JP6928468B2 - 毛髪用化粧料 - Google Patents

毛髪用化粧料 Download PDF

Info

Publication number
JP6928468B2
JP6928468B2 JP2017059432A JP2017059432A JP6928468B2 JP 6928468 B2 JP6928468 B2 JP 6928468B2 JP 2017059432 A JP2017059432 A JP 2017059432A JP 2017059432 A JP2017059432 A JP 2017059432A JP 6928468 B2 JP6928468 B2 JP 6928468B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
hair
phytosterol
evaluation
points
cosmetic
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2017059432A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2018162220A (ja
Inventor
慎太郎 中西
慎太郎 中西
義宣 藤井
義宣 藤井
康之 菅原
康之 菅原
逸人 町田
逸人 町田
陽子 山田
陽子 山田
志歩 森野
志歩 森野
菜摘 中澤
菜摘 中澤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nicca Chemical Co Ltd
Original Assignee
Nicca Chemical Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nicca Chemical Co Ltd filed Critical Nicca Chemical Co Ltd
Priority to JP2017059432A priority Critical patent/JP6928468B2/ja
Priority to KR1020180026378A priority patent/KR102482754B1/ko
Publication of JP2018162220A publication Critical patent/JP2018162220A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6928468B2 publication Critical patent/JP6928468B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Classifications

    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61KPREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
    • A61K8/00Cosmetics or similar toiletry preparations
    • A61K8/18Cosmetics or similar toiletry preparations characterised by the composition
    • A61K8/72Cosmetics or similar toiletry preparations characterised by the composition containing organic macromolecular compounds
    • A61K8/73Polysaccharides
    • A61K8/733Alginic acid; Salts thereof
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61KPREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
    • A61K8/00Cosmetics or similar toiletry preparations
    • A61K8/18Cosmetics or similar toiletry preparations characterised by the composition
    • A61K8/30Cosmetics or similar toiletry preparations characterised by the composition containing organic compounds
    • A61K8/63Steroids; Derivatives thereof
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61QSPECIFIC USE OF COSMETICS OR SIMILAR TOILETRY PREPARATIONS
    • A61Q5/00Preparations for care of the hair

Landscapes

  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Animal Behavior & Ethology (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • Public Health (AREA)
  • Veterinary Medicine (AREA)
  • Birds (AREA)
  • Epidemiology (AREA)
  • Cosmetics (AREA)

