JP6926580B2 - マニホールド及びその製造方法 - Google Patents

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Description

本発明は、マニホールド及びその製造方法に関する。
自動車等の車両に搭載される燃料電池には、同燃料電池のセルスタックに対し燃料ガス、酸化ガス、及び冷却水といった流体を流すためのマニホールドが取り付けられている。燃料電池は、マニホールドを介してセルスタックに対し給排される燃料ガスと酸化ガスとを用いて発電を行う一方、マニホールドを介してセルスタックに対し給排される冷却液によって冷却される。
こうしたマニホールドは、セルスタックを囲むよう燃料電池に設けられたケースに取り付けられる金属製のエンドプレートを備えている、このエンドプレートは、上記ケースに接した状態で固定される取付面と、上記流体を流す流路を形成するための孔と、その孔が開口する平面と、を有している。更に、エンドプレートにおける上記平面及び上記孔の内面は樹脂層によって覆われている。
上記ケースに対し上記取付面を接触させてエンドプレートを固定すると、樹脂層における平面を覆う部分がセルスタックのセル積層方向の端部に接触するとともに、セルスタックが上記平面によってセル積層方向に押圧されて同セルスタックの良好なセル積層構造が維持される。また、このときには樹脂層によって内面が覆われた孔によって形成される上記流路がセルスタックに対し接続される。そして、上記流路内の流体とエンドプレートとは樹脂層における孔の内面を覆う部分によって絶縁されるとともに、エンドプレートとセルスタックとは樹脂層における上記平面を覆う部分によって絶縁される。
上記マニホールドを製造する際には、鋳造されたエンドプレートを切削して上記平面を形成し、その後に樹脂層がインサート成形を通じて形成される。エンドプレートにおける上述した平面の形成は、同平面における取付面からの距離が予め定められた最適値となるように高い精度で行われる。これは、エンドプレートの取付面が燃料電池のケースに固定されたとき、上記平面における取付面からの距離が同平面によるセルスタックのセル積層方向への押圧態様に影響を及ぼすためである。
ところで、セルスタックにおいては、高温からの温度低下の際に金属製のエンドプレートの収縮率よりも樹脂層の収縮率の方が大きくなる。このため、上記温度低下に伴い樹脂層における孔の内面を覆う部分では同孔における中心線方向の中央部に向けた収縮が生じる一方、樹脂層におけるエンドプレートの平面を覆う部分では孔における中心線方向の中央部に向う変位が上記平面によってとどめられる。その結果、樹脂層における孔の内面を覆う部分とエンドプレートの平面を覆う部分との境界部分のうち、平面と孔の内面との交差部分に沿った部分では、温度低下の際のエンドプレートと樹脂層との収縮率の違いに伴う応力集中が生じる。
そして、マニホールドにおける温度の昇降が繰り返されることに伴い、樹脂層における孔の内面を覆う部分とエンドプレートの平面を覆う部分との境界部分のうち、平面と孔の内面との交差部分に沿った部分での応力集中が繰り返されると、その部分で樹脂層が割れるおそれがある。こうした問題に対処するため、特許文献1では図5に示すようにエンドプレート51における孔52の開口端の内周面52aを円弧状に形成することにより、上述したように応力集中が生じることを抑制するようにしている。この場合、例えば二点鎖線L1で示すように平面が形成されるようエンドプレート51を切削したとすると、樹脂層における孔52の内面を覆う部分とエンドプレート51の平面を覆う部分との境界部分のうち、平面と孔52の内面(内周面52a)との交差部分に沿った部分でのマニホールドの温度低下に伴って生じる応力集中が抑制される。
特開2016−95900号公報
しかし、鋳造後のエンドプレート51を切削して上記平面を形成するに当たり、孔52の中心線方向における取付面からの距離が最適値となるよう平面を形成すると、そのときの平面の位置がエンドプレート51の鋳造時の形状のばらつき等に起因して変わる可能性がある。例えば、孔52の中心線方向における平面の位置が、二点鎖線L1で示す位置になるとは限らず、それとは異なる位置(例えば二点鎖線L2で示す位置)になる可能性がある。
