JP6921560B2 - 情報処理装置およびプログラム - Google Patents

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Description

本発明は、船舶の燃料消費量に関する情報を把握するための技術に関する。
船舶の燃料消費量を把握するための技術を記載した特許文献として、例えば特許文献1がある。特許文献1には、パルス発信式流量計により計測した燃料の流量から推進機関の瞬時燃料消費量を求め、瞬時燃料消費量に基づく燃料消費量の経時変化や積算量を表示する燃料消費モニタリングシステムが記載されている。
特開2015−85924号公報
船舶の航海期間における燃料消費量に関する情報を把握したい、というニーズがある。例えば、複数の港間航路の各々に関し、それらの港間航路の航海中の燃料消費量に関する情報を把握したい場合がある。航海期間以外の期間(例えば、船舶が停泊している期間、船舶が曳航されている期間等)においては、船舶の主機は停止されていても、発電用機関等の補機により燃料が消費される。つまり、船舶の燃料消費量の総量には、航海中の燃料消費量に加えて、主機が停止された状態における燃料消費量も含まれている。従って、航海期間における燃料消費量に関する情報を正しく把握するためには、航海期間における燃料消費量を、航海期間以外の期間における燃料消費量から区別する必要がある。
特許文献1に記載の燃料消費モニタリングシステムによる場合、航海期間における燃料消費量と航海期間以外の期間における燃料消費量が区別されることはない。従って、特許文献1に記載の燃料消費モニタリングシステムによる場合、船舶の航海期間における燃料消費量に関する情報を正しく把握することができない。
上記の事情に鑑み、本発明は、船舶の航海期間における燃料消費量に関する情報を把握可能とする手段を提供することを目的とする。
本発明は、第1の態様として、船舶の燃料消費量を示す燃料消費量データを取得し、前記船舶の航路上の港の各々に関する入港時刻を示す入港時刻データおよび出港時刻を示す出港時刻データを取得し、前記船舶の推進機関を制御するための制御信号、前記船舶の推進機関の回転数を示す回転数データ、前記船舶の推進機関に供給される燃料の流量を示す流量データ、前記船舶の位置を示す位置データおよび前記船舶の速度を示す速度データのうちの1以上を取得する取得手段と、前記入港時刻データと前記出港時刻データに基づき、前記船舶の航海期間の開始タイミングおよび終了タイミングを特定する特定手段と、前記取得手段により取得された燃料消費量データが示す燃料消費量のうち、前記開始タイミングから前記終了タイミングまでの航海期間における燃料消費量に関する情報を出力する出力手段と、前記制御信号、前記回転数データ、前記流量データ、前記位置データおよび前記速度データのうちの1以上に基づき前記開始タイミングを推定し、推定した前記開始タイミングから所定時間が経過しても前記取得手段により前記出港時刻データが取得されない場合、または、前記制御信号、前記回転数データ、前記流量データ、前記位置データおよび前記速度データのうちの1以上に基づき前記終了タイミングを推定し、推定した前記終了タイミングから所定時間が経過しても前記取得手段により前記入港時刻データが取得されない場合、警報を発する警報手段とを備える情報処理装置を第1の態様として提案する。
本発明の第1の態様に係る情報処理装置によれば、ユーザが入港時刻データまたは出港時刻データの入力を失念することが防止される
また、本発明は、第2の態様として、船舶の燃料消費量を示す燃料消費量データを取得し、前記船舶の推進機関を制御するための制御信号、前記船舶の推進機関の回転数を示す回転数データ、前記船舶の推進機関に供給される燃料の流量を示す流量データ、前記船舶の位置を示す位置データおよび前記船舶の速度を示す速度データのうちの1以上を取得する取得手段と、前記船舶の航海期間の開始タイミングを示す開始操作および前記船舶の航海期間の終了タイミングを示す終了操作を受け付ける操作手段と、前記開始操作が行われたタイミングおよび前記終了操作が行われたタイミングに基づき、前記開始タイミングおよび前記終了タイミングを特定する特定手段と、前記取得手段により取得された燃料消費量データが示す燃料消費量のうち、前記開始タイミングから前記終了タイミングまでの航海期間における燃料消費量に関する情報を出力する出力手段と、前記制御信号、前記回転数データ、前記流量データ、前記位置データおよび前記速度データのうちの1以上に基づき前記開始タイミングを推定し、推定した前記開始タイミングから所定時間が経過しても前記操作手段により前記開始操作が受け付けられない場合、または、前記制御信号、前記回転数データ、前記流量データ、前記位置データおよび前記速度データのうちの1以上に基づき前記終了タイミングを推定し、推定した前記終了タイミングから所定時間が経過しても前記操作手段により前記終了操作が受け付けられない場合、警報を発する警報手段とを備える情報処理装置を提案する
本発明の第2の態様に係る情報処理装置によれば、ユーザが開始操作および終了操作を行うことを失念することが防止される
また、本発明は、第3の態様として、船舶の燃料消費量を示す燃料消費量データと、前記船舶の航行距離を示す航行距離データと、前記船舶の喫水を示す喫水データと、前記船舶に積載されているバラスト水の量を示すバラスト水量データと、前記船舶に積載されている燃料の量を示す燃料量データとを取得し、前記喫水データが示す喫水に応じた排水量から、前記バラスト水量データが示すバラスト水の量と前記燃料量データが示す燃料の量と前記船舶の軽荷排水量とを減算した量を示すデータを前記船舶に積載された貨物の量を示す積載量データとして生成することにより取得する取得手段と、前記船舶の航海期間の開始タイミングおよび終了タイミングを特定する特定手段と、前記取得手段により取得された燃料消費量データが示す燃料消費量のうち、前記開始タイミングから前記終了タイミングまでの航海期間における前記積載量データと前記航行距離データと前記燃料消費量データとを用いて算出した単位積載量単位距離当たり燃料消費量に関する情報を出力する出力手段とを備える情報処理装置を提案する
本発明の第3の態様に係る情報処理装置によれば、船舶の喫水、バラスト水の量、燃料の量を用いて算出された貨物の量を考慮した燃料消費量の評価が可能となる。
本発明の第3の態様において、前記取得手段は、前記船舶の推進機関を制御するための制御信号を取得し、前記特定手段は、前記制御信号に基づき前記特定を行う、という構成が第の態様として採用されてもよい。
本発明の第3または第4の態様において前記取得手段は、前記船舶の推進機関の回転数を示す回転数データを取得し、前記特定手段は、前記回転数データに基づき前記特定を行う、という構成が第5の態様として採用されてもよい。
本発明の第3乃至第5のいずれかの態様において、前記取得手段は、前記船舶の推進機関に供給される燃料の流量を示す流量データを取得し、前記特定手段は、前記流量データに基づき前記特定を行う、という構成が第の態様として採用されてもよい。
本発明の第3乃至第6のいずれかの態様において、前記取得手段は、前記船舶の位置を示す位置データを取得し、前記特定手段は、前記位置データに基づき前記特定を行う、という構成が第7の態様として採用されてもよい。
本発明の第3乃至第7のいずれかの態様において、前記取得手段は、前記船舶の速度を示す速度データを取得し、前記特定手段は、前記速度データに基づき前記特定を行う、という構成が第8の態様として採用されてもよい。
本発明の第4乃至第8のいずれかの態様に係る情報処理装置によれば、ユーザの操作によらず航海期間が特定される
本発明の第3の態様において、前記取得手段は、前記船舶の航路上の港の各々に関する入港時刻を示す入港時刻データおよび出港時刻を示す出港時刻データを取得し、前記特定手段は、前記入港時刻データと前記出港時刻データに基づき前記特定を行う、という構成が第9の態様として採用されてもよい。
本発明の第9の態様に係る情報処理装置によれば、ユーザは入港時刻データおよび出港時刻データを入力することにより、航海期間を指定することができる。
本発明の第3の態様において、前記開始タイミングを示す開始操作および前記終了タイミングを示す終了操作を受け付ける操作手段を備え、前記特定手段は、前記開始操作が行われたタイミングおよび前記終了操作が行われたタイミングに基づき前記特定を行う、という構成が第10の態様として採用されてもよい。
本発明の第10の態様に係る情報処理装置によれば、ユーザは開始操作および終了操作を行うことにより、航海期間を指定することができる

本発明の第1または第2の態様において、前記取得手段は、前記船舶に積載された積載物の量を示す積載量データと、前記船舶の航行距離を示す航行距離データとを取得し、前記出力手段は、前記積載量データと前記航行距離データと前記燃料消費量データとを用いて算出した単位積載量単位距離当たり燃料消費量に関する前記情報を出力する、という構成が第11の態様として採用されてもよい。
本発明の第11の態様に係る情報処理装置によれば、積載物の量および輸送距離を考慮した船舶の燃料消費量の評価が可能となる。
