JP6926575B2 - 無線通信システムおよびプログラム - Google Patents

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Description

本発明は、無線通信システムおよびプログラムに関する。
特許文献1には、Bluetooth(登録商標)通信規格に基づく無線通信によりサーバとクラインと端末間でデータの送受信を行う電子会議システムが開示されている。
特許文献2には、大容量のデータを予めHDD(Hard Disc Drive)等の可搬型記録媒体に格納して各診療端末に配布しておくようにした連携診療支援装置が開示されている。
特開2004−048280号公報 特開2004−167266号公報
本発明の目的は、移動可能な端末装置との間でミリ波高速無線通信を行う際に、通信方向が固定された複数のアンテナを用いて無線通信を行う場合と比較して、少ない数のアンテナにより位置が特定されていない端末装置との間での無線通信を可能とする無線通信システムおよびプログラムを提供することである。
[無線通信システム]
請求項1に係る本発明は、ミリ波高速無線通信を行うためのアンテナと、
前記アンテナの向きを機械的に変更する変更手段と、
前記変更手段により前記アンテナの向きを連続的に変化させることにより通信相手となる会議室内を移動可能な端末装置の方向を特定し、特定した該方向に前記アンテナが向くよう前記変更手段を制御する制御手段と、
前記アンテナを使用して、ミリ波高速無線通信により端末装置との間で無線送受信を行う無線送受信手段と、
前記無線送受信手段による前記端末装置との間のミリ波高速無線通信の通信強度を測定する測定手段と、
前記端末装置が移動する会議室内に設けられた複数の通信装置における前記端末装置との間の通信強度により当該端末装置の位置を推定する推定手段と、を備え
前記制御手段は、前記位置推定手段により推定された位置に前記アンテナが向くよう前記変更手段を制御するとともに、前記測定手段により測定された通信強度が大きくなるように前記変更手段を制御して前記アンテナの向きを変更する無線通信システムである。
請求項に係る本発明は、前記制御手段が、前記アンテナが設置された会議室内の予め設定された経路の方向に前記アンテナが順次向くよう前記変更手段を制御する請求項記載の無線通信システムである。
請求項に係る本発明は前記制御手段、会議室内の机の配置に対応した経路の方向に前記アンテナが順次向くよう前記変更手段を制御する請求項1又は2記載の無線通信システムである。
請求項に係る本発明は、前記アンテナが会議室内に複数設置され、
前記制御手段は、一の端末装置と一のアンテナが無線送受信をしている際、より通信距離が短くなる端末装置とアンテナとの組み合わせを発見した場合、前記一の端末又は前記一のアンテナを他の端末装置又は他のアンテナに切り替えるよう制御する請求項1からのいずれか記載の無線通信システムである。
請求項に係る本発明は、ミリ波高速無線通信を行うためのアンテナの向きを機械的に連続的に変化させることにより通信相手となる会議室内を移動可能な端末装置の方向を特定するステップと、
特定した該方向に前記アンテナが向くようアンテナの向きを制御する制御ステップと、
前記アンテナを使用して、ミリ波高速無線通信により端末装置との間で無線送受信を行う無線送受信ステップと
前記無線送受信ステップによる前記端末装置との間のミリ波高速無線通信の通信強度を測定する測定ステップと、
前記端末装置が移動する会議室内に設けられた複数の通信装置における前記端末装置との間の通信強度により当該端末装置の位置を推定する推定ステップとをコンピュータに実行させる際に、
前記制御ステップでは、前記位置推定ステップにおいて推定された位置に前記アンテナが向くようアンテナの向きを制御するとともに、前記測定ステップにおいて測定された通信強度が大きくなるように前記アンテナの向きを変更するプログラムである。
請求項1に係る本発明によれば、移動可能な端末装置との間でミリ波高速無線通信を行う際に、通信方向が固定された複数のアンテナを用いて無線通信を行う場合と比較して、少ない数のアンテナにより位置が特定されていない端末装置との間での無線通信を可能とする無線通信システムを提供することができる。
また、請求項に係る本発明によれば、端末装置の位置を探索する場合と比較して、短時間で端末装置の位置を特定することが可能な無線通信システムを提供することができる。