そして、孔52の中心線方向における平面の位置(L1,L2等)が変わると、その平面と孔52における開口端の内周面52aとの交差態様も変わる。このため、エンドプレート51の平面及び孔52の内面を覆う樹脂層を形成すると、その樹脂層における上記平面を覆う部分と孔52の内面を覆う部分との境界部分のうち、上記平面と孔52の内面(内周面52a)との交差部分に沿った部分の形状が、上記平面と上記内周面52aとの交差態様に応じて変わる。
従って、マニホールドの温度が低下する際、樹脂層における上記境界部分のうち平面と内周面52aとの交差部分に沿った部分における応力集中にばらつきが生じる。そして、上記部分における応力集中が悪化方向にばらつくと、マニホールドにおける温度の昇降の繰り返しに伴い、上記部分で樹脂層が割れるおそれがある。
本発明の目的は、樹脂層における孔の内面を覆う部分とエンドプレートの平面を覆う部分との境界部分のうち、平面と孔の内面との交差部分に沿った部分が割れることを抑制できるマニホールド及びその製造方法を提供することにある。
以下、上記課題を解決するための手段及びその作用効果について記載する。
上記課題を解決するマニホールドは、流路を形成するための孔が開口している平面を有するエンドプレートを備えており、そのエンドプレートの前記平面及び前記孔の内面が樹脂層で覆われている。そして、上記平面に対する上記孔の開口端の内周面には、その孔の中心線に対し傾斜する断面直線状の斜面が形成されている。
この構成によれば、鋳造されたエンドプレートを切削して平面を形成した後、その平面及び同平面で開口する孔の内面を覆う樹脂層がインサート成形を通じて形成される。仮に上記平面の位置が孔の中心線方向に変わるとしても、上記内周面(斜面)が孔の中心線に対し傾斜する断面直線状となっているため、上記平面と孔における開口端の内周面(斜面)との交差態様は変わらない。このため、上記樹脂層における上記平面を覆う部分と上記孔の内面を覆う部分との境界部分のうち、平面と孔の内面(斜面)との交差部分に沿った部分の形状は、平面における孔の中心線方向についての位置に関係なく一定となる。従って、マニホールドの温度が低下する際、上記平面における孔の中心線方向についての位置に応じて、樹脂層の上記境界部分のうちの上記平面と上記斜面との交差部分に沿った部分における応力集中にばらつきが生じることを抑制できる。その結果、上記部分における応力集中が悪化方向にばらつくことも抑制できる。このため、マニホールドにおける温度の昇降の繰り返しに伴い、樹脂層における上記部分での応力集中が繰り返されたとき、その部分で樹脂層が割れることを抑制できる。
上記課題を解決するマニホールドの製造方法では、ケースに固定される取付面を有するエンドプレートにおいて流路を形成するための孔の開口端の内周面に、その孔の中心線に対し傾斜する断面直線状の斜面が形成される。そして、エンドプレートにおける上記孔の開口端側の部分を同孔の中心線と直交する方向に切削して平面が形成され、その平面及び上記孔の内面を覆うように樹脂層が形成される。
上記方法によれば、エンドプレートを切削して上記平面を形成するに当たり、孔の中心線方向における取付面からの距離が最適値となるよう平面を形成すると、そのときの平面の位置がエンドプレートの形状のばらつき等に起因して変わるおそれがある。仮に上記平面の位置が孔の中心線方向に変わるとしても、上記内周面(斜面)が孔の中心線に対し傾斜する断面直線状となっているため、上記平面と孔における開口端の内周面(斜面)との交差態様は変わらない。このため、上記樹脂層における上記平面を覆う部分と上記孔の内面を覆う部分との境界部分のうち、平面と孔の内面(斜面)との交差部分に沿った部分の形状は、平面における孔の中心線方向についての位置に関係なく一定となる。従って、マニホールドの温度が低下する際、上記平面における孔の中心線方向についての位置に応じて、樹脂層の上記境界部分のうちの上記平面と上記斜面との交差部分に沿った部分における応力集中にばらつきが生じることを抑制できる。その結果、上記部分における応力集中が悪化方向にばらつくことも抑制できる。このため、マニホールドにおける温度の昇降の繰り返しに伴い、樹脂層における上記部分での応力集中が繰り返されたとき、その部分で樹脂層が割れることを抑制できる。
本発明によれば、樹脂層における孔の内面を覆う部分とエンドプレートの平面を覆う部分との境界部分のうち、平面と孔の内面との交差部分に沿った部分が割れることを抑制できる。
燃料電池のセルスタックに対するマニホールド(エンドプレート)の取付態様を示す略図。 図1のマニホールドをセルスタック側から見た状態を概略的に示す平面図。 図2のエンドプレートを矢印A−A方向から見た状態を示す断面図。 図2のエンドプレート及び樹脂層を矢印A−A方向から見た状態を示す断面図。 エンドプレートにおける平面の形成態様を示す断面図。
