JP6928949B2 - 複式メータユニット - Google Patents

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Description

本発明は、複数の水道用メータを並列に接続可能とした複式メータユニットに関する。
かかる複式メータユニットとしては、4世帯分(4個)の水道用メータをベース内に収容できるようにしたものが提案されている(例えば特許文献1参照)。
上記特許文献1の複式メータユニットは、工場出荷時に予めベースの一次側と二次側に止水栓や逆止弁を備えた必要な配管(一次側配管と二次側配管)が組み付けられているため、現場では、一次側配管と二次側配管との間に水道用メータを取り付けるだけで配管作業が完了する。しかし、複数列の金属製の一次側配管と複数列の金属製の二次側配管とをベースに組み付けているため、複式メータユニットの重量が増大し、取り扱い性が悪い。そこで、複式メータユニットの軽量化を図るために、ベースを合成樹脂にて構成した複式メータユニットが提案されている(例えば特許文献2)。
特開2009−293282号公報 特開2008−95877号公報
上記特許文献2の構成の複式メータユニットを施工する際に次のような不都合が発生していた。複式メータユニットを施工するには、まず複式メータユニットを土中に埋設するための土の掘削作業を行う。掘られたスペースに複式メータユニットを配置するとともに給水するための給水管との接続及び需要者側の配管との接続を行う。その後、複式メータユニットの周辺の土を埋め戻す埋め戻し作業を行う。この埋め戻し作業時において土を固める時に加わる土圧が前記給水管や需要者側の配管に加わった場合に、その土圧によって一次側配管や二次側配管に応力が作用し、この応力によってベースの底壁が反ってしまう。このため、埋め戻し作業後に行う水道用メータの取り付けを行うことができないという不都合が発生していた。
本発明は前述の状況に鑑み、解決しようとするところは、軽量化を図りながらも、埋め戻し作業時の土圧等の影響を受けることなく、水道用メータを良好に取り付けることができる複式メータユニットを提供するものである。
本発明の複式メータユニットは、前述の課題解決のために、複数列の一次側配管と、該複数列の一次側配管と略同軸に設けられた複数列の二次側配管とを備え、前記一次側配管と前記二次側配管との間をメータ着脱部として水道用メータを複数並列に接続可能な複式メータユニットであって、前記一次側配管と前記二次側配管とを配置するための合成樹脂製の樹脂ベースを備え、前記樹脂ベースは、底壁を備え、前記底壁が厚み方向に撓むことを抑制する抑制部材が該底壁に設けられていることを特徴としている。
本発明によれば、抑制部材が合成樹脂製の樹脂ベースの底壁に設けられているので、底壁の保形強度を高めることができる。これによって、埋め戻し作業時において土を固める時に加わる土圧に起因する応力が一次側配管や二次側配管に加わった場合でも、底壁が厚み方向に撓むことを抑制部材で抑制することができるので、底壁が反ることがなく、一次側配管や二次側配管の変形が阻止される。
又、本発明の複式メータユニットは、前記樹脂ベースが、前記一次側配管及び前記二次側配管を取り付けるための取付部を備え、少なくとも一方の取付部に位置する取付部材と、該取付部材と前記抑制部材とを繋ぐ接続部と、を備えていてもよい。
上記のように、取付部に位置する取付部材と抑制部材とが接続部で繋がっていることにより、抑制部材へ伝わる応力を取付部材と接続部とに分散させることで、抑制部材の強度アップを図ることができ、底壁が反ることを良好に抑制することができる。
又、本発明の複式メータユニットは、前記取付部が、前記底壁から突出しており、前記接続部は、前記抑制部材に対して垂直方向又は斜め方向に延びていてもよい。
上記のように、接続部が、抑制部材に対して垂直方向又は斜め方向に延びていることによって、接続部が突っ張りとなって、底壁が反ることを効果的に抑制することができる。
本発明によれば、抑制部材を合成樹脂製の樹脂ベースの底壁に設けることによって、軽量化を図りながらも、埋め戻し作業時の土圧等の影響を受けることなく、水道用メータを良好に取り付けることができる複式メータユニットを提供することができる。