本発明の第11の態様において、前記積載量データは、貨物の量を示す、という構成が第12の態様として採用されてもよい。
本発明の第12の態様に係る情報処理装置によれば、船舶に積載されている貨物の量を考慮した燃料消費量の評価が可能となる。
本発明の第3乃至第12のいずれかの態様において、前記出力手段は、前記単位積載量単位距離当たり燃料消費量を用いて算出した単位積載量単位距離当たり二酸化炭素排出量を含む前記情報を出力する、という構成が第13の態様として採用されてもよい。
本発明の第13の態様に係る情報処理装置によれば、積載物の量および輸送距離を考慮した船舶の二酸化炭素排出量の評価が可能となる。
また、本発明は、第14の態様として、コンピュータに、船舶の燃料消費量を示す燃料消費量データを取得し、前記船舶の航路上の港の各々に関する入港時刻を示す入港時刻データおよび出港時刻を示す出港時刻データを取得し、前記船舶の推進機関を制御するための制御信号、前記船舶の推進機関の回転数を示す回転数データ、前記船舶の推進機関に供給される燃料の流量を示す流量データ、前記船舶の位置を示す位置データおよび前記船舶の速度を示す速度データのうちの1以上を取得する処理と、前記入港時刻データと前記出港時刻データに基づき、前記船舶の航海期間の開始タイミングおよび終了タイミングを特定する処理と、取得した燃料消費量データが示す燃料消費量のうち、前記開始タイミングから前記終了タイミングまでの航海期間における燃料消費量に関する情報を出力する処理と、前記制御信号、前記回転数データ、前記流量データ、前記位置データおよび前記速度データのうちの1以上に基づき前記開始タイミングを推定し、推定した前記開始タイミングから所定時間が経過しても前記出港時刻データが取得されない場合、または、前記制御信号、前記回転数データ、前記流量データ、前記位置データおよび前記速度データのうちの1以上に基づき前記終了タイミングを推定し、推定した前記終了タイミングから所定時間が経過しても前記入港時刻データが取得されない場合、警報を発する処理とを実行させるためのプログラムを提案する。
また、本発明は、第15の態様として、コンピュータに、船舶の燃料消費量を示す燃料消費量データを取得し、前記船舶の推進機関を制御するための制御信号、前記船舶の推進機関の回転数を示す回転数データ、前記船舶の推進機関に供給される燃料の流量を示す流量データ、前記船舶の位置を示す位置データおよび前記船舶の速度を示す速度データのうちの1以上を取得する処理と、前記船舶の航海期間の開始タイミングを示す開始操作および前記船舶の航海期間の終了タイミングを示す終了操作を受け付ける処理と、前記開始操作が行われたタイミングおよび前記終了操作が行われたタイミングに基づき、前記開始タイミングおよび前記終了タイミングを特定する処理と、取得した燃料消費量データが示す燃料消費量のうち、前記開始タイミングから前記終了タイミングまでの航海期間における燃料消費量に関する情報を出力する処理と、前記制御信号、前記回転数データ、前記流量データ、前記位置データおよび前記速度データのうちの1以上に基づき前記開始タイミングを推定し、推定した前記開始タイミングから所定時間が経過しても前記開始操作が受け付けられない場合、または、前記制御信号、前記回転数データ、前記流量データ、前記位置データおよび前記速度データのうちの1以上に基づき前記終了タイミングを推定し、推定した前記終了タイミングから所定時間が経過しても前記終了操作が受け付けられない場合、警報を発する処理とを実行させるためのプログラムを提案する。
また、本発明は、第16の態様として、コンピュータに、船舶の燃料消費量を示す燃料消費量データと、前記船舶の航行距離を示す航行距離データと、前記船舶の喫水を示す喫水データと、前記船舶に積載されているバラスト水の量を示すバラスト水量データと、前記船舶に積載されている燃料の量を示す燃料量データとを取得し、前記喫水データが示す喫水に応じた排水量から、前記バラスト水量データが示すバラスト水の量と前記燃料量データが示す燃料の量と前記船舶の軽荷排水量とを減算した量を示すデータを前記船舶に積載された貨物の量を示す積載量データとして生成することにより取得する処理と、前記船舶の航海期間の開始タイミングおよび終了タイミングを特定する処理と、取得した燃料消費量データが示す燃料消費量のうち、前記開始タイミングから前記終了タイミングまでの航海期間における燃料消費量に関する前記積載量データと前記航行距離データと前記燃料消費量データとを用いて算出した単位積載量単位距離当たり燃料消費量に関する情報を出力する処理とを実行させるためのプログラムを提案する。
本発明の第14の態様に係るプログラムによれば、コンピュータにより、本発明の第1の態様に係る情報処理装置が実現される。
本発明の第15の態様に係るプログラムによれば、コンピュータにより、本発明の第2の態様に係る情報処理装置が実現される。
本発明の第16の態様に係るプログラムによれば、コンピュータにより、本発明の第3の態様に係る情報処理装置が実現される。
本発明によれば、船舶の航海期間における燃料消費量に関する情報を把握可能とする手段が提供される。
燃料消費量の経時変化を示す図。 一実施形態に係る情報処理装置が搭載された船舶の構成を示す図。 一実施形態に係る情報処理装置のハードウェア構成を示すブロック図。 一実施形態に係る情報処理装置の機能構成を示すブロック図。 一実施形態に係る情報処理装置または表示装置により表示される画面を示した図。 一実施形態に係る情報処理装置または表示装置により表示される画面を示した図。 一実施形態に係る情報処理装置に記憶される入出港時刻テーブルを示す図。 一実施形態に係る情報処理装置が行う処理の流れ図。 一実施形態に係る情報処理装置が行う処理の流れ図。 一実施形態に係る情報処理装置が行う処理の流れ図。 一変形例に係る情報処理装置が行う処理の流れ図。
まず、航海期間における燃料消費量について説明する。図1は、燃料消費量の経時変化を示す図である。横軸は時間であり、縦軸は燃料消費量である。期間T1およびT3は、主機が停止されている期間である。主機が停止されている期間には、例えば、船舶が停泊している期間、船舶が曳航されている期間等が含まれる。期間T2は、主機を始動して航海を開始してから、主機を停止して航海を終了するまでの期間である。以下、期間T2を航海期間と呼ぶ。航海期間以外の期間においては、船舶の主機は停止されているが、発電用機関等の補機により燃料が消費される。
従来、船舶の燃料消費量として把握されているものは、公開期間中であるか否かの区別のない燃料消費量の総量である。すなわち、期間T1、T2およびT3における燃料消費量が区別無く合算された量が船舶の燃料消費量として把握されている。本実施形態は、航海期間における燃料消費量と航海期間以外の期間における燃料消費量とを区別し、航海期間における燃料消費量を正しく把握可能とする手段を提供する。
図2は、本発明の一実施形態に係る情報処理装置1が搭載された船舶3の構成を示す図である。船舶3は、例えば貨物船である。船舶3の主な構成要素は、船体30、船橋31、機関制御室32、推進機関33、シャフト34、プロペラ35、燃料タンク36、燃料配管37、制御装置38、ガバナ39、バラスト水タンク40、流量計41、回転計42、喫水計43、温度計44、液位計45、温度計46、液位計47および衛星航法システム48である。
情報処理装置1は船橋31に配置されている。また、機関制御室32には情報処理装置1に表示される画面と同様の画面を表示するとともにユーザの操作を受け付けるタッチディスプレイ2が配置されている。
推進機関33はシャフト34を駆動してプロペラ35を回転させることにより推進力を発生させる。制御装置38は、例えばテレグラフであり、推進機関33の始動、停止等の動作を制御する。燃料タンク36は燃料を収容し、燃料配管37は燃料タンク36から推進機関33への燃料の供給経路を形成する。ガバナ39は、情報処理装置1から出力された指示データに基づいて推進機関33における燃料の噴射量を調整することにより、推進機関33の回転数を制御する。
流量計41は、燃料配管37内を移動する燃料の流量(体積)を計測して、計測した流量を表す流量データを所定の時間間隔で出力する。回転計42は、推進機関33の回転数(単位時間当たり回転数)を計測して、計測した回転数を表す回転数データを所定の時間間隔で出力する。
喫水計43は、船舶3の喫水を計測して、計測した喫水を示す喫水データを所定の時間間隔で出力する。温度計44は、燃料配管37内を移動する燃料の温度を計測して、計測した温度を表す温度データを所定の時間間隔で出力する。液位計45は、燃料タンク36に収容されている燃料の液位を計測して、計測した液位を示す燃料液位データを所定の時間間隔で出力する。温度計46は、燃料タンク36内に収容されている燃料の温度を計測して、計測した温度を表す温度データを所定の時間間隔で出力する。液位計47は、バラスト水タンク40に収容されているバラスト水の液位を計測して、計測した液位を示すバラスト水液位データを所定の時間間隔で出力する。衛星航法システム48は船舶3の所定位置に配置されたアンテナにより複数の航法衛星から送信される航法信号を受信し、受信した航法信号を用いてアンテナの位置(緯度経度)を算出し、算出した位置を示す位置データを所定の時間間隔で出力する。
