JP6926714B2 - パウチ - Google Patents
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Description
前面と後面と側面を有し、サイドガセット部を備えるパウチであって、
少なくとも基材層とシーラント層を有する包装材料でパウチが構成されており、
パウチは上部シール部を有しており、
上部シール部は、第1上部シール部と、第2上部シール部とで構成されており、
第1上部シール部は前面と後面が接合されており、
第2上部シール部は前面と側面および後面と側面が接合されており、シール強度が25N以下であって、
側面の外面に引張片が固定されており、
引張片は第2上部シール部近傍に固定されており、
引張片は、少なくとも一方の端部が固定されないか、または二点が固定されるとともに固定点が端部寄りの位置となっていることを特徴とするパウチを提供する。
図1は、本発明の一実施形態に係るパウチを示す図である。このうち、図1(a)は内容物を充填した状態の斜視図であり、図1(b)は前面フィルム2側から見た正面図であり、図1(c)は図1(a)(b)におけるA−A線断面図である。図1において、斜線の網掛けを示した箇所は、シール部および接着部を示している。本明細書において、以下に示す、前面、後面、側面、上部シール部、下部シール部、上下方向、左右方向などの向きを示す用語は下部シール部を下にし前面を前に位置した状態における相対的な位置関係を表している。
本実施形態のパウチは、長方形状の前面フィルム2と、前面フィルム2と同一形状の後面フィルム3と、長方形状の2枚の側面フィルム4の計4枚のフィルムで構成されている。本実施形態のパウチは、上述のように、前面フィルム2と後面フィルム3とで、断面V字状に折り込んだ側面フィルム4を挟んだ後、前面フィルム2と側面フィルム4、後面フィルム3と側面フィルム4をシールして、4箇所に側部シール部6を形成することにより、全体を筒状体にし、筒状体の上部に上部シール部8、下部に下部シール部18をそれぞれ形成した構成の4ピラーガセットパウチである。
図1に示すように、側部シール部6は、前面フィルム2と側面フィルム4、後面フィルム3と側面フィルム4がシールされたものである。4つの側部シール部6により、側端縁(稜線)に支柱を設けたような構成となり、4ピラーガセットパウチと呼ばれる形態となっている。側部シール部6は、前面フィルム2と側面フィルム4の連接部、または/および、後面フィルム3と側面フィルム4の連接部を含むように形成されている。ここで、連接部とは、各フィルムの端縁付近において各フィルムを連接する部分を意味する。側部シール部6は、2mm以上15mm以下の幅で形成されることが好ましく、4mm以上10mm以下の幅で形成されることがより好ましい。
図1の例では、図1(a)(b)に示すように、パウチの上部を折り返していないが、パウチのうち上部シール部8が形成された部分をパウチ1の前面フィルム2側または後面フィルム3側に向かって折り返してもよい。
図1では、説明の便宜上、下部シール部18が形成されたパウチ1の下部が折り返されていない状態を示したが、陳列時等において、パウチ1を置く際には、下部を折り返して自立可能な状態とすることができる。具体的には、図1(b)に示した第1折線15を介して前面フィルム2側が内方に折り曲げられるとともに、図1(b)に示した第2折線16を介して後面フィルム3側が内方に折り曲げられ、パウチ1の前面フィルム2側または後面フィルム3側の内方に向かって折り曲げられた部分の外面と、対向する外面とを固定してもよい。このことにより自立性を発現させることができる。
図2は、パウチの側面図である。図2においては、下部シール部18が形成されたパウチ1の下部を折り返して自立させた状態を示している。図2に示すように、引張片17は第2上部シール部8bの近傍に、固定点である接着部17aにより固定されている。引張片17は、側面フィルム4に引張力を加え易く、かつ掴み易い位置であることが好ましいため、第2上部シール部8bと重なる位置ではなく、近傍であることが好ましい。近傍とは、第2上部シール部8bまでの距離が引張片17の接着部17aから5cm以内であることを意味する。引張片17の形状は長手方向と短手方向を有し、長手方向がパウチの上下方向に沿うように固定されている。引張片17の形状は長手方向と短手方向を有していれば、様々な形状とすることができるが、本実施形態では、正方形を除く長方形状となっている。引張片17の大きさは、任意の大きさとすることができるが、本実施形態では、上下方向の幅30mm、左右方向の幅10mmとしている。上下方向の幅は20mm〜40mm、左右方向の幅は5mm〜15mmとすることが好ましい。
前面フィルム2、後面フィルム3、側面フィルム4は、積層フィルムにより構成することができる。包装材料である積層フィルムは、少なくとも、基材層とシーラント層を含む。シーラント層は、パウチ1の最内面を構成する層である。基材層は、1軸延伸または2軸延伸のプラスチックフィルムである。基材層を構成する材料としては、例えば、ナイロン(Ny)などのポリアミドや、ポリエチレンテレフタレート(PET)などのポリエステルや、ポリプロピレン(PP)等を用いることができる。
図3は、本実施形態に係るパウチを開封した状態を示す斜視図である。図3においては、シール部の網掛けを省略して示している。図1(a)、図2に示したように、第2上部シール部8bがシールされた密封状態において、引張片17を上端側を掴んで図2の手前側に引っ張ると、引張片17の接着部17aに固定された側面フィルム4が引っ張られる。第2上部シール部8bは、イージーピール性(易剥離性)を有しているため、引っ張られた側面フィルム4が、前面フィルム2および後面フィルム3と剥離される。引張片17は下端付近の1箇所だけが側面フィルム4に固定されているため、上端付近を掴んだ場合、僅かな力で引っ張っただけでも、側面フィルム4の法線方向に力が加わり、剥離できることになる。上述のように、引張片17は第2上部シール部8bの近傍に固定されているため、引っ張る力が、イージーピール性を有する第2上部シール部8bに効率的に伝わり、容易に剥離される。これにより、図3に示すように、第2上部シール部8bが形成されていた部分に開口13が生じる。この開口13から内容物を取り出すことができる。
