JP6918623B2 - 手すりの配設構造 - Google Patents
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Description
上廻り階段は、廻り階段部の踏み板が外廻り側から内廻り側へ行くに従い狭くなっているため、廻り階段部の内廻り側を昇降する場合には、足を踏み板から踏み外すおそれがある。
ここで、手すりを握る際に進行方向側に親指を向ける握りを、以下「順手」とし、手すりを握る際に進行方向側に小指を向ける握りを、以下「逆手」とする。特許文献3において、廻り階段部の降り始めに手すりを順手で握っているが、順手のままでは縦向き握り手すり部に手を移動させづらいため、一旦手すりから手を放して握りを逆手に握り替えることになる。また、縦向き握り手すり部の下端から水平に延びるL字状握り手摺り部には、逆手のままでは手を移動させづらいため、一旦手すりから手を放して握りを順手に握り替えることになる。このように廻り階段部の降段で手すりから手を放している最中、踏み板から足を踏み外すと危険である。
また、縦手すり部が湾曲手すり部の上端から上方へ延びており、階上から降りる利用者は自然に逆手で縦手すり部を握るようになり、力を入れやすい逆手で縦手すり部を握って廻り階段部を降段することができる。さらに、手すりは、第2直線手すり部から湾曲手すり部を介して縦手すり部まで連続して形成されているので、利用者は、廻り階段部の内廻り側を昇降する最中に手すりから手を放すことなく、常に手すりを握った状態で昇降することができる。
これにより、第2直線手すり部が廻り階段部の内廻り側の勾配に近い傾きとなり、利用者は第2直線手すり部を持ちやすい位置でしっかりと握ることができ、廻り階段部を安全に昇降することができる。
また、第1直線手すり部から第2直線手すり部にかけての勾配の変化が緩やかであるため、昇段時は第1直線手すり部から第2直線手すり部へと、降段時は第2直線手すり部から第1直線手すり部へと手をスムーズに移動させることができる。
これにより、上肢骨格の構造上、階上の利用者はより自然に逆手で縦手すり部を握ることになり、力を入れやすい逆手で縦手すり部を握り廻り階段部を降段することができる。
これにより、湾曲手すり部の位置が低くなり過ぎず、湾曲手すり部とこれに繋がる第2直線手すり部の上部や縦手すり部の下部が廻り階段部を昇降する利用者の持ちやすい高さとなる。したがって、廻り階段部を昇降する利用者は、第2直線手すり部から湾曲手すり部、縦手すり部にかけてスムーズに手を移動させることができ、廻り階段部で手を握り替えることなく廻り階段部を安全に昇降することができる。
これにより、第1直線手すり部と第2直線手すり部の境界部を廻り階段部の段上の範囲とする場合に比べ、第2直線手すり部の勾配を緩やかにすることができ、第2直線手すり部が急峻になるのを防止することができる。
図1乃至図4は本実施の形態の一例を示しており、10は上廻り階段、30は手すりである。また、本実施形態では、「利用者」に成人を想定している。
第1直線手すり部35と第2直線手すり部36の境界部37は、階下からn段で構成される直階段部11においてn−2段からn−1段までの段上の範囲となっている。本実施形態では、境界部37は、5段で構成される直階段部11の階下から4段目の踏み板13dの段鼻上の位置となっている。
そして、湾曲手すり部33は、側壁16の角部18の周囲を湾曲しながら斜め上方に延びて側壁16の側面20で縦手すり部34と繋がっている。
なお、「逆手」とは、手すり30を握る際に進行方向側に小指を向ける握りを意味し、「順手」とは、手すり30を握る際に進行方向側に親指を向ける握りを意味する。
11 直階段部
12 廻り階段部
13a〜13e 踏み板
14a〜14c 踏み板
15 廻り中心部
16 側壁
17 壁面
18 角部
19 階上の床面
20 側面
30 手すり
31 ブラケット
32 直線手すり部
33 湾曲手すり部
34 縦手すり部
35 第1直線手すり部
36 第2直線手すり部
37 境界部
40 側壁
Claims (5)
- 上廻り階段に設置される手すりの配設構造であって、
前記上廻り階段は、階下から直線的に延びる直階段部と、該直階段部から90°に曲がり階上に繋がる廻り階段部と、前記直階段部の内廻り側に立設されて前記廻り階段部の廻り中心部まで延びる側壁とを有し、
前記手すりは、前記直階段部に面する前記側壁の壁面に設けられる直線手すり部と、前記直線手すり部の上端から延びて前記側壁の角部の周囲を湾曲する湾曲手すり部と、前記階上の床面に面する前記側壁の側面に沿って前記湾曲手すり部の上端から上方へ延びる縦手すり部とを備えており、
前記直線手すり部は、前記階下側から前記直階段部の勾配に対して略平行に延びる第1直線手すり部と、前記第1直線手すり部からその勾配よりも急勾配に延びて前記湾曲手すり部に繋がる第2直線手すり部とを有していることを特徴とする手すりの配設構造。 - 前記第2直線手すり部は、前記第1直線手すり部の勾配よりも10°以上20°以下の急勾配に設けられていることを特徴とする請求項1に記載の手すりの配設構造。
- 前記縦手すり部は、該縦手すり部の上端が前記階上の床面から100cm以上の高さ位置となるように設けられていることを特徴とする請求項1又は2に記載の手すりの配設構造。
- 前記第2直線手すり部は、該第2直線手すり部の上端が前記階上の床面から70cm以上90cm未満の高さ位置となるように設けられていることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の手すりの配設構造。
- 前記第1直線手すり部と前記第2直線手すり部の境界部は、階下からn段で構成される直階段部においてn−2段からn−1段までの段上の範囲に位置することを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の手すりの配設構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2017153202A JP6918623B2 (ja) | 2017-08-08 | 2017-08-08 | 手すりの配設構造 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2017153202A JP6918623B2 (ja) | 2017-08-08 | 2017-08-08 | 手すりの配設構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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JP2019031826A JP2019031826A (ja) | 2019-02-28 |
JP6918623B2 true JP6918623B2 (ja) | 2021-08-11 |
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JP2017153202A Active JP6918623B2 (ja) | 2017-08-08 | 2017-08-08 | 手すりの配設構造 |
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Country | Link |
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JP (1) | JP6918623B2 (ja) |
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2017
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JP2019031826A (ja) | 2019-02-28 |
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