図3は、情報処理装置1のハードウェア構成を示すブロック図である。情報処理装置1は、船舶3の燃料消費量に関する情報を出力する装置である。情報処理装置1のハードウェア構成は一般的なコンピュータのハードウェア構成であり、演算部11、記憶部12、入出力IF(Interface)部13およびUI(User Interface)部14を備える。
記憶部12は、例えばハードディスクドライブ等の記憶装置を備え、プログラムやデータを記憶する。演算部11は、プロセッサとデータ処理におけるワークエリアとして用いられるメモリを備え、記憶部12に記憶されたプログラムに従い各種データ処理を実行する。
入出力IF部13には、制御装置38、ガバナ39、流量計41、回転計42、喫水計43、温度計44、液位計45、温度計46、液位計47、衛星航法システム48およびタッチディスプレイ2が接続される。演算部11は、入出力IF部13を介して流量計41から流量データを受信し、受信時刻(計測時刻を示す)と対応付けて流量データを記憶部12に記憶させる。また、演算部11は、入出力IF部13を介して回転計42から回転数データを受信し、受信時刻(計測時刻を示す)と対応付けて回転数データを記憶部12に記憶させる。また、演算部11は、入出力IF部13を介して喫水計43から喫水データを受信し、受信時刻(計測時刻を示す)と対応付けて喫水データを記憶部12に記憶させる。
また、演算部11は、入出力IF部13を介して温度計44から燃料配管内の燃料の温度を示す温度データを受信し、受信時刻(計測時刻を示す)と対応付けて温度データを記憶部12に記憶させる。また、演算部11は、入出力IF部13を介して液位計45から燃料液位データを受信し、受信時刻(計測時刻を示す)と対応付けて燃料液位データを記憶部12に記憶させる。また、演算部11は、入出力IF部13を介して温度計46から燃料タンク内の燃料の温度を示す温度データを受信し、受信時刻(計測時刻を示す)と対応付けて温度データを記憶部12に記憶させる。また、演算部11は、入出力IF部13を介して液位計47からバラスト水液位データを受信し、受信時刻(計測時刻を示す)と対応付けてバラスト水液位データを記憶部12に記憶させる。また、演算部11は、入出力IF部13を介して衛星航法システム48から位置データを受信し、受信時刻(計測時刻を示す)と対応付けて位置データを記憶部12に記憶させる。
UI部14は、例えばタッチディスプレイを備え、各種情報を表示するとともに、ユーザによる操作を受け付ける。なお、UI部14が情報処理装置1の本体から分離された装置として構成され、入出力IF部13にUI部14が接続されてもよい。演算部11は、ユーザによる操作に応じて制御装置38およびガバナ39に対する動作指示を示す指示データを生成し、入出力IF部13を介して制御装置38およびガバナ39に指示データを送信する。また、演算部11は、制御装置38が推進機関33に対し行う始動、停止等の制御を示す制御信号を、入出力IF部13を介して制御装置38から受信し、受信時刻(計測時刻を示す)と対応付けて位置データを記憶部12に記憶させる。
図4は、情報処理装置1の機能構成を示すブロック図である。同図に示される構成部は、演算部11が記憶部12に記憶されているプログラムに従ったデータ処理を行うことにより実現される。以下に図4に示す構成部を説明する。
取得手段51は各種データを取得する。取得手段51が取得するデータには、船舶3の積載量、すなわち船舶3の積載物の量を示す積載量データが含まれる。本実施形態においては、取得手段51は記憶部12から喫水データを読み出し、読み出した喫水データが示す喫水に応じた排水量から船舶3の軽荷排水量を減算した量を示す積載量データを生成することにより、積載量データを取得する。従って、本実施形態における積載量データが示す積載量は一般に載貨重量と呼ばれる量である。載貨重量の主要な内訳は貨物の重量、バラスト水の重量および燃料の重量であるが、載貨重量には清水、ビルジ、乗組員等の重量も含まれる。
また、取得手段51が取得するデータには、船舶3の航行距離を示す航行距離データが含まれる。本実施形態においては、取得手段51は記憶部12から位置データを読み出し、読み出した位置データが示す位置を時系列順に結んだ経路の距離を示す航行距離データを生成することにより、航行距離データを取得する。
また、取得手段51が取得するデータには、船舶3の燃料消費量を示す燃料消費量データが含まれる。本実施形態においては、取得手段51は記憶部12から流量データと温度データ(燃料配管内の燃料の温度を示す温度データ)を読み出し、読み出した流量データが示す燃料の流量(体積)に、読み出した温度データが示す温度に応じた燃料の密度を乗じて算出される燃料の重量の累計を示す燃料消費量データを生成することにより、燃料消費量データを取得する。
また、取得手段51が取得するデータには、推進機関33を制御するための制御信号が含まれる。本実施形態においては、取得手段51は制御装置38が推進機関33に出力する制御信号と同じ信号を制御装置38から取得する。
算出手段52は、取得手段51により取得される積載量データと、航行距離データと、燃料消費量データとを用いて、単位積載量単位距離当たり燃料消費量を算出する。本願において「単位積載量単位距離当たり燃料消費量」とは、単位量の積載物を単位距離だけ輸送するために要した燃料消費量を意味する。単位積載量単位距離当たり燃料消費量の単位は、例えば「ton/(ton・mile)」である。
出力手段53は、算出手段52により算出される単位積載量単位距離当たり燃料消費量に関する情報(燃料消費量に関する情報の一例)を出力する。本実施形態においては、出力手段53は単位積載量単位距離当たり燃料消費量を示すデータを、その時点の時刻(計測時刻を示す)と対応付けて記憶部12に出力する。記憶部12は、出力手段53により出力されるデータを記憶する。
表示手段54は、出力手段53により出力された単位積載量単位距離当たり燃料消費量に関する情報を示す画面をUI部14とタッチディスプレイ2に表示させる。本実施形態においては、表示手段54は、出力手段53により出力され、記憶部12に記憶された単位積載量単位距離当たり燃料消費量を示すデータを読み出し、読み出したデータが示す単位積載量単位距離当たり燃料消費量を含む情報を示す画面(後述の図5)をUI部14とタッチディスプレイ2に表示させる。
操作手段55は、ユーザによる操作を受け付ける。指示手段56は、操作手段55により受け付けられた操作に応じた動作を指示する指示データを制御装置38およびガバナ39に出力する。
特定手段57は、船舶3の航海期間の開始タイミングおよび終了タイミングを特定する。出力手段53は、取得手段51により取得された燃料消費量データが示す燃料消費量のうち、特定手段57により特定された開始タイミングから終了タイミングまでの航海期間における燃料消費量に関する情報を出力する。
警報手段58は、推進機関33を制御するための制御信号に基づき船舶3の航海期間の開始タイミングおよび終了タイミングを推定し、推定した開始タイミングまたは終了タイミングから所定時間が経過してもユーザによる所定の操作が行われない場合、警報を発する。
図5は、UI部14とタッチディスプレイ2に表示されるメイン画面を示す図である。メイン画面には、仮想的な操作子として、「推進機関:始動」と表示された操作子61と、「推進機関:停止」と表示された操作子62が配置されている。ユーザにより操作子61に対する操作が行われると、指示手段56は、推進機関33の始動を指示する指示データを制御装置38に、また、燃料の噴射の開始を指示する指示データをガバナ39に送信する。一方、ユーザにより操作子62に対する操作が行われると、指示手段56は、推進機関33の停止を指示する指示データを制御装置38に、また、燃料の噴射の終了を指示する指示データをガバナ39に送信する。
また、メイン画面には、仮想的な操作子として、「航海期間自動特定」と表示された操作子63、「航海期間手動特定」と表示された操作子64、「航海開始」と表示された操作子65、「航海終了」と表示された操作子66、「燃料消費量画面へ」と表示された操作子67が配置されている。操作子63と操作子64は択一的に選択可能であり、選択されている操作子は表示態様により選択されていない操作子と区別される。操作子63が選択された状態においては、操作子65(航海開始)と操作子66(航海終了)に対する操作は無効となる。
操作子63(航海期間自動特定)が選択された状態において、特定手段57は、推進機関33を制御するための制御信号に基づき船舶3の航海期間の開始タイミングおよび終了タイミングの特定を行う。
具体的には、制御装置38は情報処理装置1からの指示データに従い推進機関33に対し始動の制御を行うための制御信号を出力する際、同じ制御信号を情報処理装置1に対しても出力する。特定手段57は、制御装置38から出力された推進機関33の始動の制御を行うための制御信号(例えば、「Stand by」)が情報処理装置1により取得されたタイミングを、船舶3の航海期間の開始タイミングとして特定する。
