JP6928829B2 - 宅配ボックスシステム及びインターホン装置 - Google Patents

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Description

本発明は、宅配物を収納する宅配ボックスシステム、及びこの宅配ボックスシステムに用いられる宅配ボックスとインターホン装置とに関する。
近年、マンション等の集合住宅のエントランスには、宅配ボックス(宅配ロッカー、収納ボックス、配達ボックスともいう)が設置されている。これにより、居住者である受取人が不在であっても宅配ボックスに宅配物を一時的に収納させることで、この宅配ボックスを利用して荷物を受取人に配達できる。
特許文献1には、マンション等のエントランスを有する集合住宅に設置される宅配ボックスが開示されている。この特許文献1では、各居住者に割り当てられたビデオインターホンからネットワーク経由で仮想ドアマン又は管理人ステーションのサービスに接続し、このサービスを介して宅配ボックスの遠隔操作を行う。
特許文献2には、宅配ロッカーに有線接続されたインターホン装置と、インターホン装置に有線接続された第1通信装置と、受取人が操作する第2通信装置とを備えるインターホンシステムが開示されている。このインターホンシステムによれば、受取人が第2通信装置において宅配ロッカーの扉(開閉部)の開閉指示を行うことで、第2通信装置から第1通信装置及びインターホン装置を経由して宅配ボックスに開閉指示を入力し、宅配ボックスの施錠と解錠とを切り替えることができる。
特許5282338号公報 特開平6−217024号公報
宅配物の配達量は急速に増加しており、受取人の不在による再配達の手間を減らすために、マンション等の集合住宅だけではなく、一戸建ての住居においても宅配ボックスの需要は高まっている。この際に、従来の一戸建て住居向けの宅配ボックスは、扉の開閉を自由に行うことができるタイプが一般的であり、このタイプではいたずら等が懸念されていた。このため、特許文献1及び特許文献2に記載の宅配ボックスを、一戸建て住居向けの宅配ボックスに適用することでいたずら防止の効果が得られるものの、費用が高額になるという問題が発生する。特に一戸建て住居向けの宅配ボックスとしては、十分なセキュリティ機能を有する高額なタイプは採用され難く、安価に提供することが強く望まれている。
また、特許文献2に記載の宅配ボックスでは、受取人が第2通信装置において開閉指示時を入力しない限り宅配ボックスの扉の開閉を行うことができないので、受取人が配達人の訪問に気が付かなければ宅配ボックスの扉を開放させることはできず、宅配物の再配達を行う必要がある。
本発明はこのような事情に鑑みてなされたものであり、いたずら防止と、再配達の防止とを低コストに実現可能な宅配ボックスシステム、及びこの宅配ボックスシステムに用いられる宅配ボックスとインターホン装置とを提供することを目的とする。
本発明の目的を達成するための宅配ボックスシステムは、宅配物を収納する宅配ボックスであって、配達人が宅配物を預け入れる預入口と、預入口を開閉する開閉部と、開閉部を施錠状態と解錠状態とに切り替える電気錠と、を備える宅配ボックスと、配達人による宅配物の受取人への呼出操作を受け付けて、受取人に配達人の来訪を通知するインターホン装置であって、配達人による電気錠の解錠操作を受け付けて、電気錠に対して解錠指令を出力する解錠操作受付部を備えるインターホン装置と、を備え、電気錠は、解錠操作受付部から出力された解錠指令を受けて、開閉部を施錠状態から解錠状態に切り替える。
この宅配ボックスシステムによれば、配達人による解錠操作に応じて宅配ボックスの電気錠が開閉部を施錠状態から解錠状態に切り替えるため、普段は電気錠により開閉部を施錠状態にしておき、宅配物の配達時、すなわち必要時に電気錠により開閉部を解錠状態にすることができる。
本発明の他の態様に係る宅配ボックスシステムにおいて、インターホン装置は、開閉部による預入口の開閉を検出する開閉検出部と、開閉検出部の検出結果に基づき、開閉部により預入口が開放された時間と、開閉部により預入口が閉鎖された時間と、を記憶する時間記憶部と、受取人による時間の表示操作を受け付ける時間表示操作受付部と、時間表示操作受付部で受け付けた時間の表示操作に応じて、時間記憶部に記憶されている時間を受取人に対して表示する時間表示部と、を備える。これにより、受取人は開閉部の開閉が行われた時間、すなわち宅配物が宅配ボックスに収納された時間を知ることができる。
本発明の他の態様に係る宅配ボックスシステムにおいて、インターホン装置は、解錠操作を行った配達人を撮像する撮像部と、撮像部により撮像された配達人の画像を記憶する画像記憶部と、受取人による画像の表示操作を受け付ける画像表示操作受付部と、画像表示操作受付部で受け付けた画像の表示操作に応じて、画像記憶部に記憶されている画像を受取人に対して表示する画像表示部と、を備える。これにより、受取人が配達人の確認を行うことができ、その結果、いたずら防止の効果を高めることができる。
本発明の他の態様に係る宅配ボックスシステムにおいて、開閉部による預入口の開閉を検出する開閉検出部を備え、電気錠は、開閉検出部により預入口が開閉部で閉鎖されたことが検出された場合、開閉部を解錠状態から施錠状態に切り替える。これにより、預入口の閉鎖に応じて、電気錠により開閉部を自動的に解錠状態から施錠状態に切り替えることができる。
本発明の他の態様に係る宅配ボックスシステムにおいて、宅配ボックス内の宅配物の有無を判別する宅配物有無判別部を備え、電気錠は、宅配物有無判別部の判別結果に基づき、宅配ボックス内に宅配物が収納されている場合、配達人による解錠操作に関わらず、開閉部の施錠状態を維持する。これにより、既に宅配ボックスに宅配物が収納されている状態で、預入口が開放されることが防止される。その結果、いたずら防止の効果を高めることができる。
本発明の他の態様に係る宅配ボックスシステムにおいて、インターホン装置の少なくとも一部と宅配ボックスとが一体化されている。これにより、設置スペースの省力化と、低コスト化とが図れる。
本発明の他の態様に係る宅配ボックスシステムにおいて、インターホン装置と宅配ボックスとは、有線通信接続されている。
本発明の他の態様に係る宅配ボックスシステムにおいて、インターホン装置と宅配ボックスとは、無線通信接続されている。これにより、宅配ボックスとインターホン装置との間の配線工事が不要となり、宅配ボックスシステムの設置コストを低下させることができる。また、既存の住居においてはインターホン装置の交換を行うだけで、本発明の宅配ボックス、すなわち宅配ボックスシステムの導入を容易に行うことができる。
本発明の目的を達成するための宅配ボックスは、宅配物を収納する宅配ボックスにおいて、配達人が宅配物を預け入れる預入口と、預入口を開閉する開閉部と、開閉部を施錠状態と解錠状態とに切り替える電気錠と、配達人による宅配物の受取人への呼出操作を受け付けて、受取人に配達人の来訪を通知するインターホン装置に通信接続された通信接続部と、を備え、通信接続部は、配達人のインターホン装置に対する電気錠の解錠操作に応じてインターホン装置から出力される解錠指令を取得し、電気錠は、通信接続部が解錠指令を取得した場合に、開閉部を施錠状態から解錠状態に切り替える。
