JP2022069054A - テープ、テープ付き容器、テープ付き容器の製造方法およびテープ付き容器の製造装置 - Google Patents

テープ、テープ付き容器、テープ付き容器の製造方法およびテープ付き容器の製造装置 Download PDF

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Abstract

【課題】開封時に袋本体を薄肉部に沿ってより円滑に引き裂く。【解決手段】第1および第2の厚肉部と、第1および第2の厚肉部の間に形成される第1の薄肉部とを断面形状に含む第1部材を備えるテープであって、第1部材の厚さ方向について、第1の薄肉部の第1面が第1および第2の厚肉部のそれぞれの第1面に揃えられているテープ、容器本体とテープとを備えるテープ付き容器、およびテープ付き容器の製造方法が提供される。【選択図】図2

Description

本発明は、テープ、テープ付き容器、テープ付き容器の製造方法およびテープ付き容器の製造装置に関する。
食品、薬品、医療品、雑貨等の各種物品を包装するための包装材として、袋の開口部に対して雄部材および雌部材より形成されて雌雄咬合する一対の帯状のジッパーテープを配設し、かかる咬合状態を開閉自在としたジッパーテープ付き包装袋が適用されている。このようなジッパーテープ付き包装袋は、ジッパーテープの上部がシールされることによって密封されており、開封するときは、包装袋の両側に形成された切欠き等を開始位置として、袋本体のフィルムを引き裂くようにして開封することができる。
このようにしてジッパーテープ付き包装袋を開封する場合、ジッパーテープ近傍のフィルムが切れてしまうため、袋本体が掴みにくくなるという問題があり、袋本体フィルムを所定の位置で切る技術が求められていた。そこで、特許文献1では、ジッパーテープの一部に開封紐を配設し、開封紐を引っ張ることによって袋本体のフィルムを引き裂く技術が示されている。また、特許文献2では、ジッパーテープのテープ部に引裂きを誘導させるために、引裂き性の樹脂を用いてカットさせるジッパーテープの記載がある。
また、上記の特許文献1および特許文献2に記載された技術の改良として、特許文献3には、包装袋の袋本体内面に取り付けられるジッパーテープが、本体よりも厚肉とされた第1の凸状部と、第1の凸状部に隣接して設けられる薄肉部と、薄肉部に隣接して設けられ、薄肉部および本体よりも厚肉とされた第2の凸状部とを有し、薄肉部が袋本体の引き裂きを誘導するジッパーテープが記載されている。この技術によれば、開封時に袋本体を薄肉部に沿って引き裂くことによって容易に開口を形成することができる。
特開2004-276925号公報 特開2004-244027号公報 国際公開第2008/035494号
しかしながら、特許文献3の技術では、テープと袋本体とのシール面とテープの薄肉部との間に段差があるため、例えばナイロン構成などで配向性の強いフィルムを袋本体に用いると薄肉部に斜めに切れる力が働き、薄肉部が糸状に伸びて引き裂きが円滑でなくなる場合があった。
そこで、本発明は、開封時に袋本体を薄肉部に沿ってより円滑に引き裂くことが可能なテープ、テープ付き容器、テープ付き容器の製造方法およびテープ付き容器の製造装置を提供することを目的とする。
[1]第1および第2の厚肉部と、第1および第2の厚肉部の間に形成される第1の薄肉部とを断面形状に含む長尺状の第1部材を備えるテープであって、第1部材の厚さ方向について、第1の薄肉部の第1面が第1および第2の厚肉部のそれぞれの第1面に揃えられているテープ。
[2]第1の薄肉部の第1面に積層される接合層を備える、[1]に記載のテープ。
[3]第1および第2の厚肉部は第1の樹脂組成物で形成され、第1の薄肉部は第1の樹脂組成物とは異なる第2の樹脂組成物で形成される、[1]または[2]に記載のテープ。
[4]少なくとも互いに対向する第1領域および第2領域を有する容器本体と、第1領域に第1部材が少なくとも部分的に接合される[1]から[3]のいずれか1項に記載のテープとを備えるテープ付き容器。
[5]第1部材と、少なくとも部分的に第1部材に対向するように構成された長尺状の第2部材とを備える、[1]から[3]のいずれか1項に記載のテープ。
[6]第1部材は、さらに第1の基部条片、および第1の基部条片から第1部材の厚さ方向に突出する第1の係合部を断面形状に含み、第1の基部条片は、第1部材の幅方向で第2の厚肉部に連続し、第1部材の厚さ方向について、第1および第2の厚肉部ならびに第1の薄肉部の第1面は第1の係合部とは反対側に位置し、第2部材は、第2の基部条片、および第2の基部条片から第2部材の厚さ方向に突出し、第1の係合部に係合可能な第2の係合部を断面形状に含み、ジッパーテープを構成する、[5]に記載のテープ。
[7]第2の厚肉部は、第1の基部条片よりも厚く形成される、[6]に記載のテープ。
[8]第2部材は、さらに第3および第4の厚肉部と、第3および第4の厚肉部の間に形成される第2の薄肉部とを断面形状に含み、第2の基部条片は、第2部材の幅方向で第4の厚肉部に連続し、第2部材の厚さ方向について、第2の係合部とは反対側に位置する第2の薄肉部の第1面が、第2の係合部とは反対側の第3および第4の厚肉部のそれぞれの第1面に揃えられ、第1の薄肉部と第2の薄肉部とは、第1の係合部と第2の係合部とが互いに係合したときに、互いに対向するように配置される、[6]または[7]に記載のテープ。
[9]少なくとも互いに対向する第1領域および第2領域を有する容器本体と、第1領域に第1部材が少なくとも部分的に接合され、第2領域に第2部材が少なくとも部分的に接合される[5]から[8]のいずれか1項に記載のテープとを備えるテープ付き容器。
