JP6927284B2 - インナーミラー付き車両用合わせガラス - Google Patents

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Description

本発明は、インナーミラー付き車両用合わせガラスに関する。
従来、例えば、自動車等のフロントガラスとして、車外側ガラス板および車内側ガラス板を中間膜を介して貼り合わせた合わせガラスが用いられてきた。さらに、自動車等のフロントガラスの運転者前方の車両内側上部には、後方視認等のためにルームミラーやバックミラー等のインナーミラーが取り付けられている。例えば、引用文献1には、接着剤によってフロントガラスの表面に接着されたミラーベースにインナーミラーが取り付けられた合わせガラスが開示されている。
特開平2−68238号公報
近年、車両の軽量化とフロントガラスの剛性とを両立する観点から、車外側ガラス板の厚さが大きく、車内側ガラス板の厚さが小さい、異厚合わせガラスが使用されている。
しかし、車両をさらに軽量化する目的で、車内側ガラス板としてさらに板厚が小さいガラス板を用いると、車内側ガラス板の剛性は一層低下する。そのため、特許文献1に開示されるように、車内側ガラス板に接着剤を介してミラーベースを接着させた構造には、運転手によるインナーミラーの角度調整等、インナーミラーに外力がかかると、外力に対する応力により車内側ガラス板が割れる懸念があるとの課題がある。
本発明は、上述の課題を解決し、車両の軽量化とフロントガラスの剛性とを両立させた合わせガラスを提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明に係る車両用合わせガラスは、
車両の開口部に取付けられ、車外側ガラス板と、前記車外側ガラス板に中間膜を介して接合される車内側ガラス板とを備える合わせガラスと、前記合わせガラスにミラーベースを介して取り付けられるインナーミラーと、を備えるインナーミラー付き車両用合わせガラスであって、
前記車内側ガラス板の板厚は、前記車外側ガラス板の板厚よりも薄く、かつ1.3mm以下であり、
前記車内側ガラス板には、上辺の少なくとも一部に切欠き部が設けられ、
前記切欠き部において、前記ミラーベースが前記車外側ガラス板の車内側表面に取り付けられていることを特徴とする。
本発明によれば、運転手によるインナーミラーの角度調整等、インナーミラーに外力が加わった場合でも、板厚の薄い車内側ガラス板が割れにくい、軽量化された車両用合わせガラスを提供できる。
図1は、本発明の第1の実施形態に係るインナーミラー付き車両用合わせガラスの正面図である。 図2は、図1に示す第1の実施形態に係るインナーミラー付き車両用合わせガラスを線分A−A’に沿って切断して得られる断面図である。 図3は、本発明の第2の実施形態に係るインナーミラー付き車両用合わせガラスの正面図である。 図4は、図3に示す第2の実施形態に係るインナーミラー付き車両用合わせガラスを線分A−A’に沿って切断して得られる断面図である。 図5は、本発明の第3の実施形態に係るインナーミラー付き車両用合わせガラスを車体に取り付けたときの合わせガラスの上辺部における要部の断面図である。
以下、図面を参照して、本発明の実施の形態について例示的に詳しく説明する。ただし、以下の実施の形態に記載される構成要素は例示に過ぎず、本発明の技術範囲を実施の形態のみに限定しない。
[第1実施形態]
図1は、本発明の第1の実施形態に係るインナーミラー付き車両用合わせガラスの正面図である。また、図2は、図1に示す第1の実施形態に係るインナーミラー付き車両用合わせガラス100を、図1の線分A−A’に沿って切断して得られた、外周縁に直交する断面図である。図2に示すように、第1の実施形態に係るインナーミラー付き車両用合わせガラス100は、車外側ガラス板11および車内側ガラス板12と、車外側ガラス板11と車内側ガラス板12との間に挟持された中間膜13とを有する合わせガラス10と、ミラーベース21を介して合わせガラスに取り付けられるインナーミラー23とを備える。
インナーミラー付き車両用合わせガラス100は、自動車の開口部に取り付けられ、例えばフロントガラスとして用いられる。
