提供された1つの長所は、IOPデバイスは自由に流通する血液と接触しないことである。このように、従来のVADとは異なり、ニードルを通った血液の逆流を確認する短所は必要とされない。
さらに、いくつかの実施態様において、ニードルは、骨髄内に挿入される物質を含むコンテナ(例えば、バッグ、注射器等)に接続され得る。図15Aおよび図15Bを参照して、ニードル1502は、流体を骨髄腔1506に送達するために、チューブ1500に接続され得る。図15Aに示されるように、単体構造のIOPデバイス1504が骨髄1506にアクセスするために使用されるとき、ニードル1502は、IOPデバイス1504の近位部分1510内に配置された中空チャンバー1508内に直接入り得る。ここで、図15Bを参照すると、多体形態のIOPデバイス1512が、骨髄1506にアクセアスするために使用され得る。IOPデバイス1512は、遠位部分1516から離れて配置された近位部分1514を含み得、近位部分1514および遠位部分1516はチューブ1518により接続され得る。この構成において、ニードル1502は、近位部分1514の中空チャンバー1520へ挿入され得、流体は、接続チューブ1518を通って、遠位部分1516に、および、遠位部分1516から、送達され得る。
ニードルの適切な配置をよりアシストするために、図16Aおよび図16Bに図示されるように、いくつかの方法が使用され得る。図16Aを参照して、IOPデバイス1610の近位部分1606は、傾斜した壁を備えた漏斗に似た形状の中空チャンバー1604を有し得る。傾斜した壁は、IOPデバイス1610の中空チャンバー1604の中心に向けて、および、遠位部分1612の中へ、順番に、ニードル1602のガイドを助け得る。いくつかの実施態様において、磁気リングのような装置が、ニードル1602をガイドするために、IOPデバイス1620のニードル1602および近位部分1608に連結され得る。図16Bを参照して、磁気リング1614は、近位部分1608の近位末端に連結され得、同様の磁気リング1614はニードル1602に連結され得る。ニードルが近位部分1608に挿入されるとき、リング1614の磁力は、近位部分1608の中心に向けてニードルをガイドできる。
本開示によって示されるIOPデバイスは、多数の医薬的な用途に展開され得、例えば、IOPデバイスは、単一構造の構成または多体形態の構成のどちらであっても、人工透析用途のための動脈−骨ポート(Arterio-Osseous Port)として利用され得る。現在、透析に依存する腎臓疾患の患者の大部分は、人工透析を経験する。人工透析は、患者から血液を取り出す部位および患者に透析された血液を再注入する他の部位を必要とする。患者および彼らの臨床医には利用可能ないくつかの選択肢がある。一時的または長期間の(トンネル式:tunneled)透析カテーテルは、中心静脈に挿入され得る。これは少なくとも2つのルーメンを有し、透析された血液の再循環を最小化するために一定の距離により分離された入口ポートおよび出口ポートを有し、右心房の近くまたは右心房内で終端する。あるいは、動静脈フィステル(fistula)は、末梢動脈に末梢静脈を取り付けることにより外科的に形成され得る。これは、静脈を鬱血させ、効率的に患者を透析するために十分な流量を提供する。フィステルは、動脈および静脈の間の直接的な結合を有する生来のものであり得、または、人工装具のグラフトが動脈および静脈の間に挿入され得る。これらの選択肢は、感染、血栓症等のリスクを含む、いくつかの不利益を有する。最も重要なことは、アクセスされた静脈が繊維を形成し得、および、狭窄され得、および、最終的には閉塞され得ることである。長期間の透析患者にとって、数年間の透析後、静脈のアクセス部位を「使い果たす」ことは珍しくない。
動脈−骨フェステルデバイスは、動脈および骨の髄腔の間に輸送路を形成することができる。図17A〜17C、図18Aおよび図18B、および、図19〜23は、人工透析アクセスに適した動脈−骨フィステルとして使用され、本開示により示されるIOPデバイスを図示する図形である。いくつかの実施態様において、動脈骨フィステル(arterio-osseous fistulas、AOF)は、液体の物質(例えば透析された血液)が、骨組織の髄腔の中へ注入されることを可能とする、埋め込み可能な挿入デバイスである。同時に、AOFデバイスは、同様に、血液が患者から取り出されることを可能とする動脈に接続され得る。AOFデバイスは、2つの部分から構成でき、これらの部分は別個のポート(第1「動脈」ポート、および第2「静脈」ポート)と考えられ得る。
いくつかの実施態様では、AOF注入システムは、流体が取り出され得るチャンバーを有する第1ポート、および、第1ポートからチャンバーに対して流体連通するキャビティを有する第2ポートを含み得、第2ポートは挿入デバイスを受容するように設計されている。注入システムは、骨内への確実な配置のために第2ポートから遠位に延在するアンカー部分をさらに含み得、アンカー部分は、キャビティから、および、開口部を通って挿入デバイスが骨髄に向けて案内され得る実質的にまっすぐな経路を提供するように、アンカー部分を通ってキャビティから延在し、かつ、開口部で終端するチャンネルを有する。いくつかの実施態様では、第1ポートは、流体を引き出すための動脈に連結した入口をさらに含み得る。
透析装置が透析される血液を引き出す動脈ポートは、皮膚を通ってアクセス可能な別個の皮下ポートから構成される。上述したIOPデバイスの近位の皮下部分の任意の実施態様は、動脈ポートとして適切であり得る。図17A〜17Cを参照して、動脈ポート1700は、ボディ1702、チャンネルまたはリザーバーであり得る中空チャンバー1704、セプタム1708を有するアクセス部位1706、動脈の入口1710および出口1712を含み得、動脈の入口1710は、動脈1714に動脈ポート1700を接続し得る。動脈1714は、図17Aに示される末端−サイド(end-to-side)構造のポート、または、図17Bに示されるサイド−サイド(side-to-side)構造のポートに直接的に接続され得る。いくつかの実施態様において、図17Cに示される、動脈ポート1700は、生来の(例えば、伏在静脈)または人工装具のコンジット(prosthetic conduit)1716を通って、動脈1714に接続され得る。いくつかの実施態様において、動脈および/または静脈ポートは、コンジットそのものとして機能し得る。例えば、コンジットの少なくとも一部分は、透析装置から動脈および/または静脈のラインがアクセスできるように皮下組織の表面上に存在し得る。
