JP6926009B2 - 燃焼バーナ及びボイラ - Google Patents

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Description

本発明は、燃料と空気を混合して燃焼させる燃焼バーナ、この燃焼バーナにより発生した燃焼ガスにより蒸気を生成するボイラに関するものである。
従来の石炭焚きボイラは、中空形状をなして鉛直方向に設置される火炉を有し、この火炉壁に複数の燃焼バーナが周方向に沿って配設されると共に、上下方向に複数段にわたって配置されている。この燃焼バーナは、石炭が粉砕された微粉炭(燃料)と1次空気との混合気が供給されると共に、高温の2次空気が供給され、この混合気と2次空気を火炉内に吹き込むことで火炎を形成し、この火炉内で燃焼可能となっている。そして、この火炉は、上部に煙道が連結され、この煙道に排ガスの熱を回収するための過熱器、再熱器、節炭器などの熱交換器が設けられており、火炉での燃焼により発生した排ガスと水との間で熱交換が行われ、蒸気を生成することができる。
このような石炭焚きボイラの燃焼バーナとしては、例えば、特許文献1に記載されたものがある。特許文献1に記載された燃焼バーナは、微粉炭と1次空気とを混合した燃料ガスを吹き込み可能な燃料ノズルと、この燃料ノズルの外側から2次空気を吹き込み可能な2次空気ノズルとを設けると共に、燃料ノズルの先端部における軸中心側に保炎器を設けることで、この保炎器に微粉炭濃縮流を衝突させ、広い負荷範囲において安定して低NOx燃焼を可能とする。
国際公開第2016/158079号
上述した従来の燃焼バーナでは、保炎器をスプリッタ形状とし、燃料ノズルの先端部に配置することで、保炎器の下流側に再循環領域を形成し、微粉炭の燃焼を維持している。このスプリッタを内部に設置することでより空気量が少ない火炎内部から着火させ、火炎外周で形成される高温高酸素領域を低減し、NOxの低減を図っている。
しかしながら、特許文献1の燃焼バーナは、所定方向に隣接して配置される保炎器が、所定方向おいて互いに異なる方向に向けて傾斜するガイド面を有している。そのため、隣接して配置される保炎器により導かれる燃料ガス流れが干渉し、保炎器の下流側の低流速領域が縮小して保炎器による着火性能を十分に発揮できない可能性がある。
本発明は上述した課題を解決するものであり、内部保炎性能を維持しつつ着火性を向上させた燃焼バーナ及びボイラを提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本開示の一態様に係る燃焼バーナは、燃料と空気とを混合した燃料ガスを噴出する燃料ノズルと、前記燃料ノズルの外側から空気を噴出する燃焼用空気ノズルと、前記燃料ノズル内に前記燃料ガスの噴出方向に沿って配置される板状の第1部材と、前記燃料ノズル内に前記噴出方向に沿って配置されるとともに前記噴出方向と交差する所定方向において前記第1部材の一方側に隣接して配置される板状の第2部材と、を備え、前記第1部材は、前記噴出方向の下流端に配置される第1傾斜面と、前記噴出方向の下流端に配置される第1平坦面と、を備え、前記第2部材は、前記噴出方向の下流端に配置される第2傾斜面と、前記噴出方向の下流端に配置される第2平坦面と、を備え、前記第1傾斜面及び前記第2傾斜面は、前記一方側に面するとともに前記噴出方向に対して前記一方側に向けて傾斜する面であり、前記第1平坦面及び前記第2平坦面は、前記所定方向の他方側に面するとともに前記噴出方向に沿って延びる面である。
上記構成によれば、燃料ガスの噴出方向に交差する所定方向の一方側に向けて傾斜する第1部材の第1傾斜面によって燃料ガスが偏向された上で、第1傾斜面の終了端で燃料ガス流れが剥離するので、第1部材の下流側に燃料ガスの再循環領域が形成される。同様に、燃料ガスの噴出方向に交差する所定方向の一方側に向けて傾斜する第2部材の第2傾斜面によって燃料ガスが偏向された上で、第2傾斜面の終了端で燃料ガス流れが剥離するので、第2部材の下流側に燃料ガスの再循環領域が形成される。このように、第1部材及び第2部材の下流側に形成される再循環領域で着火が促進されて火炎が形成されることで、内部保炎が行われる。
また、上記構成によれば、第1傾斜面及び第2傾斜面が噴出方向に対して一方側に向けて傾斜しており、第1平坦面及び第2平坦面は所定方向の他方側に面している。第1部材の第1傾斜面に第2部材の第2平坦面が隣接して配置されるため、双方の面が互いに異なる方向に向けて傾斜する場合に比べ、第1部材により導かれる燃料ガス流れと第2部材により導かれる燃料ガス流れの干渉が抑制される。これにより、第1部材及び第2部材の下流側の低流速の再循環領域が縮小することが抑制され、保炎器による着火性能を十分に発揮することができる。
このように、本開示の一態様に係る燃焼バーナによれば、内部保炎性能を維持しつつ着火性を向上させることができる。
本開示の一態様に係る燃焼バーナにおいては、前記燃料ノズル内に前記噴出方向に沿って配置されるとともに前記第2部材の前記一方側に隣接して配置される板状の第3部材を備え、前記第3部材は、前記燃料ノズルの前記所定方向における中央部に配置されており、前記噴出方向の下流端に配置される第3傾斜面を備え、前記第3傾斜面は、前記他方側に面するとともに前記噴出方向に対して前記他方側に向けて傾斜する面である構成でもよい。
上記構成の燃焼バーナによれば、第3部材の第3傾斜面によって燃料ガスが偏向された上で、第3傾斜面の終了端で燃料ガス流れが剥離するので、第3部材の下流側に燃料ガスの再循環領域が形成される。第3部材の下流側に形成される再循環領域で着火が促進されて火炎が形成されることで、燃焼バーナの所定方向の中央部において内部保炎が促進される。また、第1部材の第1傾斜面及び第2部材の第2傾斜面が所定方向の一方側、すなわち燃焼バーナの所定方向の中央部に向けて傾斜しているため、第1傾斜面及び第2傾斜面によって中央部の燃料濃度が増加し、中央部における着火性が向上する。
上記構成の燃焼バーナにおいては、前記燃料ノズル内に前記噴出方向に沿って配置される板状の第4部材と、前記燃料ノズル内に前記噴出方向に沿って配置されるとともに前記第4部材の前記他方側に隣接して配置される板状の第5部材と、を備え、前記第4部材は、前記噴出方向の下流端に配置される第4傾斜面と、前記噴出方向の下流端に配置される第4平坦面と、を備え、前記第5部材は、前記噴出方向の下流端に配置される第5傾斜面と、前記噴出方向の下流端に配置される第5平坦面と、を備え、前記第4傾斜面及び前記第5傾斜面は、前記他方側に面するとともに前記噴出方向に対して前記他方側に向けて傾斜する面であり、前記第4平坦面及び前記第5平坦面は、前記一方側に面するとともに前記噴出方向に沿って延びる面であり、前記第3部材は、前記第5部材の前記他方側に隣接して配置されており、前記噴出方向の下流端に配置される第6傾斜面を備え、前記第6傾斜面は、前記一方側に面するとともに前記噴出方向に対して前記一方側に向けて傾斜する面であってもよい。
このような燃焼バーナによれば、燃焼バーナの所定方向の中央部に第3部材が配置され、第3部材に隣接して第2部材及び第5部材が配置され、第2部材及び第5部材に隣接して第1部材及び第4部材が配置される。第1部材及び第2部材と同様に、第4部材及び第5部材の下流側の低流速の再循環領域が縮小することが抑制され、保炎器による着火性能を十分に発揮することができる。また、第4部材の第4傾斜面及び第5部材の第5傾斜面が所定方向の他方側、すなわち燃焼バーナの所定方向の中央部に向けて傾斜しているため、第4傾斜面及び第5傾斜面によって中央部の燃料濃度が増加し、中央部における着火性が向上する。
本開示の一態様に係る燃焼バーナにおいては、前記燃料ノズル内に前記噴出方向に沿って配置されるとともに前記第2部材の前記一方側に隣接して配置される板状の第3部材を備え、前記第3部材は、前記燃料ノズルの前記所定方向における中央部に配置されており、前記噴出方向の下流端に配置される第3傾斜面と、前記噴出方向の下流端に配置される第3平坦面と、を備え、前記第3傾斜面は、前記一方側に面するとともに前記噴出方向に対して前記一方側に向けて傾斜する面であり、前記第3平坦面は、前記他方側に面するとともに前記噴出方向に沿って延びる面であり、前記一方側から他の燃焼バーナの火炎が導かれるとともに前記他方側に火炉壁が配置される構成でもよい。