第1の抑制プレートを取り付けた複式メータユニットの縦断側面図である。 同複式メータユニットの平面図である。 第1の抑制プレートを示し、(a)は平面図、(b)は側面図である。 第2の抑制プレートを取り付けた複式メータユニットの概略平面図である。 第3の抑制プレートを取り付けた複式メータユニットの縦断側面図である。 同複式メータユニットの平面図である。 第3の抑制プレートを示し、(a)は平面図、(b)は側面図である。 第4の抑制プレートを取り付けた複式メータユニットの縦断側面図である。 同複式メータユニットの平面図である。 左右方向一方の第4の抑制プレートを示し、(a)は平面図、(b)は側面図である。 左右方向他方の第4の抑制プレートを示し、(a)は平面図、(b)は側面図である。 第5の抑制プレートを取り付けた複式メータユニットの縦断側面図である。 第1の枠部材に配管類を取り付けて樹脂ベースに収容した複式メータユニットの縦断側面図である。 同複式メータユニットの平面図である。 第2の枠部材に配管類を取り付けて樹脂ベースに収容した複式メータユニットの縦断側面図である。 同複式メータユニットの平面図である。
図1及び図2に、第1の抑制プレート(抑制部材)1,1を取り付けた本発明の複式メータユニットAを示している。この複式メータユニットAは、水道水が流入する流入口2Aが形成され、該流入口2Aからの水道水を複数(ここでは2個)の流路へ分岐させるための分岐部である分岐ヘッダ2と、この分岐ヘッダ2の2個の流出口に一端が接続され、かつ、他端部に水道用メータ3(図5参照)の流入側端部が接続される接続部である継手部4を備えた2個の一次側配管5,5と、一次側配管5,5と略同軸に設けられ水道用メータ3の流出側端部が接続される接続部である継手部6を備えた2個の二次側配管7,7と、前記分岐ヘッダ2と2個の一次側配管5,5と2個の二次側配管7,7とを配置(収容)する合成樹脂製の樹脂ベースである下枡8と、下枡8の上端開放部を閉じる合成樹脂製の上枡9と、を備えて構成されている。尚、下枡8と上枡9とで収容ボックスを構成する。前記複式メータユニットAは、例えば低層集合住宅において複数の世帯の水道用メータ3を1個の収容ボックス内に配置(収容)できるように構成されたものである。以下において、図2における前後方向及び左右方向を図に示す方向として説明する。尚、ここでは、抑制部材として板状の抑制プレートを示しているが、丸棒や角材等であってもよい。
下枡8は、板状で長方形状の底壁8Aと、底壁8Aの外周縁部から上方に延びる側壁8Bと、を備えている。側壁8Bの上端には、外側に突出して上枡9の下端を載置支持する鍔部8Cを備えている。この鍔部8Cを備えることによって、上枡9を載置させる載置面積を増大させることができ、上枡9を安定良く載置することができるだけでなく、上枡9から受ける重量を分散することができる。この下枡8が合成樹脂で構成されているので、軽量化を図ることができるものの、下枡8の保形強度が低下する。これを解消するために、下枡8を構成する底壁8Aの上面(表面)に2枚の金属製の第1の抑制プレート1,1を設けている。第1の抑制プレート1,1は、底壁8Aが厚み方向に撓むことを抑制するために設けられている。各抑制プレート1は、図3(a),(b)にも示すように、板状で長方形状に構成され、長手方向両端部のそれぞれに左右一対のビス孔1A,1Aが形成されている。これら2枚の第1の抑制プレート1,1は、下枡8の上面に所定間隔を置いて長手方向に沿う姿勢に配置され、複数(図2では4個)のビス10によりそれぞれ固定されている。
分岐ヘッダ2は、水道水を供給する供給管(図示せず)が接続される流入口2Aが形成される流入管部2aと、この流入管部2aの前後方向(水道水の流れ方向)終端から直交する左右方向両側に延びる一直線状の分岐管部2bと、この分岐管部2bの左右両端の2箇所から前後方向後方へ延びる2本の支流管部2cとを備えている。また、分岐ヘッダ2の流入管部2aが、下枡8の側壁8Bの前側の左右中央に下方に少し凹むように切欠き形成された切欠き8Kに受け止め支持されている。また、分岐ヘッダ2の分岐管部2bの左右両外側端の2箇所に左右方向外側に延びる板部2d,2dを備え、板部2d,2dを底壁8Aから上方に突出形成された前側の取付部11,11の上端に当接した状態で両者をボルト12,12とナット13,13により連結することにより、分岐ヘッダ2を底壁8Aに固定している。具体的には、ボルト12,12を下枡8の下方から挿入してボルト12,12の先端部を板部2d,2dの上方に突出させ、その突出したボルト12,12の先端部にナット13,13を螺合する。