[10]第1の薄肉部の第1面の少なくとも一部が第1領域に接合される、[4]または[9]に記載のテープ付き容器。
[11]少なくとも互いに対向する第1領域および第2領域を有する容器本体と、第1および第2の厚肉部と、第1および第2の厚肉部の間に形成される第1の薄肉部とを断面形状に含む長尺状の第1部材を含むテープとを備え、第1の薄肉部の少なくとも一部が第1領域に接合されるテープ付き容器。
[12]少なくとも互いに対向する第1領域および第2領域を有する容器本体と、第1および第2の厚肉部と、第1および第2の厚肉部の間に形成される第1の薄肉部とを断面形状に含む長尺状の第1部材、ならびに少なくとも部分的に第1部材に対向するように構成された長尺状の第2部材を含むテープとを備え、第1領域に第1部材が少なくとも部分的に接合され、第2領域に第2部材が少なくとも部分的に接合され、第1の薄肉部の少なくとも一部が第1領域に接合されるテープ付き容器。
[13]容器本体は、袋状である、[4]または[9]から[12]のいずれか1項に記載のテープ付き容器。
[14][4]または[9]から[13]のいずれか1項に記載のテープ付き容器の製造方法であって、第1の薄肉部の幅に対応する凸部を含むシールバーを用いて第1の薄肉部の第1面を第1領域に接合する工程を含む、テープ付き容器の製造方法。
[15][4]または[9]から[13]のいずれか1項に記載のテープ付き容器の製造方法であって、第1の薄肉部の幅に対応する凸部を含むプレートを第1部材に対向するように配置し、プレートとシールバーとの間に第1部材および第1領域を挟み込むことによって第1の薄肉部の第1面を第1領域に接合する工程を含む、テープ付き容器の製造方法。
[16][4]または[9]から[13]のいずれか1項に記載のテープ付き容器の製造方法であって、第1領域に第1部材を接合する工程の後に、第1の薄肉部を第1領域に押し付ける工程を含む、テープ付き容器の製造方法。
[17][4]または[9]から[13]のいずれか1項に記載のテープ付き容器の製造装置であって、1対のシールバーと、1対のシールバーの間に介挿されるプレートとを備え、1対のシールバーの少なくとも一方からプレートに向けて突出し、第1の薄肉部の幅に対応する第1の凸部、またはプレートから1対のシールバーの少なくとも一方に向けて突出し、第1の薄肉部に第1の薄肉部の幅に対応する第2の凸部の少なくともいずれかをさらに備える、テープ付き容器の製造装置。
[18][4]または[9]から[13]のいずれか1項に記載のテープ付き容器の製造装置であって、第1領域に第1部材をそれぞれ接合する接合手段と、接合手段の後段に配置され、第1の薄肉部を第1領域に押し付ける押し付け手段とを備える、テープ付き容器の製造装置。
上記の構成によって、薄肉部を容器本体により確実に接合することができる。従って、開封時に容器本体をテープの薄肉部に沿って引き裂くときに薄肉部と容器本体との間が分離せず、従って引き裂き後の薄肉部が容器本体から分離して円滑な引き裂きの妨げになることを防止できる。
本発明の第1の実施形態に係るテープ付き袋の平面図である。 図1のII-II線断面図である。 本発明の第1の実施形態に係るテープの例を示す断面図である。 本発明の第1の実施形態に係るテープの別の例を示す断面図である。 図4に示すテープを含むテープ付き袋の例を示す断面図である。 本発明の第2の実施形態に係るジッパーテープ付き袋の平面図である。 図6のVII-VII線断面図である。 本発明の第2の実施形態に係るジッパーテープの例を示す断面図である。 本発明の第2の実施形態に係るジッパーテープ付き袋の他の例を示す断面図である。 本発明の実施形態に係るテープ付き容器の製造方法が実行される製袋装置を示す斜視図である。 図10に示す製袋装置でジッパーテープを接合するシールバーの拡大断面図である。 本発明の実施形態に係るテープ付き容器の製造方法が実行される製袋装置の別の例を示す図である。 本発明の実施形態に係るテープ付き容器の製造方法が実行される製袋装置のさらに別の例を示す図である。
以下に添付図面を参照しながら、本発明の好適な実施形態について詳細に説明する。なお、本明細書および図面において、実質的に同一の機能構成を有する構成要素については、同一の符号を付することにより重複した説明を省略する。
(第1の実施形態)
図1は、本発明の第1の実施形態に係るテープ付き袋の平面図であり、図2は図1のII-II線断面図である。図示されているように、テープ付き袋100は、袋本体を構成し互いに対向する第1領域111Aおよび第2領域111Bを有するフィルム110と、フィルム110の第1領域111Aおよび第2領域111Bにそれぞれ少なくとも部分的に接合されるテープ120とを含む。第1領域111Aと第2領域111Bとの間には収納空間が形成される。
フィルム110は、例えば単層または多層の熱可塑性樹脂フィルムである。熱可塑性樹脂は、具体的には低密度ポリエチレン(LDPE)、直鎖状低密度ポリエチレン(LLDPE)、またはポリプロピレン(PP)であってもよい。PPは、ホモポリプロピレン(HPP)、ランダムポリプロピレン(RPP)、またはブロックポリプロピレン(BPP)であってもよい。フィルム110が多層のフィルムである場合、表基材に二軸延伸ポリプロピレン(OPP)、二軸延伸ポリエチレンテレフタレート(OPET)、または二軸延伸ナイロン(ONy)を用いてもよい。これらは、化石燃料由来の樹脂に限られず、環境に配慮したバイオプラスチックであってもよいし、化石燃料由来の樹脂とバイオプラスチックとの混合物を用いてもよい。バイオプラスチックとしては、例えばバイオポリエチレンが好ましい。また、フィルム110はアルミニウムなどの金属材料や、無機材料の層を含んでもよい。例えば、フィルム110をテープ120または後述するジッパーテープ220と同様にポリエチレンを主成分とする樹脂組成物でモノマテリアル化することによって、リサイクル性に優れる環境に配慮した構成が可能になる。
