JP2021080016A - テープ付き容器、テープ付き容器の製造方法およびテープ - Google Patents

テープ付き容器、テープ付き容器の製造方法およびテープ Download PDF

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【課題】引き裂きによる開封後の端部の形状を段違いにし、かつ引き裂き時の抵抗をより小さくする。【解決手段】少なくとも部分的に対向する第1面および第2面を有する容器本体と、第1面に接合される第1の部分、および第2面に接合される第2の部分を含むテープ部材とを備え、第1の部分は、テープ部材の長手方向に延びる第1の薄肉部と、テープ部材の長手方向端部に形成され、先端が第1の薄肉部に向けられた第1のテーパー部を有する第1の切り欠きとを含み、第2の部分は、テープ部材の長手方向に延び、第1の薄肉部に対向しない第2の薄肉部と、テープ部材の長手方向端部に形成され、先端が第2の薄肉部に向けられた第2のテーパー部を有する第2の切り欠きとを含むテープ付き容器が提供される。【選択図】図5A

Description

本発明は、テープ付き容器、テープ付き容器の製造方法およびテープに関する。
食品、薬品、医療品、雑貨等の各種物品を包装するための包装材として、袋の開口部に対して雄部材および雌部材より形成されて雌雄咬合する一対の帯状のジッパーテープを配設し、かかる咬合状態を開閉自在としたジッパーテープ付き包装袋が適用されている。このようなジッパーテープ付き包装袋は、ジッパーテープの上部がシールされることによって密封されており、開封するときは、包装袋の両側に形成された切欠き等を開始位置として、袋本体のフィルムを引き裂くようにして開封することができる。
このような技術の例として、特許文献1(例えば図10など)には、ジッパーテープの基部に設けられた薄肉部および厚肉部を用いて袋本体のフィルムの引き裂きを安定的に誘導する技術において、袋本体の両面にそれぞれ接合されるジッパーテープで異なる位置に薄肉部を設けることによって、フィルムを引き裂いた後のジッパーテープの端部が段違いになるようにし、袋本体から内容物を取り出す時にジッパーテープの端部に指などを掛けて開口を広げることが容易になる。
特開2011−104334号公報
しかしながら、上記の特許文献1に記載された技術の場合、薄肉部の引き裂きを開始するときの抵抗が大きく、開封が容易でなかったり、開封後のジッパーテープの端部が意図されたように段違いにならなかったりする場合があった。
そこで、本発明は、引き裂きによる開封後の端部の形状を段違いにし、かつ引き裂き時の抵抗をより小さくすることが可能なテープ付き容器、テープ付き容器の製造方法およびテープを提供することを目的とする。
[1]少なくとも部分的に対向する第1面および第2面を有する容器本体と、第1面に接合される第1の部分、および第2面に接合される第2の部分を含むテープ部材とを備え、第1の部分は、テープ部材の長手方向に延びる第1の薄肉部と、テープ部材の長手方向端部に形成され、先端が第1の薄肉部に向けられた第1のテーパー部を有する第1の切り欠きとを含み、第2の部分は、テープ部材の長手方向に延び、第1の薄肉部に対向しない第2の薄肉部と、テープ部材の長手方向端部に形成され、先端が第2の薄肉部に向けられた第2のテーパー部を有する第2の切り欠きとを含むテープ付き容器。
[2]テープ部材を長手方向および幅方向を含む平面で見た場合に、第1の切り欠きが第2の切り欠きに重複していない面積と、第2の切り欠きが第1の切り欠きに重複していない面積とは不均等である、[1]に記載のテープ付き容器。
[3]テープ部材の長手方向について第1のテーパー部の先端と第2のテーパー部の先端との間に位置ずれがある、[1]または[2]に記載のテープ付き容器。
[4]テープ部材は容器本体の端縁部に沿って延び、第2の薄肉部は第1の薄肉部よりも端縁部に近く、第2の部分は、第2の薄肉部と第1の薄肉部に対向する位置との間では第2面に接合されない、[1]から[3]のいずれか1項に記載のテープ付き容器。
[5]第2の部分は、テープ部材の幅方向について第2の薄肉部に対して端縁部とは反対側の任意の位置でテープ部材の長手方向に延びる第3の薄肉部をさらに含む、[4]に記載のテープ付き容器。
[6]テープ部材は容器本体の端縁部に沿って延び、第2の薄肉部は第1の薄肉部よりも端縁部に近く、テープ部材の長手方向端部から見て、第2のテーパー部の先端は、第1のテーパー部の先端よりも遠くに位置する、[1]から[5]のいずれか1項に記載のテープ付き容器。
[7]第2のテーパー部は、第1のテーパー部よりも長い、[1]から[6]のいずれか1項に記載のテープ付き容器。
[8]第1のテーパー部と第2のテーパー部とは、テープ部材の長手方向について重複しない、[1]から[7]のいずれか1項に記載のテープ付き容器。
[9]第1の部分は、第1の基部条片と、第1の基部条片から突出する第1の係合部とをさらに含み、第2の部分は、第2の基部条片と、第2の基部条片から突出し第1の係合部に係合可能な第2の係合部とをさらに含み、テープ部材はジッパーテープを構成する、[1]から[8]のいずれか1項に記載のテープ付き容器。