さらに、請求項に係る本発明によれば、通信中の端末装置が移動した場合でも、端末装置の位置を追尾して通信を継続することが可能な無線通信システムを提供することができる。
請求項に係る本発明によれば、アンテナが設置された領域内を均一に探索する場合と比較して、効率的に通信可能な端末装置を探索することが可能な無線通信システムを提供することができる。
請求項に係る本発明によれば、アンテナが設置された領域内を均一に探索する場合と比較して、効率的に通信可能な端末装置を探索することが可能な無線通信システムを提供することができる。
請求項に係る本発明によれば、複数のアンテナを用いて複数の移動可能な端末装置との間でミリ波高速無線通信を行う際に、通信距離が短くなる端末装置とアンテナの組み合わせとなるような切り替えることが可能な無線通信システムを提供することができる。
請求項に係る本発明によれば、移動可能な端末装置との間でミリ波高速無線通信を行う際に、通信方向が固定された複数のアンテナを用いて無線通信を行う場合と比較して、少ない数のアンテナにより位置が特定されていない端末装置との間での無線通信を可能とするプログラムを提供することができる。
また、請求項5に係る本発明によれば、端末装置の位置を探索する場合と比較して、短時間で端末装置の位置を特定することが可能なプログラムを提供することができる。
さらに、請求項5に係る本発明によれば、通信中の端末装置が移動した場合でも、端末装置の位置を追尾して通信を継続することが可能なプログラムを提供することができる。
本発明の一実施形態の医療会議システムを用いた医療会議の様子の一例を示す図である。 本発明の一実施形態における医療会議システム10のハードウェア構成を示すブロック図である。 本発明の一実施形態における医療会議システム10の機能構成を示すブロック図である。 アンテナ36とアンテナ方向変更装置17により構成されるアンテナ装置40の外観の一例を示す図である。 図4に示したアンテナ装置40のカバーを外した状態を示す図である。 本発明の一実施形態の医療会議システム10における、端末装置20を探索するためのサーチ動作を説明するためのフローチャートである。 アンテナ36の方向を連続的に変化する際の走査パターン例1を示す図である。 アンテナ36の方向を連続的に変化する際の走査パターン例2を示す図である。 アンテナ装置40のアンテナ36の向きが端末装置20が存在する方向となった状態で停止する様子を説明するための図である。 接続中であった端末装置20が移動した場合における、医療会議システム10の追尾動作を説明するためのフローチャートである。 端末装置20を所持したユーザが移動した場合に、アンテナ装置40のアンテナ36の方向を端末装置20に向け続けるような制御が行われる様子を説明するための図である。 2つのアンテナ装置40a、40bが設置されている際に通信の切り替え制御が行われる様子を説明するための図である。 端末装置20においてWiGig通信が行われていることをユーザに知らせるための方法を説明するための図である。
次に、本発明の実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。
先ず、本発明の一実施形態の医療会議システムを用いた医療会議の様子の一例を図1に示す。図1では、会議室の前方に大画面のディスプレイが設置されており、この大画面のディスプレイ上に患者の各種医療画像を(医用画像)表示して複数の医師により医療診断が行われる様子が示されている。
しかし、1つのディスプレイだけでは画像を見ることのできる医師の数に制限があり、医療会議に参加する医師の数が多くなると画像に近寄って確認できない者が発生してしまう。また、近年ではタブレット端末等の移動可能な各種の端末装置が普及している。そのため、このような移動可能な端末装置に医療診断用の画像データを転送して、それぞれの医師が手元で参照することができれば各医師が気になる部位等の確認をそれぞれ行うことが可能となり、結果として会議の時間短縮や診断の精度向上が図られることが期待される。
しかし、上記のような医療診断に用いられる医療画像としては、MRI(magnetic resonance imaging:核磁気共鳴画像法)画像、レントゲン画像、CT(Computed Tomography:コンピュータ断層撮影)画像等のさまざまな画像が用いられる。