透析装置から透析された血液を受け取る静脈ポートは、皮膚を通ってアクセス可能な近位の皮下部分、および、骨髄腔内の骨の皮質を横切る遠位の骨内部分を備えたIOPデバイスと機能的に同一であり得る。いくつかの実施態様において、静脈ポートは、動脈ポートからチャンバー1704に対して流体連通するキャビティ(本開示において提示されたIOPデバイスの中空チャンバーと類似である)を含み得る。静脈ポートは、挿入デバイスを受容し、かつ、骨内への確実な配置のためにキャビティから遠位に延在するアンカー部分を有するように設計され得る。いくつかの実施態様において、アンカー部分は、アンカー部分を通って静脈ポートのキャビティから延在し、かつ、キャビティから実質的にまっすぐな経路を提供し、および、挿入デバイスがこれを通ってでることができ、かつ、骨内に向けて方向付けられ得るように、開口部で終端するチャンネルを有し得る。上記のいかなるIOPの実施態様も、AOPの静脈ポートに適用し得ることを認識されるべきである。
血栓症を防ぐために、動脈ポートは連続的な流体の流れを必要とし得、すなわち、動脈ポートの出口は、髄腔に対して流体連通する必要がある。この流通のための特定の経路は、動脈ポートおよび静脈ポート間の関係に依存する。ポートの設計および使用される動脈は、ポートを通る流量が血栓症を防ぐために十分であると保証する。抗血小板または抗凝固剤の薬剤の投与を含むこと、および/または、ヘパリンまたは他の抗血栓性コーティングと全ての血液と接触する表面をコーティングすること、を含む補助的手段が追加され得る。
いくつかの実施態様では、図18A〜18Bおよび図19に図示されるように、動脈ポートおよび静脈ポートは、構造上および機能上、別個であり得る。図18Aを参照すると、動脈ポート1800は、動脈−骨フィステル(arterio-osseous fistula、AOF)を形成する、動脈1802への接続部を有するIOPデバイスであり得る。同様に、図18Bに図示されるように、静脈ポート1804は、これを通って透析された血液が患者に再注入され得るIOPデバイスであり得る。本開示によって提示されたIOPデバイスのように、動脈ポート1800および静脈ポート1804の双方は、皮膚を通ってアクセス可能な近位の皮下部分1806、1810、および、髄腔1816内に骨の皮質1814を貫通する遠位の骨内部分1808、1812を有し得る。動脈ポート1800および静脈ポート1804が透析治療でアクセスされないとき、動脈血が動脈ポート1800の中空チャンバー1818および中空チャンネル1820を通って、髄腔1816の中へ流れる。動脈血が、図19に示されるように、透析装置1900によって処置されるとき、動脈血は、患者から動脈ポート1800を通って、まず透析装置1900内へ積極的に引き出され得、その後静脈ポート1804を通って、かつ、患者の髄腔1816内へ戻され得る。
いくつかの実施態様において、図20および図21に図示されるように、動脈ポートおよび静脈ポートは、構造的に別個であるが、機能的にリンクしている。図20に示されるように、動脈ポート2000は、必ずしも専用の皮下の部分を所有する必要はないが、皮下部分2004だけは有する必要がある。代わりに、皮下部分2004の出口2002は、動脈ポート2000および静脈ポート2006の間の経路を形成し得るカテーテル、接続チューブ、グラフト2008、または、任意の適切な器具を通って、静脈ポート2006と連通し得、静脈ポート2006は、髄腔2014に対して流体連通するキャビティ2016を含み得る。透析治療のためにアクセスされないとき、動脈血は、皮下部分2004の動脈ポート2000の中空チャンバーまたはキャビティ2010を通って、カテーテル2008を通って、動脈ポート2006の皮下の骨内部分2012を通って、および、最終的には髄腔2014内に流れ得る。図21を参照すると、動脈血が透析装置2100によって処理されているとき、動脈血は、動脈ポート2000を通って患者から、透析装置2100内に積極的に引き出され得る。透析装置2100が動脈血を処理した後、動脈血は、静脈ポート2006を通って、患者の髄腔2014に戻され得る。カテーテル2008を通る透析された血液の再循環は、いくつかの方法で回避することができる。第1に、髄2014への流れに対して十分な抵抗が提供されるように、カテーテル2008の直径を小さくする。または、カテーテルを通る一方向の流れを確保するために、バルブが介在され得る。最終的に、図20に示されるように、静脈ポート2006のニードル2102は、骨内部分内へ、または、さらに髄2014内へ、十分に挿入され得、カテーテル2008の穴を塞ぐ。
いくつかの実施態様で、図22および図23に図示されるように、動脈ポートおよび静脈ポートは、様々な医薬用用途のために、構造的におよび機能的にリンクされ得る。図22に示されるように、皮下部分2204のみを備えた動脈ポート2200は、構造上、静脈ポート2202にリンクされ得る。動脈ポート2200は、静脈ポート2202に並んで設置され得、動脈ポート2200および静脈ポート2202の間の流体連通は、内部チャンネル2206を通って達成され得る。いくつかの実施態様において、動脈ポート2200および静脈ポート2202は、図22に図示されるように、2つのポートは共通の側壁2208を共有するように、構造的にリンクされ得る。内部チャンネル2206は、動脈ポート2200および静脈ポート2202間で、流体および物質を送達するための経路を提供するために、共通の側壁2208を貫通できる。透析装置に使用されるとき、図23を参照して、動脈血は、動脈ポート2200を通って、かつ、透析装置2300へ、患者から積極的に引き出され得る。透析装置2300が動脈血を処理した後、動脈血は、静脈ポート2202を通って、患者の髄腔2300に戻され得る。いくつかの実施態様において、図23に示されるように、静脈ポート2202のニードル2304は、骨内部分に、または、髄2302にも、十分に挿入され得、内部チャンネル2206を通る静脈血または動脈血の再循環を防ぐ。
本開示は、これらの特定の実施態様を参照して記載されているが、開示の趣旨および範囲から逸脱しなければ、当業者によって、様々な変更がなされ得、および同等のものが代用され得ることを理解されるべきである。さらに、本開示の趣旨および範囲から逸脱しなければ、多くの改良が、特定の状況、兆候、材料および物質の組成物、1または複数の製造工程を適用するために行われ得る。そのような変更はすべて、本明細書に添付の特許請求の範囲内にあるものとする。

