JP6917882B2 - ジッパーテープ付き袋の製造方法およびジッパーテープ付き袋の製造装置 - Google Patents

ジッパーテープ付き袋の製造方法およびジッパーテープ付き袋の製造装置 Download PDF

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Description

本発明は、ジッパーテープ付き袋の製造方法およびジッパーテープ付き袋の製造装置に関する。
ジッパーテープの幅方向の片側または両側で基部のフランジを袋本体に接合しない、片側外し、または両側外しと呼ばれる技術が知られている。例えば、特許文献1には、袋の開口部とは反対側でジッパーテープの一方の基部を袋本体に接合しないことによって、袋の耐内圧性と易開封性とを両立させる技術が記載されている。また、特許文献2には、袋の開口部側でジッパーテープの一方の基部を袋本体に接合しないことによって、一旦ジッパーテープを封止した後の開封を困難にし、改竄防止性を向上させる技術が記載されている。さらに、特許文献3には、袋の開口部側、および開口部とは反対側の両方で、それぞれジッパーテープの一方の基部を袋本体に接合しないことによって、不正開封防止機能を強化する技術が記載されている。
国際公開第2015/005214号 国際公開第2015/178318号 特許第5996172号公報
通常の、すなわち片側外しまたは両側外しではない場合、ジッパーテープを袋本体に接合するためのシールバーは、ジッパーテープの基部と袋本体を形成するフィルムとを対向させた状態で両側から挟み込むことによって、基部を袋本体に接合する。片側外し、または両側外しの場合、非接合部分では、シールバーとフィルムおよび基部との間を分離させる必要がある。例えば、ヒートシールによってジッパーテープを袋本体に接合する場合、非接合部分がエポキシガラスなどの断熱材料で形成された特殊なシールバーを使用する。しかしながら、シールバーを交換する工程が煩雑であるのに加えて、温度条件やフィルムの材質などによっては、断熱材料を通して伝えられるわずかな熱で基部がフィルムに融着されてしまい、片側外しまたは両側外しが完成しない場合があった。
そこで、本発明は、特殊なシールバーを用いなくても所望の部分にジッパーテープと袋本体との間の非接合部分を確実に形成することが可能な、新規かつ改良されたジッパーテープ付き袋の製造方法およびジッパーテープ付き袋の製造装置を提供することを目的とする。
本発明のある観点によれば、第1の係合部、第1の係合部に係合する第2の係合部、第1の係合部の根部から幅方向両側にそれぞれ延びる第1のフランジおよび第2のフランジを含む第1の基部、および第2の係合部の根部から幅方向両側にそれぞれ延びる第3のフランジおよび第4のフランジを含む第2の基部を断面形状に含む長尺状のジッパーテープと、少なくとも1対の対向面を含む袋本体とを備えるジッパーテープ付き袋の製造方法は、1対の対向面を形成するフィルムを、第1の基部および第2の基部にそれぞれ対向させる第1の工程と、ジッパーテープを長手方向に搬送しながら、ジッパーテープの長手方向に延びる第1のガイドプレートを第1のフランジと第3のフランジとの間に介挿するとともに、第1のガイドプレートに対してジッパーテープの幅方向に並列された第2のガイドプレートを第2のフランジと第4のフランジとの間に介挿する第2の工程と、ジッパーテープを長手方向に搬送しながら、第2のガイドプレートに設けられたジッパーテープの幅方向に延びる第1の切り欠きを介して、第4のフランジを第2のガイドプレートとフィルムとの間から第2のガイドプレートと第2のフランジとの間に移動させる第3の工程と、ジッパーテープの搬送方向について第1の切り欠きよりも下流側で、フィルムの外側から第1のガイドプレートおよび第2のガイドプレートを挟み込むシールバーを用いて第1の基部および第2の基部のそれぞれをフィルムに接合する第4の工程とを含む。
上記の構成によれば、シールバーがジッパーテープをフィルムに接合するときに、第4のフランジは第2のガイドプレートと第2のフランジとの間に位置し、フィルムには接していない。これによって、例えば断熱構造を有する特殊なシールバーを用いなくても、第4のフランジとフィルムとの間の非接合部分を確実に形成することができる。
上記のジッパーテープ付き袋の製造方法は、第2の工程と第4の工程との間で、第1のガイドプレートに設けられたジッパーテープの幅方向に延びる第2の切り欠きを介して第1のフランジを第1のガイドプレートとフィルムとの間から第1のガイドプレートと第3のフランジとの間に移動させる工程をさらに含んでもよい。
上記の構成によれば、追加的に、第1のフランジとフィルムとの間の非接合部分を確実に形成することができる。
上記の場合において、ジッパーテープ付き袋の製造方法は、第4の工程の後に、ジッパーテープを長手方向に搬送しながら、第2のガイドプレートに設けられたジッパーテープの幅方向に延びる第3の切り欠きを介して第4のフランジを第2のガイドプレートとフィルムとの間に戻す工程と、第4の工程の後に、ジッパーテープを長手方向に搬送しながら、第1のガイドプレートに設けられたジッパーテープの幅方向に延びる第4の切り欠きを介して第1のフランジを第1のガイドプレートとフィルムとの間に戻す工程とをさらに含んでもよい。あるいは、第2の切り欠きを介して第1のフランジを移動させる工程の有無にかかわらず、ジッパーテープ付き袋の製造方法は、第4の工程の後に、ジッパーテープを長手方向に搬送しながら、第2のガイドプレートに設けられたジッパーテープの幅方向に延びる第3の切り欠きを介して第4のフランジを第2のガイドプレートとフィルムとの間に戻す工程をさらに含んでもよい。