[10]容器本体は、袋状である、[1]から[9]のいずれか1項に記載のテープ付き容器。
[11][1]から[10]のいずれか1項に記載のテープ付き容器の製造方法であって、テープ部材の第1の部分および第2の部分にそれぞれ第1の切り欠きおよび第2の切り欠きに対応する貫通孔を形成する工程と、貫通孔が形成されたテープ部材を容器本体に接合する工程と、テープ部材が接合された容器本体に貫通孔を横断するシール部を形成する工程と、シール部に沿って容器本体を切断することによって貫通孔を第1の切り欠きおよび第2の切り欠きにする工程とを含むテープ付き容器の製造方法。
[12]少なくとも部分的に対向するように構成された第1の部分および第2の部分を含むテープであって、第1の部分は、テープの長手方向に延びる第1の薄肉部と、テープの長手方向に延び、それぞれの先端が第1の薄肉部に向けられた2つの第1のテーパー部を有する第1の貫通孔とを含み、第2の部分は、テープの長手方向に延び、第2の部分が第1の部分に対向したときに第1の薄肉部に対向しない第2の薄肉部と、テープの長手方向に延び、それぞれの先端が第2の薄肉部に向けられた2つの第2のテーパー部を有する第2の貫通孔とを含み、第1の貫通孔と第2の貫通孔とは、テープの長手方向について少なくとも部分的に重複して配置され、テープの長手方向について同じ側に向けられた第1のテーパー部の先端と第2のテーパー部の先端との間に位置ずれがあるテープ。
[13]第1の部分は、第1の基部条片と、第1の基部条片から突出する第1の係合部とをさらに含み、第2の部分は、第2の基部条片と、第2の基部条片から突出し第1の係合部に係合可能な第2の係合部とをさらに含み、テープは、ジッパーテープを構成する、[12]に記載のテープ。
上記の構成によれば、切り欠きのテーパー部の先端が薄肉部に向けられ、それぞれの先端から薄肉部の引き裂きが開始されるため、引き裂き時の抵抗をより小さくすることができる。
本発明の第1の実施形態に係るテープ付き袋の平面図である。 図1のII−II線断面図である。 図2の変形例を示す図である。 図2の変形例を示す図である。 テープ部材の長手方向端部に形成される切り欠きの例を示す図である。 テープ部材の長手方向端部に形成される切り欠きの例を示す図である。 テープ部材の長手方向端部に形成される切り欠きの例を示す図である。 テープ部材の長手方向端部に形成される切り欠きの例を示す図である。 本発明の第1の実施形態におけるテープ付き袋の製造方法の例について説明するための図である。 本発明の第1の実施形態に係るテープの例を示す平面図である。 本発明の第1の実施形態に係るテープの例を示す断面図である。 本発明の第2の実施形態に係るジッパーテープ付き袋の平面図である。 図8のIX−IX線断面図である。 図9の変形例を示す図である。
以下に添付図面を参照しながら、本発明の好適な実施形態について詳細に説明する。なお、本明細書および図面において、実質的に同一の機能構成を有する構成要素については、同一の符号を付することにより重複した説明を省略する。
(第1の実施形態)
図1は本発明の第1の実施形態に係るテープ付き袋の平面図であり、図2は図1のII−II線断面図である。図示されているように、テープ付き袋100は、フィルムによって形成され互いに対向する第1面111Aおよび第2面111Bを有する袋本体110と、袋本体110の第1面111Aに接合される第1の部分120A、および第2面111Bに接合される第2の部分120Bを含むテープ部材120とを備える。テープ部材120は、袋本体110の端縁部に形成されたトップシール部112に沿って延び、第1面111Aと第2面111Bとの間に形成される収納空間SPの一辺を画定する。
袋本体110は、例えば単層または多層の熱可塑性樹脂フィルムで形成される。熱可塑性樹脂は、具体的には低密度ポリエチレン(LDPE)、直鎖状低密度ポリエチレン(LLDPE)、またはポリプロピレン(PP)であってもよい。PPは、ホモポリプロピレン(HPP)、ランダムポリプロピレン(RPP)、またはブロックポリプロピレン(BPP)であってもよい。袋本体110が多層のフィルムで形成される場合、表基材に二軸延伸ポリプロピレン(OPP)、二軸延伸ポリエチレンテレフタレート(OPET)、または二軸延伸ナイロン(ONy)を用いてもよい。これらは、化石燃料由来の樹脂に限られず、環境に配慮したバイオプラスチックであってもよいし、化石燃料由来の樹脂とバイオプラスチックとの混合物を用いてもよい。また、袋本体110を形成するフィルムはアルミニウムなどの金属材料や、無機材料の層を含んでもよい。また、袋本体110には、任意の量のバイオプラスチックを含有した樹脂フィルムを用いることもできる。
