JP4567991B2 - カバー - Google Patents

カバー Download PDF

Info

Publication number
JP4567991B2
JP4567991B2 JP2004038876A JP2004038876A JP4567991B2 JP 4567991 B2 JP4567991 B2 JP 4567991B2 JP 2004038876 A JP2004038876 A JP 2004038876A JP 2004038876 A JP2004038876 A JP 2004038876A JP 4567991 B2 JP4567991 B2 JP 4567991B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cover
mirror
stay
windshield
vehicle
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2004038876A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2005225459A (ja
Inventor
稲垣  文治
正継 大橋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tokai Rika Co Ltd
Original Assignee
Tokai Rika Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Tokai Rika Co Ltd filed Critical Tokai Rika Co Ltd
Priority to JP2004038876A priority Critical patent/JP4567991B2/ja
Publication of JP2005225459A publication Critical patent/JP2005225459A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4567991B2 publication Critical patent/JP4567991B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Rear-View Mirror Devices That Are Mounted On The Exterior Of The Vehicle (AREA)

Description

本発明は、フロントガラスへ取り付けられる機器を覆うカバーに関する。
車両のフロントガラスへは、雨量センサ等のセンサをガラス室内側へ取り付ける場合がある(例えば、特許文献1参照)。
このようなセンサは、フロントガラスへ取り付けられるインナミラーの後側(車両前方側)へ配置されることが多い。このためインナミラーを車両へ取り付ける場合には、センサカバーに設けた開口を通してインナミラーのステーをフロントガラスへ取り付けることになる。
しかし、センサカバーに設ける開口は限られた大きさとする必要があり、この開口を通して挿入するインナミラーステーは、組付けのための自由な姿勢を妨げられることになり、インナミラーの組付け作業性が良くない。
特表2000−507902公報
本発明は、上記事実を考慮して、インナミラーの組付け作業性を向上することができるカバーを提供することを課題とする。
請求項1に記載する本発明のカバーは、ミラーを備えたミラー本体と、前記ミラー本体が一端側に取り付けられると共に他端側の取付部がミラー取付部材を介してフロントガラスへ取り付けられるステーと、を備えたインナミラーにおける前記取付部を覆うと共に、前記取付部の車両後方側で前記フロントガラスへ取り付けられる機器を覆うカバーであって、前記フロントガラスに固着された前記ミラー取付部材の周囲にあって前記フロントガラスに取り付けられ、前記機器を覆う機器カバー部を備えると共に、車両前方側に前記ステーを挿入可能なミラー取付用開口部が貫通形成されたカバー本体と、前記インナミラーの取付後に前記ミラー取付用開口部における前記ステーの挿入箇所を除く範囲を前記インナミラーに対して車両前方側から塞ぐ補助カバー部材と、を有し、前記カバー本体は、前記フロントガラスへの取り付け状態で前記機器カバー部が当該機器カバー部よりも車両前方側の部位に比べて乗員室側への突出量が小さい形状に形成されていることを特徴とする。
ここで、フロントガラスへ取り付けられる機器には、フロンガラスに直接取り付けられる機器と、他部材を介してフロントガラスに間接的に取り付けられる機器との両方が含まれる。