なお、本実施形態では、2枚のフィルム110が重ね合わされ、トップシール部112、ボトムシール部113およびサイドシール部114において互いに接合されることによって第1領域111Aおよび第2領域111Bを形成しているが、別の実施形態では、1枚のフィルム110がサイドシール部114に対応する部分で折り返されることによって第1領域111Aおよび第2領域111Bを形成してもよい。また、ボトムシール部113またはサイドシール部114に対応する部分でフィルムが内側に折り込まれた部分、いわゆるガセットが形成されてもよい。この場合、ガセットは、第1領域111Aまたは第2領域111Bと同じフィルムによって形成されてもよいし、これらとは異なるフィルムによって形成されてもよい。また、テープ付き袋100は、底部にガセットが形成されることによって立てて置くことが可能なスタンディングパウチであってもよい。
テープ120は、図2に示されるように、互いに対向する長尺状の第1部材120Aおよび第2部材120Bを含む。第1部材120Aは、厚肉部121A,121Bと、厚肉部121A,121Bの間に形成される薄肉部122Aとを断面形状に含む。ここで、本明細書において、長尺状の部材の断面形状は、部材の幅方向および厚さ方向を含む断面における形状を意味する。一方、第2部材120Bは、厚肉部121C,121Dと、厚肉部121C,121Dの間に形成される薄肉部122Bとを断面形状に含む。なお、厚肉部121A,121B,121C,121Dは必ずしも同じ厚さでなくてもよいが、薄肉部122Aは厚肉部121A,121Bのどちらよりも薄く形成された部分であり、薄肉部122Bは厚肉部121C,121Dのどちらよりも薄く形成された部分である。なお、薄肉部122A,122Bの厚さは必ずしも一様でなくてもよく、図示された例のようにテープ120の長手方向に延び厚さ方向の片側(袋本体の内側)に突出するリブが設けられてもよい。
上記のようにテープ120が薄肉部122A,122Bを有することによって、例えばユーザがテープ120の長手方向端部でサイドシール部114に形成されたノッチ115(図1参照)を起点にしてフィルム110を引き裂こうとした場合、応力が集中する薄肉部122A,122Bが先行して破断する。薄肉部122A,122Bでテープ120が破断することによって、薄肉部122A,122Bの両側で厚肉部121A,121Bおよび厚肉部121C,121Dにそれぞれ接合されたフィルム110の第1領域111Aおよび第2領域111Bが引き裂かれ、袋本体に開口が形成される。
さらに、本実施形態では、第1部材120Aの厚さ方向について、薄肉部122Aの一方の面1221Aが厚肉部121A,121Bの一方の面1211A,1211Bに揃えられている。このように薄肉部122Aと厚肉部121A,121Bとの一方の面が揃えられていることによって、例えばこれらの面1211A,1211B,1221Aに接合層123を積層して、第1部材120Aを厚肉部121A,121Bだけではなく薄肉部122Aでもフィルム110の第1領域111Aにより確実に接合することができる。なお、薄肉部122Aと厚肉部121A,121Bとの一方の面は、厳密に同一の平面を構成する程度に揃えられている必要はなく、それぞれの面をフィルム110の第1領域111Aに接合するのに支障がない程度のわずかな段差があってもよい。接合層123は必ずしも面1211A,1211B,1221Aの全体に積層されなくてもよく、これらの面に接合層123が積層されない領域が存在してもよい。薄肉部122Aの面1221Aは少なくとも一部が第1領域111Aに接合されていればよく、開封に影響のない範囲で未接合部があってもよい。また、第1部材120Aは接合層123を積層せずにフィルム110に接合されてもよい。
上記のように薄肉部122Aがフィルム110により確実に接合されることによって、開封時にフィルム110を薄肉部122Aに沿って引き裂くときに薄肉部122Aとフィルム110との間が分離せず、従って引き裂き後の薄肉部122Aがフィルム110から分離して糸状に伸び、円滑な引き裂きの妨げになることを防止できる。本実施形態では、第2部材120Bでも同様に、第2部材120Bの厚さ方向について薄肉部122Bの一方の面1221Bが厚肉部121C,121Dの一方の面1211C,1211Dに揃えられ、上述した第1部材120Aと同様の効果が得られる。
上記のようなテープ120は、例えばポリオレフィン系樹脂の押出成形によって形成される。より具体的には、テープ120は、低密度ポリエチレン(LDPE)、直鎖状低密度ポリエチレン(LLDPE)、またはポリプロピレン(PP)で形成されてもよい。PPは、ホモポリプロピレン(HPP)、ランダムポリプロピレン(RPP)、またはブロックポリプロピレン(BPP)であってもよい。これらは、化石燃料由来の樹脂に限られず、環境に配慮したバイオプラスチックであってもよいし、化石燃料由来の樹脂とバイオプラスチックとの混合物を用いてもよい。バイオプラスチックとしては、例えばバイオポリエチレンが好ましい。テープ120の材料には、必要に応じて、公知の添加剤、例えば安定剤、酸化防止剤、滑剤、帯電防止剤、または着色剤などが添加されてもよい。
また、テープ120は、ポリエチレンを主成分とする樹脂組成物でモノマテリアル化されてもよい。この場合、テープ120の全体は、いずれもポリエチレンを主成分とする樹脂組成物で形成される。ここで、主成分は、樹脂組成物の所定割合以上を占める成分であり、含有量が通常50質量%以上、好ましくは70質量%以上、より好ましくは90質量%以上、さらに好ましくは95質量%以上、特に好ましくは98質量%以上、最も好ましくは100%の成分である。ただし、主成分の含有量が100%の場合であっても、添加剤や不純物の混合は許容される。なお、主成分は、例えばIR法によって確認することができる。ポリエチレンを主成分とする樹脂組成物でテープ120をモノマテリアル化することによって、リサイクル性に優れる環境に配慮した構成が可能になる。また、ポリエチレンとしてバイオポリエチレンを用いることで、さらにリサイクル性に優れる環境に配慮した構成が可能になる。
上記のようにポリエチレンを主成分とする樹脂組成物でテープ120をモノマテリアル化する場合、薄肉部122A,122Bの密度(以下、単に薄肉部の密度ともいう)を、厚肉部121A,121B,121C,121Dの密度(以下、単に厚肉部の密度ともいう)よりも高くしてもよい。好ましくは、薄肉部の密度が930g/cm以上970g/cm以下、厚肉部の密度が900g/cm以上930g/cm以下である。より好ましくは、薄肉部の密度が940g/cm以上970g/cm以下、厚肉部の密度が905g/cm以上925g/cm以下である。さらに好ましくは、薄肉部の密度が950g/cm以上970g/cm以下、厚肉部の密度が910g/cm以上925g/cm以下である。密度は、JIS K 7112:1999により確認することができる。なお、厚肉部の密度を930g/cm以下とすることによって、テープ120をフィルム110に接合した後の潰し加工が容易になり、ピンホールの発生を最小化することができる。
上記のような密度の差があることによって、薄肉部122A、122Bでは、樹脂組成物の主成分であるポリエチレンの延性が相対的に弱められ、応力に対して破断するまでに伸びる量が小さくなる。従って、例えばユーザがテープ120の長手方向端部でサイドシール部114に形成されたノッチ115を起点にしてフィルム110を引き裂こうとした場合、応力が集中する薄肉部122A,122Bを伸び量が小さい段階で破断させ、袋本体に安定して開口が形成することができる。
あるいは、第1部材120Aにおいて、厚肉部121A,121Bが第1の樹脂組成物で形成され、薄肉部122Aが第1の樹脂組成物とは異なる第2の樹脂組成物で形成されてもよい。
本実施形態において、薄肉部122A,122Bの幅(テープ120の幅方向における寸法)は、通常1mm以上であり、好ましくは2mm以上である。薄肉部の幅を大きくすることで、テープ120の幅方向におけるノッチ115の位置ずれ許容範囲が広くなり、製造効率が向上する。上限は特に規定されないが、薄肉部の幅が広いほど収納空間を形成しないフィルム材料を多量に使用することになるため、通常5mmであり好ましくは4mm以下である。また、薄肉部122A,122Bの厚さは、通常10μm以上120μm以下であり、好ましくは20μm以上100μm以下であり、より好ましくは30μm以上80μm以下である。薄肉部の厚さが120μmを超えると開封時に引き裂くことが困難になる可能性がある。また、薄肉部の厚さが10μm未満だと、厚肉部との厚さの差が大きすぎることによってテープ120の形状を保持ことが困難になり、例えば製造の効率が低下する可能性がある。一方、厚肉部121A,121B,121C,121Dの厚さは、通常150μm以上であり、好ましくは200μm以上、さらに好ましくは250μm以上である。上限は特に限定されないが、製造時のつぶし易さの観点から700μmである。
図3は、本発明の第1の実施形態に係るテープの例を示す断面図である。上記で図1および図2を参照して説明した例においてフィルム110に取り付けられていたテープ120は、フィルム110への取り付け前には独立して供給される。この場合、図示されているように、第1部材120Aと第2部材120Bとが、例えば厚肉部121B,121Dの間が連結された状態で供給されてもよい。この場合も、連結部分を切り離し、または折り曲げることによって、テープ120の第1部材120Aと第2部材120Bとを対向させることが可能である。つまり、本実施形態に係るテープ120は、必ずしも供給される時点で第1部材120Aと第2部材120Bとが対向していなくてもよく、第1部材120Aと第2部材120Bとを対向させることが可能であるように構成されていればよい。
図4および図5は、本発明の第1の実施形態に係るテープの別の例を示す断面図である。上記で図1および図2を参照して説明した例において、テープ120の第1部材120Aと第2部材120Bとは実質的に同一の断面形状を有する。従って、図4に示されたように、厚肉部121A,121Bおよび薄肉部122Aを断面形状に含むテープ120を供給し、このテープ120をそれぞれ上記の第1部材120Aおよび第2部材120Bとして用いてもよい。あるいは、図5に示されるように、テープ120(第1部材120A)を単独でフィルム110に接合してもよい。具体的には、図5の例では、フィルム110の第1領域111Aにテープ120の厚肉部121A,121Bおよび薄肉部122Aが接合され、第2領域111Bに厚肉部121Aが接合される。厚肉部121Bは第2領域111Bには接合されないため、薄肉部122Aに沿ってフィルム110の第1領域111Aおよび第2領域111Bを引き裂くことによって袋本体に開口を形成することができる。
(第2の実施形態)
図6は、本発明の第2の実施形態に係るジッパーテープ付き袋の平面図であり、図7は図6のVI-VI線断面図である。図示されているように、ジッパーテープ付き袋200は、上記の第1の実施形態と同様のフィルム110と、フィルム110の第1領域111Aおよび第2領域111Bにそれぞれ接合されるジッパーテープ220とを含む。
ジッパーテープ220は、図7に示されるように、互いに対向する長尺状の第1部材220Aおよび第2部材220Bを含む。第1部材220Aは、厚肉部121A,121Bおよび薄肉部122Aと、ジッパー部分を構成する基部条片224Aおよび係合部225Aとを断面形状に含む。第2部材220Bは、121C,121Dおよび薄肉部122Bと、ジッパー部分を構成する基部条片224Bおよび係合部225Bとを断面形状に含む。基部条片224Aは第1部材220Aの幅方向で厚肉部121Bに連続して形成され、基部条片224Bは第2部材220Bの幅方向で厚肉部121Dに連続して形成される。図示された例において厚肉部121A,121Bは基部条片224Aよりも厚く形成され、厚肉部121C,121Dは基部条片224Bよりも厚く形成される。係合部225Aは基部条片224Aから第1部材220Aの厚さ方向に突出し、係合部225Bは基部条片224Bから第2部材220Bの厚さ方向に突出する。基部条片224A,224Bは、フィルム110の第1領域111Aおよび第2領域111Bにそれぞれ接合されて互いに対向し、係合部225A,225Bは互いに係合可能である。
ここで、第1部材220Aの厚さ方向について、厚肉部121A,121Bおよび薄肉部122Aの揃えられた面1211A,1211B,1221Aは、係合部225Aとは反対側に位置する。これらの面を基部条片224Aの面とも揃えることによって、例えばそれぞれの面に接合層123を積層して第1部材220Aをフィルム110の第1領域111Aにより確実に接合することができる。第2部材220Bでも同様に、厚肉部121C,121Dおよび薄肉部122Bの揃えられた面1211C,1211D,1221Bは、係合部225Bとは反対側に位置する。これらの面を基部条片224Bの面とも揃えることによって、第1部材220Aと同様に第2部材220Bをフィルム110の第2領域111Bにより確実に接合することができる。第1の実施形態と同様に、薄肉部122A,122Bがフィルム110により確実に接合されることによって、開封時にフィルム110を薄肉部122A,122Bに沿って引き裂くときに薄肉部122A,122Bとフィルム110との間が分離せず、従って引き裂き後の薄肉部122A,122Bが袋本体から分離して糸状に伸び、円滑な引き裂きの妨げになることを防止できる。
なお、ジッパーテープ220において、係合部225A,225Bの形状は、図示された例に限られず、爪状、鉤状、または瘤状などを組み合わせた公知の各種のジッパーの係合部の形状にすることが可能である。図示された例では係合部225Aが雄型、係合部225Bが雌型であるが、逆であってもよい。また、図示された例では1対の係合部が配置されているが、複数対の係合部が配置されてもよい。ジッパーテープ220は、第1の実施形態のテープ120と同様に、例えばポリオレフィン系樹脂の押出成形によって形成され、材料には必要に応じて公知の添加剤、例えば安定剤、酸化防止剤、滑剤、帯電防止剤、または着色剤などが添加されてもよい。また、ジッパーテープ220の材料は、化石燃料由来の樹脂に限られず、環境に配慮したバイオプラスチックであってもよいし、化石燃料由来の樹脂とバイオプラスチックとの混合物を用いてもよい。バイオプラスチックとしては、例えばバイオポリエチレンが好ましい。
また、ジッパーテープ220は、上述したテープ120と同様に、ポリエチレンを主成分とする樹脂組成物でモノマテリアル化されてもよい。この場合、ジッパーテープ220の全体は、ポリエチレンを主成分とする樹脂組成物で形成される。ポリエチレンを主成分とする樹脂組成物でジッパーテープ220をモノマテリアル化することによってリサイクル性に優れる環境に配慮した構成が可能になる。また、ポリエチレンとしてバイオポリエチレンを用いることで、さらにリサイクル性に優れる環境に配慮した構成が可能になる。
第1の実施形態と同様に、第1部材220Aにおいて、厚肉部121A,121B、基部条片224Aおよび係合部225Aが第1の樹脂組成物で形成され、薄肉部122Aが第1の樹脂組成物とは異なる第2の樹脂組成物で形成されてもよい。同様に、第2部材220Bにおいて、厚肉部121C,121D、基部条片224Bおよび係合部225Bが第1の樹脂組成物で形成され、薄肉部122Bが第1の樹脂組成物とは異なる第2の樹脂組成物で形成されてもよい。
図8は、本発明の第2の実施形態に係るジッパーテープの例を示す断面図である。上記で図6および図7を参照して説明した例においてフィルム110に取り付けられていたジッパーテープ220は、フィルム110への取り付け前には独立して供給される。この場合、図示されているように、第1部材220Aと第2部材220Bとが、例えば基部条片224A,224Bの間が連結された状態で供給されてもよい。この場合も、連結部分を切り離し、または折り曲げることによって、ジッパーテープ220の第1部材220Aと第2部材220Bとを対向させることが可能である。つまり、本実施形態に係るジッパーテープ220は、必ずしも供給される時点で第1部材220Aと第2部材220Bとが対向していなくてもよく、第1部材220Aと第2部材220Bとを対向させることが可能であるように構成されていればよい。
図9は、本発明の第2の実施形態に係るジッパーテープ付き袋の他の例を示す断面図である。図9に示された例では、第1部材220Aおよび第2部材220Bのそれぞれで、ジッパー部分の基部条片224C,224Dが厚肉部121B,121Dと同じ厚さで形成される。本実施形態において、厚肉部121B,121Dは図9の例のように基部条片224C,224Dに連続的して形成されて形状的に区別されない部分であってもよいし、図7の例のように基部条片224A,224Bよりも厚く形成されて、基部条片224A,224Bに対して凸部を形成する部分であってもよい。なお、図7の例でも、薄肉部122A,122B(リブを除いた部分)は基部条片224A,224Bよりも薄く、第1部材220Aおよび第2部材220Bのそれぞれの中で最も薄い部分であることが好ましい。
なお、上記で説明した実施形態ではテープおよびジッパーテープの第1および第2部材の両方に第1および第2の厚肉部ならびに薄肉部が形成されたが、他の実施形態では第1部材または第2部材のいずれか一方のみに薄肉部が形成されてもよい。例えば、第1部材または第2部材のいずれか一方でテープまたはジッパーテープに取り付けられた切り裂き条片を用いて袋本体に開口を形成する場合、切り裂き条片が取り付けられる側の部分にのみ薄肉部が形成されてもよい。また、このような場合において、テープまたはジッパーテープの第1および第2部材は必ずしも全面的に対向しなくてもよく、少なくとも部分的に対向するように構成されていてもよい。
また、上記では容器本体が袋状の袋本体である例について説明したが、袋状以外の容器本体にテープまたはジッパーテープが接合されてテープ付き容器またはジッパーテープ付き容器が提供されてもよい。また、上記では第1の厚肉部、薄肉部および第2の厚肉部が連続して形成される例について説明したが、例えば厚肉部だけでなく薄肉部も容器本体の面に接合される場合は、第1の厚肉部と薄肉部との間、および薄肉部と第2の厚肉部との間の少なくともいずれかが分離され、テープまたはジッパーテープが複数の長尺状の部材の組み合わせとして提供されてもよい。
(テープ付き容器の製造方法)
次に、本発明の実施形態に係るテープ付き容器の製造方法について説明する。なお、以下では上記の第2の実施形態に係るジッパーテープ付き袋200の製造方法について説明するが、第1の実施形態に係るテープ付き袋100、および他の実施形態に係るテープ付き容器についても同様の方法で製造することが可能である。
図10は、本発明の実施形態に係るテープ付き容器の製造方法が実行される製袋装置を示す斜視図である。図10に示された例において、製袋装置600は、第1領域111Aおよび第2領域111Bを形成するフィルム110を供給するフィルム供給部610と、ジッパーテープ220を供給するテープ供給部620と、フィルム110にジッパーテープ220を接合するシールバー630と、フィルム110の第1領域111Aおよび第2領域111Bの間にボトムシール部113およびサイドシール部114を形成するシールバー641,642と、フィルム110を長手方向および幅方向にそれぞれ切断してジッパーテープ付き袋200を切り出す切断刃651,652とを含む。なお、シールバー630,641,642による接合には、ヒートシール、超音波による溶着、または接着剤を用いた接着などが用いられる。
ここで、フィルム供給部610は、フィルムロール611に巻回されたフィルム110を繰り出し、切断刃(図示せず)を用いて幅方向に切断することによって第1領域111Aおよび第2領域111Bを形成する2枚のフィルム110A,110Bにする。一方、テープ供給部620は、テープロール621に巻回されたジッパーテープ220を繰り出し、搬送ロール622などを用いて2枚のフィルム110A,110Bの間に供給する。このとき、ジッパーテープ220の第1部材220Aおよび第2部材220Bは、それぞれフィルム110A,110Bに対向させられる。
図11は、図10に示す製袋装置でジッパーテープを接合するシールバーの拡大断面図である。図示されるように、シールバー630A,630Bは、フィルム110A、ジッパーテープ220の第1部材220A、ガイドプレート633、第2部材220B、およびフィルム110Bがこの順で重ね合わされたものを外側から挟み込むことによって、ジッパーテープ220の第1部材220Aおよび第2部材220Bをそれぞれフィルム110A,110Bに接合する。このとき、ガイドプレート633は第1部材220Aおよび第2部材220Bの間に介挿され、第1部材220Aおよび第2部材220Bのそれぞれに対向するように配置される。図示された例において、シールバー630Aには、第1部材220Aの厚肉部121A,121Bおよび基部条片224Aをそれぞれガイドプレート633に向けて押圧するための凸部631A,631Bが形成される。さらに、シールバー630Aには、薄肉部122Aに対応する幅で凸部631Aからさらに突出する凸部632Aが形成される。
上記のようにシールバー630Aに凸部632Aを形成することによって、第1部材220Aの中で最も薄い部分である薄肉部122Aをより確実にシールバー630Aとガイドプレート633との間に挟み込み、フィルム110Aに接合することができる。凸部632Aを形成しない場合、例えば薄肉部122Aに頂部の高さが厚肉部121A,121Bと同程度になるようなリブを形成することによって薄肉部122Aをシールバー630Aとガイドプレート633との間に挟み込んでフィルム110Aに接合することが考えられる。ただし、フィルム110Aの配向などによって薄肉部122Aに斜めに切れる力が働いた場合は、高いリブが引き裂きの抵抗になる可能性がある。上記のような凸部632Aを含むシールバー630Aの構成によれば、薄肉部122Aに形成するリブを低くするか、またはリブを設けないことが可能になり、薄肉部122Aの引き裂きを円滑にすることができる。
図示された例ではシールバー630Bにも同様に、第2部材220Bの厚肉部121C,121Dおよび基部条片224Bをそれぞれガイドプレート633に向けて押圧するための凸部631C,631Dと、薄肉部122Bに対応する幅で凸部631Cからさらに突出する凸部632Bとが形成される。シールバー630Bに凸部632Bを形成することによって、第2部材220Bの中で最も薄い部分である薄肉部122Bをシールバー630Bとガイドプレート633との間に挟み込み、フィルム110Bにより確実に接合することができる。
図12は、本発明の実施形態に係るテープ付き容器の製造方法が実行される製袋装置の別の例を示す図である。図示された例では、図11の例のようにシールバー630A,630Bに凸部632A,632Bを形成する代わりに、ガイドプレート633に凸部634A,634Bが形成される。凸部634Aは、薄肉部122Aに対応する幅でガイドプレート633から第1部材220A側に突出する。凸部634Bは、薄肉部122Bに対応する幅でガイドプレート633から第2部材220B側に突出する。
上記のようにガイドプレート633に凸部634A,634Bを形成することによって、第1部材220Aの中で最も薄い部分である薄肉部122Aおよび第2部材220Bの中で最も薄い部分である薄肉部122Bをそれぞれシールバー630A,630Bとガイドプレート633との間に挟み込み、フィルム110A,110Bにより確実に接合することができる。これによって薄肉部122Aに形成するリブを低くするか、またはリブを設けないことが可能になり、薄肉部122Aの引き裂きを円滑にすることができる点は図11の例と同様である。
なお、図11および図12の例ではそれぞれシールバーの凸部632A,632Bまたはガイドプレートの凸部634A,634Bのいずれか一方のみが形成されているが、シールバーの凸部632A,632Bおよびガイドプレートの凸部634A,634Bの両方を形成してもよい。
図13は、本発明の実施形態に係るテープ付き容器の製造方法が実行される製袋装置のさらに別の例を示す図である。図示された例では、図10に示すシールバー630を用いてフィルム110A,110Bにジッパーテープ220の第1部材220Aおよび第2部材220Bをそれぞれ接合した後に、薄肉部122A,122Bに対応する幅のローラー635および受台636を用いて薄肉部122A,122Bをフィルム110A,110Bの外側から押圧する。これによって、薄肉部122Aはフィルム110Aに押し付けられ、薄肉部122Bはフィルム110Bに押し付けられる。このような工程を、例えばシールバー630による接合の直後であってフィルム110A,110Bと第1部材220Aおよび第2部材220Bのそれぞれとの界面の温度が高い状態で実施することによって、薄肉部122A,122Bをフィルム110A,110Bにより確実に接合することができる。これによって薄肉部122A,122Bに形成するリブを低くするか、またはリブを設けないことが可能になり、薄肉部122A,122Bの引き裂きを円滑にすることができる点は図11の例と同様である。なお、図13に示した例のような薄肉部122A,122Bを押圧する手段は、図11に示したようなシールバー、または図12に示したようなプレートのいずれかまたは両方と併用されてもよいし、これらとは別に用いられてもよい。
以上、添付図面を参照しながら本発明の好適な実施形態について詳細に説明したが、本発明はこれらの例に限定されない。本発明の属する技術の分野の当業者であれば、請求の範囲に記載された技術的思想の範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、これらについても、当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
100…テープ付き袋、110,110A,110B…フィルム、111A…第1領域、111B…第2領域、112…トップシール部、113…ボトムシール部、114…サイドシール部、115…ノッチ、120…テープ、120A…第1部材、120B…第2部材、121A,121B,121C,121D…厚肉部、122A,122B…薄肉部、123…接合層、200…ジッパーテープ付き袋、220…ジッパーテープ、220A…第1部材、220B…第2部材、224A,224B,224C,224D…基部条片、225A,225B…係合部、600…製袋装置、610…フィルム供給部、620…テープ供給部、630,630A,630B…シールバー、631A,631B,631C,631D,632A,632B…凸部、633…ガイドプレート、634A,634B…凸部、635…ローラー、636…受台、641,642…シールバー、651,652…切断刃。

Claims (18)

  1. 第1および第2の厚肉部と、前記第1および第2の厚肉部の間に形成される第1の薄肉部とを断面形状に含む長尺状の第1部材を備えるテープであって、
    前記第1部材の厚さ方向について、前記第1の薄肉部の第1面が前記第1および第2の厚肉部のそれぞれの第1面に揃えられているテープ。
  2. 前記第1の薄肉部の第1面に積層される接合層を備える、請求項1に記載のテープ。
  3. 前記第1および第2の厚肉部は第1の樹脂組成物で形成され、前記第1の薄肉部は前記第1の樹脂組成物とは異なる第2の樹脂組成物で形成される、請求項1または請求項2に記載のテープ。
  4. 少なくとも互いに対向する第1領域および第2領域を有する容器本体と、
    前記第1領域に前記第1部材が少なくとも部分的に接合される請求項1から請求項3のいずれか1項に記載のテープと
    を備えるテープ付き容器。
  5. 前記第1部材と、
    少なくとも部分的に前記第1部材に対向するように構成された長尺状の第2部材と
    を備える、請求項1から請求項3のいずれか1項に記載のテープ。
  6. 前記第1部材は、さらに第1の基部条片、および前記第1の基部条片から前記第1部材の厚さ方向に突出する第1の係合部を断面形状に含み、
    前記第1の基部条片は、前記第1部材の幅方向で前記第2の厚肉部に連続し、
    前記第1部材の厚さ方向について、前記第1および第2の厚肉部ならびに前記第1の薄肉部の第1面は前記第1の係合部とは反対側に位置し、
    前記第2部材は、第2の基部条片、および前記第2の基部条片から前記第2部材の厚さ方向に突出し、前記第1の係合部に係合可能な第2の係合部を断面形状に含み、
    ジッパーテープを構成する、請求項5に記載のテープ。
  7. 前記第2の厚肉部は、前記第1の基部条片よりも厚く形成される、請求項6に記載のテープ。
  8. 前記第2部材は、さらに第3および第4の厚肉部と、前記第3および第4の厚肉部の間に形成される第2の薄肉部とを断面形状に含み、
    前記第2の基部条片は、前記第2部材の幅方向で第4の厚肉部に連続し、
    前記第2部材の厚さ方向について、前記第2の係合部とは反対側に位置する前記第2の薄肉部の第1面が、前記第2の係合部とは反対側の前記第3および第4の厚肉部のそれぞれの第1面に揃えられ、
    前記第1の薄肉部と前記第2の薄肉部とは、前記第1の係合部と前記第2の係合部とが互いに係合したときに、互いに対向するように配置される、請求項6または請求項7に記載のテープ。
  9. 少なくとも互いに対向する第1領域および第2領域を有する容器本体と、
    前記第1領域に前記第1部材が少なくとも部分的に接合され、前記第2領域に前記第2部材が少なくとも部分的に接合される請求項5から請求項8のいずれか1項に記載のテープと
    を備えるテープ付き容器。
  10. 前記第1の薄肉部の第1面の少なくとも一部が前記第1領域に接合される、請求項4または請求項9に記載のテープ付き容器。
  11. 少なくとも互いに対向する第1領域および第2領域を有する容器本体と、
    第1および第2の厚肉部と、前記第1および第2の厚肉部の間に形成される第1の薄肉部とを断面形状に含む長尺状の第1部材を含むテープと
    を備え、
    前記第1の薄肉部の少なくとも一部が前記第1領域に接合されるテープ付き容器。
  12. 少なくとも互いに対向する第1領域および第2領域を有する容器本体と、
    第1および第2の厚肉部と、前記第1および第2の厚肉部の間に形成される第1の薄肉部とを断面形状に含む長尺状の第1部材、ならびに少なくとも部分的に前記第1部材に対向するように構成された長尺状の第2部材を含むテープと
    を備え、
    前記第1領域に前記第1部材が少なくとも部分的に接合され、前記第2領域に前記第2部材が少なくとも部分的に接合され、
    前記第1の薄肉部の少なくとも一部が前記第1領域に接合されるテープ付き容器。
  13. 前記容器本体は、袋状である、請求項4または請求項9から請求項12のいずれか1項に記載のテープ付き容器。
  14. 請求項4または請求項9から請求項13のいずれか1項に記載のテープ付き容器の製造方法であって、
    前記第1の薄肉部の幅に対応する凸部を含むシールバーを用いて前記第1の薄肉部の第1面を前記第1領域に接合する工程を含む、テープ付き容器の製造方法。
  15. 請求項4または請求項9から請求項13のいずれか1項に記載のテープ付き容器の製造方法であって、
    前記第1の薄肉部の幅に対応する凸部を含むプレートを前記第1部材に対向するように配置し、前記プレートとシールバーとの間に前記第1部材および前記第1領域を挟み込むことによって前記第1の薄肉部の第1面を前記第1領域に接合する工程を含む、テープ付き容器の製造方法。
  16. 請求項4または請求項9から請求項13のいずれか1項に記載のテープ付き容器の製造方法であって、前記第1領域に前記第1部材を接合する工程の後に、前記第1の薄肉部を前記第1領域に押し付ける工程を含む、テープ付き容器の製造方法。
  17. 請求項4または請求項9から請求項13のいずれか1項に記載のテープ付き容器の製造装置であって、
    1対のシールバーと、
    前記1対のシールバーの間に介挿されるプレートとを備え、
    前記1対のシールバーの少なくとも一方から前記プレートに向けて突出し、前記第1の薄肉部の幅に対応する第1の凸部、または前記プレートから前記1対のシールバーの少なくとも一方に向けて突出し、前記第1の薄肉部に前記第1の薄肉部の幅に対応する第2の凸部の少なくともいずれかをさらに備える、テープ付き容器の製造装置。
  18. 請求項4または請求項9から請求項13のいずれか1項に記載のテープ付き容器の製造装置であって、
    前記第1領域に前記第1部材をそれぞれ接合する接合手段と、
    前記接合手段の後段に配置され、前記第1の薄肉部を前記第1領域に押し付ける押し付け手段と
    を備える、テープ付き容器の製造装置。
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