本発明の目的を達成するための宅配ボックスは、配達人による宅配物の受取人への呼出操作を受け付けて、受取人に配達人の来訪を通知するインターホン装置において、配達人が宅配物を預け入れる預入口と、預入口を開閉する開閉部と、開閉部を施錠状態と解錠状態とに切り替える電気錠と、を備える宅配ボックスに通信接続されており、配達人による電気錠の解錠操作を受け付けて、開閉部を施錠状態から解錠状態に切り替える解錠指令を電気錠に対して出力する解錠操作受付部を備える。
本発明の宅配ボックスシステム及び宅配ボックス及びインターホン装置は、いたずら防止と、再配達の防止とを低コストに実現できる。
一戸建て住居に設置される宅配ボックスシステムの概略図である。 宅配ボックスシステムの構成例を示したブロック図である。 履歴情報の一例を示したグラフである。 扉の扉開放時間及び扉閉鎖時間と配達人の撮像画像との表示操作を説明するための説明図である。 宅配ボックスシステムでの宅配物の宅配ボックスへの収納動作の流れを示したフローチャートである。 宅配ボックスシステムでの履歴情報の確認の流れを示したフローチャートである。 別実施形態1の宅配ボックスシステムの正面図である。 別実施形態2の宅配ボックスシステムの背面図である。 集合住宅への宅配ボックスシステムの適用例を示した説明図である。 従来型のインターホン子機を備える別実施形態3の宅配ボックスシステムの概略図である。
[宅配ボックスシステムの構成]
図1は、一戸建て住居に設置される宅配ボックスシステム10の概略図である。図1に示すように、宅配ボックスシステム10は、一戸建て住居のインターホン装置11と宅配物12を収納する宅配ボックス13とを組み合わせたシステムである。この宅配ボックスシステム10では、宅配物12を配達する配達人H1によるインターホン装置11へのアクセスにより、宅配ボックス13を施錠状態から解錠(開錠)状態へ切り替える。
インターホン装置11は、インターホン親機11Aとインターホン子機11Bとを備える。インターホン親機11Aは、一戸建て住居の室内の所定の場所に設置される。また、インターホン子機11Bは、一戸建て住居の玄関における所定の場所に設置される。インターホン親機11Aとインターホン子機11Bとは、有線通信接続又は無線通信接続されている。
<インターホン親機の概略構成>
インターホン親機11Aには、マイクロフォン14と、スピーカ15と、表示入力部16と、操作部17と、が設けられている。
マイクロフォン14は、一戸建て住居の居住者、すなわち宅配物12の受取人H2の通話音声を収音して音声信号を出力する。この音声信号は、インターホン親機11Aからインターホン子機11Bに送信され、インターホン子機11Bの後述のスピーカ27から出力される。
スピーカ15は、呼出音等の電子音、及びインターホン子機11Bから送信された来訪者、すなわち宅配物12の配達人H1の通話音声を音として出力する。
表示入力部16は、インターホン子機11Bによりリアルタイムに撮像されている配達人H1等の来訪者の顔画像であって、且つインターホン子機11Bからリアルタイムに送信される顔画像を含むモニタ画像を表示する。この表示入力部16は、例えばタッチパネル式の液晶モニタであり、操作画面20を表示する。
また、表示入力部16は、受取人H2による操作画面20に対するタッチ操作の入力に応じて、宅配ボックス13への宅配物12の収納を行った配達人H1の顔の撮像画像31の表示と、宅配ボックス13の扉35の開閉が行われた時間の表示と、を行う。このため、表示入力部16は、本発明の時間表示操作受付部及び画像表示操作受付部として機能すると共に、本発明の時間表示部及び画像表示部として機能する。
さらに、表示入力部16は、宅配ボックス13内に宅配物12が収納されている場合、その旨を示す収納通知21を表示する。
操作部17は、例えば通話ボタン23と終了ボタン24とを含む。通話ボタン23は、一戸建て住居内の受取人H2がインターホン子機11Bの側に居る配達人H1との通話を開始する場合に操作するボタンである。終了ボタン24は、受取人H2が配達人H1との通話を終了させる場合に操作するボタンである。
<インターホン子機の概略構成>
インターホン子機11Bには、マイクロフォン26と、スピーカ27と、表示入力部28と、撮像部29と、呼出ボタン30と、を備える。
マイクロフォン26は、配達人H1の通話音声を収音して音声信号を出力する。この音声信号は、インターホン子機11Bからインターホン親機11Aに送信され、インターホン親機11Aのスピーカ15から出力される。スピーカ27は、インターホン親機11Aから送信された受取人H2の通話音声を音として出力する。
表示入力部28は、本発明の解錠操作受付部に相当するものであり、例えばタッチパネル式の液晶モニタが用いられる。この表示入力部28は、配達人H1による宅配ボックス13の電気錠36の解錠操作を受け付ける操作画面32を表示すると共に、この操作画面32に対するタッチ操作による解錠操作の入力を受け付ける。また、図示は省略するが、表示入力部28は、宅配ボックス13内に既に宅配物12が収納されている場合、その旨を示す表示を行う。
撮像部29は、例えば公知のデジタルカメラが用いられ、インターホン親機11A及びインターホン子機11Bを介した配達人H1と受取人H2との通話時に、インターホン子機11Bの前に立つ配達人H1の顔を撮像し、撮像画像31を出力する。この撮像画像31は、インターホン親機11Aに送信され、インターホン親機11Aの表示入力部16にモニタ画像として表示される。
また、撮像部29は、表示入力部28で解錠操作を受け付けた場合に、インターホン子機11Bの前に立つ配達人H1の顔を撮像して撮像画像31を出力する。この撮像画像31は、インターホン親機11Aに送信され、インターホン親機11Aにて記憶される。なお、撮像部29には撮像中であることを示すパイロットランプ29aが設けられている。
呼出ボタン30は、配達人H1が一戸建て住居内の受取人H2を呼び出す際に押下操作される。この呼出ボタン30を押下操作(呼出操作)することで、インターホン親機11Aのスピーカ15から呼出音が出力される。
<宅配ボックスの概略構成>
宅配ボックス13は、一戸建て住居の玄関における所定の場所に設置されており、既述のインターホン親機11Aと有線通信接続又は無線通信接続されている。特に宅配ボックス13とインターホン親機11Aとを無線通信接続する場合、宅配ボックス13とインターホン親機11Aとの間の配線工事が不要となり、宅配ボックスシステム10の設置コストが低減される。また、既存の一戸建て住居では、本実施形態のインターホン装置11への交換を行うだけで、本実施形態の宅配ボックス13、すなわち宅配ボックスシステム10の導入を容易に行うことができる。