各一次側配管5は、支流管部2cの各流出口に連結するための継手部14と、手動ハンドル15を回転させることにより支流管部2cからの水道水が水道用メータ3側へ移動することを阻止するための開閉自在な止水栓16と、支流管部2cからの水道水を水道用メータ3へ受け渡すために水道用メータ3の流入側端部(流れ方向上手側端部)に接続される前述の継手部4と、を備えている。前記のように底壁8Aに固定された分岐ヘッダ2に、一次側配管5を接続することによって、一次側配管5が、分岐ヘッダ2を介して下枡8に固定されることになる。このように、一次側配管5が、下枡8に固定されていれば、交換やメンテナンスのために水道用メータ3を取り外しても、下枡8に対する一次側配管5の位置が変化することがないから、再度水道用メータ3を取り付ける作業を容易に行うことができる。
各二次側配管7は、水道用メータ3からの水道水を受け取るために水道用メータ3の流出側端部(流れ方向下手側端部)に接続される前述の継手部6と、二次側に流れた水道水が水道用メータ3側へ逆流することを阻止するための逆止弁17と、二次側配管7を通った水道水を各需要者へ案内するための配管(図示せず)に接続するための継手部18と、を備えている。
各二次側配管7は、図1及び図2に示すように、下枡8の底壁8Aの前後方向後端部に上方に突出形成され、かつ、前側の取付部11,11よりも低い高さに構成されている後側の左右一対の取付部19,19(図1では一方のみ図示)に固定される。詳述すれば、逆止弁17には、それの下端から下方に延びる縦部(図示せず)と、該縦部の下部から左右両側に延びる左右の板部22,22と、を備え、それら板部22,22には、ボルト20,20を挿通するための貫通孔(図示せず)が形成されている。これら貫通孔に対応する前記取付部19,19の上端に貫通孔(図示せず)が形成されている。従って、それら取付部19,19の貫通孔にボルト20,20の先端部を底壁8Aの下方から上方に向けて挿通させてから、板部22,22の貫通孔を通して板部22,22の上方に突出させる。その突出したボルト20,20の先端部にナット21,21をそれぞれ螺合して締め付けることにより、二次側配管7,7を下枡8の底壁8Aに固定できる。
図1及び図2に示すように、水道用メータ3が取り付けられていない前記構成の複式メータユニットAを現場に搬送して施工するには、まず複式メータユニットAを土中に埋設するための土の掘削作業を行う。掘られたスペースに複式メータユニットAを配置するとともに給水するための給水管との接続及び需要者側の配管との接続を行う。その後、複式メータユニットAの周辺の土を埋め戻す埋め戻し作業を行う。この埋め戻し作業時において土を固める時に加わる土圧に起因する応力が一次側配管5,5や二次側配管7,7に加わった場合でも、底壁8Aが厚み方向に撓むことを抑制プレート1,1で抑制することができるので、底壁8Aが反ることがなく、一次側配管5,5や二次側配管7,7の変形が阻止される。埋め戻し作業後に水道用メータ3(図5参照)の取り付けを行ってから、上枡9を取り付けた後、上枡9に土をかけて作業を終了する。
図1〜図3では、細長い長方形状の2枚の第1の抑制プレート1,1を取り付けた場合を示したが、図4に示すように、平面視略H型に構成された1枚の板状で金属製の第2の抑制プレート23を底壁8Aの上面に複数(図4では8個)のビス24により固定した状態を示している。図4では、第2の抑制プレート23で広い範囲に亘って底壁8Aの上面を覆っている。