上記構成の燃焼バーナによれば、第3部材の第3傾斜面によって燃料ガスが偏向された上で、第3傾斜面の終了端で燃料ガス流れが剥離するので、第3部材の下流側に燃料ガスの再循環領域が形成される。第3部材の下流側に形成される再循環領域で着火が促進されて火炎が形成されることで、燃焼バーナの所定方向の中央部において内部保炎が促進される。
また、所定方向の一方側の燃焼用空気ノズルに隣接する燃料ガスの再循環領域は、燃焼用空気ノズルから噴出する空気の流れに近づく方向に形成されるため、空気の流れが作用して縮小する。一方で、所定方向の他方側の燃焼用空気ノズルに隣接する燃料ガスの再循環領域は、燃焼用空気ノズルから噴出する空気の流れから遠ざかる方向に形成されるため、空気の流れが作用せず縮小しない。そのため、他の燃焼バーナの火炎による熱負荷が大きい所定方向の一方側の再循環領域が縮小し、他の燃焼バーナの火炎による熱負荷の無い所定方向の他方側の再循環領域が拡大し、所定方向の一方側と他方側の熱負荷の差が縮小して内部保炎が更に促進される。
上記構成の燃焼バーナにおいては、前記燃料ノズル内に前記噴出方向に沿って配置される板状の第4部材と、前記燃料ノズル内に前記噴出方向に沿って配置されるとともに前記第4部材の前記他方側に隣接して配置される板状の第5部材と、を備え、前記第4部材は、前記噴出方向の下流端に配置される第4傾斜面と、前記噴出方向の下流端に配置される第4平坦面と、を備え、前記第5部材は、前記噴出方向の下流端に配置される第5傾斜面と、前記噴出方向の下流端に配置される第5平坦面と、を備え、前記第4傾斜面及び前記第5傾斜面は、前記一方側に面するとともに前記噴出方向に対して前記一方側に向けて傾斜する面であり、前記第4平坦面及び前記第5平坦面は、前記他方側に面するとともに前記噴出方向に沿って延びる面であり、前記第3部材は、前記第5部材の前記他方側に隣接して配置されており、前記噴出方向の下流端に配置される第6傾斜面を備え、前記第6傾斜面は、前記一方側に面するとともに前記噴出方向に対して前記一方側に向けて傾斜する面であってもよい。
このような燃焼バーナによれば、燃焼バーナの所定方向の中央部に第3部材が配置され、第3部材に隣接して第2部材及び第5部材が配置され、第2部材及び第5部材に隣接して第1部材及び第4部材が配置される。第1部材及び第2部材と同様に、第4部材及び第5部材の下流側の低流速領域が縮小することが抑制され、保炎器による着火性能を十分に発揮することができる。
本開示の一態様に係る燃焼バーナにおいて、前記一方側の端部において、前記噴出方向に対して前記一方側に向けて傾斜した方向に空気を噴出する構成としてもよい。
本構成の燃焼バーナによれば、燃焼用空気ノズルから噴出する空気の流れが、所定方向の一方側の燃焼用空気ノズルに隣接する燃料ガスの再循環領域から遠ざかる方向となり、再循環領域が縮小することが抑制される。
上記構成の燃焼バーナにおいて、前記燃焼用空気ノズルは、前記他方側の端部において、前記噴出方向に対して前記一方側に向けて傾斜した方向に空気を噴出してもよい。
このような燃焼バーナによれば、燃焼用空気ノズルから噴出する空気の流れが、所定方向の他方側の燃焼用空気ノズルに隣接する燃料ガスの再循環領域に沿った方向となり、適切な着火及び内部保炎を行うことができる。
本開示の一態様に係る燃焼バーナにおいては、前記第1部材の前記噴出方向の下流端の位置と前記第2部材の前記噴出方向の下流端の位置とが異なる位置であってよい。
第1部材の噴出方向の下流端の位置と第2部材の噴出方向の下流端の位置が異なるため、第1部材の第1傾斜面と第2部材の第2平坦面が近接して燃料ガスの流速が増大することが抑制される。そのため、燃料ガスの流速が増加することによる火炎の吹き飛びが抑制され、安定した保炎が可能となる。
本開示の一態様に係る燃焼バーナにおいては、前記第1部材の前記噴出方向の下流端の位置と前記第2部材の前記噴出方向の下流端の位置とが同じ位置であってよい。
第1部材の噴出方向の下流端の位置と第2部材の噴出方向の下流端の位置が同じ位置であるため、これらを噴出方向の異なる位置に配置する場合に比べ、上流側に配置された部材が形成する再循環領域が下流側に配置される部材が形成される再循環領域に潰されにくく再循環領域を広く確保することができる。
本発明の一態様に係るボイラは、中空形状をなして鉛直方向に沿って設置される火炉と、前記火炉に配置される上記のいずれかの燃焼バーナと、前記火炉の上部に配置される煙道とを有する。
本発明の一態様に係るボイラによれば、内部保炎性能を維持しつつ着火性を向上させることができる。
本発明の一態様に係るボイラにおいては、前記火炉の前記燃焼バーナの上部に追加空気供給部を有してもよい。
本発明によれば、内部保炎性能を維持しつつ着火性を向上させた燃焼バーナ及びボイラを提供することができる。
第1実施形態の石炭焚きボイラを表す概略構成図である。 燃焼バーナの配置構成を表す平面図である。 第1実施形態の燃焼バーナを火炉からみた正面図である。 第1実施形態の燃焼バーナの縦断面図である。 図4に示す燃焼バーナの内部部材の部分拡大図である。 第1変形例の燃焼バーナの内部部材の部分拡大図である。 第2変形例の燃焼バーナの内部部材の部分拡大図である。 第2実施形態の燃焼バーナの縦断面図である。 図8に示す燃焼バーナの内部部材の部分拡大図である。 変形例の燃焼バーナの内部部材の部分拡大図である。
以下に添付図面を参照して、本開示の幾つかの実施形態に係る燃焼バーナ及びボイラの一実施形態を説明する。なお、この実施形態により本発明が限定されるものではなく、また、実施形態が複数ある場合には、各実施形態を組み合わせて構成するものも含むものである。
〔第1実施形態〕
図1は、第1実施形態の石炭焚きボイラを表す概略構成図、図2は、燃焼バーナの配置構成を表す平面図である。
第1実施形態のボイラは、石炭を粉砕した微粉炭を微粉燃料(固体燃料)として用い、この微粉炭を燃焼バーナにより燃焼させ、この燃焼により発生した熱を回収することが可能な微粉炭焚きボイラである。
第1実施形態において、図1に示すように、石炭焚きボイラ10は、コンベンショナルボイラであって、火炉11と燃焼装置12と煙道13を有している。火炉11は、四角筒の中空形状をなして鉛直方向に沿って設置され、この火炉11を構成する火炉壁11aが伝熱管により構成されている。
燃焼装置12は、この火炉11を構成する火炉壁(伝熱管)11aの下部に設けられている。この燃焼装置12は、火炉壁に装着された複数の燃焼バーナ21,22,23,24,25を有している。本実施形態にて、この燃焼バーナ21,22,23,24,25は、周方向に沿って4個均等間隔で配設されたものが1セットとして、鉛直方向に沿って5セット、つまり、5段配置されている。但し、火炉の形状や一つの段における燃焼バーナの数、段数はこの実施形態に限定されるものではない。
この各燃焼バーナ21,22,23,24,25は、微粉炭供給管26,27,28,29,30を介して粉砕機(微粉炭機)31,32,33,34,35に連結されている。この粉砕機31,32,33,34,35は、図示しないが、ハウジング内に鉛直方向に沿った回転軸心をもって粉砕テーブルが駆動回転可能に支持され、この粉砕テーブルの上方に複数の粉砕ローラが粉砕テーブルの回転に連動して回転可能に支持されて構成されている。従って、石炭が複数の粉砕ローラと粉砕テーブルとの間に投入されると、ここで所定の大きさまで粉砕され、搬送用空気(1次空気)により分級された微粉炭を微粉炭供給管26,27,28,29,30から燃焼バーナ21,22,23,24,25に供給することができる。
また、火炉11は、各燃焼バーナ21,22,23,24,25の装着位置に風箱36が設けられており、この風箱36に空気ダクト37の一端部が連結されており、この空気ダクト37は、他端部に送風機38が装着されている。更に、火炉11は、各燃焼バーナ21,22,23,24,25の装着位置より上方に追加空気供給部(以下、アディショナル空気ノズルと称する。)39が設けられており、このアディショナル空気ノズル39に空気ダクト37から分岐した分岐空気ダクト40の端部が連結されている。従って、送風機38により送られた燃焼用空気(燃料ガス燃焼用空気/2次空気)を空気ダクト37から風箱36に供給し、この風箱36から各燃焼バーナ21,22,23,24,25に供給することができると共に、送風機38により送られた燃焼用空気(追加空気)を分岐空気ダクト40からアディショナル空気ノズル39に供給することができる。