宅配ボックス13は、宅配物12を収納する収納室33を有するボックス本体34と、扉35と、電気錠36と、操作部37と、押印装置38と、を備える。
ボックス本体34は、収納室33を内部に備えると共に、正面側に配達人H1が宅配物12を収納室33内に預け入れる(収納する)ための預入口33aを有する。なお、本実施形態では、預入口33aは、受取人H2が収納室33内から宅配物12を取り出すための取出口としても機能する。
扉35は、本発明の開閉部に相当する。この扉35は、ボックス本体34の正面側に回動自在に設けられており、預入口33aを開閉する。
電気錠36は、扉35を施錠状態と解錠状態とに切り替える。施錠状態に切り替えられた扉35は、預入口33aを開放不能な状態でボックス本体34に固定される。また、解錠状態に切り替えられた扉35は、ボックス本体34に対する固定が解除されて、預入口33aを開放可能な状態になる。電気錠36は、受取人H2による操作部37での解錠操作に応じて、扉35を施錠状態から解錠状態に切り替える。また、電気錠36は、宅配ボックス13内に宅配物12が収納されていない場合、配達人H1による表示入力部28での解錠操作に応じて、扉35を施錠状態から解錠状態に切り替える。なお、電気錠36は、扉35の閉鎖に応じて扉35を解錠状態から施錠状態に自動的に切り替える。
操作部37は、受取人H2による電気錠36の解錠操作に用いられる。操作部37は、例えば数字キー(numeric keypad)が用いられ、電気錠36の解錠操作として受取人H2による暗証番号の入力操作を受け付ける。電気錠36は、操作部37にて入力された暗証番号が予め登録されている番号と一致した場合、扉35を施錠状態から解錠状態に切り替える。また、操作部37は、後述の押印装置38の操作にも用いられる。
押印装置38は、操作部37にて押印開始操作がなされた場合、配達人H1が持参した伝票に受領印を押印することで、配達人H1に対して宅配物12の受領を証明する。なお、押印装置38は、宅配物12の受領を証明可能であれば特に限定はされず、受領証(受領番号)を発券するものを用いてよい。また、自動で受領印を伝票に押印する押印装置38の代わりに、配達人H1による手動で受領印を押印する装置を用いてもよい。
[宅配ボックスシステムの構成例]
図2は、宅配ボックスシステム10(インターホン親機11A、インターホン子機11B、及び宅配ボックス13)の構成例を示したブロック図である。
<インターホン子機の構成例>
最初にインターホン子機11Bの構成例から説明する。インターホン子機11Bは、既述のマイクロフォン26、スピーカ27、表示入力部28、撮像部29、及び呼出ボタン30の他に、子機通信接続部40及び子機制御部41を備える。
子機通信接続部40は、インターホン親機11A(親機通信接続部55)と有線通信接続又は無線通信接続する通信インタフェースであり、インターホン親機11Aとの間で各種の通知、指令、及びデータの遣り取りを行う。
子機制御部41は、例えばCPU(Central Processing Unit)又はFPGA(field-programmable gate array)などを含む各種の演算処理回路及びメモリ等により構成されており、インターホン子機11Bの各部の動作を統括制御する。この子機制御部41は、所定の制御プログラムを実行することで、通知制御部43、通話制御部44、表示制御部45、操作受付部46、及び撮像制御部47として機能する。
通知制御部43は、呼出ボタン30の押下操作に応じて呼出通知を出力する。この呼出通知は、通知制御部43から子機通信接続部40を介してインターホン親機11Aへ出力される。
通話制御部44は、インターホン親機11Aから子機通信接続部40を介して入力される通話指令に応じて、インターホン親機11Aとの間で通話に関する制御を実行する。具体的に、通話制御部44はマイクロフォン26を作動させる。これにより、マイクロフォン26にて配達人H1の音声が集音され、この音声に基づく音声信号が出力される。この音声信号は、子機通信接続部40を介してインターホン親機11Aへ出力される。
また、通話制御部44は、インターホン親機11Aから子機通信接続部40を介して入力される音声信号に基づき、スピーカ27を作動させる。これにより、配達人H1は、受取人H2の話す声をスピーカ27から聞くことができる。
表示制御部45は、表示入力部28の表示を制御する。この表示制御部45は、所定の表示条件が満たされた場合に、電気錠36の解錠操作を受け付ける操作画面32を表示入力部28に表示させる。この所定の表示条件とは、呼出ボタン30の押下操作がなされた場合、或いはこの押下操作がなされてから一定時間が経過してもインターホン親機11Aから通話制御部44に通話指令が入力されない場合、或いは配達人H1によるタッチ操作が表示入力部28になされた場合などが例として挙げられる。
操作画面32は、配達人H1による電気錠36の解錠操作を受け付ける。なお、操作画面32の表示態様については特に限定はされない。また、操作画面32を表示する表示入力部28の代わりに、押しボタン式又はレバー式の解錠操作入力部を設けてもよい。
また、表示制御部45は、インターホン親機11Aから子機通信接続部40を介して、宅配ボックス13に宅配物12が既に収納されていることを示す収納済信号が入力された場合、表示入力部28に収納不能表示を実行させる。
操作受付部46は、表示入力部28と共に本発明の解錠操作受付部を構成する。操作受付部46は、表示入力部28の操作画面32に入力された電気錠36の解錠操作を受け付けて、解錠指令を出力する。この解錠指令は、操作受付部46から子機通信接続部40を介してインターホン親機11Aへ出力される。
撮像制御部47は、撮像部29による撮像を制御する。撮像制御部47は、インターホン親機11Aから通話制御部44に既述の通話指令が入力された場合、撮像部29による撮像を実行させる。これにより、インターホン子機11Bの前に立つ配達人H1の顔の撮像が撮像部29により実行される。
また、撮像制御部47は、操作受付部46にて配達人H1による解錠操作を受け付けた場合、撮像部29による撮像を実行させる。これにより、インターホン子機11Bにて解錠操作を行った配達人H1の顔の撮像が撮像部29により実行される。撮像部29が撮像した配達人H1の撮像画像31は、撮像部29から子機通信接続部40を介してインターホン親機11Aへ出力される。
<宅配ボックスの構成例>
次に、宅配ボックス13の構成例について説明を行う。宅配ボックス13は、既述の電気錠36、操作部37、及び押印装置38の他に、ボックス通信接続部50と開閉検出センサ51と宅配物検出センサ52とを備える。
ボックス通信接続部50は、インターホン親機11A(親機通信接続部55)と有線通信接続又は無線通信接続する通信インタフェースであり、インターホン親機11Aとの間で各種の指令、及びデータの遣り取りを行う。