また、図5〜図7には、板状で金属製の2枚の第3の抑制プレート25,25(第1プレート1と長さ寸法及び幅寸法が同一のもの)を示し、これら第3の抑制プレート25,25の一端(後端)と前記前後の取付部11,19のうちの一方(後側)の取付部19,19に固定された取付部材としての板状の取付プレート26,26とが接続部27,27で繋がれている。つまり、各第3の抑制プレート25には、それの一端から斜め上方に抑制プレート25の幅と同一幅で延びる板状の接続部27と、接続部27の遊端(後端)から抑制プレート部25の幅よりも大きな幅に構成され、かつ、抑制プレート25と平行に構成された取付プレート26と、を備えている。これら第3の抑制プレート25、取付プレート26、接続部27は、1枚の金属板から構成されている。
図7(a)に示すように、抑制プレート25,25の一端部(先端部)にねじを挿通させるための左右一対の貫通孔25a,25aが形成され、取付プレート26の左右方向両端部に前記ボルト20,20が挿通する貫通孔26a,26aが形成されている。従って、図6に示すように、抑制プレート25,25の一端部(先端部)が複数のビス28により固定され、取付プレート26,26が前記ボルト20とナット21により固定されている。このように、各取付部19に位置する取付プレート26と抑制プレート25とが接続部27で繋がっていることにより、抑制プレート25へ伝わる応力を取付プレート26と接続部27とに分散させることで、抑制プレート25の強度アップを図ることができ、底壁8Aが反ることを良好に抑制することができる。また、接続部27が、抑制プレート25に対して斜め方向(垂直方向でもよい)に延びていることによって、接続部27が突っ張りとなって、底壁8Aが反ることを効果的に抑制することができる。また、取付部19に取付プレート26が前記ボルト20とナット21により固定されていることによって、取付部19が撓むことも抑制することができる。尚、左右の取付プレート26,26を左右方向において板状の連結部材(図示せず)で連結してもよい。このように構成することによって、抑制プレート25,25、接続部27,27、取付プレート26,26、連結部材を一枚のプレートから構成することができる。
図4〜図6に示すように、抑制プレート25には、水道用メータ3を逆向きに取り付けられることを阻止するための阻止手段を備えている。阻止手段は、水道用メータ3の二次側底部3Bよりも低く、一次側底部3Aよりも上方に位置する上端を有する突出部29から構成され、この突出部29を、水道用メータ3の二次側底部3Bの真下に位置する抑制プレート25に取り付けている。つまり、水道用メータ3の一次側底部3Aが二次側底部3Bよりも低くなっているため、水道用メータ3の二次側底部3Bよりも低く、一次側底部3Aよりも上方に位置する上端を有する突出部29を、水道用メータ3の二次側底部3Bの真下に配置しておけば、図5に示すように、水道用メータ3を正常な向きでの接続を行う場合に、突出部29が水道用メータ3に当接することがなく、水道用メータ3の取り付けを行うことができる。これとは逆に正常な向きとは反対の向きで水道用メータ3を取り付けようとする(水道用メータ3の一次側を二次側配管7に接続しようとする)と、水道用メータ3の一次側底部3Aが突出部29の上端に当接して水道用メータ3を所定位置まで下げることができない。このため、二次側配管7の継手部6に水道用メータ3を接続することができない。よって、水道用メータ3の向きを間違えて接続することを阻止することができ、正常な向きでの水道用メータ3の接続を常に行うことができる。突出部29としては、高さ調整が可能なボルトから構成しているが、高さが一定の棒状体などであってもよい。尚、ボルトからなる突出部29は、抑制プレート25に固定された固定部材30に形成の螺子孔(図示せず)に螺合可能に構成されており、不要時には、取り外しておくことも可能である。尚、固定部材30の下端には、図7(a)に示す抑制プレート25に形成された取付孔25bに押込み嵌合されて固定部材30を抑制プレート25に固定するための押込部(図示せず)を備えている。