中間膜13には、ポリビニルブチラール(PVB)の他に、特に耐水性が要求される場合には、エチレン酢酸ビニル共重合体(EVA)が好適に用いられる。さらに、中間膜13には、アクリル系光重合型プレポリマー、アクリル系触媒重合型プレポリマー、アクリル酸エステル・酢酸ビニルの光重合型プレポリマー、ポリビニルクロライド等が用いられる。
車内側ガラス板12の板厚は、車外側ガラス板11の板厚よりも薄い。車内側ガラス板12の板厚は、好ましくは、0.2mm以上1.3mm以下であり、より好ましくは、0.3mm以上0.8mm以下であり、さらに好ましくは、0.4mm以上0.7mm以下である。車内側ガラス板12の板厚が1.3mm以下であれば、合わせガラス10が十分軽量化されたと考えられる。また、車内側ガラス板12の板厚が0.2mm以上であれば、合わせガラス10の必要な曲げ剛性が確保され、作業者による車内側ガラス板12の運搬時の取り扱いが容易である。
なお、車内側ガラス板12は、化学強化ガラスであってもよい。これにより、車内側ガラス板12の板厚が薄くても、圧縮応力層を適正に形成し得るため、合わせガラス10の必要な強度が確保される。また、車内側ガラス板12は、物理強化ガラスであってもよい。
車外側ガラス板11の板厚は、好ましくは、1.5mm以上2.3mm以下であり、より好ましくは、1.7mm以上2.0mm以下である。車外側ガラス板11の板厚が2.3mm以下であれば、合わせガラス10が十分軽量化されたと考えられる。また、車外側ガラス板11の板厚が1.5mm以上であれば、合わせガラス10の必要な曲げ剛性が確保される。
車外側ガラス板11の車内側表面の周縁部には、帯状の黒色等の暗色不透明の遮蔽層14(暗色セラミック層)が全周にわたって形成されている。遮蔽層14は、合わせガラス10を車体に接着し保持するウレタンシーラント等を紫外線から保護し劣化を防止する機能を有する。遮蔽層14は、車外側ガラス板11の車内側表面の周縁部に、黒色顔料を含有する溶融性ガラスフリットで形成されたセラミックカラー(黒セラ)ペーストをスクリーン印刷し、その後、加熱によりセラミックカラーペーストを焼成する工法により形成されるが、その他の公知の工法で形成されてもよい。なお、遮蔽層14は、車内側ガラス板12の車外側表面、及び/または車内側表面の周縁部に形成されてもよい。
合わせガラス10にインナーミラー23を取り付る場所は、インナーミラー23と運転手との位置関係に基づいて決定される。すなわち、通常、ミラーベース21は合わせガラス10の上辺端部からやや面内方向に移動した位置に取り付けられる。そのため、図1に示すように、車外側ガラス板11の上辺側の周縁部に形成された遮蔽層14は、好ましくは、上辺から下辺に向けた方向に突出した部位を有する。なお、上辺とは、合わせガラス10を車両に取り付けたときに、車両のルーフに近い辺を指す。また、下辺とは、合わせガラス10を車両に取り付けたときに、エンジンルームに近い辺を指す。図2に示すように、合わせガラス10は、上辺に直交する断面(図1の線分A−A’に沿って切断して得られる)において、車内側ガラス板12の少なくとも一部に切欠き部16を有する。車内側ガラス板12の切欠き部の端部17が車外側から視認されないように、切欠き部16は、好ましくは、遮蔽層14が形成された領域内に設けられる。図1は、遮蔽層14が上辺から下辺に向けた方向に突出した部位に沿うように設けられた切欠き部16の端部17を示すが、本実施形態はこの態様に限定されない。切欠き部16は遮蔽層14が形成された領域内に位置していれば、切欠き部16の端部17の位置や形状は特に限定されない。
切欠き部16において、車外側ガラス板11の車内側表面に、接着層24を介してミラーベース21が取り付けられる。ミラーベース21には、ベース材質としてのSUS430やSUS340、ニッケルメッキ、亜鉛ダイキャスト、亜鉛メッキ等の金属材質や、ポリカーボネートやガラス繊維補強ポリエステル樹脂等のプラスチック等、通常用いられる材料が適宜選択して用いられる。接着層24の材料は特に限定されないが、エポキシ系、ウレタン系、シリコーン系、変性シリコーン系等、通常用いられる材料が適宜選択して用いられる。