開閉検出センサ51は、本発明の開閉検出部に相当するものであり、扉35による預入口33aの開閉を検出して検出結果を出力するものであり、公知のものが用いられる。開閉検出センサ51は、扉35により預入口33aが開放されている場合には扉開放信号を、ボックス通信接続部50を介してインターホン親機11Aへ出力する。また、開閉検出センサ51は、扉35により預入口33aが閉鎖されている場合には扉閉鎖信号を、ボックス通信接続部50を介してインターホン親機11Aへ出力する。これにより、インターホン親機11Aにおいて、扉35による預入口33aの開閉を判別できる。
宅配物検出センサ52は、宅配ボックス13(ボックス本体34)内に宅配物12が収納されている否かを検出する。なお、宅配物12の有無を検出する構成は特に限定されず、重量センサ、接触センサ、及び光センサ等の公知の各種センサが用いられる。宅配物検出センサ52は、宅配物12の有無を検出した検出信号を、ボックス通信接続部50を介してインターホン親機11Aへ出力する。これにより、インターホン親機11Aにおいて、宅配ボックス13内の宅配物12の有無を判別できる。
電気錠36は、受取人H2よる操作部37での解錠操作に応じて操作部37から入力される解錠信号に基づき、扉35を施錠状態から解錠状態に切り替える。これにより、受取人H2は任意のタイミングで宅配ボックス13の扉35を開放することができる。
また、電気錠36は、ボックス通信接続部50を介してインターホン親機11Aから入力される解錠信号に基づき、扉35を施錠状態から解錠状態に切り替える。この解錠信号は、詳しくは後述するが、インターホン子機11Bからインターホン親機11Aに出力された既述の解錠指令、すなわち配達人H1によるインターホン子機11Bでの解錠操作に応じてインターホン親機11Aから入力されるものである。これにより、配達人H1も宅配ボックス13の扉35を開放することができる。
さらに、電気錠36は、ボックス通信接続部50を介してインターホン親機11Aから入力される施錠信号に基づき、扉35を解錠状態から施錠状態に切り替える。なお、配達人H1及び受取人H2による操作部37での施錠操作に応じて、電気錠36が扉35を解錠状態から施錠状態に切り替えるようにしてもよい。
<インターホン親機の構成例>
次に、インターホン親機11Aの構成例について説明を行う。インターホン親機11Aは、既述のマイクロフォン14、スピーカ15、表示入力部16、及び操作部17の他に、親機通信接続部55と親機制御部56とを備える。
親機通信接続部55は、インターホン子機11B(子機通信接続部40)及び宅配ボックス13(ボックス通信接続部50)の両者と有線通信接続又は無線通信接続する通信インタフェースであり、両者との間で各種の通知、指令、及びデータの遣り取りを行う。
親機制御部56は、例えばCPU又はFPGAを含む各種の演算処理回路及びメモリ等により構成されており、インターホン親機11Aの各部の動作を統括制御する。この親機制御部56は、所定の制御プログラムを実行することで、通知通話制御部60、子機作動制御部61、宅配物有無判別部62、表示制御部63、操作受付部64、電気錠制御部65、及び履歴記憶部66として機能する。
通知通話制御部60は、呼出音に係る制御を実行する。通知通話制御部60は、インターホン子機11Bから親機通信接続部55を介して入力される呼出通知に応じてスピーカ15を作動させ、このスピーカ15から呼出音を出力させる。これにより、受取人H2に対して配達人H1等の来訪者の来訪を報知することができる。
また、通知通話制御部60は、既述の操作部17の通話ボタン23の押下操作に応じて、インターホン子機11Bとの間で通話に関する制御を実行する。
具体的に、通知通話制御部60はマイクロフォン14を作動させる。これにより、マイクロフォン14にて受取人H2の音声が集音され、この音声に基づく音声信号が出力される。マイクロフォン14から出力された音声信号は、親機通信接続部55を介してインターホン子機11Bへ出力される。また、通知通話制御部60は、インターホン子機11Bから親機通信接続部55を介して入力される音声信号に基づき、スピーカ15を作動させる。これにより、受取人H2は、配達人H1の話す声をスピーカ15から聞くことができる。その結果、配達人H1と受取人H2との間で通話を行うことができる。
そして、通知通話制御部60は、既述の操作部17の終了ボタン24の押下操作に応じて、マイクロフォン14及びスピーカ15の作動を停止させることにより、インターホン子機11Bとの間での通話に関する制御を終了する。
子機作動制御部61は、操作部17の通話ボタン23の押下操作に応じて、親機通信接続部55を介してインターホン子機11Bへ通話指令を出力する。これにより、既述の通り、インターホン子機11Bのマイクロフォン26による配達人H1の音声の集音と、スピーカ27による受取人H2の音声出力と、撮像部29による配達人H1の顔の撮像及び撮像画像31の出力と、が実行される。
宅配物有無判別部62は、既述の宅配物検出センサ52と共に本発明の宅配物有無判別部を構成する。この宅配物有無判別部62は、親機通信接続部55を介して宅配ボックス13から入力される宅配物検出センサ52の検出信号に基づき、宅配ボックス13内の宅配物12の有無を判別し、この判別結果を表示制御部63及び電気錠制御部65にそれぞれ出力する。
また、宅配物有無判別部62は、宅配ボックス13内に宅配物12が収納されている場合、その旨を示す収納済信号を、親機通信接続部55を介してインターホン子機11Bに出力する。この収納済信号の入力を受けたインターホン子機11Bの表示制御部45は、表示入力部28に収納不能表示を実行させる。
表示制御部63は、表示入力部16の表示を制御する。表示制御部63は、既述の通話ボタン23の押下操作に伴いインターホン子機11Bから親機通信接続部55を介して入力される撮像画像31を取得し、この撮像画像31を表示入力部16に表示させる。これにより、受取人H2は、表示入力部16に表示される配達人H1の顔を確認しながら、配達人H1との通話を行うことができる。
また、表示制御部63は、詳しくは後述するが、受取人H2による操作画面20に対するタッチ操作に応じて、履歴記憶部66に記憶されている履歴情報70にアクセスして、この履歴情報70から取得した情報(扉35の開閉時間、撮像画像31)を表示入力部16に表示させる。
さらに、表示制御部63は、既述の宅配物有無判別部62が宅配ボックス13内に宅配物12が収納されているとの判別を行った場合、既述の図1に示した収納通知21を表示入力部16に表示させる。これにより、受取人H2は、宅配ボックス13内に宅配物12が収納されていることを認識できる。
操作受付部64は、表示入力部16に表示される操作画面20に対するタッチ操作による選択操作を受け付ける。この選択操作は、詳しくは後述するが、履歴記憶部66内の履歴情報70の中から表示入力部16に表示させる情報(扉35の開閉時間、撮像画像31)を選択する操作である。