図8〜図11(a),(b)には、板状で金属製の2枚の第4の抑制プレート31,31(第1プレート1と幅寸法は同一であるが、長さが第1プレート1よりも長いもの)が示されている。各第4の抑制プレート31の一端(後端)には、図5と同様に、斜め上方に延びる前記接続部27を備え、該接続部27の遊端(後端)には、左右方向に延びるとともに後側の取付部19に固定される前記取付プレート26を備えている。また、各第4の抑制プレート31の他端(前端)には、左右方向外側に延びる第1プレート部32を備え、この第1プレート部32の前端には、斜め上方へ延びる傾斜プレート部33を備え、この傾斜プレート部33の前端には、左右方向内側に延びる第2プレート部34を備えている。第2プレート部34には、ボルト12を挿通するための貫通孔34a(図10(a)及び図11(a)参照)が形成されている。従って、前側の取付部11に下枡8の下方からボルト12を挿入し、挿入したボルト12の先端部を前側の取付部11の上端に形成の貫通孔(図示せず)及び第2プレート部34の貫通孔34aに挿通させる。更に、板部2dに挿通させて上方に突出したボルト12の先端部にナット13を螺合させることによって、板部2d及び第2プレート部34を前側の取付部11を介して底壁8Aに固定することができる。この第2プレート部34は、前側の取付部11に固定される取付プレート(取付部材)を構成し、傾斜プレート部33が、第4の抑制プレート31から延びる第1プレート部32と第2プレート部34とを繋ぐ接続部を構成する。このように、第4の抑制プレート31が前側の取付部11及び後側の取付部19に連結固定されることによって、底壁8Aが撓むことを抑制することができるだけでなく、前後の取付部11,19が撓むことも抑制することができる。尚、左右の取付プレート26,26を左右方向において板状の第1連結部材(図示せず)で連結するとともに、左右の第2プレート部34,34を左右方向において板状の第2連結部材(図示せず)で連結してもよい。このように構成することによって、抑制プレート31,31、接続部27,27、取付プレート26,26、第1連結部材、第1プレート部32,32、傾斜プレート部33,33、第2プレート部34、34、第2連結部材を環状の一枚のプレートから構成することができ、抑制プレート31,31の強度(剛性)を高めることができる。
図12には、前後の取付部11,19間よりも少し長い寸法に構成された板状で長方形状の第5の抑制プレート35を示している。また、前後の取付部11,19が、図1、図5及び図8では、底壁8Aから突出形成されていたが、図12では、下端が開放された前後の取付部11,19が底壁8Aとは別体形成され、分岐ヘッダ2を前側の取付部11を介して底壁8Aに固定し、二次側配管7を後側の取付部19を介して底壁8Aに固定している。この固定時には、抑制プレート35を前後の取付部11,19と底壁8Aとの間に挟み込んだ状態で同時に固定している。詳述すれば、底壁8Aの前端部に形成された貫通孔(図示せず)及び抑制プレート35の前端部に形成された貫通孔(図示せず)にボルト12の先端を底壁8Aの下から挿入したのち、前側の取付部11の上端に形成された貫通孔(図示せず)及び分岐管部2bの板部2dに形成された貫通孔(図示せず)にボルト12の先端部を通して上方へ突出させ、該突出したボルト12の先端部にナット13を螺合させることによって、分岐ヘッダ2、前側の取付部11、抑制プレート35の前端部を底壁8Aの前端部に固定することができる。尚、図12では、分岐ヘッダ2の左端部を底壁8Aに固定した場合を示しているが、分岐ヘッダ2の右端部も同様に底壁8Aに固定することになる。また、2本の二次側配管7を底壁8Aに固定する場合も、分岐ヘッダ2と同様に行うが、いずれの固定も同一であるため、左側の二次側配管7を底壁8Aに固定する場合を説明する。底壁8Aの後端部の左側に形成された2つの貫通孔(図示せず)の一方(左側)の貫通孔及び抑制プレート35の後端部に形成された貫通孔(図示せず)にボルト20の先端を底壁8Aの下から挿入したのち、後側の取付部19の上端に形成された左側の貫通孔(図示せず)及び逆止弁17の左側の板部22に形成された貫通孔(図示せず)にボルト20の先端を通して上方へ突出したボルト20の先端部にナット21を螺合させることによって、二次側配管7、後側の取付部19の左側端部、抑制プレート35の後端部を底壁8Aの後端部に固定することができる。