上記の構成によれば、シールバーの上流側および下流側の両方でジッパーテープの幅方向の位置を安定させ、フィルムにジッパーテープが接合される位置の精度を向上させることができる。
本発明の別の観点によれば、第1の係合部、第1の係合部に係合する第2の係合部、第1の係合部の根部から幅方向両側にそれぞれ延びる第1のフランジおよび第2のフランジを含む第1の基部、および第2の係合部の根部から幅方向両側にそれぞれ延びる第3のフランジおよび第4のフランジを含む第2の基部を断面形状に含む長尺状のジッパーテープと、少なくとも1対の対向面を含む袋本体とを備えるジッパーテープ付き袋の製造装置は、1対の対向面を形成するフィルムを供給するフィルム供給部と、第1の基部および第2の基部がそれぞれフィルムに対向するようにジッパーテープを供給するテープ供給部と、ジッパーテープの長手方向に延び、少なくとも一部の区間が第1のフランジと第3のフランジとの間に介挿される第1のガイドプレートと、ジッパーテープの長手方向に延び、第1のガイドプレートに対してジッパーテープの幅方向に並列され、ジッパーテープの幅方向に延びる第1の切り欠きを有し、ジッパーテープの搬送方向について第1の切り欠きよりも上流側の第1の区間では第2のフランジと第4のフランジとの間に介挿され、ジッパーテープの搬送方向について第1の切り欠きよりも下流側の第2の区間では第4のフランジとフィルムとの間に介挿される第2のガイドプレートと、第2の区間で、フィルムの外側から第1および第2のガイドプレートを挟み込むシールバーとを備える。
上記の構成によれば、シールバーがジッパーテープをフィルムに接合するときに、第4のフランジは第2のガイドプレートと第2のフランジとの間に位置し、フィルムには接していない。これによって、例えば断熱構造を有する特殊なシールバーを用いなくても、第4のフランジとフィルムとの間の非接合部分を確実に形成することができる。
上記のジッパーテープ付き袋の製造装置において、第1のガイドプレートは、ジッパーテープの幅方向に延びる第2の切り欠きを有し、ジッパーテープの搬送方向について第2の切り欠きよりも上流側の区間では第1のフランジと第3のフランジとの間に介挿され、ジッパーテープの搬送方向について第2の切り欠きよりも下流側の区間では第1のフランジとフィルムとの間に介挿されてもよい。
上記の構成によれば、追加的に、第1のフランジとフィルムとの間の非接合部分を確実に形成することができる。
上記の場合において、ジッパーテープ付き袋の製造装置では、ジッパーテープの搬送方向についてシールバーよりも下流側で、第2のガイドプレートに、第4のフランジを第2のガイドプレートと第2のフランジとの間から第2のガイドプレートとフィルムとの間に戻すための、ジッパーテープの幅方向に延びる第3の切り欠きが設けられ、ジッパーテープの搬送方向についてシールバーよりも下流側で、第1のガイドプレートに、第1のフランジを第1のガイドプレートと第3のフランジとの間から第1のガイドプレートとフィルムとの間に戻すための、ジッパーテープの幅方向に延びる第4の切り欠きが設けられてもよい。あるいは、第1のガイドプレートに設けられる第2の切り欠きの有無にかかわらず、ジッパーテープ付き袋の製造装置において、ジッパーテープの搬送方向についてシールバーよりも下流側で、第2のガイドプレートに、第4のフランジを第2のガイドプレートと第2のフランジとの間から第2のガイドプレートとフィルムとの間に戻すための、ジッパーテープの幅方向に延びる第3の切り欠きが設けられてもよい。
上記の構成によれば、シールバーの上流側および下流側の両方でジッパーテープの幅方向の位置を安定させ、フィルムにジッパーテープが接合される位置の精度を向上させることができる。
以上で説明したように、本発明によれば、特殊なシールバーを用いなくても所望の部分にジッパーテープと袋本体との間の非接合部分を確実に形成することができる。
本発明の第1の実施形態に係る製造方法によって製造されるジッパーテープ付き袋の平面図である。 図1に示すジッパーテープ付き袋のII−II線断面図である。 本発明の第1の実施形態に係る製造方法が実行される三方製袋機を示す斜視図である。 図3に示す三方製袋機においてフィルムにジッパーテープを接合するシールバー付近の構成を示す平面図である。 図4のV−V線断面図である。 図4のVI−VI線断面図である。 本発明の第2の実施形態に係る製造方法によって製造されるジッパーテープ付き袋の断面図である。 本発明の第2の実施形態に係る製造方法が実行される三方製袋機においてフィルムにジッパーテープを接合するシールバー付近の構成を示す平面図である。 図8のIX−IX線断面図である。 本発明の第3の実施形態に係る製造方法によって製造されるジッパーテープ付き袋の断面図である。 本発明の第3の実施形態に係る製造方法が実行される三方製袋機においてフィルムにジッパーテープを接合するシールバー付近の構成を示す平面図である。 図11のXI−XI線断面図である。 本発明の実施形態の変形例に係るジッパーテープ付き袋の平面図である。
以下に添付図面を参照しながら、本発明の好適な実施形態について詳細に説明する。なお、本明細書および図面において、実質的に同一の機能構成を有する構成要素については、同一の符号を付することにより重複した説明を省略する。
(ジッパーテープ付き袋の構成)
図1および図2を参照して、本発明の第1の実施形態に係る製造方法によって製造されるジッパーテープ付き袋の構成について説明する。図1は、ジッパーテープ付き袋の平面図である。図2は、図1に示すジッパーテープ付き袋のII−II線断面図である。