請求項1に記載する本発明のカバーによれば、カバーは、インナミラーのステーの端部側におけるフロントガラスへの取付部及び前記取付部の車両後方側でフロントガラスへ取り付けられる機器を覆うカバーとなっており、カバーの一部を構成するカバー本体は、フロントガラスに固着されたミラー取付部材の周囲にあってフロントガラスに取り付けられ、機器カバー部で機器を覆うと共に、車両前方側にステーを挿入可能なミラー取付用開口部が貫通形成されている。そして、カバー本体のミラー取付用開口部を通してインナミラーを取り付けた後に、ミラー取付用開口部におけるステーの挿入箇所を除く範囲を補助カバー部材がインナミラーに対して車両前方側から塞ぐ。このため、インナミラーのステーをミラー取付用開口部に挿入する際、ステーの姿勢変化の自由度も大きくなり、インナミラーの組付け作業性を向上することができる。また、カバー本体は、フロントガラスへの取り付け状態で機器カバー部が当該機器カバー部よりも車両前方側の部位に比べて乗員室側への突出量が小さい形状に形成されているので、ミラー本体の上方の空間を有効活用できると共に、機器及びステーを覆うカバーの全体構成をコンパクトにすることができる。
請求項2に記載する本発明のカバーは、請求項1記載の構成において、前記補助カバー部材の外縁部が、前記ミラー取付用開口部の内縁部とともに前記インナミラーのステーの周囲を包囲することを特徴とする。
請求項2に記載する本発明のカバーによれば、補助カバー部材の外縁部が、ミラー取付用開口部の内縁部とともにインナミラーのステーの周囲を包囲するので、簡単な構成でステーとミラー取付用開口部との隙間を小さくすることができる。
請求項3に記載する本発明のカバーは、請求項1又は請求項2に記載の構成において、前記ミラー取付用開口部が前記インナミラーのミラー本体に対して車両前方側にあって前記カバー本体の下面部から車両前方側に向いた部位にわたって形成されることを特徴とする。
請求項3に記載する本発明のカバーによれば、ミラー取付用開口部がインナミラーのミラー本体に対して車両前方側にあってカバー本体の下面部から車両前方側に向いた部位にわたって形成されるので、インナミラーの組付け作業性が向上すると共に、カバー本体と補助カバー部材との境界線が乗員側から見るとインナミラーのミラー本体に隠れて見えにくくなり、結果として見栄えを良くすることができる。
以上説明したように、本発明のカバーによれば、インナミラーの組付け作業性を向上することができるという優れた効果を有する。
本発明におけるカバーに係る第1の実施の形態を図面に基づき説明する。図1は、フロントガラス10にカバー11が取り付けられた状態を示す概略垂直端面図であり、図中の矢印UPは車両の上方向、矢印FRは車両の前方向を示している。また、図中の下側を乗員室100として上側を車室外101として示している。
図1に示すように、フロントガラス10の乗員室100側には、合成樹脂の板状インナミラー取付部材12の車室外101側表面が接着剤等で固着されている。インナミラー取付部材12の乗員室100側には、インナミラー14が取り付けられる。インナミラー14には、湾曲したステー14Aが設けられており、このステー14Aの先端部14Fに形成された係合部(図示省略)がインナミラー取付部材12に設けられる係合受部と係合できるようになっている。インナミラー14には、ミラー本体14Bが取り付けられ、ミラー本体14Bに設けられるミラー14Cは、後方景色の反射用となっている。
インナミラー取付部材12の周囲には、ベース16がフロントガラス10に接着剤等で固着されている。このベース16は、合成樹脂又は金属で成形された平板状とされ、車両後方側には、センサ17が搭載されている。図1に示される端面では、ベース16の中央よりも、やや車両前方(矢印FR方向)側に貫通する中空孔16Aが形成されている。この中空孔16Aは、車幅方向の両側では、ベース16の中央よりもやや車両後方側にも形成されている。中空孔16A内は、フロントガラス10が車室内へ露出しており、インナミラー取付部材12のほかにセンサや信号の送受信器等の各種機器を配置してフロントガラス10に接着剤等で固着する。なお、センサには、例えば、雨によるフロントガラス10の車室外101の表面状態を検出する雨センサ等の各種センサが適用される。
ベース16には、車室内側からカバー本体としてのメインカバー18が取り付けられる。メインカバー18は、プラスチック等の合成樹脂で成形されており、図2に示すように、フロントガラス10側である車両前方(矢印FR方向)が切り欠かれた箱状とされている。メインカバー18には、車両下方に向けられた面を備える下面部19が設けられ、この下面部19の周囲からは、側壁20A、20B、20C、20Dが立設され、先端部がフロントガラス10へ接している。
図1に示すように、後方側壁20Aのフロントガラス10側縁部の所定部位には、メインカバー18の内方を向く係合部21がメインカバー18と一体に形成されている。これらの係合部21は、弾性変形可能とされ、ベース16の周縁に形成された係合受部16Bとフロントガラス10との間へ弾性的に係合されるようになっている。また、図5(A)、(B)に示すように、ベース16の車幅方向(矢印W方向)の両端部には、乗員室100側へ略直角に屈曲した係合受片16Dが設けられると共に、この係合受片16Dに貫通部16Eが形成されており、係合受片16Dに対応してメインカバー18に突出形成された係合片18Aには、係合爪18Bが設けられて貫通部16Eに係合するようになっている。これらによってメインカバー18は、ベース16に取り付けられる。なお、メインカバー18のベース16への取付けは、本実施形態では、図1に示される係合部21及び図5に示される係合爪18Bを用いているが、組付け可能な係合手段であればすべて適用することができ、また、メインカバー18をベース16に直接接着したり、ボルト及びナット等の締結手段を用いて締結する構成等にしてもよい。