そして、これらの画像としては解像度が高い高画質・高精細のものが使用されており、通常の画像データと比較して膨大なデータ量となっている。そのため、従来の無線LAN(Local Area Network)を利用して画像データを端末装置に転送しようとすると、転送時間が長くなり、円滑に会議を進行させることができなくなることもあり得る。また、端末装置に転送する画像の解像度を落としてデータ量を少なくしたのでは、診断精度が低下する可能性があるため許容することができない。
そこで、本実施形態の医療会議システムでは、WiGig(登録商標)と呼ばれるミリ波高速無線通信を利用して端末装置に医療画像データを転送するようにしている。
しかし、このWiGig(Wireless Gigabit)無線通信では、搬送周波数として60GHzという高い周波数の電波を用いるため、送信電波の直進性が高いため指向性が鋭いため、広範囲の端末装置との通信を行うことができない。そのため、会議室内の様々な場所に存在する端末装置にデータを転送可能とするためには、数多くのアンテナを設置する必要がある。
そこで、本実施形態の医療会議システムでは、電波の送受信方向を変更することが可能なアンテナ装置を天井に設置することにより、少ない数のアンテナにより位置が特定されていない端末装置との間での無線通信を可能とする。
図1には、本発明の医療会議システムを用いた医療会議が行われている様子が示されている。この医療会議に参加している各医師には移動可能なタブレット端末のような端末装置20がそれぞれ配布されている。そして、天井にはアンテナ装置40が設置されている。各端末装置20は、アンテナ装置40から送信される電波を受信することによりWiGig無線通信を行って、医療画像データを受信する。
次に、本実施形態の医療会議システム10のハードウェア構成を図2を参照して説明する。
医療会議システム10は、図2に示されるように、CPU11、メモリ12、ハードディスクドライブ(HDD)等の記憶装置13、WiGig通信規格に基づく無線通信を行う無線通信部14、Bluetooth通信規格に基づく無線通信を行う無線通信部15と、タッチパネル又は液晶ディスプレイ並びにキーボードを含むユーザインタフェース(UI)装置16、アンテナ方向を変更するための機構であるアンテナ方向変更装置17を有する。これらの構成要素は、制御バス18を介して互いに接続されている。
CPU11は、メモリ12または記憶装置13に格納された制御プログラムに基づいて所定の処理を実行して、医療会議システム10の動作を制御する。なお、本実施形態では、CPU11は、メモリ12または記憶装置13内に格納された制御プログラムを読み出して実行するものとして説明したが、当該プログラムをCD−ROM等の記憶媒体に格納してCPU11に提供することも可能である。
図3は、上記の制御プログラムが実行されることにより実現される医療会議システム10の機能構成を示すブロック図である。
本実施形態の医療会議システム10は、図3に示されるように、無線通信部(WiGig)14と、無線通信部(Bluetooth)15と、アンテナ方向変更装置17と、制御部31と、通信強度測定部32と、位置推定部34と、医療データ格納部35と、ミリ波高速無線通信であるWiGig無線通信を行うためのアンテナ36とを備えている。
アンテナ方向変更装置17は、制御部31により制御されて、アンテナ36の方向(最大ゲイン方向)を機械的に変更するための構造を有する。
このアンテナ36とアンテナ方向変更装置17とにより、図4に示すようなアンテナ装置40が構成される。図4では、このアンテナ装置40が天井に設置された様子が示されている。
そして、このアンテナ装置40のカバーを外した状態を図5に示す。この図5では、アンテナ方向変更装置17がアンテナ36を前後左右の360度方向に機械的に傾けることにより、アンテナ36の向きを変更する様子が示されている。
そして、制御部31は、アンテナ方向変更装置17によりアンテナ36の向きを連続的に変化させることにより通信相手となる端末装置20の方向を特定し、特定した方向にアンテナ36が向くようアンテナ方向変更装置17を制御する。具体的には、制御部31は、アンテナ方向変更装置17によりアンテナ36の向きを連続的に変化させながら問合せパケットを送信し、この問合せパケットを受信した端末装置20からの返信パケットを受信するとアンテナ方向変更装置17によるアンテナ36の向き変更を停止させてデータの送受信を行う。