煙道13は、火炉11の上部に連結されている。この煙道13は、排ガスの熱を回収するための過熱器(スーパーヒータ)51,52,53、再熱器(リヒータ)54,55、節炭器(エコノマイザ)56,57が設けられており、火炉11での燃焼で発生した排ガスと水との間で熱交換が行われる。
煙道13は、その下流側に熱交換を行った排ガスが排出されるガスダクト58が連結されている。このガスダクト58は、空気ダクト37との間にエアヒータ59が設けられ、空気ダクト37を流れる空気と、ガスダクト58を流れる排ガスとの間で熱交換を行い、燃焼バーナ21,22,23,24,25に供給する燃焼用空気を昇温することができる。
なお、ガスダクト58は、図示しないが、脱硝装置、電気集塵機、誘引送風機、脱硫装置が設けられ、下流端部に煙突が設けられている。
ここで、燃焼装置12について詳細に説明するが、この燃焼装置12を構成する燃焼バーナ21,22,23,24,25は、それぞれほぼ同様の構成をなしていることから、燃焼バーナ21を代表して説明する。
燃焼バーナ21は、図2に示すように、火炉11における4つの火炉壁11aにそれぞれ設けられる燃焼バーナ21a,21b,21c,21dから構成されている。各燃焼バーナ21a,21b,21c,21dは、微粉炭供給管26から分岐した各分岐管26a,26b,26c,26dが連結されると共に、空気ダクト37から分岐した各分岐管37a,37b,37c,37dが連結されている。
そのため、各燃焼バーナ21a,21b,21c,21dは、火炉11に対して、微粉炭と搬送用空気が混合した微粉炭混合気(燃料ガス)を吹き込むと共に、その微粉炭混合気の外側に燃焼用空気(燃料ガス燃焼用空気/2次空気)を吹き込む。そして、この微粉炭混合気に着火することで、4つの火炎F1,F2,F3,F4を形成することができ、この火炎F1,F2,F3,F4は、火炉11の上方から見て(図2にて)反時計回り方向に旋回する火炎旋回流Cとなる。
このように構成された石炭焚きボイラ10にて、図1及び図2に示すように、粉砕機31,32,33,34,35が駆動すると、固体燃料が粉砕され、微粉炭が搬送用空気と共に微粉炭供給管26,27,28,29,30を通して各燃焼バーナ21,22,23,24,25に供給される。一方、加熱された燃焼用空気は、空気ダクト37から風箱36を介して各燃焼バーナ21,22,23,24,25に供給されると共に、分岐空気ダクト40からアディショナル空気ノズル39に供給される。すると、燃焼バーナ21,22,23,24,25は、微粉炭と搬送用空気とが混合した微粉炭混合気を火炉11に吹き込むと共に燃焼用空気を火炉11に吹き込み、このときに着火することで火炎を形成することができる。また、アディショナル空気ノズル39は、追加空気を火炉11に吹き込み、燃焼制御を行うことができる。この火炉11では、微粉炭混合気と燃焼用空気とが燃焼して火炎が生じ、この火炉11内の下部で火炎が生じると、燃焼ガス(排ガス)がこの火炉11内を上昇し、煙道13に排出される。
即ち、燃焼バーナ21,22,23,24,25は、微粉炭混合気と燃焼用空気(燃焼バーナ用2次空気/2次空気)を火炉11における燃焼領域Aに吹き込み、このときに着火することで燃焼領域Aに火炎旋回流Cが形成される。そして、この火炎旋回流Cは、旋回しながら上昇して還元領域Bに至る。アディショナル空気ノズル39は、追加空気を火炉11における還元領域Bの上方に吹き込む。この火炉11では、空気の供給量が微粉炭の供給量に対して理論空気量未満となるように設定されることで、内部が還元雰囲気に保持される。そして、微粉炭の燃焼により発生したNOxが火炉11で還元され、その後、追加空気(アディショナルエア)が供給されることで微粉炭の酸化燃焼が完結され、微粉炭の燃焼によるNOxの発生量が低減される。
そして、図示しない給水ポンプから供給された水は、節炭器56,57によって予熱された後、図示しない蒸気ドラムに供給され火炉壁の各水管(図示せず)に供給される間に加熱されて飽和蒸気となり、図示しない蒸気ドラムに送り込まれる。更に、図示しない蒸気ドラムの飽和蒸気は過熱器51,52,53に導入され、燃焼ガスによって過熱される。過熱器51,52,53で生成された過熱蒸気は、図示しない発電プラント(例えば、タービン等)に供給される。また、タービンでの膨張過程の中途で取り出した蒸気は、再熱器54,55に導入され、再度過熱されてタービンに戻される。なお、火炉11をドラム型(蒸気ドラム)として説明したが、この構造に限定されるものではない。
その後、煙道13の節炭器56,57を通過した排ガスは、ガスダクト58にて、図示しない脱硝装置にて、触媒によりNOxなどの有害物質が除去され、電気集塵機で粒子状物質が除去され、脱硫装置により硫黄分が除去された後、煙突から大気中に排出される。
ここで、このように構成された燃焼バーナ21(21a,21b,21c,21d)について詳細に説明する。図3は第1実施形態の燃焼バーナ21を火炉11からみた正面図であり、図4は燃焼バーナ21の縦断面(図3のI−I断面)図である。
燃焼バーナ21は、図3及び図4に示すように、中心側から燃料ノズル61と、燃焼用空気ノズル62と、2次空気ノズル63が設けられると共に、燃料ノズル61内に内部部材64が設けられている。
燃料ノズル61は、微粉炭(固体燃料)と搬送用空気(1次空気)とを混合した微粉燃料混合気(以下、燃料ガス)301を噴出可能なものである。燃焼用空気ノズル62は、燃料ノズル61の外側に配置され、燃料ノズル61から噴出された燃料ガス301の外周側に燃焼用空気の一部(燃料ガス燃焼用空気)302を噴出可能なものである。2次空気ノズル63は、燃焼用空気ノズル62の外側に配置され、燃焼用空気ノズル62から噴出された燃料ガス燃焼用空気302の外周側に燃焼用空気の一部(以下、2次空気)303を噴出可能なものである。
内部部材64は、燃料ノズル61内であって、燃料ノズル61の先端部、つまり、燃料ガス301の流動方向の下流側に配置されることで、燃料ガス301の着火用及び保炎用又は燃料案内用の部材として機能するものである。この内部部材64は、第1部材71と、第2部材72と、第3部材73と、第4部材74と、第5部材75から構成されている。第1部材71,第2部材72,第3部材73,第4部材74,第5部材75は、鉛直方向に沿って配置されると共に、水平方向Hdに所定間隔を空けて配置される板状部材である。この場合、鉛直方向とは、鉛直な方向に対して微小角度だけずれた方向も含むものである。
図3に示すように、燃焼バーナ21を火炉11から正面視した場合、水平方向Hdの右方側から他の燃焼バーナ21の火炎が導かれ、水平方向Hdの左方側に火炉壁11aが配置される。以下では、水平方向Hdの右方側を隣接バーナ側(一方側)Bsと称し、水平方向の左方側を火炉壁側(他方側)Fsと称する。
第1部材71は、燃料ノズル61の先端部であって、燃料ガス301の噴出方向Jdに沿う軸線(燃料ノズル61の中心線)Oに対して水平方向(噴出方向Jdと直交する方向)Hdの火炉壁側Fsに配置されている。第1部材71は、燃料ノズル61の火炉壁側Fsの内壁面61aに隣接して所定間隔(隙間)を空けて配置されており、鉛直方向に沿うと共に燃料ガス301の噴出方向Jdに沿う板形状をなしている。
第2部材72は、燃料ノズル61の先端部であって、燃料ガス301の噴出方向Jdに沿う軸線Oに対して水平方向Hdの火炉壁側Fsに配置されている。第2部材72は、第1部材71に対して水平方向Hdの隣接バーナ側Bsに所定間隔を空けて隣接して配置されており、鉛直方向に沿うと共に燃料ガス301の噴出方向Jdに沿う板形状をなしている。
第3部材73は、燃料ノズル61の先端部であって、燃料ガス301の噴出方向に沿う軸線O上で、燃料ノズル61の水平方向Hdにおける中央部に配置されている。第3部材73は、第2部材72から水平方向Hdの隣接バーナ側Bsに所定間隔を空けて隣接して配置されている。第3部材73は、鉛直方向に沿うと共に燃料ガス301の噴出方向Jdに沿う板形状をなしている。
第4部材74は、燃料ノズル61の先端部であって、燃料ガス301の噴出方向Jdに沿う軸線Oに対して水平方向Hdの隣接バーナ側Bsに配置されている。第4部材74は、燃料ノズル61の隣接バーナ側Bsの内壁面61aから所定間隔を空けて配置されており、鉛直方向に沿うと共に燃料ガス301の噴出方向Jdに沿う板形状をなしている。
