JP6924977B2 - 捜索システム - Google Patents

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Description

本発明は、情報を送受信して端末を捜索可能な捜索システムに関し、特に、端末同士の間を無線通信で情報を送受信して端末を捜索する捜索システムに関する。
携帯電話やタブレット、ノート型のパーソナルコンピュータ等の端末(ノード)では、無線LAN:Local Area Networkでの情報通信が広く行われている。無線LANの通信方式において、親機やアクセスポイント、基地局等と呼ばれる端末(ノード)が、子機と呼ばれる複数の端末の通信を制御するインフラストラクチャーモードと呼ばれる方式が広く使用されている。
このような端末間で無線通信を行う技術として、下記の特許文献1に記載の技術が知られている。
特許文献1(特許第5952921号公報)には、携帯電話回線に接続中の端末が、無線LANアクセスポイントに近接した場合に、携帯電話回線から無線LANに通信を切り替える(オフロード)技術が記載されている。
また、携帯電話通信モジュールと無線LANモジュールとを有する端末では、携帯電話
通信においては子機として機能し、無線LAN通信においては親機として機能するテザリングと呼ばれる方式で通信を行うことも知られている。
特許第5952921号公報(要約書)
(従来技術の問題点)
特許文献1に記載のように従来の構成では、携帯電話は、基本的に子機モードで運用されている。したがって、子機としての携帯電話が、複数の親機(基地局)の中から1台の親機に接続された状態で運用されている。よって、携帯電話の位置は、基地局の位置から電波が届く範囲で特定することが可能であった。
しかし、例えば、携帯電話を所持した人が、携帯通信網の電波が届かない山で遭難したり、雪崩で雪の中に埋もれた場合には、通信ができず、位置を特定できない。このとき、携帯電話は、携帯電話通信網や無線LANの基地局と接続を試みるため、これを利用すれば遭難者の救出に利用できる。
したがって、捜索隊員の所持する端末をテザリングモードのように親機として使用することで、子機モードの遭難者の携帯電話と通信可能な状態とできる。しかしながら、遭難者の携帯電話が子機モードであれば、遭難者の携帯電話と通信可能になる捜索隊員側の端末(親機)は原則1台となり、広範囲を多くの捜索隊員が捜索する際に、多くの端末を持っていても効率が悪い。
遭難者が携帯電話を親機モードに設定すれば、捜索隊員の子機モードの端末の多くが接続可能となり、遭難者の携帯電話に接続された複数の子機から、遭難者の位置を絞り込みやすくなる。しかしながら、雪崩発生時に、とっさに携帯電話を操作することは、ほぼ不可能である。また、子供や携帯電話の操作が苦手な人、認知症患者の徘徊時も、携帯電話の所持者が親機モードに変更することは困難である。
本発明は、利用者が親機モードに移行する操作を行わなくても、親機モードと子機モードを有する端末を、捜索しやすくすることを技術的課題とする。
前記技術的課題を解決するために、請求項1に記載の発明の捜索システムは、
他の端末の情報の送受信を統括する親機として機能する親機モードと、前記親機モードの他の端末に情報の送受信を統括される子機として機能する子機モードと、の何れかのモードで動作可能な第1の通信制御部を有する第1の端末と、
前記親機モードで動作可能な第2の通信制御部を有し、前記第1の端末と情報の送受信が可能な第2の端末であって、子機モードの前記第1の端末が前記第2の端末の通信可能範囲に入った場合に、前記第1の端末が、予め設定された捜索対象端末であれば、前記第1の端末を親機モードに移行させる信号を前記第1の端末に送信する移行要求部と、を有する前記第2の端末と、
を備えたことを特徴とする。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の捜索システムにおいて、
前記親機モードに加え子機モードでも動作可能な前記第2の通信制御部であって、前記第1の端末を親機モードに移行させる信号を前記第1の端末に送信した場合に、子機モードに移行する前記第2の通信制御部と、前記親機モードの前記第1の端末との通信状況に基づいて前記第1の端末の位置を推定する位置推定部と、を有する前記第2の端末、
を備えたことを特徴とする。
請求項3に記載の発明は、請求項1または2に記載の捜索システムにおいて、