無線通信部14は、アンテナ36を使用して、WiGig回線により端末装置20との間で無線送受信を行う。
無線通信部15は、例えば2.4GHzの無線周波数を用いたBluetooth通信により端末装置20との間でデータの送受信を行う。なお、このBluetooth通信を行う無線通信部15のアンテナもアンテナ装置40内に設置するようにしても良い。
位置推定部34は、この無線通信部15を介したBluetooth通信により端末装置20から、会議室内に設置された複数のビーコン装置における端末装置20との間の通信強度(電波の受信強度)の情報を受信する。そして、位置推定部34は、この端末装置20と複数のビーコン装置との間の通信強度の情報から、会議室内の端末装置20の位置を推定する。なお、ビーコン装置との通信強度だけでなく、赤外線通信における受信強度や、Bluetooth通信における受信強度等を利用して端末装置20の位置推定を行うようにしても良い。
このように位置推定部34により端末装置20の位置推定が行われた場合、制御部31は、位置推定部34により推定された位置にアンテナ36が向くようアンテナ方向変更装置17を制御する。
通信強度測定部32は、無線通信部14による端末装置20との間のWiGig通信の通信強度を測定する。
そして、制御部31は、通信強度測定部32により測定された通信強度が大きくなるようにアンテナ方向変更装置17を制御してアンテナ36の向きを変更する。
なお、位置推定部34により端末装置20の位置推定が行われない場合には、制御部31は、アンテナ36が設置された会議室等の領域内の予め設定された経路の方向にアンテナ36が順次向くようアンテナ方向変更装置17を制御して、通信相手となる端末装置20のサーチ(探索)を行う。
本実施形態では、アンテナ36が設置された領域が会議室であるため、制御部31は、会議室内の机の配置に対応した経路の方向にアンテナ36が順次向くようアンテナ方向変更装置17を制御する。
なお、本実施形態では、アンテナ36が設置された領域が会議室の場合を用いて説明を行うが、本発明はこのような場合に限定されるものではなく、授業が行われる教室、各種セミナーが開催されている会場等の様々な場所においても同様に適用することが可能である。
次に、本実施形態の医療会議システム10の動作を図面を参照して詳細に説明する。
先ず、本実施形態の医療会議システム10における、端末装置20を探索するためのサーチ動作を図6のフローチャートを参照して説明する。
医療会議システム10が起動して動作を開始した場合、制御部31は、アンテナ36の方向の連続的な変更動作を開始する(ステップS101)。具体的には、制御部31は、アンテナ36の方向がその会議室の机の配置に対応した経路に向けて変化するようアンテナ方向変更装置17を制御する。
このようにアンテナ36の方向を連続的に変化する際の走査パターン例を図7、図8に示す。図7では、アンテナ方向の走査パターン例1が示されており、複数列に並べられた机をそれぞれ順次探索するような探索パターン例が示されている。また、図8では、アンテナ方向の走査パターン例2が示されており、1つの島状に配置された8つの机の上を順次楕円状に探索するような探索パターン例が示されている。これらの走査パターンは、例えば机の配置に連動して切り替えるように制御する切り替え制御部を別途設けて切替えてもよいし、手動で切替えるよう制御する切り替え制御部を別途設けて切替えてもよい。
そして、制御部31は、このようにアンテナ36の方向を変化させた探索動作を行いつつ、端末装置20の存在を確認するための問い合わせパケットを、無線通信部14を介してアンテナ36から送信する(ステップS102)。
ここで、制御部31は、この問合せパケットを受信した端末装置20から返信された返信パケットが受信されない場合(ステップS103においてno)、アンテナ36の方向を変化させつつ問合せパケットの送信を継続する(ステップS102)。
そして、制御部31は、この問合せパケットを受信した端末装置20から返信された返信パケットが受信された場合(ステップS103においてyes)、アンテナ36の連続的な変更動作を停止させる(ステップS104)。そのため、図9に示すように、アンテナ装置40のアンテナ36の向きは端末装置20が存在する方向となった状態となる。
