JP6929091B2 - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置 Download PDF

Info

Publication number
JP6929091B2
JP6929091B2 JP2017052267A JP2017052267A JP6929091B2 JP 6929091 B2 JP6929091 B2 JP 6929091B2 JP 2017052267 A JP2017052267 A JP 2017052267A JP 2017052267 A JP2017052267 A JP 2017052267A JP 6929091 B2 JP6929091 B2 JP 6929091B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
image forming
wire bundle
electric wire
unit
wire harness
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2017052267A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2018156814A (ja
Inventor
関谷 武
武 関谷
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP2017052267A priority Critical patent/JP6929091B2/ja
Publication of JP2018156814A publication Critical patent/JP2018156814A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6929091B2 publication Critical patent/JP6929091B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Insulated Conductors (AREA)
  • Electrophotography Configuration And Component (AREA)

Description

本発明は、電気機器の内部で配線に使用されるワイヤーハーネスに関する。
複写機やプリンタ等の画像形成装置やビデオ等の電気機器は、筐体内の部品の高密度化が進み、筐体内部の空間の余裕が以前よりも少なくなっている。そのために、部品間の配線に用いられるワイヤーハーネスが、筐体内の電源部分のような熱源の近傍に配線されることがある。また、電気機器の高機能化により、筐体内で発生する熱量も多くなる傾向にある。このような状況では、ワイヤーハーネスの表面温度が耐熱温度を超える可能性があり、ワイヤーハーネスの耐熱技術の向上が望まれている。特許文献1は、車両用のワイヤーハーネスの発明である。このワイヤーハーネスは、断熱性の高い保護シートが巻き付けられることで、耐熱性の向上を図っている。
特開2009−302023号公報
ワイヤーハーネスの電線を熱から保護するために保護シートのような断熱材を用いる場合、ワイヤーハーネスの製造工程が追加され、断熱材以外の固定部材や接着剤が必要になる。そのためにワイヤーハーネスの製造コストが増加する。断熱材を用いず、ワイヤーハーネスのすべての電線を耐熱温度の高い部材で製造する場合、電線の単価が高いために、ワイヤーハーネスが高価になる。
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、コストを抑制しつつ、耐熱性の高いワイヤーハーネスを提供することを目的とする。
本発明の画像形成装置は、記録材に画像を形成する画像形成部と、前記画像形成部を制御する制御ユニットと、複数の電線束により構成されるワイヤーハーネスと、前記ワイヤーハーネスを構成する前記複数の電線束を介して前記制御ユニットから入力される制御信号に基づいて、前記画像形成部を動作させるために必要な電圧を前記画像形成部に印加する高圧ユニットと、を有する画像形成装置であって、前記高圧ユニットは、基板上に複数のスイッチング素子が実装されて構成されており、前記ワイヤーハーネスは、前記スイッチング素子に対向しており前記スイッチング素子が接しうる領域の外周部分において、耐熱温度が105度以上である第1電線束により、前記複数の電線束における他の電線束である第2電線束を覆うように巻き回して構成されており、前記第1電線束に巻き回されている前記第2電線束は、前記第1電線束よりも耐熱温度が低いことを特徴とする。
本発明によれば、一部の領域において耐熱温度が他の電線束とは異なる第1電線束により、他の電線束を覆うように巻き回すことで、コストを抑制しつつ、耐熱性の高いワイヤーハーネスを実現することができる。
画像形成装置の構成図。 画像形成装置の動作を制御する制御ブロック図。 ワイヤーハーネスの配線例示図。 従来のワイヤーハーネスの構成例示図。 (a)、(b)は本実施形態のワイヤーハーネスの構成例示図。 (a)、(b)はワイヤーハーネスの作成装置の例示図。
以下、実施の形態を図面を参照しつつ詳細に説明する。
図1は、本実施形態の電線束が用いられた画像形成装置の構成図である。画像形成装置100は、トナー像を形成する画像形成部1a、1b、1c、1d及び中間転写ユニット20を備える、タンデム型中間転写方式のフルカラープリンタである。画像形成装置100は、画像が形成される用紙等の記録材Pを収容する給紙カセット4、露光器6、定着器5、及び記録材Pを搬送する搬送経路を備える。