図2に示すように、ミラーベース21は、好ましくは、接着層24を介して遮蔽層14上で車外側ガラス板11の車内側表面に接着される。ミラーベース21が遮蔽層14上に取り付けられた場合、ミラーベース21及び接着層24は車外側から視認されない。
インナーミラー23は、ミラーベース21を介して合わせガラス10に取り付けられる。また、インナーミラー23は、インナーミラー23を支持するための支腕部22とミラーベース21とを介して取り付けられてもよい。支腕部22には公知の材料及び形状が適宜選択して用いられる。
第1の実施形態によれば、車内側ガラス板12に板厚が1.3mm以下の薄いガラス板を用いた合わせガラス10にインナーミラー23が取り付けられる場合であっても、ミラーベース21が、剛性が低い車内側ガラス板12ではなく比較的剛性が高い車外側ガラス板11に取り付けられるため、運転手によるインナーミラー23の角度調整等、インナーミラー23に外力が加わっても、車外側ガラス板11は割れにくい。さらに、剛性が低い車内側ガラス板12には外力に対する応力がかからないため、車内側ガラス板12が割れる懸念はない。さらに、外力に対する応力による、車内側ガラス板12を変形するような力はガラス板12にはたらかないため、中間膜13に対し中間膜13を剥離する方向の力は発生せず、合わせガラス10の周縁部に気泡が発生する恐れがない。
図2に示すように、切欠き部16においてミラーベース21が取り付けられている部位以外の部位に、切欠き部の端部17が露出しないように、封止部材31が設けられてもよい。切欠き部の端部17が露出しないように封止部材31が設けられると、水分が中間膜13の端部と接しにくくなり、好ましい。封止部材31の材料は特に限定されないが、ウレタン系、シリコーン系等、通常用いられる材料が適宜選択して用いられる。また、切欠き部16において合わせガラス10の上辺近傍に、合成樹脂製のスペーサー32を配置してもよい。切欠き部16における合わせガラス10の上辺近傍に合成樹脂製のスペーサー32を配置すると、インナーミラー付き車両用合わせガラス100を車両に取り付けて固定する長尺のシール部材33が合わせガラス10に確実に取り付けられるため、好適である。なお、合成樹脂製のスペーサー32の代わりに両面テープや不織布、ガラス等が使用されてもよい。
[第2実施形態]
図3は、本発明の第2の実施形態に係るインナーミラー付き車両用合わせガラスの正面図である。図3に示すように、第2の実施形態に係るインナーミラー付き車両用合わせガラス101は、車内側ガラス板12の上辺端部18が、車外側ガラス板11の上辺端部から面内側に移動した位置に配置される点で、第1の実施形態に係るインナーミラー付き車両用合わせガラス100と異なっている。なお、その他の構成要素については、第1の実施形態に係るインナーミラー付き車両用合わせガラス100と同様であるので、対応する構成要素に同一の参照符号を付してその説明を省略する。なお、面内側とは、合わせガラス10の重心により近い位置を指す。
第2の実施形態に係るインナーミラー付き車両用合わせガラス101において、車内側ガラス板12の板厚は1.3mm以下であるため、車内側ガラス板12の剛性は低い。しかし、車内側ガラス板12の上辺端部18が、車外側ガラス板11の上辺端部から面内側に移動した位置に配置されるため、インナーミラー付き車両用合わせガラス101を車両に取り付けて固定する長尺のシール部材33が、板厚が大きく、剛性の高い車外側ガラス板11に取り付けられる。シール部材33が車外側ガラス板11に取り付けられた場合、車両の振動等の外力が車外側ガラス板11に加えられても、車外側ガラス板11は、高い剛性のため、割れにくい。さらに、剛性の低い車内側ガラス板12には外力に対する応力がかからない。そのため、車外側ガラス板11と車内側ガラス板12のいずれも割れにくい。さらに、車内側ガラス板12を変形するような力はガラス板12にはたらかないため、中間膜13に対し中間膜13を剥離する方向の力は発生せず、合わせガラス10の周縁部に気泡が発生する恐れがない。