なお、本実施形態では、2枚のフィルムが重ね合わされ、トップシール部112、ボトムシール部113およびサイドシール部114において互いに接合されることによって袋本体110を形成しているが、別の実施形態では、1枚のフィルムがサイドシール部114に対応する部分で折り返されることによって袋本体110を形成してもよい。また、袋本体110では、ボトムシール部113またはサイドシール部114に対応する部分でフィルムが内側に折り込まれた部分、いわゆるガセットが形成されてもよい。この場合、ガセットは、第1面111Aまたは第2面111Bと同じフィルムによって形成されてもよいし、これらとは異なるフィルムによって形成されてもよい。また、テープ付き袋100は、底部にガセットが形成されることによって立てて置くことが可能なスタンディングパウチであってもよい。
テープ部材120は、互いに対向する第1の部分120Aおよび第2の部分120Bを含む長尺状の部材である。第1の部分120Aは、厚肉部121Aおよび薄肉部122Aを含む。一方、第2の部分120Bは、厚肉部121B、薄肉部122B,122Cおよび中間部123Bを含む。薄肉部122A,122B,122Cは、いずれもテープ部材120の長手方向に延び、厚肉部121A,121Bおよび中間部123Bよりも薄く形成される。中間部123Bは、薄肉部122B,122Cの間に位置し、厚肉部121A,121Bよりも薄く形成される。後述するように薄肉部122Aに対向する位置にある薄肉部122Cと薄肉部122Bとの間にあたる中間部123Bにおいて、第2の部分120Bは袋本体110の第2面111Bに接合されない。
図示されているように、第2の部分120Bが第1の部分120Aに対向したときに、薄肉部122Bは薄肉部122Aに対向しない。薄肉部122A,122Bは、開封時にサイドシール部114に形成されたノッチ115を起点として袋本体110を引き裂く力が加えられたときに破断する。これによって、袋本体110の引き裂きが薄肉部122A,122Bのそれぞれに沿って誘導され、開封後のテープ部材120および袋本体110の端部が段違いになる。一方、図示された例において、薄肉部122Cは薄肉部122Aに対向する。薄肉部122Cは、薄肉部122A,122Bのそれぞれに沿って袋本体110が引き裂かれたときに屈曲する。これによって、薄肉部122Aが破断するときに対向する薄肉部122Cを支点にして袋本体110の第2面111Bに接合されていない中間部123Bが屈曲し、開封時の引き裂きの抵抗が低減される。他の例において、薄肉部122Cは、テープ部材120の幅方向について薄肉部122Bに対して袋本体110の端縁部とは反対側の任意の位置に形成されてもよい(なお、薄肉部122Bや第2の部分120Bの幅方向端部に連続して形成されることはない)。薄肉部122Cは、好ましくは、薄肉部122Aに対向する位置(図示された例における薄肉部122Cの位置)から、袋本体110の端縁部とは反対側の第2の部分120Bの端部までの間の任意の位置に設けられてもよい。
さらに、図3に示すように、テープ部材120の第2の部分120Bでは、薄肉部122Cに対して中間部123Bとは反対側の厚肉部121Cの一部にも、袋本体110の第2面111Bに接合されない非接合領域126が形成されてもよい。これにより、中間部123Bのみを非接合にする場合に比べて開封時の引き裂きの抵抗がさらに低減される。
また、図4に示すように、薄肉部122Aに対応する位置で、袋本体110の第1面111Aに切れ込み116が形成されてもよい。切れ込み116は、例えばレーザー加工などによって形成される。切れ込み116は、テープ部材120の長手方向に連続していてもよいし、ミシン目状に断続していてもよい。また、切れ込み116は、図示された例のように第1面111Aを構成するフィルムを貫通していてもよいし、あるいはフィルムを貫通していなくてもよい。具体的には、例えば、切れ込み116はフィルムの厚みの半分程度まで形成されてもよいし、フィルムが多層である場合には一部の層(例えば、3層のうちの2層)のみに形成されてもよい。上記のような切れ込み116を形成することにより、第1面111Aを構成するフィルムが伸びて切れにくくなるのを防止し、開封時の引き裂きの抵抗をさらに低減することができる。
上記のようなテープ部材120は、例えばポリオレフィン系樹脂の押出成形によって形成される。より具体的には、テープ部材120は、低密度ポリエチレン(LDPE)、直鎖状低密度ポリエチレン(LLDPE)、またはポリプロピレン(PP)で形成されてもよい。PPは、ホモポリプロピレン(HPP)、ランダムポリプロピレン(RPP)、またはブロックポリプロピレン(BPP)であってもよい。これらは、化石燃料由来の樹脂に限られず、環境に配慮したバイオプラスチックであってもよいし、化石燃料由来の樹脂とバイオプラスチックとの混合物を用いてもよい。テープ部材120の材料には、必要に応じて、公知の添加剤、例えば安定剤、酸化防止剤、滑剤、帯電防止剤、または着色剤などが添加されてもよい。