第5部材75は、燃料ノズル61の先端部であって、燃料ガス301の噴出方向Jdに沿う軸線Oに対して水平方向Hdの隣接バーナ側Bsに配置されている。第5部材75は、第4部材74に対して水平方向Hdの火炉壁側Fsに所定間隔(隙間)を空けて隣接し、かつ第3部材73に対して隣接バーナ側Bsに所定間隔を空けて隣接して配置されており、鉛直方向に沿うと共に燃料ガス301の噴出方向Jdに沿う板形状をなしている。
燃料ノズル61及び燃焼用空気ノズル62は、長尺な管状構造をなす。燃料ノズル61は、4個の平坦な内壁面61aにより、長手方向に延びて同一の流路断面形状となる燃料ガス流路P1を形成しており、先端部(下流側端部)に矩形状の開口部61bが設けられている。燃焼用空気ノズル62は、燃料ノズル61の4個の平坦な外壁面61cと、4個の平坦な内壁面62aにより、長手方向に延びて同一の流路断面形状となる燃焼用空気流路P2を形成しており、先端部(下流側端部)に矩形リング形状の開口部62bが設けられている。そのため、燃料ノズル61と燃焼用空気ノズル62は、二重管状構造となっている。
2次空気ノズル63は、燃料ノズル61及び燃焼用空気ノズル62の外側に配置される長尺な管状構造をなす。2次空気ノズル63は、4本の矩形断面形状をなす管状構造をなし、燃焼用空気ノズル62の上方、下方、左方、右方に単独で配置された2次空気ノズル本体63a,63b,63c,63dからなり、燃焼用空気ノズル62の外側に所定隙間を空けて配置されている。2次空気ノズル63は、4本の2次空気ノズル本体63a,63b,63c,63dにより、長手方向に延びて同一の流路断面形状となる4個の2次空気流路P31,P32,P33,P34を形成しており、先端部(下流側端部)に矩形リング形状の開口部63eが設けられている。
なお、燃料ノズル61、燃焼用空気ノズル62の形状は真四角に限らず、矩形でもよく、この場合、角部に曲率をつけた形状としてもよい。角部に曲率をつけた管状構造とすることで、ノズルの強度を向上することができる。更に、円筒としてもよい。
そのため、燃料ノズル61(燃料ガス流路P1)の開口部61bの外側に燃焼用空気ノズル62(燃焼用空気流路P2)の開口部62bが配設され、この燃焼用空気ノズル62(燃焼用空気流路P2)の開口部62bの外側に所定間隔を空けて2次空気ノズル63(2次空気流路P3)の開口部63eが配設されることとなる。燃料ノズル61と燃焼用空気ノズル62と2次空気ノズル63は、各開口部61b,62b,63eが燃料ガス301や空気の流れ方向における同位置に同一面上に揃えられて配置されている。
なお、2次空気ノズル63は、4本の2次空気ノズル本体63a,63b,63c,63dにより構成せずに、燃焼用空気ノズル62の外側に二重管状構造として矩形状に配置してもよい。また、2次空気ノズル63は、2次空気ノズル本体63a,63b,63c,63dにより構成したが、上下の2次空気ノズル本体63a,63bだけとしたり、左右の2次空気ノズル本体63c,63dだけとしたりしてもよい。更に、2次空気ノズル63は、各2次空気ノズル本体63a,63b,63c,63dにダンパ開度調整機構などを設けることで、2次空気303の噴出量を調整可能としてもよい。
第1部材71は、水平方向における断面形状(図2)にて、幅が一定な平坦部71aと、この平坦部71aの前端部(燃料ガス301の流れ方向の下流端部)に一体に設けられた拡幅部71bとから構成されている。平坦部71aは、燃料ガス301の噴出方向Jdに沿って幅が一定である。拡幅部71bは、燃料ガス301の噴出方向Jdの下流端に配置されるとともに噴出方向Jdの下流側に向かって幅が大きくなる。この拡幅部71bは、水平断面が略直角三角形状をなし、基端部が平坦部71aに連結され、先端部が燃料ガス301の噴出方向Jdの下流側に向かって幅が広くなり、前端がこの燃料ガス301の噴出方向Jdに直交する平面となっている。
拡幅部71bは、水平方向Hdの隣接バーナ側Bsに面するとともに噴出方向Jdに対して隣接バーナ側Bsに向けて傾斜する傾斜面(第1傾斜面)71cと、水平方向Hdの火炉壁側Fsに面するとともに噴出方向Jdに沿って延びる平坦面(第1平坦面)71dと、前端側の端面(第1端面)71eと、を有している。傾斜面71cと端面71eによって形成される角部が、傾斜面71cの傾斜が終了する傾斜終了端(第1傾斜終了端)となり、傾斜終了端で燃料ガス流れが剥離する。
拡幅部71bは、その長手方向(鉛直方向)に沿って幅が一定となっているが、幅を異ならせてもよい。また、傾斜面71cと端面71eは、平面であることが望ましいが、凹状または凸状に屈曲または湾曲した面であってもよい。また、拡幅部71bの水平断面が略直角三角形としているが、これに限定されるものではなく、端面71eが凹んだ形状や、板状体を折り曲げた形状でもよい。
第2部材72は、水平方向に沿って切断した断面形状(図2)にて、幅が一定な平坦部72aと、この平坦部72aの前端部(燃料ガス301の流れ方向の下流端部)に一体に設けられた拡幅部72bとから構成されている。平坦部72aは、燃料ガス301の噴出方向Jdに沿って幅が一定である。拡幅部72bは、燃料ガス301の噴出方向Jdに向かって幅が大きくなる。この拡幅部72bは、水平断面が略直角三角形状をなし、基端部が平坦部72aに連結され、先端部が燃料ガス301の噴出方向Jdの下流側に向かって幅が広くなり、前端がこの燃料ガス301の噴出方向Jdに直交する平面となっている。
拡幅部72bは、水平方向Hdの隣接バーナ側Bsに面するとともに噴出方向Jdに対して隣接バーナ側Bsに向けて傾斜する傾斜面(第2傾斜面)72cと、水平方向Hdの火炉壁側Fsに面するとともに噴出方向Jdに沿って延びる平坦面(第2平坦面)72dと、前端側の端面(第2端面)72eと、を有している。傾斜面72cと端面72eによって形成される角部が、傾斜面72cの傾斜が終了する傾斜終了端(第2傾斜終了端)となり、傾斜終了端で燃料ガス流れが剥離する。
拡幅部72bは、その長手方向(鉛直方向)に沿って幅が一定となっているが、幅を異ならせてもよい。また、傾斜面72cと端面72eは、平面であることが望ましいが、凹状または凸状に屈曲または湾曲した面であってもよい。また、拡幅部72bの水平断面が略直角三角形としているが、これに限定されるものではなく、端面72eが凹んだ形状や、板状体を折り曲げた形状でもよい。
第3部材73は、水平方向における断面形状(図2)にて、幅が一定な平坦部73aと、この平坦部73aの前端部(燃料ガス301の流れ方向の下流端部)に一体に設けられた拡幅部73bとから構成されている。平坦部73aは、燃料ガス301の噴出方向Jdに沿って幅が一定である。拡幅部73bは、燃料ガス301の噴出方向Jdに向かって幅が大きくなる。この拡幅部73bは、水平断面が略二等辺三角形状をなし、基端部が平坦部73aに連結され、先端部が燃料ガス301の噴出方向Jdの下流側に向かって幅が広くなり、前端がこの燃料ガス301の噴出方向Jdに直交する平面となっている。
拡幅部73bは、隣接バーナ側Bsに面するとともに噴出方向Jdに対して隣接バーナ側Bsに向けて傾斜する傾斜面(第6傾斜面)73cと、火炉壁側Fsに面するとともに噴出方向Jdに対して火炉壁側Fsに向けて傾斜する傾斜面(第3傾斜面)73dと、前端側の端面73eとを有している。傾斜面73cと端面73eによって形成される角部、及び、傾斜面73dと端面73eによって形成される角部が、傾斜面73c,73dの傾斜が終了する傾斜終了端(第3傾斜終了端)となり、傾斜終了端で燃料ガス流れが剥離する。
拡幅部73bは、その長手方向(鉛直方向)に沿って幅が一定となっているが、幅を異ならせてもよい。また、傾斜面73cと傾斜面73dと端面73eは、平面であることが望ましいが、凹状または凸状に屈曲または湾曲した面であってもよい。また、拡幅部73bの水平断面が略二等辺三角形としているが、これに限定されるものではなく、端面73eが凹んだ形状や、Y字形状でもよい。