Claims (4)

  1. チャンバーおよびアンカー部分を含むインフュージョンデバイスであって、チャンバーが挿入デバイスを受容するための近位の入口を有し、アンカー部分がチャンバーから遠位に延在し、かつ、骨内への確実な配置のために構成されたインフュージョンデバイス;
    骨内にインフュージョンデバイスを埋め込むための駆動機構;
    注入された流体の逆流を防ぐためにチャンバーの近位の入口をカバーするセプタム;
    骨の部位にインフュージョンデバイスをガイドするためのガイドワイヤー;および
    アンカー部分を通って延在する末端開口チャンネルであって、チャンバーに対して流体連通し、および、遠位末端の開口部で終端し、開口部を通って挿入デバイスが出ることができ、かつ、骨髄に向けて方向付けられ得る実質的にまっすぐな経路を提供するチャンネル
    を含む、インフュージョンシステムであり、
    ドライバーを回転させることによりインフュージョンデバイスに回転力が伝達されるように、駆動機構が、インフュージョンデバイスに相補的に連結される、インフュージョンシステム。
  2. 駆動機構にガイドワイヤーをロックするためのロック部材をさらに含む、請求項1に記載のインフュージョンシステム。
  3. 駆動機構が、ロック部材を収容するためのカニューレを含む、請求項2に記載のインフュージョンシステム。
  4. ガイドワイヤーが、セプタムを貫通するための鋭利な近位末端を含む、請求項1〜3のいずれか1項に記載のインフュージョンシステム。
JP2019171926A 2014-11-13 2019-09-20 骨内インフュージョンポートおよび使用方法 Active JP6929331B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2021085425A JP2021120025A (ja) 2014-11-13 2021-05-20 骨内インフュージョンポートおよび使用方法
JP2021085418A JP2021120024A (ja) 2014-11-13 2021-05-20 骨内インフュージョンポートおよび使用方法