続いて、底壁8Aの後端部の左側に形成された2つの貫通孔(図示せず)の他方(右側)の貫通孔にボルト20の先端を底壁8Aの下から挿入したのち、後側の取付部19の上端に形成された右側の貫通孔(図示せず)及び逆止弁17の右側の板部22に形成された貫通孔(図示せず)にボルト20の先端部を通して上方へ突出させ、該突出したボルト20の先端部にナット21を螺合させることによって、二次側配管7、後側の取付部19の右側端部を底壁8Aの後端部に固定することができる。この場合、抑制プレート35を左側のボルト20とナット21とで固定するため、後側の取付部19の下端のうちの抑制プレート35に当接しない後側の取付部19の右側部分を抑制プレート35の厚み分だけ上下の寸法を長くしておくことになる。
図13及び図14では、略矩形状(長方形状)の第1枠部材36に配管類、つまり一次側配管5と二次側配管7とを取り付けて一体化(ユニット化)し、その第1枠部材36で一体化された一次側配管5と二次側配管7とを下枡8に配置(載置)している。第1枠部材36には、止水栓16の底部を受けるアーチ状の第1受部37,37(図13では一方のみ図示)を備えるとともに逆止弁17の底部を受けるアーチ状の第2受部38を備えている。また、第1枠部材36の前後板部分には、8本の螺軸48が所定間隔をおいて立設されている。また、各止水栓16の左右側面には、左右方向外側に延びる第1板部39,39を備えており、第1板部39,39に形成の貫通孔(図示せず)に前記螺軸48,48を挿通させてから、螺軸48,48の先端部にナット40,40を螺合することによって、止水栓16を第1枠部材36に固定することができる。また、逆止弁17の左右側面には左右方向外側に延びる第2板部41,41を備えており、第2板部41,41に形成の貫通孔(図示せず)に前記螺軸48,48を挿通させてから、螺軸48,48の先端部にナット40,40を螺合することによって、各逆止弁17を第1枠部材36に固定することができる。そして、2枚の第6の抑制プレート42,42を下枡8の前後の縁8F,8Gの左右両端部にそれぞれビス止めしている。各抑制プレート42は、下枡8の前後の縁8F,8Gにビス止めされる前後一対の第1プレート部42Aと、下枡8の底壁8Aの上面に当接した状態で配置されるプレート本体部42Bと、プレート本体部42Bと前後一対の第1プレート部42Aとを連結する上下姿勢の第2プレート部42C,42Cと、を備えている。
図15及び図16では、一次側配管5と二次側配管7とを一体化した第1枠部材36(図13及び図14参照)よりも前後方向に長い矩形状(長方形状)の第2枠部材43を用いている。この第2枠部材43には、分岐ヘッダ2の底部を受けるアーチ状の第1受部44を備えるとともに逆止弁17の底部を受けるアーチ状の第2受部45を備えている。また、第2枠部材43の前後板部分には、6本(前側が2本で後側が4本)の螺軸48が所定間隔をおいて立設されている。また、分岐ヘッダ2の左右側面には左右方向外側に延びる第1板部46,46を備えており、第1板部46,46に形成の貫通孔(図示せず)に前記螺軸48,48を挿通させてから、螺軸48,48の先端部にナット40,40を螺合することによって、分岐ヘッダ2を第2枠部材43に固定している。また、各逆止弁17の左右側面には左右方向外側に延びる第2板部47,47を備えており、第2板部47,47に形成の貫通孔(図示せず)に前記螺軸48,48を挿通させてから、螺軸48,48の先端部にナット40,40を螺合することによって、各逆止弁17を第2枠部材43に固定することができる。前述した同一構成の2枚の第6の抑制プレート42,42を、下枡8の前後の縁8F,8Gの左右両端部にそれぞれビス止めしている。
尚、本発明は、上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。
上記実施形態では、抑制プレート1,23,25,31,35,42を底壁8Aの上面に配置したが、底壁8Aの下面に配置してもよいし、例えばインサート成形により抑制プレートを底壁8Aの内部に埋設してもよい。尚、抑制プレートの枚数及び大きさ並びに形状は、埋め戻し作業時において土を固める時に加わる土圧に応じて設定することが好ましい。
また、上記実施形態では、図13〜図16に示すように、一つの枠部材36又は43に一次側配管5と二次側配管7とを取り付けたが、一次側配管5と二次側配管7とを別々の枠部材、つまり2つの枠部材にそれぞれ取り付けて下枡8に配置してもよい。
また、上記実施形態では、図13〜図16に示すように、下枡8に第1枠部材36及び第2枠部材43を下枡8に対して規制のないフリー状態としているが、下枡8に第1枠部材36及び第2枠部材43をボルトにより固定してもよい。
また、上記実施形態では、2世帯分(2個)の水道用メータ3,3を備えた複式メータユニットAを示したが、3世帯分(3個)以上の水道用メータを備えた複式メータユニットであってもよい。
また、上記実施形態では、樹脂ベースを、底壁8Aと側壁8Bとで構成したが、底壁8Aのみで構成することもできる。
1…第1の抑制プレート、1A…ビス孔、2…分岐ヘッダ、2A…流入口、2a…流入管部、2b…分岐管部、2c…支流管部、2d…板部、3…水道用メータ、3A…一次側底部、3B…二次側底部、4…継手部、5…一次側配管、6…継手部、6…継手部、7…二次側配管、8…下枡(樹脂ベース)、8A…底壁、8B…側壁、8C…鍔部、8F,8G…縁、8K…切欠き、9…上枡、10…ビス、11,19…取付部、12…ボルト、13…ナット、14…継手部、15…手動ハンドル、16…止水栓、17…逆止弁、18…継手部、20…ボルト、21…ナット、22…板部、23…第2の抑制プレート、24…ビス、25…第3の抑制プレート、25a…貫通孔、25b…取付孔、26…取付プレート、26a…貫通孔、27…接続部、28…ビス、29…突出部(阻止手段)、30…固定部材、31…第4の抑制プレート、32…第1プレート部、33…傾斜プレート部(接続部)、34…第2プレート部(取付プレート)、34a…貫通孔、35…第5の抑制プレート、36…第1枠部材、37…第1受部、38…第2受部、39…第1板部、40…ナット、41…第2板部、42…第6の抑制プレート、42A…第1プレート部、42B…プレート本体部、42C…第2プレート部、43…第2枠部材、44…第1受部、45…第2受部、46…第1板部、47…第2板部、48…螺軸、A…複式メータユニット

Claims (3)

  1. 複数列の一次側配管と、該複数列の一次側配管と略同軸に設けられた複数列の二次側配管とを備え、前記一次側配管と前記二次側配管との間をメータ着脱部として水道用メータを複数並列に接続可能な複式メータユニットであって、
    前記一次側配管と前記二次側配管とを配置するための合成樹脂製の樹脂ベースを備え、
    前記樹脂ベースは、底壁を備え、
    前記底壁が厚み方向に撓むことを抑制する抑制部材が該底壁に設けられ
    前記樹脂ベースは、前記一次側配管及び前記二次側配管を取り付けるために上方に突出形成した取付部を備え、
    少なくとも一方の前記取付部に固定される取付部材と、該取付部材と前記抑制部材とを繋ぐ接続部と、を備え、
    前記取付部材と前記接続部と前記抑制部材とが、板状の1枚の金属板で構成されていることを特徴とする複式メータユニット。
  2. 前記一次側配管を取り付ける一次側取付部及び前記二次側配管を取り付ける二次側取付部に固定される一次側取付部材及び二次側取付部材と、前記一次側取付部材と前記抑制部材とを繋ぐ一次側接続部と、前記二次側取付部材と前記抑制部材とを繋ぐ二次側接続部と、を備え、
    前記一次側取付部材と前記一次側接続部と前記抑制部材と前記二次側接続部と前記二次側取付部材とが、板状の1枚の金属板で構成されていることを特徴とする請求項1に記載の複式メータユニット。
  3. 前記水道用メータは、一次側底部が二次側底部よりも低くなっており、前記抑制部材には、前記水道用メータを逆向きに取り付けられることを阻止するための阻止手段を備え、前記阻止手段は、前記水道用メータの二次側底部の真下に、二次側底部よりも低く、一次側底部よりも上方に位置する突出部であることを特徴とする請求項1又は2に記載の複式メータユニット。
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