以下、マニホールド及びその製造方法の一実施形態について、図1〜図4を参照して説明する。
図1に示すように、燃料電池1のセルスタック2におけるセル積層方向(図1の左右方向)の端部には、セルスタック2に対し水素(燃料ガス)、空気(酸化ガス)、及び冷却水(冷却液)といった流体を流すためのマニホールド3が設けられている。このマニホールド3は、セルスタック2を囲むよう燃料電池1に設けられたケース1aに取り付けられる金属製のエンドプレート4を備えている、そして、セルスタック2は、マニホールド3を介して給排される水素と空気とを利用して発電を行うとともに、マニホールド3を介して給排される冷却水によって冷却される。
図2は、図1のマニホールド3(エンドプレート4)をセルスタック2側から見た状態を概略的に示している。このエンドプレート4は、一対の長辺及び一対の短辺を有する四角板状に形成されている。そして、エンドプレート4の外縁部には、エンドプレート4の一対の長辺及び一対の短辺に沿って延びる締結部5が設けられている。この締結部5は上記ケース1a(図1)に対しボルト等で締結されるものであって、同締結部5におけるセルスタック2側の面(図2の紙面手前側の面)は、同ケース1aに接した状態で固定される取付面6となっている。
また、エンドプレート4における締結部5に囲まれた部分には、エンドプレート4を厚さ方向(図2の紙面と直交する方向)に貫通する孔7〜11が形成されている。これらの孔7〜11は上記流路を形成するためのものであって、孔7,8,10,11はエンドプレート4におけるセルスタック2側の面である平面12で開口している。これら孔7〜11の内面、及び、エンドプレート4におけるセルスタック2側の面(平面12を含む)は、樹脂層13によって覆われている。
そして、上記ケース1a(図1)に対し上記取付面6を接触させてエンドプレート4を固定すると、樹脂層13における平面12を覆う部分が図1に示すセルスタック2のセル積層方向の端部に接触するとともに、同セルスタック2がエンドプレート4(平面12)によってセル積層方向に押圧されて同セルスタック2の良好なセル積層構造が維持される。また、このときには孔7〜11によって形成される上記流路がセルスタック2に対し接続される。なお、上記流路内の流体とエンドプレート4とは樹脂層13における孔7〜11の内面を覆う部分によって絶縁されるとともに、上記エンドプレート4とセルスタック2とは樹脂層13における上記平面12を覆う部分によって絶縁される。
図3及び図4は、図2のマニホールド3における孔7周りを矢印A−A方向から見た状態を示す断面図である。なお、図3はエンドプレート4のみを示しており、図4はエンドプレート4と樹脂層13とを示している。
エンドプレート4における平面12は、締結部5の取付面6に対し、エンドプレート4の厚さ方向(この例では図3、図4の上方)に離れて位置している。ちなみに、孔7の中心線方向における取付面6から平面12までの距離は、エンドプレート4の取付面6が燃料電池1のケース1a(図1)に固定されたときの同平面12によるセルスタック2のセル積層方向への押圧態様に影響を及ぼす。このため、エンドプレート4においては、ダイカスト法といった鋳造法を通じて同エンドプレート4が形成された後に平面12を切削して形成することにより、上記距離が予め定められた最適値となるよう平面12が高い精度で形成される。
平面12に対する孔7の開口端の内周面には、その孔7の中心線Lcに対し傾斜する断面直線状の斜面14が形成されている。一方、平面12と上記取付面6との間には段差15が存在しており、その段差15と平面12とが交差する部分には孔7の中心線Lcに対し傾斜する断面直線状の斜面16が形成されている。なお、上述した樹脂層13は、平面12及び孔7の内面を覆うだけでなく段差15も覆うように形成されている。
セルスタック2の高温からの温度低下の際には、エンドプレート4と樹脂層13の収縮率の違いに起因して、樹脂層13における孔7の内面を覆う部分とエンドプレート4の平面12を覆う部分との境界部分のうち、平面12と孔7の内面との交差部分に沿った部分で応力集中が生じる。また、樹脂層13における段差15を覆う部分とエンドプレート4の平面12を覆う部分との境界部分のうち、段差15と平面12との交差部分に沿った部分でも応力集中が生じる。