図2に示すように、メインカバー18の下面部19の車両後方側は、フロントガラス10に略平行な部位を備えてフロントガラス10からの乗員室100側への突出量が小さい浅底面部19Aとされ、この浅底面部19Aは、図1に示すように、フロントガラス10とミラー本体14Bとの間に配置されてセンサ17を覆う。これにより、ミラー本体14Bの上方の空間を有効に活用することができる。ここで、図2に示される浅底面部19A及びこの浅底面部19Aからフロントガラス10側へ延びる側壁部分(左右側壁20C、20Dの車両後方側及び後方側壁20A)は、機器カバー部34を構成する。図2に示すように、メインカバー18の下面部19の車両前方(矢印FR方向)側は、浅底面部19Aよりも乗員室100側に膨出された膨出面部19Bを備え、浅底面部19Aと膨出面部19Bとの間は、立上り部19Cとなっている。
メインカバー18の車両前方(矢印FR方向)寄りには、車幅方向(矢印W方向)の中央に略矩形状のミラー取付用開口部22が貫通形成されている。ミラー取付用開口部22は、インナミラー本体14B(図1参照)に対して車両前方(矢印FR方向)側にあって下面部19の立上り部19C、膨出面部19B及び前方側壁20Bにわたって形成されている。このミラー取付用開口部22は、インナミラーステー14Aの径に対して大きい開口寸法とされており、ミラー取付用開口部22を通してステー14Aがインナミラー取付部材12(図1参照)に取り付けられるようになっている。
このように、ミラー取付用開口部22をインナミラーステー14Aの径に対して大きい開口寸法とすることで、ステー14Aの挿入方向(角度)や挿入姿勢をある程度変えても挿入可能となり、回転動作の可能な範囲も大きくなる等、ステー14Aにおける動作の自由度が高まる。また、同時に、ステー14Aとインナミラー取付部材12(図1参照)との係合部分の視認性を向上させることができる。
ミラー取付用開口部22の車両後方側の内縁部には、車幅方向(矢印W方向)の中央部に半円状の第1切欠部22Aが形成されている。この第1切欠部22Aは、インナミラーステー14Aの長手方向に直角な方向の上半分が挿入可能な大きさとなっている。
ミラー取付用開口部22の大部分を覆う位置には、補助カバー部材としてのサブカバー24がベース16(図1参照)に取り付けられて配置される。サブカバー24のベース16への取付側端部には、略直角に屈曲したスナップフィット部24Aが形成されている。図1に示すように、スナップフィット部24Aに対向してベース16の車両前方(矢印FR方向)の端部には、係合受部16Cが形成されており、この係合受部16Cとフロントガラス10との間へスナップフィット部24Aが係合する構造となっている。これにより、サブカバー24をベース16へ組み付けることができる。
サブカバー24は、図2に示すように、ミラー取付用開口部22に対応して側面視で略コ字状とされており、略コ字状の側縁部24Bは、ミラー取付用開口部22の車幅方向(矢印W方向)両側の縁部22Bと隙間なく接合できるようになっている。サブカバー24の組付時に車両後方側に配置される端部の内側には、車幅方向(矢印W方向)両側に係止片24Dが設けられている。係止片24Dは、メインカバー18に向けて延出されており、弾性変形して延出方向と直交する方向に撓み可能となっている。係止片24Dの延出先端部には、係止片24Dの延出方向と直交する方向に突起24Eが形成されている。2箇所の係止片24Dに対応してメインカバー18の立上り部19Cの内面側には、図示しない凹部が形成されており、サブカバー24が係止片24Dの付勢力に抗して組付け方向へ移動されると、突起24Eがミラー取付用開口部22から凹部に至るまでの立上り部19Cの内側面を乗り越えて凹部に係止されるようになっている。
サブカバー24の組付時に車両後方側に配置される外縁部には、車幅方向(矢印W方向)の中央部に半円状の第2切欠部24Cが形成されている。この第2切欠部24Cは、インナミラーステー14Aの長手方向に直角な方向の下半分が挿入可能な大きさとなっている。
サブカバー24の組付後には、サブカバー24がステー14Aにほぼ沿ってステー14Aの車両前方側及び下方側を覆うと共に、図3に示されるように、サブカバー24とメインカバー18とが一体となり、ミラー取付用開口部22(図2参照)の内縁部の一部である第1切欠部22Aとサブカバー24の外縁部の一部である第2切欠部24Cとが対向して円孔23が形成され、図4に示すように、ステー14Aの周囲を包囲する。円孔23とステー14Aとの間の隙間はできるだけ狭くなるように円孔23の大きさが決定される。円孔23には、この隙間を塞ぐ弾性部材を設けてもよい。
また、ここで、図3に示されるメインカバー18から機器カバー部34を除いた部分(立上り部19C、膨出面部19B、左右側壁20C、20Dの車両前方側及び前方側壁20B)及びサブカバー24は、ステーカバー部36を構成し、ステー14A(図1及び図2参照)の車両前方側、下方側及び左右両側等を覆う。