図1および図2に示されるように、ジッパーテープ付き袋100は、1対の対向面111A,111Bを有する袋本体を形成するフィルム110と、ジッパーテープ120とを含む。図2に示されるように、ジッパーテープ120は、雄側係合部121(第1の係合部)と、雄側係合部121に係合する雌側係合部122(第2の係合部)と、雄側係合部121と一体的に形成されてフィルム110の面111Aに接合される雄側基部123(第1の基部)と、雌側係合部122と一体的に形成されてフィルム110の面111Bに接合される雌側基部124(第2の基部)とを断面形状に含む長尺状の部材である。雄側基部123は、断面形状において、雄側係合部121の根部121Rからジッパーテープ120の幅方向(図中のy方向)両側にそれぞれ延びる雄開口側フランジ123A(第1のフランジ)および雄内部側フランジ123B(第2のフランジ)を含む。また、雌側基部124は、雌側係合部122の根部122Rからジッパーテープ120の幅方向両側にそれぞれ延びる雌開口側フランジ124A(第3のフランジ)および雌内部側フランジ124B(第4のフランジ)を含む。
ここで、雄開口側フランジ123Aおよび雌開口側フランジ124Aは、雄側基部123および雌側基部124のうち、係合部121,122の根部121R,122Rに対して袋本体の開口部114側に位置する部分である。一方、雄内部側フランジ123Bおよび雌内部側フランジ124Bは、雄側基部123および雌側基部124のうち、係合部121,122の根部121R,122Rに対して袋本体が形成する内部空間側、すなわち開口部114とは反対側に位置する部分である。
フィルム110は、例えば単層または多層の熱可塑性樹脂で形成される。より具体的には、フィルム110は、低密度ポリエチレン(LDPE)、直鎖状低密度ポリエチレン(LLDPE)、またはポリプロピレン(PP)で形成されてもよい。PPは、ホモポリプロピレン(HPP)、ランダムポリプロピレン(RPP)、またはブロックポリプロピレン(BPP)であってもよい。フィルム110が多層である場合、表基材に二軸延伸ポリプロピレン(OPP)、二軸延伸ポリエチレンテレフタレート(OPET)、または二軸延伸ナイロン(ONy)を用いてもよい。また、フィルム110は、アルミニウム蒸着やアルミニウム箔の積層などによって形成された無機材料の層を含んでもよい。
本実施形態に係るジッパーテープ付き袋100では、袋本体を形成する2枚のフィルム110がボトムシール部112およびサイドシール部113において互いに接合されることによって対向面111A,111Bを形成しているが、別の実施形態では、1枚のフィルム110がサイドシール部113に対応する部分で折り返されることによって対向面111A,111Bが形成されてもよい。また、ボトムシール部112またはサイドシール部113に対応する部分に、フィルム110が内側に折り込まれた部分、いわゆるガセットが形成されてもよい。この場合、ガセットは、フィルム110によって形成されてもよいし、フィルム110に接合された別のフィルムによって形成されてもよい。
ジッパーテープ120は、例えばポリオレフィン系樹脂の押出成形によって形成される。より具体的には、ジッパーテープ120は、低密度ポリエチレン(LDPE)、直鎖状低密度ポリエチレン(LLDPE)、またはポリプロピレン(PP)で形成されてもよい。PPは、ホモポリプロピレン(HPP)、ランダムポリプロピレン(RPP)、またはブロックポリプロピレン(BPP)であってもよい。ジッパーテープ120の材料には、必要に応じて、公知の添加剤、例えば安定剤、酸化防止剤、滑剤、帯電防止剤、または着色剤などが添加されてもよい。
本実施形態に係るジッパーテープ付き袋100では、ジッパーテープ120の雄側基部123および雌側基部124のうち、雌内部側フランジ124Bがフィルム110に接合されていない。雌内部側フランジ124Bを雌側基部124とフィルム110との間の非接合部分とすることによって、例えば国際公開第2015/005214号に記載されているように、ジッパーテープ付き袋100の耐内圧性と易開封性とを両立させることができる。
(第1の実施形態の製造方法)
図3から図6を参照して、本発明の第1の実施形態に係るジッパーテープ付き袋の製造方法について説明する。図3は、本実施形態に係る製造方法が実行される三方製袋機を示す斜視図である。図4は、図3に示す三方製袋機においてフィルムにジッパーテープを接合するシールバー付近の構成を示す平面図である。図5は図4のV−V線断面図であり、図6は図4のVI−VI線断面図である。
図3に示されるように、三方製袋機600は、対向面111A,111Bを形成するフィルム110を供給するフィルム供給部610と、ジッパーテープ120を供給するテープ供給部620と、フィルム110にジッパーテープ120を接合するシールバー630と、フィルム110の対向面111A,111Bの間にボトムシール部112およびサイドシール部113を形成するシールバー641,642と、フィルム110を長手方向および幅方向にそれぞれ切断してジッパーテープ付き袋100を切り出す切断刃651,652とを含む。なお、シールバー630,641,642による接合には、ヒートシール、超音波による溶着、または接着剤を用いた接着などが用いられる。