Description

本発明は、毛髪用化粧料に関する。
毛髪中にはステロール類、セラミド類、及び脂肪酸などの脂質が存在するが、パーマネントウエーブ処理、染毛処理などの化学的処理によりダメージを受けることにより、これらの脂質が毛髪から失われることが知られている。
従来、ダメージを受けた毛髪をケアする目的で、ヘアリンス、ヘアトリートメント、ヘアパック、ヘアマスク、多剤式ヘアトリートメント等の毛髪用化粧料が用いられている。このような毛髪用化粧料には、カチオン性界面活性剤の他、毛髪から失われた脂質を補ったりトリートメント効果を高めたりするために、高級アルコール、流動パラフィン、エステル油、ステロール類、脂質、シリコーン油、天然高分子、合成高分子又はこれらの誘導体が配合されている。これらの成分が使用中の湯または水によるすすぎ後も毛髪の表面に物理的又は電荷的に吸着し、または浸透することにより、トリートメント効果とキューティクルの剥離防止効果が得られることが知られている。
ステロール類は優れた使用感を有することから、従来多くの化粧料に配合されており、近年では安全性等の面から、特に植物由来のステロール類であるフィトステロールが用いられる傾向が高い。これらのフィトステロールは生体内に含まれる脂質であるコレステロールと類似の分子構造を有することから、皮膚や毛髪の湿潤保持や肌質、髪質の改善のために用いられている。しかし、ステロール類の融点は100℃以上と高く油性成分との混和性や溶解性が悪いという問題がある。
これを改善するために、フィトステロールにプロピレンオキサイドを付加させた誘導体を配合した化粧料が知られており、このようなプロピレンオキサイドを付加させたフィトステロールの誘導体は使用感が良好であるだけでなく、化粧料や組成物中に安定に配合できることが知られている(特許文献1)。
従来の毛髪用化粧料においては、使用時の感触は良いが仕上げ時の感触が低下するもの、毛髪に潤い感や柔軟性は付与するがべたつきが生じてしまうものがあった。また、フィトステロールやその誘導体を配合したものでも、根元に対する感触は良いが毛先に対する作用が十分でないため指通りが悪かったり、さらには、仕上げ時の良好な質感がその後十分に持続しないものが多く、ダメージが大きい毛髪には作用が十分ではなかった。
特開2011−105630号公報
本発明は、毛髪のトリートメント効果に優れ、良好な手触りを長期間持続させることができる毛髪化粧料を提供することを目的とする。
本発明者らは、上記課題を解決するために鋭意研究を重ねた結果、特定のアルギン酸オリゴ糖又はその塩と、フィトステロール又はその誘導体との組み合わせにより、毛髪のト
リートメント効果が増強されるばかりでなく、その効果が持続することを見出し、この知見に基づき本発明を完成させるに至った。
すなわち、本発明は、1質量%水溶液の20℃における粘度が80mPa・s以下であるアルギン酸オリゴ糖又はその塩及びフィトステロール又はその誘導体を含有することを特徴とする毛髪用化粧料を提供する。
本発明において、フィトステロール誘導体がフィトステロールとダイマー酸とのエステルであるものは、特に好ましい。
また、本発明は、1質量%水溶液の20℃における粘度が80mPa・s以下であるアルギン酸オリゴ糖又はその塩を含有する化粧料とフィトステロール又はその誘導体を含有する化粧料を組み合わせた多剤式毛髪用化粧料も提供する。
本発明によれば、毛髪のトリートメント効果に優れ、パーマや染毛などの化学的処理によるダメージが大きい毛髪に対しても優れた修復効果を発揮し、かつ、良好な手触りを長期間持続させることができる毛髪化粧料を提供することができる。
本発明の毛髪用化粧料は、(A)1質量%水溶液としたときの20℃における粘度が80mPa・s以下であるアルギン酸オリゴ糖又はその塩(以下、「(A)成分」ということもある)と、(B)フィトステロール又はその誘導体(以下、「(B)成分」ということもある)とを含有する。
本発明においては、アルギン酸オリゴ糖又はその塩の1質量%水溶液の20℃における粘度が80mPa・s以下であることが重要であり、この粘度を超えると、毛髪用化粧料としたときに、毛髪表面にアルギン酸オリゴ糖又はその塩が残留しやすくなり、硬く乾燥したような手触りとなって、かえって感触が悪くなる。また、前記粘度は、好ましくは、1.0〜50mPa・s、より好ましくは、1.0〜20mPa・s、さらに好ましくは、1.0〜10mPa・sである。
本発明において、アルギン酸オリゴ糖又はその塩の1質量%水溶液の粘度は、以下のようにして測定する。すなわち、JIS Z 8803(2011)に準拠し、測定装置としてB型粘度計(例えば、東機産業株式会社製の商品名「BL型粘度計」)を用いて、温度20℃、回転数60rpmの条件で、粘度に応じて精度良く測定するためにローター番号を後述の範囲で適宜変更して測定する。
<回転数60rpmでのローター番号とその測定範囲>
BLアダプタ 0〜10 mPa・s
No.1ローター 0〜100 mPa・s
No.2ローター 0〜500 mPa・s
No.3ローター 0〜2,000 mPa・s
No.4ローター 0〜10,000 mPa・s
アルギン酸又はその塩は、β−D-マンヌロン酸とα−L−グルロン酸とを構成要素として含む高分子であり、例えば、昆布、わかめなどの褐藻類から抽出される。本発明におけるアルギン酸オリゴ糖又はその塩は、このような高分子量のアルギン酸又はその塩を、酵素分解処理、あるいは、酸もしくはアルカリにより加水分解処理することで得られるが、その製法はこれに限らない。アルギン酸オリゴ糖は分子量が小さいと粘度が低くなる傾