画像形成部1a、1b、1c、1dは、像担持体である感光ドラムa、b、c、dを備える交換可能なユニットである。画像形成部1a、1b、1c、1dは、各々異なる色に対応しており、各感光ドラムa、b、c、dに、対応する色のトナー像を形成する。例えば、感光ドラムaにはイエローのトナー像が形成され、感光ドラムbにはマゼンタのトナー像が形成され、感光ドラムcにはシアンのトナー像が形成され、感光ドラムdにはブラックのトナー像が形成される。各画像形成部1a、1b、1c、1dは同様の構成である。以下、画像形成部1aの構成を説明し、他の画像形成部1b、1c、1dの構成の説明は省略する。
画像形成部1aは、感光ドラムaの他に、図示しない帯電ローラ及び現像器を備える。感光ドラムaは、アルミニウム製のシリンダであり、外周面に感光層が形成される。感光ドラムaは、図示しないモータにより所定のプロセススピードで回転駆動される。帯電ローラは、感光ドラムaの感光層を一様な負極性の電位に帯電する。感光ドラムaは、感光層が帯電し且つ露光器6によりレーザビームが照射されることで、感光層に静電潜像が形成される。現像器は、トナー等の現像剤を有しており、感光ドラムaの感光層に形成された静電潜像に対して現像剤を付着させて現像し、トナー像を形成する。
露光器6は、各画像形成部1a、1b、1c、1dに対応する色の画像データに応じて変調したレーザビームにより、各感光ドラムa、b、c、dを走査する。露光器6は、レーザビームの走査により、各感光ドラムa、b、c、dに対応する色の静電潜像を形成する。例えば、露光器6は、イエローの画像データに基づいてレーザビームを制御して感光ドラムaを走査し、感光ドラムaにイエローの画像の静電潜像を形成する。
中間転写ユニット20は、画像形成部1a、1b、1c、1dの上方に配置される交換可能なユニットである。中間転写ユニット20は、中間転写ベルト2及び一次転写ローラ2a、2b、2c、2dを備える。中間転写ベルト2は、伸縮性のない無端状のベルト部材で構成された像担持体であり、感光ドラムa、b、c、dからトナー像が転写される。中間転写ベルト2は、二次転写張架ローラ25等のローラに掛け渡して支持される。中間転写ベルト2は、ローラにより駆動されて矢印R2方向に回転する。
一次転写ローラ2aは、中間転写ベルト2を挟んで感光ドラムaに対向する位置に配置される。一次転写ローラ2aにより感光ドラムa側へ押圧された中間転写ベルト2と、感光ドラムaと、の間には一次転写部Taが形成される。一次転写ローラ2aに正極性の直流電圧が印加されると、感光ドラムaに形成された負極性のトナー像が、一次転写部Taで中間転写ベルト2へ転写される。一次転写ローラ2bは、中間転写ベルト2を挟んで感光ドラムbに対向する位置に配置され、感光ドラムbに形成されたトナー像を中間転写ベルト2に転写させる。一次転写ローラ2cは、中間転写ベルト2を挟んで感光ドラムcに対向する位置に配置され、感光ドラムcに形成されたトナー像を中間転写ベルト2に転写させる。一次転写ローラ2dは、中間転写ベルト2を挟んで感光ドラムdと対向する位置に配置され、感光ドラムdに形成されたトナー像を中間転写ベルト2に転写させる。このように中間転写ベルト2は、各感光ドラムa、b、c、dからトナー像が重畳して転写され、フルカラーのトナー像が形成される。なお、画像形成部1a、1b、1c、1d、露光器6、及び中間転写ユニット20を合わせた構成を画像形成ユニット10と称す。
給紙カセット4に収容される記録材Pは、二次転写ローラ22及び二次転写張架ローラ25により形成される二次転写部T2へ搬送される。給紙カセット4から二次転写部T2までの搬送経路には、分離ローラ8及びレジストレーションローラ9が設けられる。分離ローラ8は、給紙カセット4から引き出した記録材Pを1枚ずつ分離してレジストレーションローラ9へ搬送する。レジストレーションローラ9は、搬送された記録材Pを停止させて、斜行補正等を行う。レジストレーションローラ9は、中間転写ベルト2に形成されたトナー像が二次転写部T2に到達するタイミングに合わせて、停止させた記録材Pを二次転写部T2へ搬送する。
記録材P及び中間転写ベルト2は、二次転写部T2において二次転写張架ローラ25と二次転写ローラ22とに挟まれる。二次転写ローラ22は、正極性の直流電圧が印加されることで、接地電位に接続された二次転写張架ローラ25との間にトナー像の転写電界を発生する。二次転写張架ローラ25及び二次転写ローラ22により挟まれ、且つ転写電界が発生することで、中間転写ベルト2に形成されるトナー像が記録材Pに転写される。
定着器5は、二次転写部T2から見て搬送経路の下流側に設けられる。定着器5は、ヒータを有する定着ローラ5a及び加圧ローラ5bを備える。定着ローラ5aは、加圧ローラ5bに圧接されて加圧ニップを形成する。記録材Pは、加熱ニップで挟持搬送されることでトナー像が熱圧着される。定着器5から見て搬送経路の下流側には、排出ローラ11が設けられる。排出ローラ11は、定着器5でトナー像が定着された記録材Pを排紙トレイ7へ排出する。
このような画像形成装置100は、内蔵する制御ユニット200により動作が制御される。制御ユニット200は、画像形成装置100に設けられる図示しない操作部或いは外部装置等から画像形成処理の開始の指示を受け付けると、画像形成装置100の各部の動作を制御して画像形成処理を行う。
図2は、画像形成装置100の動作を制御する制御ブロック図である。制御ユニット200は、操作部202、サーミスタ204、高圧ユニット206、各モータ212、クラッチ/ソレノイド213、センサ類214、定着ヒータ211、及び画像形成ユニット10に接続される。高圧ユニット206、各モータ212、クラッチ/ソレノイド213、定着ヒータ211、及び画像形成ユニット10は、制御ユニット200に制御される、それぞれ異なる機能を有する被制御部である。制御ユニット200は、高圧ユニット206、各モータ212、クラッチ/ソレノイド213、定着ヒータ211、及び画像形成ユニット10に機能に応じた制御信号を送信して、各部の動作を制御する。制御ユニット200と、操作部202、サーミスタ204、高圧ユニット206、各モータ212、クラッチ/ソレノイド213、センサ類214、定着ヒータ211、及び画像形成ユニット10とは、複数の電線束を含む後述のワイヤーハーネスにより接続される。
