JP6922356B2 - ボトル缶の製造方法 - Google Patents

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Description

本発明は、口部のねじ部を形成する部位の下方に、スカート部とビード部を形成するボトル缶の製造方法に関するものである。
ボトル状の金属缶(以下、ボトル缶)は、口部にねじ成形を施したスクリューキャップ付きの容器として普及している。一般的に、このようなボトル缶の製造は、アルミ合金等の素材からなる素板を円形状に打ち抜き、それを絞り加工して、有底円筒状のカップ成形体を得て、更にそれを絞り・しごき加工(DI成形)して、有底円筒状の缶体を得た後、ネッキング工程で、テーパ状に縮径した肩部と円筒状の口部(或いは首部)を形成し、その後に、ねじ加工などを含む口部の成形を行っている。
このようなボトル缶の口部には、ねじ部が形成されると共にスカート部が形成される。スカート部は、キャッピング工程で、ブリッジ付きキャンプの裾部がロールオン成形される部分であり、ねじ部の下方に位置して、内向きに屈曲されるキャップの裾部を係止する顎状部分を有する形状になっている。
このようなスカート部は、従来、口部に対して、加工用の外駒と内駒によってねじ部を形成する際に同時形成されており、この際、スカート部となる部分の下側に予め凹状部分を予備加工することが行われている(下記特許文献1参照)。
特開2009−148777号公報
前述した従来技術のようにスカート部をねじ部と同時に形成すると、ねじ部は外駒と内駒の圧接で螺旋状に形成されるため、同時に形成されるスカート部の形状が周方向で均一になり難い問題がある。
詳しく説明すると、ねじ部とスカート部を同時に形成する場合、スカート部は、加工用内駒の外向き凸部と加工用外駒のねじ部成形型下端の内向き凸部によって加工されることになる。この際、内駒と外駒の回転によって、内駒の外向き凸部は上下に移動しないのに対して、外駒のねじ部成形型の凸部はねじ部の螺旋を形成するために上方に移動することになり、スカート部を形成する内駒の外向きの凸部と外駒の内向きの凸部の間の距離が徐々に離れていき、スプリングバックし易くなってスカート部の形状が安定しなくなる。
このため、従来技術では、キャッピング工程でキャップの裾部をスカート部にロールオン成形する際に、十分なキャップの保持力が得られない場合があり、キャッピング不良(漏洩)を起こし易い問題があった。
また、従来技術では、スカート部を形成する前に、スカート部になる部分の下側に予備加工で凹部を形成しているため、予備加工の良否がスカート部の形状の良否に拘わることになり、スカート部の形状を安定化させるためには、予備加工とその後のスカート部の成形を共に高い精度で行うことが必要になる。
本発明は、このような事情に対処することを課題としている。すなわち、比較的簡易な成形工程で、スカート部の形状を安定化させることができ、キャッピング不良の発生を抑止すること、などが本発明の課題である。
このような課題を解決するために、本発明によるボトル缶の製造方法は、以下の構成を具備するものである。
口部のねじ部を形成する部位の下方に、スカート部とビード部を形成するボトル缶の製造方法であって、前記口部の内側に配置されるインナーツールと、前記口部の外側に配置されるアウターツールを用い、前記ねじ部の形成工程とは別工程で、前記口部にスカート部とビード部を同時形成することを特徴とするボトル缶の製造方法。
本発明の実施形態に係るボトル缶の製造方法を示した説明図(断面図)である((b)は、(a)におけるA部拡大図である。)。 本発明の実施形態に係るボトル缶の製造方法を示した説明図(正面図)である。 本発明の実施形態に係るボトル缶の製造方法による成形過程を示した説明図((a)が成形前、(b)が成形中、(c)が成形後を示している。)である。
以下、図面を参照して本発明の実施形態を説明する。以下の説明で、異なる図における同一符号は同一機能の部位を示しており、各図における重複説明は適宜省略する。
ボトル缶1は、胴部1Aと肩部1Bと口部1Cを備えており、有底筒状の缶体をネッキング加工することで、テーパ状に徐々に縮径された肩部1Bと円筒状の口部1Cが形成される。このようなボトル缶1に対して、スカート部とビード部を同時形成する。
この工程では、図1及び図2に示すように、インナーツール10とアウターツール20を用いる。なお、この工程では、ねじ部は形成されず、その後の別工程でねじ部が形成される。
インナーツール10は、缶軸Pと平行に固定された回転軸11を有しており、口部1Cの内側に配置されて、回転軸11を中心に回転駆動される。これに対して、アウターツール20は、缶軸Pと平行に固定された回転軸21を有しており、口部1Cの外側に配置されて、回転軸21を中心に回転駆動される。また、ボトル缶1は、回転支持体30に底部が支持されており、缶軸Pを中心に回転駆動される。インナーツール10の回転軸11とアウターツール20の回転軸21と缶軸Pは、互いに平行に配置されており、図2に示すように、各軸の軸心は、一直線上に配置されている。
インナーツール10は、口部1Cの内面に対向した環状の凹部12を外周面に備えている。凹部12は、回転軸11と軸対称に形成されている。これに対して、アウターツール20は、外周面に凸部22を備えている。凸部22は、図2に示すように、回転軸21からの距離Rが回転方向に沿って徐々に大きくなる周面22Aを有している。
図2に示す例では、アウターツール20は、回転軸21の周囲360°のうち、θ1=270°の範囲に凸部22が形成されており、そのうち、回転方向の始点S1から180°の中間点S2までの間は、回転軸21から周面22Aまでの距離Rが徐々に大きく形成されている。また、中間点S2から終点S3までの90°の範囲では、回転軸21から周面22Aまでの距離Rは同距離(同径)にしている。
これによって、インナーツール10とアウターツール20の軸間距離を一定のまま双方を回転させることで、始点S1から中間点S2までの間で、アウターツール20の凸部22をインナーツール10の凹部12内に徐々に進入させて成形加工を行い、その後、中間点S2から終点S3までの間で、均し成形を行っている。なお、図示の例では、インナーツール10とアウターツール20の回転は、インナーツール10が3回転半する間に、アウターツール20は、始点S1から終点S3までの270°回転するように設定されている。このような回転の設定は、成形の状態に応じて、適宜変更することができる。
図3には、スカート部1Fとビード部1Gの成形前の口部1Cの断面を(a)に示し、成形中の口部1Cの断面を(b)に示し、成形後の口部1Cの断面を(c)に示している。図示の例では、(a)に示すように、肩部1Bをネッキング加工した後、口部1Cをさらにネッキング加工して、口部1Cに二段の段差部1C1,1C2を形成している。
図3の(b)に示す成形中には、インナーツール10とアウターツール20の回転駆動によって、インナーツール10の凹部12にアウターツール20の凸部22が徐々に進入する。そして、図3の(c)に示すように、口部1Cの下方位置に、スカート部1Fとビード部1Gが同時形成される。スカート部1Fとビード部1Gが同時形成された後には、スカート部1F(段差1C1)と段差部1C2との間がねじ形成部分になり、そこにねじ部が別工程で形成される。
このようなボトル缶の製造方法によると、ねじ部の成形とは別工程で、スカート部1Fとビード部1Gを同時形成するので、ねじ部の成形に影響されること無くスカート部1Fを形成することができ、スカート部1Fの形状を安定化させることができるため、キャッピング不良の不具合を抑止することができる。
また、この製造方法によると、スカート部1Fとビード部1Gを1つの成形工程で形成することができるので、予備加工を行う従来技術と比較して、成形精度のばらつきが生じ難く、インナーツール10の凹部12とアウターツール20の凸部22との間で形成されるスカート部1Fの顎部分を口部1Cの全周囲に亘って一定の形状にすることができる。これによって、キャピング工程でロールオン成形されるキャップの保持力を高めることが可能になる。
更には、インナーツール10とアウターツール20は、互いに平行で軸間が固定された回転軸を中心に回転するので、加工深さなどの成形具合をツールの寸法のみによって調整することができる。これによっても、高い精度で安定したスカート部1Fとビード部1Gを形成することが可能になる。
以上、本発明の実施の形態について図面を参照して詳述してきたが、具体的な構成はこれらの実施の形態に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲の設計の変更等があっても本発明に含まれる。
1:ボトル缶,1A:胴部,1B:肩部,1C:口部,
1F:スカート部,1G:ビード部,
10:インナーツール,11:回転軸,12:凹部,
20:アウターツール,21:回転軸,22:凸部,22A:周面,
30:回転支持体,P:缶軸

Claims (3)

  1. 口部のねじ部を形成する部位の下方に、スカート部とビード部を形成するボトル缶の製造方法であって、前記スカート部とビード部を形成する予備加工ではない加工において、
    前記口部の内側に配置されるインナーツールと、前記口部の外側に配置されるアウターツールを用い、
    前記ねじ部の形成工程とは別工程で、前記口部にスカート部とビード部を同時形成することを特徴とするボトル缶の製造方法。
  2. 前記インナーツールと前記アウターツールは缶軸と平行の回転軸を有し、前記インナーツールは、前記口部の内面に対向した凹部を外周面に備え、
    前記アウターツールは、当該アウターツールにおける前記回転軸からの距離が回転方向に沿って徐々に大きくなる周面を有する凸部を外周面に備え、
    前記インナーツールと前記アウターツールを軸間距離を一定として回転駆動し、前記インナーツールの凹部に、前記アウターツールの凸部を進入させて前記スカート部とビード部を形成することを特徴とする請求項1に記載されたボトル缶の製造方法。
  3. 前記スカート部とビード部の形成後に、前記スカート部の上方にねじ部を形成することを特徴とする請求項1または2に記載されたボトル缶の製造方法。
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