図4は、図3に示す第2の実施形態に係るインナーミラー付き車両用合わせガラス101を、図3の線分A−A’に沿って切断して得られた、外周縁に直交する断面図である。第2の実施形態に係るインナーミラー付き車両用合わせガラス101においては、車内側ガラス板12の切欠き部16以外の部位の上辺端部18が、車外側ガラス板11の上辺端部から面内側に移動した位置に配置される。そのため、図4に示すように、車内側ガラス板12の切欠き部16の部位においては、シール部材33を車外側ガラス板11に取り付けるためのスペーサー32(図2参照)は不要である。なお、車外側ガラス板11の車内側表面が車内側に露出する部位には、封止部材31が設けられてもよい。
[第3実施形態]
図5は、本発明の第3の実施形態に係るインナーミラー付き車両用合わせガラスを車体に取り付けたときの合わせガラスの上辺部における要部の断面図である。図5に示すように、第3の実施形態に係るインナーミラー付き車両用合わせガラス102の合わせガラス10において、ミラーベース21の面内側にさらに切欠き部16が形成されている。切欠き部16のミラーベース21の面内側の部位において、すなわち、車外側ガラス板11の車内面側であって、ミラーベース21よりも面内側に、情報デバイス41の取り付けが可能な情報デバイス支持部材42が固定されている。また、第3の実施形態に係るインナーミラー付き車両用合わせガラス101は、合わせガラス10と情報デバイス41とが対向する部位において、情報デバイス41が車外から/へ情報を取得/送信するために、遮蔽層14に開口部43が設けられている点で、第1の実施形態に係るインナーミラー付き車両用合わせガラス100と異なっている。なお、その他の構成要素については、第1の実施形態に係るインナーミラー付き車両用合わせガラス100と同様であるので、対応する構成要素に同一の参照符号を付してその説明を省略する。
情報デバイス41とは、カメラやレーダー等を用いてドライバーが搭乗する車両の前方に存在する車両、歩行者、障害物等への追突や衝突を防止するために、ドライバーに危険を知らせるためのデバイスである。情報デバイス41は、例えば、情報受信デバイスおよび/又は情報送信デバイス等であり、ミリ波レーダー、車載カメラ、赤外線レーザー等を含む。また、情報デバイス41は、レインセンサ等の各種センサでもよい。情報デバイス支持部材42は、上述の情報受信デバイス、情報送信デバイス、センサの内、1つ以上を備える。
近年、車両の安全走行を確保するために、例えば、車載カメラ、レインセンサ、赤外線レーザーなど複数の情報デバイス41が情報デバイス支持部材42に取り付けられ、複数種類のデータが組み合わされて処理される。しかし、これら複数の情報デバイス41が情報デバイス支持部材42に取り付けられると、情報デバイス支持部材42の重量が増加する。従来のように、情報デバイス支持部材42が車内側ガラス板12に接着される構成の場合、情報デバイス支持部材42の重量が増加すると、情報デバイス支持部材42の重量に対する大きな応力が車内側ガラス板12にかかり、車内側ガラス板12が割れる恐れがある。
しかし、第3の実施形態によれば、車内側ガラス板12に板厚が1.3mm以下の薄いガラス板を用いた合わせガラス10にインナーミラー23及び情報デバイス41が取り付けられる場合であっても、ミラーベース21及び重量が増えた情報デバイス支持部材42は剛性が低い車内側ガラス板12ではなく、比較的剛性が高い車外側ガラス板11に取り付けられるため、剛性の低い車内側ガラス板12には外力や重量に対する応力がかからない。そのため、車外側ガラス板11と車内側ガラス板12のいずれも割れにくい。さらに、車内側ガラス板12を変形するような力はガラス板12にはたらかないため、中間膜13に対し中間膜13を剥離する方向の力は発生せず、合わせガラス10の周縁部に気泡が発生する恐れがない。
さらに、車外からの情報の取得について、従来は、情報デバイス41は合わせガラス10を通して情報を取得していた。これに対して、第3の実施形態によれば、情報デバイス支持部材42が車外側ガラス板11に取り付けられるので、2枚のガラス板を張り合わせることにより合わせガラスに発生するガラス歪の影響を受けない。すなわち、第3の実施形態に係るインナーミラー付き車両用合わせガラス102は、情報デバイス41が車外側ガラス板11のガラス歪の影響のみを受けるので、従来に比べて情報デバイス41が取得する情報におけるガラス歪に起因したエラーが小さいという利点がある。