次に、図1を参照しながら、カバー11及びインナミラー14の組付手順について説明する。
インナミラー取付部材12及びセンサ17等が搭載されたベース16がフロントガラス10に接着された後にメインカバー18をベース16へ組み付ける。メインカバー18は、開放された側をベース16側へ向けて係合部21をベース16の係合受部16Bとフロントガラス10との間へ係合させると共に、係合爪18B(図5参照)を貫通部16E(図5(B)参照)へ係合させることにより、ベース16へ取り付けられる。次に、ミラー取付用開口部22(図2参照)を通してインナミラー14のステー14Aをメインカバー18内に挿入し、インナミラー14のステー14Aの先端部14Fに形成された係合部(図示省略)をインナミラー取付部材12の係合受部(図示省略)に係合させる。これにより、インナミラー14がインナミラー取付部材12へ組み付けられる。最後に、サブカバー24のスナップフィット部24Aをベース16の車両前方(矢印FR方向)の端部側に配置して係合受部16Cとフロントガラス10との間へ係合させることで、サブカバー24をベース16へ組み付けると共に、サブカバー24の突起24E(図2参照)をメインカバー18の立上り部19C内面側の凹部(図示省略)に係止させて組付作業を完了する。
インナミラー14の組付け時には、図2に示すように、サブカバー24が組み付けられておらず、メインカバー18のミラー取付用開口部22がインナミラーステー14Aの径に対して大きいために、インナミラーステー14Aの挿入方向(角度)や挿入姿勢をある程度変えても挿入でき、回転動作の可能な範囲も大きいので、ステー14Aにおける動作の自由度が高まる。これにより、インナミラー14の組付け作業性を向上することができる。
インナミラー14が取り付けられた場合には、サブカバー24がミラー取付用開口部22の大部分を塞ぎ、図4に示すように、サブカバー24の第2切欠部24Cがミラー取付用開口部22(図2参照)の第1切欠部22Aとともにステー14Aを包囲する。また、メインカバー18とサブカバー24との境界線が、乗員から見るとインナミラー本体14Bの死角となって見えにくくなり、結果として見栄えを良くすることができる。これにより、インナミラー14の組付け後の意匠性を向上させる。
また、図1に示すように、湾曲したステー14Aを用い、カバー11内の中央部でなく、一方側(本実施形態で車両前方(矢印FR方向)側)にステー14Aを取り付けることで、カバー11内に分断されない大きな空間26を確保することができ、カバー11内にセンサ等の機器を取り付けやすくなる。このため、カバー11内における機器配置設計の自由度が大きくなり、カバー11内でインナミラー14の取付けができるだけでなく、機器の配置も容易に実現できる。
さらに、センサ17等の機器を覆う機器カバー部34は、フロントガラス10とインナミラー本体14Bとの間に配置されており、フロントガラス10からの乗員室100側への突出量が小さく、ステーカバー部36は、機器カバー部34よりも乗員室100側に突出してステー14Aの車両前方側及び下方側等を覆う。これにより、ミラー本体14Bの上方の空間を有効活用することができると共に、センサ17等の機器及びステー14Aを覆うカバー11の全体構成をコンパクトにして良好な前方視界を確保することができる。
次に、カバーの第2の実施形態を図6及び図7に基づき説明する。第1の実施形態では、図1及び図4に示すように、カバー11の組付け後にメインカバー18の第1切欠部22Aとサブカバー24の第2切欠部24Cとでステー14Aの周囲を包囲する場合について説明したが、第2の実施形態に係るカバーは、図6及び図7に示すように、サブカバー24の挿通孔28のみでステー14Aの周囲を包囲する形態である。なお、第2の実施形態に係るカバーの構成は、図4等に示される第1切欠部22A及び第2切欠部24Cを設けずに、図6及び図7に示すように、サブカバー24に挿通孔28を形成した点が特徴であり、他の構成については、第1の実施形態とほぼ同様の構成であるので、同一符号を付して説明を省略する。
図6に示すように、サブカバー24における組付け時の車両後方側には、挿通孔28が形成されている。挿通孔28は、ステー14Aの径よりも僅かに大きい径寸法とされ、この挿通孔28内にステー14Aを挿通できるようになっている。このため、サブカバー24は、ステー14Aの長手方向に沿って移動可能であり、ステー14Aの先端部14Fの係合部(図示省略)をインナミラー取付部材12側(矢印A方向)に向けてインナミラー取付部材12の係合受部に係合させる際には、サブカバー24がインナミラー14の組付け作業の妨げにならないように、ミラー本体14B側(矢印B方向)にスライドさせておくことができる。
インナミラー14の組付けがされた後には、サブカバー24をステー14Aの長手方向に沿って(矢印C方向に)スライドさせてサブカバー24を組み付ける。サブカバー24の組付け構造は、第1実施形態と同様であり、サブカバー24のスナップフィット部24Aをベース16の係合受部16Cとフロントガラス10との間へ係合させることで、サブカバー24をベース16へ組み付けると共に、サブカバー24の突起24E(図2参照)をメインカバー18の立上り部19C内面側の凹部(図示省略)に係止させる。