図4は、引張片の上部を固定した変形例のパウチの側面図である。図1〜図3に示した実施形態では、引張片17の下部を固定したが、図4に示す変形例では、引張片17の上部を固定しており、その他は上記実施形態と同様である。したがって、引張片17は、第2上部シール部8bと重なる位置ではなく、近傍となる位置、すなわち、第2上部シール部8bまでの距離が引張片17の接着部17aから5cm以内となる位置に形成されている。本変形例においても、引張片17の形状は長手方向と短手方向を有する長方形状となっている。引張片17の大きさは、本変形例においても、上下方向の幅30mm、左右方向の幅10mmとしている。図4に示す変形例においても、接着部17aは、引張片17の面積の1/2未満であって、長手方向である上下方向の上端寄りに形成されていれば、どのような形状で設けられていてもよく、接着部17aの面積は、引張片17の面積の1/10以上1/3以下であることがより好ましい。また、接着部17aは、必ずしも端部を含むように設置されている必要はなく、引張片17の長手方向の端部寄りの位置、すなわち本変形例では上端寄りの位置に形成されていればよい。
2・・・前面フィルム
2´・・・前面
3・・・後面フィルム
3´・・・後面
4・・・側面フィルム
4´・・・側面
4a・・・折込部
6・・・側部シール部
8・・・上部シール部
8a・・・第1上部シール部
8b・・・第2上部シール部
9・・・合掌シール部
11・・・上縁
12・・・下縁
13・・・開口
17・・・引張片
17a・・・接着部
18・・・下部シール部
18a・・・第1下部シール部
18b・・・第2下部シール部
19・・・チャック
Claims (6)
- 前面と後面と側面を有し、サイドガセット部を備えるパウチであって、
少なくとも基材層とシーラント層を有する包装材料で前記パウチが構成されており、
前記パウチは上部シール部を有しており、
上部シール部は、第1上部シール部と、第2上部シール部とで構成されており、
前記第1上部シール部は前記前面と前記後面が接合されており、
前記第2上部シール部は前記前面と前記側面および前記後面と前記側面が接合されており、シール強度が25N以下であって、
前記側面の外面に引張片が固定されており、
前記引張片は前記第2上部シール部の近傍に固定されており、
前記引張片は、二点が固定されるとともに固定点が端部寄りの位置となっており、
前記引張片は長手方向と短手方向を有し、長手方向がパウチの左右方向に沿うように固定されていることを特徴とするパウチ。 - 前面と後面と側面を有し、サイドガセット部を備えるパウチであって、
少なくとも基材層とシーラント層を有する包装材料で前記パウチが構成されており、
前記パウチは上部シール部を有しており、
上部シール部は、第1上部シール部と、第2上部シール部とで構成されており、
前記第1上部シール部は前記前面と前記後面が接合されており、
前記第2上部シール部は前記前面と前記側面および前記後面と前記側面が接合されており、シール強度が25N以下であって、
前記側面の外面に引張片が固定されており、
前記引張片は下部に接着部を形成し、前記接着部により前記第2上部シール部の近傍に固定されており、
前記引張片は、一方の端部が固定されておらず、
前記引張片は長手方向と短手方向を有し、長手方向がパウチの上下方向に沿うように固定されていることを特徴とするパウチ。 - 前面と後面と側面を有し、サイドガセット部を備えるパウチであって、
少なくとも基材層とシーラント層を有する包装材料で前記パウチが構成されており、
前記パウチは上部シール部を有しており、
上部シール部は、第1上部シール部と、第2上部シール部とで構成されており、
前記第1上部シール部は前記前面と前記後面が接合されており、
前記第2上部シール部は前記前面と前記側面および前記後面と前記側面が接合されており、シール強度が25N以下であって、
前記側面の外面に引張片が固定されており、
前記引張片は上部に接着部を形成し、前記接着部により前記第2上部シール部の近傍に固定されており、
前記引張片は、一方の端部が固定されておらず、
前記引張片は長手方向と短手方向を有し、長手方向がパウチの上下方向に沿うように固定されていることを特徴とするパウチ。 - パウチは1枚のフィルムで構成されていることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか一項に記載のパウチ。
- パウチは自立性を有していることを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか一項に記載のパウチ。
- 前面と側面の連接部、または/および、後面と側面の連接部を含むように側部シール部が形成されている請求項1から請求項5のいずれか一項に記載のパウチ。
Priority Applications (1)
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JP2017120570A JP6926714B2 (ja) | 2017-06-20 | 2017-06-20 | パウチ |
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JP2017120570A JP6926714B2 (ja) | 2017-06-20 | 2017-06-20 | パウチ |
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JP2019006407A JP2019006407A (ja) | 2019-01-17 |
JP6926714B2 true JP6926714B2 (ja) | 2021-08-25 |
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Family Applications (1)
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JP2017120570A Active JP6926714B2 (ja) | 2017-06-20 | 2017-06-20 | パウチ |
Country Status (1)
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JP (1) | JP6926714B2 (ja) |
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2017
- 2017-06-20 JP JP2017120570A patent/JP6926714B2/ja active Active
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