その後、制御部31は、医療データ格納部35に格納された医療データの中から、端末装置20により要求された医療データを読み出して無線通信部14、アンテナ36を介してWiGig通信により端末装置20に送信する(ステップS105)。この際に画像閲覧が可能となる時間を短縮するために、ストリーミング方式で画像データを端末装置20に送信する。
次に、無線通信を行うことにより接続中であった端末装置20が移動した場合における、医療会議システム10の追尾動作を図10のフローチャートを参照して説明する。
制御部31は、端末装置20との間でデータの送受信を行っている最中において(ステップS201)、通信強度測定部32により測定された通信強度を監視することにより端末装置20が移動しているか否かを判定している(ステップS202)。
そして、端末装置20との無線通信における通信強度が変化したことにより端末装置20の移動を検出した場合(ステップS202においてyes)、制御部31は、アンテナ変更装置17を制御してアンテナ36の方向を変更して端末装置20の追尾動作を行う(ステップS203)。
具体的には、制御部31は、通信強度測定部32により測定される通信強度が大きくなるようにアンテナ36の方向を変更することにより、アンテナ36の方向が端末装置20に向くような制御を行う。
このような制御が行われることにより、例えば図11に示されるように、端末装置20を所持したユーザが移動した場合でも、アンテナ装置40のアンテナ36の方向を端末装置20に向け続けるような制御が実現される。
そして、制御部31は、通信強度が変化しなくなったことにより端末装置20の移動停止を検出すると(ステップS204においてyes)、アンテナ方向の変更動作を停止して追尾動作を終了する(ステップS205)。
なお、ある端末装置20を追尾中にその端末装置20との通信が途絶えたような場合には、制御部31は、その端末装置20との通信を終了して、通信可能な他の端末装置20の探索を行うようにする。
上記で説明した本実施形態では、説明を簡単にするために1つの会議室内に1つのアンテナ装置40が設置されている場合を用いて説明したが、会議室の広さ、会議に参加する参加者の数等に応じて設置するアンテナ装置40の数を増やすようにしても良い。
このように複数のアンテナ装置40が設置された場合、制御部31は、アンテナ装置40をそれぞれ制御して近くに存在する端末装置20との間で通信が行われるような制御を行う。しかし、複数の端末装置20が移動しつつアンテナ装置40との間でデータ送受信を行うような場合、アンテナ装置40端末装置20の移動に伴って上記で説明したような追尾動作を行うと通信距離が長くなり、他のアンテナ装置40と通信を行った方が通信距離が短くなり、通信経路に入り込む人や物等の障害物による通信障害に効果的な場合が発生し得る。
そのため、制御部31は、一の端末装置20と一のアンテナ装置40(アンテナ36)が無線送受信をしている際、より通信距離が短くなる端末装置20とアンテナ装置40との組み合わせを発見した場合、この一の端末又は一のアンテナ装置40を他の端末装置20又は他のアンテナ装置40に切り替えるよう制御するようにしても良い。
例えば、図12(A)に示すように、2つのアンテナ装置40a、40bが天井に設置されており、アンテナ装置40aと端末装置20aとの間で通信が行われている場合を用いて説明する。
この図12(A)に示した状態において、端末装置20bが後からアンテナ装置40aの直下に移動してきたようない場合、図12(B)に示すように、アンテナ装置40aは端末装置20bとの間で通信を行い、アンテナ装置40bは端末装置20aとの間で通信を行うような切り替えが行われる。
なお、図12(A)に示すような状態において、端末装置20bが後から移動してこない場合でも、端末装置20aとアンテナ装置40bとの間で通信が行われるような切り替え制御が行われることにより通信距離の短縮化が図られることになる。
また、端末装置20においてWiGig通信が行われていることをユーザに知らせるために、例えば図13に示すように、画面上にアイコン51を表示するようにしても良いし、LED52を点灯させるようにしても良い。
また、会議室内において端末装置20を探索するためのアンテナの走査パターンは、会議室内の机のレイアウト、設置するアンテナ装置40の数、着席する場所の参加者の重要度・役職等により変更できるようにするようにしても良い。