図5では、情報デバイス支持部材42がミラーベース21の面内側に配置される構成が示されているが、情報デバイス支持部材42はミラーベース21より上辺に近い位置に配置されてもよい。また、情報デバイス支持部材42はミラーベース21と一体に形成されてもよい。
なお、第3の実施形態において、第1の実施形態と同様に、車内側ガラス板12の切欠き部16以外の部位の上辺端部18が車外側ガラス板11の上辺端部と同じ位置に配置されてもよいが、第2の実施形態のように、車内側ガラス板12の切欠き部16以外の部位の上辺端部18が車外側ガラス板11の上辺端部から面内側に移動した位置に配置されてもよい。車内側ガラス板12の切欠き部16以外の部位の上辺端部18が車外側ガラス板11の上辺端部から面内側に移動した位置に配置される場合は、第2の実施形態と同様に、シール部材33は車外側ガラス板11の車内側表面に取り付けられるので、スペーサー32(図2参照)は不要である。
以上、実施形態を参照して本発明を説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではない。本発明の構成や詳細には、本発明の範囲内で当業者が理解し得る様々な変更をすることができる。
本発明に係るインナーミラー付き車両用合わせガラスは乗用自動車の開口部に好適に用いられるが、鉄道車両を含む軌道車両、貨物自動車など、あらゆる車両に適用可能である。さらに、本発明に係るインナーミラー付き車両用合わせガラスは車両用に限定されるものでもなく、航空機や船舶にも適用可能である。
本国際特許出願は、2017年3月15日に出願した日本国特許出願第2017−049334号に基づきその優先権を主張するものであり、日本国特許出願第2017−049334号の全内容を参照によりここに援用する。
100、101、102 インナーミラー付き車両用合わせガラス
10 合わせガラス
11 車外側ガラス板
12 車内側ガラス板
13 中間膜
14 遮蔽層
16 切欠き部
17 切欠き部の端部
18 車内側ガラス板の切欠き部以外の部位の上辺端部
21 ミラーベース
22 支腕部
23 インナーミラー
24 接着層
31 封止部材
32 スペーサー
33 シール部材
41 情報デバイス
42 情報デバイス支持部材
43 開口部

Claims (7)

  1. 車両の開口部に取付けられ、車外側ガラス板と、前記車外側ガラス板に中間膜を介して接合される車内側ガラス板とを備える合わせガラスと、前記合わせガラスにミラーベースを介して取り付けられるインナーミラーと、を備えるインナーミラー付き車両用合わせガラスであって、
    前記車内側ガラス板の板厚は、前記車外側ガラス板の板厚よりも薄く、かつ1.3mm以下であり、
    前記車内側ガラス板には、上辺の少なくとも一部に切欠き部が設けられ、
    前記切欠き部において、前記ミラーベースが前記車外側ガラス板の車内側表面に取り付けられていることを特徴とする、インナーミラー付き車両用合わせガラス。
  2. 前記車外側ガラス板は、車内側表面の周縁部に遮蔽層を有し、前記切欠き部は、前記遮蔽層が形成された領域内に設けられる、請求項1に記載のインナーミラー付き車両用合わせガラス。
  3. 前記ミラーベースは、接着層を介して前記遮蔽層上で前記車外側ガラス板に接着される、請求項1または2に記載のインナーミラー付き車両用合わせガラス。
  4. 前記車内側ガラス板の上辺の端部が、前記車外側ガラス板の上辺の端部から面内側に移動した位置に配置される、請求項1から3のいずれか一項に記載のインナーミラー付き車両用合わせガラス。
  5. 前記切欠き部において、前記車外側ガラス板の車内側表面に情報デバイスを取り付け可能な情報デバイス支持部材が固定されている、請求項1から4のいずれか一項に記載のインナーミラー付き車両用合わせガラス。
  6. 前記車外側ガラス板の板厚が、2.3mm以下である、請求項1から5のいずれか一項に記載のインナーミラー付き車両用合わせガラス。
  7. 前記車内側ガラス板が化学強化ガラスである、請求項1から6のいずれか一項に記載のインナーミラー付き車両用合わせガラス。
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