詳しくは、セルスタック2の高温からの温度低下の際、金属製のエンドプレート4の収縮率よりも樹脂層13の収縮率の方が大きくなる。このため、上記温度低下に伴い、樹脂層13における孔7の内面を覆う部分では同孔7における中心線方向の中央部に向けた収縮が生じるとともに、樹脂層13における段差15を覆う部分では平面12から離れる方向に向けた収縮が生じる。一方、樹脂層13におけるエンドプレート4の平面12を覆う部分では、孔7における中心線方向の中央部に向う変位、すなわち平面12から離れる方向への変位が、同平面12によってとどめられる。その結果、マニホールド3の温度低下時に、樹脂層13における孔7の内面を覆う部分とエンドプレート4の平面12を覆う部分との境界部分のうち、平面12と孔7の内面との交差部分に沿った部分で上記応力集中が生じる。更に、樹脂層13における段差15を覆う部分とエンドプレート4の平面12を覆う部分との境界部分のうち、段差15と平面12との交差部分に沿った部分でも上記応力集中が生じる。
上記斜面14の中心線Lcに対する傾斜角度は、樹脂層13における孔7の内面を覆う部分とエンドプレート4の平面12を覆う部分との境界部分のうち平面12と孔7の内面との交差部分に沿った部分で生じる応力に影響を及ぼすとともに、平面12の面積にも影響を及ぼす。従って、それら影響を考慮して斜面14の上記傾斜角度に関しては、例えば45°を基準値として適宜調整された値とされている。一方、上記斜面16の中心線Lcに対する傾斜角度は、樹脂層13における段差15を覆う部分とエンドプレート4の平面12を覆う部分との境界部分のうち段差15と平面12との交差部分に沿った部分で生じる応力に影響を及ぼすとともに、平面12の面積にも影響を及ぼす。従って、それら影響を考慮して斜面16の上記傾斜角度に関しては、例えば45°を基準値として適宜調整された値とされている。
なお、図2に示すエンドプレート4の孔8,10,孔11、及び、それらの周辺の構造については、孔7及びその周辺の構造と同様の構造となっている。
次に、マニホールド3の製造方法について説明する。
上記マニホールドを製造する際には、まずエンドプレート4がダイカスト法といった鋳造法を用いて形成される。こうした鋳造による形成直後のエンドプレート4には平面12は形成されておらず、図3に二点鎖線で示す形状を有している。また、エンドプレート4には、上記鋳造による形成を通じて斜面14,16が形成される。そして、鋳造による形成後のエンドプレート4に対し図3の二点鎖線で示す部分を切削することによって平面12が形成される。このときの切削による平面12の形成は、孔7の中心線方向における取付面6から平面12までの距離が上記最適値となるように行われる。そして、エンドプレート4に対し切削により平面12が形成された後、インサート成型により図4に示すように平面12、孔7の内面、及び段差15を覆うよう樹脂層13が形成される。
次に、本実施形態におけるマニホールド3及びその製造方法の作用効果について説明する。
(1)鋳造による形成後のエンドプレート4を切削して平面12を形成するに当たり、孔7の中心線方向における取付面6からの距離が上記最適値となるよう平面12を形成すると、そのときの平面12の位置がエンドプレート4の形状のばらつき等に起因して変わるおそれがある。仮に上記平面12の位置が孔7の中心線方向に変わるとしても、上記斜面14,16が孔7の中心線Lcに対し傾斜する断面直線状となっているため、上記平面12と斜面14,16との交差態様は変わらない。
このため、上記樹脂層13における上記平面12を覆う部分と上記孔7の内面を覆う部分との境界部分のうち、平面12と孔7の内面(斜面14)との交差部分に沿った部分の形状は、平面12における孔7の中心線方向についての位置に関係なく一定となる。従って、マニホールド3の温度が低下する際、上記平面12における孔7の中心線方向についての位置に応じて、樹脂層13における上記平面12を覆う部分と上記孔7の内面を覆う部分との境界部分のうち平面12と斜面14との交差部分に沿った部分での応力集中にばらつきが生じることを抑制できる。その結果、上記部分における応力集中が悪化方向にばらつくことも抑制できる。このため、マニホールド3における温度の昇降の繰り返しに伴い、樹脂層13における上記平面12を覆う部分と上記孔7の内面を覆う部分との境界部分のうち、平面12と斜面14との交差部分に沿った部分で樹脂層13が割れることを抑制できる。