第4部材74は、水平方向における断面形状(図2)にて、幅が一定な平坦部74aと、この平坦部74aの前端部(燃料ガス301の流れ方向の下流端部)に一体に設けられた拡幅部74bとから構成されている。平坦部74aは、燃料ガス301の噴出方向Jdに沿って幅が一定である。拡幅部74bは、燃料ガス301の噴出方向Jdの下流端に配置されるとともに噴出方向Jdの下流側に向かって幅が大きくなる。この拡幅部74bは、水平断面が略直角三角形状をなし、基端部が平坦部74aに連結され、先端部が燃料ガス301の噴出方向Jdの下流側に向かって幅が広くなり、前端がこの燃料ガス301の噴出方向Jdに直交する平面となっている。
拡幅部74bは、水平方向Hdの火炉壁側Fsに面するとともに噴出方向Jdに対して火炉壁側Fsに向けて傾斜する傾斜面(第4傾斜面)74cと、水平方向Hdの隣接バーナ側Bsに面するとともに噴出方向Jdに沿って延びる平坦面(第4平坦面)74dと、前端側の端面(第4端面)74eと、を有している。傾斜面74cと端面74eによって形成される角部が、傾斜面74cの傾斜が終了する傾斜終了端(第4傾斜終了端)となり、傾斜終了端で燃料ガス流れが剥離する。
拡幅部74bは、その長手方向(鉛直方向)に沿って幅が一定となっているが、幅を異ならせてもよい。また、傾斜面74cと端面74eは、平面であることが望ましいが、凹状または凸状に屈曲または湾曲した面であってもよい。また、拡幅部74bの水平断面が略直角三角形としているが、これに限定されるものではなく、端面74eが凹んだ形状や、板状体を折り曲げた形状でもよい。
第5部材75は、水平方向に沿って切断した断面形状(図2)にて、幅が一定な平坦部75aと、この平坦部75aの前端部(燃料ガス301の流れ方向の下流端部)に一体に設けられた拡幅部75bとから構成されている。平坦部75aは、燃料ガス301の噴出方向Jdに沿って幅が一定である。拡幅部75bは、燃料ガス301の噴出方向Jdに向かって幅が大きくなる。この拡幅部75bは、水平断面が略直角三角形状をなし、基端部が平坦部75aに連結され、先端部が燃料ガス301の噴出方向Jdの下流側に向かって幅が広くなり、前端がこの燃料ガス301の噴出方向Jdに直交する平面となっている。
拡幅部75bは、水平方向Hdの火炉壁側Fsに面するとともに噴出方向Jdに対して火炉壁側Fsに向けて傾斜する傾斜面(第5傾斜面)75cと、水平方向Hdの隣接バーナ側Bsに面するとともに噴出方向Jdに沿って延びる平坦面(第5平坦面)75dと、前端側の端面(第5端面)75eと、を有している。傾斜面75cと端面75eによって形成される角部が、傾斜面75cの傾斜が終了する傾斜終了端(第5傾斜終了端)となり、傾斜終了端で燃料ガス流れが剥離する。
拡幅部75bは、その長手方向(鉛直方向)に沿って幅が一定となっているが、幅を異ならせてもよい。また、傾斜面75cと端面75eは、平面であることが望ましいが、凹状または凸状に屈曲または湾曲した面であってもよい。また、拡幅部75bの水平断面が略直角三角形としているが、これに限定されるものではなく、端面75eが凹んだ形状や、板状体を折り曲げた形状でもよい。
第1部材71と第2部材72と第3部材73と第4部材74と第5部材75と燃料ノズル61の内壁面とは、前述したように、所定間隔の隙間を空けて配置されている。この所定間隔とは、少なくとも各部材71,72,73,74,75における拡幅部71b,72b,73b,74b,75bの幅以上の隙間、または、少なくとも各部材71,72,73,74,75における拡幅部71b,72b,73b,74b,75bが熱延びにより互いにまたは燃料ノズル61の内壁面61aに干渉(接触)しない程度の隙間である。
燃料ノズル61は、内部にこの内部部材64として第1〜第5部材71,72,73,74,75が水平方向Hdに所定間隔を空けて配置されている。そして、第1部材71,第3部材73,第4部材74は、先端部に拡幅部71b,73b,74bがそれぞれ設けられている。この拡幅部71b,73b,74bは、各端面71e,73e,74eが燃料ノズル61の開口部61bと燃料ガス301の噴出方向Jdにおける同位置に同一面上に揃えられて配置されている。一方、第2部材72,第5部材75は、先端部に拡幅部72b,75bが設けられており、この拡幅部72b,75bは、端面72e,75eが燃料ノズル61の開口部61bより燃料ガス301の噴出方向の上流側に配置されている。
即ち、第1部材71,第3部材73,第4部材74は、燃料ガス301の噴出方向Jdにて、拡幅部71b,73b,74bの端面71e,73e,74eと燃料ノズル61の開口部61bが同位置となっている。一方、第2部材72,第5部材75は、拡幅部72b,75bの端面72e,75eが燃料ノズル61の開口部61bに対して燃料ガス301の噴出方向Jdの上流側に所定距離Lだけ離間した位置に配置されている。
第1部材71,第2部材72,第3部材73,第4部材74,第5部材75は、後部の上端部と下端部が支持部材87,88を介して燃料ノズル61の内壁面61aに支持されている。各支持部材87,88は、燃料ノズル61の内壁面61aにおける上部と下部に固定されており、第1〜第5部材71,72,73,74,75の上端部と下端部がこの支持部材87,88に支持されている。
この場合、第1〜第5部材71,72,73,74,75は、燃料ノズル61の内壁面61aに固定された支持部材87,88に対して固定されている。但し、この構成に限定されるものではない。例えば、第2部材72,第5部材75は、拡幅部72b,75bの端面72e,75eが燃料ノズル61の開口部61bより所定距離Lだけ後退した位置に配置されている。拡幅部72b,75bの位置は、燃料の種類や噴出量などに応じて所定距離Lを変更することが考えられる。そのため、第2部材72,第5部材75を燃料ガス301の噴出方向Jdに沿って位置調整可能とする位置調整機構(図示略)を設けることが望ましい。
燃料ノズル61は、内部部材64として第1〜第5部材71,72,73,74,75が支持部材87,88に支持されていることから、燃料ガス流路P1が6個の領域に分割されることとなる。即ち、燃料ガス流路P1は、第1部材71と第2部材72の間の燃料ガス流路P11と、第2部材72と第3部材73の間の燃料ガス流路P12と、第4部材74と第5部材75の間の燃料ガス流路P13と、第5部材75と第3部材73の間の燃料ガス流路P14と、第1部材71と内壁面61aの間の燃料ガス流路P15と、第4部材74と内壁面61aの間の燃料ガス流路P16に分割される。
このように構成された燃焼バーナ21にて、燃料ガス(微粉炭と1次空気)301は、燃料ノズル61の燃料ガス流路P1を流れ、開口部61bから火炉11内に噴出される。燃料ガス燃焼用空気302は、燃焼用空気ノズル62の燃焼用空気流路P2を流れ、開口部62bから燃料ガス301の外側に噴出される。2次空気303は、2次空気ノズル63の2次空気流路P3を流れ、開口部63eから燃料ガス301燃焼用空気の外側に噴出される。このとき、燃料ガス(微粉炭と1次空気)301、燃料ガス燃焼用空気302、2次空気303は、旋回させずにバーナ軸線方向(軸線O)に沿った直進流として噴出させている。
このとき、燃料ガス301は、燃料ノズル61の開口部61bにて、第1〜第5部材71,72,73,74,75により分岐して流れ、ここで着火されて燃焼し、燃焼ガスとなる。また、この燃料ガス301の外周に燃料ガス燃焼用空気302が噴出されることで、燃料ガス301の燃焼が促進される。更に、燃焼火炎の外周に2次空気303が噴出されることで、燃料ガス燃焼用空気302と2次空気303の割合を調整し、最適な燃焼を得ることができる。
また、第2部材72,第5部材75の拡幅部72b,75bは、第1部材71,第3部材73,第4部材74の拡幅部71b,73b,74bより燃料ガス301の噴出方向Jdの上流側に配置されている。そのため、燃料ノズル61の燃料ガス流路P1を閉塞する位置が燃料ガス301の噴出方向Jdにずれることとなり、流路が急激に狭くなる領域が減少し、拡幅部71b,73b,74bの位置での燃料ガス301の流速が低減される。そのため、燃料ノズル61を大型化することなく内部着火及び内部保炎を強化できる。
このように、第1〜第5部材71,72,73,74,75の拡幅部71b,72b,73b,74b,75bは燃料ガスの噴出方向Jdの異なる位置に配置されているので、第1〜第5部材71,72,73,74,75の拡幅部71b,72b,73b,74b,75bにおける燃料ガス301の流速を、各部材の拡幅部を噴出方向Jdの同じ位置に配置した場合に比べて低下させることができる。