なお、特定手段57は、補機の動作状態と推進機関の動作状態の組み合わせに基づき航海期間の開始タイミングを特定してもよい。例えば、補機が動作している状態で制御装置38から出力された推進機関33の始動の制御を行うための制御信号が情報処理装置1により取得されたタイミングが、船舶3の航海期間の開始タイミングとして特定されてもよい。
また、制御装置38は情報処理装置1からの指示データに従い推進機関33に対し停止の制御を行うための制御信号を出力する際、同じ制御信号を情報処理装置1に対しても出力する。特定手段57は、制御装置38から出力された推進機関33の停止の制御を行うための制御信号(例えば、「Finished with engine」)が情報処理装置1により取得されたタイミングを、船舶3の航海期間の終了タイミングとして特定する。
なお、特定手段57は、補機の動作状態と推進機関の動作状態の組み合わせに基づき航海期間の終了タイミングを特定してもよい。例えば、補機が動作している状態で制御装置38から出力された推進機関33の停止の制御を行うための制御信号が情報処理装置1により取得されたタイミングが、船舶3の航海期間の終了タイミングとして特定されてもよい。
操作子64(航海期間手動特定)が選択された状態において、ユーザは船舶3が航海を開始するタイミング(例えば、船舶3が港を出発するタイミング)で、操作子65(航海開始)に対する操作(以下、「開始操作」という)を行い、船舶3が航海を終了するタイミング(例えば、船舶3が港に到着するタイミング)で、操作子66(航海終了)に対する操作(以下、「終了操作」という)を行う。開始操作は、航海期間の開始タイミングを示す操作であり、終了操作は航海期間の終了タイミングを示す操作である。
特定手段57は、開始操作が行われたタイミングを、船舶3の航海期間の開始タイミングとして特定し、終了操作が行われたタイミングを、船舶3の航海期間の終了タイミングとして特定する。
ユーザにより操作子67(燃料消費量画面へ)に対する操作が行われると、UI部14とタッチディスプレイ2には以下に説明する燃料消費量画面が表示される。
図6は燃料消費量画面を示す図である。なお、同図中の「#」は数字を示す。燃料消費量画面には、仮想的な操作子として、「回転数の設定」と表示された操作子71、「燃料消費量の設定」と表示された操作子72、「入出港時刻の入力」と表示された操作子73、テンキー74、および「メイン画面へ」と表示された操作子75が配置される。
ユーザにより操作子71に対する操作が行われると、テンキー74による回転数の設定が受け付けられる。指示手段56は、入出力IF部13を介して、ユーザにより設定された回転数で推進機関33を運転するための動作指示を示す指示データをガバナ39に送信する。ガバナ39は、当該指示データが示す動作指示に従い、ユーザにより設定された回転数で推進機関33が運転するように、推進機関33における燃料の噴射量を調整する。
ユーザにより操作子72に対する操作が行われると、テンキー74による燃料消費量(単位時間当たり燃料消費量)の設定が受け付けられる。指示手段56は、入出力IF部13を介して、設定された燃料消費量で推進機関33を運転するための動作指示を示す指示データをガバナ39に送信する。ガバナ39は、当該指示データが示す動作指示に従い、ユーザにより設定された燃料消費量となるように、推進機関33における燃料の噴射量を調整する。
なお、燃料消費量画面において、回転数が設定された場合には燃料消費量の設定は無効となり、燃料消費量が設定された場合には回転数の設定は無効となる。
図7は、記憶部12に記憶されている入出港時刻テーブルを示す図である。入出港時刻テーブルには、船舶3の航路上の港の各々に応じたデータレコードが、航路上の順に格納されている。
ユーザにより操作子73に対する操作が行われると、入出港時刻テーブルの「港名」欄に格納されている港名が航路上の順でリスト表示される。ユーザによりリストからいずれかの港名が選択されると、選択された港の入港時刻および出港時刻のいずれかの選択が受け付けられる。ユーザにより入港時刻および出港時刻のいずれかが選択されると、テンキー74による時刻(入港時刻または出港時刻)の入力が受け付けられる。受け付けられた時刻を示すデータは、入出港時刻テーブルに格納される。
燃料消費量画面(図6)の説明に戻る。燃料消費量画面の領域76には、推進機関33の現在の回転数が実測値として表示される。また、ユーザにより回転数が設定されている場合には、領域76にはユーザにより設定されている回転数も表示される。領域76に表示される回転数の実測値は、例えば、記憶部12に記憶されている最新の回転数データが示す回転数である。
燃料消費量画面の領域77には、推進機関33の現在の燃料消費量(単位時間当たり燃料消費量)が実測値として表示される。また、ユーザにより燃料消費量が設定されている場合には、領域77にはユーザにより設定されている燃料消費量も表示される。なお、図6は、ユーザにより回転数が設定され、領域77に燃料消費量の設定値が表示されない場合を例示している。領域77に表示される燃料消費量の実測値は、例えば、記憶部12に記憶されている直近の単位時間の期間内の時刻に対応付けて記憶されている流量データが示す流量(体積)と温度データ(燃料配管内の燃料の温度を示す温度データ)が示す温度に応じた燃料の密度を乗じて算出される燃料の重量の累計値(例えば、1分間当たりの重量(キログラム)を1時間当たりの重量(トン)に換算したもの)である。
燃料消費量画面の領域78には、船舶3の現在の航海における積載量(載貨重量)と、現在の航海における単位積載量単位距離当たり燃料消費量が表示される。また、燃料消費量画面の領域79には、船舶3の現在の航海における過去の単位積載量単位距離当たり燃料消費量の経時変化を示すグラフが表示される。
操作子75(メイン画面へ)に対する操作が行われると、UI部14とタッチディスプレイ2には図5に示すメイン画面が表示される。
図8は、メイン画面(図5)の操作子63(航海期間自動特定)が選択されている場合に、情報処理装置1が燃料消費量画面(図6)に航海期間における情報を表示するために行う処理の流れ図である。以下に図8に示される処理の流れを説明する。
通常、情報処理装置1は船舶3が停泊中に起動される。情報処理装置1が起動した後の初期状態において、特定手段57は、船舶3が航海中であるか否かを示すフラグ(以下、「航海中フラグ」という)に初期値0を設定する(ステップS101)。航海中フラグには、船舶3が航海中であれば1、航海中でなければ0が設定される。
続いて、特定手段57は制御装置38から推進機関33の始動を制御するための制御信号が取得されたか否かを監視する(ステップS102)。制御装置38から推進機関33の始動を制御するための制御信号が取得された場合(ステップS102:YES)、特定手段57は当該制御信号が取得されたタイミングを航海期間の開始タイミングとして特定し、航海中フラグに1を設定する(ステップS103)。その後、情報処理装置1は燃料消費量画面の継続的な更新を行う(ステップS104)。すなわち、出力手段53は、継続的に情報が更新される燃料消費量画面の出力を開始する。
続いて、特定手段57は制御装置38から推進機関33の停止を制御するための制御信号が取得されたか否かを監視する(ステップS105)。制御装置38から推進機関33の停止を制御するための制御信号が取得された場合(ステップS105:YES)、特定手段57は当該制御信号が取得されたタイミングを航海期間の終了タイミングとして特定し、航海中フラグに0を設定する(ステップS106)。その後、情報処理装置1は燃料消費量画面の更新を停止する(ステップS107)。すなわち、出力手段53は、領域76、領域77、領域78および領域79に実質的な情報を含まない燃料消費量画面の出力を開始する。その後、情報処理装置1はステップS102以降の処理を繰り返す。
図9は、メイン画面(図5)の操作子64(航海期間手動特定)が選択されている場合に、情報処理装置1が燃料消費量画面(図6)に航海期間における情報を表示するために行う処理の流れ図である。以下に図9に示される処理の流れを説明する。
情報処理装置1が起動した後の初期状態において、特定手段57は航海中フラグに初期値0を設定する(ステップS201)。続いて、特定手段57はユーザによりメイン画面(図5)の操作子65(航海開始)に対する操作(開始操作)が行われたか否かを監視する(ステップS202)。ユーザにより開始操作が行われた場合(ステップS202:YES)、特定手段57は当該開始操作が行われたタイミングを航海期間の開始タイミングとして特定し、航海中フラグに1を設定する(ステップS203)。その後、情報処理装置1は燃料消費量画面の継続的な更新を行う(ステップS204)。すなわち、出力手段53は、継続的に情報が更新される燃料消費量画面の出力を開始する。