電気錠制御部65は、親機通信接続部55を介してインターホン子機11Bから既述の解錠指令が入力された場合であって、且つ宅配ボックス13内に宅配物12が収納されていないと宅配物有無判別部62が判別した場合に、親機通信接続部55を介して宅配ボックス13に解錠信号を出力する。これにより、宅配ボックス13の電気錠36は、扉35を施錠状態から解錠状態に切り替える。すなわち、宅配ボックス13内に宅配物12が収納されていない場合には、配達人H1によるインターホン子機11Bでの解錠操作によって電気錠36が解錠される。その結果、配達人H1は、宅配ボックス13内に宅配物12を収納できる。
なお、電気錠制御部65は、既述の宅配物有無判別部62の判別結果に基づき、宅配ボックス13内に宅配物12が収納されている場合、解錠指令の入力に関わらず、電気錠36による扉35の施錠状態を維持させる。
また、電気錠制御部65は、親機通信接続部55を介して宅配ボックス13の開閉検出センサ51から入力される扉閉鎖信号に基づき、宅配ボックス13の扉35が閉鎖された場合には、親機通信接続部55を介して宅配ボックス13に施錠信号を出力する。これにより、電気錠36が扉35を解錠状態から施錠状態に切り替える。その結果、配達人H1及び受取人H2が扉35を閉鎖するだけで、電気錠36の施錠が自動的に実行される。
履歴記憶部66は、本発明の時間記憶部及び画像記憶部に相当するものであり、扉35の開閉が行われた時間と、インターホン子機11Bにて解錠操作を行った配達人H1の撮像画像31と、を履歴情報70に記憶させる。
図3は、履歴情報70の一例を示したグラフである。図3に示すように、履歴記憶部66は、配達人H1により宅配物12が宅配ボックス13に収納される毎に、扉35の開放が行われた扉開放時間と、扉35の閉鎖が行われた扉閉鎖時間と、配達人H1の撮像画像31とを互いに関連付けた状態で履歴情報70に記憶させる。
具体的に履歴記憶部66は、親機通信接続部55を介してインターホン子機11Bから既述の解錠指令が入力された場合に作動する。そして、履歴記憶部66は、親機通信接続部55を介して宅配ボックス13の開閉検出センサ51から扉開放信号が入力された時間を扉開放時間として履歴情報70に記憶させる。また同様に、履歴記憶部66は、親機通信接続部55を介して開閉検出センサ51から扉閉鎖信号が入力された時間を扉閉鎖時間として履歴情報70に記憶させる。
さらに、履歴記憶部66は、解錠操作を行った配達人H1の撮像画像31が親機通信接続部55を介してインターホン子機11Bから入力された場合に、この撮像画像31を履歴情報70に記憶させる。これにより、受取人H2は、履歴記憶部66に記憶されている履歴情報70に基づき、宅配ボックス13に宅配物12が収納された時間(扉開放時間及び扉閉鎖時間)と、宅配ボックス13に宅配物12を収納した配達人H1の撮像画像31とを確認できる。
(履歴情報の確認)
図4は、扉35の扉開放時間及び扉閉鎖時間と配達人H1の撮像画像31との表示操作を説明するための説明図である。
図2及び図4の上段に示すように、最初に表示入力部16の操作画面20に対して、履歴情報70の一覧を表示させる一覧表示操作がタッチ操作で入力される。操作受付部64は、操作画面20上での一覧表示操作を受け付けると、表示制御部63に対して履歴情報70の一覧表示指令を出力する。これにより、表示制御部63は、操作受付部64からの一覧表示指令を受けて、履歴記憶部66に記憶されている履歴情報70の一覧を表示入力部16に表示させる。
履歴情報70の一覧の表示後、操作受付部64は、操作画面20上でのタッチ操作等により、履歴情報70の中から表示入力部16に表示させる情報(扉開放時間、扉閉鎖時間、及び撮像画像31)を選択する選択操作を受け付け、表示制御部63に対して履歴情報70の選択指令を出力する。これにより、図4の下段に示すように、表示制御部63は、操作受付部64からの履歴情報70の選択指令を受けて、履歴記憶部66に記憶されている履歴情報70の中から選択指令に対応する情報(扉開放時間、扉閉鎖時間、及び撮像画像31)を抽出して、表示入力部16に表示させる。これにより、受取人H2は、扉35の扉開放時間及び扉閉鎖時間と、宅配ボックス13に宅配物12を収納した配達人H1の撮像画像31とを確認できる。
なお、受取人H2が確認した情報(扉開放時間、扉閉鎖時間、及び撮像画像31)は、履歴情報70から消去可能である。この場合、受取人H2が操作画面20上での消去操作を行うことで、操作受付部64による消去操作の受け付けと、操作受付部64から履歴記憶部66への消去指令の出力とが実行され、履歴記憶部66により消去操作に対応する情報が履歴情報70から削除される。
[第1実施形態の宅配ボックスシステムの作用]
図5は、上記構成の宅配ボックスシステム10での宅配物12の宅配ボックス13への収納動作の流れを示したフローチャートである。
図5に示すように、宅配ボックス13は、電気錠36により扉35が施錠状態になっている(ステップSA1)。また、宅配ボックス13の宅配物検出センサ52は、宅配ボックス13(ボックス本体34)内に宅配物12が収納されている否かを検出した検出信号を出力する(ステップSA2)。この検出信号は、子機通信接続部40及び親機通信接続部55を介して、インターホン親機11Aの宅配物有無判別部62に入力される。
宅配物有無判別部62は、宅配物検出センサ52の検出信号に基づき、宅配ボックス13内の宅配物12の有無を判別し、この判別結果を表示制御部63と電気錠制御部65とにそれぞれ出力する(ステップSB1)。そして、宅配物有無判別部62が宅配ボックス13内に宅配物12があると判別した場合、収納済信号を出力する(ステップSB2でYES、ステップSB3)。この収納済信号は、宅配物有無判別部62から親機通信接続部55及び子機通信接続部40を介して、インターホン子機11Bの子機制御部41に入力され、表示制御部45にて受け付けられる。
インターホン子機11Bの表示制御部45は、インターホン親機11Aからの収納済信号を受け付けた場合、表示入力部28に収納不能表示を実行させる(ステップSC1でYES、ステップSC2)。これにより、配達人H1は、宅配ボックス13内への宅配物12の収納が可能であるか否かを容易に判別できる。以下、宅配ボックス13内には宅配物12が収納されていないものとして説明を行う(ステップSC1でNO)。
配達人H1がインターホン子機11Bにおいて呼出ボタン30の押下操作を行うと、この押下操作に応じて通知制御部43が呼出通知を出力する(ステップSC3)。この呼出通知は、通知制御部43から子機通信接続部40及び親機通信接続部55を介してインターホン親機11Aの親機制御部56に入力され、通知通話制御部60にて受け付けられる(ステップSB4)。
そして、通知通話制御部60は、呼出通知に応じてスピーカ15を作動させ、このスピーカ15から呼出音を出力させることにより、受取人H2に対して配達人H1等の来訪者の来訪を報知する(ステップSB5)。なお、ここでは受取人H2が不在であるものとして説明を行う。