次に、図5を参照して、第1〜第5部材71,72,73,74,75の拡幅部71b,72b,73b,74b,75bにより形成される再循環領域Rz1,Rz2,Rz3,Rz4について説明する。図5は、図4に示す燃焼バーナ21の内部部材64の部分拡大図である。再循環領域Rz1,Rz2,Rz3,Rz4,Rz5は、それぞれ第1〜第5部材71,72,73,74,75の端面71e,72e,73e,74e,75e(図4参照)の前方に形成される領域である。図5に示す矢印は、第1〜第5部材71,72,73,74,75の下流端で剥離した燃料ガス301の流れを示す。
図5に示すように、内部部材64は、第1〜第5部材71,72,73,74,75の各拡幅部71b,72b,73b,74b,75bがスプリット形状をなしているため、燃料ガス301が拡幅部71b,72b,73b,74b,75bの各傾斜面71c,72c,73c,73d,74c,75cに沿って流れ、端面71e,72e,73e,74e,75e側に回り込むことで、この端面71e,72e,73e,74e,75eの前方に再循環領域Rz1,Rz2,Rz3,Rz4,Rz5が形成される。
燃料ガス301は、この再循環領域Rz1,Rz2,Rz3,Rz4,Rz5で着火と保炎が行われることとなり、燃焼火炎の内部保炎(燃料ノズル61における軸線O側の中央領域における保炎)が実現される。すると、燃焼火炎の外周部がの高温化を軽減することができ、2次空気303により高酸素雰囲気下にある燃焼火炎の外周部におけるNOx発生量が低減される。
燃料ガス301は、まず、第2部材72,第5部材75の拡幅部72b,75bにおける各傾斜面72c,75cにより再循環領域Rz2,Rz5が形成される。そして、燃料ガス301は、第2部材72,第5部材75の拡幅部72b,75bにおける各傾斜面72c,75cにより再循環領域が形成された後、次に、第1部材71,第3部材73,第4部材74の拡幅部71b,73b,74bにおける各傾斜面71c,73c,73d,74cにより再循環領域Rz1,Rz3,Rz4が形成される。
図5に示すように、第1部材71の傾斜面71c及び第2部材72の傾斜面72cが噴出方向Jdに対して隣接バーナ側Bsに向けて傾斜しており、平坦面71d及び平坦面72dは水平方向Hdの火炉壁側Fsに面している。第1部材71の傾斜面71cに第2部材72の平坦面72dが隣接して配置されるため、再循環領域Rz1と再循環領域Rz2との干渉が抑制される。これにより、再循環領域Rz1及び再循環領域Rz2が縮小することが抑制され、第1部材71及び第2部材72による保炎性能が安定し、着火性能を十分に発揮することができる。
同様に、第4部材74の傾斜面74c及び第5部材75の傾斜面75cが噴出方向Jdに対して火炉壁側Fsに向けて傾斜しており、平坦面74d及び平坦面74dは水平方向Hdの隣接バーナ側Bsに面している。第4部材74の傾斜面74cに第5部材75の平坦面75dが隣接して配置されるため、再循環領域Rz4と再循環領域Rz5との干渉が抑制される。これにより、再循環領域Rz4及び再循環領域Rz5が縮小することが抑制され、第4部材74及び第5部材75による保炎性能が安定し、着火性能を十分に発揮することができる。
ここで、第2部材72の傾斜面72cが噴出方向Jdに対して隣接バーナ側Bsに向けて傾斜しており、第3部材73の傾斜面73dが噴出方向Jdに対して火炉壁側Fsに向けて傾斜している。そのため、再循環領域Rz2と再循環領域Rz3とが干渉する。また、第5部材75の傾斜面75cが噴出方向Jdに対して火炉壁側Fsに向けて傾斜しており、第3部材73の傾斜面73cが噴出方向Jdに対して隣接バーナ側Bsに向けて傾斜している。そのため、再循環領域Rz5と再循環領域Rz3とが干渉する。
このように、再循環領域Rz2,Rz5が再循環領域Rz3と干渉するものの、傾斜面72c,75cによって案内された微粉炭が下流側の各傾斜面73d,73cに流れ込む。そのため、燃料ノズル61における軸線O側の中央領域における微粉炭の濃度が増加するとともに中央領域の外側の微粉炭の濃度が減少し、内部着火及び内部保炎を強化することができる。
更に、第1部材71の拡幅部71bは、隣接バーナ側Bsだけに傾斜面71cがあり、火炉壁側Fsは平坦面71dとなっている。そのため、燃料ノズル61の内壁面61aと第1部材71との間の燃料ガス流路P15では保炎機能がないことから再循環領域が形成されず、外部着火の発生が抑制される。
また、2次空気ノズル63は、燃料ノズル61の上下だけでなく左右からも、全周から取り囲むように2次空気303を噴出している。そのため、周方向で部分的な高温高酸素領域が形成されにくくなり、周方向で酸素濃度が均一化されることとなり、燃焼火炎の外周部におけるNOx発生量が低減される。
図3から図5に示す燃焼バーナ21の内部部材64は、水平方向Hdにおいて、第3部材73の両側に第2部材72及び第5部材75を配置し、第2部材72及び第5部材75の両側に第1部材71及び第4部材74を配置し、合計で5つの部材を配置するものであったが、他の態様であってもよい。
例えば、図6に示す第1変形例の燃焼バーナ21Aの内部部材64Aのように、水平方向Hdにおいて、第1部材71及び第4部材74の両側に、更に第6部材76及び第7部材77を配置し、合計で7つの部材を配置してもよい。第6部材76の下流端には再循環領域Rz6が形成され、第7部材77の下流端には再循環領域Rz7が形成される。ここで、第6部材76の形状は第2部材72の形状と同様であり、第7部材77の形状は第5部材75の形状と同様であるものとする。
本変形例によれば、第1〜第7部材71,72,73,74,75,76,77により形成される7つの再循環領域Rz1,Rz2,Rz3,Rz4,Rz5,Rz6,Rz7のうち、水平方向Hdの端部側の再循環領域Rz1,Rz4,Rz6,Rz7が他の再循環領域と干渉しない。そのため、の燃焼バーナ21Aの全体で再循環領域が干渉する割合が低下し、干渉による着火性の低下が低減する。
図3から図5に示す燃焼バーナ21の内部部材64は、第1部材71,第3部材73,第4部材74の端面71e,73e,74eを燃料ノズル61の開口部61bに配置し、第2部材72,第5部材75の端面72e,75eを開口部61bに対して燃料ガス301の噴出方向Jdの上流側に所定距離Lだけ離間した位置に配置するものであったが、他の態様であってもよい。
例えば、図7に示す第2変形例の燃焼バーナ21Bの内部部材64Bのように、第2部材72,第5部材75の端面72e,75eを燃料ノズル61の開口部61bに配置し、開口部61bに対して燃料ガス301の噴出方向Jdの上流側に所定距離Lだけ離間した位置に第1部材71,第3部材73,第4部材74の端面71e,73e,74eを配置してもよい。また、他の変形例として、第1〜第5部材71,72,73,74,75の端面71e,72e,73e,74e,75eの全てを燃料ノズル61の開口部61bまたは開口部61bから噴出方向Jdの上流側に所定距離Lだけ離間した位置に配置してもよい。
以上説明した本実施形態の燃焼バーナ21が奏する作用及び効果について説明する。
本実施形態の燃焼バーナ21によれば、燃料ガス301の噴出方向Jdに直交する水平方向Hdの隣接バーナ側Bsに向けて傾斜する第1部材71の傾斜面71cによって燃料ガス301が偏向された上で、傾斜面71cの終了端で燃料ガス流れが剥離するので、第1部材71の下流側に燃料ガスの再循環領域Rz1が形成される。同様に、燃料ガス301の噴出方向Jdに直交する水平方向Hdの隣接バーナ側Bsに向けて傾斜する第2部材72の傾斜面72cによって燃料ガス301が偏向された上で、傾斜面72cの終了端で燃料ガス流れが剥離するので、第2部材72の下流側に燃料ガス301の再循環領域Rz2が形成される。このように、第1部材71及び第2部材72の下流側に形成される再循環領域Rz1,Rz2で着火が促進されて火炎が形成されることで、内部保炎が行われる。
また、本実施形態の燃焼バーナ21によれば、傾斜面71c及び傾斜面72cが噴出方向Jdに対して隣接バーナ側Bsに向けて傾斜しており、平坦面71d及び平坦面72dは水平方向Hdの火炉壁側Fsに面している。第1部材71の傾斜面71cに第2部材72の平坦面72dが隣接して配置されるため、双方の面が互いに異なる方向に向けて傾斜する場合に比べ、第1部材71により導かれる燃料ガス流れと第2部材72により導かれる燃料ガス流れの干渉が抑制される。これにより、第1部材71及び第2部材72の下流側の低流速の再循環領域Rz1,Rz2が縮小することが抑制され、保炎器による着火性能を十分に発揮することができる。