操作部202は、ユーザの操作により画像形成処理の開始の指示、記録材Pの紙種、記録材Pのサイズ、複写倍率、及び濃度設定値を含む情報を制御ユニット200に入力するためのユーザインタフェースである。操作部202は、画像形成装置100に指示を入力するために、スタートボタン、リセットボタン、テンキー、及びディスプレイを備えた構成でもよく、タッチパネルを備えた構成であってもよい。ディスプレイには、制御ユニット200により画像形成装置100の状態、例えば画像形成枚数や画像形成中か否かの情報、ジャムの発生やその箇所等が表示される。
サーミスタ204は、定着器5内の定着ローラ5aの温度を測定して、測定結果を制御ユニット200に入力する。高圧ユニット206は、帯電ローラ、一次転写ローラ2a、2b、2c、2d、二次転写ローラ22、及び現像器内の現像ローラ等に適切な高電圧を印加する。各モータ212は、画像形成装置100内の各ローラや可動部を駆動する。クラッチ/ソレノイド213は、画像形成動作を円滑に進めるために、各部の動作を制御する。センサ類214は、画像形成装置100内の各部の状態を検出して、検出結果を制御ユニット200に入力する。センサ類214は、例えば記録材Pの位置を検出する複数の搬送センサ、画像形成装置100のカバー類の開閉センサ、揺動するユニットが所定位置にあるかを検出する位置検出センサ等である。定着ヒータ211は、定着ローラ5aに内蔵されており定着ローラ5aを加熱する。
制御ユニット200は、CPU(Central Processing Unit)201a、RAM(Random Access Memory)201b、及びROM(Read Only Memory)201cを備えるコンピュータである。CPU201aは、ROM201cに格納されるプログラムを読み出して、RAM201bをワークエリアに用いて実行することで画像形成装置100の動作を制御する。RAM201bは、例えば高圧制御部205への高圧設定値等を保存する。RAM201bは、図示しない補助電源等により画像形成装置100の電源がOFF状態であってもデータを保存できる構成である。なお、制御ユニット200は、ワークエリアとして用いるRAMをRAM201bとは別に備えてもよい。
制御ユニット200は、A/D変換器203、高圧制御部205、モータ制御部207、DC負荷制御部208、センサインタフェース(I/F)209、ACドライバ210、及び画像制御部220を備える。
制御ユニット200は、センサ類214による検出結果をセンサI/F209により受け付ける。CPU201aは、センサ類214の検出結果に基づいてモータ制御部207により各モータ212の制御を行う。CPU201aは、センサ類214の検出結果に基づいてDC負荷制御部208によりクラッチ/ソレノイド213の動作を制御する。CPU201aは、センサ類214の検出結果に基づいてRAM201bから高圧設定値を読み出し、高圧制御部205により高圧ユニット206に入力する。
A/D変換器203は、定着ローラ5aの温度変化に応じたサーミスタ204の抵抗値変化を電圧値に変換して、デジタル信号としてCPU201aに入力する。CPU201aは、入力されたデジタル信号に応じてACドライバ210により定着ヒータ211の発熱量を制御して定着ローラ5aの温度を調整する。画像制御部220は、画像データに対して所定の画像処理を行い、画像処理後の画像データに基づく画像形成処理を画像形成ユニット10に行わせる。
(配線)
図3は、熱源となる高圧ユニット206近傍のワイヤーハーネスの配線例示図である。高圧ユニット206は、基板300上にスイッチング素子301〜304及びトランス305〜308が実装されて構成される。ワイヤーハーネス309は、制御ユニット200と高圧ユニット206とを接続する。ワイヤーハーネス309は、信号を伝送するための複数の電線を含む。高圧ユニット206は、ワイヤーハーネス309を介して制御ユニット200から入力される制御信号に基づいて、画像形成に必要な高電圧を帯電ローラ、一次転写ローラ2a、2b、2c、2d、二次転写ローラ22、及び現像器内の現像ローラ等に印加する。
ワイヤーハーネス309は、通常通り、UL1061やUL10272といったULスタイルナンバーの一般的な耐熱温度(80℃)の電線が用いられる。スイッチング素子301〜304は、動作時には高温となり、最大出力時には表面温度が90[℃]に達することがある。ワイヤーハーネス309がスイッチング素子301〜304に直接接触する可能性もあるために、ワイヤーハーネス309を熱から保護する必要がある。
図4は、従来のワイヤーハーネスの構成例示図である。従来のワイヤーハーネス400は、熱源の近傍に配置される部分に断熱シート401が巻き付けられて固定バンド402、403で固定される。固定バンド402、403は、熱によって断熱シート401がはがれることを防止するために設けられる。断熱シート401は、例えば100[℃]以上の耐熱性のものが用いられる。ワイヤーハーネス400は、断熱シート401が外周に巻き付けられることで、電線に耐熱温度の高い特殊電線を用いることなく熱対策がとれるが、部材のコストや製造コストが高くなる。
図5は、本実施形態のワイヤーハーネスの構成例示図である。ワイヤーハーネス309は、複数の電線束501、502、503を備える。各電線束501、502、503は、複数の電線を束ねて構成される。電線束501、502は、UL1061やUL10272といったULスタイルナンバーの一般的な耐熱温度の電線(耐熱温度80[℃])により構成される。電線束503は、電線束501、502よりも耐熱温度の高い電線が用いられる。本実施形態では、UL3610といったULスタイルナンバーの耐熱温度105[℃]の電線により電線束503が構成される。