向があるので、アルギン酸の分解の程度を加減することで所望の粘度範囲のものを得ることができる。
アルギン酸オリゴ糖の塩としては、アルカリ金属塩やアルカリ土類金属塩を挙げることができ、ナトリウム塩、カリウム塩、マグネシウム塩であることが好ましい。
本発明において、(B)成分として用いられるフィトステロールとは、植物性ステロール類の総称をいい、例えば、スチグマスタノール((22E)-スチグマスタ−5,22−ジエン−3β−オール)、カンペステロール(カンペスタ−5−エン−3β−オール)、β−シトステロール(スチグマスタ−5−エン−3β−オール)、ブラシカステロール((22E)−エルゴスタ−5,22−ジエン−3β−オール)などを挙げることができる。このようなフィトステロールは小麦胚芽などの植物体から、抽出、精製したものを用いることができる。
また、本発明において、フィトステロールの誘導体としては、前記フィトステロールと炭素数3〜40の飽和又は不飽和の脂肪酸、ダイマー酸又はアミノ酸とのモノあるいはジエステル、前記フィトステロールの配糖体(グリコシド)を挙げることができる。
前記炭素数3〜40の脂肪酸は、直鎖状であっても分岐鎖を有していてもよく、また、炭化水素基の一部がヒドロキシ基で置換されていてもよい。
前記ダイマー酸とは、炭素数16〜18の不飽和脂肪酸を分子間重合反応により二量化して得られる公知の二塩基酸、及び、これを水素添加して得られる水添加二塩基酸をいう。このようなダイマー酸としては、例えば、ダイマージリノール酸、水添ダイマージリノール酸等を挙げることができる。
前記アミノ酸としては、アラニン、グルタミン酸、N−アシルアラニン、N−アシル(炭素数8〜20)−N−アルキル(炭素数1〜4)アラニン、N―アシル(炭素数8〜20)グルタミン酸等を挙げることができる。
このようなフィトステロール誘導体としては、例えば、酪酸フィトステリル、オレイン酸フィトステリル、イソステアリン酸フィトステリル、ヒドロキシステアリン酸フィトステリル、ノナン酸フィトステリル、コメヌカ油脂肪酸フィトステリル、ヒマワリ種子油脂肪酸フィトステリル、マカデミアナッツ脂肪酸フィトステリル、フィトステリルカノラ油脂肪酸グリセリズ、分岐脂肪酸(C12−31)フィトステリル、分岐脂肪酸(C10−40)フィトステロールエステルズ;ダイマージリノール酸ジフィトステリル、ダイマージリノール酸ダイマージリノレイルビスフィトステリル;ミリストイルメチル−β−アラニンフィトステリル、ラウロイルグルタミン酸ジフィトステリル、ラウロイルグルタミン酸フィトステリル;フィトステリルグルコシド、フィトステリルグルコシド/グルコシルセラミド等を挙げることができる。
このような(B)成分としては、毛髪用化粧料としたときの毛髪のトリートメント効果及びその持続性の観点から、フィトステロールとダイマー酸とのエステル(モノ又はジエステル)であることが好ましい。
本発明においては、(A)成分と(B)成分とは、それぞれ、1種を用いてもよいし2種以上を組み合わせて用いてもよい。
本発明の毛髪用化粧料においては、(A)成分の配合量が0.01〜5質量%であることが好ましく、より好ましくは0.05〜2質量%、もっとも好ましくは0.1〜0.5質量%である。
また、毛髪用化粧料における(B)成分の配合量は、(A)成分の配合量を100質量部として、0.6〜30000質量部が好ましく、より好ましくは5〜9000質量部、
さらに好ましくは15〜4000質量部である。なお、毛髪用化粧料中の(B)成分の配合量は、0.03〜3質量%程度となるようにすることが好ましい。
本発明の毛髪用化粧料は、(A)成分と(B)成分とを別々に含む化粧料を組み合わせた多剤式毛髪用化粧料であってもよい。この場合、(A)成分を含む化粧料(A剤とする)と(B)成分を含む化粧料(B剤とする)を毛髪に適用する順番としては、特に制限はなく、A剤の後にB剤を使用してもよいし、B剤の後にA剤を使用してもよいが、毛髪のトリートメント効果及びその持続性の点から、A剤の後にB剤を使用することがより好ましい。
本発明の毛髪用化粧料には上記の(A)成分及び(B)成分の他に、アニオン性界面活性剤、カチオン性界面活性剤、ノニオン性界面活性剤または両性界面活性剤などの界面活性剤、アニオン性ポリマー、カチオン性ポリマー、ノニオン性ポリマーまたは両性ポリマーなどの水溶性ポリマー、天然抽出油、高級脂肪酸、炭化水素、エステル油、グリセライド、ワックス、高級アルコール類、脂肪酸アミドまたは各種変性シリコーンオイルなどの油分、コラーゲン加水分解物、ケラチン加水分解物、絹加水分解物またはエラスチン加水分解物などの蛋白質加水分解物あるいはその誘導体、さらには保湿剤、低級アルコール、増粘剤、pH調整剤、紫外線吸収剤、キレート剤、防腐剤、顔料、染料、香料、動物エキス、植物エキスなど、従来用いられている化合物を適宜配合することができる。
本発明の毛髪用化粧料の形態としては、毛髪に適用できる剤型であれば特に制限はないが、例えば、シャンプー、リンスオフトリートメント、スタイリング剤、リーブオントリートメント、多剤式トリートメント、パーマ剤、染毛剤、毛髪前後処理剤等を挙げることができる。
以下に、本発明を実施例によりさらに説明するが、本発明はこれらの実施例によりなんら制限されるものではない。
実施例及び比較例
表1〜表3に記載した処方に従い、実施例1〜14及び比較例1〜7のリンスオフトリートメント、実施例15〜18及び比較例8の多剤式毛髪用化粧料を調製した。
なお、表中の成分は次の通りである。
(1)ベヘントリモニウムクロリド: ドコシルトリメチルアンモニウムクロリド