さらに、ある端末装置20との通信中にその端末装置20の移動が検出された場合にその端末装置20を追尾せずに、通信可能な他の端末装置20又は他のアンテナ装置を探索するようにしても良いし。あるいは、ある端末装置20との通信中にその端末装置20の移動が検出された場合に、その端末装置20を追尾するか、その端末装置20追尾せずに通信可能な他の端末装置20又は他のアンテナ装置を探索するかを切替えできるようにしても良い。
[変形例]
上記実施形態では、医療関係者が保持する携帯端末装置に医療画像データ等のデータを送信する医療会議システムに対して本発明を適用した場合を用いて説明したが、本発明はこれに限定されるものではない。大容量のデータを携帯端末装置に送信するような無線通信システムであれば同様に本発明を適用することができるものである。
10 医療会議システム
11 CPU
12 メモリ
13 記憶装置
14 無線通信部(WiGig)
15 無線通信部(Bluetooth)
16 ユーザインタフェース(UI)装置
17 アンテナ方向変更装置
18 制御バス
20、20a、20b 端末装置
31 制御部
32 通信強度測定部
34 位置推定部
35 医療データ格納部
36 アンテナ
40、40a、40b アンテナ装置
51 アイコン
52 LED

Claims (5)

  1. ミリ波高速無線通信を行うためのアンテナと、
    前記アンテナの向きを機械的に変更する変更手段と、
    前記変更手段により前記アンテナの向きを連続的に変化させることにより通信相手となる会議室内を移動可能な端末装置の方向を特定し、特定した該方向に前記アンテナが向くよう前記変更手段を制御する制御手段と、
    前記アンテナを使用して、ミリ波高速無線通信により端末装置との間で無線送受信を行う無線送受信手段と、
    前記無線送受信手段による前記端末装置との間のミリ波高速無線通信の通信強度を測定する測定手段と、
    前記端末装置が移動する会議室内に設けられた複数の通信装置における前記端末装置との間の通信強度により当該端末装置の位置を推定する推定手段と、を備え
    前記制御手段は、前記位置推定手段により推定された位置に前記アンテナが向くよう前記変更手段を制御するとともに、前記測定手段により測定された通信強度が大きくなるように前記変更手段を制御して前記アンテナの向きを変更する
    無線通信システム。
  2. 前記制御手段は、前記アンテナが設置された会議室内の予め設定された経路の方向に前記アンテナが順次向くよう前記変更手段を制御する請求項記載の無線通信システム。
  3. 前記制御手段は、会議室内の机の配置に対応した経路の方向に前記アンテナが順次向くよう前記変更手段を制御する請求項1又は2記載の無線通信システム。
  4. 前記アンテナが会議室内に複数設置され、
    前記制御手段は、一の端末装置と一のアンテナが無線送受信をしている際、より通信距離が短くなる端末装置とアンテナとの組み合わせを発見した場合、前記一の端末又は前記一のアンテナを他の端末装置又は他のアンテナに切り替えるよう制御する請求項1からのいずれか記載の無線通信システム。
  5. ミリ波高速無線通信を行うためのアンテナの向きを機械的に連続的に変化させることにより通信相手となる会議室内を移動可能な端末装置の方向を特定するステップと、
    特定した該方向に前記アンテナが向くようアンテナの向きを制御する制御ステップと、
    前記アンテナを使用して、ミリ波高速無線通信により端末装置との間で無線送受信を行う無線送受信ステップと
    前記無線送受信ステップによる前記端末装置との間のミリ波高速無線通信の通信強度を測定する測定ステップと、
    前記端末装置が移動する会議室内に設けられた複数の通信装置における前記端末装置との間の通信強度により当該端末装置の位置を推定する推定ステップとをコンピュータに実行させる際に、
    前記制御ステップでは、前記位置推定ステップにおいて推定された位置に前記アンテナが向くようアンテナの向きを制御するとともに、前記測定ステップにおいて測定された通信強度が大きくなるように前記アンテナの向きを変更する
    プログラム。
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