JP6922952B2 - 機器用コネクタ装置 - Google Patents

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Description

本明細書によって開示される技術は、インターロック回路を備えた機器用コネクタ装置に関する。
機器用コネクタ装置の一例として、サービスカバーを利用して対応する端子同士をボルト締結する形式のものが知られている。具体的には、機器のケースに装着される筐体を備え、筐体の上面に開口されたコネクタ装着部に、機器側端子が装着された機器側コネクタが収容される一方、上記の機器側端子と重なる電線側端子が装着された電線側コネクタが、筐体の側面から装着されている。そして、サービスカバーを外すことで開放された筐体のコネクタ装着部を通して、機器側端子と電線側端子の重ね合わせ部分をボルト締めして接続することにより、所定の導電路(強電回路)が形成されるようになっている。
一方、この種のコネクタ装置では、高電圧に対する安全性等を図るためにインターロック回路が装備されている。例えば特開2009−219284号公報(下記特許文献1)には、部材の着脱を伴う箇所、すなわち導電路の一部が露出する可能性のある箇所ごとに検知スイッチを設ける、具体的には、サービスカバーの着脱を検知する着脱検知スイッチと、両コネクタの嵌合・離脱を検知する嵌合検知スイッチと、の2個の検知スイッチを介設したインターロック回路が提案されている。
特開2009−219284号公報
しかしながら上記従来のインターロック回路では、サービスカバーの着脱検知スイッチが、機器側コネクタ(筐体)の上面側に、またコネクタの嵌合検知スイッチが、機器側コネクタ(筐体)の側面側にと離れて設けられているため、構造の複雑化と、装置の大型化は否めず、その改良が切望されていた。
本明細書によって開示される技術は、上記のような事情に基づいて完成されたものである。
本明細書によって開示される機器用コネクタ装置は、コネクタ装着部が設けられ機器側端子が前記コネクタ装着部に臨んだ形態で収容された筐体と、前記コネクタ装着部に嵌合され前記機器側端子と接続される電線側端子が装着されたコネクタと、前記電線側端子と前記機器側端子とをボルト締結するために前記コネクタに設けられた開口部と、前記コネクタの前記開口部を覆うべく前記筐体に対し前記コネクタの嵌合方向と同方向に着脱されるサービスカバーと、前記サービスカバーの着脱と前記コネクタの着脱とを電気的に検知するインターロック回路と、が具備され、前記インターロック回路は、前記筐体に設けられた機器側検知部と、前記機器側検知部と接続可能に前記コネクタに設けられたコネクタ側検知部と、前記コネクタ側検知部と接続可能に前記サービスカバーに設けられたカバー側検知部と、を備え、かつ、前記カバー側検知部、前記コネクタ側検知部及び前記機器側検知部が、前記コネクタの嵌合方向に沿った一直線上に並んで配されている構成である。
サービスカバーに設けられたカバー側検知部と、コネクタに設けられたコネクタ側検知部とにより、サービスカバーの着脱を検知する検知スイッチが、また、上記のコネクタ側検知部と、筐体に設けられた機器側検知部とにより、コネクタの着脱を検知する検知スイッチとが構成される。これにより、部材の着脱を伴う2箇所、すなわち導電路の一部が露出する可能性のある2箇所にそれぞれ検知スイッチを介設したインターロック回路が構築される。しかも、両検知スイッチは、コネクタの嵌合方向に沿った一直線上に並んで配されているから、構造が簡略化でき、装置全体の小型化を図ることができる。
また、以下のような構成としてもよい。
前記機器側検知部は、前記筐体内に設けられた機器側収容部内に機器側検知端子が収容された構造であるとともに、前記カバー側検知部は、前記サービスカバーの裏面に対向して設けられたカバー側収容部内にカバー側検知端子が収容された構造であり、前記コネクタ側検知部は、前記コネクタに設けられたコネクタ側収容部内に、前記機器側検知端子と前記カバー側検知端子とが両端に接続可能な中継端子が収容された構造である。
中継端子の両端にカバー側検知端子と機器側検知端子が接続されるといった簡単な構造で以て、2個の検知スイッチが嵌合方向に沿った一直線上に並んで配されたインターロック回路が具現化できる。
前記カバー側検知部は、前記サービスカバーの裏面において前記コネクタの嵌合方向と直交する方向の平面上での移動可能に支持されているとともに、
前記コネクタ側検知部は、前記コネクタに対し前記コネクタの嵌合方向と直交する方向の平面上での移動可能に支持されている。
カバー側検知部はサービスカバーに対し、また、コネクタ側検知部はコネクタに対してそれぞれフローティング構造をなして支持されているから、各検知部に設けられた検知端子並びに中継端子の芯ずれを吸収しつつ、正確に一列に並んだ状態に接続することができる。
本明細書によって開示される技術によれば、装置の構造の簡素化、小型化を図った上で、部材の着脱を伴う2箇所にそれぞれ検知スイッチを介設したインターロック回路を構築することができる。
実施形態に係るコネクタ装置の分解斜視図 筐体の部分平面図 コネクタの分解斜視図 同平面図 サービスカバーの表裏反転させた状態の斜視図 同平面図 サービスカバーの下方から視た分解斜視図 コネクタ装置の分解断面図 コネクタ装置の斜視図 同断面図 図10のXIーXI線拡大断面図
<実施形態>
実施形態を図1ないし図11に基づいて説明する。
本実施形態は、バッテリと車載機器とを結ぶ電気系統に介設される機器用コネクタ装置Cを例示しており、図1に示すように、機器の一例であるインバータの筐体10と、同筐体10に嵌合される2個のコネクタ20,20Xと、両コネクタ20,20Xを覆って装着されるサービスカバー50と、を備えている。
2個のコネクタとしては、インバータとバッテリとを接続する+−の2極コネクタ20と、インバータと3相モータとを接続するU相、V相、W相の3極コネクタ20Xとを例示しているが、本開示技術は、2極コネクタ20の配設部分の構造に特徴を有しているから、以下には、主に2極コネクタ20の配設部分の構造を説明する。3極コネクタ20Xについては、極数は異なるものの基本的な構造は2極コネクタ20と同様であるため、3極コネクタ20X並びにその配設構造に関し、2極コネクタ20と同一機能を有する部位、部材については、2極コネクタ20側に適用した符号に添え字「X」を付すことで、適宜に説明を省略し、または簡略化する。
筐体10はアルミダイキャスト製であって、シールド体としての機能も兼用しており、概ね箱状に形成されている。筐体10の上面には、2極コネクタ20(以下、コネクタ20)と、3極コネクタ20Xとがそれぞれ嵌合される背の低い環形筒状をなすコネクタ装着部12,12Xが形成されている。筐体10の上面におけるコネクタ装着部12,12Xの回りには、ねじ孔15が切られた支持柱14が複数本(図示4本)立てられている。
コネクタ20は、図3及び図4に示すように、合成樹脂製のハウジング30内に、電線21(被覆電線)の端末に接続された2個のバスバー端子22(電線側端子)が収容されるようになっている。ハウジング30には、図8に示すように、筐体10のコネクタ装着部12内に上方から緊密に嵌合可能な嵌合部31と、バスバー端子22が側方から挿入可能な端子挿入部32と、サービスカバー50(以下、カバー50)の閉鎖部52が上方から緊密に嵌合可能な開口部33と、が設けられている。
嵌合部31の外周には、コネクタ装着部12の内周に密着するシールリング34が嵌着されている。嵌合部31の基端側(図8の右側)の領域には、金属スリーブ35を落下不能に挿通したスリーブ挿通部36が2個並んで形成されている。嵌合部31がコネクタ装着部12に正規に嵌合された場合には、図10に示すように、金属スリーブ35の下面に、上記した筐体10内に設けられた機器側端子17と、ナット18とが配されるようになっている。
嵌合部31の先端側の一側には、後記するコネクタ側検知コネクタ70の支持部84が設けられている(図4参照)。
バスバー端子22は、図8に示すように、電線21の端末に露出された芯線21Aに接続されており、先端部にボルト挿通孔23が開口されている。バスバー端子22が端子挿入部32に挿入され、同図に示すように、先端のボルト挿通孔23が金属スリーブ35の上面に対応する位置に達したところで、バスバー端子22はランス37によって抜け止めされ、併せて、絶縁被覆21Bの端末に嵌着されたゴム栓38により、端子挿入部32の入口が止水されるようになっている。
端子挿入部32には、コネクタ側シールドシェル40が外嵌されている。コネクタ側シールドシェル40は、端子挿入部32を覆う筒状接続部41を有し、同筒状接続部41には電線21を覆うシールド筒体(図示せず)が被せられて、かしめリング42により固定されている。
カバー50は、図5ないし図7に示すように、カバー側シールドシェル51の下面に、コネクタ20,20Xの開口部33,33Xに上方から緊密に嵌合される合成樹脂製の閉鎖部52,52Xが並べて配され、ワッシャ付きボルト53で固定された構造である。閉鎖部52,52Xは、概ね下面開放の背の低い筒形に形成され、閉鎖部52,52Xの外周には、開口部33,33Xの内周に密着されるシールリング54,54Xが嵌着されている。
カバー側シールドシェル51には、筐体10の上面に立てられた支持柱14と対応した4箇所に、取付ボルト55の挿通孔56が形成されている。後記するように、筐体10のコネクタ装着部12,12Xにコネクタ20,20Xが装着された状態から、裏面に設けた両閉鎖部52,52Xを対応するコネクタ20,20Xの開口部33,33Xに嵌めるようにしてカバー50を被せると、カバー側シールドシェル51の挿通孔56が支持柱14のねじ孔15と整合される。係る状態から、挿通孔56に通した取付ボルト55をねじ孔15に螺合してねじ込むと、閉塞部52,52Xがコネクタ20,20Xの開口部33,30Xを密閉した状態で、カバー50が筐体10に取り付けられる。
なお、上記したサービスカバー50の装着に伴い、カバー側シールドシェル51と、各コネクタ20,20Xに装着されたコネクタ側シールドシェル40,40Xとが、取付ボルト55の共締めにより結合され、このカバー側シールドシェル51とコネクタ側シールドシェル40,40Xによってコネクタ装置Cの全体が覆われるようになっている。
続いて、インターロック回路60について説明する。インターロック回路60は、図8に示すように、筐体10内に設けられたインターロックコネクタ65(機器側検知部)と、コネクタ20に設けられたコネクタ側検知コネクタ70(コネクタ側検知部)と、カバー50に設けられたカバー側検知コネクタ90(カバー側検知部)と、を備えて構成されている。
インターロックコネクタ65は、図2に示すように、筐体10に設けられたコネクタ装着部12内における同図の左上の隅に寄った位置で、かつ、図8に示すように、コネクタ装着部12から下方に所定寸法離間した位置において固定的に設けられている。インターロックコネクタ65は、上面開口の角形のフード状をなす合成樹脂製のハウジング66を有しており、インバータ側から引き出された一対のリード線(図示せず)に接続された2本のピン状の雄端子67(機器側検知端子)が、底壁66Aを貫通してハウジング66内に並んで立設された構造となっている。
コネクタ側検知コネクタ70は、図3に示すように、合成樹脂製のハウジング75内に、2本の中継端子71が収容された構造である。中継端子71はより詳細には、両端に雌端子73A,73Bを設けたサブ中継端子72と、細長いピン状の雄端子74とから構成されている。
ハウジング75は全体として縦長の角柱状をなしており、図8に示すように、フランジ76を挟んだ下側に、上記したインターロックコネクタ65のハウジング66内に嵌合可能で、2個のキャビティ78が形成されたタワー部77が形成されているとともに、上側には、上面開口のフード部79が形成されている。
ハウジング75内には、2本の雄端子74が仕切壁80を貫通して並んで装着され、各雄端子74の下接続部74Aがキャビティ78内に進入し、上接続部74Bがフード部79内に突出している。この状態から、タワー部77の各キャビティ78にサブ中継端子72が下方から挿入され、上側の雌端子73Bがキャビティ78内に突出した雄端子74の下接続部74Aと嵌合接続された状態において、タワー部77の下端に後付けされた底壁部材82によりサブ中継端子72の落下止めがなされている。底壁部材82には、インターロックコネクタ65の雄端子67が挿入される端子挿入口82Aが開口されている。
上記のようにサブ中継端子72の上側の雌端子73Bと、雄端子74の下接続部74Aが嵌合接続されることにより、相手端子と接続されるべく雄端子74の上接続部74Bと、下側の雌端子73Aとを上下両端に配した中継端子71が形成される。言い換えると、ハウジング75内には上記のように形成された中継端子71が、雄端子74の上接続部74Bをフード部79内に突出させ、下側の雌端子73Aをタワー部77のキャビティ78の下端部に収めた形態において、2本並んで装着されている。
コネクタ20におけるハウジング30の嵌合部31には、図8に示すように、上記したコネクタ側検知コネクタ70を支持する支持部84が設けられている。この支持部84は、ハウジング75のフランジ76の外形よりも一回り大きい内形を備えた上面開口でかつ有底の筒形に形成されている。図10に示すように、底壁84Aには、ハウジング75のタワー部77を遊嵌する挿通孔85が開口されている。
コネクタ側検知コネクタ70は、ハウジング75のタワー部77が底壁84Aの挿通孔85に遊嵌されつつ支持部84内に上方から挿通され、フランジ76が底壁84Aにおける挿通孔85の孔縁部に当たったところで、落下不能に支持される。この状態から、支持部84の上端部に筒形の押さえ部材86が嵌着され、フランジ76の上面に係止することで、コネクタ側検知コネクタ70の上方への抜け止めが図られる。
以上により、コネクタ側検知コネクタ70は、コネクタ20のハウジング30に設けられた支持部84において、ハウジング75のタワー部77を支持部84の底壁84Aの下方に突出させ、かつ、フランジ76の外面と支持部84の内面の間のクリアランスの分、ハウジング75の軸線(縦軸)と直交した水平面上での移動自由に支持された状態となる。すなわちフローティング構造が構築される。
カバー側検知コネクタ90は、図7及び図8に示すように、合成樹脂製のハウジング95内に、2本の雌端子91(カバー側検知端子)が収容された構造である。両雌端子91は電線92で接続されて短絡されている。
ハウジング95は、コネクタ側検知コネクタ70のハウジング75におけるフード部79に内嵌可能で、2個のキャビティ96Aが形成された下向きの端子収容部96と、同端子収容部96の上端から後方に延出された電線収容部96と、端子収容部96の上端部から左右に張り出し形成された被支持板98とを備えている。
カバー側検知コネクタ90は、ハウジング95における端子収容部96のキャビティ96A内に雌端子91が上方から挿入され、リテーナ99により抜け止めされて収容されるとともに、両雌端子91を短絡した電線92が電線収容部97に収容されて形成されている。
このようなカバー側検知コネクタ90が、カバー50に設けられた閉鎖部52の天井面52Aに、同天井面52Aに沿った移動可能に支持されている。そのため、閉鎖部52の天井面52Aにおける所定位置、すなわち、コネクタ20に設定されたコネクタ側検知コネクタ70の支持部84の上方に対応する位置には、ハウジング95に張り出し形成された一対の被支持板98の張り出し端を嵌める溝101を設けた支持レール100が、対向した形態で形成されている。支持レール100は、左右方向(図8における紙面の表裏方向)に沿って延び、かつ両溝101の奥面の間隔が、両被支持板98の張り出し端間の寸法よりも若干大きく設定されている。
以上により、カバー側検知コネクタ90は、端子収容部96を垂設した形態において、端子収容部96の軸線(縦軸)と直交した水平面上での移動可能に支持された状態となる。同じくフローティング構造が構築されている。
本実施形態のインターロック回路60では端的には、図8に示すように、筐体10内に設けられたインターロックコネクタ65と、コネクタ20に設けられたコネクタ側検知コネクタ70と、カバー50に設けられたカバー側検知コネクタ90とが、コネクタ20の嵌合方向に沿った縦向きの直線VL上に並んで配されている。
また、図10に示すように、カバー側検知コネクタ90とコネクタ側検知コネクタ70とによって第1検知スイッチ61が、コネクタ側検知コネクタ70とインターロックコネクタ65とによって第2検知スイッチ62が、それぞれ構成されている。
続いて、本実施形態の作用を説明する。
コネクタ装置Cは、以下のような手順で組み立てられる。既述した要領で形成されたコネクタ20と3極コネクタ20Xとが、それぞれ筐体10に設けられたコネクタ装着部12,12Xに装着される。
コネクタ20側では詳細には、図10に示すように、コネクタ20に設けられた嵌合部31が、筐体10のコネクタ装着部12内に嵌着される。これに伴い、コネクタ側検知コネクタ70のハウジング75(タワー部77)が、筐体10内に設けられたインターロックコネクタ65のハウジング66と嵌合される。このとき、タワー部77とインターロックコネクタ65のハウジング66とが芯ずれしていると、コネクタ側検知コネクタ70のハウジング75が支持部84内において水平面上で移動して芯合わせされつつ嵌合される。嵌合が完了すると、中継端子71における下側の雌端子73Aと、対応する雄端子67とが接続され、インターロック回路60における第2検知スイッチ62が閉じた状態となる。ただし、第1検知スイッチ61は開放されたままであるから、インターロック回路60はオフ状態である。
このとき、図10に示すように、嵌合部31のスリーブ挿通部36に挿通された金属スリーブ35の下端が、筐体10内の機器側端子17の上面に配されるから、コネクタ20のハウジング30の開口部33から接続ボルト19を金属スリーブ35に挿通してナット18に締結する。これにより、接続ボルト19の頭部19Aと金属スリーブ35の上端面との間にバスバー端子22が挟持され、また、金属スリーブ35の下端面とナット18の間に機器側端子17が挟持されることとなって、バスバー端子22と機器側端子17とが金属スリーブ35を介して導通可能に接続され、給電用の導通路が形成される。
コネクタ20と3極コネクタ20Xとが装着されたら、両コネクタ20,20Xを覆うようにしてカバー50が装着される。カバー50は、閉鎖部52,52Xをコネクタ20,20Xの開口部33,33Xに嵌合しつつ被せられ、カバー側シールドシェル51に設けられた4箇所の挿通孔56に取付ボルト55を通して、コネクタ側シールドシェル40,40Xを挟んで支持柱14のねじ孔15にねじ込むことによって、筐体10に対して固定され、コネクタ装置Cの組み立てが完了する(図9参照)。
上記したカバー50の被着動作の間に、コネクタ20側では、カバー側検知コネクタ90のハウジング95の端子収容部96が、コネクタ側検知コネクタ70のハウジング75のフード部79内に嵌合される。このとき、端子収容部96とフード部79とが芯ずれしていると、カバー側検知コネクタ90のハウジング95がカバー側シールドシェル51の裏面に沿うように水平面上で移動して芯合わせされつつ嵌合される。嵌合が完了すると、図10及び図11に示すように、カバー側検知コネクタ90に配された雌端子91と、コネクタ側検知コネクタ70に配された中継端子71における雄端子74の上接続部74Bとが接続され、インターロック回路60における第1検知スイッチ61が併せて閉鎖された状態となる。これにより、インターロック回路60はオン状態となり、導通路が通電可能な状態となる。
メンテナンス等において、コネクタ20(20X)を筐体10から外す場合は、図9に示す状態から、まず4本の取付ボルト55を緩めて、閉鎖部52(52X)をコネクタ20(20X)の開口部33(33X)から抜きつつカバー50を上方に外す。上記に伴い、カバー側検知コネクタ90のハウジング95の端子収容部96が、コネクタ側検知コネクタ70のハウジング75のフード部79から離脱され、カバー側検知コネクタ90に配された雌端子91と、コネクタ側検知コネクタ70に配された中継端子71における雄端子74の上接続部74Bとの接続が解除される。これにより、第1検知スイッチ61が開いてインターロック回路60がオフ状態となる。
次に、コネクタ20のハウジング30の開口部33からレンチ等の工具を入れて接続ボルト19を緩める。接続ボルト19は、給電用の導通路の一部を構成しているが、上記のようにインターロック回路60がオフとなって、導電路への通電が遮断されているから、接続ボルト19を緩める作業は支障なく行われる。
接続ボルト19が少なくともナット18から外されたら、嵌合部31を筐体10のコネクタ装着部12から抜きつつコネクタ20が上方に外される。これに伴い、コネクタ側検知コネクタ70のハウジング75のタワー部77が、筐体10内に固設されたインターロックコネクタ65のハウジング66から離脱され、コネクタ側検知コネクタ70に配された中継端子71の下端の雌端子73Aと、インターロックコネクタ65に配された雄端子67との接続が解除され、第2検知スイッチ62も開いた状態となる。
メンテナンスの終了後は、既述した要領で、改めてコネクタ装置Cが組み立てられる。なお、この再度組み立てられる場合等において、例えばコネクタ20が装着されることなく、カバー50が筐体10に取り付けられた状態が、構造上で現出される可能性がある。この場合は、導電路の一部である機器側端子17がコネクタ装着部12を通して外部に露出した状態になるのであるが、インターロック回路60においては、インターロックコネクタ65と、カバー側検知コネクタ90とが完全に離間しており、概念的には第1検知スイッチ61と第2検知スイッチ62の両方が開いてインターロック回路60がオフ状態にあり、導通路すなわち機器側端子17への通電は遮断された状態にある。
以上のように本実施形態によれば、カバー50に設けられたカバー側検知コネクタ90と、コネクタ20に設けられたコネクタ側検知コネクタ70とにより、カバー50の着脱を検知する第1検知スイッチ61が、また、上記のコネクタ側検知コネクタ70と、筐体10に設けられたインターロックコネクタ65とにより、コネクタ20の着脱を検知する第2検知スイッチ62とが構成され、これにより、部材の着脱を伴う2箇所、すなわち導電路の一部が露出する可能性のある2箇所にそれぞれ検知スイッチ61,62を介設したインターロック回路60が構築される。ここで両検知スイッチ61,62は、コネクタ20の嵌合方向に沿った一直線上に並んで配されているから、構造が簡素化でき、装置全体の小型化を図ることができる。
カバー側検知コネクタ90はカバー50に対し、また、コネクタ側検知コネクタ70はコネクタ20に対して、いわゆるフローティング構造をなして支持されているから、カバー側検知コネクタ90に設けられた雌端子91(カバー側検知端子)、コネクタ側検知コネクタ70に設けられた中継端子71、及びインターロックコネクタ65に設けられた雄端子67(機器側検知端子)との間に芯ずれがあったとしても、フローティング構造を利用して芯ずれを吸収しつつ、各端子91,71,67を正確に一列に並んだ状態で接続することができる。
<他の実施形態>
本明細書で開示される技術は、上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も含まれる。
(1)コネクタ検知部に配された中継端子の構造は、上記実施形態に例示したものに限らず、要は、機器側検知端子とカバー側検知端子とを両端に接続可能である限り任意の構造としてもよい。
(2)上記実施形態では、機器側端子と電線側端子とを金属スリーブを挟んでボルト締結する形式のものを例示したが、これに限らず、両端子を重ねてボルト締結する等、他の形式でボルト締結するものにも適用可能である。
(3)上記実施形態では、2極コネクタと3極コネクタとを併せて装着した形態のコネクタ装置を例示したが、2極コネクタを単独で装着した形態のコネクタ装置にも、同様に適用可能である。
(4)上記実施形態では、電源と車載機器とを結ぶ電気系統に介設される機器用コネクタ装置を例示したが、他の電気系統を構成するべく機器に装着されるコネクタ装置全般に広く適用することができる。
C…機器用コネクタ装置
10…筐体
12…コネクタ装着部
17…機器側端子
19…接続ボルト
20…2極コネクタ(コネクタ)
22…バスバー端子(電線側端子)
33…開口部
50…サービスカバー
52…閉鎖部
60…インターロック回路
65…インターロックコネクタ(機器側検知部)
66…ハウジング(機器側収容部)
67…雄端子(機器側検知端子)
70…コネクタ側検知コネクタ(コネクタ側検知部)
71…中継端子
75…ハウジング(コネクタ側収容部)
84…支持部
90…カバー側検知コネクタ(カバー側検知部)
91…雌端子(カバー側検知端子)
95…ハウジング(カバー側収容部)
100…支持レール
VL…直線

Claims (4)

  1. 筐体と、
    開口部を有し、前記筐体に着脱自在に装着されるコネクタと、
    前記コネクタの前記開口部を覆い、前記筐体に着脱自在に装着されるサービスカバーと、
    前記コネクタの着脱と前記サービスカバーの着脱とを電気的に検知するインターロック回路と、が具備され、
    前記インターロック回路は、
    前記筐体に設けられる機器側検知部と、
    前記コネクタに設けられるコネクタ側検知部と、
    前記サービスカバーに設けられるカバー側検知部と、を有し、
    前記カバー側検知部は、前記コネクタ側検知部を介して前記機器側検知部と電気的に接続され、
    前記筐体は、機器側端子を有し、
    前記コネクタは、バスバー端子を有し、
    前記バスバー端子はボルト挿通孔を有し、前記ボルト挿通孔に挿通された接続ボルトによって前記機器側端子に対してボルト締結されており、前記ボルト挿通孔は前記開口部の内部に位置している機器用コネクタ装置。
  2. 前記筐体は、前記コネクタが嵌合されるコネクタ装着部を有し、
    前記コネクタ側検知部と前記カバー側検知部と前記機器側検知部とは、前記筐体に対する前記コネクタの嵌合方向に並んでいる請求項1に記載の機器用コネクタ。
  3. 前記カバー側検知部は、前記サービスカバーによって前記嵌合方向と直交する方向の平面上を移動可能に支持されているとともに、
    前記コネクタ側検知部は、前記コネクタによって前記嵌合方向と直交する方向の平面上を移動可能に支持されている請求項2に記載の機器用コネクタ装置。
  4. 前記機器側検知部は、機器側検知端子を有し、
    前記カバー側検知部は、カバー側検知端子を有し、
    前記コネクタ側検知部は、中継端子を有し、
    前記中継端子の一端は、前記機器側検知端子に接続され、
    前記中継端子の他端は、前記カバー側検知端子に接続される請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の機器用コネクタ装置。
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