(2)ステアルトリモニウムクロリド: オクタデシトリメチルアンモニウムクロリド
(3)ジメチコン: 高重合ジメチルポリシロキサン(25℃における粘度20000〜60000mPa・s)
(4)アモジメチコン: アミノ変性シリコーンオイル(25℃における粘度50000〜100000mPa・s、アミノ基含有量0.25〜0.35質量%)
(5)ラウロイルメチルアラニンNa: N−ドデカノイル−N−メチル−β−アラニンナトリウム
<評価方法>
(1)評価用ウィッグの作製
ウィッグ(トリプル・カット:レジーナ社製)を必要数用意し、これらの毛髪に、日華化学社製「デミ ブリーチパウダー(商品名)」、「アソート アリア C 12/LT(商品名)」、「アソート アリア C OX−6.0(商品名)」を1:1:6の質量比で用事調製したもの160gを塗布し、32℃で30分加温した。その後、10質量%ラウレス硫酸ナトリウム水溶液を用いてウィッグの毛髪を洗浄し乾燥させ、ヘアカラーに
よる化学的処理によって損傷を受けさせた評価用ウィッグを作製した。
(2)リンスオフトリートメントの性能評価試験
評価用ウィッグによる評価の際には、それらの毛髪に比較例1〜7、及び実施例1〜14のリンスオフトリートメントで処理するようにした。
また、比較例1〜7、及び実施例1〜14のリンスオフトリートメントについて、これら薬剤のすすぎ時の感触のなめらかさ、ドライ中の指通り感の良さ、ドライ後のしっとり感、ドライ後のなめらかさ、ドライ後のべたつき感の無さ、しっとり感の経日での持続性の6項目について評価を行った。評価は、10名の専門パネルによる官能評価により行った。具体的には、以下に示す評価点基準に従い各専門パネルが採点し、以下の総合評価基準に従い、得られた評価点の合計値からリンスオフトリートメントの性能を評価した。尚、しっとり感の経日での持続性については、処理後の評価ウィッグについて、10質量%ラウレス硫酸ナトリウム水溶液で洗浄してすすぎ、乾燥する一連の操作を10回繰り返した後に、前記の性能評価試験を実施した。
[評価点基準]
5点:非常によい、4点:よい、3点:普通、2点:悪い、1点:非常に悪い。
[各試験項目の総合評価基準]
評価5:点数の合計が40点以上
評価4:点数の合計が30点以上40点未満
評価3:点数の合計が25点以上30点未満
評価2:点数の合計が20点以上25点未満
評価1:点数の合計が20点未満
[リンスオフトリートメントの性能総合評価基準]
◎:各評価項目の総合評価の合計が20点以上
○:各評価項目の総合評価の合計が15点以上20点未満
△:各評価項目の総合評価の合計が10点以上15点未満
×:各評価項目の総合評価の合計が10点未満
(3)多剤式毛髪用化粧料の性能評価試験
評価用ウィッグによる評価の際には、それらの毛髪に比較例8、及び実施例15〜18の多剤式毛髪用化粧料で処理するようにした。
また、比較例8、及び実施例15〜18の多剤式毛髪用化粧料について、これらの薬剤で処理したときの薬剤のすすぎ時の感触のなめらかさ、ドライ中の指通り感の良さ、ドライ後のしっとり感、ドライ後のなめらかさ、ドライ後のべたつき感の無さ、しっとり感の経日での持続性の6項目について評価を行った。評価は、10名の専門パネルによる官能評価により行った。具体的には、以下に示す評価点基準に従い各専門パネルが採点し、以下の総合評価基準に従い、得られた評価点の合計値から多剤式毛髪処理剤化粧料の性能を評価した。尚、しっとり感の経日での持続性については、処理後の評価ウィッグについて、10質量%ラウレス硫酸ナトリウム水溶液で洗浄してすすぎ、乾燥する一連の操作を10回繰り返した後に、前記の性能評価試験を実施した。
[評価点基準]
5点:非常によい、4点:よい、3点:普通、2点:悪い、1点:非常に悪い。
[各試験項目の総合評価基準]
評価5:点数の合計が40点以上
評価4:点数の合計が30点以上40点未満
評価3:点数の合計が25点以上30点未満
評価2:点数の合計が20点以上25点未満
評価1:点数の合計が20点未満
[多剤式毛髪処理剤化粧料の性能総合評価基準]
◎:各評価項目の総合評価の合計が20点以上
○:各評価項目の総合評価の合計が15点以上20点未満
△:各評価項目の総合評価の合計が10点以上15点未満
×:各評価項目の総合評価の合計が10点未満
Figure 0006928468
Figure 0006928468
Figure 0006928468
(A)1質量%水溶液の20℃における粘度が80mPa・s以下であるアルギン酸オリゴ糖又はその塩及び(B)フィトステロール又はその誘導体を含む本発明のリンスオフトリートメント、並びに(A)1質量%水溶液の20℃における粘度が80mPa・s以下であるアルギン酸オリゴ糖又はその塩を含有する化粧料と(B)フィトステロール又はその誘導体を含有する化粧料を組み合わせた本発明の多剤式毛髪用化粧料は、染毛によってダメージを受けた毛髪に対して十分なトリートメント効果を発揮し、かつ、その効果は持続されていた。
一方、いずれか片方のみを配合したトリートメントや、両方を配合する場合であっても、アルギン酸オリゴ糖又はその塩として、1質量%水溶液の20℃における粘度が80mPa・sを超えるアルギン酸又はその塩を用いたトリートメントは、染毛によってダメージを受けた毛髪に対して十分なトリートメント効果を付与できず、毛髪の手触りが劣るものであった。
本発明によれば、毛髪のトリートメント効果に優れ、パーマや染毛などの化学的処理によるダメージが大きい毛髪に対しても優れた修復効果を発揮し、かつ、良好な手触りを長期間持続させることができる毛髪化粧料を提供することができる。