ステップS202およびステップS203の処理と並行して、警報手段58は制御装置38から推進機関33の始動を制御するための制御信号が取得されたか否かを監視する(ステップS301)。制御装置38から推進機関33の始動を制御するための制御信号が取得された場合(ステップS301:YES)、警報手段58は当該制御信号が取得されたタイミングを航海期間の開始タイミングと推定し、続いて、所定時間が経過するまで待機する(ステップS302)。
制御装置38から推進機関33の始動を制御するための制御信号が取得された後、所定時間が経過すると(ステップS302:YES)、警報手段58は表示手段54を介して、例えば「航海が開始したようです。「航海開始」ボタンを操作して下さい。」といった警報の表示をUI部14とタッチディスプレイ2に指示する。その結果、UI部14とタッチディスプレイ2には、警報の表示が行われる。そのため、ユーザは船舶3の航海が開始したが開始操作を行うことを失念していても、UI部14またはタッチディスプレイ2に表示される警報を見て開始操作を行うべきであることに気付くことができる。
ステップS303の処理の後、情報処理装置1はステップS202以降の処理を行う。なお、ステップS303の処理が行われる前にステップS203の処理が行われた場合は、情報処理装置1はステップS303の処理を行わずにステップS204以降の処理を行う。
ステップS204の処理に続いて、特定手段57は制御装置38から推進機関33の停止を制御するための制御信号が取得されたか否かを監視する(ステップS205)。制御装置38から推進機関33の停止を制御するための制御信号が取得された場合(ステップS205:YES)、特定手段57は当該制御信号が取得されたタイミングを航海期間の終了タイミングとして特定し、航海中フラグに0を設定する(ステップS206)。その後、情報処理装置1は燃料消費量画面の更新を停止する(ステップS207)。すなわち、出力手段53は、領域76、領域77、領域78および領域79に実質的な情報を含まない燃料消費量画面の出力を開始する。
ステップS205およびステップS206の処理と並行して、警報手段58は制御装置38から推進機関33の停止を制御するための制御信号が取得されたか否かを監視する(ステップS304)。制御装置38から推進機関33の停止を制御するための制御信号が取得された場合(ステップS304:YES)、警報手段58は当該制御信号が取得されたタイミングを航海期間の終了タイミングと推定し、続いて、所定時間が経過するまで待機する(ステップS305)。
制御装置38から推進機関33の停止を制御するための制御信号が取得された後、所定時間が経過すると(ステップS305:YES)、警報手段58は表示手段54を介して、例えば「航海が終了したようです。「航海終了」ボタンを操作して下さい。」といった警報の表示をUI部14とタッチディスプレイ2に指示する。その結果、UI部14とタッチディスプレイ2には、警報の表示が行われる。そのため、ユーザは船舶3の航海が終了したが終了操作を行うことを失念していても、UI部14またはタッチディスプレイ2に表示される警報を見て開始操作を行うべきであることに気付くことができる。
ステップS306の処理の後、情報処理装置1はステップS205以降の処理を行う。なお、ステップS306の処理が行われる前にステップS206の処理が行われた場合は、情報処理装置1はステップS306の処理を行わずにステップS207以降の処理を行う。
ステップS207の処理に続いて、情報処理装置1はステップS202以降の処理およびステップS301以降の処理を繰り返す。
図10は、情報処理装置1が燃料消費量画面に含まれる単位積載量単位距離当たり燃料消費量に関する情報を生成するために行う処理の流れ図である。図10の処理は、図8のステップS104の処理が行われた後、ステップS107の処理が行われるまでの期間、および、図9のステップS204の処理が行われた後、ステップS207の処理が行われるまでの期間に実行される。以下に図10に示される処理の流れを説明する。
取得手段51は、記憶部12から直近の過去の所定時間(例えば、1分間)の期間内の時刻に対応付けて記憶されている喫水データを読み出す(ステップS401)。
続いて、取得手段51は、読み出した喫水データが示す喫水の代表値(例えば、最新値、平均値、中央値等)を特定する(ステップS402)。続いて、取得手段51は、ステップS402において特定した喫水の代表値に応じた排水量(船舶3の現在の排水量)から、船舶3の軽荷排水量を減じて、船舶3の現在の積載量(載貨重量)を算出する(ステップS403)。なお、船舶3の軽荷排水量は、例えば船舶3の製造者により算出された定数であり、情報処理装置1に予め設定されている。
取得手段51は、ステップS403において算出した積載量を示す積載量データを生成し、例えばその時点の時刻(測定時刻を示す)に対応付けて記憶部12に記憶させる(ステップS404)。
ステップS401〜S404の処理と並行して、取得手段51は、記憶部12から直近の過去の所定時間(例えば、1分間)の期間内の時刻に対応付けて記憶されている位置データを読み出す(ステップS405)。続いて、取得手段51は、読み出した位置データが示す位置を時系列順に結んだ経路の距離を、直近の過去の所定時間における船舶3の航行距離を示す値として算出する(ステップS406)。
取得手段51は、ステップS406において算出した航行距離を示す航行距離データを生成し、例えばその時点の時刻(測定時刻を示す)に対応付けて記憶部12に記憶させる(ステップS407)。
ステップS401〜S407の処理と並行して、取得手段51は、記憶部12から直近の過去の所定時間(例えば、1分間)の期間内の時刻に対応付けて記憶されている流量データと温度データ(燃料配管内の燃料の温度を示す温度データ)を読み出す(ステップS408)。続いて、取得手段51は、読み出した流量データが示す流量(体積)に読み出した温度データが示す温度に応じた燃料の密度を乗じて算出される燃料の重量の累計値を、直近の過去の所定時間における船舶3の燃料消費量を示す値として算出する(ステップS409)。
取得手段51は、ステップS409において算出した燃料消費量を示す燃料消費量データを生成し、例えばその時点の時刻(測定時刻を示す)に対応付けて記憶部12に記憶させる(ステップS410)。
ステップS401〜S410の処理が完了すると、続いて、算出手段52は、ステップS410において生成された燃料消費量データが示す燃料消費量を、ステップS404において生成された積載量データが示す積載量とステップS407において生成された航行距離データが示す航行距離とを乗算した値で除算して、直近の過去の所定時間(例えば、1分間)の期間内の単位積載量単位距離当たり燃料消費量を算出する(ステップS411)。
算出手段52は、ステップS411において算出した単位積載量単位距離当たり燃料消費量を示すデータを生成する。算出手段52により生成された単位積載量単位距離当たり燃料消費量を示すデータは、出力手段53により、例えばその時点の時刻(測定時刻を示す)に対応付けて記憶部12に出力される。記憶部12は、出力手段53から出力されるデータを記憶する(ステップS412)。
燃料消費量画面(図6)の領域78に表示される単位積載量単位距離当たり燃料消費量は、上記のように記憶部12に記憶されてゆくデータのうち、特定手段57により特定された航海の開始タイミング以降のデータが示す単位積載量単位距離当たり燃料消費量の平均値である。また、領域79に表示されるグラフは、上記のように記憶部12に記憶されてゆくデータのうち、特定手段57により特定された航海の開始タイミング以降のデータが示す単位積載量単位距離当たり燃料消費量の時系列変化を示すグラフである。
本実施形態によれば、船舶の航海期間の開始タイミングおよび終了タイミングが自動的に、もしくはユーザによる所定の操作に応じて特定され、開始タイミングから終了タイミングまでの航海期間における船舶の燃料消費量に関する情報が出力される。その結果、ユーザは船舶の航海期間における燃料消費量を正しく評価することができる。
[変形例]
上述した実施形態は本発明の技術的思想の範囲内において様々に変形されてもよい。以下にそれらの変形の例を示す。なお、これらの変形例は適宜組み合わせられてもよい。
(1)特定手段57による航海期間の開始タイミングおよび終了タイミングの特定または警報手段58による航海期間の開始タイミングおよび終了タイミングの推定が、推進機関33の回転数に基づいて行われてもよい。この変形例において、特定手段57または警報手段58は、例えば直近の所定期間の回転数データを記憶部12から読み出す。読み出した回転数データが示す回転数が閾値以下から閾値を超えた状態に遷移したならば、特定手段57または警報手段58は、その遷移のタイミングを航海期間の開始タイミングとして特定または推定する。また、読み出した回転数データが示す回転数が閾値を超えた状態から閾値以下に遷移したならば、特定手段57または警報手段58は、その遷移のタイミングを航海期間の終了タイミングとして特定または推定する。なお、閾値としては、0が用いられても、正の値が用いられてもよい。
(2)特定手段57による航海期間の開始タイミングおよび終了タイミングの特定または警報手段58による航海期間の開始タイミングおよび終了タイミングの推定が、推進機関33に供給される燃料の流量に基づいて行われてもよい。この変形例において、特定手段57または警報手段58は、例えば直近の所定期間の流量データを記憶部12から読み出す。読み出した流量データが示す流量が閾値以下から閾値を超えた状態に遷移したならば、特定手段57または警報手段58はその遷移のタイミングを開始タイミングとして特定または推定する。また、読み出した流量データが示す流量が閾値を超えた状態から閾値以下に遷移したならば、特定手段57または警報手段58はその遷移のタイミングを終了タイミングとして特定または推定する。なお、閾値としては、0が用いられても、正の値が用いられてもよい。
(3)特定手段57による航海期間の開始タイミングおよび終了タイミングの特定または警報手段58による航海期間の開始タイミングおよび終了タイミングの推定が、船舶3の位置に基づいて行われてもよい。この変形例においては、船舶3の航路上の港の位置を示す位置データを予め記憶部12に記憶させておく。船舶3が航行中でない場合、特定手段57または警報手段58は入港予定の港の位置データを読み出した後、衛星航法システム48により計測される最新の船舶3の位置を示す位置データを継続的に読み出す。特定手段57または警報手段58は、読み出した位置データが示す船舶3の現在位置と入港予定の港の位置との間の距離を継続的に算出する。そのように継続的に算出する距離が閾値以下から閾値を超えた状態に遷移したならば、特定手段57または警報手段58はその遷移のタイミングを開始タイミングとして特定または推定する。
また、船舶3が航行中である場合、特定手段57または警報手段58は出港予定の港の位置データを読み出した後、衛星航法システム48により計測される最新の船舶3の位置を示す位置データを継続的に読み出す。特定手段57または警報手段58は、読み出した位置データが示す船舶3の現在位置と出港予定の港の位置との間の距離を継続的に算出する。そのように継続的に算出する距離が閾値を超えた状態から閾値以下に遷移したならば、特定手段57または警報手段58はその遷移のタイミングを終了タイミングとして特定または推定する。なお、閾値としては、0が用いられても、正の値が用いられてもよい。
(4)特定手段57による航海期間の開始タイミングおよび終了タイミングの特定または警報手段58による航海期間の開始タイミングおよび終了タイミングの推定が、船舶3の速度に基づいて行われてもよい。この変形例において、取得手段51は、例えば直近の所定期間の位置データを当該位置データの計測時刻を示す時刻データとともに記憶部12から読み出し、読み出したデータに基づき、船舶3の現在の速度を算出する。取得手段51は、算出した船舶3の速度を示す速度データを生成することにより取得する。
船舶3が航行中でない場合、取得手段51により継続的に生成される速度データが示す速度が閾値以下から閾値を超えた状態に遷移したならば、特定手段57または警報手段58は、その遷移のタイミングを開始タイミングとして特定または推定する。また、船舶3が航行中である場合、取得手段51により継続的に生成される速度データが示す速度が閾値を超えた状態から閾値以下に遷移したならば、特定手段57または警報手段58は、その遷移のタイミングを終了タイミングとして特定または推定する。なお、閾値としては、0が用いられても、正の値が用いられてもよい。
(5)特定手段57による航海期間の開始タイミングおよび終了タイミングの特定または警報手段58による航海期間の開始タイミングおよび終了タイミングの推定が、推進機関33を制御するための制御信号、推進機関33の回転数を示す回転数データ、推進機関33に供給される燃料の流量を示す流量データ、船舶3の位置を示す位置データおよび船舶3の速度を示す速度データのうちの2以上の組み合わせに基づき行われてもよい。例えば、推進機関33を停止するための制御信号が取得された後、回転数データが示す回転数が0となったタイミングが終了タイミングとして特定または推定されてもよい。
(6)取得手段51が船舶3の航路上の港を出港した時刻を示す出港時刻データを取得し、特定手段57が当該出港時刻データが示す時刻を航海期間の開始タイミングとして特定してもよい。また、取得手段51が船舶3の航路上の港に入港した時刻を示す入港時刻データを取得し、特定手段57が当該入港時刻データが示す時刻を航海期間の終了タイミングとして特定してもよい。この変形例において、ユーザは、開始操作に代えて、操作手段55を用いて出港時刻データの入力操作を行う。また、ユーザは、終了操作に代えて、操作手段55を用いて入港時刻データの入力操作を行う。
また、この変形例においては、警報手段58は、推定した航海期間の開始タイミングから所定時間が経過しても取得手段51により出港時刻データが取得されない場合、ユーザに出港時刻データの入力を促す警報を発する。また、警報手段58は、推定した航海期間の終了タイミングから所定時間が経過しても取得手段51により入港時刻データが取得されない場合、ユーザに入港時刻データの入力を促す警報を発する。
(7)上述した実施形態において、取得手段51は喫水データを用いて積載量を算出し、算出した積載量を示す積載量データを生成する。取得手段51が積載量データを取得する方法はこれに限られない。例えば、ユーザが積載量を入力し、取得手段51がユーザにより入力された積載量を示す積載量データを取得してもよい。
(8)上述した実施形態において、出力手段53は実質的にリアルタイムに、船舶3の現在の航海期間における燃料消費量に関する情報を出力する。出力手段53が航海期間における燃料消費量に関する情報を出力するタイミングはこれに限られない。特定手段57により特定された各航海期間の開始タイミングおよび終了タイミングを示すデータは記憶部12に記憶される。従って、情報処理装置1は、任意のタイミングで過去に船舶3が行った複数の航海の各々の航海期間を記憶部12に記憶されているデータに基づき特定し、特定した航海期間における燃料消費量データ等を用いて、その航海期間の燃料消費量に関する情報を生成し、出力するように構成されてもよい。
(9)上述した実施形態において、取得手段51は載貨重量を示す積載量データを取得する。載貨重量は、貨物の重量に加え、バラスト水の重量、燃料の重量を含む重量である。取得手段51が取得する積載量データが示す積載量は、貨物の重量、バラスト水の重量および燃料の重量を含む重量に限られない。例えば、取得手段51が、貨物の重量を示す積載量データを取得してもよい。この変形例において、情報処理装置1は、貨物の重量を示す積載量データを用いて、単位貨物量単位距離当たり燃料消費量に関する情報を生成する。
図11は、この変形例に係る情報処理装置1が単位貨物量単位距離当たり燃料消費量に関する情報を生成するために行う処理の流れ図である。図11の処理は、図8のステップS104の処理が行われた後、ステップS107の処理が行われるまでの期間、および、図9のステップS204の処理が行われた後、ステップS207の処理が行われるまでの期間に実行される。以下に図11に示される処理の流れを説明する。なお、ステップS401からステップS410までの処理の内容は上記の実施形態と同じであるから、説明を省略する。
取得手段51は、記憶部12から直近の過去の所定時間(例えば、1分間)の期間内の時刻に対応付けて記憶されている燃料液位データと温度データ(燃料タンク内の燃料の温度を示す温度データ)を読み出す(ステップS501)。
続いて、取得手段51は、読み出した燃料液位データが示す液位の代表値(例えば、最新値、平均値、中央値等)を特定する(ステップS502)。続いて、取得手段51は、ステップS502において特定した液位の代表値から燃料の体積を算出し、ステップS501において読み出した温度データが示す温度に対応する燃料の密度を体積に乗じて燃料の重量を算出する(ステップS503)。
取得手段51は、ステップS503において算出した重量を示す燃料量データを生成し、例えばその時点の時刻(測定時刻を示す)に対応付けて記憶部12に記憶させる(ステップS504)。
ステップS401〜S504の処理と並行して、取得手段51は、記憶部12から直近の過去の所定時間(例えば、1分間)の期間内の時刻に対応付けて記憶されているバラスト水液位データを読み出す(ステップS505)。
続いて、取得手段51は、読み出したバラスト水液位データが示す液位の代表値(例えば、最新値、平均値、中央値等)を特定する(ステップS506)。続いて、取得手段51は、ステップS506において特定した液位の代表値からバラスト水の体積を算出し、水の密度を体積に乗じてバラスト水の重量を算出する(ステップS507)。
取得手段51は、ステップS507において算出した重量を示すバラスト水量データを生成し、例えばその時点の時刻(測定時刻を示す)に対応付けて記憶部12に記憶させる(ステップS508)。
ステップS401〜S508の処理が完了すると、続いて、算出手段52は、ステップ404において生成された積載量データが示す積載量から、ステップS504において生成された燃料量データが示す燃料の重量と、ステップS508において生成されたバラスト水量データが示すバラスト水の重量を減算して、貨物量データを生成する。
続いて、算出手段52は、ステップS410において生成された燃料消費量データが示す燃料消費量を、貨物量データが示す貨物量にステップS407において生成された航行距離データが示す航行距離を乗算した値で除算して、直近の過去の所定時間(例えば、1分間)の期間内の単位貨物量単位距離当たり燃料消費量を算出する(ステップS511)。
算出手段52は、ステップS511において算出した単位貨物量単位距離当たり燃料消費量を示すデータを生成する。算出手段52により生成された単位貨物量単位距離当たり燃料消費量を示すデータは、出力手段53により、例えばその時点の時刻(測定時刻を示す)に対応付けて記憶部12に出力される。記憶部12は、出力手段53から出力されるデータを記憶する(ステップS512)。
この変形例によれば、単位重量の貨物を単位距離だけ輸送するために用いられた燃料消費量が単位貨物量単位距離当たり燃料消費量として提示される。その結果、ユーザは、貨物の輸送の効率の観点から燃料消費量の評価を行うことができる。
なお、この変形例において、取得手段51が貨物の重量を示す積載量データを取得する方法は上述した方法に限られない。例えば、取得手段51が、船舶3が港において全ての貨物の荷下ろしが完了した状態において喫水計43により計測された喫水を示す喫水データと、貨物の荷積みが完了した状態において喫水計43により計測された喫水を示す喫水データとを用いて、貨物の重量を示す積載量データを生成してもよい。この場合、取得手段51は、荷積みの完了時における喫水に応じた排水量から、荷下ろしの完了時における喫水に応じた排水量を減算した値を示す積載量データを生成する。
(10)上述した実施形態において、取得手段51は、船舶3の航行中の複数の時点の各々における船舶3の喫水を示す喫水データを取得し、それらの複数の時点の各々に関し喫水データが示す喫水に応じた排水量から船舶3の軽荷排水量を減算した量を示すデータを積載量データとして生成する。そのため、船舶3の航行中のバラスト水の取り込みや排出、燃料の消費等に伴う載貨重量の変化が反映された単位積載量単位距離当たり燃料消費量が提示される。
航行中にバラスト水の取り込みや排出が行われない場合や、航行中の燃料の消費量が載貨重量に比べて無視できる程度に小さい場合、取得手段51が航行中には載貨重量の算出は行わず、取得手段51が港に停泊時の船舶3の喫水を示す喫水データを用いて算出した載貨重量を航行中の載貨重量として用いる構成が採用されてもよい。
(11)出力手段53が、過去の所定期間内(例えば、暦年における1年の期間内)に含まれる船舶3の航海期間に関し燃料消費量に関する情報を出力してもよい。この変形例において、出力手段53は、過去の所定期間の開始時刻(例えば、対象の年の1月1日の0時)から終了時刻(例えば、対象の年の12月31日の24時)までの期間に含まれる航海期間(特定手段57により特定された開始タイミングから終了タイミングまでの期間)に応じた燃料消費量データ等を用いて生成された情報を出力する。
この変形例によれば、ユーザは過去の所定期間内における船舶3の航海中の燃料消費量を正しく評価できる。
(12)出力手段53が、算出手段52により算出された単位積載量単位距離当たり燃料消費量を用いて算出した単位積載量単位距離当たり二酸化炭素排出量を含む情報を出力してもよい。
この変形例において、算出手段52は、例えば、算出した単位積載量単位距離当たり燃料消費量に対し、燃料の種類に応じた二酸化炭素換算係数(単位重量の燃料が燃料した場合に排出される二酸化炭素重量を示す係数)を乗算して、単位積載量単位距離当たり二酸化炭素排出量を算出する。出力手段53は、算出手段52により算出された単位積載量単位距離当たり二酸化炭素排出量を示すデータを出力する。
この変形例によれば、ユーザは船舶3の航海期間における燃料消費量を二酸化炭素排出量の観点から評価することができる。
(13)上述した実施形態またはその変形例において、船舶3が備える計測機器(流量計41、喫水計43、温度計44、液位計45、液位計47、衛星航法システム48等)の少なくとも一部が、他の種類の計測機器により代替されてもよい。例えば、流量計41に代えて、燃料タンク36に収容されている燃料の液位を計測する液位計が用いられてもよい。この場合、取得手段51は、流量計41から出力される流量データが示す燃料消費量に代えて、液位計から出力される液位データが示す燃料の残量の減少分を燃料消費量として算出して用いる。
また、船舶3が備える計測機器(流量計41、喫水計43、温度計44、液位計45、液位計47、衛星航法システム48等)により行われる計測の少なくとも一部が、乗組員等による目視計測により代替されてもよい。例えば、船舶3が港に停泊中に、乗組員等が船体30に記された喫水ゲージに基づき目視で喫水を計測する。そして、乗組員等が、UI部14を操作して、計測した喫水を情報処理装置1に入力する。取得手段51は、喫水計43から出力される喫水データに代えて、乗組員等により入力された喫水を示す喫水データを用いる。
(14)上述した実施形態において、流量計41は体積流量計であるものとしたが、流量計41は質量流量計であってもよい。
(15)積載量の単位はメトリックトン、英トン、米トンなどのいずれであってもよい。また、上述した実施形態において、積載量は重量であるものとしたが、積載量が重量以外の量であってもよい。例えば、積載量が貨物の量を示し、貨物の密度が均一であれば、貨物の重量に代えて、貨物の体積が積載量として用いられてもよい。
(16)上述した実施形態において、船舶3の燃料消費量は推進機関33の燃料消費量であるものとしたが、船舶3の燃料消費量が推進機関33以外の装置による燃料消費量を含んでもよい。例えば、船舶3が推進機関33に加え、発電用のエンジンを備える場合、それらのエンジンの燃料消費量と推進機関33の燃料消費量の合計値が船舶3の燃料消費量として用いられてもよい。
(17)情報処理装置1の配置は船橋31に限られない。また、タッチディスプレイ2の配置は機関制御室32に限られない。また、タッチディスプレイ2に代えて、情報処理装置1と同様の構成の装置が用いられてもよい。
(18)上述した実施形態において、情報処理装置1はコンピュータがプログラムに従うデータ処理を行うことにより実現される。これに代えて、情報処理装置1がいわゆる専用装置として構成されてもよい。
(19)コンピュータに、情報処理装置1が行う処理を実行させるためのプログラムは、例えば、光記録媒体、半導体メモリなどのコンピュータに読取り可能な記録媒体に持続的に記憶された状態で提供されてもよいし、インターネット等の通信ネットワークを介して提供されてもよい。本発明に係るプログラムが記録媒体に持続的に記憶された状態で提供される場合、コンピュータが当該プログラムを記録媒体から読み取り用いる。また、本発明に係るプログラムが通信ネットワークを介して提供される場合、コンピュータが当該プログラムを配信元の装置から受信して用いる。
1…情報処理装置、2…タッチディスプレイ、3…船舶、11…演算部、12…記憶部、13…入出力IF部、14…UI部、30…船体、31…船橋、32…機関制御室、33…推進機関、34…シャフト、35…プロペラ、36…燃料タンク、37…燃料配管、38…制御装置、39…ガバナ、40…バラスト水タンク、41…流量計、42…回転計、43…喫水計、44…温度計、45…液位計、46…温度計、47…液位計、48…衛星航法システム、51…取得手段、52…算出手段、53…出力手段、54…表示手段、55…操作手段、56…指示手段、57…特定手段、58…警報手段

Claims (16)

  1. 船舶の燃料消費量を示す燃料消費量データを取得し、前記船舶の航路上の港の各々に関する入港時刻を示す入港時刻データおよび出港時刻を示す出港時刻データを取得し、前記船舶の推進機関を制御するための制御信号、前記船舶の推進機関の回転数を示す回転数データ、前記船舶の推進機関に供給される燃料の流量を示す流量データ、前記船舶の位置を示す位置データおよび前記船舶の速度を示す速度データのうちの1以上を取得する取得手段と、
    前記入港時刻データと前記出港時刻データに基づき、前記船舶の航海期間の開始タイミングおよび終了タイミングを特定する特定手段と、
    前記取得手段により取得された燃料消費量データが示す燃料消費量のうち、前記開始タイミングから前記終了タイミングまでの航海期間における燃料消費量に関する情報を出力する出力手段と
    前記制御信号、前記回転数データ、前記流量データ、前記位置データおよび前記速度データのうちの1以上に基づき前記開始タイミングを推定し、推定した前記開始タイミングから所定時間が経過しても前記取得手段により前記出港時刻データが取得されない場合、または、前記制御信号、前記回転数データ、前記流量データ、前記位置データおよび前記速度データのうちの1以上に基づき前記終了タイミングを推定し、推定した前記終了タイミングから所定時間が経過しても前記取得手段により前記入港時刻データが取得されない場合、警報を発する警報手段と
    を備える情報処理装置。
  2. 船舶の燃料消費量を示す燃料消費量データを取得し、前記船舶の推進機関を制御するための制御信号、前記船舶の推進機関の回転数を示す回転数データ、前記船舶の推進機関に供給される燃料の流量を示す流量データ、前記船舶の位置を示す位置データおよび前記船舶の速度を示す速度データのうちの1以上を取得する取得手段と、
    前記船舶の航海期間の開始タイミングを示す開始操作および前記船舶の航海期間の終了タイミングを示す終了操作受け付ける操作手段と、
    前記開始操作が行われたタイミングおよび前記終了操作が行われたタイミングに基づき、前記開始タイミングおよび前記終了タイミングを特定する特定手段と、
    前記取得手段により取得された燃料消費量データが示す燃料消費量のうち、前記開始タイミングから前記終了タイミングまでの航海期間における燃料消費量に関する情報を出力する出力手段と
    前記制御信号、前記回転数データ、前記流量データ、前記位置データおよび前記速度データのうちの1以上に基づき前記開始タイミングを推定し、推定した前記開始タイミングから所定時間が経過しても前記操作手段により前記開始操作が受け付けられない場合、または、前記制御信号、前記回転数データ、前記流量データ、前記位置データおよび前記速度データのうちの1以上に基づき前記終了タイミングを推定し、推定した前記終了タイミングから所定時間が経過しても前記操作手段により前記終了操作が受け付けられない場合、警報を発する警報手段と
    を備える情報処理装置。
  3. 船舶の燃料消費量を示す燃料消費量データと、前記船舶の航行距離を示す航行距離データと、前記船舶の喫水を示す喫水データと、前記船舶に積載されているバラスト水の量を示すバラスト水量データと、前記船舶に積載されている燃料の量を示す燃料量データと取得し、前記喫水データが示す喫水に応じた排水量から、前記バラスト水量データが示すバラスト水の量と前記燃料量データが示す燃料の量と前記船舶の軽荷排水量とを減算した量を示すデータを前記船舶に積載された貨物の量を示す積載量データとして生成することにより取得する取得手段と、
    前記船舶の航海期間の開始タイミングおよび終了タイミングを特定する特定手段と、
    前記取得手段により取得されたデータのうち、前記開始タイミングから前記終了タイミングまでの航海期間における前記積載量データと前記航行距離データと前記燃料消費量データとを用いて算出した単位積載量単位距離当たり燃料消費量に関する情報を出力する出力手段と
    を備える情報処理装置。
  4. 前記取得手段は、前記船舶の推進機関を制御するための制御信号を取得し、
    前記特定手段は、前記制御信号に基づき前記特定を行う
    請求項に記載の情報処理装置。
  5. 前記取得手段は、前記船舶の推進機関の回転数を示す回転数データを取得し、
    前記特定手段は、前記回転数データに基づき前記特定を行う
    請求項またはに記載の情報処理装置。
  6. 前記取得手段は、前記船舶の推進機関に供給される燃料の流量を示す流量データを取得し、
    前記特定手段は、前記流量データに基づき前記特定を行う
    請求項乃至のいずれか1項に記載の情報処理装置。
  7. 前記取得手段は、前記船舶の位置を示す位置データを取得し、
    前記特定手段は、前記位置データに基づき前記特定を行う
    請求項乃至のいずれか1項に記載の情報処理装置。
  8. 前記取得手段は、前記船舶の速度を示す速度データを取得し、
    前記特定手段は、前記速度データに基づき前記特定を行う
    請求項乃至のいずれか1項に記載の情報処理装置。
  9. 前記取得手段は、前記船舶の航路上の港の各々に関する入港時刻を示す入港時刻データおよび出港時刻を示す出港時刻データを取得し、
    前記特定手段は、前記入港時刻データと前記出港時刻データに基づき前記特定を行う
    請求項に記載の情報処理装置。
  10. 前記開始タイミングを示す開始操作および前記終了タイミングを示す終了操作を受け付ける操作手段を備え、
    前記特定手段は、前記開始操作が行われたタイミングおよび前記終了操作が行われたタイミングに基づき前記特定を行う
    請求項に記載の情報処理装置。
  11. 前記取得手段は、前記船舶に積載された積載物の量を示す積載量データと、前記船舶の航行距離を示す航行距離データとを取得し、
    前記出力手段は、前記積載量データと前記航行距離データと前記燃料消費量データとを用いて算出した単位積載量単位距離当たり燃料消費量に関する前記情報を出力する
    請求項1または2に記載の情報処理装置。
  12. 前記積載量データは、貨物の量を示す
    請求項11に記載の情報処理装置。
  13. 前記出力手段は、前記単位積載量単位距離当たり燃料消費量を用いて算出した単位積載量単位距離当たり二酸化炭素排出量を含む前記情報を出力する
    請求項乃至12のいずれか1項に記載の情報処理装置。
  14. コンピュータに、
    船舶の燃料消費量を示す燃料消費量データを取得し、前記船舶の航路上の港の各々に関する入港時刻を示す入港時刻データおよび出港時刻を示す出港時刻データを取得し、前記船舶の推進機関を制御するための制御信号、前記船舶の推進機関の回転数を示す回転数データ、前記船舶の推進機関に供給される燃料の流量を示す流量データ、前記船舶の位置を示す位置データおよび前記船舶の速度を示す速度データのうちの1以上を取得する処理と、
    前記入港時刻データと前記出港時刻データに基づき、前記船舶の航海期間の開始タイミングおよび終了タイミングを特定する処理と、
    取得した燃料消費量データが示す燃料消費量のうち、前記開始タイミングから前記終了タイミングまでの航海期間における燃料消費量に関する情報を出力する処理と
    前記制御信号、前記回転数データ、前記流量データ、前記位置データおよび前記速度データのうちの1以上に基づき前記開始タイミングを推定し、推定した前記開始タイミングから所定時間が経過しても前記出港時刻データが取得されない場合、または、前記制御信号、前記回転数データ、前記流量データ、前記位置データおよび前記速度データのうちの1以上に基づき前記終了タイミングを推定し、推定した前記終了タイミングから所定時間が経過しても前記入港時刻データが取得されない場合、警報を発する処理と
    を実行させるためのプログラム。
  15. コンピュータに、
    船舶の燃料消費量を示す燃料消費量データを取得し、前記船舶の推進機関を制御するための制御信号、前記船舶の推進機関の回転数を示す回転数データ、前記船舶の推進機関に供給される燃料の流量を示す流量データ、前記船舶の位置を示す位置データおよび前記船舶の速度を示す速度データのうちの1以上を取得する処理と、
    前記船舶の航海期間の開始タイミングを示す開始操作および前記船舶の航海期間の終了タイミングを示す終了操作受け付ける処理と、
    前記開始操作が行われたタイミングおよび前記終了操作が行われたタイミングに基づき、前記開始タイミングおよび前記終了タイミングを特定する処理と、
    取得した燃料消費量データが示す燃料消費量のうち、前記開始タイミングから前記終了タイミングまでの航海期間における燃料消費量に関する情報を出力する処理と
    前記制御信号、前記回転数データ、前記流量データ、前記位置データおよび前記速度データのうちの1以上に基づき前記開始タイミングを推定し、推定した前記開始タイミングから所定時間が経過しても前記開始操作が受け付けられない場合、または、前記制御信号、前記回転数データ、前記流量データ、前記位置データおよび前記速度データのうちの1以上に基づき前記終了タイミングを推定し、推定した前記終了タイミングから所定時間が経過しても前記終了操作が受け付けられない場合、警報を発する処理と
    を実行させるためのプログラム。
  16. コンピュータに、
    船舶の燃料消費量を示す燃料消費量データと、前記船舶の航行距離を示す航行距離データと、前記船舶の喫水を示す喫水データと、前記船舶に積載されているバラスト水の量を示すバラスト水量データと、前記船舶に積載されている燃料の量を示す燃料量データと取得し、前記喫水データが示す喫水に応じた排水量から、前記バラスト水量データが示すバラスト水の量と前記燃料量データが示す燃料の量と前記船舶の軽荷排水量とを減算した量を示すデータを前記船舶に積載された貨物の量を示す積載量データとして生成することにより取得する処理と、
    前記船舶の航海期間の開始タイミングおよび終了タイミングを特定する処理と、
    取得したデータのうち、前記開始タイミングから前記終了タイミングまでの航海期間における燃料消費量に関する前記積載量データと前記航行距離データと前記燃料消費量データとを用いて算出した単位積載量単位距離当たり燃料消費量に関する情報を出力する処理と
    を実行させるためのプログラム。
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