インターホン子機11Bの表示制御部45は、操作画面32の既述の表示条件が満たされた場合(例えば呼出ボタン30の押下操作がなされてから一定時間が経過してもインターホン親機11Aから通話制御部44に通話指令が入力されない場合等)、操作画面32を表示入力部28に表示させる(ステップSC4でYES、ステップSC5)。
配達人H1は、表示入力部16に操作画面32が表示されると、操作画面32に対して電気錠36の解錠操作を行う(ステップSC6)。この解錠操作は操作受付部46にて受け付けられ、操作受付部46は電気錠36の解錠指令を出力する。
操作受付部46から出力された解錠指令は、子機通信接続部40及び親機通信接続部55を介してインターホン親機11Aの親機制御部56に入力され、電気錠制御部65にて受け付けられる(ステップSB6)。そして、電気錠制御部65は、宅配物有無判別部62が宅配ボックス13内に宅配物12が収納されていないと判別している場合、インターホン子機11Bからの解錠指令に応じて、電気錠36の解錠信号を出力する(ステップSB7)。この解錠信号は、電気錠制御部65から親機通信接続部55及びボックス通信接続部50を介して、宅配ボックス13の電気錠36に入力される(ステップSA3)。
また、インターホン子機11Bでは、操作受付部46にて配達人H1の解錠操作が受け付けられると、撮像制御部47が撮像部29を制御して、この解錠操作を行った配達人H1の顔の撮像を撮像部29に実行させる。これにより、いたずら防止の効果が得られる。また、撮像部29により撮像を行う際にパイロットランプ29aを点灯させて、被撮影者に撮像部29の作動を認識させることにより、いたずら防止の効果をより高めることができる。この撮像部29の撮像により得られた配達人H1の撮像画像31は、子機通信接続部40及び親機通信接続部55を介してインターホン親機11Aの履歴記憶部66へ出力される(ステップSC7)。
インターホン子機11Bから配達人H1の撮像画像31の入力を受けたインターホン親機11Aの履歴記憶部66は、この撮像画像31を履歴情報70に記憶させる(ステップSB8)。
一方、インターホン親機11Aから解錠信号の入力を受けた宅配ボックス13の電気錠36は、扉35を施錠状態から解錠状態に切り替える(ステップSA4)。これにより、配達人H1によるインターホン子機11Bでの解錠操作により電気錠36が解錠され、宅配ボックス13の扉35が開放可能となる。
配達人H1が扉35を開放すると(ステップSA5)、開閉検出センサ51が扉開放信号を出力する(ステップSA6)。この扉開放信号は、ボックス通信接続部50及び親機通信接続部55を介してインターホン親機11Aの履歴記憶部66に入力される。これにより、履歴記憶部66は、宅配ボックス13から扉開放信号が入力された時間を扉開放時間として、この扉開放時間を先の撮像画像31に関連付けた状態で履歴情報70に記憶させる(ステップSB9)。
配達人H1は、宅配ボックス13のボックス本体34に宅配物12を収納した後、扉35を閉鎖する(ステップSA7、SA8)。これにより、開閉検出センサ51が扉閉鎖信号を出力する(ステップSA9)。この扉閉鎖信号は、ボックス通信接続部50及び親機通信接続部55を介してインターホン親機11Aの電気錠制御部65及び履歴記憶部66へそれぞれ入力される(ステップSB10)。
扉閉鎖信号の入力を受けた電気錠制御部65は、施錠信号を出力する(ステップSB11)。この施錠信号は、電気錠制御部65から親機通信接続部55及びボックス通信接続部50を介して、宅配ボックス13の電気錠36に入力される(ステップSA10)。
また、扉閉鎖信号の入力を受けた履歴記憶部66は、扉閉鎖信号が入力された時間を扉閉鎖時間として、この扉閉鎖時間を先の撮像画像31及び扉開放時間に関連付けた状態で履歴情報70に記憶させる(ステップSB12)。
一方、インターホン親機11Aから施錠信号の入力を受けた宅配ボックス13の電気錠36は、扉35を解錠状態から施錠状態に切り替える(ステップSA11)。これにより、宅配ボックス13の電気錠36の施錠を自動的に実行できる。
なお、図示は省略するが、宅配ボックス13内に宅配物12が収納されると、宅配ボックス13の宅配物検出センサ52から検出させる検出信号に基づき、宅配物有無判別部62は、宅配ボックス13内に宅配物12があると判別する。そして、この判別結果に基づき、表示制御部63は、収納通知21を表示入力部16に表示させることで、受取人H2に対して宅配ボックス13内に宅配物12が収納されていることを報知する。
受取人H2が宅配ボックス13の操作部37にて解錠操作を行うと、電気錠36が扉35を施錠状態から解錠状態に切り替える。これにより、受取人H2は、宅配ボックス13内の宅配物12を取り出すことができる。
図6は、上記構成の宅配ボックスシステム10での履歴情報70の確認の流れを示したフローチャートである。図6に示すように、受取人H2は、履歴情報70の確認を行う場合、表示入力部16の操作画面20に対して一覧表示操作を行う。この一覧表示操作が操作受付部64に受け付けられると(ステップS20)、操作受付部64から表示制御部63に対して履歴情報70の一覧表示指令が出力される。
一覧表示指令の入力を受けた表示制御部63は、履歴記憶部66内の履歴情報70を参照して、この履歴情報70の一覧を表示入力部16に表示させる(ステップS21)。
履歴情報70の一覧が表示入力部16に表示されると、受取人H2は、操作画面20に対して、履歴情報70の中から表示入力部16に表示させる情報(扉開放時間、扉閉鎖時間、及び撮像画像31)を選択する選択操作を行う。この選択操作が操作受付部64に受け付けられると(ステップS22)、操作受付部64から表示制御部63に対して履歴情報70の選択指令が出力される。
選択指令の入力を受けた表示制御部63は、履歴記憶部66内の履歴情報70を参照して、この履歴情報70の中から選択指令に対応する情報(扉開放時間、扉閉鎖時間、及び撮像画像31)を抽出する(ステップS23)。そして、表示制御部63は、履歴情報70から抽出した扉開放時間、扉閉鎖時間、及び撮像画像31を表示入力部16に表示させる(ステップS24、図4参照)。これにより、受取人H2は、宅配ボックス13の扉35の開閉が行われた時間(すなわち宅配物12の配達時間)と、配達人H1とを確認することができる。
なお、受取人H2が操作画面20上での消去操作を行うと(ステップS25でYES)、この消去操作が操作受付部64にて受け付けられた後、操作受付部64から履歴記憶部66へ消去指令が出力される。そして、消去指令の入力を受けた履歴記憶部66は、この消去指令に対応する情報を履歴情報70から消去する(ステップS26)。
[本実施形態の宅配ボックスシステムの効果]