更に、上記樹脂層13における段差15を覆う部分と平面12を覆う部分との境界部分のうち、段差15(斜面16)と平面12との交差部分に沿った部分の形状も、平面12における孔7の中心線方向についての位置に関係なく一定となる。従って、マニホールド3の温度が低下する際、上記平面12における孔7の中心線方向についての位置に応じて、樹脂層13における上記段差15を覆う部分と上記平面12を覆う部分との境界部分のうち斜面16と平面12との交差部分に沿った部分での応力集中にばらつきが生じることも抑制できる。その結果、上記部分における応力集中が悪化方向にばらつくことも抑制できる。このため、マニホールド3における温度の昇降の繰り返しに伴い、樹脂層13における上記平面12を覆う部分と上記孔7の内面を覆う部分との境界部分のうち、斜面16と平面12との交差部分に沿った部分で樹脂層13が割れることを抑制できる。
なお、上記実施形態は、例えば以下のように変更することもできる。
・孔7の中心線Lcに対する斜面14,16の傾斜角度を適宜変更してもよい。
・斜面14,16は、鋳造によるエンドプレート4の形成時に形成されるようにしたが、鋳造によるエンドプレート4の形成後に切削によって形成するようにしてもよい。
・必ずしも斜面14と斜面16とを設ける必要はなく、斜面14のみを設けるようにしてもよい。
1…燃料電池、1a…ケース、2…セルスタック、3…マニホールド、4…エンドプレート、5…締結部、6…取付面、7〜11…孔、12…平面、13…樹脂層、14…斜面、15…段差、16…斜面。

Claims (4)

  1. 燃料電池のセルスタックを囲むケースに取り付けることが可能なエンドプレートを備えており、前記セルスタックに対し給排される流体を流す流路を形成するための孔が、前記エンドプレートをその厚さ方向に貫通することにより、前記エンドプレートにおける前記セルスタック側に位置して同セルスタックをセル積層方向に押圧する平面で開口しており、前記エンドプレートの前記平面及び前記孔の内面が樹脂層で覆われているマニホールドにおいて、
    前記エンドプレートは、前記ケースに固定される取付面を、前記エンドプレートの厚さ方向における前記セルスタック側に位置するように有しており、
    前記平面は、前記取付面に対し前記セルスタック側に突出する位置にあり、
    前記平面に対する前記孔の前記セルスタック側の開口端の内周面には、その孔の中心線に対し傾斜する断面直線状の斜面が形成されていることを特徴とするマニホールド。
  2. 記平面と前記取付面との間には段差が存在しており、前記段差によって形成される側壁部と前記平面とが交差する部分には前記孔の中心線に対し傾斜する断面直線状の斜面が形成されており、前記樹脂層は、前記平面、前記孔の内面、及び前記側壁部を覆うように形成されている請求項1に記載のマニホールド。
  3. 燃料電池のセルスタックに対し流体を給排するために、同セルスタックを囲むケースに取り付けることが可能なエンドプレートを備えるスタックマニホールドに適用され、
    前記ケースに対し固定される取付面を前記セルスタック側に位置するように有している前記エンドプレートには、前記流体を流す流路を形成するための孔が、前記エンドプレートに対し厚さ方向に貫通するよう形成されており、
    前記孔における前記セルスタック側の開口端の内周面に、その孔の中心線に対し傾斜する断面直線状の斜面を形成し、
    前記エンドプレートにおける前記孔の前記セルスタック側の開口端を同孔の中心線と直交する方向に切削することにより、前記取付面よりも前記エンドプレートの厚さ方向におけるセルスタック側に突出して位置し、且つ同セルスタックをセル積層方向に押圧する平面を形成し、
    前記平面及び前記孔の内面を覆うように樹脂層を形成する
    ことを特徴とするマニホールドの製造方法。
  4. 前記エンドプレートは、前記取付面と前記孔の前記セルスタック側の開口端との間に段差を有しており、
    前記孔の前記セルスタック側の開口端の内周面に同孔の中心線に対し傾斜する断面直線状の斜面を形成するとともに、前記段差によって形成される側壁部における前記開口端側の端部にも同孔の中心線に対し傾斜する断面直線状の斜面を形成し、
    前記エンドプレートにおける前記孔の前記開口端側の部分を同孔の中心線と直交する方向に切削して前記平面を形成し、
    前記平面、前記孔の内面、及び前記側壁部を覆うように前記樹脂層を形成する請求項3に記載のマニホールドの製造方法。
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