図5Aから図5Dは、図1および図2の例においてテープ部材の長手方向端部に形成される切り欠きの例を示す図である。図示された例において、テープ部材120の第1の部分120Aは、長手方向端部に形成される切り欠き125Aを含む。また、第2の部分120Bは、長手方向端部に形成される切り欠き125Bを含む。これらの切り欠き125A,125Bは、図1では切り欠き125として図示されている。切り欠き125Aは、第1の部分120Aの長手方向端部から延びる非テーパー部1251Aと、非テーパー部1251Aに続くテーパー部1252Aとを含む。テーパー部1252Aの先端1253Aは、第1の部分120Aに形成される薄肉部122Aに向けられる。切り欠き125Bは、第2の部分120Bの長手方向端部から延びる非テーパー部1251Bと、非テーパー部1251Bに続くテーパー部1252Bとを含む。テーパー部1252Bの先端1253Bは、第2の部分120Bに形成される薄肉部122Bに向けられる。
ここで、テーパー部1252A,1252Bは、切り欠き125A,125Bがテープ部材120の長手方向についてテーパー状、つまりテープ部材120の幅方向について徐々に寸法が小さくなるように形成された部分である。図示された例では、切り欠き125A,125Bの幅方向の一方の縁が長手方向に対して傾斜することによってテーパー部1252A,1252Bが形成されるが、切り欠き125A,125Bの少なくともいずれかで、幅方向の両方の縁が長手方向に対して傾斜することによってテーパー部が形成されてもよい。なお、テーパー部は、必ずしも直線的な形状で形成されなくてもよく、例えば円弧状などの曲率をもった部分を含んでもよい。また、図示された例では切り欠き125A,125Bがそれぞれ非テーパー部1251A,1251Bを含むが、切り欠き125A,125Bの少なくともいずれかが非テーパー部を含まず、切り欠き125A,125Bの全体がテーパー部であってもよい。
図示された例のように、テーパー部1252A,1252Bの先端1253A,1253Bには、R(曲率半径)をつけてもよい。Rをつけることで、加工時に先端の位置に多少のずれが生じても引き裂きを薄肉部に誘導することができる。Rは、例えば0.1mm以上1.0mm以下であり、好ましくは0.2mm以上0.7mm以下である。なお、テープ部材120では、必ずしも図1に示された例のように長手方向の両端部に切り欠き125が形成されなくてもよく、長手方向の一方の端部のみに切り欠き125が形成されてもよい。例えば、テープ部材120の長手方向の両端部に切り欠き125が形成される場合、テーパー部1252A,1252Aの寸法は、切り欠き125A,125Bのそれぞれの寸法(第1の部分120Aまたは第2の部分120Bの長手方向端部から先端1253A,1253Bまでの距離)の1/2以下が好ましく、1/3以下がより好ましい。この場合において、テープ部材120の長手方向の両端部のそれぞれにおけるテーパー部1252A,1252Aの寸法は同じでなくてもよい。一方、テープ部材120の長手方向の一方の端部のみに切り欠き125が形成される場合、テーパー部1252A,1252Aの寸法は、切り欠き125A,125Bのそれぞれの寸法の2/3以下が好ましく、1/2以下がより好ましく、1/3以下がさらに好ましい。
上記の例では、切り欠き125A,125Bの先端1253A,1253Bがそれぞれ薄肉部122A,122Bに向けられていることによって、ノッチ115を起点とした袋本体110の引き裂きを、第1面111A側では薄肉部122Aに沿って、第2面111B側では薄肉部122Bに沿って誘導することができる。薄肉部122Bは薄肉部122Aに対向しないため、上記のような引き裂きの誘導によって、開封後のテープ部材120および袋本体110の端部を段違いにすることができる。
ここで、図5Bから図5Dに示された例では、第1の部分120Aに形成される切り欠き125Aの先端1253Aと、第2の部分120Bに形成される切り欠き125Bの先端1253Bとの間に、テープ部材120の長手方向について位置ずれdがある。このように、先端1253A,1253Bの間に長手方向の位置ずれdがあることによって、先端1253A,1253Bから薄肉部122A,122Bのそれぞれの引き裂きが開始されるタイミングがずれ、引き裂き時に集中して大きな抵抗が生じることが防止される。従って、図5Bおよび図5Cの例では、テープ付き袋100の開封のための引き裂き時の抵抗をより小さくすることができる。なお、図5Aの例のように先端1253A,1253Bの間に長手方向の位置ずれがない場合も、先端1253A,1253Bから薄肉部122A,122Bのそれぞれの引き裂きが開始されるタイミングが同じになるため引き裂き時の抵抗が比較的大きくなるが、上述のような引き裂きの誘導は可能であり、例えばテープ部材120の材質や薄肉部122A,122Bの厚さによっては十分に実用的である。
なお、図5Bから図5Dに示された例では、テープ部材120の長手方向端部から見て、切り欠き125Bの先端1253Bは、切り欠き125Aの先端1253Aよりも遠くに位置する。ここで、先端1253Bが向けられる薄肉部122Bは、薄肉部122Aとの関係において、袋本体110の端縁部に近い側に位置する。切り欠き125Aの先端1253Aと切り欠き125Bの先端1253Bとの位置関係は逆であってもよいが、図示された例のように袋本体の端縁部に近い側の薄肉部に向けられた切り欠きの先端をテープ部材の長手方向端部から遠くすることによって、引き裂き時の抵抗をさらに小さくすることができる場合がある。