Claims (3)

  1. (A)1質量%水溶液の20℃における粘度が80mPa・s以下であるアルギン酸オリゴ糖又はその塩及び(B)フィトステロール又は前記フィトステロールと炭素数3〜40の飽和若しくは不飽和の脂肪酸、ダイマー酸又はアミノ酸とのモノあるいはジエステル及び前記フィトステロールの配糖体(グリコシド)から選ばれるフィトステロールの誘導体を含有し、(B)成分の配合量は、(A)成分の配合量を100質量部として、5〜9000質量部であることを特徴とする毛髪用化粧料。
  2. 前記フィトステロール誘導体が、フィトステロールとダイマー酸とのエステルである請求項1に記載の毛髪用化粧料。
  3. (A)1質量%水溶液の20℃における粘度が80mPa・s以下であるアルギン酸オリゴ糖又はその塩を含有する化粧料と(B)フィトステロール又は前記フィトステロールと炭素数3〜40の飽和若しくは不飽和の脂肪酸、ダイマー酸又はアミノ酸とのモノあるいはジエステル及び前記フィトステロールの配糖体(グリコシド)から選ばれるフィトステロールの誘導体を含有する化粧料を組み合わせた多剤式毛髪用化粧料であって、(B)化粧料中の上記成分の配合量は、(A)化粧料中の上記成分の配合量を100質量部として、5〜9000質量部である、多剤式毛髪用化粧料。
JP2017059432A 2017-03-24 2017-03-24 毛髪用化粧料 Active JP6928468B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017059432A JP6928468B2 (ja) 2017-03-24 2017-03-24 毛髪用化粧料
KR1020180026378A KR102482754B1 (ko) 2017-03-24 2018-03-06 모발용 화장료