少なくとも前記第2の端末との間で情報の送受信が可能なサーバーであって、前記第1の端末が前記捜索対象端末であるか否かを判別する判別部を有する前記サーバー、
を備えたことを特徴とする。
請求項4に記載の発明は、請求項1ないし3の何れかに記載の捜索システムにおいて、
前記第1の端末および前記第2の端末との間で情報の送受信が可能な第3の端末、
を備え、
前記第1の端末が前記捜索対象端末であると判別された場合に、前記第1の端末が前記第2の端末の通信可能範囲に入ったことが前記第3の端末に通報される
ことを特徴とする。
請求項1に記載の発明によれば、捜索対象端末を親機モードに移行させることで、捜索対象端末に、複数の他の端末が同時に接続することができ、利用者が親機モードに移行する操作を行わなくても、親機モードと子機モードを有する捜索対象端末を、特定しやすくすることができる。
請求項2に記載の発明によれば、第1の端末を親機モードに移行させた後、第2の端末が第1の端末に子機として接続させることができる。
請求項3に記載の発明によれば、端末で捜索対象端末であるか否かの判別を行う場合に比べて、端末の処理負荷を軽減できる。
請求項4に記載の発明によれば、第1の端末が特定されたことを第3の端末に通報することができる。
図1は本発明の実施例1の端末を含む通信システムの説明図である。 図2は実施例1の情報端末およびサーバーの制御部が備えている各機能をブロック図(機能ブロック図)で示した図である。 図3は実施例1の端末における端末捜索処理のフローチャートである。 図4は実施例1のサーバーにおける処理のフローチャートである。 図5は実施例1の捜索システムにおけるシーケンス図である。
次に図面を参照しながら、本発明の実施の形態の具体例である実施例を説明するが、本発明は以下の実施例に限定されるものではない。
なお、以下の図面を使用した説明において、理解の容易のために説明に必要な部材以外の図示は適宜省略されている。
図1は本発明の実施例1の端末を含む通信システムの説明図である。
図1において、実施例1の通信システムの一例としての捜索システム1は、情報端末の一例として、利用者が携帯して移動可能な移動型の端末であるスマートフォン2,2′,2″を複数有する。実施例1の各スマートフォン2は、略板状の本体2aを有する。本体2aの表面の中央部には、表示部の一例であると共に入力部の一例としてのタッチパネル2bが支持されている。タッチパネル2bの下方には、入力部の一例としてのボタン2cが配置され、タッチパネル2bの上方には音声出力部の一例としてのスピーカ2dが配置されている。
また、実施例1の捜索システム1では、スマートフォン2は、端末の一例としての携帯電話網の基地局(親機)3や、無線LAN通信網の親機(ルーター)3′と無線通信可能に構成されている。各親機3,3′は、通信回線の一例としてのインターネット4に接続されている。インターネット4には、情報処理装置の一例としてのサーバー6が通信可能に接続されている。
(実施例1の情報端末2(2′,2″)の制御部の説明)
図2は実施例1の情報端末およびサーバーの制御部が備えている各機能をブロック図(機能ブロック図)で示した図である。
図2において、前記情報端末2の制御部は、外部との信号の入出力等を行う入出力インターフェース(I/O)、必要な処理を行うためのプログラムおよび情報等が記憶されたROM(リードオンリーメモリ)、必要なデータを一時的に記憶するためのRAM(ランダムアクセスメモリ)、ROM等に記憶されたプログラムに応じた処理を行うCPU(中央演算処理装置)、ならびに発振器等を有する小型情報処理装置、いわゆる、マイクロコンピュータにより構成されており、前記ROMに記憶されたプログラムを実行することにより種々の機能を実現することができる。
(実施例1の情報端末2の制御部に接続された信号入力要素)
情報端末2の制御部Cは、ボタン2cやタッチパネル2b、位置情報の取得部一例としてのGPS(Global Positioning System)モジュール10等の信号入力要素からの出力信号が入力される。
GPSモジュール10は、情報端末2の現在位置の情報を取得する。
(実施例1の情報端末2の制御部に接続された信号出力要素)
情報端末2の制御部Cは、携帯通信モジュール11や、無線LAN(Local Area Network)モジュール12等の信号出力要素へ信号を出力している。