第2実施形態の構成にあっても、コンパクトな全体構成であってインナミラー14の組付け作業性が良く、また、図7に示すように、メインカバー18とサブカバー24との境界線が、乗員から見るとインナミラー本体14Bの死角となって見えにくくなり、結果として見栄えを良くして組付け後の意匠性を向上させることができる。
次に、カバーの第3の実施形態を図8に基づき説明する。第1の実施形態では、図4に示すように、メインカバー18に第1切欠部22A、サブカバー24に第2切欠部24Cを形成し、第1切欠部22Aと第2切欠部24Cとでステー14Aの周囲を包囲する場合について説明したが、第3の実施形態では、図8に示すように、メインカバー18にのみ切欠部30を形成し、この切欠部30とサブカバー24の外縁部31とでステー14Aの周囲を包囲する形態である。なお、第3の実施形態に係るカバーの他の構成については、第1の実施形態とほぼ同様であるので、同一符号を付して説明を省略する。
図8に示すように、メインカバー18のミラー取付用開口部22に形成される切欠部30は、図中の上下方向がやや長尺とされた半長孔となっている。サブカバー24は、矩形状とされ、切欠が形成されていない。これらより、ステー14Aの周囲は、メインカバー18の切欠部30とサブカバー24の直線状の外縁部31とによって包囲される。
なお、カバーの第4の実施形態を示す図9は、第3の実施形態の変形である。図9に示すように、ステー14Aとサブカバー24との間の隙間にこの隙間の形状に合わせた中間部材32を配置し、この中間部材32をメインカバー18又はサブカバー24の少なくとも一方に取り付けてもよい。
また、カバー本体や補助カバー部材の形状は、上記の第1〜第4の実施形態で示されたメインカバー(カバー本体)18やサブカバー(補助カバー部材)24の形状に限定されず、例えば、第5の実施形態である図10に示されるカバー11のように、車両前方の側壁20Eがステー14Aにほぼ沿ってステー14Aの車両前方側の一部(車両上方側)を覆い、サブカバー(補助カバー部材)24がステー14Aの車両前方側の残りの一部(車両下方側)を覆う構成としてもよい。このとき、前方側壁20Eが浅底面部19Aよりも乗員室100側に延び、その端部側に第1実施形態の係合受部16C(図1参照)とフロントガラス10とで形成する凹部に相当する係合凹部20Fが設けられてもよい。この場合にも、ミラー取付用開口部22の大きさが確保されるため、インナミラー14の組付け作業性が良く、また、全体構成がコンパクトであるので、良好な前方視界を確保することができ、さらに、メインカバー18とサブカバー24との境界線が乗員からは見えにくいので、意匠性を向上させることができる。なお、図10に示されるカバー11では、メインカバー18の立上り部19C、膨出面部19B、左右側壁20C、20Dの車両前方側及び前方側壁20Eと、サブカバー24とが、ステーカバー部36を構成する。
なお、上記の第1〜第5の実施形態では、サブカバー24をベース16やメインカバー18にスナップフィット部24Aで組み付けると共に、サブカバー24の突起24Eをメインカバー18の凹部に係止させているが、サブカバー24の組付けは、例えば、ステー14Aへスナップフィット等で嵌合してもよい。
また、上記の第1〜第5の実施形態では、ミラー取付用開口部22が略矩形状に形成されているが、ミラー取付用開口部22の形状はこれに限定されず、インナミラー14のステー14Aの径に対して十分大きければ形状を問わない。
本発明の第1実施形態に係るカバーが、フロントガラスに取り付けられた状態を示す概略垂直端面図である。(図4の1−1線端面に相当する。) 本発明の第1実施形態に係るカバーの分解斜視図である。 本発明の第1実施形態に係るカバーの外観を示す外観斜視図である。 本発明の第1実施形態に係るカバーにおいて、インナミラーが取り付けられた状態を示す正面図である。 図5(A)は、図4の5A−5A線端面図である。図5(B)は、図4の5B−5B線端面図である。 本発明の第2実施形態に係るカバーにおいて、インナミラーをフロントガラスに取り付ける前の状態を示す概略垂直端面図である。(図7の6−6線端面に相当する。) 本発明の第2実施形態に係るカバーにおいて、インナミラーが取り付けられた状態を示す正面図である。 本発明の第3実施形態に係るカバーにおける正面図である。(インナミラーは、ステーのみを断面で示している。) 本発明の第4実施形態に係るカバーにおける正面図である。(インナミラーは、ステーのみを断面で示している。) 本発明の第5実施形態に係るカバーの分解斜視図である。
符号の説明
10 フロントガラス
11 カバー
12 インナミラー取付部材
14 インナミラー
14A ステー
14B ミラー本体
17 センサ(機器)
18 メインカバー(カバー本体)
19 下面部
20B 側壁(車両前方側に向いた部位)
20E 側壁(車両前方側に向いた部位)
22 ミラー取付用開口部
22A 第1切欠部(内縁部)
24 サブカバー(補助カバー部材)
24C 第2切欠部(外縁部)
30 切欠部(内縁部)
31 外縁部
34 機器カバー部
100 乗員室