本実施形態の宅配ボックスシステム10によれば、配達人H1によるインターホン子機11Bでの解錠操作に応じて宅配ボックス13の電気錠36が解錠されるため、普段は電気錠36により扉35を施錠状態にしておき、宅配物12の配達時、すなわち必要時に電気錠36により扉35を解錠状態にすることができる。このため、扉の開閉を自由に行うことができる従来のものと比較して、いたずら防止の効果を高めることができる。また、配達人H1の解錠操作に応じて電気錠36が解錠されるので、受取人H2が不在又は配達人H1の来訪に気が付かない場合でも宅配ボックス13に宅配物12を収納させることができる。さらに、インターホン装置11に宅配ボックス13の電気錠36の制御機能を持たせることで、一戸建て住居にインターホン装置とセキュリティ機能を充実させた宅配ボックスとをそれぞれ別個に設置する場合よりも、トータルの投資額が抑えられる。その結果、いたずら防止と、再配達の防止とを低コストに実現できる。
また、本実施形態の宅配ボックスシステム10によれば、インターホン子機11Bにて解錠操作を行った配達人H1の撮像画像31を履歴情報70に記憶させるため、受取人H2が配達人H1の確認を行うことができ、その結果、いたずら防止の効果をより高めることができる。さらに、本実施形態の宅配ボックスシステム10によれば、扉35の開閉時間を履歴情報70に記憶させるため、受取人H2は扉35の開閉が行われた時間、すなわち宅配物12が宅配ボックス13に収納された時間を知ることができる。
[別実施形態1]
図7は、別実施形態1の宅配ボックスシステム10Aの正面図である。上記実施形態では、インターホン子機11Bと宅配ボックス13とが別体に設けられているが、図7に示すように両者が一体に設けられていてもよい。なお、宅配ボックスシステム10Aは、インターホン子機11Bと宅配ボックス13とが一体化されている点を除けば上記実施形態の宅配ボックスシステム10と基本的に同じ構成であり、上記実施形態と機能又は構成上同一のものについては、同一符号を付してその説明は省略する。
このようにインターホン装置11の一部であるインターホン子機11Bと、宅配ボックス13とを一体化することにより、設置スペースの省力化を図ることができる。
[別実施形態2]
図8は、別実施形態2の宅配ボックスシステム10Bの背面図である。上記別実施形態1では、インターホン子機11Bと宅配ボックス13とを一体化しているが、別実施形態2の宅配ボックスシステム10Bでは、インターホン親機11Aと宅配ボックス13Aとを一体化している。なお、宅配ボックスシステム10Bは、宅配ボックス13とは異なる宅配ボックス13Aを備え、且つインターホン親機11Aと宅配ボックス13Aとが一体化されている点を除けば、上記実施形態の宅配ボックスシステム10と基本的に同じ構成である。このため、上記実施形態と機能又は構成上同一のものについては、同一符号を付してその説明は省略する。
宅配ボックス13Aは、その背面が一戸建て住居内に位置するように、一戸建て住居の玄関又はその周辺に設置されている。この宅配ボックス13Aは、上記実施形態の宅配ボックス13と基本的には同じ構成であるが、その背面には、受取人H2が宅配ボックス13A内に収納された宅配物12を取り出すための扉75が取り付けられている。
別実施形態2のインターホン親機11Aは、宅配ボックス13Aの背面に設けられており、宅配ボックス13Aと一体化している。これにより、インターホン親機11A及び宅配ボックス13Aの設置スペースの省力化を図ることができる。また、インターホン親機11Aと宅配ボックス13との配線接続(有線通信接続する場合)が不要になると共に、無線通信インタフェース(無線通信接続する場合)が不要になるため、より低コスト化することができる。
[別実施形態1と別実施形態2の組み合わせ]
図7に示した別実施形態1の宅配ボックスシステム10Aと、既述の図8に示した別実施形態2の宅配ボックスシステム10Bとを組み合わせてもよい。すなわち、宅配ボックス13Aの正面側にインターホン子機11Bを設け、宅配ボックス13Aの背面側にインターホン親機11Aを設けてもよい。これにより、インターホン装置11と宅配ボックス13Aとが一体化されるため、更なる設置スペースの省力化と低コスト化とを図ることができる。
[集合住宅への適用]
図9は、集合住宅100への宅配ボックスシステム10の適用例を説明するための説明図である。上記実施形態では、宅配ボックスシステム10を一戸建て住居に設置する場合について説明したが、例えば図9に示すように、宅配ボックスシステム10を集合住宅100の戸別にそれぞれ設けてもよい。本実施形態の宅配ボックスシステム10は、特に共用のエントランスが設けられていない集合住宅に適している。
なお、宅配ボックス13については戸別にそれぞれ設ける代わりに、集合住宅100の一又は複数箇所にまとめて設置されていてもよい。また、宅配ボックスシステム10の代わりに、別実施形態1の宅配ボックスシステム10A及び別実施形態2の宅配ボックスシステム10Bのいずれか又は双方を組み合わせたものを設けてもよい。
[その他]
上記各実施形態では、受取人H2が宅配ボックス13に設けられた操作部37にて解錠操作を行う場合について説明したが、例えばインターホン親機11Aの表示入力部16にて解錠操作を行えるようにしてもよい。
上記各実施形態では、インターホン装置11にタッチ操作で操作入力を行う表示入力部16,28を設けているが、レバー式或いはスイッチ式等の操作部を設けてもよい。すなわち、本発明の操作受付部はタッチパネル式の液晶モニタに限定されるものでない。なお、本発明の配達人H1による解錠操作は手動操作に限定されるものではなく、音声操作、ジェスチャー操作等の公知の操作であってもよい。
(別実施形態3)
また、本発明の操作受付部として、表示入力部28或いは専用の操作部を用いる代わりに、従来型のインターホン子機10Bの既存部材を用いてもよい。
図10は、従来型のインターホン子機11Bを備える別実施形態3の宅配ボックスシステム10Cの概略図である。図10に示すように、宅配ボックスシステム10Cは、インターホン子機11Bとして表示入力部28を備えない従来型のものを備える点を除けば上記実施形態の宅配ボックスシステム10と基本的に同じ構成であり、上記実施形態と機能又は構成上同一のものについては、同一符号を付してその説明は省略する。
別実施形態3のインターホン子機11Bは、配達人H1よる解錠操作を呼出ボタン30で受け付ける。すなわち、別実施形態3では、呼出ボタン30が既述の操作受付部46(図2参照)と共に本発明の解錠操作受付部を構成する。
別実施形態3のインターホン子機11Bでは、例えば呼出ボタン30の押下操作がなされてから一定時間が経過した場合、或いは一定時間が経過してもインターホン親機11Aから通話制御部44に通話指令が入力されない場合等の一定条件(不在条件)が満たされることに応じて、通知通話制御部60が作動する。
通知通話制御部60は、「宅配業者様なら呼び出しボタンを押してください」等の案内メッセージをスピーカ27から出力させる。なお、通知通話制御部60は、インターホン親機11Aから既述の収納済信号が入力されている場合、すなわち宅配ボックス13内に宅配物12が収納済みである場合、「満杯です」等の警告メッセージをスピーカ27から出力させる。