携帯通信モジュール11は、携帯電話の基地局3を親機とする携帯電話通信網を通じて情報の送受信が可能である。
通信制御部の一例としての無線LANモジュール12は、無線LANネットワークを通じて情報の送受信が可能である。なお、実施例1の無線LANモジュール12は、無線LANの通信を行う際に、無線LANの親機(ルーター)3′が端末間の情報の送受信を統括するインフラストラクチャーモードに加えて、端末2同士が直接情報の送受信を行うアドホックネットワークモードでの通信も可能に構成されている。
(実施例1の情報端末2の制御部の機能)
情報端末2の制御部Cは、前記信号出力要素からの入力信号に応じた処理を実行する以下の機能(プログラムやプログラムモジュール)を有している。
情報端末2には、情報端末用のアプリケーションプログラムの一例としての捜索ソフトウェアSW1が組み込まれている。
捜索ソフトウェアSW1は、他の端末2′の捜索を行う場合に使用される捜索モード制御手段101と、他の端末2′から捜索される場合に使用される被捜索モード制御手段201とを有する。
捜索モード制御手段101は、以下の機能(プログラムモジュール)102〜110を有する。
通信制御部の親機モード移行手段102は、ユーザーの入力で捜索モードが開始された場合に、端末2を、子機モードから、他の端末2′どうしの情報の送受信を統括する親機として機能する親機モードに移行させる。実施例1の親機モード移行手段102は、無線LANモジュール12を制御して、無線LANネットワークの親機モードに移行させる。したがって、携帯電話通信網においては子機モードの状態が維持され、携帯電話通信網を利用してサーバー6等にアクセスすることが可能な状態が維持される。
ビーコンパケット送信手段103は、親機端末2の周囲の他の端末2′に向けて、識別情報の一例としてのビーコンパケットを送信する。
接続要求判別手段104は、ビーコンパケットを受信した他の端末2′(子機モード)が、親機である端末2を中心とする無線LANネットワークに接続する要求がされたか否かを判別する。実施例1では、親機端末2(第2の端末の一例)の通信可能範囲に入った他の子機端末2′は、接続要求情報を親機端末2に送信する。このとき、接続要求情報には、他の端末2′の識別情報の一例としてのBSSID:Basic Service Set Identifierを含む情報を、親機端末2に送信する。なお、BSSIDは、端末2,2′,3,3′に一意に割り振られた情報であって、端末2,2′,3,3′を識別可能である。
対象端末問合わせ手段105は、接続要求をした子機端末2′が、捜索対象の端末であるか否かを問い合わせる問合せ要求情報をサーバー6に送信する。実施例1の対象端末問合わせ手段105は、子機端末2′から受信したBSSIDの情報を含む問い合わせ要求情報をサーバー6に送信する。なお、実施例1では、サーバー6への問合せの送信および結果の受信は、携帯電話通信網を介して行われる。
問合せ結果受信手段106は、問い合わせ要求情報に対する問合せ結果をサーバー6から受信する。
移行要求部の一例としての親機モード移行要求送信手段107は、問合せ結果の情報に基づいて、他の端末2′が、移行対象端末の一例としての捜索対象端末2″(第1の端末の一例)である場合には、捜索対象端末2″を子機モードから親機モードに移行させる信号(親機モード移行要求)を捜索対象端末2″に送信する。なお、この時、捜索対象端末2″に、『親機端末2が捜索対象端末2″を捜索している』ことを通知する情報も併せて送信することも可能である。
子機モード移行手段108は、捜索対象端末2″に、親機モード移行要求の情報を送信した場合に、親機端末(捜索端末)2を、子機モードに移行させる。
ビーコンパケット受信手段109は、親機モードに移行した捜索対象端末2″から送信されるビーコンパケットを受信する。すなわち、親機モードの捜索対象端末2″が情報の送受信を統括する無線LANネットワークに、子機モードに移行した捜索端末2が、子機として接続する。
位置推定部の一例としての親機位置推定手段110は、親機モードの捜索対象端末2″との通信状況に基づいて、捜索対象端末2″の位置を推定する。実施例1の親機位置推定手段110は、通信状況の一例として、捜索対象端末2″の無線LAN信号の電波強度に基づいて、捜索対象端末2″までの距離を推定する。すなわち、電波強度が強ければ距離が近く、電波強度が弱ければ距離が遠いとして、捜索端末2の現在位置(GPSモジュール10のGPS情報)と、捜索対象端末2″までの距離から、捜索対象端末2″の位置を推定する。なお、実施例1の親機位置推定手段110は、推定した位置をタッチパネル2bに表示する。
実施例1の被捜索モード制御手段201は、以下の機能(プログラムモジュール)202〜206を有する。
ビーコンパケット受信手段202は、無線LANの親機(基地局3′や親機モードの他の端末2′)が送信するビーコンパケットを受信する。
接続要求送信手段203は、ビーコンパケットを送信した親機に対して、接続要求を送信する。この時、端末(子機モード)2のBSSIDも含めて送信する。
移行要求受信手段204は、接続要求を送信した親機3′,2′から送信された親機モード移行要求の信号を受信する。
親機モード移行手段205は、接続要求を送信した親機3′,2′から、親機モード移行要求の信号を受信した場合に、子機モードから親機モードに移行する。このとき、端末2が、捜索対象端末であり、他の端末2′が自身を捜索していることも通知される。実施例1の親機モード移行手段205が親機モードに移行する場合、タッチパネル2bに、『端末2が捜索されている』旨の表示が行われる。
ビーコンパケット送信手段206は、親機モードに移行した端末2″から親機モード移行要求を送信した捜索端末2′を含む周囲の他の端末2′に、ビーコンパケットを送信する。ビーコンパケット送信手段206が送信する情報において、ビーコンパケットに加えて、救難信号の一例としてのSOS信号を含めて送信することも可能である。
(実施例1のサーバー6の制御部の説明)
図2において、サーバーの制御部は、外部との信号の入出力等を行う入出力インターフェース(I/O)、必要な処理を行うためのプログラムおよび情報等が記憶されたROM(リードオンリーメモリ)、必要なデータを一時的に記憶するためのRAM(ランダムアクセスメモリ)、ROM等に記憶されたプログラムに応じた処理を行うCPU(中央演算処理装置)、ならびに発振器等を有する情報処理装置、いわゆる、コンピュータにより構成されており、前記ROMに記憶されたプログラムを実行することにより種々の機能を実現することができる。
(実施例1のサーバー6の制御部の機能)
サーバー6の制御部C′は、図示しないキーボードやマウス等の信号出力要素からの入力信号や、インターネット4を通じて受信した情報や信号等に応じた処理を実行する以下の機能(プログラムやプログラムモジュール)を有している。
問合わせ要求受信手段301は、対象端末問合せ手段105から送信された問い合わせ要求情報を受信する。
対象端末記憶手段302は、捜索対象端末2″を記憶する。実施例1の対象端末記憶手段302は、捜索対象端末2″のBSSIDを記憶する。なお、捜索対象端末2″は、ユーザー等により予め登録されている。例えば、登山をするユーザーが遭難時に捜索してもらうために自らの端末2を登録しておいたり、子供が迷子になったときに捜索しやすいように子供の端末2を保護者が登録しておいたり、認知症の患者が徘徊をする場合には介護者や家族が認知症の患者の端末2を登録したり等が可能である。
判別部の一例としての対象端末判定手段303は、問合わせ要求受信手段301が受信した問合せ要求情報と、対象端末記憶手段302に記憶された情報とに基づいて、問合せがされた端末が、捜索対象端末であるか否かを判定する。実施例1の対象端末判定手段303は、対象端末記憶手段302の記憶情報にBSSIDが一致するものがあれば、捜索対象端末であると判定し、一致するものがなければ捜索対象端末ではないと判定する。
通報端末記憶手段304は、捜索対象端末2″が捜索された場合に通報される端末(第3の端末)を記憶する。実施例1では、通報される端末は、ユーザーにより、捜索対象端末2″に対応付けられて予め登録されている。例えば、登山をするユーザーの端末に対応付けて家族の端末を通報端末として登録したり、子供の端末に対応付けて保護者の端末を通報端末として登録しておいたり、認知症の患者の端末に対応付けて介護者や家族の端末を通報端末として登録したり等が可能である。
通報手段305は、対象端末判定手段303で捜索対象端末2″と判定がされた場合に、通報端末記憶手段304に登録されている通報端末2′に、捜索対象端末2″が見つかったこと(捜索対象端末2″が端末2の通信可能範囲に入っていること)を通報する。
問合せ結果送信手段306は、対象端末判定手段303での判定結果(問合せ結果)を親機端末2に送信する。
(実施例1のフローチャートの説明)
次に、実施例1の前記各制御部の各プログラムの処理の流れをフローチャートを使用して説明する。
(実施例1の端末における端末捜索処理の説明)
図3は実施例1の端末における端末捜索処理のフローチャートである。
図3のフローチャートの各ST(ステップ)の処理は、端末2の制御部Cに記憶されたプログラムに従って行われる。また、この処理は前記制御部Cの他の各種処理と並行してマルチタスクで実行される。
図3に示すフローチャートは、端末2が起動された場合に開始される。
図3のST1において、捜索ソフトウェアSW1が起動されたか否かを判別する。イエス(Y)の場合はST2に進み、ノー(N)の場合はST15に進む。
ST2において、親機モードに移行させる。そして、ST3に進む。
ST3において、ビーコンパケットを、予め設定された時間間隔で定期的に送信する。そして、ST4に進む。
ST4において、他の端末(子機モード)2′からの接続要求を受信したか否かを判別する。ノー(N)の場合はST5に進み、イエス(Y)の場合はST7に進む。
ST5において、捜索対象端末2″の発見の通報等を受けてユーザーがタッチパネル2bへ入力をする等で、子機モードへの移行の入力がされたか否かを判別する。ノー(N)の場合はST6に進み、イエス(Y)の場合はST11に進む。
ST6において、捜索ソフトウェアSW1を終了する入力がされたか否かを判別する。ノー(N)の場合はST4に戻り、イエス(Y)の場合はST21に進む。
ST7において、捜索対象端末か否かの問合せをサーバー6に送信する。そして、ST8に進む。
ST8において、サーバー6から問合せ結果を受信したか否かを判別する。イエス(Y)の場合はST9に進み、ノー(N)の場合はST8を繰り返す。
ST9において、接続要求をした端末2′が捜索対象端末2″であったか否かを判別する。イエス(Y)の場合はST10に進み、ノー(N)の場合はST4に戻る。
ST10において、捜索対象端末2″に対して親機モードへの移行要求信号を送信する。そして、ST11に進む。
ST11において、端末2を子機モードに移行させる。そして、ST12に進む。
ST12において、親機モードに移行した捜索対象端末2″からのビーコンパケットを受信したか否かを判別する。イエス(Y)の場合はST13に進み、ノー(N)の場合はST12を繰り返す。
ST13において、親機(捜索対象端末2″)の位置を推定して、タッチパネル2bに表示する。そして、ST14に進む。
ST14において、捜索ソフトウェアSW1の終了の入力がされたか否かを判別する。イエス(Y)の場合はST1に戻り、ノー(N)の場合はST12に戻る。
ST15において、親機2,3′からのビーコンパケットを受信したか否かを判別する。イエス(Y)の場合はST16に進み、ノー(N)の場合はST17に進む。
ST16において、固有情報(BSSID)を含めた接続要求を親機2,3′に向けて送信する。そして、ST15に戻る。
ST17において、親機モードへの移行要求信号を受信したか否かを判別する。イエス(Y)の場合はST18に進み、ノー(N)の場合はST1に戻る。
ST18において、親機モードに移行する。そして、ST19に進む。
ST19において、ビーコンパケットの定期的な送信を開始する。そして、ST20に進む。
ST20において、ユーザーの入力で子機モードへ移行する入力がされたか否かを判別する。イエス(Y)の場合はST21に進み、ノー(N)の場合はST20を繰り返す(ビーコンパケットの定期送信を継続する)。
ST21において、子機モードに移行する。そして、ST1に戻る。
(実施例1のサーバーにおける処理の説明)
図4は実施例1のサーバーにおける処理のフローチャートである。
図4のフローチャートの各ST(ステップ)の処理は、サーバー6の制御部C′に記憶されたプログラムに従って行われる。また、この処理は前記制御部C′の他の各種処理と並行してマルチタスクで実行される。
図4に示すフローチャートは、サーバー6が起動された場合に開始される。
図4のST31において、捜索対象端末であるか否かの問合せ要求を受信したか否かを判別する。イエス(Y)の場合はST32に進み、ノー(N)の場合はST31を繰り返す。
ST32において、固有情報(BSSID)から捜索対象端末2″であるか否かを判定する。そして、ST33に進む。