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017059432A JP6928468B2 (ja) 2017-03-24 2017-03-24 毛髪用化粧料

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2018162220A JP2018162220A (ja) 2018-10-18
JP6928468B2 true JP6928468B2 (ja) 2021-09-01

Family

ID=63860813

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2017059432A Active JP6928468B2 (ja) 2017-03-24 2017-03-24 毛髪用化粧料

Country Status (2)

Country Link
JP (1) JP6928468B2 (ja)
KR (1) KR102482754B1 (ja)

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5648260B2 (ja) * 2007-08-02 2015-01-07 山栄化学株式会社 アルギン酸オリゴ糖(塩)含有毛髪化粧料
JP5409287B2 (ja) 2009-11-16 2014-02-05 花王株式会社 毛髪化粧料

Also Published As

Publication number Publication date
JP2018162220A (ja) 2018-10-18
KR102482754B1 (ko) 2022-12-28
KR20180108442A (ko) 2018-10-04

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6900383B2 (ja) 毛髪強化組成物及び毛髪を強化するための方法
JP5506786B2 (ja) 持続性保湿組成物
WO2018118160A1 (en) Cosmetic compositions for treating keratinous substrates
JP2007015986A (ja) 脂質分散組成物、及び、脂質水分散組成物、並びにそれらを配合してなる毛髪化粧料
JP4331625B2 (ja) 毛髪化粧料
MX2012014616A (es) Aditivo de composicion para cuidado personal para aplicarse sobre sustratos de queratina para proveer beneficios de larga duracion.
JP2006151871A (ja) 化粧料組成物
JP4859172B2 (ja) 毛髪処理剤
JP5537069B2 (ja) ヘアトリートメント組成物
JP2000319142A (ja) パーマ剤組成物
JP6928468B2 (ja) 毛髪用化粧料
JP2011098928A (ja) 毛髪化粧料
JP5562609B2 (ja) 毛髪化粧料
JP2015160818A (ja) 毛髪化粧料
JP4969305B2 (ja) 毛髪化粧料組成物
JP4969306B2 (ja) 毛髪化粧料組成物
JP5616607B2 (ja) 毛髪化粧料
JP4675280B2 (ja) ヘアコンディショニング組成物
JP5732314B2 (ja) 毛髪化粧料
JP2008266241A (ja) 毛髪化粧料組成物
JP7294642B2 (ja) 毛髪化粧料
JP5409287B2 (ja) 毛髪化粧料
JP5269549B2 (ja) 毛髪化粧料組成物
JP5492400B2 (ja) 毛髪化粧料組成物
JP2008266238A (ja) 毛髪化粧料組成物

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20200228

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20201125

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20201208

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20210406

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20210625

C60 Trial request (containing other claim documents, opposition documents)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: C60

Effective date: 20210625

A911 Transfer to examiner for re-examination before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

Effective date: 20210705

C21 Notice of transfer of a case for reconsideration by examiners before appeal proceedings

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: C21

Effective date: 20210713

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20210803

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20210806

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6928468

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150