このように、本実施形態の燃焼バーナ21によれば、内部保炎性能を維持しつつ着火性を向上させることができる。
また、本実施形態の燃焼バーナ21によれば、第3部材73の第3傾斜面73dによって燃料ガスが偏向された上で、傾斜面73dの終了端で燃料ガス流れが剥離するので、第3部材73の下流側に燃料ガスの再循環領域Rz3が形成される。第3部材73の下流側に形成される再循環領域Rz3で着火が促進されて火炎が形成されることで、燃焼バーナの水平方向Hdの中央部において内部保炎が促進される。また、第1部材71の傾斜面71c及び第2部材72の傾斜面72cが水平方向Hdの隣接バーナ側Bs、すなわち燃焼バーナ21の水平方向Hdの中央部に向けて傾斜しているため、傾斜面71c及び傾斜面72cによって中央部の燃料濃度が増加し、中央部における着火性が向上する。
また、本実施形態の燃焼バーナ21によれば、燃焼バーナ21の水平方向Hdの中央部に第3部材73が配置され、第3部材73に隣接して第2部材72及び第5部材75が配置され、第2部材72及び第5部材75に隣接して第1部材71及び第4部材74が配置される。第1部材71及び第2部材72と同様に、第4部材74及び第5部材75の下流側の低流速の再循環領域Rz4,Rz5が縮小することが抑制され、保炎器による着火性能を十分に発揮することができる。また、第4部材74の傾斜面74c及び第5部材75の傾斜面75cが水平方向の火炉壁側Fs、すなわち燃焼バーナ21の水平方向の中央部に向けて傾斜しているため、傾斜面74c及び傾斜面75cによって中央部の燃料濃度が増加し、中央部における着火性が向上する。
〔第2実施形態〕
次に、本発明の第2実施形態に係る燃焼バーナ21Cについて説明する。本実施形態は第1実施形態の変形例であり、以下で特に説明する場合を除き第1実施形態と同様であるものとする。
第1実施形態は、第4部材74の傾斜面74c及び第5部材75の傾斜面75cが、それぞれ火炉壁側Fsに向けて傾斜する面であった。それに対して、本実施形態は、第1〜第5部材71,72,73,74,75が備える全ての傾斜面71c,72c,73c,74c,75cが隣接バーナ側Bsに向けて傾斜している。
図8は、第2実施形態の燃焼バーナ21Cの縦断面図である。
本実施形態の燃焼バーナ21Cは、第1部材71,第2部材72については、第1実施形態と同様であるため以下での説明を省略する。
第1実施形態の燃焼バーナ21は、第3部材73が、火炉壁側Fsに向けて傾斜する傾斜面73dを備えるものであった。それに対して、本実施形態の燃焼バーナ21Cは、図8に示すように、第3部材73が拡幅部73bの火炉壁側Fsに平坦面73fを備えるものである。
また、第1実施形態の燃焼バーナ21は、第4部材74の傾斜面74c及び第5部材75の傾斜面75cが、それぞれ火炉壁側Fsに向けて傾斜する面であった。それに対して、本実施形態の燃焼バーナ21Cは、図8に示すように、第4部材74の傾斜面74c及び第5部材75の傾斜面75cが、それぞれ隣接バーナ側Bsに向けて傾斜する面である。
次に、図9を参照して、第1〜第5部材71,72,73,74,75の拡幅部71b,72b,73b,74b,75bにより形成される再循環領域Rz1,Rz2,Rz3,Rz4について説明する。図9は、図8に示す燃焼バーナ21の内部部材64Cの部分拡大図である。再循環領域Rz1,Rz2,Rz3,Rz4,Rz5は、それぞれ第1〜第5部材71,72,73,74,75の端面71e,72e,73e,74e,75e(図8参照)の前方に形成される領域である。図9に示す矢印は、第1〜第5部材71,72,73,74,75の下流端で剥離した燃料ガス301の流れを示す。
図9に示すように、第1部材71の傾斜面71c,第2部材72の傾斜面72c,第3部材73の傾斜面73c,第4部材74の傾斜面74c,第5部材75の傾斜面75cが噴出方向Jdに対して隣接バーナ側Bsに向けて傾斜している。第1部材71の平坦面71d,第2部材72の平坦面72d,第3部材73の平坦面73f,第4部材74の平坦面74d,第5部材75の平坦面75dは水平方向Hdの火炉壁側Fsに面している。
第1部材71の傾斜面71cに第2部材72の平坦面72dが隣接して配置され、第2部材72の傾斜面72cに第3部材73の平坦面73fが隣接して配置され、第3部材73の傾斜面73cに第5部材75の平坦面75dが隣接して配置され、第5部材75の傾斜面75cに第4部材74の平坦面74dが隣接して配置される。そのため、再循環領域Rz1と再循環領域Rz2との干渉、再循環領域Rz2と再循環領域Rz3との干渉、再循環領域Rz3と再循環領域Rz5との干渉、再循環領域Rz5と再循環領域Rz4との干渉が抑制される。これにより、再循環領域Rz1,Rz2,Rz3,Rz4,Rz5が縮小することが抑制され、第1〜第5部材71,72,73,74,75による保炎性能が安定し、着火性能を十分に発揮することができる。
図9に示すように、再循環領域Rz1,Rz2,Rz3,Rz4,Rz5のうち、最も隣接バーナ側Bsに配置される再循環領域Rz4は、最も火炉壁側Fsに配置される再循環領域Rz1よりも小さくなっている。これは、隣接バーナ側Bsの燃焼用空気流路P2から噴出する燃料ガス燃焼用空気302の直進流が再循環領域Rz4に干渉するからである。それに対して、火炉壁側Fsの燃焼用空気流路P2から噴出する燃料ガス燃焼用空気302の直進流は、再循環領域Rz1に干渉しない。
水平方向Hdの隣接バーナ側Bsの燃焼用空気ノズル62に隣接する燃料ガスの再循環領域Rz4は、燃焼用空気ノズル62から噴出する燃料ガス燃焼用空気302の流れに近づく方向に形成されるため、燃料ガス燃焼用空気302の流れが作用して縮小する。一方で、水平方向Hdの火炉壁側Fsの燃焼用空気ノズル62に隣接する燃料ガス301の再循環領域Rz1は、燃焼用空気ノズル62から噴出する燃料ガス燃焼用空気302の流れから遠ざかる方向に形成されるため、燃料ガス燃焼用空気302の流れが作用せず縮小しない。そのため、他の燃焼バーナの火炎による熱負荷が大きい水平方向Hdの隣接バーナ側Bsの再循環領域Rz4が縮小し、他の燃焼バーナの火炎による熱負荷の無い水平方向Hdの火炉壁側Fsの再循環領域Rz1が拡大し、水平方向Hdの隣接バーナ側Bsと火炉壁側Fsの熱負荷の差が縮小して内部保炎が更に促進される。
本実施形態の燃焼バーナ21Cは、火炎旋回流Cの上流側である隣接バーナ側Bsには隣接する他の燃焼バーナの火炎が存在し、火炎旋回流Cの下流側である火炉壁側Fsには隣接する他の燃焼バーナの火炎が存在しない。本実施形態の燃焼バーナ21Cは、熱負荷が高い隣接バーナ側Bsの再循環領域Rz4が、熱負荷が低い火炉壁側Fsの再循環領域Rz1よりも小さくなるので、燃焼バーナ21Cの水平方向Hdの各位置での熱負荷の差が縮小して内部保炎が促進される。
図9に示す燃焼バーナ21Cにおいて、燃焼用空気ノズル62は、隣接バーナ側Bsの端部及び火炉壁側Fsの端部において、燃料ガス燃焼用空気302を燃料ガス301の噴出方向Jdと同方向の直進流として火炉11へ噴出するものであるが他の態様であってもよい。
例えば、図10の変形例の燃焼バーナ21Dのように、燃焼用空気ノズル62が、隣接バーナ側Bsの端部及び火炉壁側Fsの端部において、燃料ガス301の噴出方向Jdに対して隣接バーナ側Bsに向けて傾斜した方向に燃料ガス燃焼用空気302を噴出するものであってもよい。燃焼用空気ノズル62から噴出する燃料ガス燃焼用空気302の流れが、水平方向Hdの隣接バーナ側Bsの燃料ガス301の再循環領域Rz4から遠ざかる方向となり、再循環領域Rz4が縮小することが抑制される。また、燃焼用空気ノズル62から噴出する燃料ガス燃焼用空気302の流れが、水平方向Hdの火炉壁側Fsの燃焼用空気ノズル62に隣接する燃料ガス301の再循環領域Rz1に沿った方向となり、適切な着火及び内部保炎を行うことができる。
また、例えば、燃焼用空気ノズル62が、図9に示す燃焼バーナ21Dの火炉壁側Fsの端部において燃料ガス燃焼用空気302を燃料ガス301の噴出方向Jdと同方向の直進流として火炉11へ噴出し、隣接バーナ側Bsの端部において燃料ガス燃焼用空気302を燃料ガス301の噴出方向Jdに対して隣接バーナ側Bsに向けて傾斜した方向に2次空気を噴出するものであってもよい。