ST33において、捜索対象端末2″であるか否かを判別する。イエス(Y)の場合はST34に進み、ノー(N)の場合はST35に進む。
ST34において、登録されている通報端末2′に対して、捜索対象端末2″を発見したとの通報を送信する。そして、ST35に進む。
ST35において、問合せ結果を端末2に送信する。そして、ST31に戻る。
(実施例1の作用)
図5は実施例1の捜索システムにおけるシーケンス図である。
前記構成を備えた実施例1の捜索システム1では、捜索者が端末2を操作して捜索ソフトウェアSW1を起動すると、端末2が親機モードに移行する。図5において、端末2は、周囲の子機モードの端末2′にビーコンパケットを送信する。ビーコンパケットを受信した周囲の端末2′,2″は、BSSIDを含む接続要求を、親機モードの端末2に送信する。BSSIDを受信した端末2は、サーバー6に捜索対象端末2″であるかの問合せを行う。サーバー6は、捜索対象端末2″の判別を行って、問合せ結果を返すと共に、捜索対象端末2″であれば、登録されている通報端末に向けて通報を行う。
問合せ結果を受けた端末2は、捜索対象端末2″であれば、親機モードへの移行要求を行う。そして、端末2は、親機モードから子機モードに移行する。
親機モードへの移行要求を受けた捜索対象端末2″は、親機モードに移行して、周囲の端末2,2′に対してビーコンパケットの送信を開始する。捜索対象端末2″からのビーコンパケットを受信した周囲の端末2,2′は、信号強度から捜索対象端末2″の位置を推定し、表示する。
したがって、実施例1の捜索システム1では、捜索対象端末2″は、端末2の通信可能範囲に入って端末2と通信が成立すると、親機モードに移行する。従って、親機モードの捜索対象端末2″には、周囲の子機モードの端末2,2′が複数同時に接続することができるようになる。したがって、親機モードに自動的に移行しない従来の構成に比べて、複数の端末2,2′で捜索対象端末2″を検出して、位置を特定することが可能になる。したがって、捜索対象端末2″の正確な位置を絞り込みやすくなり、捜索の効率を向上させることができる。
また、実施例1の捜索システム1では、捜索対象端末2″は、端末2が通信可能範囲に入るまで子機モードの状態が維持される。親機モードと子機モードでは、消費電力が親機モードの方が多く、最初から親機モードであると、捜索隊が捜索対象者の近くに来る前に捜索対象端末2″の電池がなくなってしまう恐れがあり、捜索ができなくなる恐れがある。これに対して、実施例1では、端末2が捜索対象端末2″の通信可能範囲に入ると親機モードに移行するため、捜索対象端末2″の電池の浪費を抑制することができ、捜索の成功率を向上させることができる。
なお、実施例1の捜索システム1では、捜索側の端末2,2′もスマートフォンで構成する場合を例示したが、これに限定されない。例えば、最初から親機モードである親機として、駅や公共機関等に設置されて一般に開放されている無線LANの親機(ルーター、アクセスポイント)を使用することも可能である。この場合、親機に各手段102〜107を組み込んで、親機の通信可能範囲に、捜索対象端末2″が入った場合に、捜索対象端末2″を親機モードにするとともに、サーバー6から捜索対象端末2″の現在の位置(親機の設置場所)を通報して、通報を受けた捜索者が、親機の設置場所の近辺で自身の端末2を使用して捜索する方法も可能である。
また、駅や公共機関等の無線LANの親機だけでなく、例えば、街中に設定されている信号機に端末2,2′の親機モードでの機能102〜107を内蔵させる構成とすることも可能である。すなわち、子機モードに移行しない(機能108〜110を有しない)端末とすることも可能である。
他にも、捜索側の端末2,2′はスマートフォンに限定されない。例えば、遠隔操縦が可能な無人航空機、いわゆるドローンに端末2の機能を搭載して、空から捜索対象端末2″を捜索するように構成することも可能である。また、車のカーナビゲーション機能に内蔵して捜索に役立てるようにすることも可能である。
また、捜索される側の端末2″もスマートフォンの構成を例示したが、これに限定されない。例えば、子供の迷子対策の場合は、子供の持つゲーム機に端末2″の機能をもたせることも可能である。他にも、徘徊、迷子対策の場合は、対象者が履く靴の底に制御回路とLANモジュールと電池からなる端末を内蔵させておいたり、このような端末をキーホルダ型やカード型で構成して、対象者の衣服のポケットに入れておいたり、対象者のカバンやリュックサックにつけておいたりすることも可能である。
