JP6922255B2 - タイヤの試験装置 - Google Patents

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本発明は、タイヤの試験装置に関する。詳細には、ラグ付タイヤの試験装置に関する。
農業用車両及び軽土木建設用車両のような作業用車両には、湿田及び軟弱地における作業性が考慮されたラグ付タイヤが装着される。ラグ付タイヤのトレッドは、半径方向外向きに突出した多数のラグを備えている。ラグは、泥土にめり込む。ラグは、タイヤのトラクションに寄与しうる。
ラグ付きタイヤには、乗り心地の向上が求められている。これまでラグ付タイヤの乗り心地の評価では、このタイヤを装着した車両を実際に走行させていた。例えば、車両を走行させて、車両に取り付けた加速度センサーによって、車両の振動が測定されていた。ラグ付タイヤの振動評価についての検討が、特開2008−120167公報に開示されている。
特開2008−120167公報
車両の左側に装着されたタイヤおいてラグが接地するとき、右側に装着されたタイヤにおいてラグが接地するかラグ間の溝が接地するかで、車両の振動は異なる。すなわち、車両の左右の一方側に装着されたタイヤのラグが接地するタイミングと、車両の他方側に装着されたタイヤのラグが接地するタイミングとの関係が、車両の振動に大きな影響を与える。このタイミングの影響を無くした試験ができれば、ラグ付タイヤの乗り心地が、より正確に評価できる。また、タイヤを車両に装着しこの車両を走行させるには、手間と時間とがかかる。これらを削減したいとの要求も強い。
本発明の目的は、ラグ付タイヤの乗り心地を、簡易に精度良く評価する試験装置の提供にある。
この発明は、そのトレッドが、本体とこの本体から外側方向に突出したラグとを備えるラグ付タイヤの試験装置に関する。この試験装置は、上記タイヤがその上を走行する走行板、上記タイヤが回転可能に取り付けられ上下方向にスライド可能な取付部、上記タイヤに所望の縦荷重を負荷するための荷重負荷器及び上記タイヤの上下方向の変位又は加速度が検知できるセンサーを備える。
好ましくは、この装置は、上記タイヤから上記走行板に負荷される横力を計測するロードセルをさらに備えている。
好ましくは、この装置は、台座及びリニアガイドをさらに備えている。このリニアガイドに案内されて上記走行板がこの台座上をスライドすることで、上記タイヤが上記走行板上を走行する。
好ましくは、上記荷重負荷器は錘である。
好ましくは、この装置は、シャフトと、このシャフトの両端に脱着可能に取り付けられた一対のベアリングとをさらに備えている。上記ベアリングにより上記シャフトは、その軸の周りに回転可能となっている。上記ベアリングは、上記取付部に脱着可能に取り付けられている。上記タイヤを上記シャフトに取り付けることで、上記シャフトと上記ベアリングとを介して、上記タイヤは、上記取付部に回転可能に取り付けられる。
好ましくは、この装置は、試験時の環境温度を調整できる空調機をさらに備える。
本発明に係る試験装置では、ラグ付タイヤは取付部に取り付けられ、走行板の上を走行させられる。このときのタイヤの変位又は加速度が測定される。この装置では、タイヤは一つずつ試験されうるので、この試験結果は、他のタイヤのラグが接地するタイミングの影響を受けない。この装置では、精度よくタイヤの乗り心地が評価できる。この装置を使用した試験では、実際に車両を走行させる必要はない。この装置では、タイヤの乗り心地の評価が簡易に実施できる。
図1は、本発明の一実施形態に係る試験装置が示された正面図である。 図2は、図1の試験装置の側面図である。 図3は、図1の装置で試験されるラグ付タイヤの一例が示された展開図である。 図4(a)、(b)及び(c)は、図1の装置で試験された結果の一例である。
以下、適宜図面が参照されつつ、好ましい実施形態に基づいて本発明が詳細に説明される。
図1は、本発明に係るラグ付タイヤの試験装置2が示された正面図である。図1には、試験されるタイヤがセットされる位置が二点鎖線で示されている。図2は、この試験装置2の側面図である。図2には、試験されるタイヤ4も併せて示されている。図1において、矢印Xで示される方向は左方向であり、この反対の方向は右方向である。図2において、矢印Yで示されるは前方であり、この反対の方向は後方である。図1及び2において、矢印Zで示されるは上方であり、この反対の方向が下方である。
この試験装置2は、走行板6、ガイド板8、第一リニアガイド10、ロードセル12、台座14、第二リニアガイド16、枠18、取付部20、一対のベアリング22、シャフト24、荷重負荷器26及びセンサー28を備えている。
走行板6は、前後方向に延びる板状である。走行板6の平面形状は長方形である。走行板6は、その上をタイヤ4が走行する走行面30を有する。走行面30は、曲率を有さない平面である。走行板6は、典型的にはスチール等の硬い金属で構成される。走行板6が樹脂で構成されてもよい。走行板6が木製であってもよい。
ガイド板8は、前後方向に延びる板状である。ガイド板8は走行板6の下方に位置する。ガイド板8は、典型的にはスチール等の硬い金属で構成される。ガイド板8が樹脂で構成されてもよい。ガイド板8は木製であってもよい。
第一リニアガイド10は、走行板6とガイド板8との間に位置している。第一リニアガイド10のレール32は、左右方向に延びている。第一リニアガイド10に案内されることで、走行板6はガイド板8に対して左右方向にスライド可能となっている。すなわち、走行板6は、第一リニアガイド10を介して、ガイド板8に左右方向にスライド可能に取り付けられている。
ロードセル12は、走行板6とガイド板8とに接続されている。上述のとおり、走行板6は、ガイド板8に対してスライド可能となっているが、実際にはロードセル12が走行板6及びガイド板8に接続されているため、走行板6がガイド板8に対してスライドすることはない。ロードセル12により、走行板6はガイド板8に実質的に固定されている。後述するとおり、このタイヤ4はラグを有するため、タイヤ4が走行するとタイヤ4には左右方向の力(横力)が生じうる。ロードセル12は、タイヤ4から走行板6に負荷された横力を測定する。ロードセル12は、走行板6を介して、走行時にタイヤ4に生ずる横力を測定する。
台座14はガイド板8の下方に位置する。台座14は床又は地面に固定されている。
第二リニアガイド16は、ガイド板8と台座14との間に位置している。第二リニアガイド16のレール34は、前後方向に延びている。第二リニアガイド16に案内されることで、ガイド板8は台座14に対して前後方向にスライド可能となっている。第二リニアガイド16により、ガイド板8、走行板6、ロードセル12及び第一リニアガイド10は、一体となって台座14の上を前後方向にスライドしうる。
枠18は、一対の支柱36と上板38とを備えている。それぞれの支柱36は台座14に固定されている。支柱36は台座14から上方に延びている。上板38は支柱36の上端に固定されている。図示されないが、上面視において、上板38の中央は開口している。後述するとおり、荷重負荷器26がこの開口を通されている。
取付部20は、正面視において、上下方向に延びる一対のアーム40と、左右方向に延びる天井部42とを備えている。それぞれのアーム40は、枠18の支柱36に、上下方向にスライド可能に取り付けられている。すなわち、取付部20は、枠18に対して上下にスライドしうる。天井部42は、アーム40の上端において、両側のアーム40の間に架け渡されている。
それぞれのベアリング22は、アーム40の下端に固定されている。このベアリング22は、アーム40に脱着可能に取り付けられている。ベアリング22の中央には孔が設けられている。両方のベアリング22の孔には、シャフト24が通されている。これにより、ベアリング22は、シャフト24の両端に取り付けられている。ベアリング22により、シャフト24は、その軸の周りに回転可能となっている。ベアリング22とシャフト24とは脱着可能である。
シャフト24には、評価の対象となるタイヤ4が取り付けられる。シャフト24は、このタイヤ4が装着されたホイールの孔に通されている。上記のとおり、シャフト24は、ベアリング22によりその軸の周りに回転可能であるため、タイヤ4はこの軸の周りに回転可能である。上記のとおり、ベアリング22は取付部20に取り付けられている。すなわち、シャフト24とベアリング22とを介して、タイヤ4は回転可能に取付部20に取り付けられている。
荷重負荷器26は、取付部20の天井部42の上に位置している。この実施形態では、荷重負荷器26は錘44である。錘44が天井部42の上に載せられている。錘44は、枠18の上板38に設けられた開口を通って、上板38より上側に突出している。
センサー28は、荷重負荷器26に取り付けられている。このセンサー28は、荷重負荷器26の上下方向の変位を測定しうる変位センサー28、又は荷重負荷器26の上下方向の加速度を測定しうる加速度センサー28である。変位センサー28及び加速度センサー28の両方が取り付けられていてもよい。
前述のとおり、この装置2では、タイヤ4は、シャフト24及びベアリング22を介して、取付部20に取り付けられている。荷重負荷器26は取付部20の上に載せされており、センサー28はこの荷重負荷器26に取り付けられている。すなわち、タイヤ4、シャフト24、ベアリング22、取付部20、荷重負荷器26及びセンサー28は、一体となって枠18に対して上下にスライドしうる。
図1及び2の実施形態では、センサー28は荷重負荷器26に取り付けられている。センサー28が取付部20に取り付けられていてもよい。センサー28は、タイヤ4と一体となって、上下にスライドするように取り付けられていればよい。
図3には、図1の装置2で評価されるラグ付タイヤ4の一例が示されている。この図は、ラグ付タイヤ4のトレッド50の一部が示された展開図である。図3において、左右方向はこのタイヤ4の軸方向である。上下方向は、このタイヤ4の周方向である。図3において、符号CLで表されるのはこのタイヤ4の赤道面である。このラグ付タイヤ4は、農業車両に装着される。農業車両としては、トラクタ、田植機及び運搬車が例示される。このタイヤ4が、トレンチャのような軽土木建設車両に装着されてもよい。
このタイヤ4のトレッド50は、地面と接触するトレッド面52を形成する。トレッド50は、架橋ゴムからなる。トレッド50は、本体54とラグ56とを備えている。ラグ56は、本体54から半径方向外側に突出している。ラグ56は複数設けられている。図3に示されるとおり、これらのラグ56は、周方向に沿って左右交互に配置されている。トレッド50のうち、ラグ56とラグ56との間は、ラグ底58と称される。ラグ56は、泥土にめり込み、この泥土を掻く。ラグ56は、タイヤ4のトラクションに寄与しうる。このラグ56の形状、間隔、高さ等は、このタイヤ4の仕様等が考慮され適宜決められる。
以下では、図1及び2で示される装置2を用いて、図3で示されるタイヤ4を評価する方法が説明される。この評価方法は、タイヤ4がこの装置2にセットされる工程と、タイヤ4の性能を測定する工程とを備える。
タイヤ4がこの装置2にセットされる工程では、一方のベアリング22がシャフト24の一端に固定される。ホイールに装着されたタイヤ4が、シャフト24に取り付けられる。シャフト24のもう一端にベアリング22が固定される。これらのベアリング22が、取付部20のアーム40に取り付けられる。これにて取付部20にタイヤ4が取り付けられる。このタイヤ4が走行板6の上に載せられる。タイヤ4が走行板6の走行面30と接触する。荷重負荷器26により、タイヤ4に荷重が負荷される。この実施形態では、取付部20の天井部42の上に錘44が載せられる。タイヤ4が走行板6に押し付けられる。錘44の重さを調節することで、タイヤ4には所望の縦荷重が負荷される。
タイヤ4の性能を測定する工程では、台座14の上において、所望の速度でガイド板8が前後方向にスライドされる。走行板6がガイド板8とともに、前後方向にスライドする。これにて、タイヤ4が走行板6の上を走行する。タイヤ4が所望の荷重で走行板6の上を走行する。ラグ56が存在するため、この走行に伴い、タイヤ4は上下方向に振動する。このときの上下方向の変位が変位センサー28により測定される。上下方向の加速度が加速度センサー28により測定される。走行に伴いタイヤ4に生じた横力が、走行板6を介してロードセル12により計測される。これらの変位、加速度及び横力により、タイヤ4の乗り心地が評価される。
以下ではこの発明の作用効果が説明される。
本発明に係る試験装置2では、ラグ付タイヤ4は取付部20に取り付けられて走行板6の上を走行させられる。このときのタイヤ4の変位及び加速度が測定される。この装置2では、タイヤ4は一つずつ試験されうるので、試験結果は他のタイヤ4のラグ56が接地するタイミングの影響を受けない。この装置2では、精度よくタイヤ4の乗り心地が評価できる。
この装置2を使用した評価では、実際に車両を走行させる必要はない。車両にタイヤ4を装着する必要がなく、この車両を運転する必要もない。この装置2では、タイヤ4の乗り心地の評価が簡易に実施できる。さらに、評価に必要なタイヤ4は一つだけであることから、評価コストも削減されている。
ラグ付タイヤ4の乗り心地を評価するのに、従来のドラム式の走行試験機を使用することが考えられる。この試験機では、タイヤ4はドラムの外面又は内面上を走行する。ドラムの走行面は曲率を有する。このドラムの走行面を走行する場合と、平面に近い地面を走行する場合とでは、タイヤ4の接地長は異なる。ドラムの走行面を走行する場合と、平面を走行する場合とでは、接地しているラグ56の数やラグ56の範囲が異なる。これは、タイヤ4の振動に影響を与える。ドラム式の走行試験機では、精度よくラグ付タイヤ4の乗り心地を評価できないことがある。
本発明に係る試験装置2では、走行面30は平面である。ラグ付タイヤ4がこの装置2の走行面30を走行するときの接地長は、実際の地面を走行するときの接地長に近い。この装置2では、精度良くラグ付タイヤ4の乗り心地を評価することができる。
ラグ付タイヤ4の乗り心地を評価するのに、従来のフラットベルト式の走行試験機を使用することが考えられる。この走行試験機の走行面は、平面である。しかし、フラットベルト式の走行試験機は高価である。さらに、ラグ付タイヤのように、外側に突出したラグを有するタイヤを走行させると、ベルトが破損するおそれがある。
本発明に係る試験装置2では、タイヤ4は走行板6の上を走行する。走行板6は、スチール等の金属、樹脂又は木材で構成される。これらは、リニアガイドによりスライドする。これらは、いずれも安価である。この装置2は安価に構成できる。さらに、これらの材料で構成された走行板6は、壊れにくい。この走行板6では、その上をラグ付タイヤ4が走行しても破損することが防止されている。
従来の走行試験機では、タイヤに所望の荷重を負荷するために、タイヤ4は、走行面に押し付けられる。タイヤの回転軸と走行面との距離は、この状態で固定される。タイヤの回転軸と走行面との距離が一定に保たれたままで、タイヤが走行面上を走行させられる。実際の走行においては、ラグ付タイヤ4には多数のラグ56が存在するため、タイヤ4は上下に大きく変位する。また、ラグ56の剛性の変化により、この上下の変位量も変化する。従来の走行試験機では、実際の走行における振動を精度良く再現できないことが起こりうる。
図1及び2に示されるように、この実施形態では、荷重負荷器26として錘44が使用される。このように、錘44を載せることでタイヤ4に所望の荷重を負荷するのが好ましい。荷重負荷器26として錘44を使用することで、所望の荷重を負荷した状態で、タイヤ4の軸が上下に変位しうる。この試験装置2では、タイヤ4に所望の荷重を負荷した上で、実際の走行と同様の振動が再現されうる。この装置2では、精度よくラグ付タイヤ4の乗り心地が評価できる。
図2おいて、両矢印Lで示されるのは、走行板6の長さである。長さLは、1m以上が好ましい。長さLを1m以上とすることで、この装置2では、タイヤ4は、乗り心地の評価に十分な距離を走行できる。この装置2では、精度よくラグ付タイヤ4の乗り心地が評価できる。長さLは、3m以下が好ましい。長さLを3m以下とすることで、この装置2の大きさが抑えられる。この装置2は場所をとらない。この装置2は、設置が容易である。
この試験装置2は、環境温度を調整できる空調機をさらに備えるのが好ましい。温度が変動すると、振動が変化することがある。空調機を備えることで、一定の温度のもとで乗り心地の評価ができる。この装置2では、精度よくラグ付タイヤ4の乗り心地が評価できる。
走行時にタイヤ4に生ずる横力を評価するには、図1及び2に示されるように、ロードセル12を使用するのが好ましい。例えば、走行板6を左右方向にスライド可能として、加速度計や変位計で左右方向の振動を計測する方法も考えられる。この方法では、走行板6が左右方向に流れることが起こりうる。ロードセル12で走行板6に負荷される横力を計測することにより、走行板6が左右方向に流れることが防止されている。この方法では、タイヤ4に生ずる横力が、走行板6を介して精度良く測定しうる。この装置2では、精度よくラグ付タイヤ4の乗り心地が評価できる。
以下、実施例によって本発明の効果が明らかにされるが、この実施例の記載に基づいて本発明が限定的に解釈されるべきではない。
図1及び3に示された構成を備えた評価装置で、ラグ付タイヤの評価を行った。タイヤのサイズは、13.8−28−AT50である。この装置の錘には、加速度センサーと変位センサーが取り付けられている。この錘により、タイヤには、5kNの縦荷重が負荷された。走行板をスライドさせることにより、タイヤを時速1km/hの速度で走行板上を走行させた。図4(a)に、変位センサーにより測定された上下方向の変位が示されている。図4(b)に、加速度センサーにより測定された上下方向の加速度が示されている。図4(c)に、ロードセルにより測定された横力が示されている。
図4(a)−(c)に示されるように、この装置では、他のタイヤのラグが接地するタイミングの影響を受けずに、タイヤの上下方向の変位及び加速度、並びにタイヤに負荷される横力が測定されている。この評価結果から、本発明の優位性は明らかである。
本発明に係る評価装置は、種々の農業車両用及び軽土木建設車両用のラグ付タイヤの評価に使用されうる。
2・・・試験装置
4・・・タイヤ
6・・・走行板
8・・・ガイド板
10・・・第一リニアガイド
12・・・ロードセル
14・・・台座
16・・・第二リニアガイド
18・・・枠
20・・・取付部
22・・・ベアリング
24・・・シャフト
26・・・荷重負荷器
28・・・センサー
30・・・走行面
32、34・・・レール
36・・・支柱
38・・・上板
40・・・アーム
42・・・天井部
44・・・錘
50・・・トレッド
52・・・トレッド面
54・・・本体
56・・・ラグ
58・・・ラグ底

Claims (5)

  1. そのトレッドが、本体とこの本体から外側方向に突出したラグとを備えるラグ付タイヤの試験装置であって、
    上記タイヤがその上を走行する走行板、上記タイヤが回転可能に取り付けられ上下方向にスライド可能な取付部、上記タイヤに所望の縦荷重を負荷するための荷重負荷器上記タイヤの上下方向の変位又は加速度が検知できるセンサー、シャフト及びこのシャフトの両端に脱着可能に取り付けられた一対のベアリングを備え、
    上記ベアリングにより上記シャフトがその軸の周りに回転可能となっており、
    上記ベアリングが上記取付部に脱着可能に取り付けられており、
    上記タイヤを上記シャフトに取り付けることで、上記シャフトと上記ベアリングとを介して、上記タイヤが上記取付部に回転可能に取り付けられるラグ付タイヤの試験装置。
  2. 上記タイヤから上記走行板に負荷される横力を計測するロードセルをさらに備えた請求項1に記載のラグ付タイヤの試験装置。
  3. 台座及びリニアガイドをさらに備え、このリニアガイドに案内されて上記走行板がこの台座上をスライドすることで、上記タイヤが上記走行板上を走行する請求項1又は2に記載のラグ付タイヤの試験装置。
  4. 上記荷重負荷器が錘である請求項1から3のいずれかに記載のラグ付タイヤの試験装置。
  5. 試験時の環境温度を調整できる空調機をさらに備える請求項1からのいずれかに記載のラグ付タイヤの試験装置。
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