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US201462079266P 2014-11-13 2014-11-13
US62/079,266 2014-11-13
JP2017544850A JP6835731B2 (ja) 2014-11-13 2015-11-13 骨内インフュージョンポートおよび使用方法

Related Parent Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2017544850A Division JP6835731B2 (ja) 2014-11-13 2015-11-13 骨内インフュージョンポートおよび使用方法

Related Child Applications (2)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2021085418A Division JP2021120024A (ja) 2014-11-13 2021-05-20 骨内インフュージョンポートおよび使用方法
JP2021085425A Division JP2021120025A (ja) 2014-11-13 2021-05-20 骨内インフュージョンポートおよび使用方法

Publications (3)

Publication Number Publication Date
JP2020014870A JP2020014870A (ja) 2020-01-30
JP2020014870A5 JP2020014870A5 (ja) 2020-03-12
JP6929331B2 true JP6929331B2 (ja) 2021-09-01

Family

ID=55955140

Family Applications (4)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2017544850A Active JP6835731B2 (ja) 2014-11-13 2015-11-13 骨内インフュージョンポートおよび使用方法
JP2019171926A Active JP6929331B2 (ja) 2014-11-13 2019-09-20 骨内インフュージョンポートおよび使用方法
JP2021085425A Pending JP2021120025A (ja) 2014-11-13 2021-05-20 骨内インフュージョンポートおよび使用方法
JP2021085418A Pending JP2021120024A (ja) 2014-11-13 2021-05-20 骨内インフュージョンポートおよび使用方法

Family Applications Before (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2017544850A Active JP6835731B2 (ja) 2014-11-13 2015-11-13 骨内インフュージョンポートおよび使用方法

Family Applications After (2)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2021085425A Pending JP2021120025A (ja) 2014-11-13 2021-05-20 骨内インフュージョンポートおよび使用方法
JP2021085418A Pending JP2021120024A (ja) 2014-11-13 2021-05-20 骨内インフュージョンポートおよび使用方法

Country Status (7)

Country Link
US (2) US10426940B2 (ja)
EP (1) EP3218026A4 (ja)
JP (4) JP6835731B2 (ja)
CN (1) CN106999646B (ja)
AU (3) AU2015346130B2 (ja)
CA (1) CA2967759A1 (ja)
WO (1) WO2016077748A1 (ja)