さらに、捜索対象は、人に限定されない。例えば、ペット等の動物の首輪に端末2″の機能を有するチップを内蔵しておいたり、自動車や自転車等の盗難時に捜索できるように自動車等に搭載しておくことも可能である。また、墜落したり、風で飛んでいったパラグライダーやパラシュート、航空機等を捜索する場合にも使用することが可能である。
(変更例)
以上、本発明の実施例を詳述したが、本発明は、前記実施例に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内で、種々の変更を行うことが可能である。本発明の変更例(H01)〜(H05)を下記に例示する。
(H01)前記実施例において、端末として、スマートフォンを例示したが、これに限定されず、無線通信が可能な端末であれば、ノートパソコンや携帯電話、タブレット端末等の携帯端末を利用可能である。
(H02)前記実施例において、無線通信の規格は、無線LAN(WiFi(登録商標))に限定されない。親機モードと子機モードの両方のモードを少なくとも有するのであれば、任意の規格、例えば、Bluetooth(登録商標)、ZigBee(登録商標)等の無線通信規格を利用可能である。
(H03)前記実施例において、捜索対象端末2″の判別はサーバー6で行う構成を例示したが、これに限定されない。例えば、捜索対象端末2″の判別は、各端末2,2′で行う構成とすることも可能である。ただし、サーバー6で判別を行ったほうが、端末2,2′の処理負荷や記憶容量に負担を掛けなくて済む。
(H04)前記実施例において、サーバー6から通報端末に対して通報を行う構成を有することが望ましいが、設けない構成とすることも可能である。
(H05)前記実施例において、信号強度から捜索対象端末2″の位置を推定する構成を有することが望ましいが、組み込まない構成とすることも可能である。例えば、捜索対象端末2″のGPSが使用可能な状況であれば、GPSデータを受信して使用することも可能である。また、推定した位置を表示する構成に限定されない。例えば、ブザー等の音の音量で表現したり、ランプの色、音声案内等、任意の方法でユーザーに告知することが可能である。
1…捜索システム、
2…第2の端末、
2,2′,2″,3,3′…端末、
2′…第3の端末、
2″…第1の端末、捜索対象端末、
6…サーバー、
12…通信制御部、
107…移行要求部、
110…位置推定部、
303…判別部。

Claims (4)

  1. 他の端末の情報の送受信を統括する親機として機能する親機モードと、前記親機モードの他の端末に情報の送受信を統括される子機として機能する子機モードと、の何れかのモードで動作可能な第1の通信制御部を有する第1の端末と、
    前記親機モードで動作可能な第2の通信制御部を有し、前記第1の端末と情報の送受信が可能な第2の端末であって、子機モードの前記第1の端末が前記第2の端末の通信可能範囲に入った場合に、前記第1の端末が、予め設定された捜索対象端末であれば、前記第1の端末を親機モードに移行させる信号を前記第1の端末に送信する移行要求部、を有する前記第2の端末と、
    を備えたことを特徴とする捜索システム。
  2. 前記親機モードに加え子機モードでも動作可能な前記第2の通信制御部であって、前記第1の端末を親機モードに移行させる信号を前記第1の端末に送信した場合に、子機モードに移行する前記第2の通信制御部と、前記親機モードの前記第1の端末との通信状況に基づいて前記第1の端末の位置を推定する位置推定部と、を有する前記第2の端末、
    を備えたことを特徴とする請求項1に記載の捜索システム。
  3. 少なくとも前記第2の端末との間で情報の送受信が可能なサーバーであって、前記第1の端末が前記捜索対象端末であるか否かを判別する判別部を有する前記サーバー、
    を備えたことを特徴とする請求項1または2に記載の捜索システム。
  4. 前記第1の端末および前記第2の端末との間で情報の送受信が可能な第3の端末、
    を備え、
    前記第1の端末が前記捜索対象端末であると判別された場合に、前記第1の端末が前記第2の端末の通信可能範囲に入ったことが前記第3の端末に通報される
    ことを特徴とする請求項1ないし3の何れかに記載の捜索システム。
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