JP6923136B2 - 口腔開口維持装置及びその開口維持部品 - Google Patents
口腔開口維持装置及びその開口維持部品 Download PDFInfo
- Publication number
- JP6923136B2 JP6923136B2 JP2018090230A JP2018090230A JP6923136B2 JP 6923136 B2 JP6923136 B2 JP 6923136B2 JP 2018090230 A JP2018090230 A JP 2018090230A JP 2018090230 A JP2018090230 A JP 2018090230A JP 6923136 B2 JP6923136 B2 JP 6923136B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- support portion
- opening
- opening maintenance
- patient
- oral
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
- 238000012423 maintenance Methods 0.000 title claims description 64
- 238000011282 treatment Methods 0.000 claims description 47
- 229910001220 stainless steel Inorganic materials 0.000 claims description 13
- 239000010935 stainless steel Substances 0.000 claims description 13
- 210000003205 muscle Anatomy 0.000 claims description 8
- 210000000214 mouth Anatomy 0.000 description 14
- 238000001356 surgical procedure Methods 0.000 description 13
- 210000003128 head Anatomy 0.000 description 9
- 230000008859 change Effects 0.000 description 4
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 4
- 230000001954 sterilising effect Effects 0.000 description 4
- 238000004659 sterilization and disinfection Methods 0.000 description 4
- 230000003387 muscular Effects 0.000 description 3
- 238000002695 general anesthesia Methods 0.000 description 2
- 230000009471 action Effects 0.000 description 1
- 238000005452 bending Methods 0.000 description 1
- 239000000470 constituent Substances 0.000 description 1
- 230000008602 contraction Effects 0.000 description 1
- 230000008094 contradictory effect Effects 0.000 description 1
- 230000007423 decrease Effects 0.000 description 1
- 201000010099 disease Diseases 0.000 description 1
- 208000037265 diseases, disorders, signs and symptoms Diseases 0.000 description 1
- 230000036541 health Effects 0.000 description 1
- 230000014759 maintenance of location Effects 0.000 description 1
- 230000007246 mechanism Effects 0.000 description 1
- 239000002184 metal Substances 0.000 description 1
- 238000000034 method Methods 0.000 description 1
- 238000011328 necessary treatment Methods 0.000 description 1
- 230000009467 reduction Effects 0.000 description 1
Images
Landscapes
- Dental Tools And Instruments Or Auxiliary Dental Instruments (AREA)
- Surgical Instruments (AREA)
Description
日本において厚生労働省が行った平成25年度の医療施設調査において、日本国内には8000近くの病院が存在する中、口腔外科を併設している病院は約18%である1100程度と非常に少ない。さらに大学病院の口腔外科を除けば、その医局員は2-3人と非常に少数で診療を行っている施設が多い。そして、全身麻酔下での手術においては、執刀医の他に補助を含めて2-3人で行う事が多く、そのため手術を行っている最中はほとんどの場合、外来診療を止めて行うのが現状である。
従来から歯科用の口腔開口補助具として、特許文献1、特許文献2、特許文献3が知られている。
また、特許文献4には、歯科用器具を所定の位置及び所定の姿勢に設定可能とする歯科用器具保持装置が開示されている。
従って、施術者が施術する部位の変化に応じて開口状態を自由に大胆に大きく変えることが出来ないという根本的な課題があった。
また、特許文献4の歯科用器具保持装置は、床面に設置されるスタンド型の歯科用器具保持装置で、主として真空式吸引具(バキューム)の保持装置であって、患者の口腔開口維持を目的としているものではない。
本発明者等は、口腔内の施術に必要な筋鉤、筋鈎、へら、ホック等の重量の異なる処置器具を容易に自由に扱うことが可能な開口維持部を見出し本願発明に至った。
つまり、請求項1に係る口腔開口維持装置は、先端部分が患者の口角を左右いずれかの方向に引っ張り開口状態を維持する複数の開口維持部と、該開口維持部を支える支持部と、床面に設置される基底部と、該基底部に前記支持部を連結する支柱部と、を備え、前記開口維持部は、フレキシブルアームと、該フレキシブルアームの先端に脱着可能に装着されている処置器具と、を備え、前記フレキシブルアームは、任意の位置に位置決め可能で、かつ位置決め後、形状を維持でき、前記支持部は、前記開口維持部を支持する第1支持部と、前記支柱部に連結している第2支持部とを、連結部で連結し、前記第1支持部は患者の左右に対応した左右二つの部分からなり、前記連結部において、前記患者の左右何れか片側に対応する部分は脱着可能であることを特徴とする。
また、請求項3に係る口腔開口維持装置は、前記処置器具は、筋鉤、筋鈎、へら、ホックのうち少なくとも一つであることを特徴とする。
また、請求項4に係る口腔開口維持装置のうち複数の前記開口維持部は、前記第1支持部と複数の接続部で接続され、該接続部によって前記第1支持部の長手方向に沿って移動可能であり且つ第1支持部上の任意の位置に固定可能であることを特徴とする。
また、請求項6に係る口腔開口維持装置用の開口維持部品は、先端部分が患者の口角を左右いずれかの方向に引っ張り開口状態を維持する複数の開口維持部と、該開口維持部を支える支持部と、を備え、前記開口維持部は、フレキシブルアームと、該フレキシブルアームの先端に脱着可能に装着されている処置器具と、を備え、前記フレキシブルアームは、任意の位置に位置決め可能で、かつ位置決め後、形状を維持でき、前記支持部は、前記開口維持部を支持する第1支持部と、外部に連結可能な第2支持部とを、連結部で連結し、前記第1支持部は患者の左右に対応した左右二つの部分からなり、前記連結部において、前記患者の左右何れか片側に対応する部分は脱着可能であることを特徴とする。
また、開口維持部のフレキシブルアームは、ステンレス管の二重構造で、外側の蛇腹ステンレス管の伸縮によりフレキシブルアームのフレキシブル性(可撓性)と形状保持力(フレキシブルアームの変形後の形状を保持することが出来る力)との両方を最適に変えることが出来る。
床面に固定される基底部10は、ストッパー部(ゴム床固定パット)、車輪部(キャスタ車輪)を有し、使用時は、床固定ペダルでストッパー部を床面に固定される。また、移動する際は、ストッパー部の固定を解除して車輪部で移動することが出来る。基底部は、本願発明の口腔開口維持部の重量バランスを保つ為に、必要に応じて重しを用いることも可能である。
第2支持部12は、図2の様に上に屈曲した形状で第1支持部13に連結部16で連結されている。図2に第2支持部12と第1支持部13と開口維持部14と患者の頭部との位置関係を示している。この図の様に、第2支持部12は、上又は下の何れにしても屈曲によって高さ方向に対する調整幅を有する構造となっている。
第1支持部13と患者の頭部との位置関係は、図2、図4(a)(b)に示す。第1支持部は、図4(b)の様に、患者の頭部の片側のみの場合も、必要に応じて設定することが出来る。その際、連結部で不要な一方を接続解除することで可能となる。施術者は、口腔内の施術部位によって、又は施術のし易さによって、第1支持部を左右両方、あるいは左右何れか片方に定めることができる。第1支持部は、施術中に施術者が開口維持部の位置を接続部で移動させる場合があるので、殺菌対策を講じる必要がある。例えば、殺菌カバー等で覆うことができる。
開口維持部14は、金属製で蛇腹構造のフレキシブルアームで、自由に位置決め可能で、かつ位置決め後、形状を維持できる。具体的には、フレキシブルアームはステンレス管の二重構造で、外側の蛇腹ステンレス管を伸ばすと全体の外径が多少細くなり、フレキシブルアームの形状保持力が低下する。逆に外側のステンレス管を縮めると外径が多少太くなり、フレキシブルアームの形状保持力が高くなる。外側のステンレス管は蛇腹構造なので、手で長軸方向に引っ張ったり押したりすることで容易に外径を変えることができる。以上の作用により、フレキシブル性と形状保持力を適切に設定することが可能となる。開口維持部は、口腔内施術において、殺菌処理が必要であるが、ステンレス管の二重構造であるので、殺菌処理にも問題なく対応できる。
処置器具は、主に既存の筋鉤、筋鈎、へら、ホックのうち少なくとも一つであるが、必ずしも限定されず、自由に選択できる。施術者は、施術内容によって、口腔開口状況を時々刻々と変化させていく場合、複数の開口維持部に装着されている複数種類の処置器具を使い分けることができる。この時、重量の異なる処置器具に応じて、開口維持部であるフレキシブルアームは、フレキシブル性と形状保持力が適切に調整されているので、施術内容に対して、自由に必要な処置器具を使用できる。
11 支柱部
12 第2支持部
13 第1支持部
14 開口維持部
15 処置器具
16 連結部
17 接続部
Claims (6)
- 先端部分が患者の口角を左右いずれかの方向に引っ張り開口状態を維持する複数の開口維持部と、該開口維持部を支える支持部と、床面に設置される基底部と、該基底部に前記支持部を連結する支柱部と、を備え、前記開口維持部は、フレキシブルアームと、該フレキシブルアームの先端に脱着可能に装着されている処置器具と、を備え、前記フレキシブルアームは、任意の位置に位置決め可能で、かつ位置決め後、形状を維持でき、前記支持部は、前記開口維持部を支持する第1支持部と、前記支柱部に連結している第2支持部とを、連結部で連結し、前記第1支持部は患者の左右に対応した左右二つの部分からなり、前記連結部において、前記患者の左右何れか片側に対応する部分は脱着可能であることを特徴とする口腔開口維持装置。
- 請求項1記載の口腔開口維持装置であって、前記フレキシブルアームは、ステンレス管の二重構造で、外側の蛇腹ステンレス管の伸縮によって、フレキシブル性と形状保持力との両方を備えていることを特徴とする口腔開口維持装置。
- 請求項1記載の口腔開口維持装置であって、前記処置器具は、筋鉤、筋鈎、へら、ホックのうち少なくとも一つであることを特徴とする口腔開口維持装置。
- 請求項1記載の口腔開口維持装置であって、複数の前記開口維持部は、前記第1支持部と複数の接続部で接続され、該接続部によって前記第1支持部の長手方向に沿って移動可能であり且つ第1支持部上の任意の位置に固定可能であることを特徴とする口腔開口維持装置。
- 請求項4記載の口腔開口維持装置であって、複数の前記開口維持部の位置は、前記連結部、前記支柱部、前記接続部によって、患者毎の顔の大きさ、頭の高さ及び口の位置に対応して調節できることを特徴とする口腔開口維持装置。
- 先端部分が患者の口角を左右いずれかの方向に引っ張り開口状態を維持する複数の開口維持部と、該開口維持部を支える支持部と、を備え、前記開口維持部は、フレキシブルアームと、該フレキシブルアームの先端に脱着可能に装着されている処置器具と、を備え、前記フレキシブルアームは、任意の位置に位置決め可能で、かつ位置決め後、形状を維持でき、前記支持部は、前記開口維持部を支持する第1支持部と、外部に連結可能な第2支持部とを、連結部で連結し、前記第1支持部は患者の左右に対応した左右二つの部分からなり、前記連結部において、前記患者の左右何れか片側に対応する部分は脱着可能であることを特徴とする口腔開口維持装置用の開口維持部品。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2018090230A JP6923136B2 (ja) | 2018-05-08 | 2018-05-08 | 口腔開口維持装置及びその開口維持部品 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2018090230A JP6923136B2 (ja) | 2018-05-08 | 2018-05-08 | 口腔開口維持装置及びその開口維持部品 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2019195423A JP2019195423A (ja) | 2019-11-14 |
JP6923136B2 true JP6923136B2 (ja) | 2021-08-18 |
Family
ID=68537022
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2018090230A Active JP6923136B2 (ja) | 2018-05-08 | 2018-05-08 | 口腔開口維持装置及びその開口維持部品 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP6923136B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN112674702A (zh) * | 2021-01-25 | 2021-04-20 | 河南省中医院(河南中医药大学第二附属医院) | 一种中医儿科用压舌装置 |
Family Cites Families (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE855308C (de) * | 1951-03-18 | 1952-11-13 | Hans Herbert | Lippen- und Wangenhalter fuer Operationen im Bereich des Oberkiefers |
JPS6062691U (ja) * | 1983-10-06 | 1985-05-01 | 株式会社東芝 | 伸縮管継手 |
JP2006015155A (ja) * | 2004-07-02 | 2006-01-19 | Discus Dental Impressions Inc | 歯科用支持システム |
DE102011053938A1 (de) * | 2011-09-26 | 2013-03-28 | Aesculap Ag | Chirurgisches Retraktionssystem |
WO2016013274A1 (ja) * | 2014-07-23 | 2016-01-28 | オリンパス株式会社 | 医療用拡張器 |
KR101615488B1 (ko) * | 2015-10-29 | 2016-04-26 | 이민정 | 치과용 멀티 어시스턴트 장치 |
-
2018
- 2018-05-08 JP JP2018090230A patent/JP6923136B2/ja active Active
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2019195423A (ja) | 2019-11-14 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US4700691A (en) | Head restraining device for operating procedures on the head | |
US20070129634A1 (en) | Biomedical positioning and stabilization system | |
EP2779905B1 (en) | Fixture for immobilizing an arm of a patient | |
US10893995B2 (en) | Lift for extremity surgical positioning device | |
EP2415446A2 (en) | Cricoid manipulating apparatus for anesthesia assistance and tracheal intubation | |
CN105286766A (zh) | 口腔定位撑开器 | |
JP6633693B2 (ja) | 外科用開創器 | |
JP6818194B2 (ja) | 口腔開口維持装置 | |
WO2013002830A1 (en) | Apparatus and method for migrating anatomic parts | |
JP3615733B2 (ja) | 口内法x線撮影用補助具 | |
JP6923136B2 (ja) | 口腔開口維持装置及びその開口維持部品 | |
CN106309080A (zh) | 康复护理装置 | |
CN107582310A (zh) | 多功能手术支架及使用方法 | |
JP2006255074A (ja) | 牽引装置 | |
CN215740235U (zh) | 一种骨科手术定位装置 | |
CN212631171U (zh) | 一种随床式多角度全方位手术支持臂架 | |
CN210144929U (zh) | 硬膜外麻醉体位摆放辅助工具 | |
CN209808886U (zh) | 一种眼科手术用支架 | |
WO2020202217A1 (en) | Advanced pediatric spica table | |
CN111529294A (zh) | 随床式多角度全方位手术支持臂架 | |
CN210056659U (zh) | 一种dsa手术可卸抽拉式上肢托起固定支具装置 | |
SE1100136A1 (sv) | Anordning och metod för reponering av radiusfrakturer | |
JP2008264007A (ja) | 下顎骨を加圧時に安定、固定させる装置。 | |
CN210991499U (zh) | 一种胃肠外科手术用辅助架 | |
CN215132726U (zh) | 一种用于骨科护理的下肢锻炼装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20180530 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20190612 |
|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20200528 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20210212 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20210224 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20210318 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20210622 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20210715 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 6923136 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
S111 | Request for change of ownership or part of ownership |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313117 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |