JP6928420B1 - 応急用義歯セット、応急用義歯装着キット及び義歯の装着方法 - Google Patents

応急用義歯セット、応急用義歯装着キット及び義歯の装着方法 Download PDF

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Abstract

【課題】有床義歯を紛失または破損した無歯顎の被災者に対しての歯科的支援に対応した応急用の上下顎の義歯セットとそれを適切な位置に誘導するための装着キットを提供する。【解決手段】上顎総義歯と頭蓋との関係を適切な位置関係で対峙させるための咬合平面板、コネクター及び上顎義歯アダプターと、上顎総義歯と下顎総義歯とを適切な咬頭嵌合位で固定するバイトアダプター、義歯床粘膜面との干渉部を削除する歯科用エンジン及び研削材、義歯床粘膜面との不足部を補う義歯床補填用材料が一体となった装着キットを提供する。【選択図】図1

Description

本発明は補綴歯科治療の分野に関するものであり、特に有床義歯を紛失または破損した被災者に対しての歯科的支援に対応した歯科医療機器に関するものである。
日本は世界的にも有数の災害大国であり、平成5年の北海道南西沖地震や平成23年に発生した東日本大震災に代表されるような地震は大津波を伴い、甚大な被害がもたらされている。また、近年では台風や局所的な豪雨による河川の氾濫も年々深刻化しており、地震、津波と同様に家屋の倒壊や家財、および身の周りの必需品の流失などが発生している。
こうした被害の中には義歯の紛失も含まれている。災害発生時は身体の安全確保が最優先となる為、着の身着のまま、取るもの取り敢えず避難所へ避難することとなる。
被災者が義歯の紛失に気付くのは、気の動転が落ち着き避難所で初めて食べ物を口にする時と言われている。被災者に配給される固く冷えた非常食を歯の無い口腔内組織で摂食・嚥下する事は非常に困難であり、誤嚥などの二次被害の危険性もある。義歯を失った高齢者にとっては精神的にも苦痛となり生命維持にかかわる大きな問題である。
平成29年日本学術会議では、広域災害時に求められる歯科医療体制が議論され「義歯を紛失または破損した被災者に対する歯科的支援」が大きなテーマとして挙げられている。その後、各地の自治体で作成された災害時歯科医療支援計画には、「義歯の紛失や不適合による咀嚼障害は避難拠点における最大のニーズ」と明記されるようになった。
従来の基本的な義歯の製作方法は患者の口腔内で上顎と下顎の顎堤形状を印象採得し、咬合採得し、石膏模型を作製し、蝋で作られた咬合床に人工歯を排列し、ロストワックス法により義歯床部を蝋からアクリルレジンに置換し、咬合調整、研磨を経て義歯を完成させる方法である。これは通常、製作に5〜6回の通院と、概ね2週間以上の製作期間が必要であり、前述のような災害時に対応できる方法ではない。
そこで近年の学会では、歯科医療支援における暫間義歯の作製方法が報告されており、既存の臼歯部4歯連結人工歯を用いる方法や、顎模型などの人工歯部を印象して陰型を作製し常温重合レジンを流し込んで作製した自家製のレジン歯を使用するなどの方法が開示されている。しかしいずれの方法も、従来の人工歯排列工程などの一部を省略しているに留まっており、工程が多く煩雑である。また、ライフラインが断絶した環境では機材が使えないため対応は困難といえる。
特許文献1には、義歯作製工程を簡略化し、多くの患者に適合可能な義歯床又は義歯を提供することを目的として、床後縁の左右側の翼突上顎切痕に相当する2点の間を結ぶ線分の長さを1とした場合の、唇側床縁の正中にあたる上唇小帯に相当する点と前記左右側の側翼突上顎切痕間の線分の中点Mとを結ぶ線分の長さを規定した上顎基準義歯床と、床後縁の左右側の臼後隆起に相当する2点を結ぶ線分の長さを1とした場合の、唇側床縁の正中にあたる下唇小帯に相当する点と前記左右側の臼後隆起に相当する2点を結ぶ線分の中点Mとを結ぶ線分の長さを規定した下顎基準義歯床とを用いた義歯なるものが開示されている。しかし、これは上顎、下顎それぞれの義歯床縁の形状を寸法比率で示したに過ぎず、歯槽頂など粘膜面側の起伏に対する形状が規定されていなかったため、実際には3次元的な義歯形状を多くの患者に適合するように定めることができなかった。また、上顎の寸法に対する下顎の寸法との関係も明示されておらず、上下顎の適切な寸法配分を求める事は困難であった。同様の技術が特許文献2、特許文献3、特許文献4、特許文献5、にも開示されているが、これらの基本要件は何れも同一であることから、問題点の解決には至っていないのが現状である。