Families Citing this family (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US10390954B2 (en) * 2015-02-17 2019-08-27 Biocomposites Limited Method to introduce an implantable device to fill a bone void whilst minimising pressurisation
IL247684A0 (en) * 2016-09-07 2017-01-31 Waismed Ltd Tube for use in intraosseous injections
US10448933B2 (en) 2016-10-05 2019-10-22 Aperture Medical Technology Llc Bone marrow access system
EP3528723B1 (en) 2016-10-27 2023-08-16 C. R. Bard, Inc. Intraosseous access device
US11534145B2 (en) 2018-10-12 2022-12-27 Aperture Medical Technology Llc Bone marrow access apparatus and methods for locating same
WO2021062394A1 (en) 2019-09-27 2021-04-01 Bard Access Systems, Inc. Various operating mechanisms for intraosseous access medical devices and methods thereof
CN112568961A (zh) 2019-09-27 2021-03-30 巴德阿克塞斯系统股份有限公司 骨内装置的自动推进特征
CN213156318U (zh) 2019-09-27 2021-05-11 巴德阿克塞斯系统股份有限公司 骨内进入装置
WO2021216521A1 (en) 2020-04-21 2021-10-28 Bard Access Systems , Inc. Reusable push-activated intraosseous access device
US11925361B2 (en) 2021-02-08 2024-03-12 Bard Access Systems, Inc. Intraosseous modular power
EP4326384A1 (en) * 2021-04-23 2024-02-28 PAVmed Inc. Intraosseous infusion ports and methods of use

Family Cites Families (70)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4705501A (en) * 1982-04-12 1987-11-10 Regents Of The University Of Minnesota Bi-directional, anti-reflux vascular access system
DE3536178A1 (de) * 1985-10-10 1987-04-16 Fresenius Ag Injektionsstelle fuer hohlknochen
SE461499B (sv) * 1986-11-21 1990-02-26 Nobelpharma Ab Beninvaextkammare
WO1990000412A1 (en) 1988-07-14 1990-01-25 Board Of Regents, The University Of Texas System Intramedullary catheter
US4772261A (en) 1987-01-29 1988-09-20 Board Of Regents, The University Of Texas System Intramedullary catheter
JPH04500462A (ja) * 1988-07-14 1992-01-30 ボード オブ リージェンツ ザ ユニヴァーシティ オブ テキサス システム 髓内カテーテル
EP0424387B1 (en) * 1988-07-14 1994-09-14 Board Of Regents, The University Of Texas System Intramedullary catheter
US5405388A (en) * 1993-02-12 1995-04-11 Fox; William C. Bone biopsy implant
US5990382A (en) * 1990-08-29 1999-11-23 Biomedical Enterprises, Inc. Method and implant for surgical manipulation of bone
JPH03162865A (ja) * 1990-10-20 1991-07-12 Japan Medical Dynamic Marketing Inc 頭蓋内コンプライアンス測定兼用脳室シャント装置
US5122114A (en) 1991-02-01 1992-06-16 Board Of Regents, University Of Texas System Method of using intramedullary catheter
US5868711A (en) * 1991-04-29 1999-02-09 Board Of Regents, The University Of Texas System Implantable intraosseous device for rapid vascular access
US5129901A (en) * 1991-06-10 1992-07-14 Decoste Vern X Cannulated orthopedic screw
US5332398A (en) * 1992-02-01 1994-07-26 Board Of Regents, The University Of Texas System Intramedullary catheter
US5234455A (en) * 1992-02-20 1993-08-10 Arkansas Knee Clinic, P.A. Lipped cannula and methods of introducing surgical instruments in arthroscopic surgical procedures
US5372583A (en) * 1992-11-25 1994-12-13 Cardiopulmonary Specialities, Inc. Bone marrow infuser and method of use
JP3162865B2 (ja) * 1993-02-18 2001-05-08 大日本印刷株式会社 電離性放射線硬化型樹脂による再塗装用のプレコート化粧シート
SE9301406D0 (sv) * 1993-04-27 1993-04-27 Medevelop Ab Foee implantation i benvaevnad avsett haallarorgan foer kontrollerad upptagning och laegesfixering av foeretraedesvis foer elektrisk informationsoeverfoering anvaendbar utrustning samt saett foer dess applicering i benvaevnaden
US5456267A (en) * 1994-03-18 1995-10-10 Stark; John G. Bone marrow harvesting systems and methods and bone biopsy systems and methods
GB9407135D0 (en) 1994-04-11 1994-06-01 Aberdeen University And Plasma Treatment of osteoporosis
US5746720A (en) * 1995-10-18 1998-05-05 Stouder, Jr.; Albert E. Method and apparatus for insertion of a cannula and trocar
US5817052A (en) 1995-12-26 1998-10-06 Pyng Medical Corp. Apparatus for intraosseous infusion or aspiration
US6761726B1 (en) 1998-05-15 2004-07-13 Pyng Medical Corp. Method and apparatus for the intraosseous introduction of a device such as an infusion tube
US7347840B2 (en) 2000-03-02 2008-03-25 Pyng Medical Corp. Patch for locating a target zone for penetration
US5964767A (en) * 1997-09-12 1999-10-12 Tapia; Eduardo Armando Hollow sealable device for temporary or permanent surgical placement through a bone to provide a passageway into a cavity or internal anatomic site in a mammal
US6770079B2 (en) * 1999-03-16 2004-08-03 American Osteomedix, Inc. Apparatus and method for fixation of osteoporotic bone
US6395007B1 (en) * 1999-03-16 2002-05-28 American Osteomedix, Inc. Apparatus and method for fixation of osteoporotic bone
US8075630B2 (en) * 2001-09-06 2011-12-13 Bio-Lok International, Inc. Transcutaneous port having micro-textured surfaces for tissue and bone integration
US20070049945A1 (en) 2002-05-31 2007-03-01 Miller Larry J Apparatus and methods to install, support and/or monitor performance of intraosseous devices
US8142365B2 (en) 2002-05-31 2012-03-27 Vidacare Corporation Apparatus and method for accessing the bone marrow of the sternum
US8690791B2 (en) 2002-05-31 2014-04-08 Vidacare Corporation Apparatus and method to access the bone marrow
US8641715B2 (en) 2002-05-31 2014-02-04 Vidacare Corporation Manual intraosseous device
US7811260B2 (en) 2002-05-31 2010-10-12 Vidacare Corporation Apparatus and method to inject fluids into bone marrow and other target sites
US9072543B2 (en) 2002-05-31 2015-07-07 Vidacare LLC Vascular access kits and methods
US9314228B2 (en) 2002-05-31 2016-04-19 Vidacare LLC Apparatus and method for accessing the bone marrow
DE60328386D1 (de) 2002-05-31 2009-08-27 Vidacare Corp Vorrichtung und verfahren zum erreichen von knochenmark
US20040127905A1 (en) 2002-12-31 2004-07-01 Chu Sing Lim Bone marrow multi-tap
US8062270B2 (en) 2003-07-15 2011-11-22 Spinal Generations, Llc Method and device for delivering medicine to bone
US7186207B2 (en) 2003-07-31 2007-03-06 The Evercare Company Roller construction for detritus removal
US7815642B2 (en) 2004-01-26 2010-10-19 Vidacare Corporation Impact-driven intraosseous needle
US7604658B2 (en) * 2004-05-04 2009-10-20 Codman & Shurtleff, Inc. Multiple lumen sensor attachment
US8475476B2 (en) 2004-06-01 2013-07-02 Cook Medical Technologies Llc System and method for accessing a body cavity
US8998848B2 (en) 2004-11-12 2015-04-07 Vidacare LLC Intraosseous device and methods for accessing bone marrow in the sternum and other target areas
US20070073250A1 (en) * 2005-07-08 2007-03-29 Schneiter James A Implantable port
US20130079699A1 (en) * 2006-02-02 2013-03-28 Paunceforte Technologies, LLC. Method of draining autologous bodily fluid into intraosseus space
AU2007243353B2 (en) 2006-04-26 2012-05-31 Illuminoss Medical, Inc. Apparatus and methods for reinforcing bone
US20080065083A1 (en) * 2006-09-07 2008-03-13 Csaba Truckai Bone treatment systems and methods
CN104814768B (zh) 2006-09-12 2018-04-13 维达保健有限责任公司 医疗程序托盘及相关方法
US7833204B2 (en) * 2007-05-14 2010-11-16 Applied Medical Research Intramedullary access or infusion devices
US20080300684A1 (en) * 2007-05-31 2008-12-04 Shelokov Alexis P System and method for controlled delivery of bone morphogenic protein and other bone graft substitutes for bone formation, repair and healing
EP2211936B1 (en) * 2007-11-07 2014-07-16 LANE, Rodney James Systems and devices for circulatory access
US8171938B2 (en) 2007-11-27 2012-05-08 Bradley P Bengtson Devices, systems, and methods for locating magnetic injection fill ports
WO2009148587A1 (en) * 2008-06-05 2009-12-10 Jones Allan C Orally implantable intraosseous port
US20090312764A1 (en) 2008-06-11 2009-12-17 Marino James F Intraosseous transpedicular methods and devices
US20090312782A1 (en) 2008-06-13 2009-12-17 Maxwell Choongwon Park Method and apparatus for repairing tendons
EP2349449A4 (en) * 2008-11-06 2017-06-28 Xerem Medical Ltd. Blood filtering device and method
WO2010096449A2 (en) * 2009-02-17 2010-08-26 Pharmanova, Inc. Implantable drug delivery devices
US20110004163A1 (en) 2009-07-01 2011-01-06 Vaidya Hrushikesh U Method and apparatus for intraosseous infusion
EP2286849A1 (en) * 2009-08-21 2011-02-23 Cendres & Métaux S.A. Implantable vascular access
US20110152866A1 (en) 2009-12-19 2011-06-23 Knutson Eric J Intraosseous injection system
US8500819B2 (en) * 2010-03-05 2013-08-06 Biomet Manufacturing, Llc Drug delivery and diagnostic system for orthopedic implants
GB201011815D0 (en) * 2010-07-13 2010-08-25 Ostomycure As Surgical implant
GB201017247D0 (en) * 2010-10-13 2010-11-24 Islam Abul B M Injection port for intra-marrow injection/fusion
US20140039565A1 (en) * 2011-02-14 2014-02-06 Paul A. Martineau Systems and methods for injecting fluid into bone and for inserting bone screws and bone screws for same
EP2686033B1 (en) * 2011-03-16 2015-05-06 Duke University Arteriovenous graft for hemodialysis with puncture-resistant posterior and side walls
WO2013003885A2 (en) * 2011-07-01 2013-01-10 David Noble Intraosseous infusion device
EP2797645B1 (en) * 2011-12-28 2017-10-18 Xerem Medical Ltd. System and method for blood filtering and/or treatment
US10548651B2 (en) * 2013-03-15 2020-02-04 Nicholas Poulos Self-drilling, self-tapping bone screw
US20150314118A1 (en) * 2014-05-01 2015-11-05 Benvenue Medical, Inc. System, apparatus and method for establishing intraosseous vascular access
WO2016057090A1 (en) * 2014-10-09 2016-04-14 Stephen Solomon Implantable bone marrow access apparatus

Also Published As

Publication number Publication date
CN106999646B (zh) 2022-04-12
AU2020217367A1 (en) 2020-09-03
AU2015346130A1 (en) 2017-05-25
JP2021120024A (ja) 2021-08-19
US10426940B2 (en) 2019-10-01
JP2021120025A (ja) 2021-08-19
AU2020217365A1 (en) 2020-09-03
WO2016077748A1 (en) 2016-05-19
US10434296B2 (en) 2019-10-08
JP6835731B2 (ja) 2021-02-24
JP2018500145A (ja) 2018-01-11
EP3218026A4 (en) 2018-09-12
US20160136410A1 (en) 2016-05-19
JP2020014870A (ja) 2020-01-30
US20180256869A1 (en) 2018-09-13
AU2020217365B2 (en) 2022-02-03
AU2015346130B2 (en) 2020-08-27
CN106999646A (zh) 2017-08-01
CA2967759A1 (en) 2016-05-19
EP3218026A1 (en) 2017-09-20

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6929331B2 (ja) 骨内インフュージョンポートおよび使用方法
US6682498B2 (en) Methods and systems for subcutaneous graft implantation
US10456570B2 (en) Graft-port hemodialysis systems, devices, and methods
US20210187180A1 (en) Multi-Lumen Indwelling Catheter
US20160067472A1 (en) Catheter adapter apparatus
US20220409530A1 (en) Infusing drug solution directly into brain fluid
WO2020149993A1 (en) Infusing drug solution directly into brain fluid
JP2003102831A (ja) 皮下埋め込み式血液処理用装置
CN110582323B (zh) 用来进入人体或动物体血管系统的植入式进入装置
WO2018101847A1 (en) Dialysis catheter assembly
US20130123706A1 (en) Catheter system for delivery of tumescent anesthesia
CN113599620A (zh) 一种植入式给药装置
WO2005058404A1 (en) Catheter device

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20191018

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20191018

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20191224

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20200923

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20200918

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20201222

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20210202

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20210427

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20210520

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20210713

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20210810

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6929331

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150