別実施形態3のインターホン子機11Bの操作受付部46は、スピーカ27からの既述の案内メッセージの出力に応じて配達人H1が呼出ボタン30を再び押下操作(解錠操作)した場合、解錠指令を出力する。この解錠指令は、上記実施形態と同様にインターホン親機11Aへ出力される。これにより、上記実施形態と同様に電気錠制御部65による解錠信号の出力と、宅配ボックス13の電気錠36の解錠とが実行され、宅配ボックス13の扉35が開放可能となる。その結果、配達人H1は宅配ボックス13内に宅配物12を収納できる。そして、配達人H1が宅配ボックス13の扉35を閉鎖すると、上記実施形態と同様に電気錠36が自動的に施錠される。
なお、別実施形態3においても上記実施形態と同様に撮像部29による配達人H1の撮像と、配達人H1の撮像画像31の記憶とが実行されるため、いたずら防止の効果が得られる。
このように別実施形態3では、従来型のインターホン子機10Bを用いることができるので、上記実施形態よりも低コストに実現することができる。
上記各実施形態では、インターホン装置11に1つの宅配ボックス13,13Aが接続されている例について説明を行ったが、インターホン装置11に2以上の宅配ボックス13,13Aをそれぞれ接続してもよい。
上記各実施形態では、配達人H1がインターホン子機11Bにて解錠操作を行った場合に、インターホン親機11Aから宅配ボックス13,13Aの電気錠36に対して解錠信号を出力しているが、インターホン子機11Bから宅配ボックス13,13Aの電気錠36に対して解錠信号を有線又は無線で直接出力してもよい。
上記各実施形態では、扉35による開閉式の宅配ボックス13,13Aを例に挙げて説明したが、例えば引出式の宅配ボックスなどのように預入口を開閉可能な各種の宅配ボックスに本発明を適用することができる。
10,10A,10B,10C…宅配ボックスシステム,
11…インターホン装置,
11A…インターホン親機,
11B…インターホン子機,
12…宅配物,
13,13A…宅配ボックス,
16…表示入力部,
20…操作画面,
28…表示入力部,
29…撮像部,
31…撮像画像,
32…操作画面,
33a…預入口,
35…扉,
36…電気錠,
40…子機通信接続部,
45…表示制御部,
46…操作受付部,
47…撮像制御部,
51…開閉検出センサ,
52…宅配物検出センサ,
55…親機通信接続部,
62…宅配物有無判別部,
63…表示制御部,
64…操作受付部,
65…電気錠制御部,
66…履歴記憶部,
70…履歴情報

Claims (9)

  1. 宅配物を収納する宅配ボックスであって、配達人が前記宅配物を預け入れる預入口と、前記預入口を開閉する開閉部と、前記開閉部を施錠状態と解錠状態とに切り替える電気錠と、を備える宅配ボックスと、
    前記配達人によるインターホン子機の呼出ボタンに対する押下操作を受け付けて、インターホン親機から前記宅配物の受取人に対して前記配達人の来訪を通知するインターホン装置であって、前記配達人による前記電気錠の解錠操作を受け付けて、前記電気錠に対して解錠指令を出力する解錠操作受付部を備えるインターホン装置と、
    前記押下操作がなされてから前記インターホン親機に対する前記受取人の操作がなされない状態が一定時間継続した場合に、前記呼出ボタンの前記押下操作を促すメッセージを前記インターホン子機から音声出力させる音声出力制御部と、
    を備え、
    前記解錠操作受付部は、前記メッセージに応じてなされた前記呼出ボタンに対する前記押下操作を、前記解錠操作として受け付け、
    前記電気錠は、前記解錠操作受付部から出力された前記解錠指令を受けて、前記開閉部を前記施錠状態から前記解錠状態に切り替える宅配ボックスシステム。
  2. 前記インターホン装置は、
    前記開閉部による前記預入口の開閉を検出する開閉検出部と、
    前記開閉検出部の検出結果に基づき、前記開閉部により前記預入口が開放された時間と、前記開閉部により前記預入口が閉鎖された時間と、を記憶する時間記憶部と、
    前記受取人による前記時間の表示操作を受け付ける時間表示操作受付部と、
    前記時間表示操作受付部で受け付けた前記時間の表示操作に応じて、前記時間記憶部に記憶されている時間を前記受取人に対して表示する時間表示部と、
    を備える請求項1に記載の宅配ボックスシステム。
  3. 前記インターホン装置は、
    前記解錠操作を行った前記配達人を撮像する撮像部と、
    前記撮像部により撮像された前記配達人の画像を記憶する画像記憶部と、
    前記受取人による前記画像の表示操作を受け付ける画像表示操作受付部と、
    前記画像表示操作受付部で受け付けた前記画像の表示操作に応じて、前記画像記憶部に記憶されている画像を前記受取人に対して表示する画像表示部と、
    を備える請求項1又は2に記載の宅配ボックスシステム。
  4. 前記開閉部による前記預入口の開閉を検出する開閉検出部を備え、
    前記電気錠は、前記開閉検出部により前記預入口が前記開閉部で閉鎖されたことが検出された場合、前記開閉部を前記解錠状態から前記施錠状態に切り替える請求項1から3のいずれか1項に記載の宅配ボックスシステム。
  5. 前記宅配ボックス内の前記宅配物の有無を判別する宅配物有無判別部を備え、
    前記電気錠は、前記宅配物有無判別部の判別結果に基づき、前記宅配ボックス内に前記宅配物が収納されている場合、前記配達人による前記解錠操作に関わらず、前記開閉部の前記施錠状態を維持する請求項1から4のいずれか1項に記載の宅配ボックスシステム。
  6. 前記インターホン装置の少なくとも一部と前記宅配ボックスとが一体化されている請求項1から5のいずれか1項に記載の宅配ボックスシステム。
  7. 前記インターホン装置と前記宅配ボックスとは、有線通信接続されている請求項1から6のいずれか1項に記載の宅配ボックスシステム。
  8. 前記インターホン装置と前記宅配ボックスとは、無線通信接続されている請求項1から6のいずれか1項に記載の宅配ボックスシステム。
  9. 宅配物の配達人によるインターホン子機の呼出ボタンに対する押下操作を受け付けて、インターホン親機から前記宅配物の受取人に対して前記配達人の来訪を通知するインターホン装置において、
    前記配達人が前記宅配物を預け入れる預入口と、前記預入口を開閉する開閉部と、前記開閉部を施錠状態と解錠状態とに切り替える電気錠と、を備える宅配ボックスに通信接続されており、
    前記押下操作がなされてから前記インターホン親機に対する前記受取人の操作がなされない状態が一定時間継続した場合に、前記呼出ボタンの前記押下操作を促すメッセージを前記インターホン子機から音声出力させる音声出力制御部と、
    前記メッセージに応じてなされた前記押下操作を、前記配達人による前記電気錠の解錠操作として受け付けて、前記開閉部を施錠状態から解錠状態に切り替える解錠指令を前記電気錠に対して出力する解錠操作受付部と、
    備えるインターホン装置。
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