特願2014―41082 特願2015―73905 特願2015―73906 特願2015―167534 特願2015―167535
本発明が解決しようとする課題は、従来の技工術式では必要な大掛かりな専用器材と、煩雑で熟練を要する技術を必要とせず、有床義歯を紛失または破損した不特定多数の無歯顎患者の顎堤形状に対し、僅かな形態修正のみで口腔内に調和し、即座に食物の経口摂取が可能な上下顎の応急的義歯のセットと、それを適切な位置に誘導することを可能とする応急用義歯装着キット及びその適切な使用方法を提供することである。
上記課題を解決する本発明について、以下に説明する。
ここでは分かり易さのため、明細書、図面に付した参照符号を括弧書きで併せて記載するが、本発明はこれに限定されるものではない。
本発明者らは、前記の課題のうち、不特定多数の無歯顎患者の顎堤形状に対して僅かな形態修正のみで口腔内に調和する、標準的な総義歯の粘膜面の形状を求め、無歯顎患者の顎堤形状について以下の調査を行った。
上顎、下顎共に無歯顎患者の顎堤形状には歯槽頂線と呼ばれる馬蹄形の稜線を頂点とする起伏で構成されている。この歯槽頂線は、歯周疾患や抜歯処理など何らかの理由により歯牙を喪失し、その歯牙を支えていた歯槽骨が吸収し、元々萌出していた歯牙の歯列弓の形状に沿ってその内側または外側で稜線状に連なる起伏として残存したものである。義歯の粘膜面が歯槽頂の起伏に調和していない場合、疼痛を引き起こすこととなる。
本発明者らは、顎堤形状の異なる不特定多数の無歯顎患者に対し、僅かな形態修正のみで口腔内に調和させることが可能な義歯を提供するためには、特に歯槽頂線の形状を適切に付与し、患者の実際の顎堤との間に干渉が生じることを軽減する必要が有ると考えた。しかし平均的な顎堤吸収の度合いを明確に数値化した知見は無かった。
そこで、有床義歯学の研究、および臨床経験の豊かな歯科医により、不特定多数の無歯顎症例の上下顎の模型の中から最も発現頻度の高いと考えられる形状を大きさ別に分類し、各大きさの別の顎堤形状について3次元形状計測器を用いて測定し、計測で得た3次元形状データを仮想XYZ座標中に配置し、上顎と下顎それぞれの歯槽頂線の分布状態を統計的に分析した結果、各サイズ別の歯槽頂線は相似形であり、それぞれ2つの放物線に囲まれた一定の範囲に集約されていることが判った。
更に、無歯顎者の上顎、下顎それぞれの歯槽頂線と義歯床外形線の形状との関係から、
上顎顎堤の左右側の翼突上顎切痕間の2点間を結ぶ寸法と、その中点から上顎顎堤における上唇小帯に相当する点までの寸法との関係を分析し、
下顎の顎堤の左右側の臼後隆起間の2点間を結ぶ寸法と、その中点から下唇小帯に相当する点までの寸法との関係を分析し、
更に、上顎の左右側の翼突上顎切痕間の2点間を結ぶ寸法に対する下顎の左右側の臼後隆起間の2点間を結ぶ寸法と、その中点から下唇小帯に相当する点までの寸法との関係を分析した。
その結果、上顎の左右側の翼突上顎切痕間の2点間を結ぶ寸法を基準とした場合に、上顎の左右側の翼突上顎切痕間の2点間を結ぶ線分の中点から上顎顎堤における上唇小帯に相当する点までの寸法と、下顎の左右側の臼後隆起間の2点間を結ぶ寸法、および下顎の左右側の臼後隆起間の2点間を結ぶ線分の中点から下唇小帯に相当する点までの寸法は、それぞれ一定の範囲内の比率である事が判った。
以上の事から、義歯粘膜面の歯槽頂線が、仮想の3次元座標中に4次関数曲線で構成された一定の範囲内に配置され、且つ、上顎と下顎の寸法配分が適切である複数サイズの上下顎総義歯のセットを提供すれば、高い割合で不特定多数の無歯顎患者の顎堤形状に調和すると考え、本発明の上顎総義歯(UD)と下顎総義歯(LD)の応急用義歯セットに想到した。
また、本発明の応急用義歯セットを頭蓋と適切な位置関係で装着するためには、口腔内での上顎総義歯(UD)または下顎総義歯(LD)の仮想咬合平面が位置関係を口腔外から見て判断する必要があるが、これについては、上顎総義歯を頭蓋に対し適切な位置に誘導する咬合平面板、コネクター及び上顎義歯アダプターと、上顎総義歯と下顎総義歯とを適切な咬頭嵌合位で固定するバイトアダプター、義歯床粘膜面との干渉部を削除する歯科用エンジン及び研削材、義歯床粘膜面との不足部を補う義歯床補填用材料が一体となった装着キットを提供することにより十分な器材が無い被災現場でも即座に経口摂食の維持が可能な義歯の提供が可能となると考え、本発明の応急用義歯装着キット及びそれを用いた応急用義歯装着セットの装着方法に想到した。
すなわち、本発明の第一の手段は、
不特定多数の無歯顎患者に提供される上顎総義歯(UD)と下顎総義歯(LD)の応急用義歯セットであって、
仮想咬合平面をXY平面、前頭断面をYZ平面とする仮想XYZ直交座標系の空間中に上顎総義歯(UD)と下顎総義歯(LD)をそれぞれ表した場合、
上顎総義歯(UD)の唇側床縁の正中にあたる上唇小帯に相当する点(UF)を座標(X=0mm、Y=0mm、Z=10mm)に配置し、
床後縁の左側翼突上顎切痕に相当する点(UL)と右側翼突上顎切痕に相当する点(UR)とを結ぶ線分(UL)(UR)はX軸に平行とし、且つ、Z=10mmとなるように上顎総義歯(UD)を配置したとき、
点(UF)と線分(UL)(UR)の中点(UM)とを結ぶ線分(UF)(UM)は線分(UL)(UR)と直交し、
線分(UL)(UR)の長さを1とした場合、
線分(UF)(UM)の長さは0.99〜1.21であり、
歯槽頂の正中に相当する点(UI)はX=0mmのYZ平面上にあり、上顎の歯槽頂線(UAC)は粘膜面の歯槽頂の正中に相当する点(UI)を頂点とし、左右両側の末端において点(UL)と点(UR)を通過する放物線であり、
歯槽頂線(UAC)をXY平面に投影した曲線(UAC´)は、
4次関数曲線Y = 0.000365067225374771 X4 + 0.000000000000005027 X3 + 0.006602158806514050 X2 − 0.000000000000602185 X + 10.620079242036700000を内側とし、
4次関数曲線Y = 0.000084193624284273 X4 − 0.000000000000001435 X3 + 0.007364651824203370 X2 + 0.000000000006894041 X + 0.621654266293923000を外側とする、
2つの曲線で囲まれた領域内にあり、
下顎総義歯(LD)の唇側床縁の正中にあたる下唇小帯に相当する点(LF)を座標(X=0mm、Y=0mm、Z=-10mm)に配置し、
床後縁の左側臼後隆起に相当する点(LL)と床後縁の右側臼後隆起に相当する点(LR)とを結ぶ線分(LL)(LR)はX軸に平行とし、且つ、Z=0mmとなるように下顎総義歯(LD)を配置したとき、
座標(X=0mm、Y=0mm、Z=0mm)である原点(O)と線分(LL)(LR)の中点(LM)とを結ぶ線分(O)(LM)は線分(LL)(LR)と直交し、
歯槽頂の正中に相当する点(LI)はX=0mmのYZ平面上にあり、
線分(LL)(LR)の長さは0.98〜1.20であり、線分(O)(LM)の長さは1.00〜1.22であり、
下顎の歯槽頂線(LAC)は歯槽頂の正中に相当する点(LI)を頂点とし、左右両側の末端において点(LL)と点(LR)を通過する放物線であり、
歯槽頂線(LAC)をXY平面に投影した曲線(LAC´)は、
4次関数曲線Y = 0.000182687181633390 X4 ‐ 0.000000000000003459 X3 + 0.015225452311138400 X2 ‐ 0.000000000007804424 X + 11.853157192668200000を内側とし、
4次関数曲線Y = 0.000054738982573847 X4 ‐ 0.000000000000000214 X3 + 0.009466764450595130 X2 + 0.000000000006493472 X + 1.899966273448990000を外側とする、
2つの放物線で囲まれた領域内にあることを特徴とする。
本発明の第二の手段は、第一の手段の応急用義歯セットを簡便に患者に提供するための応急用義歯装着キットであり、
咬合平面板(P)、上顎総義歯アダプター(A)、コネクター(C)、バイトアダプター(B)、歯科用エンジン(R)、歯科用研削材(M)、義歯床補填用材料(D)の4つの部材で構成され、このうち少なくとも
咬合平面板(P)は馬蹄形状の水平面(H)を備え、且つ、正中部に水平面(H)と前頭面に直交する面(V)を備え、水平面(H)の下面にコネクター(C)と接続するための凹凸形状の接続部を備え、
コネクター(C)は、上顎総義歯(UD)の仮想咬合平面と垂直な凹凸形状の接続部を両端に備え、上顎総義歯(UD)と咬合平面板(P)の水平面(H)が平行になるように、上顎総義歯アダプター(A)と接続し、
上顎総義歯アダプター(A)は、上面に上顎総義歯(UD)の人工歯部咬合面の陰型形状を備え、下面に上顎総義歯(UD)の仮想咬合平面を示す水平面(H)およびコネクター(C)と接続するための凹凸形状の接続部を正中に備え、仮想咬合平面を示す水平面(H)と、咬合平面板(P)の水平面(H)が平行になるように、上顎総義歯(UD)とコネクター(C)とを接続し、
バイトアダプター(B)は上面及び下面に凹形状を備え、凹形状は上顎総義歯(UD)と下顎総義歯(LD)の臼歯部を咬頭嵌合位で固定した状態の咬合面及び歯冠軸面の陰型が含まれることを特徴とする。
本発明の第三の手段は、第二の手段の応急用義歯装着キットの使用方法であり、下記i)〜iii)の操作手順が含まれることを特徴とする。
i)咬合平面板(P)、コネクター(C)、上顎総義歯アダプター(A)、上顎総義歯(UD)をそれぞれ接続して患者の口腔内に試適し、歯科用エンジン(R)、歯科用研削材(M)を用いて上顎顎堤と義歯床粘膜面の干渉部を除去し、患者の頭蓋と口腔内の上顎応急用義歯の位置関係を決定した後、上顎総義歯(UD)の粘膜面に義歯床補填用材料(D)を築盛し、咬合平面板(P)、コネクター(C)、上顎総義歯アダプター(A)が接続された上顎総義歯(UD)を口腔内に装着し、硬化させる。
ii)咬合平面板(P)、コネクター(C)、上顎総義歯アダプター(A)、上顎総義歯(UD)を口腔外に撤去した後に上顎総義歯(UD)から咬合平面板(P)、コネクター(C)、上顎総義歯アダプター(A)、を取り外し、上顎総義歯(UD)と下顎総義歯(LD)とをバイトアダプター(B)を用いて咬頭嵌合状態で固定し、患者の口腔内に試適し、歯科用エンジン(R)、歯科用研削材(M)を用いて下顎の顎堤と義歯床粘膜面の干渉部を除去する。
iii)バイトアダプター(B)により上顎総義歯(UD)と咬頭嵌合状態で固定された下顎総義歯(LD)の粘膜面に義歯床補填用材料(D)を築盛し、患者の口腔内に装着し、義歯床補填用材料(D)を硬化させ、患者の口腔内に装着する。

本発明の上下顎の応急的義歯のセットにより、不特定多数の無歯顎患者の顎堤形状に対し、僅かな形態修正のみで口腔内に調和する義歯を提供することが可能となる。
更に、本発明の応急的義歯装着キット、及びその装着方法により、従来の技工術式では必要な大掛かりな専用器材と、煩雑で熟練を要する技術を必要とせず、応急的義歯のセットをを適切な位置に誘導する事が可能となるため、被災により有床義歯を紛失、または破損した場合でも、即座に食物の経口摂取が可能となる。
上顎総義歯粘膜面図 上顎総義歯側面図 下顎総義歯粘膜面図 下顎総義歯側面図 応急用義歯装着キット外観図 応急用義歯装着キット主要構成品 応急用義歯装着キット操作手順 i) 応急用義歯装着キット操作手順 ii)およびiii)
(UD) 上顎総義歯
(UF) 上顎の唇側床縁の正中にあたる上唇小帯に相当する点
(UL) 床後縁の左側翼突上顎切痕に相当する点
(UR) 床後縁の右側翼突上顎切痕に相当する点
(UM) 線分(UL)(UR)の中点
(UI) 歯槽頂線の正中に相当する点
(UAC)上顎の歯槽頂線
(UI) 粘膜面の歯槽頂の正中に相当する点
(UAC´)上顎の歯槽頂線(UAC)をXY平面に投影した曲線
(LD) 下顎総義歯
(LF) 下顎総義歯(LD)の唇側床縁の正中にあたる下唇小帯に相当する点
(LL) 床後縁の左側臼後隆起に相当する点
(LR) 床後縁の右側臼後隆起に相当する点
(O) 原点
(LAC)下顎の歯槽頂線
(LI) 下顎の歯槽頂線の正中に相当する点
(LAC´)下顎の歯槽頂線(LAC)をXY平面に投影した曲線
(P) 咬合平面板
(H) 咬合平面板の水平面
(V) 咬合平面板(P)の水平面(H)と前頭面に直交する面
(C) コネクター
(A) 上顎総義歯アダプター
(B) バイトアダプター
(D) 義歯床補填用材料
(E) 歯科用エンジン
(M) 歯科用研削材



以下、図面を参照しながら本発明を詳細に説明する。尚、図面は分かりやすさの為、最も効果的な例を示しているが、本発明はこれに限定するものではない。
図1および図2は、請求項1に記載の上顎総義歯(UD)と下顎総義歯(LD)の応急用義歯セットのうち、上顎総義歯(UD)を仮想XYZ直交座標系の空間中に表したものであり、図1はXY平面に直交する方向からみた咬合面図を示し、図2はYZ平面に直交する方向より僅かに斜め下方からみた左側面図である。
上顎総義歯(UD)の要件を正確に規定するための配置条件として、
図1および図2に示すとおり、
上顎総義歯(UD)の唇側床縁の正中にあたる上唇小帯に相当する点(UF)を座標(X=0mm、Y=0mm、Z=10mm)の位置に配置し、床後縁の左側翼突上顎切痕に相当する点(UL)と右側翼突上顎切痕に相当する点(UR)とを結ぶ線分(UL)(UR)はX軸に平行とし、且つ、Z=10mmとなるように上顎総義歯(UD)を配置する。
このとき、点(UF)と線分(UL)(UR)の中点(UM)とを結ぶ線分(UF)(UM)は線分(UL)(UR)と直交し、
線分(UL)(UR)の長さを1とした場合、線分(UF)(UM)の長さは0.99〜1.21であり、好ましくは1.05〜1.15である。
また、
歯槽頂の正中に相当する点(UI)はX=0mmのYZ平面上にあり、上顎の歯槽頂線(UAC)は粘膜面の歯槽頂の正中に相当する点(UI)を頂点とし、左右両側の末端において点(UL)と点(UR)を通過する放物線であり
歯槽頂線(UAC)をXY平面に投影した曲線(UAC´)は、
4次関数曲線
4次関数曲線Y = 0.000365067225374771 X4 + 0.000000000000005027 X3 + 0.006602158806514050 X2 − 0.000000000000602185 X + 10.620079242036700000を内側とし、
4次関数曲線Y = 0.000084193624284273 X4 − 0.000000000000001435 X3 + 0.007364651824203370 X2 + 0.000000000006894041 X + 0.621654266293923000を外側とする、2つの曲線で囲まれた領域内にあり、
好ましくは4次関数曲線
Y = 0.000256800114575489 X4 ‐ 0.000000000000001530 X3 + 0.007098935571168030 X2 + 0.000000000001095124 X + 8.619988640130100000を内側とし、4次関数曲線
Y = 0.000107480845712618 X4 ‐ 0.000000000000001648 X3 + 0.007450659330339000 X2 ‐ 0.000000000007983836 X + 2.620648547496890000
を外側とする、2つの曲線で囲まれた領域内である。
図3および図4は、請求項1に記載の上顎総義歯(UD)と下顎総義歯(LD)の応急用義歯セットのうち、下顎総義歯(LD)を仮想XYZ直交座標系の空間中に表したものであり、図3はXY平面に直交する方向からみた咬合面図を示し、図4はYZ平面に直交する方向より僅かに上方からみた左側面図である。
下顎総義歯(LD)の要件を正確に規定するための配置条件として、
図3および図4に示すとおり、下顎総義歯(LD)の唇側床縁の正中にあたる下唇小帯に相当する点(LF)を座標(X=0mm、Y=0mm、Z=-10mm)位置に配置し、床後縁の左側臼後隆起に相当する点(LL)と床後縁の右側臼後隆起に相当する点(LR)とを結ぶ線分(LL)(LR)はX軸に平行とし、且つ、Z=0mmとなるように下顎総義歯(LD)を配置する。
このとき、
座標(X=0mm、Y=0mm、Z=0mm)である原点(O)と線分(LL)(LR)の中点(LM)とを結ぶ線分(OLM)は線分(LL)(LR)と直交し、歯槽頂の正中に相当する点(LI)はX=0mmのYZ平面上にあり、
前記上顎総義歯(UD)の線分(UL)(UR)の長さを1とした場合、
下顎総義歯(LD)の線分(LL)(LR)の長さは0.98〜1.20であり、線分(OLM)の長さは1.00〜1.22であり、好ましくは1.05〜1.16である。
また、下顎の歯槽頂線LACは歯槽頂の正中に相当する点(LI)を頂点とし、左右両側の末端において点(LL)と点(LR)を通過する放物線であり、歯槽頂線(LAC)をXY平面に投影した曲線(LAC´)は、
4次関数曲線Y = 0.000182687181633390 X4 ‐ 0.000000000000003459 X3 + 0.015225452311138400 X2 ‐ 0.000000000007804424 X + 11.853157192668200000を内側とし、
4次関数曲線Y = 0.000054738982573847 X4 ‐ 0.000000000000000214 X3 + 0.009466764450595130 X2 + 0.000000000006493472 X + 1.899966273448990000を外側とする、2つの放物線で囲まれた領域内にあり、
好ましくは4次関数曲線
Y = 0.000138221294545049 X4 ‐ 0.000000000000000564 X3 + 0.013362940766698100 X2 ‐ 0.000000000006100898 X + 9.865894873892510000を内側とし、4次関数曲線
Y = 0.000067371575050011 X4 ‐ 0.000000000000002066 X3 + 0.010151667250553200 X2 + 0.000000000000073719 X + 3.892832686409730000を外側とする、2つの放物線で囲まれた領域内である。
これにより、上顎、下顎共に不特定多数の無歯顎患者の口腔内で調和する上下顎の応急的義歯のセットが提供可能となるため、大掛かりな専用機材を必要とせず僅かな形態修正のみで即座に経口摂食の維持が可能となる。
図5は請求項2に記載の応急用義歯装着キットの主要構成部品、図6は請求項1に記載の応急用義歯セットと請求項2に記載の応急用義歯装着キット全体のパッケージ外観図を示す。
ここで、応急用義歯キットは、請求項1に記載の上顎及び下顎の応急用義歯セットの他に、
咬合平面板(P)、上顎総義歯アダプター(A)、コネクター(C)、バイトアダプター(B)、義歯床補填用材料(D)、歯科用エンジン(R)、歯科用研削材(M)、の7つの部材で構成される。
咬合平面板(P)は馬蹄形状の水平面(H)を備え、且つ、正中部に水平面(H)と前頭面に直交する面(V)を備えるが、板の内側が人の頭蓋を十分覆うことが出来れば寸法は特に限定されるものではない。また、咬合平面板(P)状の水平面(H)の下面にはコネクター(C)と相互に接続するための凹凸形状の接続部を備える。
上顎総義歯アダプター(A)は、上面に上顎総義歯(UD)の人工歯部咬合面の陰型形状を備え、下面の一部または全部が平面であり、上顎総義歯(UD)の仮想咬合平面を示す。
上面に上顎総義歯(UD)の人工歯部咬合面の陰型形状を備えることで機械的に結合させることが可能となる。また、水平面(H)およびコネクター(C)と接続するための凹凸形状の接続部は上顎総義歯(UD)のの正中に備える。
コネクター(C)は、上顎総義歯(UD)の仮想咬合平面と垂直な凹凸形状の接続部を両端に備える。
ここで、コネクター(C)の接続部の凹凸形状の位置や断面形状、寸法は特に限定されるものでは無いが、例えば図で示すように咬合平面板(P)と接続する側の接続部は断面が円柱状の凸形状とし、もう一方の端部は貫通孔の凹形状とし、上顎総義歯アダプター(A)の接続部を凸としてもよい。
接続部の断面を円柱形状とすることで、咬合平面板(P)と上顎総義歯(UD)との水平的な位置関係は固定すると同時に、回転方向については口腔内の顎堤形状に合わせて微調整することが可能となる。また円柱断面の一部に平面を設けD型形状とすることで回転移動も制止することが可能であり、接続部の断面形状は必要に応じて適宜選択すればよい。
咬合平面板(P)、および上顎総義歯アダプター(A)が前記コネクター(C)の接続部に対応した凹凸形状であることにより、仮想咬合平面を示す水平面(H)と、咬合平面板(P)の水平面(H)が平行になるように、上顎総義歯(UD)とコネクター(C)とを接続することが可能となる。
バイトアダプター(B)は上面及び下面に凹形状を備え、凹形状は上顎総義歯(UD)と下顎総義歯(LD)の臼歯部を咬頭嵌合位で固定した状態の咬合面と歯冠軸面の一部を含む歯冠形状の陰型が含まれる。これにより応急用義歯セットを口腔内に装着する際に、上顎総義歯(UD)と下顎総義歯(LD)の位置関係を適切な状態で固定する事が可能となる。
義歯床補填用材料(D)、歯科用エンジン(R)、歯科用研削材(M)は特に限定されるものではなく、それぞれ公知の器材を用いれば良くいが、義歯床補填用材料(D)としては常温重合の義歯床用レジンや歯科汎用アクリルレジン、裏装材、義歯安定材などの他、熱湯で容易に可塑性を示す熱可塑性レジンなどが含まれることが望ましい。また、歯科用エンジン(R)は電源の無い被災地での使用を想定して充電式であることが望ましい。また、歯科用研削材(M)は一般的な義歯の形態修正に用いる技工用カーバイトバー、ペーパーコーン、シリコーンポイント、研磨用バフ等の研削材が揃えられ、且つ1週間程度の消費に必要な量がキット内に備えられている事が望ましい。
図7は請求項3の応急用義歯装着キットの操作手順のうち、i)の工程を示したものである。
ここで、咬合平面板(P)、コネクター(C)、上顎総義歯アダプター(A)、上顎総義歯(UD)をそれぞれ接続して患者の口腔内に指摘している状態を前頭面及び側頭面から示したものである。
ここで、前記のとおりコネクター(C)は咬合平面板(P)と上顎総義歯(UD)の仮想咬合平面が平行となるように上顎総義歯アダプター(A)と接続しており、頭蓋に対する咬合平面板(P)の位置関係を確認する事で、口腔内にある上顎総義歯(UD)の頭蓋に対する位置関係を把握し、決定することが出来る。試適の段階で上顎総義歯(UD)と上顎の顎堤が干渉する場合は、前記の歯科用エンジン(R)及び歯科用研削材(M)を用いて干渉する部分を取り除いておく。次に、上顎総義歯(UD)の粘膜面に義歯床補填用材料(D)を築盛し、咬合平面板(P)、コネクター(C)、上顎総義歯アダプター(A)にそれぞれ接続した状態の上顎総義歯(UD)を口腔内に挿入し、頭蓋と咬合平面板(P)の位置関係を確認しながら義歯床補填用材料(D)の硬化を待つ。
この操作により、上顎総義歯(UD)が患者の頭蓋に対して適切な位置で固定する事が可能となる。
図8は請求項3の応急用義歯装着キットの操作手順のうち、ii)およびiii)の工程を示したものである。
上顎総義歯(UD)に築盛した義歯床補填用材料(D)が硬化した後、咬合平面板(P)、コネクター(C)、上顎総義歯アダプター(A)、上顎総義歯(UD)を口腔外に撤去する。
次に上顎総義歯(UD)から咬合平面板(P)、コネクター(C)、上顎総義歯アダプター(A)、を取り外し、上顎総義歯(UD)と下顎総義歯(LD)とをバイトアダプター(B)を用いて咬頭嵌合状態で固定し、患者の口腔内に試適する。試適の段階で下顎総義歯(LD)と下顎の顎堤が干渉する場合は、前記の歯科用エンジン(R)及び歯科用研削材(M)を用いて干渉する部分を取り除いておく。次に、バイトアダプター(B)により上顎総義歯(UD)と咬頭嵌合状態で固定された下顎総義歯(LD)の粘膜面に義歯床補填用材料(D)を築盛し、患者の口腔内に装着し、義歯床補填用材料(D)を硬化させ、患者の口腔内に装着する。下顎総義歯(LD)に築盛した義歯床補填用材料(D)が硬化した後、バイトアダプター(B)を口腔外に撤去し、必要に応じて上顎総義歯(UD)、下顎総義歯(LD)それぞれの義歯床補填用材料(D)との界面を形態修正し、義歯を完成させる。
バイトアダプター(B)で固定することにより、上顎総義歯(UD)と下顎総義歯(LD)の位置関係を適切な状態で固定する事が可能となる。
災害時に利用することが可能であり、産業上利用することが可能である。


Claims (2)

  1. 不特定多数の無歯顎患者に提供される上顎総義歯(UD)と下顎総義歯(LD)の応急用義歯セットであって、
    仮想咬合平面をXY平面、前頭断面をYZ平面とする仮想XYZ直交座標系の空間中に上顎総義歯(UD)と下顎総義歯(LD)をそれぞれ表した場合、
    上顎総義歯(UD)の唇側床縁の正中にあたる上唇小帯に相当する点(UF)を座標(X=0mm、Y=0mm、Z=10mm)に配置し、
    床後縁の左側翼突上顎切痕に相当する点(UL)と右側翼突上顎切痕に相当する点(UR)とを結ぶ線分(UL)(UR)はX軸に平行とし、且つ、Z=10mmとなるように上顎総義歯(UD)を配置したとき、
    点(UF)と線分(UL)(UR)の中点(UM)とを結ぶ線分(UF)(UM)は線分(UL)(UR)と直交し、
    線分(UL)(UR)の長さを1とした場合、
    線分(UF)(UM)の長さは0.99〜1.21であり、
    歯槽頂の正中に相当する点(UI)はX=0mmのYZ平面上にあり、上顎の歯槽頂線(UAC)は粘膜面の歯槽頂の正中に相当する点(UI)を頂点とし、左右両側の末端において点(UL)と点(UR)を通過する放物線であり、
    歯槽頂線(UAC)をXY平面に投影した曲線(UAC´)は、
    4次関数曲線Y = 0.000365067225374771 X4 + 0.000000000000005027 X3 + 0.006602158806514050 X2 − 0.000000000000602185 X + 10.620079242036700000を内側とし、
    4次関数曲線Y = 0.000084193624284273 X4 − 0.000000000000001435 X3 + 0.007364651824203370 X2 + 0.000000000006894041 X + 0.621654266293923000を外側とする、
    2つの曲線で囲まれた領域内にあり、
    下顎総義歯(LD)の唇側床縁の正中にあたる下唇小帯に相当する点(LF)を座標(X=0mm、Y=0mm、Z=-10mm)に配置し、
    床後縁の左側臼後隆起に相当する点(LL)と床後縁の右側臼後隆起に相当する点(LR)とを結ぶ線分(LL)(LR)はX軸に平行とし、且つ、Z=0mmとなるように下顎総義歯(LD)を配置したとき、
    座標(X=0mm、Y=0mm、Z=0mm)である原点(O)と線分(LL)(LR)の中点(LM)とを結ぶ線分(O)(LM)は線分(LL)(LR)と直交し、
    歯槽頂の正中に相当する点(LI)はX=0mmのYZ平面上にあり、
    線分(LL)(LR)の長さは0.98〜1.20であり、線分(O)(LM)の長さは1.00〜1.22であり、
    下顎の歯槽頂線(LAC)は歯槽頂の正中に相当する点(LI)を頂点とし、左右両側の末端において点(LL)と点(LR)を通過する放物線であり、
    歯槽頂線(LAC)をXY平面に投影した曲線(LAC´)は、
    4次関数曲線Y = 0.000182687181633390 X4 ‐ 0.000000000000003459 X3 + 0.015225452311138400 X2 ‐ 0.000000000007804424 X + 11.853157192668200000を内側とし、
    4次関数曲線Y = 0.000054738982573847 X4 ‐ 0.000000000000000214 X3 + 0.009466764450595130 X2 + 0.000000000006493472 X + 1.899966273448990000を外側とする、
    2つの放物線で囲まれた領域内にあることを特徴とする、応急用義歯セット。
  2. 咬合平面板(P)、上顎総義歯アダプター(A)、コネクター(C)、バイトアダプター(B)、歯科用エンジン(R)、歯科用研削材(M)、義歯床補填用材料(D)の7つの部材で構成され、このうち少なくとも
    咬合平面板(P)は馬蹄形状の水平面(H)を備え、且つ、正中部に水平面(H)と前頭面に直交する面(V)を備え、水平面(H)の下面にコネクター(C)と接続するための凹凸形状の接続部を備え、
    コネクター(C)は、前記上顎総義歯(UD)の仮想咬合平面と垂直な凹凸形状の接続部を両端に備え、前記上顎総義歯(UD)と咬合平面板(P)の水平面(H)が平行になるように、上顎総義歯アダプター(A)と接続し、
    上顎総義歯アダプター(A)は、上面に前記上顎総義歯(UD)の人工歯部咬合面の陰型形状を備え、下面に前記上顎総義歯(UD)の仮想咬合平面を示す水平面(H)およびコネクター(C)と接続するための凹凸形状の接続部を正中に備え、仮想咬合平面を示す水平面(H)と、咬合平面板(P)の水平面(H)が平行になるように、前記上顎総義歯(UD)とコネクター(C)とを接続し、
    バイトアダプター(B)は上面及び下面に凹形状を備え、凹形状は前記上顎総義歯(UD)と前記下顎総義歯(LD)の臼歯部を咬頭嵌合位で固定した状態の咬合面及び歯冠軸面の陰型が含まれることを特徴とする、
    請求項1の応急用義歯セットを簡便に患者に提供するための応急用義歯装着キット。
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