Claims (3)

  1. ミラーを備えたミラー本体と、前記ミラー本体が一端側に取り付けられると共に他端側の取付部がミラー取付部材を介してフロントガラスへ取り付けられるステーと、を備えたインナミラーにおける前記取付部を覆うと共に、前記取付部の車両後方側で前記フロントガラスへ取り付けられる機器を覆うカバーであって、
    前記フロントガラスに固着された前記ミラー取付部材の周囲にあって前記フロントガラスに取り付けられ、前記機器を覆う機器カバー部を備えると共に、車両前方側に前記ステーを挿入可能なミラー取付用開口部が貫通形成されたカバー本体と、
    前記インナミラーの取付後に前記ミラー取付用開口部における前記ステーの挿入箇所を除く範囲を前記インナミラーに対して車両前方側から塞ぐ補助カバー部材と、
    を有し、前記カバー本体は、前記フロントガラスへの取り付け状態で前記機器カバー部が当該機器カバー部よりも車両前方側の部位に比べて乗員室側への突出量が小さい形状に形成されていることを特徴とするカバー。
  2. 前記補助カバー部材の外縁部が、前記ミラー取付用開口部の内縁部とともに前記インナミラーのステーの周囲を包囲することを特徴とする請求項1記載のカバー。
  3. 前記ミラー取付用開口部が前記インナミラーのミラー本体に対して車両前方側にあって前記カバー本体の下面部から車両前方側に向いた部位にわたって形成されることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のカバー。
JP2004038876A 2004-02-16 2004-02-16 カバー Expired - Fee Related JP4567991B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004038876A JP4567991B2 (ja) 2004-02-16 2004-02-16 カバー