また、図5Bから図5Dに示された例において、テープ部材120を長手方向および幅方向を含む平面で見た場合に、切り欠き125Aが切り欠き125Bに重複していない面積と、切り欠き125Bが切り欠き125Aに重複していない面積とが不均等である。図5Cおよび図5Dの例では、切り欠き125Aは切り欠き125Bの非テーパー部1251Bに対向し、テーパー部1252Bには対向しない。つまり、図5Cおよび図5Dの例では、テーパー部1252Aとテーパー部1252Bとがテープ部材120の長手方向について重複せず、切り欠き125Aが切り欠き125Bに重複していない面積は0である。なお、図5Cの例と図5Dの例とは、テープ部材120の長手方向におけるテーパー部1252A,1252Aの寸法が同じであるか、それぞれ異なるかという点で相違する。
上記の図5Bから図5Dに示された例では、切り欠き125Aが切り欠き125Bに重複していない面積と切り欠き125Bが切り欠き125Aに重複していない面積とが不均等であることによって、例えば図5Aの例のようにそれぞれの切り欠きによる引き裂きの誘導が同じ力の大きさで互いに干渉することがなく、重複していない面積が小さい方の切り欠き(図示された例では切り欠き125A)の先端の薄肉部の引き裂きが優先して生じる。従って、テープ付き袋100の開封のための引き裂き時の抵抗が図5Aの例よりも小さくなる。
なお、本実施形態において、薄肉部122A,122Bは、隣接する部分、すなわち厚肉部121A,121Bおよび中間部123Bよりも薄肉であればよいが、袋本体110を引き裂く力によって容易に破断するように、例えば200μm以下の厚さで形成されてもよい。薄肉部122A,122Bの厚さは、150μm以下が好ましく、120μm以下がより好ましく、100μm以下がさらに好ましく、80μm以下が特に好ましい。厚さをこのような範囲とすることで、引張強度を低くすることができ、薄肉部をより容易に破断させることができる。薄肉部122A,122Bの厚さの下限値は特に限定されないが、通常10μmである。薄肉部122Cについては、破断するのではなく屈曲することが意図されているため、例えば薄肉部122A,122Bと同程度の厚さ、またはそれよりも大きい厚さで形成される。
一方、テープ部材120の幅方向における薄肉部122A,122Bの寸法は、通常10μm以上であり、好ましくは30μm以上である。上限は、通常3mmであり、好ましくは1mm以下である。この範囲とすることで、切り欠き125A,125Bの先端1253A,1253Bに形成されるR(曲率半径)の効果が得やすくなる。
なお、例えばテープ部材120を押出成形によって形成する場合、厚肉部121A,121Bまたは中間部123Bと薄肉部122A,122B,122Cとの間には厚さの移行部が形成される。この場合、薄肉部122A,122B,122Cは、両側の厚肉部121A,121Bまたは中間部123Bのうち薄い方よりも薄肉に形成された部分として特定される。従って、両側の厚肉部121A,121Bおよび中間部123Bの厚さが異なる場合、厚い方と薄肉部122A,122B,122Cとの間には厚肉部でも中間部でも薄肉部でもない部分(厚さの移行部)が存在しうる。また、上記のように薄肉部122A,122B,122Cの厚さが具体的に規定される場合、薄肉部122A,122B,122Cは厚さの規定を満たす部分として特定される。この場合、厚肉部121A,121Bおよび中間部123Bとの間にそれぞれ厚肉部でも中間部でも薄肉部でもない部分(厚さの移行部)が存在しうる。
一方、厚肉部121A,121Bは、隣接する薄肉部122A,122B,122Cよりも厚肉であればよいが、厚さが例えば200μm以上であることが好ましく、250μm以上であることがより好ましく、300μm以上であることがさらに好ましい。厚肉部121A,121Bの厚さを200μm以上とすることにより、引張強度が高くなり、開封時の力によって厚肉部121A,121Bが破断することを防止できる。また、厚肉部121A,121Bの厚さの上限値は特に限定されないが、通常700μmである。厚肉部121A,121Bの厚さを700μm以下とすることにより、溶融偏平化によるピンホールの発生を防止できる。
また、上述のように、袋本体110は2枚のフィルムを重ね合わせるか、または1枚のフィルムを折り返すことによって形成されるが、2枚のフィルムを重ね合わせる場合、第1面111Aを形成するフィルムと第2面111Bを形成するフィルムとの間で結晶が配向されている方向を調整することによって、ノッチ115を起点とする袋本体110の引き裂きが第1面111A側と第2面111B側とで異なる方向に向かうように誘導し、開封後の袋本体110の端部が段違いになり易くすることができる。同様に、1枚のフィルムを折り返す場合、第1面111Aと第2面111Bとの間の折り目がフィルムの結晶が配向されている方向に対して非平行かつ非直角になるように調整することによって、同様に開封後の袋本体110の端部が段違いになり易くすることができる。
図6は、本発明の第1の実施形態におけるテープ付き袋の製造方法の例について説明するための図である。図1に示されているように、本実施形態に係るテープ付き袋100では、テープ部材120の長手方向端部に、サイドシール部114に重複して切り欠き125が形成される。この切り欠き125は、例えば図6に示されるように、製袋機を用いてテープ付き袋100を連続的に製造するときに形成される。具体的には、長尺状のテープ部材120に、製造後の袋本体110の幅、つまりサイドシール部114の間隔と同じ間隔で切り欠き125(この時点では貫通孔)を形成する。その後、袋本体110にテープ部材120を接合し、さらに貫通孔を横断するサイドシール部114、トップシール部112およびボトムシール部113を形成する。テープ部材120が接合された袋本体110をサイドシール部114に沿って切断することによって、貫通孔が2つの切り欠き125になり、図1に示すようなテープ付き袋100が得られる。
図7Aおよび図7Bは、本発明の第1の実施形態に係るテープの例を示す平面図および断面図である。上記で図1および図2を参照して説明した例において袋本体110に取り付けられていたテープ部材120は、袋本体110への取り付け前にはテープとして独立して供給される。この場合、テープは、図示されているように、第1の部分120Aと第2の部分120Bとが任意の位置で連結された状態で供給されてもよい。この場合も、連結部分を切り離し、または折り曲げることによって、第1の部分120Aと第2の部分120Bとを対向させることが可能である。つまり、本実施形態に係るテープでは、必ずしも供給される時点で第1の部分120Aと第2の部分120Bとが現に対向していなくてもよく、第1の部分120Aと第2の部分120Bとが対向するように構成されていればよい。
上記のテープは、テープ部材120について説明したのと同様の厚肉部121A,121B、薄肉部122A,122B,122Cおよび中間部123Bを含む。さらに、テープは、切り欠き125A,125Bに対応する2つの貫通孔を含む。切り欠き125Aに対応する貫通孔は、テープの長手方向に延び、それぞれの先端が薄肉部122Aに向けられた2つのテーパー部を有する。切り欠き125Bに対応する貫通孔も、テープの長手方向に延び、それぞれの先端が薄肉部122Bに向けられた2つのテーパー部を有する。これらの貫通孔は、上述の通り、テープが袋本体110に取り付けられた後、シール部に沿って切断されることによって、切り欠き125A,125Bになる。従って、これらの貫通孔はテープの長手方向について少なくとも部分的に重複して配置され、テープの長手方向について、同じ側に向けられたそれぞれの貫通孔のテーパー部の先端は薄肉部に向けられる。なお、上記で図5Cに示した切り欠き125A,125Bの形状に対応する貫通孔が図示されているが、他の形状、例えば図5A、図5Bおよび図5Dに示したような形状の貫通孔も同様に形成される。また、図示された例では第1の部分120Aと第2の部分120Bとが切り離される前のテープに切り欠き125A,125Bに対応する2つの貫通孔が形成されているが、これらの貫通孔は切り離し後に形成されてもよい。
上記の例において、テープの第1の部分120Aと第2の部分120Bとの間の連結部分は最終的には切り離されるが、連結部分を切り離す工程はテープを袋本体110に取り付ける前に行われてもよく、またはテープを袋本体110に取り付けた後に行われてもよい。後者の場合、テープが袋本体110に取り付けられた時点では、テープが連結部分で折り曲げられることによって第1の部分120Aと第2の部分120Bとが対向している。この場合、第1の部分120Aと第2の部分120Bとを、互いに位置関係が固定された状態で対向させることができる。例えば上述した切り欠きに対応する貫通孔の形成まで第1の部分120Aと第2の部分120Bとが連結された状態を維持することによって、例えばテープ部材120の幅方向における切り欠き125A,125Bの位置合わせ精度を向上させることができる。
(第2の実施形態)
図8は、本発明の第2の実施形態に係るジッパーテープ付き袋の平面図であり、図9は図8のIX−IX線断面図である。図示されているように、テープ付き袋200は、上記の第1の実施形態と同様の袋本体110と、袋本体110の第1面111Aに接合される第1の部分220A、および第2面111Bに接合される第2の部分220Bを含むテープ部材220とを備える。テープ部材220は、第1面111Aと第2面111Bとの間に形成される収納空間SPの一辺を画定する。また、本実施形態では、以下で説明するようにテープ部材220がジッパーテープを構成する。
テープ部材220は、互いに対向する第1の部分120Aおよび第2の部分120Bを含む長尺状の部材である。第1の部分220Aおよび第2の部分220Bは、それぞれ、第1の実施形態と同様の厚肉部121A,121B、薄肉部122A,122B,122Cおよび中間部123Bを含む。本実施形態において、第1の部分220Aおよび第2の部分220Bは、それぞれジッパー部分を構成する基部条片224A,224Bおよび係合部225A,225Bをさらに含む。基部条片224Aは袋本体110の第1面111Aに接合され、係合部225Aは基部条片224Aから突出する。一方、基部条片224Bは第2面111Bに接合され、係合部225Bは基部条片224Bから突出し、係合部225Aに係合可能である。
なお、係合部225A,225Bの形状は、図示された例に限られず、爪状、鉤状、または瘤状などを組み合わせた公知の各種のジッパーの係合部の形状にすることが可能である。図示された例では係合部225Aが雄型、係合部225Bが雌型であるが、逆であってもよい。また、図示された例では1対の係合部が配置されているが、複数対の係合部が配置されてもよい。テープ部材220は、第1の実施形態のテープ部材120と同様に、例えばポリオレフィン系樹脂の押出成形によって形成され、材料には必要に応じて公知の添加剤、例えば安定剤、酸化防止剤、滑剤、帯電防止剤、または着色剤などが添加されてもよい。また、テープ部材220の材料は、化石燃料由来の樹脂に限られず、環境に配慮したバイオプラスチックであってもよいし、化石燃料由来の樹脂とバイオプラスチックとの混合物を用いてもよい。
上記以外のテープ部材220の構成、すなわち、厚肉部121A,121B、薄肉部122A,122B,122Cおよび中間部123Bは、上記の第1の実施形態と同様に構成される。従って、本実施形態でも、開封時の袋本体110の引き裂きが薄肉部122A,122Bのそれぞれに沿って誘導されることによって開封後のテープ部材220および袋本体110の端部が段違いになり、薄肉部122Cを支点にして中間部123Bが屈曲して引き裂きの抵抗が低減される。上記で図5Aから図5Cを参照して説明した切り欠き125A,125Bの構成例や、図6を参照して説明したテープ付き袋の製造方法、および図7Aおよび図7Bを参照して説明したテープを独立して供給する例は、本実施形態でも同様に適用される。なお、本実施形態の場合、テープはジッパーテープを構成する。
図10に示すように、本実施形態でも、第1の実施形態で図3を参照して説明したような非接合領域226が形成されてもよい。本実施形態の場合、テープ部材220の第2の部分120Bが、薄肉部122Cに対して中間部123Bとは反対側の厚肉部121Cに続いて基部条片224Bを含むため、図示された例のように非接合領域226は厚肉部121Cの全体を含み、基部条片224Bの一部に達していてもよい。また、第1の実施形態で図4を参照して説明したような第1面111Aの切れ込みについても、薄肉部122Aに対応する位置に、同様に形成することができる。
なお、上記で説明した実施形態ではテープ部材の第1および第2の部分がほぼ同じ幅で形成されて全面的に対向していたが、他の実施形態ではテープ部材の第1および第2の部分のいずれか一方の幅が他方よりも広く、それによって第1の部分と第2の部分とが部分的に対向するように構成されていてもよい。
また、上記では容器本体が袋状の袋本体である例について説明したが、袋状以外の容器本体にテープまたはジッパーテープが接合されてテープ付き容器またはジッパーテープ付き容器が提供されてもよい。また、上記では厚肉部、薄肉部および中間部が連続して形成される例について説明したが、これらの各部が少なくとも1カ所で分離され、テープ部材が複数の長尺状の部材の組み合わせとして提供されてもよい。
以上、添付図面を参照しながら本発明の好適な実施形態について詳細に説明したが、本発明はこれらの例に限定されない。本発明の属する技術の分野の当業者であれば、特許請求の範囲に記載された技術的思想の範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、これらについても、当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
100,200…テープ付き袋、110…袋本体、111A…第1面、111B…第2面、112…トップシール部、113…ボトムシール部、114…サイドシール部、115…ノッチ、120,220…テープ部材、120A,220A…第1の部分、120B,220B…第2の部分、121A,121B…厚肉部、122A,122B,122C…薄肉部、123B…中間部、125,125A,125B…切り欠き、200…テープ付き袋、224A,224B…基部条片、225A,225B…係合部、1251A,1251B…非テーパー部、1252A,1252B…テーパー部、1253A,1253B…先端、SP…収納空間、d…位置ずれ。

Claims (13)

  1. 少なくとも部分的に対向する第1面および第2面を有する容器本体と、
    前記第1面に接合される第1の部分、および前記第2面に接合される第2の部分を含むテープ部材と
    を備え、
    前記第1の部分は、
    前記テープ部材の長手方向に延びる第1の薄肉部と、
    前記テープ部材の長手方向端部に形成され、先端が前記第1の薄肉部に向けられた第1のテーパー部を有する第1の切り欠きと
    を含み、
    前記第2の部分は、
    前記テープ部材の長手方向に延び、前記第1の薄肉部に対向しない第2の薄肉部と、
    前記テープ部材の長手方向端部に形成され、先端が前記第2の薄肉部に向けられた第2のテーパー部を有する第2の切り欠きと
    を含むテープ付き容器。
  2. 前記テープ部材を長手方向および幅方向を含む平面で見た場合に、前記第1の切り欠きが前記第2の切り欠きに重複していない面積と、前記第2の切り欠きが前記第1の切り欠きに重複していない面積とは不均等である、請求項1に記載のテープ付き容器。
  3. 前記テープ部材の長手方向について前記第1のテーパー部の先端と前記第2のテーパー部の先端との間に位置ずれがある、請求項1または請求項2に記載のテープ付き容器。
  4. 前記テープ部材は前記容器本体の端縁部に沿って延び、
    前記第2の薄肉部は前記第1の薄肉部よりも前記端縁部に近く、
    前記第2の部分は、前記第2の薄肉部と前記第1の薄肉部に対向する位置との間では前記第2面に接合されない、請求項1から請求項3のいずれか1項に記載のテープ付き容器。
  5. 前記第2の部分は、前記テープ部材の幅方向について前記第2の薄肉部に対して前記端縁部とは反対側の任意の位置で前記テープ部材の長手方向に延びる第3の薄肉部をさらに含む、請求項4に記載のテープ付き容器。
  6. 前記テープ部材は前記容器本体の端縁部に沿って延び、
    前記第2の薄肉部は前記第1の薄肉部よりも前記端縁部に近く、
    前記テープ部材の長手方向端部から見て、前記第2のテーパー部の先端は、前記第1のテーパー部の先端よりも遠くに位置する、請求項1から請求項5のいずれか1項に記載のテープ付き容器。
  7. 前記第2のテーパー部は、前記第1のテーパー部よりも長い、請求項1から請求項6のいずれか1項に記載のテープ付き容器。
  8. 前記第1のテーパー部と前記第2のテーパー部とは、前記テープ部材の長手方向について重複しない、請求項1から請求項7のいずれか1項に記載のテープ付き容器。
  9. 前記第1の部分は、第1の基部条片と、前記第1の基部条片から突出する第1の係合部とをさらに含み、
    前記第2の部分は、第2の基部条片と、前記第2の基部条片から突出し前記第1の係合部に係合可能な第2の係合部とをさらに含み、
    前記テープ部材はジッパーテープを構成する、請求項1から請求項8のいずれか1項に記載のテープ付き容器。
  10. 前記容器本体は、袋状である、請求項1から請求項9のいずれか1項に記載のテープ付き容器。
  11. 請求項1から請求項10のいずれか1項に記載のテープ付き容器の製造方法であって、
    前記テープ部材の前記第1の部分および前記第2の部分にそれぞれ前記第1の切り欠きおよび前記第2の切り欠きに対応する貫通孔を形成する工程と、
    前記貫通孔が形成された前記テープ部材を前記容器本体に接合する工程と、
    前記テープ部材が接合された前記容器本体に前記貫通孔を横断するシール部を形成する工程と、
    前記シール部に沿って前記容器本体を切断することによって前記貫通孔を前記第1の切り欠きおよび前記第2の切り欠きにする工程と
    を含むテープ付き容器の製造方法。
  12. 少なくとも部分的に対向するように構成された第1の部分および第2の部分を含むテープであって、
    前記第1の部分は、
    前記テープの長手方向に延びる第1の薄肉部と、
    前記テープの長手方向に延び、それぞれの先端が前記第1の薄肉部に向けられた2つの第1のテーパー部を有する第1の貫通孔と
    を含み、
    前記第2の部分は、
    前記テープの長手方向に延び、前記第2の部分が前記第1の部分に対向したときに前記第1の薄肉部に対向しない第2の薄肉部と、
    前記テープの長手方向に延び、それぞれの先端が前記第2の薄肉部に向けられた2つの第2のテーパー部を有する第2の貫通孔と
    を含み、
    前記第1の貫通孔と前記第2の貫通孔とは、前記テープの長手方向について少なくとも部分的に重複して配置され、
    前記テープの長手方向について同じ側に向けられた前記第1のテーパー部の先端と前記第2のテーパー部の先端との間に位置ずれがあるテープ。
  13. 前記第1の部分は、第1の基部条片と、前記第1の基部条片から突出する第1の係合部とをさらに含み、
    前記第2の部分は、第2の基部条片と、前記第2の基部条片から突出し前記第1の係合部に係合可能な第2の係合部とをさらに含み、
    前記テープは、ジッパーテープを構成する、請求項12に記載のテープ。
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