〔他の実施形態〕
上述した実施形態では、内部部材64のそれぞれの部材を平坦部と拡幅部とから構成したが、この構成に限定されるものではなく、拡幅部だけで構成してもよい。
また、上述した実施形態では、燃料ノズルと燃焼用空気ノズルと2次空気ノズルを矩形状としたが、この形状に限るものではなく、円形状としてもよい。
また、上述した実施形態では、本発明のボイラを石炭焚きボイラとしたが、固体燃料としては、バイオマスや石油コークス、石油残渣などを使用するボイラであってもよい。また、燃料として固体燃料に限らず、重質油などの油焚きボイラにも使用することができる。さらには、これら燃料の混焼焚きにも適用することができる。
また、本発明の燃焼バーナは、燃料ノズルと燃焼用空気ノズルと2次空気ノズルは、必ずしも平行に配置する必要はなく、燃焼バーナの先端部に向かって燃料ノズルと2次空気ノズルとが次第に離間するように2次空気ノズルを斜めに配置してもよい。この場合、燃料ノズルと2次空気ノズルとの燃料ノズルの噴出開口部の近傍での距離は、燃料ガスの流れを乱さない程度に距離が保たれていればよい。2次空気ノズルを斜めに配置することで、着火部の外周における空気量を減らして燃料ノズルにおける外部保炎を抑制することで、より低NOxを実現することが可能となる。
10 石炭焚きボイラ
11 火炉
11a 火炉壁(伝熱管)
12 燃焼装置
13 煙道
21,21A,21B,21C,21D,22,23,24,25 燃焼バーナ
39 アディショナル空気ノズル
61 燃料ノズル
61a 内壁面
61b,62b 開口部
61c 外壁面
62 燃焼用空気ノズル
63 2次空気ノズル
64,64A 内部部材
71 第1部材
72 第2部材
73 第3部材
74 第4部材
75 第5部材
71a,72a,73a,74a,75a 平坦部
71b,72b,73b,74b,75b 拡幅部(保炎部)
71c,72c,73c,73d,74c,75c 傾斜面
71d,72d,74d,75d 平坦面
71e,72e,73e,74e,75e 端面
87,88 支持部材
301 燃料ガス
Bs 隣接バーナ側(一方側)
Fs 火炉壁側(他方側)
Hd 水平方向
Jd 噴出方向
P1 燃料ガス流路
P2 燃焼用空気流路
P3 2次空気流路
Rz1,Rz2,Rz3,Rz4,Rz5 再循環領域

Claims (11)

  1. 燃料と空気とを混合した燃料ガスを噴出する燃料ノズルと、
    前記燃料ノズルの外側から空気を噴出する燃焼用空気ノズルと、
    前記燃料ノズル内に前記燃料ガスの噴出方向に沿って配置される板状の第1部材と、
    前記燃料ノズル内に前記噴出方向に沿って配置されるとともに前記噴出方向と交差する所定方向において前記第1部材の一方側に隣接して配置される板状の第2部材と、を備え、
    前記第1部材は、
    前記噴出方向の下流端に配置される第1傾斜面と、
    前記噴出方向の下流端に配置される第1平坦面と、を備え、
    前記第2部材は、
    前記噴出方向の下流端に配置される第2傾斜面と、
    前記噴出方向の下流端に配置される第2平坦面と、を備え、
    前記第1傾斜面及び前記第2傾斜面は、前記一方側に面するとともに前記噴出方向に対して前記一方側に向けて傾斜する面であり、
    前記第1平坦面及び前記第2平坦面は、前記所定方向の他方側に面するとともに前記噴出方向に沿って延びる面である燃焼バーナ。
  2. 前記燃料ノズル内に前記噴出方向に沿って配置されるとともに前記第2部材の前記一方側に隣接して配置される板状の第3部材を備え、
    前記第3部材は、
    前記燃料ノズルの前記所定方向における中央部に配置されており、
    前記噴出方向の下流端に配置される第3傾斜面を備え、
    前記第3傾斜面は、前記他方側に面するとともに前記噴出方向に対して前記他方側に向けて傾斜する面である請求項1に記載の燃焼バーナ。
  3. 前記燃料ノズル内に前記噴出方向に沿って配置される板状の第4部材と、
    前記燃料ノズル内に前記噴出方向に沿って配置されるとともに前記第4部材の前記他方側に隣接して配置される板状の第5部材と、を備え、
    前記第4部材は、
    前記噴出方向の下流端に配置される第4傾斜面と、
    前記噴出方向の下流端に配置される第4平坦面と、を備え、
    前記第5部材は、
    前記噴出方向の下流端に配置される第5傾斜面と、
    前記噴出方向の下流端に配置される第5平坦面と、を備え、
    前記第4傾斜面及び前記第5傾斜面は、前記他方側に面するとともに前記噴出方向に対して前記他方側に向けて傾斜する面であり、
    前記第4平坦面及び前記第5平坦面は、前記一方側に面するとともに前記噴出方向に沿って延びる面であり、
    前記第3部材は、
    前記第5部材の前記他方側に隣接して配置されており、
    前記噴出方向の下流端に配置される第6傾斜面を備え、
    前記第6傾斜面は、前記一方側に面するとともに前記噴出方向に対して前記一方側に向けて傾斜する面である請求項2に記載の燃焼バーナ。
  4. 前記燃料ノズル内に前記噴出方向に沿って配置されるとともに前記第2部材の前記一方側に隣接して配置される板状の第3部材を備え、
    前記第3部材は、
    前記燃料ノズルの前記所定方向における中央部に配置されており、
    前記噴出方向の下流端に配置される第3傾斜面と、
    前記噴出方向の下流端に配置される第3平坦面と、を備え、
    前記第3傾斜面は、前記一方側に面するとともに前記噴出方向に対して前記一方側に向けて傾斜する面であり、
    前記第3平坦面は、前記他方側に面するとともに前記噴出方向に沿って延びる面であり、
    前記一方側から他の燃焼バーナの火炎が導かれるとともに前記他方側に火炉壁が配置される請求項1に記載の燃焼バーナ。
  5. 前記燃料ノズル内に前記噴出方向に沿って配置される板状の第4部材と、
    前記燃料ノズル内に前記噴出方向に沿って配置されるとともに前記第4部材の前記他方側に隣接して配置される板状の第5部材と、を備え、
    前記第4部材は、
    前記噴出方向の下流端に配置される第4傾斜面と、
    前記噴出方向の下流端に配置される第4平坦面と、を備え、
    前記第5部材は、
    前記噴出方向の下流端に配置される第5傾斜面と、
    前記噴出方向の下流端に配置される第5平坦面と、を備え、
    前記第4傾斜面及び前記第5傾斜面は、前記一方側に面するとともに前記噴出方向に対して前記一方側に向けて傾斜する面であり、
    前記第4平坦面及び前記第5平坦面は、前記他方側に面するとともに前記噴出方向に沿って延びる面であり、
    前記第3部材は、
    前記第5部材の前記他方側に隣接して配置されており、
    前記噴出方向の下流端に配置される第6傾斜面を備え、
    前記第6傾斜面は、前記一方側に面するとともに前記噴出方向に対して前記一方側に向けて傾斜する面である請求項4に記載の燃焼バーナ。
  6. 前記燃焼用空気ノズルは、前記一方側の端部において、前記噴出方向に対して前記一方側に向けて傾斜した方向に空気を噴出する請求項4または請求項5に記載の燃焼バーナ。
  7. 前記燃焼用空気ノズルは、前記他方側の端部において、前記噴出方向に対して前記一方側に向けて傾斜した方向に空気を噴出する請求項6に記載の燃焼バーナ。
  8. 前記第1部材の前記噴出方向の下流端の位置と前記第2部材の前記噴出方向の下流端の位置とが異なる位置である請求項1から請求項7のいずれか一項に記載の燃焼バーナ。
  9. 前記第1部材の前記噴出方向の下流端の位置と前記第2部材の前記噴出方向の下流端の位置とが同じ位置である請求項1から請求項7のいずれか一項に記載の燃焼バーナ。
  10. 中空形状をなして鉛直方向に沿って設置される火炉と、
    前記火炉に配置される請求項1から請求項9のいずれか一項に記載の燃焼バーナと、
    前記火炉の上部に配置される煙道と、
    を有することを特徴とするボイラ。
  11. 前記火炉の前記燃焼バーナの上部に追加空気供給部を有することを特徴とする請求項10に記載のボイラ。
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