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004038876A JP4567991B2 (ja) 2004-02-16 2004-02-16 カバー

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2005225459A JP2005225459A (ja) 2005-08-25
JP4567991B2 true JP4567991B2 (ja) 2010-10-27

Family

ID=35000494

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004038876A Expired - Fee Related JP4567991B2 (ja) 2004-02-16 2004-02-16 カバー

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4567991B2 (ja)

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5760575B2 (ja) * 2011-03-25 2015-08-12 マツダ株式会社 車両用補機の取付け構造
JP6372006B2 (ja) 2014-10-22 2018-08-15 トヨタ車体株式会社 サブカバーの仮置き構造
CN110418725B (zh) * 2017-03-15 2022-12-27 Agc株式会社 带后视镜的车辆用夹层玻璃
JP6821130B2 (ja) * 2017-11-28 2021-01-27 トヨタ車体株式会社 車載機器用カバー

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH02147344U (ja) * 1989-05-17 1990-12-14
JPH0315754U (ja) * 1989-06-30 1991-02-18
JPH1191441A (ja) * 1997-09-26 1999-04-06 Yazaki Corp ルーフモジュール構造
JPH11170912A (ja) * 1997-12-16 1999-06-29 Murakami Corp インナーミラーの回避構造
JP2002254986A (ja) * 2001-03-01 2002-09-11 Denso Corp 車両用通報装置

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH02147344U (ja) * 1989-05-17 1990-12-14
JPH0315754U (ja) * 1989-06-30 1991-02-18
JPH1191441A (ja) * 1997-09-26 1999-04-06 Yazaki Corp ルーフモジュール構造
JPH11170912A (ja) * 1997-12-16 1999-06-29 Murakami Corp インナーミラーの回避構造
JP2002254986A (ja) * 2001-03-01 2002-09-11 Denso Corp 車両用通報装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2005225459A (ja) 2005-08-25

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7052076B2 (en) Front side-part structure of vehicle
WO2015064420A1 (ja) ラジエータグリル
JP4567991B2 (ja) カバー
JP6852422B2 (ja) 車室内前部構造
JP2008012953A (ja) 自動車用内装部品
JP4967649B2 (ja) シーリングスクリーン、ドア及びシーリングスクリーンの取付方法
JP4766431B2 (ja) 自動車のインストルメントパネル機器取付構造
JP5115836B2 (ja) 車両用艤装部品の係止構造
JP2008085757A (ja) 車両用アンテナ装置
JP5109315B2 (ja) 自動車用ボディパネルと取付部品との取付構造、及びロッカパネルとロッカプロテクタとの取付構造
JP4553851B2 (ja) ドアグリップの取付構造
JP2007178283A (ja) 指針
JP5876376B2 (ja) グロメット
JP4516402B2 (ja) ステアリングジョイントカバー
JP3891385B2 (ja) カップホルダの構造
JP3955024B2 (ja) 荷室用掛止器
JP7337440B2 (ja) クランプの固定構造
JP4839327B2 (ja) 車両のインストルメントパネル構造
JP4561717B2 (ja) インストルメントパネル構造
JP4591209B2 (ja) シール部材の取付構造
JP4855683B2 (ja) メータ
JP2021091353A (ja) カウルトップカバー
KR100534444B1 (ko) 도어 인사이드 핸들 하우징의 오조립 방지 구조
JP3989708B2 (ja) トリム部材の取付構造
JP4233460B2 (ja) ドア用ワイヤハーネス

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20060804

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20090414

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20090603

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20091215

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100212

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20100803

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20100806

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4567991

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130813

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140813

Year of fee payment: 4

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees