JP6922482B2 - 計測システム、反射率計算方法及びプログラム - Google Patents

計測システム、反射率計算方法及びプログラム Download PDF

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Description

本発明は、計測システム、反射率計算方法及びプログラムに関する。
物体表面の色、光沢及び質感等は、物体の印象を決める非常に重要な要素である。印刷物の品質、及び、家電の外観等のデザインを重視する分野では、物体表面の色、光沢及び質感等が特に重要なファクターとして認識されている。物体の色、光沢及び質感等は、照明があたる角度や、物体を観察するときの顔の向き等で変化する。そのため物体の色、光沢及び質感等の定量評価を行う場合は、様々な角度からの反射光特性を捉えることが必要不可欠である。従来、発光素子と撮像素子とを任意の角度に動かすことで、様々な角度における反射光特性を取得する技術が知られている。
特許文献1には、シーン光沢による影響に拘わらず迅速かつ自動的に測定対象の物体を3次元分光測色することができる自動変角3次元分光光度計の発明が開示されている。
しかしながら、従来の技術では、複数の角度の反射光特性を計測するためには、照明角度乃至受光角度を変化させて、複数の反射光情報を計測する必要があり、また得られた反射光情報をそれぞれの角度条件において個別に解析する必要があるため、計測から解析までを実施するのに多大な時間を要するという問題があった。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、複数の角度の反射光特性をより簡便に計測することができる計測システム、反射率計算方法及びプログラムを提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明は、計測対象物に光を放射する照明部と、前記計測対象物を含む画像を1ラインずつ撮像する撮像部と、前記撮像部により前記計測対象物が撮像されるタイミングを、前記照明部の照明角度が変動するタイミング、又は、前記撮像部の受光角度が変動するタイミングの少なくとも何れか一方に同期させる同期部と、前記照明角度の変動、又は、前記受光角度の変動の少なくとも何れか一方に同期して撮像された各ラインの前記画像を結合した一枚の解析画像から、前記計測対象物の反射率分布を計測する計測部と、を備える。
本発明によれば、複数の角度の反射光特性をより簡便に計測することができるという効果を奏する。
図1は、第1実施形態の計測システムの例を示す概略図である。 図2は、第1実施形態の計測システムの機能構成の例を示す図である。 図3は、第1実施形態の撮像部の撮像方式の例を示す図である。 図4は、第1実施形態の照明角度の変動範囲の例を示す図である。 図5は、第1実施形態の反射率計算方法の例を示すフローチャートである。 図6は、第1実施形態の撮影画像から1枚の解析画像を生成する例を示す図である。 図7は、第1実施形態の白色基準板の反射率を示す画像の例を示す図である。 図8は、第1実施形態の反射率分布を表すグラフの例を示す図である。 図9は、第1実施形態の計測対象物の反射率分布の例を示す図である。 図10は、第2実施形態の撮像部の撮像方式の例を示す図である。 図11は、第2実施形態の画像と照明角度との対応の例を示す図である。 図12は、第2実施形態の反射率分布の反射率計算方法の例を説明するための図である。 図13は、第3実施形態の計測システムの例を示す概略図である。 図14は、第3実施形態の撮影画像から1枚の解析画像を生成する例を示す図である。 図15は、第3実施形態の解析画像(分光反射率を表す画像)から計算した反射率を示す画像の例を示す図である。 図16は、第3実施形態の計測対象物200の反射率分布の例を示す図である。 図17は、第1ないし第3実施形態の計測システムのハードウェア構成の例を示す図である。
以下に添付図面を参照して、計測システム、反射率計算方法及びプログラムの実施形態を詳細に説明する。
(第1実施形態)
はじめに、第1実施形態の計測システムの概略について説明する。
[計測システムの概略]
図1は第1実施形態の計測システム100の例を示す概略図である。第1実施形態の計測システム100は、照明部10及び撮像部20を備える。照明部10は、計測対象物200に光を放射する。撮像部20は、計測対象物(評価サンプル)200を含む画像を撮像する。
照明部10及び撮像部20は、回転ステージに取り付けられており、照明角度θ及び受光角度φを自由に変動させることが可能である。
なお計測対象物200は任意でよい。計測対象物200は、例えば用紙である。第1実施形態の説明では、照明角度θの変動に対する用紙の反射光特性を評価する場合について説明する。
[計測システムの機能構成]
図2は第1実施形態の計測システム100の機能構成の例を示す図である。第1実施形態の計測システム100は、照明部10、撮像部20、同期部30及び計算部40を備える。
照明部10は、計測対象物200に光を放射する。照明部10は、例えばテレセントリックレンズが取り付けられたキセノン光源により実現される。テレセントリックレンズは、キセノン光源から放射される光を平行光化する。照明部10は、例えば約10万lxの照度で、計測対象物200に光を放射する。
撮像部20は、計測対象物200を含む画像を撮像する。
図3は第1実施形態の撮像部20の撮像方式の例を示す図である。第1実施形態の撮像部20は、1ラインずつ撮像し画像を取得するラインセンサである。撮像部20は、例えばハイパースペクトルセンサにより実現される。ハイパースペクトルセンサを用いることで、分光画像を得ることができる。ハイパースペクトルセンサを用いることで、分光画像を得ることができる。
なお撮像部20は、計測対象物200の分光画像が取得できるのであれば、ハイパースペクトルセンサに限らず、他の撮像方式のセンサでもよい。撮像部20は、例えば、RGBセンサ、モノクロセンサ、マルチスペクトルセンサでもよい。
ラインセンサの撮像速度は画素サイズと読み出し周波数によって決まる。ここでは、撮像部20は画素サイズ500画素のラインセンサとする。読み出し周波数は50kHz(50000Hz)とする。また、1サンプルあたりの撮像回数は1000回とし、1000ライン分の撮影画像を取得する。
同期部30は、照明部10の回転動作のタイミングを撮像部20の撮像動作のタイミングと同期させるため、照明部10の回転速度・回転動作開始時間と、撮像部20の撮像動作開始時間を制御する。
計算部40は、照明角度θの変動に同期して撮像された各ラインの撮影画像を結合して一枚の解析画像を生成し、当該解析画像を用いて計測対象物200の反射率分布を計測する。
計測対象物200は任意でよい。計測対象物200は、例えば用紙である。第1実施形態の説明では、照明角度θの変動に対する用紙の反射光特性を評価する場合について説明する。
図4は第1実施形態の照明角度の変動範囲の例を示す図である。受光角度φは、45度に固定する。照明角度θは、正反射方向の角度を0度としたときの傾斜角−45度から、0度を通過して受光側に傾斜角55度まで変動させる。すなわち照明部10は、照明角度θが100度分変動する回転動作を行う。
本実施形態の例では、1回の計測で1000回撮像を繰り返して1000ライン分の撮影画像を取得するため、撮像に要する時間は500(画素)×1000(ライン)/50000(Hz)=10秒間である。
この10秒間の撮像時間中に照明角度θを変動させることで、各撮像タイミングにおいて、異なる照明角度での撮影画像を得る。
同期部30は、照明部10の回転開始から回転終了までの時間が、上述の撮像時間(10秒)と同一になるように、照明部10の回転速度を決定する。図4の例の場合、同期部30は、100度を10秒で移動させる必要があるので、照明部10の回転速度を100/10=10度/秒(約1.7rpm)に決定する。これにより照明部10の動作時間と、撮像部20の撮像時間とが等しくなるため、撮像部20の撮像動作のタイミングを、照明部10の移動動作のタイミングに同期させることが可能になる。
さらに、同期部30は、照明部10の回転動作開始時間と、撮像部20の撮像動作開始時間とを一致させることにより、撮像部20の撮像動作のタイミングを、照明部10の回転動作のタイミングに同期させる。図4の例では、画像の1000ライン分が100度分に相当するので、1ラインあたりの角度分解能は100/1000=0.1度分に相当する。すなわち、1ライン目は、照明角度θが−45度である場合に対応する。2ライン目は、照明角度θが−44.9度である場合に対応する。3ライン目は、照明角度θが−44.8度である場合に対応する。1000ライン目は、照明角度θが55度である場合に対応する。
なお第1実施形態では、撮像部20の受光角度φは、45度に固定としたが、照明角度θを固定し、受光角度φを変動させてもよい。すなわち照明部10が、所定の照明角度θに固定され、撮像部20が、受光角度φが変動する方向に移動してもよい。あるいは、撮像部20の受光角度φと照明部10の照明角度θとの両方が、変動してもよい。
計算部40は、照明角度θの変動に同期して撮像された1000ライン分の撮影画像を結合して1枚の解析画像を生成し、計測対象物200の反射率分布を計算する。
[反射率計算方法]
図5は第1実施形態の計測システム100における反射率計算方法の例を示すフローチャートである。はじめに、撮像部20が、白色基準板の表面に焦点を合わせて、照明を回転させながら、当該白色基準板の分光画像を1000枚撮像する(ステップS1)。白色基準板は、反射率が100%、かつ、完全拡散反射とみなす。
次いで、計算部40は、白色基準板撮像により得られる1000枚の撮影画像を結合して、反射率を示す一枚の解析画像を生成する(ステップS2)。図6は、第1実施形態の白色基準板の撮像により得られる1000枚の撮影画像から1枚の解析画像を生成する例を示す図である。
図7は第1実施形態の白色基準板の反射率を示す画像の例を示す図である。図7の例は、白色基準板の分光画像(分光反射率)から算出された反射率を示す画像である。第1実施形態では、解析画像のサイズは500pixel×1000pixelであり、1ライン(行)目が照明角度θ=−45度の反射率を示し、1000ライン(行)目が照明角度θ=55度の反射率を示す。すなわち1000ライン(行)分が100度分であるため、1ライン(行)分は、約0.1度に対応する。一般的な物体の表面であれば、正反射角度(0度)のとき、つまり、45°/0.1=450ライン(行)目のときが最も明るく、正反射角度から離れるほど暗くなる。
次に、撮像部20が、白色基準板撮像と同様に、計測対象物200の撮影画像を1000枚撮像(ステップS3)したのち、計算部40が1000枚の撮影画像を結合して、反射率を示す一枚の解析画像を生成する(ステップS4)。計測対象の波長の解析画像のそれぞれについて、計測対象物200の解析画像の画素値(輝度情報)を、波長ごとに白色基準板の解析画像の画素値で除算することにより、計測対象物200の分光反射率画像を計算する(ステップS5)。
次に、計算部40が、照明条件の設定を受け付ける(ステップS6)。計算部40は、照明条件として、例えばD50光源の分光分布を設定する。
次に、計算部40が、計測対象物200の解析画像の各画素の分光反射率から、三刺激値XYZを算出する(ステップS7)。具体的には、計算部40は、下記式(1)〜(3)により、三刺激値XYZを算出する。
Figure 0006922482
Figure 0006922482
Figure 0006922482
ここでλは光の波長を示す。S(λ)は、ステップS6の処理で受け付けた光源の分光分布である。x’(λ)、y’(λ)及びz’(λ)は、等色関数である。等色関数は、人が色を感じる感度を示す関数である。等色関数は、CIEにより、2度視野と10度視野の場合で定められている。第1実施形態では、2度視野の等色関数を使用する。R(λ)は、ステップS5で算出された分光反射率である。kは、下記式(4)により算出される係数である。
Figure 0006922482
計算部40は、分光反射率画像の各画素で、三刺激値XYZを算出することにより、Xを示すX画像、Yを示すY(反射率)画像、及び、Zを示すZ画像を取得する。
なお計算部40は、三刺激値XYZを、Lab表色系等に変換してもよい。計算部40は、例えば照明角度θに対する色変化を評価する場合、各XYZ画像から、Lab変換式を用いて、各Lab画像を算出する。
第1実施形態では、照明角度θに対する反射率の変化を評価するため、三刺激値のYを反射特性として用いる。ただし、色変化を見たい場合は、Lab表色系のL画像、a画像及びb画像を用いてもよい。
次に、計算部40は、Y画像を1次元化する(ステップS8)。
図8は第1実施形態の反射率分布を表すグラフの例を示す図である。計算部40は、500pixel×1000pixelのY画像の各ライン(行)の画素値(反射率)を、水平方向に平均化することにより、Y画像を1次元化する。これにより計算部40は、照明角度θに対する反射率(%)を示す反射率分布を計算する。
なお計算部40は、撮像部20の水平位置が傾いている場合は、分光画像に傾き補正処理をしてから、Y画像を取得してもよい。また計算部40は、分光画像にノイズ等が多く含まれる場合は、あらかじめ分光画像に平滑化フィルタ等をかけておくことが望ましい。
[反射率分布の例]
図9は第1実施形態の計測対象物200の反射率分布の例を示す図である。計測システム100は、照明角度θが−45度から60度の範囲の反射率分布を測定できるが、図9の例では、照明角度θが見た目と相関性の高い10度から55度の範囲の反射率分布が抜粋されている。
図9において、計測対象物200がコート紙である場合の反射率を201に示す。計測対象物200が普通紙である場合の反射率を202に示す。
コート紙は、普通紙に比べて光沢が高めという特徴がある。201は、照明角度θが比較的正反射に近い10度〜15度の範囲で非常に高い反射率を示している。また普通紙は、全体的に光沢が低く、コート紙に比べて紙の色も暗めに見えるという特徴がある。図9に示すように、第1実施形態の計測システム100により計測された反射率分布は、見た目の傾向と一致していることがわかる。
以上説明したように、第1実施形態の計測システム100では、照明部10が、計測対象物200に光を放射する。撮像部20が、計測対象物200を含む撮影画像を撮像する。同期部30が、撮像部20により計測対象物200を撮像するタイミングと、照明部10の照明角度θを変動させるタイミング、又は、撮像部20の受光角度φを変動させるタイミングを同期させる。そして計算部40が、照明角度θの変動、又は、受光角度φの変動に同期して撮像した複数枚の撮影画像から、1枚の解析画像を生成し、解析画像をもとに、計算部40が計測対象物200の反射率分布を計測する。
これにより第1実施形態の計測システム100によれば、複数の角度の反射光特性を、連続的な角度の変化に応じた反射光情報(階調特性、グラデーション)を含む解析画像から、より簡便に計測することができる。つまり、以下の効果が期待できる。
従来では離散的にしか取得できず、各角度で個別に処理・算出するしかなかった撮像角度毎あるいは照明角度毎の反射率情報を、撮像動作と照明部・撮像部の回転を同時かつ動的に行い、連続的に取得することができる。
従来では角度毎に個別で撮像動作を行うため、撮像に時間を要していたが、撮像動作と、照明部ないし撮像部の回転動作を同時かつ動的に行うため、撮像に要する時間を短縮できる。
撮像速度と照明部ないし撮像部の回転速度を調整することで、撮像角度の分解能を調節することができる。
(第2実施形態)
次に第2実施形態について説明する。第2実施形態の計測システム100は、撮像部20が動画により複数の画像を撮像する点が、第1実施形態の計測システム100と異なる。以下、第2実施形態の説明では、第1実施形態と同一部分の説明については省略し、第1実施形態と異なる箇所について説明する。
図10は第2実施形態の撮像部20の撮像方式の例を示す図である。第2実施形態の撮像部20は、例えば複数の画像(フレーム)を含む動画を撮像するエリアカメラにより実現される。エリアカメラは、例えばRGBエリアカメラである。撮像部20の撮像速度は、例えば100FPSである。
なお撮像部20は、計測対象物200の画像が取得できるエリアカメラであれば、RGBエリアカメラに限らず、他の撮像方式のエリアカメラでもよい。撮像部20は、例えば、モノクロエリアカメラ、ハイパースペクトルエリアカメラ、マルチスペクトルエリアカメラでもよい。
第1実施形態の場合と同様に、撮像部20の受光角度φを固定し、照明部10の照明角度θを−45度から55度まで変動させる場合について説明する。なお撮像部20の受光角度φを変動させ、照明部10の照明角度θを固定してもよい。
同期部30は、撮像部20が撮像動作を開始するタイミングを、照明部10の回転動作が開始するタイミングに同期させる。同期部30は、例えば照明部10の回転速度を、第1実施形態の場合と同様に、1.7rpmに決定する。
図11は第2実施形態の画像と照明角度との対応の例を示す図である。照明部10の回転速度が1.7rpmの場合、照明部10を100度分回転させるために要する時間は10秒である。そのため動画に含まれるフレームの数は、100×10=1000フレームである。
100度分が1000フレームに相当するので、1フレームあたりの照明角度θは100/1000=約0.1度分に相当する。すなわち1フレーム目は、照明角度θが−45度である場合に対応する。2フレーム目は、照明角度θが−44.9度である場合に対応する。3フレーム目は、照明角度θが−44.8度である場合に対応する。1000フレーム目は、照明角度θが55度である場合に対応する。
第2実施形態の計測対象物200の反射率計算方法は、第1実施形態の計測対象物200の反射率計算方法と同様である。すなわち撮像部20は、白色基準板及び計測対象物200を動画として撮像する。計算部40は、計測対象物200の各フレーム画像の画素値を白色基準板の各フレーム画像の画素値で除算することで、フレーム毎に反射率を規格化し、反射率分布を計算する。
図12は第2実施形態の反射率分布の反射率計算方法の例を説明するための図である。第2実施形態の計算部40は、Gチャンネルの画像を、反射率画像として使用する。計算部40は、フレーム毎に、当該フレームに含まれる画素値を計測画像サイズで平均化した反射率の平均(以下、「平均反射率」という。)を計算する。そして計算部40は、フレームと照明角度θとを対応させることにより、計測対象物200の反射率分布を算出する。すなわち計算部40は、フレーム毎に計算された平均反射率により、計測対象物200の反射率分布を計算する。なお、第2実施形態ではGチャンネルの画像を使用したが、Rチャンネル乃至Bチャンネルの画像を使用してもよい。
以上説明したように、第2実施形態の計測システム100によれば、複数の角度の反射光特性を、連続的な角度の変化に応じた反射光情報(階調特性、グラデーション)を含む動画から、より簡便に計測することができる。つまり、以下の効果が期待できる。
従来では離散的にしか取得できず、各角度で個別に処理ないし算出するしかなかった撮像角度毎あるいは照明角度毎の反射率情報を、撮像動作と、照明部ないし撮像部の回転を同時かつ動的に行い、連続的に取得することができる。
従来では角度毎に個別で撮像動作を行うため、撮像に時間を要していたが、撮像動作と照明部ないし撮像部の回転動作を同時かつ動的に行うため、撮像に要する時間を短縮できる。
撮像速度と、照明部ないし撮像部の回転速度を調整することで、撮像角度の分解能を調節することができる。
計測対象物表面に傷等のノイズがあり、撮像位置に存在している場合、第1実施形態で用いたラインセンサでは正確な反射率分布を得ることが困難であるが、本実施形態の場合、ラインセンサと比べて広い領域で撮像を行い、平均反射率を計算するため、傷等のノイズを含む領域を読み取った場合でもノイズの影響を低減することができる。
(第3実施形態)
次に第3実施形態について説明する。第3実施形態の計測システム100は、撮像部20が固定されておらず、撮像部20と照明部10とが連動して動作する点が、第1実施形態の計測システム100と異なる。以下、第3実施形態の説明では、第1実施形態と同一部分の説明については省略し、第1実施形態と異なる箇所について説明する。
図13は第3実施形態の計測システム100の例を示す概略図である。第3実施形態の計測システム100は、照明部10の照明角度θと撮像部20の受光角度φとの両方を変動させて反射光特性を得ることを特徴とする。照明部10の照明角度θと撮像部20の受光角度φとの両方を変動させることで、第3実施形態の計測システム100は、入射角度に対する正反射光の反射率分布を得ることができる。ここで、入射角度に対する正反射光というのは、例えば、入射角60度および反射角60度のときの正反射や、入射角20度および反射角20度のときの正反射のことである。正反射の反射率は、光沢の強さを表す。このため、正反射の反射率は、物体表面の質感や光沢性の品質評価を行う上では重要な特性である。JISで規定されている光沢度は、20度、60度、75度、85度で計測する。第3実施形態の計測システム100では、上記のような角度に対する正反射の反射率を簡易に計測することができ、JISで規定されていない角度に対する正反射の反射率も、必要に応じて計測することができる。
図13に示すように、第3実施形態の計測システム100は、照明部10の照明角度θおよび撮像部20の受光角度φを、5度から90度まで同時に同じ速度で動かしながら計測する。具体的には、図2に示す同期部30は、撮像部20が撮像動作ならびに回転動作を開始するタイミングを、照明部10の回転動作が開始するタイミングに同期させる。
ここで、第1実施形態と同じラインセンサを用いて、1回の計測で1000回撮像を繰り返し1000ライン分の撮影画像を取得する。このとき、撮像に要する時間は500(画素)×1000(ライン)/50000(Hz)=10秒間である。図13の例の場合、同期部30は、90度−5度=85度分を10秒で移動させるので、撮像部20と照明部10の回転速度を85/10=8.5度/秒(1.4rpm)に決定する。これにより、照明部10および撮像部20の動作時間と、撮像部20の撮像時間とが等しくなるため、撮像部20の撮像動作のタイミングを、照明部10ならびに撮像部20の回転動作タイミングに同期させることが可能である。
次に、計算部40は、照明部10の照明角度θおよび撮像部20の受光角度φの変動に同期して撮像した撮影画像を結合して、1枚の解析画像を生成し、当該解析画像を計測対象物200の正反射光の反射率分布を計測する。
図14は、1000枚の撮影画像を結合し、反射率を示す1枚の解析画像を生成する例を示す図である。図15は、解析画像(分光反射率を表す画像)から計算した反射率を示す画像の例を示す図である。解析画像のサイズは500pixel×1000pixelであり、1ライン(行)目が照明角度θ=5度の反射率を示し、1000ライン(行)目が照明角度θ=90度の反射率を示す。すなわち1000ライン(行)分が85度分であるため、1ライン(行)分は、約0.085度に対応する。
なお、第3実施形態の計測システム100における計測対象物200の反射率計算方法は、図5に示すフローの通りであり、第1実施形態の計測システム100における計測対象物200の反射率計算方法と同様であるため、詳細については省略する。
計算部40は、計算した反射率画像に対して、第1実施形態と同様に、Y画像を1次元化することにより、計測対象物200の、正反射条件における入射および反射角度に対する反射率(%)を示す反射率分布を計算する。図16は第3実施形態の計測対象物200の反射率分布の例を示す図である。計測システム100は、照明角度θが5度から85度の範囲の反射率分布を測定できるため、5度から85度の範囲の反射率分布を表している。
以上説明したように、第3実施形態の計測システム100によれば、照明部10の照明角度θと撮像部20の受光角度φを同時に変動させて計測対象物200の反射率分布を計測することで、複数の角度の正反射光特性を、簡便に計測することができる。つまり、以下の効果が期待できる。
撮像動作と照明部・撮像部の回転を同時かつ動的に行うため、従来では離散的にしか取得できなかった撮像角度または照明角度での撮像角度での正反射情報を取得することができる。
撮像動作と照明部・撮像部の回転を同時かつ動的に行うため、撮像に要する時間を短縮できる。
撮像速度と照明部・撮像部の回転速度を調整することで、撮像角度の分解能を調節することができる。
[計測システムのハードウェア構成]
最後に第1ないし第3実施形態の計測システム100のハードウェア構成の例について説明する。
図17は第1ないし第3実施形態の計測システム100のハードウェア構成の例を示す図である。第1ないし第3実施形態の計測システム100は、制御装置301、主記憶装置302、補助記憶装置303、照明装置304、撮像装置305及び通信装置306を備える。制御装置301、主記憶装置302、補助記憶装置303、照明装置304、撮像装置305及び通信装置306は、バス310を介して接続されている。
制御装置301は補助記憶装置303から主記憶装置302に読み出されたプログラムを実行する。主記憶装置302はROM(Read Only Memory)、及び、RAM(Random Access Memory)等のメモリである。補助記憶装置303はメモリカード等である。
照明装置304は、計測対象物200に光を放射する装置である。照明装置304は、例えばキセノン光源装置である。撮像装置305は、計測対象物200等を含む画像を撮像する装置である。撮像装置305は、例えばハイパースペクトルカメラ、マルチスペクトルカメラ及びエリアカメラ等である。
通信装置306は、他の装置と通信する。通信装置306は、例えば他の装置から、計測システム100の設定情報等を受け付ける。設定情報は、例えば上述の照明条件の設定等である。
第1ないし第3実施形態の計測システム100で実行されるプログラムは、インストール可能な形式又は実行可能な形式のファイルでCD−ROM、メモリカード、CD−R、及び、DVD(Digital Versatile Disk)等のコンピュータで読み取り可能な記憶媒体に記憶されてコンピュータ・プログラム・プロダクトとして提供される。
また第1ないし第3実施形態の計測システム100で実行されるプログラムを、インターネット等のネットワークに接続されたコンピュータ上に格納し、ネットワーク経由でダウンロードさせることにより提供するように構成してもよい。また第1ないし第3実施形態の計測システム100が実行するプログラムを、ダウンロードさせずにインターネット等のネットワーク経由で提供するように構成してもよい。
また第1ないし第3実施形態の計測システム100で実行されるプログラムを、ROM等に予め組み込んで提供するように構成してもよい。
第1ないし第3実施形態の計測システム100で実行されるプログラムは、上述の第1ないし第3実施形態の計測システム100の機能構成のうち、プログラムにより実現可能な機能を含むモジュール構成となっている。
プログラムにより実現される機能は、制御装置301が補助記憶装置303等の記憶媒体からプログラムを読み出して実行することにより、プログラムにより実現される機能が主記憶装置302にロードされる。すなわちプログラムにより実現される機能は、主記憶装置302上に生成される。
なお第1ないし第3実施形態の計測システム100の機能の一部又は全部を、IC(Integrated Circuit)等のハードウェアにより実現してもよい。
10 照明部
20 撮像部
21 ラインセンサ
30 同期部
40 計測部
100 計測システム
200 計測対象物
301 制御装置
302 主記憶装置
303 補助記憶装置
304 照明装置
305 撮像装置
306 通信装置
特許第3095525号公報

Claims (8)

  1. 計測対象物に光を放射する照明部と、
    前記計測対象物を含む画像を1ラインずつ撮像する撮像部と、
    前記撮像部により前記計測対象物が撮像されるタイミングを、前記照明部の照明角度が変動するタイミング、又は、前記撮像部の受光角度が変動するタイミングの少なくとも何れか一方に同期させる同期部と、
    前記照明角度の変動、又は、前記受光角度の変動の少なくとも何れか一方に同期して撮像された各ラインの前記画像を結合した一枚の解析画像から、前記計測対象物の反射率分布を計測する計測部と、
    を備える計測システム。
  2. 前記照明部は、照明角度が変動する方向に移動し、
    前記撮像部は、所定の受光角度に固定され、
    前記同期部は、前記撮像部により前記計測対象物が撮像されるタイミングを、前記照明部の照明角度が変動するタイミングに同期させる、
    請求項1に記載の計測システム。
  3. 前記照明部は、所定の照明角度に固定され、
    前記撮像部は、受光角度が変動する方向に移動し、
    前記同期部は、前記撮像部により前記計測対象物が撮像されるタイミングを、前記撮像部の受光角度が変動するタイミングに同期させる、
    請求項1に記載の計測システム。
  4. 前記照明部は、照明角度が変動する方向に移動し、
    前記撮像部は、受光角度が変動する方向に移動し、
    前記同期部は、前記撮像部により前記計測対象物が撮像されるタイミングを、前記照明部の照明角度が変動するタイミング、及び、前記撮像部の受光角度が変動するタイミングの両方に同期させる、
    請求項1に記載の計測システム。
  5. 記計測部は、前記照明角度又は前記受光角度の少なくとも何れか一方と、前記解析画像に含まれるラインの輝度情報の平均値とを対応させることにより、前記計測対象物の反射率分布を計測する、
    請求項1乃至4のいずれか1項に記載の計測システム。
  6. 前記撮像部は、前記画像を、光の波長毎の複数の分光画像として撮像する、
    請求項1乃至のいずれか1項に記載の計測システム。
  7. 計測対象物の反射率分布を計測する計測システムにおける反射率計算方法であって、
    前記計測対象物に光を放射するステップと、
    前記計測対象物を含む画像を1ラインずつ撮像するステップと、
    前記撮像するステップにより前記計測対象物が撮像されるタイミングを、前記放射するステップにおける照明角度が変動するタイミング、又は、前記撮像するステップにおける受光角度が変動するタイミングの少なくとも何れか一方に同期させるステップと、
    前記照明角度の変動、又は、前記受光角度の変動の少なくとも何れか一方に同期して撮像された各ラインの前記画像を結合した一枚の解析画像から、前記計測対象物の反射率分布を計測するステップと、
    を含む反射率計算方法。
  8. 計測対象物に光を放射する照明部と、前記計測対象物を含む画像を1ラインずつ撮像する撮像部と、を備えるコンピュータを、
    前記撮像部により前記計測対象物が撮像されるタイミングを、前記照明部の照明角度が変動するタイミング、又は、前記撮像部の受光角度が変動するタイミングの少なくとも何れか一方に同期させる同期部と、
    前記照明角度の変動、又は、前記受光角度の変動の少なくとも何れか一方に同期して撮像された各ラインの前記画像を結合した一枚の解析画像から、前記計測対象物の反射率分布を計測する計測部と、
    として機能させるためのプログラム。
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