図5(a)のワイヤーハーネス309は、領域Bにおいて、相対的に耐熱温度が高い電線束503が、相対的に耐熱温度が低い電線束501、502を外側から巻き回して構成される。電線束503は、電線束501、502を、隙間無く且つ均一に巻き回す。
ワイヤーハーネス309の領域Bは、装置内の高温になる位置の近傍に配線される。図3の例では、領域Bがスイッチング素子301〜304の近傍に配線される。高圧ユニット206は、最大出力時に電線束501、502の電線の耐熱温度を超えて発熱する。そのために電線束501、502は、スイッチング素子301〜304に直接接触すると、破損、断線、燃焼等が発生する可能性がある。
本実施形態では、ワイヤーハーネス309の領域Bの外周部分を、耐電温度の高い電線を使用する電線束503が覆っている。例えば電線束503は、高圧ユニット206の最大出力時の発熱温度よりも耐電温度が高い電線が使用される。そのために、電線束501、502は、スイッチング素子301〜304に直接接触することはなく、断熱保護される。電線束503は、スイッチング素子301〜304に直接接触する場合であっても、耐熱温度の高い電線により構成されるために、破損、断線、燃焼等が発生する可能性が電線束501、502よりも低い。
ワイヤーハーネス309の領域Aは、電線束501、502を互いに巻き付ける構造である。電線束503は、領域Aにおいて、ワイヤーハーネス309の本線から分岐している。このような構成のワイヤーハーネス309は、領域Aにおいて、結束部材を使用することなく電線束501、502を束ねることが可能となる。
このように複数の電線束501、502、503のうち、電線束503に用いられる電線のみを耐熱温度を他の電線よりも高くすることで、他の追加部材を用いること無く、最小限の費用でワイヤーハーネス309の熱対策を行うことが可能となる。図5(a)の例では領域Bについて熱対策を行っているが、ワイヤーハーネス309の高温に曝される少なくとも一部の領域をこのような構成とすることができる。
図5(b)のワイヤーハーネス310は、図5(a)の状態から、領域Bにおいて電線束503が巻き回されている部分に所定の間隔dの隙間が生じた状態を表す。電線束503の巻き付け状態に間隔dの隙間が生じる場合、間隔dが熱源であるスイッチング素子301〜304の幅よりも狭ければ耐熱の効果に問題は生じない。この場合においても、電線束501、502とスイッチング素子301〜304との距離は確保されるため、電線束501、502の表面温度が耐熱温度を超えることはない。
以上のようなワイヤーハーネス309、310において、電線束503に使用される耐熱電線は、電線束501、502に使用される電線とは異なる被膜色であってもよい。被覆色を変更することで、耐熱電線であることの視認性を高めることができる。ユーザは、装置内に配線する際に、被覆色で耐熱特性を見分け、高温となる部分に、ワイヤーハーネス310の耐熱特性の高い領域Bを容易に配線することができる。
(ワイヤーハーネスの作成)
図6は、このようなワイヤーハーネス309の作成装置の例示図である。図6(a)は、電線束503の巻き回し加工時の状態を示す。図5(b)は、電線束503の巻き回し加工後の状態を示す。作成装置600は、固定部601、中心側セット部602、回転側セット部603、ハンドル604、回転軸605、607、ベルト606、移動部608、及び収納部62、63を備える。
固定部601は、電線の巻き回し加工時に、電線束501、502、503の一端が取り付けられる。固定部601は、巻き回しを開始したい位置で複数の電線束501、502、503をクランプして固定する。中心側セット部602は、電線束501、502の他端が取り付けられる。回転側セット部603は、電線束503の他端が取り付けられる。電線束501、502、503の余長部分は、収納部62、63の内部で巻き取られる。
ハンドル604が矢印方向に回転されると、回転軸605、ベルト606、及び回転軸607が回転することで、回転側セット部603が中心側セット部602の周りを回転する。これにより、電線束503が電線束501、502の外側に巻き回される。同時に、ハンドル604の動きに応じて移動部608が所定の移動量でベルト606側に移動することで、均一な巻き回し加工が行われる。電線束501、502に対して電線束503を巻き回す長さ(領域Bの長さ)に応じて、ハンドル604の回転が停止される。なお、使用する電線束の種類・被覆の材質に応じて、各電線束501、502、503の両端部を結束バンド等の部材により束ねて、巻き回し加工を行ってもよい。
作成装置600は、ハンドル604を手動で回転する簡易的な構成を説明したが、ハンドルをモータ、センサ、コントローラにより自動制御で回転させる構成であってもよい。
以上のように複数の電線束501、502、503により構成されるワイヤーハーネス309は、少なくとも一部の領域で、外側を他の電線束501、502よりも耐熱温度の高い電線束503が覆うように巻き回される。ワイヤーハーネス309は、この耐熱温度の高い電線束503で覆われた領域が、上記の領域Bのように高温になる位置に配置されるように配線される。そのためにワイヤーハーネス309は、温度が高くなる可能性のある位置に配線される場合であっても、熱による影響を抑制することができる。
ワイヤーハーネス309は、画像形成装置100の他に、様々な電子機器、自動車等の電装部品の内部配線に適用可能である。ワイヤーハーネス309は、例えば信号を伝送するための通信線、電力を供給するための電力線等として用いられることができる。

Claims (5)

  1. 記録材に画像を形成する画像形成部と、
    前記画像形成部を制御する制御ユニットと、
    複数の電線束により構成されるワイヤーハーネスと、
    前記ワイヤーハーネスを構成する前記複数の電線束を介して前記制御ユニットから入力される制御信号に基づいて、前記画像形成部を動作させるために必要な電圧を前記画像形成部に印加する高圧ユニットと、を有する画像形成装置であって、
    前記高圧ユニットは、基板上に複数のスイッチング素子が実装されて構成されており、
    前記ワイヤーハーネスは、前記スイッチング素子に対向しており前記スイッチング素子が接しうる領域の外周部分において、耐熱温度が105度以上である第1電線束により、前記複数の電線束における他の電線束である第2電線束を覆うように巻き回して構成されており、前記第1電線束に巻き回されている前記第2電線束は、前記第1電線束よりも耐熱温度が低いことを特徴とする、
    画像形成装置
  2. 前記第1電線束は、第1の耐熱温度複数の電線を束ねて構成され、
    前記第2電線束は、前記第1の耐熱温度よりも低い第2の耐熱温度複数の電線を束ねて構成されることを特徴とする、
    請求項1記載の画像形成装置
  3. 前記第1電線束と前記第2電線束とは異なる被覆色であることを特徴とする、
    請求項1または2記載の画像形成装置
  4. 前記第1電線束は、前記領域の外周部分において前記第2電線束を隙間なく巻き回していることを特徴とする、
    請求項1〜3のいずれか1項記載の画像形成装置。
  5. 前記第1電線束は、前記スイッチング素子の幅よりも狭い所定の間隔の隙間を生じて、前記第2電線束を巻き回すことを特徴とする、
    請求項1〜4のいずれか1項記載の画像形成装置。
JP2017052267A 2017-03-17 2017-03-17 画像形成装置 Active JP6929091B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017052267A JP6929091B2 (ja) 2017-03-17 2017-03-17 画像形成装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017052267A JP6929091B2 (ja) 2017-03-17 2017-03-17 画像形成装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2018156814A JP2018156814A (ja) 2018-10-04
JP6929091B2 true JP6929091B2 (ja) 2021-09-01

Family

ID=63716758

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2017052267A Active JP6929091B2 (ja) 2017-03-17 2017-03-17 画像形成装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6929091B2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JP2018156814A (ja) 2018-10-04

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US8588628B2 (en) Fixing device and image forming apparatus
US10551776B2 (en) Heater and heating apparatus
JP6573366B2 (ja) 画像形成装置及び画像形成システム
US20210048769A1 (en) Heater and heating apparatus
JP6003921B2 (ja) 画像形成装置
CN101630134B (zh) 图像形成装置
US8934791B2 (en) Fixing device and image forming apparatus including the fixing device
JP6564728B2 (ja) 画像形成装置
JP6929091B2 (ja) 画像形成装置
JP6145036B2 (ja) 電子機器
EP2367064A2 (en) Image forming apparatus using electrophotographic process
US10871740B2 (en) Image forming apparatus with an electrical wire bundle having a branching and winding electrical wire
US11106173B2 (en) Image forming apparatus having mounting arrangement of first and second circuit boards
JP5066904B2 (ja) 電磁誘導加熱方式の定着装置および磁束発生ユニット
JP6012444B2 (ja) 定着装置
JP7452235B2 (ja) 定着装置及び画像形成装置
CN108073061B (zh) 图像形成装置
JP5983224B2 (ja) 画像形成装置
JP2023027447A (ja) 画像形成装置
JP2021121835A (ja) 定着装置及び画像形成装置
JP2002341727A (ja) プリンタ、印刷方法および保護方法
JP2024048155A (ja) 発熱部材、定着装置および画像形成装置
JP2021018379A (ja) 定着装置および画像形成装置
JP2009075158A (ja) 定着装置、画像形成装置、回転体の位置検知方法、回転位置検知プログラム、及び記録媒体
JP2014075375A (ja) プリント配線基板の配線構造及び画像形成装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20200310

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20201216

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20210112

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20210219

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20210706

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20210810

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 6929091

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151