ここで、フィルム供給部610は、フィルムロール611に巻回されたフィルム110を繰り出し、切断刃(図示せず)を用いて幅方向に切断することによって対向面111A,111Bを形成する2枚のフィルム110A,110Bにする。一方、テープ供給部620は、テープロール621に巻回されたジッパーテープ120を繰り出し、搬送ロール622などを用いて2枚のフィルム110A,110Bの間に供給する。このとき、ジッパーテープ120の雄側基部123および雌側基部124は、それぞれフィルム110A,110Bに対向させられる(第1の工程)。
図4には、図3に示されたシールバー630付近の構成が示されている。なお、図4ではフィルム110およびジッパーテープ120の図示を省略している。図4に示されるように、本実施形態では、三方製袋機600のシールバー630を含む区間に開口側ガイドプレート631A(第1のガイドプレート)および内部側ガイドプレート631B(第2のガイドプレート)が配置される。開口側ガイドプレート631Aおよび内部側ガイドプレート631Bは、いずれもジッパーテープ120の長手方向(図中のx方向)に延び、内部側ガイドプレート631Bは開口側ガイドプレート631Aに対してジッパーテープ120の幅方向(図中のy方向)に並列される。
なお、ジッパーテープ120が開口側ガイドプレート631Aおよび内部側ガイドプレート631Bを通過する時点ではフィルム110が袋本体を形成しておらず、従って開口部114および内部空間は存在しない。しかしながら、その後の工程を経てジッパーテープ付き袋100が製造されたときには開口側ガイドプレート631Aが通過した側が袋本体の開口部114側、内部側ガイドプレート631Bが通過した側が袋本体の内部空間側になるため、説明の便宜上、それぞれのガイドプレートを上記のように呼称する。
図5に示されるように、ジッパーテープ120の搬送方向(図中のx方向)における上流側の端部において、開口側ガイドプレート631Aは雄開口側フランジ123Aと雌開口側フランジ124Aとの間に介挿され、内部側ガイドプレート631Bは雄内部側フランジ123Bと雌内部側フランジ124Bとの間に介挿される(第2の工程)。このとき、雄側係合部121および雌側係合部122は、開口側ガイドプレート631Aと内部側ガイドプレート631Bとの間の隙間に位置し、これによってフィルム110A,110Bに配置されたジッパーテープ120の幅方向の位置が安定する。
ここで、図4に示されるように、内部側ガイドプレート631Bには、ジッパーテープ120の幅方向に延びる切り欠き632B(第1の切り欠き)が形成されている。切り欠き632Bは、ジッパーテープ120の搬送方向(図中のx方向)においてシールバー630よりも上流側に位置し、ジッパーテープ120は雌内部側フランジ124B(第4のフランジ)が切り欠き632Bを通過するように配置される。これによって、ジッパーテープ120の搬送方向における上流側の第1の区間Sでは内部側ガイドプレート631Bとフィルム110Bとの間に位置する雌内部側フランジ124Bは、切り欠き632Bを介して雄内部側フランジ123Bの側に移動させられ(第3の工程)、切り欠き632Bよりも下流側のシールバー630を含む第2の区間Sでは内部側ガイドプレート631Bと雄内部側フランジ123Bとの間に位置する。換言すれば、第2の区間Sでは、内部側ガイドプレート631Bが雌内部側フランジ124Bとフィルム110Bとの間に介挿される。
この結果、図6に示されるように、シールバー630がフィルム110A,110Bの外側から開口側ガイドプレート631Aおよび内部側ガイドプレート631Bを挟み込むことによってジッパーテープ120の雄側基部123および雌側基部124をフィルム110A,110Bに接合するときには、雌内部側フランジ124Bはフィルム110Bに接しておらず、従ってフィルム110Bには接合されない(第4の工程)。このようにして、本実施形態に係るジッパーテープ付き袋100の製造方法では、図2に示したような雌内部側フランジ124Bとフィルム110との間の非接合部分を確実に形成することができる。
図4に示された例では、内部側ガイドプレート631Bに、ジッパーテープ120の幅方向に延びる追加の切り欠き633B(第3の切り欠き)が形成されている。追加の切り欠き633Bはジッパーテープ120の搬送方向(図中のx方向)においてシールバー630よりも下流側に位置し、ジッパーテープ120は雌内部側フランジ124B(第4のフランジ)が追加の切り欠き633Bを介して内部側ガイドプレート631Bとフィルム110Bとの間に戻されるように配置される。これによって、上記のように第2の区間Sでは雌内部側フランジ124Bが内部側ガイドプレート631Bと雄内部側フランジ123Bとの間に位置するが、さらに下流側の第3の区間Sでは再び内部側ガイドプレート631Bが雄内部側フランジ123Bと雌内部側フランジ124Bとの間に位置する。
上記のような追加の切り欠き633Bを形成することによって、シールバー630の上流側および下流側の両方でジッパーテープ120の幅方向の位置を安定させ、フィルム110A,110Bにジッパーテープ120が接合される位置の精度を向上させることができる。なお、図4に示されるように、シールバー630の下流側にヒートシールなどによって生じたフィルム110のしわを伸ばすための冷却バー634が配置される場合、追加の切り欠き633Bは冷却バー634と同じ区間に配置されてもよく、冷却バー634よりも上流側または下流側の区間に配置されてもよい。
(第1の実施形態まとめ)
以上で説明したような本発明の第1の実施形態に係るジッパーテープ付き袋100の製造方法では、内部側ガイドプレート631Bに形成された切り欠き632Bを用いてジッパーテープ120の雌内部側フランジ124Bを雄内部側フランジ123Bと同じ側に移動させることによって、シールバー630がジッパーテープ120をフィルム110に接合するときには雌内部側フランジ124Bがフィルム110Bに接しないようにし、雌内部側フランジ124Bとフィルム110との間の非接合部分を形成することができる。本実施形態では、シールバー630に断熱構造などを設ける必要はなく、通常の場合と同じものを使用できる。また、ジッパーテープ120の内部側ガイドプレート631Bへの通し方を変更して雌内部側フランジ124Bが切り欠き632Bを通過しないようにすれば、非接合部分が形成されない通常のジッパーテープ付き袋を製造することもできる。内部側ガイドプレート631Bを利用した非接合部分の形成は、雌内部側フランジ124Bとフィルム110Bとを位置的に分離するため、例えば材料の断熱性に依存して非接合部分を形成する場合よりも容易かつ確実に非接合部分を形成することができる。
(第2の実施形態)
図7は、本発明の第2の実施形態に係る製造方法によって製造されるジッパーテープ付き袋の断面図である。図7に示されるように、ジッパーテープ付き袋200は、上記の第1の実施形態と同様の袋本体を形成するフィルム110と、ジッパーテープ120とを含む。ジッパーテープ120は、雌側係合部122(第1の係合部)、雄側係合部121(第2の係合部)、雌側基部124(第1の基部)、および雄側基部123(第2の基部)を含む。雌側基部124は雌開口側フランジ124A(第1のフランジ)および雌内部側フランジ124B(第2のフランジ)を含み、雄側基部123は雄内部側フランジ123B(第3のフランジ)および雄開口側フランジ123A(第4のフランジ)を含む。
本実施形態に係るジッパーテープ付き袋200では、第1の実施形態とは異なり、雌内部側フランジ124Bがフィルム110に接合される一方で、雄開口側フランジ123Aがフィルム110に接合されていない。雄開口側フランジ123Aを雄側基部123とフィルム110との間の非接合部分とすることによって、例えば国際公開第2015/178318号に記載されているように、ジッパーテープ付き袋200の改竄防止性を向上させることができる。なお、上記以外の点について、ジッパーテープ付き袋200の構成は上記の第1の実施形態と同様であるため、重複した説明は省略する。
図8は、本発明の第2の実施形態に係る製造方法が実行される三方製袋機においてフィルムにジッパーテープを接合するシールバー付近の構成を示す平面図である。なお、図8ではフィルム110およびジッパーテープ120の図示を省略している。図9は、図8のIX−IX線断面図である。なお、図8および図9に示された部分以外の三方製袋機の構成は、上記の第1の実施形態と同様であるため、重複した説明は省略する。
図8に示されるように、本実施形態では、三方製袋機のシールバー630を含む区間に内部側ガイドプレート631B(第1のガイドプレート)および開口側ガイドプレート631A(第2のガイドプレート)が配置され、開口側ガイドプレート631Aにはジッパーテープ120の幅方向に延びる切り欠き632Aが形成されている。なお、本実施形態では、内部側ガイドプレート631Bには切り欠きが形成されない。切り欠き632Aはジッパーテープ120の搬送方向(図中のx方向)においてシールバー630よりも上流側に位置し、ジッパーテープ120は雄開口側フランジ123A(第4のフランジ)が切り欠き632Aを通過するように配置される。これによって、ジッパーテープ120の搬送方向における上流側の第1の区間Sでは(上記で図5に示した例と同様に)開口側ガイドプレート631Aとフィルム110との間に位置する雄開口側フランジ123Aは、切り欠き632Aを介して雌開口側フランジ124Aの側に移動させられ、切り欠き632Aよりも下流側のシールバー630を含む第2の区間Sでは開口側ガイドプレート631Aと雌開口側フランジ124Aとの間に位置する。換言すれば、第2の区間Sでは、開口側ガイドプレート631Aが雄開口側フランジ123Aとフィルム110Aとの間に介在する。
その結果、図9に示されるように、シールバー630がフィルム110A,110Bの外側から開口側ガイドプレート631Aおよび内部側ガイドプレート631Bを挟み込むことによってジッパーテープ120の雄側基部123および雌側基部124をフィルム110A,110Bに接合するときには、雄開口側フランジ123Aはフィルム110Aに接しておらず、従ってフィルム110Aには接合されない。このようにして、本実施形態に係るジッパーテープ付き袋200の製造方法では、図7に示したような雄開口側フランジ123Aとフィルム110との間の非接合部分を確実に形成することができる。
図8に示された例では、開口側ガイドプレート631Aに、ジッパーテープ120の幅方向に延びる追加の切り欠き633A(第4の切り欠き)が形成されている。追加の切り欠き633Aは、ジッパーテープ120の搬送方向(図中のx方向)においてシールバー630よりも下流側に位置し、ジッパーテープ120は雄開口側フランジ123A(第1のフランジ)が追加の切り欠き633Aを介して開口側ガイドプレート631Aとフィルム110Aとの間に戻されるように配置される。これによって、上記のように第2の区間Sでは雄開口側フランジ123Aが開口側ガイドプレート631Aと雌開口側フランジ124Aとの間に位置するが、さらに下流側の第3の区間Sでは再び開口側ガイドプレート631Aが雄開口側フランジ123Aと雌開口側フランジ124Aとの間に位置する。なお、追加の切り欠き633Aの効果および冷却バー634との関係は、上記の第1の実施形態における追加の切り欠き633Bと同様である。
以上で説明したような本発明の第2の実施形態に係るジッパーテープ付き袋200の製造方法は、非接合部分が雄開口側フランジ123Aとフィルム110との間に形成される点を除いて第1の実施形態と同様の構成を有し、従って第1の実施形態と同様の効果を奏する。なお、第1および第2の係合部、第1および第2の基部、第1から第4のフランジ、ならびに第1および第2のガイドプレートを上記の説明に記載したように対応付けることによって、第2の実施形態に係る製造方法は第1の実施形態に係る製造方法と同様の構成を有するものとして理解することができる。
(第3の実施形態)
図10は、本発明の第3の実施形態に係る製造方法によって製造されるジッパーテープ付き袋の断面図である。図10に示されるように、ジッパーテープ付き袋300は、上記の第1の実施形態と同様の袋本体を形成するフィルム110と、ジッパーテープ120とを含む。ジッパーテープ120は、雄側係合部121(第1の係合部)、雌側係合部122(第2の係合部)、雄側基部123(第1の基部)、および雌側基部124(第2の基部)を含む。雄側基部123は雄開口側フランジ123A(第1のフランジ)および雄内部側フランジ123B(第2のフランジ)を含み、雌側基部124は雌開口側フランジ124A(第3のフランジ)および雌内部側フランジ124B(第4のフランジ)を含む。
本実施形態に係るジッパーテープ付き袋300では、第1の実施形態と同様に雌内部側フランジ124Bがフィルム110に接合されず、かつ第2の実施形態と同様に雄開口側フランジ123Aがフィルム110に接合されない。雌内部側フランジ124Bを雌側基部124とフィルム110との間の非接合部分とし、かつ雄開口側フランジ123Aを雄側基部123とフィルム110との間の非接合部分とすることによって、例えば特許第5996172号公報に記載されているように、ジッパーテープ付き袋300の不正開封防止機能を強化することができる。なお、上記以外の点について、ジッパーテープ付き袋300の構成は上記の第1の実施形態と同様であるため、重複した説明は省略する。
図11は、本発明の第3の実施形態に係る製造方法が実行される三方製袋機においてフィルムにジッパーテープを接合するシールバー付近の構成を示す平面図である。なお、図11ではフィルム110およびジッパーテープ120の図示を省略している。図12は、図11のXI−XI線断面図である。なお、図11および図12に示された部分以外の三方製袋機の構成は、上記の第1の実施形態と同様であるため、重複した説明は省略する。
図11に示されるように、本実施形態では、三方製袋機のシールバー630を含む区間に開口側ガイドプレート631A(第1のガイドプレート)および内部側ガイドプレート631B(第2のガイドプレート)が配置される。内部側ガイドプレート631Bにはジッパーテープ120の幅方向に延びる切り欠き632B(第1の切り欠き)が形成され、開口側ガイドプレート631Aにはジッパーテープ120の幅方向に延びる切り欠き632A(第2の切り欠き)が形成される。切り欠き632A,632Bはいずれもジッパーテープ120の搬送方向(図中のx方向)においてシールバー630よりも上流側に位置し、ジッパーテープ120は雌内部側フランジ124B(第4のフランジ)が切り欠き632Bを通過し、雄開口側フランジ123A(第1のフランジ)が切り欠き632Aを通過するように配置される。
本実施形態において、ジッパーテープ120の搬送方向における上流側の第1の区間Sでは開口側ガイドプレート631Aとフィルム110Aとの間に位置する雄開口側フランジ123Aは、切り欠き632Aを介して雄開口側フランジ123Aが雌開口側フランジ124Aの側に移動させられ、切り欠き632Aよりも下流側のシールバー630を含む第2の区間Sでは開口側ガイドプレート631Aと雌開口側フランジ124Aとの間に位置する。また、第1の区間Sでは内部側ガイドプレート631Bとフィルム110Bとの間に位置する雌内部側フランジ124Bは、切り欠き632Bを介して雄内部側フランジ123Bの側に移動させられ、切り欠き632Bよりも下流側の第2の区間Sでは内部側ガイドプレート631Bと雄内部側フランジ123Bとの間に位置する。なお、切り欠き632A,632Bは、必ずしもジッパーテープ120の搬送方向について同じ位置に形成されなくてもよく、開口側ガイドプレート631A側と内部側ガイドプレート631B側とで第1の区間Sおよび第2の区間Sの範囲が異なっていてもよい。
その結果、図12に示されるように、シールバー630がフィルム110A,110Bの外側から開口側ガイドプレート631Aおよび内部側ガイドプレート631Bを挟み込むことによってジッパーテープ120の雄側基部123および雌側基部124をフィルム110A,110Bに接合するときには、雄開口側フランジ123Aはフィルム110Aに接しておらず、従ってフィルム110Aには接合されない。同様に、雌内部側フランジ124Bはフィルム110Bに接しておらず、従ってフィルム110Bには接合されない。このようにして、本実施形態に係るジッパーテープ付き袋の製造方法では、図10に示したような雄開口側フランジ123Aとフィルム110との間、および雌内部側フランジ124Bとフィルム110との間の非接合部分を確実に形成することができる。
図11に示された例では、開口側ガイドプレート631Aに追加の切り欠き633Aが形成され、内部側ガイドプレート631Bに追加の切り欠き633Bが形成される。これらの追加の切り欠きの構成、効果、および冷却バー634との関係は、上記の第1の実施形態および第2の実施形態と同様である。
以上で説明したような本発明の第3の実施形態に係るジッパーテープ付き袋300の製造方法は、非接合部分が雄開口側フランジ123Aとフィルム110との間、および雌内部側フランジ124Bとフィルム110との間の両方に形成される点を除いて第1の実施形態または第2の実施形態と同様の構成を有し、従って第1の実施形態および第2の実施形態と同様の効果を奏する。なお、本実施形態における内部側ガイドプレート631Bの構成は第2の実施形態と同様であり、開口側ガイドプレート631Aの構成は第1の実施形態と同様である。また、既に述べたように、切り欠き632Bが形成された内部側ガイドプレート631Bは、ジッパーテープ120の通し方を変更して雌内部側フランジ124Bが切り欠き632Bと通過しないようにすることで、非接合部分を形成しない通常のガイドプレートとして利用することが可能であり、切り欠き632Aが形成された開口側ガイドプレート631Aについても同様である。従って、例えば、三方製袋機において本実施形態で説明したような開口側ガイドプレート631Aおよび内部側ガイドプレート631Bを配置すれば、ジッパーテープ120の通し方を適切に変更することによって、シールバー630の構成を変更することなく、図2、図7および図10に示されたようなジッパーテープ付き袋、および非接合部分が形成されない通常のジッパーテープ付き袋を作り分けることができる。
(袋本体の構成に関する変形例)
図13は、本発明の実施形態の変形例に係るジッパーテープ付き袋の平面図である。上記で説明された第1の実施形態に係るジッパーテープ付き袋100では、ボトムシール部112およびサイドシール部113が形成される一方で、トップシール部が形成されないことによって袋本体の開口部114が形成された。これに対して、図13に示されたジッパーテープ付き袋400では、ボトムシール部112およびサイドシール部113に加えてトップシール部115が形成され、サイドシール部113に設けられた切り込み116を起点にしてトップシール部115とジッパーテープ120との間を切断することによって事後的に袋本体に開口部114が形成される。
このような場合において、上記で図2などを参照して説明した雄開口側フランジ123Aおよび雌開口側フランジ124Aは、雄側基部123および雌側基部124のうち、係合部121,122の根部121R,122Rに対して事後的に袋本体の開口部114が形成されうる側、すなわち袋本体の潜在的な開口部114の側に位置する部分である。同様に、雄内部側フランジ123Bおよび雌内部側フランジ124Bは、雄側基部123および雌側基部124のうち、係合部121,122の根部121R,122Rに対して事後的に袋本体の開口部114が形成されない側、すなわち袋本体の潜在的な開口部114とは反対側に位置する部分である。
なお、さらに別の実施形態では、ボトムシール部112が形成されない状態でジッパーテープ付き袋が提供されてもよい。この場合、ボトムシール部112はジッパーテープ付き袋に内容物を充填した後で形成される。これ以外にも、公知の各種の構成のジッパーテープ付き袋に本発明の実施形態を適用することが可能である。
また、上記の例ではジッパーテープ付き袋が三方製袋機によって製造されたが、三方製袋機には限られず、他の各種の製袋機においても、ジッパーテープを長手方向に搬送しながら両側からシールバーで挟み込むことによってフィルムに接合する工程が含まれれば、当該シールバーを含む区間に上記の実施形態で説明したようなガイドプレートを配置することによって、本発明の実施形態を適用することが可能である。
以上、添付図面を参照しながら本発明の好適な実施形態について詳細に説明したが、本発明はこれらの例に限定されない。本発明の属する技術の分野の当業者であれば、特許請求の範囲に記載された技術的思想の範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、これらについても、当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
100,200,300,400…ジッパーテープ付き袋、110…フィルム、111A,111B…対向面、120…ジッパーテープ、121…雄側係合部、122…雌側係合部、123…雄側基部、123A…雄開口側フランジ、123B…雄内部側フランジ、124…雌側基部、124A…雌開口側フランジ、124B…雌内部側フランジ、600…三方製袋機、610…フィルム供給部、620…テープ供給部、630…シールバー、631A…開口側ガイドプレート、631B…内部側ガイドプレート、632A,632B…切り欠き、633A,633B…追加の切り欠き。

Claims (8)

  1. 第1の係合部、前記第1の係合部に係合する第2の係合部、前記第1の係合部の根部から幅方向両側にそれぞれ延びる第1のフランジおよび第2のフランジを含む第1の基部、および前記第2の係合部の根部から幅方向両側にそれぞれ延びる第3のフランジおよび第4のフランジを含む第2の基部を断面形状に含む長尺状のジッパーテープと、少なくとも1対の対向面を含む袋本体とを備えるジッパーテープ付き袋の製造方法であって、
    前記1対の対向面を形成するフィルムを、前記第1の基部および第2の基部にそれぞれ対向させる第1の工程と、
    前記ジッパーテープを長手方向に搬送しながら、前記ジッパーテープの長手方向に延びる第1のガイドプレートを前記第1のフランジと前記第3のフランジとの間に介挿するとともに、前記第1のガイドプレートに対して前記ジッパーテープの幅方向に並列された第2のガイドプレートを前記第2のフランジと前記第4のフランジとの間に介挿する第2の工程と、
    前記ジッパーテープを長手方向に搬送しながら、前記第2のガイドプレートに設けられた前記ジッパーテープの幅方向に延びる第1の切り欠きを介して、前記第4のフランジを前記第2のガイドプレートと前記フィルムとの間から前記第2のガイドプレートと前記第2のフランジとの間に移動させる第3の工程と、
    前記ジッパーテープの搬送方向について前記第1の切り欠きよりも下流側で、前記フィルムの外側から前記第1のガイドプレートおよび前記第2のガイドプレートを挟み込むシールバーを用いて前記第1の基部および第2の基部のそれぞれを前記フィルムに接合する第4の工程と
    を含むジッパーテープ付き袋の製造方法。
  2. 前記第2の工程と前記第4の工程との間で、前記第1のガイドプレートに設けられた前記ジッパーテープの幅方向に延びる第2の切り欠きを介して前記第1のフランジを前記第1のガイドプレートと前記フィルムとの間から前記第1のガイドプレートと前記第3のフランジとの間に移動させる工程をさらに含む、請求項1に記載のジッパーテープ付き袋の製造方法。
  3. 前記第4の工程の後に、前記ジッパーテープを長手方向に搬送しながら、前記第2のガイドプレートに設けられた前記ジッパーテープの幅方向に延びる第3の切り欠きを介して前記第4のフランジを前記第2のガイドプレートと前記フィルムとの間に戻す工程と、
    前記第4の工程の後に、前記ジッパーテープを長手方向に搬送しながら、前記第1のガイドプレートに設けられた前記ジッパーテープの幅方向に延びる第4の切り欠きを介して前記第1のフランジを前記第1のガイドプレートと前記フィルムとの間に戻す工程と
    をさらに含む、請求項2に記載のジッパーテープ付き袋の製造方法。
  4. 前記第4の工程の後に、前記ジッパーテープを長手方向に搬送しながら、前記第2のガイドプレートに設けられた前記ジッパーテープの幅方向に延びる第3の切り欠きを介して前記第4のフランジを前記第2のガイドプレートと前記フィルムとの間に戻す工程をさらに含む、請求項1または請求項2に記載のジッパーテープ付き袋の製造方法。
  5. 第1の係合部、前記第1の係合部に係合する第2の係合部、前記第1の係合部の根部から幅方向両側にそれぞれ延びる第1のフランジおよび第2のフランジを含む第1の基部、および前記第2の係合部の根部から幅方向両側にそれぞれ延びる第3のフランジおよび第4のフランジを含む第2の基部を断面形状に含む長尺状のジッパーテープと、少なくとも1対の対向面を含む袋本体とを備えるジッパーテープ付き袋の製造装置であって、
    前記1対の対向面を形成するフィルムを供給するフィルム供給部と、
    前記第1の基部および第2の基部がそれぞれ前記フィルムに対向するように前記ジッパーテープを供給するテープ供給部と、
    前記ジッパーテープの長手方向に延び、少なくとも一部の区間が前記第1のフランジと前記第3のフランジとの間に介挿される第1のガイドプレートと、
    前記ジッパーテープの長手方向に延び、前記第1のガイドプレートに対して前記ジッパーテープの幅方向に並列され、前記ジッパーテープの幅方向に延びる第1の切り欠きを有し、前記ジッパーテープの搬送方向について前記第1の切り欠きよりも上流側の第1の区間では前記第2のフランジと前記第4のフランジとの間に介挿され、前記ジッパーテープの搬送方向について前記第1の切り欠きよりも下流側の第2の区間では前記第4のフランジと前記フィルムとの間に介挿される第2のガイドプレートと、
    前記第2の区間で、前記フィルムの外側から前記第1および第2のガイドプレートを挟み込むシールバーと
    を備えるジッパーテープ付き袋の製造装置。
  6. 前記第1のガイドプレートは、前記ジッパーテープの幅方向に延びる第2の切り欠きを有し、前記ジッパーテープの搬送方向について前記第2の切り欠きよりも上流側の区間では前記第1のフランジと前記第3のフランジとの間に介挿され、前記ジッパーテープの搬送方向について前記第2の切り欠きよりも下流側の区間では前記第1のフランジと前記フィルムとの間に介挿される、請求項5に記載のジッパーテープ付き袋の製造装置。
  7. 前記ジッパーテープの搬送方向について前記シールバーよりも下流側で、前記第2のガイドプレートに、前記第4のフランジを前記第2のガイドプレートと前記第2のフランジとの間から前記第2のガイドプレートと前記フィルムとの間に戻すための、前記ジッパーテープの幅方向に延びる第3の切り欠きが設けられ、
    前記ジッパーテープの搬送方向について前記シールバーよりも下流側で、前記第1のガイドプレートに、前記第1のフランジを前記第1のガイドプレートと前記第3のフランジとの間から前記第1のガイドプレートと前記フィルムとの間に戻すための、前記ジッパーテープの幅方向に延びる第4の切り欠きが設けられる、請求項6に記載のジッパーテープ付き袋の製造装置。
  8. 前記ジッパーテープの搬送方向について前記シールバーよりも下流側で、前記第2のガイドプレートに、前記第4のフランジを前記第2のガイドプレートと前記第2のフランジとの間から前記第2のガイドプレートと前記フィルムとの間に戻すための、前記ジッパーテープの幅方向に延びる第3の切り欠きが設けられる、請求項5または請求項6に記載のジッパーテープ付き袋の製造装置。
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